JPH08328555A - 演奏制御装置 - Google Patents
演奏制御装置Info
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- JPH08328555A JPH08328555A JP7133784A JP13378495A JPH08328555A JP H08328555 A JPH08328555 A JP H08328555A JP 7133784 A JP7133784 A JP 7133784A JP 13378495 A JP13378495 A JP 13378495A JP H08328555 A JPH08328555 A JP H08328555A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 人の感情に対し優しくないサウンドを、人間
の生体のリズムである1/fのゆらぎを付加させること
で聴き心地の良い音楽に変えることができる演奏制御装
置を提供する。 【構成】 演奏情報が演奏情報入力部11に入力される
と、その中の楽音情報、基準音情報、テンポ情報がそれ
ぞれ楽音信号発生部13、基準音決定部21、演奏テン
ポ決定部31に出力され、一方、常時周囲環境を検出し
ているセンサ群41からの情報により1/fゆらぎ制御
信号生成部43が常時生成している1/fゆらぎ制御信
号に基づき、基準音情報は基準音変更部23で、テンポ
情報は演奏テンポ変更部33で変更され、更にそれらと
楽音情報が楽音信号発生部13にて人間の生体のリズム
に合致したサウンドに変更され、アンプ15を通してス
ピーカ17から出力される。
の生体のリズムである1/fのゆらぎを付加させること
で聴き心地の良い音楽に変えることができる演奏制御装
置を提供する。 【構成】 演奏情報が演奏情報入力部11に入力される
と、その中の楽音情報、基準音情報、テンポ情報がそれ
ぞれ楽音信号発生部13、基準音決定部21、演奏テン
ポ決定部31に出力され、一方、常時周囲環境を検出し
ているセンサ群41からの情報により1/fゆらぎ制御
信号生成部43が常時生成している1/fゆらぎ制御信
号に基づき、基準音情報は基準音変更部23で、テンポ
情報は演奏テンポ変更部33で変更され、更にそれらと
楽音情報が楽音信号発生部13にて人間の生体のリズム
に合致したサウンドに変更され、アンプ15を通してス
ピーカ17から出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に記憶あるいは外
部から入力されたディジタル信号による演奏情報に基づ
き、内蔵あるいは外部の楽音発生手段を介した楽音発生
による演奏を制御するための制御信号を生成する制御信
号生成手段を備えた演奏制御装置に関するものである。
部から入力されたディジタル信号による演奏情報に基づ
き、内蔵あるいは外部の楽音発生手段を介した楽音発生
による演奏を制御するための制御信号を生成する制御信
号生成手段を備えた演奏制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばミュージックシーケンサや
ミュージックシンセサイザ等のように、内部に記憶ある
いは外部から入力されたディジタル信号による演奏情報
に基づき、内蔵あるいは外部の楽音発生手段を介した楽
音発生による演奏を制御するための制御信号を生成する
制御信号生成手段を備えた演奏制御装置が知られてい
る。この場合のディジタル信号による演奏情報は、1音
毎その高低・強弱・音色等が設定されており、また演奏
テンポも設定されているため、上述した演奏制御装置で
は、1音毎に指定された高さで、また指定された演奏テ
ンポに基づき指定された音符の長さデータで決まる時間
長だけ正確に楽音再生することとなる。なお、ミュージ
ックシンセサイザ等では、音色や音の鳴り方(エンベロ
ープ)を変化させることができる。
ミュージックシンセサイザ等のように、内部に記憶ある
いは外部から入力されたディジタル信号による演奏情報
に基づき、内蔵あるいは外部の楽音発生手段を介した楽
音発生による演奏を制御するための制御信号を生成する
制御信号生成手段を備えた演奏制御装置が知られてい
る。この場合のディジタル信号による演奏情報は、1音
毎その高低・強弱・音色等が設定されており、また演奏
テンポも設定されているため、上述した演奏制御装置で
は、1音毎に指定された高さで、また指定された演奏テ
ンポに基づき指定された音符の長さデータで決まる時間
長だけ正確に楽音再生することとなる。なお、ミュージ
ックシンセサイザ等では、音色や音の鳴り方(エンベロ
ープ)を変化させることができる。
【0003】このような演奏制御装置における音の高低
の制御は基準音に基づいて他の音を決定している。例え
ば基準音としてアコースティックピアノにおける一般的
な調律と同様に「A2 」あるいは「A1 」を採用し、A
2 =440HzあるいはA1=220Hzに設定する。
そして、同じオクターブ内の「A# ,B,C,C# ,
D,D# ,E,F,F# ,G,G# 」の音の周波数、あ
るいは別のオクターブ内の各音の周波数を、所定の調律
規則に従って決定することができるようにされている。
また、音の長さは、基本的にはその曲における音符の長
さ情報(4分音符とか8分音符等)に基づくが、曲全体
の演奏テンポが変わればそれにつれて変わることにな
る。つまり、楽譜で表した場合の4分音符は、絶対的な
音の長さを示すのはなく、曲全体の演奏テンポによって
変化する相対的な音の長さを示すものである。
の制御は基準音に基づいて他の音を決定している。例え
ば基準音としてアコースティックピアノにおける一般的
な調律と同様に「A2 」あるいは「A1 」を採用し、A
2 =440HzあるいはA1=220Hzに設定する。
そして、同じオクターブ内の「A# ,B,C,C# ,
D,D# ,E,F,F# ,G,G# 」の音の周波数、あ
るいは別のオクターブ内の各音の周波数を、所定の調律
規則に従って決定することができるようにされている。
また、音の長さは、基本的にはその曲における音符の長
さ情報(4分音符とか8分音符等)に基づくが、曲全体
の演奏テンポが変わればそれにつれて変わることにな
る。つまり、楽譜で表した場合の4分音符は、絶対的な
音の長さを示すのはなく、曲全体の演奏テンポによって
変化する相対的な音の長さを示すものである。
【0004】そして、例えばMIDI(Musical Instru
ment Digital Interface)規格においては、これらの基
準音や演奏テンポの情報も送ることができる。MIDI
の場合の演奏テンポの情報とは、一定時間間隔で送出さ
れる特定の信号のことでその信号を受け取る再生装置側
ではその信号と次に同一の信号の届く間の時間の24倍
を4分音符の長さに換算するというものである。
ment Digital Interface)規格においては、これらの基
準音や演奏テンポの情報も送ることができる。MIDI
の場合の演奏テンポの情報とは、一定時間間隔で送出さ
れる特定の信号のことでその信号を受け取る再生装置側
ではその信号と次に同一の信号の届く間の時間の24倍
を4分音符の長さに換算するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
これまでの演奏制御装置を用いてディジタル信号による
演奏情報を再生した場合には、指定された高さの音を指
定された時間だけ正確に発音することができるのである
が、音楽自体は主に聴覚に訴えて人に美感を起こさせた
りするものであるため、必ずしも楽譜通りに正確に再現
するだけが最適とは言えない。つまり、1曲の中で何度
同じ音符による再生があったとしても、それは全く同じ
音の高さ・長さで発音されることになるため、いわば機
械的なサウンドになってしまう。それは、単調で面白味
のない平坦な演奏に聴こえ、長時間聴くと疲れを感じる
ようなサウンドとなってしまう可能性があり、人間の感
情に対し優しいサウンドでないという一面もある。
これまでの演奏制御装置を用いてディジタル信号による
演奏情報を再生した場合には、指定された高さの音を指
定された時間だけ正確に発音することができるのである
が、音楽自体は主に聴覚に訴えて人に美感を起こさせた
りするものであるため、必ずしも楽譜通りに正確に再現
するだけが最適とは言えない。つまり、1曲の中で何度
同じ音符による再生があったとしても、それは全く同じ
音の高さ・長さで発音されることになるため、いわば機
械的なサウンドになってしまう。それは、単調で面白味
のない平坦な演奏に聴こえ、長時間聴くと疲れを感じる
ようなサウンドとなってしまう可能性があり、人間の感
情に対し優しいサウンドでないという一面もある。
【0006】そこで本発明は、これまで機械的なサウン
ドになってしまい人の感情に対し優しいサウンドでなか
った面があったものを、人間の生体のリズムである1/
fのゆらぎを付加させることで聴き心地の良い音楽に変
えることができる演奏制御装置を提供することを目的と
する。
ドになってしまい人の感情に対し優しいサウンドでなか
った面があったものを、人間の生体のリズムである1/
fのゆらぎを付加させることで聴き心地の良い音楽に変
えることができる演奏制御装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び発明の効果】こ
の目的を達成するためになされた請求項1記載の発明
は、内部に記憶あるいは外部から入力されたディジタル
信号による演奏情報に基づき、内蔵あるいは外部の楽音
発生手段を介した楽音発生による演奏を制御するための
制御信号を生成する制御信号生成手段を備えた演奏制御
装置において、1/fゆらぎ制御信号を生成する1/f
ゆらぎ制御信号生成手段を備えると共に、前記制御信号
生成手段は、音程に関する制御信号を、前記演奏情報に
含まれる音程情報に基づくと共に、前記1/fゆらぎ制
御信号生成手段によって生成された1/fゆらぎ制御信
号に基づいて生成することを特徴とする演奏制御装置で
ある。
の目的を達成するためになされた請求項1記載の発明
は、内部に記憶あるいは外部から入力されたディジタル
信号による演奏情報に基づき、内蔵あるいは外部の楽音
発生手段を介した楽音発生による演奏を制御するための
制御信号を生成する制御信号生成手段を備えた演奏制御
装置において、1/fゆらぎ制御信号を生成する1/f
ゆらぎ制御信号生成手段を備えると共に、前記制御信号
生成手段は、音程に関する制御信号を、前記演奏情報に
含まれる音程情報に基づくと共に、前記1/fゆらぎ制
御信号生成手段によって生成された1/fゆらぎ制御信
号に基づいて生成することを特徴とする演奏制御装置で
ある。
【0008】上記の構成を有する請求項1の演奏制御装
置によれば、制御信号生成手段が、内部に記憶あるいは
外部から入力されたディジタル信号による演奏情報に基
づき、内蔵あるいは外部の楽音発生手段を介した楽音発
生による演奏を制御するための制御信号を生成するので
あるが、音程に関する制御信号を、演奏情報に含まれる
音程情報に基づくと共に、1/fゆらぎ制御信号生成手
段によって生成された1/fゆらぎ制御信号に基づいて
生成する。
置によれば、制御信号生成手段が、内部に記憶あるいは
外部から入力されたディジタル信号による演奏情報に基
づき、内蔵あるいは外部の楽音発生手段を介した楽音発
生による演奏を制御するための制御信号を生成するので
あるが、音程に関する制御信号を、演奏情報に含まれる
音程情報に基づくと共に、1/fゆらぎ制御信号生成手
段によって生成された1/fゆらぎ制御信号に基づいて
生成する。
【0009】したがって、この制御信号に基づいて前記
楽音発生手段が楽音発生した場合には、音程に関してゆ
らぎ制御が加わっているので聴き心地の良い音楽に変え
ることができるのである。つまり、規格化された演奏情
報を単に正確に再現するだけでは、単調で面白味のない
平坦な演奏に聴こえ、長時間聴くと疲れを感じるような
サウンドとなってしまう可能性があるが、ゆらぎ制御を
加えることで、曲中のある部分では微妙に音程が変化し
た演奏が実現でき、人間の感情に対し優しいサウンドに
なる。
楽音発生手段が楽音発生した場合には、音程に関してゆ
らぎ制御が加わっているので聴き心地の良い音楽に変え
ることができるのである。つまり、規格化された演奏情
報を単に正確に再現するだけでは、単調で面白味のない
平坦な演奏に聴こえ、長時間聴くと疲れを感じるような
サウンドとなってしまう可能性があるが、ゆらぎ制御を
加えることで、曲中のある部分では微妙に音程が変化し
た演奏が実現でき、人間の感情に対し優しいサウンドに
なる。
【0010】また、請求項2では、音程の代わりに演奏
テンポに対してゆらぎ制御を施している。つまり、制御
信号生成手段が、内部に記憶あるいは外部から入力され
たディジタル信号による演奏情報に基づき、内蔵あるい
は外部の楽音発生手段を介した楽音発生による演奏を制
御するための制御信号を生成するのであるが、演奏テン
ポに関する制御信号を、演奏情報に含まれる演奏テンポ
情報に基づくと共に、1/fゆらぎ制御信号生成手段に
よって生成された1/fゆらぎ制御信号に基づいて生成
する。
テンポに対してゆらぎ制御を施している。つまり、制御
信号生成手段が、内部に記憶あるいは外部から入力され
たディジタル信号による演奏情報に基づき、内蔵あるい
は外部の楽音発生手段を介した楽音発生による演奏を制
御するための制御信号を生成するのであるが、演奏テン
ポに関する制御信号を、演奏情報に含まれる演奏テンポ
情報に基づくと共に、1/fゆらぎ制御信号生成手段に
よって生成された1/fゆらぎ制御信号に基づいて生成
する。
【0011】したがって、この制御信号に基づいて前記
楽音発生手段が楽音発生した場合には、演奏テンポに関
してゆらぎ制御が加わっているので、曲中のある部分で
は微妙に演奏テンポが変化した演奏が実現でき、聴き心
地の良い音楽に変えることができるのである。
楽音発生手段が楽音発生した場合には、演奏テンポに関
してゆらぎ制御が加わっているので、曲中のある部分で
は微妙に演奏テンポが変化した演奏が実現でき、聴き心
地の良い音楽に変えることができるのである。
【0012】また、請求項3では、それらの両者に対し
てゆらぎ制御を施している。つまり、制御信号生成手段
が、内部に記憶あるいは外部から入力されたディジタル
信号による演奏情報に基づき、内蔵あるいは外部の楽音
発生手段を介した楽音発生による演奏を制御するための
制御信号を生成するのであるが、音程及び演奏テンポに
関する制御信号を、演奏情報に含まれる音程及び演奏テ
ンポ情報に基づくと共に、1/fゆらぎ制御信号生成手
段によって生成された1/fゆらぎ制御信号に基づいて
生成する。
てゆらぎ制御を施している。つまり、制御信号生成手段
が、内部に記憶あるいは外部から入力されたディジタル
信号による演奏情報に基づき、内蔵あるいは外部の楽音
発生手段を介した楽音発生による演奏を制御するための
制御信号を生成するのであるが、音程及び演奏テンポに
関する制御信号を、演奏情報に含まれる音程及び演奏テ
ンポ情報に基づくと共に、1/fゆらぎ制御信号生成手
段によって生成された1/fゆらぎ制御信号に基づいて
生成する。
【0013】したがって、この制御信号に基づいて前記
楽音発生手段が楽音発生した場合には、音程及び演奏テ
ンポに関してゆらぎ制御が加わっているので、曲中のあ
る部分では微妙に音程や演奏テンポが変化した演奏が実
現でき、聴き心地の良い音楽に変えることができるので
ある。なお、この場合、音程及び演奏テンポの両方を同
時にゆらぎ制御する必要はなく、ある部分では音程だ
け、またある部分では演奏テンポだけを制御するように
してもよい。
楽音発生手段が楽音発生した場合には、音程及び演奏テ
ンポに関してゆらぎ制御が加わっているので、曲中のあ
る部分では微妙に音程や演奏テンポが変化した演奏が実
現でき、聴き心地の良い音楽に変えることができるので
ある。なお、この場合、音程及び演奏テンポの両方を同
時にゆらぎ制御する必要はなく、ある部分では音程だ
け、またある部分では演奏テンポだけを制御するように
してもよい。
【0014】また、請求項4に記載の演奏制御装置は、
請求項1,2又は3に記載の演奏制御装置において、生
体に対して1/fゆらぎに関係する周囲環境の状態を検
出する状態検出手段を備え、前記1/fゆらぎ制御信号
生成手段は、該状態検出手段によって検出した周囲環境
状態に基づいて前記1/fゆらぎ制御信号を生成するこ
とを特徴とする。
請求項1,2又は3に記載の演奏制御装置において、生
体に対して1/fゆらぎに関係する周囲環境の状態を検
出する状態検出手段を備え、前記1/fゆらぎ制御信号
生成手段は、該状態検出手段によって検出した周囲環境
状態に基づいて前記1/fゆらぎ制御信号を生成するこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項5に記載の演奏制御装置は、
請求項1,2又は3に記載の演奏制御装置において、前
記1/fゆらぎ制御信号生成手段は、所定のゆらぎ制御
パターンに基づいて前記1/fゆらぎ制御信号を生成す
ることを特徴とする。このように、1/fゆらぎ制御信
号の生成にあたっては、周囲環境に応じて行ってもよい
し、所定の制御パターンに従って行ってもよい。なお、
請求項4に示す場合の「生体に対して1/fゆらぎに関
係する周囲環境の状態」とは、例えば温度、湿度、風
速、照明の照度、商用電波の周波数、心臓の伸縮時に発
する音の時間間隔などが考えられる。これらの状態によ
っても音楽に対する感じ方が変化するからである。もち
ろん、状態が変化した場合だけが問題となるのではな
く、状態変化が全くない場合も例えば飽き易くなるとい
ったことも考えられる。
請求項1,2又は3に記載の演奏制御装置において、前
記1/fゆらぎ制御信号生成手段は、所定のゆらぎ制御
パターンに基づいて前記1/fゆらぎ制御信号を生成す
ることを特徴とする。このように、1/fゆらぎ制御信
号の生成にあたっては、周囲環境に応じて行ってもよい
し、所定の制御パターンに従って行ってもよい。なお、
請求項4に示す場合の「生体に対して1/fゆらぎに関
係する周囲環境の状態」とは、例えば温度、湿度、風
速、照明の照度、商用電波の周波数、心臓の伸縮時に発
する音の時間間隔などが考えられる。これらの状態によ
っても音楽に対する感じ方が変化するからである。もち
ろん、状態が変化した場合だけが問題となるのではな
く、状態変化が全くない場合も例えば飽き易くなるとい
ったことも考えられる。
【0016】一方、請求項6に示すように、上記請求項
1〜5のいずれかに記載の演奏制御装置において、前記
1/fゆらぎ制御信号を生成する1/fゆらぎ制御信号
生成手段の代わりに、1/f2 ゆらぎ制御信号を生成す
る1/f2 ゆらぎ制御信号生成手段を備えるようにして
もよい。もちろん、1/f2 ゆらぎではなく、その他任
意の相乗積(1/fn )であってもよい。この点を鑑み
ると、「1/fゆらぎ」とは、任意の相乗積による1/
fn ゆらぎとして捉えてもよい。
1〜5のいずれかに記載の演奏制御装置において、前記
1/fゆらぎ制御信号を生成する1/fゆらぎ制御信号
生成手段の代わりに、1/f2 ゆらぎ制御信号を生成す
る1/f2 ゆらぎ制御信号生成手段を備えるようにして
もよい。もちろん、1/f2 ゆらぎではなく、その他任
意の相乗積(1/fn )であってもよい。この点を鑑み
ると、「1/fゆらぎ」とは、任意の相乗積による1/
fn ゆらぎとして捉えてもよい。
【0017】また、この演奏制御装置は、例えばパソコ
ンから演奏情報を入力し、その演奏情報に基づいて外部
音源による演奏をさせるためのいわゆるミュージックシ
ーケンサのようなものでもよいし、シーケンサ機能及び
音源自体を持つミュージックシンセサイザのようなもの
でもよい。そして、そのような演奏制御装置は、カラオ
ケ装置をはじめ、各種演奏装置に採用することができ
る。
ンから演奏情報を入力し、その演奏情報に基づいて外部
音源による演奏をさせるためのいわゆるミュージックシ
ーケンサのようなものでもよいし、シーケンサ機能及び
音源自体を持つミュージックシンセサイザのようなもの
でもよい。そして、そのような演奏制御装置は、カラオ
ケ装置をはじめ、各種演奏装置に採用することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本実施例の演奏制御装置の
概略構成を示すブロック図である。本演奏制御装置は、
ディジタル信号による演奏情報に基づいて楽音信号を再
生し、アンプ・スピーカ等を介して発音させるものであ
る。
参照して説明する。図1は、本実施例の演奏制御装置の
概略構成を示すブロック図である。本演奏制御装置は、
ディジタル信号による演奏情報に基づいて楽音信号を再
生し、アンプ・スピーカ等を介して発音させるものであ
る。
【0019】本演奏制御装置は、演奏情報入力部11
と、楽音信号発生部13と、アンプ15と、スピーカ1
7と、基準音決定部21と、基準音変更部23と、演奏
テンポ決定部31と、演奏テンポ変更部33と、センサ
群41と、1/fゆらぎ制御信号生成部43とを備えて
いる。
と、楽音信号発生部13と、アンプ15と、スピーカ1
7と、基準音決定部21と、基準音変更部23と、演奏
テンポ決定部31と、演奏テンポ変更部33と、センサ
群41と、1/fゆらぎ制御信号生成部43とを備えて
いる。
【0020】前記演奏情報入力部11は、外部から入力
されるディジタル信号による演奏情報を入力するための
ものである。なお、この演奏情報は、例えばハードディ
スクやCD−ROM等の記憶媒体に記憶されており、楽
音情報・基準音情報・テンポ情報等を含んでいる。そし
て、演奏情報入力部11に入力された演奏情報の内の楽
音情報(音符情報や音色情報等)は楽音信号発生部13
に送られ、演奏情報の内の基準音情報は基準音決定部2
1に送られる。また、演奏情報の内の演奏テンポ情報は
演奏テンポ決定部31に送られる。
されるディジタル信号による演奏情報を入力するための
ものである。なお、この演奏情報は、例えばハードディ
スクやCD−ROM等の記憶媒体に記憶されており、楽
音情報・基準音情報・テンポ情報等を含んでいる。そし
て、演奏情報入力部11に入力された演奏情報の内の楽
音情報(音符情報や音色情報等)は楽音信号発生部13
に送られ、演奏情報の内の基準音情報は基準音決定部2
1に送られる。また、演奏情報の内の演奏テンポ情報は
演奏テンポ決定部31に送られる。
【0021】前記楽音信号発生部13は、演奏情報入力
部11を介して入力された楽音情報に基づき、また基準
音変更部23や演奏テンポ変更部33からの出力にも基
づいて楽音信号を発生させる。そして、この楽音信号
は、アンプ15によって増幅されスピーカ17から発音
される。
部11を介して入力された楽音情報に基づき、また基準
音変更部23や演奏テンポ変更部33からの出力にも基
づいて楽音信号を発生させる。そして、この楽音信号
は、アンプ15によって増幅されスピーカ17から発音
される。
【0022】ここで、楽音情報について説明する。楽音
情報は音色情報や音符情報から構成されており、音色情
報とは、例えばピアノの音色やギターの音色等を指定す
るための情報である。また、音符情報は、1音毎に順次
記憶されており、発音する高さ(音高)の基本設定であ
るノートナンバ、発音のタイミングデータ、発音の長さ
を示すデータ、発音の強さ(音量)を示すデータ等から
構成されている。
情報は音色情報や音符情報から構成されており、音色情
報とは、例えばピアノの音色やギターの音色等を指定す
るための情報である。また、音符情報は、1音毎に順次
記憶されており、発音する高さ(音高)の基本設定であ
るノートナンバ、発音のタイミングデータ、発音の長さ
を示すデータ、発音の強さ(音量)を示すデータ等から
構成されている。
【0023】このノートナンバとしては、アコースティ
ックピアノで言ういわゆる中央の「C」を60として、
ノートナンバ0〜127が音階C-1〜G8 に割り当てら
れている。音程情報はこのノートナンバによって指定さ
れることとなる。また、発音のタイミングデータは、1
小節の中のどのタイミングで発音するかを示すもので、
例えば1小節を48ステップに分割し、何ステップ目に
発音を開始させるかといったことを示す。発音の長さは
例えば4分音符であれば1小節の4分の1、8分音符で
あれば1小節の8分の1の長さという相対的な発音の長
さを示すものであり、何秒間というような絶対的な長さ
を示すものではない。
ックピアノで言ういわゆる中央の「C」を60として、
ノートナンバ0〜127が音階C-1〜G8 に割り当てら
れている。音程情報はこのノートナンバによって指定さ
れることとなる。また、発音のタイミングデータは、1
小節の中のどのタイミングで発音するかを示すもので、
例えば1小節を48ステップに分割し、何ステップ目に
発音を開始させるかといったことを示す。発音の長さは
例えば4分音符であれば1小節の4分の1、8分音符で
あれば1小節の8分の1の長さという相対的な発音の長
さを示すものであり、何秒間というような絶対的な長さ
を示すものではない。
【0024】一方、前記基準音決定部21は、演奏情報
入力部11を介して入力された基準音情報に基づいて基
準音を演算する。そして、演算された基準音情報は基準
音変更部23を介して楽音信号発生部に送られる。ここ
で、基準音について説明する。上述したようにノートナ
ンバ0〜127が音階C-1〜G8 に割り当てられている
のであるが、これらそれぞれについて所定の音の高さを
決定する必要がある。その場合の基準となる音が基準音
である。そして、これは例えばアコースティックピアノ
における一般的な調律と同様にA2あるいはA1 を基準
音とし、A2 =440HzあるいはA1 =220Hzに
設定される。その他の音については、この基準音を基準
として音程の所定関係を満たすように設定することがで
きる。従って、基準音の周波数を変更すれば、全体的に
音高の微調整も可能である。
入力部11を介して入力された基準音情報に基づいて基
準音を演算する。そして、演算された基準音情報は基準
音変更部23を介して楽音信号発生部に送られる。ここ
で、基準音について説明する。上述したようにノートナ
ンバ0〜127が音階C-1〜G8 に割り当てられている
のであるが、これらそれぞれについて所定の音の高さを
決定する必要がある。その場合の基準となる音が基準音
である。そして、これは例えばアコースティックピアノ
における一般的な調律と同様にA2あるいはA1 を基準
音とし、A2 =440HzあるいはA1 =220Hzに
設定される。その他の音については、この基準音を基準
として音程の所定関係を満たすように設定することがで
きる。従って、基準音の周波数を変更すれば、全体的に
音高の微調整も可能である。
【0025】また前記演奏テンポ決定部31は演奏情報
入力部11を介して入力された演奏テンポ情報に基づい
て演奏テンポを演算する。そして、演算された演奏テン
ポは演奏テンポ変更部33を介して楽音信号発生部13
に送られる。ここで演奏テンポについて説明する。演奏
テンポの設定は1分間に演奏する4分音符の数で設定す
る。これは、一般的な楽典において速度記号として表さ
れるものである。この演奏テンポが設定されることによ
って、曲中の1小節当りの長さ、したがって4分音符等
の1つの音符の発音を持続する絶対的長さが決定される
こととなる。
入力部11を介して入力された演奏テンポ情報に基づい
て演奏テンポを演算する。そして、演算された演奏テン
ポは演奏テンポ変更部33を介して楽音信号発生部13
に送られる。ここで演奏テンポについて説明する。演奏
テンポの設定は1分間に演奏する4分音符の数で設定す
る。これは、一般的な楽典において速度記号として表さ
れるものである。この演奏テンポが設定されることによ
って、曲中の1小節当りの長さ、したがって4分音符等
の1つの音符の発音を持続する絶対的長さが決定される
こととなる。
【0026】なお、上述した例では、ハードディスク等
から読み出して入力された演奏情報の内の基準音情報や
テンポ情報に基づいてのみ基準音や演奏テンポを決定す
るようにしたが、これらの初期設定を基にしてさらにマ
ニュアルで変更可能としてもよい。例えばミュージック
シンセサイザ等で既に実現されているように、いわゆる
トランスポーズキーを操作することで半音ずつ移調させ
たり、あるいは演奏テンポを早くしたり遅くしたり、ま
たは自分で演奏速度を設定したりする機能を備えている
場合である。これらの場合には、基準音情報やテンポ情
報に基づいて決定した基準音や演奏テンポを、トランス
ポーズキー等の操作に応じて変更して決定すればよい。
から読み出して入力された演奏情報の内の基準音情報や
テンポ情報に基づいてのみ基準音や演奏テンポを決定す
るようにしたが、これらの初期設定を基にしてさらにマ
ニュアルで変更可能としてもよい。例えばミュージック
シンセサイザ等で既に実現されているように、いわゆる
トランスポーズキーを操作することで半音ずつ移調させ
たり、あるいは演奏テンポを早くしたり遅くしたり、ま
たは自分で演奏速度を設定したりする機能を備えている
場合である。これらの場合には、基準音情報やテンポ情
報に基づいて決定した基準音や演奏テンポを、トランス
ポーズキー等の操作に応じて変更して決定すればよい。
【0027】一方、センサ群41は、生体に対して1/
fゆらぎに関係する周囲環境の状態を検出するためのセ
ンサで、例えば温度、湿度、風速、照明の照度、商用電
波の周波数、心臓の伸縮時に発する音の時間間隔などを
継続的に感知する高精度なセンサ群である。そして、こ
れらの検出信号は1/fゆらぎ制御信号生成部43へ入
力される。
fゆらぎに関係する周囲環境の状態を検出するためのセ
ンサで、例えば温度、湿度、風速、照明の照度、商用電
波の周波数、心臓の伸縮時に発する音の時間間隔などを
継続的に感知する高精度なセンサ群である。そして、こ
れらの検出信号は1/fゆらぎ制御信号生成部43へ入
力される。
【0028】1/fゆらぎ制御信号生成部43は、セン
サ群41で検出された生体に対して1/fゆらぎに関係
する周囲環境の状態に基づいて、1/fゆらぎ制御信号
を生成し、基準音変更部23及び演奏テンポ変更部33
に出力する。従って、基準音変更部23では、基準音決
定部21で決定された基準音を基にし、必要であれば1
/fゆらぎ制御信号生成部43からの1/fゆらぎ制御
信号によって変更して、楽音信号発生部13に最終的に
設定された基準音を送り込むこととなる。同様に、演奏
テンポ変更部33では、演奏テンポ決定部31で決定さ
れた演奏テンポを基にし、必要であれば1/fゆらぎ制
御信号生成部43からの1/fゆらぎ制御信号によって
変更して、楽音信号発生部13に最終的に設定された演
奏テンポを送り込むこととなる。
サ群41で検出された生体に対して1/fゆらぎに関係
する周囲環境の状態に基づいて、1/fゆらぎ制御信号
を生成し、基準音変更部23及び演奏テンポ変更部33
に出力する。従って、基準音変更部23では、基準音決
定部21で決定された基準音を基にし、必要であれば1
/fゆらぎ制御信号生成部43からの1/fゆらぎ制御
信号によって変更して、楽音信号発生部13に最終的に
設定された基準音を送り込むこととなる。同様に、演奏
テンポ変更部33では、演奏テンポ決定部31で決定さ
れた演奏テンポを基にし、必要であれば1/fゆらぎ制
御信号生成部43からの1/fゆらぎ制御信号によって
変更して、楽音信号発生部13に最終的に設定された演
奏テンポを送り込むこととなる。
【0029】以上が本実施例の演奏制御装置の構成であ
る。各ブロックの機能説明により概略の作用も示すこと
となったが、具体例を挙げて本演奏制御装置の作用を説
明する。センサ群41では周囲環境を常時検出してお
り、1/fゆらぎ制御信号生成部43には継続的にセン
サ群41から情報が入ってくるため、それに基づいて常
時1/f制御信号を生成し、基準音変更部23及び演奏
テンポ変更部33に出力している。
る。各ブロックの機能説明により概略の作用も示すこと
となったが、具体例を挙げて本演奏制御装置の作用を説
明する。センサ群41では周囲環境を常時検出してお
り、1/fゆらぎ制御信号生成部43には継続的にセン
サ群41から情報が入ってくるため、それに基づいて常
時1/f制御信号を生成し、基準音変更部23及び演奏
テンポ変更部33に出力している。
【0030】演奏情報に基づく演奏開始が図示しない制
御装置で指示されると、演奏情報が演奏情報入力部11
に入力される。演奏情報は上述したように楽音情報・基
準音情報・テンポ情報の3種類で構成され、各情報はそ
れぞれ独立に処理される。つまり、楽音情報が演奏情報
入力部11に入力されると楽音信号発生部13に出力さ
れる。そして、楽音信号発生部13ではそれを楽音信号
に変換する。
御装置で指示されると、演奏情報が演奏情報入力部11
に入力される。演奏情報は上述したように楽音情報・基
準音情報・テンポ情報の3種類で構成され、各情報はそ
れぞれ独立に処理される。つまり、楽音情報が演奏情報
入力部11に入力されると楽音信号発生部13に出力さ
れる。そして、楽音信号発生部13ではそれを楽音信号
に変換する。
【0031】一方、演奏情報入力部11に入力された基
準音情報は基準音決定部21へ出力され、テンポ情報は
演奏テンポ決定部31へ出力される。そして、基準音決
定部21で決定された基準音は基準音変更部23へ出力
され、演奏テンポ決定部31で決定された演奏テンポは
演奏テンポ変更部33へ出力される。
準音情報は基準音決定部21へ出力され、テンポ情報は
演奏テンポ決定部31へ出力される。そして、基準音決
定部21で決定された基準音は基準音変更部23へ出力
され、演奏テンポ決定部31で決定された演奏テンポは
演奏テンポ変更部33へ出力される。
【0032】基準音変更部23では、その基準音に対
し、1/fゆらぎ制御信号生成部43から入力された1
/fゆらぎ制御信号に基づいて変更を加える。但し、1
/fゆらぎ制御信号は必ずしも変更を指示するものだけ
ではなく、基準音を変更することなくそのまま楽音信号
発生部13に対して出力させる場合もある。
し、1/fゆらぎ制御信号生成部43から入力された1
/fゆらぎ制御信号に基づいて変更を加える。但し、1
/fゆらぎ制御信号は必ずしも変更を指示するものだけ
ではなく、基準音を変更することなくそのまま楽音信号
発生部13に対して出力させる場合もある。
【0033】上述したように楽音信号発生部13では楽
音情報に基づいて楽音信号を発生させてアンプ15に出
力するのであるが、基準音変更部23から入力された基
準音が初期設定から変更されている場合には、その基準
音に基づいて全ての楽音の高さが変更されることとな
る。なお、基準音としてA2 =440HzあるいはA1
=220Hzに設定することを上述したが、1/fゆら
ぎ制御信号に基づいて変更する場合には、例えば5Hz
程度の増減変更が好ましい。あまりに極端に変更してし
まうと、逆に不快感を生じさせるからである。また、半
音や1音分の増減は結局トランスポーズと同じことにな
るので、1/fゆらぎとしては5Hz程度が適当である
と考えられる。もちろん、常に5Hzの変更ではなく、
時には3Hzの変更でもよいし7Hzの変更でもよい
し、その変更させる増減周波数は適宜変えるようにして
もよい。
音情報に基づいて楽音信号を発生させてアンプ15に出
力するのであるが、基準音変更部23から入力された基
準音が初期設定から変更されている場合には、その基準
音に基づいて全ての楽音の高さが変更されることとな
る。なお、基準音としてA2 =440HzあるいはA1
=220Hzに設定することを上述したが、1/fゆら
ぎ制御信号に基づいて変更する場合には、例えば5Hz
程度の増減変更が好ましい。あまりに極端に変更してし
まうと、逆に不快感を生じさせるからである。また、半
音や1音分の増減は結局トランスポーズと同じことにな
るので、1/fゆらぎとしては5Hz程度が適当である
と考えられる。もちろん、常に5Hzの変更ではなく、
時には3Hzの変更でもよいし7Hzの変更でもよい
し、その変更させる増減周波数は適宜変えるようにして
もよい。
【0034】また、演奏テンポ変更部33では、その演
奏テンポ決定部31から入力された演奏テンポに対し、
1/fゆらぎ制御信号生成部43から入力された1/f
ゆらぎ制御信号に基づいて変更を加える。但し、この場
合も1/fゆらぎ制御信号は必ずしも変更を指示するも
のだけではなく、演奏テンポを変更することなくそのま
ま楽音信号発生部13に対して出力させる場合もある。
奏テンポ決定部31から入力された演奏テンポに対し、
1/fゆらぎ制御信号生成部43から入力された1/f
ゆらぎ制御信号に基づいて変更を加える。但し、この場
合も1/fゆらぎ制御信号は必ずしも変更を指示するも
のだけではなく、演奏テンポを変更することなくそのま
ま楽音信号発生部13に対して出力させる場合もある。
【0035】楽音信号発生部13では演奏テンポ変更部
33から入力された演奏テンポが初期設定から変更され
た場合には、その演奏テンポに基づいて演奏自体の速度
が速くなったり遅くなったりする。この場合、演奏テン
ポ変更部33における演奏テンポの変更程度は、1/f
ゆらぎ制御信号に対応して予め設定しておいてもよい
し、または演奏テンポ決定部31から入力された演奏テ
ンポにも基づき、所定の割合(例えば10%)を上限と
して増減変更すること等が考えられる。もちろん上記基
準音の場合と同様に、変更させる増減割合は適宜変えて
もよい。
33から入力された演奏テンポが初期設定から変更され
た場合には、その演奏テンポに基づいて演奏自体の速度
が速くなったり遅くなったりする。この場合、演奏テン
ポ変更部33における演奏テンポの変更程度は、1/f
ゆらぎ制御信号に対応して予め設定しておいてもよい
し、または演奏テンポ決定部31から入力された演奏テ
ンポにも基づき、所定の割合(例えば10%)を上限と
して増減変更すること等が考えられる。もちろん上記基
準音の場合と同様に、変更させる増減割合は適宜変えて
もよい。
【0036】このように、本実施例の演奏制御装置によ
れば、演奏情報の楽音信号に基づいて楽音信号発生部1
3から楽音信号を発生させ、アンプ15、スピーカ17
を介して発音させることができるのであるが、演奏時の
音程を決めるための基準音を、演奏情報に含まれる基準
音情報に基づいて決定し、さらに必要であれば1/fゆ
らぎ制御信号に基づいて適宜変更することが可能であ
る。また、演奏テンポについても、演奏情報に含まれる
テンポ情報に基づいて決定し、さらに必要であれば1/
fゆらぎ制御信号に基づいて適宜変更することが可能で
ある。
れば、演奏情報の楽音信号に基づいて楽音信号発生部1
3から楽音信号を発生させ、アンプ15、スピーカ17
を介して発音させることができるのであるが、演奏時の
音程を決めるための基準音を、演奏情報に含まれる基準
音情報に基づいて決定し、さらに必要であれば1/fゆ
らぎ制御信号に基づいて適宜変更することが可能であ
る。また、演奏テンポについても、演奏情報に含まれる
テンポ情報に基づいて決定し、さらに必要であれば1/
fゆらぎ制御信号に基づいて適宜変更することが可能で
ある。
【0037】したがって、スピーカ17から発生されう
る楽音は、音程あるいは演奏テンポに関してゆらぎ制御
が加わっているので聴き心地の良い音楽に変えることが
できるのである。つまり、規格化された演奏情報を単に
正確に再現するだけでは、単調で面白味のない平坦な演
奏に聴こえ、長時間聴くと疲れを感じるようなサウンド
となってしまう可能性があるが、ゆらぎ制御を加えるこ
とで、曲中のある部分では微妙に音程が変化した演奏が
実現でき、人間の感情に対し優しいサウンドになるので
ある。
る楽音は、音程あるいは演奏テンポに関してゆらぎ制御
が加わっているので聴き心地の良い音楽に変えることが
できるのである。つまり、規格化された演奏情報を単に
正確に再現するだけでは、単調で面白味のない平坦な演
奏に聴こえ、長時間聴くと疲れを感じるようなサウンド
となってしまう可能性があるが、ゆらぎ制御を加えるこ
とで、曲中のある部分では微妙に音程が変化した演奏が
実現でき、人間の感情に対し優しいサウンドになるので
ある。
【0038】そして、この演奏制御装置は、例えばパソ
コンから演奏情報を入力し、その演奏情報に基づいて外
部音源による演奏をさせるためのいわゆるミュージック
シーケンサのようなものにも採用可能であり、シーケン
サ機能及び音源自体を持つミュージックシンセサイザの
ようなものにも採用可能である。そして、そのような演
奏制御装置は、カラオケ装置をはじめとした各種演奏装
置に採用することができる。
コンから演奏情報を入力し、その演奏情報に基づいて外
部音源による演奏をさせるためのいわゆるミュージック
シーケンサのようなものにも採用可能であり、シーケン
サ機能及び音源自体を持つミュージックシンセサイザの
ようなものにも採用可能である。そして、そのような演
奏制御装置は、カラオケ装置をはじめとした各種演奏装
置に採用することができる。
【0039】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例で
は1/fゆらぎ制御信号に基づく変更対象として音程に
関する基準音と演奏テンポの2つを採用したが、いずれ
か一方だけでも実現可能である。また、上記実施例のよ
うに2つの変更対象とする場合には、両方を同時にゆら
ぎ制御する必要はなく、ある部分では音程だけ、またあ
る部分では演奏テンポだけを制御するようにしてもよ
い。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例で
は1/fゆらぎ制御信号に基づく変更対象として音程に
関する基準音と演奏テンポの2つを採用したが、いずれ
か一方だけでも実現可能である。また、上記実施例のよ
うに2つの変更対象とする場合には、両方を同時にゆら
ぎ制御する必要はなく、ある部分では音程だけ、またあ
る部分では演奏テンポだけを制御するようにしてもよ
い。
【0040】また、上記実施例では、センサ群41で検
出した、生体に対して1/fゆらぎに関係する周囲環境
の状態に基づいて1/fゆらぎ制御信号を生成したが、
予めゆらぎの制御パターンを記憶しておき、それを所定
のプログラムに従って読み出して1/fゆらぎ制御信号
を生成するようにしてもよい。
出した、生体に対して1/fゆらぎに関係する周囲環境
の状態に基づいて1/fゆらぎ制御信号を生成したが、
予めゆらぎの制御パターンを記憶しておき、それを所定
のプログラムに従って読み出して1/fゆらぎ制御信号
を生成するようにしてもよい。
【図1】 本発明の一実施例である演奏制御装置の概略
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
11…演奏情報入力部 13…楽音信号発
生部 15…アンプ 17…スピーカ 21…基準音決定部 23…基準音変更
部 31…演奏テンポ決定部 33…演奏テンポ
変更部 41…センサ群 43…1/fゆら
ぎ制御信号生成部
生部 15…アンプ 17…スピーカ 21…基準音決定部 23…基準音変更
部 31…演奏テンポ決定部 33…演奏テンポ
変更部 41…センサ群 43…1/fゆら
ぎ制御信号生成部
Claims (6)
- 【請求項1】 内部に記憶あるいは外部から入力された
ディジタル信号による演奏情報に基づき、内蔵あるいは
外部の楽音発生手段を介した楽音発生による演奏を制御
するための制御信号を生成する制御信号生成手段を備え
た演奏制御装置において、 1/fゆらぎ制御信号を生成する1/fゆらぎ制御信号
生成手段を備えると共に、 前記制御信号生成手段は、音程に関する制御信号を、前
記演奏情報に含まれる音程情報に基づくと共に、前記1
/fゆらぎ制御信号生成手段によって生成された1/f
ゆらぎ制御信号に基づいて生成することを特徴とする演
奏制御装置。 - 【請求項2】 内部に記憶あるいは外部から入力された
ディジタル信号による演奏情報に基づき、内蔵あるいは
外部の楽音発生手段を介した楽音発生による演奏を制御
するための制御信号を生成する制御信号生成手段を備え
た演奏制御装置において、 1/fゆらぎ制御信号を生成する1/fゆらぎ制御信号
生成手段を備えると共に、 前記制御信号生成手段は、演奏テンポに関する制御信号
を、前記演奏情報に含まれる演奏テンポ情報に基づくと
共に、前記1/fゆらぎ制御信号生成手段によって生成
された1/fゆらぎ制御信号に基づいて生成することを
特徴とする演奏制御装置。 - 【請求項3】 内部に記憶あるいは外部から入力された
ディジタル信号による演奏情報に基づき、内蔵あるいは
外部の楽音発生手段を介した楽音発生による演奏を制御
するための制御信号を生成する制御信号生成手段を備え
た演奏制御装置において、 1/fゆらぎ制御信号を生成する1/fゆらぎ制御信号
生成手段を備えると共に、 前記制御信号生成手段は、音程及び演奏テンポに関する
制御信号を、前記演奏情報に含まれる音程及び演奏テン
ポ情報に基づくと共に、前記1/fゆらぎ制御信号生成
手段によって生成された1/fゆらぎ制御信号に基づい
て生成することを特徴とする演奏制御装置。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の演奏制御装
置において、 生体に対して1/fゆらぎに関係する周囲環境の状態を
検出する状態検出手段を備え、 前記1/fゆらぎ制御信号生成手段は、該状態検出手段
によって検出した周囲環境状態に基づいて前記1/fゆ
らぎ制御信号を生成することを特徴とする自動演奏装
置。 - 【請求項5】 請求項1,2又は3に記載の演奏制御装
置において、 前記1/fゆらぎ制御信号生成手段は、所定のゆらぎ制
御パターンに基づいて前記1/fゆらぎ制御信号を生成
することを特徴とする演奏制御装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の演奏制
御装置において、 前記1/fゆらぎ制御信号を生成する1/fゆらぎ制御
信号生成手段の代わりに、1/f2 ゆらぎ制御信号を生
成する1/f2 ゆらぎ制御信号生成手段を備えることを
特徴とする演奏制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133784A JPH08328555A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 演奏制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133784A JPH08328555A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 演奏制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08328555A true JPH08328555A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15112927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7133784A Pending JPH08328555A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 演奏制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08328555A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004355789A (ja) * | 2003-05-02 | 2004-12-16 | Sony Corp | データ再生装置およびデータ再生方法、並びにデータ記録再生装置およびデータ記録再生方法 |
JP2006201438A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Sony Corp | 再生装置および再生方法 |
US8134062B2 (en) | 2009-02-04 | 2012-03-13 | Samsung Electronics Co., Ltd | Apparatus and method for generating music using bio-signal |
JP2014120024A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Fujitsu Ltd | プログラム、監視装置および監視方法 |
US8805559B2 (en) | 2010-04-17 | 2014-08-12 | NL Giken Incorporated | Electronic music box |
USRE46481E1 (en) | 2006-02-17 | 2017-07-18 | Sony Corporation | Content reproducing apparatus, audio reproducing apparatus and content reproducing method |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP7133784A patent/JPH08328555A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004355789A (ja) * | 2003-05-02 | 2004-12-16 | Sony Corp | データ再生装置およびデータ再生方法、並びにデータ記録再生装置およびデータ記録再生方法 |
JP2006201438A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Sony Corp | 再生装置および再生方法 |
USRE46481E1 (en) | 2006-02-17 | 2017-07-18 | Sony Corporation | Content reproducing apparatus, audio reproducing apparatus and content reproducing method |
US8134062B2 (en) | 2009-02-04 | 2012-03-13 | Samsung Electronics Co., Ltd | Apparatus and method for generating music using bio-signal |
US8805559B2 (en) | 2010-04-17 | 2014-08-12 | NL Giken Incorporated | Electronic music box |
JP2014120024A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Fujitsu Ltd | プログラム、監視装置および監視方法 |
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