JP2003081370A - エアゾール容器用スパウト - Google Patents

エアゾール容器用スパウト

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JP2003081370A
JP2003081370A JP2001281307A JP2001281307A JP2003081370A JP 2003081370 A JP2003081370 A JP 2003081370A JP 2001281307 A JP2001281307 A JP 2001281307A JP 2001281307 A JP2001281307 A JP 2001281307A JP 2003081370 A JP2003081370 A JP 2003081370A
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恵造 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器結合用環状部の成形金型の構造を単純化
することができ、また、エアゾール容器との間に強い係
合力を確保してエアゾール容器から脱落し難くすると同
時に、廃棄時には、簡単にエアゾール容器から取り外す
ことができるエアゾール容器用スパウトを提供するこ
と。 【解決手段】 エアゾール容器1からの取り外しを容易
にするために、容器結合用環状部33に装備する破断部
47は、容器結合用環状部33の周壁を縦断する方向に
設定し、且つ、エアゾール容器1のマウンテンカップ1
2に係合する突条41aを有する容器結合用環状部33
の内筒は、前記容器結合用環状部33の周壁を縦断する
破断部47を除く範囲にのみ装備した構成とすること
で、破断部47の引きちぎりを容易にすると同時に、破
断部47の形態に起因する成形金型の複雑化を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール容器用
スパウトに係り、詳しくは、成形金型の構造の単純化に
よるコストの低減や、廃棄時のエアゾール容器からの分
離を容易にするための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、化粧品等を充填したエアゾー
ル容器1に、スパウト2及び、外部キャップ3を装着し
た状態を示したものである。ここに示したスパウト2及
び外部キャップ3は、特開平10−169898号公報
に開示されたものである。スパウト2は、図12に示す
ように、エアゾール容器1の上面の中心に立設された直
管状のバルブステム11に被冠装着されると共にバルブ
ステム11の押下によってバルブステム11から噴出さ
れる内容物を外部に導いて噴射する噴射孔21aが装備
された押しボタン式噴射頭21と、エアゾール容器1の
上面のマウンテンカップ12との係合によってエアゾー
ル容器1に結合される容器結合用環状部23とを合成樹
脂で形成した構成である。なお、ここに示したスパウト
2の場合は、押しボタン式噴射頭21と容器結合用環状
部23とが別体である。
【0003】容器結合用環状部23は、エアゾール容器
1の上面のマウンテンカップ12に係合する突条24a
が内周に形成された内筒部24と、この内筒部24の外
側を覆って外観を提供する外筒部25とを備えた構造で
ある。この容器結合用環状部23は、突条24aと前記
マウンテンカップ12との係合によってエアゾール容器
1に係合・固定される。
【0004】外部キャップ3は、着脱可能に容器結合用
環状部23に被冠装着される単純な有頭筒状構造であ
る。スパウト2及び外部キャップ3は、合成樹脂製品
で、エアゾール容器1の廃棄処分時には、金属製品であ
るエアゾール容器1から取り外されて、分別回収され
る。スパウト2は、廃棄するまでは、エアゾール容器1
から取り外す必要がない。そのため、不用意にエアゾー
ル容器1から脱落することのないように、内筒部24と
マウンテンカップ12との間に強い係合力が必要とされ
る。そこで、内筒部24とマウンテンカップ12との間
に強い係合力が確保できるように、内筒部24及び外筒
部25の構造や寸法が工夫される。
【0005】しかし、その一方で、エアゾール容器1の
廃棄処分時には、エアゾール容器1からスパウト2が簡
単に取り外せるようにする工夫が要求される。この例の
場合は、内筒部24と外筒部25とを連結しているリン
グ状の部位が切除可能な破断部26となっていて、この
破断部26を切除すると、内筒部24から外筒部25が
分離除去される。そして、この分離によって、図13に
示すように、内筒部24の周方向の離間部24bが拡径
変形可能になり、エアゾール容器1からの分離が容易に
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したス
パウト2の場合、破断部26を装備する内筒部24と外
筒部25との間の間隔は狭く、破断部26は幅の狭いリ
ング状になる。この幅の狭いリング状の破断部26の内
径側及び外径側の双方に、破断部26を破断し易くする
ための薄肉部やミシン目等の微細な装備が必要となるた
め、容器結合用環状部23の成形金型の構造が煩雑化
し、製造コストの増大を招くという問題があった。
【0007】また、内筒部24には最初から周方向の一
部を切り離した離間部24bを設けた構成としていて、
該内筒部24はその上部が破断部26を介して外筒部2
5に連結された構成である。そのため、破断部26を切
除しない状態でも、突条24aが装備されている内筒部
24の下縁部側は、図13に矢印(イ),(ロ)に示す
ように、拡径方向の変位が可能である。従って、突条2
4aを有している内筒部24の下縁部の拡径方向の変位
を規制することができず、内筒部24とマウンテンカッ
プ12との間に強い係合力を確保することが難しいとい
う問題もあった。
【0008】なお、従来より、内筒部とマウンテンカッ
プとの間に強い係合力を確保するために、内筒部はマウ
ンテンカップに係合する突条を全周に渡って連続的に形
成した構成とし、破断部を内筒部の周壁を縦断する形態
で設けたものも提案されている(特開平10−1704
4号公報参照)。しかし、このような内筒部は、破断部
を引きちぎる際に、破断部に延在する突条とマウンテン
カップとの係合が破断部の可撓変形を規制するように働
くため、破断部を引きちぎる操作に大きな操作力が必要
となって、操作性が悪いという問題が生じた。
【0009】更に、従来のスパウトは、全般的に、破断
部の切除を開始する際に手指をかける部分が微小なた
め、破断作業が行い難いという問題があった。
【0010】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、容器結合用環状部の成形金
型の構造を単純化して製造コストの低減を図ることがで
き、また、使用時には内筒部とエアゾール容器のマウン
テンカップとの間に強い係合力を確保してエアゾール容
器から脱落し難くすることができ、且つ、廃棄時には、
僅かな操作力で破断部の切除操作が容易にできて、簡単
にエアゾール容器から取り外すことができるエアゾール
容器用スパウトを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るエアゾール容器用スパウトは、請求項
1に記載したように、エアゾール容器の上面の中心に立
設された直管状のバルブステムに被冠装着されると共に
前記バルブステムの押下によってバルブステムから噴出
される内容物を外部に導いて噴射する噴射孔が装備され
た押しボタン式噴射頭と、前記エアゾール容器の上面の
マウンテンカップに係合する突条が内周に形成された内
筒部とこの内筒部の外側を覆って外観を提供する外筒部
とを備えて前記突条と前記マウンテンカップとの係合に
よってエアゾール容器に固定される容器結合用環状部
と、この容器結合用環状部の上部に前記押しボタン式噴
射頭を押下動作可能に連結するヒンジ部とを合成樹脂で
一体形成すると共に、前記容器結合用環状部には、前記
内筒部の周壁の一部を切り離した状態にして廃棄時のエ
アゾール容器からの離脱を容易にするための破断部を設
けたエアゾール容器用スパウトであって、前記突条を有
する内筒部は、前記容器結合用環状部の周方向の前記破
断部を除く範囲にのみ装備したことを特徴とする。
【0012】ここで、上記の破断部は、例えば、薄肉部
又はミシン目を両側に形成することで、切り離しを容易
にしておくと良い。
【0013】このように構成されたエアゾール容器用ス
パウトにおいては、押しボタン式噴射頭がヒンジ部を介
して容器結合用環状部に一体化されているため、押しボ
タン式噴射頭と容器結合用環状部とを別体にした従来の
ものと比較すると、製造が単一部品の樹脂成形で済み、
製造後の管理も容易である。また、破断部が容器結合用
環状部の周壁を縦断する形態で装備されているため、内
筒部と外筒部との間の間隔に関係なく、破断部の幅寸法
を自由に設定することができ、例えば、内筒部と外筒部
とが狭い間隔で隣接する構造の場合でも、破断部は幅が
広い単純な帯状に設定することができる。従って、破断
部を破断し易くするために破断部の両側に装備する薄肉
部やミシン目等の装備が、微細になり過ぎることを防止
することができ、微細な薄肉部やミシン目等の装備のた
めに容器結合用環状部の成形金型の構造が煩雑化すると
いう従来の問題を解消することができる。
【0014】また、エアゾール容器のマウンテンカップ
に係合する突条を有する内筒部は、全周ではなく、破断
部を除く範囲に設定されている。そのため、破断部は、
内筒部と外筒部との2重筒構造になることがなく、一重
の周壁を引きちぎる形態で良いから、破断部の破断操作
を、小さな操作力で済むように設定することが容易であ
る。従って、廃棄時には、僅かな操作力で破断部の切除
操作が容易にできて、簡単にエアゾール容器から取り外
し可能にすることができる。
【0015】また、請求項2に記載のエアゾール容器用
スパウトは、上記目的を達成するために、請求項1に記
載のエアゾール容器用スパウトにおいて、更に、前記破
断部が前記ヒンジ部を介して押しボタン式噴射頭に連続
するように、前記破断部の位置を選定して、押しボタン
式噴射頭の規定方向への傾倒操作によって、破断部の切
り離しを可能にしたことを特徴とするものである。
【0016】このように構成されたエアゾール容器用ス
パウトにおいては、廃棄時には、手指をかけやすい押し
ボタン式噴射頭を規定方向に傾倒させるという簡単な操
作で、破断部の切り離しが完了する。従って、破断部の
切除を開始する際に手指をかける部分が微小なため破断
作業が行い難いという従来の問題を解消することがで
き、スパウトをエアゾール容器から取り外し可能な状態
にするまでの所要時間を短縮して、エアゾール容器から
スパウトの分離回収を容易にすることができる。
【0017】また、請求項3に記載のエアゾール容器用
スパウトは、上記目的を達成するために、請求項1又は
2に記載のエアゾール容器用スパウトにおいて、更に、
前記内筒部の前記破断部付近の周方向端縁は、半径方向
外側に延びる連結用壁によって、外筒部に連続させたこ
とを特徴とするものである。
【0018】このように構成されたエアゾール容器用ス
パウトにおいては、マウンテンカップに係合する突条を
形成する内筒部は、最初から周方向の一部を切り離した
離間部を設けた構成であるが、その離間部を形成してい
る内筒部の周方向端縁は、半径方向外側に延びる連結用
壁によって外筒部によって連続していて、突条が装備さ
れている内筒部の下縁部の拡径方向の変位は、外筒部に
よってしっかりと防止される。そのため、使用時には内
筒部とエアゾール容器のマウンテンカップとの間に強い
係合力を確保してエアゾール容器から脱落し難くするこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエアゾール容
器用スパウトの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明
する。図1乃至図6は、本発明に係るエアゾール容器用
スパウトの一実施の形態を示したものである。ここに示
したスパウト100は、例えば、化粧品や殺虫剤などを
充填したエアゾール容器1に装備されるもので、エアゾ
ール容器1の上面の中心に立設された直管状のバルブス
テム11に被冠装着されると共に前記バルブステム11
の押下によってバルブステム11から噴出される内容物
を外部に導いて噴射する噴射孔31aが装備された押し
ボタン式噴射頭31と、前記マウンテンカップ12との
係合によってエアゾール容器1に固定される容器結合用
環状部33と、この容器結合用環状部33の上部に前記
押しボタン式噴射頭31を押下動作可能に連結するヒン
ジ部35とを、合成樹脂で一体形成した構成である。
【0020】容器結合用環状部33は、図2及び図6に
示すように、エアゾール容器1の上面のマウンテンカッ
プ12に係合する突条41aが内周に形成された内筒部
41と、この内筒部41の外側を覆って外観を提供する
外筒部43と、外筒部43の上縁を内筒部41に連続さ
せるリング部45とを備えていて、前記突条41aと前
記マウンテンカップ12との係合によってエアゾール容
器1に固定される。
【0021】容器結合用環状部33には、図1に示すよ
うに、内筒部41の周壁の一部を切り離した状態にして
廃棄時のエアゾール容器1からの離脱を容易にするため
の破断部47が、周壁を縦断する形態で設けられてい
る。また、突条41aを有する内筒部41は、前記容器
結合用環状部33の周方向の破断部47を除く範囲にの
み装備されている。そして、破断部47は、薄肉部47
aを両側に形成することで、切り離しを容易にしてい
る。なお、薄肉部47aの代わりに、ミシン目を形成す
るようにしても、切り離しを容易にすることができる。
【0022】即ち、容器結合用環状部33の周壁は、破
断部47の装備範囲外では、外筒部43の内側に内筒部
41が存在する二重筒構造となっているが、破断部47
の装備範囲内では、外筒部43による一重の筒構造とな
っている。
【0023】また、本実施の形態の場合、破断部47が
前記ヒンジ部35を介して押しボタン式噴射頭31に連
続するように、破断部47の位置を選定していて、押し
ボタン式噴射頭31の規定方向(図7に矢印(ハ)で示
すように、バルブステム11から抜き出す方向)への傾
倒操作によって、図8に示すように、破断部47の切り
離しを可能にしている。
【0024】更に、本実施の形態の場合、前記内筒部4
1の前記破断部47付近の周方向端縁は、半径方向外側
に延びる連結用壁49によって、外筒部43に連続させ
ている。
【0025】以上に説明したスパウト100において
は、押しボタン式噴射頭31がヒンジ部35を介して容
器結合用環状部33に一体化されているため、押しボタ
ン式噴射頭と容器結合用環状部とを別体にした従来のも
のと比較すると、製造が単一部品の樹脂成形で済み、製
造後の管理も容易である。また、破断部47が容器結合
用環状部33の周壁を縦断する形態で装備されているた
め、内筒部41と外筒部43との間の間隔に関係なく、
破断部47の幅寸法を自由に設定することができ、例え
ば、内筒部41と外筒部43とが狭い間隔で隣接する構
造の場合でも、破断部47は図1に示すように、幅wが
広い単純な帯状に設定することができる。
【0026】従って、破断部47を破断し易くするため
に破断部47の両側に装備する薄肉部47aの装備が、
微細になり過ぎることを防止することができ、微細な薄
肉部やミシン目等の装備のために容器結合用環状部33
の成形金型の構造が煩雑化するという従来の問題を解消
し、成形金型の単純化によって、製造コストの低減を図
ることができる。
【0027】また、エアゾール容器1のマウンテンカッ
プ12に係合する突条41aを有する内筒部41は、全
周ではなく、破断部47を除く範囲に設定されている。
そのため、破断部47は、内筒部41と外筒部43との
2重筒構造になることがなく、一重の周壁を引きちぎる
形態で良いから、破断部47の破断操作を、小さな操作
力で済むように設定することが容易である。従って、廃
棄時には、僅かな操作力で破断部47の切除操作が容易
にできて、簡単にエアゾール容器1から取り外し可能に
することができる。
【0028】また、本実施の形態の場合は、破断部47
が前記ヒンジ部35を介して押しボタン式噴射頭31に
連続するように、前記破断部47の位置を選定してい
て、押しボタン式噴射頭31の規定方向への傾倒操作に
よって、破断部47の切り離しを可能にしている。
【0029】そのため、廃棄時には、手指をかけやすい
押しボタン式噴射頭31を規定方向に傾倒させるという
簡単な操作で、破断部47の切り離しが完了する。従っ
て、破断部の切除を開始する際に手指をかける部分が微
小なため破断作業が行い難いという従来の問題を解消す
ることができ、スパウト100をエアゾール容器1から
取り外し可能な状態にするまでの所要時間を短縮して、
エアゾール容器1からスパウト100の分離回収を容易
にすることができる。
【0030】また、本実施の形態の場合は、更に、前記
内筒部41の前記破断部47付近の周方向端縁は、半径
方向外側に延びる連結用壁49によって、外筒部43に
連続させている。そのため、マウンテンカップ12に係
合する突条41aを形成する内筒部41は、最初から周
方向の一部を切り離した離間部を設けた構成であるが、
その離間部を形成している内筒部41の周方向端縁は、
半径方向外側に延びる連結用壁49によって外筒部43
によって連続していて、突条41aが装備されている内
筒部41の下縁部の拡径方向の変位は、外筒部43によ
ってしっかりと防止される。そのため、使用時には内筒
部41とエアゾール容器1のマウンテンカップ12との
間に強い係合力を確保してエアゾール容器1から脱落し
難くすることができる。
【0031】なお、本発明のエアゾール容器用スパウト
において、容器結合用環状部に形成する破断部の幅寸法
等は、適宜に設計変更可能である。また、上記の実施の
形態の場合、容器結合用環状部33の外周面には、図1
に示すように、外部キャップを係止するための突条33
aを装備しているが、外部キャップの係止構造は、上記
実施の形態に構造に限らない。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
した本発明のエアゾール容器用スパウトによれば、押し
ボタン式噴射頭がヒンジ部を介して容器結合用環状部に
一体化されているため、押しボタン式噴射頭と容器結合
用環状部とを別体にした従来のものと比較すると、製造
が単一部品の樹脂成形で済み、製造後の管理も容易であ
る。また、破断部が容器結合用環状部の周壁を縦断する
形態で装備されているため、内筒部と外筒部との間の間
隔に関係なく、破断部の幅寸法を自由に設定することが
でき、例えば、内筒部と外筒部とが狭い間隔で隣接する
構造の場合でも、破断部は幅が広い単純な帯状に設定す
ることができる。従って、破断部を破断し易くするため
に破断部の両側に装備する薄肉部やミシン目等の装備
が、微細になり過ぎることを防止することができ、微細
な薄肉部やミシン目等の装備のために容器結合用環状部
の成形金型の構造が煩雑化するという従来の問題を解消
し、成形金型の単純化によって、製造コストの低減を図
ることができる。
【0033】また、エアゾール容器のマウンテンカップ
に係合する突条を有する内筒部は、全周ではなく、破断
部を除く範囲に設定されている。そのため、破断部は、
内筒部と外筒部との2重筒構造になることがなく、一重
の周壁を引きちぎる形態で良いから、破断部の破断操作
を、小さな操作力で済むように設定することが容易であ
る。従って、廃棄時には、僅かな操作力で破断部の切除
操作が容易にできて、簡単にエアゾール容器から取り外
し可能にすることができる。
【0034】また、請求項2に記載した本発明のエアゾ
ール容器用スパウトでは、廃棄時には、手指をかけやす
い押しボタン式噴射頭を規定方向に傾倒させるという簡
単な操作で、破断部の切り離しが完了する。従って、破
断部の切除を開始する際に手指をかける部分が微小なた
め破断作業が行い難いという従来の問題を解消すること
ができ、スパウトをエアゾール容器から取り外し可能な
状態にするまでの所要時間を短縮して、エアゾール容器
からスパウトの分離回収を容易にすることができる。
【0035】また、請求項3に記載した本発明のエアゾ
ール容器用スパウトでは、マウンテンカップに係合する
突条を形成する内筒部は、最初から周方向の一部を切り
離した離間部を設けた構成であるが、その離間部を形成
している内筒部の周方向端縁は、半径方向外側に延びる
連結用壁によって外筒部によって連続していて、突条が
装備されている内筒部の下縁部の拡径方向の変位は、外
筒部によってしっかりと防止される。そのため、使用時
には内筒部とエアゾール容器のマウンテンカップとの間
に強い係合力を確保してエアゾール容器から脱落し難く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアゾール容器用スパウトの一実
施の形態の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】図2のC矢視図である。
【図5】図4のD−D線に沿う断面図である。
【図6】本発明に係るエアゾール容器用スパウトのエア
ゾール容器に装着した状態の縦断面図である。
【図7】本発明に係るエアゾール容器用スパウトの破断
部を引きちぎるときの操作の説明図である。
【図8】本発明に係るエアゾール容器用スパウトにおい
て、破断部の引きちぎり後に、エアゾール容器上の残っ
た容器結合用環状部の縦断面図である。
【図9】図8のE矢視図である。
【図10】図8のF矢視図である。
【図11】従来のスパウト及びキャップを装着したエア
ゾール容器の斜視図である。
【図12】図11に示したスパウトの縦断面図である。
【図13】図12に示したスパウトをエアゾール容器か
ら分離するために、容器結合用環状部23を破断した状
態の斜視図である。
【図14】図13に示した状態から容器結合用環状部2
3をエアゾール容器から取り外した状態の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 11 バルブステム 12 マウンテンカップ 31 押しボタン式噴射頭 31a 噴射孔 33 容器結合用環状部 35 ヒンジ部 41 内筒部 41a 突条 43 外筒部 47 破断部 47a 薄肉部 49 連結用壁 100 スパウト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器の上面の中心に立設され
    た直管状のバルブステムに被冠装着されると共に前記バ
    ルブステムの押下によってバルブステムから噴出される
    内容物を外部に導いて噴射する噴射孔が装備された押し
    ボタン式噴射頭と、前記エアゾール容器の上面のマウン
    テンカップに係合する突条が内周に形成された内筒部と
    この内筒部の外側を覆って外観を提供する外筒部とを備
    えて前記突条と前記マウンテンカップとの係合によって
    エアゾール容器に固定される容器結合用環状部と、この
    容器結合用環状部の上部に前記押しボタン式噴射頭を押
    下動作可能に連結するヒンジ部とを合成樹脂で一体形成
    すると共に、前記容器結合用環状部には、前記内筒部の
    周壁の一部を切り離した状態にして廃棄時のエアゾール
    容器からの離脱を容易にするための破断部を設けたエア
    ゾール容器用スパウトであって、 前記突条を有する内筒部は、前記容器結合用環状部の周
    方向の前記破断部を除く範囲にのみ装備したことを特徴
    とするエアゾール容器用スパウト。
  2. 【請求項2】 前記破断部が前記ヒンジ部を介して押し
    ボタン式噴射頭に連続するように、前記破断部の位置を
    選定して、押しボタン式噴射頭の規定方向への傾倒操作
    によって、破断部の切り離しを可能にしたことを特徴と
    する請求項1に記載のエアゾール容器用スパウト。
  3. 【請求項3】 前記内筒部の前記破断部付近の周方向端
    縁は、半径方向外側に延びる連結用壁によって、外筒部
    に連続させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    エアゾール容器用スパウト。
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