JP2003084782A - 楽音再生出力分岐システム及びマイクロフォン装置 - Google Patents

楽音再生出力分岐システム及びマイクロフォン装置

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JP2003084782A
JP2003084782A JP2001280274A JP2001280274A JP2003084782A JP 2003084782 A JP2003084782 A JP 2003084782A JP 2001280274 A JP2001280274 A JP 2001280274A JP 2001280274 A JP2001280274 A JP 2001280274A JP 2003084782 A JP2003084782 A JP 2003084782A
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guide
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microphone device
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Yoichi Tanaka
洋一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スピーカを目立たなくした状態で、このスピー
カからのガイド音声を使用者に聞かせるとともに、前記
スピーカからのガイド音声が前記使用者の回りの聴衆に
聞こえるのを防止する。 【解決手段】 楽音再生出力分岐システム1は、握り式
マイクロフォン装置本体10と、カラオケ装置20と、
左右のスピーカ31,32とから構成されている。握り
式マイクロフォン装置本体10には、音波による音声を
音声信号に変換するマイクロフォン41が設けられてい
る。 前記握り式マイクロフォン装置本体10には、平
面パネルスピーカ42が一体で設けられている。平面パ
ネルスピーカ42は、カラオケ装置20からのガイド音
声の音声信号をガイド音声の音波に変換し、前記握り式
マイクロフォン装置本体1を基準にして特定の方向に指
向性を有する状態で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロフォンの
機能を有するとともにガイド音声を出力するスピーカを
有する楽音再生出力分岐システム及びマイクロフォン装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりカラオケ装置は、記録媒体とし
て光ディスクを用いた光ディスク・カラオケ装置やシン
セサイザ・カラオケ装置などが存在し、また近年では、
営業用カラオケ装置においてはカラオケ通信システムが
主流となっているいる。
【0003】このような従来のカラオケ装置は、歌唱音
声信号の入らない演奏データを用い、その演奏データの
うちの音楽データをカラオケ音声信号と呼ばれる演奏の
音声信号に変換し、オーディオアンプへと出力し、歌い
手によるマイクロフォンからの歌唱音声信号とミキシン
グして増幅し、スピーカより出力していた。
【0004】また、カラオケ装置の楽音変換手段では、
歌い手の知らない曲目や、また歌い手が完全に曲目を覚
え切っていない場合や、忘れている場合を想定し、モニ
タ装置の映像画面上に、表示した歌詞を再生音楽曲の進
行にあわせて表示色をかえて表示していくことにより、
歌い手に歌詞の歌唱する箇所を明示する方法が用いられ
ている。しかしながら、この方法で表示できるのは、歌
詞だけであり、歌詞をどのようなリズムで歌うかは解ら
なかった。
【0005】このことに対応してボーカルガイドと呼ば
れる歌唱の音声信号を録音の際に音声多重などで演奏の
音声信号に合成し、このボーカルガイドをスピーカの出
力再生時の切り替えによる副音声として、マイクロフォ
ンからの出力とボーカルガイドを左右別々なスピーカよ
り出力再生させるカラオケシステムが用いられていた。
【0006】図9はこのような従来のボーカルガイドを
用いたカラオケシステムを示す説明図である。
【0007】図9において、歌い手101によるユーザ
歌唱はマイク102により電気信号や無線信号に変換さ
れハードウエア103のカラオケ装置に供給される。ハ
ードウエア103は、外部から入力や記録媒体の再生に
よる演奏データから作成した演奏の音声信号をマイク1
02からのユーザ歌唱と合成して左の外部出力スピーカ
104から出力する。また、ハードウエア103は、前
記演奏データから作成した演奏の音声信号と副音声のボ
ーカルガイドとを合成して右の外部出力スピーカ105
から出力する。
【0008】このようなボーカルガイドを用いたカラオ
ケシステムでは、歌い手101がリズムを十分覚えてい
ない場合にも、歌い手101が右の外部出力スピーカ1
05から耳106に聞こえるボーカルガイドの歌唱のリ
ズムに合わせて歌うことができる。
【0009】しかしながら、このような従来のボーカル
ガイドを用いたカラオケシステムでは、ボーカルガイド
の歌唱がスピーカより再生されて歌唱する事ができて
も、歌唱している歌い手だけでなく、回りで聴いている
聴衆にもスピーカより出力再生されるボーカルガイドの
歌唱が聞こえるために、一般のカラオケで歌唱するイメ
ージから外れたものとなっていた。
【0010】このことに対応して、特開平11−655
82号公報に記載のカラオケ装置楽音分岐変換システム
や特開平11−88978号公報に記載の楽音再生スピ
ーカー出力分岐システムには、ボーカルガイドの歌声
(ガイド音声)を耳掛け式のスピーカのみに出力して、
歌い手だけボーカルガイドの歌声が聞こえるようにした
システムが開示されているが、このシステムでは、歌い
手の耳に耳掛け式のスピーカを取り付けるために、見苦
しく、スピーカから延びるケーブルがかさばり、歌い手
がボーカルガイドを使用していることが回りで聴いてい
る聴衆に容易に知られてしまうという問題があった。こ
のことは、イベントやプレゼンテーションで用いられる
インカム等でも同様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のガイド
音声を耳掛け式のスピーカに出力して、使用者だけにガ
イド音声が聞こえるようにしたシステムでは、使用者の
耳にスピーカを取り付けるために、見苦しく、使用者が
ガイド音声を使用していることが回りで聴いている聴衆
に容易に知られてしまうという問題があった。
【0012】本発明は、このようなの事情に鑑みてなさ
れたものであり、使用者の耳にスピーカを取り付けるこ
となく使用者にスピーカからのガイド音声を聞かせると
ともに、前記スピーカからのガイド音声が前記使用者の
回りの聴衆に聞こえるのを防止できる楽音再生出力分岐
システム及びマイクロフォン装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の楽音再生出力分岐システムは、音波による
音声を音声信号に変換するマイクロフォンが設けられた
握り式マイクロフォン装置本体と、ガイド音声入り演奏
データを入力する演奏データ入力手段と、この演奏デー
タ入力手段により入力するガイド音声入り演奏データを
ガイド音声の音声信号と演奏の音声信号に変換し、変換
したガイド音声の音声信号と演奏の音声信号を分岐して
出力するコンバータと、このコンバータからの演奏の音
声信号に、前記マイクロフォン装置本体のマイクロフォ
ンからの音声信号をミキシングして出力する音声信号出
力手段と、前記握り式マイクロフォン装置本体に一体で
設けられ、前記コンバータからのガイド音声の音声信号
をガイド音声の音波に変換し、前記握り式マイクロフォ
ン装置本体を基準にして特定の方向に指向性を有する状
態で出力するスピーカと、を具備したことを特徴とす
る。
【0014】請求項2に記載のマイクロフォン装置は、
音波による音声を音声信号に変換するマイクロフォンが
設けられた握り式マイクロフォン装置本体と、ガイド音
声の音声信号を入力するガイド音声入力手段と、前記握
り式マイクロフォン装置本体に一体で設けられ、前記ガ
イド音声入力手段からのガイド音声の音声信号をガイド
音声の音波に変換し、前記握り式マイクロフォン装置本
体を基準にして特定の方向に指向性を有する状態で出力
するスピーカと、を具備したことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載のマイクロフォン装置は、
音波による音声を音声信号に変換するマイクロフォンが
設けられた握り式マイクロフォン装置本体と、着脱式の
メモリからガイド音声の音声信号を入力するガイド音声
入力手段と、前記握り式マイクロフォン装置本体に一体
で設けられ、前記ガイド音声入力手段からのガイド音声
の音声信号をガイド音声の音波に変換し、前記握り式マ
イクロフォン装置本体を基準にして特定の方向に指向性
を有する状態で出力するスピーカと、を具備したことを
特徴とする。
【0016】請求項4に記載の楽音再生出力分岐システ
ムは、音波による音声を音声信号に変換するマイクロフ
ォンが設けられた握り式マイクロフォン装置本体と、前
記握り式マイクロフォン装置本体に設けられ、着脱式の
メモリからガイド音声入り演奏データを入力する演奏デ
ータ入力手段と、前記握り式マイクロフォン装置本体に
設けられ、前記演奏データ入力手段により入力するガイ
ド音声入り演奏データをガイド音声の音声信号と演奏の
音声信号に変換し、変換したガイド音声の音声信号と演
奏の音声信号を分岐して出力するコンバータと、前記前
記握り式マイクロフォン装置本体に設けられ、前記コン
バータからの演奏の音声信号に、前記マイクロフォン装
置本体のマイクロフォンからの音声信号をミキシングし
て出力する音声信号出力手段と、前記握り式マイクロフ
ォン装置本体に一体で設けられ、前記コンバータからの
ガイド音声の音声信号をガイド音声の音波に変換し、前
記握り式マイクロフォン装置本体を基準にして特定の方
向に指向性を有する状態で出力するスピーカと、を具備
したことを特徴とする。
【0017】請求項1乃至4に記載の構成によれば、ス
ピーカは、握り式マイクロフォン装置本体に一体で設け
られ、コンバータからのガイド音声の音声信号をガイド
音声の音波に変換し、前記握り式マイクロフォン装置本
体を基準にして特定の方向に指向性を有する状態で出力
するので、スピーカを目立たなくした状態で、このスピ
ーカからのガイド音声を使用者に聞かせるとともに、前
記スピーカからのガイド音声が前記使用者の回りの聴衆
に聞こえるのを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図3は本発明に係る楽音
再生出力分岐システムの第1の実施の形態を示し、図1
は楽音再生出力分岐システムを示す斜視図、図2はスピ
ーカのオンオフ兼音量調整摘みを示す平面図、図3は楽
音再生出力分岐システムのブロック図である。
【0019】図1において、楽音再生出力分岐システム
1は、握り式マイクロフォン装置本体10と、カラオケ
装置20と、左右のスピーカ31,32とから構成され
ている。
【0020】握り式マイクロフォン装置本体には、音波
による音声を音声信号に変換するマイクロフォン41が
設けられている。
【0021】カラオケ装置20には、ガイド音声入り演
奏データを入力する演奏データ入力手段(図3に示す端
末側通信手段22)が設けられている。また、カラオケ
装置20には、前記演奏データ入力手段により入力する
ガイド音声入り演奏データをガイド音声(カラオケ装置
20の場合ボーカルガイド)の音声信号と演奏の音声信
号に変換し、ガイド音声の音声信号と演奏の音声信号と
に分岐して出力するコンバータ(図3に示すコンバータ
27)が設けられている。さらに、カラオケ装置20に
は、このコンバータからの演奏の音声信号に、前記マイ
クロフォン装置本体10のマイクロフォン41からの音
声信号を音声信号をミキシングして左右のスピーカ3
1,32出力する音声信号出力手段(図3に示すオーデ
ィオアンプ28)が設けられている。
【0022】また、前記握り式マイクロフォン装置本体
10には、薄く且つ指向性の高いスピーカとしての平面
パネルスピーカ42が一体で設けられている。平面パネ
ルスピーカ42は、前記コンバータ27からのガイド音
声の音声信号をガイド音声の音波に変換し、前記握り式
マイクロフォン装置本体10を基準にして特定の方向に
指向性を有する状態で出力する。本実施の形態の場合、
平面パネルスピーカ42は、高い指向性を有するととも
に、握り式マイクロフォン装置本体10の長手方向Aに
指向性の中心を有する。
【0023】ここで、平面パネルスピーカ42の例とし
ては、PCT国際公開番号WO99/03304に記載
された平面型音響変換装置がある。
【0024】握り式マイクロフォン装置本体10につい
てさらに詳細に説明する。握り式マイクロフォン装置本
体10は、棒状に形成された握り手11の一端に収音部
12を取り付けたものである。
【0025】握り手11の一端側寄りの側面にはマイク
ロフォン41のオンオフを行うスライドスイッチ13が
設けられている。 握り手11の他端側寄りの内部に
は、カラオケ装置20と双方向の通信を行うためのアン
テナが設けられている。
【0026】収音部12は、握り手11より大径の収音
部基部14を有している。
【0027】収音部基部14の一端側には、マイクロフ
ォン41と平面パネルスピーカ42をそれぞれ収容する
半月状の凹部15,16が形成されている。収音部基部
14の他端側は握り手11の一端に接続している。収音
部基部14の側面には平面パネルスピーカ42のオンオ
フ兼音量調整摘み17が設けられている。収音部基部1
4の半月状の凹部15,16の間には、防音板18が立
設されている。防音板18は平面パネルスピーカ42か
らの音声がマイクロフォン41に入力するのを防止して
いる。
【0028】凹部15と防音板18のマイクロフォン4
1側の面は、ある程度の空間を介して金属メッシュ43
により覆われている。また、凹部16と防音板18の平
面パネルスピーカ42側の面には、ある程度の空間を金
属メッシュ44により覆われている。
【0029】図2に示すように、収音部基部14の側面
におけるオンオフ兼音量調整摘み17の周りには、複数
の目盛り45メモリと、この目盛り45に対応する表示
“OFF”,“ON”,“1”,“2”,“3”,
“4”,“5”がシルクスクリーン印刷等により印刷さ
れている。オンオフ兼音量調整摘み17の外周の一カ所
には白線による目印46が形成されている。歌い手は、
オンオフ兼音量調整摘み17を回転操作して、各表示
“OFF”,“ON”,“1”,“2”,“3”,
“4”,“5”に対応する目盛り45に目印46を合わ
せることで、平面パネルスピーカ42のオンオフを行う
とともに、平面パネルスピーカ42の音量の調整を行う
ことができる。
【0030】図3に示すように、カラオケ装置20は、
伝送回線2を介して中央装置50に接続されている。ま
た、カラオケ装置20は、握り式マイクロフォン装置本
体10と、左右のスピーカ31,32と、モニタ装置5
1とが接続されている。
【0031】カラオケ装置20は、端末側制御装置21
と、端末側通信手段22と、管理手段23と、カラオケ
データ記憶手段24と、入力手段25と、グラフィック
プロセッサ26と、コンバータ27と、オーディオアン
プ28とから構成されている。
【0032】中央装置50は、使用する演奏データa1
に予め歌唱音声信号b1を加える。カラオケ装置20
は、入力手段25の操作により歌い手3にリクエストさ
れた曲目を端末側通信手段22により伝送回線2を介し
中央装置50へと伝送する。中央装置50はリクエスト
された曲目の映像データと、この曲目の歌唱音声信号b
1の入った演奏データa1を伝送回線2を介しカラオケ
装置20へと伝送する。カラオケ装置20においては、
端末側制御装置21の制御によりリクエストされた曲目
の映像データと演奏データa1をカラオケデータ記憶手
段24に記憶する。管理手段23は、入力手段25によ
る入力に基づいて映像データと演奏データa1の再生順
等の管理を行う。管理手段23の管理に基づいてカラオ
ケデータ記憶手段24から読み出されたリクエストされ
た曲目の映像データは、グラフィックプロセッサ26に
より各種背景映像等と合成されてモニタ装置51により
映像出力される。
【0033】管理手段23の管理に基づいてカラオケデ
ータ記憶手段24から読み出されたリクエストされた曲
目の演奏データa1は、コンバータ27に設けた出力分
岐29にて分岐され、その一方はフィルタ30の作用に
より演奏データa1の歌唱音声信号b1だけをカット
し、従来のカラオケ装置と同様にカラオケ音音声信号c
1としてオーディオアンプ10へと出力される。オーデ
ィオアンプ10は、入力されるカラオケ音音声信号c1
と、歌い手3が保持した握り式マイクロフォン装置本体
10のマイクロフォン41からの歌唱音声信号d1とを
ミキシングして、増幅され音声信号e1として左右のス
ピーカ31,32より出力される。さらに出力分岐29
にて分岐したもう一方の演奏データa2の歌唱音声信号
b1はマイクロフォン41の平面パネルスピーカ42か
ら歌い手3の耳33に向けて出力される。
【0034】このような実施の形態によれば、歌い手3
がまったく知らない新曲などの場合においても、歌い手
3は、モニタ装置51に映し出された歌詞を見ながら、
マイクロフォン41の平面パネルスピーカ42から聞こ
える演奏データa1に入っていたプロ歌手の歌唱(ボー
カルガイド)によって、歌い出しから引っぱられるため
に難なく歌唱することができ、また歌い手3の耳33に
は、歌い手3自身の歌唱がマイクロフォン41より出力
され、オーディオアンプ28にて、コンバータ27より
出力された歌唱音声信号b1の入らないカラオケ音音声
信号c1とミキシングされ、増幅され左右のスピーカ3
1,32より出力されたものが聴こえる。これにより、
本実施の形態では、曲目を知っている人が、歌い手3と
一緒に歌唱し引っぱることと同様の作用をおよぼし、し
かも、プロ歌手による音程の正しい歌唱により引っぱら
れるために、歌い手3自身の脳において自然にミキシン
グ作用が働くことにより、早期に正確に曲目が覚えら
れ、新曲や知らない曲目などを簡単に歌唱することがで
き、また指向性の高い平面パネルスピーカ42を用いた
ことにより、平面パネルスピーカ42からのガイド音声
(カラオケの場合はボーカルガイド)が使用者となる歌
い手3の回りの聴衆に聞こえるのを防止できる。
【0035】以上、説明したように、本発明の実施の形
態によれば、平面パネルスピーカ42は、前記握り式マ
イクロフォン装置本体10に一体で設けられ、前記コン
バータ27からのガイド音声の音声信号をガイド音声の
音波に変換し、前記握り式マイクロフォン装置本体10
を基準にして特定の方向に指向性を有する状態で出力す
るので、スピーカを目立たなくした状態で、このスピー
カからのガイド音声を使用者に聞かせるとともに、前記
スピーカからのガイド音声が回りの聴衆に聞こえるのを
防止できるので、歌い手3が新曲や知らない曲目などを
簡単に歌唱することができる。これにより、見た目が向
上し、歌い手3がガイド音声を使用していることを回り
で聴いている聴衆に知られなくすることができる。
【0036】また、防音板18はスピーカ42からの音
声がマイクロフォン41に回り込むのを防止している。
【0037】図4乃至図8は本発明に係る楽音再生出力
分岐システムの第2の実施の形態を示し、図4は楽音再
生出力分岐システムを適用したマイクロフォン装置を示
す正面から見た斜視図、図5は平面スピーカを閉じた状
態のマイクロフォン装置の斜視図、図6はマイクロフォ
ン装置を示す背面から見た斜視図、図7はマイクロフォ
ン装置のブロック図、図8はマイクロフォン装置の使用
方法を示す説明図である。
【0038】図4において、マイクロフォン装置6は、
握り式マイクロフォン装置本体60にカラオケ機能を内
蔵しするとともに、テレビジョン受像機9に接続するた
めのケーブル8を設けたものである。
【0039】握り式マイクロフォン装置本体60は、棒
状に形成された握り手61の一端に収音部62を取り付
けたものである。収音部62は図7に示すマイクロフォ
ン63を金属メッシュのカバーで覆ったものである。
【0040】握り手61の他端側には、テレビジョン受
像機の映像入力端子及び左右の音声信号入力端子と接続
するケーブル8が設けられている。
【0041】握り手61の他端寄りの表面には、決定キ
ー71、セレクトキー72,73等の各種キー入力手段
の操作部が設けられている。
【0042】握り手61の一端側寄りの表面には、凹部
64が設けられている。凹部64には、平面パネルスピ
ーカ65が揺動することにより開閉可能な状態で取り付
けられている。この場合、平面パネルスピーカ65は略
方形のスピーカ保持部66の一面に取り付けられてい
る。スピーカ保持部66は、一側が凹部64の他端側寄
りに回転可能な状態で設けられており、図4に示す平面
パネルスピーカ65が開いた状態と図5に示す平面パネ
ルスピーカ65が閉じた状態の間で揺動可能になってい
る。
【0043】テレビジョン受像機9には左右のスピーカ
91,92が設けられている。
【0044】図4に示す平面パネルスピーカ65が開い
た状態では、平面パネルスピーカ65はオン状態とな
り、図7に示すコンバータ87からのガイド音声の音声
信号をガイド音声の音波に変換し、前記握り式マイクロ
フォン装置本体60を基準にして特定の方向に指向性を
有する状態で出力する。本実施の形態の場合、平面パネ
ルスピーカ65は、高い指向性を有するとともに、マイ
クロフォン装置6の長手方向Bに指向性の中心を有す
る。
【0045】図5に示す平面パネルスピーカ65が閉じ
た状態では、平面パネルスピーカ65がオフ状態になる
とともに、スピーカ保持部66が凹部64側に畳まれ
て、平面パネルスピーカ65の音声出力面が隠れる状態
となり、平面パネルスピーカ65から音声が出力されな
くなる。この状態では、平面パネルスピーカ65及びス
ピーカ保持部66が殆どかさばらない。
【0046】図6に示すように、握り式マイクロフォン
装置本体60の握り手61の一端側寄りの裏面には、メ
モリカード80を差し込むメモリカード差し込み部67
が設けられている。メモリカード差し込み部67の奥方
には、メモリカード80の電極と接続する図7に示すカ
ラオケデータ入力手段82のコネクタが設けられてい
る。
【0047】図7に示すように、マイクロフォン装置6
は、中央制御装置81と、カラオケデータ入力手段82
と、管理手段83と、カラオケデータ記憶手段84と、
入力手段85と、グラフィックプロセッサ86と、コン
バータ87と、オーディオアンプ88と、平面パネルス
ピーカ65と、マイクロフォン63とから構成されてい
る。
【0048】マイクロフォン装置6は、着脱式のメモリ
であるメモリカード80をカラオケデータ入力手段82
に取り付けて電気的に接続している。これにより、カラ
オケデータ入力手段82は、前記握り式マイクロフォン
装置本体60に設けられ、メモリカード80からガイド
音声入り演奏データを入力するガイド音声入力手段とな
っている。
【0049】メモリカード80は、使用する演奏データ
a1に予め歌唱音声信号b1を加えた状態で記憶してい
る。
【0050】マイクロフォン装置6は、歌い手3が図4
に示した決定キー71、セレクトキー72,73等から
成る入力手段85の操作により曲目をリクエストできる
ようになっている。マイクロフォン装置6は、歌い手3
にリクエストされた曲目の映像データ及び歌唱音声信号
b1の入った演奏データa1をカラオケデータ入力手段
82によりメモリカード80から読み出す。マイクロフ
ォン装置6においては、中央制御装置81の制御により
メモリカード80から読み出された演奏データa1を一
旦カラオケデータ記憶手段84に記憶する。管理手段8
3は、入力手段85による入力に基づいて演奏データa
1の再生順等の管理を行う。管理手段83の管理に基づ
いてカラオケデータ記憶手段84から読み出された曲目
の映像データは、グラフィックプロセッサ86により各
種背景映像等と合成されてテレビジョン受像機9により
映像出力される。
【0051】管理手段83の管理に基づいてカラオケデ
ータ記憶手段84から読み出された曲目の演奏データa
1は、コンバータ87に設けた出力分岐89にて分岐さ
れ、その一方はフィルタ90の作用により演奏データa
1の歌唱音声信号b1だけをカットし、カラオケ音音声
信号c1としてオーディオアンプ10へと出力され、マ
イクロフォン41からの歌唱音声信号d1とオーディオ
アンプ10にてミキシング、増幅され音声信号e1とし
てテレビジョン受像機9の左右のスピーカ91,92よ
り出力される。さらに出力分岐89から分岐したもう一
方の演奏データa2の歌唱音声信号b1は処理せずに平
面パネルスピーカ65から歌い手3の耳33に向けて出
力される。
【0052】図8において、歌い手33によるユーザ歌
唱はマイクロフォン装置6により電気信号に変換され図
6及び図7に示した記録媒体のカードメモリ80の再生
による演奏データから作成した演奏の音声信号と合成さ
れ、テレビジョン受像機9の左右のスピーカ91,92
より出力される。また、マイクロフォン装置6は前記演
奏データから作成したガイド音声(ボーカルガイド)を
平面パネルスピーカ65から歌い手3の耳33に向けて
出力される。
【0053】このような実施の形態によれば、握り式マ
イクロフォン装置本体60にカラオケ機能を内蔵したマ
イクロフォン装置6においても、図1乃至図3に示した
楽音再生出力分岐システムと同様に、平面パネルスピー
カ65は、前記握り式マイクロフォン装置本体60に一
体で設けられ、前記コンバータ87からのガイド音声の
音声信号を音声に変換し、前記握り式マイクロフォン装
置本体60を基準にして特定の方向に指向性を有する状
態で出力するので、図1乃至図3に示した楽音再生出力
分岐システムと同様の効果が得られるとともに、平面パ
ネルスピーカ65が開閉することで平面パネルスピーカ
65のオンオフを行うので、操作性が向上するという効
果も得られる。
【0054】尚、図1乃至図8に示したカラオケ装置楽
音分岐変換システムは、カラオケ通信システムやカラオ
ケ機能内蔵型マイクロフォン装置に限らず、従来のカラ
オケ装置以外の光ディスク再生装置、シンセサイザ再生
装置、カセットテープ再生装置等の楽音再生装置にも使
用が可能であり、そのためカラオケの歌唱だけでなく、
イベントの司会やプレゼンテーションの台本の内容をガ
イド音声として出力したり、外国語などの会話における
アクセントやイントネーションなどの練習手段としての
使用も可能である。図1乃至図8に示したカラオケ装置
楽音分岐変換システムは、握り式マイクロフォン装置本
体に一体で設けられるスピーカとして平面パネルスピー
カを用いたが、スピーカとして指向性の高いものなら
ば、平面パネルスピーカ以外にも各種適用可能である。
図4乃至図8に示したカラオケ装置楽音分岐変換システ
ムは、着脱式のメモリとしてメモリカードを用いたが、
メモリステック等の他の着脱式のメモリを用いてもよ
い。図4乃至図8に示したカラオケ装置楽音分岐変換シ
ステムは、握り式マイクロフォン装置本体60からの映
像信号及び左右の音声信号をケーブルによりテレビジョ
ン受像機に伝送するようにしたが、テレビジョン放送信
号等の無線信号によってテレビジョン受像機に伝送する
ようにしてもよい。また、図4に示した握り式マイクロ
フォン装置本体60に図1に示した収音部12を用いて
もよく、逆に図1に示した握り式マイクロフォン装置本
体10に図4に示した収音部62及び平面スピーカ65
を用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、スピー
カを目立たなくした状態で、このスピーカからのガイド
音声を使用者に聞かせるとともに、前記スピーカからの
ガイド音声が前記使用者の回りの聴衆に聞こえるのを防
止できるので、使用者がガイド音声を活用して発言や歌
唱を行えるとともに、見た目が向上し、使用者がガイド
音声を使用していることを回りで聴いている聴衆に知ら
れなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る楽音再生出力分岐システムの第1
の実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1のスピーカのオンオフ兼音量調整摘みを示
す平面図。
【図3】図1の楽音再生出力分岐システムのブロック
図。
【図4】本発明に係る楽音再生出力分岐システムの第2
の実施の形態を示すマイクロフォン装置の正面から見た
斜視図
【図5】図4のマイクロフォン装置の平面スピーカを閉
じた状態を示す斜視図
【図6】図4のマイクロフォン装置を示す背面から見た
斜視図。
【図7】図4のマイクロフォン装置のブロック図。
【図8】図4のマイクロフォン装置の使用方法を示す説
明図。
【図9】従来のボーカルガイドを用いたカラオケシステ
ムを示す説明図。
【符号の説明】
1 楽音再生出力分岐システム 10 握り式マイクロフォン装置本体 20 カラオケ装置 22 端末側通信手段 27 コンバータ 28 オーディオアンプ 31,32 左右のスピーカ 41 マイクロフォン 42 平面パネルスピーカ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音波による音声を音声信号に変換するマ
    イクロフォンが設けられた握り式マイクロフォン装置本
    体と、 ガイド音声入り演奏データを入力する演奏データ入力手
    段と、 この演奏データ入力手段により入力するガイド音声入り
    演奏データをガイド音声の音声信号と演奏の音声信号に
    変換し、変換したガイド音声の音声信号と演奏の音声信
    号を分岐して出力するコンバータと、 このコンバータからの演奏の音声信号に、前記マイクロ
    フォン装置本体のマイクロフォンからの音声信号をミキ
    シングして出力する音声信号出力手段と、 前記握り式マイクロフォン装置本体に一体で設けられ、
    前記コンバータからのガイド音声の音声信号をガイド音
    声の音波に変換し、前記握り式マイクロフォン装置本体
    を基準にして特定の方向に指向性を有する状態で出力す
    るスピーカと、 を具備したことを特徴とする楽音再生出力分岐システ
    ム。
  2. 【請求項2】 音波による音声を音声信号に変換するマ
    イクロフォンが設けられた握り式マイクロフォン装置本
    体と、 ガイド音声の音声信号を入力するガイド音声入力手段
    と、 前記握り式マイクロフォン装置本体に一体で設けられ、
    前記ガイド音声入力手段からのガイド音声の音声信号を
    ガイド音声の音波に変換し、前記握り式マイクロフォン
    装置本体を基準にして特定の方向に指向性を有する状態
    で出力するスピーカと、 を具備したことを特徴とするマイクロフォン装置。
  3. 【請求項3】 音波による音声を音声信号に変換するマ
    イクロフォンが設けられた握り式マイクロフォン装置本
    体と、 着脱式のメモリからガイド音声の音声信号を入力するガ
    イド音声入力手段と、 前記握り式マイクロフォン装置本体に一体で設けられ、
    前記ガイド音声入力手段からのガイド音声の音声信号を
    ガイド音声の音波に変換し、前記握り式マイクロフォン
    装置本体を基準にして特定の方向に指向性を有する状態
    で出力するスピーカと、 を具備したことを特徴とするマイクロフォン装置。
  4. 【請求項4】 音波による音声を音声信号に変換するマ
    イクロフォンが設けられた握り式マイクロフォン装置本
    体と、 前記握り式マイクロフォン装置本体に設けられ、着脱式
    のメモリからガイド音声入り演奏データを入力する演奏
    データ入力手段と、 前記握り式マイクロフォン装置本体に設けられ、前記演
    奏データ入力手段により入力するガイド音声入り演奏デ
    ータをガイド音声の音声信号と演奏の音声信号に変換
    し、変換したガイド音声の音声信号と演奏の音声信号を
    分岐して出力するコンバータと、 前記前記握り式マイクロフォン装置本体に設けられ、前
    記コンバータからの演奏の音声信号に、前記マイクロフ
    ォン装置本体のマイクロフォンからの音声信号をミキシ
    ングして出力する音声信号出力手段と、 前記握り式マイクロフォン装置本体に一体で設けられ、
    前記コンバータからのガイド音声の音声信号をガイド音
    声の音波に変換し、前記握り式マイクロフォン装置本体
    を基準にして特定の方向に指向性を有する状態で出力す
    るスピーカと、 を具備したことを特徴とする楽音再生出力分岐システ
    ム。
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