JP4552912B2 - カラオケ装置の操作パネル、カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルを備える電子機器において、所望するタッチパネル上の操作部の位置を迅速且つ正確に識別可能とする技術に関する。
タッチセンサを備える電子機器では、個々の操作部の位置を利用者に知らせるために、薄板状に形成された透過性を有する材料でタッチセンサを構成するとともに、タッチセンサの後方に配置した静電容量スイッチが内蔵する光源から照射される可視光を前方のタッチセンサに照射するようにしている。
例えば、特許文献1に記載のタッチパネル型液晶ディスプレイは、基板上に液晶表示板とスイッチ板とタッチパネルとを順次積層して成り、上記タッチパネル上に、該タッチパネルのキー位置に対応した凸部を表面に有する透明シートが設けられている。このことにより、タッチパネルのキー位置、つまりタッチすべきポイントを、透明シートの凸部によって明確に示すことができる。このことにより、操作者は目的のキー位置を、そのキー位置上の凸部を目標として、迷うことなく確実に指先でタッチすることが可能となる。さらに、視覚障害者でも、透明シートの凸部によってタッチパネルのキー位置を認識することが可能となるとされている。
また、特許文献2に記載のタッチパネルは、次のように構成されている。すなわち、タッチパネルは、座標入力面の一方の辺から他方の辺に光信号を走査し、交点を入力座標に設定する。また、タッチパネルは、座標入力面において、入力座標の近傍に、光信号の走査による副座標を設定する。さらに、タッチパネルは、当該タッチパネルの所望の辺に凹部を設けるとともに、この凹部内にスイッチノブを配置し、スイッチノブおよび凹部を光信号の通路の延長線上に配置している。このことにより、凹部がスイッチノブを操作する場合とタッチパネル面を操作する場合のいずれの場合においても操作者の指をガイドするために役立ち、スイッチノブとタッチパネル面との手探り操作を確実に行うことができるとされている。
特開平07−319623号公報(第2,3頁、図2) 実開平05−062938号公報(第2,3頁、図2)
しかし、上述の特許文献1に記載のタッチパネル型液晶ディスプレイにおいては、上述のように、タッチすべきポイントを透明シートの凸部で示しているため、例えば、曲番号の入力や再生などの複数の操作が連続して行われるカラオケ装置のような電子機器に上述のようなタッチパネル型液晶ディスプレイを搭載した場合に、視覚障害者が適切に操作を行うことができないという問題があった。
また、上述の特許文献1に記載のタッチパネル型液晶ディスプレイにおいては、タッチすべきポイントを透明シートの凸部で示しているため、当該タッチパネルが静電方式のタッチパネルの場合、透明シートの凸部の先端部から静電容量スイッチまでの距離がタッチパネルの表面から静電容量スイッチまでの距離と比べて大きくなって、凸部を操作する際の静電容量スイッチによる応答感度が悪化するおそれがあり、視覚障害者でなくても、利用者が速やかな入力操作を行えないおそれがあった。
また、上述の特許文献2に記載のタッチパネルにおいては、当該タッチパネルが静電方式のタッチパネルの場合、操作する際にガイドの役割を果たす構成である凹部とタッチパネル上の操作位置である入力座標とが異なる場所に存在するため、入力座標を操作する際に、タッチパネルにおける入力座標の左右方向の位置は特定できるが、タッチパネルにおける入力座標の上下方向の位置を特定することが困難であるという問題があった。
また、上述の特許文献2に記載のタッチパネルにおいては、上述の入力座標が多数存在し、タッチパネル上に多数の入力座標を高密度で配置されている場合には、所望の入力座標を触れようとした際に、人間の指は関節があり左右上限に曲がるために例えば指が斜めになって隣の入力座標も同時に選択されたと判断されるおそれがある。例えば、カラオケボックスのカラオケルームにおいて曲番号の入力や再生などの複数の操作が連続して行われるカラオケ装置のような電子機器に上述のようなタッチパネルを搭載した場合に、周囲の照明が暗いカラオケルームで実施されるカラオケでは複数の利用者が交代で速やかに曲番号などの情報を入力することがその利用形態上必要となるため、上述のような誤入力があった場合には利用者の利便性を損なうこととなりかねない。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、タッチパネルを備えるカラオケ装置において、所望するタッチパネル上の操作部の位置を迅速且つ正確に識別可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係るカラオケ装置の操作パネルは、導電性を有する導電材料からなる開口部(2a:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)を有する筺体(2)内部に配置され、光源を含む電子部品がその実装面に実装された基板(120)と、透過性を有する材料からなり、薄板状に形成され、少なくとも前記筺体の前記開口部の一部を覆うとともに前記光源(130)の前方に位置するよう配置され、利用者によるタッチ操作によってオンオフが切り替わる操作部(142)を有するタッチパネル(140)と、透過性を有する材料からなり、前記タッチパネルの前方を覆うとともに少なくとも前記筺体の前記開口部の一部を覆うカバー(150)と、を備えるカラオケ装置の操作パネルであって、前記光源は、前記タッチパネルにおける前記操作部を中心とする領域に向けて可視光を照射可能であり、前記カバーの外表面には、前記操作部の位置を触覚的または視覚的に識別可能な識別部が形成されており、前記識別部は、前記カバーの外表面に凹部の一部として形成されていることを特徴とする。
このように構成された本発明のカラオケ装置の操作パネルによれば、操作部の位置を触覚的または視覚的に識別可能な識別部が、カバーの外表面に凹部の一部として形成されている。このことにより、利用者が、識別部の位置を触覚的または視覚的に確認することで、操作部の位置を識別することができ、視覚障害者でも操作部の位置を触覚的に確認することができる。この場合、周囲が暗い場合でも、利用者が操作部の位置を触覚的に確認することができ、また、周囲が明るい場合には、利用者が操作部の位置を視覚的に確認することができる。
また、識別部を凹部の一部として形成したことで、利用者が操作部の位置をより確認しやくすることができる。また、識別部を凸部の一部として形成する場合よりも、識別部を凹部の一部として形成する場合の方が、利用者の指が識別部に触れた際に利用者の指がスイッチにより近づく。このことにより、スイッチを押圧するという動作により近い感覚を利用者が実感することができる。
したがって、所望するタッチパネル上の操作部の位置を迅速且つ正確に識別することができる。
この場合、カバーの外表面における操作部の位置を含む領域には、凹部が連続的に形成され、識別部が凹部の一部として形成されていることが考えられる(請求項2)。このように構成すれば、カバーに利用者の視線を落とす位置や利用者の指がカバーに触れた位置が操作部から離れていても、視覚的または触覚的に凹部を辿れば操作部に辿り着くことができる。したがって、利用者が操作部の位置をより確認しやくすることができる。
また、上述の凹部については、カバーの外表面に円弧状に形成されていることが考えられる(請求項3)。このように構成すれば、カバーに利用者の視線を落とす位置や利用者の指がカバーに触れた位置が操作部から離れていても、円弧状に形成された凹部を視覚的または触覚的に辿れば操作部に辿り着くことができる。したがって、利用者が操作部の位置をより確認しやくすることができる。
さらに、上述の凹部については、カバーの略中央部を中心とする円周の一部としてカバーの外表面に形成されていることが考えられる(請求項4)。このように構成すれば、カバーの左半分側に位置するタッチパネルの操作部の種別や、カバーの右半分側に位置するタッチパネルの操作部の種別を利用者に予め知らせておけば、凹部の形状が円周の左側部分なのか円周の右側部分なのかを確認することで、その凹部を辿ればどの種別の操作部に辿り着くのかを容易に判断することができる。
ところで、上述の凹部(251)に複数の識別部(252,253)が含まれるように形成してもよい。具体的には、請求項5のように、識別部が複数存在し、凹部が、複数の識別部を含むよう形成されていることが考えられる。このように構成すれば、凹部上における複数の識別部の配置を利用者に予め知らせておけば、その凹部を辿ればどの種別の操作部に辿り着くのかを利用者が容易に判断することができる。
この場合、複数の識別部については、所定の順序で凹部上に配置されていることが考えられる(請求項6)。なお、所定の順序の具体例としては、カラオケ演奏曲を予約する際の操作順や、入室時に音量や音質を設定する操作順、利用者によく利用される順序などが挙げられる。このように構成すれば、識別部の配置を利用者に予め知らせておかなくても、凹部を辿ればどの種別の操作部に辿り着くのかを利用者が容易に判断することができる。
また、上述の複数の識別部については、カバーの略中央部を中心とする円周の一部としてカバーの外表面に形成されている凹部上に、時計回りまたは反時計回りに順に配置されていることが考えられる(請求項7)。このように構成すれば、識別部の配置を利用者に予め知らせておかなくても、凹部を辿ればどの種別の操作部に辿り着くのかを利用者が容易に判断することができる。
また、上述のように凹部が複数の識別部を含む場合に、凹部における識別部が位置する部分の深さをそれぞれ異なるように構成することが考えられる(請求項8)。一例を挙げると、凹部の深さを階段状に構成するといった具合である。例えば、ボリュームの操作部「+」(プラス)については、その深さを小さく設定し、一方、操作部「―」(マイナス)については、その深さを大きく設定するといった具合である。このように構成すれば、例えば指でなぞりながら段を登ると音量が大きくなり、一方、指でなぞりながら段を下がると音量が小さくなるといった人間の感覚と一致する操作を行うことで、利用者に操作時の違和感を与えなくすることができる。
なお、本発明については、導電性を有する導電材料からなる開口部を有する筺体と、上述のカラオケ装置の操作パネルと、を備えるカラオケ装置として構成してもよい(請求項9)。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。
[第一実施形態]
図1は、本実施形態の電子機器としての通信カラオケ装置の構成を示すブロック図である。
[通信カラオケ装置1の構成の説明]
図1に示すように、通信カラオケ装置1は、筺体2、通信カラオケ装置1全体の制御を司るCPU14、及びこのCPU14に接続された以下の各部、すなわちカラオケ曲及びドラマや映画などのコンテンツの予約操作などを行うための操作パネル10、画像情報等を映像化するための映像処理部11、MPEG映像データの再生手段となるMPEGデコーダ12、カラオケ演奏用の楽曲データや映像データその他各種データを記憶しているハードディスク(HDD)13、システムプログラムや各種の設定に必要な設定データなどを記憶しておくメモリ15、LANインターフェース16、時刻管理をするRTC(Real Time Clock )17、MIDIデータ(楽曲データ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源部18、MIDI音源部18による再生音及び利用者(歌唱者)の歌声をミキシングする等して適宜音声処理を施す音声処理部19を備えている。
[筺体2の構成の説明]
図2は、筺体2、操作パネル10のパネルケース110、タッチパネル140および化粧パネル150の各部構成を示す概略説明図である。また、図3(a)は操作パネル10のパネルケース110、タッチパネル140および化粧パネル150の各部構成を示す概略説明図であり、図3(b)は筺体2、操作パネル10の基板120、パネルケース110、タッチパネル140および化粧パネル150の各部構成を示す概略説明図であり、図4は図3(b)のB部の拡大図である。
なお、以降、この通信カラオケ装置1において、図2に示すように、筺体2に対して操作パネル10が配置される側を「前側」とし、その反対側を「後側」とする。また、通信カラオケ装置1において、パネルケース110の挿入孔118に対して凹部114が配置される側を「上側」とし、その反対側を「下側」とする。また、通信カラオケ装置1において、パネルケース110の中央に位置するスイッチ用凹部115に対して凹部114が配置される側を「右側」とし、その反対側を「左側」とする。
図2に示すように、筺体2は、箱形状に形成された導電性を有する金属材料で構成されるとともに、その内部にCPU14およびこのCPU14に接続された各種構成を収容可能に構成されている。また、筺体2は、その前面に略方形の開口部2aを有しており、開口部2aには操作パネル10が取り付けられている。
さらに、筺体2における開口部2aの周縁部の下端からは4つの舌状部2bが延出している。これら舌状部2bは、その先端部が筺体2の開口部2aに取り付けられた操作パネル10のタッチパネル140の下端近傍に配置される。このことにより、舌状部2bは、筺体2の一部として構成されており、筺体2を介して接地されることとなる。したがって、舌状部2bは、タッチパネル140に貯留した静電気を逃がす機能を有する。
なお、舌状部2bは接地部材に該当する。
[操作パネル10の構成の説明]
図2に示すように、操作パネル10は、パネルケース110と、基板120(図2では図示省略、図3(b)および図3(c)参照)と、タッチパネル140と、化粧パネル150と、を備えている。
[操作パネル10のパネルケース110の構成の説明]
このうちパネルケース110は、その一部が開口する箱形状に形成された樹脂などの絶縁材料で構成されるとともに、その内部に基板120を収容可能に構成されている(図3(b)参照)。また、パネルケース110は、その開口部111の周縁部112を筺体2の開口部2aの周縁部に取り付けることで、筺体2の開口部2aを塞ぐことが可能に構成されている。
また、パネルケース110の前面113には、右側から順にタッチパネル用凹部114、スイッチ用凹部116およびタッチパネル用凹部117が左右方向に並べて形成されている。このうちタッチパネル用凹部114は、その開口部114aが略方形に形成されるとともにその底部114bが平面状に形成され、その内部に板状のタッチパネル140を収納可能である。また、タッチパネル用凹部114の内部の右端には、タッチパネル140の舌状体141を挿入可能な挿入孔114cが形成されている。この挿入孔114cにタッチパネル140の舌状体141を挿入することにより、パネルケース110に対するタッチパネル140の位置決めを可能とするとともに、パネルケース110のタッチパネル用凹部114の内部にタッチパネル140を収納可能とし、タッチパネル140を前後方向に移動させることを可能とする。さらに、タッチパネル用凹部114の内部には、5つのスイッチ用凹部115が形成されている。このスイッチ用凹部115は、その開口部115aが略円形であるすり鉢状に形成されるとともに、その底部115bには、基板120に取り付けられたLED130の先端部130aを挿入可能な挿入孔115cが形成されている。
また、スイッチ用凹部116は、その開口部116aが略円形であるすり鉢状に形成されるとともに、その底部116bには、基板120に取り付けられた3つのLED131の先端部131aを挿入可能な挿入孔116cが形成されている。
なお、タッチパネル用凹部117については、上述のタッチパネル用凹部114と同様の構成を有しているので、ここではその詳細な説明は省略する。
また、パネルケース110の前面113におけるタッチパネル用凹部114の下側近傍には、筺体2の2つの舌状部2bの先端部を挿入可能な2つの挿入孔118が形成されており、パネルケース110を筺体2に取り付けた際には2つの舌状部2bの先端部それぞれがこれら挿入孔118にそれぞれ挿入される。この際、パネルケース110の一部が、挿入孔118に挿入された舌状部2bの先端部とタッチパネル140の下端部との間に配置された状態となる。
また、パネルケース110の前面113におけるタッチパネル用凹部117の下側近傍にも、上述の挿入孔118と同様の挿入孔119が形成されている。
[操作パネル10の基板120およびLED130の構成の説明]
基板120には、LED130やLED131、コンデンサ、抵抗器などの電子部品がその実装面に実装されている。そして、基板120は、実装面に実装されたLED130の先端部130aがパネルケース110のタッチパネル用凹部114の挿入孔115cなどに挿入されるとともに、実装面に実装されたLED131の先端部131aがパネルケース110のスイッチ用凹部116の挿入孔116cに挿入された状態で、パネルケース110の内部に収納されている。このことにより、LED130の前方にパネルケース110およびタッチパネル140が配置された状態となる。
LED130は、CPU14からの指令に応じて可視光を前方に照射する機能を有する。なお、LED131についても同様に、CPU14からの指令に応じて可視光を前方の化粧パネル150の中央部に照射する機能を有する。
[操作パネル10のタッチパネル140の構成の説明]
次に、タッチパネル140について説明する。なお、ここでは、右側に配置されるタッチパネル140について説明し、左側に配置されるタッチパネル140については、右側に配置されるタッチパネル140と同様の構成を有するのでその詳細な説明は省略する。
タッチパネル140は、略方形の薄板状に形成した透過性および絶縁性を有する樹脂材料から構成されており、その右端からは、タッチパネル用凹部114の内部の右端に形成された挿入孔114cに挿入可能な舌状体141が延出している。このタッチパネル140は、タッチパネル用凹部114の挿入孔114cに舌状体141を挿入することで、上述のように、パネルケース110に対する位置決めが可能となり、パネルケース110のタッチパネル用凹部114の内部に収納可能となり、前後方向に移動可能となる。
また、舌状体141は、その一方が静電容量スイッチ142に接続する電線を内蔵するフレキシブル基板を内蔵している。そして、舌状体141は、自らがパネルケース110の挿入孔114cに挿入されることでタッチパネル140がパネルケース110に取り付けられた際に、静電容量スイッチ142を基板120に電気的に接続する機能を有する。
また、タッチパネル140には、5つの静電容量スイッチ142が形成されている。これら5つの静電容量スイッチ142は、当該タッチパネル140が、パネルケース110のタッチパネル用凹部114に収納された際に、タッチパネル用凹部114の5つのスイッチ用凹部115それぞれ対応するように配置されている。この静電容量スイッチ142は、図5に示すように、化粧パネル150の凹部151内部に形成された識別部154が利用者のタッチ操作によって押圧される際に利用者の指からの距離を検出し、その検出した距離を示す信号を基板120上の制御部143に出力する機能を有する。基板120上の制御部143は、静電容量スイッチ142から出力された出力信号を舌状体141を介して取得し、取得した信号に基づき、利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離に応じてオンオフを切り替わり、そのことを示す信号をCPU14に出力する機能を有する。なお、制御部143は、利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離が所定の距離Lよりも小さい場合にはオンとなり、利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離が所定の距離Lよりも大きい場合にはオフとなる。
さらに、タッチパネル140は、パネルケース110の表面に当接し、且つ基板120に実装されたLED130の前方にその先端部130aから所定間隔を離れるように配置されている。
なお、静電容量スイッチ142は操作部に該当する。
[操作パネル10の化粧パネル150の構成の説明]
化粧パネル150は、略方形の薄板状に形成した透過性または半透過性を有する樹脂材料から構成されており、パネルケース110の前面113に取り付け可能に構成されている(図3(a)および図3(b)参照)。なお、半透過性とは、例えば、光の有無が判断できる程度、および略形状が特定できる程度の透過性を云う。このことにより、化粧パネル150は、LED130から照射された可視光を透過させて、静電容量スイッチ142の位置を利用者に知らせることができる(図4参照)。また、化粧パネル150は、利用者によるタッチ操作をタッチパネル140の静電容量スイッチ142に伝える。
また、図4に示すように、化粧パネル150の外表面には、2つの凹部151,152が形成されている。これら凹部151,152それぞれは、化粧パネル150の略中央部を中心とする円周の一部として化粧パネル150の外表面に円弧状に連続的に形成されている。したがって、凹部151と凹部152とは、化粧パネル150の略中央部として対照に形成されている。なお、上述の凹部151,152の周囲には、凹部153などの多数の凹部が、化粧パネル150の略中央部を中心として異なる半径で描画される複数の円周の一部として化粧パネル150の外表面に円弧状に連続的に形成されている。
また、化粧パネル150の外表面には、タッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置を触覚的または視覚的に識別可能な識別部154,155,156が形成されている。
このうち識別部154は、化粧パネル150の外表面に凹部151の一部として形成され、識別部155は、化粧パネル150の外表面に凹部152の一部として形成され、さらに、識別部156は、化粧パネル150の外表面に凹部153の一部として形成されている。さらに、上述の識別部154,155,156については、化粧パネル150が操作パネル10の一部として筺体2に取り付けられた際に、化粧パネル150におけるタッチパネル140に形成された静電容量スイッチ142に対応する位置に形成される(図5参照)。このことにより、凹部151,152,153は、化粧パネル150の外表面におけるタッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置を含む領域に形成されることとなる。
なお、本実施形態では、上述の識別部154,155,156が、横方向に並べて配置されている。また、本実施形態では、識別部154および識別部155がボリューム操作に用いられるとともに、識別部156が電源操作に用いられるとともに、化粧パネル150における識別部154の位置には表示「+」(プラス)が捺印されて、化粧パネル150における識別部155の位置には表示「−」(マイナス)が捺印されている(図4参照)。
なお、化粧パネル150はカバーに該当する。
[通信カラオケ装置1のその他の構成について]
なお、本実施形態の通信カラオケ装置1のその他の構成については、公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明は省略する。
[タッチスイッチ処理(1)の説明]
以下に、基板120の制御部143により実行されるタッチスイッチ処理(1)の処理手順を図6(b)のフローチャートおよび図6(a)に基づいて説明する。このタッチスイッチ処理(1)は、通信カラオケ装置1が起動している場合において他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、静電容量スイッチ142からの出力信号に基づき、利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離が所定の距離Lよりも小さいか否かを判断する(S310)。利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離が所定の距離Lよりも小さいと判断する場合には(S310:Y)、利用者の指が化粧パネル150の凹部151の内部にあって識別部154に触れていると判断してスイッチオンとなり、そのことを示す信号をCPU14に出力する(S320)。そして、S310に戻る。
一方、利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離が所定の距離Lよりも大きいと判断する場合には(S310:N)、利用者の指が化粧パネル150の凹部151の内部にはなく、識別部154には触れていないと判断してスイッチオフとなり、そのことを示す信号をCPU14に出力する(S330)。そして、S310に戻る。
[第一実施形態の効果]
(1)このように第一実施形態の通信カラオケ装置1によれば、タッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置を触覚的または視覚的に識別可能な識別部154それぞれが、カバーの外表面に凹部151の一部としてそれぞれ形成されている。なお、識別部155,156それぞれについても、同様に、カバーの外表面に凹部152,153の一部としてそれぞれ形成されている。このことにより、利用者が、識別部154の位置を触覚的または視覚的に確認することで、タッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置を識別することができ、視覚障害者でもタッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置を触覚的に確認することができる。この場合、周囲が暗い場合でも、利用者がタッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置を触覚的に確認することができ、また、周囲が明るい場合には、利用者がタッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置を視覚的に確認することができる。
また、識別部154を凹部151の一部として形成したことで、利用者がタッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置をより確認しやくすることができる。また、識別部154を凸部の一部として形成する場合よりも、識別部154を凹部151として形成する場合の方が、利用者の指が識別部154に触れた際に利用者の指が静電容量スイッチ142により近づく。このことにより、静電容量スイッチ142を押圧するという動作により近い感覚を利用者が実感することができる。
したがって、所望するタッチパネル140上の静電容量スイッチ142の位置を迅速且つ正確に識別することができる。
(2)また、第一実施形態の通信カラオケ装置1によれば、化粧パネル150の外表面におけるタッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置を含む領域には、凹部151,152,153が連続的に形成され、識別部154が凹部151の一部として形成され、識別部155が凹部152の一部として形成され、識別部156が凹部153の一部として形成されている。このことにより、化粧パネル150に利用者の視線を落とす位置や利用者の指が化粧パネル150に触れた位置がタッチパネル140の静電容量スイッチ142から離れていても、視覚的または触覚的に凹部151や凹部152、凹部153を辿ればタッチパネル140の静電容量スイッチ142に辿り着くことができる。したがって、利用者がタッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置をより確認しやくすることができる。
(3)また、第一実施形態の通信カラオケ装置1によれば、化粧パネル150の凹部151,152,153が、それぞれ化粧パネル150の外表面に円弧状に形成されている。このことにより、化粧パネル150に利用者の視線を落とす位置や利用者の指が化粧パネル150に触れた位置がタッチパネル140の静電容量スイッチ142から離れていても、円弧状に形成された凹部151や凹部152、凹部153を視覚的または触覚的に辿ればタッチパネル140の静電容量スイッチ142に辿り着くことができる。したがって、利用者がタッチパネル140の静電容量スイッチ142の位置をより確認しやくすることができる。
(4)また、第一実施形態の通信カラオケ装置1によれば、化粧パネル150の凹部151,152,153が、化粧パネル150の略中央部を中心とする円周の一部として化粧パネル150の外表面に形成されている。このことにより、化粧パネル150の左半分側に位置するタッチパネル140の静電容量スイッチ142の種別や、化粧パネル150の右半分側に位置するタッチパネル140の静電容量スイッチ142の種別を利用者に予め知らせておけば、凹部151や凹部152、凹部153の形状が円周の左側部分なのか円周の右側部分なのかを確認することで、それら凹部151や凹部152、凹部153を辿ればどの種別のタッチパネル140の静電容量スイッチ142に辿り着くのかを容易に判断することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記実施形態では、本発明を通信カラオケ装置1に適用した例を挙げたが、これには限られず、オーディオ装置などの電子機器に本発明を適用することも可能である。
(2)上記実施形態では、凹部151が単数の識別部154を含むよう形成されており、凹部152および凹部153についても同様であるが、これには限られず、図7に例示するように、化粧パネル250の凹部251が複数の識別部を含むよう形成してもよい。なお、本実施形態では、化粧パネル250の凹部251が2つの識別部252,253を含むよう形成している。このようにすれば、化粧パネル250の凹部251上における複数の識別部の配置を利用者に予め知らせておけば、その凹部251を辿ればどの種別のタッチパネル140の操作部142に辿り着くのかを利用者が容易に判断することができる。
(3)なおこの場合、図7に例示するように、上述の化粧パネル250の凹部251に含まれる複数の識別部については、所定の順序で凹部251上に配置されていることが考えられる。なお、所定の順序の具体例としては、カラオケ演奏曲を予約する際の操作順や、入室時に音量や音質を設定する操作順、利用者によく利用される順序などが挙げられる。このようにすれば、上述の化粧パネル250の凹部251に含まれる複数の識別部の配置を利用者に予め知らせておかなくても、凹部251を辿ればどの種別のタッチパネル140の静電容量スイッチ142に辿り着くのかを利用者が容易に判断することができる。
(4)この場合、上述の複数の識別部252,253を、円周の一部として描画された凹部251上に時計回りに順に配置することが考えられる。一例を挙げると、化粧パネル250における左半分の領域に形成された凹部251においては、高音の音量を大きくする際に触れる識別部252が、高音の音量を小さくする際に触れる識別部253の上方に配置されるといった具合である。また、化粧パネル250における右半分の領域に形成された凹部254においては、低音の音量を小さくする際に触れる識別部255が、低音の音量を大きくする際に触れる識別部256の上方に配置されるといった具合である。なお、上述の複数の識別部252,253を、円周の一部として描画された凹部251上に時計回りに順に配置する代わりに反時計回りに順に配置してもよい。このようにすれば、上述の化粧パネル250の凹部251や凹部254に含まれる複数の識別部の配置を利用者に予め知らせておかなくても、凹部251や凹部254を辿ればどの種別のタッチパネル140の静電容量スイッチ142に辿り着くのかを利用者が容易に判断することができる。
(5)また、上述のように化粧パネル250の凹部251が複数の識別部を含む場合に、凹部251における識別部が位置する部分の深さをそれぞれ異なるように構成することが考えられる。なお、本実施形態では、化粧パネル250の凹部251が2つの識別部251,252を含むよう形成しており、一例を挙げると、図8(a)に例示するように、凹部251における識別部252が位置する部分251aの深さ寸法が、凹部251における識別部253が位置する部分251bの深さ寸法よりも大きく形成するなど凹部の深さを階段状に構成する、つまり、深さが異なる複数の段によって凹部を構成するといった具合である。例えば、高音の音量を大きくする際に触れる識別部252については、その深さ寸法を大きく設定し、一方、高音の音量を小さくする際に触れる識別部253については、その深さ寸法を小さく設定するといった具合である。
このとき、凹部251における各部の深さが異なると、凹部251の深さに応じて静電容量スイッチ142と凹部251との距離も凹部251の各部における深さに応じて異なることとなる(図8(b)の距離Lおよび距離M参照)。制御部143に静電容量スイッチ142をオンとする距離を予め距離Lに設定しておくと、静電容量スイッチ142においては、利用者の指が凹部251における識別部253が位置する部分251bに触れたときにスイッチがオンとなるが、凹部251における識別部253が位置する部分251bとは深さが異なる凹部251における識別部252が位置する部分251aは、指がその底面に触れる以前の距離Lになった時点で、静電容量スイッチ242がオンに動作してしまうという問題が発生する。よって、スイッチをオンとする距離を静電容量スイッチ242に対しては、距離Mと予め制御部143に設定しておく。つまり、凹部251の深さが異なる静電容量スイッチ142,242に応じてオンとする距離の設定値を制御部143に予め設定することにより、複数の段によって凹部251を構成したことによって生じる新たな問題を解決できる。
なお、図8(b)に例示する複数段の凹部251については、静電容量スイッチ142と化粧パネル250との距離が一定になるので、複数の段の凹部251を実装した通信カラオケ装置1を製造する際の複雑な製造工程を、図8(c)に示す複数段の凹部251に比べて簡潔にするといった効果がある。
また、静電容量スイッチ142がオンとなる設定値をすべて一定の距離Lとする代わりに、凹部251の各部の深さに応じて凹部の底と静電容量スイッチ142との距離が距離Lとなるように、静電容量スイッチ142を設置する位置を変更してもよい(図8(d)参照)。
この場合においては、制御部143の静電容量スイッチ142がオンと動作する設定値を一種類にできるので、図8(d)に例示する複数段の凹部251については、図8(c)に示す複数段の凹部251に比べて上述の設定値を記憶するメモリ容量を少なくできる、または制御するプログラムを簡単にすることができるといった効果がある。
なお、本実施形態では、図7に例示するように、化粧パネル250における識別部252の位置には表示「+」(プラス)が捺印されて、化粧パネル150における識別部253の位置には表示「−」(マイナス)が捺印されている。また、化粧パネル250における識別部256の位置には表示「+」(プラス)が捺印されて、化粧パネル150における識別部255の位置には表示「−」(マイナス)が捺印されている。
このようにすれば、例えば指でなぞりながら段を登ると音量が大きくなり、一方、指でなぞりながら段を下がると音量が小さくなるといった人間の感覚と一致する操作を行うことで、利用者に操作時の違和感を与えなくすることができる。
(6)なおこの場合、識別部ごとに異なる静電容量スイッチを用いることが考えられる。一例を挙げると、図8(b)および図8(c)に例示するように、凹部251における識別部252が位置する部分251aの後方には、前方の物体までの距離が距離Lよりも小さいか否かを判断する静電容量スイッチ142を配置し、凹部251における識別部253が位置する部分251bの後方には、前方の物体までの距離が距離M(<L)よりも小さいか否かを判断する静電容量スイッチ242を配置するといった具合である。この場合、化粧パネル250の背面から静電容量スイッチ142までの距離と、化粧パネル250の背面から静電容量スイッチ242までの距離とは、ほぼ等しく設定することが考えられる。また、上述の基板120の制御部143が、上述のタッチスイッチ処理(1)の代わりに次のタッチスイッチ処理(2)およびタッチスイッチ処理(3)を実行し、通信カラオケ装置1の制御部14が次のタッチスイッチ処理(4)を実行する。以下に、順に説明する。
[タッチスイッチ処理(2)の説明]
以下に、凹部251における識別部252が位置する部分251aの後方に配置された静電容量スイッチ142からの出力信号に基づき、基板120の制御部143により実行されるタッチスイッチ処理(2)の処理手順を図9(a)のフローチャートに基づいて説明する。このタッチスイッチ処理(2)は、通信カラオケ装置1が起動している場合において他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、静電容量スイッチ142からの出力信号に基づき、利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離が所定の距離Lよりも小さいか否かを判断する(S410)。利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離が所定の距離Lよりも小さいと判断する場合には(S410:Y)、利用者の指が化粧パネル250の凹部251の内部にあって識別部252に触れていると判断してスイッチオンとなり、そのことを示す信号をCPU14に出力する(S420)。そして、S410に戻る。
一方、利用者の指から静電容量スイッチ142までの距離が所定の距離Lよりも大きいと判断する場合には(S410:N)、利用者の指が化粧パネル250の凹部251の内部にはなく、識別部252には触れていないと判断してスイッチオフとなり、そのことを示す信号をCPU14に出力する(S430)。そして、S410に戻る。
[タッチスイッチ処理(3)の説明]
以下に、凹部251における識別部253が位置する部分251bの後方に配置された静電容量スイッチ242からの出力信号に基づき、基板120の制御部143により実行されるタッチスイッチ処理(3)の処理手順を図9(b)のフローチャートに基づいて説明する。このタッチスイッチ処理(3)は、通信カラオケ装置1が起動している場合において他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、静電容量スイッチ242からの出力信号に基づき、利用者の指から静電容量スイッチ242までの距離が所定の距離Mよりも小さいか否かを判断する(S510)。利用者の指から静電容量スイッチ242までの距離が所定の距離Mよりも小さいと判断する場合には(S510:Y)、利用者の指が化粧パネル250の凹部251の内部にあって識別部253に触れていると判断してスイッチオンとなり、そのことを示す信号をCPU14に出力する(S520)。そして、S510に戻る。
一方、利用者の指から静電容量スイッチ242までの距離が所定の距離Mよりも大きいと判断する場合には(S510:N)、利用者の指が化粧パネル250の凹部251の内部にはなく、識別部253には触れていないと判断してスイッチオフとなり、そのことを示す信号をCPU14に出力する(S530)。そして、S510に戻る。
[タッチスイッチ処理(4)の説明]
以下に、通信カラオケ装置1の制御部14により実行されるタッチスイッチ処理(4)の処理手順を図9(c)のフローチャートに基づいて説明する。このタッチスイッチ処理(4)は、通信カラオケ装置1が起動している場合において他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、基板120上の制御部143からの出力信号に基づき、静電容量スイッチ142がオンであるか否かを判断する(S610)。静電容量スイッチ142がオンであると判断した場合には(S610:Y)、MIDI音源部18や音声処理部19などを制御して音量(ボリューム)を低減させる(S620)。そして、S610に戻る。
一方、静電容量スイッチ142がオフであると判断した場合には(S610:N)、基板120上の制御部143からの出力信号に基づき、静電容量スイッチ242がオンであるか否かを判断する(S630)。静電容量スイッチ242がオンであると判断した場合には(S630:Y)、MIDI音源部18や音声処理部19などを制御して音量(ボリューム)を増加させる(S640)。そして、S610に戻る。一方、静電容量スイッチ242がオフであると判断した場合には(S630:N)、そのまま何もせずにS610に戻る。
(7)また、複数の識別部に対して同一の静電容量スイッチを用いることが考えられる。一例を挙げると、図8(d)に例示するように、凹部251における識別部252が位置する部分251aの後方には、前方の物体までの距離が距離Lよりも小さいか否かを判断する静電容量スイッチ142を配置し、凹部251における識別部253が位置する部分251bの後方にも、前方の物体までの距離が距離Lよりも小さいか否かを判断する静電容量スイッチ142を配置するといった具合である。この場合、化粧パネル250の背面から静電容量スイッチ142までの距離を、識別部252に対応する静電容量スイッチ142と識別部253に対応する静電容量スイッチ142とでは異なるように設定することが考えられる。
通信カラオケ装置1の構成を示すブロック図である。 筺体、パネルケース、タッチパネルおよび化粧パネルの各部構成を示す概略説明図である。 (a)はパネルケース、タッチパネルおよび化粧パネルの各部構成を示す概略説明図であり、(b)は筺体、基板、パネルケース、タッチパネルおよび化粧パネルの各部構成を示す概略説明図であり、(c)はB部の拡大図である。 化粧パネルの各部構成を示す説明図(1)である。 静電容量スイッチ、タッチパネルおよび制御部との関係を示す説明図である。 (a)は利用者の指、化粧パネルおよび静電容量スイッチ142の位置関係を示す説明図であり、(b)は、静電容量スイッチ142の制御部が実行するタッチスイッチ処理(1)を示すフローチャートである。 化粧パネルの各部構成を示す説明図(2)である。 (a)はその内部が複数段に形成された凹部を示す説明図(1)であり、(b)は、BB断面図(1)であり、(c)はCC断面図であり、(d)は、BB断面図(2)である。 (a)は静電容量スイッチ142の制御部が実行するタッチスイッチ処理(2)を示すフローチャートであり、(b)は静電容量スイッチ142の制御部が実行するタッチスイッチ処理(3)を示すフローチャートであり、(c)は通信カラオケ装置の制御部が実行するタッチスイッチ処理(4)を示すフローチャートである。
符号の説明
1…通信カラオケ装置、2…筺体、2a…筺体の開口部、2b…舌状部、10…操作パネル、11…映像処理部、12…MPEGEデコーダ、13…ハードディスク、14…CPU、15…メモリ、16…LANインターフェース、17…RTC、18…MIDI音源部、19…音声処理部、20…アンプ、22…スピーカ、23…マイクロフォン、24…モニタ、110…パネルケース、111…パネルケースの開口部、112…パネルケースの開口部の周縁部、113…パネルケースの前面、114,117…タッチパネル用凹部、115,116…スイッチ用凹部、114a,115a,116a…凹部の開口部、114b,115b,116b…凹部の底部、114c,115c,116c,118,119…挿入孔、120…基板、130,131…LED、130a,131a…LEDの先端部、140…タッチパネル、141…舌状体、142…静電容量スイッチ、142a…静電容量スイッチの先端部、143…制御部、150,250…化粧パネル、151,152,153,251,254…凹部、154,155,156,252,253,255,256…識別部

Claims (9)

  1. 導電性を有する導電材料からなる開口部を有する筺体内部に配置され、光源を含む電子部品がその実装面に実装された基板と、
    透過性を有する材料からなり、薄板状に形成され、少なくとも前記筺体の前記開口部の一部を覆うとともに前記光源の前方に位置するよう配置され、利用者によるタッチ操作によってオンオフが切り替わる操作部を有するタッチパネルと、
    透過性を有する材料からなり、前記タッチパネルの前方を覆うとともに少なくとも前記筺体の前記開口部の一部を覆うカバーと、
    を備えるカラオケ装置の操作パネルであって、
    前記光源は、前記タッチパネルにおける前記操作部を中心とする領域に向けて可視光を照射可能であり、
    前記カバーの外表面には、前記操作部の位置を触覚的または視覚的に識別可能な識別部が形成されており、
    前記識別部は、前記カバーの外表面に凹部の一部として形成されていること
    を特徴とするカラオケ装置の操作パネル。
  2. 請求項1に記載のカラオケ装置の操作パネルにおいて、
    前記カバーの外表面における前記操作部の位置を含む領域には、凹部が連続的に形成され、
    前記識別部は、前記凹部の一部として形成されていること
    を特徴とするカラオケ装置の操作パネル。
  3. 請求項2に記載のカラオケ装置の操作パネルにおいて、
    前記凹部は前記カバーの外表面に円弧状に形成されていることを特徴とするカラオケ装置の操作パネル。
  4. 請求項3に記載のカラオケ装置の操作パネルにおいて、
    前記凹部は、前記カバーの略中央部を中心とする円周の一部として前記カバーの外表面に形成されていることを特徴とするカラオケ装置の操作パネル。
  5. 請求項2〜請求項4の何れかに記載のカラオケ装置の操作パネルにおいて、
    前記識別部は複数存在し、
    前記凹部は、前記複数の識別部を含むよう形成されていること
    を特徴とするカラオケ装置の操作パネル。
  6. 請求項5に記載のカラオケ装置の操作パネルにおいて、
    前記複数の識別部は、所定の順序で前記凹部上に配置されていることを特徴とするカラオケ装置の操作パネル。
  7. 請求項5または請求項6に記載のカラオケ装置の操作パネルにおいて、
    前記複数の識別部は、前記カバーの略中央部を中心とする円周の一部として前記カバーの外表面に形成されている前記凹部上に、時計回りまたは反時計回りに順に配置されていることを特徴とするカラオケ装置の操作パネル。
  8. 請求項5〜請求項7の何れかに記載のカラオケ装置の操作パネルにおいて、
    前記凹部が複数の識別部を含む場合に、前記凹部における前記識別部が位置する部分の深さについては、それぞれ異なるように構成されていることを特徴とするカラオケ装置の操作パネル。
  9. 導電性を有する導電材料からなる開口部を有する筺体と、
    請求項1〜8の何れかに記載のカラオケ装置の操作パネルを備えたことを特徴とするカラオケ装置。
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