JPH0789199A - 転写用布帛入りリボンカセットおよびテーププリンター - Google Patents
転写用布帛入りリボンカセットおよびテーププリンターInfo
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- JPH0789199A JPH0789199A JP5236663A JP23666393A JPH0789199A JP H0789199 A JPH0789199 A JP H0789199A JP 5236663 A JP5236663 A JP 5236663A JP 23666393 A JP23666393 A JP 23666393A JP H0789199 A JPH0789199 A JP H0789199A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 堅牢性、鮮明性等の優れた画像を形成した布
帛テープ、ラベル等を簡便に提供する。 【構成】 少なくとも、主として染料を含むインクから
なる熱転写リボンと、該熱転写リボンから画像を仮転写
する仮転写用リボンと、仮転写用リボンから画像を転写
する布帛リボンとからなることを特徴とする転写用布帛
入りリボンカセット、および該転写用布帛入りリボンカ
セットを用いたテーププリンター。 【効果】 本発明の転写用布帛入りリボンカセットおよ
びラベルプリンターにより容易に積層体ラベルを得るこ
とができ、この積層体ラベルを加熱することで、様々な
画像が染色された布帛ラベルが容易に得られる。また、
得られた布帛ラベルは、染色画像を有するため、耐摩
擦、耐洗濯等の堅牢度の非常に優れたものである。
帛テープ、ラベル等を簡便に提供する。 【構成】 少なくとも、主として染料を含むインクから
なる熱転写リボンと、該熱転写リボンから画像を仮転写
する仮転写用リボンと、仮転写用リボンから画像を転写
する布帛リボンとからなることを特徴とする転写用布帛
入りリボンカセット、および該転写用布帛入りリボンカ
セットを用いたテーププリンター。 【効果】 本発明の転写用布帛入りリボンカセットおよ
びラベルプリンターにより容易に積層体ラベルを得るこ
とができ、この積層体ラベルを加熱することで、様々な
画像が染色された布帛ラベルが容易に得られる。また、
得られた布帛ラベルは、染色画像を有するため、耐摩
擦、耐洗濯等の堅牢度の非常に優れたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、転写用布帛入りリボン
カセット、およびこれを用いたテーププリンターに関す
る。さらに詳しくは、洗濯、摩擦等の堅牢性の優れた画
像を形成した布帛テープ等を簡便に得ることができる転
写用布帛入りリボンカセット、およびこれを用いたテー
ププリンターに関する。
カセット、およびこれを用いたテーププリンターに関す
る。さらに詳しくは、洗濯、摩擦等の堅牢性の優れた画
像を形成した布帛テープ等を簡便に得ることができる転
写用布帛入りリボンカセット、およびこれを用いたテー
ププリンターに関する。
【０００２】
【従来の技術】布帛に画像を印刷する方法としては、熱
転写方式、インクジェット方式、ドットインパクト方式
等の従来のプリンターを利用する方法がしられている。
転写方式、インクジェット方式、ドットインパクト方式
等の従来のプリンターを利用する方法がしられている。
【０００３】また特開昭５７ー１０２３９０には、マス
ターペーパー上に画像を昇華性分散染料を用いた熱転写
方式で形成した後、該画像をヒートプレスにより布帛に
転写する方法が開示されている。
ターペーパー上に画像を昇華性分散染料を用いた熱転写
方式で形成した後、該画像をヒートプレスにより布帛に
転写する方法が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプリン
ターで印刷する方法では、布帛を形成する繊維の表面近
傍にしか顔料または染料等の着色剤が定着せず、堅牢性
に劣るといった問題がある。
ターで印刷する方法では、布帛を形成する繊維の表面近
傍にしか顔料または染料等の着色剤が定着せず、堅牢性
に劣るといった問題がある。
【０００５】また、特開昭５７ー１０２３９０の方法で
は、染色は充分に行われるが、堅牢性は充分でなく、ま
た一旦マスターペーパーに転写するのでテープ状のよう
な細幅のものに印字するのは困難であるといった問題が
ある。
は、染色は充分に行われるが、堅牢性は充分でなく、ま
た一旦マスターペーパーに転写するのでテープ状のよう
な細幅のものに印字するのは困難であるといった問題が
ある。
【０００６】本発明は、かかる従来技術の諸欠点に鑑み
創案されたものであり、その目的は、堅牢性、鮮明性等
の優れた画像を形成した布帛テープ、ラベル等を簡便に
提供することにある。
創案されたものであり、その目的は、堅牢性、鮮明性等
の優れた画像を形成した布帛テープ、ラベル等を簡便に
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
少なくとも、主として染料を含むインクからなる熱転写
リボンと、該熱転写リボンから画像を仮転写する仮転写
用リボンと、該仮転写用リボンから画像を転写する布帛
リボンとからなることを特徴とする転写用布帛入りリボ
ンカセット、および該転写用布帛入りリボンカセットを
用いたテーププリンターにより達成される。
少なくとも、主として染料を含むインクからなる熱転写
リボンと、該熱転写リボンから画像を仮転写する仮転写
用リボンと、該仮転写用リボンから画像を転写する布帛
リボンとからなることを特徴とする転写用布帛入りリボ
ンカセット、および該転写用布帛入りリボンカセットを
用いたテーププリンターにより達成される。
【０００８】本発明において熱転写リボンは、染料、ワ
ックス材、バインダー物質および油状物質からなる染料
を含むインク層を基材上に設けてなるものをいう。
ックス材、バインダー物質および油状物質からなる染料
を含むインク層を基材上に設けてなるものをいう。
【０００９】本発明において、熱転写リボンで用いられ
る染料は、分散染料、塩基性染料等特に限定されない
が、昇華堅牢性の高い染料を用いるのが好ましく、具体
的には、昇華性であって昇華温度が１８０℃以上３００
℃以下、好ましくは２００℃以上２５０℃以下であるの
がよい。昇華温度が１８０℃未満では、印字画像の堅牢
性が悪くなり、３００℃を超えると、布帛への染着が充
分行われなくなるため好ましくない。なお、本発明でい
う昇華温度とは、昇華性染料の蒸気圧（昇華圧）が外圧
に等しくなる温度を指す。
る染料は、分散染料、塩基性染料等特に限定されない
が、昇華堅牢性の高い染料を用いるのが好ましく、具体
的には、昇華性であって昇華温度が１８０℃以上３００
℃以下、好ましくは２００℃以上２５０℃以下であるの
がよい。昇華温度が１８０℃未満では、印字画像の堅牢
性が悪くなり、３００℃を超えると、布帛への染着が充
分行われなくなるため好ましくない。なお、本発明でい
う昇華温度とは、昇華性染料の蒸気圧（昇華圧）が外圧
に等しくなる温度を指す。
【００１０】本発明において、熱転写リボンで用いられ
るワックス材は、特に限定されず、エステルワックス、
酸化ワックス、カスターワックス、高級脂肪酸モノグリ
セイドなどの溶融温度が５０〜１００℃程度のものが挙
げられる。
るワックス材は、特に限定されず、エステルワックス、
酸化ワックス、カスターワックス、高級脂肪酸モノグリ
セイドなどの溶融温度が５０〜１００℃程度のものが挙
げられる。
【００１１】本発明において、熱転写リボンで用いられ
るバインダー物質は、特に限定されず、例えば前記ワッ
クス材と相溶性のあるキシレン樹脂、ポリスチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸エステル
などが挙げられる。
るバインダー物質は、特に限定されず、例えば前記ワッ
クス材と相溶性のあるキシレン樹脂、ポリスチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸エステル
などが挙げられる。
【００１２】本発明において、熱転写リボンで用いられ
る油状物質としては、特に限定されず、たとえばナタネ
油、ヒマシ油などの植物油、モーター油、スピンドル油
などの鉱物油、ＤＯＰ、ＤＢＰなどの可塑剤などが挙げ
られる。
る油状物質としては、特に限定されず、たとえばナタネ
油、ヒマシ油などの植物油、モーター油、スピンドル油
などの鉱物油、ＤＯＰ、ＤＢＰなどの可塑剤などが挙げ
られる。
【００１３】これらの熱転写リボンで用いられる成分
は、それぞれ所定の割合で混合して、基材上に、ホット
メルトコーティングするか、有機溶剤に溶解または分散
して塗布乾燥することにより、インク層を形成する。こ
れをリボン状にカットして熱転写リボンを形成する。
は、それぞれ所定の割合で混合して、基材上に、ホット
メルトコーティングするか、有機溶剤に溶解または分散
して塗布乾燥することにより、インク層を形成する。こ
れをリボン状にカットして熱転写リボンを形成する。
【００１４】本発明において仮転写用リボンは、布帛リ
ボンに転写する画像の鏡像を、熱転写リボンより仮転写
して、さらに布帛リボンに画像を転写、染色するための
ものである。材質は特に限定されず、紙、布、プラスチ
ックフイルムなどが用いられるが、転写性の点から、
紙、プラスチックフイルムが好ましい。また、熱転写の
際の耐熱性の点から、紙、またはプラスチックフイルム
の中でもポリエステルフイルム、ポリアルカン系フイル
ム、ポリイミドフイルム、ポリカーボネートフイルム等
が好ましく用いられる。これらの紙、フイルムにはコー
ティング層を設けても良い。コーティング層により、転
写性や、布帛への転写・染色時の過剰染料除去性を向上
することができる。
ボンに転写する画像の鏡像を、熱転写リボンより仮転写
して、さらに布帛リボンに画像を転写、染色するための
ものである。材質は特に限定されず、紙、布、プラスチ
ックフイルムなどが用いられるが、転写性の点から、
紙、プラスチックフイルムが好ましい。また、熱転写の
際の耐熱性の点から、紙、またはプラスチックフイルム
の中でもポリエステルフイルム、ポリアルカン系フイル
ム、ポリイミドフイルム、ポリカーボネートフイルム等
が好ましく用いられる。これらの紙、フイルムにはコー
ティング層を設けても良い。コーティング層により、転
写性や、布帛への転写・染色時の過剰染料除去性を向上
することができる。
【００１５】本発明で用いられる仮転写用リボンで、画
像被転写面に仮接着層を設けると、布帛上に画像を仮転
写した仮転写用リボンを仮接着層を介して積層した積層
体ラベルにおいて、布帛と仮転写用リボンがずれないと
いう利点が惹起するので好ましい。用いる接着剤は特に
限定されないが、ポリクロロプレン系、ニトリルゴム
系、アクリルゴム系、スチレン−ブタジエン共重合ゴム
系などの合成ゴム系、再生ゴム系、天然ゴム系などの単
独または混合されたゴム系接着剤または粘着剤や、熱に
より接着力がなくなる発泡接着剤や昇華性接着剤など
が、用いる布帛等に応じて適宜用いられる。また、仮接
着剤層は、少なくとも画像転写部分に無いのが転写性の
点から好ましい。特に仮転写用リボンの片方または両方
の端部に仮接着層があるのが、作り易さ、性能の点から
好ましく、その幅は、０．５mm以上５mm以下であるのが
好ましい。０．５mm未満では接着性が充分でなく、また
５mmをこえると画像と重なり易くなるため好ましくな
い。さらに好ましくは１mm以上３mm以下であるのがよ
い。
像被転写面に仮接着層を設けると、布帛上に画像を仮転
写した仮転写用リボンを仮接着層を介して積層した積層
体ラベルにおいて、布帛と仮転写用リボンがずれないと
いう利点が惹起するので好ましい。用いる接着剤は特に
限定されないが、ポリクロロプレン系、ニトリルゴム
系、アクリルゴム系、スチレン−ブタジエン共重合ゴム
系などの合成ゴム系、再生ゴム系、天然ゴム系などの単
独または混合されたゴム系接着剤または粘着剤や、熱に
より接着力がなくなる発泡接着剤や昇華性接着剤など
が、用いる布帛等に応じて適宜用いられる。また、仮接
着剤層は、少なくとも画像転写部分に無いのが転写性の
点から好ましい。特に仮転写用リボンの片方または両方
の端部に仮接着層があるのが、作り易さ、性能の点から
好ましく、その幅は、０．５mm以上５mm以下であるのが
好ましい。０．５mm未満では接着性が充分でなく、また
５mmをこえると画像と重なり易くなるため好ましくな
い。さらに好ましくは１mm以上３mm以下であるのがよ
い。
【００１６】本発明の布帛リボンで用いられる布帛は、
特に限定されず、綿、絹などの天然繊維、ポリアミド
系、ポリエステル系などの合成繊維からなる織物、編み
物、不織布などが用いられるが、寸法安定性の点から織
物が好ましい。また、印刷時に非常に鮮明な画像を得る
ためには、ポリエステル系繊維を主体とした、特に単繊
維度が０．０００１デニール以上１デニール以下の極細
繊維から主としてなる布帛が好ましい。このような極細
繊維の製造方法は特に限定されず、通常の各種技術を用
いることができる。この布帛をテープ状にカットしてロ
ールに巻いて布帛リボンとする。
特に限定されず、綿、絹などの天然繊維、ポリアミド
系、ポリエステル系などの合成繊維からなる織物、編み
物、不織布などが用いられるが、寸法安定性の点から織
物が好ましい。また、印刷時に非常に鮮明な画像を得る
ためには、ポリエステル系繊維を主体とした、特に単繊
維度が０．０００１デニール以上１デニール以下の極細
繊維から主としてなる布帛が好ましい。このような極細
繊維の製造方法は特に限定されず、通常の各種技術を用
いることができる。この布帛をテープ状にカットしてロ
ールに巻いて布帛リボンとする。
【００１７】本発明の布帛リボンには、画像被転写面の
反対面に接着層を有することができる。この場合、所定
の場所にラベルを容易に貼り付けることができるため好
ましい。用いる接着剤としては、特に限定されず、目的
に応じて、ゴム系、アクリル系、シリコーン系などの溶
剤型接着剤や、エマルジョン型、ホットメルト型等の各
種接着剤を用いることができるが、ホットメルト型接着
剤を用いると、耐洗濯等の耐久性に優れるため好まし
い。また、この場合、布帛上に画像を仮転写した仮転写
リボンを積層した積層体ラベルにおいては、ホットメル
ト型接着層を設けることで、衣服等の被接着体上に積層
体ラベルを置き加熱することで、布帛への画像の転写・
染色と同時に接着を行うことができるためこの点でも好
ましい。用いられるホットメルト型接着剤は、接着温度
において熱可塑性を有するものならば特に限定されず、
ポリエステル樹脂系、ポリアミド樹脂系、塩化ビニール
樹脂系等が用いられる。特にポリエステル樹脂系は、接
着の耐洗濯性に優れているため好ましい。もちろんこれ
ら接着剤層には離型紙があっても良い。
反対面に接着層を有することができる。この場合、所定
の場所にラベルを容易に貼り付けることができるため好
ましい。用いる接着剤としては、特に限定されず、目的
に応じて、ゴム系、アクリル系、シリコーン系などの溶
剤型接着剤や、エマルジョン型、ホットメルト型等の各
種接着剤を用いることができるが、ホットメルト型接着
剤を用いると、耐洗濯等の耐久性に優れるため好まし
い。また、この場合、布帛上に画像を仮転写した仮転写
リボンを積層した積層体ラベルにおいては、ホットメル
ト型接着層を設けることで、衣服等の被接着体上に積層
体ラベルを置き加熱することで、布帛への画像の転写・
染色と同時に接着を行うことができるためこの点でも好
ましい。用いられるホットメルト型接着剤は、接着温度
において熱可塑性を有するものならば特に限定されず、
ポリエステル樹脂系、ポリアミド樹脂系、塩化ビニール
樹脂系等が用いられる。特にポリエステル樹脂系は、接
着の耐洗濯性に優れているため好ましい。もちろんこれ
ら接着剤層には離型紙があっても良い。
【００１８】本発明の転写用布帛入りリボンカセットで
は、少なくとも、主として染料を含むインクからなる熱
転写リボンと、該熱転写リボンから画像を仮転写する仮
転写用リボンと、該仮転写用リボンから画像を転写する
布帛リボンとからなることが重要である。すなわち、本
発明の転写用布帛入りリボンカセットをプリンターにセ
ットすることで、布帛上に画像を染色により印刷したテ
ープまたはラベル、または布帛上に画像を仮転写した仮
転写用リボンを積層した積層体ラベルまたはテープを容
易に得ることができ、これらのテープまたはラベルは、
諸堅牢度に優れたものである。
は、少なくとも、主として染料を含むインクからなる熱
転写リボンと、該熱転写リボンから画像を仮転写する仮
転写用リボンと、該仮転写用リボンから画像を転写する
布帛リボンとからなることが重要である。すなわち、本
発明の転写用布帛入りリボンカセットをプリンターにセ
ットすることで、布帛上に画像を染色により印刷したテ
ープまたはラベル、または布帛上に画像を仮転写した仮
転写用リボンを積層した積層体ラベルまたはテープを容
易に得ることができ、これらのテープまたはラベルは、
諸堅牢度に優れたものである。
【００１９】本発明のラベルプリンターは、少なくと
も、主として染料を含むインクからなる熱転写リボン
と、該熱転写リボンから画像を仮転写する仮転写用リボ
ンと、該仮転写用リボンから画像を転写する布帛リボン
とからなる転写用布帛入りリボンカセットを有する。カ
セットを交換することで、布帛の種類や画像の色を変え
たラベルを容易に得ることができる。また、カセットの
構造が同様ならば、紙、プラスチックフイルム等他の素
材のラベルも得ることができる。
も、主として染料を含むインクからなる熱転写リボン
と、該熱転写リボンから画像を仮転写する仮転写用リボ
ンと、該仮転写用リボンから画像を転写する布帛リボン
とからなる転写用布帛入りリボンカセットを有する。カ
セットを交換することで、布帛の種類や画像の色を変え
たラベルを容易に得ることができる。また、カセットの
構造が同様ならば、紙、プラスチックフイルム等他の素
材のラベルも得ることができる。
【００２０】本発明のラベルプリンターは、布帛リボン
上に画像を仮転写した仮転写用リボンの画像仮転写面を
積層した積層体ラベルを印刷するものとすることができ
る。この場合、得られた積層体ラベルにアイロン、熱プ
レス等で加圧・加熱し、仮転写用リボンを剥がすこと
で、画像が転写・染色された布帛ラベルを容易に得るこ
とができる。また該積層体ラベルにおいて、布帛の画像
被転写面の反対面に接着層を設けることができる。特に
接着剤層がホットメルト型接着剤の場合、布帛への画像
の転写・染色時に同時に接着もできる。
上に画像を仮転写した仮転写用リボンの画像仮転写面を
積層した積層体ラベルを印刷するものとすることができ
る。この場合、得られた積層体ラベルにアイロン、熱プ
レス等で加圧・加熱し、仮転写用リボンを剥がすこと
で、画像が転写・染色された布帛ラベルを容易に得るこ
とができる。また該積層体ラベルにおいて、布帛の画像
被転写面の反対面に接着層を設けることができる。特に
接着剤層がホットメルト型接着剤の場合、布帛への画像
の転写・染色時に同時に接着もできる。
【００２１】本発明のラベルプリンターは、熱処理部を
有し、該熱処理部で画像を仮転写した仮転写用リボンか
ら、布帛リボンへ画像を転写・染色した布帛ラベルを印
刷するものとすることができる。この場合、画像の染色
された布帛ラベルを得ることができる。もちろん、布帛
の画像形成面の反対面に接着層を設けることができる
が、接着剤としては熱処理の温度に耐えるものを用い
る。
有し、該熱処理部で画像を仮転写した仮転写用リボンか
ら、布帛リボンへ画像を転写・染色した布帛ラベルを印
刷するものとすることができる。この場合、画像の染色
された布帛ラベルを得ることができる。もちろん、布帛
の画像形成面の反対面に接着層を設けることができる
が、接着剤としては熱処理の温度に耐えるものを用い
る。
【００２２】次に本発明の転写用布帛入りリボンカセッ
トおよびラベルプリンターの例を図面で説明するが、も
ちろんこれらに限定されない。
トおよびラベルプリンターの例を図面で説明するが、も
ちろんこれらに限定されない。
【００２３】図１は、本発明の転写用布帛入りリボンカ
セットの１例である。図１において、転写用布帛入りリ
ボンカセット１の中には、布帛リボン２、熱転写リボン
３、および仮転写用リボン４がセットされている。画像
印刷を行うときは、プリンターに転写用布帛入りリボン
カセット１をセットし、プリンター内蔵の印字ヘッド５
により熱転写リボン３から仮転写用リボンに仮画像を転
写し、そこに布帛リボンロール２を積層し積層体ラベル
７を得る。
セットの１例である。図１において、転写用布帛入りリ
ボンカセット１の中には、布帛リボン２、熱転写リボン
３、および仮転写用リボン４がセットされている。画像
印刷を行うときは、プリンターに転写用布帛入りリボン
カセット１をセットし、プリンター内蔵の印字ヘッド５
により熱転写リボン３から仮転写用リボンに仮画像を転
写し、そこに布帛リボンロール２を積層し積層体ラベル
７を得る。
【００２４】図２は、本発明のラベルプリンターの１例
である。図２において、ラベルプリンター１０に転写用
布帛入りリボンカセット１をセットしキーボード８より
情報を入力して積層体ラベル７を得る。
である。図２において、ラベルプリンター１０に転写用
布帛入りリボンカセット１をセットしキーボード８より
情報を入力して積層体ラベル７を得る。
【００２５】図３は、本発明の転写用布帛入りリボンカ
セットおよびラベルプリンターを用いて作られる積層体
ラベルの１例である。図３において、仮転写用シート１
１に染料を含むインクによる画像１２が形成されてい
て、そこにさらに布帛１３が積層されている。
セットおよびラベルプリンターを用いて作られる積層体
ラベルの１例である。図３において、仮転写用シート１
１に染料を含むインクによる画像１２が形成されてい
て、そこにさらに布帛１３が積層されている。
【００２６】図４は、本発明の転写用布帛入りリボンカ
セットおよびラベルプリンターを用いて作られる積層体
ラベルの１例である。図４において、仮転写用シート１
１に染料を含むインクによる画像１２が形成されてい
て、そこにさらに接着層１４を有する布帛１３が積層さ
れている。
セットおよびラベルプリンターを用いて作られる積層体
ラベルの１例である。図４において、仮転写用シート１
１に染料を含むインクによる画像１２が形成されてい
て、そこにさらに接着層１４を有する布帛１３が積層さ
れている。
【００２７】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されない。
が、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【００２８】実施例１ 布帛としてポリエステルタフタ、仮転写用リボン材料と
して厚さ１００μm のポリエステルフイルム、熱転写リ
ボン用材料として厚さ４．２μm のポリエステルフイル
ム上に分散染料（Ｃ．Ｉ．ディスパースブルー２０７）
を含むインク層をコーティングしたものをそれぞれ用い
た。これらを２４mm幅のテープ状にカットし、図１のカ
セットにセットして転写用布帛入りリボンカセットを得
た。
して厚さ１００μm のポリエステルフイルム、熱転写リ
ボン用材料として厚さ４．２μm のポリエステルフイル
ム上に分散染料（Ｃ．Ｉ．ディスパースブルー２０７）
を含むインク層をコーティングしたものをそれぞれ用い
た。これらを２４mm幅のテープ状にカットし、図１のカ
セットにセットして転写用布帛入りリボンカセットを得
た。
【００２９】次いで、このカセットをラベルプリンター
にセットして画像を印字した図３の積層体ラベルを得
た。得られた積層体ラベルをアイロンで１８０℃〜２０
０℃でプレス加熱した後仮転写用リボンを剥して布帛ラ
ベルを得た。得られた布帛ラベルは、印字鮮明性も充分
であり、摩擦堅牢度は５級であった。また耐洗濯性も充
分で、７０回の洗濯後も、印字鮮明性は殆ど変化しなか
った。
にセットして画像を印字した図３の積層体ラベルを得
た。得られた積層体ラベルをアイロンで１８０℃〜２０
０℃でプレス加熱した後仮転写用リボンを剥して布帛ラ
ベルを得た。得られた布帛ラベルは、印字鮮明性も充分
であり、摩擦堅牢度は５級であった。また耐洗濯性も充
分で、７０回の洗濯後も、印字鮮明性は殆ど変化しなか
った。
【００３０】実施例２ 布帛として０．０６デニールの極細ポリエステルフィラ
メント繊維からなる高密度織物布帛の裏にポリエステル
系熱融着接着剤層を設けたものを用いた以外は実施例１
と同様にして転写用布帛入りリボンカセットを得た。
メント繊維からなる高密度織物布帛の裏にポリエステル
系熱融着接着剤層を設けたものを用いた以外は実施例１
と同様にして転写用布帛入りリボンカセットを得た。
【００３１】次いで、このカセットをラベルプリンター
にセットして画像を印字した図４の積層体ラベルを得
た。得られた積層体ラベルを綿布上において、アイロン
で１８０℃〜２００℃でプレス加熱した後仮転写用リボ
ンを剥して布帛ラベルを接着した布を得た。得られた布
帛ラベルの印字はは、印字鮮明性も充分であり、摩擦堅
牢度は５級であった。また耐洗濯性も充分で、７０回の
洗濯後も、印字鮮明性は殆ど変化しなかった。接着につ
いても同様で、７０回の洗濯後でもまったく剥がれなか
った。
にセットして画像を印字した図４の積層体ラベルを得
た。得られた積層体ラベルを綿布上において、アイロン
で１８０℃〜２００℃でプレス加熱した後仮転写用リボ
ンを剥して布帛ラベルを接着した布を得た。得られた布
帛ラベルの印字はは、印字鮮明性も充分であり、摩擦堅
牢度は５級であった。また耐洗濯性も充分で、７０回の
洗濯後も、印字鮮明性は殆ど変化しなかった。接着につ
いても同様で、７０回の洗濯後でもまったく剥がれなか
った。
【００３２】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したので以下
のような効果がある。
のような効果がある。
【００３３】（１）本発明の転写用布帛入りリボンカセ
ットおよびラベルプリンターにより容易に積層体ラベル
を得ることができ、この積層体ラベルを加熱すること
で、様々な画像が染色された布帛ラベルが容易に得られ
る。
ットおよびラベルプリンターにより容易に積層体ラベル
を得ることができ、この積層体ラベルを加熱すること
で、様々な画像が染色された布帛ラベルが容易に得られ
る。
【００３４】（２）得られた布帛ラベルは、染色画像を
有するため、耐摩擦、耐洗濯等の堅牢度の非常に優れた
ものである。
有するため、耐摩擦、耐洗濯等の堅牢度の非常に優れた
ものである。
【００３５】（３）また、布帛ラベルの裏面にホットメ
ルト接着剤層を設けることで、染色と同時に衣類等への
接着を行うことができる。
ルト接着剤層を設けることで、染色と同時に衣類等への
接着を行うことができる。
【００３６】（４）カセットの構成を同様にすること
で、同じプリンターで、布帛だけでなく紙、プラスチッ
クフイルム等にも画像を印刷することができる。
で、同じプリンターで、布帛だけでなく紙、プラスチッ
クフイルム等にも画像を印刷することができる。
【図１】本発明の転写用布帛入りリボンカセットの１例
である。
である。
【図２】本発明のラベルプリンターの１例である。
【図３】本発明の転写用布帛入りリボンカセットおよび
ラベルプリンターを用いて作られる積層体ラベルの１例
である。
ラベルプリンターを用いて作られる積層体ラベルの１例
である。
【図４】本発明の転写用布帛入りリボンカセットおよび
ラベルプリンターを用いて作られる積層体ラベルの１例
である。
ラベルプリンターを用いて作られる積層体ラベルの１例
である。
１ ：転写用布帛入りリボンカセット ２ ：布帛リボンロール ３ ：熱転写リボンロール ４ ：仮転写用リボンロール ５ ：印字ヘッド ６ ：プリンター内蔵ガイドロール ７ ：積層体ラベル ８ ：キーボード部 ９ ：液晶表示部 １０：ラベルプリンター １１：仮転写用シート １２：染料を含むインクによる画像 １３：布帛 １４：接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｍ 5/38
Claims (9)
- 【請求項１】 少なくとも、主として染料を含むインク
からなる熱転写リボンと、該熱転写リボンから画像を仮
転写する仮転写用リボンと、該仮転写用リボンから画像
を転写するための布帛リボンとからなることを特徴とす
る転写用布帛入りリボンカセット。 - 【請求項２】 仮転写用リボンの画像被転写面に仮接着
剤層を有することを特徴とする請求項１記載の転写用布
帛入りリボンカセット。 - 【請求項３】 仮接着剤層が、少なくとも画像転写部分
には無いことを特徴とする請求項２記載の転写用布帛入
りリボンカセット。 - 【請求項４】 布帛リボンの画像被転写面の反対面に接
着層を有することを特徴とする請求項１、２または３記
載の転写用布帛入りリボンカセット。 - 【請求項５】 接着剤が熱融着型接着剤であることを特
徴とする請求項４記載の転写用布帛入りリボンカセッ
ト。 - 【請求項６】 少なくとも、主として染料を含むインク
からなる熱転写リボンと、該熱転写リボンから画像を仮
転写する仮転写用リボンと、該仮転写用リボンから画像
を転写するための布帛リボンとからなる転写用布帛入り
リボンカセットを有することを特徴とするテーププリン
ター。 - 【請求項７】 布帛リボン上に画像を仮転写した仮転写
用リボンの画像仮転写面を積層したラベルを印刷するこ
とを特徴とする請求項６記載のテーププリンター。 - 【請求項８】 布帛リボンの画像被転写面の反対面に接
着層を有することを特徴とする請求項７記載のテーププ
リンター。 - 【請求項９】 熱処理部を有し、該熱処理部で画像を仮
転写した仮転写用リボンから、布帛リボンへ画像を転
写、染色した布帛ラベルを印刷することを特徴とする請
求項６記載のテーププリンター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5236663A JP2943580B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 転写用布帛入りリボンカセットおよびテーププリンター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5236663A JP2943580B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 転写用布帛入りリボンカセットおよびテーププリンター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0789199A true JPH0789199A (ja) | 1995-04-04 |
| JP2943580B2 JP2943580B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=17003949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5236663A Expired - Fee Related JP2943580B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 転写用布帛入りリボンカセットおよびテーププリンター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2943580B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1122074A3 (en) * | 2000-02-03 | 2001-11-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Inks-and-printing-media-integrated pack, ink-jet printing apparatus and method |
| JP5817010B1 (ja) * | 2014-11-05 | 2015-11-18 | 二郎 工藤 | カラーインクジェットラベルプリンター |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP5236663A patent/JP2943580B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1122074A3 (en) * | 2000-02-03 | 2001-11-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Inks-and-printing-media-integrated pack, ink-jet printing apparatus and method |
| US6511173B2 (en) | 2000-02-03 | 2003-01-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Inks-and-printing-media-integrated pack, ink-jet printing apparatus and method |
| US6830330B2 (en) | 2000-02-03 | 2004-12-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Inks-and-printing-media-integrated pack, ink-jet printing apparatus and method |
| JP5817010B1 (ja) * | 2014-11-05 | 2015-11-18 | 二郎 工藤 | カラーインクジェットラベルプリンター |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2943580B2 (ja) | 1999-08-30 |
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