JPH11261363A - ローパスフィルタ機能を備えた整合回路 - Google Patents
ローパスフィルタ機能を備えた整合回路Info
- Publication number
- JPH11261363A JPH11261363A JP10059417A JP5941798A JPH11261363A JP H11261363 A JPH11261363 A JP H11261363A JP 10059417 A JP10059417 A JP 10059417A JP 5941798 A JP5941798 A JP 5941798A JP H11261363 A JPH11261363 A JP H11261363A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノイズ雑音指数を損なうこと無く、トランジ
スタでハイパワー混入による２次以上の歪み波が発生し
てもアンテナからのスプリアス放射を抑制することが可
能なローパスフィルタ機能を備えた整合回路を提供する
こと。 【解決手段】 一端が受信信号を入力するｅ点に接続さ
れ他端が接地されたコンデンサ７２と、一端がｅ点に他
端がｆ点に接続されたコイルとを有する。コンデンサ７
２およびコイル７４は、ｅ点からの信号を低雑音にて整
合するようそれぞれの定数が選択されるとともに、ｆ点
から送信される所定の周波数をカットオフするように、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ）） 但し、カットオフする所定の周波数をｆｔｘ、コイルの
定数をＬ、コンデンサの定数をＣとする、を満足するよ
うにコイルおよびコンデンサの定数を選択する。
スタでハイパワー混入による２次以上の歪み波が発生し
てもアンテナからのスプリアス放射を抑制することが可
能なローパスフィルタ機能を備えた整合回路を提供する
こと。 【解決手段】 一端が受信信号を入力するｅ点に接続さ
れ他端が接地されたコンデンサ７２と、一端がｅ点に他
端がｆ点に接続されたコイルとを有する。コンデンサ７
２およびコイル７４は、ｅ点からの信号を低雑音にて整
合するようそれぞれの定数が選択されるとともに、ｆ点
から送信される所定の周波数をカットオフするように、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ）） 但し、カットオフする所定の周波数をｆｔｘ、コイルの
定数をＬ、コンデンサの定数をＣとする、を満足するよ
うにコイルおよびコンデンサの定数を選択する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は整合回路、より具体
的には例えばデジタル携帯電話機のフロント・エンド部
等に適用される整合回路に関する。
的には例えばデジタル携帯電話機のフロント・エンド部
等に適用される整合回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３はデジタル携帯電話機のフロント・
エンド部を示した機能ブロック図である。同図におい
て、送信ハイパワーアンプ（ＨＰＡ）１は、送信信号を
増幅する増幅器であり、送受切替器３に増幅した送信信
号を出力する。送受切替器３は、送信信号と受信信号に
応じて信号経路を切り替えるスイッチである。すなわ
ち、送受切替器３は、送信ハイパワーアンプ１より入力
した送信信号をアンテナ５に送出するとともに、アンテ
ナ５より入力した信号をローノイズアンプ（ＬＮＡ）９
に出力する。
エンド部を示した機能ブロック図である。同図におい
て、送信ハイパワーアンプ（ＨＰＡ）１は、送信信号を
増幅する増幅器であり、送受切替器３に増幅した送信信
号を出力する。送受切替器３は、送信信号と受信信号に
応じて信号経路を切り替えるスイッチである。すなわ
ち、送受切替器３は、送信ハイパワーアンプ１より入力
した送信信号をアンテナ５に送出するとともに、アンテ
ナ５より入力した信号をローノイズアンプ（ＬＮＡ）９
に出力する。
【０００３】ローノイズアンプ９は入力した受信信号か
ら雑音を抑えて増幅する、ノイズ雑音指数に優れた増幅
器である。ローノイズアンプ９は、図４に示すように、
コンデンサ９０、コイル９２および低雑音トランジスタ
９４により構成されている。
ら雑音を抑えて増幅する、ノイズ雑音指数に優れた増幅
器である。ローノイズアンプ９は、図４に示すように、
コンデンサ９０、コイル９２および低雑音トランジスタ
９４により構成されている。
【０００４】コンデンサ９０およびコイル９２は、トラ
ンジスタ９４の低雑音性能が最良に動作するよう付加さ
れた、トランジスタ９４と送受切替器３間の整合回路と
して機能する。この整合回路はインピーダンスが例えば
５０Ωになるようにそれぞれの定数が選択されている。
ンジスタ９４の低雑音性能が最良に動作するよう付加さ
れた、トランジスタ９４と送受切替器３間の整合回路と
して機能する。この整合回路はインピーダンスが例えば
５０Ωになるようにそれぞれの定数が選択されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図３に示したデジタル
携帯電話機のフロント・エンド部では、送信ハイパワー
アンプ１より送信時にハイパワーの送信信号が出力され
ると、この送信信号はアンテナ６より放射されるととも
に、その一部が送受切替器３を通して送信時にオフとな
っているローノイズアンプ９に入力される。
携帯電話機のフロント・エンド部では、送信ハイパワー
アンプ１より送信時にハイパワーの送信信号が出力され
ると、この送信信号はアンテナ６より放射されるととも
に、その一部が送受切替器３を通して送信時にオフとな
っているローノイズアンプ９に入力される。
【０００６】このような信号がローノイズアンプ９に入
力されると、トランジスタ９４が歪みを起こし、再び送
受切替器３を通ってアンテナ５より送信波の逓倍のスプ
リアスを輻射（反射波としてもれる）してしまうという
問題があった。すなわち、図４に示したローノイズアン
プ９のコンデンサ９０およびコイル９２により構成され
る整合回路はハイパスフィルターとして機能するため、
トランジスタ９４で発生したハイパワー混入による２次
以上の歪み波が送受切替器３を介してアンテナ５で輻射
されてしまうという問題があった。
力されると、トランジスタ９４が歪みを起こし、再び送
受切替器３を通ってアンテナ５より送信波の逓倍のスプ
リアスを輻射（反射波としてもれる）してしまうという
問題があった。すなわち、図４に示したローノイズアン
プ９のコンデンサ９０およびコイル９２により構成され
る整合回路はハイパスフィルターとして機能するため、
トランジスタ９４で発生したハイパワー混入による２次
以上の歪み波が送受切替器３を介してアンテナ５で輻射
されてしまうという問題があった。
【０００７】本発明はこのような従来技術の課題を解決
し、ノイズ雑音指数を損なうこと無く、トランジスタで
ハイパワー混入による２次以上の歪み波が発生してもア
ンテナからのスプリアス放射を抑制することが可能なロ
ーパスフィルタ機能を備えた整合回路を提供することを
目的とする。
し、ノイズ雑音指数を損なうこと無く、トランジスタで
ハイパワー混入による２次以上の歪み波が発生してもア
ンテナからのスプリアス放射を抑制することが可能なロ
ーパスフィルタ機能を備えた整合回路を提供することを
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、アンテナに接続される送受切替器と低雑
音トランジスタ間に設けられ、受信信号から雑音増幅を
抑える整合回路は、一端が受信信号を入力する送受切替
器側の第１の点に接続され他端が接地されたコンデンサ
と、一端が第１の点に他端が低雑音トランジスタ側の第
２の点にそれぞれ接続されたコイルとを有する。コンデ
ンサおよびコイルは、第１の点からの受信信号を低雑音
にて整合するようそれぞれの定数が選択されるととも
に、第２の点から送信される所定の周波数をカットオフ
するようそれぞれの定数が選択される。
決するために、アンテナに接続される送受切替器と低雑
音トランジスタ間に設けられ、受信信号から雑音増幅を
抑える整合回路は、一端が受信信号を入力する送受切替
器側の第１の点に接続され他端が接地されたコンデンサ
と、一端が第１の点に他端が低雑音トランジスタ側の第
２の点にそれぞれ接続されたコイルとを有する。コンデ
ンサおよびコイルは、第１の点からの受信信号を低雑音
にて整合するようそれぞれの定数が選択されるととも
に、第２の点から送信される所定の周波数をカットオフ
するようそれぞれの定数が選択される。
【０００９】また、本発明によれば、ミキシング回路と
電圧制御発振器との間に設けられ、ローカル周波数を入
力するミキシング回路のローカル端子に接続される整合
回路は、一端がミキシング回路のローカル端子側に接続
され他端が接地されたコンデンサと、一端がローカル端
子側に他端が電圧制御発振器側にそれぞれ接続されたコ
イルとを有する。コンデンサおよびコイルは、ローカル
端子の整合回路として機能するようそれぞれの定数が選
択されるとともに、電圧制御発振器側に不要な信号が入
力されないよう所定の周波数をカットオフする定数が選
択される。
電圧制御発振器との間に設けられ、ローカル周波数を入
力するミキシング回路のローカル端子に接続される整合
回路は、一端がミキシング回路のローカル端子側に接続
され他端が接地されたコンデンサと、一端がローカル端
子側に他端が電圧制御発振器側にそれぞれ接続されたコ
イルとを有する。コンデンサおよびコイルは、ローカル
端子の整合回路として機能するようそれぞれの定数が選
択されるとともに、電圧制御発振器側に不要な信号が入
力されないよう所定の周波数をカットオフする定数が選
択される。
【００１０】さらに、本発明によれば、一端が信号を入
力する第１の点に接続され他端が接地されたコンデンサ
と、一端が第１の点に他端が第２の点に接続されたコイ
ルとを有する。コンデンサおよびコイルは、第１の点か
らの信号を低雑音にて整合するようそれぞれの定数が選
択されるとともに、第２の点から送信される所定の周波
数をカットオフするように、このカットオフする所定の
周波数をｆｔｘ、コイルの定数をＬ、コンデンサの定数
をＣとすると、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ）） を満足するようにコイルおよびコンデンサの定数を選択
する。
力する第１の点に接続され他端が接地されたコンデンサ
と、一端が第１の点に他端が第２の点に接続されたコイ
ルとを有する。コンデンサおよびコイルは、第１の点か
らの信号を低雑音にて整合するようそれぞれの定数が選
択されるとともに、第２の点から送信される所定の周波
数をカットオフするように、このカットオフする所定の
周波数をｆｔｘ、コイルの定数をＬ、コンデンサの定数
をＣとすると、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ）） を満足するようにコイルおよびコンデンサの定数を選択
する。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるローパスフィルタ機能を備えた整合回路の実施の形
態を詳細に説明する。図１は、本発明によるローパスフ
ィルタ機能を備えた整合回路の実施の形態を示す回路図
である。なお、図１において、図３と同じ符号の送受切
替器３およびアンテナ５は同じ構成要素なので、重複す
る説明はここでは省略する。
よるローパスフィルタ機能を備えた整合回路の実施の形
態を詳細に説明する。図１は、本発明によるローパスフ
ィルタ機能を備えた整合回路の実施の形態を示す回路図
である。なお、図１において、図３と同じ符号の送受切
替器３およびアンテナ５は同じ構成要素なので、重複す
る説明はここでは省略する。
【００１２】ローノイズアンプ７は整合回路７０と低雑
音トランジスタ７６により構成され、図３に示したロー
ノイズアンプ９の代わりにデジタル携帯電話機のフロン
ト・エンド部のローノイズアンプとして用いられる。整
合回路７０は、送受切替器３側のｅ点に一端が接続され
他端が接地されたコンデンサ（Ｃ）７２と、ｅ端に一端
が接続され他端がトランジスタ７６のベース側のｆ点に
接続されたコイル（Ｌ）７４とにより構成される。低雑
音トランジスタ７６はベースがｆ点にエミッタが接地さ
れた低雑音型のｎｐｎバイポーラトランジスタである。
音トランジスタ７６により構成され、図３に示したロー
ノイズアンプ９の代わりにデジタル携帯電話機のフロン
ト・エンド部のローノイズアンプとして用いられる。整
合回路７０は、送受切替器３側のｅ点に一端が接続され
他端が接地されたコンデンサ（Ｃ）７２と、ｅ端に一端
が接続され他端がトランジスタ７６のベース側のｆ点に
接続されたコイル（Ｌ）７４とにより構成される。低雑
音トランジスタ７６はベースがｆ点にエミッタが接地さ
れた低雑音型のｎｐｎバイポーラトランジスタである。
【００１３】本実施の形態における整合回路７０は、ト
ランジスタ７６と送受切替器３間の整合回路として機能
するとともに、図１に示したように接続されることで、
所定の周波数のカットオフを行うローパスフィルタとし
ても機能する。すなわち、図１において、ｅ点から整合
回路７０を見た場合、整合回路７０はトランジスタ７６
と送受切替器３間の低雑音整合回路として機能する。
ランジスタ７６と送受切替器３間の整合回路として機能
するとともに、図１に示したように接続されることで、
所定の周波数のカットオフを行うローパスフィルタとし
ても機能する。すなわち、図１において、ｅ点から整合
回路７０を見た場合、整合回路７０はトランジスタ７６
と送受切替器３間の低雑音整合回路として機能する。
【００１４】また、図１のｆ点から整合回路７０を見た
場合、整合回路７０は、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ））．．．（数１） 但し、２ｆｔｘ：送信周波数 Ｌ：コイル Ｃ：コンデンサ に示した送信周波数２ｆｔｘのカットオフを行うローパ
スフィルターとして機能する。
場合、整合回路７０は、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ））．．．（数１） 但し、２ｆｔｘ：送信周波数 Ｌ：コイル Ｃ：コンデンサ に示した送信周波数２ｆｔｘのカットオフを行うローパ
スフィルターとして機能する。
【００１５】整合回路７０のコンデンサ７２とコイル７
４の定数を、整合回路として機能するように例えば約５
０Ω程度になるよう選択するとともに、上記の数１に示
すようにカットオフしたい周波数２ｆｔｘよりも１／
（２π√（ＬＣ））が小さくなるように選択する。これ
により、整合回路７０のみで低雑音整合回路およびロー
パスフィルタとして機能させることが可能である。
４の定数を、整合回路として機能するように例えば約５
０Ω程度になるよう選択するとともに、上記の数１に示
すようにカットオフしたい周波数２ｆｔｘよりも１／
（２π√（ＬＣ））が小さくなるように選択する。これ
により、整合回路７０のみで低雑音整合回路およびロー
パスフィルタとして機能させることが可能である。
【００１６】一方、例えば上記の数１を満足すること無
く、単にコンデンサ７２とコイル７４の定数を約５０Ω
程度になるように選択した場合、確かに整合回路として
は十分機能するが、ローパスフィルタとしての機能は以
下の問題が生じる。すなわち、トランジスタ７６で発生
した歪み波は、高次のものはコンデンサ７２とコイル７
４の定数によっては抑制できるが、２次、３次の近傍の
ものは抑制できる確率が極めて低くなる。したがって、
上記の数１を満足しなければ、２次、３次の近傍のもの
も含めて抑制できる所望のローパスフィルタを実現する
ことはできない。
く、単にコンデンサ７２とコイル７４の定数を約５０Ω
程度になるように選択した場合、確かに整合回路として
は十分機能するが、ローパスフィルタとしての機能は以
下の問題が生じる。すなわち、トランジスタ７６で発生
した歪み波は、高次のものはコンデンサ７２とコイル７
４の定数によっては抑制できるが、２次、３次の近傍の
ものは抑制できる確率が極めて低くなる。したがって、
上記の数１を満足しなければ、２次、３次の近傍のもの
も含めて抑制できる所望のローパスフィルタを実現する
ことはできない。
【００１７】図２は本発明によるローパスフィルタ機能
を備えた整合回路を、ミキサー部のローカル周波数（Ｌ
Ｏ）を入力するローカル端子の整合回路として適用した
ときの他の実施の形態を示す回路図である。ミキサー部
１０は、例えば図３のローノイズアンプ９に接続され、
これより無線周波数（ＲＦ）を入力するとともに、整合
回路８０を介して電圧制御発振器（ＶＣＯ）よりローカ
ル周波数を入力し、これら周波数より中間周波数（Ｉ
Ｆ）を生成出力する。
を備えた整合回路を、ミキサー部のローカル周波数（Ｌ
Ｏ）を入力するローカル端子の整合回路として適用した
ときの他の実施の形態を示す回路図である。ミキサー部
１０は、例えば図３のローノイズアンプ９に接続され、
これより無線周波数（ＲＦ）を入力するとともに、整合
回路８０を介して電圧制御発振器（ＶＣＯ）よりローカ
ル周波数を入力し、これら周波数より中間周波数（Ｉ
Ｆ）を生成出力する。
【００１８】整合回路８０は、ローパスフィルタ機能を
備えた図１に示した整合回路７０と同等の整合回路であ
る。すなわち、整合回路８０は、ミキサー部１０側に一
端が接続され他端が接地されたコンデンサ８２と、ミキ
サー部１０側に一端が接続され他端が電圧制御発振器
（ＶＣＯ）に接続されたコイル８４とにより構成され
る。整合回路８０の場合も上記の数１を満足するように
コンデンサ８２とコイル８４を選択することで、電圧制
御発振器（ＶＣＯ）に無線周波数（ＲＦ）の不要な信号
が入力されないようにアイソレーションを確保すること
できる。
備えた図１に示した整合回路７０と同等の整合回路であ
る。すなわち、整合回路８０は、ミキサー部１０側に一
端が接続され他端が接地されたコンデンサ８２と、ミキ
サー部１０側に一端が接続され他端が電圧制御発振器
（ＶＣＯ）に接続されたコイル８４とにより構成され
る。整合回路８０の場合も上記の数１を満足するように
コンデンサ８２とコイル８４を選択することで、電圧制
御発振器（ＶＣＯ）に無線周波数（ＲＦ）の不要な信号
が入力されないようにアイソレーションを確保すること
できる。
【００１９】
【発明の効果】このように本発明のローパスフィルタ機
能を備えた整合回路によれば、素子を追加することなく
不要輻射を抑制するローパス機能を満足することが可能
となる。したがって、本発明が適用される装置の小型・
軽量化やコストパーフォーマンスの向上を実現すること
ができる。
能を備えた整合回路によれば、素子を追加することなく
不要輻射を抑制するローパス機能を満足することが可能
となる。したがって、本発明が適用される装置の小型・
軽量化やコストパーフォーマンスの向上を実現すること
ができる。
【図１】本発明によるローパスフィルタ機能を備えた整
合回路の実施の形態を示す回路図。
合回路の実施の形態を示す回路図。
【図２】本発明によるローパスフィルタ機能を備えた整
合回路の他の実施の形態を示す回路図。
合回路の他の実施の形態を示す回路図。
【図３】デジタル携帯電話機のフロント・エンド部を示
した機能ブロック図。
した機能ブロック図。
【図４】従来技術におけるローノイズアンプを示した回
路図。
路図。
３ 送受切替器 ５ アンテナ ７ ローノイズアンプ １０ ミキサー ７０，８０ 整合回路 ７２，８２ コンデンサ ７４，８４ コイル ７６ 低雑音トランジスタ
Claims (6)
- 【請求項１】 アンテナに接続される送受切替器と低雑
音トランジスタ間に設けられ、受信信号から雑音増幅を
抑える整合回路において、 一端が前記受信信号を入力する前記送受切替器側の第１
の点に接続され、他端が接地された前記コンデンサと、 一端が前記第１の点に他端が低雑音トランジスタ側の第
２の点にそれぞれ接続されたコイルとを有し、 前記コンデンサおよびコイルは、前記第１の点からの受
信信号を低雑音にて整合するようそれぞれの定数が選択
されるとともに、前記第２の点から送信される所定の周
波数をカットオフするようそれぞれの定数が選択される
ことを特徴とするローパスフィルタ機能を備えた整合回
路。 - 【請求項２】 請求項１に記載の整合回路において、前
記カットオフする所定の周波数をｆｔｘ、前記コイルの
定数をＬ、前記コンデンサの定数をＣとすると、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ）） を満足するように前記コイルおよびコンデンサの定数を
選択することを特徴とするローパスフィルタ機能を備え
た整合回路。 - 【請求項３】 ミキシング回路と電圧制御発振器との間
に設けられ、ローカル周波数を入力する前記ミキシング
回路のローカル端子に接続される整合回路において、 一端が前記ミキシング回路のローカル端子側に接続さ
れ、他端が接地されたコンデンサと、 一端が前記ローカル端子側に他端が前記電圧制御発振器
側にそれぞれ接続されたコイルとを有し、 前記コンデンサおよびコイルは、前記ローカル端子の整
合回路として機能するようそれぞれの定数が選択される
とともに、前記電圧制御発振器側に不要な信号が入力さ
れないよう所定の周波数をカットオフする定数が選択さ
れることを特徴とするローパスフィルタ機能を備えた整
合回路。 - 【請求項４】 請求項３に記載の整合回路において、前
記カットオフする所定の周波数をｆｔｘ、前記コイルの
定数をＬ、前記コンデンサの定数をＣとすると、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ）） を満足するように前記コイルおよびコンデンサの定数を
選択することを特徴とするローパスフィルタ機能を備え
た整合回路。 - 【請求項５】 請求項１乃至４に記載の整合回路におい
て、この整合回路はデジタル携帯電話機のフロント・エ
ンド部に適用されることを特徴とするローパスフィルタ
機能を備えた整合回路。 - 【請求項６】 一端が信号を入力する第１の点に接続さ
れ、他端が接地された前記コンデンサと、 一端が前記第１の点に他端が第２の点に接続されたコイ
ルとを有し、 前記コンデンサおよびコイルは、前記第１の点からの信
号を低雑音にて整合するようそれぞれの定数が選択され
るとともに、前記第２の点から送信される所定の周波数
をカットオフするように、このカットオフする所定の周
波数をｆｔｘ、前記コイルの定数をＬ、前記コンデンサ
の定数をＣとすると、 ２ｆｔｘ＞１／（２π√（ＬＣ）） を満足するように前記コイルおよびコンデンサの定数を
選択することを特徴とするローパスフィルタ機能を備え
た整合回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10059417A JPH11261363A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | ローパスフィルタ機能を備えた整合回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10059417A JPH11261363A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | ローパスフィルタ機能を備えた整合回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11261363A true JPH11261363A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13112681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10059417A Pending JPH11261363A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | ローパスフィルタ機能を備えた整合回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11261363A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008069165A1 (ja) | 2006-12-04 | 2008-06-12 | Panasonic Corporation | アンテナ装置と、これを用いた電子機器 |
| WO2019208309A1 (ja) | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 株式会社ヨコオ | 整合回路及びアンテナ装置 |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP10059417A patent/JPH11261363A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008069165A1 (ja) | 2006-12-04 | 2008-06-12 | Panasonic Corporation | アンテナ装置と、これを用いた電子機器 |
| WO2019208309A1 (ja) | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 株式会社ヨコオ | 整合回路及びアンテナ装置 |
| US11355844B2 (en) | 2018-04-26 | 2022-06-07 | Yokowo Co., Ltd. | Matching circuit and antenna device |
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