JP3618203B2 - 利用者が伴奏音楽を演奏できるカラオケ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケ装置に関し、特にカラオケ利用者がカラオケ伴奏音楽の演奏に参加できるカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
普通、カラオケを楽しむ場合、利用者がカラオケ楽曲の伴奏音楽に合わせて歌唱する。歌唱者は、歌唱に際して、少しでも歌手に似せて歌うなどして、場を大いに盛り上げようとする。しかし、キーボードやギターなどの楽器を演奏しながら歌唱する歌手や、グループ歌手のようにボーカルとバンドというように歌唱と楽器の演奏とが一体となって初めてその歌手らしくなる場合もある。そこで、楽器を演奏しながらカラオケ楽曲を歌唱したり、他の同伴者が楽器を使って伴奏音楽を演奏したりして場を大いに盛り上げられるカラオケ装置が必要となる。
【0003】
この要望に対し、MIDI形式によるカラオケデータを処理してカラオケ伴奏音楽を生成し、そのオーディオ信号をスピーカに出力するシンセサイザ制御タイプのカラオケ装置を利用する方法が提案されている。これは、カラオケ装置が備えるシンセサイザをカラオケ伴奏音楽だけでなく、外付けのMIDI楽器による演奏音楽の生成用としても使用するものである。このようなカラオケ装置の具体的な例として、特開平6−161480号、特開平6−161481号、特開平6−308990号、特開平6−308991号、特開平7−84587号、特開平8−30284号公報(従来例▲1▼〜▲6▼)などの技術が開示されている。また、特表平8−510849号公報に開示されている技術(従来例▲7▼)では、カラオケ伴奏音楽における伴奏音の音符列を記述した指揮用音符情報を用意し、MIDI楽器の演奏操作に連動したタイミングで発生する伴奏音を音符情報に基づいた正確な伴奏音に置き換えて出力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
カラオケ装置を利用した伴奏音楽の楽器演奏はあくまでもカラオケの娯楽性の向上を目的としたものであり、カラオケ本来の目的である歌唱を補助することで場を盛り上げるための機能である。従って、楽器演奏された伴奏音楽に合わせて歌唱者が気持ちよく歌えないようでは伴奏音楽を楽器演奏できてもあまり価値はない。歌唱者が気持ちよく歌うためには、楽器演奏がカラオケ伴奏音楽にある程度忠実である必要がある。従来例▲1▼〜▲6▼に開示された技術では、楽器の演奏状態がそのまま伴奏音楽に反映され、よほど楽器の演奏操作に熟達した人でなければ、違和感のない程度にカラオケ伴奏音楽を演奏することは難しい。たとえ、熟達した人であってもすべての楽曲を楽譜なしで演奏することは至難の業であり、何らかの楽譜表示が必要となる。そこで、従来例▲4▼▲5▼では、ディスプレイに歌詞表示とともにコードなどの楽譜を挿入して表示している。また、従来例▲1▼では、楽器に運指ガイド表示機能を設けている。
しかし、従来例▲4▼▲5▼では、ディスプレイに表示される情報が多く、歌詞が読みづらい。そのため、歌唱者が気持ちよく歌えなくなるという問題が発生する。従来例▲1▼では、高価な運指ガイド機能付きのMIDI楽器を用意しなくてはならず、多数のカラオケルームを備えるカラオケボックスなどでは、設備投資に多大な費用を要する。
【0005】
上述した従来例▲1▼〜▲6▼に搭載された楽器演奏機能を使ってカラオケを楽しむにはあまりにも高度な演奏技術を必要とする。そのため、一般のカラオケ愛好者にとってあまり利用価値のある機能とはなっていない。
カラオケを楽しむ場合、楽器を演奏しながら歌ったり、あるいは、同伴者がグループ歌手のバンド役として楽器演奏する“振り”ができればそれだけで十分に楽しめるはずである。しかし、“振り”と言っても、演奏操作に関係なくカラオケ伴奏音楽が勝手に演奏されるようでは、面白味に欠ける。演奏操作に連動したタイミングで正確な伴奏音が発生されることによって、利用者は本当に演奏している気分になれる。
【0006】
確かに、従来例▲7▼では、正確な伴奏音は指揮用音符情報によって規定されている。そして、演奏操作に連動したタイミングで正確な伴奏音を出力することができる。しかし、指揮用音符情報の時系列に点在する音符の順番とMIDI楽器による演奏操作の順番を1対1に対応させ、本来の伴奏音が出力されるべきタイミングに演奏操作を正確に合わせないと音が出ないようになっている。そのため、指揮用音符情報に各伴奏音の出力されるべきタイミングを時間情報として事前に記述しておく必要がある。また、この指揮用音符情報は、伴奏音楽用のデータとは別に用意しなくてはならない。従って、同じカラオケ楽曲に対し2つのデータを作成する必要がある。これでは、データ作成にかかるコストと時間が増加し、新曲の追加などにも迅速に対応できない。もちろん、データの格納効率も低下する。また、演奏操作のタイミングを正確に合わせる必要性から、伴奏音楽に同期した心電図状のグラフを表示して演奏タイミングを演奏者に認知させている。そのため、演奏者はこの心電図の振幅ピークに合わせた演奏操作をするために心電図が表示されるディスプレイを凝視していなくてはならない。もし、楽器演奏をしながら歌唱するのであれば、歌詞と心電図の両方を同時に見なくてはならず、カラオケ本来の目的である歌唱に集中できなくなる。また、同伴者が演奏する場合であっても、ディスプレイを凝視しながらの演奏では場が盛り上がるような演出ができず、かえって場を白けさせてしまう。もちろん、この演奏指示よる弊害は、他の従来例(▲1▼▲4▼▲5▼)にとっても同様に発生する。
【0007】
そこで、本発明は、演奏技術や楽譜などの演奏指示表示がなくてもカラオケ利用者が気軽に楽器演奏に参加でき、しかも本来のカラオケ伴奏音楽と比べても遜色のない楽器演奏をすることができるカラオケ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る「利用者が伴奏音楽を演奏できるカラオケ装置」は、つぎの事項(1)〜(4)により特定されるものである。
(1)複数の楽器で演奏するカラオケ伴奏音楽が記述されているデジタル楽譜情報に従って電子的音源をシーケンス制御してカラオケ伴奏音楽のオーディオ信号を生成するカラオケ装置である。
(2)カラオケ伴奏音楽の演奏中に、デジタル楽譜情報の単音楽器パートの音符情報の配列について、音楽の演奏進行に伴って順番に1つの音符情報を特定する音符特定手段を備える。
(3)利用者が模擬楽器を演奏したときの信号を受け取って代替ノートオン信号を発生する模擬楽器インタフェース手段を備える。
(4)模擬楽器インタフェース手段が代替ノートオン信号を発生するごとに、その時点において音符特定手段が特定している音符情報に基づいて、その音符情報により規定されている楽器音の単音の始終を当該時点を起点にして生成するように電子的音源を駆動する模擬演奏音出力手段とを備える。
【0009】
また、この発明においては、模擬楽器インタフェース手段は楽器音の大きさを特定するための代替ベロシティ信号を代替ノートオン信号とともに発生し、模擬演奏音出力手段は、模擬楽器インタフェース手段が代替ノートオン信号と代替ベロシティ信号の対を発生するごとに、その時点において音符特定手段が特定している音符情報と発生した代替ベロシティ信号に基づいて電子的音源を駆動して楽器音を出力するように構成することが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
===本発明によるカラオケ装置の構成と基本動作===
図1は、本発明の実施例によるカラオケ装置の構成図を示している。カラオケ装置1は、通信カラオケシステムにおける演奏端末とほぼ同じ構成をとり、その基本動作もほぼ同様である。
内部にCPU、RAM、ROMを含む中央制御部11は、周辺各構成部に対しデータバス100あるいは制御バス110を介してデータの入出力や各種制御を行うことでこのカラオケ装置1を統括している。そして、ホスト装置60より電話回線50を通じて配信されるカラオケデータをモデム13を介して受け取り、ハードディスク装置12に蓄積していく。
【0011】
カラオケデータは、MIDI形式によるデジタル楽譜情報と歌詞描出データとを含む。中央制御部11は、操作パネル14やリモコン送信器16からの選曲入力情報を操作制御部17を介して受け取ると、適宜なカラオケデータをハードディスク装置12より取り出して処理する。カラオケデータ中のデジタル楽譜情報は複数の楽器が演奏する伴奏音の時系列によってカラオケ伴奏音楽を表現したものである。このデジタル楽譜情報はシンセサイザ部30に順次転送され、各楽器パート毎の伴奏音のオーディオ信号を生成して伴奏音楽として出力される。伴奏音楽のオーディオ信号はミキシングアンプ22でマイクロホン23からの歌唱者の音声信号と混合されてスピーカ24に出力される。
【0012】
また、歌詞描出データはビデオRAM19に転送され、伴奏音楽に同期した歌詞画像が順次ビットマップ展開される。この歌詞画像は、映像制御部20でビデオCDチェンジャ18からのムード映像にスーパーインポーズされてディスプレイ21に出力される。
【0013】
カラオケ装置1は、上述した基本機能のほかに、カラオケデータの処理に際して、シンセサイザ部30に接続された模擬楽器40を伴奏音楽に合わせて演奏すると、どのような演奏状態であっても正しい伴奏音が演奏操作に連動して出力するカラオケ簡易演奏機能を備えている。次にこのカラオケ簡易演奏機能の主要部であるシンセサイザ部30と模擬楽器40について詳説する。
【0014】
===カラオケ簡易演奏機能===
▲1▼シンセサイザ部の基本構成とカラオケ伴奏音楽の生成
図2はシンセサイザ部30の構成図を示している。内部にCPU、RAM、ROMを含むマイコン本体であるシンセサイザ制御部31と、複数種類の楽器の音色に対応した複数の音源34と、模擬楽器40との物理的および電気的な接続インタフェースである演奏データ入力部33とを備えている。
シンセサイザ制御部31は、中央制御部11から送られてくるデジタル楽譜情報に従って音源34をシーケンス制御する。デジタル楽譜情報は、どの楽器がどのタイミングでどのような(音程、強さ、アフタータッチなど)伴奏音を演奏するかを記述した音符情報を伴奏音楽の時系列に従った順番で配置したデジタル楽譜情報であり、シンセサイザ制御部31は、このデジタル楽譜情報を各楽器パート毎の楽譜情報として整理し、音符情報に含まれる伴奏音発生タイミングを示すノートオン信号に従って各音源34を駆動する。各音源34が生成したオーディオ信号はオーディオ信号合成部35で合奏されて伴奏音楽のオーディオ信号が出力される。
【0015】
▲2▼模擬楽器
本実施例において、模擬楽器40はギター型のMIDI楽器であり、通常のギターとほぼ同様の外観と同様の演奏操作子(弦)を備えている。この模擬楽器40の弦をつま弾くと、どの弦がどのくらいの強さ(速さ)で弾かれたかなどの演奏状態をMIDI形式に従って記述し、その演奏データをリアルタイムで発生する。この演奏データは模擬楽器に設置されたMIDI出力端子より出力され、MIDI用の伝送コードを介して他のMIDI楽器などにデータ転送することができる。
なお、模擬楽器40はギターなどの弦楽器に限らず、鍵盤楽器や管楽器あるいは打楽器としてもよい。
【0016】
▲3▼カラオケ簡易演奏機能の動作
上述したカラオケ簡易演奏機能の動作は、次の経路によって行われる。まず、模擬楽器40の演奏操作に連動して出力される楽器の音色を指定する。この音色の指定は、操作パネル14や必要に応じて模擬楽器40に設置された楽器パート選択キーなどの適宜なユーザインタフェース手段によって行う。この場合、模擬楽器の形態に関わらず他の楽器など適宜な音色の楽器パートを自由に選択できる。そして、このユーザインタフェース手段からカラオケ簡易演奏機能の起動入力を行う。リクエスト楽曲の演奏処理が始まるとシンセサイザ制御部31は、伴奏音楽の演奏開始時点からの演奏時間を計測する。さらに、指定された楽器パートのデジタル楽譜情報の時間軸上に点在する各音符情報に含まれるタイミング情報から各伴奏音が本来発生される時間を計算する。そして、現在の演奏時間とそれぞれの伴奏音発生時間とを逐次比較することで、演奏時間にもっとも近い時点に配置された音符情報を順次特定していく。そして、特定した音符情報を音符情報格納部32に順次一時格納していく。従って、このまま演奏処理が進むと、指定した楽器パートに対応する音源34からはオーディオ信号が出力されないことになる。なお、本実施例では、音符情報格納部32としてRAM内の所定の記憶領域を割り当てている。もちろん、他の記憶媒体を用意してもよい。
【0017】
一方、模擬楽器40からの演奏データは、MIDI入力端子を備えた演奏入力データ入力部33に入力される。この演奏データ入力部33は、入力された演奏データをその内容の如何に関わらず、データが入力されたことだけを示す信号(以下、代替ノートオン信号)に変換してシンンセサイザ制御部31に与える。シンセサイザ制御部31は、代替ノートオン信号を一時格納されている音符情報のノートオン信号として受け取ることで、直ちに格納されている音符情報に従った伴奏音を該当する音源に生成させる。これにより、伴奏音が模擬楽器40の演奏操作に同期して出力される。
【0018】
なお、代替ノートオン信号は必ずしもMIDI形式に従って表現される必要はなく、所定の音符情報を該当する音源へ転送するためのトリガであればよい。
【0019】
▲4▼楽器演奏に連動した伴奏音の出力例
図3は、指定楽器パートのデジタル楽譜情報における各音符情報の時間的配列と本来のカラオケ伴奏音の発生状態、および楽器操作に連動して発生する代替ノートオン信号の発生タイミングとそれに伴う楽器伴奏音の発生状態の一例を概略的に示すためのグラフを示している。楽譜上の音符列a1〜f1に対して、カラオケ伴奏音楽は演奏時系列的に一致したa2〜f2の伴奏音が発生する。一方、代替ノートオン信号の発生タイミングをパルスa3,b3−1,b3−2,c3〜f3で示している。各パルスに対応して出力される伴奏音は、その発生タイミングに同期してa2,b2,b2,c2〜f2となる。ここで、特徴的なことは、連続した2つのパルスb3−1およびb3−2に対して同じ音符b1が対応し、伴奏音b2が連続して出力されていることである。すなわち、パルスの発生順と楽譜上の音符の順番が場合によっては、1対1に対応しないということである。複数のパルスの発生時点にもっとも近い時点に存在する音符が同じ場合であるとき同じ伴奏音が連続して出力される。
【0020】
===その他の実施例など===
模擬楽器はMIDI楽器に限るものではなく、楽器を演奏操作した時点が特定できる信号が発生されればよい。この場合、例えば、ギターを模した模擬楽器であれば、ある弦をつま弾いたとき、弦の種類や弦のはじき方(強弱)には依存しない同じ形状のパルスが演奏データとして発生するようにする。そして、演奏データ入力部でこのパルスを受け取った時点を伴奏音の発生時点として代替ノートオン信号に変換してシンセサイザ制御部に入力する。これによって、上述したカラオケ簡易演奏機能と全く同じ動作が可能となる。当然、楽器の形状は、ギターに限らず、鍵盤楽器や管楽器あるいは打楽器などに適宜変更できる。鍵盤の押圧やマウスピースからの吹き込みあるいは殴打に対して上述したパルスが発生されればよい。
【0021】
利用者が演奏可能な模擬楽器は1つとは限らず、複数の模擬楽器でもよい。複数の模擬楽器に複数の楽器パートを割り当て、シンセサイザ部では、それぞれの楽器パートの音符情報を一時格納していく。それにより、特定の楽器の演奏操作に対してそのパートの伴奏音が出力される。
【0022】
あるいは、一つの模擬楽器に複数の楽器パートを割り当ててもよい。例えば、ドラムなどは、通常バス、スネア、タム、クラッシュ、ハイハットなどの各ドラムパートからなるドラムセットである。このような場合でも、パート毎に打ち分けをしなくても適当に連続してドラムを叩けば、各パートのドラム音が発生する。
【0023】
模擬楽器の演奏操作を伴奏音の発生タイミングに反映させているが、演奏操作時の強さ(音の大きさ)も伴奏音に反映させてもよい。模擬楽器がMIDI楽器の場合は、周知のごとく音の大きさは、“ベロシティ”というパラメータとして演奏データに記述されているのでこのMIDI入力されたベロシティ値を音符情報のベロシティ値と置き換えることで演奏操作の強弱を伴奏音に反映させることができる。また、模擬楽器がMIDI楽器でない場合は、演奏操作に連動して発生するパルスをその強さに応じて振幅を変化させるなどして音の大きさを示すことができる信号波形を出力すればよい。そして、演奏データ入力部がこの信号に基づいてMIDI形式のベロシティ値に変換すればよい。
【0024】
演奏操作に連動して採用する音符情報を、予め演奏時間帯―音符情報テーブルなどによって対応づけておいてもよい。この場合、デジタル楽譜情報における各音符情報の時間的配列から各音符間の中間点をそれぞれ特定し、それぞれの音符情報における配置時点の前後の中間点間がそれぞれの音符情報の採用時間帯となる。従って、所定の音符情報に対して採用時間帯が対応づけられる。この対応づけをテーブルとして音符情報格納部に格納しておけば、演奏時点によって採用される音符情報が特定される。
【0025】
【発明の効果】
カラオケ伴奏音楽における音符情報に対応した各伴奏音を模擬楽器の演奏操作タイミングのみを反映させて出力するため、演奏技術がなくても本来の伴奏音によって伴奏音楽を演奏できる。従って、カラオケ利用者が気軽に楽器演奏に参加できる。さらに、楽器の演奏操作時点にもっとも近い時点に配置されている音符情報を自動的に採用するため、本来のカラオケ伴奏音楽と比べても遜色のない楽器演奏をすることができるとともに、自由自在な楽器編成を組むことが可能となる。複数の模擬楽器に複数の楽器パートを割り当てられることはもちろん、一つの模擬楽器に複数の楽器パートを割り当てることもできる。ドラムセットなど各楽器パートの伴奏音の発生タイミングが異なっていても連続した演奏操作によって、それぞれのパート毎の伴奏音を正確に打ち分けて出力することができる。 また、演奏タイミングなどを指示するための演奏指示表示を必要としない。そのため、多くの情報が混在した表示をディスプレイに出力しなくてもよく、従来通り見やすい歌詞表示とすることができる。専用の表示システムも不要となり、装置のコストアップを招くこともない。
【0026】
模擬楽器の演奏操作に連動して出力される情報として、音の強弱を示す情報も付加することも可能である。それによって、演奏者の好みに応じて伴奏音の大きさをコントロールすることがでる。従って、場の雰囲気に合わせて自在な演出が可能となり、場を大いに盛り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるカラオケ装置の構成図である。
【図2】上記実施例におけるシンセサイザ部の構成図である。
【図3】上記実施例におけるカラオケ装置で処理されるデジタル楽譜情報と出力される伴奏音の時系列関係を示すための概略図である。
【符号の説明】
1 カラオケ装置
11 中央制御部
30 シンセサイザ部
31 シンセサイザ制御部
34 音源
40 模擬楽器

Claims (2)

  1. 複数の楽器で演奏するカラオケ伴奏音楽が記述されているデジタル楽譜情報に従って電子的音源をシーケンス制御してカラオケ伴奏音楽のオーディオ信号を生成するカラオケ装置において、
    カラオケ伴奏音楽の演奏中に、デジタル楽譜情報の単音楽器パートの音符情報の配列について、音楽の演奏進行に伴って順番に1つの音符情報を特定する音符特定手段と、
    利用者が模擬楽器を演奏したときの信号を受け取って代替ノートオン信号を発生する模擬楽器インタフェース手段と、
    模擬楽器インタフェース手段が代替ノートオン信号を発生するごとに、その時点において音符特定手段が特定している音符情報に基づいて、その音符情報により規定されている楽器音の単音の始終を当該時点を起点にして生成するように電子的音源を駆動する模擬演奏音出力手段と、
    を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 模擬楽器インタフェース手段は楽器音の大きさを特定するための代替ベロシティ信号を代替ノートオン信号とともに発生し、模擬演奏音出力手段は、模擬楽器インタフェース手段が代替ノートオン信号と代替ベロシティ信号の対を発生するごとに、その時点において音符特定手段が特定している音符情報と発生した代替ベロシティ信号に基づいて電子的音源を駆動して楽器音を出力する請求項1に記載のカラオケ装置。
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