JP2001058742A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001058742A
JP2001058742A JP11234697A JP23469799A JP2001058742A JP 2001058742 A JP2001058742 A JP 2001058742A JP 11234697 A JP11234697 A JP 11234697A JP 23469799 A JP23469799 A JP 23469799A JP 2001058742 A JP2001058742 A JP 2001058742A
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Japan
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sheet
unit
image forming
gear
forming apparatus
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JP11234697A
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Yasuo Miyauchi
靖雄 宮内
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択的にレジスト動作を行うことができると
共に、レジスト動作を行った場合でも確実に画像形成を
行うことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 搬送手段302の駆動をクラッチ手段に
より選択的に給紙手段102に伝達し、給紙手段102
を回転させてシートSを送り出した後、搬送手段302
によりシートSを移動部201に搭載された画像形成手
段201Aの下方に搬送して画像を形成する。また、給
紙の際、移動部201を待機位置から第1又は第2の給
紙位置に移動させる一方、移動部201が第1の給紙位
置に移動した際にはクラッチ手段をONとして給紙手段
102を回転させると共に給紙手段102のシート搬送
方向を搬送手段302と同方向とし、第2の給紙位置に
移動した際にはクラッチ手段をONとして給紙手段10
2を回転させると共に給紙手段102のシート搬送方向
を搬送ローラと逆方向とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置に設
けられた給紙手段及び搬送手段の駆動に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の一例として、シー
ト収納部に収納されたシートを給紙ローラにより送り出
した後、搬送ローラによりシートをシート搬送方向と直
交する方向に往復動するキャリッジに搭載された印字ヘ
ッドの下方に搬送して画像を形成するようにしたインク
ジェットプリンタがある。そして、このようなインクジ
ェットプリンタとしては、特開平11−79465号公
報に示されているもののように搬送精度に悪影響を与え
ずにレジスト動作(シートの先端揃え)が可能なものが
ある。
【0003】ここで、このようなレジスト動作が可能な
インクジェットプリンタは、給紙ローラ側に、例えば装
置本体に設けられたモータの駆動力を給紙ローラに選択
的に駆動伝達するためのクラッチ手段を設けると共に、
搬送ローラ側には歯車の移動により駆動伝達を断つ断接
手段を設けるようにしている。
【0004】なお、断接手段としてはスライドする連結
歯車を備え、給紙時、この連結歯車を移動させて搬送ロ
ーラを駆動させるための搬送歯車との接続を切り、給紙
後は、バネによって連結歯車を搬送歯車と接続する元の
位置に復帰させるようになっている。また、これらクラ
ッチ手段や断接手段の動作は、キャリッジの移動を利用
して行うようにしている。
【0005】そして、このように構成することにより、
通常の搬送状態では搬送ローラだけが回転し、給紙時に
は断接手段によって搬送ローラが停止する一方、クラッ
チ手段の結合により給紙ローラが回転する。これによ
り、給送されたシートは停止中の搬送ローラに突き当た
ってループを形成し、レジスト動作が行われる。
【0006】これによれば、搬送時には搬送ローラの駆
動にクラッチ機構は介在しないので搬送精度に悪影響を
与えることはない。また、キャリッジの移動を利用して
クラッチ手段や断接手段を動作させることができるの
で、部品数が極端に増えるようなこともないから、低コ
ストでレジスト動作が可能な給紙装置を構成することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年プ
リンタの高速化が進み、その中で給紙時間の短縮が大き
な課題となってきている。このため、給紙手段側で、で
きるだけ斜行しないような対策をとって、プリンタ本体
としてはレジスト動作を行わずにできるだけ早く給紙動
作を終らせるようにしたものがある。
【0008】ところが、既述した従来のインクジェット
プリンタにおいては、キャリッジの給紙ポジションは当
然1つであり、全ての印字モード及び全ての種類のシー
トでレジスト動作が行われることになる。ここで、この
ように構成した場合には良好な印字状態が得られる反
面、常にシートにループを形成してから搬送ローラを回
転させるレジスト動作を行うため余計な時間がかかり、
プリンタの高速化を図る上での障害となることがあっ
た。
【0009】一方、レジスト動作を既述した構成の断接
手段を用いて行う場合、給紙動作が始まると給紙負荷が
連結歯車に加わるため、噛み合った歯車同志には大きな
摩擦力が発生し、バネの力だけでは連結歯車が復帰移動
できなくなることがあった。そして、このように連結歯
車が復帰移動できなくなると、搬送ローラの回転が再開
されず、このためシートが搬送されず、シートに対する
画像形成を行うことができなくなることがあった。な
お、バネの力を極端に大きくすれば、連結歯車を復帰移
動させることが可能になるが、その分だけキャリッジで
押し込む時の負荷も増大することになり好ましくない。
【0010】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、選択的にレジスト動作を行うこ
とができると共に、レジスト動作を行った場合でも確実
に画像形成を行うことのできる画像形成装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート収納部
に収納されたシートを給紙手段により送り出した後、搬
送手段により前記シートをシート搬送方向と直交する方
向に往復動する移動部に搭載された画像形成手段の下方
に搬送して画像を形成するようにした画像形成装置にお
いて、前記搬送手段を回転させる駆動源と、前記駆動源
による前記搬送手段の駆動を選択的に前記給紙手段に伝
達して該給紙手段を回転させるクラッチ手段と、前記移
動部を給紙の際、待機位置から第1又は第2の給紙位置
に移動させる位置制御手段と、前記移動部が前記第1の
給紙位置に移動した際には前記クラッチ手段をONとし
て前記給紙手段を回転させると共に該給紙手段のシート
搬送方向を前記搬送手段と同方向とし、前記第2の給紙
位置に移動した際には前記クラッチ手段をONとして前
記給紙手段を回転させると共に該給紙手段のシート搬送
方向を搬送ローラと逆方向とする駆動切換え手段と、を
備えたことを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記駆動切換え手段は、前
記移動部の前記待機位置と第1又は第2の給紙位置との
間の往復動に連動して往復動する移動部材と、該移動部
材の往復動に連動して前記クラッチ手段をON・OFF
するクラッチ作動部と、前記移動部材の往復動に連動し
て前記給紙手段に前記搬送手段の回転方向をそのまま、
あるいは逆転して伝達する伝達手段とを備えていること
を特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記位置制御手段は、給紙
の際、記録モード又はシートの種類に応じて前記移動部
を前記待機位置から前記第1又は第2の給紙位置に移動
させることを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、前記記録モードは画像形成
速度優先のモードと、形成画像の品位優先のモードであ
り、前記位置制御手段は前記移動部を、前記画像形成速
度優先のモードのときには第1の給紙位置に、前記形成
画像の品位優先のモードのときには第2の給紙位置にそ
れぞれ移動させることを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、前記移動部が前記第1の位
置に移動した際には前記搬送手段と前記給紙手段とを同
じシート搬送方向に回転させてシートの先端揃えをせず
に給紙し、前記第2の位置に移動した際には前記搬送手
段が搬送方向と逆方向に回転している時に前記給紙手段
を給紙方向に回転させてシートを該搬送手段に突き当て
て先端揃えを行うようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0016】また本発明は、前記位置制御手段は、前記
移動部を前記第1の位置に移動した際には前記搬送手段
が所定回転する間だけ該第1の位置に留めた後、前記待
機位置に戻し、前記第2の位置に移動した際には前記先
端揃え動作が終るまで該第2の位置に留めた後、前記待
機位置に戻すようにしたことを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記第2の位置に移動した
移動部が前記待機位置に戻った後に前記搬送手段が搬送
方向に回転するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0018】また本発明は、前記第2の位置に移動した
移動部が前記待機位置に戻った後に前記搬送手段を正逆
転させ、この後、該搬送手段を搬送方向に回転させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記移動部が待機位置に戻
った後の前記搬送手段の正逆転の際の回転速度を、その
前後の正逆転の際の回転速度よりも遅くしたことを特徴
とするものである。
【0020】また本発明のように、駆動源による搬送手
段の駆動をクラッチ手段により選択的に給紙手段に伝達
して給紙手段を回転させ、シート収納部に収納されたシ
ートを給紙手段により送り出した後、搬送手段によりシ
ートをシート搬送方向と直交する方向に往復動する移動
部に搭載された画像形成手段の下方に搬送して画像を形
成する。また、給紙の際、移動部を位置制御手段により
待機位置から第1又は第2の給紙位置に移動させる一
方、駆動切換え手段により、移動部が第1の給紙位置に
移動した際にはクラッチ手段をONとして給紙手段を回
転させると共に給紙手段のシート搬送方向を搬送手段と
同方向とし、第2の給紙位置に移動した際にはクラッチ
手段をONとして給紙手段を回転させると共に給紙手段
のシート搬送方向を搬送ローラと逆方向とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の一例であるインクジェットプリンタの斜視
図、図2はその概略構成を示す要部側面図、図3はその
概略構成を示す要部平面図である。
【0023】図1〜図3において、100はインクジェ
ットプリンタ、101は給紙装置である。ここで、この
給紙装置101は、断面半月形の給紙手段である給紙ロ
ーラ102を備えており、シート収納部であるトレイ1
06の中に設けられた圧板106aに積載収納されたシ
ートSは、給紙ローラ102により送り出された後、搬
送手段である搬送ローラ302によりプラテン301上
に搬送され、この後シート搬送方向と直交する方向に移
動する移動部であるキャリッジ201に搭載された画像
形成部である印字ヘッド201Aによって印字が行われ
るようになっている。なお、310はシート検知セン
サ、201Bはキャリッジ201を移動させるための移
動軸である。
【0024】また、501は印字ヘッド201Aの目詰
まり等を回復して印字状態を良好に保つための回復手段
であり、この回復手段501は不図示のキャップ及びポ
ンプ手段を有している。
【0025】また、305は正逆転可能な駆動源である
パルスモータであり、このパルスモータ305からの駆
動力は減速ギア306を介して搬送ローラ302の一端
に固定された搬送ギア303に伝わって搬送ローラ30
2を回転させると共に、搬送ローラ302の他端に固定
されたLF出カギア304により、駆動伝達、切換えの
ためのギア列を有する駆動切換え手段600を介して給
紙手段101や回復手段601に伝えられるようになっ
ている。
【0026】次に、この駆動切換え手段600につい
て、図4〜図6を用いて説明する。なお、図4は駆動切
換え手段600の駆動伝達系のみを示す平面図、図5は
そのA方向矢視図、図6はB方向矢視図である。
【0027】図4〜図6において、601は駆動ベース
であり、この駆動ベース601には、LF出力ギア30
4(図3参照)から駆動を得るLF伝達ギア602と、
給紙手段101に駆動を伝えるASF出力ギア603
と、ポンプ手段503に駆動を伝えるP出力ギア604
等が配置されている。
【0028】そして、この駆動切換え手段600では、
LF伝達ギア602から入力される駆動力を、後述する
クラッチ手段によって給紙手段101やポンプ手段50
3に適宜、駆動伝達したり、伝達を切ったりできるよう
になっている。なお、この駆動切換え動作はキャリッジ
201(図2参照)の移動に伴って行うようになってい
る。
【0029】つまり、通常はパルスモータ305の駆動
は搬送ローラ302だけに伝達されるが、キャリッジ2
01が後述する第1又は第2の給紙位置に移動した時に
パルスモータ306を回転させると、駆動切換え手段6
00を介して給紙手段101あるいはポンプ手段503
へと駆動が伝わり、それぞれが動作するようになってい
る。
【0030】ところで、同図において、619はキャリ
ッジ201の移動に連動して矢印C方向へ移動する移動
部材であるスライダ、620はスライダ619の移動に
連動して回動軸620aを支点として回動する第1トリ
ガーレバー、622は第1トリガーレバー620の回動
に連動して後述するクラッチ手段をON・OFFする第
2トリガーレバーである。なお、これら第1及び第2ト
リガーレバー620,622によりクラッチ作動部が構
成される。
【0031】一方、図7は駆動切換え手段600のギア
列の構成を示す展開図であり、同図に示すように、キー
溝605aを有すると共に駆動ベース601(図4参
照)に回転自在に支持されている伝達軸605の両端近
傍には、LF伝達ギア602とP伝達ギア606がキー
部602a,606a(図5及び図6参照)によって回
転止めされ、かつスラスト方向にも固定されている。ま
た、伝達軸605の中央部にはスライドギア607がス
ラスト方向に移動可能に設けられており、このスライド
ギア607は不図示のキー部によって伝達軸605と一
緒に回転するようになっている。
【0032】なお、同図において、608はスライドギ
ア607が同図に示す位置にある時にスライドギア60
7と噛み合うアイドルギアであり、このアイドルギア6
08は、アイドルギア軸609を介して駆動ベース60
1に取り付けられている。
【0033】ここで、このようにスライドギア607と
アイドルギア608とが噛み合っている状態の時、搬送
ローラ302及び給紙ローラ102がシートを順方向に
送る方向に回転するが、後述する図8の状態の時には搬
送ローラ302がシートを逆方向に送る方向に回転する
と、給紙ローラ102はシートを順方向に送り出す方向
に回転するようになっている。
【0034】一方、キー溝610aを有すると共に両端
が駆動ベース601に回転自在に軸支されているAクラ
ッチ軸610には、2つのギア部611a,611bを
有する切換えギア611と、Aクラッチトリガギア61
2と、Aクラッチギア613と、付勢レバー614が設
けられている。
【0035】ここで、切換えギア611は不図示のキー
部によりAクラッチ軸610と一緒に回転するようにな
っており、またこの切換えギア611の2つのギア部6
11a,611bは同じモジュール、歯数であって第1
ギア部611aはアイドルギア608と、また第2ギア
611bはスライドギア607が移動した時、図8に示
すようにアイドルギア608をスキップしてスライドギ
ア607と噛み合うようになっている。なお、この切換
えギア611と、アイドルギア608と、スライドギア
607とにより、給紙ローラ102に搬送ローラ302
の回転をそのまま、あるいは逆転して伝達する伝達手段
が構成される。
【0036】また、Aクラッチギア613は不図示のキ
ー部によりAクラッチ軸610と一緒に回転するように
なっているが、Aクラッチギア613と共にクラッチ手
段を構成するAクラッチトリガギア612は回転止めを
持たずにAクラッチ軸610に対して回転自在及びスラ
スト方向に移動可能となっている。
【0037】さらに、付勢レバー614はAクラッチ軸
610に対して回転自在に設けられており、Aクラッチ
ギア613のスラスト方向の位置を規制している。な
お、図7及び図8は、Aクラッチギア613が付勢レバ
ー614に突き当たり、この付勢レバー614により、
それ以上左側に逃げないように規制されている状態を示
している。
【0038】また、駆動ベース601に軸支されている
ASF出力ギア軸603eには2つのギア部603a,
603b及びカム部603cを有するASF出力ギア6
03が設けられている。ここで、このASF出力ギア6
03の第1ギア603aは、図3に示す給紙ローラ10
2を回転させるギア105に、中間ギア104を介して
駆動力を伝達するASF入力ギア103と噛み合うもの
であり、また第2ギア603bはAクラッチギア613
又はAクラッチトリガギア612と噛み合うものであ
る。
【0039】なお、第2ギア603bには、Aクラッチ
ギア613と対向する位置に欠歯部603dが形成され
ており、この欠歯部603dは通常の歯幅wに対し、数
歯分だけ歯幅w’を残して切り欠かれた形状となってい
る。そして、スライダ619が移動しない状態の時は、
同図に示すように、この欠歯部603dによりAクラッ
チギア613は第2ギア603bとは噛み合わないよう
になっている。
【0040】また、スライダ619が移動しない状態の
時は、同図に示すように、第2ギア603bとAクラッ
チトリガギア612とは噛み合っているが、既述したよ
うにAクラッチトリガギア612はAクラッチ軸610
に対して回転自在及びスラスト方向に移動可能となって
いるので、Aクラッチ軸610が回転しても、この回転
をASF出力ギア603に伝えることはない。
【0041】一方、後述するようにAクラッチトリガギ
ア612がAクラッチギア613と噛み合うようになる
と、Aクラッチ軸610の回転をASF出力ギア603
に伝えるようになる。これにより、まずAクラッチトリ
ガギア612によりASF出力ギア603が回転し、こ
の回転に伴い欠歯部603dが移動すると、Aクラッチ
ギア613もASF出力ギア603に噛み合うようにな
る。
【0042】そして、このように一旦Aクラッチギア6
13がASF出力ギア603に噛み合うようになると、
後述するようにAクラッチトリガギア612とAクラッ
チギア613との噛み合いが解除された後も、Aクラッ
チギア613が再度欠歯部603dに対向するようにな
るまでは、ASF出力ギア603はAクラッチギア61
3により回転させられるようになる。
【0043】ここで、このように第2ギア603bに設
けられた欠歯部603dによってASF出力ギア603
を1回転したところで停止させることにより、給紙の
際、ASF出力ギア603から伝達された駆動力により
給紙ローラ102が1回転したところで自動的に駆動伝
達が遮断され、給紙ローラ102を停止させることがで
きる。
【0044】なお、図6において、614aは付勢レバ
ー614を付勢するバネであり、このバネ614aによ
って付勢されて付勢レバー614はASF出力ギア60
3のカム部603cに係合し、これによりASF出力ギ
ア603の欠歯部603dの位相が規制されるようにな
っている。
【0045】一方、駆動ベース601に両端を支持され
たPクラッチ軸631にはPクラッチギア630が設け
られており、このPクラッチギア630には伝達軸60
5に設けられたP伝達ギア606が噛み合うようになっ
ており、これによりLF伝達ギア602から入力される
駆動力はP伝達ギア606を介してPクラッチギア63
0に伝達されるようになっている。
【0046】また、このPクラッチギア630の同軸上
にはPクラッチトリガギア632がPクラッチ軸631
に対して回転自在及びスラスト方向に移動可能に設けら
れており、さらにこのPクラッチトリガギア632はP
出力ギア604と噛み合うようになっている。ここで、
このP出力ギア604は、ASF出力ギア603と同様
の欠歯部604aを有しており、この欠歯部604aの
位置はPクラッチギア630と対向するようになってい
る。なお、P出力ギア604のカム部604bが不図示
の付勢手段と係合して、欠歯部604aの位相を規制す
るようになっている。
【0047】ところで、既述したスライドギア607は
スライドホルダ616の規制壁616a,616bの間
に位置すると共にバネ617によって常に一方の規制壁
616a側に付勢されている。ここで、スライドホルダ
616は伝達軸605とPクラッチ軸631に沿って移
動可能であり、またスライダ619と係合するボス61
6cを備えている。これにより、スライダ619が移動
すると、スライドホルダ616が移動し、これに伴いス
ライドギア607も移動することになる。
【0048】なお、スライダ619の移動は既述したよ
うにキャリッジ201によって行われるが、印字中はス
ライダ619とキャリッジ201が係合することのない
ように構成されており、スライダ619とキャリッジ2
01が係合するのは給紙、あるいは回復動作が必要にな
った時であり、この時のキャリッジ201の移動に伴い
スライダ619が所定の位置まで移動するようになって
いる。
【0049】ところで、本実施の形態において、インク
ジェットプリンタ100は、印字モードに応じて、即ち
ドラフトモードでは速度優先の第1給紙モード、高精細
モードでは品位優先の第2給紙モードが選択されるよう
になっている。そして、この給紙モードに応じた位置に
キャリッジ201及びスライダ619が移動するように
なっている。
【0050】ここで、図9から図12はスライダ619
の位置によるクラッチのON/OFF状態を示してお
り、図9がキャリッジ201が待機位置にある時のスラ
イダ619のポジションである。この時、ASF側のク
ラッチ手段を構成するギア612,613もポンプ側の
クラッチ手段を構成するギア630,632も離間して
おり、即ち2つのクラッチ手段はOFFであり、これに
よりパルスモータ305によって駆動されるのは搬送ロ
ーラ302だけとなる。
【0051】一方、図10は第1給紙モードのときのス
ライダ619の位置を示すものであり、キャリッジ20
1の第1の給紙位置への移動に伴いスライダ619が、
同図に示す矢印方向に移動して給紙第1ポジションに位
置すると、これに伴い第1トリガレバー620のボス6
20aがスライダ619の第1カム面619aに沿って
回動する。
【0052】そして、このような回動により第1トリガ
レバー620はトリガバネ621を介して第2トリガレ
バー622を押圧し、これに伴い第2トリガレバー62
2のボス622aがAクラッチトリガギア612をAク
ラッチギア613側に押すことになる。
【0053】なお、Aクラッチギア613とAクラッチ
トリガギア612の間には図9に図示した圧縮バネ62
3が設けられており、この圧縮バネ623により両者は
離れる方向に付勢されているが、トリガバネ621はそ
れより強い力を発生するように設定されているため、A
クラッチトリガギア612はスラスト方向に移動して、
そのラチェット部612aがAクラッチギア613のラ
チェット部613aと噛み合うことになる。
【0054】ここで、第2トリガレバー622の変位量
はAクラッチトリガギア612の変位量よりも大きく設
定されており、その差分をトリガバネ621で吸収する
ようになっているので、部品誤差等によりスライダ61
9の位置が若干変動しても確実にAクラッチギア613
とAクラッチトリガギア612を噛み合わせることがで
きる。
【0055】なお、スライダ619が給紙第1ポジショ
ンにあるとき、既述した図7に示すようにスライドギア
607、アイドルギア608、切換えギア611がそれ
ぞれ噛み合った状態となっており、これにより搬送ロー
ラ302がシート搬送方向に回転している時、給紙ロー
ラ102もシートを送り出す方向に回転する。
【0056】図11は、第2給紙モードのときのスライ
ダ619の位置を示すものである。ここで、キャリッジ
201の第2の給紙位置への移動に伴いスライダ619
が、更に矢印方向に移動し、給紙第1ポジションから同
図に示す給紙第2ポジションに位置した場合、Aクラッ
チギア613とAクラッチトリガギア612とは噛み合
った状態のままであるが、スライダ619の移動に伴っ
てスライドホルダ616が移動する。
【0057】そして、このようにスライドホルダ616
が移動すると、スライドギア607も移動し、既述した
図8に示すようにアイドルギア608との噛み合いが外
れて、切換えギア611の第2ギア611bと噛み合う
ようになる。これにより駆動伝達系においてアイドルギ
ア608がスキップされるので、給紙第1ポジションの
時とは搬送ローラ302に対する給紙ローラ102の回
転方向が逆転することになる。
【0058】つまり、スライダ619が給紙第1ポジシ
ョンにあるとき、即ちキャリッジ201が第1の給紙位
置へ移動したときには、搬送ローラ302がシート搬送
方向に回転している時に給紙ローラ102もシートを送
り出す方向に回転するのに対して、スライダ619が給
紙第2ポジションにあるとき、即ちキャリッジ201が
第2の給紙位置へ移動したときには、搬送ローラ302
がシート搬送方向と逆方向に回転しても給紙ローラ10
2はシートを送り出す方向に回転するようになる。
【0059】図12は、キャリッジ201が回復手段5
01の位置(ポンプポジション)まで移動したときのス
ライダ619の位置を示すものであり、この位置までス
ライダ619が移動すると、第2カム部619bに沿っ
て第1トリガレバー620のボス620aが落ち込むよ
うになり、これに伴い圧縮バネ623によってAクラッ
チトリガギア612がAクラッチギア613から離れ、
クラッチがOFFの状態となる。
【0060】なお、同図において、635はスライドホ
ルダ616と共に移動するPトリガロッドであり、この
Pトリガロッド635は、通常はバネ634によりPク
ラッチトリガギア632側に突出した状態(図10参
照)に保持されているが、スライドホルダ616の移動
に伴い、バネ634を縮めながら同図に示すようにPク
ラッチトリガギア632をPクラッチギア630の方向
に押すようになる。
【0061】これにより、Pクラッチギア630とPク
ラッチトリガギア632のラチェット630a,632
a(図9参照)が噛み合ってクラッチONの状態にな
る。ここでも、Pトリガロッド635による押し込み量
はPクラッチトリガギア632の変位量よりも大きく設
定されており、その差分をバネ634で吸収するように
なっているので、部品誤差等によりスライダ619の位
置が若干変動しても確実にPクラッチギア630とPク
ラッチトリガギア632を噛み合わせることができる。
【0062】なお、図13はインクジェットプリンタ1
00の所定位置に設けれられた制御装置の制御ブロック
図であり、同図において、50は制御装置、51は給紙
モードを第1又は第2給紙モード、あるいは回復モード
に設定するモード設定手段、52はキャリッジ201を
往復動させるキャリッジモータである。そして、位置制
御手段である制御装置50はモード設定手段51により
設定されたモードに応じてキャリッジモータ52を駆動
し、スライダ619を既述した図9〜図12に示す位置
に選択的に移動させるようにしている。
【0063】即ち、制御装置50は、モード設定手段5
1により第1給紙モードが選択された場合には、スライ
ダ619を図10に示す位置に移動させるようにしてい
る。そして、この位置にスライダ619を移動させるこ
とにより、搬送ローラ302及び給紙ローラ102がシ
ートSを送る方向に回転し、これによりレジスト動作を
行うことなくシートを搬送することができる。
【0064】また、モード設定手段51により第2給紙
モードが選択された場合には、スライダ619を図11
に示す位置に移動させるようにしている。そして、この
位置にスライダ619を移動させることにより、搬送ロ
ーラ302はシート搬送方向と逆方向に回転する一方、
給紙ローラ102はシートを送り出す方向に回転し、こ
れによりシートに対するレジスト動作を行いながらシー
トを搬送することができる。
【0065】次に、このように構成されたインクジェッ
トプリンタ100の給紙動作について説明する。
【0066】給紙動作が開始される初期状態において
は、既述した図2に示すようにトレイ106の圧板上に
シートSが積載されている。そして、この状態でモード
設定手段51により第1給紙モードが設定された場合、
制御装置50はキャリッジモータ52を駆動し、図14
に示すように、まず時刻t1でキャリッジ201の第1
の給紙位置ヘの移動を開始する。そして、このキャリッ
ジ201の移動に伴いスライダ619が給紙第1ポジシ
ョンに位置すると、Aクラッチギア613とAクラッチ
トリガギア612が噛み合った状態となる(図10参
照)。
【0067】次に、時刻t2になると、パルスモータ3
05の回転を開始する。これにより、搬送ローラ302
がシート搬送方向に正回転を始める。また、この時、A
クラッチギア613とAクラッチトリガギア612が噛
み合った状態であるので、給紙ローラ102もシートを
送り出す方向に正回転を始める。
【0068】次に、このような給紙ローラ102の正回
転によりシートSが送り出され、このシートSの先端を
シート検知センサ310が時刻t3において検出する
と、制御装置50はキャリッジモータ52を駆動し、キ
ャリッジ201を待機位置へと戻すようにする。
【0069】なお、このようにキャリッジ201を待機
位置へと戻すようにしても、既にAクラッチギア613
とASF出力ギア603の欠歯部603dを有する第2
ギア603bが噛み合った状態となっているので、キャ
リッジ201は待機位置へと戻ってしまっても給紙ロー
ラ102は回転を続ける。
【0070】次に、シート検知センサ310がシートを
検出した後、所定時間経過後の時刻t4ではシート先端
が搬送ローラ302に到達することとなる。なお、図1
5はこのときの状態を示す図であるが、このとき搬送ロ
ーラ302も正回転しているので、シートSはそのまま
搬送ローラ302へと入り込んでいくことになる。
【0071】そして、時刻t5になり、給紙ローラ10
2が1回転してAクラッチギア613が再度欠歯部60
3dに対向するようになったところで自動的に駆動伝達
が遮断され、給紙ローラ102は停止する。また、この
後、時刻t6となり、シートSがプラテン301上の所
定の位置まで送り出されたところでパルスモータ308
は一旦停止し、給紙動作が完了し、この後、印字動作が
開始される。
【0072】このように、第1給紙モードにおいては、
シートSに対するレジスト動作は行われない。そして、
このようにレジスト動作を行わないようにすることによ
り、最小時間で給紙動作を完了することができ、トータ
ルでの印字時間を短縮することができる。もちろん、こ
の場合でも極端な斜行等が発生しないようにしておくこ
とが必要である。
【0073】一方、モード設定手段51により第2給紙
モードが設定された場合、制御装置50はキャリッジモ
ータ52を駆動し、図16に示すようにまず時刻t1で
キャリッジ201の第2の給紙位置ヘの移動を開始す
る。そして、このキャリッジ201の移動に伴いスライ
ダ619が給紙第2ポジションに位置すると、Aクラッ
チギア613とAクラッチトリガギア612が噛み合っ
た状態となる(図11参照)。また、この時スライドギ
ア607は、切換えギア611の第2ギア611bと噛
み合う位置まで移動する(図8参照)。
【0074】次に、時刻t2になると、パルスモータ3
06を逆方向に回転させる。これにより、搬送ローラ3
02はシート搬送方向と逆方向の回転を始める。この
時、Aクラッチギア613とAクラッチトリガギア61
2が噛み合った状態であり、かつ駆動伝達系においてア
イドルギア608がスキップされるので、給紙ローラ1
02はシートを送り出す方向に正回転を始める。
【0075】次に、このような給紙ローラ102の正回
転によりシートSが送り出され、このシートの先端をシ
ート検知センサ310が時刻t3において検出すると、
制御装置50は、この検知信号を基準として更にシート
を所定量だけ送り出す。ここで、図17は、この時の状
態を示す図であり、この状態のとき、同図に示すように
搬送ローラ302は逆回転しているので、シートSは搬
送ローラ302に入り込めずにループを形成する。
【0076】さらに、この後、所定量のループが形成さ
れ、搬送ローラ302に対するシートSの先端揃えがな
されると、時刻t4でパルスモータ306は停止し、同
時にキャリッジ201は待機位置に向かって移動する。
そして、このキャリッジ201の移動により、スライド
ギア607も元の位置に戻るので、時刻t5でパルスモ
ータ305を正転方向に回転させると、搬送ローラ30
2はシート搬送方向に正回転し、給紙ローラ102も正
方向に回転することとなる。
【0077】また、時刻t6になり、給紙ローラ102
が1回転してAクラッチギア613が再度欠歯部603
dに対向するようになったところで自動的に駆動伝達が
遮断され、給紙ローラ102は停止する。さらに、この
後、時刻t7となり、シートSがプラテン301上の所
定の位置まで送り出されたところでパルスモータ305
が一旦停止して給紙動作は完了し、この後、印字動作が
開始される。
【0078】このように、第2給紙モードにおいては、
シートに対するレジスト動作が行われるので、斜行等が
ない良好な印字状態を得ることができる。ここで、第1
給紙モードに対する第2給紙モードの優位性は、トレイ
106にシート束が傾いてセットされた場合に顕著であ
り、レジスト動作でシートの傾きを補正することができ
る。つまり、操作者がシート束をラフにセットした場合
でも、良好な印字状態を得ることができる。
【0079】なお、これまでの説明ではこれらの第1、
第2給紙モードは、印字モードに応じて選択される場合
について述べてきたが、本発明はこれに限らず、例えば
使用するシートの質によって選択してもよく、使用頻度
が高くなくて、それほど印字速度を気にしなくて良い特
殊シート(例えば、封筒やハガキ等)については常に第
2給紙モードを使うようにしても良い。
【0080】ところで、既述した図16において、シー
トを搬送するためには時刻t4から時刻t5にかけてス
ライドギア607が図8の位置から図7の位置へと確実
に移動していることが必要である。このため、このスラ
イドギア607の移動を確実に行うことができるよう、
既述した図9に示すようにスライドホルダ616にはバ
ネ650が設けられている。
【0081】しかしながら、給紙状態においては当然ス
ライドギア607にも給紙負荷が加わっているので時刻
t4でパルスモータ305が停止してもギア同士の摩擦
負荷によってスライドギア607が移動できないことが
ある。
【0082】なお、時刻t5でパルスモータ305が正
転すると、ギア同士の圧接状態が解除されて隙間ができ
るのでバネ650によってスライドギア607は移動
し、切換えギア611bとの噛み合いは外れるが、次に
アイドルギア608に噛み込もうとする時、すぐに噛み
込めずに給紙ローラ102への駆動伝達タイミングが遅
れてしまう。
【0083】それでも図17に示すようにループが形成
される普通紙においては、そのループによってシートS
が搬送ローラ302へと入っていくので大きな問題とは
ならないが、厚紙では適当なループが形成されず、給紙
ローラ102による給送力なしには搬送ローラ302に
入り込んで行く事ができない。
【0084】そして、このように給紙ローラ102への
駆動伝達タイミングが遅れると、その後シートが所定の
位置まで搬送されずに先端印字位置が短くなってしまっ
たり、プラテン301上に印字してしまう問題が発生す
ることがある。
【0085】そこで、このような問題が発生するのを防
ぐため、例えばパルスモータ305を微少量だけ正逆転
させ、この後、パルスモータ305を正回転させるよう
にしてもよい。
【0086】図18は、このような本発明の第2の実施
の形態に係るインクジェットプリンタの第2給紙モード
が設定されたときのタイミングチャートであり、同図に
示すように時刻t5において、パルスモータ305を微
少量だけ正逆転させ、この後に正規の正回転をさせるよ
うにしている。
【0087】そして、このようなパルスモータ305の
微少量の正逆転動作により、ギア同士に隙間が発生する
ようになり、これによりスライドギア607を所定の位
置まで確実に移動させることができ、時刻t5から時刻
t6において給紙ローラ102に安定して駆動を伝える
ことができる。
【0088】なお、この微少量の正逆転動作における回
転速度は、その他の回転動作よりもできるだけ遅く設定
した方が、より確実な切換え動作を行うことができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、形
成画像の品位を優先するモードのときには給紙手段の回
転方向を搬送ローラと逆方向とすることによりレジスト
動作を行い、画像形成速度を優先するモードのときには
給紙手段の回転方向を搬送手段と同方向としてレジスト
動作を行わないようにすることにより、選択的にレジス
ト動作を行うことができる。また、このように選択的に
レジスト動作を行うことにより、画像形成の高速化を図
ることができる。
【0090】さらに、レジスト動作を行った後、搬送手
段をシート搬送方向に回転させる前に、この搬送手段を
正逆転することにより、搬送手段の回転を確実に給紙手
段に伝達することができ、レジスト動作を行った場合で
も確実に画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の一例であるインクジェットプリンタの斜視図。
【図2】上記インクジェットプリンタの概略構成を示す
要部側面図。
【図3】上記インクジェットプリンタの概略構成を示す
要部平面図。
【図4】上記インクジェットプリンタの駆動切換え手段
の駆動伝達系のみを示す平面図。
【図5】上記駆動切換え手段の駆動伝達系のA方向矢視
図。
【図6】上記駆動切換え手段の駆動伝達系のB方向矢視
図。
【図7】上記駆動切換え手段のギア列の構成を示す展開
図。
【図8】上記駆動切換え手段のスライドギアが移動した
時のギア列の様子を示す図。
【図9】上記インクジェットプリンタのキャリッジが待
機位置にあるときの上記駆動切換え手段のスライダの位
置を示す図。
【図10】第1給紙モードのときの上記スライダの位置
を示す図。
【図11】第2給紙モードのときの上記スライダの位置
を示す図。
【図12】ポンプポジションのときの上記スライダの位
置を示す図。
【図13】上記インクジェットプリンタに設けられた制
御装置の制御ブロック図。
【図14】上記インクジェットプリンタの第1給紙モー
ドが設定された場合のタイミングチャート。
【図15】上記インクジェットプリンタの第1給紙モー
ドが設定された場合の状態を示す要部側面図。
【図16】上記インクジェットプリンタの第2給紙モー
ドが設定された場合のタイミングチャート。
【図17】上記インクジェットプリンタの第2給紙モー
ドが設定された場合の状態を示す要部側面図。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係るインクジェ
ットプリンタの第2給紙モードが設定された場合のタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
50 制御装置 51 モード設定手段 52 キャリッジモータ 100 インクジェットプリンタ 101 給紙装置 102 給紙ローラ 106 トレイ 201 キャリッジ 201A 印字ヘッド 302 搬送ローラ 305 パルスモータ 600 駆動切換え手段 607 スライドギア 612 Aクラッチトリガギア 613 Aクラッチギア 619 スライダ 620 第1トリガレバー 622 第2トリガレバー S シート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート収納部に収納されたシートを給紙
    手段により送り出した後、搬送手段により前記シートを
    シート搬送方向と直交する方向に往復動する移動部に搭
    載された画像形成手段の下方に搬送して画像を形成する
    ようにした画像形成装置において、 前記搬送手段を回転させる駆動源と、 前記駆動源による前記搬送手段の駆動を選択的に前記給
    紙手段に伝達して該給紙手段を回転させるクラッチ手段
    と、 前記移動部を給紙の際、待機位置から第1又は第2の給
    紙位置に移動させる位置制御手段と、 前記移動部が前記第1の給紙位置に移動した際には前記
    クラッチ手段をONとして前記給紙手段を回転させると
    共に該給紙手段のシート搬送方向を前記搬送手段と同方
    向とし、前記第2の給紙位置に移動した際には前記クラ
    ッチ手段をONとして前記給紙手段を回転させると共に
    該給紙手段のシート搬送方向を搬送ローラと逆方向とす
    る駆動切換え手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動切換え手段は、前記移動部の前
    記待機位置と第1又は第2の給紙位置との間の往復動に
    連動して往復動する移動部材と、該移動部材の往復動に
    連動して前記クラッチ手段をON・OFFするクラッチ
    作動部と、前記移動部材の往復動に連動して前記給紙手
    段に前記搬送手段の回転方向をそのまま、あるいは逆転
    して伝達する伝達手段とを備えていることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記位置制御手段は、給紙の際、記録モ
    ード又はシートの種類に応じて前記移動部を前記待機位
    置から前記第1又は第2の給紙位置に移動させることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記録モードは画像形成速度優先のモ
    ードと、形成画像の品位優先のモードであり、前記位置
    制御手段は前記移動部を、前記画像形成速度優先のモー
    ドのときには第1の給紙位置に、前記形成画像の品位優
    先のモードのときには第2の給紙位置にそれぞれ移動さ
    せることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記移動部が前記第1の位置に移動した
    際には前記搬送手段と前記給紙手段とを同じシート搬送
    方向に回転させてシートの先端揃えをせずに給紙し、前
    記第2の位置に移動した際には前記搬送手段が搬送方向
    と逆方向に回転している時に前記給紙手段を給紙方向に
    回転させてシートを該搬送手段に突き当てて先端揃えを
    行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記位置制御手段は、前記移動部を前記
    第1の位置に移動した際には前記搬送手段が所定回転す
    る間だけ該第1の位置に留めた後、前記待機位置に戻
    し、前記第2の位置に移動した際には前記先端揃え動作
    が終るまで該第2の位置に留めた後、前記待機位置に戻
    すようにしたことを特徴とする請求項5記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の位置に移動した移動部が前記
    待機位置に戻った後に前記搬送手段が搬送方向に回転す
    るようにしたことを特徴とする請求項6記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の位置に移動した移動部が前記
    待機位置に戻った後に前記搬送手段を正逆転させ、この
    後、該搬送手段を搬送方向に回転させるようにしたこと
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記移動部が待機位置に戻った後の前記
    搬送手段の正逆転の際の回転速度を、その前後の正逆転
    の際の回転速度よりも遅くしたことを特徴とする請求項
    8記載の画像形成装置。
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