JP2003102590A - 軽量寝具 - Google Patents

軽量寝具

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JP2003102590A
JP2003102590A JP2001335695A JP2001335695A JP2003102590A JP 2003102590 A JP2003102590 A JP 2003102590A JP 2001335695 A JP2001335695 A JP 2001335695A JP 2001335695 A JP2001335695 A JP 2001335695A JP 2003102590 A JP2003102590 A JP 2003102590A
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JP
Japan
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fine particles
liquid
specific gravity
lightweight
bag body
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Application number
JP2001335695A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Iizuka
晴彦 飯塚
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PANATEKKU KK
Original Assignee
PANATEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の水マットや水ベッドで用いる軽量擬
似液体において、長期間経過した場合、上部に流動性が
極めて悪い層が生じるという問題点を解決することので
きる、液体の軽量化技術を提供することを目的とする。 【構成】 袋体と、前記袋体を納めるケース体と前記
袋体の内部に納められた基本液体および比重が前記基本
液体より小さい粒径100μm以下の第1の微小粒体と
粒径が100μm以上で、第1の微小粒体と比重が同等
もしくは小さい第2の微小粒体で構成される軽量擬似液
体とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋体の中に水やシリコ
ンオイルなどの基本液体を充填したマットやベッドにつ
いて、その重さを軽くする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液体を軽量化する技術では、例え
ば特開平2−57212にあるセラミック製のビーズ状
部材を単に液体の中に混入させる方法が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら従来の
方法では、たとえばセラミック製のビーズ状部材の粒径
が100μmより大きい場合は、前記部材の凝集は生じ
ないものの、浮力によりビーズ状部材が浮き上がり、た
とえば水と油を混ぜたように上層部はビーズ状部材、下
層部は液体というように完全に分離してしまうため、上
層部では下層部のような流動性は得られなかった。この
ため、例えばベッドに用いた場合には、仰臥する人に近
いところはビーズ状部材となるため流動性が悪く、ま
た、ビーズ状部材が偏って集まることがあるため、水ベ
ッドの特長である人の体に沿った形で支える性能が大き
く低下するという問題があった。さらにビーズ状部材同
士のこすれによるザラザラという音が発生したり、仰臥
する人がビーズによる異物感を感じるという問題点があ
った。また、これらの問題点を改善するため粒径の小さ
な数十μmの径を持つ微小粒体、例えば球状中空ガラス
を用いる方法があるが、使用当初は球状中空ガラス相互
の間に水が介在することにより、摩擦が少なく音も発生
せず、また良好な流動性を示すが、水の中に入れた球状
中空ガラスが次第に凝集し、しかも基本液体よりも軽い
ため長期間経過すると上部は球状中空ガラスの凝集体と
なり、下部の基本液体と完全に分離し、球状中空ガラス
の凝集体はほとんど水を含まないため非常に硬い構造物
となり、板の上に仰臥するのと同様に体圧分散が非常に
悪くなるという問題点があった。
【0004】本発明は、従来の水マットや水ベッドで用
いる軽量擬似液体において長期間経過後、上部に流動性
が極めて悪い層が生じるという上記の問題点を解決する
ことのできる、液体の軽量化技術を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明では、袋体と、
前記袋体を納めるケース体と前記袋体の内部に納められ
た水やシリコンオイルといった基本液体、および比重が
前記基本液体より小さい100μm以下の粒径を持つ第
1の微小粒体と粒径が100μm以上で、第1の微小粒
体と比重が同等もしくは小さい第2の微小粒体とを設け
ることによって従来の軽量擬似液体の上記問題点を解決
するものである。
【0006】
【作用】 請求項1の構成により、基本液体と、前記基
本液体より比重の小さい第1の微小粒体と、前記第1の
微小粒体と比重が同等若しくはより小さく粒径が数10
0μm以上で凝集しにくい第2の微小粒体が混在するた
め第1の微小粒体は凝集し難くなり良好な流動性を長期
間保つことができる。また第2の微小粒体の間にも第1
の微小粒体が介在するため、第2の微小粒体同士の擦れ
によるザラザラという音も発生しなくなり、流動性も第
2の微小粒体のみの場合と比較すると各段に向上させる
ことができる。請求項2の構成すなわち、球状中空ガラ
スを10μm以上100μm以下にすることにより、比
重を基本液体以下にでき、しかも十分な強度を持ったも
のが実現可能となる。さらに発泡スチレンは発泡の度合
いを調整することにより得られた粒径が数100μmで
比重が球状中空ガラスと同等もしくは0.2以内小さい
値にすることにより、前記第1の微小粒体と前記第2の
微小粒体が分離しにくくなり、寝具として用いる実用上
では、常に両者の混在状態を保つことができる。
【0007】
【実施例】 以下に実施例を説明する。図1、2は従来
例を示す。水マットの長手軸と直角の断面を表す。図1
に示すように最初に袋体1の中に充填された水2の中に
均一に混合した軽量の粒体であるセラミックス製のビー
ズ3も、時間が経過すると共に浮力により上昇し、図2
に示すように、上に凝集層を作ってしまう。このように
上層に凝集して硬化したセラミックスビーズ3、下層に
水2といった流動性の異なる2層に分離してしまう。し
たがって、仰臥している人間には水2のように流動して
人体の形状に沿って支持するのではなく、硬化したセラ
ミックスビーズ層3に仰臥することになり、通常の水ベ
ッドよりもはるかに体圧の分散が悪くなる。また凝集を
防ぐためセラミックスビーズ3の粒径を大きくした場合
は、仰臥している人間はビーズの凸凹を感じてしまう
い、寝心地が悪いという問題の他、セラミックビーズの
強度が不足して壊れやすくなるため、セラミックビーズ
の厚さを厚くしなければならず、比重を基本液体よりも
軽くすることが困難になる。
【0008】図3は本発明の第1の実施例を示す。図3
(a)は、本発明の軽量擬似液体を用いた軽量寝具を示
す。軽量擬似液体を封入した複数の袋体1はケース4に
納められている。袋体1の上には吸湿性の良いシート5
が置かれている。本実施例では第1の微小粒体としてマ
イクロバルーン6を用いている。マイクロバルーン6
は、球状中空ガラスでもよいし、塩化ビニリデン、アク
リルニトリルなどの共重合物の殻壁でマイクロカプセル
化したものでもよい。第1の微小粒体6の外径は底着き
した時の感触から凹凸を感じない100μm以下に設定
されている。この第1の微小粒体に、図3(b)に示す
ように粒径が100μm以上の大きさの第2の微小粒体
7を混在させている。第2の微小粒体7は比重が第1の
微小粒体6よりも小さいため、静止時間が数ヶ月といっ
た長期間でも、最上層に第2の微小粒体の層、その下に
第1、第2の微小粒体および水の混在層、更に下には、
第1の微小粒体と水の混在層、最下層に水の層を形成し
ている。
【0009】図4は人間8が仰臥した場合の各構成物の
様子を示す。仰臥することにより第2の微小粒体7は押
し下げられ、前記第2の微小粒体7が第1の微小粒体6
の間に割って入るため、第1の微小粒体6の薄い凝集層
が万一形成されていても破壊される。これにより、軽量
擬似液体を封入した袋体1は仰臥した人間8の体の形状
に沿って変形し、体をを全面で支えるために、水のみを
封入したマットレスなどと同等の体圧分散が得られる。
【0010】以上は基本液体として水を例にとって説明
したが、同様の方法はシリコンオイルなど他の液体にも
適用できる。
【0011】
【発明の効果】 本発明の、少なくとも袋体と、前記袋
体を納めるケース体と前記袋体の内部に納められた基本
液体および比重が前記基本液体より小さい粒径100μ
m以下の第1の微小粒体と粒径が100μm以上で、第
1の微小粒体と比重が同等もしくは小さい第2の微小粒
体で構成される軽量擬似液体とを設けることによってき
わめて軽く、体に沿って体重を平均的に支える液体マッ
トや液体ベッドを提供することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例
【図2】従来例
【図3】本発明の第1の実施例
【図4】本発明の第1の実施例に仰臥した状態
【符号の説明】
1 袋体 2 水 3 セラミックビーズ 4 ケース 5 シート 6 第1の微小粒体 7 第2の微小粒体 8 仰臥人間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも袋体と、前記袋体を納めるケ
    ース体と前記袋体の内部に納められた基本液体および比
    重が前記基本液体より小さい粒径100μm以下の第1
    の微小粒体と粒径が100μm以上で、第1の微小粒体
    と比重が同等もしくは小さい第2の微小粒体で構成され
    る軽量擬似液体とで構成されることを特徴とする軽量寝
    具。
  2. 【請求項2】 前記基本液体として水を、前記第1の微
    小粒体として球状中空ガラスを前記第2の微小粒体とし
    て比重が前記第1の微小粒体と同等もしくは小さい発泡
    スチレンビーズを用い、前記第1と第2の微小粒体の比
    重の差が0.2以内であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項の軽量寝具。
JP2001335695A 2001-09-27 2001-09-27 軽量寝具 Pending JP2003102590A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304701A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 France Bed Co Ltd マットレス装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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