JP2003080785A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2003080785A
JP2003080785A JP2001277384A JP2001277384A JP2003080785A JP 2003080785 A JP2003080785 A JP 2003080785A JP 2001277384 A JP2001277384 A JP 2001277384A JP 2001277384 A JP2001277384 A JP 2001277384A JP 2003080785 A JP2003080785 A JP 2003080785A
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JP
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ink carrier
roller
rod
shaped member
feed roller
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JP2001277384A
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Inventor
Nobuaki Fujisawa
伸晃 藤澤
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、フィードローラを回転させるタ
イミングの精度を向上させることが可能な記録装置を提
供する。 【解決手段】インクキャリア2は、バネ部材14により
連結された棒状部材5を有し、インクキャリア2の棒状
部材5と係合するためのらせん状の溝部7を有するロー
ラ6と、棒状部材5と溝部7とを、インクキャリア2が
一方向に移動する場合にのみ係合させる係合誘導手段
と、ローラ6とフィードローラ9との間に設けられた複
数のギヤ8、10、15、16および17とをさらに備
え、棒状部材5と溝部7とが係合した状態で、モータ4
によりインクキャリア2を移動させることによってロー
ラ6が回転され、ローラ6の回転に基づいてフィードロ
ーラ9が回転され、棒状部材5および溝部7は、インク
キャリア2が印字しながら移動する間は係合しないよう
に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録装置に関
し、特に、インクキャリアと、フィードローラと、イン
クキャリアを駆動するためのモータとを備えた記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタなどの記
録装置において、インクキャリアおよびフィードローラ
を1つのモータを用いて駆動させる記録装置が知られて
いる。これらの記録装置は、たとえば、特開平7−32
3632号公報および特開平8−58182号公報など
に開示されている。
【0003】上記特開平7−323632号公報には、
1つのモータを用いてリードスクリューを回転させると
ともに、そのリードスクリューの回転に基づいて、イン
クキャリアとフィードローラとを駆動する記録装置の構
造が開示されている。この記録装置では、インクキャリ
アに設けられたキャリッジピンが、リードスクリューの
スクリュー溝に係合するように形成されている。また、
モータとフィードローラとの間には、欠歯ギヤを含む複
数のギヤが設けられている。
【0004】上記のような構造を有する従来の記録装置
の動作としては、リードスクリューがモータによって回
転されると、キャリッジピンはスクリュー溝に係合した
状態で移動する。そのキャリッジピンの移動に伴って、
インクキャリアが移動する。また、欠歯ギヤを含む複数
のギヤを介して、モータの駆動がフィードローラに間欠
的に伝達される。このようにして、1つのモータを用い
て、リードスクリューの回転に基づいたインクキャリア
の移動と、フィードローラの回転とが行われる。
【0005】また、上記特開平8−58182号公報で
は、1つのモータを用いてリードスクリューを回転させ
ることによって、インクキャリアを移動させるととも
に、移動されたインクキャリアにより駆動歯車を押圧し
て、リードスクリューの回転をフィードローラに伝達す
るための従動歯車に噛み合わせることによって、フィー
ドローラを回転させる記録装置の構造が開示されてい
る。この記録装置では、従動歯車とフィードローラとの
間には、リードスクリューの回転をフィードローラに伝
達するための複数の歯車が設けられている。
【0006】上記のような構造を有する記録装置の動作
としては、リードスクリューがモータによって回転され
ると、インクキャリアが移動する。インクキャリアが印
字方向に移動する場合、駆動歯車は、バネ部材によって
従動歯車と噛み合わない位置に付勢されている。また、
インクキャリアが印字方向とは逆方向に移動する場合、
インクキャリアが駆動歯車をバネ部材の付勢力に抗して
押圧するので、駆動歯車と従動歯車とが噛み合う。そし
て、モータの駆動がリードスクリュー、駆動歯車、従動
歯車および複数の歯車を介してフィードローラに伝達さ
れる。その後、インクキャリアが印字方向へ移動する
と、駆動歯車は、バネ部材に付勢されて従動歯車と噛み
合わない位置に戻る。このようにして、1つのモータを
用いて、リードスクリューの回転に基づいたインクキャ
リアの移動と、インクキャリアの移動に基づいたフィー
ドローラの回転とが行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−323632号公報に開示された記録装置の構
造では、インクキャリアを駆動するためのモータの駆動
を複数のギヤを介して直接フィードローラに伝達してフ
ィードローラを回転させるため、フィードローラを回転
させるタイミングのとり方が難しく、その結果、フィー
ドローラを回転させるタイミングの精度が低くなる場合
があるという問題点があった。
【0008】また、上記特開平8−58182号公報に
開示された記録装置の構造では、バネ部材によって付勢
された駆動歯車をインクキャリアが押圧することによっ
て、駆動歯車と従動歯車とが連結されるので、駆動歯車
と従動歯車とが連結するタイミングの精度が低くなると
いう不都合が生じる。つまり、バネ部材の介在によっ
て、駆動歯車と従動歯車とを連結するタイミングにばら
つきが発生するという不都合が生じる。その結果、フィ
ードローラを回転させるタイミングの精度が低くなると
いう問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
簡単な構成で、フィードローラを回転させるタイミング
の精度を向上させることが可能な記録装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1における記録装置は、インクキャリアと、
フィードローラと、インクキャリアを駆動するためのモ
ータとを備えた記録装置において、インクキャリアは、
バネ部材により連結された棒状部材を有し、インクキャ
リアの棒状部材と係合するためのらせん状の溝部を有す
るローラと、インクキャリアの棒状部材とローラの溝部
とを、インクキャリアが一方向に移動する場合にのみ係
合させる係合誘導手段と、ローラとフィードローラとの
間に設けられた複数のギヤとをさらに備え、インクキャ
リアの棒状部材とらせん状の溝部とが係合した状態で、
モータによりインクキャリアを移動させることによって
ローラが回転され、ローラの回転に基づいてフィードロ
ーラが回転され、インクキャリアの棒状部材およびロー
ラの溝部は、インクキャリアが印字しながら移動する間
は係合しないように形成されている。
【0011】請求項1では、上記のように、1つのモー
タによりインクキャリアを移動させることによりローラ
を回転させるとともに、そのローラの回転に基づいてフ
ィードローラを回転させることによって、フィードロー
ラを回転させるためのモータを、インクキャリアを駆動
させるモータと別個に設ける必要がない。これにより、
記録装置の構造を簡略化することができる。また、イン
クキャリアの棒状部材とローラの溝部とが係合した状態
で、インクキャリアを移動することによりローラを回転
させることによって、そのローラの回転により容易にフ
ィードローラを回転させることができる。この場合、イ
ンクキャリアの移動によって、インクキャリアの棒状部
材とローラの溝部とがバネなどを介さずに直接係合する
ため、インクキャリアの棒状部材とローラの溝部との係
合のタイミングにばらつきが発生することもない。その
結果、簡単な構成で、フィードローラを回転させるタイ
ミングの精度を向上させることができる。
【0012】また、インクキャリアの棒状部材とローラ
の溝部とを、インクキャリアが一方向に移動する場合の
み係合するように形成することによって、ローラを一方
向にのみ回転させることができる。これにより、ローラ
の回転に基づいて回転するフィードローラを、一方向に
のみ回転させることができるので、フィードローラを給
紙方向にのみ回転させることができる。また、インクキ
ャリアが印字しながら移動する間は、インクキャリアの
棒状部材とローラの溝部とが係合しないように形成する
ことによって、印字中にフィードローラが回転するのを
防止することができる。
【0013】さらに、ローラとフィードローラとの間
に、複数のギヤを設けることによって、ギヤ比を調節す
れば、ローラの回転に基づいて、フィードローラを1ス
ワス分(印字の1行分)だけ、容易に回転させることが
できる。
【0014】請求項2における記録装置は、インクキャ
リアと、フィードローラと、インクキャリアを駆動する
ためのモータとを備えた記録装置において、インクキャ
リアと係合するためのらせん状の溝部を有するローラを
さらに備え、インクキャリアとらせん状の溝部とが係合
した状態で、モータによりインクキャリアを移動させる
ことによってローラが回転され、ローラの回転に基づい
てフィードローラが回転される。
【0015】請求項2では、上記のように、1つのモー
タによりインクキャリアを移動させることによりローラ
を回転させるとともに、そのローラの回転に基づいてフ
ィードローラを回転させることによって、フィードロー
ラを回転させるためのモータを、インクキャリアを駆動
させるモータと別個に設ける必要がない。これにより、
記録装置の構造を簡略化することができる。また、イン
クキャリアとローラの溝部とが係合した状態で、インク
キャリアを移動することによりローラを回転させること
によって、そのローラの回転により容易にフィードロー
ラを回転させることができる。この場合、インクキャリ
アの移動によって、インクキャリアとローラの溝部とが
バネなどを介さずに直接係合するため、インクキャリア
とローラの溝部との係合のタイミングにばらつきが発生
することもない。その結果、簡単な構成で、フィードロ
ーラを回転させるタイミングの精度を向上させることが
できる。
【0016】請求項3における記録装置は、請求項2の
構成において、インクキャリアは、バネ部材により連結
された棒状部材を有し、インクキャリアの棒状部材とロ
ーラの溝部とを、インクキャリアが一方向に移動する場
合にのみ係合させる係合誘導手段をさらに備えている。
【0017】請求項3では、上記のように、インクキャ
リアの棒状部材とローラの溝部とを、インクキャリアが
一方向に移動する場合のみ係合するように形成すること
によって、ローラを一方向にのみ回転させることができ
る。これにより、ローラの回転に基づいて回転するフィ
ードローラを、一方向にのみ回転させることができるの
で、フィードローラを給紙方向にのみ回転させることが
できる。
【0018】請求項4における記録装置は、請求項2ま
たは3の構成において、インクキャリアの棒状部材およ
びローラの溝部は、インクキャリアが印字しながら移動
する間は係合しない。
【0019】請求項4では、上記のように、インクキャ
リアが印字しながら移動する間は、インクキャリアの棒
状部材とローラの溝部とが係合しないように形成するこ
とによって、印字中にフィードローラが回転するのを防
止することができる。
【0020】請求項5における記録装置は、請求項2〜
4のいずれかの構成において、ローラとフィードローラ
との間に設けられた複数のギヤをさらに備えている。
【0021】請求項5では、上記のように、ローラとフ
ィードローラとの間に、複数のギヤを設けることによっ
て、ギヤ比を調節すれば、ローラの回転に基づいて、フ
ィードローラを1スワス分(印字の1行分)だけ、容易
に回転させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施形態による記録装
置の構成を示した概略図である。図2は、図1に示した
棒状部材を含むインクキャリアとローラとの概略断面図
である。図3は、図1に示したインクキャリアの棒状部
材の先端部付近の斜視図である。
【0024】まず、図1〜図3を参照して、本実施形態
の記録装置の構成について説明する。本実施形態の記録
装置では、キャリアシャフト1にインクキャリア2が横
方向に移動可能に装着されている。このインクキャリア
2は、左方向(紙面下方向)へ移動する間に、約3.9
8mm(1スワス分)の幅の印字を行うように設定され
ている。また、ベルト3を介してインクキャリア2を横
方向に移動させるためのモータ4が取り付けられてい
る。インクキャリア2には、図2に示すように、バネ部
材14を介して、金属からなる棒状部材5が取り付けら
れている。棒状部材5は、図3に示すように、約2.8
mmの直径を有する円柱形状に形成されている。
【0025】ここで、本実施形態の記録装置では、図1
に示すように、棒状部材5と係合するらせん状の溝部7
を有する金属からなるローラ6が設けられている。この
溝部7は、約3mmの幅を有するとともに、水平方向か
ら約10°〜約30°だけ傾斜するように、ローラ6の
周囲にらせん状に形成されている。また、溝部7は、棒
状部材5と溝部7とが係合した状態でインクキャリア2
が移動する間に、ローラ6が2回転するように形成され
ている。
【0026】また、図1におけるローラ6の右側端部に
は、ギヤ8が設けられている。また、本実施形態の記録
装置には、用紙を搬送するためのフィードローラ9が設
けられている。図1におけるフィードローラ9の右側端
部には、ギヤ10が設けられている。
【0027】図4は、本発明の一実施形態によるフィー
ドローラの回転の機構を説明するための概略図である。
図4に示すように、ローラ6の右側端部に設けられたギ
ヤ8(図1参照)と、フィードローラ9の右側端部に設
けられたギヤ10(図1参照)との間には、ローラ6の
回転をフィードローラ9に伝達するためのギヤ15、1
6および17が設けられている。なお、ギヤ8、15、
16、17および10のギヤ比は、ローラ6が2回転す
る間に、フィードローラ9が約3.98mm(1スワス
分)だけ給紙方向に回転するように設定されている。
【0028】また、図1に示すように、ローラ6の左側
端部の外側には、溝部7と係合しない状態で移動されて
くる棒状部材5を溝部7に誘導するための、カム溝11
および12と、戻り防止部材13とが設けられている。
戻り防止部材13は、戻り防止部材13のほぼ中心部に
設けられた軸13aに、回動可能に取り付けられてい
る。また、戻り防止部材13は、バネ部材(図示せず)
によって、カム溝11とカム溝12との間を遮断するよ
うに付勢されている。なお、カム溝11および12と、
戻り防止部材13とは、本発明の「係合誘導手段」の一
例である。
【0029】上記の係合誘導手段の機構としては、棒状
部材5がカム溝11からカム溝12に向かって移動する
場合、棒状部材5が戻り防止部材13を押圧することに
より戻り防止部材13が回動されて、棒状部材5は、カ
ム溝11とカム溝12との間を通過する。回動された戻
り防止部材13は、バネ部材(図示せず)によって、カ
ム溝11とカム溝12との間を遮断する位置に戻る。ま
た、戻り防止部材13の上側の面は、カム溝11に当接
しているため、戻り防止部材13は、一旦カム溝12に
導入された棒状部材5がカム溝11側へ移動する方向に
は回動されない。これにより、一旦カム溝12に導入さ
れた棒状部材5が、カム溝11側へ移動するのを防止す
ることができる。
【0030】図5および図7〜図9は、インクキャリア
およびフィードローラの動作を説明するための概略図で
ある。図6は、図5に示した棒状部材を含むインクキャ
リアとローラとの概略断面図である。次に、図5〜図9
を参照して、本実施形態による記録装置のインクキャリ
ア2およびフィードローラ9の動作について説明する。
【0031】まず、図5および図6に示すように、イン
クキャリア2が、ローラ6の右側端部の外側に位置する
場合、棒状部材5は、バネ部材14によって、ローラ6
の溝部7から外れる方向(上方向)に付勢されている。
そして、インクキャリア2は、モータ4によって、棒状
部材5と溝部7とが係合しない状態で、ローラ6の右側
端部の外側から左方向(印字方向)へ移動される。な
お、インクキャリア2は、左方向へ移動する間に、約
3.98mm(1スワス分)の幅の印字を行う。インク
キャリア2が、印字しながら左方向へ移動する間、ロー
ラ6は回転されないので、フィードローラ9は回転せず
に停止した状態である。
【0032】次に、図7に示すように、モータ4の駆動
が、さらに、ベルト3を介してインクキャリア2に伝達
されると、インクキャリア2は、ローラ6の左側端部ま
で移動されるとともに、棒状部材5は、カム溝11に導
入される。さらに、インクキャリア2が左側に移動する
と、棒状部材5は、図8に示すように、カム溝11とカ
ム溝12との間に設けられた戻り防止部材13を経て、
カム溝12に導入される。
【0033】この後、モータ4が逆回転することによっ
て、カム溝12に導入された棒状部材5を含むインクキ
ャリア2は、右方向に移動される。これにより、棒状部
材5は、図9に示すように、カム溝12からローラ6の
溝部7に導入される。そして、モータ4がさらに逆回転
することによって、インクキャリア2は、棒状部材5と
ローラ6の溝部7とが係合した状態で、さらに右方向へ
移動するので、インクキャリア2の右方向への移動にと
もなってローラ6が回転される。この場合、ローラ6
は、インクキャリア2がローラ6の左側端部から右側端
部まで移動する間に2回転される。
【0034】このローラ6の回転は、ギヤ8、15、1
6、17および10(図4参照)を介して、フィードロ
ーラ9に伝達される。このため、インクキャリア2の棒
状部材5と溝部7とが係合した状態で、インクキャリア
2が右方向へ移動する間に、フィードローラ9は、給紙
方向に約3.98mm(1スワス分)だけ回転する。こ
のようにして、インクキャリア2が、印字しない状態
で、右方向へ移動する間に、用紙を約3.98mm(1
スワス分)だけ給紙することができる。
【0035】本実施形態では、上記のように、1つのモ
ータ4によりインクキャリア2を移動させることにより
ローラ6を回転させるとともに、そのローラ6の回転に
基づいてフィードローラ9を回転させることによって、
フィードローラ9を回転させるためのモータを、インク
キャリア2を駆動させるモータ4と別個に設ける必要が
ない。これにより、記録装置の構造を簡略化することが
できる。
【0036】また、本実施形態では、上記のように、イ
ンクキャリア2の棒状部材5とローラ6の溝部7とが係
合した状態で、インクキャリア2を移動することにより
ローラ6を回転させることによって、そのローラ6の回
転により容易にフィードローラ9を回転させることがで
きる。この場合、インクキャリア2の移動によって、イ
ンクキャリア2の棒状部材5とローラ6の溝部7とがバ
ネなどを介さずに直接係合するため、インクキャリア2
の棒状部材5とローラ6の溝部7との係合のタイミング
にばらつきが発生することもない。その結果、簡単な構
成で、フィードローラ9を回転させるタイミングの精度
を向上させることができる。
【0037】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0038】たとえば、上記実施形態では、円柱形状の
棒状部材5を用いたが、本発明これに限らず、円柱形状
以外の形状を有する棒状部材も適用可能である。具体的
には、図10に示すように、棒状部材として、楕円形状
の棒状部材25を用いてもよい。また、図11に示すよ
うに、角が曲面状に加工された四角柱状の棒状部材35
を用いてもよい。また、図12に示すように、角が曲面
状に加工された四角柱状の棒状部材45を、ローラの溝
部が形成されている方向に傾けた状態で用いてもよい。
上記のような棒状部材25、35および45を用いて
も、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、簡単な
構成で、フィードローラを回転させるタイミングの精度
を向上させることが可能な記録装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による記録装置の構成を示
した概略図である。
【図2】図1に示した棒状部材を含むインクキャリアと
ローラとの概略断面図である。
【図3】図1に示したインクキャリアの棒状部材の先端
部付近の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態によるフィードローラの回
転の機構を説明するための概略図である。
【図5】本発明の一実施形態による記録装置の動作を説
明するための概略図である。
【図6】図5に示した棒状部材を含むインクキャリアと
ローラとの概略断面図である。
【図7】本発明の一実施形態による記録装置の動作を説
明するための概略図である。
【図8】本発明の一実施形態による記録装置の動作を説
明するための概略図である。
【図9】本発明の一実施形態による記録装置の動作を説
明するための概略図である。
【図10】本実施形態の変形例による棒状部材の先端部
付近の斜視図である。
【図11】本実施形態の変形例による棒状部材の先端部
付近の斜視図である。
【図12】本実施形態の変形例による棒状部材の先端部
付近の斜視図である。
【符号の説明】
2 インクキャリア 4 モータ 5、25、35、45 棒状部材 6 ローラ 7 溝部 9 フィードローラ 11、12 カム溝(係合誘導手段) 13 戻り防止部材(係合誘導手段) 14 バネ部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクキャリアと、フィードローラと、
    インクキャリアを駆動するためのモータとを備えた記録
    装置において、 前記インクキャリアは、バネ部材により連結された棒状
    部材を有し、 前記インクキャリアの棒状部材と係合するためのらせん
    状の溝部を有するローラと、 前記インクキャリアの棒状部材と前記ローラの溝部と
    を、前記インクキャリアが一方向に移動する場合にのみ
    係合させる係合誘導手段と、 前記ローラと前記フィードローラとの間に設けられた複
    数のギヤとをさらに備え、 前記インクキャリアの棒状部材と前記らせん状の溝部と
    が係合した状態で、前記モータにより前記インクキャリ
    アを移動させることによって前記ローラが回転され、 前記ローラの回転に基づいて前記フィードローラが回転
    され、 前記インクキャリアの棒状部材および前記ローラの溝部
    は、前記インクキャリアが印字しながら移動する間は係
    合しないように形成されている、記録装置。
  2. 【請求項2】 インクキャリアと、フィードローラと、
    インクキャリアを駆動するためのモータとを備えた記録
    装置において、 前記インクキャリアと係合するためのらせん状の溝部を
    有するローラをさらに備え、 前記インクキャリアと前記らせん状の溝部とが係合した
    状態で、前記モータにより前記インクキャリアを移動さ
    せることによって前記ローラが回転され、 前記ローラの回転に基づいて前記フィードローラが回転
    される、記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インクキャリアは、バネ部材により
    連結された棒状部材を有し、 前記インクキャリアの棒状部材と前記ローラの溝部と
    を、前記インクキャリアが一方向に移動する場合にのみ
    係合させる係合誘導手段をさらに備える、請求項2に記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インクキャリアの棒状部材および前
    記ローラの溝部は、前記インクキャリアが印字しながら
    移動する間は係合しない、請求項2または3に記載の記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラと前記フィードローラとの間
    に設けられた複数のギヤをさらに備える、請求項2〜4
    のいずれか1項に記載の記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5817010B1 (ja) * 2014-11-05 2015-11-18 二郎 工藤 カラーインクジェットラベルプリンター
CN110341305A (zh) * 2019-08-09 2019-10-18 李新岭 一种包装印刷传墨辊

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CN110341305B (zh) * 2019-08-09 2020-11-10 浙江朗讯印刷新材料有限公司 一种包装印刷传墨辊

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