JP2003089282A - スクリーン印刷版及びその製造方法、スクリーン印刷版の製造装置、スクリーン印刷方法、スクリーン印刷装置、並びにスクリーン印刷物 - Google Patents

スクリーン印刷版及びその製造方法、スクリーン印刷版の製造装置、スクリーン印刷方法、スクリーン印刷装置、並びにスクリーン印刷物

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JP2003089282A
JP2003089282A JP2001283910A JP2001283910A JP2003089282A JP 2003089282 A JP2003089282 A JP 2003089282A JP 2001283910 A JP2001283910 A JP 2001283910A JP 2001283910 A JP2001283910 A JP 2001283910A JP 2003089282 A JP2003089282 A JP 2003089282A
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Hiroyuki Usami
浩之 宇佐美
Naoki Morita
直己 森田
Hiroaki Sato
博昭 佐藤
Shuichi Yamada
秀一 山田
Hiroshi Ikeda
宏 池田
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
    • H05K3/1225Screens or stencils; Holders therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高鮮鋭にパターン化された遮断部材を備え、
高解像度の印刷画像を形成でき、かつ耐久性に優れたス
クリーン印刷板を提供する。 【解決手段】 インクを透過する透過部材と、前記透過
部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを備え、前
記遮断部材が、前記透過部材若しくは介在される中間転
写体に流体状の遮断材が吐出されてなることを特徴とす
るスクリーン印刷板である。遮断材の吐出がインクジェ
ット法による態様が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン印刷版
及びその製造方法、製造装置、並びにスクリーン印刷版
を用いたスクリーン印刷方法、印刷装置、スクリーン印
刷版を用いて得られるスクリーン印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷は、布、プラスチック、
プリント基盤、ガラス、磁器、金属版への印刷、立方体
あるいは曲面への印刷など、他の印刷技術では印刷が困
難な素材、形状への印刷が可能な技術として広く用いら
れている。従来、スクリーン印刷用の版(スクリーン印
刷版)の製版方法としては、直接製版法、間接製版法、
及び直間接製版法が知られている。
【0003】前記直接製版法では、まず、図1−(a)に
示すように、型枠に張ったメッシュ状のスクリーン1に
感光性樹脂乳剤2を塗布、乾燥させた後、予め透明シー
ト4上にパターン5が形成されたポジ型フィルムを密着
させ、光3を照射して現像する(図1−(b)参照)。続
いて、得られたスクリーン印刷版6をスクリーン印刷機
にセットし、図1−(c)に示すように、インク7を載せ
てスキージ8を用いて紙、布などの被印刷物9に印刷す
る。インク7はスクリーンの透過部分(メッシュ部)を
通過し、被印刷物9上に画像10が印刷される(図1−
(d)参照)。しかし、この方法では、乳剤を均一に塗る
高度な技術が必要であり、暗室下での作業など多くの工
数、設備を必要とし、しかもゴミの混入や、メッシュの
乱反射によるパターンエッジのなまり等を伴う問題があ
る。
【0004】前記間接製版法では、図2に示すように、
フィルム状の支持体11上に予め別途露光、現像などを
行ってパターン12を形成したものを作成しておく。次
に、前記パターン12が接するようにメッシュ状のスク
リーン15に重ね合わせ、支持体11を除去してパター
ン12のみを転写する。このように得られた版を、図2
−(c)のように、そのパターン12が紙、布などの被印
刷物9と対向するようにスクリーン印刷機にセットし、
インク7を載せスキージ8で被印刷物9に印刷する。イ
ンク7はメッシュ部分を通過し、被印刷物9上に画像1
0が印刷される(図2−(d)参照)。この方法では、フ
ィルムに写し剤が塗布されたものを別途購入しこれに予
めパターン形成しておくので、直接製版法のように、乳
剤技術は特に必要とされず、メッシュの乱反射も受け
ず、ポジフィルムに近い解像度が得られるが、パターン
とスクリーンとの密着強度が低く、十分な耐久性を保持
することができない問題がある。したがって、大量印刷
に不利であり、印刷画像の品質を一定に維持することが
難しい。
【0005】前記直間接製版法は、間接製版法の簡便さ
と直接製版法の強度などの利点とを両立させるために考
案された方法である。即ち、図3に示すように、フィル
ム16の片面に感光性樹脂層17をコーティングしたス
クリーン印刷用直間法フィルムを、型枠に張られたメッ
シュ状のスクリーン1に接着させた後、スクリーン1の
非接着側より水又は感光性樹脂液18を供給し、塗布、
乾燥することにより容易にスクリーンに感光性樹脂層を
貼り合わせる。その後、図3−(c)に示すように、ポジ
フィルム19を使って露光、現像する。得られたスクリ
ーン印刷版20をスクリーン印刷機にセットし、インク
7を載せスキージ8で紙、布などの被印刷物9に印刷す
る。インク7はメッシュ部分を通過し、被印刷物9に画
像10が印刷される(図3−(e)参照)。この方法で
は、感光性樹脂層17を他方より供給される水又は感光
性樹脂液などで接着させるため、前記間接製版法より接
着強度が強く、乳剤は露光直前まで支持体16で保護さ
れるため、ある程度の耐久性を有し、ゴミや埃などの影
響も受けにくい。
【0006】前記直間接製版法では、従来の諸問題は解
決されるものの、スクリーン印刷においては印刷版が不
可欠であるため、少量印刷時には印刷版が印刷コストア
ップの要因となる。即ち、例えば、趣味目的の場合や、
一品のみの作成など少量多品種への対応には、印刷版の
低コスト化が求められる。このような要求に対して、イ
ンクジェット技術を利用して被印刷物に直接画像を形成
する方法が種々提案されている。しかしながら、インク
ジェット技術には、使用可能なインクへの制約が大き
く、例えば被印刷物の材質に対応した色材を記録に支障
を来さないインクジェット用インクとして調製すること
ができなかったり、調製できても良好な色相や画像が得
られない等の問題があった。例えば、インクジェット技
術により直接得られた画像では、スクリーン印刷が有す
る独特の画像厚みや立体感まで実現することは困難であ
る。以上のように、これまで提案されている技術では、
印刷プロセスを簡易化したにすぎず、スクリーン印刷の
代替技術とは言い難い状況にあった。
【0007】ところで、布、プラスチック、プリント基
板、ガラス、磁器、金属などの被印刷物に対する印字
(印刷)は、未だスクリーン印刷によるのが主流であ
る。スクリーン印刷版の作製技術については、例えば、
特開2001−30450号公報において、透明樹脂フ
ィルム層及び感光性樹脂層からなるスクリーン印刷版用
感光性樹脂膜の該透明樹脂フィルム層の表面に、インク
ジェット技術を利用した印刷により印刷画像層を形成
し、これを型枠に張られたスクリーンに貼り付けて露光
した後、前記透明フィルム層を剥離し水現像することに
より、簡便にスクリーン印刷版を製造し得る技術が提案
されている。しかし、インクジェット印刷されてなる前
記印刷画像層は、露光の際のマスクとなるべきものであ
ってスクリーン印刷時のインクを遮断する領域そのもの
ではなく、工程上も露光・現像プロセスが必要なため工
程の簡易化、低コスト化の点では不十分であった。
【0008】また、特開平11−277712号公報で
は、光照射が不要な方法が提案されている。即ち、任意
の支持基板に、インクジェット付与される化学薬剤と反
応して低溶解性となり、未反応部分は水等で除去可能な
ステンシル層を設け、該ステンシル層をスクリーンに転
写することによりスクリーン印刷版を作製する技術が提
案されている。この場合、確かに露光操作は不要である
が、インクジェット付与により形成されるのは潜像とし
ての画像のみで、スクリーン印刷時のインクを遮断する
領域はその後の水による現像プロセスを経て顕在化され
るので、やはり工程の簡易化、低コスト化の点で不十分
であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、スクリ
ーン印刷版となるメッシュ状のスクリーンに直接、スク
リーン印刷時の印刷用インクを遮断する領域を形成する
ことができ、多くの工程、設備が不要で、スクリーン印
刷版を低コストに作製し得る技術は、未だ提供されてい
ないのが現状である。したがって、本発明は、前記従来
における諸問題を解決し、下記目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、高鮮鋭にパターン化された
遮断部材を備え、高解像度の印刷画像を形成し得るスク
リーン印刷版を提供することを目的とし、露光で生ずる
光の乱反射に起因するパターンエッジなまりがなく、エ
ッジの鮮鋭なパターン形成が可能で、高解像度の印刷画
像を形成し得るスクリーン印刷版を、少ない工程数で簡
易かつ低コストに作製することができるスクリーン印刷
版の製造方法、並びにスクリーン印刷版の製造装置を提
供することを目的とする。また、本発明は、前記本発明
のスクリーン印刷版を用い、高解像度の印刷画像が得ら
れ、少量時でも安価に印刷することが可能なスクリーン
印刷方法、及びスクリーン印刷装置、並びに前記本発明
のスクリーン印刷版を用いて高解像度に印刷されたスク
リーン印刷物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は以下の通りである。即ち、 <1> インクを透過する透過部材と、前記透過部材に
付着してインクを遮断する遮断部材とを備えるスクリー
ン印刷版であって、前記遮断部材が、前記透過部材の上
に流体状の遮断材が吐出されてなることを特徴とするス
クリーン印刷版である。 <2> 遮断部材が、透過部材における遮断材に圧力及
び熱の少なくとも一方を付与してなる前記<1>に記載
のスクリーン印刷版である。 <3> インクを透過する透過部材と、前記透過部材に
付着してインクを遮断する遮断部材とを備えるスクリー
ン印刷版であって、前記遮断部材が、中間転写体の上に
流体状の遮断材が吐出され、該遮断材が前記透過部材に
転写されてなることを特徴とするスクリーン印刷版であ
る。
【0011】<4> 遮断材が、インクジェット法で吐
出される前記<1>〜<3>のいずれかに記載のスクリ
ーン印刷版である。 <5> 透過部材がメッシュ状部位を有する前記<1>
〜<4>のいずれかに記載のスクリーン印刷版である。 <6> 透過部材を支持する支持基材を備える前記<1
>〜<5>のいずれかに記載のスクリーン印刷版であ
る。 <7> 支持基材が、透過部材の表面が露出するように
開口部を有する前記<6>に記載のスクリーン印刷版で
ある。
【0012】<8> 支持基材の全部若しくは一部が除
去可能に設けられている前記<6>又は<7>に記載の
スクリーン印刷版である。 <9> 遮断材がワックスを含む前記<1>〜<8>の
いずれかに記載のスクリーン印刷版である。 <10> 遮断材が常温下(好ましくは50℃以下)で
固体状態である前記<1>〜<9>のいずれかに記載の
スクリーン印刷版である。 <11> 遮断材が光硬化性である前記<1>〜<10
>のいずれかに記載のスクリーン印刷版である。 <12> 遮断材が光硬化剤を含む前記<1>〜<11
>のいずれかに記載のスクリーン印刷版である。
【0013】<13> インクを透過する透過部材と、
前記透過部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを
備えるスクリーン印刷版の製造方法であって、遮断部材
を形成するための流体状の遮断材を前記透過部材の上に
吐出する吐出工程を有することを特徴とするスクリーン
印刷版の製造方法である。 <14> インクを透過する透過部材と、前記透過部材
に付着してインクを遮断する遮断部材とを備えるスクリ
ーン印刷版の製造方法であって、遮断部材を形成するた
めの流状体の遮断材を中間転写体の上に吐出する吐出工
程と、前記中間転写体上の前記遮断材を前記透過部材に
転写する転写工程と、を有することを特徴とするスクリ
ーン印刷版の製造方法である。 <15> 吐出工程が、インクジェット法により行われ
る前記<13>又は<14>に記載のスクリーン印刷版
の製造方法である。
【0014】<16> インクを透過する透過部材と、
前記透過部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを
備えるスクリーン印刷版の製造装置であって、遮断部材
を形成するための流体状の遮断材を前記透過部材の上に
吐出する吐出手段を備えることを特徴とするスクリーン
印刷版の製造装置である。 <17> 透過部材に吐出された遮断材に圧力及び熱の
少なくとも一方を付与する手段を備える前記<16>に
記載のスクリーン印刷版の製造装置である。 <18> インクを透過する透過部材と、前記透過部材
に付着してインクを遮断する遮断部材とを備えるスクリ
ーン印刷版の製造装置であって、中間転写体と、遮断部
材を形成するための流体状の遮断材を該中間転写体の上
に吐出する吐出手段と、前記中間転写体上の前記遮断材
を前記透過部材に転写する転写手段と、を有することを
特徴とするスクリーン印刷版の製造装置である。 <19> 吐出手段が、インクジェット吐出機構を備え
る前記<16>〜<18>のいずれかに記載のスクリー
ン印刷版の製造装置である。
【0015】<20> 前記<1>〜<12>のいずれ
かに記載のスクリーン印刷版を用いて被印刷物にスクリ
ーン印刷する印刷工程を有することを特徴とするスクリ
ーン印刷方法である。 <21> 前記<1>〜<12>のいずれかに記載のス
クリーン印刷版を備え、被印刷物にスクリーン印刷する
印刷手段を備えることを特徴とするスクリーン印刷装置
である。 <22> 前記<20>に記載のスクリーン印刷方法、
又は前記<21>に記載のスクリーン印刷装置により得
られることを特徴とするスクリーン印刷物である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のスクリーン印刷版におい
ては、流体状の遮断材が(好ましくはインクジェット法
で)吐出されてなる遮断部材を備えてなり、本発明のス
クリーン印刷版の製造方法及びスクリーン印刷版の製造
装置においては、遮断部材を形成するための流体状の遮
断材が(好ましくはインクジェット法で)吐出される。
また、本発明のスクリーン印刷方法及びスクリーン印刷
装置においては、本発明のスクリーン印刷版を用いてス
クリーン印刷され、本発明のスクリーン印刷物は、本発
明のスクリーン印刷方法、スクリーン印刷装置により形
成される。以下、本発明のスクリーン印刷版及びその製
造方法について詳細に説明し、該説明を通じ、更に本発
明の製造装置、スクリーン印刷方法及び印刷装置、並び
にスクリーン印刷物の詳細を示す。
【0017】<スクリーン印刷版>本発明のスクリーン
印刷版は、インクを透過する透過部材と、該透過部材に
付着してインクを遮断する遮断部材とを備えてなり、前
記遮断部材が前記透過部材に流体状の遮断材が吐出され
てなる。本発明にかかる前記遮断部材が、流体状の遮断
材を用い、これを好ましくはインクジェット法で吐出し
て直接形成されるので、レジスト等の感光性の材料が不
要であり、工程上露光や現像等の工程を経ることもな
く、簡易かつ安価に得られ、しかもゴミの混入やメッシ
ュでの光の乱反射に起因するパターンエッジのなまり
(即ち、解像度の低下)もなく、十分な耐久性を確保で
きる。したがって、高解像度の印刷画像を安定的に形成
することができる。
【0018】本発明のスクリーン印刷版において、前記
透過部材は印刷時にインクを透過し得る領域を構成する
部材であり、インクが付与されると、該付与側とは反対
側に位置する被印刷物上にインク画像を形成する。前記
透過部材としては、印刷用のインクを通過し得る構造を
有するものであれば特に制限はなく、公知材料から適宜
選択することができ、中でもメッシュ状の部位(メッシ
ュ状部位)を有するものが好ましい。メッシュ状部位と
は、例えばメッシュ状、網目状等の穴や隙間を有してな
る部位をさし、前記穴や隙間としてはいずれの形状であ
ってもよい。
【0019】また、前記透過部材の材質としては、特に
制限はなく、例えば、ナイロン、シルク、ポリエステ
ル、ポリアリレート、ポリアミド、ステンレスなど、一
般にスクリーン印刷用に使用される材質から適宜選択で
きる。前記透過部材の中でも、メッシュサイズが80〜
500本/inchのものが好ましく、150〜400本/
inchのものがより好ましい。
【0020】また、本発明のスクリーン印刷版は、前記
透過部材を支持する支持基材を備えていることが好まし
く、例えば図4に示すように、透過部材21が支持基材
70で支持されたものであってもよい。スクリーン印刷
版の製造装置において搬送する場合など、メッシュ状等
の透過部材のみでは十分な強度を確保し得ないため、メ
ッシュ部位の補強、形状維持の可能な支持基材が設けら
れている態様が好ましい。前記支持基材は、透過部材の
全面に設けられてもよく、例えば図6のように、透過部
材の表面、即ちメッシュ状部位が露出するように開口部
を有して設けられていてもよい。また、支持基材の全部
若しくは一部が剥離等により除去可能に設けられた態様
であってもよい。前記支持基材の材質としては、特に制
限はなく、樹脂、厚紙、フィルム等、又は搬送経路が直
線的である場合にはステンレス材、アルミニウム材、木
材等、の公知材料から適宜選択して用いることができ
る。
【0021】前記透過部材には、インクを遮断する遮断
部材が設けられ、印刷時のスクリーン印刷版のインクの
通過を遮断する。前記遮断部材としては、インクの影響
を受けず、前記透過部材と強固に接着して長期耐久性に
優れることが望ましい。該遮断材としては、固化されて
このような性質が得られる遮断材が用いられるが、常温
下(50℃以下)では固形状態で加熱により溶融し液状
状態となる材料(ホットメルト材料)が好適であり、例
えばワックス、熱可塑性樹脂等、及びこれらの混合物等
が挙げられる。また、遮断材には、可塑剤、粘着付与
剤、光で硬化する光硬化剤等の硬化剤(UV硬化剤等)
を適宜添加してもよい。
【0022】前記ワックスとしては、広くワックス
(蝋)物質から選択することができ、例えば、動・植物
ワックス、鉱物ワックス、パラフィン蝋やマイクロクリ
スタリン・ワックス等の石油系ワックス、ポリエチレン・
ワックスやステアリン酸ワックス、エステルワックス等
の脂肪酸系ワックス、及びその他合成ワックス、脂肪酸
アミド含有物質、スルフォンアミド物質、異なる天然物
よりなる樹脂物質、等が挙げられる。また、前記熱可塑
性樹脂としては、例えば、アミド系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、アクリル酸系樹脂、メ
タクリル酸系樹脂、スチレン系樹脂、シリコーン樹脂、
ウレタン系樹脂等の合成樹脂が挙げられる。いずれにお
いても、耐刷性、耐インク性、耐溶剤性等を考慮し、適
宜好適な材料を選択することが望ましい。
【0023】また、前記遮断材には、顔料や染料等の色
材を加えて着色して用いることもできる。該色材として
は、公知のものの中から適宜選択することができる。
【0024】前記遮光材の中でも、光硬化性の材料(光
硬化性遮光材)が特に好ましい。光硬化性に構成するこ
とによって、光照射により遮光部材の強度(即ち耐久
性)を容易に向上させることができる。前記光硬化性遮
光材としては、モノマー、オリゴマー、光重合開始剤を
含有する光感光性樹脂を液状に調製したもののほか、前
記ワックスに、光硬化剤として光硬化性樹脂を添加した
もの等であってもよい。光硬化性樹脂を構成するモノマ
ーは重合して大きな分子となり樹脂を形成する有機材料
であり、オリゴマーはモノマーを予め反応させてあるも
のでモノマーと同様に重合して樹脂を形成する材料であ
る。光重合開始剤は、モノマー、オリゴマーに重合反応
を起こさせる添加剤である。
【0025】光重合性のオリゴマーには、ラジカル重合
反応により硬化するものと、カチオン重合反応により硬
化するものがある。ラジカル重合反応するものには、ウ
レタンアクリレート系、エポキシアクリレート系、エス
テルアクリレート系、アクリレート系があり、カチオン
重合反応するものには、エポキシ系、ビニルエーテル系
がある。前記光重合開始剤としては、ベンゾイルイソプ
ロピルエーテル、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、
クロロチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、
ベンジルジメチルケタール等が挙げられる。前記光硬化
性樹脂としては、上記の材料が好適であり、その添加量
は、耐刷性、耐インク性、耐溶剤性を損なわない範囲で
選択すればよい。
【0026】前記可塑剤としては、例えば、フタル酸エ
ステル系、アジピン酸エステル系、リン酸エステル系、
ポリエステル系等の可塑剤が挙げられ、その添加量は、
耐刷性、耐インク性、耐溶剤性を損なわない範囲で選択
すればよい。また、前記粘着付与剤としては、例えばテ
ルペン系重合体等が挙げられる。
【0027】前記遮断材としては、その融点が70〜2
00℃のものが好ましく、80〜140℃のものがより
好ましい。また、前記遮断材の流体時の粘度としては、
1〜20mPa・sが好ましく、1〜15mPa・s程度
がより好ましい。該粘度が大きくなると、インクジェッ
トヘッドで噴射できなくなることがある。
【0028】本発明に係る遮断材は、例えば、アセト
ン、トルエン、シンナー(希釈溶剤)等の溶剤に不溶あ
るいは溶解しても極僅かであって印刷品質に影響しない
材質が望ましい。前記遮断材からなる遮断部材の厚みと
しては、透過部材の厚み(メッシュ厚)と同程度若しく
は該厚み以上であることが好ましい。
【0029】本発明のスクリーン印刷版は、所望の透過
部材に直接、あるいは中間転写体を介する場合は該中間
転写体に、流体状態の遮断材を所望の画像様に吐出し
(好ましくはインクジェット法により吐出し)付着さ
せ、前記透過部材にインクの透過を遮断する遮断部材を
直接形成することにより作製することができる。具体的
には、後述の本発明のスクリーン印刷版の製造方法によ
り好適に作製することができる。詳細については後述す
る。
【0030】<スクリーン印刷版の製造方法>本発明の
スクリーン印刷版の製造方法は、遮断部材を形成するた
めの流体状の遮断材を吐出する吐出工程を少なくとも有
してなり、該吐出工程において、遮断材を画像様に吐出
して遮断部材をダイレクトに形成する。具体的には、以
下の第一及び第二の態様により、既述の本発明のスクリ
ーン印刷版を好適に製造することができる。
【0031】本発明の第一の態様のスクリーン印刷版の
製造方法は、インクを透過する透過部材に、該透過部材
に付着してインクを遮断する遮断部材を形成するための
流体状の遮断材を吐出する吐出工程を少なくとも有して
なり、好ましくは硬化工程を有してなり、前記透過部材
と遮断部材とを備えるスクリーン印刷版を作製する。本
態様では、遮断材が透過部材に流体状態で直接画像様に
付与され、好ましくはインクジェット法で噴射して付与
されるので、露光や現像工程を要せず、光の乱反射によ
る鮮鋭さの低下も伴わず、エッジがシャープで高鮮鋭な
遮断部材を形成することができる。
【0032】前記吐出工程では、インクを透過する透過
部材の上に流体状の既述の遮断材を吐出して付着させ、
インクを遮断する遮断部材を形成する。遮断材を吐出す
る吐出方法としては、流体状の遮断材を吐出し得る方法
であればよく、好ましくは遮断材の付与により画像化が
可能な公知の方法から適宜選択することができる。中で
も、インクジェット法が特に好ましい。前記インクジェ
ット法としては、その代表例として、インキを静電的に
偏向させる連続同期ジェット法、ピエゾ素子を電気的に
ON/OFFしてインクを加圧して噴射するジェット
法、熱によりインクを沸騰させて噴射する方法でインク
オンデマンド又はドロップオンデマンド法の3態様が挙
げられる。中でも、ピエゾ素子を電気的にON/OFF
してインクを加圧して噴射するジェット法が好ましい。
【0033】また、本発明においては、常温固形の遮断
材を加熱溶融し溶融状態(流体状)となった遮断材を吐
出するホットメルト式インクジェット法が特に好まし
い。加熱溶融時の加熱温度としては、70〜200℃が
好ましく、80〜140℃がより好ましい。ここで、用
いる遮断材の詳細及び好ましい態様については既述の通
りである。
【0034】前記透過部材に遮断材が吐出(噴射)され
ると、遮断材は主としてその表面に付着した状態にある
ため、遮断材を透過部材中に充填し、かつ最終的に得ら
れるスクリーン印刷版の表面を平滑化する観点から、透
過部材の上に吐出された遮断材を加圧及び/又は加熱す
る工程(平滑工程)を有することが好ましい。該平滑工
程では、圧力のみの付与による態様でもよいし、熱のみ
の付与による態様でも要し、両者を併用した態様であっ
てもよい。
【0035】前記加圧の方法としては、特に制限はな
く、任意の内径を有する円筒状、円柱状等の、いわゆる
ローラーと呼ばれるような断面円形の基体や、平面状の
板状体などの公知形状で構成されたもの、例えば一対の
圧着ローラや二枚構成の圧着板などを用いる方法が挙げ
られる。例えば、互いに圧接した状態で回転する一対の
ローラ間に、遮断材が付与された透過部材を通して圧着
することにより、該透過部材中に遮断材が高密度に充填
され、かつ表面が平滑される結果、スクリーン印刷版の
耐久性を大幅に向上させることができ、しかもスクリー
ン印刷版の表面は凹凸が抑えられ、印刷時の操作性(イ
ンク付与による印字印画をスムーズかつ均一に行い得る
こと)の向上にも寄与する。
【0036】圧着時の圧力としては、透過部材(スクリ
ーンメッシュ)の網目(メッシュ)の細かさによって異
なるが、2MPa以上が好ましく、4〜6.5MPaが
より好ましい。前記圧力が2MPa未満であると、遮断
材を透過部材中に十分に充填できず、十分な耐久性を備
える遮断部材(パターン)を有するスクリーン印刷版が
得られないことがある。
【0037】前記加熱の方法としては、遮断材を軟化若
しくは溶融し得る方法であれば特に制限はなく、公知の
発熱手段の中から適宜選択すればよい。また、前記加圧
の際に、加熱ローラや熱板を用い加圧すると同時に加熱
する態様も好ましい。透過部材上で固化した遮断材を軟
化若しくは溶融させた状態で加圧することにより、より
一層容易に、かつ高密度に充填でき、表面平滑化でき、
しかも低圧化することもできる。加熱する場合の温度条
件としては、70〜100℃が好ましい。
【0038】また、吐出工程後、あるいは吐出工程後に
平滑工程を経た後、透過部材に付与された遮断材を硬化
させる目的で、少なくとも遮断材(遮断部材)を光照射
する工程(硬化工程)を設けてもよい。既述のように、
遮断材が光硬化性の場合には、最終的に光照射すること
により形成された遮断部材の強度をより向上させること
ができ、耐久性の高いスクリーン印刷版を得ることがで
きる。尚、光照射のための光源や条件等の詳細について
は、後述のスクリーン印刷版の製造装置の項で詳述す
る。
【0039】本態様の製造方法について、図4を用いて
その一例を説明する。図4は、本発明の第一の態様のス
クリーン印刷版の製造例を説明するための概略図であ
る。ホットメルト式インクジェットヘッド22は、その
吐出口がスクリーンメッシュ(透過部材)21と対向す
るように配置され、スクリーンメッシュ21の搬送路の
インクジェットヘッド22の下流には、ホットメルトイ
ンク23と共にスクリーンメッシュ21を圧着する圧着
ローラ24及び25が配置されている。スクリーン印刷
版となるスクリーンメッシュ21は、支持基材70で支
持された状態で一定速度で矢印方向に搬送されながら、
ホットメルト式インクジェットヘッド22からホットメ
ルトインク23が画像様に噴射(吐出)され、該ホット
メルトインク23はスクリーンメッシュ21上で固化す
る。ホットメルトインクは常温では固体であるので、ホ
ットメルト式インクジェットヘッド22で100℃前後
に加熱され液体(流体状)状態で噴射され、スクリーン
メッシュ21に付与されると自然冷却されて付着する。
この状態でスクリーン印刷版として使用することもでき
る。
【0040】更に、図4に示すように、スクリーンメッ
シュ21中にホットメルトインク23が高密度に充填さ
れ、表面平滑となるように、圧着ロール24及び25に
より圧着することが好ましい。インク23が十分に充填
されてなる印刷版は、耐久性に優れ、しかも印刷時に印
刷用インクをスムーズかつ均一に付与(塗布)すること
ができる。
【0041】本発明の第二の態様のスクリーン印刷版の
製造方法は、遮断部材を形成するための流状体の遮断材
を中間転写体の上に吐出する吐出工程と、中間転写体上
の前記遮断材を透過部材に転写する転写工程とを有して
なり、好ましくは硬化工程を有してなり、前記透過部材
と遮断部材とを備えるスクリーン印刷版を作製する。本
態様では、遮断材が一旦中間転写体に流体状態で直接画
像様に付与され、好ましくはインクジェット法で噴射し
て付与され、更に透過部材に転写されるので、最終的に
得られる遮光部材は平坦に押し広げられて均整化され、
遮光材がドット状に付与されて生ずる隙間ができること
もない。また、第一の態様と同様に、露光や現像工程が
不要で、光の乱反射による鮮鋭さが低下することもな
く、エッジのシャープな高鮮鋭の遮断部材を形成するこ
とができる。
【0042】本態様の吐出工程においては、第一受像体
となる中間転写体の上に流体状の既述の遮断材を吐出し
て付着させ、印刷時にインクを遮断する遮断部材を形成
する。遮断材を吐出する吐出方法としては、既述の第一
の態様と同様の方法を適用でき、好ましい態様も同様で
ある。即ち、常温固形の遮断材を加熱溶融し溶融状態
(流体状)となった遮断材を吐出するホットメルト式イ
ンクジェット法が特に好ましい。ここで、加熱溶融時の
加熱温度や、用いる遮断材の詳細及び好ましい態様につ
いては既述の通りである。
【0043】本態様においては、前記中間転写体は、温
度可変に構成されていることが好ましく、中間転写体に
遮断材を吐出するにあたり、中間転写体の少なくとも遮
断材が付与される領域は加温されていることが好まし
い。付与された遮断材を中間転写体上で固化しない程度
に加熱しておくことにより、遮光材ドット間の隙間をな
くし、遮断不良や凹凸の少ない均整な遮光部材を形成す
ることができる。加温する温度としては、遮断材が完全
に固化しない温度であればよく、50〜110℃が好ま
しく、55〜100℃がより好ましい。
【0044】前記中間転写体は、好ましくは遮断材を吐
出するにあたり加温されるが、吐出(噴射)後におい
て、少なくとも、後述の転写工程で遮断材が透過部材に
転写されるまでの間は一定の温度範囲に保持されている
ことが好ましい。この場合の温度も、遮断材が完全に固
化しない温度であればよく、既述の温度範囲とすること
が好ましい。
【0045】前記中間転写体としては、特に制限はな
く、任意の内径を有した円筒状、円柱状等の、いわゆる
ローラーやドラムと呼ばれるような断面円形の基体や、
四角柱等の多角柱の基体、平面状の基体など、目的や用
途等に応じて公知のものの中から適宜選択することがで
きる。また、中間転写体の内部構造も、中空構造、充填
構造等の如何に関わらず、いずれの態様であってもよ
い。
【0046】前記転写工程においては、既述の吐出工程
で吐出された中間転写体上の遮断材をインクを透過する
透過部材に転写する。転写は、中間転写体上の遮断材が
透過部材に転写可能な方法であれば、特に制限なく行う
ことができる。中でも、第一の態様における加圧の場合
と同様に、遮断材が付与された中間転写体の表面が透過
部材に圧接されるように行う態様が好ましい。具体的に
は、既述の、いわゆるローラーやドラムと呼ばれるよう
な断面円形の基体や、四角柱等の多角柱の基体、平面状
の基体などの公知形状で構成されたもの、例えば一対の
圧着ローラ(加熱ローラー含む)や二枚構成の圧着板
(熱板を含む)などを用いて行うことができる。したが
って、遮断材が透過部材中に充填され、かつ表面平滑化
されたスクリーン印刷版を得ることができる。
【0047】本態様においても、第一の態様と同様に、
転写工程後に光照射を行う硬化工程を設けることが好適
である。透過部材に設けられた遮断部材の強度(耐久
性)をより向上させることができる。
【0048】本態様の製造方法について、図5を用いて
その一例を説明する。図5は、本発明の第二の態様のス
クリーン印刷版の製造例を説明するための概略工程図で
ある。図5に示すように、ホットメルト式インクジェッ
トヘッド22は、その吐出口が円筒状の中間転写体27
の湾曲表面と対向するように配置され、圧着ローラ29
は、中間転写体27の湾曲表面と圧接可能なように設け
られ、中間転写体27と同期して回転するようになって
いる。スクリーンメッシュ21は、中間転写体27と圧
着ローラ29との間を加圧されながら搬送されるように
なっている。
【0049】図5−(a)に示すように、常温固体のホッ
トメルトインク23は、100℃前後に加熱されると、
溶融して流体状となってホットメルト式インクジェット
ヘッド22から画像様に噴射(吐出)される(吐出工
程)。したがって、中間転写体27の湾曲表面上に一旦
遮光部材となる所望の画像が形成される。このとき、中
間転写体27は、発熱装置(不図示)で少なくともその
湾曲表面が70〜80℃に温度調整されており、その表
面に付着したホットメルトインク23は完全に固化する
ことなく、圧変形可能な状態で保持される。続いて、図
5−(b)に示すように、スクリーンメッシュ21が、圧
着ローラ29と中間転写体27との間を圧着された状態
(2MPa以上)で搬送されると、中間転写体27上の
ホットメルトインク23は順次スクリーンメッシュ21
中に埋め込まれながら転写される(転写工程)。このと
きホットメルトインク23は固化し、スクリーンメッシ
ュ中に固定される。以上のように、ホットメルトインク
23は透過部材(スクリーンメッシュ)中に高密度に充
填される結果、吐出時のドット形状が消失し、遮光部材
と透過部材との間の十分な密着性が得られ、表面凹凸が
緩和されるので、均一性、耐久性、表面性に優れた、本
発明のスクリーン印刷版を作製することができる。
【0050】<スクリーン印刷版の製造装置>本発明の
スクリーン印刷版の製造装置は、透過部材の上に遮断部
材を形成するための流体状の遮断材を吐出する吐出手段
を少なくとも有してなり、該吐出手段により遮断剤を画
像様に吐出して遮断部材をダイレクトに形成する。ま
た、必要に応じて所望の文字や画像又は設計図面を作
成、加工(拡大縮小など)するための手段(コンピュー
タ等の電子計算機など)や、写真画像を取り込むための
読取手段(スキャナー等)などを備えていてもよい。
【0051】例えば、図7に示すように、スクリーン印
刷版の製造装置42と、スクリーン印刷版の製造装置4
2に画像データを伝送可能に電気的に接続されたコンピ
ュータ(電子計算機)41と、コンピュータ41に原稿
データを伝送可能に電気的に接続されたスキャナ(画像
読取手段)40とを備えて構成されていてもよい。この
場合、手書きの原稿(不図示)を準備し、これをスキャ
ナ40で読み取り、読み取った画像データをスキャナ4
0と接続されたコンピュータ41に送り、該画像データ
の加工、修正、色分解などを行って印刷用の版データを
得る。データなどは、電子計算機で直接作成、加工して
もよい。できあがった版データをコンピュータ41に接
続されたスクリーン印刷版の製造装置42へ送る。スク
リーン印刷版の製造装置42では、版データに基づきス
クリーン印刷版が作製されるが、例えば下記第一及び第
二の態様の製造装置により、既述の本発明のスクリーン
印刷版を好適に製造することができる。
【0052】本発明の第一の態様のスクリーン印刷版の
製造装置は、インクを透過する透過部材に、該透過部材
に付着してインクを遮断する遮断部材を形成するための
流体状の遮断材を吐出する吐出手段を少なくとも備えて
なり、好ましくは照射手段を備えてなり、遮断部材が設
けられた透過部材を備えるスクリーン印刷版を作製する
ことができる。本態様は、既述の本発明の第一の態様の
スクリーン印刷版の製造方法を適用した装置であり、遮
断材が透過部材に流体状態で直接画像様に付与され、好
ましくはインクジェットヘッド等で噴射して付与される
ので、露光や現像等の手段が不要で簡易に構成すること
ができる。
【0053】前記吐出手段としては、流体状の遮断材を
吐出し得る手段であればよく、好ましくは遮断材を画像
様に付与できる公知の手段から適宜選択できる。中で
も、インクジェットヘッドなど、インクジェット吐出機
構を備える手段が特に好ましく、常温固形の遮断材を加
熱溶融し溶融状態(流体状)となった遮断材を吐出可能
なホットメルト式インクジェットヘッドが特に好まし
い。尚、吐出手段は、例えば既存のインクジェットヘッ
ドを使用することができる。
【0054】また、前記透過部材に遮断材が吐出(噴
射)されると、遮断材はその表面に付着した状態にある
ため、遮断材を透過部材中に充填し、かつ最終的に得ら
れるスクリーン印刷版の表面を平滑化する観点から、透
過部材の上に吐出された遮断材を加圧及び/加熱する手
段(平滑手段)を備えることが好ましい。加圧の方法と
しては既述の通りであり、加圧するための手段として
は、特に制限はなく、任意の内径を有する円筒状、円柱
状等の、いわゆるローラーと呼ばれるような断面円形の
2個の基体が互いに圧接されて対をなす圧着ローラや、
平面状の二枚の板状体で構成された圧着板などが挙げら
れる。加熱の方法としては、遮断材を軟化若しくは溶融
し得る方法であれば特に制限はなく、加熱するための手
段としては、公知の発熱手段の中から適宜選択すること
ができる。また、より一層の高密度充填、表面平滑化、
低圧化の点で、加圧と同時に加熱する手段も好ましく、
具体的には、加熱ローラや熱板等が好適である。
【0055】更に、既述のスクリーン印刷版の製造方法
での硬化工程を行う照射手段を備えていてもよい。照射
手段における光照射は、透過部材に付与された遮断材を
硬化させる目的で、少なくとも遮断材の全体若しくは一
部が照射されるように行われればよく、あるいは画像様
に行ってもよい。また、光照射は、遮光剤が設けられた
透過部材を固定し、その一端から他端へ光源を移動させ
ることにより、又は光源を固定し、該透過部材をその一
端から他端まで移動させることにより行ってもよく、該
透過部材及び光源の両者を互いに移動させて行ってもよ
い。前記光照射は、品質安定の点で、均一に行われるこ
とが好ましい。
【0056】光照射に用いる光源としては、遮光材や光
硬化剤の感応波長を発する光源から適宜選択すればよ
く、例えば、蛍光灯、キセノンランプ、紫外線(UV)ラ
ンプ等が挙げられる。尚、光照射時の照射強度、照射エ
ネルギーも遮光材や光硬化剤の特性に合せて適宜選択す
ればよい。
【0057】以上のように、遮断材を吐出(噴射)し得
る吐出手段及び必要に応じて圧着手段、照射手段を備え
た簡易な構成とすることができるので、装置の低コスト
化が図れ、品質の良好なスクリーン印刷版を安価に製造
することができる。
【0058】本発明の第二の態様のスクリーン印刷版の
製造装置は、中間転写体と、該中間転写体の上に遮断部
材を形成するための流状体の遮断材を吐出する吐出手段
と、中間転写体上の前記遮断材を透過部材に転写する転
写手段とを備えてなり、好ましくは硬化手段を備えてな
り、遮断部材が設けられた透過部材を備えるスクリーン
印刷版を作製することができる。尚、中間転写体の詳細
については既述の通りである。本態様は、既述の本発明
の第二の態様のスクリーン印刷版の製造方法を適用した
装置であり、遮断材が一旦中間転写体に流体状態で直接
画像様に付与され、好ましくはインクジェット法で噴射
して付与され、更に透過部材に転写されるので、露光や
現像等の手段が不要で簡易な構成とすることができる。
【0059】前記吐出手段としては、既述の第一の態様
と同様の手段が適用でき、好ましい態様も同様である。
即ち、常温固形の遮断材を加熱溶融し溶融状態(流体
状)となった遮断材を吐出可能なホットメルト式インク
ジェットヘッドが特に好ましい。
【0060】前記転写手段としては、中間転写体上の遮
断材を透過部材の上に転写可能に構成されたものであれ
ばよく、第一の態様における圧着手段と同様、遮断材が
付与された中間転写体の表面と透過部材との圧接が可能
な手段が好ましい。具体的には、既述の、いわゆるロー
ラーやドラムと呼ばれるような断面円形の2個の基体が
互いに圧接されて対をなす圧着ローラ(加熱ローラー含
む)や、平面状の二枚の板状体で構成された圧着板(熱
板を含む)などが挙げられる。
【0061】また、例えば図8のように、転写手段で透
過部材48に遮断材46が転写された後(図8−(b)参
照)、既述のスクリーン印刷版の製造方法での硬化工程
を行う照射手段を備えていてもよい。図8は、照射手段
として、UVランプ50が透過部材48の遮断材46が
転写された側の表面に対向して配置された例である。照
射手段における光照射は、転写された遮断材46が少な
くとも硬化されるように行われればよく、照射の方法や
光源については第一の態様と同様である。
【0062】以上のように構成することにより、遮断材
を透過部材中に高密度に充填させることが可能で、しか
も吐出時のドット形状が消失し、遮断部材の表面が平滑
なスクリーン印刷版を作製することができる。また、照
射手段を設けることで耐久性をも確保することができ
る。
【0063】<スクリーン印刷方法>スクリーン印刷
は、一般に写真フィルム原板を使用することなく、コン
ピュータ等の電子計算機と接続された印刷装置を用いて
行われ、近年では、電子計算機の急速な進歩に伴い、コ
ンピュータからの文字や画像データを利用したり、コン
ピュータによる設計図面を拡大縮小したり、写真画像を
スキャナーから取り込んだデータを利用して印刷するこ
とができる。
【0064】本発明のスクリーン印刷方法は、既述の本
発明のスクリーン印刷版を用いて被印刷物にスクリーン
印刷する印刷工程を有してなる。具体的な印刷例を以下
に示す。即ち、図6に示すように、一端を軸に開口する
二枚の板状部材(支持基材)の一方に、本発明のスクリ
ーン印刷版33を取り付け、板状部材の他方の、スクリ
ーン印刷版33と対向する側の表面に被印刷体35を配
置できる印刷機32を用意し、印刷機32のスクリーン
印刷版33にインク30を載せ、図6に示すようにスキ
ージ31で伸ばすことにより、透過部34から被印刷体
35へ印刷することができる。その後、加熱等の所望の
処理を行うことによって印刷が完了する。このとき、ス
クリーン印刷版33のインク供給面は、スキージ31に
よる印刷版へのダメージをできるだけ少なくし、画像再
現性を高めるため、スクリーン印刷版の遮断部材が付与
されている側の表面を、被印刷物と対向する側とするこ
とが好ましい。前記印刷用インクとしては、一般に印刷
用として用いられる、B(青色)、G(緑色)、R(赤色)等
のインクを用いることができる。
【0065】<スクリーン印刷装置>本発明のスクリー
ン印刷装置は、既述の本発明のスクリーン印刷版を備え
て所望の被印刷物にスクリーン印刷する印刷手段を少な
くとも備えてなる。該印刷手段は、本発明のスクリーン
印刷版を備え、スクリーン印刷できればいずれの態様で
あってもよい。
【0066】例えば、図9に示すように、一端を軸に開
口する二枚の板状部材の一方に、被印刷物との非対抗面
側がインク供給のための凹部(インク供給部)を有する
ように本発明のスクリーン印刷版56を取り付け、他方
はスクリーン印刷版56との対向面側の表面に被印刷体
が配置できるように構成されていてもよい。この場合、
インク52がインク供給部に供給されると、スキージ5
3で伸ばされスクリーン印刷版56のメッシュ部(M字
部)54から被印刷物である鋼板55表面に印刷される
(図9−(b))。
【0067】<スクリーン印刷物>本発明のスクリーン
印刷物は、既述の本発明のスクリーン印刷方法により、
あるいは既述の本発明のスクリーン印刷装置により作成
される。本発明のスクリーン印刷版を用いてスクリーン
印刷が行われるので、布、プラスチック、プリント基
盤、ガラス、磁器、金属版、あるいは立体物、湾曲材な
ど、所望の被印刷物に画像厚みや立体感のある高解像度
の画像を得ることができる。
【0068】また、本発明においては、上述のように直
接被印刷物に画像を形成する方法によるほか、被印刷物
が立体物、湾曲材など、直接印刷することが困難な場合
には、水溶性の接着層を有して貼付可能な転写紙を用い
る方法によるものであってもよい(図10参照)。
【0069】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1)鋼板を被印刷物とした例を以下に示す。ま
ず、図7に示すように、スクリーン印刷版の製造装置4
2と、スクリーン印刷版の製造装置42に画像データを
伝送可能に電気的に接続されたコンピュータ(電子計算
機)41と、コンピュータ41に原稿データを伝送可能
に電気的に接続されたスキャナ(画像読取手段)40と
からなるシステムを構築した。
【0070】続いて、手書きの原稿(不図示)を準備
し、これをスキャナ40で読み取り、読み取った画像デ
ータをスキャナ40に接続されたコンピュータ41に送
り、該画像データの加工、修正、色分解などを行って印
刷用の版データを作成した。続いて、得られた版データ
をコンピュータ41と接続するスクリーン印刷版の製造
装置42へ伝送した。
【0071】スクリーン印刷版の製造装置42は、図8
に示すように構成され、以下のようにして本発明のスク
リーン印刷版を作製した。ホットメルト式インクジェッ
トヘッド43は、図8−(a)に示すように、流体状の遮
断材を吐出する吐出口が円筒状の中間転写体45の湾曲
表面と対向する位置に配置されている。圧着ローラ47
は、中間転写体45との間で透過部材を圧接できるよう
に設けられ、中間転写体45と同期して矢印方向に回転
して透過部材であるスクリーンメッシュ48を搬送可能
に設けられている。
【0072】このように構成されたスクリーン印刷版の
製造装置42を起動すると、中間転写体45及び圧着ロ
ーラ47が回転すると同時に、上記より得られた版デー
タに基づいて、ホットメルト式インクジェットヘッド4
3が130℃に加熱され、ホットメルトインク44が中
間転写体45の表面に画像様に噴射された(吐出工
程)。ホットメルトインク44は、紫外線(UV)によ
って硬化する光硬化性インクであり、具体的には、テト
ラアミドとモノアミドの混合物を主成分とし、これに更
にテルペン重合体(粘着付与剤)とモノ及びポリ不飽和
カルボン酸エステル(可塑剤)とを含んでなるものを用
いた。該ホットメルトインク44は常温では固体であ
り、100℃前後の温度で流体状となるように調製され
ている。
【0073】中間転写体45は、付着させたインク46
が完全に固化しない程度の温度70〜80℃程度にコン
トロールされ(図8−(a))、この状態まま、図−(b)
に示すように、圧着ローラ47との間で搬送されてきた
スクリーンメッシュ(N#175(メッシュ数175本
/inch、NBC工業(株)製)48と圧着させながらホ
ットメルトインク44をスクリーンメッシュ48に転写
した(転写工程)。ここで、転写時の圧着力を5MPa
とした。このとき、メッシュ中にホットメルトインクが
完全に埋め込まれるように適宜圧着力を選択し、一般に
はメッシュサイズが細かくなるほどインクは充填され難
く、高い圧力とすることが望ましい。
【0074】スクリーンメッシュ48の搬送路の中間転
写体45及び圧着ローラ47の下流側には、照射手段と
して、少なくともスクリーンメッシュ48に転写された
遮断材44への照射が可能なようにUVランプ50が配
置されている。上記のように転写を完了した後、更にU
Vランプ50の方向にスクリーンメッシュ48を搬送さ
せ、スクリーンメッシュ48がUVランプ50まで搬送
されると、図8−(c)に示すように、その遮断材44が
転写された側の表面をUVランプ50により光(照射エ
ネルギー250〜500mJ/cm2)を照射した(硬
化工程)。以上のようにして、本発明のスクリーン印刷
版を得た。
【0075】次に、図9に示すように、一端を軸に開口
するように構成された二枚の板状部材で構成された印刷
装置51を用意し、その板状部材の一方は、その中央部
を開口し、該開口部において被印刷体との非対向面側が
インク供給のための凹部(インク供給部)を有するよう
に上記より得たスクリーン印刷版56を取り付け、板状
部材の他方の、スクリーン印刷版56との対向面側の表
面には鋼板(被印刷物)55を配置した。このとき、ス
クリーン印刷版56は、メッシュ部位である透過部(M
字部)に開口を有する板状部材(支持基材)により、少
なくとも透過部が支持されている。インク52をインク
供給部に供給し、スキージ53で伸ばしてスクリーンメ
ッシュ56の透過部(M字部)54からインク52を通
過させて鋼板55に印刷を行った。このとき、スクリー
ン印刷版56のインク供給面は、スキージ53によるダ
メージをできるだけ少なくするため、遮断材44が転写
されていない側とした。尚、色数に合わせて以上の工程
を繰り返すことでカラー印刷を行うこともできる。以上
のように印刷を終了し、鋼板57を乾燥させた。
【0076】以上のように、少ない工程数で簡易かつ低
コストにスクリーン印刷版を作製することができた。ま
た、得られたスクリーン印刷版は、遮断部材としてエッ
ジがシャープで高鮮鋭なパターンを備えて構成され、耐
久性にも優れていた。しかも、スクリーン印刷により鋼
板上に形成した印刷画像は、解像度に優れていた。
【0077】(実施例2)実施例1で用いた鋼板に代え
て円柱体を被印刷物とし、該円柱体の湾曲面に以下のよ
うにして印刷画像を形成した。まず、実施例1と同様の
システムを構築し、実施例1と同様の工程を経て、本発
明のスクリーン印刷版を作製した。
【0078】続いて、実施例1と同様の印刷装置51
(図10−(a)参照)を用意し、その板状部材の他方
の、スクリーン印刷版56との対向面側の表面には、実
施例1で用いた鋼板に代えて転写紙(被印刷物)を配置
した。ここで用いた転写紙は、通常の紙と異なり、図1
0−(b)に示すように、ベース紙62上に、デキストリ
ンを主成分とする水溶性の滑り剤をコーティングしてな
る水溶性層61を有して構成される。したがって、イン
ク52をインク供給部に供給し、スキージ53で伸ばし
てスクリーンメッシュ56の透過部(M字部)54から
インク52を通過させて印刷を行うと、水溶性層の表面
に印刷パターン63が印字される。
【0079】次に、遮光材が付与されていない透過部材
を前記スクリーンメッシュ56に代えてセットし、イン
ク供給部にブチラール樹脂を主成分とする保護膜用組成
物を供給して、図10−(b)に示すように、印刷パター
ン63が印字された水溶性層の表面上にブチラール樹脂
を主成分とする保護膜64を形成した。この保護膜を設
けることにより、該膜が伸縮に富み、印刷した画像がバ
ラバラにならないように固定されるので、画像が崩れる
ことなく被印刷物への印刷、密着を好適に行うことがで
きる。
【0080】次に、少なくとも転写紙を水に浸漬させ、
図10−(c)に示すように、水溶性層を水に溶解させて
ベース紙62を剥離除去し、印刷パターン63を保護膜
64と共に(これを、画像部66とする)分離した。分
離された画像部66は、図10−(d)に示すように、円
柱体67の湾曲面の表面にその水溶性層面で貼り付け、
転写した。その後、乾燥、焼成を行って円柱体上に定着
させた。
【0081】以上のように、湾曲する立体表面にも、解
像度に優れスクリーン印刷された印刷画像を高解像度に
形成することができた。尚、実施例1と同様、低工程数
で簡易かつ低コストにスクリーン印刷版を作製でき、得
られたスクリーン印刷版は、遮断部材としてエッジがシ
ャープで高鮮鋭なパターンを備えて構成され、耐久性に
も優れていた。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、高鮮鋭にパターン化さ
れた遮断部材を備え、高解像度の印刷画像を形成し得る
スクリーン印刷版、露光で生ずる光の乱反射に起因する
パターンエッジなまりがなく、エッジの鮮鋭なパターン
形成が可能で、高解像度の印刷画像を形成し得るスクリ
ーン印刷版を、少ない工程数で簡易かつ低コストに形成
することができるスクリーン印刷版の製造方法、並びに
スクリーン印刷版の製造装置を提供することができる。
また、本発明によれば、前記本発明のスクリーン印刷版
を用い、高解像度の印刷画像が得られ、少量時でも安価
に印刷することが可能なスクリーン印刷方法、及びスク
リーン印刷装置、並びに前記本発明のスクリーン印刷版
を用いて高解像度に印刷されたスクリーン印刷物を提供
することができる。
【0083】また更に、本発明においては、従来のイン
クジェットプリンタを用いることができ、しかも他に別
途工程を要しないので、スクリーン印刷版の作製おい
て、従来に比して大幅な低コスト化を達成できる。した
がって、少量印刷時でも印刷版が印刷コストアップとな
ることもなく、従来適用されていなかった分野(コスト
上不利とされていた技術分野)への適用も期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の直接製版法による製造法を示す工程図
である。
【図2】 従来の間接製版法による製造法を示す工程図
である。
【図3】 従来の直間接製版法による製造法を示す工程
図である。
【図4】 本発明の第一の態様のスクリーン印刷版の製
造例を説明するための概略図である。
【図5】 本発明の第二の態様のスクリーン印刷版の製
造例を説明するための概略工程図である。
【図6】 本発明のスクリーン印刷装置の一例を示す斜
視図である。
【図7】 本発明のスクリーン印刷版の製造装置を用い
てスクリーン印刷版を作製するためのシステム構成例を
示す概略図である。
【図8】 本発明の第二の態様のスクリーン印刷版の製
造例を説明するための概略工程図である。
【図9】 (a)は本発明のスクリーン印刷装置の一例を
示す斜視図であり、(b)はスクリーン印刷により得られ
たスクリーン印刷物の一例を示す図である。
【図10】 本発明のスクリーン印刷方法により湾曲面
にスクリーン印刷するところを説明するための概略工程
図である。
【符号の説明】
1,15…透過部材(スクリーン) 2…感光性樹脂乳剤 5,12…パターン 6,20,33,56…スクリーン印刷版 7,30,52…印刷用インク 8,31,53…スキージ 9,35,67…被印刷物 10…印刷画像 17…感光性樹脂層 18…水又は感光性樹脂液 19…ポジフィルム 21,48…透過部材(スクリーンメッシュ) 22…インクジェットヘッド 23,28,44…遮断材(ホットメルトインク) 24,25,29,47…圧着ローラ 26…遮断部材(充填されたパターン) 27,45…中間転写体 32,42…印刷機(スクリーン印刷版の製造装置) 43…ホットメルト式インクジェットヘッド 50…UVランプ(照射手段) 55…鋼板 60…転写紙 61…水溶性層 64…保護膜 65…水に溶解した水溶性層成分 70…支持基材
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 博昭 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 山田 秀一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 池田 宏 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C056 FB01 2H084 AA25 AA31 AE05 BB07 CC10 2H114 AB05 BA10 DA45 DA53 DA55 DA60 EA01 EA03 EA04 GA11 GA35 GA38

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを透過する透過部材と、前記透過
    部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを備えるス
    クリーン印刷版であって、 前記遮断部材が、前記透過部材の上に流体状の遮断材が
    吐出されてなることを特徴とするスクリーン印刷版。
  2. 【請求項2】 遮断部材が、透過部材における遮断材に
    圧力及び熱の少なくとも一方を付与してなる請求項1に
    記載のスクリーン印刷版。
  3. 【請求項3】 インクを透過する透過部材と、前記透過
    部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを備えるス
    クリーン印刷版であって、 前記遮断部材が、中間転写体の上に流体状の遮断材が吐
    出され、該遮断材が前記透過部材に転写されてなること
    を特徴とするスクリーン印刷版。
  4. 【請求項4】 遮断材が、インクジェット法で吐出され
    る請求項1から3までのいずれかに記載のスクリーン印
    刷版。
  5. 【請求項5】 透過部材がメッシュ状部位を有する請求
    項1から4までのいずれかに記載のスクリーン印刷版。
  6. 【請求項6】 透過部材を支持する支持基材を備える請
    求項1から5までのいずれかに記載のスクリーン印刷
    版。
  7. 【請求項7】 支持基材が、透過部材の表面が露出する
    ように開口部を有する請求項6に記載のスクリーン印刷
    版。
  8. 【請求項8】 支持基材の全部若しくは一部が除去可能
    に設けられている請求項6又は7に記載のスクリーン印
    刷版。
  9. 【請求項9】 遮断材がワックスを含む請求項1から8
    までのいずれかに記載のスクリーン印刷版。
  10. 【請求項10】 遮断材が常温下で固体状態である請求
    項1から9までのいずれかに記載のスクリーン印刷版。
  11. 【請求項11】 遮断材が光硬化性である請求項1から
    10までのいずれかに記載のスクリーン印刷版。
  12. 【請求項12】 遮断材が光硬化剤を含む請求項1から
    11までのいずれかに記載のスクリーン印刷版。
  13. 【請求項13】 インクを透過する透過部材と、前記透
    過部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを備える
    スクリーン印刷版の製造方法であって、 遮断部材を形成するための流体状の遮断材を前記透過部
    材の上に吐出する吐出工程を有することを特徴とするス
    クリーン印刷版の製造方法。
  14. 【請求項14】 インクを透過する透過部材と、前記透
    過部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを備える
    スクリーン印刷版の製造方法であって、 遮断部材を形成するための流状体の遮断材を中間転写体
    の上に吐出する吐出工程と、前記中間転写体上の前記遮
    断材を前記透過部材に転写する転写工程と、を有するこ
    とを特徴とするスクリーン印刷版の製造方法。
  15. 【請求項15】 吐出工程が、インクジェット法により
    行われる請求項13又は14に記載のスクリーン印刷版
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 インクを透過する透過部材と、前記透
    過部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを備える
    スクリーン印刷版の製造装置であって、 遮断部材を形成するための流体状の遮断材を前記透過部
    材の上に吐出する吐出手段を備えることを特徴とするス
    クリーン印刷版の製造装置。
  17. 【請求項17】 透過部材に吐出された遮断材に圧力及
    び熱の少なくとも一方を付与する手段を備える請求項1
    6に記載のスクリーン印刷版の製造装置。
  18. 【請求項18】 インクを透過する透過部材と、前記透
    過部材に付着してインクを遮断する遮断部材とを備える
    スクリーン印刷版の製造装置であって、 中間転写体と、遮断部材を形成するための流体状の遮断
    材を該中間転写体の上に吐出する吐出手段と、前記中間
    転写体上の前記遮断材を前記透過部材に転写する転写手
    段と、を有することを特徴とするスクリーン印刷版の製
    造装置。
  19. 【請求項19】 吐出手段が、インクジェット吐出機構
    を備える請求項16から18までのいずれかに記載のス
    クリーン印刷版の製造装置。
  20. 【請求項20】 請求項1から12までのいずれかに記
    載のスクリーン印刷版を用い、被印刷物にスクリーン印
    刷する印刷工程を有することを特徴とするスクリーン印
    刷方法。
  21. 【請求項21】 請求項1から12までのいずれかに記
    載のスクリーン印刷版を備え、被印刷物にスクリーン印
    刷する印刷手段を備えることを特徴とするスクリーン印
    刷装置。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載のスクリーン印刷方
    法、又は請求項21に記載のスクリーン印刷装置により
    得られることを特徴とするスクリーン印刷物。
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