JP2011178258A - 車載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作子の操作性を維持しつつ表示パネルの表示面積を大きく確保することができる車載装置を提供すること。
【解決手段】装置本体4の正面に表示パネル12を備えた車載装置2において、前記表示パネル12の背後に、複数の押下操作式の操作子たる押下式スイッチ52を設け、前記表示パネル12の押下操作により、当該押下操作位置に対応した前記押下式スイッチ52を押下操作可能にした。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示パネル及び操作子を備えた車載装置に関する。
カーオーディオ装置やカーナビゲーション装置などの車載装置では、液晶パネル等の表示パネルを装置正面に備え、この表示パネルの周囲に複数の操作スイッチが配設されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、CDやDVD等のディスクを再生するカーオーディオ装置では、電源スイッチや、ディスクのイジェクトスイッチ、ディスク挿入口の開閉スイッチ等を表示パネルの下側に横並びに配設したものがある。
特開2006−270741号公報
近年、表示パネルに表示する情報量の増大や視認性の向上のために、表示パネルの大面積化が求められている。しかしながら、車両における車載装置収納部の寸法が決まっているなどして、車載装置正面の寸法に制限がある場合、表示パネルを大面積化すると、操作スイッチを配置するスペースが限られてしまう。
この場合、車載装置の多機能化に伴い、より多くの操作スイッチを設ける必要が生じたときには、操作スイッチ自体を小型化して密集配置しなければならず、操作スイッチの操作性が損なわれる。特に、車載装置においては、手探り操作時でも簡単に操作可能であることが望ましいものの、操作性が損なわれると手探りでの操作も困難になり車載装置としての使い勝手が低下する、という問題がある。また、操作スイッチの配置スペースが限られると、操作スイッチ配置のレイアウトの自由度が制限される、という問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、操作子の操作性を維持しつつ表示パネルの表示面積を大きく確保することができる車載装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、装置本体正面に表示パネルを備えた車載装置において、前記表示パネルの背後に、複数の押下操作式の操作子を設け、前記表示パネルの押下操作により、当該押下操作位置に対応した前記操作子を押下操作可能にしたことを特徴とする。
また本発明は、上記車載装置において、前記表示パネルに複数のタッチボタンを有するタッチパネルを設け、前記タッチボタンのタッチ操作がなされたときに前記押下操作式の操作子が押下操作された場合、前記タッチ操作の操作態様に基づいて、前記タッチボタンのタッチ操作及び前記押下操作式の操作子の押下操作のいずれかを有効にする制御手段を備えることを特徴とする。
また本発明は、上記車載装置において、前記表示パネルに、前記押下操作式の操作子と同一の操作対象を操作する複数のタッチボタンを有するタッチパネルを設け、車両走行中に前記タッチパネルのタッチボタンへのタッチ操作を無効としつつ前記押下操作式の操作子の押下操作を有効にする制御手段を備えることを特徴とする。
また本発明は、上記車載装置において、前記制御手段は、前記タッチボタンの操作対象を前記押下操作式の操作子の操作対象に割り当てることを特徴とする。
また本発明は、上記車載装置において、前記表示パネルに複数のタッチボタンを有するタッチパネルを設け、車両のバックアップ電源、アクセサリ電源及び装置本体の電源のオン状態の組み合わせに基づいて、前記タッチボタンのタッチ操作及び前記押下操作式の操作子の押下操作のいずれかを有効にする制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、操作子を表示パネルの背後に配置する構成としたため、装置本体正面に操作子を配置する必要がなく、表示パネルの面積を大きく確保することができる。
これに加え本発明では、大面積を持つ表示パネルを押下操作するだけで表示パネル背面の操作子を操作できるため、手探りでも容易に操作することができる。
このとき、押下操作位置に対応した操作子が選択的に押下操作される構成であるから、複数の操作子の中から所望の操作子を簡単に操作でき操作性を良好に維持できる。
本発明の第1実施形態に係る車載装置の外観構成を示す斜視図である。 車載装置の表示パネル装置が開いた状態を示す斜視図である。 表示パネル装置の開閉機構を説明するための図である。 表示パネル装置の構成を示す斜視図である。 表示パネル装置の構成を示す断面図である。 図5におけるX部分を拡大して示す図である。 表示パネル装置の分解斜視図である。 表示ユニットの背面の構成を示す斜視図である。 車載装置の機能的構成を示すブロック図である。 押下式スイッチとタッチボタンの操作対象を示す図である。 操作制御処理の手順を示すフローチャートである。 電源状態と、押下式スイッチ及びタッチボタンの有効/無効を示す図である。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る車載装置2の外観構成を示す斜視図である。
車載装置2は、CDやDVDを読み取り再生するオーディオ装置として構成されており、車両のインストルメントパネル3等に設けられた車載装置2の収納スペースに嵌め込まれる装置本体4と、この装置本体4の正面に設けられた表示パネル装置10とを備えている。表示パネル装置10は、略矩形の枠体としての化粧板11(エスカッションとも称する)と、化粧板11にはめ込まれた略矩形の表示パネル12とを有し、装置本体4の正面に開閉自在に設けられている。
すなわち、図2に示すように、装置本体4のフロントパネル5を装置本体4の内側(背面側)に押し込んだ位置に設けて、当該装置本体4の正面にフロントパネル5を底とした収納部14を形成し、この収納部14に表示パネル装置10が収納されている。この収納部14の両側の側壁15には、図2及び図3に示すように、上下に延びるガイド溝16が形成されている。ガイド溝16には、表示パネル装置10の両端上部に設けられた突起18(図3)が移動自在に係合している。また表示パネル装置10の両端下部には、正面に伸縮駆動されるスライドバー22を有する押出機構20が連結されており、この押出機構20によって表示パネル装置10の下端部が正面に向けて押し出されることで、表示パネル装置10の突起18がガイド溝16に沿って移動して傾動し、前掲図2に示すように、装置本体4のフロントパネル5を露出させる(開状態)。これとは逆に、押出機構20によって表示パネル装置10の下端部が引き戻されることで、前掲図1に示すように表示パネル装置10が収納部14を閉じ、フロントパネル5を表示パネル装置10が覆う状態となる。
装置本体4のフロントパネル5には、前掲図2に示すように、メモリーカード等のカード型記録媒体が挿入されるカード挿入口26や、このカード挿入口26からカード型記録媒体を排出するための排出ボタン28、CD(Compact Disc)或いはDVD(Digital Versatile Disk)等のディスク型記録媒体(光ディスク)が挿入されるディスク挿入口30、ディスク挿入口30からディスク型記録媒体を排出するための排出ボタン32などが設けられている。これらの挿入口は、上述の通り、通常時は表示パネル装置10により覆われており、後述する表示パネル12の背面に配設されたハードキーたる押下式スイッチ52を操作して表示パネル装置10を開くことでアクセス可能となる。
図4は表示パネル装置10の斜視図、図5は表示パネル装置10の断面図、図6は図5中のX部分の拡大図、図7は表示パネル装置10の分解斜視図である。
これらの図に示すように、表示パネル装置10は、上記表示パネル12を有する表示ユニット40と、当該表示ユニット40の裏側(装置取付時背面側)に隙間を設けて配置された略矩形の電子基盤42とを備え、これらが図示を省略したケース体に納められて、図2に示すように薄板状の装置として構成されている。また、表示ユニット40は、ケース体に納められた状態において、電子基盤42に対して揺動自在に結合されているが、この結合構造については、後に詳述する。
表示パネル12は、タッチ操作可能な表示装置であり、図7に示すように、液晶ディスプレイ45と、この液晶ディスプレイ45の表面全体を覆うように設けられたタッチパネル48とを備えている。液晶ディスプレイ45は、液晶駆動回路基板43(図5、図6)等と一体にLCDモジュール46としてモジュール化されている。このLCDモジュール46を、略プレート状のLCDホルダー50に嵌め込み、液晶ディスプレイ45の上にタッチパネル48を設け、枠体としての化粧板11でLCDホルダー50を封じることで、全体として薄い板状の一体のユニットとして上記表示ユニット40が構成される。
表示ユニット40にあっては、図5〜図7に示すように、LCDホルダー50の縁部に沿って、ゴムやスポンジ等の弾性部材から成るクッションパーツ51が設けられており、化粧板11とLCDホルダー50の間からのゴミや埃の入り込みを防ぎ、また表示パネル12の厚み方向(図5中上下方向)のガタを抑えることができる。
なお、液晶ディスプレイ45に代えて、例えば有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の他のフラットパネルディスプレイを用いることもできる。
電子基盤42は、タッチパネル48に対するタッチ操作をセンシングする操作検出回路(図9)等の各種回路が実装された電子回路基板であり、図4に示すように、タッチパネル48がフレキシブルケーブル44を介して電気的に接続されている。さらに、この電子基盤42の上には、図7に示すように、上下左右のそれぞれの位置に、ハードキーたる押下式スイッチ52が実装されている。これらの押下式スイッチ52は、それぞれ表示ユニット40の揺動に伴って押圧されることで操作され、各押下式スイッチ52の操作信号が上記操作検出回路に入力される。
さらに詳述すると、図7に示すように、電子基盤42の略中央には、球状凹面54Aを有する受け座54が配設されており、また、図8に示すように、表示ユニット40の背面40Aには、受け座54の球状凹面54Aとすべり自在に略嵌合する球状凸部56が形成されており、これら球状凹面54A及び球状凸部56の嵌合構造により、表示ユニット40が電子基盤42に受け座54を揺動支点として揺動自在に支持される。また電子基盤42の上に設けた上記押下式スイッチ52は、受け座54からみて4方向(上下左右)のそれぞれに配置されており、表示ユニット40の背面40Aには、図8に示すように、各押下式スイッチ52に対応して突起状のスイッチ押し部57が設けられている。
したがって、表示ユニット40の上下左右のいずれかの箇所が押下されると、その箇所に対応したスイッチ押し部57が直下の押下式スイッチ52を押下することで、押下箇所に対応した押下式スイッチ52のみが選択的に押下操作されることとなる。
なお、受け座54の周囲に配置する押下式スイッチ52の数は4個に限定されるものではなく、それ以上又は以下でもよい。
表示ユニット40の背面40Aの4隅には、図7及び図8に示すように、電子基盤42に対して揺動する表示ユニット40を略正対位置に保持する弾性体の一例たるバネ構造体58が設けられている。表示ユニット40が押下されて揺動した後には、このバネ構造体58により正対位置に復帰される。このバネ構造体58は、LCDホルダー50の底面の一部を切り起こして板バネ状に形成して構成されている。
図9は、車載装置2の機能的構成を示すブロック図である。なお、同図には、主として車載装置2の操作に関する機能的構成ブロックを示している。
同図に示すように、車載装置2は、制御部70と、操作部72と、表示部74と、車両走行検出部76とを備えている。制御部70は、車載装置2の各部を中枢的に制御するものであり、車載装置2の装置本体4に内蔵された例えばマイコンを含んで構成されている。また本実施形態では、制御部70が実行する処理として、ユーザーの操作態様に基づいてタッチボタン78のタッチ操作および押下式スイッチ52の押下操作のいずれかを有効化するための処理や、表示パネル12にタッチ操作のためのタッチボタン78を表示する処理が設けられている。
操作部72は、表示パネル装置10の表示パネル12に表示したソフトキーたるタッチボタン78及び電子基盤42に設けたハードキーたる4つの押下式スイッチ52を操作子として備えて構成されている。また操作部72は、タッチボタン78及び押下式スイッチ52の操作を検出し、制御部70に出力する操作検出回路80を備えている。
表示部74は、制御部70の制御の下、各種情報を表示するものであり、表示パネル装置10のLCDモジュール46(液晶ディスプレイ45)を備えて構成されている。
車両走行検出部76は、車両が走行中であるか否かを検出し制御部70に出力する。本実施形態では、車両走行検出部76は、車両側から出力される車速パルスを検出して走行中であるか否かを検出する。
図10は、押下式スイッチ52及びタッチボタン78の操作対象を示す図である。
同図に示すように、押下式スイッチ52及びタッチボタン78は、それぞれ車両が走行中か否かによって操作対象が異なっている。
具体的には、車両停車中においては、上記押下式スイッチ52は、それぞれ装置電源をオン/オフする電源スイッチ、表示パネル装置10の開閉を指示する開閉スイッチ、及び、ディスク挿入口からのディスクの排出を指示するイジェクトスイッチといった、車載装置2がオーディオ再生を開始するまでに最低限必要となる基本操作の操作スイッチとして機能する。一方、表示パネル12のタッチボタン78は、再生音量調整や再生楽曲選択/スキップ、再生早送り/巻戻し、再生開始/停止等といった、オーディオ再生を操作するための操作ボタンとして機能する。
このように、オーディオ再生までに最低限必要となる基本操作をそれぞれ押下式スイッチ52に割り当て、その他の操作子をタッチボタン78で実現する構成としたことで、車載装置2の化粧板11等の露出箇所に、他の操作子(ハードキー)を設ける必要が無くなるため意匠性を向上させることができる。また、化粧板11の枠部分の幅を狭くして表示面を拡張することができる。
なお、車載装置2がナビゲーション装置等の場合には、タッチボタン78は地図のスクロールや目的地設定といったナビゲーション動作を操作するための操作ボタンとして機能する。要するに、タッチボタン78は、停車中にあっては、その車載装置2が提供するアプリケーション機能を操作するための操作ボタンとして機能し、また押下式スイッチ52は車載装置2がアプリケーション機能を開始できる状態にするために要する基本操作をするための操作子として機能する。
また車両走行中には、図10に示すように、タッチボタン78は無効化され、このタッチボタン78に代わって押下式スイッチ52がオーディオ機能を操作するための操作子として機能する。これにより、車両走行中にあっては、表示パネル12を見ずとも手探りで車載装置2のオーディオ再生の操作を容易に行うことができる。
なお、車両走行中の間、表示パネル12には、押下式スイッチ52に配置位置に対応した箇所、すなわち、押下式スイッチ52の操作のために押下する箇所のそれぞれに、押下式スイッチ52に割り当てられたオーディオ操作の内容(例えば再生開始/停止、音量アップ/ダウン、早送り/巻き戻し等)が表示され、ユーザーが認識できるようになっている。
ところで、本実施形態の車載装置2にあっては、タッチボタン78と押下式スイッチ52とが積層の配置関係にあるため、タッチボタン78のタッチ操作時に意図せずに押下式スイッチ52が押下操作されることがあり、これとは逆に、押下式スイッチ52の押下操作時に誤ってタッチボタン78をタッチ操作してしまうこともある。
そこで本実施形態では、タッチボタン78のタッチ操作と押下式スイッチ52の押下操作の両方が操作検出回路80によって検出された場合には、制御部70は、タッチ操作の操作態様に基づいて、タッチボタン78のタッチ操作及びの押下式スイッチ52の押下操作のいずれかを有効にする。
具体的には、制御部70は、押下式スイッチ52が押下操作されたとき、タッチボタン78の操作が短押操作の場合には当該タッチボタン78の操作を有効に、長押し操作の場合には押下式スイッチ52を有効にし、これにより、誤操作を防止することとしている。
図11は、制御部70の操作制御処理の手順を示すフローチャートである。
制御部70は、所定時間ごとに車両が走行中か否かを判断し(ステップS1)、車両が走行中の場合は(ステップS1:YES)、手探りによるオーディオ操作を容易にするために、タッチボタン78を無効化するとともに押下式スイッチ52の操作対象の割り当てをオーディオ操作に切り替える(ステップS2)。そして、車両走行中に押下式スイッチ52の操作が検出された場合に(ステップS3:YES)、制御部70は、オーディオ操作に応じる処理として、例えば再生開始/停止や楽曲選択、早送り/巻戻し、音量調整等の操作内容に応じたオーディオ操作処理を実行する(ステップS4)。また、車両走行中の間、制御部70は、タッチパネル48のタッチ操作に応じた制御を実行せず、これにより、タッチボタン78が無効化される。なお、車両走行中にはタッチボタン78を表示パネル12に表示しない、或いは、グレーアウト表示にして無効であることを明示しても良い。
一方、車両が走行中でないときには(ステップS1:NO)、押下式スイッチ52には装置本体4の基本操作が割り当てられ、タッチボタン78にはオーディオ操作が割り当てられる。そして、押下式スイッチ52又はタッチボタン78が単独で操作されたとき(ステップS5:YES)、その操作が押下式スイッチ52の操作の場合には(ステップS6:YES)、制御部70は、装置本体4の基本操作に応じる処理として、例えば電源投入や表示パネル装置10の開閉、ディスクイジェクト等の基本操作処理を実行する(ステップS7)。また押下式スイッチ52の操作でなくタッチボタン78の操作である場合には(ステップS6:NO)、制御部70は、上記オーディオ操作処理を実行する(ステップS8)。
また、車両が走行中でないときに(ステップS1:NO)、押下式スイッチ52及びタッチボタン78の操作が同時に検出されたときには(ステップS9:YES)、制御部70は、タッチボタン78の操作態様を判断して有効にする操作を決定する(ステップS10)。すなわち、タッチボタン78が短押し操作の場合、制御部70は、タッチボタン78の操作を有効、かつ押下式スイッチ52の操作を無効にし、結果として、上記オーディオ操作処理を実行する(ステップS11)。一方、タッチボタン78が長押し操作の場合、制御部70は、押下式スイッチ52の操作を有効、かつタッチボタン78の操作を無効にし、結果として、上記装置本体4の基本操作処理を実行する(ステップS12)。
以上説明したように本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、本実施形態では、表示パネル12を含む表示ユニット40の背後に、複数の押下操作式の操作子たる押下式スイッチ52を設け、表示パネル12の押下操作により、当該押下操作位置に対応した押下式スイッチ52を押下操作可能にする構成とした。
この構成により、従来、装置本体正面に設けていた操作子を、表示パネル12の背後に配置できるため、化粧板11の領域を狭くして表示パネル12の面積を大きく確保することができる。また化粧板11のデザインが操作子のレイアウトに制限されることがないためデザインの自由度が向上し意匠性の向上が図られる。
これに加え本実施形態では、表示パネル12を押下操作するだけで表示パネル12の背後の押下式スイッチ52を操作できるため、操作性が損なわれることがなく、また手探りでの操作が非常に容易になる。
特に、本実施形態では、表示パネル12の揺動支点の周囲に押下式スイッチ52を配置する構成としたため、押下操作位置に対応した押下式スイッチ52を選択的に押下操作でき、複数の押下式スイッチ52の中から所望のもののみを操作できる。
また、本実施形態では、表示ユニット40を電子基盤42に嵌合構造により揺動自在に結合する構成としたため、装置組み立て時において、電子基盤42に対する表示ユニット40の位置決めが容易となる。
また本実施形態では、タッチボタン78のタッチ操作がなされたときに押下式スイッチ52も押下操作されている場合、タッチ操作の操作態様(短押し/長押し)に基づいて、タッチボタン78のタッチ操作及び押下式スイッチ52の押下操作のいずれかのみを有効にする構成とした。
この構成により、ユーザーが意図せぬ操作が受け付けられることがなく、誤操作を確実に防止できる。
なお、タッチ操作の操作態様は、短押し/長押しに限定されるものではなく、例えばスライド操作/単押し操作といった操作態様であっても良い。
また本実施形態では、車両走行中にタッチボタン78へのタッチ操作を無効としつつ押下式スイッチ52の押下操作を有効にする構成とした。
この構成により、手探り操作時の誤操作を確実に防止できる。
特に、車両走行中には、タッチボタン78の操作対象であるオーディオ操作が押下式スイッチ52の操作対象として割り当てられる構成としたため、手探りでオーディオ操作を簡単に行うことができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、タッチボタン78のタッチ操作と押下式スイッチ52の押下操作の両方が同時に検出された場合、タッチ操作の操作態様に基づいて、タッチボタン78のタッチ操作及びの押下式スイッチ52の押下操作のいずれかのみを有効にすることで、誤操作を防止する構成とした。
これに対して、本実施形態では、車両のバックアップ(B/U)電源、アクセサリ(ACC)電源、及び装置本体4の装置電源のオン状態に基づいて、制御部70がタッチボタン78のタッチ操作及びの押下式スイッチ52の押下操作のいずれかのみを有効にすることで、誤操作を防止する構成としている。
図12は、電源状態と、押下式スイッチ52及びタッチボタン78の有効/無効状態を示す図である。なお、本実施形態の車載装置2の機能的構成は、第1実施形態の構成と同様であるため、図示及び説明を省略する。
同図に示すように、装置電源のみならずバックアップ電源及びアクセサリ電源がともにオフの場合、車載装置2を動かす電力源がないことから、押下式スイッチ52及びタッチボタン78は、必然的にいずれも無効となる。
これに対して、バックアップ電源のみがオンである場合、車載装置2を動かす電力源が存在する事から、押下式スイッチ52の操作を有効にして装置本体4を駆動することができる。しかしながら、バックアップ電源の電力の過度な消費は好ましくないため、本実施形態では、装置本体4の装置電源を投入する装置電源スイッチのみを無効のままとし、表示パネル装置10の開閉やディスクイジェクト等の他の基本操作のみを可能としている。
そして、アクセサリ電源がオンになった場合に、装置電源スイッチも含めて全ての押下式スイッチ52を有効にする。このとき、装置本体4の装置電源がオフの場合には、タッチボタン78は無効のままとされる。
そして、装置電源がオンになったときには、表示パネル12にタッチボタン78が表示されて有効になる。このとき、誤操作を防止するために、押下式スイッチ52は無効化される。この場合、押下式スイッチ52に割り当てられていた装置本体4に対する基本操作が操作不能になってしまうため、当該基本操作を割り当てたタッチボタン78、或いは、押下式スイッチ52を有効にしてタッチボタン78を無効にする旨を指示するためのタッチボタン78が表示パネル12に表示される。
このように、本実施形態によれば、車両のバックアップ電源、アクセサリ電源、及び装置本体4の装置電源のオン状態に基づいて、制御部70がタッチボタン78のタッチ操作及びの押下式スイッチ52の押下操作のいずれかのみを有効にする構成としたため、タッチボタン78及び押下式スイッチ52の操作が同時に検出されることがなく、誤操作を確実に防止することができる。
上述した第1実施形態および第2実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、車載装置2の一例としてオーディオ装置を例示したが、これに限らず、ナビゲーション装置やハンズフリー通話装置等の任意の車載装置に本発明を適用することができる。さらに、本発明の車載装置は、自動車や列車、飛行機、船舶等の任意の車両に搭載して実施することができる。
2 車載装置
4 装置本体
5 フロントパネル
10 表示パネル装置
11 化粧板
12 表示パネル
40 表示ユニット
42 電子基盤
48 タッチパネル
52 押下式スイッチ
54 受け座
54A 球状凹面
56 球状凸部
58 バネ構造体
70 制御部
72 操作部
74 表示部
76 車両走行検出部
78 タッチボタン
80 操作検出回路

Claims (5)

  1. 装置本体正面に表示パネルを備えた車載装置において、
    前記表示パネルの背後に、複数の押下操作式の操作子を設け、
    前記表示パネルの押下操作により、当該押下操作位置に対応した前記操作子を押下操作可能にしたことを特徴とする車載装置。
  2. 前記表示パネルに複数のタッチボタンを有するタッチパネルを設け、
    前記タッチボタンのタッチ操作がなされたときに前記押下操作式の操作子が押下操作された場合、前記タッチ操作の操作態様に基づいて、前記タッチボタンのタッチ操作及び前記押下操作式の操作子の押下操作のいずれかを有効にする制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記表示パネルに、前記押下操作式の操作子と同一の操作対象を操作する複数のタッチボタンを有するタッチパネルを設け、
    車両走行中には、前記タッチパネルのタッチボタンへのタッチ操作を無効としつつ前記押下操作式の操作子の押下操作を有効にする制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載装置。
  4. 前記制御手段は、前記タッチボタンの操作対象を前記押下操作式の操作子の操作対象に割り当てることを特徴とする請求項3に記載の車載装置。
  5. 前記表示パネルに複数のタッチボタンを有するタッチパネルを設け、
    車両のバックアップ電源、アクセサリ電源及び装置本体の電源のオン状態の組み合わせに基づいて、前記タッチボタンのタッチ操作及び前記押下操作式の操作子の押下操作のいずれかを有効にする制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
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