JPH09139150A - 電子機器の操作装置 - Google Patents

電子機器の操作装置

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JPH09139150A
JPH09139150A JP7294446A JP29444695A JPH09139150A JP H09139150 A JPH09139150 A JP H09139150A JP 7294446 A JP7294446 A JP 7294446A JP 29444695 A JP29444695 A JP 29444695A JP H09139150 A JPH09139150 A JP H09139150A
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input
panel
operating body
operating
input panel
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Application number
JP7294446A
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English (en)
Inventor
Shu Takahara
周 高原
Hideki Endo
秀樹 遠藤
Taku Oikawa
卓 及川
Hideji Sukou
秀次 須向
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用音響機器の操作装置では、操作装置の
面積が限られているので、表示領域を広く確保できず、
またタッチ式の入力パネルを設けると、入力指示部を手
で触って識別するのが困難である。 【解決手段】 操作体20の前面には、横長形状の入力
パネル22とその周囲を囲む枠体21が設けられてい
る。入力パネルは、液晶パネルなどの表示部と透明な接
触式入力部とが重ねられている。入力パネル22と枠体
21との境界部では、枠体21に凹部26a〜26eが
形成され、その部分が入力パネル22の入力指示部
(イ)〜(ホ)となっている。また各凹部26a〜26
eはそれぞれ、向きまたは形状が相違しており、手で触
っただけでどの入力指示部であるか識別容易となってい
る。また入力指示部(イ)〜(ホ)が周囲に位置してい
るため、入力パネル22の表示領域(へ)と(ト)を広
い面積にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用の音響機器
や電話装置またはファクシミリ装置などの電子機器に入
力情報を与える電子機器の操作装置に係り、特に広い表
示画面を有し、しかもタッチ入力しやすい構造とした電
子機器の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(A)は一般的な車載用音響機器の
操作装置の構造を示す部分正面図であり、(B)は入力
パネルを用いた従来の操作装置を示す部分正面図であ
る。この操作装置は、筐体の前面に設置されるノーズ部
と称される表面パネル1に、押釦または回転ノブ方式の
入力部材2が配置されている。また、表面パネル1に
は、液晶表示パネルなどの表示部3が設けられ、この表
示部3には、例えばディスク駆動時の曲番号などの表示
またはイコライザ表示などがなされ、またチューナが動
作しているときには選局表示などがなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5(A)に示すよう
な車載用音響機器の操作装置では、表面パネル1の面積
がいわゆる1ディン(DIN)サイズなどに限られてお
り、さらに所定数の入力部材2が設けられるため、表示
部3の面積が限られ、したがって表示できる情報も限ら
れたものとなっている。また今後の車載用の電子機器で
は、FMやAMのラジオ受信、およびコンパクトディス
クプレーヤとミニディスク(MD)の双方の再生装置と
しての兼用化、さらには電話装置としての機能の兼用
化、車外との各種情報の送信や受信などといったマルチ
化が進むことが予測される。このような場合、図5
(A)に示す操作装置では、限られた数の入力部材2に
より全ての機能の入力を行なうのが難しく、また1個の
入力部材2により多機能の入力操作を行なうことになっ
て、操作に戸惑う結果となる。
【0004】そこで、図5(B)に示すように、表面パ
ネル1のほぼ全域を占めるタッチパネルと称される入力
パネル4を設けることが考えられる。この入力パネル4
は、例えば可撓性の透明基板と他の透明基板とが隙間を
介して重ねられ、両基板の対向面に透明電極が形成され
た入力部と、カラー液晶表示パネルなどの表示部とが重
ねられたものであり、前記入力部を透過して表示部の表
示内容が目視可能とされたものである。そして表示部で
の表示指示にしたがって入力部を指で押すと、所定の入
力操作が行われる。
【0005】しかし、前述のように車載用音響機器の表
面パネル1は面積が限られており、よってこの表面パネ
ル1に設けられる入力パネル4も、横長寸法の限られた
面積となる。入力パネル4の周囲部は指でパネルを押し
づらいために、入力パネル4に対し指で押して操作でき
る領域は、符号4aで示すほぼ中央の領域に限られる。
しかし、入力パネル4自体が横長で面積が小さいため
に、入力指示部が中央領域4aに集中すると、各種表示
を行なう領域が入力パネルの周囲部分の狭い領域に限定
される。したがって、充分な表示面積を確保できなくな
り、入力パネル4を用いた表示の多様性の利点を十分に
利用できなくなる。また、入力パネル4は、平面的なも
のであり、この平面内に各入力指示部が配置される。そ
のため、入力の指示箇所は目視しない限り判別できず、
例えば運転者が操作するような場合に、平坦な入力パネ
ル4の表面を手で探っても入力の指示箇所を識別するこ
とが不可能となる。よって運転の注意をそがれることに
もなり危険である。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、入力パネルを用いたものにおいて、手の感触で所
定の入力の指示箇所を容易に判別できるようにし、また
入力パネルの入力の指示箇所以外の表示領域をなるべく
広くすることを可能とした電子機器の操作装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】また、本発明は、前記入力パネルが設けら
れた操作体を機器本体から離脱させたときに、各種の入
力操作を可能とした電子機器の操作装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器の操作
装置は、表示部と入力部とが重ねて配置された入力パネ
ルが設けられた電子機器の操作装置において、前記入力
パネルとこのパネルの周囲に設けられた枠部との境界部
にて枠体側に凹部または凸部が形成されており、この凹
部の内部または凸部に近接する部分が入力パネルの入力
指示部とされていることを特徴とするものである。
【0009】また、凹部または凸部は、入力パネルと枠
体との境界部での角部の領域に形成することが可能であ
る。
【0010】さらに本発明の電子機器の操作装置では、
入力パネルと枠体とを有する操作体が電子機器の本体か
ら離脱可能であり、離脱した操作体と組み合わされる補
助操作体には、前記操作体の内部の記憶装置内に操作情
報を入力する入力部が設けられている構成にでき、
【0011】または、入力パネルと枠体とを有する操作
体が電子機器の本体から離脱可能で、離脱した操作体と
組み合わされる補助操作体が設けられ、前記操作体の入
力パネルの操作または補助操作体に設けられた入力部の
操作により、機器本体に入力情報を遠隔送信可能とされ
た構成にできる。
【0012】本発明の電子機器の入力装置は、入力パネ
ルを有している。この入力パネルは、少なくとも表面側
が可撓性となる2枚の透明基板が隙間を有して重ね合わ
され、両透明基板の対向面に透明電極が形成されて入力
部が構成されている。この入力部の裏側には液晶パネル
などの表示部が設けられ、この表示部の表示内容が入力
部の透明基板を透過して目視できる。表示内容は使用す
る機器の動作モードにより変化させることができ、また
使用する機器の動作モードに応じた入力指示部が表示さ
れる。ただし、入力パネルとその周囲の枠体との境界に
おいて、枠体に凹部が形成され、この凹部の内部または
凹部に近接した部分が前記入力指示部となっている。あ
るいは、前記境界において枠体に凸部が形成されてこの
凸部に近接した部分が入力指示部となっている。したが
って、入力パネルと枠体との境界部で枠体の凹部となっ
ている部分あるいは凸部となっている部分に指を沿わせ
その位置の入力パネルを押すと、入力操作ができる。よ
って、入力指示部を確実に触ることができ、例えば車載
用機器において運転中に手さぐりで入力指示部を簡単に
探すことができる。
【0013】前記凹部または凸部は、入力パネルの角部
に配置することが可能であり、この場合、特に操作指示
部を手で触れて探すのが容易である。また、入力パネル
には当然に複数の入力指示部が設けられるため、各入力
指示部に関して、枠体の凹部または凸部の形状や広がり
方向の寸法、深さ寸法などに変化を与えておくと、手で
触れることで複数の入力指示部の識別が容易になる。
【0014】また、入力指示部を、入力パネルの周囲部
分に配置することにより、入力パネルの中央部を表示領
域として使用できる。よって例えば1ディン(DIN)
サイズの車載用機器において横長に配される限られた面
積の入力パネルを用いた場合であっても、中央の領域に
表示を行なうことができ、表示面積を比較的広くでき、
また中央の領域に表示領域が形成されるために、各種情
報を見やすいものにできる。
【0015】また、本発明では、入力パネルと枠体とを
有する操作体を、電子機器の本体から離脱自在とするこ
とが可能である。この離脱した操作体には、前述のよう
にそのほぼ全面を占める入力パネルが設けられている。
よってこの操作体を、他の補助操作体と組み合せ、他の
操作体の入力部を用いて各種情報を入力し、これを前記
入力パネルの広い表示領域により確認することができ
る。そして入力した各種情報を操作体に設けられた記憶
部に記憶しておくことにより、操作体を機器本体に接続
したときに、前記記憶部に記憶しておいた情報を電子機
器の本体の制御部へ送り込むことも可能である。
【0016】あるいは、前記操作体と補助操作体を組み
合わせ、入力パネルの表示を見るなどして各種情報を入
力したときに、その入力情報をそのまま電子機器の本体
へ赤外線などの遠隔送信により送ることができる。
【0017】このように、操作体を補助操作体と接続し
たときに、入力パネルの中央の領域の広い表示を確認し
ながら、各種入力情報の記憶や遠隔送信ができるため、
多様な機能を有する機器に対し、多様な態様での入力が
可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、電子機器として車載用音
響機器の機器本体と操作装置を示す斜視図、図2は操作
装置の操作体と補助操作体を示す斜視図、図3は操作体
を裏面側から見た斜視図、図4は操作体および補助操作
体の基本的構造を示す回路ブロック図である。図1に示
す車載用音響機器はいわゆる1ディン(DIN)サイズ
であり、機器本体10のシャーシ11は、自動車のイン
ストルメントパネルに形成された1ディンサイズの収納
穴内に埋設される。シャーシ11が前記収納穴内に埋設
された状態では、シャーシ11の前面に設けられた前面
パネル12がインストルメントパネルの表面に現れる。
【0019】前面パネル12は合成樹脂材料により形成
されており、図1の例では前面パネル12の前面12a
に、コンパクトディスク(CD)の挿入口12b、ミニ
ディスク(MD)の挿入口12cが開口しており、また
コンパクトディスクとミニディスクの排出操作などを行
なう操作釦13が設けられている。また前面12aの図
示右側の下部にはコネクタ14が設けられている。
【0020】筐体11内には、コンパクトディスクの駆
動機構、ミニディスクの駆動機構、AM・FMチューナ
が装備されている。さらに、電話装置の発振および受信
回路、その他車外との情報の送信と受信に関する回路が
収納されている。シャーシ11の前面パネル12の前面
12aに操作体20が取付可能とされている。この操作
体20は、合成樹脂製などの枠体21と、前面において
枠体21に囲まれて横長に設けられた入力パネル22と
を有している。
【0021】図3に示すように、操作体20の枠体21
の裏面の下縁部には、軸保持部21aが一体に形成され
て、この軸保持部21aの両端部に、弾性的に進退自在
な支持軸23、23が設けられている。一方、機器本体
10の前面パネル12の下部には、軸受部12d、12
dが突出形成され、この軸受部12d、12dに、互い
に対向して穿設された軸穴12e、12eが形成されて
いる。操作体20の背面の前記軸保持部21aを軸受部
12d、12dの間に挿入すると、支持軸23、23が
軸保持部21a内に一旦退行し、ばね力などの弾性的な
突出力により、支持軸23、23が軸穴12e、12e
に嵌着される。この嵌着状態において、前面パネル12
に対し操作体20が回動自在に連結される。また、操作
体20が前記支持軸23、23を支点として前面パネル
12の前面12aに重なるように回動したときに、操作
体20をロックするロック機構が前面パネル12側に設
けられている。ただし、図1ではこのロック機構の図示
を省略している。図3に示すように、操作体20の背面
にはコネクタ25が設けられており、操作体20が前面
12aに重なる姿勢でロックされたときに、コネクタ2
5と前記コネクタ14とが接続される。
【0022】操作体20の前面に現れている入力パネル
22は、図4に示すように入力部22aと表示部22b
とが重ねられたものであり、外観上は、入力部22aと
表示部22bとが同一面となる。入力部22aはタッチ
パネルまたはタッチスイッチと称されるものであり、少
なくとも表面側が可撓性となった2枚の透明基板が重ね
られ、透明基板の対向面にITO(Indium Tin Oxide)
またはSnO2などの透明な電極がマトリックス状に形
成されたものである。そして両電極が接触することによ
りタッチ入力の位置が検知される。表示部22bは、カ
ラー液晶表示パネルあるいはエレクトロルミネッセンス
パネルなどであり、その表示内容が前記入力部22a
の、透明な電極と透明基板を透過して外部から目視でき
るようになっている。
【0023】操作体20の表面では、入力パネル22の
外周が枠体21で囲まれたものとなっているが、入力パ
ネル22と枠体21との境界部では、枠体21に、入力
パネル22の面積を外側に広げる形状の凹部26a、2
6b、26c、26d、26eがそれぞれ形成されてい
る。凹部26aと26bは上下対称の位置および向きに
形成されており、凹部26cは図示左下の角部にて、前
記凹部26bと識別可能な形状に形成されている。また
凹部26dと凹部26eは、図示右側の上下の角部にそ
れぞれ形成されている。すなわち手で触ったときに、各
凹部26aないし26eは、それぞれ違う向き、または
違う位置あるいは違う形状に形成されており、全ての凹
部26aないし26eを容易に識別可能となっている。
【0024】上記凹部26aないし26eの内部または
近接した部分が入力指示部(イ)(ロ)(ハ)(二)
(ホ)となっている。各入力指示部(イ)ないし(ホ)
では、入力部22aが入力可能な部分、例えば透明基板
間の透明な電極が対向しており、この部分の可撓性の透
明基板を指で押すと、スイッチ入力可能となっている。
各入力指示部(イ)ないし(ホ)では、表示部22bの
画面上で入力を指示できるような表示が映し出される。
図1の例では、入力指示部(イ)と(ロ)が上下に向く
三角表示で、例えばこれはコンパクトディスクなどの再
生開始などの入力指示として使用され、入力指示部
(ハ)では左右に向く一対の三角表示であり、これは再
生曲の進みと戻しの入力指示として使用される。また入
力指示部(二)と(ホ)は、押釦形状の表示であり、再
生の停止やその他の処理入力の指示として使用される。
【0025】入力指示部(イ)ないし(ホ)が、入力パ
ネル22の周囲に分散している結果、入力パネル22の
中央の領域(へ)と(ト)は表示領域として使用でき
る。この表示領域(へ)と(ホ)は、入力指示部(イ)
ないし(ホ)の中間領域に位置するため、広い面積を確
保できる。この表示領域(へ)と(ト)は、再生曲の曲
番表示、タイトル表示、イコライザ表示などである。あ
るいはこの表示領域(へ)と(ト)にテンキー表示を行
なってテンキー入力領域とすることができる。この場
合、入力指示部(イ)ないし(ホ)は、自動車を運転中
に操作する可能性のある入力項目とし、テンキー入力
は、電子機器の機能切換えなどのような自動車の運転を
行なわないときに行なう入力項目とすることが好まし
い。
【0026】本発明では、平面的な入力パネル22を用
いているが、入力パネル22と枠体21との境界部での
凹部26aないし26eにより、入力指示部(イ)ない
し(ホ)の位置を知ることができ、また凹部の形状や向
きの違いにより入力指示部(イ)ないし(ホ)の識別が
容易であるため、運転中の操作や夜間での操作におい
て、手さぐりだけで入力指示部を認識でき、誤操作を防
止でき、また入力パネル22を目視する必要がないた
め、自動車の運転の安全性も確保できる。
【0027】さらに、枠体に形成された前記凹部の内部
に入力指示部を設ける代わりに、枠体に形成した凸部に
よっても入力指示部の位置を識別することが容易にな
る。例えば図1において枠体21に形成された凸部26
fに近接した部分において、入力パネル22に入力指示
部(チ)を形成してもよい。この場合も枠体21の凸部
26fを手で触ることによりその近くに位置する入力指
示部(チ)を容易に識別することができる。
【0028】また、車載用機器の機器本体10にコンパ
クトディスクやミニディスクなどを装填するときには、
支持軸23、23を支点として操作体20を前方へ回動
させ、前面パネル12の前面12aに形成された挿入口
12bと12cを露出させる。さらに前記操作体20
は、車載用機器の機器本体10から離脱させることがで
きる。操作体20を手前に引くと、操作体20の背部に
設けられた支持軸23、23が軸保持部21a内へ弾性
的に退行し、そのまま操作体20を前面パネル12から
外すことができる。
【0029】機器本体10から外した操作体20は、図
2に示す第1の補助操作体30に連結することが可能で
ある。また第1の補助操作体30には、第2の補助操作
体40が取り付け可能である。第1の補助操作体30
は、合成樹脂製のケース31の側部に一対の軸受部31
a、31aが突出形成されて、この軸受部31a、31
aの対向面にそれぞれ軸穴31b、31bが穿設されて
いる。前記操作体20の背面に設けられた前記軸保持部
21aが、軸受部31aと31aとの間に挿入される
と、支持軸23、23が一度弾性的に退行してから軸穴
31b、31bに嵌着され、操作体20と第1の補助操
作体30は、互いに回動自在に連結される。第1の補助
操作体30のケース上面31cは、凹状に湾曲してお
り、操作体20と第1の補助操作体30を回動させて重
ねたときに、操作体20の枠体21の前面の凸形状と前
記凹形状とが一致し、第1の補助操作体30が操作体2
0の入力パネル22の保護蓋体としての機能を発揮でき
るようになっている。なお、第2の補助操作体40の上
面の凹形状も第1の補助操作体30のケース31と同じ
凹形状であり、第1の補助操作体30とこれに連結され
た第2の補助操作体40が、共に前記操作体20に対し
てほぼ密着した状態に重ねられる。
【0030】操作体20と第1の補助操作体30とが回
動自在に連結されたときに、操作体20と第1の補助操
作体30の相互に設けられたコネクタ接続部(図示せ
ず)により、操作体20の内部回路と補助操作体30の
内部回路とが互いに接続される。なおこの接続は、図3
に示された操作体20の背面に設けられたコネクタ25
を使用してもよい。第1の補助操作体30には突出部3
2が形成され、第2の補助操作体40には、凹部41が
形成され、前記突出部32と凹部41とが嵌着されて、
両補助操作体30と40とが連結される。また前記突出
部32と凹部41には、それぞれ電極が形成されてお
り、前記凹凸嵌合により、第1の補助操作体30と第2
の補助操作体40とが電気的に接続される。
【0031】第1の補助操作体30には入力部33が設
けられている。この入力部33はペンタッチ入力パネル
である。例えば表面側が可撓性で且つ透明な一対の基板
が隙間を介して重ねられ、両基板の内面にITOまたは
SnO2などの抵抗体または導電体が全面に形成されて
おり、またそれぞれの基板に、互いに直交する方向に対
向する電極が設けられたものである。ケース31に収納
可能なペン34により、入力部33に筆記入力すると、
ペン押圧部にて対向する導電体が接触し、その位置が前
記電極間の抵抗値の変化として認識できるものとなって
いる。またケース31の上面には他の入力部35a、お
よび36aが設けられている。
【0032】第2の補助操作体40の表面には、入力部
42aが設けられている。この入力部42aは4分割さ
れた押釦スイッチである。またその内側には他の入力部
42bが設けられている。この入力部42bは、リング
状に配置され且つ4分割された押釦スイッチである。さ
らに入力部42bの中心部分には表示部43が設けられ
ている。この表示部43は、液晶表示パネルにレンズを
組み合わせたものである。前記入力部42aと42bに
よる入力項目は、操作体20の前記入力指示部(イ)な
いし(ホ)による入力指示内容とほぼ同じである。図4
に示すように、前記操作体20には、前記入力パネル2
2を構成する入力部22aおよび表示部22bの他に、
液晶表示パネルなどの表示部22bを駆動するICで構
成された駆動部27が設けられ、また入力部22aによ
る入力内容を記憶する記憶部28が設けられている。
【0033】また、操作体20の背部に設けられたコネ
クタ25には、電源端子25a、入力部22aによる入
力信号を機器本体10内の制御部に与える入力端子25
b、機器本体10内の制御部から駆動部27に表示信号
を与える表示信号端子25cなどが設けられている。第
1の補助操作体30には、前記入力部33の他にバッテ
リー電源37が設けられている。また第2の補助操作体
40には、前記入力部42a、42bの他に赤外線送信
部45およびバッテリー電源46が設けられている。
【0034】図4に示すように、操作体20が機器本体
10に取り付けられた状態では、機器本体10の制御部
からの表示信号が、コネクタ25から駆動部27に与え
られて、表示部22bが所定の表示動作を行い、これが
入力パネル22に現れる。また入力パネル22の入力部
22aの入力信号は、コネクタ25から機器本体10の
制御部に直接に与えられる。また、前記表示信号は記憶
部28に記憶できるようになっており、また入力部22
aからの入力信号も記憶部28に記憶できる。
【0035】第2の補助操作体40は、第1の補助操作
体30に連結されたままの状態で、または第1の補助操
作体30から分離された状態で、遠隔操作装置として使
用できる。すなわち入力部42aおよび42bにより所
定の操作入力を行なうと、赤外線送信部45から赤外線
信号が送信され、機器本体10が遠隔操作される。ま
た、操作体20を機器本体10から離脱させ、第1の補
助操作体30と連結した状態では、第1の補助操作体3
0に設けられた入力部33から操作体20側へ信号の入
力を行なうことが可能である。例えば、ペン34により
入力部33に電話番号などをペンタッチ入力すると、こ
れが操作体20の記憶部28に記憶される。そして次に
操作体20が機器本体10に取り付けられたときに、こ
の番号を指定して機器本体10側の電話装置を動作させ
ることができる。または入力部33により入力した信号
を、第2の補助操作体40の赤外線送信部45により直
接に機器本体10に送信し、機器本体10側の記憶部に
記憶させてもよい。
【0036】なお、操作体20が機器本体10から離脱
した状態でも、バッテリー電源37からの電源を与える
ことにより、記憶部28に記憶されている表示信号によ
り表示部22bを表示することが可能である。よって、
操作体20と、第1の補助操作体30と第2の補助操作
体40とが接続された状態で、操作体20の入力パネル
22の表示にしたがったタッチ入力を、赤外線送信部4
5から機器本体10へ直接に遠隔送信することも可能で
ある。なお、本発明は車載用の音響機器に限られず、車
載用のAV装置、ナビゲーションシステムなど、または
車載用以外の電子機器にも実施可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明では、入力パネル
と枠体との境界部において、枠体側に凹部または凸部を
形成し、この凹部内または凹部に近接した部分あるいは
凸部に近接した部分を入力パネルの入力指示部としたた
め、手で触っただけで入力指示部の位置を知ることがで
きる。また凹部や凸部の形状などを変え、または凹部ま
たは凸部を角部に形成しておくことにより、どの入力指
示部を操作しているかの認識が容易である。
【0038】また、入力指示部を入力パネルの周囲に位
置させているため、入力パネルの中央部を表示領域にで
きる。よって例えば1ディンサイズなどの狭い面積の入
力パネルであっても表示領域を広く確保できる。
【0039】また、入力パネルと枠体を有する操作体を
機器本体から外し、この操作体を補助操作体と接続し、
補助操作体による入力または遠隔送信を行なう場合に、
入力パネルの表示入力を広く確保しているため、種々の
表示入力が可能になり、またこの操作に関して、操作体
を機器本体から分離させた位置で自由に行なうことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作装置および機器本体を示す斜視
図、
【図2】操作体と補助操作体とを示す斜視図、
【図3】操作体の背面を示す斜視図、
【図4】操作体および補助操作体の基本的な構造を示す
回路ブロック図、
【図5】(A)は従来の車載用音響機器の操作装置を示
す部分正面図、(B)は入力パネルを用いた従来の操作
装置を示す部分正面図、
【符号の説明】
10 機器本体 12 前面パネル 20 操作体 21 枠体 22 入力パネル 22a 入力部 22b 表示部 25 コネクタ 27 駆動部 28 記憶部 30 第1の補助操作体 33 入力部 40 第2の補助操作体 42a、42b 入力部 45 赤外線送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須向 秀次 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部と入力部とが重ねて配置された入
    力パネルが設けられた電子機器の操作装置において、前
    記入力パネルとこのパネルの周囲に設けられた枠部との
    境界部にて枠体側に凹部または凸部が形成されており、
    この凹部の内部または凸部に近接する部分が入力パネル
    の入力指示部とされていることを特徴とする電子機器の
    操作装置。
  2. 【請求項2】 凹部または凸部は、入力パネルと枠体と
    の境界部での角部の領域に形成されている請求項1記載
    の電子機器の操作装置。
  3. 【請求項3】 入力パネルと枠体とを有する操作体が電
    子機器の本体から離脱可能であり、離脱した操作体と組
    み合わされる補助操作体には、前記操作体の内部の記憶
    装置内に操作情報を入力する入力部が設けられている請
    求項1または2記載の電子機器の操作装置。
  4. 【請求項4】 入力パネルと枠体とを有する操作体が電
    子機器の本体から離脱可能で、離脱した操作体と組み合
    わされる補助操作体が設けられ、前記操作体の入力パネ
    ルの操作または補助操作体に設けられた入力部の操作に
    より、機器本体に入力情報を遠隔送信可能とされた請求
    項1または2記載の電子機器の操作装置。
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