JP2003089230A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003089230A
JP2003089230A JP2001283531A JP2001283531A JP2003089230A JP 2003089230 A JP2003089230 A JP 2003089230A JP 2001283531 A JP2001283531 A JP 2001283531A JP 2001283531 A JP2001283531 A JP 2001283531A JP 2003089230 A JP2003089230 A JP 2003089230A
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淳憲 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー担持体上のトナー層にギャップ規定手
段を当接させることで、トナー担持体とトナー飛翔制御
手段とのギャップを規定する画像形成装置において、良
好な画質でトナー像を安定して形成する。 【解決手段】 スペーサ5は、トナー層TLを構成する
負帯電トナーTの仕事関数より大きな仕事関数を有する
材料で構成されている。このため、帯電量が過剰となっ
ているトナーがスペーサ5と接触することによって、ト
ナーからスペーサ5への電子移動が起こり、このトナー
の帯電量は低下する。こうして帯電量の大きなトナーの
帯電量が低下することによってトナーの帯電量のばらつ
きが小さくなり、トナー飛翔の制御性が向上するので、
良好な画質で画像形成を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリ、プリンタ等の画像形成装置、特にトナー担持体
から背面電極へのトナー飛翔を制御することによって複
写紙、転写紙、コピー用紙、記録紙、転写媒体などの受
像体にトナーを付着させて画像形成を行う画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トナーを用いた画像形成方法としては、
従来よりジャンピング方式のものや、プロジェクション
方式のものが最も広く用いられている。この種の画像形
成方法は、感光体上に画像に対応する静電潜像を形成
し、画像形成剤としてのトナーを現像ローラ等のトナー
担持体から感光体上の静電潜像に付着させてトナー像を
得た後、そのトナー像を複写紙、転写紙、コピー用紙、
記録紙などに転写するものである。しかしながら、これ
らの画像形成方法では、感光体表面に静電潜像を形成す
る工程(感光プロセス)を必要としており、装置構成が
複雑であり、かつ装置コストおよびランニングコストが
高いという問題を含んでいる。そこで、近年、米国特許
第3,689,935号、同第5,036,341号や
特表2001−505146号公報に記載されたよう
に、電界の作用によりトナーを複写紙、記録紙や中間転
写ベルトなどの受像体上に飛翔させ、画像を形成するい
わゆる「トナージェット(登録商標)」方式の画像形成
装置が注目されてきている。
【0003】この画像形成装置では、トナーを担持しな
がら所定の移動方向に搬送する現像ローラなどのトナー
担持体が設けられるとともに、そのトナー担持体の表面
に当接するようにトナー規制ブレードが設けられてい
る。このため、トナー担持体上のトナーはトナー規制ブ
レードによって摩擦帯電されるとともに、所定厚みに規
制された後、背面電極と対向するトナー飛翔開始位置ま
で搬送される。
【0004】また、この画像形成装置には、トナー担持
体と背面電極との間に、帯電トナーが通過するための複
数のトナー通過孔を有するフレキシブルプリント回路基
板(Flexible Printed Circuit)が配置されるととも
に、さらにフレキシブルプリント回路基板と背面電極と
の間に記録紙や転写媒体などの受像体が配置されてい
る。そして、トナー担持体と背面電極との間に電位差が
印加されて帯電トナーをトナー担持体から背面電極に向
かって飛翔させる移送静電界が形成されている。また、
フレキシブルプリント回路基板では、各トナー通過孔の
周囲に制御電極が配置されており、画像信号に応じて各
制御電極に与える電圧を制御することによって各トナー
通過孔を静電気的に開閉し、上記画像信号に対応して帯
電トナーをトナー担持体からトナー通過孔を介して背面
電極に飛翔させ、受像体に付着させる。こうすることで
画像信号に対応するトナー像が受像体上に形成される。
【0005】この種の画像形成装置では、安定してトナ
ー像を形成するために、トナー担持体とフレキシブルプ
リント回路基板とのギャップを一定に保つ必要がある。
そこで、例えば特許第3045295号の特許掲載公報
や特開2000−211180号公報などに記載されて
いるように、トナー飛翔開始位置に対して移動方向の上
流側にスペーサ(ギャップ規定手段)を配置することで
上記ギャップを一定に保つギャップ管理技術が提案され
ている。すなわち、このスペーサはトナー規制ブレード
とトナー飛翔開始位置との間でトナー担持体上に担持さ
れるトナー層と当接するように配置されており、これに
よってトナー担持体とトナー飛翔制御手段とのギャップ
を規定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された画像形成装置では、トナー担持体上のトナ
ーをトナー規制ブレードと摩擦することによってトナー
を帯電させているが、一般にこのような摩擦帯電では、
摩擦される物質の表面状態やその周囲環境などによって
その帯電状態は大きく異なる。そして、上記したトナー
とトナー規制ブレードとの摩擦においても、トナーの粒
径や表面状態によってその帯電量は一定ではなく、大き
くばらつくこととなる。このような帯電量のばらつきが
トナー担持体上のトナー層に生じると、同じ電界強度に
対するトナー飛翔量が一定しないため、形成されるトナ
ー像に濃度ムラを生じたり、画像品質が周囲環境によっ
て著しく変動するなど、安定した画像形成を行う上での
障害となる。
【0007】このような濃度ムラの発生を防止して安定
したトナー像形成を行うためには、トナー担持体上に形
成されるトナー層の帯電量は、その面内において均一
で、しかも常に一定であることが望ましい。
【0008】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、トナー担持体上のトナー層にギャップ規定手段を
当接させることで、トナー担持体とトナー飛翔制御手段
とのギャップを規定する画像形成装置において、良好な
画質でトナー像を安定して形成することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、基準帯電量
を有するトナーを担持させながらトナー担持体を所定の
移動方向に移動することによって該トナーを背面電極と
対向するトナー飛翔開始位置に搬送するとともに、前記
トナー担持体と前記背面電極との間に配置されたトナー
飛翔制御手段で前記トナー担持体から前記背面電極への
トナー飛翔を制御することによって前記背面電極と前記
トナー飛翔制御手段との間に搬送される受像体にトナー
を着弾させてトナー像を形成する画像形成装置であっ
て、上記目的を達成するため、前記トナー飛翔開始位置
に対して前記移動方向の上流側に配置され、前記トナー
担持体上に担持されるトナー層と当接して前記トナー担
持体と前記トナー飛翔制御手段とのギャップを規定する
ギャップ規定手段をさらに備え、しかも、前記ギャップ
規定手段は、前記トナー層と当接することで前記トナー
層を構成する各トナー粒子の帯電量を前記基準帯電量に
近づけるべく調整することを特徴としている(請求項
1)。
【0010】このような画像形成装置では、例えば摩擦
帯電によって帯電され、トナー担持体上に担持されてい
る各トナー粒子の帯電量は一定ではなく、ばらつきを有
している。すなわち、例えば図5の曲線(a)に示すよ
うに、トナー担持体上のトナー粒子についてその帯電量
に関する分布曲線が、ある帯電量Cをピークとしてその
両裾に広がりを持つ曲線となっている。この曲線におい
てピークをなす帯電量Cがこのトナーについて本発明に
いう「基準帯電量」に相当する。そして、トナー担持体
上に上記した基準帯電量と大きく相違した帯電量を有す
るトナーが存在すると、所定のトナー飛翔開始位置で飛
翔しなかったり、受像体上の着弾位置がずれて画像品質
を低下させることとなる。したがって、トナー担持体上
の各トナー粒子の帯電量は、例えば図5の曲線(b)に
示すように、ばらつきが小さく、基準帯電量に揃ってい
ることが望ましい。
【0011】そこで、この発明では、トナー担持体上の
トナー層に、各トナー粒子の帯電量を基準帯電量に近づ
けるための帯電調整部材を当接させることで、その帯電
量が基準帯電量と異なっているトナー粒子の帯電量を増
加させ、もしくは低下させて、各トナー粒子の帯電量を
基準帯電量に近づけるべく調整を行う。そして、この帯
電調整部材として、トナー層と当接してトナー担持体と
トナー飛翔制御手段とのギャップを一定に保つ目的で設
けられるギャップ規定手段を使用することによって、特
別な構成を追加することなく上記機能を実現することが
できる。
【0012】また、このように構成することで、例えば
湿度等の周囲環境の影響によって、トナー層全体の帯電
量が予め設定された所定量に対して不足または過剰とな
ったときであっても、各トナー粒子の帯電量を基準帯電
量に近づけて、より安定した画像形成を行うことも可能
となる。
【0013】ここで、例えば、トナー層を構成するトナ
ー粒子のうち、その帯電量が基準帯電量に満たないトナ
ーの帯電量を増加させることによって、各トナーの帯電
量を基準帯電量に近づけることができる。すなわち、前
記ギャップ規定手段が前記トナー層と当接することによ
って、前記トナー層を構成する各トナー粒子のうち、そ
の帯電量が前記基準帯電量よりも小さいトナー粒子の帯
電量を高め、前記基準帯電量に近づけるようにしてもよ
い(請求項2)。
【0014】例えば、前記トナーが正極性に帯電する正
帯電トナーであるとき、前記ギャップ規定手段は前記正
帯電トナーの仕事関数より大きい仕事関数を有する材料
で形成すればよい(請求項3)。このようにした場合、
2つの物質の摩擦接触においては仕事関数の小さい物質
から大きい物質への電子移動が起こり易いため、トナー
層とギャップ規定手段との摩擦接触ではトナー側からギ
ャップ規定手段側への電子移動が支配的となってトナー
はより正に帯電しやすい。そして、この傾向はトナーの
帯電量が基準帯電量から離れているほど強くなるため、
帯電量の小さいトナーほどその電荷量が増加することと
なり、その結果、各トナーの帯電量はそのばらつきが小
さくなって一定の値、すなわち基準帯電量に近づく。
【0015】また、例えば、前記トナーが負極性に帯電
する負帯電トナーであるとき、前記ギャップ規定手段は
前記負帯電トナーの仕事関数より小さい仕事関数を有す
る材料で形成すればよい(請求項4)。この場合、上記
とは逆に、ギャップ規定手段からトナーへの電子移動が
支配的となるので、ギャップ規定手段のトナー層への接
触は、帯電量の不足しているトナーに対して負電荷を増
加させる方向に作用する。
【0016】一方、例えば、トナー層を構成するトナー
粒子のうち、その帯電量が基準帯電量より大きいトナー
の帯電量を低下させることによって、各トナーの帯電量
を基準帯電量に近づけることも可能である。すなわち、
前記ギャップ規定手段が前記トナー層と当接することに
よって、前記トナー層を構成する各トナー粒子のうち、
その帯電量が前記基準帯電量よりも大きいトナー粒子の
帯電量を低下させ、前記基準帯電量に近づけるようにし
てもよい(請求項5)。
【0017】そして、前記トナーが正極性に帯電する正
帯電トナーであるときには、前記ギャップ規定手段は前
記正帯電トナーの仕事関数より小さい仕事関数を有する
材料で形成し(請求項6)、また、前記トナーが負極性
に帯電する負帯電トナーであるときには、前記ギャップ
規定手段は前記負帯電トナーの仕事関数より大きい仕事
関数を有する材料で形成すればよい(請求項7)。こう
することによって、上記と同様に、トナーの帯電極性が
正負いずれであっても、その帯電量が過剰となっている
トナーの帯電量を低下させて基準帯電量に近づけること
が可能である。
【0018】さらに、この発明は、上記目的を達成する
ために、前記ギャップ規定手段が導電性材料で形成され
るとともに、前記トナー担持体と前記ギャップ規定手段
との間に、前記トナー層を構成するトナーの帯電量を調
整するための直流電圧を印加するバイアス電圧印加手段
をさらに備え、前記直流電圧を印加された前記ギャップ
規定手段が前記トナー層と当接することにより、前記ト
ナー層を構成する各トナー粒子のうち、その帯電量が前
記基準帯電量よりも小さいトナー粒子の帯電量を増大さ
せ、もしくは、前記トナー層を構成する各トナー粒子の
うち、その帯電量が前記基準帯電量よりも大きいトナー
粒子の帯電量を低下させて、前記基準帯電量に近づける
ことを特徴としている(請求項8)。
【0019】このように構成された発明では、トナー担
持体上のトナー層に、所定の直流電圧を印加したギャッ
プ規定手段を当接させることで、基準帯電量と異なる帯
電量のトナー粒子に対してギャップ規定手段との間の電
荷移動を促進し、これによって各トナー粒子の帯電量を
基準帯電量に近づけることが可能となっている。
【0020】なお、上記した各発明においては、トナー
の帯電極性およびその帯電量のばらつきの状態に応じ
て、ギャップ規定手段を構成する材料または印加する電
圧を適宜選択して使用することによって、基準帯電量と
異なる帯電量を有する各トナー粒子の帯電量を高め、も
しくは低下させることができるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる画像形成
装置の第1の実施形態を示す図である。また、図2は図
1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの
外部装置から画像信号が制御ユニット100のメインコ
ントローラ101に与えられると、このメインコントロ
ーラ101からの信号に応じてエンジンコントローラ1
02が現像器1の各部を制御することで、2つのローラ
21、22に掛け渡された中間転写ベルト23にトナー
を飛翔し、付着させて画像信号に対応するトナー像を形
成する。このように、この実施形態では中間転写ベルト
23が受像体として機能している。
【0022】この現像器1では、ハウジング11内に、
現像剤としてのトナーTが貯留されるとともに、現像ロ
ーラ12、供給ローラ13および規制ブレード14が収
容されている。現像ローラ12は、帯電したトナー(す
なわち、画像形成用の帯電粒子)Tを担持し、図1の矢
印方向Dに所定の周速度で回転することによって後述す
る背面電極3に対向する位置(トナー飛翔開始位置)J
に搬送するトナー担持体である。この現像ローラ12
は、アルミニウム、鉄等の金属又は合金によって円筒状
に形成されており、エンジンコントローラ102に設け
られた現像ローラバイアス発生部103から直流電圧が
印加されている。
【0023】供給ローラ13は現像ローラ12の外周面
に当接されて、該現像ローラ12とは逆方向に回転し、
トナーTを現像ローラ12に供給するとともに、余分な
トナーTを該現像ローラ12から落とすものである。こ
の供給ローラ13は、例えば金属芯にウレタンスポンジ
等の合成ゴムを巻き付けてなり、現像ローラ12と摩擦
接触することによってトナーTを所定極性に帯電させる
働きも有する。なお、本実施形態ではトナーTは負に帯
電するものとして、以下説明する。
【0024】規制ブレード14は、現像ローラ12の回
転方向Dにおいて上記供給ローラ13よりも下流側で現
像ローラ12の外周面に当てられ、現像ローラ12との
摩擦によってトナーTを負に帯電させるとともに、現像
ローラ12に担持されるトナーTの量を規制する。より
具体的には、この規制ブレード14は、その一端をハウ
ジング11に固定した板状金属片141の他端部に弾性
部材142を取り付けたものによって構成され、弾性部
材142が現像ローラ12の外周面に当接し、トナーT
を規制している。
【0025】この現像ローラ12に対向して背面電極3
が配置されている。より詳しくは、背面電極3は、図1
に示すように、中間転写ベルト23を挟んで現像ローラ
12の反対側に配置されている。そして、エンジンコン
トローラ102に設けられた背面バイアス発生部104
から、現像ローラ12に印加される電圧よりも高い直流
電圧が印加されており、現像ローラ12と背面電極3と
の間に帯電トナーTを背面電極3に向かって移送させる
ための移送静電界が形成されている。このため、この移
送静電界によってトナー飛翔開始位置Jで帯電トナーT
が現像ローラ12から背面電極3に向けて飛翔し、受像
体として機能する中間転写ベルト23の表面に着弾付着
する。
【0026】また、この実施形態では、中間転写ベルト
23への帯電トナーTの飛翔を制御するために、現像ロ
ーラ12と背面電極3との間にフレキシブルプリント回
路基板(以下、FPCという)4が配置されている。以
下、図3および図4を参照しつつFPC4の構成および
作用について説明する。
【0027】図3はフレキシブルプリント回路基板の部
分拡大断面および帯電トナーの飛翔モデルを示す図であ
る。また、図4はフレキシブルプリント回路基板に形成
された制御電極および偏向電極を示す図である。このF
PC4では、現像ローラ12から背面電極3に帯電トナ
ーTを案内するためのトナー通過孔41がポリイミド等
の電気絶縁性材料よりなる基体42に穿設されている。
なお、図3においては、トナー通過孔41が1つだけ示
されているが、この実施形態では、複数のトナー通過孔
41が図3紙面の垂直方向に等間隔で一列に設けられて
おり、各トナー通過孔41を介して帯電トナーTが背面
電極3側に向けて通過可能となっている。なお、この実
施形態ではトナー通過孔41を1列に並べているが、複
数列に並べて設けてもよい。また、トナー通過孔41の
形状については、この実施形態の如く円形に形成しても
よいし、また楕円形あるいは多角形であってもよい。
【0028】また、基体42の現像ローラ12側におい
て、各トナー通過孔41を取り囲むように、リング状に
制御電極43が形成されている。また、各制御電極43
からリード線44がトナー通過孔41の配列方向と直交
する方向に延びている。なお、制御電極43の形状は円
形に限定されるものではなく任意であり、例えば楕円形
あるいは多角形であってもよく、また、完全なリングで
はなく一部が欠けたものであってもよい。
【0029】また、基体42の背面電極3側において、
各トナー通過孔41ごとに、一対の偏向電極45L、4
5Rが図4に示すように中間転写ベルト23の搬送方向
(トナー通過孔列と直交する方向)Yに対して斜めに対
向するように設けられるとともに、偏向電極45L、4
5Rからリード線46L、46Rがそれぞれ延設されて
いる。
【0030】この基体42には、図3および図4への図
示は省略されているものの、高圧ドライバICなどから
なる制御バイアス発生部47(図2)、L偏向バイアス
発生部48L(図2)およびR偏向バイアス発生部48
R(図2)が設けられている。このうち、制御バイアス
発生部47は各制御電極43に電気的に接続されてお
り、エンジンコントローラ102のCPU105からの
開閉制御信号に応じて適切な電圧が選択的に印加される
ことによって、上記トナー通過孔41を静電気的に開閉
する。つまり、各制御電極43ごとに、帯電トナーTが
現像ローラ12から飛び出し、トナー通過孔41を通過
して背面電極3に向かって飛翔するように、現像ローラ
12と背面電極3との間にトナー通過孔41を通る移送
静電界を露出させ、また該露出を制限するものである。
【0031】また、L偏向バイアス発生部48Lは偏向
電極45Lと電気的に接続されるとともに、R偏向バイ
アス発生部48Rは偏向電極45Rと電気的に接続され
ており、エンジンコントローラ102からの偏向制御信
号に応じて偏向電極45L、45Rのそれぞれに適切な
電圧が選択的に印加されることによって、帯電トナーT
の飛翔方向を以下の3方向に切り替えている。
【0032】(1)偏向なし:図3の矢符P1 偏向電極45L、45Rの両者に同一電圧を印加した場
合には、帯電トナーTは図3の矢符P1で示すようにト
ナー通過孔41をまっすぐ通過して中間転写ベルト23
の上の当該トナー通過孔41に対応する位置に飛翔す
る。
【0033】(2)左偏向:図3の矢符P2 両偏向電極45L、45Rのうち中間転写ベルト23の
搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の左側に配置
された偏向電極45Lに右側に配置された偏向電極45
Rよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性
に帯電している帯電トナーTは、図3の矢符P2に示す
ように、両電極45L、45Rの間に生ずる偏向用静電
界によって左側に偏向する。
【0034】(3)右偏向:図3の矢符P3 両偏向電極45L、45Rのうち中間転写ベルト23の
搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の右側に配置
された偏向電極45Rに左側に配置された偏向電極45
Lよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性
に帯電している帯電トナーTは、図3の矢符P3に示す
ように、両電極45L、45Rの間に生ずる偏向用静電
界によって右側に偏向する。
【0035】このように、この実施形態では、帯電トナ
ーTの飛翔方向を3方向に切替えながら、その偏向範囲
内を含む中間転写ベルト23の着弾位置PIで帯電トナ
ーTを中間転写ベルト23に着弾させている。
【0036】ただし、上述の如く偏向電極45L、45
Rは中間転写ベルト23の搬送方向Yに対して斜め方向
に対向配置されているから、上記(1)偏向なし、(2)左偏
向及び(3)右偏向という3つの態様によって、中間転写
ベルト23が停止しているときは該中間転写ベルト23
の搬送方向Yに対して斜めに直線的に並ぶ3つのドット
が中間転写ベルト23上に形成される。この場合、中間
転写ベルト23がドットを打つ周期(時間)で相隣るド
ットのずれ量(距離)だけ搬送されるようにその搬送速
度を定めることにより、当該3つのドットを中間転写ベ
ルト23の搬送方向Yと直交する方向に直線的に並べる
ことができる。従って、1つのトナー通過孔41で3つ
のドットを形成することができ、ドットの高密度化を図
ることができる。
【0037】FPC4の基体42では、現像ローラ12
側の表面421上と、背面電極3側の表面422上と
に、帯電防止用の半導電性層49が形成されるととも
に、接地電位が与えられている。これらの半導電性層4
9は予め設定されている温度(初期設定温度)で最適抵
抗値を示し、上記のようにして飛翔する帯電トナーTが
FPC4と接触することで発生する摩擦電荷をFPC4
から逃がしてFPC4の帯電を効果的に防止するととも
に、移送静電界および偏向用電界への影響を抑えること
ができるように構成されている。すなわち、半導電性層
49の温度が初期設定温度あるいは許容温度範囲内に保
持される間、良好な印字品質を確保可能となっている。
【0038】また、現像ローラ12の回転方向Dにおい
てトナー飛翔開始位置Jよりも上流側において、上記の
ように構成されたFPC4と現像ローラ12との間に現
像ローラ12の長手方向(図3紙面の垂直方向)の全長
にわたって広がったスペーサ5がFPC4のトナー通過
孔41よりも回転方向Dの手前側に差し込まれており、
スペーサ5の一部が現像ローラ12上に担持されるトナ
ー層TLと当接することで、現像ローラ12とFPC4
のトナー通過孔41とのギャップGPが一定値に規定さ
れている。このように、この実施形態では、スペーサ5
がギャップ規定手段として機能している。ここで、この
スペーサ5は、トナーTの仕事関数より大きな仕事関数
を有する材料で形成されているが、その理由については
後に詳述する。
【0039】なお、上記のように構成された画像形成装
置では、外部装置から画像信号が制御ユニット100の
メインコントローラ101に与えられると、このメイン
コントローラ101からの信号に応じてエンジンコント
ローラ102のCPU105がその画像信号に応じた制
御信号を制御バイアス発生部47、L偏向バイアス発生
部48LおよびR偏向バイアス発生部48Rに与えてト
ナーTを中間転写ベルト23上に飛翔・付着させて画像
信号に対応したトナー像を形成する。そして、そのトナ
ー像については、所定の転写領域TRにおいて、カセッ
ト7から取り出された複写紙、転写紙、およびOHP用
透明シートなどのシートS上に転写する。また、こうし
て画像が形成されたシートSは定着ユニット8を経由し
て図示を省略する排出トレイに搬送される。
【0040】次に、スペーサ5がトナーTより大きな仕
事関数を有する材料で形成されている理由について、図
5を参照してさらに詳しく説明する。図5は、トナーT
の帯電量分布の一例を示すグラフである。このグラフ
は、単位重量あたりでみたトナーTの帯電量の分布を示
しており、実際のトナーにおけるこのような帯電量の分
布は、例えばホソカワミクロン社製、E−SPART2
アナライザを用いて測定することが可能である。
【0041】前述したように、このトナーTは負に帯電
する負帯電トナーであるが、トナー規制ブレード14と
の摩擦接触において帯電し、現像ローラ12上に担持さ
れた各トナー粒子の帯電量は同じではなく、図5の曲線
(a)に示すように、ある帯電量、すなわち基準帯電量
Cを中心値として、その両裾に広がりを有する分布を示
している。そして、このトナーTは負帯電トナーであり
負に帯電しやすい性質を有しているため、その分布は負
方向に大きく広がっている一方、正方向への広がりはこ
れより小さくその一部が帯電量がゼロまたは正の領域に
も達している。つまり、負帯電トナーであっても、その
中には帯電していないもしくは正に帯電するものも含ま
れている。
【0042】ここで、トナー層TLを構成するこれらの
トナーTが現像ローラ12によって搬送され、トナー飛
翔開始位置Jに到達したとき、ほとんど帯電していない
または正に帯電している、すなわち図5に示す範囲Aに
含まれるトナーは、トナー飛翔開始位置Jに形成される
移送静電界から受ける力が弱いまたは逆向きの力を受
け、一方、帯電量が大きい、すなわち範囲Bに含まれる
トナー粒子はクーロン力による現像ローラ12への吸着
力が強くなるため、いずれの場合も現像ローラ12から
トナー通過孔41に向けた飛翔量を減少させる。このた
め、受像体たる中間転写ベルト23に到達するトナー量
が少なくなり、十分な濃度のトナー像を形成することが
できない。また、偏向電極45L、45Rによる偏向用
静電界から受ける力は電荷量に比例するため飛翔したト
ナーTの偏向量が一定とならず、その結果、中間転写ベ
ルト23上への着弾位置が変化して画像の解像度が低下
することになる。
【0043】このうち、範囲Aに属するトナーはその量
が小さく、しかもトナー飛翔開始位置Jにおいて形成さ
れる移送静電界から受ける力が弱いので、飛翔する量は
あまり多くなく、特に問題となるのは範囲Bに属するト
ナー粒子である。
【0044】そこで、この実施形態では、トナー搬送方
向Dにおいてトナー飛翔開始位置Jの上流側に設けたス
ペーサ5を、トナーTより大きな仕事関数を有する材料
にて形成している。一般に、仕事関数の異なる物質どう
しの接触においては、仕事関数の小さな物質から大きな
物質への電子移動が起こりやすい。つまり、上流側から
搬送されてきたトナーTがスペーサ5と接触した際に
は、トナーT側からスペーサ5側への電子移動が起こり
やすい。特に、帯電量が過剰となっている範囲Bのトナ
ーTではこの傾向が強いため、これらのトナーTに蓄積
された電子はスペーサ5側へ移動してその帯電量が低下
する。その結果、スペーサ5の下流側においては、図5
の曲線(b)に示すように、帯電量の大きいトナー粒子
の比率が低下する一方、基準帯電量Cに近い帯電量を有
するトナー粒子の比率が増加して、帯電量のばらつきは
小さくなる。
【0045】なお、このような条件を満たす材料とし
て、例えば、仕事関数が5.38eVであるトナーに対
して、ポリアミドにカーボンを分散コートしたもの(仕
事関数5.52eV)やウレタンにカーボンを分散コー
トしたもの(仕事関数:5.64eV)などを用いるこ
とができる。
【0046】このように、この実施形態では、スペーサ
5をトナーTより大きな仕事関数を持つ材料で形成して
おり、このスペーサ5をトナー搬送方向Dにおいてトナ
ー飛翔開始位置Jよりも上流側でトナー層TLと当接さ
せている。そのため、基準帯電量Cより大きな帯電量を
持つトナーTがスペーサ5との接触によって電子を放出
し、その帯電量は基準帯電量Cに近づくこととなる。こ
うしてトナー飛翔開始位置JにおけるトナーTの帯電量
分布が狭くなることによってトナー飛翔に対する制御性
が向上するため、画像の濃淡に対する再現性や解像度が
向上し、より高品質な画像を得ることができる。
【0047】また、スペーサ5が上記した帯電調整機能
とともに、ギャップを一定に保持するギャップ管理機能
をも有しているため、安定して画像形成を行うことがで
き、しかもそのための特別の構成を必要としないという
優れた特徴を有している。
【0048】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、上記した実施形態では、スペーサ5の材料
として、ポリアミドやウレタンにカーボンを分散コート
したものを例示したが、これに限定されるものではな
く、「課題を解決するための手段」の項で詳述したよう
に、使用するトナーの帯電極性や帯電量の大きさおよび
その分布傾向など、トナーの特性に応じた材料を適宜選
択して使用すればよい。
【0049】また、上記実施形態では、スペーサ5の材
料をトナーTの特性に応じて選択・使用することでトナ
ーTの帯電量を調整しているが、これ以外にも、例え
ば、スペーサ5を銅、アルミニウム、ステンレスなどの
導体材料にて形成し、スペーサ5と現像ローラ12との
間に直流電源(本発明の「バイアス電圧印加手段」に相
当)をさらに設けて、この直流電源からスペーサ5に帯
電量調整のための直流電圧を印加する構成としてもよ
い。このとき、トナーTからスペーサ5へ、またはスペ
ーサ5からトナーTへの電子移動を促進するような直流
電圧を印加することによって、トナーTの電荷量を増加
させまたは低下させることが可能である。そして、この
ようにした場合には、この直流電圧の極性および大きさ
を適宜選択することによって、正負いずれの帯電極性を
有するトナーに対してもその帯電量を基準帯電量に近づ
けるよう調整することが可能となる。
【0050】また、例えば、上記実施形態では、トナー
像を中間転写ベルト23などの転写媒体に形成した後、
その転写媒体上のトナー像をシートSに転写する中間転
写方式の画像形成装置に本発明を適用しているが、現像
器1から飛翔させた帯電トナーTを直接シートSに着弾
させて画像を形成する画像形成装置に対して本発明を適
用してもよい。
【0051】また、上記実施形態では、半導電性層49
を設けてFPC4の帯電防止を図っている画像形成装置
に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象は
これに限定されるものではなく、帯電防止用半導電性層
を設けていない画像形成装置に対しても本発明を適用す
ることができる。
【0052】また、上記実施形態では、偏向電極45
L、45Rによって帯電トナーTの飛翔方向を3方向P
1、P2、P3に切替可能な画像形成装置に対して本発明
を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定され
るものではなく、帯電トナーTの飛翔方向が固定された
画像形成装置に対しても本発明を適用することができ
る。
【0053】さらに、上記実施形態では、1つの現像器
1で画像を形成する、いわゆる単色印字を実行する画像
形成装置に本発明を適用しているが、例えばフルカラー
の画像を形成する場合には、イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラックの4種類のトナーについて同様の現像器
1を中間転写ベルト23やシートSの搬送方向Yに一列
に並ぶように設けた、いわゆるタンデム方式のカラー画
像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、トナ
ー担持体上に形成されたトナー層と、帯電調整部材を兼
ねたギャップ規定手段とをトナー搬送方向におけるトナ
ー飛翔開始位置の上流側で接触させて、トナー層を構成
するトナーのうちその帯電量が所定の基準帯電量と大き
く異なるトナーの帯電量を増加または低下させることで
各トナー粒子の帯電量を基準帯電量に近づけるよう調整
している。
【0055】そして、このような帯電調整は、トナーの
帯電極性およびその帯電量分布に応じて、ギャップ規定
手段の材質を選択したり、ギャップ規定手段にバイアス
電圧を印加するなどの方法によって実現することが可能
である。
【0056】こうしてトナーの帯電量を調整してそのば
らつきを抑えつつ、ギャップを一定に保持することによ
って、良好な画質で、しかも安定してトナー像を形成す
ることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の一実施形態を
示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示す図であ
る。
【図3】図1の画像形成装置において用いられているフ
レキシブルプリント回路基板の部分拡大断面および帯電
トナーの飛翔モデルを示す図である。
【図4】フレキシブルプリント回路基板に形成された制
御電極および偏向電極を示す図である。
【図5】トナーの帯電量分布の一例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
3…背面電極 4…FPC 5…スペーサ(ギャップ規定手段) 12…現像ローラ(トナー担持体) 23…中間転写ベルト(受像体) 41…トナー通過孔 D…(現像ローラ12の)回転方向 J…トナー飛翔開始位置 T…トナー TL…トナー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE25 AE31 AE47 AE74 AE84 AJ24 CA03 CA12 CA24 2H005 AA25 DA02 DA03 EA01 2H029 DB00 DB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準帯電量を有するトナーを担持させな
    がらトナー担持体を所定の移動方向に移動することによ
    って該トナーを背面電極と対向するトナー飛翔開始位置
    に搬送するとともに、前記トナー担持体と前記背面電極
    との間に配置されたトナー飛翔制御手段で前記トナー担
    持体から前記背面電極へのトナー飛翔を制御することに
    よって前記背面電極と前記トナー飛翔制御手段との間に
    搬送される受像体にトナーを着弾させてトナー像を形成
    する画像形成装置において、 前記トナー飛翔開始位置に対して前記移動方向の上流側
    に配置され、前記トナー担持体上に担持されるトナー層
    と当接して前記トナー担持体と前記トナー飛翔制御手段
    とのギャップを規定するギャップ規定手段をさらに備
    え、しかも、 前記ギャップ規定手段は、前記トナー層と当接すること
    で前記トナー層を構成する各トナー粒子の帯電量を前記
    基準帯電量に近づけるべく調整することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ギャップ規定手段が前記トナー層と
    当接することによって、前記トナー層を構成する各トナ
    ー粒子のうち、その帯電量が前記基準帯電量よりも小さ
    いトナー粒子の帯電量を高め、前記基準帯電量に近づけ
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナーが正極性に帯電する正帯電ト
    ナーであり、前記ギャップ規定手段は前記正帯電トナー
    の仕事関数より大きい仕事関数を有する材料で形成され
    ている請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記トナーが負極性に帯電する負帯電ト
    ナーであり、前記ギャップ規定手段は前記負帯電トナー
    の仕事関数より小さい仕事関数を有する材料で形成され
    ている請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ギャップ規定手段が前記トナー層と
    当接することによって、前記トナー層を構成する各トナ
    ー粒子のうち、その帯電量が前記基準帯電量よりも大き
    いトナー粒子の帯電量を低下させ、前記基準帯電量に近
    づける請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記トナーが正極性に帯電する正帯電ト
    ナーであり、前記ギャップ規定手段は前記正帯電トナー
    の仕事関数より小さい仕事関数を有する材料で形成され
    ている請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記トナーが負極性に帯電する負帯電ト
    ナーであり、前記ギャップ規定手段は前記負帯電トナー
    の仕事関数より大きい仕事関数を有する材料で形成され
    ている請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ギャップ規定手段が導電性材料で形
    成されるとともに、前記トナー担持体と前記ギャップ規
    定手段との間に、前記トナー層を構成するトナーの帯電
    量を調整するための直流電圧を印加するバイアス電圧印
    加手段をさらに備え、 前記直流電圧を印加された前記ギャップ規定手段が前記
    トナー層と当接することにより、前記トナー層を構成す
    る各トナー粒子のうち、その帯電量が前記基準帯電量よ
    りも小さいトナー粒子の帯電量を高め、もしくは、前記
    トナー層を構成する各トナー粒子のうち、その帯電量が
    前記基準帯電量よりも大きいトナー粒子の帯電量を低下
    させて、前記基準帯電量に近づける請求項1に記載の画
    像形成装置。
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