JP2003086160A - 携帯電子機器及びそのバッテリ取付装置 - Google Patents
携帯電子機器及びそのバッテリ取付装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電子機器の裏蓋とバッテリの両方をワン
タッチでロックでき、また、解除できるようにする。 【解決手段】 裏蓋13を開けて内部にバッテリ11を
収納する携帯電子機器10において、携帯電子機器の本
体にスライド自在に設けたロック部材21をロック位置
にスライドさせたとき、バッテリ11に設けられている
係止部11aと、裏蓋13に設けられている係止部13
bとをロック部材21が同時にロックし、ロック部材2
1が非ロック位置にスライドされたとき、係止部11
a、13bを両方とも同時にロック解除する構成とす
る。
タッチでロックでき、また、解除できるようにする。 【解決手段】 裏蓋13を開けて内部にバッテリ11を
収納する携帯電子機器10において、携帯電子機器の本
体にスライド自在に設けたロック部材21をロック位置
にスライドさせたとき、バッテリ11に設けられている
係止部11aと、裏蓋13に設けられている係止部13
bとをロック部材21が同時にロックし、ロック部材2
1が非ロック位置にスライドされたとき、係止部11
a、13bを両方とも同時にロック解除する構成とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機等の携帯
電子機器に係り、特に、携帯電子機器の蓋を開けてバッ
テリを着脱自在に装着するバッテリ取付装置に関する。
電子機器に係り、特に、携帯電子機器の蓋を開けてバッ
テリを着脱自在に装着するバッテリ取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8、図9、図10は、従来のバッテリ
取付装置におけるバッテリ取付手順の説明図である。携
帯電話機1では、裏蓋を開けた場所に設けられているバ
ッテリ収納場所2に、バッテリ3を収納し、その上を裏
蓋4で覆う様になっている。図示の例の場合、バッテリ
3は重量があるため、バッテリ3の先端部分に設けられ
ている突起(図示せず)を携帯電話機1の本体側に設け
られている凹部(図示せず)に差し込んで(図8の矢印
A方向)先端側を固定し、次に、バッテリ3の後部をバ
ッテリ収納場所2に収納(図9の矢印B方向)する。そ
して、携帯電話機1の本体側に設けられているスライド
式ロック部材5を、図9の矢印C方向にスライドさせる
ことで、バッテリ3の後端部に設けられている突部3a
(図8参照)を抑え込み、バッテリ3を携帯電話機1本
体にロックする様になっている。
取付装置におけるバッテリ取付手順の説明図である。携
帯電話機1では、裏蓋を開けた場所に設けられているバ
ッテリ収納場所2に、バッテリ3を収納し、その上を裏
蓋4で覆う様になっている。図示の例の場合、バッテリ
3は重量があるため、バッテリ3の先端部分に設けられ
ている突起(図示せず)を携帯電話機1の本体側に設け
られている凹部(図示せず)に差し込んで(図8の矢印
A方向)先端側を固定し、次に、バッテリ3の後部をバ
ッテリ収納場所2に収納(図9の矢印B方向)する。そ
して、携帯電話機1の本体側に設けられているスライド
式ロック部材5を、図9の矢印C方向にスライドさせる
ことで、バッテリ3の後端部に設けられている突部3a
(図8参照)を抑え込み、バッテリ3を携帯電話機1本
体にロックする様になっている。
【0003】その後、裏蓋4を携帯電話機1本体裏側に
填め込み(図9の矢印D方向)、図10に示す矢印E方
向に裏蓋4を力を入れてスライドさせることで、樹脂製
の裏蓋4の先端に突設されている係止片4a、4bが撓
んで携帯電話機1本体側の嵌合凹部6、7に嵌合し、裏
蓋4が携帯電話機1本体から容易に離脱しないように固
定される。
填め込み(図9の矢印D方向)、図10に示す矢印E方
向に裏蓋4を力を入れてスライドさせることで、樹脂製
の裏蓋4の先端に突設されている係止片4a、4bが撓
んで携帯電話機1本体側の嵌合凹部6、7に嵌合し、裏
蓋4が携帯電話機1本体から容易に離脱しないように固
定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の携帯電
話機を落とした場合、バッテリ3はロックされているた
め携帯電話機1本体から外れることはないが、裏蓋4
は、単に本体裏側に嵌合させ更に係止片4a、4bを嵌
合凹部6、7に嵌合させただけの構造なため、落下の衝
撃で携帯電話機1本体から外れてしまうことがある。裏
蓋4は、何回も外したり取り付けたりすると、上記の係
止片4a、4bがへたってしまい、携帯電話機1本体に
固定することができなくなってしまうという問題があ
る。
話機を落とした場合、バッテリ3はロックされているた
め携帯電話機1本体から外れることはないが、裏蓋4
は、単に本体裏側に嵌合させ更に係止片4a、4bを嵌
合凹部6、7に嵌合させただけの構造なため、落下の衝
撃で携帯電話機1本体から外れてしまうことがある。裏
蓋4は、何回も外したり取り付けたりすると、上記の係
止片4a、4bがへたってしまい、携帯電話機1本体に
固定することができなくなってしまうという問題があ
る。
【0005】この問題は、裏蓋4を携帯電話機1本体に
ロックするロック機構を設ければ解決するが、バッテリ
3をロックするロック機構と、裏蓋4をロックするロッ
ク機構の2つを携帯電話機の小さな筐体に設けるのはス
ペース的に厳しく、また、製造コストを上昇させる要因
になってしまう。更に、2つのロック機構を操作しなけ
ればならないため、バッテリの交換作業が面倒になると
いう問題も生じる。
ロックするロック機構を設ければ解決するが、バッテリ
3をロックするロック機構と、裏蓋4をロックするロッ
ク機構の2つを携帯電話機の小さな筐体に設けるのはス
ペース的に厳しく、また、製造コストを上昇させる要因
になってしまう。更に、2つのロック機構を操作しなけ
ればならないため、バッテリの交換作業が面倒になると
いう問題も生じる。
【0006】従来の携帯電話機の中には、裏蓋にロック
機構を設け、バッテリは単に携帯電話機1本体に填め込
むだけのものも存在するが、重量のあるバッテリが携帯
電話機本体内でロックされない状態は、携帯電話機の信
頼性に関わり、あまり好ましいものではない。
機構を設け、バッテリは単に携帯電話機1本体に填め込
むだけのものも存在するが、重量のあるバッテリが携帯
電話機本体内でロックされない状態は、携帯電話機の信
頼性に関わり、あまり好ましいものではない。
【0007】本発明の目的は、裏蓋とバッテリの両方を
一つの操作部材でロックでき、また、解除することがで
きるバッテリ取付装置と携帯電子機器を提供することを
目的とする。
一つの操作部材でロックでき、また、解除することがで
きるバッテリ取付装置と携帯電子機器を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する携帯
電子機器及びそのバッテリ取付装置は、蓋を開けて内部
にバッテリを収納する際に、携帯電子機器の本体にスラ
イド自在に設けたロック部材をロック位置にスライドさ
せたとき、前記バッテリに設けられている係止部と、前
記蓋に設けられている係止部とを前記ロック部材がロッ
クする構成としたことを特徴とする。この構成により、
バッテリのロックと蓋のロックとを1つのロック部材で
操作可能となる。
電子機器及びそのバッテリ取付装置は、蓋を開けて内部
にバッテリを収納する際に、携帯電子機器の本体にスラ
イド自在に設けたロック部材をロック位置にスライドさ
せたとき、前記バッテリに設けられている係止部と、前
記蓋に設けられている係止部とを前記ロック部材がロッ
クする構成としたことを特徴とする。この構成により、
バッテリのロックと蓋のロックとを1つのロック部材で
操作可能となる。
【0009】好適には、前記ロック部材は、前記ロック
位置にスライドされたとき前記バッテリに設けられてい
る係止部と、前記蓋に設けられている係止部とを同時に
ロックし、非ロック位置にスライドされたとき前記係止
部を両方とも同時にロック解除する構成としたことを特
徴とする。この構成により、ワンタッチで両方のロック
操作が可能となる。
位置にスライドされたとき前記バッテリに設けられてい
る係止部と、前記蓋に設けられている係止部とを同時に
ロックし、非ロック位置にスライドされたとき前記係止
部を両方とも同時にロック解除する構成としたことを特
徴とする。この構成により、ワンタッチで両方のロック
操作が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態に係るバッテ
リ取付装置を搭載した携帯電話機で裏蓋を外しバッテリ
をバッテリ収納位置に挿入する所を示す斜視図である。
本実施形態の携帯電話機10の本体裏側には、バッテリ
11の先端に設けられている図示しない突起を差し込む
凹部(図示せず)が設けられており、この凹部にバッテ
リ11の先端の突起を差し込み、バッテリ11の後端を
矢印F方向に倒し、バッテリ11を携帯電話機10のバ
ッテリ収納場所12に収納する。
リ取付装置を搭載した携帯電話機で裏蓋を外しバッテリ
をバッテリ収納位置に挿入する所を示す斜視図である。
本実施形態の携帯電話機10の本体裏側には、バッテリ
11の先端に設けられている図示しない突起を差し込む
凹部(図示せず)が設けられており、この凹部にバッテ
リ11の先端の突起を差し込み、バッテリ11の後端を
矢印F方向に倒し、バッテリ11を携帯電話機10のバ
ッテリ収納場所12に収納する。
【0012】本実施形態を適用するバッテリ11の後端
部には、ロック用の突起11aが突設されている。ま
た、携帯電話機10の後端部裏側には、詳細は後述する
本実施形態に係るバッテリ取付装置20が取り付けられ
ている。
部には、ロック用の突起11aが突設されている。ま
た、携帯電話機10の後端部裏側には、詳細は後述する
本実施形態に係るバッテリ取付装置20が取り付けられ
ている。
【0013】図2は、本発明の一実施形態に係るバッテ
リ取付装置を搭載した携帯電話機で裏蓋を取り付ける所
を示す斜視図である。図1で説明したようにバッテリ1
1を携帯電話機10の裏側に装着した後、裏蓋13の先
端に設けられた図示しない突起を携帯電話機10に設け
られた凹部(図示せず)に差し込み、裏蓋13を矢印G
方向に倒すことで、裏蓋13を携帯電話機10本体の裏
側に密着させる。
リ取付装置を搭載した携帯電話機で裏蓋を取り付ける所
を示す斜視図である。図1で説明したようにバッテリ1
1を携帯電話機10の裏側に装着した後、裏蓋13の先
端に設けられた図示しない突起を携帯電話機10に設け
られた凹部(図示せず)に差し込み、裏蓋13を矢印G
方向に倒すことで、裏蓋13を携帯電話機10本体の裏
側に密着させる。
【0014】本実施形態を適用する裏蓋13の後端部に
は、詳細は後述するバッテリ取付装置20のロック部材
であるスライド片21を受け入れる凹部13aと、この
凹部13a内で後方に突出するロック用の係合突起13
bとが設けられている。この係合突起13bは、バッテ
リ11の係合突起11aと重なる位置に設けられてい
る。
は、詳細は後述するバッテリ取付装置20のロック部材
であるスライド片21を受け入れる凹部13aと、この
凹部13a内で後方に突出するロック用の係合突起13
bとが設けられている。この係合突起13bは、バッテ
リ11の係合突起11aと重なる位置に設けられてい
る。
【0015】図3は、本実施形態に係るバッテリ取付装
置を搭載した携帯電話機で裏蓋及びバッテリの両方を同
時にワンタッチでロックした状態を示す斜視図である。
図2で説明したように裏蓋13を携帯電話機10の裏側
に密着させた後、バッテリ取付装置20のスライド片2
1を矢印H方向に押し込むことで、詳細は後述するよう
に、スライド片21がバッテリ11の係合用突起11a
と裏蓋13の係合用突起13bとを同時にロックする。
置を搭載した携帯電話機で裏蓋及びバッテリの両方を同
時にワンタッチでロックした状態を示す斜視図である。
図2で説明したように裏蓋13を携帯電話機10の裏側
に密着させた後、バッテリ取付装置20のスライド片2
1を矢印H方向に押し込むことで、詳細は後述するよう
に、スライド片21がバッテリ11の係合用突起11a
と裏蓋13の係合用突起13bとを同時にロックする。
【0016】次に、図4から図7を用いて、バッテリ取
付装置20の詳細を説明する。図4(a)は、スライド
片21を非ロック位置(ロック解除位置)にしたときの
携帯電話機10の後端部分の裏面図であり、同図(b)
は、同図(a)のIVB―IVB線断面図である。また、図
5(a)は、スライド片21をロック位置にしたときの
携帯電話機10の後端部分の裏面図であり、同図(b)
は、同図(a)のVB―VB線断面図である。図6は、携
帯電話機10の本体裏側からスライド片21を取り外し
た状態を示す分解図であり(スライド片21について
は、表側と裏側の両方を図示している。)、図7は、図
6の要部拡大図である(スライド片21については、裏
側の拡大図である。)。
付装置20の詳細を説明する。図4(a)は、スライド
片21を非ロック位置(ロック解除位置)にしたときの
携帯電話機10の後端部分の裏面図であり、同図(b)
は、同図(a)のIVB―IVB線断面図である。また、図
5(a)は、スライド片21をロック位置にしたときの
携帯電話機10の後端部分の裏面図であり、同図(b)
は、同図(a)のVB―VB線断面図である。図6は、携
帯電話機10の本体裏側からスライド片21を取り外し
た状態を示す分解図であり(スライド片21について
は、表側と裏側の両方を図示している。)、図7は、図
6の要部拡大図である(スライド片21については、裏
側の拡大図である。)。
【0017】本実施形態のバッテリ取付装置20は、携
帯電話機10の、例えばABS樹脂製ケース18の後端
部裏側に突設された2つの断面T字形のレール片22、
23(図6、図7参照)を備える。スライド片21は、
例えばポリアセタール樹脂製で成り、前記のレール片2
2、23に嵌合する断面T字形の凹溝24、25が形成
されており、スライド片21をレール片22、23に取
り付けた状態では、スライド片21は、レール片22、
23に沿う方向(図3の矢印H方向)にスライド自在で
且つレール片22、23から脱却不能(脱却不能とする
構造については後述する。)に取り付けられる。
帯電話機10の、例えばABS樹脂製ケース18の後端
部裏側に突設された2つの断面T字形のレール片22、
23(図6、図7参照)を備える。スライド片21は、
例えばポリアセタール樹脂製で成り、前記のレール片2
2、23に嵌合する断面T字形の凹溝24、25が形成
されており、スライド片21をレール片22、23に取
り付けた状態では、スライド片21は、レール片22、
23に沿う方向(図3の矢印H方向)にスライド自在で
且つレール片22、23から脱却不能(脱却不能とする
構造については後述する。)に取り付けられる。
【0018】スライド片21は、レール片22、23に
沿う方向にスライド自在であるが、スライド片21を、
ロック位置と解除位置の2つの位置に係止するために、
ケース18のレール片22とレール片23との間に、ロ
ック位置係止用の凹溝26と、解除位置係止用の凹溝2
7とが設けられている。
沿う方向にスライド自在であるが、スライド片21を、
ロック位置と解除位置の2つの位置に係止するために、
ケース18のレール片22とレール片23との間に、ロ
ック位置係止用の凹溝26と、解除位置係止用の凹溝2
7とが設けられている。
【0019】スライド片21は、上板28と下板29の
2枚の板部材を備え(図4、図5、図7参照)、下板2
9にはコの字状の切れ込み30が形成されることで片持
ち梁式の弾性片29aが形成され、この弾性片29aの
先端下面側に、前記のロック位置係止用の凹溝26、解
除位置係止用の凹溝27と弾性係合する突起29bが突
設されている。
2枚の板部材を備え(図4、図5、図7参照)、下板2
9にはコの字状の切れ込み30が形成されることで片持
ち梁式の弾性片29aが形成され、この弾性片29aの
先端下面側に、前記のロック位置係止用の凹溝26、解
除位置係止用の凹溝27と弾性係合する突起29bが突
設されている。
【0020】スライド片21の下板29の左右端は、夫
々、係止用突起29c、29dが突設されており、この
スライド片21がレール片22、23に取り付けられ、
スライド片21が解除位置より更に携帯電話機10から
外れる方向に移動しようとしたとき、この係止用突起2
9c、29dが携帯電話機10のケース18に設けられ
た係止部18a、18bに干渉し、脱却不能となるよう
にしている。この係止部18a、18bは、スライド片
21が強い力で撓んでも、係止用突起29c、29dを
確実に係止するために、上方(裏蓋側)に若干突出する
形状となっている。
々、係止用突起29c、29dが突設されており、この
スライド片21がレール片22、23に取り付けられ、
スライド片21が解除位置より更に携帯電話機10から
外れる方向に移動しようとしたとき、この係止用突起2
9c、29dが携帯電話機10のケース18に設けられ
た係止部18a、18bに干渉し、脱却不能となるよう
にしている。この係止部18a、18bは、スライド片
21が強い力で撓んでも、係止用突起29c、29dを
確実に係止するために、上方(裏蓋側)に若干突出する
形状となっている。
【0021】スライド片21の下板29のバッテリ11
側となる端部は、スライド片21がロック位置に押し込
まれたとき、バッテリ11の係合用突起11aの上面側
(裏蓋側)を抑えてバッテリ11をロックし、同時に、
スライド片21の上板28のバッテリ11側となる端部
は、裏蓋13の係合用突起13bの上面側を抑えて裏蓋
13をロックする様になっている。上板28の上面側
は、裏蓋13の表面と同一面に形成されると共に、スラ
イド片21を解除位置するために爪先で引っかけること
が可能なように窪み28aが設けられている。
側となる端部は、スライド片21がロック位置に押し込
まれたとき、バッテリ11の係合用突起11aの上面側
(裏蓋側)を抑えてバッテリ11をロックし、同時に、
スライド片21の上板28のバッテリ11側となる端部
は、裏蓋13の係合用突起13bの上面側を抑えて裏蓋
13をロックする様になっている。上板28の上面側
は、裏蓋13の表面と同一面に形成されると共に、スラ
イド片21を解除位置するために爪先で引っかけること
が可能なように窪み28aが設けられている。
【0022】上述した構成のバッテリ取付装置20を備
える携帯電話機10で、バッテリ11を交換する場合に
は、図5に示す状態で、スライド片21の上板28の窪
み28a端部に爪先を立て、スライド片21を反バッテ
リ11側に引き外す。これにより、弾性片29aの先端
突起29bが凹溝26から外れて凹溝27に進み、ここ
で係止状態となる。これ以上スライド片21を引き出そ
うとしても、スライド片21の左右に突出する突起29
c、29dがケース18の係止部18a、18bに衝突
して引き出すことができない。
える携帯電話機10で、バッテリ11を交換する場合に
は、図5に示す状態で、スライド片21の上板28の窪
み28a端部に爪先を立て、スライド片21を反バッテ
リ11側に引き外す。これにより、弾性片29aの先端
突起29bが凹溝26から外れて凹溝27に進み、ここ
で係止状態となる。これ以上スライド片21を引き出そ
うとしても、スライド片21の左右に突出する突起29
c、29dがケース18の係止部18a、18bに衝突
して引き出すことができない。
【0023】この状態では、スライド片21の上板28
と裏蓋13の係合用突起13bとの係合は解除され、同
時に、スライド片21の下板29とバッテリ11の係合
用突起11aとの係合が解除される。このため、裏蓋1
3とバッテリ11を携帯電話機10から容易に取り外す
ことが可能となる。
と裏蓋13の係合用突起13bとの係合は解除され、同
時に、スライド片21の下板29とバッテリ11の係合
用突起11aとの係合が解除される。このため、裏蓋1
3とバッテリ11を携帯電話機10から容易に取り外す
ことが可能となる。
【0024】バッテリ11を交換した後は、図1、図2
で説明したように新たなバッテリ11及び裏蓋13を取
り付ける。これにより、図4に示す状態となる。この状
態で、スライド片21をバッテリ11側に押し込むと、
スライド片21の弾性片29a先端の突起29bが凹溝
27から外れて凹溝26に進み、ここで係止状態とな
る。この状態が図5に示す状態であり、バッテリ11と
裏蓋13とは同時にスライド片21によってワンタッチ
でロックされた状態となる。このロック状態は、携帯電
話機10を落とした程度の衝撃では解除されることはな
い。
で説明したように新たなバッテリ11及び裏蓋13を取
り付ける。これにより、図4に示す状態となる。この状
態で、スライド片21をバッテリ11側に押し込むと、
スライド片21の弾性片29a先端の突起29bが凹溝
27から外れて凹溝26に進み、ここで係止状態とな
る。この状態が図5に示す状態であり、バッテリ11と
裏蓋13とは同時にスライド片21によってワンタッチ
でロックされた状態となる。このロック状態は、携帯電
話機10を落とした程度の衝撃では解除されることはな
い。
【0025】以上述べた様に、本実施形態のバッテリ取
付装置を装備する携帯電話機では、バッテリと裏蓋とを
同一のスライド片で同時にワンタッチでロックし、ま
た、解除することができるため、低コストで携帯電話機
の信頼性を向上させることができると共に、小さなスペ
ースにも搭載可能となる。
付装置を装備する携帯電話機では、バッテリと裏蓋とを
同一のスライド片で同時にワンタッチでロックし、ま
た、解除することができるため、低コストで携帯電話機
の信頼性を向上させることができると共に、小さなスペ
ースにも搭載可能となる。
【0026】尚、上述した実施形態では、バッテリと裏
蓋に設けるロック用の係止部として突起11a、13b
を設けたが、突起ではなく凹部を係止部として設け、ス
ライド片21側に、これらの凹部に嵌合する突起を設け
てバッテリや裏蓋13をロックする構成とすることも可
能である。
蓋に設けるロック用の係止部として突起11a、13b
を設けたが、突起ではなく凹部を係止部として設け、ス
ライド片21側に、これらの凹部に嵌合する突起を設け
てバッテリや裏蓋13をロックする構成とすることも可
能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、低コスト、省スペース
で、バッテリ及び裏蓋を一つの操作部材でロックし、ま
た、解除することができるバッテリ取付装置を提供する
ことができる。
で、バッテリ及び裏蓋を一つの操作部材でロックし、ま
た、解除することができるバッテリ取付装置を提供する
ことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置を
搭載した携帯電話機の裏蓋を取り外しバッテリを装着す
る状態を示す斜視図
搭載した携帯電話機の裏蓋を取り外しバッテリを装着す
る状態を示す斜視図
【図2】本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置を
搭載した携帯電話機の裏蓋を取り付ける状態を示す斜視
図
搭載した携帯電話機の裏蓋を取り付ける状態を示す斜視
図
【図3】本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置を
搭載した携帯電話機の裏蓋を取り付ける状態を示す斜視
図
搭載した携帯電話機の裏蓋を取り付ける状態を示す斜視
図
【図4】(a)本発明の一実施形態に係るバッテリ取付
装置の非ロック位置における携帯電話機の裏面図 (b)本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置の非
ロック位置における携帯電話機の断面図
装置の非ロック位置における携帯電話機の裏面図 (b)本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置の非
ロック位置における携帯電話機の断面図
【図5】(a)本発明の一実施形態に係るバッテリ取付
装置のロック位置における携帯電話機の裏面図 (b)本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置のロ
ック位置における携帯電話機の断面図
装置のロック位置における携帯電話機の裏面図 (b)本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置のロ
ック位置における携帯電話機の断面図
【図6】本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置を
搭載した携帯電話機からスライド片を取り外した状態を
示す分解図
搭載した携帯電話機からスライド片を取り外した状態を
示す分解図
【図7】本発明の一実施形態に係るバッテリ取付装置を
搭載した携帯電話機からスライド片を取り外した状態を
示す要部拡大図
搭載した携帯電話機からスライド片を取り外した状態を
示す要部拡大図
【図8】従来の携帯電話機の裏蓋を外しバッテリを装着
する状態を示す斜視図
する状態を示す斜視図
【図9】従来の携帯電話機にバッテリを取り付けた後に
裏蓋を装着する状態を示す斜視図
裏蓋を装着する状態を示す斜視図
【図10】従来の携帯電話機の裏蓋を固定する状態を示
す斜視図
す斜視図
10 携帯電話機
11 バッテリ
11a 係合用突起
12 バッテリ収納場所
13 裏蓋
13b 係合用突起
18 ケース
18a、18b 係止部
20 バッテリ取付装置
21 スライド片
22、23 レール片
24、25 凹条
26 ロック位置係止用凹溝
27 解除位置係止用凹溝
28 上板
28a 窪み
29 下板
29a 弾性片
29b 係合用突起
29c、29d 係止用突起
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 池田 容伸
神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1
号 松下通信工業株式会社内
Fターム(参考) 5H040 AA07 AA13 AS12 AT04 AY04
CC03 CC06 CC36 CC37 CC46
5K023 AA07 BB11 LL04 LL06 PP02
PP12
Claims (4)
- 【請求項1】 蓋を開けて内部にバッテリを収納する携
帯電子機器において、前記携帯電子機器の本体にスライ
ド自在に設けたロック部材をロック位置にスライドさせ
たとき、前記バッテリに設けられている係止部と、前記
蓋に設けられている係止部とを前記ロック部材がロック
する構成としたことを特徴とする携帯電子機器。 - 【請求項2】 前記ロック部材は、前記ロック位置にス
ライドされたとき前記バッテリに設けられている係止部
と、前記蓋に設けられている係止部とを同時にロック
し、非ロック位置にスライドされたとき前記係止部を両
方とも同時にロック解除する構成としたことを特徴とす
る請求項1記載の携帯電子機器。 - 【請求項3】 蓋を開けて内部にバッテリを収納する携
帯電子機器のバッテリ取付装置において、前記携帯電子
機器の本体にスライド自在に設けたロック部材をロック
位置にスライドさせたとき、前記バッテリに設けられて
いる係止部と、前記蓋に設けられている係止部とを前記
ロック部材がロックする構成としたことを特徴とする携
帯電子機器のバッテリ取付装置。 - 【請求項4】 前記ロック部材は、前記ロック位置にス
ライドされたとき前記バッテリに設けられている係止部
と、前記蓋に設けられている係止部とを同時にロック
し、非ロック位置にスライドされたとき前記係止部を両
方とも同時にロック解除する構成としたことを特徴とす
る請求項3記載の携帯電子機器のバッテリ取付装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001279870A JP2003086160A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 携帯電子機器及びそのバッテリ取付装置 |
EP02733411A EP1427035A4 (en) | 2001-09-14 | 2002-06-07 | PORTABLE ELECTRONIC DEVICE AND BATTERY MOUNTING DEVICE FOR THE APPLIANCE |
PCT/JP2002/005688 WO2003026040A1 (en) | 2001-09-14 | 2002-06-07 | Portable electronic equipment and battery mounting device of the equipment |
CNB028039009A CN100414737C (zh) | 2001-09-14 | 2002-06-07 | 移动式电子设备以及用于该设备的电池安装装置 |
US10/466,448 US7043282B2 (en) | 2001-09-14 | 2002-06-07 | Portable electronic equipment and battery mounting device of the equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001279870A JP2003086160A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | 携帯電子機器及びそのバッテリ取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003086160A true JP2003086160A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19103967
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---|---|---|---|
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Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1427035A4 (ja) |
JP (1) | JP2003086160A (ja) |
CN (1) | CN100414737C (ja) |
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-
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- 2002-06-07 CN CNB028039009A patent/CN100414737C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-06-07 US US10/466,448 patent/US7043282B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-06-07 WO PCT/JP2002/005688 patent/WO2003026040A1/ja active Application Filing
- 2002-06-07 EP EP02733411A patent/EP1427035A4/en not_active Withdrawn
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EP1427035A1 (en) | 2004-06-09 |
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US7043282B2 (en) | 2006-05-09 |
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