JP2001022364A - 自動移調装置を具備したカラオケ装置 - Google Patents

自動移調装置を具備したカラオケ装置

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JP2001022364A
JP2001022364A JP11194655A JP19465599A JP2001022364A JP 2001022364 A JP2001022364 A JP 2001022364A JP 11194655 A JP11194655 A JP 11194655A JP 19465599 A JP19465599 A JP 19465599A JP 2001022364 A JP2001022364 A JP 2001022364A
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karaoke
singing
melody
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Hidehito Kitamura
秀仁 北村
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Original Assignee
Taito Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プレイヤーの歌声に合わせ、伴奏曲を自動的に
移調できるようにする。 【解決手段】予め定められたアルゴリズムに従って、マ
イク5から入力される音声信号を音声分析回路30で周波
数解析し、音声信号中の基音を抽出して歌唱データを生
成し、比較回路31で歌唱データと、カラオケデータに
含まれ、伴奏データに対応して歌唱すべき旋律を示す旋
律データとを比較し、両者の音程の差異に基づき歌唱デ
ータに適した伴奏曲の調性を求め、その適した調性のデ
ータに基づき伴奏曲をシンセサイザー4で再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケデータに
基づき、所要のカラオケ用の伴奏曲を再生するカラオケ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのカラオケ装置には、伴奏曲の調性
を上げ下げするためのマニュアルの移調装置が設けられ
ており、プレイヤーの能力に合わせて、伴奏曲を移調さ
せることができる。このマニュアル移調装置は、プレイ
ヤー又は周囲にいるものが適当な当たりを付けて調性を
高め又は低めに設定するものであり、プレイヤーが唄い
出してから操作する必要がある場合も多く、歌唱に集中
できないという問題があった。
【0003】また、音域が広い歌の場合、プレイヤーに
よってはその一部が歌いにくくなるが、このような場合
には、オクターブ上げ下げして歌ったり、マニュアル移
調装置を操作して、旋律が発声しやすい音域になるよう
にしたりしなければならず、歌唱に集中できず、面倒で
あるという問題があった。また、面倒なことはせずに、
無理してそのまま歌いつづけると、調子が外れ、周囲の
者が不快な思いを強いられたり、声を張り上げて喉を壊
すことになるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するためになされたものであり、その目的は、プレ
イヤーの歌声に合わせて、伴奏曲を自動的に移調できる
ようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、カラオケ
装置に、予め定められたアルゴリズムに従って、マイク
から入力された音声信号中に含まれる歌唱データと、カ
ラオケデータに含まれ、歌唱すべき旋律を示す旋律デー
タとを比較し、歌唱データの音の高さと、対応する旋律
データの音の高さとが、所定の範囲内で重なるよう、再
生される伴奏曲を移調し得る自動移調装置を設けること
によって達成される。
【0006】具体的には、予め定められたアルゴリズム
に従って、音声分析回路で、マイクから入力される音声
信号を周波数解析して基音を抽出して歌唱データを生成
し、比較回路で歌唱データと旋律データとを比較し、そ
の差異に基づき、歌唱データに適した伴奏曲の調性を求
め、その適した調性のデータに基づき、伴奏曲を再生で
きるよう構成することによって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明を詳細に
説明する。図1は本発明にかかる自動移調装置を具備す
るカラオケ装置の主要構成を示す説明図である。図中、
1はCPU、2はカラオケデータメモリ、3は自動移調
装置、4はシンセサイザー、5はマイク、6はミキシン
グ回路、7はスピーカー、70は増幅回路、80はコン
トローラー、81はディスプレイドライバ、82は背景
画像発生器、83はディスプレイである。
【0008】CPU1は、カラオケ装置全体の作動を制
御するものである。カラオケデータメモリ2は、リクエ
スト可能なカラオケデータを保持し、このカラオケデー
タは、伴奏データ、旋律データ、画像データからなる。
伴奏データは、伴奏曲を再生するために用いられるデー
タである。旋律データは、伴奏データに対応して、その
曲の旋律、即ち、プレイヤーが歌唱すべきメロディーを
示すものである。
【0009】画像データは、ディスプレイドライバ81
を経由してディスプレイ83に表示されるものであり、
伴奏曲の進行と共に進行するテロップデータと、背景デ
ータとからなる。このうち、背景データは、背景画像発
生器82に送られ、背景画像発生器82で再生された画
像が、ディスプレイドライバ81でテロップと合成され
る。このカラオケデータメモリ2は、CPU1の指令に
基づき、コントローラー80によってリクエストされた
カラオケデータをCPU1に出力する。
【0010】自動移調装置3は、音声分析回路30と、
比較回路31とからなる。音声分析回路30には、音声
分析アルゴリズムが搭載されており、マイク5から音声
信号が入力される。マイク5から入力される音声信号中
には、プレイヤーの歌声の他、伴奏曲のデータも含まれ
ているので、音声分析回路30は、入力された音声信号
を周波数解析し、歌唱の基音を抽出し、抽出された基音
を歌唱データとして比較回路31に出力する。
【0011】比較回路31には、比較アルゴリズムが搭
載されており、音声分析回路30から歌唱データと、カ
ラオケデータメモリ2からCPU1を介してカラオケデ
ータ中の旋律データとが入力される。この比較回路31
は、入力された歌唱データと、その歌唱データに対応す
る部分の旋律データとの音程を常に、又は、定期的に比
較し、歌唱データと旋律データとの間に半音以上の音程
の開きがあるときには、旋律データを何音分上下させれ
ば歌唱データとの音程の差異が半音以内になるかを計算
し、得られた適正な調性のデータをCPU1に出力す
る。このとき、両者の音程がオクターブ以上離れている
ときには、オクターブ分は差し引いて計算するように構
成することが推奨される。
【0012】CPU1は、カラオケデータメモリ2から
出力されてくる伴奏データを、比較回路31から出力さ
れた調性のデータに基づいて移調してシンセサイザー4
に出力する。シンセサイザー4は、プレイヤーが歌いや
すい調性で出力されてくる伴奏データを再生し、そのオ
ーディオ信号を出力する。
【0013】ミキシング回路6は、音声分析回路30か
ら音声データを、シンセサイザー4からオーディオ信号
を入力し、これらを合成して増幅回路70で増幅してス
ピーカー7に出力する。スピーカー7は、増幅回路70
からの信号を入力し、所要の音を発するものである。
【0014】次に、上記実施例の作動状況を説明する。
プレイヤーがコントローラー80を操作してカラオケデ
ータメモリ2に保持されているカラオケデータをリクエ
ストすると、カラオケデータメモリ2からリクエストさ
れてたカラオケデータがCPU1に出力され、伴奏デー
タがシンセサイザー4に送出される。伴奏曲の前奏は、
予め設定されている基準の調性で始まる。
【0015】前奏中も、マイク5から音声分析回路30
にスピーカー7から発せられている伴奏音を主とする音
声データが入力されているが、音量が小さく、その中か
ら安定した基音を抽出することは困難であるので、歌唱
データが出力されることはない。また、前奏、間奏、後
奏中など、歌唱すべきではないときに、声や雑音などの
音声がマイク5から入力され、音声分析回路30で歌唱
データが生成され、比較回路31に出力されても、比較
回路31に旋律データが入力されていないので、比較で
きず、調性のデータが生成されることはない。
【0016】また、歌唱すべきときに沈黙していた場合
には、音声分析回路30から歌唱データの入力がないた
め、比較回路31で比較が行われることがなく、調性の
データが出力されることがなく、伴奏曲はそれまでと同
じ調性で再生し続けられるものである。歌唱すべき部分
の伴奏が始まり、ディスプレイ83に表示されているテ
ロップに合わせてプレイヤーがマイク5に向かって歌唱
を始めると、音声分析回路30は、マイク5から入力さ
れた音声信号から基音を抽出し、歌唱データを生成し、
それを比較回路31に出力する。
【0017】比較回路31には、歌唱すべき部分の伴奏
が始まると、CPU1を介して、カラオケデータメモリ
2から旋律データが曲の進行に合わせて順次入力される
が、マイク5から入力された音声信号が歌唱データとし
て比較回路31に出力されるまでの時間は一瞬であり、
マイク5に入力された歌声は、その入力とほぼ同時に比
較回路31に歌唱データとして入力されるので、比較回
路31は、同時に入力されてきた歌唱データと、旋律デ
ータの音程を常に、又は、所定間隔で比較し、両者に差
異があれば、適正な調性のデータを生成し、CPU1で
は、その調性のデータに基づいて伴奏データを移調して
シンセサイザー4に出力する。シンセサイザー4及び音
声分析回路30からの音声信号は、ミキシング回路6で
合成され、増幅回路70で増幅され、スピーカー7で再
生されるが、この再生された歌声と、伴奏曲は調和する
ようになる。
【0018】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば、半音よりも細かい又は大きな区
分で移調するようにしてもよく、また、マニュアルの移
調装置を設け、歌い始める前などに自由に所望の調性に
直せるようにしてもよい。また、カラオケデータをホス
トコンピューターに保持させ、通信回線網を介して所望
のカラオケデータをホストコンピューターから所定の端
末機にダウンロードさせるようにしてもよく、また、プ
レイヤーの要望に応じて旋律データもスピーカーから再
生するようにしてもよい。また、伴奏曲を再生する装置
は、シンセサイザーに限らず、カラオケ装置に利用でき
るものであればどのようなものであってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
本発明によるときは、伴奏が歌唱の音程に自動的に合わ
せてくれ、歌が調子外れになることがなくなり、プレイ
ヤーは歌うことだけに専念して気持ちよく歌いつづける
ことができ、まるで、プレイヤーの歌唱の高さに合わせ
て調性を変えてくれるギター、アコーディオン、ピアノ
などで伴奏されているような心地でカラオケを楽しむこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動移調装置を具備するカラオ
ケ装置の主要構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 カラオケデータメモリ 3 自動移調装置 30 音声分析回路 31 比較回路 4 シンセサイザー 5 マイク 6 ミキシング回路 7 スピーカー 70 増幅回路 80 コントローラー 81 ディスプレイドライバ 82 背景画像発生器 83 ディスプレイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレイヤーのリクエストに応じてカラオ
    ケデータを再生することにより、所要の伴奏曲を再生
    し、再生された伴奏曲に合わせてプレイヤーがマイクを
    用いて歌唱するカラオケ装置において、 カラオケデータが、伴奏データと共に、プレイヤーが歌
    唱すべき旋律を示す旋律データを有し、 予め定められたアルゴリズムに従って、マイク(5)か
    ら入力された音声信号中に含まれる歌唱データとカラオ
    ケデータ中の旋律データとを比較し、歌唱データの音の
    高さと、対応する旋律データの音の高さとが、所定の範
    囲内で重なるよう、再生される伴奏曲を移調し得る自動
    移調装置(3)を具備するカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 自動移調装置(3)が、予め定められた
    アルゴリズムに従って、 マイク(5)から入力される音声信号を周波数解析して
    基音を抽出して歌唱データを生成する音声分析回路(3
    0)と、 音声分析回路(30)から出力される歌唱データと、カ
    ラオケデータ中の旋律データの音程を比較し、その差異
    に基づき、歌唱データに適した伴奏曲の調性を求め、そ
    の調性データを出力する比較回路(31)と、 からなり、 比較回路(31)から出力された調性データに基づいた
    調性で伴奏曲を再生するよう構成した請求項1に記載の
    自動移調装置(3)を具備するカラオケ装置。
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