JP3192932B2 - プリンタの給紙装置 - Google Patents
プリンタの給紙装置Info
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- JP3192932B2 JP3192932B2 JP20970295A JP20970295A JP3192932B2 JP 3192932 B2 JP3192932 B2 JP 3192932B2 JP 20970295 A JP20970295 A JP 20970295A JP 20970295 A JP20970295 A JP 20970295A JP 3192932 B2 JP3192932 B2 JP 3192932B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタの給紙装置
に関し、特にホッパーに積載された用紙を給紙（ピッ
ク）ローラにより１枚ずつ安定して給紙できるようにし
たプリンタの給紙装置に関する。
に関し、特にホッパーに積載された用紙を給紙（ピッ
ク）ローラにより１枚ずつ安定して給紙できるようにし
たプリンタの給紙装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プリンタのホッパー上に積載された多数
枚の記録用紙は、ホッパーの上部に設けられた給紙ロー
ラにより最上部の用紙から１枚ずつ給紙される。このと
き、２枚目以降の用紙が１枚目の用紙につれて前進する
のを防止するために、通常、給紙ローラに対向して分離
パッドが設けられ、２枚目の用紙が１枚目の用紙と共
に、給紙ローラと分離パッドとの間を進もうとする際に
分離パッドの摩擦力により２枚目の用紙がそれ以上進む
のを阻止される。最上部にある１枚目の用紙は２枚目の
用紙と分離されて引き続き給紙ローラによって送られ
る。
枚の記録用紙は、ホッパーの上部に設けられた給紙ロー
ラにより最上部の用紙から１枚ずつ給紙される。このと
き、２枚目以降の用紙が１枚目の用紙につれて前進する
のを防止するために、通常、給紙ローラに対向して分離
パッドが設けられ、２枚目の用紙が１枚目の用紙と共
に、給紙ローラと分離パッドとの間を進もうとする際に
分離パッドの摩擦力により２枚目の用紙がそれ以上進む
のを阻止される。最上部にある１枚目の用紙は２枚目の
用紙と分離されて引き続き給紙ローラによって送られ
る。
【０００３】１枚目の用紙が給紙ローラから送りローラ
に受け継がれ、印字部によって当該用紙についての印字
動作が行なわれる。印字動作が完了して、次の用紙につ
いて印字指令があると、給紙ローラが再度回転して、同
様の給紙作用を行う。このような動作を繰り返し所要枚
数の印紙が行われる。
に受け継がれ、印字部によって当該用紙についての印字
動作が行なわれる。印字動作が完了して、次の用紙につ
いて印字指令があると、給紙ローラが再度回転して、同
様の給紙作用を行う。このような動作を繰り返し所要枚
数の印紙が行われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、プリンタ
のホッパーに積載された多数枚の記録用紙は、最上部の
用紙から順次給紙ローラにより１枚ずつ給紙される。し
かしながら、最初の用紙が給紙ローラにより送られ印字
部へ向けて送られた時点から、給紙ローラによる次の用
紙の移動が開始されるまでの間、次の用紙は常時給紙ロ
ーラと分離パッドとの間に少し噛み込んでいる状態にあ
ることから、次の用紙について連続して印字動作が行わ
れる場合は問題ないが、一連の用紙についての作業が終
了した後、他のサイズの用紙に換える場合などにおい
て、ホッパーをプリンタから取り出す際において、給紙
ローラと分離パッドとの間に噛み込んでいる用紙を取り
出しにくいという問題がある。
のホッパーに積載された多数枚の記録用紙は、最上部の
用紙から順次給紙ローラにより１枚ずつ給紙される。し
かしながら、最初の用紙が給紙ローラにより送られ印字
部へ向けて送られた時点から、給紙ローラによる次の用
紙の移動が開始されるまでの間、次の用紙は常時給紙ロ
ーラと分離パッドとの間に少し噛み込んでいる状態にあ
ることから、次の用紙について連続して印字動作が行わ
れる場合は問題ないが、一連の用紙についての作業が終
了した後、他のサイズの用紙に換える場合などにおい
て、ホッパーをプリンタから取り出す際において、給紙
ローラと分離パッドとの間に噛み込んでいる用紙を取り
出しにくいという問題がある。
【０００５】そこで、本発明では、給紙ローラと分離パ
ッドとの間に噛み込んだ用紙を容易に取り出し得るよう
にし、用紙換え等を円滑に行い得るようにしたプリンタ
の給紙装置を提供することを目的とする。
ッドとの間に噛み込んだ用紙を容易に取り出し得るよう
にし、用紙換え等を円滑に行い得るようにしたプリンタ
の給紙装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【０００７】
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１によると、多数
枚の記録用紙を積載可能なホッパーと、該ホッパー上の
最上部の用紙の前端部上面に接触するように配置された
給紙ローラとを含み、給紙ローラが回転することにより
前記最上部の用紙が前方へ給紙されるように構成された
プリンタの給紙装置において、前記ホッパーの用紙搭載
領域の前端両側部分に深さを調節可能な窪み部を前記給
紙ローラの位置と対応する位置に設け、ホッパーに積載
された用紙が略均一に給紙ローラに当接するように構成
したことを特徴とするプリンタの給紙装置が提供され
る。
枚の記録用紙を積載可能なホッパーと、該ホッパー上の
最上部の用紙の前端部上面に接触するように配置された
給紙ローラとを含み、給紙ローラが回転することにより
前記最上部の用紙が前方へ給紙されるように構成された
プリンタの給紙装置において、前記ホッパーの用紙搭載
領域の前端両側部分に深さを調節可能な窪み部を前記給
紙ローラの位置と対応する位置に設け、ホッパーに積載
された用紙が略均一に給紙ローラに当接するように構成
したことを特徴とするプリンタの給紙装置が提供され
る。
【０００９】媒体によっては、左右で厚みの異なるもの
があるが、ホッパー上の用紙の左右端部に窪み部を設け
たので給紙ローラに当接する用紙前端部は、その中央部
と両側部とで給紙ローラに対する接触圧力が均一とな
り、円滑な給紙が行われ、用紙のスキュー等が防止され
る。この場合において、前記窪み部の内部に弾発性を有
するフラップを設け、ホッパーに積載された用紙の量に
応じてフラップの高さを自動的に変化させるように構成
してもよい。この場合、用紙の量に応じてフラップの高
さ、即ちホッパー底部の高さが自動的に調整され、用紙
の量に関係なく常時一定の圧力で用紙が給紙ローラに当
接することとなる。
があるが、ホッパー上の用紙の左右端部に窪み部を設け
たので給紙ローラに当接する用紙前端部は、その中央部
と両側部とで給紙ローラに対する接触圧力が均一とな
り、円滑な給紙が行われ、用紙のスキュー等が防止され
る。この場合において、前記窪み部の内部に弾発性を有
するフラップを設け、ホッパーに積載された用紙の量に
応じてフラップの高さを自動的に変化させるように構成
してもよい。この場合、用紙の量に応じてフラップの高
さ、即ちホッパー底部の高さが自動的に調整され、用紙
の量に関係なく常時一定の圧力で用紙が給紙ローラに当
接することとなる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例について詳細に説明する。図１は本発明の給紙
装置を用いたプリンタの主要構成をブロック図であり、
図２は同プリンタの概略側面図である。図１において、
ＣＰＵは中央処理ユニットであり、このプリンタの各部
の動作を制御するものである。
の実施例について詳細に説明する。図１は本発明の給紙
装置を用いたプリンタの主要構成をブロック図であり、
図２は同プリンタの概略側面図である。図１において、
ＣＰＵは中央処理ユニットであり、このプリンタの各部
の動作を制御するものである。
【００１１】ホッパー１（図２）は多数枚の記録用紙２
を積み重ねて搭載可能で、先端部が上下に移動可能にな
っている。ホッパー１の上昇位置において、ホッパー１
の先端側上部に設けられた給紙（ピック）ローラ３は最
上部の用紙に接触する。トップセンサはホッパー１の上
昇によって用紙が給紙ローラの位置まで来たことを検出
するものである。分離パッド４は、２枚目以降の用紙が
１枚目の用紙につれて前進するのを防止するために、給
紙ローラ３に対向して設けられている。分離パッド４の
下流側には給紙センサ５が設けられ、用紙２の先端を検
出する。給紙制御部には、他に、ホッパーモータ兼給紙
モータ、切替ソレノイド等が設けられる。
を積み重ねて搭載可能で、先端部が上下に移動可能にな
っている。ホッパー１の上昇位置において、ホッパー１
の先端側上部に設けられた給紙（ピック）ローラ３は最
上部の用紙に接触する。トップセンサはホッパー１の上
昇によって用紙が給紙ローラの位置まで来たことを検出
するものである。分離パッド４は、２枚目以降の用紙が
１枚目の用紙につれて前進するのを防止するために、給
紙ローラ３に対向して設けられている。分離パッド４の
下流側には給紙センサ５が設けられ、用紙２の先端を検
出する。給紙制御部には、他に、ホッパーモータ兼給紙
モータ、切替ソレノイド等が設けられる。
【００１２】改行制御部には、用紙搬送及び改行ローラ
駆動用（ＬＦ）モータ６がある。印字制御部には、キャ
リッジ（ＣＲ）モータがあり、印字ヘッド７を搭載した
キャリッジをプラテン（図示せず）に沿って用紙に対し
て左右に移動させる。ヘッドギャップ（ＨＧ）制御部
は、ヘッドギャップ調整用カム又はギア駆動用モータに
よって印字ヘッド７とプラテンとのギャップを調整す
る。読取センサ兼用紙センサ８は保持ヘッド７と共にキ
ャリッジに設けられる。
駆動用（ＬＦ）モータ６がある。印字制御部には、キャ
リッジ（ＣＲ）モータがあり、印字ヘッド７を搭載した
キャリッジをプラテン（図示せず）に沿って用紙に対し
て左右に移動させる。ヘッドギャップ（ＨＧ）制御部
は、ヘッドギャップ調整用カム又はギア駆動用モータに
よって印字ヘッド７とプラテンとのギャップを調整す
る。読取センサ兼用紙センサ８は保持ヘッド７と共にキ
ャリッジに設けられる。
【００１３】図３は本発明による給紙装置の制御を示す
フローチャートである。まず、印字命令があると、ホッ
パー１が上昇する。トップセンサによってホッパーの上
昇位置を検出した時、ホッパーの上昇が停止する。この
時点で、ホッパー１内の最上位置の用紙２はその先端部
が給紙ローラ３に接触する。次に、給紙ローラ３が正回
転し、給紙が開始される。用紙２は給紙ローラ３と分離
パッド４との間を通過する。給紙センサ５によって、用
紙２の先端が検出されると、引続き給紙ローラ３によっ
て用紙２を搬送ローラ６の位置まで送る。給紙ローラ３
の正回転後、一定時間が経過しても、用紙が検出されな
いときは用紙なしと判断し、ホッパー１を下限位置まで
下降させる。
フローチャートである。まず、印字命令があると、ホッ
パー１が上昇する。トップセンサによってホッパーの上
昇位置を検出した時、ホッパーの上昇が停止する。この
時点で、ホッパー１内の最上位置の用紙２はその先端部
が給紙ローラ３に接触する。次に、給紙ローラ３が正回
転し、給紙が開始される。用紙２は給紙ローラ３と分離
パッド４との間を通過する。給紙センサ５によって、用
紙２の先端が検出されると、引続き給紙ローラ３によっ
て用紙２を搬送ローラ６の位置まで送る。給紙ローラ３
の正回転後、一定時間が経過しても、用紙が検出されな
いときは用紙なしと判断し、ホッパー１を下限位置まで
下降させる。
【００１４】給紙センサ５によって用紙２の先端が検出
された後、所定時間後には用紙２は搬送ローラ６の位置
に達していて、この時点で搬送ローラ５が正回転する。
そしてホッパー１を一定量下降させる。用紙センサ８が
用紙２の先端を検出し、この時点で用紙後端が給紙ロー
ラ３から外れているか否かを判断し、外れている場合
は、給紙（ピック）モータを停止し、搬送ローラ６によ
り用紙を印字位置まで搬送し（即ち、改行し）、印刷を
開始する。外れていない場合は、用紙が１枚目の場合、
用紙長さの検出のために給紙ローラ３を間欠的に駆動す
る。なお、給紙ローラ３の駆動を停止する際は、例えば
図４に示すように、給紙ローラ３と給紙（ピック）モー
タ１１との連結を断ち、用紙のバック負荷を軽減させ
る。なお、図４において、３は給紙ローラ、１１は給紙
モータ、１２は給紙ローラの軸に取付けたギア、１３は
給紙モータの軸に取付けたギアで、これらのギア１２、
１３間の中間ギア１４、１４’を図示の矢印Ｐのように
移動させることで、給紙ローラ３と給紙モータ１１との
間を連結又は遮断することができる。
された後、所定時間後には用紙２は搬送ローラ６の位置
に達していて、この時点で搬送ローラ５が正回転する。
そしてホッパー１を一定量下降させる。用紙センサ８が
用紙２の先端を検出し、この時点で用紙後端が給紙ロー
ラ３から外れているか否かを判断し、外れている場合
は、給紙（ピック）モータを停止し、搬送ローラ６によ
り用紙を印字位置まで搬送し（即ち、改行し）、印刷を
開始する。外れていない場合は、用紙が１枚目の場合、
用紙長さの検出のために給紙ローラ３を間欠的に駆動す
る。なお、給紙ローラ３の駆動を停止する際は、例えば
図４に示すように、給紙ローラ３と給紙（ピック）モー
タ１１との連結を断ち、用紙のバック負荷を軽減させ
る。なお、図４において、３は給紙ローラ、１１は給紙
モータ、１２は給紙ローラの軸に取付けたギア、１３は
給紙モータの軸に取付けたギアで、これらのギア１２、
１３間の中間ギア１４、１４’を図示の矢印Ｐのように
移動させることで、給紙ローラ３と給紙モータ１１との
間を連結又は遮断することができる。
【００１５】当該用紙について印字が終了すると、用紙
が排出される。このような動作が所要枚数（頁数）につ
いて連続して行われ、全枚数（頁数）について印刷が完
了すると、一定時間（例えば５秒間）内に次の印刷命令
がない場合は、給紙ローラ３を所定量逆方向の回転させ
る。この所定量とは、給紙ローラ３と分離パッド４との
間にかみこまれた次の用紙が外れて、ホッパー１内へ戻
るに十分な回転量とする。
が排出される。このような動作が所要枚数（頁数）につ
いて連続して行われ、全枚数（頁数）について印刷が完
了すると、一定時間（例えば５秒間）内に次の印刷命令
がない場合は、給紙ローラ３を所定量逆方向の回転させ
る。この所定量とは、給紙ローラ３と分離パッド４との
間にかみこまれた次の用紙が外れて、ホッパー１内へ戻
るに十分な回転量とする。
【００１６】図５にホッパー１及び給紙ローラ３を動作
を示す。（ａ）は給紙直後に次の用紙２が給紙ローラ３
と分離パッド４との間にかみこまれた状態、（ｂ）はホ
ッパー１を下降させ且つ給紙ローラ３を逆回転させた状
態を示す。（ｃ）は給紙ローラ３の逆回転により、給紙
ローラ３と分離パッド４との間にかみこまれていた用紙
２がホッパー１上に戻された状態を示す。なお、図５
（ａ）に示すように、給紙位置において、ホッパー１の
角度は最上位置の用紙２がホッパー上又は用紙上を前方
へ滑り出し、かつ図５（ｂ）に示すように、用紙２が戻
るときは整然と用紙スタックされるような最適な角度
（やや前方に向けて下方に傾斜させた角度）とするのが
好適である。
を示す。（ａ）は給紙直後に次の用紙２が給紙ローラ３
と分離パッド４との間にかみこまれた状態、（ｂ）はホ
ッパー１を下降させ且つ給紙ローラ３を逆回転させた状
態を示す。（ｃ）は給紙ローラ３の逆回転により、給紙
ローラ３と分離パッド４との間にかみこまれていた用紙
２がホッパー１上に戻された状態を示す。なお、図５
（ａ）に示すように、給紙位置において、ホッパー１の
角度は最上位置の用紙２がホッパー上又は用紙上を前方
へ滑り出し、かつ図５（ｂ）に示すように、用紙２が戻
るときは整然と用紙スタックされるような最適な角度
（やや前方に向けて下方に傾斜させた角度）とするのが
好適である。
【００１７】このように、本発明によると、最初の用紙
２が給紙ローラ３により送られてから、印字動作が終了
して、次の用紙２の移動が開始されるまでの間、次の用
紙２は常時給紙ローラ３と分離パッド４との間に噛み込
んでいるが、一連の用紙についての印刷作業が終了した
後は、給紙ローラ３が逆回転して、給紙ローラ３と分離
パッド４との間に噛み合っていた用紙がホッパー１内へ
戻されるので、ホッパー１をプリンタから取り出す場合
においても、すべての用紙をホッパーとともに容易に取
り外すことができる。
２が給紙ローラ３により送られてから、印字動作が終了
して、次の用紙２の移動が開始されるまでの間、次の用
紙２は常時給紙ローラ３と分離パッド４との間に噛み込
んでいるが、一連の用紙についての印刷作業が終了した
後は、給紙ローラ３が逆回転して、給紙ローラ３と分離
パッド４との間に噛み合っていた用紙がホッパー１内へ
戻されるので、ホッパー１をプリンタから取り出す場合
においても、すべての用紙をホッパーとともに容易に取
り外すことができる。
【００１８】図６はホッパー部の機能を示す原理図であ
り、図７〜図９はホッパーの各実施例である。一般に用
紙２に変形等があり、積載された用紙の左右で厚みが異
なると、給紙ローラ３が用紙２に片当りしてしまいピッ
クミス、即ち給紙不良を起こしスキュー等の原因となる
ことがあるが、本発明では、図６に示すように、積載さ
れた用紙の分厚い部分、即ちホッパー１の用紙搭載領域
の前端の左右両側に窪み部２０を設けることで、用紙２
の厚みを逃がし、用紙２に対して給紙ローラ３を均一に
接触させて安定して給紙を行うことができるようにし
た。
り、図７〜図９はホッパーの各実施例である。一般に用
紙２に変形等があり、積載された用紙の左右で厚みが異
なると、給紙ローラ３が用紙２に片当りしてしまいピッ
クミス、即ち給紙不良を起こしスキュー等の原因となる
ことがあるが、本発明では、図６に示すように、積載さ
れた用紙の分厚い部分、即ちホッパー１の用紙搭載領域
の前端の左右両側に窪み部２０を設けることで、用紙２
の厚みを逃がし、用紙２に対して給紙ローラ３を均一に
接触させて安定して給紙を行うことができるようにし
た。
【００１９】図７の実施例では、窪み部２０の内部に弾
発性を有するフラップ２１を設け、ホッパー１に積載さ
れた用紙の量が多い（即ち重い）時は、フラップ２１に
かかる荷重が大きく、フラップ２１をより大きく下方へ
変形させて、窪みの量を大きくし、用紙の積載量が少な
い時は、フラップ２１にかかる荷重が少なく、フラップ
２１の下方への変形を小さく窪みの量を小さくした。こ
れにより、用紙の積載量に関係なく、常時給紙ローラ３
を用紙２に均一に接触させることができる。
発性を有するフラップ２１を設け、ホッパー１に積載さ
れた用紙の量が多い（即ち重い）時は、フラップ２１に
かかる荷重が大きく、フラップ２１をより大きく下方へ
変形させて、窪みの量を大きくし、用紙の積載量が少な
い時は、フラップ２１にかかる荷重が少なく、フラップ
２１の下方への変形を小さく窪みの量を小さくした。こ
れにより、用紙の積載量に関係なく、常時給紙ローラ３
を用紙２に均一に接触させることができる。
【００２０】図８及び図９の実施例では、ホッパー１の
左右両側に設けた窪み部２０にフラップ２１を設けると
共に、用紙の厚みが均一な場合、Ａの位置に、図示のよ
うな断面略Ｕ字形の部材２２を配置し、用紙２の落ち込
みを防ぎ、左右で厚みが異なる場合はこの部材２２をＢ
の位置へスライド（図８）させ、又は回動（図９の斜
線）させ、又は取り外す（図９）等の方法により用紙２
の厚みを逃がす構造とする。このような構造により、積
載された用紙の厚みの差に関わらず給紙ローラ３を用紙
２に対して均一に設定することができる。
左右両側に設けた窪み部２０にフラップ２１を設けると
共に、用紙の厚みが均一な場合、Ａの位置に、図示のよ
うな断面略Ｕ字形の部材２２を配置し、用紙２の落ち込
みを防ぎ、左右で厚みが異なる場合はこの部材２２をＢ
の位置へスライド（図８）させ、又は回動（図９の斜
線）させ、又は取り外す（図９）等の方法により用紙２
の厚みを逃がす構造とする。このような構造により、積
載された用紙の厚みの差に関わらず給紙ローラ３を用紙
２に対して均一に設定することができる。
【００２１】以上、添付図面を参照して本発明の実施例
について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限
定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内にお
いて種々の形態、変形、修正等が可能であることに留意
すべきである。
について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限
定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内にお
いて種々の形態、変形、修正等が可能であることに留意
すべきである。
【００２２】
【発明の効果】このように、本発明によると、一連の用
紙についての印刷作業が終了した後は、給紙ローラが逆
回転して、給紙ローラと分離パッドとの間に噛み合って
いた用紙がホッパー１内へ戻されるので、ホッパーをプ
リンタから取り出す場合においても、すべての用紙をホ
ッパーとともに容易に取り外すことができ、給紙を安定
させることが出来る。また、給紙される用紙の厚みに変
化があっても安定して給紙させることが出来る。
紙についての印刷作業が終了した後は、給紙ローラが逆
回転して、給紙ローラと分離パッドとの間に噛み合って
いた用紙がホッパー１内へ戻されるので、ホッパーをプ
リンタから取り出す場合においても、すべての用紙をホ
ッパーとともに容易に取り外すことができ、給紙を安定
させることが出来る。また、給紙される用紙の厚みに変
化があっても安定して給紙させることが出来る。
【図１】本発明の給紙装置を用いたプリンタの主要構成
をブロック図で示す。
をブロック図で示す。
【図２】本発明の給紙装置の概略側面図である。
【図３】本発明による給紙装置の制御を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図４】給紙ローラの動力を遮断する機構の斜視図であ
る。
る。
【図５】本発明の給紙装置の給紙ローラを動作を説明す
る図である。
る図である。
【図６】ホッパー部の機能を示す原理図である。
【図７】ホッパーの一実施例を示す。
【図８】ホッパーの他の実施例を示す。
【図９】ホッパーの更に他の実施例を示す。
１…ホッパー ２…用紙 ３…給紙ローラ ４…分離パッド ５…給紙センサ ６…搬送ローラ ７…印字ヘッド ８…読取兼用紙センサ １１…給紙モータ １２、１３、１４…ギア ２０…窪み ２１…フラップ
Claims (2)
- 【請求項１】 多数枚の記録用紙を積載可能なホッパー
と、該ホッパー上の最上部の用紙の前端部上面に接触す
るように配置された給紙ローラとを含み、給紙ローラが
回転することにより前記最上部の用紙が前方へ給紙され
るように構成されたプリンタの給紙装置において、前記
ホッパーの用紙搭載領域の前端用紙厚が左右で異なる媒
体を積載したときに高くなる部分に深さを調節可能な窪
み部を前記給紙ローラの位置と対応する位置に設け、ホ
ッパーに積載された用紙が略均一に給紙ローラに当接す
るように構成したことを特徴とするプリンタの給紙装
置。 - 【請求項２】 前記窪み部の内部に弾発性を有するフラ
ップを設け、ホッパーに積載された用紙の量に応じてフ
ラップの高さを自動的に変化させるように構成したこと
を特徴とする請求項１に記載のプリンタの給紙装置。
Priority Applications (20)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20970295A JP3192932B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | プリンタの給紙装置 |
| US08/647,894 US5713674A (en) | 1994-10-06 | 1995-10-06 | Paper feed method and apparatus for a printer |
| CN95191148A CN1058661C (zh) | 1994-10-06 | 1995-10-06 | 打印机的送纸方法及送纸机构 |
| DE19581389T DE19581389T1 (de) | 1994-10-06 | 1995-10-06 | Verfahren und Vorrichtung zur Papierzuführung für einen Drucker |
| PCT/JP1995/002060 WO1996011111A1 (fr) | 1994-10-06 | 1995-10-06 | Systeme et dispositif d'alimentation en papier pour imprimantes |
| US09/016,639 US6022015A (en) | 1994-10-06 | 1998-01-30 | Paper feed method and apparatus for a printer |
| US09/016,327 US6089564A (en) | 1994-10-06 | 1998-01-30 | Paper feed method and apparatus for a printer |
| US09/016,331 US5848847A (en) | 1994-10-06 | 1998-01-30 | Paper feed method and apparatus for a printer |
| US09/016,330 US5915862A (en) | 1994-10-06 | 1998-01-30 | Paper feed method and apparatus for a printer using a main body flap and movable insulating and guide cover |
| US09/016,640 US5846007A (en) | 1994-10-06 | 1998-01-30 | Paper feed method and apparatus for a printer |
| US09/016,341 US5993085A (en) | 1994-10-06 | 1998-01-30 | Paper feed method and apparatus for a printer |
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