JP3429010B2 - 磁束帰還装置 - Google Patents
磁束帰還装置Info
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- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P21/00—Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
- H02P21/06—Rotor flux based control involving the use of rotor position or rotor speed sensors
- H02P21/10—Direct field-oriented control; Rotor flux feed-back control
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- Power Engineering (AREA)
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Description
願された特許願 (出願人控え番号U752)と関連
を有する。
する。更に具体的に云えば、この発明は誘導機に対する
万能界磁用制御装置の為の高速の磁束角及び位置帰還に
関する。
人の有する米国特許第4,968,925号には、任意
の磁束基準座標系での誘導機の界磁制御が出来る様にす
る万能界磁調整用(UFO)制御装置が記載されてい
る。ここで、基準枠(reference frame) とは、基準座標
系を表し、本明細書では基準座標系を便宜的に基準枠と
呼ぶ。UFO制御装置の原理は、直接及び間接用の両方
の界磁調整に用いられる。実際には、この為、6つの異
なる界磁調整方式、即ち回転子磁束、空隙磁束及び固定
子磁束基準枠での直接及び間接の界磁調整を1つの制御
にまとめることが出来る。UFO制御装置の動作では、
実効固定子対回転子タ―ン比をそれに対応する予定の値
に設定することにより、同期基準枠が選択される。タ―
ン比を変えることによって基準枠の間の切換えが行なわ
れる。その結果、機械のパラメ―タの影響を余り受けな
い融通性のある簡単で頑丈な駆動装置で、トルク及び磁
束が完全に減結合される。こゝでこの米国特許第4,9
68,925号を引用しておく。
された直軸(d)及び直角軸(q)成分は、ベクトルの
座標を1つの基準枠から別の基準枠へ変換する界磁用制
御装置のベクトル回転装置に役立つ様な角度に処理しな
ければならないことである。この為には、デカルト座標
対極座標(C/P)変換を用いるが、これはプロセッサ
の多数の命令サイクルを必要とする。特に、磁束空間ベ
クトルΨのd−q座標が、Ψd 及びΨq として表わさ
れ、C/P変換公式は、Ψを磁束空間ベクトルの振幅、
γをその角度として、次の通りである。
クアップ・テ―ブルにより、又は反復的な近似によって
行なわれていた。この代りに、逐次平方根アルゴリズム
を用いて、平方根関数を処理することが出来る。こう云
う関数は、高速駆動装置にとっては時間がかゝり過ぎる
のが欠点である。
束の振幅及び角度成分を素早く且つ正確に決定する方法
を提供することが望ましい。
て感知されるか又は電圧及び電流の測定値から決定され
る様な、磁束の直軸(d)及び直角軸(q)成分は、界
磁用制御装置のベクトル回転装置に使う為の磁束振幅及
び角度位置の値となる様に、速やかに且つ正確に処理さ
れる。この発明の1番目の方法では、磁束指令の自乗と
比較する為、感知された磁束の振幅の自乗を帰還するこ
とにより、磁束振幅が決定される。帰還ル―プの開放ル
―プ利得K* を使って、磁束振幅Ψ並びに/又は固定子
電流の磁束成分ia sdを調節する。磁束角γは磁束空間
ベクトルの実際の周波数ωを積分することによって決定
される。この周波数は、Tを標本化間隔として、次の式
を回避する。前に述べた様に、磁束振幅を決定する為
の、感知された磁束の自乗の帰還から、項Ψ2 n が既に
利用出来ることが有利である。磁束角γを決定する為に
周波数ωを積分するこの方法の1例は、次の式で表わさ
れる。
番目の方法の角度積分過程を擾乱することがあるから、
2番目の方法が、角度補正項を加算すると共に、次の式
FO磁束基準枠内での磁束のd−q成分を計算する。U
FO制御装置のベクトル回転装置から、正弦及び余弦関
数が既に利用出来るのが有利である。この2番目の方法
により、計算された磁束のq成分Ψa q を使って、雑音
及びオフセットによる誤差を補償する様に、磁束角帰還
ル―プを閉じる。更に、この2番目の方法により、磁束
の計算されたd成分Ψa d は、磁束振幅Ψに等しく、こ
れを線形磁束帰還に使うことが出来る。
ついて詳しく説明する所から明らかになろう。
4,968,925号に記載されている形式のUFO制
御装置を示すと共に、この発明の高速磁束帰還を追加し
てある。この米国特許第4,968,925号に記載さ
れている様に、任意の磁束ベクトルに結合された任意の
同期基準枠iで表わした誘導電動機の方程式は次の通り
である。
従って書き表わされる。
が任意の磁束ベクトルに結合される。これは、固定子対
回転子の実効タ―ン比(a)変換により、上に掲げた鎖
交磁束方程式(3)及び(4)から導き出すことが出来
る。
滑り周波数での動作が達成される様に、誘導電動機駆動
装置の同調外れの動作を避ける為に、UFO制御装置に
高速磁束帰還を施す。図1に示す様に、直接界磁調整
(DUFO)モ―ドでUFO制御装置を動作させる時
は、磁束感知手段11によって、電動機10の固定子各
相から磁束の測定値を求め、それを界磁調整用計算装置
(CFO)12に供給する。CFO 12が、磁束の測
定値から、磁束の振幅並びに角度成分を速やかに且つ正
確に決定し、この発明に従って、磁束振幅を自乗した帰
還Ψ2 を供給する。
は磁束を直接的に測定する磁束コイルで構成することが
出来る。この代りに、Rs を固定子各相巻線の抵抗値、
Vs を固定子電圧、Is を固定子各相電流として、次の
式
磁束を計算してもよい。
4で自乗し、その後合計器16で、CFO12からの磁
束振幅を自乗した帰還Ψ2 と比較する。その結果得られ
る誤差信号が比例−積分(PI)補償装置18に印加さ
れ、その出力信号が別のPI補償装置20に印加され、
別の経路を介して合計器22に送られる。PI補償装置
20の出力が乗算器24の開放ル―プ利得K* と加算さ
れる。すなわち、(加算後の新しい値K * )=(加算前
の値K * )+(PI補償装置20の出力)となる。特
に、PI補償装置20は、K* によってUFO制御装置
を、ゆっくりした利得の変化を生ずる様に調整する。開
放ル―プ利得の式を挙げれば下記の通りである。
を持つ回路26に印加される。こゝで
印加され、そこで、前に引用した米国特許第4,96
8,925号に記載されるUFO減結合方程式に従っ
て、固定子電流の直軸成分ia sdと組合される。除算ブ
ロック30によってトルク指令T* emから取出された固
定子電流指令ia* sqが、伝達関数s+τ* r1を持つ回路
32に印加される。こゝで
出力信号によって除算され、回転子滑り周波数指令ωm*
a を発生する。固定子電流指令ia* sqが乗算器36にも
印加され、そこで回転子滑り周波数指令ωm* a が乗ぜら
れる。乗算器36の出力信号が合計器22で、回路26
の前述の出力信号及びPI補償装置18からの出力信号
と加算される。速い磁束帰還を提供するために、設定P
I補償装置18は、開放ル―プ利得K* を遅いPI補償
装置20によって同調させる時には、PI補償装置18
からの出力信号を無効にする。合計器22からの出力信
号が1/(s+τ* r1)を持つ回路40に印加される。
これが固定子電流の直軸成分ia sdを発生する。
びia sqが、米国特許第4,968,925号に記載さ
れている様に(任意の磁束ベクトルに結合した)任意の
同期基準枠から不動の基準枠へ固定子電流ベクトルの座
標を変換するベクトル回転及び2相から3相への変換ブ
ロック42に供給される。特に、ベクトル回転ブロック
42からの出力信号は、電流調整形パルス幅変調(CR
PWM)インバ―タ44の3相を付勢して、誘導電動機
10の3相を周知の様に駆動する3相駆動信号を構成す
る。
UFO)モ―ドで動作する場合、軸位置感知手段46を
使って、回転子位置角γs m を測定すると共に、周波数
測定値ωs m を発生する。積分器48を設けて、回転子
滑り周波数指令ωm* a を積分し、回転子滑り角指令γm*
a を発生する。回転子滑り角指令γm* a が合計器50
で、軸位置感知手段46からの回転子位置信号γs m に
加算され、角度γs* a を表わす信号を発生する。
ク34からの滑り周波数指令ωs* a 、CFO 12から
の出力信号γs* a 及びωs* a 、及び軸位置感知手段46
からの周波数信号ωs m が、DUFO/IUFO選択及
び切換えブロック52に印加され、DUFO及びIUF
Oモ―ドでの動作を選択すると共に、これらのモ―ドの
間の切換えが出来る様にする。何れのモ―ドでも、磁束
振幅帰還(後で説明する様に自乗したもの又は線形のも
の)を使って、開放ル―プ利得K* 及び滑り周波数を同
調させる。非常の低いインバ―タの周波数(例えば約3
MHz より下)では、駆動装置がIUFOモ―ドで動作す
る。これは、この様な低い周波数では、磁束センサは、
信号雑音レベルより高い磁束帰還情報を発生することが
出来ないのが典型的であるからである。それより若干高
いインバ―タ周波数(即ち、磁束ベクトルの角度を比較
的高い精度で計算することが出来る様になるや否や)で
は、DUFOモ―ドへ切換える。切換え期間の間、磁束
帰還を使って、比例利得K* を同調させ、IUFOモ―
ドでもDUFOモ―ドでも、滑り周波数を略同一にする
ことにより、(突然のトルクの振動のない)滑かな切換
えが実現出来る様にする。DUFO制御装置は、磁束コ
イルを使う時、定常状態では機械のパラメ―タに関係し
ない。他方、固定子電圧及び固定子電流センサを使っ
て、固定子磁束の位置を計算する時、DUFO制御装置
は、正しい同調には、固定子の抵抗値にのみ関係する。
従って、更に高い周波数では、好ましい動作モ―ドは、
この発明による固定子磁束制御を用いたDUFOであ
る。
角度γを決定する為のCFO 12(図1)の1つの好
ましい実施例を示す。CFO 12のブロック60が、
次の式
及びΨs q から、磁束振幅を自乗した帰還Ψ2 を発生す
る。自乗した磁束振幅を帰還することにより、前に述べ
た平方根関数が回避され、こうして時間が節約される。
更に、この様な非線形帰還は、誘導電動機駆動装置の動
態又は定常状態の性能を乱さないことが判った。
を決定する為、磁束ベクトルの実際の周波数ωを決定す
る。実際の周波数は次の式で表わされる。
る。
数を避けているのが有利である。更に、項Ψ2 n は、前
に述べた様に、磁束振幅を決定する為の磁束振幅を自乗
した帰還から既に利用し得るものである。
波数ωを積分して、磁束角γを決定する。この発明の好
ましい1つの方法では、磁束角γは次のオイラ―積分の
式
の2乃至4個しか必要とせず、実時間で考えると殆んど
問題にならない。更に、磁束角ではなく、周波数を必要
とする用途、例えば滑り制御装置又は電圧調整形PWM
インバ―タでは、積分工程そのものも避けることが出来
る。積分器のドリフトを避ける為、磁束のq成分のゼロ
交差と同期して、磁束角をゼロにリセットすることが必
要である。
束ベクトルに結合しているから、磁束のq成分Ψa q が
ゼロに等しいのが理想的である。然し、実際には、量子
化雑音、信号雑音及びオフセットの為、磁束のq成分Ψ
a q はゼロとは若干異なることがある。図3は、雑音及
びオフセットの同調外れを招く効果を補償する様な周波
数補正ル―プを持つ別の実施例のCFO 12(図1)
を示す。
成分Ψs d及びΨs q が夫々ブロック70に供給され
る。このブロックは、次の式
分を決定する。正弦及び余弦関数がUFO制御装置のベ
クトル回転装置から常に利用し得ることが有利である。
特に、速度を最大にする為、前の角度計算工程から得ら
れた正弦及び余弦関数を使って、周波数を補正する。こ
の代りに、希望によっては、前の工程で得られた周波数
補正項Ψa q を使って、現在の計算で正弦及び余弦項を
補正することが出来る。何れの場合も、Ψa q がゼロに
なるまで繰返す過程に較べて、一層高い速度にする為
に、精度を犠牲にするのは極く僅かである。
分Ψa d が磁束振幅Ψに等しく、従って、希望によって
は、振幅を自乗した磁束帰還の代りに、これを線形磁束
帰還に使うことが出来る。(線形磁束帰還を使う場合、
図1の振幅を自乗した帰還信号Ψ2*の代りに、線形の磁
束振幅信号Ψを使い、これを線形の磁束指令Ψ* と比較
するが、これは当業者には明らかであろう。)磁束の計
算されたq成分Ψa q が比例利得ブロック72に供給さ
れる。その利得は、雑音及び計算の遅延によって誘起さ
れるかもしれない様な振動を招くことなく、周波数補正
ル―プ(70,72,74)の最適の応答が得られる様
に定める。合計器74が比例利得ブロック72からの補
正信号を前に図2について述べたブロック60からの周
波数ωと加算する。合計器74からの補正された周波数
が、その後前に述べた様に積分器62によって積分さ
れ、磁束角γ、となる。
を使うことにより、信頼性の高い誘導電動機駆動装置を
達成することが出来る。例えば、DUFOの為に使われ
る磁束感知手段が故障した場合、駆動装置はIUFOモ
―ドに切換えることが出来る。他方、IUFOで使われ
た軸位置感知手段が故障した場合、DUFO制御装置が
駆動装置の動作を維持することが出来る。
説明したが、この実施例は例に過ぎないことは云うまで
もない。当業者には、この発明の範囲内で、種々の変更
が考えられよう。従って、この発明が特許請求の範囲の
記載のみによって限定されることを承知されたい。
O制御装置のブロック図であるが、このUFO制御装置
はこの発明に従って直接モ―ドで磁束帰還を用いてい
る。
束計算装置のブロック図。
束計算装置のブロック図。
Claims (11)
- 【請求項1】 誘導電動機の界磁用制御装置に対する磁
束帰還装置に於て、 該誘導電動機の予定の相に関連する不動の基準座標系で
の磁束の直軸及び直角軸成分Ψs d及びΨs qを夫々求める
手段と、 次の式 Ψ2 =(Ψs d)2+(Ψs q)2 に従って磁束の直軸及び直角軸成分から磁束振幅の自乗
Ψ2 を計算する手段と、 Tを標本化間隔として、次の式 ωn =(1/T)(1/Ψ2)(Ψd(n-1)Ψqn−Ψq(n-1)Ψdn) に従って磁束の実際の周波数ωを近似する手段と、 Ψa dを実質的に磁束振幅に等しいものとして、次の式 Ψa d=Ψ s d cosγ+Ψ s q sinγ Ψa q=Ψ s q cosγ−Ψ s d sinγ に従って任意の磁束基準座標系での磁束の直軸及び直角
軸成分Ψa d及びΨa qを計算する手段と、 磁束の直角軸成分Ψa q に予定の比例利得を乗ずる手段
と、 前記予定の利得を乗じた磁束の直角軸成分を磁束の実際
の周波数に加算して補正周波数を発生する合算手段と、 補正周波数を積分して磁束角γを発生する手段と、 磁束振幅を磁束指令と比較して、それから界磁用制御装
置を同調させる差信号を発生する手段とを有する磁束帰
還装置。 - 【請求項2】 誘導電動機の界磁用制御装置に対する磁
束帰還装置に於て、 該誘導電動機の予定の相に関連する不動の基準座標系で
の磁束の直軸及び直角軸成分Ψs d及びΨs qを夫々求める
手段と、 次の式 Ψ2 =(Ψs d)2+(Ψs q)2 に従って磁束の直軸及び直角軸成分から磁束振幅の自乗
Ψ2 を計算する手段と、 Tを標本化間隔として、次の式 ωn =(1/T)(1/Ψ2)(Ψd(n-1)Ψqn−Ψq(n-1)Ψdn) に従って磁束の実際の周波数ωを近似する手段と、 Ψa dを実質的に磁束振幅に等しいものとして、次の式 Ψa d=Ψ s d cosγ+Ψ s q sinγ Ψa q=Ψ s q cosγ−Ψ s d sinγ に従って任意の磁束基準座標系での磁束の直軸及び直角
軸成分Ψa d及びΨa qを計算する手段と、 磁束の直角軸成分Ψa q に予定の比例利得を乗ずる手段
と、 前記予定の利得を乗じた磁束の直角軸成分を磁束の実際
の周波数に加算して補正周波数を発生する手段と、 補正周波数を積分して磁束角γを発生する手段と、 磁束振幅の自乗Ψ2 を振幅自乗した磁束指令Ψ2*と比較
して、それから界磁用制御装置を同調させる差信号を発
生する手段とを有する磁束帰還装置。 - 【請求項3】 さらに、滑り周波数、磁束の実際の周波
数および磁束角に基づいて間接及び直接界磁調整動作モ
―ドの間での切換えが出来るようにするモ―ド選択手段
を有する請求項1又は2に記載の磁束帰還装置。 - 【請求項4】 モ―ド選択手段が、予定の閾値周波数よ
り下では間接界磁調整モ―ドで動作出来る様にし、前記
閾値周波数より上では直接界磁調整モ―ドで動作出来る
様にする請求項1又は2に記載の磁束帰還装置。 - 【請求項5】 磁束コイルにより磁束の直軸及び直角軸
成分を求める請求項1又は2に記載の磁束帰還装置。 - 【請求項6】 誘導電動機の界磁用制御装置に対する磁
束帰還装置で、磁束の振幅及び角度成分を処理する方法
に於て、 該誘導電動機の予定の相に関連する不動の基準座標系で
の磁束の直軸及び直角軸成分Ψs d及びΨs qを夫々求め、 次の式 Ψ2 =(Ψs d)2+(Ψs q)2 に従って磁束の直軸及び直角軸成分から磁束振幅の自乗
Ψ2 を計算し、 Tを標本化間隔として、次の式 ωn =(1/T)(1/Ψ2)(Ψd(n-1)Ψqn−Ψq(n-1)Ψdn) に従って磁束の実際の周波数ωをディジタル式に近似
し、 Ψa dを実質的に磁束振幅に等しいとして、次の式 Ψa d=Ψ s d cosγ+Ψ s q sinγ Ψa q=Ψ s q cosγ−Ψ s d sinγ に従って任意の磁束基準座標系での磁束の直軸及び直角
軸成分を計算し、 磁束の直角軸成分Ψa qに予定の比例利得を乗じ、 該予定の利得を乗じた磁束の直角軸成分を磁束の実際の
周波数に加算して補正周波数を発生し、 該補正周波数を積分して磁束角γを発生し、 磁束振幅を磁束指令と比較し、それから界磁用制御装置
を同調させる為の差信号を発生する工程を含む方法。 - 【請求項7】 誘導電動機の界磁用制御装置に対する磁
束帰還装置で、磁束の振幅及び角度成分を処理する方法
に於て、 該誘導電動機の予定の相に関連する不動の基準座標系で
の磁束の直軸及び直角軸成分Ψs d及びΨs qを夫々求め、 次の式 Ψ2 =(Ψs d)2+(Ψs q)2 に従って磁束の直軸及び直角軸成分から磁束振幅の自乗
Ψ2 を計算し、 Tを標本化間隔として、次の式 ωn =(1/T)(1/Ψ2)(Ψd(n-1)Ψqn−Ψq(n-1)Ψdn) に従って磁束の実際の周波数ωをディジタル式に近似
し、 Ψa dを実質的に磁束振幅に等しいとして、次の式 Ψa d=Ψ s d cosγ+Ψ s q sinγ Ψa q=Ψ s q cosγ−Ψ s d sinγ に従って任意の磁束基準座標系での磁束の直軸及び直角
軸成分を計算し、 磁束の直角軸成分Ψa qに予定の比例利得を乗じ、 該予定の利得を乗じた磁束の直角軸成分を磁束の実際の
周波数に加算して補正周波数を発生し、 該補正周波数を積分して磁束角γを発生し、 磁束振幅の自乗Ψ2 を振幅を自乗した磁束指令Ψ2*と比
較して、それから界磁用制御装置を同調させる為の差信
号を発生する工程を含む方法。 - 【請求項8】 間接及び直接界磁調整動作モ―ドの間で
選択する工程を含む請求項6又は7に記載の方法。 - 【請求項9】 選択する工程が、予定の閾値周波数より
下では間接界磁調整モ―ドで動作出来る様にし、前記閾
値周波数より上では直接界磁調整モ―ドで動作出来る様
にする請求項6又は7に記載の方法。 - 【請求項10】 磁束の直軸及び直角軸成分Ψs d及びΨ
s qを感知する工程が、磁束コイルを用いることを含む請
求項6又は7に記載の方法。 - 【請求項11】 積分する工程が、次の式 γn =γn-1 +Tωn に従って、実際の周波数ωを積分することを含む請求項
6又は7に記載の方法。
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