JP2003083473A - ケーブル類の保護案内ガイド - Google Patents
ケーブル類の保護案内ガイドInfo
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- JP2003083473A JP2003083473A JP2001270684A JP2001270684A JP2003083473A JP 2003083473 A JP2003083473 A JP 2003083473A JP 2001270684 A JP2001270684 A JP 2001270684A JP 2001270684 A JP2001270684 A JP 2001270684A JP 2003083473 A JP2003083473 A JP 2003083473A
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- flexible tube
- guide
- synthetic resin
- cables
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/02—Details
- H02G3/04—Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G11/00—Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
- H02G11/006—Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using extensible carrier for the cable, e.g. self-coiling spring
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブル類の無理な屈曲や飛び出しを防止し
て確実に収納保護することができるとともに、屈曲や捩
れによって発生しがちな接触摩耗粉を抑制して案内ケー
ブル類の円滑な移動案内を達成することができ、しか
も、組み立てや保守点検が簡便であり、騒音が少なく軽
量で安価なケーブル類の保護案内ガイドを提供するこ
と。 【解決手段】 複数のケーブル類Ｃを内包してケーブル
移動端部１０ａとケーブル固定端部１０ｂに連結される
合成樹脂製可撓性管１０が、蛇腹状管周壁１１を備えて
いるとともに、前記合成樹脂製可撓性管１０の蛇腹状管
周壁１１に対して所定間隔で包囲嵌合される多数の合成
樹脂製屈曲規制ユニット２０が、前記合成樹脂製可撓性
管１０の所定屈曲姿勢を屈曲内周側で相互に当接して保
持する屈曲保持部２０ａと前記合成樹脂製可撓性管１０
の真っすぐな伸長姿勢を屈曲外周側で相互に当接して保
持する屈曲抑止部２０ｂを備えているケーブル類の保護
案内ガイド。
て確実に収納保護することができるとともに、屈曲や捩
れによって発生しがちな接触摩耗粉を抑制して案内ケー
ブル類の円滑な移動案内を達成することができ、しか
も、組み立てや保守点検が簡便であり、騒音が少なく軽
量で安価なケーブル類の保護案内ガイドを提供するこ
と。 【解決手段】 複数のケーブル類Ｃを内包してケーブル
移動端部１０ａとケーブル固定端部１０ｂに連結される
合成樹脂製可撓性管１０が、蛇腹状管周壁１１を備えて
いるとともに、前記合成樹脂製可撓性管１０の蛇腹状管
周壁１１に対して所定間隔で包囲嵌合される多数の合成
樹脂製屈曲規制ユニット２０が、前記合成樹脂製可撓性
管１０の所定屈曲姿勢を屈曲内周側で相互に当接して保
持する屈曲保持部２０ａと前記合成樹脂製可撓性管１０
の真っすぐな伸長姿勢を屈曲外周側で相互に当接して保
持する屈曲抑止部２０ｂを備えているケーブル類の保護
案内ガイド。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械、電子機
器、産業用ロボット、運搬機械などに使用され、これら
移動する機械、あるいは機械の移動部に給電、給液等を
行う電線ケーブル、光ファイバーケーブル、液体供給ホ
ース等可撓性のケーブル類を安全確実に保護案内する、
ケーブル類の保護案内ガイドに関する。
器、産業用ロボット、運搬機械などに使用され、これら
移動する機械、あるいは機械の移動部に給電、給液等を
行う電線ケーブル、光ファイバーケーブル、液体供給ホ
ース等可撓性のケーブル類を安全確実に保護案内する、
ケーブル類の保護案内ガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、工作機械、土木機械、搬送装置等
の移動する装置へ電線ケーブルや油圧・空圧等のホース
を接続すると、移動に伴ってケーブル・ホースに無理な
ねじれや・引張力が生じケーブル・ホースを痛めたり外
観も雑然とするため、これらのケーブルやホースを支持
案内する様々な保護案内ガイドが提案されている。
の移動する装置へ電線ケーブルや油圧・空圧等のホース
を接続すると、移動に伴ってケーブル・ホースに無理な
ねじれや・引張力が生じケーブル・ホースを痛めたり外
観も雑然とするため、これらのケーブルやホースを支持
案内する様々な保護案内ガイドが提案されている。
【０００３】例えば、特開平１０−２８３１０号公報に
提案されているケーブル類の移動案内装置は、同公報に
記載されているように（以下、部材の符号は同公報に記
載のもの。）、全体が一体成形されたプラスチック製の
もので、ケーブル類を収納する収容体（１）の底壁
（２）の底面に少なくとも１列の突状片（８）を一体成
形し、収容体（１）の屈曲部Ｒでそれらの分割された突
状片同士を当接させて一定の屈曲姿勢が保持されるよう
に設け、かつ収容体（１）の一方の側壁片（３）の上端
部に蓋片（１１）を開閉自在に一体成形し、該蓋片を他
方の側壁片（３）に着脱自在に設けたものであった。
提案されているケーブル類の移動案内装置は、同公報に
記載されているように（以下、部材の符号は同公報に記
載のもの。）、全体が一体成形されたプラスチック製の
もので、ケーブル類を収納する収容体（１）の底壁
（２）の底面に少なくとも１列の突状片（８）を一体成
形し、収容体（１）の屈曲部Ｒでそれらの分割された突
状片同士を当接させて一定の屈曲姿勢が保持されるよう
に設け、かつ収容体（１）の一方の側壁片（３）の上端
部に蓋片（１１）を開閉自在に一体成形し、該蓋片を他
方の側壁片（３）に着脱自在に設けたものであった。
【０００４】また、特公昭６２−１５００８号公報に提
案されているエネルギ導通体保持装置は、内側にはプラ
スチック製の小径管部材を配置し、その側部の外周面に
上下方向に扇状の溝を設けるとともに、外側には上下に
金属板の管部材半体を設けて、上下から小径管部材を挟
むように管部材半体を取り付けてピンで係合するもので
あり、保持装置の長さ方向の連結が、内側の小径管部材
の溝と上下の管部材半体のストッパの係合による、いわ
ゆる、連結リンク構造を備えたものであった。
案されているエネルギ導通体保持装置は、内側にはプラ
スチック製の小径管部材を配置し、その側部の外周面に
上下方向に扇状の溝を設けるとともに、外側には上下に
金属板の管部材半体を設けて、上下から小径管部材を挟
むように管部材半体を取り付けてピンで係合するもので
あり、保持装置の長さ方向の連結が、内側の小径管部材
の溝と上下の管部材半体のストッパの係合による、いわ
ゆる、連結リンク構造を備えたものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者公報の
ケーブル類の移動案内装置は、全体が一体成形されたプ
ラスチック製で可撓性があるため、屈曲部において上方
から大きな荷重が作用すると、座屈してしまい正確な屈
曲半径を維持することができないという問題点があり、
また、可撓性材質でできているため、撓みやすく、重量
の大きい支持物を収納支持することができず、片側に重
量がかかると不安定になり、捩れてしまったり、直線部
が長い場合、撓み量が大きく、さらに屈曲部において
は、剛性不足により倒れてしまう恐れがあるという問題
点があった。
ケーブル類の移動案内装置は、全体が一体成形されたプ
ラスチック製で可撓性があるため、屈曲部において上方
から大きな荷重が作用すると、座屈してしまい正確な屈
曲半径を維持することができないという問題点があり、
また、可撓性材質でできているため、撓みやすく、重量
の大きい支持物を収納支持することができず、片側に重
量がかかると不安定になり、捩れてしまったり、直線部
が長い場合、撓み量が大きく、さらに屈曲部において
は、剛性不足により倒れてしまう恐れがあるという問題
点があった。
【０００６】また、後者公報のエネルギ導通体保持装置
は、上下の管部材半体が金属材料で製作され、小径管部
材が合成樹脂で成形されているので、摺動時に金属材料
が合成樹脂材料を削り多くの摩耗粉が発生したり、金属
材料を併用しているので、合成樹脂のみで成形したもの
に比べて重くなるうえに、支持装置の可動移動時に金属
材料の部分と合成樹脂の部分が互いに衝突するので大き
な音が発生し、また、最外周の上下の管部材半体が金属
のため、移動時に床面を上枠が叩くときの騒音が大きい
と云った問題点があった。
は、上下の管部材半体が金属材料で製作され、小径管部
材が合成樹脂で成形されているので、摺動時に金属材料
が合成樹脂材料を削り多くの摩耗粉が発生したり、金属
材料を併用しているので、合成樹脂のみで成形したもの
に比べて重くなるうえに、支持装置の可動移動時に金属
材料の部分と合成樹脂の部分が互いに衝突するので大き
な音が発生し、また、最外周の上下の管部材半体が金属
のため、移動時に床面を上枠が叩くときの騒音が大きい
と云った問題点があった。
【０００７】そこで、本発明の目的は、前述したような
従来技術の問題点を解消し、ケーブル類の無理な屈曲や
飛び出しを防止して確実に収納保護することができると
ともに、屈曲や捩れによって発生しがちな接触摩耗粉を
抑制してケーブル類の円滑な移動案内を達成することが
でき、しかも、組み立てや保守点検が簡便であり、騒音
が少なく軽量で安価なケーブル類の保護案内ガイドを提
供することである。
従来技術の問題点を解消し、ケーブル類の無理な屈曲や
飛び出しを防止して確実に収納保護することができると
ともに、屈曲や捩れによって発生しがちな接触摩耗粉を
抑制してケーブル類の円滑な移動案内を達成することが
でき、しかも、組み立てや保守点検が簡便であり、騒音
が少なく軽量で安価なケーブル類の保護案内ガイドを提
供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項１記載の発明であるケーブル類の保護案内
ガイドは、ケーブル類を内包してケーブル移動端部とケ
ーブル固定端部に連結される可撓性管が、蛇腹状管周壁
を備えているとともに、前記可撓性管の蛇腹状管周壁に
対して所定間隔で包囲嵌合される多数の屈曲規制ユニッ
トが、前記可撓性管の所定屈曲姿勢を屈曲内周側で相互
に当接して保持する屈曲保持部と前記可撓性管の真っす
ぐな伸長姿勢を屈曲外周側で相互に当接して保持する屈
曲抑止部を備えている。
めに、請求項１記載の発明であるケーブル類の保護案内
ガイドは、ケーブル類を内包してケーブル移動端部とケ
ーブル固定端部に連結される可撓性管が、蛇腹状管周壁
を備えているとともに、前記可撓性管の蛇腹状管周壁に
対して所定間隔で包囲嵌合される多数の屈曲規制ユニッ
トが、前記可撓性管の所定屈曲姿勢を屈曲内周側で相互
に当接して保持する屈曲保持部と前記可撓性管の真っす
ぐな伸長姿勢を屈曲外周側で相互に当接して保持する屈
曲抑止部を備えている。
【０００９】本請求項２記載の発明であるケーブル類の
保護案内ガイドは、請求項１記載の構成に加えて、前記
可撓性管と前記屈曲規制ユニットが樹脂成形されている
ことによって、前記課題を解決するものである。
保護案内ガイドは、請求項１記載の構成に加えて、前記
可撓性管と前記屈曲規制ユニットが樹脂成形されている
ことによって、前記課題を解決するものである。
【００１０】そして、本請求項３記載の発明であるケー
ブル類の保護案内ガイドは、前記請求項１または請求項
２記載の構成に加えて、前記可撓性管の蛇腹状管周壁
が、屈曲内周側に形成された細かい蛇腹部と屈曲外周側
に形成された粗い蛇腹部を備えていることによって、前
記課題を解決するものである。
ブル類の保護案内ガイドは、前記請求項１または請求項
２記載の構成に加えて、前記可撓性管の蛇腹状管周壁
が、屈曲内周側に形成された細かい蛇腹部と屈曲外周側
に形成された粗い蛇腹部を備えていることによって、前
記課題を解決するものである。
【００１１】また、本請求項４記載の発明であるケーブ
ル類の保護案内ガイドは、前記請求項１ないし請求項３
のいずれかに記載の構成に加えて、前記屈曲規制ユニッ
トが矩形断面のフレーム構造を有していることによっ
て、前記課題をさらに解決するものである。
ル類の保護案内ガイドは、前記請求項１ないし請求項３
のいずれかに記載の構成に加えて、前記屈曲規制ユニッ
トが矩形断面のフレーム構造を有していることによっ
て、前記課題をさらに解決するものである。
【００１２】さらに、本請求項５記載の発明であるケー
ブル類の保護案内ガイドは、前記請求項１ないし請求項
４のいずれかに記載の構成に加えて、前記屈曲規制ユニ
ットが前記可撓性管の屈曲内周側に配置したアタッチメ
ントと前記可撓性管の屈曲外周側に配置したクリップと
で着脱自在に係合して構成されていることによって、前
記課題をより一段と解決するものである。
ブル類の保護案内ガイドは、前記請求項１ないし請求項
４のいずれかに記載の構成に加えて、前記屈曲規制ユニ
ットが前記可撓性管の屈曲内周側に配置したアタッチメ
ントと前記可撓性管の屈曲外周側に配置したクリップと
で着脱自在に係合して構成されていることによって、前
記課題をより一段と解決するものである。
【００１３】なお、本発明で用いる蛇腹状管周壁を備え
た可撓性管は、ケーブル類を内包しながら適宜屈曲する
ことができる形状であれば、円形断面、楕円断面、矩形
断面などのいずれの形状であっても差し支えない。
た可撓性管は、ケーブル類を内包しながら適宜屈曲する
ことができる形状であれば、円形断面、楕円断面、矩形
断面などのいずれの形状であっても差し支えない。
【００１４】また、前記屈曲規制ユニットの屈曲保持部
を形成する位置は、隣接する屈曲保持部同士が前記可撓
性管の屈曲面内で順次当接して前記可撓性管の所定屈曲
姿勢を保持することができる位置であれば、屈曲内周側
の如何なる位置であっても良く、また、前記屈曲規制ユ
ニットの屈曲抑止部を形成する位置は、隣接する屈曲抑
止部同士が前記可撓性管の屈曲面内で順次当接して前記
可撓性管の真っすぐな伸長姿勢を保持することができる
位置であれば、屈曲外周側の如何なる位置であっても良
い。
を形成する位置は、隣接する屈曲保持部同士が前記可撓
性管の屈曲面内で順次当接して前記可撓性管の所定屈曲
姿勢を保持することができる位置であれば、屈曲内周側
の如何なる位置であっても良く、また、前記屈曲規制ユ
ニットの屈曲抑止部を形成する位置は、隣接する屈曲抑
止部同士が前記可撓性管の屈曲面内で順次当接して前記
可撓性管の真っすぐな伸長姿勢を保持することができる
位置であれば、屈曲外周側の如何なる位置であっても良
い。
【００１５】
【作用】本発明であるケーブル類の保護案内ガイドは、
工作機械、電子機器、産業用ロボット、運搬機械などの
移動する機械、あるいは、機械の移動部に給電、給液等
を行うケーブル類を機械の移動部とともに移動させる際
に、可撓性管に包囲嵌合された多数の屈曲規制ユニット
の屈曲保持部が相互に隣接して形成される所定屈曲半径
を確保しながら、可撓性管が所定屈曲姿勢を呈する部位
をケーブル移動端部の移動位置に応じて順次変位させ、
ケーブル類を機械の移動部とともに案内する。そして、
前記可撓性管の残りの部位に包囲嵌合された多数の屈曲
規制ユニットの屈曲抑止部が相互に隣接して真っすぐな
伸長姿勢を保持しつつケーブル類を集束して保護する。
工作機械、電子機器、産業用ロボット、運搬機械などの
移動する機械、あるいは、機械の移動部に給電、給液等
を行うケーブル類を機械の移動部とともに移動させる際
に、可撓性管に包囲嵌合された多数の屈曲規制ユニット
の屈曲保持部が相互に隣接して形成される所定屈曲半径
を確保しながら、可撓性管が所定屈曲姿勢を呈する部位
をケーブル移動端部の移動位置に応じて順次変位させ、
ケーブル類を機械の移動部とともに案内する。そして、
前記可撓性管の残りの部位に包囲嵌合された多数の屈曲
規制ユニットの屈曲抑止部が相互に隣接して真っすぐな
伸長姿勢を保持しつつケーブル類を集束して保護する。
【００１６】
【発明の実施の形態】［第１実施例］ここで、本発明と
して好適なケーブル類の保護案内ガイド（以下、単に、
保護案内ガイドという。）の第１実施例を図１乃至図６
に沿って説明する。なお、図１は、本発明の第１実施例
である保護案内ガイドの全体図を示したものであって、
図２は、本実施例に用いた可撓性管の斜視図であり、図
３は、本実施例に用いた屈曲規制ユニットの部品図であ
る。また、図４は、図１のＡ−Ａ線からみた断面図、図
５は、図１のＢ−Ｂ線からみた断面図、図６は、図５の
Ｃ−Ｃ線からみた断面図である。
して好適なケーブル類の保護案内ガイド（以下、単に、
保護案内ガイドという。）の第１実施例を図１乃至図６
に沿って説明する。なお、図１は、本発明の第１実施例
である保護案内ガイドの全体図を示したものであって、
図２は、本実施例に用いた可撓性管の斜視図であり、図
３は、本実施例に用いた屈曲規制ユニットの部品図であ
る。また、図４は、図１のＡ−Ａ線からみた断面図、図
５は、図１のＢ−Ｂ線からみた断面図、図６は、図５の
Ｃ−Ｃ線からみた断面図である。
【００１７】まず、本実施例の保護案内ガイドは、工作
機械、電子機器、産業用ロボット、運搬機械などに使用
され、これら移動する機械、あるいは機械の移動部に給
電、給液等を行う電線ケーブル、光ファイバーケーブ
ル、液体供給ホース等可撓性のケーブル類を集束して安
全確実に保護案内するものであって、複数のケーブル類
Ｃを内包してケーブル移動端部１０ａとケーブル固定端
部１０ｂに連結される合成樹脂製可撓性管１０と、この
合成樹脂製可撓性管１０に所定間隔で包囲嵌合されて前
記合成樹脂製可撓性管１０の所定屈曲姿勢と真っすぐな
伸長姿勢のいずれかに規制することができるように保持
する多数の合成樹脂製屈曲規制ユニット２０とで構成さ
れている。
機械、電子機器、産業用ロボット、運搬機械などに使用
され、これら移動する機械、あるいは機械の移動部に給
電、給液等を行う電線ケーブル、光ファイバーケーブ
ル、液体供給ホース等可撓性のケーブル類を集束して安
全確実に保護案内するものであって、複数のケーブル類
Ｃを内包してケーブル移動端部１０ａとケーブル固定端
部１０ｂに連結される合成樹脂製可撓性管１０と、この
合成樹脂製可撓性管１０に所定間隔で包囲嵌合されて前
記合成樹脂製可撓性管１０の所定屈曲姿勢と真っすぐな
伸長姿勢のいずれかに規制することができるように保持
する多数の合成樹脂製屈曲規制ユニット２０とで構成さ
れている。
【００１８】前記合成樹脂製可撓性管１０は、図２に示
すように、屈曲内周側に形成された細かい蛇腹部１１ａ
と屈曲外周側に形成された粗い蛇腹部１１ｂを備えた、
矩形断面の蛇腹状管周壁１１が形成されており、この蛇
腹状管周壁１１によって円滑な屈曲動作が達成できると
ともに多数の合成樹脂製屈曲規制ユニット２０を所定間
隔で確実かつ簡便に取り付け易くすることができるよう
になっている。なお、前記蛇腹状管周壁１１は、より一
層の円滑な屈曲動作を達成するため、合成樹脂製可撓性
管１０の表裏に亙って凹凸状に形成されている。
すように、屈曲内周側に形成された細かい蛇腹部１１ａ
と屈曲外周側に形成された粗い蛇腹部１１ｂを備えた、
矩形断面の蛇腹状管周壁１１が形成されており、この蛇
腹状管周壁１１によって円滑な屈曲動作が達成できると
ともに多数の合成樹脂製屈曲規制ユニット２０を所定間
隔で確実かつ簡便に取り付け易くすることができるよう
になっている。なお、前記蛇腹状管周壁１１は、より一
層の円滑な屈曲動作を達成するため、合成樹脂製可撓性
管１０の表裏に亙って凹凸状に形成されている。
【００１９】他方、前記合成樹脂製屈曲規制ユニット２
０は、図３に示すように、前記合成樹脂製可撓性管１０
の屈曲内周側に配置したアタッチメント２１と前記合成
樹脂製可撓性管１０の屈曲外周側に配置したクリップ２
２とで構成されており、図４および図５に示すように、
前記アタッチメント２１に設けられた係止ピン２１ａと
前記クリップ２２に設けられたピン孔２２ａとが相互に
着脱自在に係合して矩形断面の中空フレーム構造を形成
している。したがって、合成樹脂製屈曲規制ユニット２
０の矩形断面の両側に屈曲保持部２０ａと屈曲抑止部２
０ｂを保護案内ガイドに要求される強度、剛性などを満
足する種々の形態で配置することができるので、合成樹
脂製可撓性管２０の所定屈曲姿勢と真っすぐな伸長姿勢
をそれぞれ確実に形成することができるとともに、これ
らの姿勢を相互に重複もしくは拘束することなく円滑に
切り替えることができる。
０は、図３に示すように、前記合成樹脂製可撓性管１０
の屈曲内周側に配置したアタッチメント２１と前記合成
樹脂製可撓性管１０の屈曲外周側に配置したクリップ２
２とで構成されており、図４および図５に示すように、
前記アタッチメント２１に設けられた係止ピン２１ａと
前記クリップ２２に設けられたピン孔２２ａとが相互に
着脱自在に係合して矩形断面の中空フレーム構造を形成
している。したがって、合成樹脂製屈曲規制ユニット２
０の矩形断面の両側に屈曲保持部２０ａと屈曲抑止部２
０ｂを保護案内ガイドに要求される強度、剛性などを満
足する種々の形態で配置することができるので、合成樹
脂製可撓性管２０の所定屈曲姿勢と真っすぐな伸長姿勢
をそれぞれ確実に形成することができるとともに、これ
らの姿勢を相互に重複もしくは拘束することなく円滑に
切り替えることができる。
【００２０】なお、図３における符号２１ｂは、図６に
示すように、前記合成樹脂製可撓性管１０の屈曲内周側
に形成された細かい蛇腹部１１ａに凹凸係合してガイド
長手方向の嵌合位置をズレ防止するためのストッパー片
であり、符号２２ｂは、図６に示すように、前記合成樹
脂製可撓性管１０の屈曲外周側に形成された粗い蛇腹部
１１ｂに凹凸係合してガイド長手方向の嵌合位置をズレ
防止するためのリブ片である。また、本実施例では、前
記アタッチメント２１に係止ピン２１ａを、前記クリッ
プ２２にピン孔２２ａをそれぞれ設けているが、アタッ
チメント２１にピン孔、クリップ２２に係止ピンを設け
ても何ら差し支えない。
示すように、前記合成樹脂製可撓性管１０の屈曲内周側
に形成された細かい蛇腹部１１ａに凹凸係合してガイド
長手方向の嵌合位置をズレ防止するためのストッパー片
であり、符号２２ｂは、図６に示すように、前記合成樹
脂製可撓性管１０の屈曲外周側に形成された粗い蛇腹部
１１ｂに凹凸係合してガイド長手方向の嵌合位置をズレ
防止するためのリブ片である。また、本実施例では、前
記アタッチメント２１に係止ピン２１ａを、前記クリッ
プ２２にピン孔２２ａをそれぞれ設けているが、アタッ
チメント２１にピン孔、クリップ２２に係止ピンを設け
ても何ら差し支えない。
【００２１】また、前記合成樹脂製屈曲規制ユニット２
０は、前記合成樹脂製可撓性管１０の所定屈曲姿勢を屈
曲内周側で相互に当接して保持する屈曲保持部２０ａと
前記合成樹脂製可撓性管１０の真っすぐな伸長姿勢を屈
曲外周側で相互に当接して保持する屈曲抑止部２０ｂを
備えている。そして、本実施例の場合は、前記合成樹脂
製可撓性管１０の所定屈曲姿勢を保持する屈曲保持部２
０ａが前記アタッチメント２１とこれに係合するクリッ
プ２２との係合部分において所定の屈曲半径の中心に指
向するようなテーパ状当接面によって形成されており、
前記合成樹脂製可撓性管１０の真っすぐな伸長姿勢を保
持する屈曲抑止部２０ｂが前記クリップ２２の配列方向
に突出した矩形状の当接片２２ｃによって形成されてい
る。
０は、前記合成樹脂製可撓性管１０の所定屈曲姿勢を屈
曲内周側で相互に当接して保持する屈曲保持部２０ａと
前記合成樹脂製可撓性管１０の真っすぐな伸長姿勢を屈
曲外周側で相互に当接して保持する屈曲抑止部２０ｂを
備えている。そして、本実施例の場合は、前記合成樹脂
製可撓性管１０の所定屈曲姿勢を保持する屈曲保持部２
０ａが前記アタッチメント２１とこれに係合するクリッ
プ２２との係合部分において所定の屈曲半径の中心に指
向するようなテーパ状当接面によって形成されており、
前記合成樹脂製可撓性管１０の真っすぐな伸長姿勢を保
持する屈曲抑止部２０ｂが前記クリップ２２の配列方向
に突出した矩形状の当接片２２ｃによって形成されてい
る。
【００２２】このようにして得られた本発明の第１実施
例である保護案内ガイドは、ケーブル類Ｃを機械の移動
部（図示していない）とともに移動させる際に、合成樹
脂製可撓性管１０に包囲嵌合された多数の合成樹脂製屈
曲規制ユニット２０の屈曲保持部２０ａが相互に隣接し
て形成される所定屈曲半径を確保しながら、合成樹脂製
可撓性管１０が所定屈曲姿勢を呈する部位をケーブル移
動端部の移動位置に応じて順次変位させ、ケーブル類Ｃ
を前記機械の移動部とともに案内していく。そして、前
記合成樹脂製可撓性管１０の残りの部位に包囲嵌合され
た多数の合成樹脂製屈曲規制ユニット２０の屈曲抑止部
２０ｂが相互に隣接して真っすぐな伸長姿勢を保持しつ
つケーブル類Ｃを集束して保護する。
例である保護案内ガイドは、ケーブル類Ｃを機械の移動
部（図示していない）とともに移動させる際に、合成樹
脂製可撓性管１０に包囲嵌合された多数の合成樹脂製屈
曲規制ユニット２０の屈曲保持部２０ａが相互に隣接し
て形成される所定屈曲半径を確保しながら、合成樹脂製
可撓性管１０が所定屈曲姿勢を呈する部位をケーブル移
動端部の移動位置に応じて順次変位させ、ケーブル類Ｃ
を前記機械の移動部とともに案内していく。そして、前
記合成樹脂製可撓性管１０の残りの部位に包囲嵌合され
た多数の合成樹脂製屈曲規制ユニット２０の屈曲抑止部
２０ｂが相互に隣接して真っすぐな伸長姿勢を保持しつ
つケーブル類Ｃを集束して保護する。
【００２３】したがって、本発明の第１実施例である保
護案内ガイドは、前記合成樹脂製可撓性管１０と前記合
成樹脂製屈曲規制ユニット２０が樹脂成形されているた
め、保護案内ガイドの軽量化とコスト低減を達成するこ
とができ、また、合成樹脂製可撓性管１０内に複数のケ
ーブル類Ｃが完全に密封されてケーブル類Ｃの飛び出し
を阻止して確実に収納保護することができるので、合成
樹脂製可撓性管１０内で発生しがちなケーブル類Ｃの屈
曲や捩れによって発生しがちな接触摩耗粉などのダスト
類の外部散出を完全に防止することができ、しかも、合
成樹脂製可撓性管１０内のケーブル類Ｃは合成樹脂製屈
曲規制ユニット２０の多角形運動による影響を受けず
に、安定した収納保護状態で屈曲移動することができ
る。
護案内ガイドは、前記合成樹脂製可撓性管１０と前記合
成樹脂製屈曲規制ユニット２０が樹脂成形されているた
め、保護案内ガイドの軽量化とコスト低減を達成するこ
とができ、また、合成樹脂製可撓性管１０内に複数のケ
ーブル類Ｃが完全に密封されてケーブル類Ｃの飛び出し
を阻止して確実に収納保護することができるので、合成
樹脂製可撓性管１０内で発生しがちなケーブル類Ｃの屈
曲や捩れによって発生しがちな接触摩耗粉などのダスト
類の外部散出を完全に防止することができ、しかも、合
成樹脂製可撓性管１０内のケーブル類Ｃは合成樹脂製屈
曲規制ユニット２０の多角形運動による影響を受けず
に、安定した収納保護状態で屈曲移動することができ
る。
【００２４】そして、前記合成樹脂製屈曲規制ユニット
２０がアタッチメント２１とクリップ２２とで着脱自在
に係合して構成されるので、これらの係合を解除するこ
とによって合成樹脂製屈曲規制ユニット２０から合成樹
脂製可撓性管１０を簡単に取り外すことができ、ケーブ
ル類Ｃの断線、集束配列状態などを簡便に保守点検する
ことができる。しかも、前記合成樹脂製可撓性管１０の
屈曲内周側に配置したアタッチメント２１の屈曲保持部
２０ａの形態を変更することによって、保護案内ガイド
の配置レイアウトに応じて任意の屈曲半径に設定するこ
とができる。
２０がアタッチメント２１とクリップ２２とで着脱自在
に係合して構成されるので、これらの係合を解除するこ
とによって合成樹脂製屈曲規制ユニット２０から合成樹
脂製可撓性管１０を簡単に取り外すことができ、ケーブ
ル類Ｃの断線、集束配列状態などを簡便に保守点検する
ことができる。しかも、前記合成樹脂製可撓性管１０の
屈曲内周側に配置したアタッチメント２１の屈曲保持部
２０ａの形態を変更することによって、保護案内ガイド
の配置レイアウトに応じて任意の屈曲半径に設定するこ
とができる。
【００２５】［第２実施例］次に、本発明として好適な
保護案内ガイドの第２実施例を図７に沿って説明する。
本発明の第２実施例である保護案内ガイドは、前述した
第１実施例と同様に、合成樹脂製可撓性管１０と合成樹
脂製屈曲規制ユニット２０からなるガイド基本構造を備
えており、前記合成樹脂製屈曲規制ユニット２０を構成
するクリップ２２の具体的形状のみを変形させた実施例
である。したがって、前記クリップ２２以外の具体的構
造については、その詳細な説明を省略する。
保護案内ガイドの第２実施例を図７に沿って説明する。
本発明の第２実施例である保護案内ガイドは、前述した
第１実施例と同様に、合成樹脂製可撓性管１０と合成樹
脂製屈曲規制ユニット２０からなるガイド基本構造を備
えており、前記合成樹脂製屈曲規制ユニット２０を構成
するクリップ２２の具体的形状のみを変形させた実施例
である。したがって、前記クリップ２２以外の具体的構
造については、その詳細な説明を省略する。
【００２６】そこで、本実施例におけるクリップ２２の
具体的形状について詳説すると、前記クリップ２２の配
列方向に突出した矩形状の当接片２２ｃの前後端に、合
成樹脂製可撓性管２０の所定屈曲姿勢と真っすぐな伸長
姿勢とが円滑に順次切り替わっていくようなカム面２２
ｄを形成したことである。
具体的形状について詳説すると、前記クリップ２２の配
列方向に突出した矩形状の当接片２２ｃの前後端に、合
成樹脂製可撓性管２０の所定屈曲姿勢と真っすぐな伸長
姿勢とが円滑に順次切り替わっていくようなカム面２２
ｄを形成したことである。
【００２７】このようにして得られた本発明の第２実施
例である保護案内ガイドは、第１実施例の保護案内ガイ
ドと同様な作用効果を奏するが、それに加えて、前記カ
ム面２２ｄを形成したことによって、合成樹脂製屈曲規
制ユニット２０の所定屈曲姿勢と真っすぐな伸長姿勢と
を円滑に順次切り替えていくことができるとともに、こ
れらの姿勢切り替え時に生じがちなクリップ２２同士の
衝撃を緩和してこれに伴う騒音の発生を抑制して静寂な
移動案内を達成することができる。
例である保護案内ガイドは、第１実施例の保護案内ガイ
ドと同様な作用効果を奏するが、それに加えて、前記カ
ム面２２ｄを形成したことによって、合成樹脂製屈曲規
制ユニット２０の所定屈曲姿勢と真っすぐな伸長姿勢と
を円滑に順次切り替えていくことができるとともに、こ
れらの姿勢切り替え時に生じがちなクリップ２２同士の
衝撃を緩和してこれに伴う騒音の発生を抑制して静寂な
移動案内を達成することができる。
【００２８】［第３実施例］次に、本発明として好適な
保護案内ガイドの第３実施例を図８乃至図１０に沿って
説明する。本発明の第３実施例である保護案内ガイド
は、図８に示すように、前述した第１実施例と同様な合
成樹脂製可撓性管１０と合成樹脂製屈曲規制ユニット２
０からなるガイド基本構造を備えており、前記合成樹脂
製屈曲規制ユニット２０の具体的形状のみを変形させた
実施例である。したがって、前記合成樹脂製屈曲規制ユ
ニット２０以外の具体的構造については、便宜上、前述
した第１実施例および第２実施例を説明する際に用いた
符号を流用することによって、その詳細な説明を省略す
る。
保護案内ガイドの第３実施例を図８乃至図１０に沿って
説明する。本発明の第３実施例である保護案内ガイド
は、図８に示すように、前述した第１実施例と同様な合
成樹脂製可撓性管１０と合成樹脂製屈曲規制ユニット２
０からなるガイド基本構造を備えており、前記合成樹脂
製屈曲規制ユニット２０の具体的形状のみを変形させた
実施例である。したがって、前記合成樹脂製屈曲規制ユ
ニット２０以外の具体的構造については、便宜上、前述
した第１実施例および第２実施例を説明する際に用いた
符号を流用することによって、その詳細な説明を省略す
る。
【００２９】そこで、本実施例における合成樹脂製屈曲
規制ユニット２０の具体的形状について詳説すると、図
９の（ａ）、（ｂ）に示すように、前述した第１実施例
および第２実施例における合成樹脂製屈曲規制ユニット
２０のアタッチメント２１とクリップ２２とを一体に樹
脂成型するとともに、前記合成樹脂製可撓性管１０の屈
曲外周側において合成樹脂製可撓性管１０が装着自在と
なるように開閉して係止できる開閉部２０ｃを設けたこ
とである。
規制ユニット２０の具体的形状について詳説すると、図
９の（ａ）、（ｂ）に示すように、前述した第１実施例
および第２実施例における合成樹脂製屈曲規制ユニット
２０のアタッチメント２１とクリップ２２とを一体に樹
脂成型するとともに、前記合成樹脂製可撓性管１０の屈
曲外周側において合成樹脂製可撓性管１０が装着自在と
なるように開閉して係止できる開閉部２０ｃを設けたこ
とである。
【００３０】このようにして得られた本発明の第３実施
例である保護案内ガイドは、第１実施例および第２実施
例の保護案内ガイドと同様な作用効果を奏するが、それ
に加えて、第１実施例および第２実施例のような合成樹
脂製屈曲規制ユニット２０を構成するアタッチメント２
１とクリップ２２とを一体に樹脂成型するとともに、前
記合成樹脂製可撓性管１０の屈曲外周側において合成樹
脂製可撓性管１０が装着自在となるように開閉して係止
できる開閉部２０ｃを設けたことによって、図１０に示
すように、保守点検時に必要に応じて開閉部２０ｃを開
閉することができるので、合成樹脂製可撓性管１０に対
する合成樹脂製屈曲規制ユニット２０の取り付け負担が
大幅に軽減されるとともに、部品点数と製造コストを削
減することができる。
例である保護案内ガイドは、第１実施例および第２実施
例の保護案内ガイドと同様な作用効果を奏するが、それ
に加えて、第１実施例および第２実施例のような合成樹
脂製屈曲規制ユニット２０を構成するアタッチメント２
１とクリップ２２とを一体に樹脂成型するとともに、前
記合成樹脂製可撓性管１０の屈曲外周側において合成樹
脂製可撓性管１０が装着自在となるように開閉して係止
できる開閉部２０ｃを設けたことによって、図１０に示
すように、保守点検時に必要に応じて開閉部２０ｃを開
閉することができるので、合成樹脂製可撓性管１０に対
する合成樹脂製屈曲規制ユニット２０の取り付け負担が
大幅に軽減されるとともに、部品点数と製造コストを削
減することができる。
【００３１】なお、本発明の特徴を損なうものでなけれ
ば、上記の各実施例に限定されるものでないことは勿論
であり、例えば、本発明で用いる合成樹脂製可撓性管１
０は、複数のケーブル類Ｃを集束して内包しながら適宜
屈曲することができる形状であれば、円形断面、楕円断
面、矩形断面などのいずれの形状であっても差し支えな
い。
ば、上記の各実施例に限定されるものでないことは勿論
であり、例えば、本発明で用いる合成樹脂製可撓性管１
０は、複数のケーブル類Ｃを集束して内包しながら適宜
屈曲することができる形状であれば、円形断面、楕円断
面、矩形断面などのいずれの形状であっても差し支えな
い。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、本請求項１記載に
係るケーブル類の保護案内ガイドによれば、ケーブル類
を内包してケーブル移動端部とケーブル固定端部に連結
される可撓性管が蛇腹状管周壁を備えているとともに、
前記可撓性管の蛇腹状管周壁に対して所定間隔で包囲嵌
合される多数の屈曲規制ユニットが前記可撓性管の所定
屈曲姿勢を屈曲内周側で相互に当接して保持する屈曲保
持部と前記可撓性管の真っすぐな伸長姿勢を屈曲外周側
で相互に当接して保持する屈曲抑止部を備えていること
によって、以下のような特有の効果を奏することができ
る。すなわち、可撓性管を用いたことによって、従来の
ような連結リンク構造を備えたエネルギ導通体保持装置
において生じかちな小径管部材同士の接触摩耗粉の発生
を完全に解消することができ、また、可撓性管内にケー
ブル類が完全に密封されてケーブル類の飛び出しを阻止
するとともに確実に収納保護することができるので、ケ
ーブル類の屈曲や捩れによって可撓性管内で発生しがち
な接触摩耗粉などのダスト類の外部散出を完全に防止す
ることができ、さらに、可撓性管内のケーブル類は屈曲
規制ユニットの多角形運動による影響を受けずに、安定
した収納保護状態で屈曲移動することができる。しか
も、前記可撓性管が蛇腹状管周壁を備えていることによ
って、多数の屈曲規制ユニットを蛇腹状管周壁に対して
所定間隔で嵌合することができるので、多数の屈曲規制
ユニットを可撓性管に対して確実かつ簡便に取り付ける
ことができる。
係るケーブル類の保護案内ガイドによれば、ケーブル類
を内包してケーブル移動端部とケーブル固定端部に連結
される可撓性管が蛇腹状管周壁を備えているとともに、
前記可撓性管の蛇腹状管周壁に対して所定間隔で包囲嵌
合される多数の屈曲規制ユニットが前記可撓性管の所定
屈曲姿勢を屈曲内周側で相互に当接して保持する屈曲保
持部と前記可撓性管の真っすぐな伸長姿勢を屈曲外周側
で相互に当接して保持する屈曲抑止部を備えていること
によって、以下のような特有の効果を奏することができ
る。すなわち、可撓性管を用いたことによって、従来の
ような連結リンク構造を備えたエネルギ導通体保持装置
において生じかちな小径管部材同士の接触摩耗粉の発生
を完全に解消することができ、また、可撓性管内にケー
ブル類が完全に密封されてケーブル類の飛び出しを阻止
するとともに確実に収納保護することができるので、ケ
ーブル類の屈曲や捩れによって可撓性管内で発生しがち
な接触摩耗粉などのダスト類の外部散出を完全に防止す
ることができ、さらに、可撓性管内のケーブル類は屈曲
規制ユニットの多角形運動による影響を受けずに、安定
した収納保護状態で屈曲移動することができる。しか
も、前記可撓性管が蛇腹状管周壁を備えていることによ
って、多数の屈曲規制ユニットを蛇腹状管周壁に対して
所定間隔で嵌合することができるので、多数の屈曲規制
ユニットを可撓性管に対して確実かつ簡便に取り付ける
ことができる。
【００３３】本請求項２記載の発明であるケーブル類の
保護案内ガイドによれば、前記請求項１に係るケーブル
類の保護案内ガイドが奏する効果に加えて、前記可撓性
管と前記屈曲規制ユニットが樹脂成形されているため、
保護案内ガイドの軽量化とコスト低減を達成することが
でき、しかも、屈曲動作に伴う接触騒音と接触磨耗粉の
発生をさらに抑制することができる。
保護案内ガイドによれば、前記請求項１に係るケーブル
類の保護案内ガイドが奏する効果に加えて、前記可撓性
管と前記屈曲規制ユニットが樹脂成形されているため、
保護案内ガイドの軽量化とコスト低減を達成することが
でき、しかも、屈曲動作に伴う接触騒音と接触磨耗粉の
発生をさらに抑制することができる。
【００３４】そして、本請求項３記載の発明であるケー
ブル類の保護案内ガイドによれば、前記請求項１または
請求項２に係るケーブル類の保護案内ガイドが奏する効
果に加えて、前記可撓性管の蛇腹状管周壁が屈曲内周側
に形成された細かい蛇腹部と屈曲外周側に形成された粗
い蛇腹部を備えているため、円滑な屈曲動作を達成する
ことができる。
ブル類の保護案内ガイドによれば、前記請求項１または
請求項２に係るケーブル類の保護案内ガイドが奏する効
果に加えて、前記可撓性管の蛇腹状管周壁が屈曲内周側
に形成された細かい蛇腹部と屈曲外周側に形成された粗
い蛇腹部を備えているため、円滑な屈曲動作を達成する
ことができる。
【００３５】また、本請求項４記載の発明であるケーブ
ル類の保護案内ガイドによれば、前記請求項１ないし請
求項３のいずれかに係るケーブル類の保護案内ガイドが
奏する効果に加えて、前記屈曲規制ユニットが矩形断面
のフレーム構造を有しているため、屈曲規制ユニットの
矩形断面の両側に屈曲保持部と屈曲抑止部を保護案内ガ
イドに要求される強度、剛性などを満足する種々の形態
で配置することができるので、可撓性管の所定屈曲姿勢
と真っすぐな伸長姿勢をそれぞれ確実に形成することが
できるとともに、これらの姿勢を相互に重複もしくは拘
束することなく円滑に切り替えることができる。
ル類の保護案内ガイドによれば、前記請求項１ないし請
求項３のいずれかに係るケーブル類の保護案内ガイドが
奏する効果に加えて、前記屈曲規制ユニットが矩形断面
のフレーム構造を有しているため、屈曲規制ユニットの
矩形断面の両側に屈曲保持部と屈曲抑止部を保護案内ガ
イドに要求される強度、剛性などを満足する種々の形態
で配置することができるので、可撓性管の所定屈曲姿勢
と真っすぐな伸長姿勢をそれぞれ確実に形成することが
できるとともに、これらの姿勢を相互に重複もしくは拘
束することなく円滑に切り替えることができる。
【００３６】さらに、本請求項５記載の発明であるケー
ブル類の保護案内ガイドによれば、前記請求項１ないし
請求項４のいずれかに係るケーブル類の保護案内ガイド
が奏する効果に加えて、前記屈曲規制ユニットが前記可
撓性管の屈曲内周側に配置したアタッチメントと前記可
撓性管の屈曲外周側に配置したクリップとで着脱自在に
係合して構成されているため、屈曲規制ユニットから可
撓性管を簡単に取り外すことができ、ケーブル類の断
線、集束配列状態などを簡便に保守点検することができ
る。しかも、前記可撓性管の屈曲内周側に配置したアタ
ッチメントの屈曲保持部の形態を変更することによっ
て、保護案内ガイドの配置レイアウトに応じて任意の屈
曲半径に設定することができる。
ブル類の保護案内ガイドによれば、前記請求項１ないし
請求項４のいずれかに係るケーブル類の保護案内ガイド
が奏する効果に加えて、前記屈曲規制ユニットが前記可
撓性管の屈曲内周側に配置したアタッチメントと前記可
撓性管の屈曲外周側に配置したクリップとで着脱自在に
係合して構成されているため、屈曲規制ユニットから可
撓性管を簡単に取り外すことができ、ケーブル類の断
線、集束配列状態などを簡便に保守点検することができ
る。しかも、前記可撓性管の屈曲内周側に配置したアタ
ッチメントの屈曲保持部の形態を変更することによっ
て、保護案内ガイドの配置レイアウトに応じて任意の屈
曲半径に設定することができる。
【図１】 本発明の第１実施例であるケーブル類の保護
案内ガイドの全体図。
案内ガイドの全体図。
【図２】 本発明に用いた可撓性管の斜視図。
【図３】 本発明の第１実施例で用いた屈曲規制ユニッ
トの部品図であって、（ａ）はクリップの斜視図、
（ｂ）はアタッチメントの斜視図。
トの部品図であって、（ａ）はクリップの斜視図、
（ｂ）はアタッチメントの斜視図。
【図４】 図１のＡ−Ａ線からみた断面図。
【図５】 図１のＢ−Ｂ線からみた断面図。
【図６】 図５のＣ−Ｃ線からみた断面図。
【図７】 本発明の第２実施例であるケーブル類の保護
案内ガイドの部分図。
案内ガイドの部分図。
【図８】 本発明の第３実施例であるケーブル類の保護
案内ガイドの全体図。
案内ガイドの全体図。
【図９】 本発明の第３実施例で用いた屈曲規制ユニッ
トの部品図であって、（ａ）はその全体斜視図、（ｂ）
は開閉部の拡大斜視図。
トの部品図であって、（ａ）はその全体斜視図、（ｂ）
は開閉部の拡大斜視図。
【図１０】図８のＤ−Ｄ線からみた断面図。
１０ ・・・ 合成樹脂製可撓性管
１０ａ ・・・ ケーブル移動端部
１０ｂ ・・・ ケーブル固定端部
１１ ・・・ 蛇腹状管周壁
１１ａ ・・・ 細かい蛇腹部
１１ｂ ・・・ 粗い蛇腹部
２０ ・・・ 合成樹脂製屈曲規制ユニット
２０ａ ・・・ 屈曲保持部
２０ｂ ・・・ 屈曲抑止部
２０ｃ ・・・ 開閉部
２１ ・・・ アタッチメント
２１ａ ・・・ 係止ピン
２１ｂ ・・・ ストッパー片
２２ ・・・ クリップ
２２ａ ・・・ ピン孔
２２ｂ ・・・ リブ片
２２ｃ ・・・ 当接片
２２ｄ ・・・ カム面
Ｃ ・・・ ケーブル類
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 3H023 AA03 AA04 AB07 AC13 AC31
AC64 AC71 AC75 AD31 AD54
5G357 DA06 DB01 DB02 DC11 DD01
DD05 DD10 DD16 DG06
5G363 AA07 BA01 BA07 BB01 DC08
Claims (5)
- 【請求項１】 ケーブル類を内包してケーブル移動端部
とケーブル固定端部に連結される可撓性管が、蛇腹状管
周壁を備えているとともに、 前記可撓性管の蛇腹状管周壁に対して所定間隔で包囲嵌
合される多数の屈曲規制ユニットが、前記可撓性管の所
定屈曲姿勢を屈曲内周側で相互に当接して保持する屈曲
保持部と前記可撓性管の真っすぐな伸長姿勢を屈曲外周
側で相互に当接して保持する屈曲抑止部を備えているこ
とを特徴とするケーブル類の保護案内ガイド。 - 【請求項２】 前記可撓性管と前記屈曲規制ユニット
が、樹脂成形されていることを特徴とする請求項１記載
のケーブル類の保護案内ガイド。 - 【請求項３】 前記可撓性管の蛇腹状管周壁が、屈曲内
周側に形成された細かい蛇腹部と屈曲外周側に形成され
た粗い蛇腹部を備えていることを特徴とする請求項１ま
たは請求項２記載のケーブル類の保護案内ガイド。 - 【請求項４】 前記屈曲規制ユニットが、矩形断面のフ
レーム構造を有していることを特徴とする請求項１ない
し請求項３のいずれかに記載のケーブル類の保護案内ガ
イド。 - 【請求項５】 前記屈曲規制ユニットが、前記可撓性管
の屈曲内周側に配置したアタッチメントと前記可撓性管
の屈曲外周側に配置したクリップとで着脱自在に係合し
て構成されていることを特徴とする請求項１ないし請求
項４のいずれかに記載のケーブル類の保護案内ガイド。
Priority Applications (6)
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|---|---|---|---|
| JP2001270684A JP3349146B1 (ja) | 2001-09-06 | 2001-09-06 | ケーブル類の保護案内ガイド |
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| US10/225,591 US6573451B2 (en) | 2001-09-06 | 2002-08-22 | Protective guide for cables and the like |
| EP02018979A EP1291996A1 (en) | 2001-09-06 | 2002-08-27 | Protective guide for cables and the like |
| KR1020020052738A KR100540605B1 (ko) | 2001-09-06 | 2002-09-03 | 케이블류의 보호안내 가이드 |
| CNB021318190A CN1307761C (zh) | 2001-09-06 | 2002-09-06 | 用于电缆的保护性引导装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001270684A JP3349146B1 (ja) | 2001-09-06 | 2001-09-06 | ケーブル類の保護案内ガイド |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3349146B1 JP3349146B1 (ja) | 2002-11-20 |
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Family
ID=19096305
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| EP (1) | EP1291996A1 (ja) |
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| KR (1) | KR100540605B1 (ja) |
| CN (1) | CN1307761C (ja) |
| TW (1) | TW548382B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100599851B1 (ko) | 2005-12-27 | 2006-07-13 | (주)정우엔지니어링건축사사무소 | 공동주택의 전설용 주름관을 통한 층간소음전파 방지장치 |
| JP2007252060A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Yazaki Corp | ハーネス外装部材 |
| JP2008243839A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-09 | Juki Corp | 表面実装装置 |
| JP2008286257A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Hitoshi Fukao | ケーブルチェーン用角度規制体 |
| DE102008056937A1 (de) | 2007-11-15 | 2009-05-20 | Denso Wave Inc. | Industrieroboter mit Hängeeinheit |
| DE112010001295T5 (de) | 2009-03-25 | 2012-10-04 | Dyden Corporation | Langstruktur für bewegliches Teil |
| JP2016522361A (ja) * | 2013-03-20 | 2016-07-28 | イグス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング | 特にクリーンルームに適したエネルギーチェーン |
| JP2017531141A (ja) * | 2014-09-18 | 2017-10-19 | イグス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング | 特にクリーンルームでの応用のための配線案内装置、シェル部分及びシェル部分のための支持リブ構造 |
| WO2022114353A1 (ko) * | 2020-11-24 | 2022-06-02 | 이민우 | 케이블수량 변동 대응형 케이블 가이드 체인 |
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