JP3494095B2 - 楽音要素抽出装置及び方法並びに記憶媒体 - Google Patents

楽音要素抽出装置及び方法並びに記憶媒体

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JP3494095B2 JP30956099A JP30956099A JP3494095B2 JP 3494095 B2 JP3494095 B2 JP 3494095B2 JP 30956099 A JP30956099 A JP 30956099A JP 30956099 A JP30956099 A JP 30956099A JP 3494095 B2 JP3494095 B2 JP 3494095B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクなどから
の入力音声に基づいてMIDIファイルなどを作成する
際に使用可能な楽音要素抽出装置及び方法並びに記憶媒
体に係り、特にマイクから音声を入力する際に、その周
囲で発生するノイズ等の影響を除去することのできる楽
音要素抽出装置及び方法並びに記憶媒体に関し、例えば
入力音信号に基づく楽音発生や楽音制御あるいは採譜処
理などに応用可能な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】入力音信号から音高や音の長さなどの楽
音要素を抽出する楽音要素抽出技術は従来から知られて
おり、例えばマイクからの入力音声に基づき採譜を行う
採譜再生装置においてその種の楽音要素抽出技術が利用
されている。従来の採譜再生装置は、音信号分析時にマ
イクからの入力音声のレベルに基づいてその入力レベル
のしきい値を設定していた。このような入力レベルのし
きい値はユーザの発音状態に基づいて設定されるもので
あり、使用に際してユーザ自身が適宜変更できるもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
楽音要素抽出技術においては、入力音声レベルは、ハー
ドウェア自体の性能や音声入力時の周囲の状況(雑音)
などに強く影響を受けるため、その時々で入力音声のレ
ベル設定を見直す必要があった。特に、マイクから入力
する雑音の中には、常時発生している自然発生的な雑音
のようなものもあれば、音信号分析時にユーザ自身が補
助的に故意に発生させるような、例えばメトロノーム音
やバック演奏音などのような通常の演奏音とは別個の支
援音などと言ったものがある。このような支援音は本来
分析の対象となるべきものではなく、分析時にはノイズ
と同様に無視されるべきものである。ところが、従来は
このような支援音を無視するための工夫をしておらず、
通常のノイズ対策処理しかしていなかったため、支援音
を発生しながら音信号分析を行った場合、入力音声なの
か支援音なのかの識別が困難となり、入力音自体の分析
が困難になってしまうという問題があった。
【0004】本発明は、音信号分析時にマイクから入力
音声以外のノイズや支援音が入力する場合でも入力音の
分析処理を確実に行うことのできる楽音要素抽出装置及
び方法並びに記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 請求項1に係る本発明
は、音信号を入力するマイク入力手段と、支援音を発音
する発音手段とを備え、前記発音手段により前記支援音
を発音させつつ前記マイク入力手段を介して楽音要素抽
出対象たる音信号を入力し、前記マイク入力手段を介し
てピックアップされた信号に基づき前記入力された音信
号の楽音要素を抽出する楽音要素抽出装置であって、
記発音手段によ支援音が発音されている状態で、前記
マイク入力手段を介してピックアップされた入力信号に
基づき、該マイク入力手段でピックアップされた入力信
号に含まれる前記支援音に応じたノイズ量を検出するノ
イズ量検出手段と、前記検出したノイズ量に基づいて、
前記マイク入力手段からの入力信号を分析する際に使用
されるレベルしきい値を設定する設定手段と、前記マイ
ク入力手段からの入力信号を前記レベルしきい値を用い
て分析し、該マイク入力手段を介して入力された前記楽
音要素抽出対象たる音信号における楽音要素を抽出する
抽出手段とを具備するものである。
【0006】例えば頭に浮かんだ任意のメロディ等をマ
イクで音声入力してその楽音要素を自動的に抽出させて
採譜処理等を行わせようとする場合、音声入力の際にメ
トロノーム音やバック演奏などを支援音として発生させ
ながら、これを行うケースがあり得る。また、マイク周
辺でノイズが発生する状況でかかる音声入力を行う場合
もあり得る。本発明によれば、典型的には所望の音信号
を積極的に入力しない状態で、マイク入力手段を介して
周辺環境ノイズや支援音などのノイズ量をピックアップ
し、このマイク入力手段でピックアップした入力信号に
基づき、ノイズ量検出手段で、これらの支援音や周辺環
境ノイズなどのノイズ量を検出する。設定手段は、検出
されたノイズ量に基づいて入力音信号の分析の際に使用
されるレベルしきい値を設定する。抽出手段では、検出
されたノイズ量に応じて設定されたレベルしきい値を用
いて、マイク入力手段から入力される所望の分析対象た
る入力音信号を分析し、その楽音要素を抽出する。これ
によって、マイク周辺のノイズの発生状況(支援音の発
音を含む)に応じて、入力音信号のレベルしきい値が設
定されるようになるので、ノイズ(支援音を含む)の影
響を排除した、入力音信号に忠実な楽音要素の抽出を行
うことができる。従って、この楽音要素抽出装置を用い
て例えば採譜処理を行うと、採譜の確度を上げることが
できる。
【0007】
【0008】 本発明の更に別の観点に従う楽音要素抽
出装置は、音信号を入力するマイク入力手段と、前記マ
イク入力手段から入力する音信号に基づいて楽音要素を
抽出する抽出手段と、前記マイク入力手段から入力する
音信号を分析する際に使用されるレベルしきい値を変更
するしきい値変更手段と、しきい値変更手段によって変
更されたレベルしきい値に基づいて音量を制御しながら
前記抽出手段によって抽出した楽音要素に基づく楽音を
発音する発音手段とを具備するものである。しきい値変
更手段は、マイク入力手段からの音信号に基づくノイズ
量(支援音を含む)に基づいてレベルしきい値を変更し
たり、ユーザが任意に設定したレベルしきい値に変更し
たりする。発音手段は、このレベルしいき値に基づいて
楽音要素抽出処理結果(例えば採譜結果)たる楽音の発
音時の発音音量を制御しながら発音処理を行う。例え
ば、マイク入力手段から音信号を入力する時のマイク周
辺のノイズが大きい場合、そのレベルしきい値も大きく
なるので、発音手段はその大きいレベルしきい値に基づ
いて大きな音量で楽音要素抽出処理結果(例えば採譜結
果)に相当する楽音を発音する。逆に、ノイズが小さい
場合には、小さな音で発音する。こうして、周辺のノイ
ズ環境に応じて楽音要素抽出処理(例えば採譜処理)時
の結果確認用楽音の音量が制御されることで、該楽音が
聴きとり易いものとなる。また、結果確認用の目的に限
らず、楽音要素抽出処理結果(例えば採譜結果)に相当
する楽音を再生発音する際に、分析条件を反映させた発
音制御を行うことができるので、性能が向上する。
【0009】なお、本発明に係る楽音要素抽出装置と
は、楽音要素抽出装置若しくは類似の名称で名付けられ
た単体の装置若しくは製品に限られないことは勿論であ
り、要するに、楽音要素抽出機能を具備しているもので
あれば、全体としてどのような製品形態をとっていても
よいことは言うまでもない。例えば、採譜再生装置ある
いは電子楽器等任意の製品形態をとっていても、本発明
に係る楽音要素抽出装置と同様の装置を製品部分に含む
場合は、その部分が楽音要素抽出装置に該当する。ま
た、本出願に係る明細書及び図面で開示されているすべ
ての発明は、装置発明として構成し実施することができ
るのみならず、方法発明として構成し実施することがで
きるし、また、コンピュータまたはDSP等のプロセッ
サのプログラムの形態で実施することもでき、そのよう
なプログラムを記憶した記録媒体の形態で実施すること
もできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明を採譜再生装置に適用した場合の実施の形態につ
き、詳細に説明する。図2はこの発明に係る採譜再生装
置として動作するパーソナルコンピュータのハード構成
ブロック図である。パーソナルコンピュータは、CPU
21によって制御される。CPU21にはデータ及びア
ドレスバス2Pを介してプログラムメモリ(ROM)2
2、ワーキングメモリ(RAM)23、外部記憶装置2
4、マウス検出回路25、通信インターフェイス27、
外部インターフェイス2A、マイクインターフェイス2
D、キーボード(K/B)検出回路2F、表示回路2
H、音源回路2J及び効果回路2Kが接続されている。
パーソナルコンピュータはこれ以外のハードウェアを有
する場合もあるが、ここでは、必要最小限の資源を用い
た場合について説明する。
【0011】CPU21はプログラムメモリ22及びワ
ーキングメモリ23内の各種プログラムや各種データ、
及び外部記憶装置24から取り込んだ楽曲情報に基づい
た処理を行う。この実施の形態では、外部記憶装置24
としては、フロッピーディスクドライブ、ハードディス
クドライブ、CD−ROMドライブ、光磁気ディスク
(MO)ドライブ、ZIPドライブ、PDドライブ、D
VDなどが用いられる。また、外部インターフェイス2
A及び音源回路2Jを介して他の外部機器(例えばMI
DI機器)2Bなどから楽曲情報などを取り込んでもよ
い。CPU21は、このような外部記憶装置24から取
り込まれた楽曲情報を音源回路2Jに供給し、外部のサ
ウンドシステム2Lを用いて発音する。
【0012】プログラムメモリ22はCPU21のシス
テム関連のプログラム、各種のパラメータやデータなど
を記憶しているものであり、リードオンリメモリ(RO
M)で構成されている。ワーキングメモリ23はCPU
21がプログラムを実行する際に発生する各種のデータ
を一時的に記憶するものであり、ランダムアクセスメモ
リ(RAM)の所定のアドレス領域がそれぞれ割り当て
られ、レジスタやフラグ等として利用される。また、前
記ROM22に動作プログラム、各種データなどを記憶
させる代わりに、CD−ROMドライブ等の外部記憶装
置24に各種データ及び任意の動作プログラムを記憶し
ていてもよい。外部記憶装置24に記憶されている動作
プログラムや各種データは、RAM23等に転送記憶さ
せることができる。これにより、動作プログラムの新規
のインストールやバージョンアップを容易に行うことが
できる。
【0013】なお、通信インターフェイス27を介して
LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネッ
ト、電話回線などの種々の通信ネットワーク28上に接
続可能とし、他のサーバコンピュータ(図示せず)との
間でデータ(データ付き楽曲情報等)のやりとりを行う
ようにしてもよい。これにより、サーバコンピュータか
ら動作プログラムや各種データをダウンロードすること
もできる。この場合、クライアントとなるパーソナルコ
ンピュータから、通信インターフェイス27及び通信ネ
ットワーク28を介してサーバコンピュータ29に動作
プログラムや各種データのダウンロードを要求するコマ
ンドを送信する。サーバコンピュータ29は、このコマ
ンドに応じて、所定の動作プログラムやデータなどを、
通信ネットワーク28を介して他のパーソナルコンピュ
ータに送信したりする。パーソナルコンピュータでは、
通信インターフェイス27を介してこれらの動作プログ
ラムやデータなどを受信して、RAM23等に格納す
る。これによって、動作プログラム及び各種データなど
のダウンロードが完了する。
【0014】なお、本発明は、本発明に対応する動作プ
ログラムや各種データをインストールした市販の電子楽
器等によって、実施させるようにしてもよい。その場合
には、本発明に対応する動作プログラムや各種データな
どを、CD−ROMやフロッピーディスク等の、電子楽
器が読み込むことができる記憶媒体に記憶させた状態
で、ユーザーに提供すればよい。
【0015】マウス26からの入力信号はマウス検出回
路25によって位置情報に変換され、データ及びアドレ
スバス2Pに供給される。マイク2Cは、音声信号や楽
器音を電圧信号に変換して、マイクインターフェイス2
Dに出力する。マイクインターフェイス2Dは、マイク
2Cからのアナログの電圧信号をディジタル信号に変換
してデータ及びアドレスバス2Pを介してCPU21に
出力する。キーボード(K/B)2Eは文字情報などを
入力するための複数の鍵やファンクションキーなどの鍵
を備えており、各鍵に対応したキースイッチを有してい
る。キーボード検出回路2Fはキーボード2Cのそれぞ
れの鍵に対応して設けられたキースイッチ回路を含むも
のであり、押鍵された鍵に対応したキーイベントを出力
する。なお、これらのハード的なスイッチの他には、デ
ィスプレ2Gに各種のスイッチをボタン形式で表示し、
それをマウス26でソフト的に選択できるようにしたも
のでもよい。表示回路2Hはディスプレイ2Gの表示内
容を制御するものである。ディスプレイ2Gは液晶表示
パネル(LCD)等から構成され、表示回路2Hによっ
てその表示動作を制御される。
【0016】音源回路2Jは、複数チャンネルで楽音信
号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス2
P、外部インターフェイス2Aを経由して与えられた楽
曲情報(MIDIファイル)を入力し、この情報に基づ
き楽音信号を発生する。音源回路2Jにおいて複数チャ
ンネルで楽音信号を同時に発音させる構成としては、1
つの回路を時分割で使用することによって複数の発音チ
ャンネルを形成するようなものや、1つの発音チャンネ
ルが1つの回路で構成されるような形式のものであって
もよい。また、音源回路2Jにおける楽音信号発生方式
はいかなるものを用いてもよい。音源回路2Jから出力
される楽音信号はアンプ及びスピーカからなるサウンド
システム2Lによって発音される。なお、音源回路2J
とサウンドシステム2Lとの間に楽音信号に種々の効果
を付与する効果回路2Kが設けられている。なお、音源
回路2J自体が効果回路を含んでいてもよい。タイマ2
Nは時間間隔を計数したり、楽曲情報の再生時のテンポ
を設定したりするためのテンポクロックパルスを発生す
るものである。このテンポクロックパルスの周波数はテ
ンポスイッチ(図示していない)によって調整される。
タイマ2NからのテンポクロックパルスはCPU21に
対してインタラプト命令として与えられ、CPU21は
インタラプト処理により自動演奏時における各種の処理
を実行する。
【0017】図2のパーソナルコンピュータが採譜再生
装置として動作する場合の一実施の形態について図1、
図3〜図10を用いて説明する。図3はパーソナルコン
ピュータが採譜再生装置として動作する際のメインフロ
ーを示す図である。CPU21はこのメインフローに従
って動作する。以下、順番にこのメインフローの動作に
ついて説明する。
【0018】まず、最初のステップで初期設定処理を行
う。初期設定処理では、図2のワーキングメモリ23内
の各レジスタ及びフラグなどに対して所定の初期値を設
定する。初期設定処理終了後は、パネル設定処理、演奏
入力処理及び演奏処理が順番に実行される。パネル設定
処理では、ディスプレイ2G上に表示された各種操作子
の操作状態に対応した処理を行う。演奏入力処理では、
ユーザがマイク2Cを使って音声の入力を行う処理であ
る。演奏処理では、演奏モードが採譜モードなのか再生
モードなのかに応じた処理を行う。
【0019】パネル設定処理は、図4に示すように試験
モードの選択処理、採譜モードの選択処理、演奏モード
の選択処理、機器駆動の選択処理、並びにその他の選択
処理から構成される。図1は、試験モードの選択処理の
詳細の前半部を示す図である。試験モードの選択処理で
は、まず、ディスプレイ2G上で試験モードボタンが操
作されたかどうか、すなわち試験モードが選択されたか
どうかの判定を行う。試験モードが選択された場合は、
各試験モードの各種設定に関する処理を行う。選択され
なかった場合は直ちにリターンして、採譜モードの選択
処理を実行する。
【0020】試験モードの各種設定に関する処理として
は、レベル調整の選択処理、音色試し指定処理、リアル
タイムデモ演奏を選択若しくは指示する処理、オクター
ブシフトの変更処理、その他の指定処理があり、それぞ
れの処理の段階でその設定が選択されたか否かの判定が
行われる。これらの設定若しくは選択若しくは指示はデ
ィスプレイ2G上で表示された操作パネルのボタン若し
くは操作子をユーザーが操作することによって行われ
る。あるいは自動的に設定若しくは選択若しくは指示が
なされるようになっていてもよい。
【0021】レベル調整の選択処理であると判定された
場合には、それが自動設定モードなのか否かの判定を行
う。ここで自動設定モードとは、マイクで周辺雑音及び
/又は演奏支援音をピックアップしてこれをノイズとし
て検出し、検出したマイクからの入力雑音又は演奏支援
音に応じたノイズ量にもとづき、採譜モードの各処理に
おけるしきい値を自動的に設定するモードである。自動
設定モードの場合はさらに補助モードなのか否かの判定
を行う。自動設定モードでない場合には、しきい値設定
スイッチがハイポジションなのか否かの判定を行い、ハ
イポジションの場合にはしきい値としてハイポジション
用しきい値aHを、ローポジションの場合にはローポジ
ション用しきい値aLをそれぞれピッチ検出用のレベル
しきい値として設定する。(なお、ピッチ検出用のレベ
ルしきい値とは、例えば入力音信号のうち有効な音が存
在する区間を検出するためのレベルしきい値のことであ
り、こうして検出された有効な音が存在する区間を対象
にしてピッチ検出処理を行う。)自動設定モードであり
かつ補助モードの場合は、任意の若しくはユーザによっ
て選択された適宜の支援音(メトロノーム音又はバック
演奏音)を発生してこれをサウンドシステム2Lのスピ
ーカから出力しながら、マイク2Cからの入力音信号の
録音を約5秒間行う。補助モードが選択されていない場
合は、上記支援音を発生することなく、マイク2Cから
の入力音信号の録音を約5秒間行うだけである。ここで
補助モードとは、後述する演奏入力時にユーザがマイク
2Cで音声入力する(採譜したい所望のメロディを口づ
さむ)際に、その演奏支援音(補助音)としてメトロノ
ーム音やバック演奏などを発音させながら、演奏入力を
行うモードである。従って、補助モードが選択されてい
ない場合には演奏支援音の発生は行わずにマイク2Cか
らの入力音信号の録音を行う。なお、原則的には、自動
設定モードにおいては、補助モード又は非補助モードを
問わず、ユーザーによるマイク2Cに向かっての積極的
な音声発生は行わず、補助モードにあっては演奏支援音
(補助音)のみの発生を行いつつマイク2Cからの入力
信号の録音を行い、非補助モードにあってはそのような
演奏支援音(補助音)の発生を行わずにマイク2Cから
の入力信号の録音を行うものとする。従って、補助モー
ドに従う自動設定モードにおいては、主に演奏支援音が
(周辺環境ノイズも含むことになるが)マイク2Cでピ
ックアップされて録音される。また、非補助モードに従
う自動設定モードにおいては、主に周辺環境ノイズのみ
がマイク2Cでピックアップされて録音されることにな
る。なお、演奏支援音(補助音)は、図2に示す採譜再
生装置で発生する態様に限らず、その他適宜の態様(例
えば他の装置又は楽器あるいはメトロノーム等で発生す
る、あるいはユーザのマニュアル操作又は足踏み動作で
発生するなど)で発生するようにしてもよいのは勿論で
ある。
【0022】補助モード又は非補助モードに従う自動設
定モードにおけるマイク2Cからの入力信号の録音が終
了したら、その録音された音信号の絶対値の最大値をノ
イズ量として検出する。すなわち、この実施の形態で
は、通常のノイズ(周辺環境から発される不所望のノイ
ズ)のみならず演奏支援音もノイズ信号とみなして、ノ
イズ量の検出を予め行う。この場合、ノイズ量の検出の
仕方は任意の手法を用いてよい。例えば、このノイズ量
を次のようにして検出してもよい。まず、0から327
67までの音声信号のレベル範囲を0〜99、100〜
199、200〜299、・・・のように100毎に分
割する。さらに、録音されたオーディオデータを例えば
1秒毎の単位時間区間に分割する。このオーディオデー
タは約5秒間に渡って録音されているので、各単位時間
区間における最大値を検出し、それが前述の0〜99、
100〜199、200〜299、・・・のどのレベル
範囲に属するかを検出し、それを全単位時間区間に渡っ
て統計をとる(例えば該当するレベル範囲毎にカウント
する)。その統計の中で一番カウント値の大きい(頻度
の高い)レベル範囲を抽出し、そのレベル範囲内におけ
る音声信号の絶対値の最大値、中心値、最低値、又は平
均値のいずれかをノイズ量として検出するようにしても
よい。
【0023】例えば、録音した5秒間のオーディオデー
タ中の各単位時間区間における最大レベル値が180,
205,210,245,315であった場合、100
〜199が1ポイント、200〜299が3ポイント、
300〜399が1ポイントとなる。カウント数が多い
のは3ポイントの200〜299の範囲である。従っ
て、この中の最大値245、中心値210、最低値20
5、又は3つの値の平均値220のいずれか一つをノイ
ズ量として検出するようにしてよい。あるいは、200
〜299の最大値299、最低値200、中心値250
のいずれか一つをノイズ量として検出するようにしても
よい。このように、最大レベルの集中した一定幅のレベ
ル範囲を基準にして、ノイズ量を決定することによっ
て、適切なノイズ量を検出することができる。すなわ
ち、例えば録音した5秒間のオーディオデータ中のただ
1つの最大レベルをノイズ量として検出したとすると、
ノイズによっては突発的なノイズが存在するので、その
ような突発的なノイズによる比較的高いレベルをノイズ
量として検出してしまい、不適切な誤差をもたらすこと
になる。しかし、上記実施例のように複数の時間区間に
おけるノイズレベルを統計的に処理する手法によってノ
イズ量の検出を行うようにすれば、そのような突発的な
ノイズによる不適切なノイズ量の検出を回避することが
できる。
【0024】次に、このようにして検出されたノイズ量
の値が採譜環境における適正範囲内のものであるかどう
かの判定を行う。すなわち、ノイズ量があまりにも大き
すぎて、実際の音声信号の検出に困難を及ぼすような場
合には、そのノイズ量は適正範囲内のものでないと判断
される。従って、ノイズ量が適正範囲ないのものでない
(NO)場合には、例えば『ノイズ量が大きいので検出
感度が落ちる』又は/及び『ノイズ量が大きいので部屋
を静かにするように』などの警告文をディスプレイ2G
上に表示する。ノイズ量が適正範囲内である(YES)
場合は、その値に応じて採譜モード時の各処理における
しきい値aを決定する。しきい値aは音声解析時のピッ
チ検出処理に用いられる入力音声レベルに関するしきい
値である。ここで、しきい値aは、検出されたノイズ量
に所定の一定値を加算した値を用いてもよいし、ノイズ
量に所定比率を乗じた値を用いてもよい。
【0025】以上から明らかなように、上述した自動設
定モードにおける5秒間のマイク録音中においては、ユ
ーザがマイク2Cに向かって不要な音声を発しないよう
にすることが、正確なノイズ量検出のために望ましい。
しかし、勿論、この場合のマイク2C入力の最中に、絶
対にユーザが音声を発してはいけないというわけではな
く、ユーザが音声を発しない方がノイズ量(演奏支援音
と周辺環境ノイズの大きさ)の検出が楽に行えるので利
点が大である、という趣旨である。例えば、多少のユー
ザ音声がマイク2Cからの入力信号中に含まれた場合に
これを除去するために、必要とあらば、簡易な人声フォ
ルマント分析若しくは人声帯域判定等を行い、明らかに
ユーザ音声と推量される部分はカットする若しくはノイ
ズ量の検出対象外とする等の措置をとることで、この自
動設定モードにおけるマイク録音中にユーザ音声が混入
したとしてもそれを無視できるように対処することも可
能である。
【0026】図1において自動設定モードに入る前の
「レベル調整選択あり?」の判定ステップの説明に戻る
と、ここでレベル調整の選択処理ではないと判断された
場合には、図5に行き、音色試し指定ありか否かの判定
を行う。音色試し指定ありの場合はリアルタイムデモ演
奏の指定ありか否かの判定を行う。リアルタイムデモ演
奏指定ありの場合は、マイク2Cを介してリアルタイム
で任意の旋律の音声入力を行い、例えばその5秒間分の
入力音声信号についての採譜処理を行い、この入力音声
を指定された音色に対応した楽音に変換してデモ演奏を
行う。この場合のデモ演奏処理においては、約5秒間の
採譜結果に応じた各楽音生成とそのデモ演奏発音処理を
行う。この場合のデモ演奏発音処理は、ユーザの音声入
力に合わせて後述のような図9の音声解析処理を行い
(採譜を行い)、リアルタイムの解析結果(採譜結果)
に応じて図10の楽音出力処理をリアルタイムで実行す
ることからなる。すなわち入力された音声からピッチや
発音区間など解析され、その解析結果に応じた楽音(例
えば解析に応じて所要の音階ノートピッチに丸められか
つ発音オン・オフ時間が整備された楽音)がリアルタイ
ムで発音される。なお、ここでは、単にマイク入力音声
を音声解析して採譜し、採譜したフレーズを指定の音色
で即座に発音処理するだけであって、自動演奏進行処理
は行わない。すなわち、自動演奏における発音タイミン
グ制御は行われず、発音タイミングは入力音声から抽出
された発音オン・オフ区間に対応してリアルタイムで制
御される。また、採譜したデータの記録保存やその修正
(編集)などといった二次的処理も行わなくてよい。た
だし、上記のように発生楽音の音色は任意に指定可能で
あり、また、後述するようにオクターブシフト(あるい
はピッチシフト)制御によって音域を任意に変更して楽
音発生させることも可能である。本明細書中ではこのよ
うに入力音の楽音要素抽出結果(採譜結果)に基づく楽
音をリアルタイムに即座に発生する演奏のことをリアル
タイムデモ演奏ということにする。
【0027】リアルタイムデモ演奏の指定がなされてい
ない場合は、楽器種類別(ピアノ系、ギター系など)毎
に異なる若しくは適切なフレーズ(デモ演奏用の演奏デ
ータ)で用意されたデモ演奏用のフレーズデータ(自動
演奏データ)を使用して、指定されている音色に対応し
たデモ演奏用のフレーズを選択して再生し、これを発音
することでデモ演奏処理を行う。なお、この場合の既存
データに基づく演奏処理(通常デモ演奏処理)も上述と
同様に約5秒間である。なお、この通常デモ演奏処理に
あっては、自動演奏進行処理を行い、自動演奏フレーズ
データに従って発音タイミング制御しながらデモ演奏を
行う。なお、デモ演奏用の既存の演奏データは、デモ演
奏専用の見本のデータであってもよいが、ユーザが以前
に音声入力した採譜済みのフレーズデータ(記憶手段に
記憶されたもの)を用いたり、あるいはユーザーが随時
利用可能なプリセットされている自動演奏フレーズデー
タがあればそれを用いてもよい。
【0028】上記指定された音色は、ユーザーによって
任意に設定変更可能(つまり指定可能)である。このよ
うに指定された音色に対応した楽音でリアルタイムデモ
演奏又は通常デモ演奏処理を行うことによって、本格的
な採譜処理を開始する前に該採譜処理のためにユーザが
指定した音色が希望通りの音色であるのかの確認や、採
譜処理が的確に行われるかどうかの試聴確認などを容易
に行うことができるようになる。
【0029】このような指定音色試聴機能の一つの利点
は、採譜済みの楽譜化された(例えばMIDI化され
た)フレーズデータに対応する楽音信号を形成する音源
のタイプには色々なものがあり、本発明に係る楽音要素
抽出装置若しくはプログラムで抽出した楽音要素に基づ
く楽音信号、若しくはかかる楽音要素抽出装置若しくは
プログラムを含む採譜装置若しくはプログラムで採譜し
たデータに基づく楽音信号は、どのようなタイプの音源
を使用しても形成可能であることから、実施時において
使用されるかもしれない音源のタイプが千差万別であ
り、同じ名称の音色(例えば、ピアノ、ベース、フルー
ト等の楽器名称の音色)であっても、音源の相違によっ
ては音質が異なるものがあるので、そのような音質の確
認(音色毎の音質の確認)に役立つ、ということであ
る。
【0030】指定音色試聴機能の別の利点は、これによ
って、ユーザーが指定した音色が実際の演奏メロディと
の関係でどのような印象となるのかの確認を容易に行う
ことができることである。例えば、リアルタイムデモ演
奏の場合は、ユーザーにより音声入力して採譜しようと
する所望の曲フレーズとの関係でその指定音色がマッチ
しているかが即座に確認できる。また、通常のデモ演奏
の場合は、好適な既存フレーズとの関係で指定音色の確
認を行うことができるので、その音色の特徴を即座に理
解し易い。また、指定音色確認の目的以外にもこの機能
は有用である。例えば、この指定音色を固定(半固定)
しておいて、リアルタイムデモ演奏のモードで、種々の
態様のメロディーフレーズをユーザー音声で入力し、こ
れらのメロディーフレーズ同士を聴き比べる、といった
使い方ができる。その場合は、音色が一定しているた
め、ユーザー音声入力した各メロディーフレーズ同士の
比較がし易い、という利点をもたらす。また、共通の指
定音色でリアルタイムデモ演奏と通常のデモ演奏とを順
に行うことで、同一音色であることにより既存フレーズ
とユーザー入力フレーズとの比較がし易くなり、ユーザ
ー入力フレーズの評価がし易くなる。
【0031】なお、上記リアルタイムデモ演奏は、指定
音色確認の目的のみならず、ユーザーの音声入力に応じ
た楽音要素抽出結果あるいは採譜結果に基づく楽音フレ
ーズを即座に聴いて確認する目的でも有利に使用するこ
とができる。例えば、採譜処理におけるピッチ検出処理
においては、入力音声から検出したピッチを最近傍のノ
ートピッチに丸める処理を行うことで、最もふさわしい
ノートピッチを抽出するようにしているが、このピッチ
丸め処理がうまくいかない場合は、ユーザーが1音(1
ノートピッチ)で音声入力したつもりのものが2音(2
ノートピッチ)として抽出されてしまったり、逆に2音
(2ノートピッチ)で音声入力したつもりのものが1音
(1ノートピッチ)として抽出されてしまったりする、
といったことが起こりうる。そのような場合に、ユーザ
ーの音声入力の仕方を変えたり、分析用パラメータを変
更したりして適切な調整を可能にするために、上記リア
ルタイムデモ演奏で即座に楽音要素抽出結果あるいは採
譜結果に基づく楽音フレーズを発音して聴いて確認でき
るようにすることは極めて有利である。なお、その場
合、任意の音色指定を行わずに、所定の音色でリアルタ
イムデモ演奏を行うように実施例を変形してもよく、ま
た、リアルタイムデモ演奏と通常デモ演奏のどちらかを
選択する構成とせずにリアルタイムデモ演奏のみの選択
を行う構成(つまり通常デモ演奏は行わない)とするよ
うに実施例を変形してもよい。そのような変形を実施す
る場合は、図5の「音色試し指定あり」の判定ステップ
を「リアルタイムデモ演奏」の判定ステップに変更し、
また、「リアルタイムデモ演奏」がNOのときに通常の
デモ演奏を行うステップを削除すればよい。
【0032】なお、上記リアルタイムデモ演奏の変形と
して、リアルタイムでマイク入力された音信号をバッフ
ァ記憶し、バッファ記憶された音信号を読み出して採譜
処理を行い、こうして採譜された楽音を指定音色で発音
するようにしてもよい。その場合、音信号のマイク入力
時点と採譜された楽音を発音する時点で多少のずれが出
てもよい。また、リアルタイムデモ演奏のために採譜し
たデータを記憶しておき、これを再生演奏するように実
施形態を変形することも可能である。
【0033】図5の「音色試し指定」の判定ステップの
説明に戻ると、音色試し指定なしと判定された場合に
は、オクターブシフトの変更ありか否かの判定を行う。
採譜処理に際して所望の音色の指定を行ったとき、又は
スイッチ操作によるオクターブシフト量設定が行われた
ときに、ここでオクターブシフト変更あり(YES)と
判定される。オクターブシフト変更ありの場合は音色対
応指定ありか否かの判定を行う。音色対応指定とは、指
定された音色に対応して予め定められたオクターブシフ
ト量に設定することである。よって、「音色対応指定あ
り」の判定がYESの場合はその指定された音色に対応
して予め定められているシフト量を選択設定する。その
場合、採譜処理におけるピッチ検出の対象とする音声信
号を特定する(ノイズと区別する)ために、音声入力す
るユーザの声質を客観的に推測するための設定項目が設
けられており(この設定はマニュアル設定でもよいし、
自動的に判別して設定してもよい)、その設定項目で設
定されたユーザ性別(男又は女)や声質(高い、普通、
低い)等の情報をも用いて、ユーザが指定した音色(つ
まり入力音声を基に生成する楽音出力の音色)に対応す
るオクターブシフト量を、所定のテーブル等を参照して
若しくは所定の演算アルゴリズム等を用いて、決定若し
くは算出若しくは設定する。例えば、性別:女性/声
質:高いという人がベースの音色で採譜する場合、実際
に検出された音域よりも所定音程だけ低い音域に変換し
て(例えば2オクターブ低くする)採譜処理がなされる
ようにオクターブシフト制御を行い、あるいは、性別:
男性/声質:普通という人がベースの音色で採譜する場
合も、実際に検出された音域よりも上記とは異なる所定
音程だけ低い音域に変換して(例えば1オクターブ低く
する)採譜処理がなされるようにオクターブシフト制御
を行う。
【0034】なお、採譜のピッチ検出のための音声信号
を特定(ノイズとの区別)するために、実際(本番)の
採譜処理の前に試験的に入力するユーザが実際に音声
(歌う音程に合わせた音声)を入力し、入力された音声
の周波数帯域を検出し、その検出した結果を基にしてユ
ーザが発声(歌う)と考えられる音域を定め、ピッチ検
出を行う処理の幅を限定して(すなわち、入力音フィル
タ値bの検出を行い、このフィルタ値bに基づいて帯域
限定する)、信号処理の負荷軽減させる処理をも行う
が、そこで検出した結果をまた別の音色との対応性を考
慮したユーザ発声音域と音色毎に考慮した適正音域とを
比較して、所定のシフト量設定テーブルを参照してシフ
ト量を決定するとよい。例えば、低い声しかでない(検
出された結果がそうである)ユーザがピアノの音色で楽
音化したいと考えたときは、実際に検出された音程より
も高い音階に決定(1オクターブ高くする等)する。な
お、予めユーザの音域を検出し、ユーザの音域と、指定
された音色の音域とか一致するかどうかに基づいてオク
ターブシフト量を設定してもよいし、両者の音域が一致
している場合でも、それを任意にシフトしてもよいこと
はいうまでもない。
【0035】図5で、「音色対応指定あり」の判定がN
Oの場合は、指定音色に依存しないオクターブシフト値
の設定処理を行う。例えばユーザが設定した任意のシフ
ト量(1オクターブ又は2オクターブなどの具体的な
値)に応じてオクターブシフト値を決定する。あるい
は、ユーザーの入力音声を解析し、そのユーザー音域に
応じてオクターブシフト値を決定するようにしてもよ
い。あるいは、ユーザーの入力音声を解析してそのユー
ザー音域に応じた第1のオクターブシフト値を定め、か
つ、ユーザーによって設定入力された所望の第2のオク
ターブシフト値を考慮し、両者の組み合わせで最終的な
オクターブシフト量を決定するようにしてもよい。な
お、以上のようにして決定若しくは設定されたオクター
ブシフト量をcで示す。このように決定若しくは設定さ
れたオクターブシフト量に応じて入力音声信号から検出
したピッチの音域を変更し、こうして音域変更されたピ
ッチを対象にして最終的なピッチ決定処理若しくは音階
決定処理が行われる。なお、このオクターブシフト処理
においては、ピッチシフト量はオクターブ単位に限ら
ず、オクターブよりも細かい範囲でシフトを設定若しく
は決定してもよい。
【0036】一方、図5で、「オクターブシフトの変更
あり」の判定がNOの場合は、「その他の指定あり」か
どうかの判定を行う。「その他の指定あり」の場合はそ
の指定に従い所要の処理を実行する。
【0037】勿論、上記のオクターブシフト機能と上記
の「音色試聴機能」あるいは「リアルタイムデモ演奏」
機能を組み合わせて実施することができる。例えば、音
声入力に先立って、まず所望の音色(例えば「ベース」
音色)を指定し、これに応じて図5の「オクターブシフ
トの変更あり」の判定でYESと判定されたとする。こ
れによって、この指定された音色が(例えば「ベース」
音色)に応じたオクターブシフト量が決定される。次
に、「音色試聴」機能を選択すると、図5の「音色試し
指定あり」の判定でYESと判定され、かつ、「リアル
タイムデモ演奏」機能を選択する、図5の「リアルタイ
ムデモ演奏」の判定でYESと判定され、「リアルタイ
ムデモ演奏」が実行される。すなわち、入力音声の音域
を決定されたシフト量だけシフトして採譜処理が行わ
れ、採譜したフレーズの楽音が指定されたベース音色で
リアルタイムに発音される。
【0038】図6は、図4の採譜モードの選択処理の詳
細を示す図である。採譜モードの選択処理では、まず、
ディスプレイ2G上の採譜モードボタンが操作されたか
どうか、すなわち採譜モードが選択されたかどうかの判
定を行う。採譜モードが選択された場合は各採譜モード
の設定に関する処理を行い、選択なしの場合は直ちにリ
ターンして、次の演奏モードの選択処理を実行する。
【0039】採譜モードの選択設定に関する処理として
は、補助モード使用有無の変更、音色変更、波形記録に
関する変更、その他の変更に関するスイッチ操作があっ
たか否かに応じて処理が行われる。まず、補助モード使
用有無の変更ありと判定された場合には、その補助モー
ドによって設定されるのがメトロノーム音の設定に関す
るものなのかどうかの判定を行う。すなわち、補助モー
ドにおいて音声入力と同時に発音されるものがメトロノ
ーム音なのかバック演奏なのかの判定を行う。メトロノ
ーム音の設定に関するものであると判断された場合はそ
のメトロノーム音の発音テンポ、音量等の各種設定を行
う。なお、メトロノーム音の音量が変更された場合、採
譜入力音声のレベルしきい値が変更することもある。メ
トロノーム音の設定に関するものではないと判断された
場合には、演奏支援音としてバック演奏を行うことを意
味するので、ここでは、バック演奏を自動演奏するため
にコードパターンに関する各種の設定を行う。なお、コ
ードパターンの設定処理でも同様にコードパターン演奏
時の音量を設定することができるので、この場合にもそ
の変更されたコードパターンの音量に応じて採譜入力音
声のしきい値が変更することもある。補助モード使用の
有無変更なしの場合は、音色変更ありかどうかの判定を
行う。変更ありの場合は指定のあった音色に変更する。
すなわち、ユーザは採譜された結果の音色として所望の
音色をスイッチ入力又はデータ入力等で任意に設定す
る。また、その他の変更ありの場合は指定の有ったもの
の変更処理を行う。
【0040】波形記録に関する変更ありの場合は、それ
が採譜記録時間の変更かどうかの判定を行う。記録時間
の変更の場合は指定された時間分だけRAM23内のメ
モリ領域を確保する。この採譜記録時間に応じてメモリ
領域を確保することによって、ユーザに予めどのくらい
の時間(何秒くらい)演奏を行うのかを設定させること
ができる。また、これによってメモリ領域の確保を行う
必要がないので、プログラムの負荷を軽減できる。これ
はメモリ領域を可変可能とすることによって、メモリ確
保に時間を取られ、リアルタイム処理に向かなくなると
いう欠点があるからである。従って、このように予めメ
モリ領域を確保しておくことによって負担を減らすこと
ができる。なお、演奏入力の際に確保されたメモリ領域
の残量をメータ表示することによってあとどのくらいの
録音ができるのかが一目瞭然で分かるというメリットも
ある。採譜記録時間の変更でない場合は、波形記録有無
の変更かどうかの判定を行う。波形記録有りの場合は、
波形記録モードの変更を行う。波形記録モードには、採
譜しながら波形を記録するモードと、採譜しながら波形
を記録しておかないモードの2種類があるので、それら
を交互に変更設定することができるようになっている。
【0041】図7は、演奏モードの選択処理の詳細を示
す図である。演奏モードの選択処理では、まず、ディス
プレイ2G上の演奏モードの選択ボタンが操作されたか
どうか、すなわち再生状態の変更指示ありかどうかの判
定を行い、指示ありの場合は各演奏モードの変更に関す
る処理を行い、指示なしの場合はリターンして、次の機
器駆動の選択処理を実行する。演奏モードの変更に関す
る処理としては、再生音量の変更、音色の変更、速度
(テンポ)の変更、その他の変更に関するスイッチ操作
があったか否かに応じて処理が行われる。まず、再生音
量の変更ありと判定された場合には音量の変更処理を行
う。音色の変更ありと判定された場合は音色の変更処理
を行う。速度(テンポ)の変更ありと判定された場合は
テンポの変更処理を行う。その他の変更ありと判定され
た場合は、その指示内容に応じた変更処理を行う。
【0042】図8は、機器駆動の選択処理の詳細を示す
図である。機器駆動の選択処理では、ディスプレイ2G
上の採譜開始指示ボタン、再生開始指示ボタン、停止指
示ボタン、その他の指示ボタンが操作されたかどうかの
判定を行い、その判定結果に応じた処理を行う。まず採
譜開始指示ボタンの操作があった場合は、採譜開始の準
備として、音声入力があった時点から採譜開始が行われ
るように準備する。また、設定された補助モードが存在
する場合には、その設定された補助モードに応じた支援
音(メトロノーム音又はバック演奏音)の発生を開始す
る。再生開始指示ボタンの操作があった場合は、それに
対応する演奏処理フラグを立てたり、指定されているデ
ータまたは採譜完了後のデータの再生を行う。停止指示
ボタンの操作があった場合は、現在実行中の処理(採譜
処理又は再生処理)を停止する。その他の指示ボタンの
操作があった場合は、その操作されたボタンの内容に応
じた処理を行う。例えば、一時停止指示、データの送り
処理、戻し処理などを実行する。機器駆動の選択処理が
終了したら今度はその他の選択スイッチに対応した選択
処理を行い、パネル設定処理を終了する。
【0043】このように図4のパネル設定に関する一連
の処理が終了すると、今度は図3に戻って演奏入力処理
を行う。この演奏入力処理はユーザによるマイク2Cを
用いた音声入力作業のことである。この音声入力作業に
よってマイク2Cから入力されるユーザの音声信号を取
り込む。次に、採譜関連又は演奏関連のボタン(図示し
ていない)の操作に合わせて、その指示に応じた演奏処
理を行う。例えば、演奏開始スタートボタンが操作され
た場合には、それに対応する演奏処理フラグを立てた
り、採譜処理スタートボタンが操作された場合には、そ
れに対応する採譜処理フラグを立てたりする。また、演
奏処理についても従来から公知の自動演奏技術に基づい
て行われるので、ここでは説明を省略する。なお、上述
のようにユーザによって選択された音階丸め条件に応じ
て採譜処理が行われることはいうまでもない。
【0044】なお、この採譜再生装置の基本的な動作に
ついては、本願の発明者が先に出願した特願平9−33
6328号に記載されているので、ここでは音声解析処
理及び楽音出力処理の概略のみを説明する。まず、図3
における演奏処理には、採譜モードと再生モードの2種
類のモードが存在する。採譜モードは、入力音声を楽音
化し、五線譜に音符して表示するとともにその楽音を音
源で発音する。再生モードは、選択されている楽曲デー
タ又は採譜されて記憶されているデータを読み出して音
源で発音する。これ以外のモードも存在するがここでは
この2種類について説明する。採譜モードにおける入力
音声の楽音化は、図9の音声解析処理によって行われ
る。この音声解析処理の詳細は上述の先願に記載されて
いるので、ここでは簡単に説明する。音声解析処理では
図9に示すようにピッチ検出処理を行う。このピッチ検
出処理は、図1の試験モードの選択処理において決定さ
れたレベルしきい値a、ハイポジション用のレベルしき
い値aH、ローポジション用のレベルしきい値aL及び
入力音フィルタ値bに基づいて行われる。ここで入力音
フィルタ値bは、入力された音声の周波数帯域を検出
し、その検出した結果に対応したフィルタ特性である。
音階丸め処理では、指定された音階丸め条件に応じた音
階丸め処理を行う。従来はピッチ検出と音階丸め処理を
行うことによって音声解析処理は終了していたが、この
実施の形態では、音階丸め処理の結果をさらにオクター
ブシフト値cに基づいてオクターブシフトして最終的な
音階を決定するようにしている。すなわち、採譜用音色
として設定した音色に対応する音域となるように採譜し
て音高データをシフトする。
【0045】図10の楽音出力処理によって音源から楽
音信号が出力され、サウンドシステムを介して発音が行
われる。楽音出力処理は従来の自動演奏処理と同じであ
り、演奏データの取込を行い、音源にて楽音信号を生成
し、サウンドシステムにて発音処理するという一連の処
理を行うものである。なお、発音処理においては、その
ボリューム値として図1の試験モードの選択処理におい
て決定されたしきい値a、aH又はaLに基づいて決定
された値が使用される。すなわち、しきい値aが自動設
定モードによって決定されている場合には、そのしきい
値aに基づいたボリューム値dが用いられ、しきい値設
定スイッチがハイポジションの場合にはハイポジション
用のボリューム値dHが、ローポジションの場合にはロ
ーポジション用のポリューム値dLに基づいて、それぞ
れの発音処理が行われるようになる。なお、図7の演奏
モードの選択処理にて、再生音量の変更処理が行われた
場合には、そちらの方の音量が優先される。なお、上述
の実施の形態ではしきい値a,aH,aLに基づいてボ
リューム値が決定される場合について説明したが、ボリ
ューム値以外にもボリュームの変化の割合が決定され、
その変化の割合に応じて音量が変化するようにしてもよ
い。
【0046】なお、上記のようにオクターブシフトを行
うのは、声の音高が低すぎるユーザ、又は高すぎるユー
ザの場合、音声解析処理の結果(採譜されたデータ)に
基づいて試聴した際に、分かりづらいことがあったため
である。そこで、オクターブ単位で音高を上下にシフト
してやることによって、聴きやすい音高での発音が確保
できるので、音声解析処理の結果に基づく試聴をスムー
ズなものとすることができる。この場合、設定した音色
に応じて自動的にオクターブシフトを行うことが可能で
あり、従って、ベースのフレーズを作成する場合など
に、ベースの高さで発声できないユーザのために、この
オクターブシフトを用いて、簡単にベースの音域の音高
の音を作成することができるとともに、その試聴も容易
に行うことができるようになる。逆に高い音のアレンジ
を行う場合でも同じである。このようにオクターブシフ
トすることによって、人間の音声では出せない音を作成
することが可能となる。
【0047】なお、上述の実施の形態では、採譜の場合
についてのみ説明したが、例えば、ユーザの歌ったとき
のレベル値を利用して、各音符にベロシティ情報を自動
的に割り付けることによって、ユーザの歌った又は演奏
したときのニュアンスをそのまま採譜結果に反映しても
よい。例えば、音符区間の中で妥当な位置を見つけ出
し、その部分のピークの最大を検出する。全音符の入力
が終了後、ピークの最大値の中の最大値を探す。全区間
の最大値を127とし、それを基準にしてベロシティを
決定する。なお、全区間の中で最も大きい値を基準にし
てもよい。
【0048】また、上記実施例において、リアルタイム
デモ演奏では、マイク入力した音信号に基づき採譜した
楽音を指定された音色で発音するようにしていること
で、指定音色の確認が行えるようにしているが、指定音
色確認以外の目的で、マイク入力信号のリアルタイム演
奏を行うようにしてもよい。例えば、マイク入力した音
信号をリアルタイムで採譜し、採譜した楽音をリアルタ
イムでピッチ変更して楽音発音するようにしたり、採譜
した楽音をリアルタイムでピッチ変更したものとピッチ
変更してないものとを同時発音するようにしてもよい。
【0049】また、上述の実施の形態では本発明を採譜
再生装置に適用した場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。採譜処理を行わずに、
入力音信号を単に指定された音色や音高の信号に変換し
て出力するボイスチェンジャーやハーモニー付加装置の
ような音信号変換装置あるいは音信号変換方法に適用し
てもよい。あるいは、入力音信号の楽音要素を抽出し、
抽出した楽音要素に応じて、別の何らかの楽音を制御し
たり、ディスプレイ表示している画像を制御したりする
装置あるいは方法において本発明を適用することもでき
る。上述のいずれの実施の形態においても、マイク入力
する音信号は、人声音信号に限らず、他の音信号(例え
ば既存の演奏音信号)であってもよい。
【0050】なお、上記実施例ではコンピュータ構成の
装置により本発明を実施しているが、これに限らず、同
等の機能を専用LSIで構成してもよいし、同等の機能
をロジック、ゲートアレイ、ストレージ、メモリ等のデ
ィスクリート回路を接続して構成してもよい。また、ソ
フトウェア構成を用いる場合も、パーソナルコンピュー
タのような汎用コンピュータに限らず、楽器や音楽機器
等の所要の装置内に配備されたマイクロコンピュータを
使用するものであってもよく、また、DSP(ディジタ
ル・シグナル・プロセッサ)を使用するものであっても
よい。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、音信号分析時にマイ
クから入力音声以外のノイズや支援音が入力する場合で
も入力音の分析処理を確実に行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図4のパネル設定処理内の試験モードの選択
処理の詳細の前半部を示す図である。
【図2】 本発明に係る楽音要素抽出機能を含む採譜再
生装置として動作するパーソナルコンピュータのハード
構成ブロック図である
【図3】 本発明に係る楽音要素抽出機能を含む採譜再
生装置のメインフローを示す図である。
【図4】 図3のパネル設定処理の詳細を示す図であ
る。
【図5】 図4のパネル設定処理内の試験モードの設定
処理の詳細の後半部を示す図である。
【図6】 図4のパネル設定処理内の採譜モードの選択
処理の詳細を示す図である。
【図7】 図4のパネル設定処理内の演奏モードの選択
処理の詳細を示す図である。
【図8】 図4のパネル設定処理内の機器駆動の選択処
理の詳細を示す図である。
【図9】 図3の演奏処内の音声解析処理の詳細を示す
図である。
【図10】 図3の演奏処理内の楽音出力処理の詳細を
示す図である。
【符号の説明】
21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…外
部記憶装置、25…マウス検出回路、26…マウス、2
7…通信インターフェイス、28…通信ネットワーク、
29…サーバコンピュータ、2A…外部インターフェイ
ス、2B…他の外部機器、2C…マイク、2D…マイク
インターフェイス、2E…キーボード、2…キーボード
検出回路、2G…ディスプレイ、2H…表示回路、2J
…音源回路、2K…効果回路、2L…サウンドシステ
ム、2N…タイマ、2P…データ及びアドレスバス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10G 3/04 G10H 1/00 - 1/00 102 G10L 3/00 513

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音信号を入力するマイク入力手段と、支
    援音を発音する発音手段とを備え、前記発音手段により
    前記支援音を発音させつつ前記マイク入力手段を介して
    楽音要素抽出対象たる音信号を入力し、前記マイク入力
    手段を介してピックアップされた信号に基づき前記入力
    された音信号の楽音要素を抽出する楽音要素抽出装置で
    あって、 前記発音手段によ支援音が発音されている状態で、前
    記マイク入力手段を介してピックアップされた入力信号
    に基づき、該マイク入力手段でピックアップされた入力
    信号に含まれる前記支援音に応じたノイズ量を検出する
    ノイズ量検出手段と、 前記検出したノイズ量に基づいて、前記マイク入力手段
    からの入力信号を分析する際に使用されるレベルしきい
    値を設定する設定手段と、 前記マイク入力手段からの入力信号を前記レベルしきい
    値を用いて分析し、該マイク入力手段を介して入力され
    た前記楽音要素抽出対象たる音信号における楽音要素を
    抽出する抽出手段とを具備する楽音要素抽出装置。
  2. 【請求項2】 音信号を入力するマイク入力手段と、 前記マイク入力手段から入力する音信号に基づいて楽音
    要素を抽出する抽出手段と、 前記マイク入力手段から入力する音信号を分析する際に
    使用されるレベルしきい値を変更するしきい値変更手段
    と、 しきい値変更手段によって変更されたレベルしきい値に
    基づいて音量を制御しながら前記抽出手段によって抽出
    した楽音要素に基づく楽音を発音する発音手段とを具備
    する楽音要素抽出装置。
  3. 【請求項3】 発音手段により支援音を発音させつつマ
    イク入力手段を介して楽音要素抽出対象たる音信号を入
    力し、前記マイク入力手段を介してピックアップされた
    信号に基づき前記入力された音信号の楽音要素を抽出す
    る方法であって、前記発音手段に 支援音を発音させるステップと、 前記支援音が発音されている状態で、前記マイク入力手
    を介してピックアップされた入力信号に基づき、該マ
    イク入力手段でピックアップされた入力信号に含まれる
    前記支援音に応じたノイズ量を検出するステップと、 前記検出したノイズ量に基づいて、前記マイク入力手段
    からの入力信号を分析する際に使用されるレベルしきい
    値を設定するステップと、 前記マイク入力手段からの入力信号を前記レベルしきい
    値を用いて分析し、該マイク入力手段を介して入力され
    た前記楽音要素抽出対象たる音信号における楽音要素を
    抽出するステップとを具備する楽音要素抽出方法。
  4. 【請求項4】 マイク入力手段を介して入力する音信号
    の楽音要素を抽出する方法であって、 前記マイク入力手段から入力する音信号に基づいて楽音
    要素を抽出する抽出ステップと、 前記マイク入力手段から入力する音信号を分析する際に
    使用されるレベルしきい値を変更する変更ステップと、 前記変更ステップで変更されたレベルしきい値に基づい
    て音量を制御しながら前記抽出ステップによって抽出し
    た楽音要素に基づく楽音を発音するステップとを具備す
    る楽音要素抽出方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータによって読取り可能な記憶
    媒体であって、請求項3又は4に記載された楽音要素抽
    出方法の各ステップをコンピュータに実行させるための
    プログラムについての命令群をその記憶内容として有す
    ることを特徴とする記憶媒体。
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