JPWO2008069165A1 - アンテナ装置と、これを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

複数のアンテナ装置を備えた電子機器において、受信品質を向上させる。その為に本発明の電子機器(7)における第1アンテナ装置(8)は、グランド形成体(10)と、グランド形成体(10)に設けられた給電部(11)と、給電部(11)に一端が接続された第1アンテナ導体(12)と、第1アンテナ導体(12)の他端に分岐接続された第2アンテナ導体(13)と第3アンテナ導体(14)とを有し、第1アンテナ導体(12)の長さと第2アンテナ導体(13)の長さとの和が第1周波数帯の信号の波長の略(1/4+n/2)倍であると共に、第2アンテナ導体(13)の長さと第3アンテナ導体(14)の長さとの和が第2周波数帯の信号の波長の略(1/2+m/2)倍である。

Description

本発明は、アンテナ装置と、これを用いた電子機器に関するものである。
以下、従来の移動体通信端末などの電子機器について、図17を用いて説明する。図17において、従来の電子機器1は、第1周波数帯を用いて通信する第1アンテナ装置2と、第1周波数帯と異なる第2周波数帯を用いて通信する第2アンテナ装置3とを備える。そして、第1アンテナ装置2と第2アンテナ装置3は、グランド形成体4に形成されると共に、各周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略1/4である長さを有するアンテナ導体5、6をそれぞれ備える。
なお、この発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、近年、電子機器1は小型化され、第1アンテナ装置2と第2アンテナ装置3とは非常に近接したものとなっている。これにより、アンテナ導体5、6同士のアイソレーションが低下し、受信品質が劣化するという問題があった。
特開平11−261363号公報
本発明は、複数のアンテナ装置を備えた電子機器において、受信品質を向上させるものである。
その為に本発明の電子機器は、第1周波数帯を用いて通信する第1アンテナ装置と、第1周波数帯と異なる第2周波数帯を用いて通信する第2アンテナ装置とを備え、第1アンテナ装置は、グランド形成体と、このグランド形成体に設けられた給電部と、この給電部に一端が接続された第1アンテナ導体と、この第1アンテナ導体の他端に分岐接続された第2アンテナ導体と第3アンテナ導体とを有し、第1アンテナ導体の長さと第2アンテナ導体の長さとの和が第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/4+n/2)倍(nは0以上の整数)であると共に、第2アンテナ導体の長さと第3アンテナ導体の長さとの和が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍(mは0以上の整数)である。
上記第1アンテナ装置における第2アンテナ導体と第3アンテナ導体とからなる導体において、第2周波数帯の(m+1)λ/2共振が起こる。この為、この共振電流はグランド形成体にはほとんど流れず、第2アンテナ導体と第3アンテナ導体のみに大半の電流が分布する。このとき、これらのアンテナ導体をメアンダ形状等に小型化すると、アンテナ導体における放射抵抗が低下し、損失抵抗の影響が大きくなる。その結果、第1アンテナ装置において、妨害波帯域である第2周波数帯の受信電力を減衰することが可能となり、第1アンテナ装置における受信品質を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態1における電子機器の概略図である。 図2は、同実施の形態1における電子機器の斜視図である。 図3は、同実施の形態1における電子機器の他の概略図である。 図4は、同実施の形態1におけるスミスチャートである。 図5は、同実施の形態1における電子機器の他の概略図である。 図6は、同実施の形態1におけるスミスチャートである。 図7は、同実施の形態1における電子機器の他の概略図である。 図8は、同実施の形態1におけるスミスチャートである。 図9は、同実施の形態1における電子機器の回路図である。 図10は、同実施の形態1における他の電子機器の斜視図である。 図11は、同実施の形態1における他の電子機器の斜視図である。 図12は、同実施の形態1におけるアンテナ導体の斜視図である。 図13は、同実施の形態1におけるアンテナ導体の他の斜視図である。 図14は、同実施の形態1における電子機器の他の斜視図である。 図15は、同実施の形態1における電子機器の他の斜視図である。 図16は、同実施の形態1におけるアンテナ導体の他の斜視図である。 図17は、従来の電子機器の概略図である。
符号の説明
7 電子機器
8 第1アンテナ装置
9 第2アンテナ装置
10 グランド形成体
11 給電部
12 第1アンテナ導体
13 第2アンテナ導体
14 第3アンテナ導体
15 第4アンテナ導体
16 電界効果トランジスタ
17 ノッチフィルタ
18 モジュール
19 固定部材
20 誘電体フィルム
21 フレキシブル配線板
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて説明する。図1は、実施の形態1における電子機器の概略図である。図2は、実施の形態1における電子機器の斜視図である。図1において、電子機器7は、第1周波数帯を用いて通信する第1通信部である第1アンテナ装置8と、第1周波数帯と異なる第2周波数帯を用いて通信する第2通信部である第2アンテナ装置9とを備える。
そして、第1アンテナ装置8は、グランド形成体10と、このグランド形成体10に設けられた給電部11と、この給電部11に一端が接続された第1アンテナ導体12と、この第1アンテナ導体12の他端に分岐接続された第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体14とを有する。また、第1アンテナ導体12の長さと第2アンテナ導体13の長さとの和が第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長、すなわちアンテナ導体周辺の部材やグランド形成体などの影響による波長短縮後の波長の略1/4である。それと共に、第2アンテナ導体13の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略1/2である。尚、第2アンテナ装置9は、第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略1/4の長さの第4アンテナ導体15を有する。
そして、図2に示す様に、第2アンテナ導体13又は第3アンテナ導体14の少なくとも一部がメアンダ状又はヘリカル状又はスパイラル状又はジグザグ形状である。即ち、第1アンテナ導体12の給電点端から第3アンテナ導体14の先端までの距離が、第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の1/2倍の長さよりも短い。
ここで例えば、第1周波数帯が470MHzから750MHz、第2周波数帯が824MHzから839MHzとなる場合において、上記の構成を考える。図3の矢印により示される、第1アンテナ導体12を含めたアンテナ導体を見込んだインピーダンスのスミスチャート上での100MHzから1GHzまでの周波数での軌跡を図4に示す。また、図4において、F470、F750、Fres1、Fanti1はそれぞれ、470MHz、750MHz、700MHz、839MHzの周波数を示す。第1周波数帯の途中にλ/4共振点、つまりインピーダンスが容量性から誘導性に変化する点Fres1が存在し、第2周波数帯内にλ/2共振点、つまりインピーダンスが誘導性から容量性に変化する点Fanti1が存在する。この時、第2周波数帯付近ではλ/2共振でありアンテナ導体を見込んだインピーダンスが非常に大きくなる。そのため、この共振電流はグランド形成体にはほとんど流れず、アンテナ導体のみに大半の電流が分布する。
また、このアンテナ導体を構成する第1アンテナ導体12、第2アンテナ導体13、第3アンテナ導体14がメアンダ形状等であるため、アンテナ導体12、13、14における放射抵抗が低下し、損失抵抗の影響が大きくなる。その結果、第1アンテナ装置8において、妨害波帯域である第2周波数帯の受信電力を減衰させることが可能となり、第1アンテナ装置8における受信品質を向上させることができる。尚、このような放射抵抗の低下による受信電力の減衰は、Fanti1付近の周波数において連続的に起こっている。つまり、Fanti1が第2周波数帯の外にあったとしても第2周波数帯においてある程度の減衰量を得ることができる。
また、図5の矢印により示される、第1アンテナ導体12を含まないアンテナ導体を見込んだインピーダンスのスミスチャート上での100MHzから1GHzまでの周波数での軌跡を図6に示す。図6において、Fres2、Fanti2はそれぞれ、720MHz、885MHzの周波数を示す。図5の矢印により示される位置からのアンテナ導体を見込んだ場合のインピーダンスは、図6のように、第1アンテナ導体12の長さの分だけ、Fres1およびFanti1が図4に示した位置からシフトする。そして、Fres2においてλ/4共振が、Fanti2においてλ/2共振がおこる。
つまり、妨害波帯域における最も減衰させたい周波数がFanti1である場合、Fanti1よりも第1アンテナ導体12の長さを考慮した分だけ高い周波数(Fanti2)に合わせて、第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体14の長さを決定することにより、減衰周波数をFanti1に調整することが可能となる。この第1アンテナ導体12はグランド形成体の基板上に実装され給電に使用される板ばねやポゴピンなどを含んでいても良い。
ここで、図1において第3アンテナ導体14がない場合を考える。図7に図1から第3アンテナ導体14を省いた図を、図8にその時のスミスチャート上での給電点からアンテナ側を見込んだインピーダンスの100MHzから1GHzまでの周波数での軌跡を示す。ここで、図8にて示されるように、Fres1はλ/4共振点から約4MHz、Fanti1はλ/2共振点から約12MHz、図4の位置からそれぞれシフトしている。このことから、所望波帯域である第1周波数帯における周波数シフトよりも、妨害波帯域である第2周波数帯の周波数シフトの方が大きく、第3アンテナ導体14の長さはλ/2共振周波数に大きく影響することがわかる。
したがって、第3アンテナ導体14の長さを変化させることにより、λ/2共振となる減衰帯域を所望波帯域から独立して調整することができる。尚、第1アンテナ装置8は第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略2k(kは1以上の整数)倍の長さである時、第3アンテナ導体14の長さは0であっても良い。この場合、第1アンテナ装置8は、第1アンテナ導体12と第2アンテナ導体13とを用いて、第1周波数帯において(2n+1)λ/4(nは0以上の整数)共振し、第2アンテナ導体13を用いて、第2周波数帯において、(m+1)λ/2(mは0以上の整数)共振する構成となり、上記と同様の効果を得ることができる。
また、第1アンテナ装置8は、第1アンテナ導体12と第2アンテナ導体13とを用いて、第1周波数帯において(2n+1)λ/4(nは0以上の整数)共振し、第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体14とを用いて、第2周波数帯において、(m+1)λ/2(mは0以上の整数)共振する構成であっても良い。即ち、第1アンテナ導体12の長さと第2アンテナ導体13の長さとの和が第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/4+n/2)倍であると共に、第2アンテナ導体13の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍であっても、上記と同様の効果を得ることができる。
ただし、電子機器7を例えば携帯電話に搭載させる場合、小型化のため、n=0とするのが望ましい。また、このように電子機器7を携帯電話に搭載させる場合において、第2周波数帯における所望波の帯域をデジタルテレビ帯域と考えると、想定される妨害波はセルラー通信用帯域となるため、mの値はセルラー帯域の存在するm≦2とするのが望ましい。なお、第1アンテナ導体12の長さと第2アンテナ導体13の長さとの和及び第2アンテナ導体13の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和は、それぞれ厳密に第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(1/4+n/2)倍及び第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(1/2+m/2)倍でなくともよい。すなわち、それぞれ第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(1/4+n/2)倍及び第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(1/2+m/2)倍の長さの前後15%ほどの範囲であれば、第2周波数帯の受信電力を減衰することが可能であり、上記と同等の効果を得ることができる。
また、第1アンテナ装置8は、第1アンテナ導体12と第3アンテナ導体14とを用いて、妨害波帯域である第2周波数帯の受信電力を減衰しても良い。即ち、第1アンテナ導体12の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍(mは0以上の整数)であっても、上記と同様の効果を得ることができる。この場合、第1アンテナ導体12又は第3アンテナ導体14の少なくとも一部がメアンダ状又はヘリカル状又はジグザグ形状である。即ち、給電部11から第3アンテナ導体14の先端までの距離が、第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(m+1)/2倍の長さよりも短い構成となる。
また、図9に示す様に、電子機器7は、給電部11にゲートGが接続されると共にソース接地型又はドレイン接地型の電界効果トランジスタ16と、給電部11と電界効果トランジスタ16との間にシャントに接地接続されると共に第二周波数帯の信号を減衰させるノッチフィルタ17とを有することが望ましい。これにより、妨害波帯域である第2周波数帯において、給電部11から見たアンテナ導体12、13、14の入力インピーダンスは大きく、さらにソース接地型又はドレイン接地型の電界効果トランジスタ16の入力インピーダンスも大きい。さらにまた、給電部11と電界効果トランジスタ16との間に接続されたノッチフィルタ17のインピーダンスが小さいことにより、アンテナ導体12、13、14とノッチフィルタ17間、及びノッチフィルタ17と電界効果トランジスタ16間に大きなインピーダンスの差が生じる。その結果、ノッチフィルタ17の妨害帯域除去効果に加えて、大きなフィルタ効果を得ることができる。また、電界効果トランジスタ16の代わりにコレクタ接地型のトランジスタ(図示せず)を用いても同様の効果が得られる。
さらにまた、図10に示す様に、電界効果トランジスタ16とノッチフィルタ17とがアンテナ導体12、13、14とグランド形成体10との間に配置されていることが望ましい。例えば、電界効果トランジスタ16とノッチフィルタ17とからなるモジュール18をアンテナ導体12、13、14が形成される固定部材19の側面に実装することにより、電子機器7の小型化を実現する。また、電子機器7のアンテナ性能はグランド形成体10とアンテナ導体12、13、14の位置関係により主に決定される。そこで、アンテナ導体12、13、14よりグランド形成体10に近接する面にモジュール18を実装することにより、アンテナ性能への影響を低減しつつ、電子機器7を小型化することができる。なお、グランド形成体10上にはモジュール18を駆動するための電源端子31を備えている。
また、図11に示す様に、グランド形成体10から第2アンテナ導体13の最遠点までの距離D1と、グランド形成体10から第3アンテナ導体14の最遠点までの距離D2と、第1アンテナ導体12の長さと第2アンテナ導体13の長さとの和の略4倍の長さλ1と、第1アンテナ導体12の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和の略4倍の長さλ2との関係が、D1/λ1≧D2/λ2の条件を満たすことが望ましい。この構成により、第3アンテナ導体14とグランドが近接することになる。これにより、第1アンテナ導体12及び第3アンテナ導体14の長さの略4倍の波長の信号が有する周波数帯における放射効率が低下する。その結果、給電部11に接続される回路に悪影響を及ぼす不要波を低減することができる。
さらに、図12に示す様に、第3アンテナ導体14の幅が不均一であっても良い。例えば、第3アンテナ導体14をテーパ状にすることにより、第2周波数帯において様々な波長で共振することとなる。これにより、妨害除去帯域である第2周波数帯を広く取ることができ、安定した通信が可能になる。
さらにまた、図13に示す様に、第2アンテナ導体13の主偏波方向と第3アンテナ導体14の主偏波方向とが互いに略直交しても良い。この構成により、第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体14上の電流の進行方向が直交し、互いの電磁的結合が弱まる。その結果、第1周波数帯及び第2周波数帯の周波数を調整する際、第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体の設計独立性を高めることができ、調整が容易になる。
また、第1アンテナ導体12、第2アンテナ導体13、及び第3アンテナ導体14を固定する固定部材19が誘電体と磁性体の少なくとも一つの材料を含むことが望ましい。誘電体および磁性体等は損失材料である。その結果、図14に示す様に、妨害波帯域(第2周波数帯)においては領域32内に電流が集中し、主にアンテナ導体のみからの放射となるため、損失材料の損失成分が顕著に影響する。これにより、妨害波帯域の放射効率が低下する。一方、所望波帯域(第1周波数帯)において、電流分布は給電部11で腹となる。そのため、図15に示す様に、所望波帯域(第1周波数帯)においては領域33内に電流が集中し、グランド形成体10への電流の流入が大きくグランド形成体10からの放射が支配的となる。よって、固定部材19の損失材料の影響は小さく、所望波帯域での放射効率低下を極めて小さく抑えることができる。
また、図16に示す様に、第1アンテナ導体12、第2アンテナ導体13、及び第3アンテナ導体14を含むアンテナ素子が、誘電体フィルムの片面に導体を印刷することにより形成されたフレキシブル配線板20よりなるフィルムアンテナ21であっても良い。このフィルムアンテナ21の導体の厚さは通常1μm以上30μm以下であり、板金加工により形成される通常200μm程度の厚さのアンテナ導体に比べ、薄いものである。すなわち、フィルムアンテナ21の断面積は板金アンテナよりも小さいため、フィルムアンテナ21は板金アンテナに比べ、導体抵抗が大きく、導電率は1桁程度低下する。したがって、図14に示す様に、アンテナ導体の導体抵抗が顕著に影響する妨害波帯域(第2周波数帯)においては、アンテナの放射効率を低下させることが可能となる。
一方、所望波帯域(第1周波数帯)において、電流分布は給電部11で腹となるため、図15に示す様に、グランド形成体10への電流の流入が大きくグランド形成体10からの放射が支配的となる。すなわち、所望波帯域(第1周波数帯)においてはアンテナ導体の導体抵抗の影響は小さいものであり、導体抵抗の大きいフィルムアンテナ21を用いたとしても、所望波帯域における放射効率の低下は極めて小さいものである。また、このようなフィルムアンテナ21を使用することによりアンテナ素子は極めて小さな領域しか占有せず、さらにフィルムアンテナ21は柔軟性を有するため、配置の自由度が増し、電子機器全体を小型化することができる。
さらに、図9に示す電界効果トランジスタ16とノッチフィルタ17はフレキシブル配線板20上に実装されていても良い。これにより、アンテナ素子から電界効果トランジスタ16、及びノッチフィルタ17までの距離を短くすることができ、アンテナ素子からノッチフィルタ17にかけてのインピーダンスの変化を小さくすることができる。その結果、第2アンテナ導体13、及び第3アンテナ導体14上でλ/2共振することにより起こる妨害波帯域の除去周波数とノッチフィルタ17の除去周波数のずれが極めて小さくなる。これにより、妨害波帯域である第2周波数帯の受信電力を効率よく減衰させることが可能となり、第1アンテナ装置8における受信品質を向上させることができる。
尚、前記フレキシブル配線板20は電界効果トランジスタ16とノッチフィルタ17が実装される部位のみリジッド基板となる、フレックスリジッド配線板であっても同様の効果が得られる。
本発明は、複数のアンテナ装置を備えた電子機器において、受信品質を向上させることができ、携帯電話等の電子機器に有用である。
本発明は、アンテナ装置と、これを用いた電子機器に関するものである。
以下、従来の移動体通信端末などの電子機器について、図17を用いて説明する。図17において、従来の電子機器1は、第1周波数帯を用いて通信する第1アンテナ装置2と、第1周波数帯と異なる第2周波数帯を用いて通信する第2アンテナ装置3とを備える。そして、第1アンテナ装置2と第2アンテナ装置3は、グランド形成体4に形成されると共に、各周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略1/4である長さを有するアンテナ導体5、6をそれぞれ備える。
なお、この発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、近年、電子機器1は小型化され、第1アンテナ装置2と第2アンテナ装置3とは非常に近接したものとなっている。これにより、アンテナ導体5、6同士のアイソレーションが低下し、受信品質が劣化するという問題があった。
特開平11−261363号公報
本発明は、複数のアンテナ装置を備えた電子機器において、受信品質を向上させるものである。
その為に本発明の電子機器は、第1周波数帯を用いて通信する第1アンテナ装置と、第1周波数帯と異なる第2周波数帯を用いて通信する第2アンテナ装置とを備え、第1アンテナ装置は、グランド形成体と、このグランド形成体に設けられた給電部と、この給電部に一端が接続された第1アンテナ導体と、この第1アンテナ導体の他端に分岐接続された第2アンテナ導体と第3アンテナ導体とを有し、第1アンテナ導体の長さと第2アンテナ導体の長さとの和が第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/4+n/2)倍(nは0以上の整数)であると共に、第2アンテナ導体の長さと第3アンテナ導体の長さとの和が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍(mは0以上の整数)である。
上記第1アンテナ装置における第2アンテナ導体と第3アンテナ導体とからなる導体において、第2周波数帯の(m+1)λ/2共振が起こる。この為、この共振電流はグランド形成体にはほとんど流れず、第2アンテナ導体と第3アンテナ導体のみに大半の電流が分布する。このとき、これらのアンテナ導体をメアンダ形状等に小型化すると、アンテナ導体における放射抵抗が低下し、損失抵抗の影響が大きくなる。その結果、第1アンテナ装置において、妨害波帯域である第2周波数帯の受信電力を減衰することが可能となり、第1アンテナ装置における受信品質を向上させることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて説明する。図1は、実施の形態1における電子機器の概略図である。図2は、実施の形態1における電子機器の斜視図である。図1において、電子機器7は、第1周波数帯を用いて通信する第1通信部である第1アンテナ装置8と、第1周波数帯と異なる第2周波数帯を用いて通信する第2通信部である第2アンテナ装置9とを備える。
そして、第1アンテナ装置8は、グランド形成体10と、このグランド形成体10に設けられた給電部11と、この給電部11に一端が接続された第1アンテナ導体12と、この第1アンテナ導体12の他端に分岐接続された第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体14とを有する。また、第1アンテナ導体12の長さと第2アンテナ導体13の長さとの和が第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長、すなわちアンテナ導体周辺の部材やグランド形成体などの影響による波長短縮後の波長の略1/4である。それと共に、第2アンテナ導体13の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略1/2である。尚、第2アンテナ装置9は、第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略1/4の長さの第4アンテナ導体15を有する。
そして、図2に示す様に、第2アンテナ導体13又は第3アンテナ導体14の少なくとも一部がメアンダ状又はヘリカル状又はスパイラル状又はジグザグ形状である。即ち、第1アンテナ導体12の給電点端から第3アンテナ導体14の先端までの距離が、第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の1/2倍の長さよりも短い。
ここで例えば、第1周波数帯が470MHzから750MHz、第2周波数帯が824MHzから839MHzとなる場合において、上記の構成を考える。図3の矢印により示される、第1アンテナ導体12を含めたアンテナ導体を見込んだインピーダンスのスミスチャート上での100MHzから1GHzまでの周波数での軌跡を図4に示す。また、図4において、F470、F750、Fres1、Fanti1はそれぞれ、470MHz、750MHz、700MHz、839MHzの周波数を示す。第1周波数帯の途中にλ/4共振点、つまりインピーダンスが容量性から誘導性に変化する点Fres1が存在し、第2周波数帯内にλ/2共振点、つまりインピーダンスが誘導性から容量性に変化する点Fanti1が存在する。この時、第2周波数帯付近ではλ/2共振でありアンテナ導体を見込んだインピーダンスが非常に大きくなる。そのため、この共振電流はグランド形成体にはほとんど流れず、アンテナ導体のみに大半の電流が分布する。
また、このアンテナ導体を構成する第1アンテナ導体12、第2アンテナ導体13、第3アンテナ導体14がメアンダ形状等であるため、アンテナ導体12、13、14における放射抵抗が低下し、損失抵抗の影響が大きくなる。その結果、第1アンテナ装置8において、妨害波帯域である第2周波数帯の受信電力を減衰させることが可能となり、第1アンテナ装置8における受信品質を向上させることができる。尚、このような放射抵抗の低下による受信電力の減衰は、Fanti1付近の周波数において連続的に起こっている。つまり、Fanti1が第2周波数帯の外にあったとしても第2周波数帯においてある程度の減衰量を得ることができる。
また、図5の矢印により示される、第1アンテナ導体12を含まないアンテナ導体を見込んだインピーダンスのスミスチャート上での100MHzから1GHzまでの周波数での軌跡を図6に示す。図6において、Fres2、Fanti2はそれぞれ、720MHz、885MHzの周波数を示す。図5の矢印により示される位置からのアンテナ導体を見込んだ場合のインピーダンスは、図6のように、第1アンテナ導体12の長さの分だけ、Fres1およびFanti1が図4に示した位置からシフトする。そして、Fres2においてλ/4共振が、Fanti2においてλ/2共振がおこる。
つまり、妨害波帯域における最も減衰させたい周波数がFanti1である場合、Fanti1よりも第1アンテナ導体12の長さを考慮した分だけ高い周波数(Fanti2)に合わせて、第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体14の長さを決定することにより、減衰周波数をFanti1に調整することが可能となる。この第1アンテナ導体12はグランド形成体の基板上に実装され給電に使用される板ばねやポゴピンなどを含んでいても良い。
ここで、図1において第3アンテナ導体14がない場合を考える。図7に図1から第3アンテナ導体14を省いた図を、図8にその時のスミスチャート上での給電点からアンテナ側を見込んだインピーダンスの100MHzから1GHzまでの周波数での軌跡を示す。ここで、図8にて示されるように、Fres1はλ/4共振点から約4MHz、Fanti1はλ/2共振点から約12MHz、図4の位置からそれぞれシフトしている。このことから、所望波帯域である第1周波数帯における周波数シフトよりも、妨害波帯域である第2周波数帯の周波数シフトの方が大きく、第3アンテナ導体14の長さはλ/2共振周波数に大きく影響することがわかる。
したがって、第3アンテナ導体14の長さを変化させることにより、λ/2共振となる減衰帯域を所望波帯域から独立して調整することができる。尚、第1アンテナ装置8は第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略2k(kは1以上の整数)倍の長さである時、第3アンテナ導体14の長さは0であっても良い。この場合、第1アンテナ装置8は、第1アンテナ導体12と第2アンテナ導体13とを用いて、第1周波数帯において(2n+1)λ/4(nは0以上の整数)共振し、第2アンテナ導体13を用いて、第2周波数帯において、(m+1)λ/2(mは0以上の整数)共振する構成となり、上記と同様の効果を得ることができる。
また、第1アンテナ装置8は、第1アンテナ導体12と第2アンテナ導体13とを用いて、第1周波数帯において(2n+1)λ/4(nは0以上の整数)共振し、第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体14とを用いて、第2周波数帯において、(m+1)λ/2(mは0以上の整数)共振する構成であっても良い。即ち、第1アンテナ導体12の長さと第2アンテナ導体13の長さとの和が第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/4+n/2)倍であると共に、第2アンテナ導体13の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍であっても、上記と同様の効果を得ることができる。
ただし、電子機器7を例えば携帯電話に搭載させる場合、小型化のため、n=0とするのが望ましい。また、このように電子機器7を携帯電話に搭載させる場合において、第2周波数帯における所望波の帯域をデジタルテレビ帯域と考えると、想定される妨害波はセルラー通信用帯域となるため、mの値はセルラー帯域の存在するm≦2とするのが望ましい。なお、第1アンテナ導体12の長さと第2アンテナ導体13の長さとの和及び第2アンテナ導体13の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和は、それぞれ厳密に第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(1/4+n/2)倍及び第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(1/2+m/2)倍でなくともよい。すなわち、それぞれ第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(1/4+n/2)倍及び第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(1/2+m/2)倍の長さの前後15%ほどの範囲であれば、第2周波数帯の受信電力を減衰することが可能であり、上記と同等の効果を得ることができる。
また、第1アンテナ装置8は、第1アンテナ導体12と第3アンテナ導体14とを用いて、妨害波帯域である第2周波数帯の受信電力を減衰しても良い。即ち、第1アンテナ導体12の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和が第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍(mは0以上の整数)であっても、上記と同様の効果を得ることができる。この場合、第1アンテナ導体12又は第3アンテナ導体14の少なくとも一部がメアンダ状又はヘリカル状又はジグザグ形状である。即ち、給電部11から第3アンテナ導体14の先端までの距離が、第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(m+1)/2倍の長さよりも短い構成となる。
また、図9に示す様に、電子機器7は、給電部11にゲートGが接続されると共にソース接地型又はドレイン接地型の電界効果トランジスタ16と、給電部11と電界効果トランジスタ16との間にシャントに接地接続されると共に第二周波数帯の信号を減衰させるノッチフィルタ17とを有することが望ましい。これにより、妨害波帯域である第2周波数帯において、給電部11から見たアンテナ導体12、13、14の入力インピーダンスは大きく、さらにソース接地型又はドレイン接地型の電界効果トランジスタ16の入力インピーダンスも大きい。さらにまた、給電部11と電界効果トランジスタ16との間に接続されたノッチフィルタ17のインピーダンスが小さいことにより、アンテナ導体12、13、14とノッチフィルタ17間、及びノッチフィルタ17と電界効果トランジスタ16間に大きなインピーダンスの差が生じる。その結果、ノッチフィルタ17の妨害帯域除去効果に加えて、大きなフィルタ効果を得ることができる。また、電界効果トランジスタ16の代わりにコレクタ接地型のトランジスタ(図示せず)を用いても同様の効果が得られる。
さらにまた、図10に示す様に、電界効果トランジスタ16とノッチフィルタ17とがアンテナ導体12、13、14とグランド形成体10との間に配置されていることが望ましい。例えば、電界効果トランジスタ16とノッチフィルタ17とからなるモジュール18をアンテナ導体12、13、14が形成される固定部材19の側面に実装することにより、電子機器7の小型化を実現する。また、電子機器7のアンテナ性能はグランド形成体10とアンテナ導体12、13、14の位置関係により主に決定される。そこで、アンテナ導体12、13、14よりグランド形成体10に近接する面にモジュール18を実装することにより、アンテナ性能への影響を低減しつつ、電子機器7を小型化することができる。なお、グランド形成体10上にはモジュール18を駆動するための電源端子31を備えている。
また、図11に示す様に、グランド形成体10から第2アンテナ導体13の最遠点までの距離D1と、グランド形成体10から第3アンテナ導体14の最遠点までの距離D2と、第1アンテナ導体12の長さと第2アンテナ導体13の長さとの和の略4倍の長さλ1と、第1アンテナ導体12の長さと第3アンテナ導体14の長さとの和の略4倍の長さλ2との関係が、D1/λ1≧D2/λ2の条件を満たすことが望ましい。この構成により、第3アンテナ導体14とグランドが近接することになる。これにより、第1アンテナ導体12及び第3アンテナ導体14の長さの略4倍の波長の信号が有する周波数帯における放射効率が低下する。その結果、給電部11に接続される回路に悪影響を及ぼす不要波を低減することができる。
さらに、図12に示す様に、第3アンテナ導体14の幅が不均一であっても良い。例えば、第3アンテナ導体14をテーパ状にすることにより、第2周波数帯において様々な波長で共振することとなる。これにより、妨害除去帯域である第2周波数帯を広く取ることができ、安定した通信が可能になる。
さらにまた、図13に示す様に、第2アンテナ導体13の主偏波方向と第3アンテナ導体14の主偏波方向とが互いに略直交しても良い。この構成により、第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体14上の電流の進行方向が直交し、互いの電磁的結合が弱まる。その結果、第1周波数帯及び第2周波数帯の周波数を調整する際、第2アンテナ導体13と第3アンテナ導体の設計独立性を高めることができ、調整が容易になる。
また、第1アンテナ導体12、第2アンテナ導体13、及び第3アンテナ導体14を固定する固定部材19が誘電体と磁性体の少なくとも一つの材料を含むことが望ましい。誘電体および磁性体等は損失材料である。その結果、図14に示す様に、妨害波帯域(第2周波数帯)においては領域32内に電流が集中し、主にアンテナ導体のみからの放射となるため、損失材料の損失成分が顕著に影響する。これにより、妨害波帯域の放射効率が低下する。一方、所望波帯域(第1周波数帯)において、電流分布は給電部11で腹となる。そのため、図15に示す様に、所望波帯域(第1周波数帯)においては領域33内に電流が集中し、グランド形成体10への電流の流入が大きくグランド形成体10からの放射が支配的となる。よって、固定部材19の損失材料の影響は小さく、所望波帯域での放射効率低下を極めて小さく抑えることができる。
また、図16に示す様に、第1アンテナ導体12、第2アンテナ導体13、及び第3アンテナ導体14を含むアンテナ素子が、誘電体フィルムの片面に導体を印刷することにより形成されたフレキシブル配線板20よりなるフィルムアンテナ21であっても良い。このフィルムアンテナ21の導体の厚さは通常1μm以上30μm以下であり、板金加工により形成される通常200μm程度の厚さのアンテナ導体に比べ、薄いものである。すなわち、フィルムアンテナ21の断面積は板金アンテナよりも小さいため、フィルムアンテナ21は板金アンテナに比べ、導体抵抗が大きく、導電率は1桁程度低下する。したがって、図14に示す様に、アンテナ導体の導体抵抗が顕著に影響する妨害波帯域(第2周波数帯)においては、アンテナの放射効率を低下させることが可能となる。
一方、所望波帯域(第1周波数帯)において、電流分布は給電部11で腹となるため、図15に示す様に、グランド形成体10への電流の流入が大きくグランド形成体10からの放射が支配的となる。すなわち、所望波帯域(第1周波数帯)においてはアンテナ導体の導体抵抗の影響は小さいものであり、導体抵抗の大きいフィルムアンテナ21を用いたとしても、所望波帯域における放射効率の低下は極めて小さいものである。また、このようなフィルムアンテナ21を使用することによりアンテナ素子は極めて小さな領域しか占有せず、さらにフィルムアンテナ21は柔軟性を有するため、配置の自由度が増し、電子機器全体を小型化することができる。
さらに、図9に示す電界効果トランジスタ16とノッチフィルタ17はフレキシブル配線板20上に実装されていても良い。これにより、アンテナ素子から電界効果トランジスタ16、及びノッチフィルタ17までの距離を短くすることができ、アンテナ素子からノッチフィルタ17にかけてのインピーダンスの変化を小さくすることができる。その結果、第2アンテナ導体13、及び第3アンテナ導体14上でλ/2共振することにより起こる妨害波帯域の除去周波数とノッチフィルタ17の除去周波数のずれが極めて小さくなる。これにより、妨害波帯域である第2周波数帯の受信電力を効率よく減衰させることが可能となり、第1アンテナ装置8における受信品質を向上させることができる。
尚、前記フレキシブル配線板20は電界効果トランジスタ16とノッチフィルタ17が実装される部位のみリジッド基板となる、フレックスリジッド配線板であっても同様の効果が得られる。
本発明は、複数のアンテナ装置を備えた電子機器において、受信品質を向上させることができ、携帯電話等の電子機器に有用である。
本発明の実施の形態1における電子機器の概略図 同実施の形態1における電子機器の斜視図 同実施の形態1における電子機器の他の概略図 同実施の形態1におけるスミスチャート 同実施の形態1における電子機器の他の概略図 同実施の形態1におけるスミスチャート 同実施の形態1における電子機器の他の概略図 同実施の形態1におけるスミスチャート 同実施の形態1における電子機器の回路図 同実施の形態1における他の電子機器の斜視図 同実施の形態1における他の電子機器の斜視図 同実施の形態1におけるアンテナ導体の斜視図 同実施の形態1におけるアンテナ導体の他の斜視図 同実施の形態1における電子機器の他の斜視図 同実施の形態1における電子機器の他の斜視図 同実施の形態1におけるアンテナ導体の他の斜視図 従来の電子機器の概略図
7 電子機器
8 第1アンテナ装置
9 第2アンテナ装置
10 グランド形成体
11 給電部
12 第1アンテナ導体
13 第2アンテナ導体
14 第3アンテナ導体
15 第4アンテナ導体
16 電界効果トランジスタ
17 ノッチフィルタ
18 モジュール
19 固定部材
20 誘電体フィルム
21 フレキシブル配線板

Claims (18)

  1. 第1周波数帯を用いて受信又は送信する第1通信部と、
    前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯を用いて受信又は送信する第2通信部とを備え、
    前記第1通信部は、
    グランド形成体と、
    前記グランド形成体に設けられた給電部と、
    前記給電部に一端が接続された第1アンテナ導体と前記第1アンテナ導体の他端に分岐接続された第2アンテナ導体及び第3アンテナ導体からなるアンテナとを有し、
    nとmを0以上の整数とするとき、
    前記第1アンテナ導体の長さと前記第2アンテナ導体の長さとの和が前記第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/4+n/2)倍であると共に、
    前記第2アンテナ導体の長さと前記第3アンテナ導体の長さとの和が前記第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍である電子機器。
  2. 前記第2アンテナ導体の先端から前記第3アンテナ導体の先端までの距離が、前記第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(m+1)/2倍の長さよりも短い、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第2アンテナ導体又は前記第3アンテナ導体の少なくとも一部がメアンダ状又はヘリカル状又はジグザグ形状に形成された、請求項1に記載の電子機器。
  4. 第1周波数帯を用いて通信する第1アンテナ装置と、
    前記第1周波数帯と異なる第2周波数帯を用いて通信する第2アンテナ装置とを備え、
    前記第1アンテナ装置は、
    グランド形成体と、
    前記グランド形成体に設けられた給電部と、
    前記給電部に一端が接続された第1アンテナ導体と、
    前記第1アンテナ導体の他端に分岐接続された第2アンテナ導体と第3アンテナ導体とを有し、
    nとmを0以上の整数とするとき、
    前記第1アンテナ導体の長さと前記第2アンテナ導体の長さとの和が前記第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/4+n/2)倍であると共に、前記第1アンテナ導体の長さと前記第3アンテナ導体の長さとの和が前記第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍である電子機器。
  5. 前記給電部から前記第3アンテナ導体の先端までの距離が、前記第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の(m+1)/2倍の長さよりも短い、請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記第1アンテナ導体又は前記第3アンテナ導体の少なくとも一部がメアンダ状又はヘリカル状又はスパイラル状又はジグザグ形状に形成された、請求項4に記載の電子機器。
  7. 前記給電部にゲートが接続された電界効果トランジスタと、
    前記給電部と前記電界効果トランジスタとの間にシャントに接地接続されると共に、
    前記第二周波数帯の信号を減衰させるノッチフィルタを有する、請求項1又は請求項4に記載の電子機器。
  8. 前記給電部にベースが接続されたコレクタ接地型トランジスタと、
    前記給電部と前記コレクタ接地型トランジスタとの間にシャントに接地接続されると共に、
    前記第二周波数帯の信号を減衰させるノッチフィルタを有する、請求項1又は請求項4に記載の電子機器。
  9. 前記電界効果トランジスタ又は前記コレクタ接地型トランジスタと前記ノッチフィルタとが前記第1、第2、第3アンテナ導体と前記グランド形成体との間に配置された、請求項7に記載の電子機器。
  10. 前記電界効果トランジスタ又は前記コレクタ接地型トランジスタと前記ノッチフィルタとが前記第1、第2、第3アンテナ導体よりグランド形成体に近接した、請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記グランド形成体から前記第2アンテナ導体の最遠点までの距離D1と、前記グランド形成体から前記第3アンテナ導体の最遠点までの距離D2と、前記第1アンテナ導体の長さと前記第2アンテナ導体の長さとの和の略4倍の長さλ1と、前記第1アンテナ導体の長さと前記第3アンテナ導体の長さとの和の略4倍の長さλ2との関係が、D1/λ1≧D2/λ2の条件を満たす、請求項1に記載の電子機器。
  12. 前記第3アンテナ導体の幅が不均一である、請求項1に記載の電子機器。
  13. 前記第2アンテナ導体の主偏波方向と前記第3アンテナ導体の主偏波方向とが互いに略直交する、請求項1に記載の電子機器。
  14. 前記第1、第2、第3アンテナ導体を固定する固定部材が誘電体と磁性体の少なくとも一つの材料を含む、請求項1に記載の電子機器。
  15. 前記第1、第2、第3アンテナ導体を含むアンテナ素子が、誘電体フィルムの片面に導体を印刷することにより形成されたフレキシブル配線板よりなる、請求項1に記載の電子機器。
  16. 前記電界効果トランジスタ又は前記コレクタ接地型トランジスタと前記ノッチフィルタとが前記フレキシブル配線板上に実装された、請求項7に記載の電子機器。
  17. グランド形成体と、
    前記グランド形成体に設けられた給電部と、
    前記給電部に一端が接続された第1アンテナ導体と、
    前記第1アンテナ導体の他端に分岐接続された第2アンテナ導体と第3アンテナ導体とを有し、
    nとmを0以上の整数とするとき、
    前記第1アンテナ導体の長さと前記第2アンテナ導体の長さとの和が前記第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/4+n/2)倍であると共に、前記第2アンテナ導体の長さと前記第3アンテナ導体の長さとの和が前記第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍である、アンテナ装置。
  18. グランド形成体と、
    前記グランド形成体に設けられた給電部と、
    前記給電部に一端が接続された第1アンテナ導体と、
    前記第1アンテナ導体の他端に分岐接続された第2アンテナ導体と第3アンテナ導体とを有し、
    nとmを0以上の整数とするとき、
    前記第1アンテナ導体の長さと前記第2アンテナ導体の長さとの和が前記第1周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/4+n/2)倍であると共に、前記第1アンテナ導体の長さと前記第3アンテナ導体の長さとの和が前記第2周波数帯の信号のアンテナ導体上での波長の略(1/2+m/2)倍である、アンテナ装置。
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