JP5817010B1

JP5817010B1 - カラーインクジェットラベルプリンター

Info

Publication number: JP5817010B1
Application number: JP2014235971A
Authority: JP
Inventors: 二郎工藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-11-05
Filing date: 2014-11-05
Publication date: 2015-11-18
Anticipated expiration: 2034-11-05
Also published as: JP2016088071A

Abstract

【課題】カラーテープを多数用意する必要がなく、印字文字や印字紙に制約が少なく使い勝手を良くすることができるカラーインクジェットラベルプリンターを提供する。【解決手段】ヘッダーと、インク吐出面に乾燥を防止する可動のヘッドカバーを備えた４個の印字ヘッドと、ヘッドカバーを抜き差しするカバー制御アーム８２と、紙送りカム９０を回転させて印字紙を送り出す紙送りレバー８０と、４個のフォトインタラプタを固定した色選択センサ８８と、ヘッダーを印字紙の幅方向にベルトで移動させるモータ２３と、ヘッダーの左右両側面エッジがそれぞれに当たって作動する２個のリミットセンサ３１ａ，３１ｂと、開閉自在のアッパーケースと、キーボードと表示器及び電子部品を配設してアッパーケースの内側に固定する電子回路基板と、印字紙をラベル排出口に導くトレーと、複数個の電池を収納する電池ボックス３６を有する。【選択図】図５

Description

本発明はカラーインクジェットラベルプリンターに関する。

一般的なカラーインクジェットプリンターは、複数の印字ヘッドを並列に有して記録材の幅方向に走査させるものである（例えば特許文献１参照）。ラベルプリンターでは印字紙にカラーテープを熱転写する方法が一般的で熱転写リボン、仮転写リボン、布帛リボンを内蔵するカセットで積層体ラベルを作成するもの（例えば特許文献２参照）。サーマルヘッドにプラテンローラを圧接し、ロール状に巻かれたラベル紙に画像を形成するもの（例えば特許文献３参照）等が提案されている。

特公開平０７−１９５７１５特公開平０７−０８９１９９特公開平０９−３１４８７２

これまでの熱転写ラベルプリンターでカラー印字するには、別途カラーテープを多数用意しなければならず不経済であり、テープの色彩しか印字出来なかった。また印字文字や印字紙に制約が多く使い勝手の面で課題があった。

このような課題を解決するために本発明に係わるカラーインクジェットラベルプリンターは、ヘッダーと、インク吐出面に乾燥を防止する可動のヘッドカバーを備えた４個の印字ヘッドと、４個のインクタンクを搭載する回転自在のインクタンクホルダーと、該ヘッドカバーを抜き差しするカバー制御アームと、紙送りカムを回転させて印字紙を送り出す紙送りレバーと、４個のフォトインタラプタを固定した色選択センサと、ヘッダーを印字紙の幅方向にベルトで移動させるモータと、ヘッダーの左右両側面エッジがそれぞれに当たって作動する２個のリミットセンサと、開閉自在のアッパーケースと、キーボードと表示器及び電子部品を配設してアッパーケースの内側に固定する電子回路基板と、印字紙をラベル排出口に導くトレーと、複数個の電池を収納する電池ボックスで構成されている。

本発明によって印字紙の幅、長さを自由に選択できて多色印字や一文字一文字色彩を変えて印字することも可能で、ロール紙や普通コピー紙を使用することで経済性に優れ、市販の詰め替え用カラーインクを使用することで運転コストが安いカラーインクジェットラベルプリンターを提供することが出来る。

本発明の実施の形態のカラーインクジェットラベルプリンターの外観図同アッパーケースを開けた時の外観図同内部の外観図同一部部品を除いた内部の外観図同内部の上面図同内部の側面図同インクタンクホルダーの拡大外観図同ヘッダーの拡大外観図同紙送りレバーの拡大外観図同印字台の拡大外観図同色選択センサの拡大外観図同プラテンの拡大外観図同図７Ｃ円の拡大外観図同接続ピンの拡大側面図同インクタンクホルダー軸部分の拡大断面図同図３Ａ円の拡大外観図同インクタンクカバー拡大外観図同紙送りカムの拡大外観図同プーリの拡大外観図同ホルダー回転カムの拡大外観図同プラテン保持板の拡大外観図同プラテン制御アームの拡大外観図同トレーの拡大外観図同カバー制御アームの裏面拡大外観図同インクタンクの裏面拡大外観図同図３Ｂ円の拡大外観図同色選択レバーの拡大外観図同スプリングＡの拡大外観図同スプリングＢの拡大外観図同スプリングＣの拡大外観図同スプリングＤの拡大外観図同スプリングＥの拡大外観図同フローチャート図

以下図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
モータ固定板５２と、ロール紙支えリブ５０ａ及び５０ｂと、カム取り付けリブ６２ａ及び６２ｂと、プーリ取り付けリブ６４ａ及び６４ｂと、印字台３７と電池ボックス３６と、カバー制御レバー取り付けリブ５５ａ及び５５ｂと、色選択レバー２９の取り付けボス（図示せず）とストッパーＢ８５と、リミットセンサ取り付けリブ８６ａ及び８６ｂと、プラテン制御アームリブ５７はプラスチック材のボトムケース１と一体成型されている。

ロール紙２１の芯の中にロール紙受け軸２０を挿入して、両端をロール紙支えリブ５０ａ及び５０ｂの切り欠け部分に回転自在に架けられる。ベルト２２をプーリ５３ｂに掛けた状態でプーリ取り付けリブ６４ａ及び６４ｂの間に、シャフト（図示せず）で回転自在に取り付けられている。ギヤＡ６１と紙送りカム９０はプラスチック材で一体成型されていて、シャフトＦ６３に固定した後、カム取り付けリブ６２ａと６２ｂの外側に回転自在に取り付けられている。

カバー制御レバー５４はカバー制御レバー取り付けリブ５５ａ及び５５ｂの間に、スプリングＡ５１の輪の部分を通してシャフト（図示せず）で回転可能に取り付けられる。スプリングＡ５１の一端はボトムケース１の底面に当て、他端は該カバー制御レバー５４に当ててヘッダー３４の方向に押されている。該カバー制御レバー５４の下端がボトムケース１に当たってストッパーの役目を果たしている。

印字台３７には印字紙の幅に合わせて手動で調整する印字紙ガイド１８０が取り付けられていて、片方の端の印字紙ガイドは印字台３７と一体成型されている。印字が終了した印字紙は電池ボックス３６に固定されているトレー３３の上を滑り下りてラベル排出口６から取り出される。

色選択レバー２９は取り付けボス（図示せず）にスプリングＢ５６の輪の部分を入れて一端を色選択レバー２９に、他端をストッパーＢ８７に掛けて回転可能に取り付けられて該ストッパーＢ８７に押し当てられている。

リミットセンサ３１ａ及び３１ｂは同等のリーフスイッチで、センサ取り付けリブ８６ａ及び８６ｂにそれぞれ固定されていて、ヘッダー３４の側面エッジが当たると接点が閉じる。

シャフトＢ２６とシャフトＤ３８は、ボトムケース１の両側面で回転自在に支えられて、シャフトＢ２６にはギヤＡ６１と噛み合うギヤＢ８９が固定され、該ボトムケース１の外側にツマミＡ７が固定されている。シャフトＤ３８にはプラテン保持板６０が回転自在に貫通し、該プラテン保持板６０の外側にプラテン制御アーム８５が固定され、該プラテン保持板６０の面に先端部分が突き出ていて、プラテン保持板６０を押し下げることができ、該ボトムケース１の外側にツマミＢ２８が固定されている。シャフトＡ２４とシャフトＣ３０には移動自在にヘッダー３４を取り付けて、該ボトムケース１の左右側面に固定または回転可能に取り付けられている。

ヘッダー３４上の支柱１４２と、紙送りレバー取り付けリブ１４３ａ及び１４３ｂと、シャッター制御アーム８２の取り付けボス（図示せず）と、ストッパーＡ８１と、色選択センサ８８の取り付けリブ（図示せず）はプラスチック材のヘッダー３４と一体成型されている。

前記カバー制御アーム８２の取り付けボス（図示せず）には、スプリングＤ８３の輪の部分を入れて一端をストッパーＡ８１に掛け、他端を該カバー制御アーム８２に掛けて回転可能に取り付けられてストッパーＡ８１に押し当てている。４個のフォトインタラプタ２００ａ、２００ｂ、２００ｃ、２００ｄを固定した色選択センサ８８は取り付けリブ（図示せず）に固定されていて、それぞれのフォトインタラプタ２００に予め配線されたＦＰＣ１４１はヘッダー３４の表面に貼り付け固定されている。

紙送りレバー８０は紙送りレバー取り付けリブ１４３ａ及び１４３ｂの間にシャフト（図示せず）で回転可能に取り付けられ、端の部分とヘッダー３４の表面の間にはスプリングＥ１６０が入っていて他端が常時押し下げられている。

インクタンクホルダー３５はヘッダー３４上の支柱１４２に回転自在に嵌め込まれて、ホルダー回転カム１０１を該ヘッダー３４の裏側で軸に固定し保持されている。４個のインクタンク２５ａ、２５ｂ、２５ｃ、２５ｄを設置後、インクタンクカバー２７を押し当てながら回転させて固定する。

前記インクタンクホルダー３５は色選択センサ遮光板８４ａ、８４ｂ、８４ｃ、８４ｄが一体成型されている。それぞれに可動のヘッドカバー３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄが付属する４個の印字ヘッド１２０ａ、１２０ｂ、１２０ｃ、１２０ｄが固定されていて、それぞれの印字ヘッド１２０から出ている複数の配線は複数の接続ピン２２０に配線されている。該接続ピン２２０の先端にはバネ効果のある接触端子２３０が溶接されていてＦＰＣ１４１の面に圧接して導通する。

前記プラテン保持板６０には複数のプラテンローラ２１０を固定したシャフトＥ５８が回転自在に嵌め込まれていて、反対側が貫通しているシャフトＤ３８にスプリングＣ５９の輪の部分を通し、一端をプラテン保持板６０に当て他端を印字台３７の下端に当ててプラテン保持板６０を上方に押し上げ、該プラテンローラ２１０がシャフトＢ２６に圧接している。

プラスチック材のアッパーケース２の内側には、キーボード３と表示器４と電子部品（図示せず）を配設した電子回路基板１００が固定されていて、該アッパーケース２の後方左右２ヶ所でボトムケース１に開閉自在に勘合されている。

次に作用について説明する。
複数のインク吐出孔を有する同等の４個の印字ヘッド１２０ａ、１２０ｂ、１２０ｃ、１２０ｄはピエゾ方式のオンデマンド型で、インクタンクホルダー３５を回転させて該印字ヘッド１２０のいずれを選択しても印字開始位置が同一になる。４個のインクタンク２５ａ、２５ｂ、２５ｃ、２５ｄにはそれぞれブラック、マゼンダ、イエロー、シアンのインクが充填されている。

保存時または印字終了時にはヘッダー３４の側面エッジがリミットセンサ３１ａに当たった時の情報でモータ２３がＯＦＦ状態になる。該モータ２３がＯＦＦになる前にカバー制御レバー５４はカバー制御アーム８２を押してヘッドカバー３２を差し入れて印字ヘッド１２０のインク吐出面を覆う。全ての印字ヘッド１２０のインク吐出面はそれぞれのヘッドカバー３２で覆われている。

インクタンクホルダー３５を回転させた時にヘッドカバー３２の衝立部分は、カバー制御アーム８２裏側の２本のボスの間に入る。インクタンクホルダー３５を回転するのは保存時または印字終了時のみである。また選択されたインクタンク２５の接触端子２３０のみがＦＰＣ１４１に圧接して導通する。該ＦＰＣ１４１は電子回路基板１００に接続（図示せず）する形状に一体成型されている。

前記インクタンク２５及び印字ヘッド１２０を選択するにはヘッダー３４を反対側に移動させ、ホルダー回転カム１０１の突き出た部分の手前に色選択レバー２９の先端がきた時にモータ２３を逆回転させて該ヘッダー３４を元の位置まで戻し、色選択センサ８８が指定の色を選択するまで動作を繰り返す。指定の色はフォトインタラプタ２００のスリットに色選択センサ遮光板８４が入った時の情報で得る。この動作中カバー制御レバー５４はカバー制御アーム８２を押し続けている。

印字を指示するとヘッダー３４が印字紙の方に移動しカバー制御レバー５４とカバー制御アーム８２が離れて、ヘッドカバー３２が印字ヘッド１２０から所定の位置まで引き抜かれて印字が始まる。最初の印字が終わるとヘッダー３４は同方向に移動を続け、紙送りレバー８０が紙送りカム９０の突き出た部分を押して回転させ、噛み合うギヤＡ６１とギヤＢ８９がその回転をシャフトＢ２６に伝えて印字紙を次の印字位置まで送る。ヘッダー３４の側面エッジがリミットセンサ３１ｂに当たるとモータ２３が逆回転して印字開始位置まで戻り印字を再開する。ヘッダー３４の動作は印字が終了するまで繰り返される。印字が終了した印字紙は紙送り動作を繰り返すかツマミＡ７を手動で回転させてラベル排出口６から取り出す。ロール紙の場合は手動で切断した後ツマミＡ７を逆回転させて印字位置まで戻す。

新しい印字紙を配置するにはアッパーケース２を持ち上げて、ツマミＢ２８を倒すとプラテン制御アーム８５がプラテン保持板６０を押し下げて、プラテンローラ２１０がシャフトＢ２６から離れて印字紙が差し込める。印字紙ガイド１８０を手動で移動させて印字紙の幅に合わせ、ツマミＢ２８を元の位置に戻してシャフトＢ２６とプラテンローラ２１０で印字紙を挟みツマミＡ７で印字開始位置を調整する。

プラテン制御アーム８５のプラテン制御アームリブ５７に接する面は、平らな２面（プラテンローラ２１０がシャフトＢ２６に圧接した時と離れた時）が角度を持っていてプラテン制御アームリブ５７に強く接している。該プラテン制御アームリブ５７にはバネ効果があってプラテン制御アーム８５が平らな面で制止する。

モータ２３はステッピングモータで電子回路基板１００に実装されたマイコン（図示せず）に移植されるソフトウェアで制御され、ヘッダー３４上のベルト固定アーム１４０に固定されたベルト２２でヘッダー３４を移動させて、印字ヘッド１２０の移動と色選択及び紙送りを可能にしている。また印字紙の長さと幅と文字の高さを指定すると文字がはみ出す場合は表示器４に警告表示される。

モータ２３と電子回路基板１００とフォトインタラプタ２００とリミットセンサ３１を駆動する電源は、内蔵の電池（図示せず）またはＤＣソケット５に差し込まれる外部のＡＣアダプター（図示せず）から供給される。

１ボトムケース２６シャフトＢ
２アッパーケース２７インクタンクカバー
３キーボード２８ツマミＢ
４表示器２９色選択レバー
５ＤＣソケット３０シャフトＣ
６ラベル排出口３１リミットセンサ
７ツマミＡ３２ヘッドカバー
２０ロール紙受け軸３３トレー
２１ロール紙３４ヘッダー
２２ベルト３５インクタンクホルダー
２３モータ３６電池ボックス
２４シャフトＡ３７印字台
２５インクタンク３８シャフトＤ
５０ロール紙支えリブ
５１スプリングＡ
５２モータ固定板
５３プーリ
５４カバー制御レバー
５５カバー制御レバー取り付けリブ
５６スプリングＢ
５７プラテン制御アームリブ
５８シャフトＥ
５９スプリングＣ
６０プラテン保持板
６１ギヤＡ
６２カム取り付けリブ
６３シャフトＦ
６４プーリ取り付けリブ
８０紙送りレバー
８１ストッパーＡ
８２カバー制御アーム
８３スプリングＤ
８４色選択センサ遮光板
８５プラテン制御アーム
８６リミットセンサ取り付けリブ
８７ストッパーＢ
８８色選択センサ
８９ギヤＢ
９０紙送りカム
１００電子回路基板
１０１ホルダー回転カム
１２０印字ヘッド
１４０ベルト固定アーム
１４１ＦＰＣ
１４２支柱
１４３紙送りレバー取り付けリブ
１６０スプリングＥ
１８０印字紙ガイド
２００フォトインタラプタ
２１０プラテンローラ
２２０接続ピン
２３０接触端子

Claims

インクタンクホルダーと、紙送りレバーと、カバー制御アームと、色選択センサと、ベルト固定アームとを備えたヘッダーを備え、前記インクタンクホルダーは、各色印字ヘッドと当該各色印字ヘッドの色を示す色被検出部とをその円周方向に離間して配置し、かつその回転軸の回りを回転自在であるカラーインクジェットプリンターであって、１個のモータの回転を、印字紙の幅方向に移動するベルトに伝達して、当該ベルトに前記ベルト固定アームで固定された前記ヘッダーを移動させ、前記モータを回転させて前記ヘッダーを印字紙の前記幅方向の一端に移動させることによって、前記紙送りレバーが、前記一端に配置された紙送りカムを押しつけて、前記モータの回転を印字紙を送る紙送り手段に伝達し、前記モータを回転させて前記ヘッダーを印字紙の前記幅方向の他端に移動させることによって、前記インクタンクホルダーの前記回転軸に固定されたホルダー回転カムが、前記他端に配置された色選択レバーに押されて前記インクタンクホルダーが回転されたとき、この回転位置で前記色選択センサが前記色被検出部を検出し、当該検出された色が指定の色でない場合には、前記モータを逆回転させて前記ヘッダーを元の位置まで戻し、再度前記ヘッダーの印字紙の前記幅方向の他端への移動から繰り返し、前記検出された色が指定の色であった場合には、この判別した色の印字ヘッドで印字を実行することを特徴とするカラーインクジェットプリンター。
前記ヘッダーを印字紙の前記幅方向の他端に移動させることによって、前記カバー制御アームが前記他端に配置されたカバー制御レバーに押されて、所定位置に保持させる付勢力に抗して移動され、前記インクタンクホルダーに固定された特定の印字ヘッドに付属する可動のヘッドカバーを差し入れて前記特定の印字ヘッドのインク吐出面を覆い、印字を指示すると前記ヘッダーが印字紙の前記幅方向の一端の方向に移動して、前記カバー制御レバーから前記カバー制御アームが離れると、該カバー制御アームが前記付勢力によって前記所定位置に戻ることで、前記ヘッドカバーが前記特定の印字ヘッドのインク吐出面から引き抜かれることを特徴とする請求項１に記載のカラーインクジェットプリンター。