JP2002087609A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2002087609A
JP2002087609A JP2000281373A JP2000281373A JP2002087609A JP 2002087609 A JP2002087609 A JP 2002087609A JP 2000281373 A JP2000281373 A JP 2000281373A JP 2000281373 A JP2000281373 A JP 2000281373A JP 2002087609 A JP2002087609 A JP 2002087609A
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roller
paper
hopping
brake shoe
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JP2000281373A
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Inventor
Keiichiro Yamazaki
恵一郎 山崎
Masahiro Haruyama
昌広 春山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙を円滑に搬送することができ、改行ピッチ
がずれるのを防止することができるようにする。 【解決手段】シャフト20aと、弧状部分S1及び弦状
部分S2から成るホッピングローラ20と、シャフト2
0aに対して回転自在に配設され、径が、弧状部分S1
の径より小さく、弦状部分S2の径より大きいアイドル
ローラと、ホッピングローラ20と対向させて配設され
た第1の分離手段と、アイドルローラと対向させて配設
され、摩擦係数が第1の分離手段の摩擦係数より小さい
第2の分離手段とを有する。用紙11の前端がメインフ
ィードローラ27に噛(か)み込まれると、弦状部分S
2と第1の分離手段とが対向し、アイドルローラと第2
の分離手段とが当接させられる。第2の分離手段の摩擦
係数は小さいので、用紙11に加わる負荷が小さくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機等の記録装置に
は、給紙装置が配設され、該給紙装置によって用紙を記
録部に送ることができるようになっている。そのため
に、ホッピングローラが固定されるシャフトの両端にカ
ム部が形成され、前記シャフトを一回転させることによ
って、シートガイドフレームを上下方向に移動させるこ
とができるようになっている。
【0003】そして、給紙を行う場合、前記シートガイ
ドフレームは上方に移動させられ、この状態でホッピン
グローラを回転させると、シートガイドフレームにセッ
トされた用紙は、ホッピングローラによって繰り出さ
れ、フィルム等から成る分離壁によってある程度の枚数
に規制され、前端をブレーキシューに突き当てる。この
とき、一番上の用紙は、ホッピングローラと用紙との間
に生じる摩擦力を受けて搬送されるが、次の用紙は、気
泡体から成るブレーキシューの表面に形成された凹凸に
当たり、静止させられる。このようにして、複数の用紙
が同時に繰り出されるのを防止し、一枚ずつ分離させて
給紙を行うことができる。
【0004】また、給紙を行わない場合、シートガイド
フレームは下方に移動させられ、用紙はホッピングロー
ラから離れる。したがって、シートガイドフレームに用
紙を容易にセットすることができる。
【0005】そして、前記ホッピングローラは、弧状部
分及び弦状部分から成る「D」字状の形状を有し、給紙
が行われた後、用紙がメインフィードローラによって搬
送される間、弦状部分がブレーキシューと対向させられ
る。したがって、用紙がメインフィードローラによって
搬送される間、用紙にホッピングローラからの負荷が加
わることがない。
【0006】また、前記ホッピングローラの両側には、
径が、弧状部分の径より小さく、弦状部分の径より大き
いアイドルローラが、ホッピングローラに隣接させて、
かつ、シャフトに対して回転自在に配設される。したが
って、弦状部分がブレーキシューと対向しているとき
は、アイドルローラとブレーキシューとが接触させられ
るので、シートガイドフレームにセットされている用紙
が不必要に給紙されるのを防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の給紙装置においては、用紙の後端がアイドルローラ
とブレーキシューとの間から抜けるまで、ブレーキシュ
ーと用紙との間に生じる摩擦力によって、用紙に負荷が
加わってしまう。
【0008】また、前記ブレーキシューには、用紙を分
離させるために所定のテンションが加えられ、前記ホッ
ピングローラに押し付けられるようになっているが、前
記テンションが弱いと、複数の用紙が同時に送られて重
送が発生する。そこで、用紙を確実に分離させるため
に、一般に、ブレーキシューのテンションが強くされ
る。ところが、テンションが強い分だけ用紙に加わる負
荷が大きくなり、用紙とメインフィードローラとの間に
滑りが発生し、用紙を円滑に搬送することができなくな
り、改行ピッチがずれてしまう。
【0009】本発明は、前記従来の給紙装置の問題点を
解決して、用紙を円滑に搬送することができ、改行ピッ
チがずれるのを防止することができる給紙装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の給
紙装置においては、回転自在に配設されたシャフトと、
該シャフトに固定され、弧状部分及び弦状部分から成
り、回転に伴って用紙を繰り出すホッピングローラと、
前記シャフトに対して回転自在に配設され、径が、前記
弧状部分の径より小さく、弦状部分の径より大きいアイ
ドルローラと、前記ホッピングローラと対向させて配設
され、用紙を分離する第1の分離手段と、前記アイドル
ローラと対向させて配設され、摩擦係数が前記第1の分
離手段の摩擦係数より小さい第2の分離手段とを有す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この場
合、記録装置としてのプリンタについて説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施の形態における
プリンタの概念図、図2は本発明の第1の実施の形態に
おける分離給紙部の斜視図、図3は本発明の第1の実施
の形態における分離給紙部の要部斜視図、図4は本発明
の第1の実施の形態における分離給紙部の要部断面図で
ある。
【0013】図において、11は用紙、12は該用紙1
1の搬送路R1に臨ませて配設された記録手段としての
印字ヘッドであり、該印字ヘッド12はキャリッジ13
に搭載される。該キャリッジ13は、平行な2本のガイ
ドシャフト14に沿って走行させられる。また、27は
前記搬送路R1に配設されたメインフィードローラであ
り、該メインフィードローラ27は、図示されない搬送
用駆動手段と連結され、該搬送用駆動手段を駆動するこ
とによって回転させられ、用紙11を搬送する。
【0014】前記搬送路R1の上流側には給紙装置15
が配設され、該給紙装置15によって給紙が行われる。
前記給紙装置15は、ベースフレーム16、該ベースフ
レーム16に対して揺動自在に支持され、用紙11がセ
ットされるシートガイドフレーム17、該シートガイド
フレーム17を付勢して押し上げるプレッシャスプリン
グ18、及び前記シートガイドフレーム17にセットさ
れた複数の用紙11を一枚ずつ分離させて給紙を行う分
離給紙部19を備える。
【0015】次に、該分離給紙部19について説明す
る。
【0016】該分離給紙部19は、用紙11の前端(図
1における左端)に臨ませて配設され、回転に伴って用
紙11を繰り出すホッピングローラ20、該ホッピング
ローラ20と対向させて配設され、発泡ウレタン等の気
泡体等から成る用紙分離片及び第1の分離手段としての
ブレーキシュー22、ベースフレーム16の前端に配設
され、フィルム等から成る分離壁23、前記ブレーキシ
ュー22を付勢して押し上げるブレーキシュースプリン
グ24、及び前記ベースフレーム16に対してピン25
aを中心にして回動自在に支持され、ブレーキシュー2
2を保持するブレーキシューホルダ25を備える。該ブ
レーキシューホルダ25は、ブレーキシュー22の両側
に、ブレーキシュー22より摩擦係数の小さい、第2の
分離手段としてのプラスチック製のプレート26を保持
する。なお、前記分離壁23及びブレーキシュー22に
よって分離機構が構成される。
【0017】前記ホッピングローラ20は、弧状部分S
1及び弦状部分S2から成り、「D」字状の形状を有
し、シャフト20aに固定され、シャフト20aを介し
て回転自在に支持される。前記ホッピングローラ20の
両側には、円形の形状を有し、径が、弧状部分S1の径
より小さく、弦状部分S2の径より大きいアイドルロー
ラ21が、ホッピングローラ20に隣接させて、かつ、
シャフト20aに対して回転自在に配設される。そし
て、前記ホッピングローラ20とブレーキシュー22と
が対向させられるとともに、各アイドルローラ21と各
プレート26とが対向させられる。
【0018】また、前記シャフト20aの両端に図示さ
れないカム部が形成され、前記シャフト20aを一回転
させることによって、シートガイドフレーム17を上下
方向に移動させることができる。
【0019】そして、給紙を行う場合、シートガイドフ
レーム17は上方に移動させられ、この状態でホッピン
グローラ20を回転させると、シートガイドフレーム1
7にセットされた用紙11がホッピングローラ20によ
って繰り出される。
【0020】次に、前記構成の給紙装置の動作について
説明する。
【0021】図5は本発明の第1の実施の形態における
給紙装置の動作を示す第1の図、図6は本発明の第1の
実施の形態における給紙装置の動作を示す第2の図であ
る。
【0022】複数の用紙11がシートガイドフレーム1
7にセットされた状態において、図示されない上位装置
からプリンタの図示されない制御部に給紙指示が送られ
ると、制御部は、図示されないホッピングモータを駆動
し、図示されないアイドルギヤを回転させ、シャフト2
0a(図1)を回転させるとともに、ホッピングローラ
20を回転させる。また、前記シャフト20aが回転さ
せられると、シャフト20aの両端に形成された図示さ
れないカム部によって押し下げられていたシートガイド
フレーム17が、図5に示されるように、プレッシャス
プリング18の付勢力によって押し上げられ、用紙11
とホッピングローラ20とが当接させられる。
【0023】ところで、前記ホッピングローラ20の回
転が開始される当初は、前記ホッピングローラ20の弦
状部分S2とブレーキシュー22とが対向させられる
が、シャフト20aの回転に伴って、ホッピングローラ
20の弧状部分S1とブレーキシュー22とが当接させ
られるようになる。そして、弧状部分S1とブレーキシ
ュー22とが当接している間は、弧状部分S1の径より
アイドルローラ21(図4)の径が小さいので、アイド
ルローラ21とプレート26とは当接しないか、又はア
イドルローラ21の自重だけでアイドルローラ21とプ
レート26とが当接する。
【0024】シートガイドフレーム17が押し上げられ
るのに伴って、ホッピングローラ20が回転させられ、
弧状部分S1と用紙11とが当接するので、図6に示さ
れるように、用紙11は、ホッピングローラ20の回転
に伴ってブレーキシュー22側に搬送され、分離壁23
によってある程度の枚数に規制され、更に搬送されて前
端をブレーキシュー22に突き当てる。このとき、一番
上の用紙11は、ホッピングローラ20と用紙11との
間に生じる摩擦力を受けてメインフィードローラ27に
送られるが、次の用紙11は、ブレーキシュー22の表
面に形成された凹凸に当たり、静止させられる。このよ
うにして、複数の用紙11が同時に繰り出されるのを防
止し、一枚ずつ分離させて給紙を行うことができる。
【0025】続いて、用紙11の前端がメインフィード
ローラ27に到達し、メインフィードローラ27に噛
(か)み込まれるタイミングで、弦状部分S2とブレー
キシュー22とが対向するようになり、アイドルローラ
21とプレート26とが当接させられる。そして、弦状
部分S2とブレーキシュー22とが対向している間は、
アイドルローラ21及びプレート26によって用紙11
が挟まれるので、シートガイドフレーム17にセットさ
れている用紙11が不必要に給紙されるのを防止するこ
とができる。また、弦状部分S2とブレーキシュー22
とが対向するのに伴って、前記カム部によってシートガ
イドフレーム17が押し下げられるので、用紙11がメ
インフィードローラ27によって搬送されている間は、
用紙11にホッピングローラ20からの負荷が加わるこ
とがない。
【0026】ところで、用紙11の後端(図5における
右端)がアイドルローラ21とプレート26との間から
抜けるまで、プレート26と用紙11との間に生じる摩
擦力によって、用紙11に負荷が加わる。ところが、プ
レート26の摩擦係数は、ブレーキシュー22の摩擦係
数より小さいので、用紙11に加わる負荷が小さくな
る。
【0027】したがって、用紙11とメインフィードロ
ーラ27との間に滑りが発生するのを防止することがで
きる。その結果、用紙11を円滑に搬送することがで
き、改行ピッチがずれるのを防止することができる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0029】図7は本発明の第2の実施の形態における
分離給紙部の要部斜視図、図8は本発明の第2の実施の
形態における分離給紙部の要部断面図、図9は本発明の
第2の実施の形態における給紙装置の動作を示す図であ
る。
【0030】この場合、第2の分離手段としてのプラス
チック製のプレート50の上面には、ピン25aと隣接
する部分から中央部にかけて、アイドルローラ21の軸
方向に延在させてほぼ「V」字状の溝52が形成され、
該溝52は、ピン25aから離れるに従って深くなる第
1のテーパ面S3、該第1のテーパ面S3の下端から斜
め上方に立ち上がる第2のテーパ面S4、及び該第2の
テーパ面S4の上端から斜め上方に立ち上がり、アイド
ルローラ21と選択的に接触させられる第3のテーパ面
S5を備える。なお、第1〜第3のテーパ面S3〜S5
によってそれぞれ傾斜面が構成される。
【0031】前記構成の分離給紙部19において、複数
の用紙11がシートガイドフレーム17にセットされた
状態で、図示されない上位装置からプリンタの図示され
ない制御部に給紙指示が送られると、制御部は、図示さ
れないホッピングモータを駆動し、アイドルギヤを回転
させ、シャフト20a(図1)を回転させるとともに、
ホッピングローラ20を回転させる。また、前記シャフ
ト20aが回転させられると、シャフト20aの両端に
形成された図示されないカム部によって押し下げられて
いたシートガイドフレーム17が、プレッシャスプリン
グ18の付勢力によって押し上げられ、用紙11とホッ
ピングローラ20とが当接させられる。
【0032】ところで、前記ホッピングローラ20の回
転が開始される当初は、前記ホッピングローラ20の弦
状部分S2と、第1の分離手段としてのブレーキシュー
22とが対向させられるが、シャフト20aの回転に伴
って、ホッピングローラ20の弧状部分S1とブレーキ
シュー22とが当接させられるようになる。そして、弧
状部分S1とブレーキシュー22とが当接している間
は、弧状部分S1の径よりアイドルローラ21の径が小
さいので、アイドルローラ21とプレート50とは当接
しないか、又はアイドルローラ21の自重だけでアイド
ルローラ21とプレート50とが当接する。
【0033】シートガイドフレーム17が押し上げられ
るのに伴って、ホッピングローラ20が回転させられ、
弧状部分S1と用紙11とが当接するので、図9に示さ
れるように、用紙11は、ホッピングローラ20の回転
に伴ってブレーキシュー22側に搬送され、分離壁23
によってある程度の枚数に規制され、更に搬送されて前
端(図9における右端)をブレーキシュー22に突き当
てる。このとき、一番上の用紙11は、ホッピングロー
ラ20と用紙11との間に生じる摩擦力を受けてメイン
フィードローラ27に送られるが、次の用紙11は、ブ
レーキシュー22の表面に形成された凹凸に当たり、静
止させられる。このようにして、複数の用紙11が同時
に繰り出されるのを防止し、一枚ずつ分離させて給紙を
行うことができる。
【0034】続いて、用紙11の前端がメインフィード
ローラ27に到達し、メインフィードローラ27に噛み
込まれるタイミングで、弦状部分S2とブレーキシュー
22とが対向するようになり、アイドルローラ21と第
3のテーパ面S5とが用紙11を挟む。したがって、弦
状部分S2とブレーキシュー22とが対向している間
は、アイドルローラ21及びプレート50によって用紙
11が挟まれるので、シートガイドフレーム17にセッ
トされている用紙11が不必要に給紙されるのを防止す
ることができる。このとき、次の用紙11は、第2のテ
ーパ面S4に当たり、搬送が阻止される。
【0035】また、弦状部分S2とブレーキシュー22
とが対向するのに伴って、前記カム部によってシートガ
イドフレーム17が押し下げられるので、用紙11がメ
インフィードローラ27によって搬送されている間は、
用紙11にホッピングローラ20からの負荷が加わるこ
とがない。
【0036】ところで、用紙11の後端(図9における
右端)がアイドルローラ21とプレート50との間から
抜けるまで、第3のテーパ面S5と用紙11との間に生
じる摩擦力によって、用紙11に負荷が加わる。ところ
が、この場合、プレート50に溝52が形成され、次の
用紙11は、第2のテーパ面S4と当たって搬送が阻止
されるので、プレート50の摩擦係数をその分小さくす
ることができる。したがって、用紙11の後端がアイド
ルローラ21とプレート50との間から抜けるまでに用
紙11に加わる負荷を一層小さくすることができるの
で、用紙11とメインフィードローラ27との間に滑り
が発生するのを一層に防止することができる。
【0037】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0038】図10は本発明の第3の実施の形態におけ
る分離給紙部の要部斜視図、図11は本発明の第3の実
施の形態における分離給紙部の第1の状態を示す断面
図、図12は本発明の第3の実施の形態における分離給
紙部の第2の状態を示す断面図である。
【0039】この場合、第2の分離手段としてのプラス
チック製のプレート60の上面には、一面に、アイドル
ローラ21の軸方向に延在させて複数の「V」字状の溝
62が形成され、各溝62間に山部63が形成される。
したがって、用紙11の前端(図11及び12における
右端)がメインフィードローラ27(図1)に到達し、
メインフィードローラ27に噛み込まれると、ホッピン
グローラ20の弦状部分S2と、第1の分離手段として
のブレーキシュー22とが対向するようになり、アイド
ルローラ21及び山部63によって用紙11が挟まれ
る。したがって、シートガイドフレーム17にセットさ
れている用紙11が不必要に給紙されるのを防止するこ
とができる。このとき、次の用紙11は、図11又は1
2に示されるように、いずれかの山部63に当たって搬
送が確実に阻止されるので、プレート60の摩擦係数を
その分小さくすることができる。したがって、用紙11
の後端(図11及び12における右端)がアイドルロー
ラ21とプレート60との間から抜けるまでに用紙11
に加わる負荷を一層小さくすることができるので、用紙
11とメインフィードローラ27との間に滑りが発生す
るのを十分に防止することができる。その結果、用紙1
1を十分に円滑に搬送することができ、改行ピッチがず
れるのを十分に防止することができる。
【0040】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、給紙装置においては、回転自在に配設されたシャ
フトと、該シャフトに固定され、弧状部分及び弦状部分
から成り、回転に伴って用紙を繰り出すホッピングロー
ラと、前記シャフトに対して回転自在に配設され、径
が、前記弧状部分の径より小さく、弦状部分の径より大
きいアイドルローラと、前記ホッピングローラと対向さ
せて配設され、用紙を分離する第1の分離手段と、前記
アイドルローラと対向させて配設され、摩擦係数が前記
第1の分離手段の摩擦係数より小さい第2の分離手段と
を有する。
【0042】この場合、ホッピングローラの回転に伴っ
て、一番上の用紙は、ホッピングローラと用紙との間に
生じる摩擦力を受けてメインフィードローラに送られる
が、次の用紙は、第1の分離手段の表面に形成された凹
凸に当たり、静止させられる。このようにして、複数の
用紙が同時に繰り出されるのを防止し、一枚ずつ分離さ
せて給紙を行うことができる。
【0043】そして、用紙の前端がメインフィードロー
ラに到達し、メインフィードローラに噛み込まれるタイ
ミングで、弦状部分と第1の分離手段とが対向するよう
になり、アイドルローラと第2の分離手段とが当接させ
られる。したがって、弦状部分と第1の分離手段とが対
向しているときは、アイドルローラ及び第2の分離手段
によって用紙が挟まれるので、用紙が不必要に給紙され
るのを防止することができる。
【0044】また、用紙の後端がアイドルローラと第2
の分離手段との間から抜けるまでに第2の分離手段と用
紙との間に生じる摩擦力によって、用紙に負荷が加わ
る。ところが、第2の分離手段の摩擦係数は小さいの
で、用紙に加わる負荷が小さくなる。
【0045】したがって、用紙とメインフィードローラ
との間に滑りが発生するのを防止することができる。そ
の結果、用紙を円滑に搬送することができ、改行ピッチ
がずれるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの
概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における分離給紙部
の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における分離給紙部
の要部斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における分離給紙部
の要部断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の
動作を示す第1の図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における給紙装置の
動作を示す第2の図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における分離給紙部
の要部斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における分離給紙部
の要部断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における給紙装置の
動作を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における分離給紙
部の要部斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態における分離給紙
部の第1の状態を示す断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態における分離給紙
部の第2の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 用紙 20 ホッピングローラ 20a シャフト 21 アイドルローラ 22 ブレーキシュー 26、50、60 プレート 52、62 溝 S1 弧状部分 S2 弦状部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB04 FC01 GA03 GB01 GC01 GD01 HB03 HC30 HD18 JA03 JA16 JA17 JD08 JD33 JD37 JD39 KB05 KB12 KB17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)回転自在に配設されたシャフト
    と、(b)該シャフトに固定され、弧状部分及び弦状部
    分から成り、回転に伴って用紙を繰り出すホッピングロ
    ーラと、(c)前記シャフトに対して回転自在に配設さ
    れ、径が、前記弧状部分の径より小さく、弦状部分の径
    より大きいアイドルローラと、(d)前記ホッピングロ
    ーラと対向させて配設され、用紙を分離する第1の分離
    手段と、(e)前記アイドルローラと対向させて配設さ
    れ、摩擦係数が前記第1の分離手段の摩擦係数より小さ
    い第2の分離手段とを有することを特徴とする給紙装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の分離手段は、アイドルローラ
    と対向する面に溝が形成される請求項1に記載の給紙装
    置。
JP2000281373A 2000-09-18 2000-09-18 給紙装置 Withdrawn JP2002087609A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007290794A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Noritsu Koki Co Ltd シート搬送装置

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JP2007290794A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Noritsu Koki Co Ltd シート搬送装置

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