JP2001199599A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001199599A
JP2001199599A JP2000006613A JP2000006613A JP2001199599A JP 2001199599 A JP2001199599 A JP 2001199599A JP 2000006613 A JP2000006613 A JP 2000006613A JP 2000006613 A JP2000006613 A JP 2000006613A JP 2001199599 A JP2001199599 A JP 2001199599A
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JP
Japan
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sheet
conveying
image processing
unit
sheet holding
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Pending
Application number
JP2000006613A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakai
洋志 中井
Manabu Yamazoe
学 山添
Hidesuke Inamura
秀介 稲村
Kenichi Moriya
研一 森屋
Masayuki Motoe
雅之 本江
Tsunesuke Yamamoto
恒介 山本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シート反転機構および両面記録を
小型かつ簡易な構成で実現し、且つシート表裏の色味を
安定させた画像形成装置を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
る画像形成装置の代表的な構成は、シートに対し記録ま
たは読取を行う画像処理手段と、前記画像処理手段に対
向する位置に配置されたシート保持手段と、前記シート
保持手段においてシートを搬送するシート保持搬送部
と、前記シート保持搬送部にシートを搬送するU字状経
路搬送手段と、前記U字状経路搬送手段にシートを給送
するシート給送手段と、を有する画像処理装置におい
て、前記シート保持搬送部は前記シートを逆方向に搬送
可能であると共に、少なくとも前記U字状経路搬送手段
の下流側と上流側とを移動可能であり、前記U字状経路
搬送手段は前記シート保持搬送部から搬送されたシート
を再び該シート保持搬送部に搬送することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタなどの画
像処理装置におけるシートの反転および両面記録に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の両面記録可能な画像処理装置の例
について図17、18を用いて説明する。図17は特開平9−
86007号公報に係る両面記録画像形成装置である。
シートPはスタッカ100に積載保持されており、給送ロ
ーラ101によって一枚ずつ給送され記録部102に給送され
る。記録部102には搬送ローラ対103及び記録ヘッド104
が設けられ、搬送ローラ対103により間欠搬送されるシ
ートに対し、記録ヘッド104がガイド軸104a、104bの
軸方向に操作しつつ記録が行われるものである。
【0003】記録が行われたシートはU字状搬送経路10
5の下部搬送経路106aに進入し、Uターンガイド106
b、大型搬送ローラ107及びピンチローラ108によって反
転され、上部搬送経路106cに送られる。上部搬送経路1
06cには前記記録部102と同様に記録部109が設けられ、
シートP裏面への記録が行われる。
【0004】そして記録が終了したシートPは排出スタ
ッカ110に排出され、両面記録が終了する。ここで前記
記録ヘッド104はキャリッジ111上に搭載されており、該
キャリッジ111がガイド軸104a、104bの軸方向に走査
されることにより記録が行われる。また記録ヘッド104
はキャリッジ111に対し、ラックとピニオンなどの機構
により上下移動可能に構成されており、U字状搬送経路
105の二つの直線領域に対して移動自在に構成されると
共に、該直線領域近傍で停止可能に構成されるものであ
る。すなわちU字状搬送経路105の二つの直線部の記録
部103、109の間を記録ヘッド104が行き来することによ
り、一つの記録ヘッド104を用いてシートPの両面に記
録を行うものである。
【0005】図18は特開平5−138965号公報に係
る両面記録画像形成装置である。シートPはカセット12
0に積載保持されており、給送ローラ121によって一枚ず
つ記録部122に給送される。記録部122には搬送ローラ対
123、124とプラテン125及び記録ヘッド126が設けられ、
前記搬送ローラ対123、124によって間欠搬送されるシー
トPに対し、記録ヘッド126がガイド軸127の軸方向に走
査しつつ記録が行われるものである。
【0006】記録が行われたシートPは搬送経路128を
通り、反転ローラ129とピンチローラ130によって反転さ
れ、搬送経路131を通って裏面を上にして再び記録部122
に送られる。再び記録部122に送られたシートPは、前
記搬送ローラ対123、124により上述とは逆方向に搬送さ
れつつ裏面への記録が行われ、排出トレイ132もしくは
排出トレイ133に選択的に排出される。また再度反転ロ
ーラ129にシートPを送ることにより反転させ、フェイ
スダウンで排出させることも可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし図17に示す従来
例においては、以下のような問題があった。すなわち高
精細記録を行う画像形成装置にあっては記録ヘッド104
とキャリッジ111の位置決め及び搬送ローラ対の搬送精
度が極めて重要である。しかるに記録ヘッド104がキャ
リッジ111に対し上下移動可能な構成とされているこの
構成では、記録ヘッド104とキャリッジ111のガタが発生
して記録ずれを起こしやすく、また高精度な搬送を要求
される搬送ローラ対が上下搬送経路に二組必要なため、
生産コストの上昇を招く。これらのことから高精細記録
を行う装置には適さないという問題がある。
【0008】また記録ヘッド104を上下させる機構を、
走査を行うキャリッジ111上に設けなくてはならず、キ
ャリッジ111の重量が増して高速記録を行うものにも適
さなかった。さらに上部の記録部109においては、記録
ヘッド104が上下するための空間が必要なため、シート
の平面度を保ち下側を支えるためのプラテン部材を設け
ることができず、シートP先端部の垂れ下がりによるジ
ャムなどの搬送不良が起きやすく、記録中の平面の保持
も十分でないため記録精度に影響を生じることがあっ
た。
【0009】また図18に示す従来例においては、排出ト
レイ133の選択やフェイスアップ、ダウンの選択が可能
であるが、搬送ローラ対124の位置が固定であるため、
シートPの反転を搬送ローラ対124から送り出され再び
搬送ローラ対124に戻るまでに完了していなくてはなら
ず、搬送経路128、反転ローラ129、搬送経路131、で形
成されるような閉じた(ヘアピン形状の)搬送経路が必
ず必要となる。従ってシートを反転させるための搬送経
路が長くなり、装置の小型化が困難であるという問題が
あった。
【0010】またいずれの従来例においても、図19に示
すような構成のインクジェット記録ヘッド134を用いた
装置では、シートの表面と裏面の記録において色味が変
わるという問題があった。図19は記録ヘッド134のイン
ク吐出面をシート側から見た図であって、インクを吐出
してシートに画像を形成するインクジェットプリンタの
インク吐出口の構成の一つである。記録ヘッド134はシ
ートPの搬送方向に4色のインク吐出口135が、副走査
方向(シート搬送方向)にイエロー135Y、マゼンタ135
M、シアン135C、ブラック135Bkと配置され、主走査方
向(矢印H方向)に走査されるものである。そしてこれ
らの4色のインクを、キャリッジを走査させつつシート
に吐出し、各色を重ね合わせることにより様々な色を表
現することが可能となっている。
【0011】しかし、例えば2色のインクを同じ量、同
じように重ねうちしたとしても、インクを重ね合わせる
順番が変わると、紙面でのインクの混ざり合い方が変わ
るため、色味が違ってしまうという現象が生じる。すな
わち図17、18に示す従来例では、シートの表面と裏面の
記録において記録ヘッド104、126に対するシートPの搬
送方向が逆転するため、表面記録ではY、M、C、Bkの
順で記録されるが、裏面記録ではBk、C、M、Yの順と
なり、インクを重ね合わせる順番が逆転しシートの表面
と裏面の記録において色味が違ってしまうといった問題
を生じていた。これはインクジェット方式に限らず、色
を重ね合わせる方式の記録装置全般に言えることであ
る。
【0012】そこで本発明は、シート反転機構および両
面記録を小型かつ簡易な構成で実現し、且つシート表裏
の色味を安定させた画像形成装置を提供することを目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、シー
トに対し記録または読取を行う画像処理手段と、前記画
像処理手段に対向する位置に配置されたシート保持手段
と、前記シート保持手段においてシートを搬送するシー
ト保持搬送部と、前記シート保持搬送部にシートを搬送
するU字状経路搬送手段と、前記U字状経路搬送手段に
シートを給送するシート給送手段と、を有する画像処理
装置において、前記シート保持搬送部は前記シートを逆
方向に搬送可能であると共に、少なくとも前記U字状経
路搬送手段の下流側と上流側とを移動可能であり、前記
U字状経路搬送手段は前記シート保持搬送部から搬送さ
れたシートを再び該シート保持搬送部に搬送することを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明に係る画
像処理装置の第一実施形態について、図を用いて説明す
る。図1は本実施形態に係る画像処理装置の斜視図、図
2はシート保持搬送部を移動させた状態を示す斜視図、
図3は画像処理装置の断面図、図4はシート保持搬送部
の駆動構成を説明する断面図、図5及び図6はシート保
持搬送部を移動させた状態を示す断面図、図7から図12
は本実施形態に係る画像処理装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0015】(全体構成)本実施形態においては画像処
理装置の例として画像形成装置を用いて説明する。まず
図1,図3を用いて基本的な構成及び動作について説明
する。本実施形態に係る画像形成装置はキャリッジ1
に、画像処理手段としてインクタンク3及びインク吐出
口を有する記録ヘッド2を搭載している。キャリッジ1
には軸受1aが一体的に設けられ、ここにガイド軸4が
貫通し、該ガイド軸4は記録部フレーム5に軸支されて
いる。キャリッジ1の上部にはガイド部1bが一体的に
設けられ、ガイド軸4と略平行に記録部フレーム5に固
定されるガイドレール6に係合している。
【0016】記録部フレーム5の一端にはキャリッジモ
ータ8が設けられており、他端には図示しないテンショ
ンプーリが設けられている。このテンションプーリとキ
ャリッジモータ8のモータプーリ8aとの間には無端ベ
ルトであるキャリッジベルト7が張設されており、テン
ションプーリによって所定の張力が欠けられている。
【0017】キャリッジ1はキャリッジベルト7の所定
の位置に固定され、キャリッジモータ8を駆動すること
によりガイド軸4及びガイドレール6に沿って摺動し、
往復走査が行われる。キャリッジ1には図示しない本体
電気基板からフレキシブルケーブル9が接続されてお
り、記録ヘッド2に電気信号を伝達している。また記録
部フレーム5の一端をキャリッジ1の初期位置としてお
り、ここに記録ヘッド2の清掃を行う回復ユニット5a
を設けている。回復ユニット5aにはヘッド吸引ノズル
5b、清掃ブレード5cを備えており、記録ヘッド2の
インク吐出口の目詰まりを回復し、また付着したインク
を除去している。
【0018】装置下部にはシートPを積載保持するカセ
ット10が備えられており、その内部には揺動自在に取り
付けられた圧板11と、該圧板11を上方に所定圧で付勢す
る圧板バネ12と、シートPの積載位置を規制するスライ
ド可能な側面ガイド13及び後端ガイド14積載されるシー
トPを一枚ずつ分離するための分離爪15が設けられてい
る。そして給送命令によってシート給送手段である半月
形状の給送ローラ16が積載保持されたシートPの最上位
のシートに当接し、図示しない駆動源により図3におけ
る時計回り方向に回転され、摩擦力によって最上位のシ
ートPを給送する。このとき分離爪15によって最上位の
一枚のみが分離給送される(第一の給送手段)。
【0019】給送されたシートPはシートガイドである
Uターンガイド17、ガイドコロ18、U字状経路搬送ロー
ラであるUターンローラ19からなるU字状経路搬送手段
に搬送される。シートPはUターンガイド17にガイドさ
れ、給送ローラ16と同期して回転するUターンローラ19
と複数のガイドコロ18に挟持されつつ搬送される。給送
ローラ16は一回転したところで停止し、その半月形状に
よりシートを開放する。そしてUターンローラ19は回転
を継続し、シートPは上部搬送経路17aからシート保持
搬送部に送り込まれると給送を終了する。
【0020】また装置本体上部には手差給送部としての
オートシートフィーダ(以下ASF20と称する)が備え
られている。ASF20は上記カセット10と同様の機構で
あり、積載収納されたシートPを給送するものである。
またその構成や動作もカセット10とほぼ同様であり、圧
板11、圧板バネ12、分離爪15、側面ガイド13等がそれぞ
れ設けられ、積載された最上位のシートPを半月状の給
送ローラ16によって手差搬送路17cからUターンガイド
17に給送する(第二の給送手段)。
【0021】(シート保持搬送部)シート保持搬送部
は、記録ヘッド2と対向する位置に配置されたシート保
持手段であるプラテン21においてシートを搬送するもの
であり、プラテン21の上流側に配置された主搬送ローラ
22、下流側に配置された副搬送ローラ23、これらのロー
ラを駆動制御する図示しない駆動制御手段から構成さ
れ、搬送部フレーム30に保持されている。プラテンは記
録ヘッド2に対向する位置でシートPの下方向の位置を
規制するものである。また主搬送ローラ22の上流側には
シート検知センサ24が設けられており、シートPの有無
やサイズ、正確な位置を検出している。
【0022】主搬送ローラ22には押圧手段であるピンチ
ローラ25が付勢されている。ピンチローラ25はピンチロ
ーラホルダ26に回転自在に軸支され、ピンチローラホル
ダ26は搬送部フレーム30に揺動可能に支持されている。
ピンチローラホルダ26はピンチバネ27によって付勢さ
れ、これによりピンチローラ25が所定の圧力で主搬送ロ
ーラ22表面に押圧されている。
【0023】副搬送ローラ23は主搬送ローラ22と後述の
ギア等により連結され、略同速で同方向に回転する。副
搬送ローラ23表面には押圧手段である拍車28が付勢され
ている。拍車28は拍車ホルダ29に回転自在に保持されて
おり、副搬送ローラ23の回転に対して従動する。
【0024】シート保持搬送部を支持している搬送部フ
レーム30は板金などで構成され、回転中心30aを中心に
図示しない本体筐体に揺動可能に軸支されており、また
フレーム揺動ギア31が固定的に取り付けられている。フ
レーム揺動ギア31は本体筐体に固定される駆動制御手段
である揺動モータ32に連結され、これを駆動することに
よりシート保持搬送部をUターンガイド17の上流側およ
び下流側に移動可能に構成されている。これによりシー
ト保持搬送部は上部搬送経路17a、下部搬送経路17bに
対向し、シートの授受を行うことができる。揺動モータ
32の駆動はホストコンピュータから、若しくは使用者に
よる画像処理装置への直接的な選択によって行われる。
【0025】給送されたシートPへの記録はホストコン
ピュータ等から送られる記録信号により行われ、キャリ
ッジ1を走査しつつ記録ヘッド2からインクを吐出し、
一行分の記録走査が終了するごとに主搬送ローラ22及び
副搬送ローラ23を駆動してシートPを一行分搬送する。
このキャリッジ1の往復走査による記録及び主搬送ロー
ラ22、副搬送ローラ23の間欠搬送を繰り返すことにより
シートP上に画像を形成し、シート保持搬送部から排出
されたシートPは、排出トレイ33に排出、積載される。
【0026】ここで図4を用いてUターンローラ19及び
主搬送ローラ22、副搬送ローラ23のギア連結の一例を説
明する。主搬送ローラ22に固定された主搬送ローラギア
35と、副搬送ローラ23に固定された副搬送ローラギア36
は、搬送アイドラギア37を介して連結されている。また
Uターンローラ19にはUターンローラギア38が固定され
ており、主搬送ローラギア35は、シート保持搬送部がU
ターンガイド17の下流側に位置したときは上部アイドラ
ギア39を介してUターンローラギア38に連結され、上流
側に位置したときは下部アイドラギア40、41を介してU
ターンローラギア38に連結される。このようなギア連結
構成を取ることにより、Uターンローラ19とシート保持
搬送部でのシートPの搬送方向が常に同じ方向となり、
一つのモータによる駆動を簡単に行うことができる。
【0027】(画像形成動作)次に、上記構成における
画像形成装置によるシートの反転および両面記録の動作
について、図7〜12のフローチャートに従って説明す
る。図7において、ホストコンピュータ等の外部装置か
ら記録信号が電送されると、画像形成動作が開始され
る。画像形成は、まず給送動作(S101)から開始され
る。
【0028】給送動作については図8を用いて詳細に説
明する。ここで本実施形態においては、シートPをUタ
ーンローラ19側から下流側へと搬送しつつ画像形成を行
うものとする。給送はUターンローラ19の上部搬送経路
17aからの給送(カセット10もしくはASF20からの給
送)であるため、まず現在のシート保持搬送部の位置が
上部搬送経路17aからの給送位置にあるか否かの判定、
すなわち給送可能な状態か否かの判定が行われる(S20
1)。シート保持搬送部が上部搬送経路17aからの給送
位置にある場合は、給送ローラ16を駆動して給送を開始
する(S205)。
【0029】一方シート保持搬送部が下部搬送経路17b
からの給送位置にある場合には、まず揺動モータ32を駆
動し(S202)、上部搬送経路17aに対応する所定の位
置に到達したら(S203)、揺動モータ32を停止させる
(S204)。シート保持搬送部が所定の位置にあるか否
かの判別は、例えば所定位置にシート保持搬送部を検知
するセンサを設けたり、移動を規制するストッパを設け
たり、または揺動モータ32をステッピングモータとして
駆動ステップ数でその位置を管理する等の方法で、簡単
且つ正確に行うことができる。そして給送が可能になっ
た時点で給送ローラ16を駆動して給送を開始する(S20
5)。
【0030】給送されたシートPは、前述のようにUタ
ーンガイド17及び主搬送ローラ22、副搬送ローラ23によ
って搬送し(S206)、記録開始位置に到達すると(S2
07)、各ローラを停止させて(S208)給送動作が終了
する。このときシートP及びシート保持搬送部は図3に
示す状態となっている。
【0031】給送が完了するとシートPに対して記録が
行われ(S102)、シート表面への記録が終了すると
(S103)、このままフェイスアップ(記録面を上にし
て)で排出するかどうかを判断し(S104)、YESの場合
はそのまま排出(S105)して記録動作を終了する。NO
の場合には更に、シート裏面への記録を行うか(S106:Y
ES)、フェイスダウンで排出するか(S106:NO)の判断が
行われる。
【0032】フェイスダウンで排出すると選択された場
合には、図9に示すシートの反転動作(端子A)に移行
する。図9に示すように、シートの反転動作は、まずシ
ート表面の記録終了時点で、シートPの後端がU字状搬
送経路から退避しているか否かの判定がシート検知セン
サ24によって行われる(S301)。退避していない場合
(NO)は、Uターンローラ19及び主搬送ローラ22、副搬送
ローラ23を駆動してシートPをU字状搬送経路(上部搬
送経路17a)にかからないところまで完全に退避させる
(S302)。これは、U字状搬送経路にシートPがかか
っているとシート保持搬送部の移動ができないためであ
る。このときシートP及びシート保持搬送部は図4に示
す状態となっている。
【0033】シートPの退避終了後、またはS301にお
いてYESの場合には、シートPの搬送を停止し(S30
3)、揺動モータ32を駆動してシート保持搬送部を下方
に移動させ(S304)、所定の位置に到達すると(S30
5)、揺動モータを停止させる(S306)。このときシー
トP及びシート保持搬送部は図5に示す状態となってい
る。揺動モータ32停止後、Uターンローラ19及び主搬送
ローラ22、副搬送ローラ23を駆動してシートをUターン
ローラ19に巻き付け(S307)、シート保持搬送部から
シートPを完全に退避させる(S308)。このときシー
トP及びシート保持搬送部は図6に示す状態となってい
る。
【0034】シートPの退避が終了するとUターンロー
ラ19による搬送を停止し(S309)、再び揺動モータ32
を駆動してシート保持搬送部を元の上方位置に移動して
(S310)、所定位置に到達すると(S311)揺動モータ
32を停止する(S312)。そして再びUターンローラ19
等を駆動してシートPを搬送し(S313)、排出する
(S314)。これによりシートPのフェイスダウンでの
排出が完了する。
【0035】図7において裏面記録を行う(YES)と選択
された場合には、図10に示すシートの反転動作(端子
B)に移行する。上記反転排出動作と説明の重複する部
分については同一の符号を付して説明を省略する。反転
動作後(S301〜S312)に再びシート保持搬送部がシー
トPを受け取る際、シートPが裏面の記録開始位置に達
した(S401)ところで裏面の記録を開始する(S40
2)。記録が終了すると(S403)、再度フェイスアップ
での排出か否かの選択がなされ(S404)、YESならばそ
のまま排出され(S405)、NOならば再度シートの反転
動作(図9)が行われてから排出される。
【0036】(U字状経路搬送手段の経路長等)ここで
図6のようにUターンローラ19にシートPを巻き付ける
ために必要となるU字状経路搬送手段、すなわちUター
ンガイド17及び上部搬送経路17a、下部搬送経路17bの
寸法条件は以下のようになる。例えばこの装置で使用さ
れる最大サイズのシートがA4サイズであった場合、巻
き付け最大長は約300mmである。Uターンローラ19の直
径を105mm、Uターンローラ19の外周へのシートPの巻
き付け角度を約200度とすると、Uターンローラ19に巻
き付いている部分のシートPの長さは約183mmで、残り1
17mmが上下の搬送経路中に振り分けられることとなる。
【0037】しかし上部搬送経路17aの経路長L1=62
mm、下部搬送経路17bの経路長L2=55mmとしても、ほ
ぼUターンローラ19の半径内に納まるため、余分な搬送
スペースを必要とせず、装置本体の小型化が可能となっ
ている。ここで図18に示した如くシート保持搬送部が固
定された従来の装置にあっては、シートPがシート保持
搬送部に到達するまでに上部搬送経路17aと下部搬送経
路17bが交差していなくてはならず(図6に2点鎖線で
示す位置)、余分な搬送スペースを必要としていたこと
がわかる。
【0038】また裏面への記録は表面への記録とシート
Pの前後方向が逆になって給送されるため、記録データ
はシートPの後端側からのデータとして処理されること
となるが、このような処理は既知の技術として現在では
よく使われておりなんら難しいものではない。また記録
データを後端側から送るために1ページ分の画像を記憶
するメモリを必要とするが、近年RAM等のメモリやハ
ードディスクなどの記録媒体の低価格化及び高容量化が
進み、1ページ分のメモリもほとんど問題とならなくな
ってきている。
【0039】(他の画像形成動作)なお、上記フェイス
ダウンでの排出動作および裏面記録動作では、本実施形
態においてUターンローラ19から下流側に搬送しながら
記録を行うように条件付けた関係から、シート保持搬送
部は必ずシートPを上部搬送経路17aを通してUターン
ローラ19から受け取るよう説明した。しかし裏面記録を
行わないフェイスダウンでの排出動作であれは、シート
Pを下部搬送経路17bを通してUターンローラ19から受
け取るようにすることも可能である。
【0040】本動作について図11を用いて説明する。な
おこれは図9に示した反転排出動作と同等の動作であっ
て、シート表面への記録終了後にフェイスダウンでの排
出が選択された場合(図7のS106:NO)に本動作に移行
する。まず記録終了した状態(例えば図4)から主、副
搬送ローラ22、23及びUターンローラ19を逆回転させ、
上部搬送経路17aにシートPを搬送する(S501)。そ
してシートPがUターンローラ19に巻き付いてシート保
持搬送部から完全に退避したら(S502)、Uターンロ
ーラ19等を停止させる(S503)。
【0041】退避完了後にシート保持搬送部を下方へ移
動し(S504)、所定の位置に到達したら(S505)揺動
モータ32を停止させ(S506)、図6に示す状態とす
る。その後シートPを下部搬送経路17bからシート保持
搬送部へと搬送し(S507、図5)、排出(S508)して
反転排出動作を終了する。このように動作させることに
より、図9に示したものよりもシートPをシート保持搬
送部側へ退避させる動作と、シート保持搬送部を上方へ
移動する動作が省略されるため、スループットを向上さ
せることができる。
【0042】また更に本実施形態にかかる画像処理装置
においては、シートPの給送が下部搬送経路17bから行
えるようにすることも、シーケンスの組み方により可能
である。
【0043】例えば図1において、下部搬送経路17bか
らシート保持搬送部に給送可能な、ASF20と同様の給
送手段(不図示)を有するものとする。そしてこの給送
手段から給送された場合の給送動作について図12を用い
て説明する。なおこれは図8に示した給送動作と同等の
動作であって、他のシーケンスにおける給送動作と置き
換えて適用される。
【0044】まず現在のシート保持搬送部の位置が下部
搬送経路17bからの給送位置にあるか否かの判定、すな
わち給送可能な状態か否かを判定し(S601)、給送位
置にある場合(YES)は図示しない給送ローラ(給送ロー
ラ16に相当)を駆動して給送を開始する(S605)。一
方シート保持搬送部が上部搬送経路17aからの給送位置
にある場合(S601:NO)には、まず揺動モータ32を駆動
し、シート保持搬送部を下方へ移動(S602)し、所定
位置に到達してから(S603)揺動モータ32を停止する
(S604)。そして給送が可能になった時点で、図示し
ない給送ローラを駆動して給送を開始する(S605)。
【0045】給送されたシートPはUターンガイド17を
通り、下部搬送経路17bからシート保持搬送部へ搬送さ
れ(S606)、シートPがU字状搬送経路中から完全に
退避すると(S607)シートの搬送を停止する(S60
8)。そして揺動モータ32を駆動してシート保持搬送部
を上方に移動し(S609)、所定位置に到達すると(S6
10)揺動モータ32を停止させる(S611)。そしてシー
トPが記録開始位置にあるかどうかの判定を行い(S61
2)、YESならば給送動作を終了し、NOである間はシート
Pを上部搬送経路17aに搬送して(S613)、記録開始
位置に到達したところで搬送を停止し、給送動作を終了
する。
【0046】上記の如く給送手段を追加することが可能
であることにより、異なる種類のシートをセットし選択
して給送を行うことができる。このような様々な構成に
あっても、小型で高精細、高速記録にも適した画像処理
装置を提供することができる。
【0047】なお上記実施形態においてはシート保持搬
送部の移動を固定軸である回転中心30a回りの揺動運動
として説明しているが、リンク機構を用いた揺動運動や
平行移動などに適宜変更可能である。
【0048】[第二実施形態]次に本発明にかかる画像
処理装置の第二実施形態について図を用いて説明する。
図13は本実施形態にかかる画像処理装置の斜視図、図14
はシート保持搬送部を移動させた状態を示す斜視図、図
15は画像処理装置の断面図、図16はシート保持搬送部を
移動させた状態を示す斜視図である。上記第一実施形態
と説明の重複する部分については同一の符号を付して説
明を省略する。
【0049】記録部フレーム5は第一の走査手段とし
て、上記第一実施形態と同様にキャリッジ1、インクタ
ンク3、記録ヘッド2、ガイド軸4、キャリッジモータ
8、キャリッジベルト7、テンションプーリ、ガイドレ
ール6、フレキシブルケーブル9、回復ユニット5aを
備えている。また記録部フレーム5の一端には記録部フ
レーム軸受42が一体に設けられ、他端にはフレームガイ
ドコロ43が回転自在に軸支されている。記録部フレーム
軸受42は後述する記録部フレームガイド軸51に貫通し、
これに沿って摺動可能に構成している。さらに後述の搬
送ベルト50との間でシートPを挟持し、シートPを搬送
したり、記録中のシートPの平滑性を保つための記録部
拍車44や、記録部拍車44を回転自在に保持する記録部拍
車ホルダ45を備えている。
【0050】搬送部フレーム46には搬送ローラ47、48が
回転自在に軸支されており、図示しない駆動手段により
少なくとも一方が回転駆動される。また搬送部フレーム
46は下流側の回転中心46aを中心に揺動可能に軸支さ
れ、回転中心46aは画像処理部フレーム49に軸支されて
揺動モータ32の駆動により移動される。搬送ローラ対4
7、48の間には搬送ベルト50が張架され、ピンチローラ2
5や拍車28、または記録部拍車44と共にシートPを挟持
し、搬送ローラ対47、48を駆動することによりシートP
を搬送するよう構成されている。
【0051】画像処理部フレーム49の一端には前記記録
部フレーム軸受42が摺動する記録部フレームガイド軸51
が固定され、他端にはフレームガイドレール52が記録部
フレームガイド軸51と平行に設けられて、該フレームガ
イドレール52上をフレームガイドコロ43が転がるよう構
成されている。記録部フレームガイド軸51の近傍には記
録部フレームモータ53が固定されており、そのモータ軸
上のモータプーリ53aと、記録部フレームガイド軸51に
略平行に離れた位置に設けられたテンションプーリ54と
の間に記録部フレームベルト55を張架し、この記録部フ
レームベルト55に記録部フレーム5を連結している。こ
れらにより画像処理手段の第二の走査手段を構成し、記
録部フレーム5は記録部フレームモータ53の駆動によっ
て記録部フレームガイド軸51及びフレームガイドレール
52に沿って走査可能に構成されている。
【0052】上記構成の画像処理装置を用いて記録を行
う場合は、まず図15に2点鎖線で示すようにシートを給
送し、Uターンガイド17及び搬送ローラ対47、48を駆動
して、搬送ベルト50上にシートを一旦完全に引き出して
から搬送を停止する。第一実施形態においては記録に際
してキャリッジ1の往復走査と主、副搬送ローラ22、23
の間欠搬送を交互に行ったが、本実施形態にかかる装置
においては記録中にシートPの搬送は行わず、キャリッ
ジ1の往復走査及び記録部フレーム5の間欠走査により
行う。すなわちキャリッジ1により一行分の記録走査が
終了するごとに、記録部フレーム5を一行分、キャリッ
ジ1の走査方向と略直行する方向に走査しつつ記録する
ことにより画像が形成されるものである(図13参照)。
【0053】このような画像処理装置は、搬送ベルト50
上に直接被記録材を載置できるよう構成することによ
り、シートPに限らず屈曲できないようなCD−ROM
やプラスチック製プレート等にも正確な記録が可能であ
り、シートを搬送しながら記録する装置には不向きな用
途にも使用できるものである。
【0054】次に反転動作について説明する。シートP
表面への記録が終了すると、記録部フレーム5を上流側
へ移動しつつ、この移動に同期するように搬送ベルト50
を駆動し、シートPを上部搬送経路17aに搬送する。そ
して第一実施形態と同様にUターンローラ19に巻き付
け、シート保持搬送部からシートを退避させる。その後
揺動モータ32を駆動し、図14及び図16に示すようにシー
ト保持搬送部を下部搬送経路17bからの搬送が可能な位
置まで移動し、移動終了後再びシートPをシート保持搬
送部の搬送ベルト50上に完全に引き出すことで反転動作
が終了する。なお詳細なシーケンスは第一実施形態に倣
って作成可能であるため詳述しない。
【0055】上記の如くシート保持搬送部が大きな画像
処理装置においても、シートの反転機構を小さく構成す
ることができるため、装置本体を必要以上に大型化する
ことなくシートの反転及び両面記録を行うことができ
る。
【0056】なお、上記核実施形態においては画像処理
装置としてインクジェット方式を採用した画像形成装置
を例に用いて説明したが、記録ヘッドに対向してプラテ
ン部材が存在することから、熱転写方式やドットインパ
クト方式などのインクジェット方式以外のプリンタ、更
にはスキャナ装置等、幅広く応用可能である。
【0057】
【発明の効果】上記説明した如く、本発明にかかる画像
形成装置は、画像処理手段に対向する位置においてシー
トを搬送するシート保持搬送部をU字状経路搬送手段の
下流側と上流側とに移動可能としたことにより、シート
を反転させるための搬送経路を短くすることができ、小
型でシートの反転及び両面記録が可能な装置を提供する
ことができる。また画像処理手段に対しシートの表面と
裏面とで搬送方向を同一とすることができるため、表裏
面の画像処理に際が生じることがない。また画像処理手
段の構成は従来とほぼ同様であるため、従来と同様に高
精細かつ高速な記録が可能である。
【0058】またシート保持搬送部の移動機構は比較的
簡単で低コストな構成であるにもかかわらず、シーケン
スの組み方によっては更に複数の給送手段から給送する
ことができ、複数のサイズ又は種類の異なるシートを選
択的に給送しうる複数ビンの装置も提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る画像処理装置の斜視図であ
る。
【図2】シート保持搬送部を移動させた状態を示す斜視
図である。
【図3】画像処理装置の断面図である。
【図4】シート保持搬送部の駆動構成を説明する断面図
である。
【図5】シート保持搬送部を移動させた状態を示す断面
図である。
【図6】シート保持搬送部を移動させた状態を示す断面
図である。
【図7】表面記録動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】給送動作を説明するフローチャートである。
【図9】反転排出動作を説明するフローチャートであ
る。
【図10】裏面記録動作を説明するフローチャートであ
る。
【図11】他の反転排出動作を説明するフローチャート
である。
【図12】他の給送動作を説明するフローチャートであ
る。
【図13】第二実施形態にかかる画像処理装置の斜視図
である。
【図14】シート保持搬送部を移動させた状態を示す斜
視図である。
【図15】第二実施形態にかかる画像処理装置の断面図
である。
【図16】シート保持搬送部を移動させた状態を示す斜
視図である。
【図17】第1の従来例に係る画像記録装置の構成を説
明する断面図である。
【図18】第2の従来例に係る画像記録装置の構成を説
明する断面図である。
【図19】画像記録装置のインク吐出ロ構成の1例を説
明する模式図である。
【符号の説明】
P …シート 1 …キャリッジ 1a …軸受 1b …ガイド部 2 …記録ヘッド 3 …インクタンク 4 …ガイド軸 5 …記録部フレーム 5a …回復ユニット 5b …ヘッド吸引ノズル 5c …清掃ブレード 6 …ガイドレール 7 …キャリッジベルト 8 …キャリッジモータ 8a …モータプーリ 9 …フレキシブルケーブル 10 …カセット 11 …圧板 12 …圧板バネ 13 …側面ガイド 14 …後端ガイド 15 …分離爪 16 …給送ローラ 17 …Uターンガイド 17a …上部搬送経路 17b …下部搬送経路 17c …手差搬送路 18 …ガイドコロ 19 …Uターンローラ 20 …ASF 21 …プラテン 22 …主搬送ローラ 23 …副搬送ローラ 24 …シート検知センサ 25 …ピンチローラ 26 …ピンチローラホルダ 27 …ピンチバネ 28 …拍車 29 …拍車ホルダ 30 …搬送部フレーム 30a …回転中心 31 …フレーム揺動ギア 32 …揺動モータ 33 …排出トレイ 35 …主搬送ローラギア 36 …副搬送ローラギア 37 …搬送アイドラギア 38 …Uターンローラギア 39 …上部アイドラギア 40 …下部アイドラギア 41 …下部アイドラギア 42 …記録部フレーム軸受 43 …フレームガイドコロ 44 …記録部拍車 45 …記録部拍車ホルダ 46 …搬送部フレーム 46a …回転中心 47 …搬送ローラ 48 …搬送ローラ 49 …画像処理部フレーム 50 …搬送ベルト 51 …記録部フレームガイド軸 52 …フレームガイドレール 53 …記録部フレームモータ 53a …モータプーリ 54 …テンションプーリ 55 …記録部フレームベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲村 秀介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 森屋 研一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 本江 雅之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 山本 恒介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 3F100 AA02 CA12 CA15 3F102 AA07 BA11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに対し記録または読取を行う画像
    処理手段と、 前記画像処理手段に対向する位置に配置されたシート保
    持手段と、 前記シート保持手段においてシートを搬送するシート保
    持搬送部と、 前記シート保持搬送部にシートを搬送するU字状経路搬
    送手段と、 前記U字状経路搬送手段にシートを給送するシート給送
    手段と、 を有する画像処理装置において、 前記シート保持搬送部は前記シートを逆方向に搬送可能
    であると共に、少なくとも前記U字状経路搬送手段の下
    流側と上流側とを移動可能であり、 前記U字状経路搬送手段は前記シート保持搬送部から搬
    送されたシートを再び該シート保持搬送部に搬送するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記シート保持搬送部を選択的に移動さ
    せる駆動制御手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動制御手段は、使用者の選択、ま
    たは外部装置からの指示により、前記シート保持搬送部
    を選択的に移動させることを特徴とする請求項2記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記U字状経路搬送手段はU字状経路搬
    送ローラとシートガイドとからなり、 前記シート保持手段は前記シート保持搬送部と共に移動
    し、 前記シート保持搬送部は前記シート保持手段のシート搬
    送方向が前記U字状経路搬送ローラの外周の異なる2接
    線と略一致する2カ所で停止するよう構成したことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記シート保持搬送部は、前記シート保
    持手段の上流側及び下流側に配置された二つの搬送ロー
    ラと、該搬送ローラに張架されたベルト状部材とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記シート保持手段は前記ベルト状部材
    によって構成されたことを特徴とする請求項5記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理手段は、前記シートの搬送
    方向に対し略直行方向及び略平行方向の2方向に移動す
    る二つの走査手段を有し、該二つの走査手段によって走
    査しつつ画像処理を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記二つの走査手段は、前記画像処理手
    段を搭載するキャリッジを直線的に走査する第一走査手
    段と、前記キャリッジ及び第一の走査手段を搭載する筐
    体を該キャリッジの走査方向と直行方向に走査する第二
    の走査手段とからなることを特徴とする請求項7記載の
    画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記シート保持搬送部に前記シートを所
    定の圧力で押圧する押圧手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記シート保持搬送部は、前記シート
    の第一面の画像処理終了後に逆方向に搬送し、前記U字
    状経路搬送手段にシートを搬送した後に他の位置に移動
    し、該U字状経路搬送手段から前記シートを再び受け取
    ることによりシートを反転させるよう構成したことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記シート保持搬送部は前記シートの
    第一面の画像処理終了後に搬送を停止して他の位置に移
    動し、逆方向に搬送して前記U字状経路搬送手段にシー
    トを搬送した後に元の位置に移動し、該U字状経路搬送
    手段から前記シートを再び受け取ることによりシートを
    反転させるよう構成したことを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記U字状経路搬送手段は、使用され
    る最大サイズのシートを収納可能な経路長を有すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記シート保持手段は、前記シート給
    送手段を用いることなく直接シートを載置可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7422319B2 (en) * 2002-01-31 2008-09-09 Seiko Epson Corporation Paper discharger and ink jet recording apparatus incorporating the same
US7641408B2 (en) * 2004-07-30 2010-01-05 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7422319B2 (en) * 2002-01-31 2008-09-09 Seiko Epson Corporation Paper discharger and ink jet recording apparatus incorporating the same
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