JP2003103811A - 印刷装置、および印刷方法 - Google Patents
印刷装置、および印刷方法Info
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Abstract
ことができ、画像転写時に中間転写体と被転写体を良好
に剥離できる印刷装置、および印刷方法を提供すること
を課題とする。 【解決手段】印刷装置は、巻取軸によって巻き取られる
ことで所定方向に走行する中間転写リボン28を有す
る。中間転写リボン18は、基材フィルム28a上に、
印刷部で画像が印刷される転写層28bを有する。画像
が印刷された転写層28bの部分280は、ヒートロー
ラ26を通過することで加熱されて通帳1に転写され
る。転写後、転写層280は、剥離シャフト33の上流
側で停止され、充分に冷却された後、基材フィルム28
aから剥離される。
Description
帳等のIDカード類や冊子等の被転写体に情報を印刷す
る印刷装置、および印刷方法に関する。
C等が埋め込まれたものがあり、IC等の埋め込みによ
り、それら表面に生じる凹凸が表面への情報等を溶融印
刷する場合に良好な印刷ができない原因になっていた。
また、通帳への高画質な印刷を行う場合には、紙の繊維
などによる微小な凹凸が画質の低下の原因になってい
た。
く影響を受けない印刷技術が求められており、この印刷
技術の一つとして中間転写リボンを用いるものが知られ
ている。
部と転写部を備え、印刷部はサーマルヘッドとインクリ
ボンを有し、転写部はヒートローラとバックアップロー
ラを有している。
の印刷部でサーマルヘッドが画像情報に応じて発熱して
インクリボンのインクが溶融されることにより中間転写
リボンの表面に画像が形成される。この画像が形成され
た中間転写リボンは転写部のヒートローラとバックアッ
プローラとの間に送り込まれ、また、このとき、ヒート
ローラとバックアップローラとの間に被転写体が送り込
まれて中間転写リボンに対向配置される。この状態から
ヒートローラが回転されて中間転写リボン及び被転写体
がバックアップローラとヒートローラとの間で加圧およ
び加熱されて画像が被転写体の表面に転写される。
フィルムと、この基材フィルム上に塗布される転写層と
を有して構成され、転写部において被転写体に画像が転
写される際には、転写層が剥離することにより画像が転
写層とともに被転写体に転写される。
ヒートローラとバックアップローラとの間で加熱圧着さ
れた中間転写リボンと被転写体とを剥離する際、被転写
体のこしが弱いと、画像が印刷された転写層が基材フィ
ルムから良好に剥離されずに、転写層に接着した状態の
まま被転写体が中間転写リボンに引っ張られたり、被転
写体自体が破れたりする場合があった。このため、被転
写体として比較的こしの強い材質のものを使用する必要
があり、被転写体の選択の自由度が低く、コストが増大
する問題があった。
で、その目的は、被転写体の選択の自由度を高めること
ができ、画像転写時に中間転写体と被転写体を良好に剥
離できる印刷装置、および印刷方法を提供することにあ
る。
め、本発明の印刷装置は、中間転写体の転写層上に画像
を印刷する印刷部と、この印刷部にて画像が印刷された
中間転写体と被転写体とを加熱および加圧することによ
り、上記画像を上記転写層とともに被転写体に転写する
転写部と、この転写部を通過した中間転写体と被転写体
を密着状態のまま一時的に保留する保留部と、この保留
部で保留された中間転写体と被転写体を剥離する剥離機
構と、を備えている。
転写した被転写体を中間転写体に密着させたまま一時的
に保留し、その後、中間転写体と被転写体を剥離するた
め、被転写体の材質によらず中間転写体と被転写体を良
好に剥離できる。
送路を介して搬送する搬送機構と、表面に転写層を有す
るリボン状の中間転写体を巻き取る巻取軸を有し、該巻
取軸を回転させて上記中間転写体を巻き取ることで、該
中間転写体を上記搬送路に沿って走行させる走行機構
と、上記中間転写体の転写層上に画像を印刷する印刷部
と、上記搬送路を介して搬送される被転写体と上記印刷
部で画像が印刷され且つ上記走行機構によって走行され
る中間転写体とを加熱および加圧することにより、上記
画像を上記転写層とともに被転写体に転写する転写部
と、この転写部を通過した中間転写体と被転写体を密着
状態のまま一時的に停止させて保留する保留部と、上記
巻取軸に巻き取られた中間転写体の巻径を検出し、中間
転写体の走行速度が被転写体の搬送速度と同じになるよ
うに、上記巻径に応じて上記巻取軸の回転速度を制御す
る制御部と、この制御部による制御に基づいて走行され
る中間転写体の走行方向を上記保留部で一時的に保留さ
れた被転写体の搬送方向と異なる方向へ指向させて中間
転写体を被転写体から剥離する剥離機構と、を備えてい
る。
転写した被転写体を中間転写体に密着させたまま一時的
に保留し、その後、中間転写体と被転写体を剥離するた
め、被転写体の材質によらず中間転写体と被転写体を良
好に剥離できる。また、巻取軸に巻き取られた中間転写
体の巻径に基づいて巻取軸の回転速度を制御して、搬送
路を搬送される被転写体の搬送速度と中間転写体の走行
速度を同じにしたため、中間転写体と被転写体を剥離す
る際、両者の間に速度差を生じることがなく、せん断力
が生じて不具合を生じることがない。
写体の転写層上に画像を印刷し、画像が印刷された転写
層を被転写体に対して加熱および加圧することで、上記
画像を転写層とともに被転写体に転写し、画像が転写さ
れた被転写体と中間転写体を密着状態のまま一時的に保
留し、保留した中間転写体と被転写体を剥離する。
明の実施の形態について詳細に説明する。
に所持者の氏名・住所等の情報や写真を印刷する印刷装
置20を組み込んだ通帳印刷システム10(以下、単に
システム10と称する)を示してある。
帳1を積層状態で収容し、システム10内に一通ずつ取
込む通帳取り込み部12、およびこの通帳取込部12か
ら図1中右方に延びた搬送路11を有している。搬送路
11上には通帳取込部12から取込まれた通帳1を正逆
両方向に搬送するための複数の搬送ローラ対13…(搬
送機構)が配設されている。以下の説明では、通帳取込
部12から後述する印刷装置20に向う図1中右方向を
正方向とし、反対方向を逆方向とする。
帳1の開かれたページを検知するためのページ検知セン
サ14およびページめくり機構15を有するページめく
り部16、ページめくり部16にて所定のページが開か
れた通帳1に対して所定の情報を印刷するこの発明の印
刷装置20を備えた画像形成部、および所望するページ
に情報を印刷した通帳1を排出する通帳排出部を有す
る。
たページの画像を検出し、その画像データを後述する制
御部へ送る。制御部50では、この画像データに基づい
て、当該ページの所定位置に付与された図示しないバー
コードから通帳1の開かれたページを認識する。
方に配設されたバックアッププレート17、搬送路11
の上方に配設されためくりローラ18、およびバックア
ッププレート17の揺動の中心に設けられた支点19a
を中心に揺動自在であるとともに、その揺動の先端にめ
くりローラ18を回動自在に取付けた揺動軸19を有し
ている。揺動軸19が図1中破線で示す位置に図示しな
いモータによって揺動されると、めくりローラ18が揺
動されるとともにバックアッププレート17がそれに連
動して揺動される。また、めくりローラ18は、図示し
ないモータによって時計回り或いは反時計回り方向に回
転可能となっている。
のページをめくる場合、まず、通帳1をページめくり機
構15内の所定位置まで搬送して停止させ、例えば図1
中破線で示すように揺動軸19を図中左方向へ揺動して
めくりローラ18を通帳1の上に押し当てる。このと
き、揺動軸19の揺動にともない、バックアッププレー
ト17も揺動され、傾いたバックアッププレート17に
よって通帳1の背面が上方へ押し上げられる。
ージに押し当てられためくりローラ18を回転し、通帳
1の最上端のページのめくり動作を開始する。このめく
り動作によって当該ページがせり上がるように膨らみ、
ある程度めくられたところでめくりローラ18を停止す
る。さらに、この状態から揺動軸19を図中実線で示す
位置に戻した後、めくりローラ18を再度回転し、当該
ページをめくりローラ18上に完全にめくり上げる。
上にめくり上げたページを完全に開くとともに、開いた
ページの画像データをページ検知センサ14を介して検
出し、バーコードを読取って開いたページを確認する。
これにより、通帳1の所望するページを自動的に開くこ
とができるとともに開いたページを認識できる。このよ
うにして所望するページが開かれた通帳1は、後述する
印刷装置20へ搬送されて所定の情報が所望するページ
に印刷される。
と逆に動作させることにより、通帳1のページを逆方向
にも開くこともできる。
である。
刷部3の下方に設けられた転写・剥離部4と、を有す
る。
のサーマルヘッド5にはプラテンローラ6が対向配置さ
れている。サーマルヘッド5とプラテンローラ6との間
には例えばY(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン),Bk(クロ)各色の溶融インクをダングラに塗工
した画像リボン7が介在されている。画像リボン7はそ
の一端部が送出軸8に巻き付けられ、他端部が巻取軸9
に巻き付けられている。画像リボン7の中途部はガイド
部材21、22に掛け渡されている。
のみのリボンでも良く、また、紫外線によって発光する
蛍光顔料インク、さらに、光沢面を持つ印刷用の金属薄
膜(アルミ蒸着)層、或いは、印刷用のホログラム層等
の機能を有するリボン材料であっても良い。
ヒートローラ26を備え、このヒートローラ26の下方
にバックアップローラ27が対向位置されている。ヒー
トローラ26は、内部にヒータ26aを有し、その外周
の一部が略平面状にされた断面D形状に形成されてい
る。ヒートローラ26の残りの湾曲した外周部分26B
の長さは、通帳1の搬送方向に沿った画像転写エリアの
長さと略同じ長さになっている。画像転写エリアとは、
通帳1のページ内で画像を形成可能なエリアを指す。
ラ27との間には中間転写体としての中間転写リボン2
8が介在されている。中間転写リボン28は、ポリエス
テル素材からなる長尺の基材フィルムを有し、この基材
フィルムの表面には、フェノキシ系樹脂からなる剥離層
を介して、ポリエステル系樹脂からなる転写層が順に塗
布されている。転写層には上述した印刷部3を介して画
像が印刷される。転写層は、印刷された画像を通帳1の
所定の頁に転写するため、基材フィルムから剥離されて
画像とともに通帳1に転写されるようになっている。
ム層や紫外線によって発光する蛍光発色層などの機能層
を設けることにより、通帳1への画像転写に基づきこれ
らの機能層も転写することが可能である。
くに設けられた送出軸30に巻き付けられ、他端側は転
写・剥離部4近くに設けられた巻取軸31に巻き付けら
れている。中間転写リボン28の中途部は、プラテンロ
ーラ6、ガイドシャフト32a〜32d、剥離シャフト
33(剥離部材)、およびリボンテンショナー34に掛
け渡されている。つまり、中間転写リボン28は、図2
中矢印方向に常時付勢されるリボンテンショナー34に
よって所定の張力が与えられており、印刷部3におい
て、プラテンローラ6の外周と画像リボン7との間に介
在されている。また、中間転写リボン28は、2組の搬
送ローラ対13、13間において、搬送路11の上方に
離間して平行に延びている。
は、その略平らにカットされたカット面26Aを中間転
写リボン28を介して搬送路11に対し並行に対向させ
ている(図2に示す姿勢)。これにより、ヒートローラ
26とバックアップローラ27との間には隙間が形成さ
れている。このとき、中間転写リボン28はヒートロー
ラ26とバックアップローラ27に接触しないととも
に、印刷開始時に進入してくる通帳1の表面にも接触し
ない位置に配置されることが望ましい。
すなわち通帳1の搬送方向下流側には、搬送路11を介
して搬送される通帳1を中間転写リボン28とともに挟
持して密着状態で保持するための一対の保持ローラ3
5、36(保持機構)が設けられている。搬送路11の
下方に設けられた保持ローラ35は、搬送路11の上方
に設けられた保持ローラ36に対して離接可能に設けら
れている。保持ローラ35、36は、通帳1および中間
転写リボン28の走行に伴って従動回転され、或いは図
示しないトルクリミッタを介して従動回転される。
ニップ後には、搬送路11を介して搬送される通帳1の
画像転写エリアに転写された転写層の温度を検知するた
めの放射温度センサ38(検知手段)が配設されてい
る。放射温度センサ38は、通帳1および中間転写リボ
ン28に対して非接触で温度を検知する。
離シャフト33は、ヒートローラ26とバックアップロ
ーラ27との間の転写領域を通過した通帳1に転写され
ている転写層の搬送方向に沿った長さ(図5中t)を少
なくとも超える距離(図5中T)だけ離れた位置に配置
されている。簡単には、剥離シャフト33は、転写領域
を通過した通帳1に転写された転写層を剥離シャフト3
3の上流側で一時的に停止させて保留できる位置に配置
されている。尚、転写領域より搬送方向下流側で剥離シ
ャフト33より上流側のスペースは、本発明の保留部と
して機能する。
巻取軸31には、トルクリミッタ40、および2つの互
いに歯合したギア41、42を介して、パルスモータ4
3が接続されている。また、巻取軸31の他端側には、
カップリング44を介して、巻取軸31の実際の回転速
度を検出するためのロータリーエンコーダ45が取り付
けられている。
に適度な張力を与えるため、中間転写リボン28の走行
速度が印刷部3の画像リボン7の走行速度および搬送路
11を搬送される通帳1の搬送速度より速くなるような
速度で巻取軸31を回転させようとする。しかし、中間
転写リボン28は、トルクリミッタ40の作用によっ
て、通帳1の搬送速度と同じ速度で走行される。一方、
中間転写リボン28を一定速度で走行させる場合、巻取
軸31の回転速度は、巻取軸31に巻き取られた中間転
写リボン28の巻径に応じて変化される。言い換える
と、巻取軸31の実際の回転速度をロータリーエンコー
ダ45で検出することで、巻取軸31に巻回された中間
転写リボン28の巻径を測定できる。
置20を含むシステム10の動作を制御する制御系のブ
ロック図を示してある。
通帳取り込み部12、およびページめくり部16の各構
成要素が接続されている。また、制御部50には、搬送
路11を介して通帳1を搬送させるための複数の搬送ロ
ーラ対13を正逆両方向に回転させるためのステッピン
グモータ51が接続されている。
ボン7を巻き取る巻取軸9を回転させるためのパルスモ
ータ52、中間転写リボン28を送り出す送出軸30を
送り出し方向と逆の巻き取り方向に回転させるためのパ
ルスモータ53、および中間転写リボン28を巻き取る
巻取軸31を回転させるためのパルスモータ43が接続
されている。
マルヘッド5、ヒートローラ26を回転させるためのス
テッピングモータ55、中間転写リボン28の巻取軸3
1に取り付けられたロータリーエンコーダ45、保持ロ
ーラ35を保持ローラ36に対して離接させるための離
接機構56、および放射温度センサ38が接続されてい
る。
転させるためのパルスモータ54は、巻取軸31ととも
に本発明の走行機構として機能する。また、このパルス
モータ54は、上述した剥離シャフト33、巻取軸3
1、複数の搬送ローラ対13、およびステッピングモー
タ51とともに、本発明の剥離機構として機能する。
主に、図2および図5を参照して説明する。
26のカット面26Aが搬送路11に対向する姿勢にヒ
ートローラ26が設定され、保持ローラ35が保持ロー
ラ36から離間されている。また、ヒートローラ26
は、ヒータ26aに通電することにより、所定温度(本
実施の形態では150℃)まで昇温されている。
ン28がサーマルヘッド5によってプラテンローラ6に
押し当てられ、プラテンローラ6が所定の速度で回転さ
れて中間転写リボン28および画像リボン7が走行さ
れ、サーマルヘッド5によって中間転写リボン28の転
写層28b上に画像が印刷される。これと同時に画像リ
ボン7の巻取軸9と中間転写リボン28の巻取軸31が
回転され、プラテンローラ6によって搬送された画像リ
ボン7と中間転写リボン28を巻き取る。印刷された画
像は、中間転写リボン28の走行によって、ヒートロー
ラ26とバックアップローラ27との間の転写領域へ搬
送されて所定の転写位置で停止される。
1はプラテンローラ6による走行速度より速い走行速度
になるような回転速度で回転されているが、実際はトル
クリミッタ40の作用によりプラテンローラ6による走
行速度で回転する。この制御部50にて、この中間転写
リボン28の巻取軸31の実際の回転速度がロータリー
エンコーダ40を介して検出され、巻取軸31に巻き取
られている中間転写リボン28の巻径が検出される。
送路11を介して搬送され、画像を形成するページの先
端がヒートローラ26の真下に配置された状態で停止さ
れる。この後、保持ローラ35が保持ローラ36に向け
て上昇されて図中実線で示す位置に設定される。そし
て、ヒートローラ26が回転されると同時に、搬送ロー
ラ対13が回転され、ヒートローラ26の湾曲した外周
部分26Bが、画像が印刷された中間転写リボン28を
介して、通帳1に押し当てられる。このとき、巻取軸3
1が予め検出した巻径に基づく回転速度で回転され、中
間転写リボン28が通帳1の搬送速度と同じ速度で走行
される。
れて通帳1に押圧され、画像が印刷された転写層28b
の部分280が画像とともに通帳1に転写される。画像
転写直後の状態を図5に示す。画像転写後、巻取軸31
の回転が停止されて中間転写リボン28が停止され、同
時に、搬送ローラ対13の回転が停止されて通帳1が停
止される。この状態で、通帳1および中間転写リボン2
8は、一対の保持ローラ35、36によって挟持されて
密着されている。尚、ヒートローラ26は、次回の処理
に備えてカット面26Aが搬送路11に対面する姿勢に
回転されて停止される。
ップローラ27が対向した転写部から剥離シャフト33
までの距離Tが、通帳1に転写された転写層280の搬
送方向に沿った長さtより少なくとも長くなる位置に剥
離シャフト33が配置されているため、通帳1に転写さ
れた転写層280は剥離シャフト33より搬送方向上流
側の搬送路11上で停止されることになる。
層280の温度が監視され、予め設定した温度(本実施
の形態では50℃)まで転写層280が冷却されたこと
を条件に、通帳1の搬送が再開されるとともに、中間転
写リボン28の走行が再開される。このとき、巻取軸3
1が中間転写リボンの巻径に基づく回転速度で回転さ
れ、中間転写リボン28の走行速度が通帳1の搬送速度
と同じにされる。
の位置で通帳1の搬送方向とは異なる方向に指向され
る。これにより、中間転写リボン28と通帳1とが分離
され、通帳1に転写された画像を含む転写層280と中
間転写リボンの基材フィルム28aとが剥離される。
8の送出軸30がリボンを巻き取る方向(逆方向)に回
転され、中間転写リボン28が所定距離だけ巻き取られ
る。つまり、剥離シャフト33で通帳1から分離された
中間転写リボン28は、剥離によって基材フィルム28
aから転写層28bが無くなった部分より上流側の部分
は使用可能なため、この部分がサーマルヘッド5に対向
する位置まで中間転写リボン28が巻き取られる。
リボン28と通帳1とを剥離させるための剥離シャフト
33をヒートローラ26より下流側に十分に離間させて
配置したため、画像転写後の目的画像を含む転写層28
0を剥離シャフト33の上流側で停止させて保留するこ
とができる。これにより、転写層280を通帳1に転写
した直後に中間転写リボン28と通帳1を剥離すること
がなくなり、転写層280を十分に冷却してから剥離す
ることができる。
てから中間転写リボン28と通帳1とを剥離すると、転
写層280を基材フィルム28aから良好に剥離するこ
とができ、転写層280に接着した通帳1が中間転写リ
ボン28によって引っ張られたり、通帳1が破けたりす
るといった不具合を防止できる。また、中間転写リボン
28と通帳1を良好に剥離できることから、通帳1の材
質の選択の自由度を増すことができ、比較的こしの弱い
紙を用いることができる。
の巻取軸31の実際の回転速度を検出することで巻取軸
31に巻き取られている中間転写リボンの巻径を検出
し、この巻径に基づいて巻取軸31の回転速度を制御す
るようにした。このため、巻取軸31に巻き取られた中
間転写リボン28の巻径が変化しても、中間転写リボン
28の走行速度が常に同じ速度になるように、中間転写
リボン28を巻き取ることができる。これにより、中間
転写リボン28と通帳1を剥離する際、中間転写リボン
28の走行速度を通帳1の搬送速度と同じに制御でき、
両者間の速度差に起因した不所望なせん段力を生じるこ
とがなく、中間転写リボン28を通帳1から良好に剥離
できる。
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
置は、上記のような構成および作用を有しているので、
被転写体の選択の自由度を高めることができ、画像転写
時に中間転写と被転写体を良好に剥離できる。
通帳印刷システムを示す概略図。
を示す概略図。
の巻取軸の駆動構造を概略的に示す図。
ブロック図。
るための図。
ルヘッド、7…画像リボン、9…巻取軸、11…搬送
路、12…通帳取り込み部、13…搬送ローラ対、16
…ページめくり部、20…印刷装置、26…ヒートロー
ラ、27…バックアップローラ、28…中間転写リボ
ン、28a…基材フィルム、28b、280…転写層、
31…巻取軸、33…剥離シャフト、35、36…保持
ローラ、38…放射温度センサ、40…トルクリミッ
タ、43…パルスモータ、45…ロータリーエンコー
ダ。
Claims (9)
- 【請求項1】 中間転写体の転写層上に画像を印刷する
印刷部と、 この印刷部にて画像が印刷された中間転写体と被転写体
とを加熱および加圧することにより、上記画像を上記転
写層とともに被転写体に転写する転写部と、 この転写部を通過した中間転写体と被転写体を密着状態
のまま一時的に保留する保留部と、 この保留部で保留された中間転写体と被転写体を剥離す
る剥離機構と、 を備えていることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】 上記剥離機構は、被転写体に転写された
転写層の長さを超える距離で上記転写部から離間した位
置に、密着状態の中間転写体と被転写体とから中間転写
体を剥離するための剥離部材を備えていることを特徴と
する請求項1に記載の印刷装置。 - 【請求項3】 上記保留部には、保留部に保留されてい
る被転写体に転写されている転写層の温度を検知する検
知手段をさらに有し、 上記剥離機構は、上記検知手段で検知した温度が所定温
度を下回ったことを条件に、中間転写体と被転写体を剥
離することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 【請求項4】 被転写体を搬送路を介して搬送する搬送
機構と、 表面に転写層を有するリボン状の中間転写体を巻き取る
巻取軸を有し、該巻取軸を回転させて上記中間転写体を
巻き取ることで、該中間転写体を上記搬送路に沿って走
行させる走行機構と、 上記中間転写体の転写層上に画像を印刷する印刷部と、 上記搬送路を介して搬送される被転写体と上記印刷部で
画像が印刷され且つ上記走行機構によって走行される中
間転写体とを加熱および加圧することにより、上記画像
を上記転写層とともに被転写体に転写する転写部と、 この転写部を通過した中間転写体と被転写体を密着状態
のまま一時的に停止させて保留する保留部と、 上記巻取軸に巻き取られた中間転写体の巻径を検出し、
中間転写体の走行速度が被転写体の搬送速度と同じにな
るように、上記巻径に応じて上記巻取軸の回転速度を制
御する制御部と、 この制御部による制御に基づいて走行される中間転写体
の走行方向を上記保留部で一時的に保留された被転写体
の搬送方向と異なる方向へ指向させて中間転写体を被転
写体から剥離する剥離機構と、 を備えていることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項5】 上記剥離機構は、被転写体に転写された
転写層の長さを超える距離で上記転写部から離間した位
置に、中間転写体の走行方向と被転写体の搬送方向とを
異ならせるための剥離部材を備えていることを特徴とす
る請求項4に記載の印刷装置。 - 【請求項6】 上記保留部は、中間転写体と被転写体を
密着状態に保持せしめるための一対の保持ローラを備え
ていることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。 - 【請求項7】 上記保留部には、保留部に保留されてい
る被転写体に転写されている転写層の温度を検知する検
知手段をさらに有し、 上記剥離機構は、上記検知手段で検知した温度が所定温
度を下回ったことを条件に、中間転写体と被転写体を剥
離することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。 - 【請求項8】 中間転写体の転写層上に画像を印刷し、 画像が印刷された転写層を被転写体に対して加熱および
加圧することで、上記画像を転写層とともに被転写体に
転写し、 画像が転写された被転写体と中間転写体を密着状態のま
ま一時的に保留し、 保留した中間転写体と被転写体を剥離することを特徴と
する印刷方法。 - 【請求項9】 上記保留中の被転写体に転写されている
転写層の温度を検知手段で検知し、 該転写層の温度が所定温度を下回ったことを検知したの
に基づき、中間転写体と被転写体を剥離することを特徴
とする請求項8に記載の印刷方法。
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