JP2003081034A - 車両用フロントグリル衝撃吸収構造 - Google Patents

車両用フロントグリル衝撃吸収構造

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JP2003081034A JP2001280118A JP2001280118A JP2003081034A JP 2003081034 A JP2003081034 A JP 2003081034A JP 2001280118 A JP2001280118 A JP 2001280118A JP 2001280118 A JP2001280118 A JP 2001280118A JP 2003081034 A JP2003081034 A JP 2003081034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントグリルに前方から衝突力が作用した
ときに、衝突力をより速やかに且つより十分に吸収でき
ること。 【解決手段】 車両10は、前部に設けたエンジンルー
ム11の前をフロントグリル30で覆ったものである。
車両用フロントグリル衝撃吸収構造は、フロントグリル
に前方から衝突力F1が作用したときに、このフロント
グリルと共に後退する荷重伝達部材90をフロントグリ
ルの背面に設けた構造である。荷重伝達部材によってフ
ロントグリルに作用する衝突力をエンジンルームに収納
された水冷エンジン用ラジエータ20に伝えることで、
ラジエータに衝突力を吸収させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は車両用フロントグリ
ル衝撃吸収構造に関する。 【0002】 【従来の技術】図12は従来の車両前部の側面図であ
り、車両100の前部に設けたエンジンルーム101の
前をフロントグリル102で覆い、フロントグリル10
2の後方でエンジンルーム101に水冷エンジン用ラジ
エータ103を収納したことを示す。ラジエータ103
は、下部103aを車体フレーム105の前部下部10
5aに取付けるとともに、上部103bをステー104
を介して車体フレーム105の前部上部105bに取付
けたものである。106はフードである。 【0003】フロントグリル102に衝突力F10が前
方から作用したときに、フロントグリル102は衝突力
F10に応じて変形、すなわち後退する。後退したフロ
ントグリル102がラジエータ103に当ることで、ラ
ジエータ103に衝突力F10を伝えることができる。
衝突力F10によってラジエータ103が後方へ傾いた
り変形することで、衝突力F10をある程度吸収するこ
とができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、フロントグ
リル102からラジエータ103までの距離L10につ
いては、フロントグリル102から取入れた走行風をラ
ジエータ103へ円滑に導くことができるように設定す
る。従って、距離L10を小さくするには限界がある。
一方、ラジエータ103で衝突力F10をより速やかに
且つより十分に吸収するには、衝突力F10によってフ
ロントグリル102が後退する初期の段階で、衝突力F
10をラジエータ103に伝えることが好ましい。初期
の段階における衝突力F10は比較的小さいので、エン
ジンルーム101内の各種機器を保護できるとともに、
障害物への衝撃も緩和できるからである。 【0005】このように、エンジンルーム101に収納
されたラジエータ103等の各種収納部材は、それぞれ
の性能等を確保できる位置に配置される。これに対し
て、フロントグリル102の配置や形状・大きさは車両
100全体のデザイン等をも考慮して決定される。従っ
て、フロントグリル102と各種収納部材との間の距離
L10を小さくするには限界がある。 【0006】そこで本発明の目的は、フロントグリルに
前方から衝突力が作用したときに、衝突力をより速やか
に且つより十分に吸収できる技術を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車両の前部に設けたエンジンルームの前
をフロントグリルで覆った車両において、フロントグリ
ルに前方から衝突力が作用したときに、このフロントグ
リルと共に後退する荷重伝達部材をフロントグリルの背
面に設け、この荷重伝達部材によってフロントグリルに
作用する衝突力をエンジンルームに収納された水冷エン
ジン用ラジエータ等の収納部材に伝えることで、この収
納部材に衝突力を吸収させるようにしたことを特徴とす
る。 【0008】フロントグリルに衝突力が前方から作用し
たときに、フロントグリルは衝突力に応じて後退する。
フロントグリルと共に荷重伝達部材が後退することで、
エンジンルームに収納された収納部材に衝突力を伝える
ことができる。このように、衝突力によってフロントグ
リルが後退する初期の段階で、衝突力を荷重伝達部材を
介して収納部材に伝えることができる。この結果、収納
部材にて衝突力をより速やかに且つより十分に吸収し
て、緩和することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。 【0010】図1は本発明に係る車両のフロントグリル
周りの斜視図であり、車両10の前部にエンジンルーム
11を設け、エンジンルーム11の前部に且つ車幅中央
に水冷エンジン用ラジエータ20(以下、単に「ラジエ
ータ20」と言う。)を配置し、さらに、エンジンルー
ム11の前を樹脂製フロントグリル30で覆った構成を
正面から見た図である。ラジエータ20は、車両10を
走行させたときの走行風Aiを、前方からフロントグリ
ル30を介して取入れるようにしたものである。 【0011】図2は本発明に係る車体フレームにラジエ
ータを取付けた構成の斜視図であり、車体フレーム40
の前部にフロントバルクヘッド41を設け、フロントバ
ルクヘッド41にラジエータ20を取付けた構成を正面
から見た図である。このようにして、車体フレーム40
の前部にラジエータ20を配置することができる。 【0012】フロントバルクヘッド41は、前部上部で
車幅方向に延びたアッパクロスメンバ42と、前部下部
で車幅方向に延びたロアクロスメンバ43と、アッパ・
ロアクロスメンバ42,43間に掛け渡した左右のサイ
ドステー44,44とからなる、車体フレーム40の前
部部材である。 【0013】ラジエータ取付構造について説明すると、
ラジエータ20の下部21は、左右をラバーマウント2
2,22を介してロアクロスメンバ43(車体フレーム
40の前部下部)に取付ける。また、ラジエータ20の
上部23の左右をステー50,50を介してアッパクロ
スメンバ42(車体フレーム40の前部上部)並びに左
右のサイドステー44,44(車体フレーム40の前部
側部)に取付ける。次に、ラジエータ20の上部23の
左側の取付構造について、詳細に説明する。なお、右側
の取付構造は左側の取付構造と左右対称形である他には
同一構成であるので、説明を省略する。 【0014】図3は本発明に係る水冷エンジン用ラジエ
ータ上部取付構造の斜視図であり、ラジエータ20の上
部23の左側をステー50を介して車体フレーム40に
取付けたことを示す。ステー50は、第1ステー60及
び第2ステー70を互いに一体に形成した、平面視略L
字状の鋼板製プレス一体成形品である。第1ステー60
は、ラジエータ20の上部23から後方へ延し、その先
端部64をアッパクロスメンバ42(車体フレーム40
の前部上部)に取付けた支持部材である。第2ステー7
0は、ラジエータ20の上部23から側部下方へ延し、
その先端部74をサイドステー44のうち前方へ延びた
延長部45(車体フレーム40の前部側部)に前後スイ
ング可能に取付けた支持部材である。 【0015】図4(a)〜(c)は本発明に係る水冷エ
ンジン用ラジエータ上部取付構造の構成図であり、
(a)は平面構成を示し、(b)は左側面構成を示し、
(c)は(b)のc−c線断面構成を示す。ラジエータ
20に対するステー50の取付構造は、ラジエータ20
の上面24から支承ピン25を延し、支承ピン25にラ
バーマウント26を介してステー50の基部51、すな
わち、第1・第2ステー60,70の各基部62,72
を上から嵌合にて取付けたものである。 【0016】第1ステー60は、前後方向に沿った両縁
を上に折返すことでリブ61,61を形成した、上開放
のコ字状断面体であり、水平な基部62から後上方へ延
出部63を延し、延出部63の後端に水平な先端部64
を設けた部材である。この先端部64は、アッパクロス
メンバ42の上に重ねてボルト65にて上下に止める。
このような第1ステー60は、前方からラジエータ20
を介して第1ステー60に衝突力が作用したときに変形
可能(屈曲可能)な脆弱部66を設けたことを特徴とす
る。脆弱部66は、(a)に示すように延出部63のう
ち幅を狭めた部分であって、他の部分よりも脆弱であ
る。 【0017】第2ステー70は、側方に沿った両縁を外
側に折返すことでリブ71,71を形成した、外側開放
のコ字状断面体であり、水平な基部72からラジエータ
20に沿って側部下方へ延出部73を延し、延出部73
の下端に先端部74を設けた部材である。この先端部7
4は、サイドステー44の延長部45の外側面に重ね
て、ボルト75にて車幅方向に止める。さらに第2ステ
ー70は、基部72と延出部73とのコーナ部分に上下
貫通した長孔76,76を開けたものである。 【0018】図5は本発明に係るフロントグリル周りの
正面図であり、このフロントグリル30のうち、右半分
側、すなわち図の左側に上下4つの導風口31・・・(・・・
は複数を示す。以下同じ)を開け、車幅中心CL位置に
上下2つの導風口31,31を開け、左半下半分側、す
なわち図の右側における下半部に2つの導風口31,3
1を開けたことを示す。フロントグリル30のうち左上
部分は導風口を設けずに閉塞し、この閉塞した部分にエ
ンジン用吸気ダクトの吸気口32を配置する。 【0019】図6は図5の6−6線断面図であり、フロ
ントグリル30周りのうち車幅中心の縦断面構造を示
す。この図は、エンジンルーム11において、アッパク
ロスメンバ42の上から前方へ上部カバー81を延し、
この上部カバー81の前端にフロントグリル30の上端
を嵌合にて取外し可能に結合したことを示す。車両10
を走行させることで、フロントグリル30の導風口31
・・・から取入れた走行風Aiをラジエータ20に導くこ
とができる。図中、82はフードである。 【0020】図7は本発明に係るフロントグリルの背面
斜視図であり、フロントグリル30の背面33に荷重伝
達部材90を設けたことを示す。荷重伝達部材90は、
フロントグリル30に前方から衝突力が作用したとき
に、フロントグリル30と共に後退する部材である。詳
しくは、フロントグリル30の背面33のうち車幅中心
位置の上部に、中央の位置決め凸部34と、この位置決
め凸部34の左右の取付支柱35,35とを一体に形成
する。位置決め凸部34に荷重伝達部材90の嵌合孔9
1を嵌合して位置決めをし、取付支柱35,35にビス
92,92にて止めることで、フロントグリル30に荷
重伝達部材90を取付けることができる。 【0021】図8は本発明に係る荷重伝達部材の背面図
であり、想像線にて示すフロントグリル30の背面33
に荷重伝達部材90を配置したことを示す。荷重伝達部
材90は、下前方へ傾いた平坦な荷重伝達面93と、荷
重伝達面93の左右端から前方へ延びてフロントグリル
30の背面33に当る当接部94,94とを一体に形成
した、鋼板製プレス成形品である。95,95はビス9
2,92(図7参照)を取付けるビス用孔である。 【0022】ここで一旦図6に戻って説明を続ける。荷
重伝達部材90の荷重伝達面93は、ラジエータ20の
前上端から距離L1だけ前方へ離れた位置に配置する。
距離L1は例えば10mm程度である。 【0023】次に、上記構成の作用を図3、図9〜図1
1に基づき説明する。図3に示すように、ラジエータ2
0の上部23から後方へ延した第1ステー60と、ラジ
エータ20の上部23から側部下方へ延した第2ステー
70の、両方でラジエータ20の上部23を支えるの
で、悪路走行時などでラジエータ20の上下動をより抑
制することができる。 【0024】さらには、第1ステー60及び第2ステー
70を一体成形品とすることで、ステー50の部品数を
低減して安価にすることができる。さらにまた、第1ス
テー60と第2ステー70とを、互いに一体に形成され
た平面視略L字状の一体成形品にしたので、ラジエータ
20の上下動を第1・第2ステー60,70に、より円
滑に伝達することができる。従って、ラジエータ20を
より安定して支えることができる。 【0025】図9は本発明に係る車両の作用図であり、
車両10が前方の障害物S1に衝突したときに、この障
害物S1がフロントグリル30に当ったことを示す。こ
の結果、フロントグリル30に前方から衝突力F1が作
用する。 【0026】図10は本発明に係る車両用フロントグリ
ル衝撃吸収構造の作用図である。想像線で示すフロント
グリル30に衝突力F1が前方から作用したときに、フ
ロントグリル30は衝突力F1に応じて変形、すなわち
実線のように後退する。ところで、フロントグリル30
からラジエータ20の前上端までの距離L2について
は、フロントグリル30から取入れた走行風をラジエー
タ20へ円滑に導くことができるように設定する。従っ
て、距離L2を小さくするには限界がある。 【0027】これに対して本発明は、ラジエータ20の
前上端から距離L1だけ前方へ離れた位置に、想像線に
て示す荷重伝達部材90の荷重伝達面93を配置したも
のである。荷重伝達部材90の位置については、フロン
トグリル30ような制約がないので比較的自由に設定す
ることができる。距離L1は距離L2に比べて極めて小
さく、例えば10mm程度である。 【0028】フロントグリル30と共に後退する荷重伝
達部材90は、フロントグリル30よりも先にラジエー
タ20の前上端に当ることができる。従って、フロント
グリル30と共に荷重伝達部材90が後退することで、
エンジンルーム11に収納されたラジエータ20に衝突
力F1を伝えることができる。このように、衝突力F1
によってフロントグリル30が後退する初期の段階で、
衝突力F1を荷重伝達部材90を介してラジエータ20
に伝えることができる。 【0029】図11は本発明に係る車両の水冷エンジン
用ラジエータ上部取付構造の作用図であり、荷重伝達部
材90がラジエータ20の前上端に当ることで、ラジエ
ータ20に衝突力F1が作用したことを示す。前方から
衝突力F1がラジエータ20を介して第1・第2ステー
60,70へ作用したときに、第1ステー60のうち剛
性が小さい脆弱部66は、衝突力F1に応じて後方へ変
形する。 【0030】一方、第2ステー70の先端部74は、車
幅方向に延びるボルト75で延長部45に止められたも
のである。このため、前方から衝突力F1のような大き
い荷重が第2ステー70に作用した場合に、第2ステー
70を後方へスイングさせる荷重がボルト締め付けによ
る面圧を上回る。この結果、第2ステー70はボルト7
5を中心として後方へスイング変位することができる。
言い換えると、車幅方向に延びるステー固定部材(ボル
ト75)によって第2ステー70の先端部74を車体フ
レーム40の前部側部に前後スイング可能に取付けるこ
とで、このようなことが可能となる。 【0031】以上の説明から明らかなように、衝突力F
1によってフロントグリル30が後退する初期の段階
で、衝突力F1が荷重伝達部材90を介してラジエータ
20に伝わる。第1・第2ステー60,70に衝突力F
1が作用したときに、実線にて示すように、第1ステー
60の脆弱部66が衝突力F1に応じて後方へ変形する
とともに、第2ステー70が後方へスイング変位する。
従って、衝突力F1によってラジエータ20が後方へ傾
くことは容易である。 【0032】ラジエータ20は、フロントグリル30が
後退する初期の段階で後方へ傾いたり変形することで、
衝突力F1をより速やかに且つより十分に吸収して、緩
和することができる。従って、エンジンルーム11内の
各種機器を障害物S1(図9参照)から保護することが
できるとともに、障害物S1への衝撃も緩和することが
できる。さらには、第1ステー60と第2ステー70と
を、互いに一体に形成された平面視略L字状の一体成形
品にしたので、前方からの衝突力F1をラジエータ20
から第1ステー60と第2ステー70の両方に、より円
滑に伝達することができる。 【0033】第1ステー60の脆弱部66の剛性や、第
2ステー70を後方へスイング変位可能にするためのボ
ルト75の締め付けトルクについては、ラジエータ20
で吸収し得る衝突力F1を勘案して、適宜設定すればよ
い。 【0034】なお、上記実施の形態において、第1ステ
ー60に設けた脆弱部66は、前方からラジエータ20
を介して第1ステー60に衝突力F1が作用したときに
変形可能な構成であればよく、例えば、薄肉、狭幅、切
欠き、くびれ等の構成でもよい。また、第2ステー70
の先端部74を車体フレーム40の前部側部に前後スイ
ング可能に取付ける構成は、前方からラジエータ20を
介して第1ステー60に衝突力F1が作用したときに、
第2ステー70が後方へスイング変位可能であればよ
く、ボルト止めの他にピン結合であってもよい。さらに
また、収納部材は、エンジンルーム11に収納された部
材であればよく、水冷エンジン用ラジエータ20の他に
例えばエアコン用コンデンサ、車体フレーム40のフロ
ントバルクヘッド41やフロントバンパビームであって
もよい。 【0035】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、フロントグリルに前方から衝突力が
作用したときに、このフロントグリルと共に後退する荷
重伝達部材をフロントグリルの背面に設けることによ
り、この荷重伝達部材によってフロントグリルに作用す
る衝突力をエンジンルームに収納された水冷エンジン用
ラジエータ等の収納部材に伝えることで、この収納部材
に衝突力を吸収させることができる。従って、衝突力に
よってフロントグリルが後退する初期の段階で、衝突力
を荷重伝達部材を介して収納部材に伝えることができ
る。この結果、収納部材にて衝突力をより速やかに且つ
より十分に吸収して、緩和することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る車両のフロントグリル周りの斜視
図 【図2】図2は本発明に係る車体フレームにラジエータ
を取付けた構成の斜視図 【図3】図3は本発明に係る水冷エンジン用ラジエータ
上部取付構造の斜視図 【図4】本発明に係る水冷エンジン用ラジエータ上部取
付構造の構成図 【図5】本発明に係るフロントグリル周りの正面図 【図6】図5の6−6線断面図 【図7】本発明に係るフロントグリルの背面斜視図 【図8】本発明に係る荷重伝達部材の背面図 【図9】本発明に係る車両の作用図 【図10】本発明に係る車両用フロントグリル衝撃吸収
構造の作用図 【図11】本発明に係る車両の水冷エンジン用ラジエー
タ上部取付構造の作用図 【図12】従来の車両前部の側面図 【符号の説明】 10…車両、11…エンジンルーム、20…収納部材と
しての水冷エンジン用ラジエータ、30…フロントグリ
ル、33…フロントグリルの背面、40…車体フレー
ム、42…車体フレームの前部上部(アッパクロスメン
バ)、45…車体フレームの前部側部(サイドステーの
延長部)、60…第1ステー、64…第1ステーの先端
部、66…脆弱部、70…第2ステー、74…第2ステ
ーの先端部、90…荷重伝達部材、F1…衝突力、L
1,L2…距離、S1…障害物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 宏二郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D003 AA01 AA05 BB01 CA02 CA03 CA04 CA09 DA04 DA11 DA14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両の前部に設けたエンジンルームの前
    をフロントグリルで覆った車両において、前記フロント
    グリルに前方から衝突力が作用したときに、このフロン
    トグリルと共に後退する荷重伝達部材をフロントグリル
    の背面に設け、この荷重伝達部材によってフロントグリ
    ルに作用する衝突力を前記エンジンルームに収納された
    水冷エンジン用ラジエータ等の収納部材に伝えること
    で、この収納部材に衝突力を吸収させるようにしたこと
    を特徴とする車両用フロントグリル衝撃吸収構造。
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