JP2003087043A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2003087043A
JP2003087043A JP2001371772A JP2001371772A JP2003087043A JP 2003087043 A JP2003087043 A JP 2003087043A JP 2001371772 A JP2001371772 A JP 2001371772A JP 2001371772 A JP2001371772 A JP 2001371772A JP 2003087043 A JP2003087043 A JP 2003087043A
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敬義 伊藤
Yasushi Murakami
康 村上
Hiroki Shiyouki
裕樹 庄木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広帯域化、設計の容易さ、広い部品実装面積の
確保が可能なアンテナ装置を提供する。 【解決手段】第1の線状素子と第2線状素子と第3の線
状素子と第4の線状素子と板状素子とから構成され、第
1、第2および第4の線状素子の長さの和が、第1、第
2、第4の線状素子が直列共振するときの第1の周波数
信号の波長の1/4で、第3、第2、第4の線状素子の
長さの和が、第3、第2、第4、第1の線状素子が並列
共振するときの第2の周波数信号の波長の1/2で、第
1、第3の線状素子の長さの和が、第1、第3の線状素
子が直列共振するときの第3の周波数信号の波長の1/
4で、第2の周波数信号の周波数は、第1の周波数信号
の周波数より高く、第3の周波数信号の周波数より低
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、携帯電話
などに用いられる内蔵アンテナや、車載アンテナなどの
外付けアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話などに用いられるアンテナに
は、広帯域化が求められる場合が多い。これは、携帯電
話のアンテナは、使用する人体などの近接により周波数
特性が変化しやいので、この変化量を少なくするためで
ある。
【0003】従来の技術としては、図1に示すようなア
ンテナがある。このアンテナは、例えば、無線通信機の
プラスチックなどの絶縁体で作られた外部筐体の内部に
ある接地導体板(地板)で作られた方形の内部筐体10
1のある一面、すなわち、地板100上に設置され、第
1の板状素子104と、第2の板状素子105とからな
る板状の逆Fアンテナと、地板100と第2の板状素子
105との間に付加された第3の板状素子106とから
構成された内蔵アンテナである。なお、第2の板状素子
105は、給電線103に接続点111で接続され、第
3の板状素子106は、給電線103に接続点112で
接続されている。
【0004】図1に示したアンテナは、板状の逆Fアン
テナに第3の板状素子106を付加して広帯域化させた
ものであるが、形状による実装の問題と設計の難しさと
いう問題を有している。このアンテナは、86年春、電
子情報通信学会の全国大会にて、本願の発明者が学会発
表したものである。
【0005】近年、無線通信機などの端末は携帯可能な
ように小型化が進み、例えば、図1に示したようなアン
テナを回路基板上に設け、板状素子の直下にも、部品実
装を行いたいという要望がある。しかし、図1に示した
アンテナの場合、第3の板状素子と第2の板状素子と
で、板状素子が2段になるため、回路基板100上の部
品実装に限界が生じるという問題点がある。
【0006】また、図1に示したアンテナの場合、設計
に長時間を費やす必要があるという問題がある。このア
ンテナの場合、板状素子105,106を含むため、電
磁界シミュレーションに入力するためのモデル化が難し
く、また実験的なアプローチをとろうとしても、パラメ
ータが多いので、構造上の寸法値を最適化するために
は、長い時間を必要とする。また、設計指針となる値が
明らかになっていなかったため、所望の広帯域特性を得
ることが非常に困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の図1に示したような広帯域化された板状逆Fアン
テナでは、その実装面積に無駄が生ずるとともに、設計
が非常に難しいという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、設計
が容易で(パラメータの決定が容易で)、(例えば回路
基板上に設置する場合に)広い部品実装面積を確保する
ことができるアンテナ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ装置
は、第1の線状素子と第2線状素子と第3の線状素子と
第4の線状素子と板状素子(あるいは第5の線状素子)
とから構成されるアンテナ装置であって、前記第1の線
状素子の一端は給電点に接続され、他端は前記第3の線
状素子の一端に接続され、前記第2の線状素子の一端
は、前記第1の線状素子と前記第3の線状素子との接続
点に接続され、他端は前記第4の線状素子の一端に接続
され、前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とは互
いに平行となるように配置され、前記板状素子(あるい
は第5の線状素子)の一端は接地され、他端は前記第4
の線状素子と前記第2の線状素子の接続点に接続され、
前記第1、第2および第4の線状素子の長さの和が、前
記第1、第2および第4の線状素子が直列共振するとき
の第1の周波数(f1)信号の波長の1/4で、かつ、
前記第3、第2および第4の線状素子の長さの和が、前
記第3、第2、第4および第1の線状素子が並列共振す
るときの第2の周波数(f3)信号の波長の1/2で、
かつ、前記第1および第3の線状素子の長さの和が、前
記第1および第3の線状素子が直列共振するときの第3
の周波数(f2)信号の波長の1/4で、かつ、前記第
2の周波数信号の周波数(f3)は、前記第1の周波数
信号の周波数(f1)より高く、前記第3の周波数信号
の周波数(f2)より低いことを特徴とする。
【0010】また、本発明のアンテナ装置は、第1の板
状素子と第2の板状素子と第3の板状素子と第4の板状
素子と第5の板状素子とから構成されるアンテナ装置で
あって、前記第1の板状素子の一端は給電点に接続さ
れ、他端は前記第3の板状素子の一端に接続され、前記
第2の板状素子の一端は、前記第1の板状素子と前記第
3の板状素子との接続点に接続され、他端は前記第4の
線状素子の一端に接続され、前記第3の線状素子と前記
第4の線状素子とは互いに平行となるように配置され、
前記第5の板状素子の一端は接地され、他端は前記第4
の板状素子と前記第2の板状素子の接続点に接続され、
前記第1、第2,第3,第4,第5の板状素子が同じ平
面上に配置され、前記第1、第2および第4の板状素子
の長さの和が、前記第1、第2および第4の線状素子が
直列共振するときの第1の周波数信号の波長の1/4
で、かつ、前記第3、第2および第4の板状素子の長さ
の和が、前記第3、第2、第4および第1の板状素子が
並列共振するときの第2の周波数信号の波長の1/2
で、かつ、前記第1および第3の板状素子の長さの和
が、前記第1および第3の板状素子が直列共振するとき
の第3の周波数信号の波長の1/4で、かつ、前記第2
の周波数信号の周波数は、前記第1の周波数信号の周波
数より高く、前記第3の周波数信号の周波数より低いこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明のアンテナ装置は、第1の線
状素子と第2線状素子と第3の線状素子と第4の線状素
子と板状素子とから構成されるアンテナ装置であって、
前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、他端は
前記第3の線状素子の一端に接続され、前記第2の線状
素子の一端は、前記第1の線状素子と前記第3の線状素
子との接続点に接続され、他端は前記第4の線状素子の
一端に接続され、前記第3の線状素子と前記第4の線状
素子とは互いに平行となるように配置され、前記板状素
子の一端は接地され、他端は前記第4の線状素子と前記
第2の線状素子の接続点に接続され、前記第1、第2お
よび第4の線状素子の長さの和が、所望の第1の周波数
信号(f1)の波長の1/4で、かつ、前記第3、第2
および第4の線状素子の長さの和が、所望の第2の周波
数信号(f3)の波長の1/2で、かつ、前記第1の周
波数信号の周波数(f1)は、前記第2の周波数信号の
周波数(f3)より低いことを特徴とする。
【0012】本発明のアンテナ装置は、第1乃至第6の
線状素子と板状素子とから構成される(あるいは、第1
乃至第7の線状素子から構成される)アンテナ装置であ
って、前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、
他端は前記第2の線状素子の一端に接続されるととも
に、これら第1および第2の線状素子は、その軸線を互
いに一致させて配置され、前記第1の線状素子と前記第
2の線状素子との接続点には、前記第3の線状素子の一
端と前記第4の線状素子の一端を接続させるとともに、
前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とは同一平面
上にあるように配置させ、前記第5の線状素子の一端と
前記第6の線状素子の一端は、前記第2の線状素子の他
端に接続されるとともに、前記第5の線状素子と前記第
6の線状素子とは前記同一平面に平行な別の同一平面上
にあるように配置させ、しかも、前記第3の線状素子と
前記第4の線状素子とのなす角度および前記第5の線状
素子と前記第6の線状素子とのなす角度のそれぞれを1
/2に分割する分割線の方向を互いに同一方向にすると
ともに、前記板状素子(あるいは前記第7の線状素子)
の一端は接地され、他端は、前記第2の線状素子と前記
第5の線状素子と前記第6の線状素子との接続点に接続
されてなり、前記第3の線状素子の長さと前記第4の線
状素子の長さは等しく、前記第5の線状素子の長さと前
記第6の線状素子の長さは等しいことを特徴とする。
【0013】本発明のアンテナ装置は、第1乃至第6の
線状素子と板状素子とから構成される(あるいは、第1
乃至第7の線状素子から構成される)アンテナ装置であ
って、前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、
他端は前記第2の線状素子の一端に接続されるととも
に、これら第1および第2の線状素子は、その軸線を互
いに一致させて配置され、前記第1の線状素子と前記第
2の線状素子との接続点には、前記第3の線状素子の一
端と前記第4の線状素子の一端を接続させるとともに、
前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とは同一平面
上にあるように配置させ、前記第5の線状素子の一端と
前記第6の線状素子の一端は、前記第2の線状素子の他
端に接続されるとともに、前記第5の線状素子と前記第
6の線状素子とは前記同一平面に平行な別の同一平面上
にあるように配置させ、しかも、前記第3の線状素子と
前記第4の線状素子とのなす角度および前記第5の線状
素子と前記第6の線状素子とのなす角度のそれぞれを1
/2に分割する分割線の方向を互いに同一方向にすると
ともに、前記板状素子(あるいは、前記第7の線状素
子)の一端は接地され、他端は、前記第2の線状素子と
前記第5の線状素子と前記第6の線状素子との接続点に
接続されてなり、前記第1の線状素子と前記第2の線状
素子と前記第5の線状素子の長さの和が所定の第1の動
作周波数信号の波長の1/4で、かつ、前記第1の線状
素子と前記第2の線状素子と前記第6の線状素子の長さ
の和が前記第1の動作周波数信号の波長の1/4で、か
つ、前記第2の線状素子と前記第3の線状素子と前記第
5の線状素子の長さの和が所定の第2の動作周波数信号
の波長の1/2で、かつ、前記第2の線状素子と前記第
4の線状素子と前記第6の線状素子の長さの和が前記第
2の動作周波数信号の波長の1/2であることを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】(第1の実施形態)図2は、本発明の第1
の実施形態に係るアンテナ2の構成例を示したものであ
る。第1の実施形態に係るアンテナ2は、例えば、無線
通信機のプラスチックなどの絶縁体で作られた外部筐体
の内部にある接地導体板(地板)で作られた方形の内部
筐体1に設置される場合を示している。筐体1のアンテ
ナ2が実装されている面を、ここでは、地板31と呼
ぶ。地板1とは電気的な接続がないように、筐体1に設
けられた給電点21を介して、例えば無線機とアンテナ
2との間で信号の伝送が行われる。
【0016】筐体1の形状、大きさは特に限定するもの
ではなく、任意である。給電点21は、筐体1上の任意
の位置に設けることができる。図2では筐体1の地板3
1の端に配置されているが、筐体1上のどこにあって
も、調整を行えば、以下に示すような同様の効果を得る
ことができる。
【0017】図2に示したアンテナ2は、地板31にそ
の一端を立設して配置されると共に自由端側は地板31
に対向させて折曲させたL字形の板状素子26と、第1
の線状素子22と、第2の線状素子23と、第3の線状
素子24と、第4の線状素子25とから構成されてい
る。
【0018】図2に示すように、アンテナ2の第1の線
状素子22の一端は給電点21に接続されて、この第1
の線状素子22は地板31にほぼ垂直となるように配置
されている。第3の線状素子24の一端は第1の線状素
子22の他端に接続され、この第3の線状素子24は地
板31にほぼ平行となるように配置されている。第1の
線状素子22と第3の線状素子24との接続点27に
は、第2の線状素子23の一端が接続され、この第2の
線状素子23は第1の線状素子22に平行となるように
配置されている。第2の線状素子23の他端には第4の
線状素子25の一端が接続され、この第4の線状素子2
5は第3の線状素子24とほぼ平行となるように配置さ
れている。さらに、第4の線状素子25と第2の線状素
子23の接続点28は、板状素子26の自由端に接続さ
れている。線状素子24と線状素子25は、それぞれを
コの字形に折曲して、この2つの線状素子24,25が
互いに平行に配置されている。
【0019】アンテナ2は、アンテナの動作面から見た
場合に、第1の線状素子22と第2の線状素子23とか
らなる給電線と、第4の線状素子25と板状素子26と
から構成される直列共振アンテナと、第1の線状素子2
2と第2の線状素子23とからなる給電線と、第2の線
状素子23と第3の線状素子24と第4の線状素子25
とから構成される並列共振アンテナとが融合することに
よって構成されている。
【0020】図3は、図2のアンテナ2の動作面からみ
た構成をより詳細に説明するための図で、各素子の(設
計)パラメータa〜fも合わせて図に示している。
【0021】アンテナ2は、上記したように、直列共振
アンテナと、並列共振アンテナとが融合することによっ
て構成されている。従って、第1の線状素子22と第2
の線状素子23と第4の線状素子25の長さの和は、こ
の直列共振アンテナの共振するときの波長の1/4とな
る。また、第2の線状素子23と第3の線状素子24と
第4の線状素子25の長さの和は、この並列共振アンテ
ナの共振するときの波長の1/2となる。
【0022】すなわち、図3に示すように、給電点21
と接続点27とを接続する第1の線状素子22の長さを
aとし、接続点27にその一端が接続された第3の線状
素子24の長さをbとし、接続点27と接続点28を接
続する第2の線状素子23の長さをcとし、接続点28
にその一端が接続された第4の線状素子24の長さをd
とする。すると、図4(a)に示すように、第1の線状
素子22と第2の線状素子23と第4の線状素子25の
長さの和(a+c+d)は、直列共振アンテナの共振
(直列共振)するときの波長λ1の1/4、すなわち、
(1/4)λ1となる。また、図4(b)に示すよう
に、第2の線状素子23と第3の線状素子24と第4の
線状素子25の長さの和(b+c+d)は、この並列共
振アンテナの共振(並列共振)するときの波長λ3の1
/2、すなわち、(1/2)λ3となる。
【0023】また、aとcの値の和により上記直列共振
アンテナの高さが決定され、これによってアンテナ2の
送受信周波数帯域幅が決まる。帯域幅をできるだけ広く
取りたい場合には、a+cで表される高さをなるべく高
く取ればよい。
【0024】次に、aの値は、次のような条件を満たす
必要がある。
【0025】 (c−b+d)/2 >a > (b−c−d)/2 …(1) 式(1)は、アンテナ2に並列共振を発生させるための
条件式である。
【0026】アンテナ2における並列共振は、アンテナ
2の2つの直列共振モードのそれぞれのエレメントから
発生するとも言える。2つの直列共振モードのうちの1
つ目は、第1の線状素子22と第2の線状素子23と第
4の線状素子25とから構成される、長さが(a+c+
d=(λ1)/4)のアンテナ(以下、これを第1の直
列共振モードアンテナと呼ぶ)であり(図4(a)参
照)、2つ目は、第1の線状素子22と第3の線状素子
24とから構成される、長さが(a+b=(λ2)/
4)のアンテナ(以下、これを第2の直列共振モードと
呼ぶ)である(図4(c)参照)。
【0027】第1の直列共振モードアンテナの共振周波
数をf1(周波数f1の周波数信号の波長をλ1)、第
2の直列共振モードアンテナの共振周波数をf2(周波
数f2の周波数信号の波長をλ2)とする。
【0028】このとき、第1と第2の直列共振モードア
ンテナの共振周波数f1とf2は、異なっていること
が、アンテナ2に並列共振を発生させるための条件の1
つ目である。
【0029】さらに、この2つの共振周波数f1,f2
の間に、第2の線状素子23と第3の線状素子24と第
4の線状素子25とから構成される、長さb+c+d=
λ3/2の上記並列共振アンテナ(図4(b)参照)の
共振周波数f3(周波数f3の周波数信号の波長λ3)
が挟まると、これが、並列共振の発生条件の2つ目にな
る。すなわち、 f1<f3<f2 …(2) あるいは、これを波長で表した λ2<λ3<λ1 …(3) が、並列共振の発生条件の2つ目である。
【0030】さらに、式(3)に、 a+c+d=λ1/4 b+c+d=λ3/2 a+b=λ2/4 を当てはめると、 4(a+b)<2(b+c+d)<4(a+c+d) …(4) となり、式(4)を変形することによって式(1)が求
まる。
【0031】アンテナ2は、主に、上記したようなa〜
d、さらに、e、fなるパラメータの値を設定すること
で、容易に構成可能であるが、図1に示したような構成
の従来例においては、板状素子を用いていたため、その
パラメータを設定することが容易に行えなかった。
【0032】なお、周波数f3(周波数f3の周波数信
号の波長λ3)で共振する並列共振の必要性はこれまで
言及されたことはなく、本願発明の特徴の1つであり、
単なる設計上の値とは異なったものである。
【0033】以下、図3に示した構成のアンテナ2のパ
ラメータa〜fの値の決定手法について具体的に説明す
る。
【0034】ここでは、例えば、周波数f1がほぼ86
0MHz、周波数f2がほぼ900MHz、周波数f3
がほぼ880MHzと与えられているときに、パラメー
タの値を決定する場合について説明する。
【0035】また、アンテナ2を実装する筐体1の大き
さなどから、例えば、パラメータb、c、dの値をそれ
ぞれ、80mm、5mm、86mmと予め決定したもの
として、以下説明を行う。
【0036】このとき、まず、パラメータaの値の決定
手法について、図5、図6を参照して説明する。
【0037】図5は、図3に示した構成のアンテナ2か
ら板状素子26を抜いた状態、つまり並列共振アンテナ
の構成を示したものである。
【0038】aの値は、図5に示した構成の並列共振ア
ンテナのインピーダンスの値を見ながら調節する必要が
ある。すなわち、aの値を調節することで、図5に示し
た構成の並列共振アンテナのインピーダンスの値を調整
することができる。
【0039】図6は、パラメータb、c、dの値をそれ
ぞれ、ほぼ80mm、5mm、86mmと与えられた場
合に、パラメータaの値を、例えば、ほぼ2.5mmに
設定したときの、図5に示した構成の並列共振アンテナ
の周波数特性を示したものである。
【0040】図6(a)は、図5の給電点21から、そ
の周波数を変化させながら周波数信号を供給したとき
の、図5に示した構成の並列共振アンテナのインピーダ
ンスの変化を示したスミスチャートである。
【0041】図6(b)は、同様にして、図5の給電点
21から、その周波数を変化させながら周波数信号を供
給したときの、図5に示した構成の並列共振アンテナの
不整合損(mismatching loss)の変化を示したものであ
る。
【0042】給電点21から供給される周波数信号(入
力周波数信号)は、周波数f11から、その値を徐々に
挙げて行き、f13で周波数860MHz(f1に対応
する周波数)、f16で880MHz(f3に対応する
周波数)、f17で900MHz(f2に対応する周波
数)であるとする。
【0043】パラメータaの値は、図6(a)に示すよ
うなスミスチャートを参照しながら、入力周波数信号の
周波数がf1、f3、f2のときに、図5に示した構成
の並列共振アンテナのリアクタンスが「0」となり、か
つ、図6(b)に示すように、周波数f3のときに不整
合損がほぼ「0」となるように調節すればよい。
【0044】その結果、aがほぼ2.5mmのときに、
図6(a)に示したように、入力周波数信号の周波数の
変化に伴う、図5に示した構成の並列共振アンテナのイ
ンピーダンスの軌跡は、周波数が高くなるにつれ、途中
でループを描くように変化するとともに、周波数f1、
f3、f2に対応する入力周波数信号の周波数f13、
f16、f17のときに、リアクタンスが「0」とな
り、しかも、図6(b)に示すように、f3に対応する
880MHzのところで、不整合損がほぼ「0」となっ
ている。この周波数域(ほぼ880MHz)が並列共振
で動作しているところである。
【0045】パラメータaの値は、並列共振アンテナの
直列共振アンテナに対する優位度を決定するものであ
る。アンテナ2上には、並列共振と直列共振の2つの電
流分布が重なって存在している。並列共振アンテナの優
位度とは、これら分布の振幅の大きさの比にあたる。a
の大きさが小さいほど、並列共振の電流が増加する。従
って、aの値を調節することで、インピーダンスの値を
調整することが可能となるのである。
【0046】パラメータaが決定されたので、次に、板
状素子6の形状を決定する。
【0047】以下、板状素子26の形状を決定するパラ
メータe、fの決定手法について、図7,図8を参照し
て説明する。
【0048】図7は、図3に示した構成のアンテナ2か
ら線状素子24を抜いた状態、つまり直列共振アンテナ
の構成を示したものである。
【0049】図2、図3では、板状素子6は、地板31
に接続されていない他端側が地板31(筐体1)に対向
するようにL字形になっているが、この場合に限らず、
少なくとも、板状素子6は、その一端が地板31に接続
され、他端は、第4の線状素子25と第2の線状素子2
3の接続点28に接続されていればよい。
【0050】要は、板状素子6は、接続点28と地板3
1(グランド(GND))とを接続し、以下に示しよう
な周波数特性を持つのであれば、その形状は問わない。
例えば、図2、図3に示したような形状の板状素子6に
換えて、図9に示すような板状素子51であってもよ
い。なお、図9において、図2、図3と同一部分には同
一符号を付している。図9において、板状素子51の一
端は地板31(筐体1)に接続され、その板面を傾斜さ
せて、他端が接続点28に接続されている。
【0051】また、図2、図3に示したような形状の板
状素子6に換えて、図10に示すような線状素子52で
あってもよい。なお、図10において、図2、図3と同
一部分には同一符号を付している。図10において、線
状素子52の一端は地板31(筐体1)に接続され、地
板31に接続されていない他端側が地板31(筐体1)
に対向するようにL字形に折曲されて、当該他端が接続
点28に接続されている。
【0052】さらに、図2、図3に示したような形状の
板状素子6に換えて、図11に示すような線状素子53
であってもよい。なお、図11において、図2、図3と
同一部分には同一符号を付している。図11において、
直線状の線状素子53を地板31(筐体1)と接続点2
8との間に立てかけるように配置し、かつ、線状素子5
3の一端が地板31に、他端を接続点28に接続した構
成としている。
【0053】図7の説明に戻る。
【0054】板状素子26の形状を決定するパラメータ
e、fの値を変化させることにより、図7に示した構成
の直列共振アンテナの周波数特性も変化する。この周波
数特性について、図8を参照して説明する。
【0055】図8は、パラメータc、dの値をそれぞ
れ、ほぼ、5mm、86mmとしたときに、上記のよう
にして(図5,図6参照)、パラメータaの値を、ほぼ
2.5mmに設定した場合に、パラメータe、fの値を
例えば、それぞれ2mm、5mmに設定したときの図7
に示した構成の直列共振アンテナの周波数特性を示した
ものである。
【0056】図8(a)は、図7の給電点21から、そ
の周波数を変化させながら周波数信号を供給したとき
の、図7に示した構成の直列共振アンテナのインピーダ
ンスの変化を示したスミスチャートである。
【0057】図8(b)は、同様にして、図7の給電点
21から、その周波数を変化させながら周波数信号を供
給したときの、図5に示した構成の直列共振アンテナの
不整合損(mismatching loss)の変化を示したものであ
る。
【0058】給電点21から供給される周波数信号(入
力周波数信号)は、周波数f11から、その値を徐々に
挙げて行き、f13で周波数860MHz(f1に対応
する周波数)、f16で880MHz(f3に対応する
周波数)、f17で900MHz(f2に対応する周波
数)であるとする。
【0059】図7に示したように、線状素子21、2
2、25と、例えば板状素子26などにより接続点28
が地板31(筐体1)に接続された構成の直列共振アン
テナの場合、入力周波数信号の周波数の変化に伴うイン
ピーダンスの変化の軌跡は、図8(a)に示すような円
状となる。
【0060】パラメータe、fは、(A)図8(a)に
示すように、入力周波数信号の周波数の変化に伴う、図
7に示した構成の直列共振アンテナのインピーダンスの
変化を表した(スミスチャート上の)円状の軌跡が、円
状のスミスチャートの端に表れること、(B)この軌跡
の円の半径が、スミスチャートの直径の数分の一(例え
ば、約1/6程度)であること、の以上2つの条件を満
たすように調節すればよい。
【0061】パラメータe、fを変化させることによ
り、スミスチャート上に表れる円状の軌跡は次のように
変化する。すなわち、(fの値を固定したとき)eの値
が小さくなるほど、円状の軌跡は、スミスチャート上の
端に移動し、その軌跡の円の大きさ(半径)は小さくな
る。一方、(eの値を固定したとき)fの値が大きくな
るほど、円状の軌跡は、スミスチャート上の端に移動
し、その軌跡の円の大きさ(半径)は小さくなる。
【0062】上記(A)(B)の条件を満たすように、
パラメータe、fの値を調節すればよい。
【0063】また、図7に示した直列共振アンテナは、
不整合損が最小となる周波数がほぼ周波数f1(ここで
は、例えば、f1=860MHz)であることが要求さ
れる。このために、線上素子25の長さ(パラメータ
d)を調節すればよい。パラメータdの値が大きくなれ
ばなるほど、不整合損が最小となる周波数が低くなる。
ここでは、不整合損が最小となる周波数がほぼ860M
Hzとなるように、パラメータdを調節すればよい。
【0064】パラメータe、fを調節した結果、eがほ
ぼ2mm、fがほぼ5mm、dがほぼ86mmのとき
に、図8(a)に示したように、入力周波数信号の周波
数の変化に伴う図7に示した構成の直列共振アンテナの
インピーダンスの変化を表した円状の軌跡は、スミスチ
ャートの端の方に表れ、その大きさ(半径)はほぼ、ス
ミスチャートの直径の6分の1程度となる。また、図8
(b)に示すように、f1に対応する860MHzのと
ころで、不整合損が最小となっている。
【0065】以上のようにして、パラメータa、e、
f、さらにdの値が決定した。上記の例では、周波数f
1がほぼ860MHz、周波数f2がほぼ900MH
z、周波数f3がほぼ880MHzと与えられたとき、
アンテナ2のパラメータa〜fが、それぞれ、2.5m
m、80mm、5mm、86mm、2mm、5mmと決
定されたわけであるが、この場合のアンテナ2の周波数
特性を図12に示す。
【0066】図12(a)は、図3の給電点21から、
その周波数を変化させながら周波数信号を供給したとき
の、図3に示したアンテナ2のインピーダンスの変化を
示したスミスチャートである。
【0067】図12(b)は、同様にして、図3の給電
点21から、その周波数を変化させながら周波数信号を
供給したときの、図3に示した構成のアンテナ2の不整
合損(mismatching loss)の変化を示したものである。
【0068】給電点21から供給される周波数信号(入
力周波数信号)は、周波数f11から、その値を徐々に
挙げて行き、f12で周波数840MHz、f13で8
60MHz、f16で880MHzであるとする。
【0069】図12(a)に示すように、入力周波数信
号の周波数がほぼ840MHz、860MHz、880
MHzのときに、図3に示した構成のアンテナ2のリア
クタンスがほぼ「0」となり、しかも、図12(b)に
示すように、入力周波数信号の周波数が840MHz、
860MHz、880MHzのときに、不整合損がほぼ
「0」となっている。すなわち、図12(b)からも明
らかなように、下限周波数が840MHz、上限周波数
が880MHzの送受信帯域幅を持つアンテナ2が得ら
れたことになる。
【0070】ここで、上記のようにして設計されたアン
テナ2の周波数特性(図12参照)と比較するために、
図13に示したような一般的な逆Fアンテナの周波数特
性を図14に示す。
【0071】図13に示した逆Fアンテナは、図3に示
したアンテナ2から線状素子24を取り除き、板状素子
26を線状素子61に置き換えたものとなっている。な
お、図13において、図3と同一部分には同一符号を付
している。図13において、線状素子61の一端は地板
31(筐体1)に接続され、地板31に接続されていな
い他端側が地板31(筐体1)に対向するようにL字形
に折曲されて、当該他端が接続点28に接続されてい
る。
【0072】また、図13に示した逆Fアンテナの各線
状素子の長さ(線状素子21の長さa、線状素子23の
長さc、線状素子25の長さd、線状素子61の地板3
1に対向している部分の長さe)は、それぞれ、a=
2.5mm、c=5mm、d=90mm、e=2.5m
mである。
【0073】図14(a)は、図13の給電点21か
ら、その周波数を変化させながら周波数信号を供給した
ときの、図13に示した構成の逆Fアンテナのインピー
ダンスの変化を示したスミスチャートである。
【0074】図14(b)は、同様にして、図13の給
電点21から、その周波数を変化させながら周波数信号
を供給したときの、図13に示した構成の逆Fアンテナ
の不整合損(mismatching loss)の変化を示したもので
ある。
【0075】図14(a)に示したように、入力周波数
信号の周波数がほぼf13=840MHzのときに、図
13に示した逆Fアンテナのリアクタンスが「0」とな
り、図14(b)に示すように、不整合損がほぼ「0」
となっている。
【0076】不整合損−0.5dBのところで、図14
(b)に示した逆Fアンテナの周波数特性と、図12
(b)に示したアンテナ2の周波数特性とを比較する
と、アンテナ2が倍以上の広帯域化を示していることが
わかる。
【0077】以上は、地板31上にアンテナ2を実装す
る場合について説明したが、この場合に限らず、回路基
板などにも実装可能である。この場合、板状素子26、
51、線状素子52、53などの第2の線状素子23と
第4の線状素子25との接続点が接続されていない方の
端は、接地されていればよい(グランド(GND)に接
続されていればよい)。
【0078】この場合、回路基板上の線状素子24、2
5で囲まれた部分に部品を実装することも可能である。
従って、従来の板状素子を用いたアンテナ(図1参照)
にくらべて部品実装面積を広くすることができる。
【0079】次に、上述したアンテナ2を構成する線状
素子24、25の形状について説明する。すなわち、図
15には比較のために、上述したアンテナ2の線状素子
24、25の形状を示し、図16〜図19に、アンテナ
2に適用可能な線状素子24、25の形状と位置関係の
バリエーションを示す。
【0080】なお、図15〜図19では、線状素子2
4、25の形状とその位置関係のみを簡略化して示して
いる。
【0081】図15は、線状素子24と線状素子25の
それぞれをコの字形に折曲して、この2つの線状素子2
4,25を互いに平行に、かつ、所定間隔を存して配置
したものである。
【0082】図15の線状素子24の取り付け端を90
度回転させ、かつ線状素子24を反転させた上で、上部
側の線状素子24と位置をそろえて互いに平行に配置し
たものが図16である。
【0083】図16に示したように、線状素子24,2
5を配置すると、並列共振の共振周波数f3を変化させ
ることができ、アンテナ設計の自由度を上げることがで
きる。これは、線状素子24と線状素子25の図16に
示した配置から、この2つの線状素子24,25でコイ
ルが形成されることから、並列共振時に素子にインダク
タンス性が発生し、素子の電気長が長くなるからであ
る。この電気的な長さの変化は、直列共振時においては
発生しない。なぜなら、直列共振時には、線状素子24
または線状素子25のどちらかにしか電流が流れないた
め、電流分布がループ状にならずインダクタンス性が発
生しないからである。したがって2つの直列共振を変化
させることなく並列共振だけを変化させることで、アン
テナの調整が可能になり、アンテナの設計がやりやすく
なるのである。
【0084】なお、図15、図16において、板状素子
26、51や線状素子52,53などの自由端には、線
状素子25と線状素子23との接続点28が接続する。
【0085】図17〜図18には、第1の実施形態のア
ンテナ2を構成する第2の線状素子23の長さを「0」
としたときに、本願発明のアンテナとして適用可能な線
状素子24と線状素子25の形状と、配置関係を示した
ものである。
【0086】図17は、線状素子24,25のそれぞれ
をコの字形に折曲し、さらに、それぞれの自由端を矩形
波状に折曲して、この2つの線状素子24,25の矩形
波状に折曲された部分を同一平面内で互いに向き合わせ
て配置した場合を示している。この場合も線状素子2
4、線状素子25の長さを所定の値とすることによっ
て、図16の場合と同様、線状素子24と線状素子25
がコイル状に配置されていることにより、並列共振時の
共振周波数を変化させることができる。
【0087】図18は、図16の線状素子23の長さを
「0」にして、コの字形状の線状素子25のコの字の内
側に、同じくコの字形状の線状素子24を同一平面内に
配置した場合である。図18の場合、図16,図18の
場合とは異なり、コイルの特性を排除している。図1
6、図18の場合では、インダクタンスの値が大きくな
りすぎて並列共振の周波数f3だけが非常に低くなり、
直列共振の周波数f1から大きくはずれてしまう(並列
共振周波数f3が式(2)の条件を満たさなくなる)こ
とがある。このような状況があり得る場合には(特に、
線状素子のインダクタンス性を下げるために)、図18
に示した構成を適用することが好ましい。
【0088】なお、図17、図18において、線状素子
22、24、25の接続点が板状素子26、51や線状
素子52,53などの自由端に接続される。
【0089】また、線状素子24、25の形状とその位
置関係は、上記図15〜18に示したものに限らず、本
発明の要旨を逸脱しない限り様々に変形可能である。
【0090】また、線状素子24、25の形状や配置が
図16〜図18に示したようなものであっても、アンテ
ナ2は、前述同様、回路基板などにも実装可能である。
【0091】以上説明したように、上記第1の実施形態
によれば、従来の板状のアンテナにくらべて設計が容易
で(パラメータa〜fの決定が容易で)、しかも部品実
装面積を広くすることが可能となる。
【0092】(第2の実施形態)次に第2の実施形態と
して、第1の実施形態で説明した本発明に係るアンテナ
の原理を同じくした、リボン状素子にて構成したアンテ
ナについて説明する。
【0093】一般的に、アンテナには、機械的強度が確
保できて、しかも、コスト削減を図れるようにするた
め、板状導体が使われる。本発明のアンテナも細い板状
素子つまりリボン状素子による構成も採用できる。
【0094】図19は、本発明の第2の実施形態に係る
リボン状素子を用いたアンテナの構成を示したもので、
アンテナの各素子にリボン状素子を用いたときの、上記
アンテナ2で説明した各素子のパラメータa〜fも合わ
せて図に示しておく。
【0095】図19に示したアンテナは、第1の実施形
態で説明した線状素子の場合と異なり幅を有している
が、基本的には、それぞれにリボン状素子の持つ幅の中
心線の長さをパラメータa〜fとすればよい。
【0096】図19に示したアンテナは、板体をF型に
打ち抜き、その打ち抜いた結果得られるF型の板体のF
字の縦線に対応する部分にスリット131を1本入れて
構成されている。
【0097】F字の上下2本の横線に対応する素子12
4,125のうち、上の横線部分に対応する素子125
は、図2、図3の第4の線状素子25に対応し、下の横
線部分に対応する素子124は図2、図3の第3の線状
素子24に対応し、F字の縦線に対応する部分のスリッ
ト131により分割される右側領域の素子127は、図
2、図3の線上素子22と線上素子23とに対応し、左
側領域の素子126は、図2、図3の板状素子26に対
応する。なお、素子127の下端に給電点121が設け
られている。板状素子126の下端は地板に立設し、あ
るいは、接地される。
【0098】素子125の中心線の長さがパラメータd
の値にほぼ対応し、素子124の中心線の長さがパラメ
ータbの値にほぼ対応する。また、スリット131の幅
がパラメータeの値にほぼ対応し、素子126の幅がパ
ラメータfの値にほぼ対応し、素子127の中心線の下
端から素子124の中心線までの長さがパラメータaに
ほぼ対応し、素子127の中心線の素子124の中心線
から素子127の上端までの長さがパラメータcにほぼ
対応する。
【0099】なお、素子127のうち、その下端から素
子124の中心線までの部分を素子127a、素子12
4の中心線から素子127の上端までの部分を素子12
7bと呼ぶ。
【0100】図19に示した構成のアンテナのパラメー
タa〜fの決定手法も第1の実施形態の説明と同様であ
る。
【0101】すなわち、第1の実施形態と同様に、図1
9に示したアンテナは、素子127aに対応する第1の
板状素子と、素子127bに対応する第2の板状素子
と、素子124に対応する第3の板状素子と、素子12
5に対応する第4の板状素子と、その下端が接地され
た、あるいは地板に立設して配置される素子126に対
応する第5の板状素子とから構成されるアンテナ装置で
あって、第1の板状素子(素子127a)は、その一端
が給電点121に接続されて、当該アンテナの実装面
(あるいは地板)にほぼ垂直となるように配置され、第
3の板状素子(素子124)は、その一端が第1の板状
素子の他端に接続されて実装面(あるいは地板)にほぼ
平行となるように配置され、第2の板状素子(素子12
7b)は、その一端が第1の板状素子と第3の板状素子
との接続点に接続されて、第1の板状素子に平行となる
ように配置され、第4の板状素子(素子125)は、そ
の一端が第2の板状素子の他端に接続されて、第3の板
状素子とほぼ平行となるように配置され、第5の板状素
子(素子126)の自由端側には、第4の板状素子と第
2の板状素子の接続点が接続され、さらに、第1、第
2,第3,第4,第5の板状素子が同じ平面上に配置さ
れて構成されている。
【0102】そして、第1、第2および第4の板状素子
の長さの和が、第1、第2および第4の線状素子とが直
列共振するときの第1の周波数信号(周波数f1)の波
長(λ1)の1/4で、かつ、第3、第2および第4の
板状素子の長さの和が、第3、第2、第4および第1の
板状素子が並列共振するときの第2の周波数信号(周波
数f3)の波長(λ3)の1/2で、かつ、第1および
第3の板状素子の長さの和が、第1および第3の板状素
子が直列共振するときの第3の周波数信号(周波数f
2)の波長(λ2)の1/4で、かつ、第2の周波数信
号の周波数f3は、第1の周波数信号の周波数f1より
高く、第3の周波数信号の周波数f2より低くなるよう
に、上記パラメータa〜fの値が決定されている。
【0103】第1の実施形態で説明したアンテナ2と同
様、図19に示したアンテナも、回路基板上にも実装可
能である。この場合、素子126の下端が接地されてい
ればよい。
【0104】また、図19に示したようにリボン上の素
子で構成した場合、機械的強度が確保できるので、例え
ば、車載アンテナとしても利用可能である。
【0105】以上説明したように、上記第2の実施形態
によれば、従来の板状のアンテナにくらべて設計が容易
で(パラメータa〜fの決定が容易で)、しかも部品実
装面積を広くすることが可能となるばかりか、さらに、
機械的強度が確保できて、コスト削減も図れる。
【0106】なお、第1および第2の実施形態で説明し
たアンテナは、第1の線状素子22の一端や素子127
の下端に給電点が接続され、板状素子26、51、線状
素子52,53などの自由端や素子126の下端が接地
されていれば、その実装面は特に限定するものではな
い。
【0107】また、以上の説明は、アンテナの広帯域化
を目標とし、直列共振と並列共振を近接した周波数で発
生させるための条件についてのものであったが、本発明
は、2つの動作帯域(ほぼ第1の動作周波数F1の帯域
と、ほぼ第2の動作周波数F2の帯域)をもつようなア
ンテナの場合にも適用が可能である。
【0108】この場合は、第1の動作周波数F1に上記
第1の直列共振モードアンテナの共振周波数f1、第2
の動作周波数F2に上記並列共振アンテナの共振周波数
f3を割り当てればよい。
【0109】図20は、このときのアンテナの形状を示
したものである。なお、図20において、図2や図3に
示した素子に対応する素子には、同一符号を付し、図3
で説明した各素子のパラメータa〜fも合わせて図に示
しておく。
【0110】図20からも明らかなように、板状素子2
6の形状と、第4の線状素子25と第2の線状素子23
の接続点28の板状素子26の自由端に接続する位置が
図3に示した構成のアンテナと異なり、また、線状素子
24,25が折曲されずにまっすぐなまま線状素子22
や23に接続されている点においても図3に示した構成
のアンテナとは異なる。
【0111】図20において、ほぼ第1の動作周波数F
1=820MHzにおいて直列共振が発生するように、
第1、第2および第4の線状素子22,23,24の長
さで(パラメータa、c、d)を決定している。また、
ほぼ第2の動作周波数F2=940MHzにおいて並列
共振が発生するように、第3、第2および第4の線状素
子の長さ(パラメータb、c、d)を決定した。
【0112】この場合、第1、第2および第4の線状素
子22,23,25の長さの和(a+c+d)が、第1
の動作周波数F1の周波数信号の波長の1/4で、か
つ、第3、第2および第4の線状素子24,23,25
の長さの和(b+c+d)が、第2の動作周波数F2の
周波数信号の波長の1/2で、かつ、F1<F2である
ことが、上記パラメータを決定する際の必要最低限の条
件である。
【0113】なお、図21に示したアンテナは、大きな
地板上において動作するように設計されている。
【0114】例えば、上記パラメータa〜fが、a=1
0mm、b=78mm、c=10mm、d=71mm、
e=2mm、f=10mmのとき、図20に示した構成
のアンテナは、図21に示したような周波数特性を示
す。
【0115】図21において、設計どおり、2つの動作
周波数F1=820MHzとF2=940MHzにおい
て、不整合損が減少しており、この周波数F1、F2で
動作することがわかる。
【0116】このように、2つの動作周波数をもつアン
テナの場合もパラメータを容易に決定することができ、
設計が容易に行える。また、第1の実施形態の場合と同
様、例えば回路基板上に設置する場合には、広い部品実
装面積を確保でき、例えば、携帯電話などの携帯型の小
型情報通信端末に用いられる内蔵アンテナにも適用可能
である。
【0117】(第3の実施形態)図20に示した構成の
アンテナは、ほぼ第1の動作周波数F1=820MHz
において直列共振が発生するように、第1、第2および
第4の線状素子22,23,24の長さで(パラメータ
a、c、d)を決定し、また、ほぼ第2の動作周波数F
2=940MHzにおいて並列共振が発生するように、
第3、第2および第4の線状素子の長さ(パラメータ
b、c、d)を決定した。
【0118】しかし、このアンテナは並列共振モードが
優勢となる周波数帯において、共振のピークが鋭いとい
う問題がある。また、地板と平行なアンテナエレメント
からの放射が強く、上方向への放射指向性が大きいため
効率が悪いという問題がある。
【0119】そこで、第3の実施形態では、この問題点
を解決すべく、図20における第3の線状素子24と第
5の線状素子25に対応する、地板に平行な線状素子を
もう1組追加してなるアンテナ200について説明す
る。
【0120】図22は、第3の実施形態に係るアンテナ
200の構成例を示したもので、接地導体板(地板)2
01上にアンテナ200が実装され、地板201とは電
気的な接続がないように設けられた給電点202を介し
て、例えば無線機とアンテナ200との間で信号の伝送
が行われるようになっている。図22では、説明の簡単
のため、地板201の中心に給電点202が設けられて
いる。しかし、給電点202は、地板201上のどこに
あっても、調整を行えば同様の効果を得ることができ
る。以下の計算では簡単のために無限の大きさを持つ地
板201を仮定している。地板201の大きさによって
特性に多少の影響があるが、その影響は調整によって無
限板上と同様の効果を得ることができる。
【0121】図22に示したアンテナ200は、地板2
01にその一端を立設して配置されると共に自由端側は
地板201に対向させて折曲させたL字形の板状素子2
17と、第1の線状素子211と、第2の線状素子21
2と、第3の線状素子213と、第4の線状素子214
と、第5の線状素子215と、第6の線状素子216か
ら構成されている。
【0122】図22に示すように、アンテナ200の第
1の線状素子211の一端は給電点202に接続され
て、この第1の線状素子211は地板201にほぼ垂直
となるように配置されている。第3の線状素子213の
一端は第1の線状素子211の他端に接続され、この第
3の線状素子213は地板201にほぼ平行となるよう
に配置されている。第1の線状素子211の他端と第3
の線状素子213の一端との接続点221には、第4の
線状素子214の一端が接続され、この第4の線状素子
214は、地板201にほぼ平行となるように配置され
ている。
【0123】接続点221に接続された第3の線状素子
213と第4の線状素子214は、地板201にほぼ平
行である平面上にあるように配置されている。
【0124】接続点221には、さらに、第2の線状素
子212の一端が接続され、この第2の線状素子212
は、その軸線が第1の線状素子211の軸線に一致する
ように配置されている。第2の線状素子212の他端
は、板状素子217の自由端のほぼ中央近傍に接続さ
れ、この第2の線状素子212の他端と板状素子217
との接続点222には、第5の線状素子215の一端が
接続され、この第5の線状素子215は地板201にほ
ぼ平行となるように配置されている。接続点222に
は、さらに、第6の線状素子216の一端が接続され、
第6の線状素子215は、地板201にほぼ平行となる
ように配置されている。
【0125】第3の線状素子213と第4の線状素子2
14とのなす角度、および、第5の線状素子215と第
6の線状素子216とのなす角度のそれぞれを1/2に
分割する分割線の方向は互いに同一である。
【0126】なお、図22では、板状素子217は、地
板201に接続されていない他端側が地板201に対向
するようにL字形になっているが、この場合に限らず、
少なくとも、板状素子217は、その一端が地板201
に接続され、他端は、第2の線状素子217と第5の線
状素子215と第6の線状素子216との接続点222
に接続されていればよい。
【0127】要は、第1の実施形態における図9〜図1
1の説明と同様、板状素子217は、接続点222と地
板201(グランド(GND))とを接続し、図32〜
図33に示すような周波数特性を持つのであれば、その
形状は問わない。例えば、図22に示したような形状の
板状素子217に換えて、図9に示した板状素子51と
同様な板状素子を用いてもよい。この場合、当該線状素
子は図9の板状素子51と同様に、当該板状素子の一端
は地板201に接続され、その板面を傾斜させて、他端
が接続点222に接続されている。
【0128】また、図22に示したような形状の板状素
子217に換えて、図10に示した線状素子52と同様
な線状素子を用いてもよい。この場合、当該線状素子は
図10の線状素子52と同様に、当該線状素子の一端は
地板201に接続され、地板201に接続されていない
他端側が地板201に対向するようにL字形に折曲され
て、当該他端が接続点222に接続されている。
【0129】さらに、図22に示したような形状の板状
素子217に換えて、図11に示した線状素子53と同
様な線状素子を用いてもよい。この場合、当該線状素子
は図11の線状素子53と同様に、当該直線状の線状素
子を地板201と接続点222との間に立てかけるよう
に配置し、かつ、当該線状素子の一端が地板201に、
他端を接続点222に接続した構成としている。
【0130】図23は、アンテナ200の動作面からみ
た構成をより詳細に説明するための図で、各素子の(設
計)パラメータg〜lも合わせて図に示している。
【0131】アンテナ200は、第1の線状素子211
と第2の線状素子212とからなる給電線と、第5の線
状素子215と板状素子217によって構成される第1
の直列共振アンテナと、上記給電線と第6の線状素子2
16と板状素子217によって構成される第2の直列共
振アンテナと、第2の線状素子212と第3の線状素子
213と第5の線状素子215によって構成される第1
の並列共振アンテナと、第2の線状素子212と第4の
線状素子214と第6の線状素子216によって構成さ
れる第2の並列共振アンテナとが融合することによって
構成されている。
【0132】図23に示すように、給電点202と接続
点221とを接続する第1の線状素子211の長さをg
とし、接続点221にその一端が接続された第3の線状
素子213の長さをhとし、接続点221にその一端が
接続された第4の線状素子214の長さをiとし、接続
点221と接続点222とを接続する第2の線状素子2
12の長さをjとし、接続点222にその一端が接続さ
れた第5の線状素子215の長さをkとし、接続点22
2にその一端が接続された第6の線状素子216の長さ
をlとする。
【0133】ここで、第1および第2の直列共振アンテ
ナの共振波長をともにλx、第1および第2の並列共振
アンテナの共振波長をともにλyとする。
【0134】すると、図24(a)に示すように、第1
の直列共振アンテナを構成する第1の線状素子211と
第2の線状素子212と第5の線状素子215の長さの
和(k+j+g)は、第1の直列共振アンテナの共振
(直列共振)するときの波長λxの1/4、すなわち、
(1/4)λxとなる。同様に、第2の直列共振アンテ
ナを構成する第1の線状素子211と第2の線状素子2
12と第6の線状素子216の長さの和(l+j+g)
は、第2の直列共振アンテナの共振(直列共振)すると
きの波長λxの1/4、すなわち、(1/4)λxとな
る。
【0135】言い換えると、第1の直列共振アンテナを
構成する第1の線状素子211と第2の線状素子212
と第5の線状素子215の長さの和(k+j+g)と、
第2の直列共振アンテナを構成する第1の線状素子21
1と第2の線状素子212と第6の線状素子216の長
さの和(l+j+g)は、これら第1および第2の直列
共振アンテナの共振(直列共振)するときの第1の動作
周波数信号の波長λxの1/4である。
【0136】一方、図24(b)に示すように、第1の
並列共振アンテナを構成する第2の線状素子212と第
3の線状素子213と第5の線状素子215の長さの和
(k+j+h)は、第1の並列共振アンテナの共振(並
列共振)するときの波長λyの1/2、すなわち、(1
/2)λyとなる。同様に、第2の並列共振アンテナを
構成する第2の線状素子212と第4の線状素子214
と第6の線状素子216の長さの和(l+j+i)は、
第2の並列共振アンテナの共振(並列共振)するときの
波長λyの1/2、すなわち、(1/2)λyとなる。
【0137】言い換えると、第1の並列共振アンテナを
構成する第2の線状素子212と第3の線状素子213
と第5の線状素子215の長さの和(k+j+h)と、
第2の並列共振アンテナを構成する第2の線状素子21
2と第4の線状素子214と第6の線状素子216の長
さの和(l+j+i)は、これら第1および第2の並列
共振アンテナの共振(並列共振)する第2の動作周波数
信号の波長λyの1/2である。
【0138】すなわち、次式(11)〜(14)のよう
に表すことができる。
【0139】 k+j+g=λx/4 … (11) l+j+g=λx/4 … (12) k+j+h=λy/2 … (13) l+j+i=λy/2 … (14) 上記式を変形することで以下の式を得る。
【0140】 h=i … (15) k=l … (16) すなわち、アンテナ200が、波長λxに対応する周波
数帯と、波長λyに対応する周波数帯を動作帯域とする
には、第3の線状素子213の長さhと第4の線状素子
214の長さiとは等しく、第5の線状素子の長さkと
第6の線状素子の長さlとは等しくなければならない。
【0141】例えば、図25に示すように、給電点20
2を原点として、板状素子217の地板201との接続
端に沿う方向をx軸方向とし、地板201に垂直な方向
をz軸とする。この場合、アンテナ200は、第1の線
状素子211と第2の線状素子2122とを含むyz平
面(このyz平面は、第3の線状素子213と第4の線
状素子214とのなす角度、および、第5の線状素子2
15と第6の線状素子216とのなす角度のそれぞれを
1/2に分割する分割線を含む平面である)に対し、第
3の線状素子213と第4の線状素子214との位置関
係と、第5の線状素子と第6の線状素子との位置関係
は、それぞれ左右対称となるような形状をなしている。
【0142】なお、ここでは、接続点221に接続され
た第3の線状素子213と第4の線状素子214とのな
す角度、接続点2122に接続された第5の線状素子2
15と第6の線状素子216とのなす角度は、どちらも
180°となっているが、この場合に限らず、第3の線
状素子213と第4の線状素子214とのなす角度、お
よび、第5の線状素子215と第6の線状素子216と
のなす角度のそれぞれを1/2に分割する分割線の方向
が同一であれば、180°より小さい角度あってもよ
く、また、双方の角度が異なっていても、パラメータを
調整すれば、以下と同様の効果が得られる。
【0143】アンテナ200は、第1の線状素子211
と第2の線状素子222とを含むyz平面(以下、簡単
にyz平面と呼ぶ)に対し左右対称であるため、図25
に示すように、第3の線状素子213と第4の線状素子
214、第5の線状素子215と第6の線状素子216
において、yz平面から同じ距離にある点は、それぞれ
位相が逆で大きさが等しい電流が流れる。そのためyz
平面上の天頂方向(z軸方向)では互いに打ち消しあう
関係となり、不要放射が減少する。
【0144】図26は、アンテナ200を流れる電流に
ついて説明するための図である。地板201に平行な線
状素子(第3の線状素子213,第4の線状素子21
4、第5の線状素子215、第6の線状素子216)
が、第1の線状素子211と第2の線状素子212から
なる給電線から左右双方に伸びているため、地板に平行
な線状素子が一方にしか伸びていない、図20に示した
アンテナに比べて、地板に平行な各線状素子(第3の線
状素子213、第4の線状素子214、第5の線状素子
215、第6の線状素子216)に流れる電流271〜
274は減少するが、図26に示したように、給電線と
しての第2の線状素子212に流れる電流275はほと
んど変わらないため相対的に放射抵抗が増加し、広帯域
化を実現できる。
【0145】ここで、第1の動作周波数820MHzと
第2の動作周波数950MHzにおいてインピーダンス
特性が良好となるようなアンテナ200について考えて
みる。この場合、アンテナ200の上記パラメータg〜
lは、以下に示すような計算により容易に求めることが
できる。
【0146】周波数820MHzの波長をλx、周波数
950MHzの波長をλyとすると、 λx/4=92mm … (17) λy/2=158mm … (18) となる。ここでアンテナの高さ(すなわち、第1の線状
素子211の長さgと第2の線状素子212の長さjと
の和)を20mmと決めると、式(11)、(16)よ
り、 k=l=72mm … (19) となる。更に、式(11)、(13)、(15)より、 h−g=i−g=66mm … (20) となる。ここで、第1の線状素子の長さgを10mmと
決めると、式(20)より、 h=i=76mm … (21) となる。
【0147】次に、上記のようにして求めたパラメータ
値のアンテナ200と、図20に示したアンテナとの周
波数特性と放射パターンとを比較する。なお、第3の線
状素子213の長さhと第4の線状素子214の長さi
は、以下のように微調整を行った。
【0148】 h=i=73mm … (22) また、上記パラメータg〜lの他に、板状素子217の
形状を決定するパラメータm、nを、それぞれ、5m
m、25mmとする。パラメータmは、L字型の板状素
子217の庇部分の短辺の長さであり、nは当該庇部分
の長辺の長さである。
【0149】次に、820MHzと950MHzにおい
てインピーダンス特性が良好となるようパラメータg〜
nを上記のように決定したアンテナ200と、同じく、
820MHzと950MHzにおいてインピーダンス特
性が良好となるようパラメータa〜fを決定した図20
に示した構成のアンテナとを、周波数特性と放射パター
ンについて比較してみる。
【0150】まず、図20に示した構成のアンテナの場
合について説明する。図27は、比較対象である、図2
0に示したアンテナを模式的に表すとともに、比較時の
パラメータ値を示したものである。なお、図27におい
て、図20と同様、図2や図3に示した素子に対応する
素子には、同一符号を付し、図3で説明した各素子のパ
ラメータa〜fも合わせて示している。図27に示すよ
うに、上記パラメータa〜fが、a=10mm、b=7
4mm、c=10mm、d=72mm、e=5mm、f
=25mmのとき、図27に示したアンテナは、図2
8、図29に示すような周波数特性を示す。
【0151】図28は、図27の給電点21から、その
周波数を変化させながら周波数信号を供給したときの、
図27に示したアンテナのインピーダンスの変化を示し
たスミスチャートである。
【0152】図29は、同様にして、図27の給電点2
1から、その周波数を変化させながら周波数信号を供給
したときの、図27に示したアンテナの電圧定在波比
(Voltage Standing Wave Ratio:VSWR)の変化を
示したものである。
【0153】給電点21から供給される周波数信号(入
力周波数信号)は、周波数f21(=800MHz)か
ら、その値を徐々に挙げて行き、f23でほぼ周波数8
35MHz、f28でほぼ955MHz、f29で10
00MHzであるとする。
【0154】図28に示したように、入力周波数信号の
周波数の変化に伴う、図27に示した構成のアンテナの
インピーダンスの軌跡は、周波数が高くなるにつれ、途
中でループを描くように変化するとともに、入力周波数
信号の周波数f23、f28近傍で、VSWRが「2」
に最も近づくようなインピーダンスとなる。この図28
に示したインピーダンス特性は、図29にも同様に表れ
ている。
【0155】図29に示したように、入力周波数信号の
周波数の変化に伴う、図27に示したアンテナのVSW
Rの軌跡は、周波数がほぼ835MHzと955MHz
近傍でVSWRが「2」に近づき、最も小さくなってい
る。
【0156】図30は、図27に示したアンテナの放射
パターンを示したもので、図30(a)は、図27の給
電点21から供給される周波数信号の周波数が820M
Hzのときの放射パターンを表し、図30(b)は、図
27の給電点21から供給される周波数信号の周波数が
950MHzのときの放射パターンを表している。
【0157】図27に示したように、給電点21を原点
として、板状素子26の地板201との接続端に沿う方
向をx軸方向とし、地板201に垂直な方向をz軸と定
めたとき、図30(a)、(b)は、yz平面(φ=9
0°)内のθ=−90°から90°までの(上半分の)
放射パターンを示している。図30(a)(b)に示す
ように、図27に示したアンテナは、z軸方向(θ=0
°)の放射も大きい。
【0158】図29からも明らかなように、このアンテ
ナは、第1の動作周波数(820MHz)近傍と第2の
動作周波数(950MHz)近傍とをそれぞれ動作帯域
とし、特に、並列共振モードが優勢となる周波数帯(ほ
ぼ950MHz前後の周波数帯)において、共振のピー
クが鋭い。また、図30からも明らかなように、当該ア
ンテナの真上、すなわち、図27におけるz軸方向への
放射指向性が大きい。
【0159】次に、図22に示したアンテナ200の場
合について説明する。図31は、図22に示したアンテ
ナを模式的に表すとともに、比較時のパラメータ値を示
したものである。なお、図31において、図22に示し
た素子に対応する素子には、同一符号を付し、図23で
説明した各素子のパラメータg〜l、および板状素子の
形状を決定するパラメータm、nも合わせて示してい
る。
【0160】図31に示すように、上記パラメータg〜
lが、g=10mm、h=73mm、i=73mm、j
=10mm、k=72mm、l=72mm、m=5m
m、n=25mmのとき、図31に示したアンテナは、
図32、図33に示すような周波数特性を示す。
【0161】図32は、図31の給電点202から、そ
の周波数を変化させながら周波数信号を供給したとき
の、図31に示したアンテナのインピーダンスの変化を
示したスミスチャートである。
【0162】図33は、同様にして、図31の給電点2
02から、その周波数を変化させながら周波数信号を供
給したときの、図31に示したアンテナの電圧定在波比
(Voltage Standing Wave Ratio:VSWR)の変化を
示したものである。
【0163】給電点202から供給される周波数信号
(入力周波数信号)は、周波数f21(=800MH
z)から、その値を徐々に挙げて行き、f24でほぼ周
波数840MHz、f27でほぼ950MHz、f29
で1000MHzであるとする。
【0164】図32に示したように、入力周波数信号の
周波数の変化に伴う、図31に示した構成のアンテナの
インピーダンスの軌跡は、周波数が高くなるにつれ、途
中でループを描くように変化するとともに、入力周波数
信号の周波数f24近傍で、VSWRが「2」に一度最
も近づくようなインピーダンスとなる。周波数が増加す
ると、今度は、周波数f25(ほぼ920MHz)から
f27(ほぼ950MHz)の間でVSWRが「2」よ
り小さくなるようなインピーダンスとなり、特に、周波
数f26(ほぼ940MHz)ではVSWRがほぼ
「1」となるようなインピーダンスを示している。この
図32に示したインピーダンス特性は、図33にも同様
に表れている。
【0165】図33に示したように、入力周波数信号の
周波数の変化に伴う、図31に示したアンテナのVSW
Rの軌跡は、周波数がほぼ840MHzのときにVSW
Rは「2」に近づき、その後、周波数が増加に伴いVS
WRは増加するものの、再び周波数890MHzからV
SWRは減少していき、ほぼ940MHzのときにはV
SWRが最も小さくなっている(VSWRが「1」に最
も近づく)。
【0166】アンテナ200は、820MHzと950
MHzにおいてインピーダンス特性が良好となるようパ
ラメータa〜nを決定することにより、820MHz近
傍から955MHz近傍にわたった周波数帯域でVSW
Rの値が「3」より小さくなっている。
【0167】図34は、図31に示したアンテナの放射
パターンを示したもので、図34(a)は、図31の給
電点202から供給される周波数信号の周波数が820
MHzのときの放射パターンを表し、図34(b)は、
図31の給電点202から供給される周波数信号の周波
数が950MHzのときの放射パターンを表している。
【0168】図31に示したように、給電点202を原
点として、板状素子217の地板201との接続端に沿
う方向をx軸方向とし、地板201に垂直な方向をz軸
と定めたとき、図34(a)、(b)は、yz平面(φ
=90°)内のθ=−90°から90°までの(上半分
の)放射パターンを示している。図34(a)(b)に
示すように、z軸方向(θ=0°)での放射が小さくな
り、z軸方向を中心に対称の放射パターンを形成してい
る。
【0169】ここで、図27に示したアンテナのVSW
Rの周波数特性(図29参照)と、図31に示したアン
テナ200のVSWRの周波数特性(図33参照)とを
比較してみる。例えば、VSWRが「3」より小さいと
ころで、図29と図33とを比較すると、VSWRが
「3」より小さくなる周波数帯域幅は、前者の場合、2
つ存在する周波数帯の合計として50MHzあるのに対
し(図29参照)、後者の場合、連続する1つの周波数
帯として135MHzとなっており(図33参照)、2
倍以上の広帯域化を実現していることが分かる。
【0170】また、図27に示したアンテナの放射パタ
ーン(図30参照)と、図31に示したアンテナ200
の放射パターン(図34参照)とを比較してみる。図3
0(a)(b)と、図34(a)(b)のそれぞれを、
yz平面(φ=90°)内のz軸方向(θ=0°)にお
いて比較してみると、後者の場合、前者の場合より不要
放射を10dB以上抑圧してモノポール型の放射パター
ンを実現していることが分かる。
【0171】以上説明したように、上記第3の実施形態
に係るアンテナ200では、パラメータの決定が容易で
あるとともに、送受信周波数域の広帯域が実現でき、し
かも、アンテナの上方向への不要放射が少ない水平面内
無指向性アンテナを実現することが可能となる。また、
例えば回路基板上に設置する場合に、広い部品実装面積
を確保でき、例えば、携帯電話などの携帯型の小型情報
通信端末に用いられる内蔵アンテナにも適用可能であ
る。
【0172】なお、本発明は、上記第1〜第3の実施形
態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を
逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さ
らに、上記実施形態には種々の段階の発明は含まれてお
り、開示される複数の構成用件における適宜な組み合わ
せにより、種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形
態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除さ
れても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題
(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述
べられている効果(のなくとも1つ)が得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成が発明として抽出さ
れ得る。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
受信周波数域の広帯域化が実現できるとともに、設計が
容易で(パラメータの決定が容易で)、しかも(例えば
回路基板上に設置する場合に)、広い部品実装面積を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来からあるアンテナの構成を説明するための
図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るアンテナの構成
例を示した図。
【図3】図2のアンテナの動作面からみた構成をより詳
細に説明するための図で、各素子の(設計)パラメータ
a〜fも合わせて図に示している。
【図4】アンテナ2のパラメータa〜dの満たすべき条
件について説明するための図。
【図5】アンテナ2のパラメータaの決定手法について
説明するための図で、アンテナ2から板状素子26を抜
いた状態、つまり並列共振アンテナの構成を示した図。
【図6】図5の並列共振アンテナの周波数特性を示した
図。
【図7】アンテナ2のパラメータe、f、(さらに必要
に応じてd)の決定手法について説明するための図で、
アンテナ2から線状素子24を抜いた状態、つまり直列
共振アンテナの構成を示した図。
【図8】図5の直列共振アンテナの周波数特性を示した
図。
【図9】アンテナ2の他の構成例を示した図で、板状素
子26に換えて板状素子51を用いた場合を示した図。
【図10】アンテナ2のさらに他の構成例を示した図
で、板状素子26に換えて線状素子52を用いた場合を
示した図。
【図11】アンテナ2のさらに他の構成例を示した図
で、板状素子26に換えて線状素子53を用いた場合を
示した図。
【図12】アンテナ2の周波数特例を示した図。
【図13】従来からある逆Fアンテナの構成を示した
図。
【図14】図13の逆Fアンテナの周波数特性を示した
図。
【図15】線状素子24、25の形状とその位置関係を
簡略化して示した図で、図2,図3に示した構成のアン
テナの場合を示している。
【図16】線状素子24、25の形状とその位置関係を
簡略化して示した図で、図15のバリエーションの1つ
を示した図。
【図17】線状素子24、25の形状とその位置関係を
簡略化して示した図で、図15のバリエーションの1つ
を示した図。
【図18】線状素子24、25の形状とその位置関係を
簡略化して示した図で、図15のバリエーションの1つ
を示した図。
【図19】本発明の第2の実施形態に係るアンテナの構
成例を示した図で、細い板状素子つまりリボン状素子に
て構成された場合を示した図。
【図20】2つの動作周波数帯を持つアンテナの構成例
を示した図。
【図21】図20に示した構成のアンテナの周波数特性
を示した図。
【図22】本発明の第3の実施形態に係るアンテナの構
成例を示した図。
【図23】図22のアンテナの動作面からみた構成をよ
り詳細に説明するための図で、各素子の(設計)パラメ
ータg〜lも合わせて図に示している。
【図24】図22のアンテナのパラメータg〜lの満た
すべき条件について説明するための図。
【図25】図22のアンテナの動作面からみた特徴を説
明するための図。
【図26】図22のアンテナの動作面からみた特徴を説
明するための図。
【図27】図20に示したアンテナの構成を各素子の
(設計)パラメータa〜fの値も合わせて示した図。
【図28】図27に示したアンテナのインピーダンスの
周波数特性を示した図。
【図29】図27に示したアンテナの定在波比の周波数
特性を示した図。
【図30】図27に示したアンテナの放射パターンを示
した図。
【図31】図22に示したアンテナの構成を各素子の
(設計)パラメータg〜nの値も合わせて示した図。
【図32】図31に示したアンテナのインピーダンスの
周波数特性を示した図。
【図33】図31に示したアンテナの定在波比の周波数
特性を示した図。
【図34】図31に示したアンテナの放射パターンを示
した図。
【符号の説明】
1…内部筐体 2、200…アンテナ 21、202…給電点 22、211…第1の線状素子 23、212…第2の線状素子 24、213…第3の線状素子 25、214…第4の線状素子 26…板状素子 27、28、221、222…接続点 31、201…地板 51…板状素子 52、53…線状素子 121…給電点 124…素子(第3の線状素子24に対応する) 125…素子(第4の線状素子25に対応する) 126…素子(板状素子26に対応する) 127…素子(第1の線状素子22,第2の線状素子2
3に対応する) 215…第5の線状素子 216…第6の線状素子 217…板状素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 康 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 庄木 裕樹 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5J045 AA02 AA03 BA01 DA08 GA01 HA06 LA01 NA03 5J047 AA04 AB06 FD01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の線状素子と第2線状素子と第3の線
    状素子と第4の線状素子と板状素子とから構成されるア
    ンテナ装置であって、 前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、他端は
    前記第3の線状素子の一端に接続され、 前記第2の線状素子の一端は、前記第1の線状素子と前
    記第3の線状素子との接続点に接続され、他端は前記第
    4の線状素子の一端に接続され、 前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とは互いに平
    行となるように配置され、 前記板状素子の一端は接地され、他端は前記第4の線状
    素子と前記第2の線状素子の接続点に接続され、 前記第1、第2および第4の線状素子の長さの和が、前
    記第1、第2および第4の線状素子が直列共振するとき
    の第1の周波数信号の波長の1/4で、かつ、 前記第3、第2および第4の線状素子の長さの和が、前
    記第3、第2、第4および第1の線状素子が並列共振す
    るときの第2の周波数信号の波長の1/2で、かつ、 前記第1および第3の線状素子の長さの和が、前記第1
    および第3の線状素子が直列共振するときの第3の周波
    数信号の波長の1/4で、かつ、 前記第2の周波数信号の周波数は、前記第1の周波数信
    号の周波数より高く、前記第3の周波数信号の周波数よ
    り低いことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】第1の線状素子と第2線状素子と第3の線
    状素子と第4の線状素子と第5の線状素子とから構成さ
    れるアンテナ装置であって、 前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、他端は
    前記第3の線状素子の一端に接続され、 前記第2の線状素子の一端は、前記第1の線状素子と前
    記第3の線状素子との接続点に接続され、他端は前記第
    4の線状素子の一端に接続され、 前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とは互いに平
    行となるように配置され、 前記第5の線状素子の一端は接地され、他端は前記第4
    の線状素子と前記第2の線状素子の接続点に接続され、 前記第1、第2および第4の線状素子の長さの和が、前
    記第1、第2および第4の線状素子が直列共振するとき
    の第1の周波数信号の波長の1/4で、かつ、 前記第3、第2および第4の線状素子の長さの和が、前
    記第3、第2、第4および第1の線状素子が並列共振す
    るときの第2の周波数信号の波長の1/2で、かつ、 前記第1および第3の線状素子の長さの和が、前記第1
    および第3の線状素子が直列共振するときの第3の周波
    数信号の波長の1/4で、かつ、 前記第2の周波数信号の周波数は、前記第1の周波数信
    号の周波数より高く、前記第3の周波数信号の周波数よ
    り低いことを特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】前記第2の線状素子を省き、 前記第4の線状素子は、その一端が前記第1の線状素子
    と前記第3の線状素子との接続点に接続されて、前記第
    3の線状素子と同一平面上に配置され、前記板状素子の
    他端には、前記第1、第3、第4の線状素子との接続点
    が接続されていることを特徴とする請求項1記載のアン
    テナ装置。
  4. 【請求項4】前記第2の線状素子を省き、 前記第4の線状素子は、その一端が前記第1の線状素子
    と前記第3の線状素子との接続点に接続されて、前記第
    3の線状素子と同一平面上に配置され、前記第5の線状
    素子の他端には、前記第1、第3、第4の線状素子との
    接続点が接続されていることを特徴とする請求項2記載
    のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】第1の板状素子と第2の板状素子と第3の
    板状素子と第4の板状素子と第5の板状素子とから構成
    されるアンテナ装置であって、 前記第1の板状素子の一端は給電点に接続され、他端は
    前記第3の板状素子の一端に接続され 前記第2の板状素子の一端は、前記第1の板状素子と前
    記第3の板状素子との接続点に接続され、他端は前記第
    4の線状素子の一端に接続され、 前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とは互いに平
    行となるように配置され、 前記第5の板状素子の一端は接地され、他端は前記第4
    の板状素子と前記第2の板状素子の接続点に接続され、 前記第1、第2,第3,第4,第5の板状素子が同じ平
    面上に配置され、 前記第1、第2および第4の板状素子の長さの和が、前
    記第1、第2および第4の線状素子が直列共振するとき
    の第1の周波数信号の波長の1/4で、かつ、 前記第3、第2および第4の板状素子の長さの和が、前
    記第3、第2、第4および第1の板状素子が並列共振す
    るときの第2の周波数信号の波長の1/2で、かつ、 前記第1および第3の板状素子の長さの和が、前記第1
    および第3の板状素子が直列共振するときの第3の周波
    数信号の波長の1/4で、かつ、 前記第2の周波数信号の周波数は、前記第1の周波数信
    号の周波数より高く、前記第3の周波数信号の周波数よ
    り低いことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 【請求項6】第1の線状素子と第2線状素子と第3の線
    状素子と第4の線状素子と板状素子とから構成されるア
    ンテナ装置であって、 前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、他端は
    前記第3の線状素子の一端に接続され、 前記第2の線状素子の一端は、前記第1の線状素子と前
    記第3の線状素子との接続点に接続され、他端は前記第
    4の線状素子の一端に接続され、 前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とは互いに平
    行となるように配置され、 前記板状素子の一端は接地され、他端は前記第4の線状
    素子と前記第2の線状素子の接続点に接続され、 前記第1、第2および第4の線状素子の長さの和が、所
    望の第1の周波数信号の波長の1/4で、かつ、 前記第3、第2および第4の線状素子の長さの和が、所
    望の第2の周波数信号の波長の1/2で、かつ、 前記第1の周波数信号の周波数は、前記第2の周波数信
    号の周波数より低いことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 【請求項7】第1乃至第6の線状素子と板状素子とから
    構成されるアンテナ装置であって、 前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、他端は
    前記第2の線状素子の一端に接続されるとともに、これ
    ら第1および第2の線状素子は、その軸線を互いに一致
    させて配置され、 前記第1の線状素子と前記第2の線状素子との接続点に
    は、前記第3の線状素子の一端と前記第4の線状素子の
    一端を接続させるとともに、前記第3の線状素子と前記
    第4の線状素子とは同一平面上にあるように配置させ、 前記第5の線状素子の一端と前記第6の線状素子の一端
    は、前記第2の線状素子の他端に接続されるとともに、
    前記第5の線状素子と前記第6の線状素子とは前記同一
    平面に平行な別の同一平面上にあるように配置させ、し
    かも、前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とのな
    す角度および前記第5の線状素子と前記第6の線状素子
    とのなす角度のそれぞれを1/2に分割する分割線の方
    向を互いに同一方向にするとともに、 前記板状素子の一端は接地され、他端は、前記第2の線
    状素子と前記第5の線状素子と前記第6の線状素子との
    接続点に接続されてなり、 前記第3の線状素子の長さと前記第4の線状素子の長さ
    は等しく、前記第5の線状素子の長さと前記第6の線状
    素子の長さは等しいことを特徴とするアンテナ装置。
  8. 【請求項8】第1乃至第6の線状素子と板状素子とから
    構成されるアンテナ装置であって、 前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、他端は
    前記第2の線状素子の一端に接続されるとともに、これ
    ら第1および第2の線状素子は、その軸線を互いに一致
    させて配置され、 前記第1の線状素子と前記第2の線状素子との接続点に
    は、前記第3の線状素子の一端と前記第4の線状素子の
    一端を接続させるとともに、前記第3の線状素子と前記
    第4の線状素子とは同一平面上にあるように配置させ、 前記第5の線状素子の一端と前記第6の線状素子の一端
    は、前記第2の線状素子の他端に接続されるとともに、
    前記第5の線状素子と前記第6の線状素子とは前記同一
    平面に平行な別の同一平面上にあるように配置させ、し
    かも、前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とのな
    す角度および前記第5の線状素子と前記第6の線状素子
    とのなす角度のそれぞれを1/2に分割する分割線の方
    向を互いに同一方向にするとともに、 前記板状素子の一端は接地され、他端は、前記第2の線
    状素子と前記第5の線状素子と前記第6の線状素子との
    接続点に接続されてなり、 前記第1の線状素子と前記第2の線状素子と前記第5の
    線状素子の長さの和が所定の第1の動作周波数信号の波
    長の1/4で、かつ、前記第1の線状素子と前記第2の
    線状素子と前記第6の線状素子の長さの和が前記第1の
    動作周波数信号の波長の1/4で、かつ、前記第2の線
    状素子と前記第3の線状素子と前記第5の線状素子の長
    さの和が所定の第2の動作周波数信号の波長の1/2
    で、かつ、前記第2の線状素子と前記第4の線状素子と
    前記第6の線状素子の長さの和が前記第2の動作周波数
    信号の波長の1/2であることを特徴とするアンテナ装
    置。
  9. 【請求項9】第1乃至第7の線状素子から構成されるア
    ンテナ装置であって、 前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、他端は
    前記第2の線状素子の一端に接続されるとともに、これ
    ら第1および第2の線状素子は、その軸線を互いに一致
    させて配置され、 前記第1の線状素子と前記第2の線状素子との接続点に
    は、前記第3の線状素子の一端と前記第4の線状素子の
    一端を接続させるとともに、前記第3の線状素子と前記
    第4の線状素子とは同一平面上にあるように配置させ、 前記第5の線状素子の一端と前記第6の線状素子の一端
    は、前記第2の線状素子の他端に接続されるとともに、
    前記第5の線状素子と前記第6の線状素子とは前記同一
    平面に平行な別の同一平面上にあるように配置させ、し
    かも、前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とのな
    す角度および前記第5の線状素子と前記第6の線状素子
    とのなす角度のそれぞれを1/2に分割する分割線の方
    向を互いに同一方向にするとともに、 前記第7の線状素子の一端は接地され、他端は、前記第
    2の線状素子と前記第5の線状素子と前記第6の線状素
    子との接続点に接続されてなり、 前記第3の線状素子の長さと前記第4の線状素子の長さ
    は等しく、前記第5の線状素子の長さと前記第6の線状
    素子の長さは等しいことを特徴とするアンテナ装置。
  10. 【請求項10】第1乃至第7の線状素子から構成される
    アンテナ装置であって、 前記第1の線状素子の一端は給電点に接続され、他端は
    前記第2の線状素子の一端に接続されるとともに、これ
    ら第1および第2の線状素子は、その軸線を互いに一致
    させて配置され、 前記第1の線状素子と前記第2の線状素子との接続点に
    は、前記第3の線状素子の一端と前記第4の線状素子の
    一端を接続させるとともに、前記第3の線状素子と前記
    第4の線状素子とは同一平面上にあるように配置させ、 前記第5の線状素子の一端と前記第6の線状素子の一端
    は、前記第2の線状素子の他端に接続されるとともに、
    前記第5の線状素子と前記第6の線状素子とは前記同一
    平面に平行な別の同一平面上にあるように配置させ、し
    かも、前記第3の線状素子と前記第4の線状素子とのな
    す角度および前記第5の線状素子と前記第6の線状素子
    とのなす角度のそれぞれを1/2に分割する分割線の方
    向を互いに同一方向にするとともに、 前記第7の線状素子の一端は接地され、他端は、前記第
    2の線状素子と前記第5の線状素子と前記第6の線状素
    子との接続点に接続されてなり、 前記第1の線状素子と前記第2の線状素子と前記第5の
    線状素子の長さの和が所定の第1の動作周波数信号の波
    長の1/4で、かつ、前記第1の線状素子と前記第2の
    線状素子と前記第6の線状素子の長さの和が前記第1の
    動作周波数信号の波長の1/4で、かつ、前記第2の線
    状素子と前記第3の線状素子と前記第5の線状素子の長
    さの和が所定の第2の動作周波数信号の波長の1/2
    で、かつ、前記第2の線状素子と前記第4の線状素子と
    前記第6の線状素子の長さの和が前記第2の動作周波数
    信号の波長の1/2であることを特徴とするアンテナ装
    置。
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