JP2005037827A - 楽音発生装置 - Google Patents

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陽子 大池
Masahiro Horie
昌弘 堀江
Kazuo Hikawa
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Abstract

【課題】 歌唱者本人だけに歌詞ガイド音声が聞き取りやすい楽音発生装置を提供すること。
【解決手段】 歌詞ガイド音声を出力したいスピーカを歌唱者に設定画面から指定させて受け付け(S15)、その指定に従って指定されたスピーカからの演奏音量や歌詞ガイド音声音量のバランスを設定する(S20,S22)。また、歌唱者の指定によらず、歌唱者の位置を検出して(S17)、その位置に最も近いスピーカを特定スピーカとして、演奏音量や歌詞ガイド音声音量のバランスを設定する(S20,S22)。さらに、個別のスピーカの演奏音量や歌詞ガイド音声音量を歌唱者に指定させることもできる(S19)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、カラオケ装置等の楽音発生装置に関するものである。
一般に、カラオケ装置等の楽音発生装置では、リクエスト曲の歌詞を歌唱者に報知する方法として、モニタの画面上に表示される背景画像の下部等に歌詞の文字をスーパーインポーズさせて表示させている。また、歌唱者が運転中等の理由でモニタ画面を見ることができない場合には、歌詞データを音声合成して音声によって歌詞を報知する提案もなされている(特許文献1参照)。
特開平9−198062号公報
しかしながら、演奏や歌詞ガイド音声を出力するスピーカが複数ある場合、どのスピーカからも同音量で演奏や歌詞ガイド音声が出力されるため、歌唱者以外の人にも歌詞ガイド音声が大きく聞こえてしまい、演奏を聴く妨げになったり、歌唱者が歌詞を覚えていないことが際だってしまう問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、歌唱者本人だけに歌詞ガイド音声が聞き取りやすい楽音発生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の楽音発生装置は、複数のスピーカと、曲データを再生して前記スピーカから演奏音を出力する曲再生手段と、歌詞データに基づいて音声信号を生成する音声信号生成手段と、当該音声信号生成手段により生成された音声信号に基づいて、曲の歌詞を所定のタイミングで歌詞音声として前記スピーカから出力する歌詞音声出力手段とを備えた楽音発生装置において、前記複数のスピーカから1又は複数の特定スピーカを指定するスピーカ指定手段と、当該スピーカ指定手段により指定された特定スピーカから出力される演奏音の音量を、残余のスピーカから出力される演奏音の音量と異なるように制御する演奏音量制御手段と、前記スピーカ指定手段により指定された特定スピーカから出力される歌詞音声の音量を、残余のスピーカから出力される歌詞音声の音量と異なるように制御する歌詞音声音量制御手段とを備えている。
請求項2に記載の発明の楽音発生装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、歌唱者の位置を検出する位置検出手段を備え、前記スピーカ指定手段は、当該位置検出手段により検出された歌唱者位置に最も近いスピーカを指定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明の楽音発生装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、スピーカ付きマイクを備え、前記スピーカ指定手段は、当該スピーカ付きマイクを特定スピーカとして指定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明の楽音発生装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記演奏音量制御手段は、前記特定スピーカから出力される演奏音の音量を残余のスピーカから出力される演奏音の音量よりも小さくすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明の楽音発生装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記歌詞音声音量制御手段は、前記特定スピーカから出力される歌詞音声の音量を残余のスピーカから出力される歌詞音声の音量よりも大きくすることを特徴とする。
請求項6に記載の発明の楽音発生装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記特定スピーカから出力される演奏音の音量又は歌詞音声の音量を指定して入力する音量入力手段を備え、当該音量入力手段により指定音量が入力された場合には、前記演奏音量制御手段及び前記歌詞音声音量制御手段は、その指定音量に基づいて演奏音量及び歌詞音声音量を制御することを特徴とする。
請求項1に記載の発明の楽音発生装置によれば、スピーカ指定手段が複数のスピーカから1又は複数の特定スピーカを指定すると、その特定スピーカから出力される演奏音の音量や歌詞音声の音量が、残余のスピーカから出力される演奏音の音量や歌詞音声の音量と異なるように制御される。従って、例えば歌唱者の位置に近いスピーカを特定スピーカとすれば、歌唱者本人には歌詞ガイド音声が聞き取りやすく、聴衆には歌詞ガイド抜きの演奏が聞きやすくすることが可能である。
請求項2に記載の発明の楽音発生装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、位置検出手段により歌唱者の位置を検出し、その検出された歌唱者位置に最も近いスピーカを特定スピーカと指定するので、歌唱者本人には歌詞ガイド音声が聞き取りやすく、聴衆には歌詞ガイド抜きの演奏が聞きやすくすることが可能である。
請求項3に記載の発明の楽音発生装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、スピーカ付きマイクを特定スピーカとして指定するので、歌唱者本人だけに歌詞ガイドが聞こえるようにすることが可能となる。
請求項4に記載の発明の楽音発生装置によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、特定スピーカから出力される演奏音の音量を残余のスピーカから出力される演奏音の音量よりも小さくする。従って、歌唱者は演奏音が小さく抑えられるため、歌詞ガイド音声が聞き取りやすくなり、スムーズに歌唱を行なうことができる。
請求項5に記載の発明の楽音発生装置によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、特定スピーカから出力される歌詞音声の音量を残余のスピーカから出力される歌詞音声の音量よりも大きくする。従って、歌唱者は、歌詞ガイド音声がより聞き取りやすくなり、スムーズに歌唱を行なうことができる。
請求項6に記載の発明の楽音発生装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、特定スピーカから出力される演奏音の音量又は歌詞音声の音量を指定して入力し、入力された音量に基づいて音量が制御されるので、歌唱者は好みの音量で歌唱を行なうことができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明による楽音発生装置の一例を示すカラオケ装置1の回路ブロック図である。カラオケ装置1は、カラオケ装置1全体を制御するCPU11と、各種プログラムを記憶するROM12と、各種データを記憶するRAM13と、音量入力手段である操作パネル21と、外部記憶装置14と、MIDI音源15と、表示用のビデオモニタ17と、ビデオモニタ17を制御するビデオコントローラ16と、MIDI音源15からの音響と歌唱者の音声を混合するミキサ18と、4つ設けられたスピーカであるスピーカA36,スピーカB37,スピーカC38,スピーカD39と、これらのそれぞれに接続されたアンプ31,アンプ32,アンプ33,アンプ34と、アンプ24と、マイク25と、アンプ24からの音声信号にエコーを施すエコー回路23とから構成されている。
4つのスピーカは、例えばカラオケ装置1を車両に搭載した場合、車両の前方左右に各1台、後方左右に各1台設置される。すなわち、スピーカA36は前右に、スピーカB37は前左に、スピーカC38は後右に、スピーカD39は後左に設置されている。なお、スピーカの位置はこれに限られるものではない。また、これらのスピーカに加えて、マイク25にもスピーカを設けるように構成してもよい。
操作パネル21は、テンキーやカーソルキー等を含む各種の操作キーからなり、ビデオモニタ17に表示される画面を介して、リクエスト曲の入力、手動入力による歌詞ガイド出力スピーカの選択、各スピーカからの演奏音量やガイド音声音量の入力等ができるようになっている。
外部記憶装置14は、ハードディスクや不揮発メモリから構成され、曲の伴奏音を生成するためのMIDIデータである曲データベース41、漢字かな混じりのテキストデータで構成された歌詞データとこれに対応する読みデータのデータベースである歌詞データベース42、背景画像を生成するためのビデオデータベース43、各スピーカから出力される演奏音量の比率を記憶した演奏音量調整データベース51、各スピーカから出力される歌詞ガイド音声の音量の比率を記憶したガイド音量調整データベース52、歌詞データを音声合成する際に使用される音声合成辞書61、合成音声の音節毎の継続時間を記憶した音節長データベース62が記憶されている。
曲再生手段であるMIDI音源15は、曲データベース41に記憶されたMIDIデータに基づいて伴奏音の音響信号を生成する。ビデオコントローラ16は、ビデオデータベース43内のビデオデータや歌詞データベース42内の歌詞データに基づいて、曲の背景映像に歌詞のテロップをスーパーインポーズしてビデオモニタ17の画面上に映し出させる。
ミキサ18は、MIDI音源15により生成された伴奏音の音響信号とエコー回路23からの歌唱者の音声信号とを混合してアンプ31〜34に出力するとともに、歌詞データベース42内の歌詞データに音声合成辞書61を使用して生成された合成音声信号をアンプ31〜34に出力する。アンプ31〜34は、ミキサ18からの信号を増幅してスピーカA36,スピーカB37,スピーカC38,スピーカD39を駆動する。スピーカA36,スピーカB37,スピーカC38,スピーカD39は、アンプ31〜34からの信号を音として出力する。エコー回路23は、アンプ24からの音声信号にエコー処理を施す。アンプ24は、マイク25からの音声信号を増幅する。マイク25は、歌唱者の歌声を音声信号に変換する。
次に、外部記憶装置14に記憶されている演奏音量調整データベース51及びガイド音量調整データベース52について図2及び図3を参照して説明する。図2は、演奏音量調整データベース51の構成を模式的に示すブロック図である。図3は、ガイド音量調整データベース52の構成を模式的に示すブロック図である。
図2に示すように、演奏音量調整データベース51には、歌唱者に近いスピーカとして検出されたスピーカ又は歌唱者により指定されたスピーカを1つ特定した場合に、各スピーカから出力される演奏音量の規定値に比べた割合が記憶されている。ここで、曲データベース41に記憶されているMIDIデータのマスターボリュームを規定値としている。スピーカAが特定スピーカである場合には、スピーカAからは規定値の0.3倍の音量で、残りのスピーカB〜Dからは規定値通りの音量で出力される。スピーカBが特定スピーカである場合には、スピーカBからは規定値の0.3倍の音量で、残りのスピーカA,C,Dからは規定値通りの音量で出力される。スピーカCが特定スピーカである場合には、スピーカCからは規定値の0.3倍の音量で、残りのスピーカA,B,Dからは規定値通りの音量で出力される。スピーカDが特定スピーカである場合には、スピーカDからは規定値の0.3倍の音量で、残りのスピーカA〜Cからは規定値通りの音量で出力される。従って、特定スピーカからは演奏音量が抑えられて出力されるため、歌詞ガイド音声が聞き取りやすくなり、スムーズに歌唱を行なうことができる。なお、特定スピーカが2つ以上ある場合には、全ての特定スピーカからの出力音量を0.3倍とし、特定スピーカ以外のスピーカからの出力音量を規定値通りとするように構成すればよい。また、規定値に対する各スピーカからの出力音量の割合は、図2に記載の数値に限られるものではない。
また、図3に示すように、ガイド音量調整データベース52には、歌唱者に近いスピーカとして検出されたスピーカ又は歌唱者により指定されたスピーカを1つ特定した場合に、各スピーカから出力される歌詞ガイド音声の音量の規定値に比べた割合が記憶されている。ここで、曲データベース41に記憶されているMIDIデータのマスターボリュームに相当する音量を規定値としている。なお、マスターボリュームに適当な倍率(例えば0.7倍)を乗じた音量に相当する音量を規定値にしてもよい。スピーカAが特定スピーカである場合には、スピーカAからは規定値通りの音量で出力され、残りのスピーカB〜Dからは出力されない。スピーカBが特定スピーカである場合には、スピーカBからは規定値通りの音量で出力され、残りのスピーカA,C,Dからは出力されない。スピーカCが特定スピーカである場合には、スピーカCからは規定値通りの音量で出力され、残りのスピーカA,B,Dからは出力されない。スピーカDが特定スピーカである場合には、スピーカDからは規定値通りの音量で出力され、残りのスピーカA〜Cからは出力されない。従って、特定スピーカからのみ歌詞ガイド音声が出力されるため、歌唱者以外には歌詞ガイドがほとんど聞こえず、歌唱者が歌詞を覚えていない場合にもそれが際だたないとともに、聴衆には歌詞ガイドが聞こえないので煩わしくなく快適に聴くことができる。なお、特定スピーカが2つ以上ある場合には、全ての特定スピーカから規定値通りに出力し、特定スピーカ以外のスピーカから出力しないように構成すればよい。また、規定値に対する各スピーカからの出力音量の割合は、図3に記載の数値に限られるものではない。例えば、特定スピーカ以外のスピーカからも0.3倍程度に音量を落として出力するようにしてもよい。
次に、RAM13の記憶領域について図4を参照して説明する。図4は、RAM13の記憶領域を示す模式図である。RAM13には、歌唱者が選択した曲のデータを曲データベース41から読み込んで一時的に記憶するリクエスト曲記憶領域130,リクエスト曲の歌詞データを一時的に記憶する歌詞データ記憶領域131,スピーカA36から出力される演奏音量を記憶するスピーカA演奏音量記憶領域132,スピーカB37から出力される演奏音量を記憶するスピーカB演奏音量記憶領域133,スピーカC38から出力される演奏音量を記憶するスピーカC演奏音量記憶領域134,スピーカD39から出力される演奏音量を記憶するスピーカD演奏音量記憶領域135,スピーカA36から出力される歌詞ガイド音声の音量を記憶するスピーカAガイド音声音量記憶領域136,スピーカB37から出力される歌詞ガイド音声の音量を記憶するスピーカBガイド音声音量記憶領域137,スピーカC38から出力される歌詞ガイド音声の音量を記憶するスピーカCガイド音声音量記憶領域138,スピーカD39から出力される歌詞ガイド音声の音量を記憶するスピーカDガイド音声音量記憶領域139が設けられている。尚、RAM13には、これらの他にも図示外の各種の記憶領域が用意されている。
次に、このように構成されたカラオケ装置1の動作について図5のフローチャート、図6及び図7の表示画面の例を参照して説明する。図5は、カラオケ装置1の全体の流れを示すメインルーチンのフローチャートである。図6は、歌唱者が歌詞ガイド音声を出力するスピーカを指定する設定画面100の例を示したイメージ図である。図7は、歌唱者が各スピーカからの演奏音量やガイド音声音量を個別に指定する個別指定画面200の例を示したイメージ図である。以下、フローチャートの各ステップは、「S」と略記する。
まず、歌唱者が選択した曲を受け付け、その曲データを曲データベース41から読み出してリクエスト曲記憶領域130に、歌詞データを歌詞データベース42から読み出して歌詞データ記憶領域131に記憶する(S10)。次に、使用者が歌詞ガイド音声出力のための設定画面表示を選択したか否かを判断する(S12)。設定画面表示が選択されていない場合は(S12:NO)、S17に進み、歌唱者位置の検出処理を行なう。
設定画面表示が選択された場合には(S12:YES)、図6のような設定画面100をビデオモニタ17に表示して、使用者に歌詞ガイド音声を出力するスピーカを指定するように促す(S14)。図6に示すように、設定画面100は、タッチパネルで構成されており、歌詞ガイド音声を出力したいスピーカを、スピーカA,B,C,Dの中から該当部分の画面を直接触って指定できる。通常は、自分が座っている位置に最も近い位置のスピーカを指定すると考えられる。スピーカを1つではなく2つ以上選択できるようにしてもよい。また、設定画面100からは、自動ボタン101を触って選択し、自動で設定を行なうようにも指定できる。さらに、個別指定ボタン102を触って選択すれば、図7に示す個別指定画面200に移行し、個々のスピーカから出力される演奏音量や歌詞ガイド音声音量も個別に指定できるようになっている。
設定画面100上の「決定」ボタンが押されて入力が終了すると、入力された設定情報を受け付ける(S15)。そして、「自動」が選択されたか否かを判断する(S16)。自動設定が選択された場合には(S16:YES)、歌唱者位置の検出処理を行なう(S17)。歌唱者位置検出の方法としては、スピーカをマイクとして用いる方法、赤外線により距離を測定する方法等の周知の方法を用いることができる。なお、マイク25にスピーカが設けられている場合には、マイク25に付属のスピーカを特定スピーカとして自動的に選択するようにしてもよい。
前者の方法では、歌唱者にまず発声してもらい、各スピーカ36〜39をマイクとして機能させてその発声を拾い上げ、最も鮮明に発声を拾ったスピーカを特定スピーカとするように構成する。ここで、スピーカは電気信号を振動エネルギーに変換することによって音声を出力する装置であり、マイクは振動を電気エネルギーに変換することによって電気信号を出力する装置であるから、スピーカをマイクとして機能させることが可能である。後者の方法では、マイク25に赤外線発光部、各スピーカ36〜39に赤外線受光センサを設け、各センサの受光量を計算して最も大きい数値のスピーカを特定スピーカとするように構成する。
自動設定が選択されなかった場合には(S16:NO)、個別指定ボタン102により個別に出力音量を指定するよう入力されたか否かを判断する(S18)。個別指定が選択された場合には(S18:YES)、図7のような個別指定画面200を表示する(S19)。個別指定画面200は、設定画面100と同様にタッチパネルで構成されており、ボリュームバー201を直接手で触って動かすことにより、各スピーカから出力させる演奏音量と歌詞ガイド音声の音量を個別に指定することができる。
個別指定が終了後、もしくは、個別指定が選択されなかった場合には(S18:NO)、演奏音量バランス設定処理を行なう(S20)。具体的には、S19の個別指定が行なわれた場合には指定された数値を規定値に対する割合として、スピーカA演奏音量記憶領域132,スピーカB演奏音量記憶領域133,スピーカC演奏音量記憶領域134,スピーカD演奏音量記憶領域135にそのまま記憶する。例えば、個別指定画面200において、スピーカAについて演奏音量が0.5,歌詞ガイド音量が1.2、スピーカBについて演奏音量が1.0,歌詞ガイド音量が0.3、スピーカCについて演奏音量が1.2,歌詞ガイド音量が0.3、スピーカDについて演奏音量が1.2,歌詞ガイド音量が0.3と入力されたとすると、スピーカA演奏音量記憶領域132に0.5が、スピーカB演奏音量記憶領域133に1.0が、スピーカC演奏音量記憶領域134に1.2が、スピーカD演奏音量記憶領域135に1.2が記憶される。
また、設定画面100においてスピーカが指定されていたり、S17の歌唱者位置検出処理において特定スピーカが指定されていれば、その特定スピーカについての各スピーカの演奏音量割合を図2に示す演奏音量調整データベースから読み出して、スピーカA演奏音量記憶領域132,スピーカB演奏音量記憶領域133,スピーカC演奏音量記憶領域134,スピーカD演奏音量記憶領域135に記憶する。例えば、スピーカBが特定スピーカとして指定されていれば、スピーカA演奏音量記憶領域132に1.0が、スピーカB演奏音量記憶領域133に0.3が、スピーカC演奏音量記憶領域134に1.0が、スピーカD演奏音量記憶領域135に1.0が記憶される。
このようにして各スピーカからの演奏音量が決定すると、次に、歌詞ガイド音声の出力音量バランス設定処理を行なう(S22)。具体的には、S19の個別指定が行なわれた場合には指定された数値を規定値に対する割合として、スピーカAガイド音声音量記憶領域136,スピーカBガイド音声音量記憶領域137,スピーカCガイド音声音量記憶領域138,スピーカDガイド音声音量記憶領域139にそのまま記憶する。例えば、個別指定画面200において、スピーカAについて演奏音量が0.5,歌詞ガイド音量が1.2、スピーカBについて演奏音量が1.0,歌詞ガイド音量が0.3、スピーカCについて演奏音量が1.2,歌詞ガイド音量が0.3、スピーカDについて演奏音量が1.2,歌詞ガイド音量が0.3と入力されたとすると、スピーカAガイド音声音量記憶領域136に1.2が、スピーカBガイド音声音量記憶領域137に0.3が、スピーカCガイド音声音量記憶領域138に0.3が、スピーカDガイド音声音量記憶領域139に0.3が記憶される。
また、設定画面100においてスピーカが指定されていたり、S17の歌唱者位置検出処理において特定スピーカが指定されていれば、その特定スピーカについての各スピーカのガイド音声音量割合を図3に示すガイド音声音量調整データベースから読み出して、スピーカAガイド音声音量記憶領域136,スピーカBガイド音声音量記憶領域137,スピーカCガイド音声音量記憶領域138,スピーカDガイド音声音量記憶領域139に記憶する。例えば、スピーカBが特定スピーカとして指定されていれば、スピーカAガイド音声音量記憶領域136に0が、スピーカBガイド音声音量記憶領域137に1.0が、スピーカCガイド音声音量記憶領域138に0が、スピーカDガイド音声音量記憶領域139に0が記憶される。
以上により各スピーカからの演奏音量と歌詞ガイド音声の音量が設定されると、S10でリクエスト曲記憶領域130に記憶したリクエスト曲の演奏データをMIDI音源15に送出して演奏を開始する(S24)。次に、歌詞テロップを背景映像にスーパーインポーズさせてビデオモニタ17に表示するように信号をビデオコントローラ16に出力する(S28)。この歌詞テロップ表示は行なわず、歌詞ガイド音声の出力のみ行なうように構成することもできる。
次に、歌詞データ記憶領域131に記憶されている歌詞データを音声合成処理する(S30)。この音声合成処理では、周知の方法により音声合成辞書61を用いてアクセント付き読み文字列を生成し、音節長データベース62を用いて歌詞ガイド音声の出力(読上げ)にかかる時間を算出する。アクセント付き読み文字列は、あらかじめ歌詞データベース42に持たせておいてもよい。そして、算出された時間と読上げを終了すべき時期(対象となる歌詞の演奏が始まるとき)とから読上げ開始時刻を算出する。この読上げ開始時刻を示す信号とともに、生成された合成音声データをミキサ18に出力する(S32)。
次に、リクエスト曲の演奏が終了したか否かを判断する(S34)。演奏終了であれば(S34:YES)、処理を終了する。演奏終了でなければ(S34:NO)、S28に戻り、演奏が終了するまで継続して歌詞ガイドの出力を行なう。
なお、演奏が終了しない場合に(S34:NO)、S12に戻り、歌詞ガイドの出力を行なうスピーカの位置の指定を曲の途中でも行えるように構成してもよい。このように構成すれば、曲の途中で歌唱者が交代するような場合にも、その歌唱者の位置に近いスピーカから歌詞ガイドが出力され、スムーズに歌唱を継続することができる。
以上説明したように、本実施形態のカラオケ装置1によれば、歌唱者に近いスピーカを特定スピーカとして指定し、そのスピーカから出力される演奏音量を抑えるとともに歌詞ガイド音声はそのスピーカからのみ出力されるので、歌唱者が歌詞ガイドを聞き取りやすくスムーズに歌うことができるとともに、聴衆は歌詞ガイドがほとんど聞こえないので煩わしさを感じることなく演奏と歌唱を聴くことができる。
尚、本実施の形態において、図5のフローチャートのS30において音声合成処理を実行するCPU11が音声信号生成手段として機能する。また、図5のフローチャートのS32において合成音声データ出力(読上げ)処理を実行するCPU11が歌詞音声出力手段として機能する。さらに、図5のフローチャートのS15において設定受付処理を実行するCPU11がスピーカ指定手段として機能する。また、図5のフローチャートのS20において演奏音量バランス設定処理を実行するCPU11が演奏音量制御手段として機能する。さらに、図5のフローチャートのS22においてガイド音声音量バランス設定処理を実行するCPU11が歌詞音声音量制御手段として機能する。また、図5のフローチャートのS17において歌唱者位置検出処理を実行するCPU11が位置検出手段として機能する。
本発明の楽音発生装置は、音声による歌詞ガイドや演奏のスピーカからの音量を複数あるスピーカのうち歌唱者の位置に応じて変更することができ、携帯用カラオケ装置や車載用カラオケ装置等の音声による歌詞ガイドが適切であり、スピーカが複数ある場合に利用できる。
本発明による楽音発生装置の一例を示すカラオケ装置1の回路ブロック図である。 演奏音量調整データベース51の構成を模式的に示すブロック図である。 ガイド音量調整データベース52の構成を模式的に示すブロック図である。 RAM13の記憶領域を示す模式図である。 カラオケ装置1の全体の流れを示すメインルーチンのフローチャートである。 歌唱者が歌詞ガイド音声を出力するスピーカを指定する設定画面100の例を示したイメージ図である。 歌唱者が各スピーカからの演奏音量やガイド音声音量を個別に指定する個別指定画面200の例を示したイメージ図である。
符号の説明
1 カラオケ装置
14 外部記憶装置
21 操作パネル
25 マイク
36 スピーカA
37 スピーカB
38 スピーカC
39 スピーカD
51 演奏音量調整データベース
52 ガイド音量調整データベース

Claims (6)

  1. 複数のスピーカと、
    曲データを再生して前記スピーカから演奏音を出力する曲再生手段と、
    歌詞データに基づいて音声信号を生成する音声信号生成手段と、
    当該音声信号生成手段により生成された音声信号に基づいて、曲の歌詞を所定のタイミングで歌詞音声として前記スピーカから出力する歌詞音声出力手段とを備えた楽音発生装置において、
    前記複数のスピーカから1又は複数の特定スピーカを指定するスピーカ指定手段と、
    当該スピーカ指定手段により指定された特定スピーカから出力される演奏音の音量を、残余のスピーカから出力される演奏音の音量と異なるように制御する演奏音量制御手段と、
    前記スピーカ指定手段により指定された特定スピーカから出力される歌詞音声の音量を、残余のスピーカから出力される歌詞音声の音量と異なるように制御する歌詞音声音量制御手段とを備えたことを特徴とする楽音発生装置。
  2. 歌唱者の位置を検出する位置検出手段を備え、
    前記スピーカ指定手段は、当該位置検出手段により検出された歌唱者位置に最も近いスピーカを指定することを特徴とする請求項1に記載の楽音発生装置。
  3. スピーカ付きマイクを備え、
    前記スピーカ指定手段は、当該スピーカ付きマイクを特定スピーカとして指定することを特徴とする請求項1に記載の楽音発生装置。
  4. 前記演奏音量制御手段は、前記特定スピーカから出力される演奏音の音量を残余のスピーカから出力される演奏音の音量よりも小さくすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の楽音発生装置。
  5. 前記歌詞音声音量制御手段は、前記特定スピーカから出力される歌詞音声の音量を残余のスピーカから出力される歌詞音声の音量よりも大きくすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の楽音発生装置。
  6. 前記特定スピーカから出力される演奏音の音量又は歌詞音声の音量を指定して入力する音量入力手段を備え、
    当該音量入力手段により指定音量が入力された場合には、前記演奏音量制御手段及び前記歌詞音声音量制御手段は、その指定音量に基づいて演奏音量及び歌詞音声音量を制御することを特徴とする請求項1に記載の楽音発生装置。
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