JPH1185174A - 利用者が伴奏音楽を演奏できるカラオケ装置 - Google Patents
利用者が伴奏音楽を演奏できるカラオケ装置Info
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- JPH1185174A JPH1185174A JP9239882A JP23988297A JPH1185174A JP H1185174 A JPH1185174 A JP H1185174A JP 9239882 A JP9239882 A JP 9239882A JP 23988297 A JP23988297 A JP 23988297A JP H1185174 A JPH1185174 A JP H1185174A
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Abstract
カラオケ装置において、演奏技術がなくても正しい伴奏
音を出力する。 【解決手段】 各伴奏音に対応する音符情報を時系列順
に配置したデジタル楽譜情報を処理し、複数種類の各楽
器の音色に対応した電子的音源を備え、模擬楽器の演奏
操作に連動した演奏信号を受け取るインタフェース手段
は、前記演奏信号入力を楽器音の発生タイミングとして
代替ノートオン信号を発生し、前記電子的音源をシーケ
ンス制御してカラオケ伴奏音楽のオーディオ信号を生成
するシーケンス制御手段は、利用者が指定した特定の楽
器に対応するパートの前記音符情報のうち、前記代替ノ
ートオン信号の発生時点にもっとも近い時点に配置され
た音符情報を採用して、当該楽器パートに対応する前記
音符情報に含まれるノートオン信号を前記代替ノートオ
ン信号に代替してシーケンス制御するカラオケ装置とし
た。
Description
し、特にカラオケ利用者がカラオケ伴奏音楽の演奏に参
加できるカラオケ装置に関する。
カラオケ楽曲の伴奏音楽に合わせて歌唱する。歌唱者
は、歌唱に際して、少しでも歌手に似せて歌うなどし
て、場を大いに盛り上げようとする。しかし、キーボー
ドやギターなどの楽器を演奏しながら歌唱する歌手や、
グループ歌手のようにボーカルとバンドというように歌
唱と楽器の演奏とが一体となって初めてその歌手らしく
なる場合もある。そこで、楽器を演奏しながらカラオケ
楽曲を歌唱したり、他の同伴者が楽器を使って伴奏音楽
を演奏したりして場を大いに盛り上げられるカラオケ装
置が必要となる。
オケデータを処理してカラオケ伴奏音楽を生成し、その
オーディオ信号をスピーカに出力するシンセサイザ制御
タイプのカラオケ装置を利用する方法が提案されてい
る。これは、カラオケ装置が備えるシンセサイザをカラ
オケ伴奏音楽だけでなく、外付けのMIDI楽器による
演奏音楽の生成用としても使用するものである。このよ
うなカラオケ装置の具体的な例として、特開平6−16
1480号、特開平6−161481号、特開平6−3
08990号、特開平6−308991号、特開平7−
84587号、特開平8−30284号公報(従来例
〜)などの技術が開示されている。また、特表平8−
510849号公報に開示されている技術(従来例)
では、カラオケ伴奏音楽における伴奏音の音符列を記述
した指揮用音符情報を用意し、MIDI楽器の演奏操作
に連動したタイミングで発生する伴奏音を音符情報に基
づいた正確な伴奏音に置き換えて出力している。
た伴奏音楽の楽器演奏はあくまでもカラオケの娯楽性の
向上を目的としたものであり、カラオケ本来の目的であ
る歌唱を補助することで場を盛り上げるための機能であ
る。従って、楽器演奏された伴奏音楽に合わせて歌唱者
が気持ちよく歌えないようでは伴奏音楽を楽器演奏でき
てもあまり価値はない。歌唱者が気持ちよく歌うために
は、楽器演奏がカラオケ伴奏音楽にある程度忠実である
必要がある。従来例〜に開示された技術では、楽器
の演奏状態がそのまま伴奏音楽に反映され、よほど楽器
の演奏操作に熟達した人でなければ、違和感のない程度
にカラオケ伴奏音楽を演奏することは難しい。たとえ、
熟達した人であってもすべての楽曲を楽譜なしで演奏す
ることは至難の業であり、何らかの楽譜表示が必要とな
る。そこで、従来例では、ディスプレイに歌詞表示
とともにコードなどの楽譜を挿入して表示している。ま
た、従来例では、楽器に運指ガイド表示機能を設けて
いる。しかし、従来例では、ディスプレイに表示さ
れる情報が多く、歌詞が読みづらい。そのため、歌唱者
が気持ちよく歌えなくなるという問題が発生する。従来
例では、高価な運指ガイド機能付きのMIDI楽器を
用意しなくてはならず、多数のカラオケルームを備える
カラオケボックスなどでは、設備投資に多大な費用を要
する。
奏機能を使ってカラオケを楽しむにはあまりにも高度な
演奏技術を必要とする。そのため、一般のカラオケ愛好
者にとってあまり利用価値のある機能とはなっていな
い。カラオケを楽しむ場合、楽器を演奏しながら歌った
り、あるいは、同伴者がグループ歌手のバンド役として
楽器演奏する“振り”ができればそれだけで十分に楽し
めるはずである。しかし、“振り”と言っても、演奏操
作に関係なくカラオケ伴奏音楽が勝手に演奏されるよう
では、面白味に欠ける。演奏操作に連動したタイミング
で正確な伴奏音が発生されることによって、利用者は本
当に演奏している気分になれる。
揮用音符情報によって規定されている。そして、演奏操
作に連動したタイミングで正確な伴奏音を出力すること
ができる。しかし、指揮用音符情報の時系列に点在する
音符の順番とMIDI楽器による演奏操作の順番を1対
1に対応させ、本来の伴奏音が出力されるべきタイミン
グに演奏操作を正確に合わせないと音が出ないようにな
っている。そのため、指揮用音符情報に各伴奏音の出力
されるべきタイミングを時間情報として事前に記述して
おく必要がある。また、この指揮用音符情報は、伴奏音
楽用のデータとは別に用意しなくてはならない。従っ
て、同じカラオケ楽曲に対し2つのデータを作成する必
要がある。これでは、データ作成にかかるコストと時間
が増加し、新曲の追加などにも迅速に対応できない。も
ちろん、データの格納効率も低下する。また、演奏操作
のタイミングを正確に合わせる必要性から、伴奏音楽に
同期した心電図状のグラフを表示して演奏タイミングを
演奏者に認知させている。そのため、演奏者はこの心電
図の振幅ピークに合わせた演奏操作をするために心電図
が表示されるディスプレイを凝視していなくてはならな
い。もし、楽器演奏をしながら歌唱するのであれば、歌
詞と心電図の両方を同時に見なくてはならず、カラオケ
本来の目的である歌唱に集中できなくなる。また、同伴
者が演奏する場合であっても、ディスプレイを凝視しな
がらの演奏では場が盛り上がるような演出ができず、か
えって場を白けさせてしまう。もちろん、この演奏指示
よる弊害は、他の従来例()にとっても同様に発
生する。
演奏指示表示がなくてもカラオケ利用者が気軽に楽器演
奏に参加でき、しかも本来のカラオケ伴奏音楽と比べて
も遜色のない楽器演奏をすることができるカラオケ装置
を提供することを目的としている。
は、次の要件(1)〜(4)を備えることとした。 (1)カラオケデータは、複数の楽器が演奏する伴奏音
を所定の表現形式に従ったデジタル楽譜情報によってカ
ラオケ伴奏音楽を記述し、この楽譜情報は、どの楽器が
どのタイミングでどのような伴奏音を演奏するかを記述
した音符情報を時系列順に配置している。 (2)前記複数種類の各楽器の音色に対応したオーディ
オ信号を発生するための電子的音源と、前記カラオケデ
ータの前記デジタル楽譜情報に従って前記電子的音源を
シーケンス制御してカラオケ伴奏音楽のオーディオ信号
を生成するためのシーケンス制御手段を備え、前記オー
ディオ信号をスピーカから発音させる。 (3)利用者が演奏操作する模擬楽器の演奏信号を受け
取るインタフェース手段は、模擬楽器の演奏操作に連動
して楽器音の発生タイミングを特定するための代替ノー
トオン信号を発生する。 (4)カラオケ伴奏音楽のデジタル楽譜情報の中のどの
楽器パートについて前記模擬楽器により代替演奏するの
かを指定するユーザ入力を受け付け、前記シーケンス制
御手段は、指定された楽器パートに対応する前記音符情
報に含まれるノートオン信号を前記代替ノートオン信号
に代替してシーケンス制御するとともに、前記デジタル
楽譜情報中の当該楽器パートの演奏時間軸上に配列され
た前記音符情報のうち、前記代替ノートオン信号の発生
時点にもっとも近い時点に配置された音符情報を採用す
る。
代替ノートオン信号に加え、前記模擬楽器の演奏操作に
連動した楽器音の大きさを特定するための代替ベロシテ
ィ信号を発生し、前記シーケンス制御手段は、前記指定
された特定の楽器パートに対応する前記音符情報に含ま
れる前記ノートオン信号とベロシティ信号を前記代替ノ
ートオン信号と当該代替ベロシティ信号に代替してシー
ケンス制御してもよい。
= 図1は、本発明の実施例によるカラオケ装置の構成図を
示している。カラオケ装置1は、通信カラオケシステム
における演奏端末とほぼ同じ構成をとり、その基本動作
もほぼ同様である。内部にCPU、RAM、ROMを含
む中央制御部11は、周辺各構成部に対しデータバス1
00あるいは制御バス110を介してデータの入出力や
各種制御を行うことでこのカラオケ装置1を統括してい
る。そして、ホスト装置60より電話回線50を通じて
配信されるカラオケデータをモデム13を介して受け取
り、ハードディスク装置12に蓄積していく。
ジタル楽譜情報と歌詞描出データとを含む。中央制御部
11は、操作パネル14やリモコン送信器16からの選
曲入力情報を操作制御部17を介して受け取ると、適宜
なカラオケデータをハードディスク装置12より取り出
して処理する。カラオケデータ中のデジタル楽譜情報は
複数の楽器が演奏する伴奏音の時系列によってカラオケ
伴奏音楽を表現したものである。このデジタル楽譜情報
はシンセサイザ部30に順次転送され、各楽器パート毎
の伴奏音のオーディオ信号を生成して伴奏音楽として出
力される。伴奏音楽のオーディオ信号はミキシングアン
プ22でマイクロホン23からの歌唱者の音声信号と混
合されてスピーカ24に出力される。
に転送され、伴奏音楽に同期した歌詞画像が順次ビット
マップ展開される。この歌詞画像は、映像制御部20で
ビデオCDチェンジャ18からのムード映像にスーパー
インポーズされてディスプレイ21に出力される。
かに、カラオケデータの処理に際して、シンセサイザ部
30に接続された模擬楽器40を伴奏音楽に合わせて演
奏すると、どのような演奏状態であっても正しい伴奏音
が演奏操作に連動して出力するカラオケ簡易演奏機能を
備えている。次にこのカラオケ簡易演奏機能の主要部で
あるシンセサイザ部30と模擬楽器40について詳説す
る。
にCPU、RAM、ROMを含むマイコン本体であるシ
ンセサイザ制御部31と、複数種類の楽器の音色に対応
した複数の音源34と、模擬楽器40との物理的および
電気的な接続インタフェースである演奏データ入力部3
3とを備えている。シンセサイザ制御部31は、中央制
御部11から送られてくるデジタル楽譜情報に従って音
源34をシーケンス制御する。デジタル楽譜情報は、ど
の楽器がどのタイミングでどのような(音程、強さ、ア
フタータッチなど)伴奏音を演奏するかを記述した音符
情報を伴奏音楽の時系列に従った順番で配置したデジタ
ル楽譜情報であり、シンセサイザ制御部31は、このデ
ジタル楽譜情報を各楽器パート毎の楽譜情報として整理
し、音符情報に含まれる伴奏音発生タイミングを示すノ
ートオン信号に従って各音源34を駆動する。各音源3
4が生成したオーディオ信号はオーディオ信号合成部3
5で合奏されて伴奏音楽のオーディオ信号が出力され
る。
楽器であり、通常のギターとほぼ同様の外観と同様の演
奏操作子(弦)を備えている。この模擬楽器40の弦を
つま弾くと、どの弦がどのくらいの強さ(速さ)で弾か
れたかなどの演奏状態をMIDI形式に従って記述し、
その演奏データをリアルタイムで発生する。この演奏デ
ータは模擬楽器に設置されたMIDI出力端子より出力
され、MIDI用の伝送コードを介して他のMIDI楽
器などにデータ転送することができる。なお、模擬楽器
40はギターなどの弦楽器に限らず、鍵盤楽器や管楽器
あるいは打楽器としてもよい。
って行われる。まず、模擬楽器40の演奏操作に連動し
て出力される楽器の音色を指定する。この音色の指定
は、操作パネル14や必要に応じて模擬楽器40に設置
された楽器パート選択キーなどの適宜なユーザインタフ
ェース手段によって行う。この場合、模擬楽器の形態に
関わらず他の楽器など適宜な音色の楽器パートを自由に
選択できる。そして、このユーザインタフェース手段か
らカラオケ簡易演奏機能の起動入力を行う。リクエスト
楽曲の演奏処理が始まるとシンセサイザ制御部31は、
伴奏音楽の演奏開始時点からの演奏時間を計測する。さ
らに、指定された楽器パートのデジタル楽譜情報の時間
軸上に点在する各音符情報に含まれるタイミング情報か
ら各伴奏音が本来発生される時間を計算する。そして、
現在の演奏時間とそれぞれの伴奏音発生時間とを逐次比
較することで、演奏時間にもっとも近い時点に配置され
た音符情報を順次特定していく。そして、特定した音符
情報を音符情報格納部32に順次一時格納していく。従
って、このまま演奏処理が進むと、指定した楽器パート
に対応する音源34からはオーディオ信号が出力されな
いことになる。なお、本実施例では、音符情報格納部3
2としてRAM内の所定の記憶領域を割り当てている。
もちろん、他の記憶媒体を用意してもよい。
MIDI入力端子を備えた演奏入力データ入力部33に
入力される。この演奏データ入力部33は、入力された
演奏データをその内容の如何に関わらず、データが入力
されたことだけを示す信号(以下、代替ノートオン信
号)に変換してシンンセサイザ制御部31に与える。シ
ンセサイザ制御部31は、代替ノートオン信号を一時格
納されている音符情報のノートオン信号として受け取る
ことで、直ちに格納されている音符情報に従った伴奏音
を該当する音源に生成させる。これにより、伴奏音が模
擬楽器40の演奏操作に同期して出力される。
DI形式に従って表現される必要はなく、所定の音符情
報を該当する音源へ転送するためのトリガであればよ
い。
音符情報の時間的配列と本来のカラオケ伴奏音の発生状
態、および楽器操作に連動して発生する代替ノートオン
信号の発生タイミングとそれに伴う楽器伴奏音の発生状
態の一例を概略的に示すためのグラフを示している。楽
譜上の音符列a1〜f1に対して、カラオケ伴奏音楽は
演奏時系列的に一致したa2〜f2の伴奏音が発生す
る。一方、代替ノートオン信号の発生タイミングをパル
スa3,b3−1,b3−2,c3〜f3で示してい
る。各パルスに対応して出力される伴奏音は、その発生
タイミングに同期してa2,b2,b2,c2〜f2と
なる。ここで、特徴的なことは、連続した2つのパルス
b3−1およびb3−2に対して同じ音符b1が対応
し、伴奏音b2が連続して出力されていることである。
すなわち、パルスの発生順と楽譜上の音符の順番が場合
によっては、1対1に対応しないということである。複
数のパルスの発生時点にもっとも近い時点に存在する音
符が同じ場合であるとき同じ伴奏音が連続して出力され
る。
奏操作した時点が特定できる信号が発生されればよい。
この場合、例えば、ギターを模した模擬楽器であれば、
ある弦をつま弾いたとき、弦の種類や弦のはじき方(強
弱)には依存しない同じ形状のパルスが演奏データとし
て発生するようにする。そして、演奏データ入力部でこ
のパルスを受け取った時点を伴奏音の発生時点として代
替ノートオン信号に変換してシンセサイザ制御部に入力
する。これによって、上述したカラオケ簡易演奏機能と
全く同じ動作が可能となる。当然、楽器の形状は、ギタ
ーに限らず、鍵盤楽器や管楽器あるいは打楽器などに適
宜変更できる。鍵盤の押圧やマウスピースからの吹き込
みあるいは殴打に対して上述したパルスが発生されれば
よい。
らず、複数の模擬楽器でもよい。複数の模擬楽器に複数
の楽器パートを割り当て、シンセサイザ部では、それぞ
れの楽器パートの音符情報を一時格納していく。それに
より、特定の楽器の演奏操作に対してそのパートの伴奏
音が出力される。
ートを割り当ててもよい。例えば、ドラムなどは、通常
バス、スネア、タム、クラッシュ、ハイハットなどの各
ドラムパートからなるドラムセットである。このような
場合でも、パート毎に打ち分けをしなくても適当に連続
してドラムを叩けば、各パートのドラム音が発生する。
ングに反映させているが、演奏操作時の強さ(音の大き
さ)も伴奏音に反映させてもよい。模擬楽器がMIDI
楽器の場合は、周知のごとく音の大きさは、“ベロシテ
ィ”というパラメータとして演奏データに記述されてい
るのでこのMIDI入力されたベロシティ値を音符情報
のベロシティ値と置き換えることで演奏操作の強弱を伴
奏音に反映させることができる。また、模擬楽器がMI
DI楽器でない場合は、演奏操作に連動して発生するパ
ルスをその強さに応じて振幅を変化させるなどして音の
大きさを示すことができる信号波形を出力すればよい。
そして、演奏データ入力部がこの信号に基づいてMID
I形式のベロシティ値に変換すればよい。
予め演奏時間帯―音符情報テーブルなどによって対応づ
けておいてもよい。この場合、デジタル楽譜情報におけ
る各音符情報の時間的配列から各音符間の中間点をそれ
ぞれ特定し、それぞれの音符情報における配置時点の前
後の中間点間がそれぞれの音符情報の採用時間帯とな
る。従って、所定の音符情報に対して採用時間帯が対応
づけられる。この対応づけをテーブルとして音符情報格
納部に格納しておけば、演奏時点によって採用される音
符情報が特定される。
応した各伴奏音を模擬楽器の演奏操作タイミングのみを
反映させて出力するため、演奏技術がなくても本来の伴
奏音によって伴奏音楽を演奏できる。従って、カラオケ
利用者が気軽に楽器演奏に参加できる。さらに、楽器の
演奏操作時点にもっとも近い時点に配置されている音符
情報を自動的に採用するため、本来のカラオケ伴奏音楽
と比べても遜色のない楽器演奏をすることができるとと
もに、自由自在な楽器編成を組むことが可能となる。複
数の模擬楽器に複数の楽器パートを割り当てられること
はもちろん、一つの模擬楽器に複数の楽器パートを割り
当てることもできる。ドラムセットなど各楽器パートの
伴奏音の発生タイミングが異なっていても連続した演奏
操作によって、それぞれのパート毎の伴奏音を正確に打
ち分けて出力することができる。また、演奏タイミング
などを指示するための演奏指示表示を必要としない。そ
のため、多くの情報が混在した表示をディスプレイに出
力しなくてもよく、従来通り見やすい歌詞表示とするこ
とができる。専用の表示システムも不要となり、装置の
コストアップを招くこともない。
情報として、音の強弱を示す情報も付加することも可能
である。それによって、演奏者の好みに応じて伴奏音の
大きさをコントロールすることがでる。従って、場の雰
囲気に合わせて自在な演出が可能となり、場を大いに盛
り上げることができる。
ある。
ある。
デジタル楽譜情報と出力される伴奏音の時系列関係を示
すための概略図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 利用者が伴奏音楽を演奏できるカラオケ
装置であって、次の要件(1)〜(4)を備える。 (1)カラオケデータは、複数の楽器が演奏する伴奏音
を所定の表現形式に従ったデジタル楽譜情報によってカ
ラオケ伴奏音楽を記述している。前記楽譜情報は、どの
楽器がどのタイミングでどのような伴奏音を演奏するか
を記述した音符情報を時系列順に配置している。 (2)前記複数種類の各楽器の音色に対応したオーディ
オ信号を発生するための電子的音源と、前記カラオケデ
ータの前記デジタル楽譜情報に従って前記電子的音源を
シーケンス制御してカラオケ伴奏音楽のオーディオ信号
を生成するためのシーケンス制御手段とを備え、前記オ
ーディオ信号をスピーカから出力する。 (3)利用者が演奏操作する模擬楽器の演奏信号を受け
取るインタフェース手段を備える。このインタフェース
手段は、前記模擬楽器の演奏操作に連動して楽器音の発
生タイミングを特定するための代替ノートオン信号を発
生する。 (4)カラオケ伴奏音楽のデジタル楽譜情報の中のどの
楽器パートについて前記模擬楽器により代替演奏するの
かを指定するユーザ入力を受け付ける。前記シーケンス
制御手段は、指定された楽器パートに対応する前記音符
情報に含まれるノートオン信号を前記代替ノートオン信
号に代替してシーケンス制御するとともに、前記デジタ
ル楽譜情報中の当該楽器パートの演奏時間軸上に配列さ
れた前記音符情報のうち、前記代替ノートオン信号の発
生時点にもっとも近い時点に配置された音符情報を採用
する。 - 【請求項2】 請求項1において、前記インタフェース
手段は、前記代替ノートオン信号に加え、前記模擬楽器
の演奏操作に連動した楽器音の大きさを特定するための
代替ベロシティ信号を発生し、前記シーケンス制御手段
は、前記指定された特定の楽器パートに対応する前記音
符情報に含まれる前記ノートオン信号とベロシティ信号
を前記代替ノートオン信号と当該代替ベロシティ信号に
代替してシーケンス制御することを特徴とするカラオケ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23988297A JP3618203B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 利用者が伴奏音楽を演奏できるカラオケ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23988297A JP3618203B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 利用者が伴奏音楽を演奏できるカラオケ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1185174A true JPH1185174A (ja) | 1999-03-30 |
JP3618203B2 JP3618203B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=17051291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23988297A Expired - Fee Related JP3618203B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 利用者が伴奏音楽を演奏できるカラオケ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3618203B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011138130A (ja) * | 2009-12-31 | 2011-07-14 | Kumyoung Co Ltd | 携帯用電子機器を利用したカラオケ協演方法 |
CN103531053A (zh) * | 2013-10-17 | 2014-01-22 | 张济鹏 | 乐器学习用演奏教练仪 |
CN106205577A (zh) * | 2016-09-07 | 2016-12-07 | 广州丰谱信息技术有限公司 | 一种具有空间音效感的可柔性配置扬声器阵列的电子乐器 |
WO2016204331A1 (ko) * | 2015-06-16 | 2016-12-22 | (주) 승재 | 광 선로 감시 시스템 |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP23988297A patent/JP3618203B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011138130A (ja) * | 2009-12-31 | 2011-07-14 | Kumyoung Co Ltd | 携帯用電子機器を利用したカラオケ協演方法 |
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WO2016204331A1 (ko) * | 2015-06-16 | 2016-12-22 | (주) 승재 | 광 선로 감시 시스템 |
CN106205577A (zh) * | 2016-09-07 | 2016-12-07 | 广州丰谱信息技术有限公司 | 一种具有空间音效感的可柔性配置扬声器阵列的电子乐器 |
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JP3618203B2 (ja) | 2005-02-09 |
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