JP2003097974A - レゾルバ信号処理装置 - Google Patents

レゾルバ信号処理装置

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JP2003097974A JP2001289431A JP2001289431A JP2003097974A JP 2003097974 A JP2003097974 A JP 2003097974A JP 2001289431 A JP2001289431 A JP 2001289431A JP 2001289431 A JP2001289431 A JP 2001289431A JP 2003097974 A JP2003097974 A JP 2003097974A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レゾルバ信号処理装置において、1次巻線に
供給される参照信号と、2次巻線からのレゾルバ出力信
号との位相ずれを考慮する。 【解決手段】 ADC30はレゾルバ出力信号r(t)を
複数のサンプリングタイミングtiにてサンプリングす
る。サンプリング値はSIN相振幅演算部36によって
第1基準信号sinωtで、またCOS相振幅演算部38
により第2基準信号cosωtでそれぞれで最小二乗近似
される。サンプリングタイミング制御部32はtiを、s
inωticosωtiの総和が0となるように定める。位相
差検出部40は、最小二乗近似により決定された基準信
号sinωt,cosωtそれぞれの振幅AS,ACを用いて、
第1基準信号sinωtに対するレゾルバ出力信号の位相
ずれ量βをtanβ=AC/ASにより算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レゾルバからの出
力信号に基づいて回転機の回転角計測等の処理を行うレ
ゾルバ信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転機のロータの回転角を検出するレゾ
ルバが知られている。レゾルバで検出された回転角は、
当該回転機の電流の制御などに用いられる。レゾルバの
1次巻線に参照信号として正弦波sinωtの信号を入力
すると、90°の位相差をもって配置された二つの2次
巻線(SIN相コイル、COS相コイル)には、それぞ
れロータ回転角θに応じて振幅変調されたレゾルバ出力
信号A0・sinωtsinθ,A0・sinωtcosθが得られる。
【0003】レゾルバ信号処理装置は、2つのレゾルバ
出力信号それぞれを検波して、振幅A0・sinθ、A0・cos
θを取得し、これらからロータ回転角θを決定する。振
幅A 0・sinθ、A0・cosθを求める方法の一つとして、当
該振幅それぞれをパラメータASIN、ACOSとし、関数A
SIN・sinωt、ACOS・sinωtでレゾルバ出力信号をフィ
ッティングするものがある。
【0004】具体的には、例えばSIN相コイルからの
出力信号を複数時刻ti(ここでiは0≦i≦nなる整
数)にてサンプリングしたサンプリング値Diを、関数
SIN・sinωtで最小二乗近似することによりパラメー
タASINが決定され、このASINがA0・sinθとされる。
また、同様に、COS相コイルからの出力信号のサンプ
リング値を関数ACOS・sinωtで最小二乗近似すること
によりパラメータACOSが決定され、このACOSがA0・co
sθとされる。そして、tanθ=ASIN/ACOSから回転角
θが決定される
【発明が解決しようとする課題】上述のレゾルバ出力信
号の振幅を決定する方法では、sinωtに従った参照信
号の時間変化に対し、SIN相コイルからのレゾルバ出
力信号に対するフィッティング関数をASIN・sinωt、
及びCOS相コイルからのレゾルバ出力信号に対するフ
ィッティング関数をACOS・sinωtとしていることから
理解されるように、参照信号と各レゾルバ出力信号との
間の位相ずれは考慮されていない。しかし、実際には、
励磁相コイルである1次巻線と検出コイルである2次巻
線との間の相互インダクタンス、2次巻線の自己インダ
クタンス、LPFの伝達関数などの影響により、参照信
号とレゾルバ出力信号との間に位相差が発生し得る。そ
のため、従来のフィッティング関数では、一般にレゾル
バ出力信号を精度良く近似できず、レゾルバ出力信号を
用いた信号処理の精度が低下するという問題があり、例
えば、ロータ回転角θの計測精度が低くなるという問題
があった。
【0005】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、レゾルバ出力信号が参照信号に対して位相
ずれを生じる場合にも高精度のレゾルバ信号処理を可能
とするレゾルバ信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るレゾルバ信
号処理装置は、複数のサンプリング時刻にてレゾルバ出
力信号をサンプリングして、複数のサンプリング値を生
成するサンプリング手段と、参照信号と同じ角振動数で
変化する正弦波形であり前記参照信号に対し所定の位相
差を設定された第1基準信号を、最小二乗近似に基づい
て前記複数のサンプリング値に適合させ、前記第1基準
信号の適合振幅を求める第1基準信号適合手段と、前記
角振動数で変化する正弦波形であり前記第1基準信号に
対し位相がπ/2異なる第2基準信号を、最小二乗近似
に基づいて前記複数のサンプリング値に適合させ、前記
第2基準信号の適合振幅を求める第2基準信号適合手段
と、前記1基準信号の前記適合振幅と前記第2基準信号
の前記適合振幅とに基づいて、前記レゾルバ出力信号の
位相を検出する位相検出手段とを有し、前記サンプリン
グ手段は、各サンプリング時刻における前記第1基準信
号の値と前記第2基準信号の値との積の総和が0となる
ように前記複数のサンプリング時刻を設定する。
【0007】第1基準信号及び第2基準信号は互いに直
交する正弦波形関数f1(t),f2(t)で表され、それらと
同じ角振動数を有するレゾルバ出力信号g(t)は次式で
示すように関数f1(t)、f2(t)の線形結合で表すことが
できる。なお、ここでA1,A2は比例係数である。
【0008】
【数5】 g(t)=A11(t)+A22(t) ………(1) このg(t)には正弦波形関数f1(t),f2(t)に対する位
相差の情報が含まれている。よって、g(t)上の複数の
サンプリング値に適合する(1)式の右辺を定める、す
なわちA1,A2を求めることができれば、レゾルバ出力
信号g(t)の位相を検出することができる。
【0009】本発明によれば、第1基準信号適合手段は
g(t)∝f1(t)という仮定の下でレゾルバ出力信号のサ
ンプリング値を最小二乗近似して適合振幅A1'を求め、
同様に、第2基準信号適合手段はg(t)∝f2(t)という
仮定の下でレゾルバ出力信号のサンプリング値を最小二
乗近似して適合振幅A2'を求める。ここで、サンプリン
グ手段により各サンプリング時刻における第1基準信号
の値と第2基準信号の値との積の総和が0となるタイミ
ングでサンプリングが行われる。この場合、適合振幅A
1',A2'はそれぞれ(1)式の係数A1,A2に等しくな
る。よって、位相検出手段は、これら適合振幅A1',A
2'に基づいてレゾルバ出力信号の位相を検出することが
できる。ここで、レゾルバ出力信号の位相は、例えば第
1基準信号及び第2基準信号のいずれかを基準として、
それに対する位相差として検出することができ、また第
1基準信号に対し所定の位相差を有する参照信号を基準
として検出することもできる。
【0010】本発明の好適な態様は、前記第1基準信号
をA1・sinωt、前記第2基準信号をA2・cosωt(ここ
でωは前記角振動数、tは時刻、A1及びA2は前記適合
振幅である)、前記複数のサンプリング時刻をti(こ
こでiは0≦i≦nなる整数である)、及び前記各サン
プリング時刻tiでの前記サンプリング値をそれぞれDi
とするとき、前記第1基準信号適合手段が、適合振幅A
1を次式、
【数6】 により算出し、前記第2基準信号適合手段が、適合振幅
2を次式、
【数7】 により算出するレゾルバ信号処理装置である。
【0011】他の本発明に係るレゾルバ信号処理装置
は、複数のサンプリング時刻ti(ここでiは0≦i≦
nなる整数である)にてレゾルバ出力信号をサンプリン
グして、複数のサンプリング値Diを生成するサンプリ
ング手段と、参照信号と同じ角振動数ωで変化する正弦
波形であり前記参照信号に対し所定の位相差を設定され
た第1基準信号A1・sinωt及び前記角振動数ωで変化
する正弦波形であり前記第1基準信号に対し位相がπ/
2異なる第2基準信号A2・cosωt(ここで、tは時
刻、A1及びA2は振幅である)を加算合成した合成信号
を、最小二乗近似に基づいて前記複数のサンプリング値
iに適合させ、前記第1基準信号及び前記第2基準信
号それぞれの適合振幅A1及びA2を求める基準信号適合
手段と、前記1基準信号の前記適合振幅A1と前記第2
基準信号の前記適合振幅A2とに基づいて、前記レゾル
バ出力信号の位相を検出する位相検出手段とを有し、前
記サンプリング手段は、各サンプリング時刻tiにおけ
る前記第1基準信号の値sinωtiと前記第2基準信号の
値cosωtiとの積の総和が0となるように前記複数のサ
ンプリング時刻tiを設定し、前記基準信号適合手段
は、前記適合振幅A1及びA2をそれぞれ次式、
【数8】 により算出する。
【0012】本発明によれば、各サンプリング時刻ti
における第1基準信号の値sinωtiと第2基準信号の値
cosωtiとの積の総和が0となるように複数のサンプリ
ング時刻tiが設定されることにより、第1基準信号及
び第2基準信号の合成信号に対し最小二乗近似を行った
場合の各基準信号の適合振幅A1,A2が簡単な式で算出
される。
【0013】別の本発明に係るレゾルバ信号処理装置
は、さらに、前記第1基準信号及び前記第2基準信号の
いずれか一方である主基準信号と前記レゾルバ出力信号
との位相差が0となるように、前記主基準信号の位相を
フィードバック制御する基準信号位相制御手段と、前記
主基準信号の前記適合振幅に基づいて、前記レゾルバ出
力信号の振幅を定める出力信号振幅決定手段とを有す
る。
【0014】本発明によれば、位相検出手段により検出
された位相に基づいて、主基準信号とレゾルバ出力信号
との位相差が0となるように、主基準信号の位相がフィ
ードバック制御される。具体的には第1基準信号と参照
信号との所定の位相差が可変制御される。このフィード
バック制御により、基本的に、g(t)は主基準信号の成
分のみを含み、第1基準信号及び第2基準信号のうちい
ずれか一方である主基準信号の振幅をそのままレゾルバ
出力信号の振幅とすることができ、処理が簡素化され
る。
【0015】さらに別の本発明に係るレゾルバ信号処理
装置においては、前記位相検出手段が、前記第1基準信
号の前記適合振幅A1及び前記第2基準信号の前記適合
振幅A2から、前記第1基準信号と前記レゾルバ出力信
号との位相差βを次式、
【数9】 tanβ=A2/A1 ………(2) に基づいて求める。
【0016】本発明によれば、位相差βが適合振幅の比
(A2/A1)に基づいて検出される。例えば、(1)式
においてf1(t)=sinωt,f2(t)=cosωtである場合
には、第1基準信号に対しβだけ進んだ位相差を有する
レゾルバ出力信号は次式で表される。
【0017】
【数10】 g(t)=A0・sin(ωt+β) ………(3) また、(1)式においてf1(t)=cosωt,f2(t)=sin
ωtである場合には、第1基準信号に対しβだけ遅れた
位相差を有するレゾルバ出力信号は次式で表される。
【0018】
【数11】 g(t)=A0・cos(ωt−β) ………(4) (3)(4)式はそれぞれ加法定理により(1)式の形
に変形でき、A1=A0・cosβ,A2=A0・sinβとなり、
これらから(2)式が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】[原理]ここでは、参照信号rの
位相は基本的に角振動数ωに比例して時間と共に線形に
増加し、それ以外の位相変動は生じないものとする。よ
って参照信号rは、固定された時間軸上で定義される時
間ξの関数として次式で表される。
【0020】
【数12】 r(ξ)=R0・sinωξ ………(5) ここで、参照信号に対するレゾルバ出力信号の位相差
(位相進み量)をφ、また、参照信号に対する第1基準
信号の位相差(位相進み量)をα、さらに第1基準信号
に対するレゾルバ出力信号の位相差(位相進み量)をβ
とする。これらの位相差の間には、φ=α+βなる関係
がある。
【0021】例えば第2基準信号が第1基準信号に対し
π/2だけ進んだ位相を有する場合には、第1基準信号
及び第2基準信号はそれぞれ、sin(ωξ+α)、cos(ωξ
+α)に従って変動する。ここで、αは本装置によって制
御可能な位相ずれ量である。
【0022】以降、表記上、αが現れないようにして簡
素化するため、固定時間軸ξに対してαの制御に応じて
相対的にシフトし得る時間軸tを導入する。tとξとは
次の関係式で結ばれる。
【0023】
【数13】ωt=ωξ+α この時間軸tに対応して、レゾルバ出力信号zは次式で
表される。
【0024】
【数14】 z(t)=A0・sin(ωt+β) ………(6) さて、最小二乗近似によれば、レゾルバ出力信号の時刻
i(i=0,1,…,n)でのサンプリング値Diにフ
ィッティングするz(t)は次式で表される偏差の二乗和
Fを最小にするという条件から決定される。なお、以
降、記号“Σ”はi=0〜nについての総和をとること
を意味する。
【0025】
【数15】 F=Σ{Di−z(ti)}2 ………(7) 三角関数の加法定理により変形した(6)式を用いる
と、(7)式は次のように書き直される。ここで、AS
≡A0・cosβ,AC≡A0・sinβである。
【0026】
【数16】 F=Σ{Di−(AS・sinωti+AC・cosωti)}2 ………(8) Fは
【数17】 ∂F/∂AS=0 ………(9) かつ
【数18】 ∂F/∂AC=0 ………(10) の場合に最小(極小)となり得る。
【0027】(8)式を用いて計算すると(9)(1
0)式はそれぞれ次のようになる。
【0028】
【数19】 AS・Σsin2ωti+AC・Σ(sinωticosωti)−Σ(Di・sinωti)=0 ………(11) AC・Σcos2ωti+AS・Σ(sinωticosωti)−Σ(Di・cosωti)=0 ………(12) ここで、
【数20】 Σ(sinωticosωti)=0 ………(13) となるようにレゾルバ出力信号に対するサンプリングタ
イミングを定めれば、(11)(12)式から、
【数21】 AS=Σ(Di・sinωti)/Σsin2ωti ………(14) AC=Σ(Di・cosωti)/Σcos2ωti ………(15) が得られ、レゾルバ出力信号z(t)の推定関数が決定さ
れる。また、得られたAS,ACを用い、次式から位相差
βを検出することができる。
【0029】 tanβ=AC/AS ………(16) ちなみに、(13)式が成立するtiの組は、(t0,t
0+2π/3ω,t0+4π/3ω)や(t0,t0+π/2ω,
0+π/ω,t0+3π/2ω)などである。
【0030】なお、(11)(12)式を連立させてA
S,ACについて解くことにより、(13)式が成り立た
ない場合についてもAS,ACを求めることが可能である
が、その解を表す式は(14)(15)式に比べて複雑
となる。
【0031】次に、(6)式に代えて、次式で表される
第1基準信号を用いて、サンプリング値Diを最小二乗
近似する場合を述べる。
【0032】
【数22】 z(t)=AS'・sinωt ………(17) この場合、Fは
【数23】 F=Σ(Di−AS'・sinωti2 ………(18) であり、このFは
【数24】 ∂F/∂AS'=0 ………(19) の場合に最小(極小)となり得る。(19)式を計算す
ると、
【数25】 AS'・Σsin2ωti−Σ(Di・sinωti)=0 ………(20) となり、
【数26】 AS'=Σ(Di・sinωti)/Σsin2ωti ………(21) が得られる。同様に、(6)式に代えて、次式
【数27】 z(t)=AC'・cosωt ………(22) で表される第2基準信号を用いて、サンプリング値Di
を最小二乗近似した場合には、
【数28】 AC'=Σ(Di・cosωti)/Σcos2ωti ………(23) が得られる。
【0033】ここで(14)(15)式と(21)(2
3)式とを対比すると、 AS'=AS≡A0・cosβ ………(24) AC'=AC≡A0・sinβ ………(25) であることが理解される。すなわち、(13)式を満た
すサンプリング値に対しては、第1基準信号、第2基準
信号をそれぞれ別個に最小二乗近似によりフィッティン
グして得られる振幅AS',AC'に基づいてレゾルバ出力
信号の位相差βを検出することができる。
【0034】なお、振幅AS',AC'の具体的な決定方法
は(21)(23)式を計算する方法が好適であるが、
一方、偏差の二乗和Fを最小とするような振幅AS',A
C'を他の方法で決定してもよい。
【0035】[装置構成]次に、本発明の実施形態であ
るレゾルバについて図面を参照して説明する。
【0036】図1は、本実施形態に係る回転機の回転角
計測装置の概略構成を示すブロック図である。本回転角
計測装置は、レゾルバ2とレゾルバ信号処理部であるE
CU(Electronic Control Unit)4とから構成され
る。ECU4はCPU(CentralProcessing Unit)6、
レゾルバ駆動回路8、入力処理回路10を含んで構成さ
れる。
【0037】CPU6は、励磁信号演算部20、ADC
30、サンプリングタイミング制御部32、基準信号演
算部34、SIN相振幅演算部36、COS相振幅演算
部38、位相差検出部40、回転角演算部42の機能を
有し、それらの多くはCPU6上で実行されるプログラ
ムにより実現される。
【0038】CPU6の励磁信号演算部20は内部クロ
ックに基づいて時間ξを計測し、所定角振動数ωで変化
する正弦関数sinωξの値を計算する。計算されたsinω
ξ値の時系列はD/A(Digital to Analog)変換さ
れ、CPU6から(5)式で表されるアナログの参照信
号r(ξ)が出力される。このCPU6から出力される参
照信号は微小電流であり、インピーダンスが通常、数1
0Ω程度であるレゾルバ2を駆動するのには不十分であ
る。そこで、CPU6から出力された参照信号を、アン
プであるレゾルバ駆動回路8で電流増幅する。レゾルバ
駆動回路8により電流増幅された参照信号が励磁信号と
してレゾルバ2の1次コイルである励磁相コイル22に
印加される。
【0039】レゾルバ2には、励磁相コイル22の他
に、互いに90°の位相差で二つの2次コイル(SIN
相コイル24,COS相コイル26)が配置される。励
磁相コイル22が励磁信号により励磁されると、SIN
相コイル24、COS相コイル26それぞれには、電動
機などの回転機の回転角θにより参照信号が変調された
電圧信号が発生する。これら電圧信号の角振動数ωでの
周期変動の位相は、励磁相コイル22とSIN相コイル
24及びCOS相コイル26との間の相互インダクタン
ス、SIN相コイル24及びCOS相コイル26それぞ
れの自己インダクタンス、LPFの伝達関数などの影響
により、励磁信号演算部20で生成される参照信号の位
相に対し位相差を有し得る。ここで、SIN相コイル2
4から出力されるレゾルバ出力信号(SIN相信号)に
おける位相差をφS、COS相コイル26から出力され
るレゾルバ出力信号(COS相信号)における位相差を
φCとすると、SIN相コイル24からはSIN相信号s
in(ωξ+φS)sinθ、COS相コイル26からはCOS
相信号sin(ωξ+φC)cosθが出力されることになる。
【0040】SIN相コイル24、COS相コイル26
からのSIN相信号、COS相信号は、入力処理回路1
0に入力される。入力処理回路10は、SIN相信号、
COS相信号に対し信号増幅を行うと共に、ノイズ除去
処理を行って、それら信号をCPU6へ出力する。
【0041】CPU6ではADC(Analog to Digital
converter)30がSIN相信号、COS相信号をそれ
ぞれデジタル信号に変換する。ADC30がSIN相信
号、COS相信号それぞれをサンプリングするタイミン
グtiはサンプリングタイミング制御部32により生成
される。サンプリングタイミングtiは(13)式を満
たすように定められる。サンプリングタイミング制御部
32は、決定したタイミングtiにて、ADC30に対
しサンプリング指示を与える。ADC30は指示された
タイミングtiでのサンプリング値Diを出力する。サン
プリング値DiはSIN相信号、COS相信号それぞれ
について別個に定められる。
【0042】またサンプリングタイミング制御部32
は、SIN相信号及びCOS相信号のサンプリングと同
一タイミングtiを基準信号演算部34に通知する。基
準信号演算部34は、サンプリングタイミング制御部3
2で指定されたタイミングtiにおける第1基準信号sin
ωt〔=sin(ωξ+α)〕、第2基準信号cosωt〔=cos
(ωξ+α)〕の値を算出する。ここでαは、参照信号に
対する第1基準信号の位相差(位相進み量)であり、本
装置の制御可能量である。αはSIN相信号、COS相
信号それぞれについて別個に定められる。
【0043】SIN相振幅演算部36は、ADC30か
ら出力されるSIN相信号のサンプリング値Diを第1
基準信号で最小二乗近似して、SIN相信号に含まれる
第1基準信号成分(SIN成分)の振幅ASを決定し、
またDiを第2基準信号で最小二乗近似して、SIN相
信号に含まれる第2基準信号成分(COS成分)の振幅
Cを決定する。例えばSIN相振幅演算部36は、A
DC30から入力されるSIN相信号のサンプリング値
iに加え、基準信号演算部34から入力される第1基
準信号値sinωti及び第2基準信号値cosωtiを用い、
(14)(15)式に基づいて、SIN相信号のSIN
成分の振幅AS、COS成分の振幅ACを算出する。
【0044】同様に、COS相振幅演算部38は、AD
C30から出力されるCOS相信号のサンプリング値D
iを第1基準信号で最小二乗近似して、COS相信号に
含まれる第1基準信号成分(SIN成分)の振幅AS
決定し、またDiを第2基準信号で最小二乗近似して、
COS相信号に含まれる第2基準信号成分(COS成
分)の振幅ACを決定する。例えばCOS相振幅演算部
38は、ADC30から入力されるCOS相信号のサン
プリング値Diに加え、基準信号演算部34から入力さ
れる第1基準信号値sinωti及び第2基準信号値cosω
iを用い、(14)(15)式に基づいて、COS相
信号のSIN成分の振幅AS、COS成分の振幅ACを算
出する。
【0045】位相差検出部40は、SIN相振幅演算部
36から出力されるAS,ACに対し、(16)式に基づ
いてβを算出し、またCOS相振幅演算部38から出力
されるAS,ACに対し、(16)式に基づいてβを算出
する。これらSIN相信号及びCOS相信号それぞれの
第1基準信号に対する位相差βは基準信号演算部34に
与えられる。
【0046】基準信号演算部34は、SIN相信号に対
するβに基づいて、SIN相振幅演算部36にて算出さ
れるAS,ACのいずれか一方を0とするようにSIN相
信号に対するαを制御し、またCOS相信号に対するβ
に基づいて、COS相振幅演算部38にて算出されるA
S,ACのいずれか一方を0とするようにCOS相信号に
対するαを制御する。例えば、基準信号演算部34は、
SIN相信号に対し、参照信号に対する第1基準信号の
位相差をαからα’(≡α+β)に変更することによ
り、第1基準信号に対するSIN相信号の位相差をβか
ら0とする。これによりSIN相信号の第2基準信号成
分の振幅AC(≡A0・sinβ)が0となり、一方、SIN
相振幅演算部36により算出される第1基準信号成分の
振幅AS(≡A0・cosβ)がSIN相信号の振幅A0(A
SINとする)に等しくなる。また基準信号演算部34は
COS相信号に対しても、例えばCOS相信号の第1基
準信号成分の振幅ASが0となり、一方、COS相振幅
演算部38により算出される第2基準信号成分の振幅A
CがCOS相信号の振幅A0(ACOSとする)に等しくな
るように、COS相信号に関するαを制御する。
【0047】回転角演算部42は、ASINとACOSとから
次式に基づいて回転機の回転角θを決定し出力する。
【0048】
【数29】 tanθ=ASIN/ACOS ………(26) 図2は本装置の動作を説明する概略のフロー図である。
動作開始時には第1基準信号の参照信号に対する位相差
αは初期値0に設定される(S100)。基準信号演算
部34は設定されたαに応じて位相を制御された第1基
準信号、第2基準信号の値を算出して、SIN相振幅演
算部36、COS相振幅演算部38へ出力する。SIN
相振幅演算部36、COS相振幅演算部38はさらにA
DC30からSIN相信号、COS相信号のサンプリン
グ値を得、それらを用いてSIN相信号のSIN成分振
幅AS、COS成分振幅AC及びCOS相信号のSIN成
分振幅AS、COS成分振幅ACを算出する(S10
5)。
【0049】本装置では、例えば上述のようにSIN相
信号のCOS成分振幅ACと、COS相信号のSIN成
分振幅ASとをそれぞれ0にするように、フィードバッ
ク制御により位相差αの補正が行われる。この位相補正
は、SIN相信号のCOS成分振幅ACと、COS相信
号のSIN成分振幅ASとが、実質的に0と見なせる所
定の閾値以下となるまで繰り返し行われる(S11
0)。位相補正が完了していない場合には、位相差検出
部40がSIN相信号、COS相信号それぞれのAS
Cに基づいて各相信号について位相差βを算出し(S
115)、そのβに基づいて基準信号演算部34がαを
補正し(S120)、ステップS105に戻る。
【0050】位相補正が完了すると、回転角演算部42
が回転角θを算出する(S130)。一旦、位相補正が
完了すると(S110)、再補正タイミングが来るまで
位相補正は行われない(S125)。一方、前回の位相
補正完了からある程度の時間が経過すると、再び位相補
正が必要な状態となり得る。そこで、予め設定された再
補正タイミングが到来した場合には(S125)、ステ
ップS115から位相補正処理を開始する。
【0051】
【発明の効果】本発明のレゾルバ信号処理装置によれ
ば、1次巻線に供給される参照信号と、2次巻線から出
力されるレゾルバ出力信号との間の位相ずれが検出され
る。そして、当該位相ずれを考慮することにより、ロー
タ回転角の計測等の信号処理が高精度に行われる。
【0052】位相ずれ量は、レゾルバ出力信号に含まれ
る互い直交する2つの基準信号sinωt,cosωtの成分
の振幅AS,ACに基づいて算出されるが、レゾルバ出力
信号のサンプリングタイミングtiをΣ(sinωticosω
i)=0が成り立つように設定することにより、振幅A
S,ACを求める演算が簡素化される。
【0053】ロータ回転角θはSIN相信号、COS相
信号それぞれの振幅ASIN,ACOSに基づいて算出される
が、基準信号の位相を制御して、例えばSIN相信号の
成分振幅AS,ACのいずれか一方を0とすることによ
り、他方がそのままASINとなり、ASINの決定処理が簡
素化され、同様にACOSの決定も簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る回転機の回転角計測装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本装置の動作を説明する概略のフロー図であ
る。
【符号の説明】
2 レゾルバ、4 ECU、6 CPU、8 レゾルバ
駆動回路、10 入力処理回路、20 励磁信号演算
部、22 励磁相コイル、24 SIN相コイル、26
COS相コイル、30 ADC、32 サンプリング
タイミング制御部、34 基準信号演算部、36 SI
N相振幅演算部、38 COS相振幅演算部、40 位
相差検出部、42 回転角演算部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の角振動数の正弦波形の参照信号を
    レゾルバに供給し、前記参照信号が回転機の回転角に応
    じて振幅変調されたレゾルバ出力信号を処理するレゾル
    バ信号処理装置において、 複数のサンプリング時刻にて前記レゾルバ出力信号をサ
    ンプリングして、複数のサンプリング値を生成するサン
    プリング手段と、 前記角振動数で変化する正弦波形であり前記参照信号に
    対し所定の位相差を設定された第1基準信号を、最小二
    乗近似に基づいて前記複数のサンプリング値に適合さ
    せ、前記第1基準信号の適合振幅を求める第1基準信号
    適合手段と、 前記角振動数で変化する正弦波形であり前記第1基準信
    号に対し位相がπ/2異なる第2基準信号を、最小二乗
    近似に基づいて前記複数のサンプリング値に適合させ、
    前記第2基準信号の適合振幅を求める第2基準信号適合
    手段と、 前記1基準信号の前記適合振幅と前記第2基準信号の前
    記適合振幅とに基づいて、前記レゾルバ出力信号の位相
    を検出する位相検出手段と、 を有し、 前記サンプリング手段は、各サンプリング時刻における
    前記第1基準信号の値と前記第2基準信号の値との積の
    総和が0となるように前記複数のサンプリング時刻を設
    定すること、 を特徴とするレゾルバ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレゾルバ信号処理装置に
    おいて、 前記第1基準信号をA1・sinωt、前記第2基準信号を
    2・cosωt(ここでωは前記角振動数、tは時刻、AS
    及びACは前記適合振幅である)、前記複数のサンプリ
    ング時刻をti(ここでiは0≦i≦nなる整数であ
    る)、及び前記各サンプリング時刻tiでの前記サンプ
    リング値をそれぞれDiとするとき、 前記第1基準信号適合手段は、適合振幅A1を次式、 【数1】 により算出し、 前記第2基準信号適合手段は、適合振幅A2を次式、 【数2】 により算出すること、 を特徴とするレゾルバ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 所定の角振動数ωの正弦波形の参照信号
    をレゾルバに供給し、前記参照信号が回転機の回転角に
    応じて振幅変調されたレゾルバ出力信号を処理するレゾ
    ルバ信号処理装置において、 複数のサンプリング時刻ti(ここでiは0≦i≦nな
    る整数である)にて前記レゾルバ出力信号をサンプリン
    グして、複数のサンプリング値Diを生成するサンプリ
    ング手段と、 前記角振動数ωで変化する正弦波形であり前記参照信号
    に対し所定の位相差を設定された第1基準信号A1・sin
    ωt及び前記角振動数ωで変化する正弦波形であり前記
    第1基準信号に対し位相がπ/2異なる第2基準信号A
    2・cosωt(ここで、tは時刻、A1及びA2は振幅であ
    る)を加算合成した合成信号を、最小二乗近似に基づい
    て前記複数のサンプリング値Diに適合させ、前記第1
    基準信号及び前記第2基準信号それぞれの適合振幅A1
    及びA2を求める基準信号適合手段と、 前記1基準信号の前記適合振幅A1と前記第2基準信号
    の前記適合振幅A2とに基づいて、前記レゾルバ出力信
    号の位相を検出する位相検出手段と、 を有し、 前記サンプリング手段は、各サンプリング時刻tiにお
    ける前記第1基準信号の値sinωtiと前記第2基準信号
    の値cosωtiとの積の総和が0となるように前記複数の
    サンプリング時刻tiを設定し、 前記基準信号適合手段は、前記適合振幅A1及びA2をそ
    れぞれ次式、 【数3】 により算出すること、 を特徴とするレゾルバ信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のレゾルバ信号処理装置において、 前記第1基準信号及び前記第2基準信号のいずれか一方
    である主基準信号と前記レゾルバ出力信号との位相差が
    0となるように、前記主基準信号の位相をフィードバッ
    ク制御する基準信号位相制御手段と、 前記主基準信号の前記適合振幅に基づいて、前記レゾル
    バ出力信号の振幅を定める出力信号振幅決定手段と、 を有することを特徴とするレゾルバ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のレゾルバ信号処理装置において、 前記位相検出手段は、前記第1基準信号の前記適合振幅
    1及び前記第2基準信号の前記適合振幅A2から、前記
    第1基準信号と前記レゾルバ出力信号との位相差βを次
    式、 【数4】tanβ=A2/A1 に基づいて求めること、 を特徴とするレゾルバ信号処理装置。
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