JP3536110B2 - 熱転写プリント用マーキングシート - Google Patents
熱転写プリント用マーキングシートInfo
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Description
より任意の文字や図柄を印刷して裁断した後、衣料等の
被着体に、熱と圧力とにより接着させて使用されるマー
キングシートに関するものである。
する衣料や袋物等を基布(被着体)として、該基布に所
定の文字や図柄等の表示を行うに際し、背番号や名前、
エンブレム等、所定の形状に裁断した布を基布に縫い付
ける代わりに、所定の形状に裁断したマーキングシート
を基布に貼着する方法が用いられている。
来、例えば、基材層上に、表皮層としてポリ塩化ビニル
(PVC)またはアクリル樹脂等に顔料を練り込んで着
色したものを積層し、所定の文字や図柄等に裁断して基
布に貼着するものが知られている。
方法を、図3(a)〜(f)に基づいて以下に説明す
る。先ず、図3(a)に示すように、支持体層51上
に、ホットメルト用接着剤層52、基材層53がこの順
で積層された積層体を準備する。次いで、図3(b)に
示すように、PVCまたはアクリル樹脂等に顔料を練り
込んで着色したものを表皮層54として、上記基材層5
3上に、ラミネートあるいは接着剤により接着し、カッ
ティングマシン等で、必要とする文字や図形等に合わせ
て所望の形状に裁断した後、図3(c)に示すように上
記表皮層54上に、アプリケーションフィルム層55を
貼り付けて必要部分を支持体51から剥ぎ取る。その
後、この剥ぎ取ったマーキングシートを、図3(d)に
示すように衣料等の基布62上に載置し、熱圧着機61
のプレス上板61aとプレス下板61bとで挟んで熱圧
着する。その後、図3(e)に示すようにアプリケーシ
ョンフィルム層55を剥ぎ取ることによって、製品とし
て、図3(f)に示すようなマーキング、つまり、着色
パターンが施された衣料品を得ることができる。
として、剥離シート上に感熱性接着剤層を積層し、その
上に、PVCまたはアクリル樹脂等に顔料を練り込んで
着色したものを着色層として積層し、その上に支持フィ
ルムを設けた構成を有するマーキングシートが知られて
いる。このようなマーキングシートにおいては、所望の
形状に裁断した後、剥離シートを除去して基布上に載置
し、熱圧着後、支持フィルムを剥離することにより、基
布に転写によるマーキングが施される。
文字や図柄等を表示する形状に裁断して熱圧着するだけ
で、誰にでも容易に所望の表示を行うことができる。
に縫い付ける必要がなく、作業を簡便に行うことができ
ると共に、このマーキングシートを用いれば、熟練した
職人と同じ仕上がりを得ることができる。
うにPVCまたはアクリル樹脂等に顔料を練り込んで着
色することにより、着色されたマーキングシートを得る
場合、単色のマーキングシートしか得ることができな
い。
を得る場合、使用者が、自分で単色のマーキングシート
を組み合わせる必要があり、それぞれ色の異なる複数の
マーキングシートを、表示すべき図柄等に合わせて切り
抜き、それを、表示すべき図柄等に合わせてそれぞれ正
確に配置して貼り合わせなければならない。このため、
複雑な図柄の表示が困難であり、また、作業も煩雑なも
のとなる。
数色のマーキングシートを必要とするが、色数が限られ
ているため、所望の色彩表示を行うことができない場合
があり、使用が困難である場合がある。
行うことができるマーキングシートが切望されている。
式を用いたマーキングシートのなかには、印刷面とは反
対側に支持フィルムが設けられた印刷シートにカラーコ
ピー機等で印刷を施し、印刷面の上から透明フィルムラ
ベルを貼り合わせ、印刷シートに、透明フィルムラベル
の粘着剤を定着させた後、必要とする文字や図形等に合
わせて裁断し、透明フィルムラベルを剥がして、例えば
熱と圧力とにより、印刷シートに印刷した図柄を転写し
た後、支持フィルムを剥離することで、基布にマーキン
グを行うことができる転写シートもある。
たマーキングシートは、色生地に対して隠蔽性がないた
め、生地色の影響を受け、堅牢性も弱いという欠点があ
る。
に粘着剤層が設けられた基材層表面に、直接印刷を施す
方法も知られている。しかしなら、これらのマーキング
シートは、耐洗濯性や耐ドライクリーニング性が十分で
はない。
合、洗濯やドライクリーニング後のインク密着性が重視
される。
に隠蔽性に優れ、かつ、洗濯やドライクリーニング後の
インク密着性に優れた、ホットメルト可能な所謂ワッペ
ン・マーキングシートと称されるマーキングシートが切
望されている。
あり、その目的は、熱転写プリントによる印刷性並びに
隠蔽性に優れ、かつ、洗濯やドライクリーニング後のイ
ンク密着性に優れた、ホットメルト可能なマーキングシ
ートを提供することにある。
グシートは、上記の課題を解決するために、基材層を、
表面に熱転写プリントが施される表皮層として備え、該
基材層の裏面にホットメルト用の接着剤からなる接着剤
層が、該基材層と隣接して積層されており、該基材層の
表面に熱転写プリントを施すことで任意の色彩表示を可
能とする熱転写プリント用マーキングシートであって、
上記基材層が、80℃以上、150℃以下の範囲内の軟
化温度を有するポリウレタン樹脂を主成分としてなり、
かつ、上記基材層の軟化温度は、上記接着剤の流動開始
温度よりも高く、かつ、ホットメルトによる当該熱転写
用マーキングシートの被着体への接着時に溶融しない温
度に設定されていることを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、上記基材層の軟化温
度が、130℃であることを特徴としている。
の範囲内の軟化温度、より具体的には130℃の軟化温
度を有するポリウレタン樹脂を主成分としてなることか
ら、風合い並びに印刷性に優れ、熱転写により、鮮明に
フルカラー印刷することができる。
が、80℃以上、150℃以下の範囲内、より具体的に
は130℃の軟化温度の軟化温度を有するポリウレタン
樹脂を主成分としてなり、かつ、上記基材層の軟化温度
が、上記接着剤の流動開始温度よりも高く、かつ、ホッ
ト メルトによる当該熱転写用マーキングシートの被着体
への接着時に溶融しない温度に設定されていることか
ら、ホットメルトによるマーキングシートの接着時に、
上記基材層が軟化、溶融することを防止することがで
き、ホットメルトによるマーキングシートの溶融接着が
可能であると共に、溶融接着後の仕上がりの良好な、鮮
明で綺麗なプリント画像(プリントパターン)を得るこ
とができる。
に熱転写プリントが施される上記基材層が、80℃以
上、150℃以下の範囲内、より具体的には130℃の
軟化温度の軟化温度を有する上記ポリウレタン樹脂を主
成分としてなることで、インク密着性に優れ、洗濯やド
ライクリーニングによる印刷落ちが殆どないマーキング
シートを提供することができる。
隠蔽性を有することから、生地色の影響をあまり受けな
い、隠蔽性に優れたマーキングシートを提供することが
できる。
の課題を解決するために、上記接着剤の流動開始温度は
50℃以上、120℃以下の範囲内であることを特徴と
している。
に優れると共に、接着力に優れ、マーキングシートが衣
料等の基布から剥がれることを防止することができるマ
ーキングシートを提供することができる。
の課題を解決するために、上記基材層が、ポリウレタン
樹脂100重量部に対して、アクリル樹脂を3重量部以
上、20重量部以下の範囲内で含む樹脂組成物からなる
ことを特徴としている。
脂にアクリル樹脂を上記の割合で添加することで、耐ド
ライクリーニング性を向上させることができ、ドライク
リーニング後のインク密着性により優れたマーキングシ
ートを提供することができる。
の課題を解決するために、上記基材層が、ポリウレタン
樹脂100重量部に対して、ポリ塩化ビニルを6重量部
以上、60重量部以下の範囲内で含む樹脂組成物からな
ることを特徴としている。
脂にポリ塩化ビニルを上記の割合で添加することで、耐
洗濯性を著しく向上させることができ、また、耐ドライ
クリーニング性も向上する。また、洗濯後のインク密着
性並びにドライクリーニング後のインク密着性により優
れたマーキングシートを提供することができる。
の課題を解決するために、上記基材層が、ポリウレタン
樹脂100重量部に対して、酢酸ビニル樹脂を1重量部
以上、50重量部以下の範囲内で含む樹脂組成物からな
ることを特徴としている。
脂に酢酸ビニル樹脂を上記の割合で添加することで、耐
洗濯性を著しく向上させることができ、また、耐ドライ
クリーニング性も向上する。また、洗濯後のインク密着
性並びにドライクリーニング後のインク密着性により優
れたマーキングシートを提供することができる。
の課題を解決するために、上記基材層が、ポリウレタン
樹脂100重量部に対して、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体を6重量部以上、60重量部以下の範囲内で含む
樹脂組成物からなることを特徴としている。
脂に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を上記の割合で添
加することで、耐洗濯性並びに耐ドライクリーニング性
を向上させることができ、洗濯後のインク密着性並びに
ドライクリーニング後のインク密着性により優れるマー
キングシートを提供することができる。
の課題を解決するために、上記基材層の厚みが5μm以
上、100μm以下の範囲内であることを特徴としてい
る。
は、上記の課題を解決するために、上記基材層の厚みが
20μm以上、100μm以下の範囲内であることを特
徴としている。
が上記範囲内に設定されていることで、風合いに優れ、
隠蔽性の高いマーキングシートを提供することができ
る。
の課題を解決するために、上記接着剤層の厚みが20μ
m以上、100μm以下の範囲内であることを特徴とし
ている。
が上記範囲内に設定されていることで、効果的に接着力
を高めることができる。このため、接着力に優れたマー
キングシートを安価に提供することができる。
(a)〜(f)に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
ーキングシート(以下、単にマーキングシートと記す)
は、図1に示すように、剥離可能な支持体層1上に、ホ
ットメルト用の接着剤(以下、ホットメルト用接着剤と
記す)からなるホットメルト用接着剤層2(接着剤
層)、基材層3、アプリケーションフィルム層4が、こ
の順に積層された構成を有している。
体)として用いられ、未使用時、すなわち、被着体とな
る、衣料や袋物等の基布への貼着前のマーキングシート
において、ホットメルト用接着剤層2を保護すると共
に、上記した各層を支持するようになっている。上記支
持体層1は、使用時、すなわち、被着体となる基布への
貼着に際し、ホットメルト用接着剤層2から剥離され、
この支持体層1を剥がした状態で、上記基布へのマーキ
ングシートの貼着が行なわれる。
ト用接着剤層2の保護並びにホットメルト用接着剤層2
から剥離可能なものであれば特に限定されず、例えば、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカー
ボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等からなる離型フィルム;離型紙;等が挙げられ
る。そのなかでも、主としてPETからなる離型フィル
ムが用いられる。
市販のものを用いることができる。該離型PETフィル
ムとしては、例えば「PET75×1−TF」(商品
名;ニッパ株式会社製)等を用いることができるが、特
に限定されるものではない。
から、一般には25μm以上、200μm以下の範囲内
で適宜設定され、主には100μmの厚みに設定される
が、特に限定されるものではない。
メルト用の接着剤からなり、熱圧着時に熱と圧力とで溶
融することで、上記マーキングシートを衣料等の基布に
溶融接着(熱圧着)させることができる。
トメルト可能で、基布に接着することができるものであ
れば特に限定されるものではないが、好適には、ウレタ
ン系接着剤が用いられる。
体への十分な接着力を得るために、流動開始温度が、5
0℃以上、120℃以下の範囲内のホットメルト用接着
剤を用いることが好ましい。上記ホットメルト用接着剤
として上記した流動開始温度を有するホットメルト用接
着剤を使用することで、当該マーキングシートが衣料等
の基布から剥がれないようにすることができる。
たついて作業性も悪く、凝集力が弱く、接着力も低くな
る。一方、上記流動開始温度が120℃を越えると、溶
融不足のため密着性が悪くなり、接着力が弱くなる傾向
にある。
始温度が、基材層3の軟化温度よりも低くなるように、
基材層3を構成するポリウレタン樹脂に応じて、その組
み合わせが選択される。
的には、例えば「No.5576」(商品番号;ノーテ
ープ工業製)を使用することができる。
特に限定されるものではないが、被着体への十分な接着
力を得るためには、上記ホットメルト用接着剤層の厚み
が、20μm以上であることが好ましく、20μm以
上、100μm以下の範囲内であることがより好まし
く、接着力と経済性との観点から、30μm以上、80
μm以下の範囲内であることがさらに好ましく、50μ
m以上、60μm以下の範囲内であることが特に好まし
い。
m未満の場合、接着力が著しく低下する。一方、上記ホ
ットメルト用接着剤の厚みが100μmを越えても、ホ
ットメルト用接着剤の厚みの増加に見合った接着力の向
上効果は得られず、それ以上、接着力が上がらないこと
から、経済的に好ましくない。また、ホットメルト用接
着剤の厚みが100μmを越えると、風合いが低下し、
硬くなる傾向にある。
られ、80℃以上、150℃以下の範囲内の軟化温度を
有するポリウレタン樹脂を主成分としてなり、表面に熱
転写プリントを施すことで任意の色彩表示を可能とする
ことができる。上記基材層3は、その軟化温度、特に、
上記ポリウレタン樹脂の軟化温度が、上記ホットメルト
用接着剤層2に用いられるホットメルト用接着剤の流動
開始温度よりも高くなるように設定されている。
は、上記基材層3が、80℃以上、150℃以下の範囲
内の軟化温度を有するポリウレタン樹脂を主成分として
なり、かつ、上記基材層3の軟化温度、特に、上記ポリ
ウレタン樹脂の軟化温度が、上記ホットメルト用の接着
剤の流動開始温度よりも高いことで、印刷性、並びに、
印刷によるインクの密着性に優れ、仕上がりが良好な、
鮮明で綺麗な印刷を行うことができる。
脂の軟化温度が80℃未満の場合、熱転写プリント時
に、インクリボンが上記基材層3に貼り付き、印刷に支
障が生じる虞れがある。
150℃を超えると、インクの密着性が低下する傾向に
ある。
上、150℃以下の範囲内の軟化温度、好適には110
℃以上、140℃以下の範囲内の軟化温度を有するポリ
ウレタン樹脂を主成分としてなることで、洗濯やドライ
クリーニング後のインク密着性に優れ、洗濯やドライク
リーニング後に印刷が落ちることがなく、印刷性並びに
インク密着性に優れたマーキングシートを提供すること
ができる。
機により、鮮明にフルカラー印刷することができ、ま
た、容易に裁断することができるため、多色印刷対応可
能である。また、ホットメルトによるマーキングシート
の溶融接着を可能とすることができ、当該マーキングシ
ートが衣料等の基布から剥がれないようにすることがで
きる。しかも、インク密着性がよく、このため、印刷落
ちが殆どなく、衣料への接着力も強いために、洗濯やド
ライクリーニングにも十分耐えることができるものとな
っている。
範囲内で、上記ホットメルト用接着剤層2に用いられる
ホットメルト用接着剤の流動開始温度よりも高く設定さ
れていることで、ホットメルトによるマーキングシート
の接着時に、上記基材層3が軟化、さらには溶融するこ
とを防止することができる。
めには、上記した軟化温度を有するポリウレタン樹脂、
例えば市販のポリウレタン樹脂を適宜選択して用いても
よいし、市販のポリウレタン樹脂に、軟化剤あるいは硬
化剤を加熱下で混合することにより、上記した軟化温度
を有するポリウレタン樹脂を得ることもできる。
脂としては、80℃以上、150℃以下の範囲内の軟化
温度を有するものであれば、特に限定されるものではな
い。上記ポリウレタン樹脂としては、具体的には、例え
ば、「レザミンME−44LP」(大日精化工業製、軟
化温度130℃)等を用いることができる。
ける上記ポリウレタン樹脂の添加・混合条件、例えば混
合比率や混合温度、混合時間等の条件は、所望の軟化温
度を有するポリウレタン樹脂が得られるように、用いる
ポリウレタン樹脂の種類、並びに、使用する軟化剤や硬
化剤の種類等によって適宜設定すればよく、特に限定さ
れるものではない。
軟化温度を有するポリウレタン樹脂を単独で用いること
もできるが、例えば、上記基材層3の耐ドライクリーニ
ング性を向上させる目的で、上記ポリウレタン樹脂とア
クリル樹脂とを併用することもできる。
脂の添加量は、ポリウレタン樹脂100重量部に対し
て、3重量部以上、20重量部以下の範囲内であること
が好ましく、5重量部以上、15重量以下の範囲内であ
ることがより好ましく、8重量部以上、12重量部以下
の範囲内であることが特に好ましい。
脂の添加量が3重量部未満の場合、アクリル樹脂を添加
することによる効果を得ることができず、添加したアク
リル樹脂が無駄になるので、経済的に好ましくない。一
方、上記ポリウレタン樹脂に対するアクリル樹脂の添加
量が20重量部を超えると、印刷性、風合いが低下する
傾向にある。
リウレタン樹脂100重量部に対して、アクリル樹脂を
3重量部以上、20重量部以下の範囲内で含む樹脂組成
物を用いることで、ドライクリーニング後のインク密着
性により優れたマーキングシート、特に、洗濯後のイン
ク密着性により優れたマーキングシートを得ることがで
きる。
れるマーキングシートのカッティングがし易くなり、熱
接着時の収縮が少なくなり、より一層、寸法安定性の向
上を図ることもできる。
加量は、ポリウレタン樹脂100重量部に対して、6重
量部以上、60重量部以下の範囲内であることが好まし
く、15重量部以上、45重量以下の範囲内であること
がより好ましく、20重量部以上、30重量部以下の範
囲内であることが特に好ましい。
加量が6重量部未満の場合、PVCを添加することによ
る効果を得ることができず、添加したPVCが無駄にな
るので、経済的に好ましくない。一方、上記ポリウレタ
ン樹脂に対するPVCの添加量が60重量部を超える
と、印刷性や風合いが低下する傾向にある。
リウレタン樹脂100重量部に対して、塩化ビニル樹脂
としてPVCを6重量部以上、60重量部以下の範囲内
で含む樹脂組成物を用いることで、洗濯後のインク密着
性並びにドライクリーニング後のインク密着性により優
れたマーキングシート、特に、洗濯後のインク密着性に
より優れたマーキングシートを得ることができる。
樹脂の添加量は、ポリウレタン樹脂100重量部に対し
て、1重量部以上、50重量部以下の範囲内であること
が好ましく、2重量部以上、30重量以下の範囲内であ
ることがより好ましく、4重量部以上、20重量部以下
の範囲内であることが特に好ましい。
リウレタン樹脂100重量部に対して、酢酸ビニル樹脂
を1重量部以上、50重量部以下の範囲内で含む樹脂組
成物を用いることで、洗濯後のインク密着性並びにドラ
イクリーニング後のインク密着性により優れたマーキン
グシートを得ることができる。
酸ビニルとの共重合体として添加することもできる。上
記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(ポリ(塩化ビニル
−酢酸ビニル))としては、市販の所謂白インクを用い
ることができる。上記白インクとしては、特に限定され
るものではないが、具体的には、例えば、「MU−60
91」(商品名;大日精化工業製)等が挙げられる。
−酢酸ビニル共重合体の添加量は、ポリウレタン樹脂1
00重量部に対して、6重量部以上、60重量部以下の
範囲内であることが好ましく、15重量部以上、45重
量以下の範囲内であることがより好ましく、20重量部
以上、30重量部以下の範囲内であることが特に好まし
い。
リウレタン樹脂100重量部に対して、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体を6重量部以上、60重量部以下の範
囲内で含む樹脂組成物を用いることで、洗濯後のインク
密着性並びにドライクリーニング後のインク密着性によ
り優れたマーキングシート、特に、洗濯後のインク密着
性により優れたマーキングシートを得ることができる。
樹脂、および、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は、何
れか一種類のみを添加してもよく、二種類以上を適宜混
合して用いてもよい。また、上記樹脂組成物は、上記し
た樹脂以外に、物性のさらなる向上を目的として、印刷
性、風合い、洗濯後のインク密着性、並びにドライクリ
ーニング後のインク密着性を阻害しない範囲内、すなわ
ち、上記基材層3の軟化温度が前記した軟化温度(80
℃以上、150℃以下)を満足する範囲内で、必要に応
じてその他の添加剤、例えばその他の樹脂や、紫外線吸
収剤、難燃剤等、衣料分野等において通常用いられる添
加剤等を含んでいてもよい。
のではないが、該基材層3の風合い並びに隠蔽性の観点
から、5μm以上、100μm以下の範囲内であること
が好ましく、20μm以上、100μm以下の範囲内で
あることがより好ましい。
十分な隠蔽性を得ることができず、生地色の影響を受け
る虞れがあり、使用が制限される場合がある。一方、上
記基材層3の厚みが100μmを越えると、風合いが低
下し、硬くなる(ごわつきが生じる)傾向にある。
当該マーキングシートを熱圧着するに際し、上記基材層
3の印刷面(印刷部3a)を保護するためのものであ
る。
は、上記マーキングシートの熱圧着を阻害せず、かつ、
マーキングシートが熱圧着される際に十分な耐熱性およ
び寸法安定性を有してさえいれば、特に限定されるもの
ではないが、具体的には、例えば、リンテック社製のア
プリケーションフィルム「AP−S」(商品名)等が用
いられる。
は、上記した観点から、25μm以上、300μm以下
の範囲内であることが好ましく、70μm以上、150
μm以下の範囲内であることがより好ましい。
ート(積層体)における各層の積層方法は、特に限定さ
れるものではなく、塗布、ラミネート、スクリーン印
刷、Tダイ法等の押出装置を用いる方法等、種々の方法
を採用することができ、特に限定されるものではない。
の製造、貼着方法について、図2(a)〜(f)に基づ
いて以下に説明する。先ず、支持体層1上に、ホットメ
ルト用接着剤層2、基材層3をこの順で積層するか、若
しくは、基材層3の片面に、ホットメルト用接着剤層
2、支持体層1をこの順で積層することにより、図2
(a)に示す構成を有する積層体を準備する。
材層3表面、つまり、上記基材層3におけるホットメル
ト用接着剤層2積層面とは反対面に、熱転写プリント機
により印刷を行った後、上記熱転写プリント機による印
刷が施された、基材層3表面の印刷部3aに沿って、例
えば、上記熱転写プリント機に連動したカッティングマ
シンにより、必要とする文字や図形等、所望の形状に裁
断して不要な部分を除去する。なお、上記印刷・裁断に
は、熱転写プリントと裁断とを1つの機械にて行う熱転
写プリント・カット機を使用することができる。
す際の熱転写温度は、100℃以上、200℃以下の温
度範囲内であることが好ましく、120℃以上、170
℃以下の温度範囲内であることがより好ましい。
ンクの転写性および発色性が低下する傾向にある。一
方、上記熱転写温度が200℃を超えると、インクリボ
ンが切れ易くなる。
は、特に限定されるものではなく、市販の如何なるイン
クでも用いることができる。
材層3上に、該基材層3における印刷部3aを覆うよう
に、一旦、アプリケーションフィルム層4を貼り付けて
必要部分を支持体層1から剥ぎ取る。その後、この剥ぎ
取ったマーキングシートを、図2(d)に示すように、
被着体としての衣料等の基布62上のマーキングしよう
とする位置に、上記ホットメルト用接着剤層2が上記基
布62に当接した状態で載置して位置決めした後、例え
ば熱圧着機61のプレス上板61aとプレス下板61b
とで挟んで熱圧着する。なお、上記熱圧着機61として
は、アイロン等の加熱器やプレス機等を用いることがで
き、加熱加圧による上記ホットメルト用接着剤層2の溶
融接着を可能にすることができるものであれば、特に限
定されない。
2に接着されたマーキングフィルムから、表面のアプリ
ケーションフィルム層4を剥離することによって、製品
として、図2(f)に示すようなマーキングが施された
衣料品を得ることができる。
体、つまり、基布62としては、特に限定されるもので
はなく、具体的には、例えば、分散染料により染色され
た、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、トリアセテート
繊維等の合成繊維をはじめとする種々の素材からなる基
布を用いることができる。
るものではなく、衣料、袋物、垂れ幕、ワッペン、帽
子、のれん、カーテン、テント等、種々の形状、用途・
分野のものが挙げられる。
体)に熱圧着(熱接着)する際の熱圧着条件は、用いる
ホットメルト用接着剤層2の流動開始温度並びに基材層
3の軟化温度や層厚、基布62の厚みや素材等に応じて
適宜設定すればよく、特に限定されるものではないが、
110℃以上、180℃以下の温度範囲において熱プレ
スすることが好ましく、130℃以上、150℃以下の
温度範囲において熱プレスすることがより好ましい。
メルト用接着剤層2の流動開始温度をX℃とすると、X
+5℃〜X+120℃の範囲内に設定されることが好ま
しく、X+30℃〜X+80℃の範囲内に設定されるこ
とがより好ましい。
の軟化温度をY℃(但し、Y>X)とすると、Y±50
℃の範囲内に設定されることが好ましく、Y±20℃の
範囲内に設定されることがより好ましい。
基布62との接着力が低下し、インクの密着性も弱くな
る。一方、上記熱プレス温度が180℃を超えると、基
材層3が溶融して柄ずれ、歪み、変形が発生する虞れが
あり、基材層3が破れて基布62が露出する虞れがあ
る。
の場合、被着体との接着力が低下し、インクの密着性も
弱くなる。一方、上記熱プレス温度がX+120℃を越
えると、ホットメルト用接着剤がマーキングシートの端
からはみ出す虞れがある。
の場合、インク密着性が悪くなる。一方、上記熱プレス
温度がY+50℃を越えると、基材層3が溶融して柄ず
れ、歪み、変形が発生する虞れがあり、基材層3が破れ
て基布62が露出する虞れがある。
ットメルト用接着剤層2、基材層3、基布62の厚みや
温度条件等に応じて適宜設定すればよく、特に限定され
るものではないが、2.0×104 Pa以上、5.0×
104 Pa以下の範囲内が一般的である。
件に応じて適宜設定すればよく、特に限定されるもので
はないが、10秒〜20秒間が一般的である。
は、以上のように、裏面にホットメルト用の接着剤から
なるホットメルト用接着剤層2が積層された基材層3の
表面に熱転写プリントを施すことで任意の色彩表示を可
能とする熱転写プリント用マーキングシートであって、
上記基材層3が、80℃以上、150℃以下の範囲内の
軟化温度を有するポリウレタン樹脂を主成分としてな
り、かつ、上記基材層3の軟化温度は、上記ホットメル
ト用接着剤層2の流動開始温度よりも高い構成である。
り、鮮明にフルカラー印刷・カッティングを行うことが
できるため、異なる複数色のマーキングシートを切り抜
いて貼り付けることなく任意の色彩表示を行うことがで
き、また、熱と圧力とにより容易に被接着体としての基
布62に接着させることができる。また、発色性、風合
いに優れ.熱転写後の仕上がりが良好で、鮮明な印刷画
像を得ることができると共に、インク密着性がよいため
に印刷落ちが殆どなく、被接着体としての基布62への
接着力も強いために、洗濯やドライクリーニングにも十
分耐えることができる。
材層3が隠蔽性を有することから、上記基材層3におけ
る印刷部3a(インク浸透部)よりも下方の領域、すな
わち、印刷によるインク非浸透部3bが、隠蔽層として
機能するため、生地色の影響をあまり受けず、隠蔽性に
優れている。
ントによる印刷性並びに隠蔽性に優れ、かつ、洗濯やド
ライクリーニング後のインク密着性に優れた、ホットメ
ルト可能な所謂ワッペン・マーキングシートを提供する
ことができる。
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。また、実施例および比較例で得
られたマーキングシートの各種性能は、以下の方法によ
り評価した。
て5段階評価した。なお、印刷性は、数字が高いほど、
図2(b)に示すマーキングシートのリボン転写性が良
好であることを示す。なお、リボン転写性とは、印刷時
に各色のインクリボンが、正常に、スムーズに巻き取ら
れながら印刷されるかどうかを示す。リボン転写性が悪
いと基材層3にインクリボンが付着し、これがひどい場
合、インクリボンが切れる。
を目視にて5段階評価した。発色性は、数字が高いほ
ど、相対的に、光沢があり、発色性が良好であることを
示す。
に基づいて30回の洗濯後、基材層表面のインクの密着
状態を目視にて5段階評価した。洗濯後のインク密着性
は、数字が高いほど、上記洗濯試験後のインクの密着状
態が良好であることを示し、数字が低いものほど、相対
的に印刷落ちしていることを示す。なお、洗濯後のイン
ク密着性が「4.5」とは、「4」と「5」との間の評
価を示し、洗濯後のインク密着性が「5」に極めて近い
場合を示す。
リーニング試験に基づいて5回、ドライクリーニングを
行った後、基材層表面のインクの密着状態を目視にて5
段階評価した。ドライクリーニング後のインク密着性
は、数字が高いほど、上記ドライクリーニング後のイン
クの密着状態が良好であることを示し、数字が低いもの
ほど、相対的に印刷落ちしていることを示す。
調べた。以下に示す表5中、「○」は目視並びに触感と
も良好であり、「△」は、「○」と比較してやや手触り
が硬いことを示す。
ングシートが、基布の生地色の影響を受けているか否か
について測定した。以下に示す表5中、「○」は熱圧着
後のマーキングシートが、基布の色に拘らず、生地色の
影響を全く受けていないことを示し、「△」は、生地色
が濃色の場合等、生地色によっては少し影響を受ける場
合を示す。
S K 6772に基づいて測定した。上記測定には、
アイコーエンジニアリング株式会社製の引張試験機「0
116S」(型番)を使用した。
(「PET75×1−TF」(商品名;ニッパ株式会社
製、75μm)を使用し、この上に、ホットメルト用の
接着剤「No.5576」(商品名;ノーテープ工業
製、流動開始温度50℃)、「レザミンME−44L
P」(商品名;大日精化工業製一液型ポリウレタン樹
脂、軟化温度130℃)をこの順にラミネートして.図
2(a)に示すように、支持体層1上に、40μmのホ
ットメルト用接着剤層2、20μmの基材層3がこの順
に積層された積層体を得た。
材層3表面に、熱転写プリント機を用いて、熱転写温度
130℃にて所定の印刷を行い、目視にて印刷性、発色
性を調べた後、上記熱転写プリント・カット機を用いて
所定の形状に裁断した。なお、上記熱転写プリント・カ
ット機には、ローランドDG社製の「COLOR CA
MM PC600」を使用した。
材層3上に、該基材層3における印刷部3aを覆うよう
に、一旦、アプリケーションフィルム層4として、リン
テック社製のアプリケーションフィルム「AP−S」
(商品名;100μm)を貼り付けて必要部分を支持体
層1から剥ぎ取り、この剥ぎ取ったマーキングシート
を、図2(d)に示すように、600μmの厚みを有す
るナイロントリコットからなる基布62上に、上記ホッ
トメルト用接着剤層2が基布62と対面するように重ね
合わせ、熱圧着機61を用いて熱プレス温度150℃
で、荷重5.0×104 Paにて、20秒間、加熱、加
圧を行った。上記熱圧着機61としては、熱プレス機
「AF−54TII」(型番;奥野電器株式会社製)を使
用した。また、基布には、600μmの厚みを有するナ
イロントリコットを用いた。
ケーションフィルム層4を剥離し、印刷状態を目視確認
したところ、熱圧着後も画像が鮮明でかつ風合いが良好
なマーキング製品が得られた。
グ製品に対し、洗濯後のインク密着性並びにドライクリ
ーニング後のインク密着性について、前記した方法を用
いて評価した。この結果を、これら試験の総合評価と併
せて表1に示す。
樹脂(樹脂組成物)を用いて基材層を形成した以外は、
実施例1と同様の操作を行ってマーキングシート並びに
マーキング製品を得た。そして、実施例1と同様の方法
により、上記した各種性能を評価した。この結果を、こ
れら試験の総合評価と併せて表1〜4に示す。
レタン樹脂としては、「レザミンME−3134EL
P」(商品名;大日精化工業製)を使用した。また、1
30℃の軟化温度を有するポリウレタン樹脂としては、
「ME−44ELP」(商品名;大日精化製)を使用し
た。
B」(商品名;特殊色料製)を使用した。PVC、酢酸
ビニル樹脂には、大日精化工業製の白インク「MU−6
091」(商品名)を使用した。
を行って、基材層の厚みと風合い並びに隠蔽性との関係
を調べた。この結果を表5に示す。
をそれぞれ使用し、ホットメルト用接着剤を種々変更し
た以外は、実施例3と同様の操作を行って、マーキング
シートと基布との接着力との関係を調べた。この結果
を、各ホットメルト用の接着剤の流動開始温度と併せて
表6に示す。
例3と同様の操作を行って、マーキングシートと基布と
の接着力との関係を調べた。この結果を、相対的な経済
性評価並びに総合評価と併せて表7に示す。
並びに印刷性に優れ、熱転写により、鮮明で綺麗にフル
カラー印刷することができると共に、ホットメルトによ
るマーキングシートの溶融接着が可能であり、溶融接着
後の仕上がりの良好な、鮮明で綺麗なプリント画像(プ
リントパターン)を得ることができるマーキングシート
を提供するとができるという効果を奏する。
記基材層が、80℃以上、150℃以下の範囲内の軟化
温度を有するポリウレタン樹脂を主成分としてなること
で、インク密着性および風合いに優れ、洗濯やドライク
リーニングによる印刷落ちを抑えることができる。
性を有することから、生地色の影響をあまり受けない、
隠蔽性に優れたマーキングシートを提供することができ
るという効果を併せて奏する。
トの構成を模式的に示す概略構成図である。
かるマーキングシートの製造から基布への貼着までの工
程を示す図である。
製造から基布への貼着までの工程の一例を示す図であ
る。
Claims (10)
- 【請求項1】基材層を、表面に熱転写プリントが施され
る表皮層として備え、該基材層の裏面にホットメルト用
の接着剤からなる接着剤層が、該基材層と隣接して積層
されており、該基材層の表面に熱転写プリントを施すこ
とで任意の色彩表示を可能とする熱転写プリント用マー
キングシートであって、 上記基材層が、80℃以上、150℃以下の範囲内の軟
化温度を有するポリウレタン樹脂を主成分としてなり、
かつ、上記基材層の軟化温度は、上記接着剤の流動開始
温度よりも高く、かつ、ホットメルトによる当該熱転写
用マーキングシートの被着体への接着時に溶融しない温
度に設定されていることを特徴とする熱転写プリント用
マーキングシート。 - 【請求項2】上記接着剤の流動開始温度は50℃以上、
120℃以下の範囲内であることを特徴とする請求項1
記載の熱転写プリント用マーキングシート。 - 【請求項3】上記基材層が、ポリウレタン樹脂100重
量部に対して、アクリル樹脂を3重量部以上、20重量
部以下の範囲内で含む樹脂組成物からなることを特徴と
する請求項1または2記載の熱転写プリント用マーキン
グシート。 - 【請求項4】上記基材層が、ポリウレタン樹脂100重
量部に対して、ポリ塩化ビニルを6重量部以上、60重
量部以下の範囲内で含む樹脂組成物からなることを特徴
とする請求項1〜3の何れか1項に記載の熱転写プリン
ト用マーキングシート。 - 【請求項5】上記基材層が、ポリウレタン樹脂100重
量部に対して、酢酸ビニル樹脂を1重量部以上、50重
量部以下の範囲内で含む樹脂組成物からなることを特徴
とする請求項1〜4の何れか1項に記載の熱転写プリン
ト用マーキングシート。 - 【請求項6】上記基材層が、ポリウレタン樹脂100重
量部に対して、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を6重
量部以上、60重量部以下の範囲内で含む樹脂組成物か
らなることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記
載の熱転写プリント用マーキングシート。 - 【請求項7】上記基材層の厚みが5μm以上、100μ
m以下の範囲内であることを特徴とする請求項1〜6の
何れか1項に記載の熱転写プリント用マーキングシー
ト。 - 【請求項8】上記基材層の厚みが20μm以上、100
μm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1〜6
の何れか1項に記載の熱転写プリント用マーキングシー
ト。 - 【請求項9】上記接着剤層の厚みが20μm以上、10
0μm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1〜
8の何れか1項に記載の熱転写プリント用マーキングシ
ート。 - 【請求項10】上記基材層の軟化温度が、130℃であ
ることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の
熱転写プリント用マーキングシート。
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