JP2001301250A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001301250A
JP2001301250A JP2000126274A JP2000126274A JP2001301250A JP 2001301250 A JP2001301250 A JP 2001301250A JP 2000126274 A JP2000126274 A JP 2000126274A JP 2000126274 A JP2000126274 A JP 2000126274A JP 2001301250 A JP2001301250 A JP 2001301250A
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ratchet
image forming
forming apparatus
teeth
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Iwao Kawamura
巌 川村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度の部品が少なくても、記録媒体が搬送さ
れる距離(量)のばらつきなどに起因して画像品位が低
下せず、高品位の画像が得られる画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】記録紙11がピンチローラ20と搬送ロー
ラ22によって矢印A方向に搬送されることを所定のタ
イミングで阻止する阻止機構30を組み込んだ。この阻
止機構30には、記録紙11を挟持しながら回転する一
対のローラ(ブレーキローラ32と押えローラ34)
や、ブレーキローラ32の長手方向一端部に固定されて
このブレーキローラ32と共に回転するラチェットギア
40などが備えられている。ラチェットギア40にラチ
ェット爪44を噛み込ませることにより記録紙11の搬
送を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙などの記録
媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記
録媒体に画像を形成するインクジェット方式の画像形成
装置が知られている。このインクジェット方式画像形成
装置は、例えば、インクが吐出する複数のインク吐出口
列が形成された印字ヘッドと、この印字ヘッドを搭載し
て所定の主走査方向に往復動するキャリッジと、この主
走査方向に直交する副走査方向(記録媒体搬送方向)に
記録紙を搬送する記録媒体搬送装置(以下、搬送装置と
いう)とを備えている。
【0003】記録紙に画像を形成する際は、搬送装置で
搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッジを上記
の主走査方向に往復動させながら、画像情報を担持した
画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐出し、
記録紙のうちインク吐出口に向き合う画像形成領域に位
置する部分に1バンド分の画像を形成する。この1バン
ドとは、記録紙のうち主走査方向に延びる帯状の部分を
いう。また、この1バンドの幅とは、副走査方向の長さ
(距離)をいい、インク吐出口列の長さに応じた長さと
なる。
【0004】1バンド分の画像を形成した後は、記録紙
を1バンドの幅だけ再び搬送して停止させ、再び、キャ
リッジを上記の主走査方向に往復動させながら、画像信
号に基づいてインク吐出口からインクを吐出し、記録紙
のうち画像形成領域に新たに位置する部分に画像を形成
する。このような動作を繰り返すことにより、記録紙に
画像を形成する。
【0005】上記した搬送装置は、一般に、記録紙を挟
持しながら回転する一対のローラと、この一対のローラ
のいずれかを回転させるモータと、このモータの駆動力
を一対のローラに伝達する複数のギアなどから構成され
ている。記録紙を搬送させる際には、モータを駆動さ
せ、複数のギアを介してモータの駆動力を一対のローラ
のいずれかに伝達し、一対のローラを回転させる。これ
により、一対のローラに挟持された記録紙が搬送され
る。
【0006】インクジェット方式の画像形成装置では、
上述したように、記録紙を1バンドの幅だけ搬送して一
旦(一時的に)停止させ、この停止中に1バンド分の画
像を形成し、その後、記録紙を再び1バンドの幅だけ搬
送して一旦停止させ、この停止中に1バンド分の画像を
形成する。このため、記録紙が正確に1バンドの幅だけ
搬送されない場合は、画像品位が低下するおそれがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】記録紙を正確に1バン
ドの幅だけ搬送するためには、搬送装置が記録紙を搬送
する際の搬送精度(バンド送り量の精度)を高める必要
がある。この搬送精度を高精度にするために、搬送装置
に組み込まれている複数のギアなどの各種部品は高精度
に製造されたものであり、また、これら各種部品が高精
度に組立てられている。さらに、高い搬送精度に保つよ
うに搬送装置を維持・管理する必要もある。このよう
に、高い搬送精度を得るために、従来は、高精度の多数
の部品が必要であるという問題がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、高精度の部品
が少なくても、記録媒体が搬送される距離(量)のばら
つきなどに起因して画像品位が低下せず、高品位の画像
が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像形成装置は、所定の搬送方向に搬送され
る記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
(1)記録媒体が上記搬送方向に搬送されることを所定
のタイミングで阻止する阻止手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0010】ここで、(2)上記画像形成装置は、記録
媒体を上記搬送方向に搬送する搬送手段を備え、(3)
上記阻止手段は、上記搬送手段が記録媒体を上記搬送方
向に搬送することを上記所定のタイミングで阻止するも
のであってもよい。
【0011】また、上記画像形成装置は、(4)インク
を吐出する印字ヘッドを搭載して上記搬送方向に交差す
る主走査方向に往復動するキャリッジを備え、(5)記
録媒体の搬送を上記阻止手段で阻止した状態で、上記キ
ャリッジを上記主走査方向に往復動させながら記録媒体
に上記印字ヘッドからインクを吐出して画像を形成する
ものであってもよい。
【0012】さらに、上記阻止手段は、(6)上記搬送
方向に搬送されている記録媒体を挟持しながら回転する
一対のローラと、(7)この一対のローラの回転を上記
所定のタイミングで停止させる停止部材とを備えたもの
であってもよい。
【0013】さらにまた、上記停止部材は、(8)上記
一対のローラのうち一方のローラの長手方向一端部に固
定されてこの一方のローラと共に回転する、複数の歯が
所定のピッチで形成されたラチェットギアと、(9)上
記所定のタイミングで上記歯に当接して上記ラチェット
ギアの回転を阻止するラチェット爪とを備えたものであ
ってもよい。
【0014】さらにまた、上記停止部材は、(10)上
記ラチェット爪を上記ラチェットギアの歯に所定のタイ
ミングで当接させるソレノイドを備えたものであっても
よい。
【0015】さらにまた、上記停止部材は、(11)上
記キャリッジが上記主走査方向の一端近傍の所定位置に
到達したときに、上記ラチェットギアの歯に当接してい
る上記ラチェット爪がこの歯から外れるものであっても
よい。
【0016】さらにまた、上記ラチェット爪は、(1
2)上記主走査方向の両端近傍それぞれに配置されて連
動する一対のものであり、かつ、(13)上記主走査方
向の両端近傍のいずれに到達した上記キャリッジによっ
ても上記一対のものが同時に動かされて上記歯から外れ
るものであってもよい。
【0017】さらにまた、上記停止部材は、(14)上
記ラチェット爪が上記複数の歯に当接する当接位置を変
更できるものであり、かつ、この当接位置の変更に伴っ
て上記複数の歯のピッチが変わるものであってもよい。
【0018】さらにまた、(15)上記ラチェットギア
は、上記一対のローラのうちの一方のローラの長手方向
両端部それぞれに固定された、互いに半ピッチずつずれ
た複数の歯が形成された一対のものであり、(16)上
記ラチェット爪は、上記一対のラチェットギアそれぞれ
の歯に所定のタイミングで当接するものであってもよ
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の画
像形成装置の実施形態を説明する。
【0020】図1を参照して、本発明の一実施形態を説
明する。
【0021】図1は、画像形成装置の一実施形態である
プロッタの概略構成を示す斜視図である。
【0022】プロッタ10は、矢印A方向に搬送される
記録紙11が載置されるプラテン12を備えている。こ
のプラテン12の上方には、プラテン12に対して平行
に2本のガイドレール14が掛け渡されている。ガイド
レール14には、モータ(図示せず)とベルト(図示せ
ず)によって矢印B方向(本発明にいう主走査方向の一
例であり、矢印A方向に直交する方向)に往復動するキ
ャリッジ16がスライド軸受(図示せず)を介して取り
付けられている。キャリッジ16には4つの印字ヘッド
18K(ブラック、図示せず),18C(シアン),1
8M(マゼンタ),18Y(イエロー)が着脱自在に搭
載されている。なお、ガイドレール14の長手方向両端
部は一対の側板24(一枚のみ示す)に固定されてい
る。
【0023】各印字ヘッド18K,18C,18M,1
8Yには、インクが吐出する複数のインク吐出口(図示
せず)が形成されている。インク吐出口の前方は、画像
が形成される画像形成領域19であり、記録紙11のう
ちこの画像形成領域19に位置する部分に、所定のタイ
ミングでインク吐出口からインクが吐出されて1バンド
分の画像が形成される。その後、ピンチローラ20と搬
送ローラ22で記録紙11を1バンドの幅だけ搬送して
停止させ、再び、キャリッジ16を矢印B方向に往復動
させながら、画像信号に基づいてインク吐出口からイン
クを吐出し、記録紙11のうち、画像形成領域に新たに
位置する部分に画像を形成する。このような動作を繰り
返すことにより記録紙11に画像を形成する。なお、上
記したピンチローラ20と搬送ローラ22によって、本
発明にいう搬送手段の一例が構成されている。
【0024】ピンチローラ20と搬送ローラ22は、上
述したように、記録紙11を1バンドの幅だけ搬送して
一時的に停止させる動作を繰り返す。搬送ローラ22は
複数のギア(図示せず)を介して駆動モータ(図示せ
ず)に接続されており、駆動モータの駆動力は複数のギ
アによって搬送ローラ22に伝達される。従って、ピン
チローラ20と搬送ローラ22が記録紙11を搬送する
ときの搬送精度を高精度にして、記録紙11を正確に1
バンドの幅だけ搬送して停止させるためには、複数のギ
アを高精度に作製しておく必要がある。しかし、ここで
は、後述するように、プロッタ10に阻止機構(本発明
にいう阻止手段である)を組み込んでいるので、複数の
ギアなどは高精度であるに及ばない。
【0025】図2と図3を参照して、上記した阻止機構
の第1例を説明する。
【0026】図2は、阻止機構の第1例を示す斜視図で
あり、図3は、図2の阻止機構を矢印C方向から視た側
面図である。これらの図では、図1に示す構成要素と同
一の構成要素には同一の符号が付されている。なお、こ
れらの図では、図1に示す4つの印字ヘッド18K,1
8C,18M,18Yをまとめて印字ヘッド18として
示している。
【0027】阻止機構30は、記録紙11がピンチロー
ラ20と搬送ローラ22によって矢印A方向に搬送され
ることを所定のタイミングで阻止するものである。この
ように記録紙11の搬送を阻止するために、阻止機構3
0には、記録紙11を挟持しながら回転する一対のロー
ラ(ブレーキローラ32と押えローラ34)や、ブレー
キローラ32の長手方向一端部に固定されてこのブレー
キローラ32と共に回転するラチェットギア40などが
備えられている。
【0028】画像形成領域19よりも搬送方向(矢印A
方向)のやや上流側には、記録紙11を挟持しながら回
転するブレーキローラ32と押えローラ34が配置され
ている。ブレーキローラ32と押えローラ34は、主走
査方向(矢印B方向)に延びる円柱状もしくは円筒状の
ものである。ブレーキローラ32の長手方向両端部はそ
れぞれ一対の側板24(図1参照)に軸受38を介して
回転自在に固定されている。なお、図1では、一つの側
板24だけが示されている。また、押えローラ34は、
ブレーキローラ32をその上から押さえ付けている。
【0029】後述するようにブレーキローラ32が自在
に回転できる状態の場合、ブレーキローラ32と押えロ
ーラ34に挟持されている記録紙11が矢印A方向に搬
送されるに伴って、ブレーキローラ32も押えローラ3
4も回転する。一方、ブレーキローラ32の回転が阻止
されている場合、ブレーキローラ32と押えローラ34
に挟持されている記録紙11が矢印A方向に搬送されよ
うとしても、記録紙11のうち挟持されている部分は全
く動けず、微動だにしない。従って、この場合、記録紙
11の搬送が阻止されることとなる。
【0030】ブレーキローラ32の回転を阻止(禁止)
して停止させるために、ブレーキローラ32の長手方向
一端部にはラチェットギア40が固定されている。ま
た、ラチェットギア40の近傍には、ラチェットギア4
0の歯42に当接するラチェット爪44が配置されてい
る。
【0031】ラチェットギア40は、ブレーキローラ3
2と同軸になるようにその長手方向一端部に固定されお
り、ブレーキローラ32と共に回転する。このラチェッ
トギア40には、複数の歯42が所定のピッチPで形成
されている。このピッチPは、記録紙11の1バンドの
幅に正確に対応している。従って、ブレーキローラ32
がピッチPの分だけ回転すると、記録紙11は正確に1
バンドの幅だけ搬送されることとなる。
【0032】ラチェット爪44は、ラチェットギア40
の歯42に所定のタイミングで当接する。これにより、
ブレーキローラ32の回転が阻止されて、記録紙11が
搬送されることも阻止される(禁止される)。ラチェッ
ト爪44は、回動軸46を中心にして所定角度だけ回動
する。
【0033】ラチェット爪44は、その側方から視た場
合、三角形状のものである。この三角形状の底辺の一端
部に回動軸46が配置されている。また、回動軸46の
近傍部分はソレノイド48に連結されている。回動軸4
6を挟んでソレノイド48に連結された部分とは反対の
側の部分(底辺の他端部)には、引張コイルばね50の
一端が固定されている。引張コイルばね50の他端はプ
ロッタ10の本体に固定されている。また、三角形状の
頂点には、ラチェットギア40の歯42に直接に接触し
て当接する当接面44bが形成されている。
【0034】引張コイルばね50は、ラチェット爪44
が下方(矢印D方向とは反対の方向)に回動するように
ラチェット爪44を付勢している。このため、ソレノイ
ド48がオフのときは、ラチェット爪44の下面44a
がラチェットギア40のフランジ40aに突き当たる。
これにより、ラチェット爪44の当接面44bが歯42
に当接する位置が決められる。このように当接面44b
が歯42に当接しているときは、ブレーキローラ32が
回転できない。即ち、記録紙11が矢印A方向に搬送さ
れることは阻止される。
【0035】一方、ソレノイド48がオンされたとき
は、引張コイルばね50の付勢力に打ち勝ってラチェッ
ト爪44が上方(矢印D方向)に回動する。この場合、
ラチェット爪44が歯42から外れるので、ブレーキロ
ーラ32が回転できる。
【0036】記録紙11に画像が形成されているとき
は、即ち、キャリッジ16が主走査方向に走査しながら
印字ヘッド18からインクが吐出しているときは、ソレ
ノイド48がオフされており、ラチェット爪44の当接
面44bが歯42に当接してブレーキローラ32が回転
できないようになっている。
【0037】画像の形成が終了した後に記録紙11を1
バンドの幅だけ搬送する場合、先ず、ソレノイド48を
オンしてラチェット爪44を歯42から外す。この状態
で、駆動ローラ22を回転させて記録紙11を搬送し始
める。記録紙11が1バンドの幅だけ搬送される以前に
(本発明にいう所定のタイミングの一例である)ソレノ
イド48をオンする。これにより、ラチェット爪44が
降下してくるが、当接面44bが歯42と歯42の間に
位置しているので、当接面44bは歯42に当接してい
ない。従って、記録紙11の搬送によってブレーキロー
ラ32は回転し続ける。
【0038】ブレーキローラ32が、ピッチPに相当す
る角度だけ回転すると、ラチェット爪44の当接面44
bが歯42に突き当たって当接する。これにより、ブレ
ーキローラ32が回転できなくなる(回転が阻止され
る)。上述したように、ピッチPは記録紙11の1バン
ドの幅に正確に対応しており、ブレーキローラ32がピ
ッチPの分だけ回転すると、記録紙11は正確に1バン
ドの幅だけ搬送される。従って、画像の形成が終了した
後に記録紙11を1バンドの幅だけ搬送する場合、ソレ
ノイド48をオンし、その後に、所定のタイミングでソ
レノイド48をオフすることにより、記録紙11が正確
に1バンドの幅だけ搬送されたことになる。
【0039】当接面44bが歯42に当接した状態で搬
送ローラ22を僅かに回転させる。これにより、記録紙
11のうちブレーキローラ32と押えローラ34で挟持
された部分からピンチローラ20と搬送ローラ22で挟
持された部分までの弛みが解消される。この後、印字ヘ
ッド18からインクを吐出して記録紙11に1バンド分
の画像を形成する。このようにして1バンド分の画像を
形成した後は、上記の動作を繰り返す。この結果、記録
紙11が正確に1バンドの幅ずつ搬送されるので、搬送
量のむらに起因する画像品位の低下を防止できる。
【0040】また、駆動モータ(図示せず)の駆動力を
搬送ローラ22に伝達する複数のギア(図示せず)の精
度が低くても、ラチェットギア40とブレーキローラ3
2を高精度に作製すると共にこれらの組立て精度を高め
てさえおけば、記録紙11が正確に1バンドの幅ずつ搬
送される。従って、高精度の部品点数が少なくても、記
録媒体が搬送される距離(量)のばらつきなどに起因し
て画像品位が低下せず、高品位の画像が得られる。
【0041】図4と図5を参照して、阻止機構の第2例
を説明する。
【0042】図4は、阻止機構の第2例を示す斜視図で
あり、図5は、図4の阻止機構を矢印C方向から視た側
面図である。これらの図では、図2と図3に示す構成要
素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
【0043】この第2例の阻止機構60の特徴は、第1
例のソレノイド48に代わるものとして、キャリッジ1
60を利用した点にある。キャリッジ160のうちラチ
ェット爪70に向き合う部分には、ラチェット爪70を
矢印D方向に回動させるための傾斜面162が形成され
ている。
【0044】ラチェット爪70は、ラチェット爪44と
ほぼ同様の位置に配置されている。ラチェット爪70の
形状はラチェット爪44に似ているが、ラチェット爪7
0にはソレノイド48が連結されていない。ラチェット
爪70のうち回動軸46を挟んで当接面44bとは反対
側の部分には、上方に突出した突出アーム72が形成さ
れている。キャリッジ160が画像形成領域外(本発明
にいう主走査方向の一端近傍の所定位置の一例である)
に到達したときに、その傾斜面162が突出アーム72
に突き当たる。これによりラチェット爪70が矢印D方
向に回動し、図5に示す二点鎖線の位置に位置する。こ
の二点鎖線の位置にラチェット爪70が位置している場
合、ラチェット爪70の当接面44bは歯42に当接せ
ずに歯42から離れている。
【0045】一方、キャリッジ160が画像形成領域内
に位置しているときは、傾斜面162が突出アーム72
から外れて(離れて)いるので、ラチェット爪70は、
図5の実線で示す位置に位置している。この実線で示す
位置にラチェット爪70が位置している場合、ラチェッ
ト爪70の当接面44bは歯42に当接しており、ブレ
ーキローラ32は矢印E方向に回転できない。
【0046】記録紙11に画像が形成されているとき
は、即ち、キャリッジ160が画像形成領域内で主走査
方向に走査しながら印字ヘッド18からインクが吐出し
ているときは、上述したように、ラチェット爪70の当
接面44bは歯42に当接しており、ブレーキローラ3
2は矢印E方向に回転できない。
【0047】画像の形成が終了した後に記録紙11を1
バンドの幅だけ搬送する場合、キャリッジ160を画像
形成領域外に移動させ、所定位置でその傾斜面162を
突出アーム72に突き当てる。これにより、上述したよ
うに、ラチェット爪70が矢印D方向に回動し、その当
接面44bが歯42から離れる。この状態で、駆動ロー
ラ22を回転させて記録紙11を搬送し始める。記録紙
11が1バンドの幅だけ搬送される以前に(本発明にい
う所定のタイミングの一例である)キャリッジ160を
画像形成領域方向に移動させる。これにより、ラチェッ
ト爪70が降下してくるが、当接面44bが歯42と歯
42の間に位置しているので、当接面44bは歯42に
当接していない。従って、記録紙11の搬送によってブ
レーキローラ32は回転し続ける。
【0048】ブレーキローラ32が、ピッチPに相当す
る角度だけ回転すると、ラチェット爪70の当接面44
bが歯42に突き当たって当接する。これにより、ブレ
ーキローラ32が回転できなくなる(回転が阻止され
る)。上述したように、ピッチPは記録紙11の1バン
ドの幅に正確に対応しており、ブレーキローラ32がピ
ッチPの分だけ回転すると、記録紙11は正確に1バン
ドの幅だけ搬送される。当接面44bが歯42に当接し
た状態で搬送ローラ22を僅かに回転させる。これによ
り、記録紙11のうちブレーキローラ32と押えローラ
34で挟持された部分からピンチローラ20と搬送ロー
ラ22で挟持された部分までの弛みが解消される。この
後、キャリッジ160を走査させながら印字ヘッド18
からインクを吐出して記録紙11に1バンド分の画像を
形成する。このようにして1バンド分の画像を形成した
後は、上記の動作を繰り返す。この結果、記録紙11が
正確に1バンドの幅ずつ搬送されるので、搬送量のむら
に起因する画像品位の低下を防止できる。
【0049】また、駆動モータ(図示せず)の駆動力を
搬送ローラ22に伝達する複数のギア(図示せず)の精
度が低くても、ラチェットギア40とブレーキローラ3
2を高精度に作製すると共にこれらの組立て精度を高め
てさえおけば、記録紙11が正確に1バンドの幅ずつ搬
送される。従って、高精度の部品点数が少なくても、記
録媒体が搬送される距離(量)のばらつきなどに起因し
て画像品位が低下せず、高品位の画像が得られる。
【0050】図6を参照して、阻止機構の第3例を説明
する。
【0051】図6は、阻止機構の第3例を示す斜視図で
ある。この図では、図4に示す構成要素と同一の構成要
素には同一の符号が付されている。
【0052】この第3例の特徴は、一対のラチェット爪
70,80を主走査方向の両端近傍に配置した点にあ
る。但し、一対のラチェット爪70,80のうちの一方
のラチェット爪70の近傍には、ラチェット爪70にラ
チェットギア40が噛み合うように配置されているが、
他方のラチェット爪80の近傍には、このラチェット爪
80に噛み合うラチェットギア40は配置されていな
い。
【0053】また、ラチェット爪70の回動軸46はラ
チェット爪80の回動軸84と一体化されて一本になっ
ている。従って、主走査方向(矢印B方向)に延びる回
動軸84によって2つのラチェット爪70,80が連結
されており、これらラチェット爪70,80は互いに連
動して回動する。
【0054】これらラチェット爪70,80はキャリッ
ジ170によって、図5のラチェット爪70と同様に回
動する。このために、キャリッジ170のうちラチェッ
ト爪70,80に向き合う部分にはそれぞれ、ラチェッ
ト爪70,80を矢印D方向に回動させるための傾斜面
172,174が形成されている。
【0055】キャリッジ170が画像形成領域外のうち
ラチェット爪70の近傍に到達した場合、その傾斜面1
72が突出アーム72に突き当たる。これによりラチェ
ット爪70が矢印D方向に回動し、図5に示す二点鎖線
のように位置する。この二点鎖線の位置にラチェット爪
70が位置している場合、ラチェット爪70の当接面4
4bは歯42に当接せずに歯42から離れている。な
お、この場合、2つのラチェット爪70,80は連動し
ているので、ラチェット爪80も、ラチェット爪70と
同様に、矢印D方向に回動している。
【0056】一方、キャリッジ170が画像形成領域外
のうちラチェット爪80の近傍に到達した場合、その傾
斜面174が突出アーム82に突き当たる。これにより
ラチェット爪80が矢印D方向に回動する。この回動に
伴って、ラチェット爪70は、図5に示す二点鎖線のよ
うに位置する。この二点鎖線の位置にラチェット爪70
が位置している場合、ラチェット爪70の当接面44b
は歯42に当接せずに歯42から離れている。
【0057】このように、キャリッジ170が主走査方
向両端のいずれの画像形成領域外に到達しても、ラチェ
ット70,80が矢印D方向に回動してラチェット爪7
0の当接面44bが歯42に当接せずに歯42から離れ
る。このため、ブレーキローラ32は回転できることと
なる。よって本実施形態では双方向印字が可能となる。
【0058】ここで、ラチェットギア40に形成されて
いる複数の歯42のピッチが1バンドの幅の1/2であ
るとする。また、キャリッジ170が主走査方向に往復
動しているときに印字ヘッド18(図1参照)から記録
紙11にインクを吐出して画像を形成するものとする
(いわゆる双方向印字をする)。この双方向印字の場
合、上述したように、キャリッジ170が主走査方向両
端のいずれの画像形成領域外に到達しても、ラチェット
70,80が矢印D方向に回動してラチェット爪70の
当接面44bが歯42に当接せずに歯42から離れる。
このため、ブレーキローラ32は回転できることとな
る。この結果、双方向印字であっても、高品位の画像を
形成できることとなる。
【0059】なお、2つのラチェット爪70,80を回
動軸84で連結せずに互いに独立に回動するようにして
もよい。この場合は、2つのラチェット爪70,80そ
れぞれの近傍にラチェットギアを配置しておくが、各ラ
チェットギアに形成された歯のピッチを半ピッチずつず
らしておく。これにより、上記と同様に、双方向印字で
あっても、高品位の画像を形成できることとなる。
【0060】図7、図8、図9を参照して、阻止機構の
第4例を説明する。
【0061】図7は、阻止機構の第4例を示す斜視図で
あり、図8は、図7の阻止機構を矢印C方向から視た側
面図である。また、図9は、ピッチの変更を示す模式図
である。これらの図では、図1と図2に示す構成要素と
同一の構成要素には同一の符号が付されている。
【0062】この第4例の阻止機構90の特徴は、ラチ
ェットギア40のピッチを変えて記録紙11の搬送量を
変更できる点にある。ラチェットギア40のピッチを変
えるために、阻止機構90は、ほぼ三角形状の調整板1
00と、この調整板100の頂点近傍に固定された偏心
コマ106とを備えている。
【0063】調整板100はプロッタ10(図1参照)
の本体に固定されている。調整板100の底辺近傍には
長孔102が形成されている。この長孔102にはビス
104が差し込まれており、このビス104を緩めるこ
とにより調整板100の位置を変えられる。また、偏心
コマ106は自在に回転させて任意の位置で固定され
る。
【0064】ラチェット爪44の下面44aは、図8に
示すように、偏心コマ106に載置される。従って、偏
心コマ106のうち下面44aが接触する部分の位置
(高さ)が変わった場合、図9に示すように、当接面4
4bが歯42に当接する位置も変わる。
【0065】上記のようにビス104を緩めて調整板1
00の位置を変えたり、偏心コマ106を回転させて任
意の位置で固定したりすることにより、図9に示すよう
に、ピッチPを例えばピッチP’に変えたり、ピッチ
P”に変えたりできる。従って、ラチェットギア40の
ピッチPを微調整できるので、記録紙11を搬送する精
度を更に向上でき、高品位の画像が得られる。
【0066】記録紙11に画像が形成されているとき、
即ち、キャリッジ16が主走査方向に走査しながら印字
ヘッド18からインクが吐出しているときは、ソレノイ
ド48がオフされており、ラチェット爪44の当接面4
4bが歯42に当接してブレーキローラ32が回転でき
ないようになっている。
【0067】画像の形成が終了した後に記録紙11を1
バンドの幅だけ搬送する場合、先ず、ソレノイド48を
オンしてラチェット爪44を歯42から外す。この状態
で、駆動ローラ22を回転させて記録紙11を搬送し始
める。記録紙11が1バンドの幅だけ搬送される以前に
(本発明にいう所定のタイミングの一例である)ソレノ
イド48をオンする。これにより、ラチェット爪44が
降下してその下面44aが偏心コマ106に載置される
が、当接面44bが歯42と歯42の間に位置している
ので、当接面44bは歯42に当接していない。従っ
て、記録紙11の搬送によってブレーキローラ32は回
転し続ける。
【0068】ブレーキローラ32が、ピッチPに相当す
る角度だけ回転すると、ラチェット爪44の当接面44
bが歯42に突き当たって当接する。これにより、ブレ
ーキローラ32が回転できなくなる(回転が阻止され
る)。上述したように、ピッチPは記録紙11の1バン
ドの幅に正確に対応するように調整できるので、ブレー
キローラ32がピッチPの分だけ回転すると、記録紙1
1は正確に1バンドの幅だけ搬送される。従って、画像
の形成が終了した後に記録紙11を1バンドの幅だけ搬
送する場合、ソレノイド48をオンし、その後に、所定
のタイミングでソレノイド48をオフすることにより、
記録紙11が正確に1バンドの幅だけ搬送されたことに
なる。
【0069】当接面44bが歯42に当接した状態で搬
送ローラ22を僅かに回転させる。これにより、記録紙
11のうちブレーキローラ32と押えローラ34で挟持
された部分からピンチローラ20と搬送ローラ22で挟
持された部分までの弛みが解消される。この後、印字ヘ
ッド18からインクを吐出して記録紙11に1バンド分
の画像を形成する。このようにして1バンド分の画像を
形成した後は、上記の動作を繰り返す。この結果、記録
紙11が正確に1バンドの幅ずつ搬送されるので、搬送
量のむらに起因する画像品位の低下を防止できる。
【0070】また、駆動モータ(図示せず)の駆動力を
搬送ローラ22に伝達する複数のギア(図示せず)の精
度が低くても、ラチェットギア40とブレーキローラ3
2を高精度に作製すると共にこれらの組立て精度を高め
ると共に、偏心コマ106の位置を適宜に変更してさえ
おけば、記録紙11が正確に1バンドの幅ずつ搬送され
る。従って、高精度の部品点数が少なくても、記録媒体
が搬送される距離(量)のばらつきなどに起因して画像
品位が低下せず、高品位の画像が得られる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、記録媒体が所定距離(所定量)ずつ搬送さ
れるように阻止手段でその搬送を所定のタイミングで阻
止できるので、記録媒体は常に正確に所定距離ずつ搬送
されることとなる。従って、阻止手段を高精度に作製し
ておくことにより、記録媒体が搬送される距離(量)の
ばらつきなどに起因して画像品位が低下せず、高品位な
画像が得られる。
【0072】ここで、画像形成装置は、記録媒体を上記
搬送方向に搬送する搬送手段を備え、上記阻止手段は、
上記搬送手段が記録媒体を上記搬送方向に搬送すること
を上記所定のタイミングで阻止するものである場合は、
搬送手段による記録媒体の搬送が阻止手段で阻止される
ので、記録媒体の搬送を所定のタイミングでいっそう確
実に阻止できる。
【0073】また、画像形成装置は、インクを吐出する
印字ヘッドを搭載して上記搬送方向に交差する主走査方
向に往復動するキャリッジを備え、上記搬送手段による
記録媒体の搬送を上記阻止手段で阻止した状態で、上記
キャリッジを上記主走査方向に往復動させながら記録媒
体に上記印字ヘッドからインクを吐出して画像を形成す
るものである場合は、阻止手段によって記録媒体の搬送
が阻止されるので、記録媒体を正確に所定距離(例えば
一バンド分の距離)だけ搬送して一旦停止させることが
できる。この結果、記録媒体の搬送される距離が正確に
なり、高品位な画像が得られる。また、記録媒体が所定
距離だけ搬送された時点で阻止手段がこの搬送を阻止で
きるので、搬送手段のみによる搬送精度が低くても、記
録媒体を正確に所定距離だけ搬送できる。
【0074】さらに、上記阻止手段は、上記搬送方向に
搬送されている記録媒体を挟持しながら回転する一対の
ローラと、この一対のローラの回転を上記所定のタイミ
ングで停止させる停止部材とを備えたものである場合
は、停止部材が一対のローラの回転を停止させるので、
記録媒体の搬送をいっそう確実に阻止できる。また、簡
易な構成の阻止手段が得られる。
【0075】さらにまた、上記停止部材は、上記一対の
ローラのうち一方のローラの長手方向一端部に固定され
てこの一方のローラと共に回転する、複数の歯が所定の
ピッチで形成されたラチェットギアと、上記所定のタイ
ミングで上記歯に当接して上記ラチェットギアの回転を
阻止するラチェット爪とを備えたものである場合は、ラ
チェット爪がラチェットギアの歯に所定のタイミングで
当接することによりこの回転が阻止されるので、一対の
ローラの回転を確実に停止できる。この結果、記録媒体
の搬送を所定のタイミングで確実に阻止できることとな
る。また、ラチェット爪とラチェットギアで構成される
ので簡易な構成の停止部材が得られる。さらに、複数の
歯のピッチを変えることにより、記録媒体の搬送距離を
変えられる。
【0076】さらにまた、上記停止部材は、上記ラチェ
ット爪を上記ラチェットギアの歯に所定のタイミングで
当接させるソレノイドを備えたものである場合は、ソレ
ノイドによってラチェット爪がラチェットギアの歯に所
定のタイミングで当接するので、ソレノイドを正確に制
御するだけで記録媒体の搬送を所定のタイミングで正確
に阻止できる。
【0077】さらにまた、上記停止部材は、上記キャリ
ッジが上記主走査方向の一端近傍の所定位置に到達した
ときに、上記ラチェットギアの歯に当接している上記ラ
チェット爪がこの歯から外れるものである場合は、キャ
リッジの移動でラチェット爪がラチェットギアの歯から
外れるので、このように離すための部品や部材が別途に
必要なく、その分、低コストにできる。
【0078】さらにまた、上記ラチェット爪は、上記主
走査方向の両端近傍それぞれに配置されて連動する一対
のものであり、かつ、上記主走査方向の両端近傍のいず
れに到達した上記キャリッジによっても上記一対のもの
が同時に動かされて上記歯から外れるものである場合
は、双方向印字が可能となり、ラチェットギアに形成さ
れた複数の歯のピッチを、例えば画像形成の際の半バン
ドに相当する距離にしておくと、記録媒体を半バンドず
つ搬送するようなときには都合が良い。
【0079】さらにまた、上記停止部材は、上記ラチェ
ット爪が上記複数の歯に当接する当接位置を変更できる
ものであり、かつ、この当接位置の変更に伴って上記複
数の歯のピッチが変わるものである場合は、ラチェット
爪が歯に当接するときの当接位置を変更することにより
歯のピッチも変わるので、一対のローラの回転を停止さ
せるタイミングを変えられる。この結果、記録媒体が搬
送される距離(例えば一バンドの幅)も変更できる。
【0080】さらにまた、上記ラチェットギアは、上記
一対のローラのうちの一方のローラの長手方向両端部そ
れぞれに固定された、互いに半ピッチずつずれた複数の
歯が形成された一対のものであり、上記ラチェット爪
は、上記一対のラチェットギアそれぞれの歯に所定のタ
イミングで当接するものである場合は、双方向印字が可
能となり、又一対のラチェットギアに形成された複数の
歯のピッチが互いに半ピッチずつずれているので、半ピ
ッチが半バンドに等しければ、例えば記録媒体を半バン
ドずつ搬送するようなときは都合が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態であるプロ
ッタの概略構成を示す斜視図である。
【図2】阻止機構の第1例を示す斜視図である。
【図3】図2の阻止機構を矢印C方向から視た側面図で
ある。
【図4】阻止機構の第2例を示す斜視図である。
【図5】図4の阻止機構を矢印C方向から視た側面図で
ある。
【図6】阻止機構の第3例を示す斜視図である。
【図7】阻止機構の第4例を示す斜視図である。
【図8】図7の阻止機構を矢印C方向から視た側面図で
ある。
【図9】ピッチの変更を示す模式図である。
【符号の説明】 10 プロッタ 16,160,170 キャリッジ 18 印字ヘッド 30,60,90 阻止機構 32 ブレーキローラ 34 押えローラ 40 ラチェットギア 42 歯 44,70,80 ラチェット爪 48 ソレノイド 50 引張コイルばね 100 調整板 106 偏心コマ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送方向に搬送される記録媒体に
    画像を形成する画像形成装置において、 記録媒体が前記搬送方向に搬送されることを所定のタイ
    ミングで阻止する阻止手段を備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送
    手段を備え、 前記阻止手段は、 前記搬送手段が記録媒体を前記搬送方向に搬送すること
    を前記所定のタイミングで阻止するものであることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 インクを吐出する印字ヘッドを搭載して
    前記搬送方向に交差する主走査方向に往復動するキャリ
    ッジを備え、 記録媒体の搬送を前記阻止手段で阻止した状態で、前記
    キャリッジを前記主走査方向に往復動させながら記録媒
    体に前記印字ヘッドからインクを吐出して画像を形成す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記阻止手段は、 前記搬送方向に搬送されている記録媒体を挟持しながら
    回転する一対のローラと、 該一対のローラの回転を前記所定のタイミングで停止さ
    せる停止部材とを備えたものであることを特徴とする請
    求項1,2,又は3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記停止部材は、 前記一対のローラのうち一方のローラの長手方向一端部
    に固定されて該一方のローラと共に回転する、複数の歯
    が所定のピッチで形成されたラチェットギアと、 前記所定のタイミングで前記歯に当接して前記ラチェッ
    トギアの回転を阻止するラチェット爪とを備えたもので
    あることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記停止部材は、 前記ラチェット爪を前記ラチェットギアの歯に所定のタ
    イミングで当接させるソレノイドを備えたものであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記停止部材は、 前記キャリッジが前記主走査方向の一端近傍の所定位置
    に到達したときに、前記ラチェットギアの歯に当接して
    いる前記ラチェット爪が該歯から外れるものであること
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ラチェット爪は、 前記主走査方向の両端近傍それぞれに配置されて連動す
    る一対のものであり、かつ、 前記主走査方向の両端近傍のいずれに到達した前記キャ
    リッジによっても前記一対のものが同時に動かされて前
    記歯から外れるものであることを特徴とする請求項7に
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記停止部材は、 前記ラチェット爪が前記複数の歯に当接する当接位置を
    変更できるものであり、かつ、該当接位置の変更に伴っ
    て前記複数の歯のピッチが変わるものであることを特徴
    とする請求項5から8までのうちのいずれか一項に記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記ラチェットギアは、 前記一対のローラのうちの一方のローラの長手方向両端
    部それぞれに固定された、互いに半ピッチずつずれた複
    数の歯が形成された一対のものであり、 前記ラチェット爪は、 前記一対のラチェットギアそれぞれの歯に所定のタイミ
    ングで当接するものであることを特徴とする請求項7に
    記載の画像形成装置。
JP2000126274A 2000-04-20 2000-04-20 画像形成装置 Withdrawn JP2001301250A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109051898A (zh) * 2018-08-29 2018-12-21 宁波得力科贝技术有限公司 打印机进纸机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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