JP5605140B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/106Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides for the sheet output section

Description

本発明は、記録媒体(以下、「シート」という)上にインクを吐出して画像を形成する記録ヘッドを記録媒体搬送方向と直交する主走査方向に走査し、シートの搬送・送りが間欠的に行われるインクジェット方式の画像形成装置に関する。
シート上にインクを吐出して画像を形成する記録ヘッドをシート搬送方向と直交する主走査方向に走査し、シート(以下、「用紙」の例で代表する)の搬送・送りが間欠的に行われるインクジェット方式の画像形成装置であるインクジェットプリンタ等では、用紙送り精度が画像に影響を与える。このため、装置本体の外側に用紙を排出する排紙ローラ対の用紙搬送力は、排出するために必要な搬送力を確保しつつ、用紙送り精度に影響を与えないよう小さく設定する必要がある。
また、インクジェットプリンタ等では、インクが用紙に着弾後乾燥するまで時間がかかるため、排紙ローラ対を構成する駆動ローラである排紙ローラは印字面の裏側に配置し、駆動ローラに当接して従動する従動ローラは拍車を用い印字面側に配置しているのが一般的である。拍車の当接圧は、画像劣化を防ぐため低く設定する必要がある。
ところで、記録ヘッドの印字領域の用紙搬送方向下流側に、用紙の表裏を反転して両面印刷用の反転部を設けた場合には、片面に画像形成された用紙を装置本体の外側に排出するとともに、用紙の表裏を反転するために、シートの搬送方向を変える構成を備えた湾曲搬送経路を配置するのが一般的である。この湾曲搬送経路を用紙が通過する際に、排出される用紙の搬送抵抗が上がるため、排紙ローラの搬送力を上げる必要が生じる。搬送力を上げるには、拍車の当接圧を上げるなどで対応は可能であるが、画像劣化につながる。また搬送力を上げることは、用紙送り精度にも影響を与えてしまう。1対の排紙ローラ当たりの搬送力をそのままとし、搬送力を上げるには2対の排紙ローラ構成にするなどで対応する技術は既に知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1には、加圧コロ抜け後の用紙後端の浮きを押さえる目的で、記録手段の搬送方向下流側に第一排出手段とさらに下流側に第二排出手段が設けられ、第一排出手段は用紙後端部を記録手段から隔離する方向に付勢して排出する構成が開示されている。
特許文献2には、用紙を横置きにして印字した場合にも印字品質の劣化、ヘッドコスレを防ぐ目的で、第二排出ローラ対の下のローラの回転中心を通る垂線よりも上のローラの回転中心が用紙搬送方向にずれている構成が開示されている。
しかしながら、従来の2対の排紙ローラ(第1および第2の排出手段としての第1および第2の排紙ローラ対)構成で用紙搬送力を上げる対応では、用紙への画像形成・印字のための最終走査時ないしその以前に、該用紙の先端が第2の排紙ローラ対の挟持部(ニップ部)に挟持されてしまうと、第2の排紙ローラ対の搬送力で該用紙を引っ張ってしまうことにより、用紙送り精度に影響を与えてしまうという問題があった。
つまり、従来の2対の排紙ローラ構成では、用紙への印字のための最終走査時ないしその以前に、該用紙の先端が第2の排紙ローラ対のニップ部に挟持されてしまうと、第2の排紙ローラ対の搬送力で該用紙を引っ張ってしまうことを予測ないし考慮しておらず、課題となっていなかったと言える。
なお、今までのシリアル型インクジェット記録装置では、記録ヘッドの印字領域で印字された用紙を搬送する排出側の排紙ローラには、副走査送り精度に影響を与えるので搬送力を持たせていないのが一般的である。すなわち、排出側の排紙ローラで印字・記録された用紙を引っ張らないように、換言すれば印字領域でのベルト送り量と排紙の送り量とが等しくなるように、排紙ローラで用紙を滑らせるように設計している。
本発明は、上述した問題点・事情に鑑みてなされたものであり、上述した知見を下に、2対の排紙ローラ構成としても、用紙送り精度に影響を与えることなく、用紙搬送力を上げることが可能なインクジェット方式の画像形成装置を実現し提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、請求項ごとの発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
請求項1記載の発明は、シートをシート搬送方向に間欠的に搬送する搬送手段と、インクを吐出する記録ヘッドを搭載し、前記シート搬送方向と直交する主走査方向に走査・移動するキャリッジと、前記記録ヘッドにおける前記シート搬送方向の印字領域よりも前記シート搬送方向の下流側に配置され、画像形成されたシートの搬送方向を変える構成を備えた湾曲搬送経路と、前記湾曲搬送経路よりも前記シート搬送方向の下流側に配置され、画像形成されたシートを排出する拍車を含む第1の排出手段と、第1の排出手段よりも前記シート搬送方向の下流側に配置され、画像形成されたシートを挟持搬送する挟持部を形成して第1の排出手段と同一方向にシートを排出する拍車を含む第2の排出手段とを有する画像形成装置であって、シートへの印字のための最終走査時に、該シートの先端が第2の排出手段の前記挟持部に挟持されないように、前記画像形成装置で使用可能な前記シート搬送方向における最長のシート長さよりも長く、前記印字領域における前記シート搬送方向の下流端から前記挟持部までのシート搬送パス長を設定し、かつ、第1の排出手段と第2の排出手段との間の搬送経路を略ストレート状の搬送経路にしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記湾曲搬送経路は、片面に画像形成されたシートの表裏を反転させる反転部に接続していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、第2の排出手段のシート搬送力は、第1の排出手段のそれよりも大きくしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置において、第1の排出手段および第2の排出手段は、それぞれ、複数に分割されたローラ状の回転部材を備え、第2の排出手段の前記回転部材の数は、第1の排出手段のそれよりも多くしたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置において、第2の排出手段のシートに対する摩擦係数は、第1の排出手段のそれよりも大きくしたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置において、第1および第2の排出手段は、それぞれ、複数に分割されたローラ状の回転部材とこれに対向して圧接回転する前記拍車との組み合わせからなり、第2の排出手段の前記拍車の数、第1の排出手段のそれよりも多くしたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置において、第1および第2の排出手段は、それぞれ、複数に分割されたローラ状の回転部材を備えており、第1の排出手段の前記回転部材は、その外周表面の研磨方向が前記シート搬送方向と異なり、第2の排出手段の前記回転部材は、その外周表面の研磨方向が前記シート搬送方向と同じであることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、第1および第2の排出手段は、それぞれ、シート搬送方向と直交するシート幅方向に配置された複数個のローラ状の回転部材を備えており、第1および第2の排出手段の前記各回転部材は、前記シート幅方向に互い違いに配置されていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1または8記載の画像形成装置において、第2の排出手段のシート搬送速度は、第1の排出手段のそれよりも速いことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9の何れか一つに記載の画像形成装置において、第1の排出手段は、画像形成されたシートを第2の排出手段に向けて案内しつつ搬送するとともに、第2の排出手段のシート搬送力を補助することを特徴とする。
本発明によれば、前記構成により、記録ヘッドによる最終走査の印字終了後に、シートの先端が第2の排出手段の挟持部に到達し、第1および第2の排出手段でシートを搬送することになるので、第1および第2の排出手段の2対構成とした画像形成装置においても、シート(用紙)送り精度に影響を与えることなく、低い拍車圧でも必要な搬送力を得て、シート搬送力を上げることができる。加えて、第1の排出手段と第2の排出手段との間の搬送経路を略ストレート状の搬送経路にしたことにより、シート送り負荷を低減し、シート送り精度を向上することができる。
本発明の第1の実施形態を示す画像形成装置全体の構成を説明する簡略的な正面図である。 第1排紙ローラ対の構成について説明する要部の平面図である。 1対および2対の排紙ローラの拍車当接と用紙搬送力との関係を説明するグラフである。 第1の実施形態の要部構成を説明する簡略的な正面図である。 変形例1における排紙ローラの外周表面状態を拡大して示す図である。 変形例2の比較例における第1および第2排紙ローラの配置および用紙の搬送状態を示す図であって、(a1)は平面図、(a2)はシート搬送方向における第2排紙ローラの下流側近傍から見た側面図であり、(b1)は本発明の変形例2における第1および第2排紙ローラの配置および用紙の搬送状態を示す平面図、(b2)はシート搬送方向における第2排紙ローラの下流側近傍から見た側面図である。 (a1)、(a2)は、変形例3の比較例における第1および第2排紙ローラの用紙搬送速度および用紙の搬送状態を示す図であり、(b)は、本発明の変形例3における第1および第2排紙ローラの用紙搬送速度および用紙の搬送状態を示す図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を詳細に説明する。各実施形態および各変形例等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品等)については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
(第1の実施形態)
図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明を適用した第1の実施形態におけるインクジェット方式の画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」という)全体の構成を説明する簡略的な正面図である。
先ず、図1を参照して、第1の実施形態の画像形成装置全体の構成を説明する。同図に示す画像形成装置は、シリアル型の画像形成装置であり、インクジェット方式で画像形成を行う画像形成部1と、シートとしての用紙Pを搬送する搬送部2と、用紙Pを給送・給紙する給紙部3と、画像形成ないし印刷された用紙Pを排出・排紙する排紙部および片面印刷済みの用紙Pをスイッチバック・反転する反転部4Aを備えた排紙反転部4とを有する。
用紙の搬送経路としては、給紙部3から給紙された用紙を搬送部2に搬送する経路である給紙搬送路5と、給紙搬送路5に接続・連通され、表面(第1の面)に画像形成された片面印刷済みの用紙、および片面印刷済みの用紙が反転されて残りの裏面(第2の面)に画像形成された両面印刷済みの用紙を画像形成部1の下流側に搬送する経路である共通搬送路6と、共通搬送路6に接続・連通され、片面印刷済みの用紙または両面印刷済みの用紙の搬送方向を変える形状を備えた湾曲搬送路7と、湾曲搬送路7に接続・連通され、片面印刷済みの用紙を反転し再度画像形成部1および搬送部2に搬送するための反転部4Aに形成された反転搬送路8とを有する。
画像形成部1は、走査・移動可能なキャリッジ33を備えている。装置本体には、横架したガイド部材である主従のガイドロッド31、32が固設されている。これらのガイドロッド31、32により、キャリッジ33が主走査方向(図中紙面に対して直交する紙面手前側および紙面奥側の方向)に摺動自在に保持されている。キャリッジ33は、図示しないタイミングベルトを介して主走査モータ(図示せず)に連結されており、同主走査モータによって主走査方向に往復移動・走査される。
キャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド34が搭載されている。記録ヘッド34は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向X(シート搬送方向でもある)に配列し、ノズルのインク滴吐出方向を水平方向に向けて装着している。
記録ヘッド34は、4つのノズル列を有し、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、キャリッジ33は、記録ヘッド34のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのヘッドタンク(図示せず)を搭載している。このヘッドタンクには、図示しないカートリッジ装填部に着脱自在に装着される各色の記録液カートリッジから、供給ポンプユニット(図示せず)によって各色の供給チューブを介して、各色の記録液が補充供給されるようになっている。
給紙部3は、複数枚の用紙Pを積載する給紙トレイ42と、給紙トレイ42上の用紙Pを給送する給紙コロ43と、給紙コロ43との協働作用により用紙Pを1枚ずつ分離給送する分離パッド44等とを備えている。
給紙トレイ42上に積載された複数枚の用紙Pを1枚ずつ分離給送する給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
片面印刷時に給紙部2から給紙された用紙Pおよび両面印刷時に反転された片面印刷済みの用紙Pを画像形成部1の記録ヘッド34に対向する位置に送り込むために、搬送部2が配置されている。搬送部2は、押圧コロ49と、搬送ベルト51と、帯電ローラ56等とを備えている。押圧コロ49は、搬送ベルト51を表面側(搬送面側)から押圧する。
搬送ベルト51は、給送されてきた用紙Pを静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置に搬送するためのものであり、用紙Pをシート搬送方向Xに間欠的に搬送する搬送手段として機能する。搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(シート搬送方向X、副走査方向Xでもある)に周回移動するように構成している。
帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段として機能する。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層(絶縁層)に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、駆動力伝達手段としてのタイミングベルト(図示せず)を介して、図示しない副走査モータにより搬送ローラ52が回転駆動されることによって矢印で示すベルト搬送方向に周回移動する。
搬送ベルト51は、1層または複層構造であり、少なくとも用紙や帯電ローラ56と接触する側(表層)は、例えばPET、PEI、PVDF、PC、ETFE、PTFEなどの樹脂、またはエラストマーであって導電制御材を含まない材料などで形成される絶縁層を有している。なお、2層以上の構造とする場合には帯電ローラ56と接触しない側に上記樹脂やエラストマーにカーボンを含有させた導電層を有する構成とできる。
帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が図示しない電圧印加手段により印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向Xに、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙Pが給送されると、用紙Pが搬送ベルト51に静電的に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙Pが副走査方向Xに搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて、図示しない制御手段の制御の下に記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙Pにインク滴を吐出して1行分を記録し、搬送ベルト51により用紙Pを所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号または用紙Pの後端が記録ヘッド34の記録領域である印字領域10を抜け出た信号を、上記図示しない制御手段が受けることにより、記録動作を終了して、用紙Pを排紙トレイ12に排紙する。
さらに、記録ヘッド34で画像形成・記録された用紙を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から分離された用紙Pを、排紙反転部4に送り込む搬送ローラ62および搬送コロである拍車63とを備えている。この搬送ローラ62と拍車63とは、画像形成・記録後の用紙先端が搬送ローラ62と拍車63とのニップに進入するときに、記録ヘッド34と対向する用紙面への画像形成・記録精度に影響を与えないようにするため、搬送ベルト51の延長線上に搬送ローラ62と拍車63とのニップ位置を形成している。また、搬送ローラ62と拍車63とで用紙を挟持した後、記録ヘッド34と対向する用紙面への画像形成・記録精度に影響を与えず、用紙後端が搬送ローラ62と拍車63とのニップ位置に残らないようにするため、搬送ローラ62と拍車63とは、湾曲搬送路7へ排出しきる程度の搬送力を備えている。
排紙反転部4には、第1の排出手段・第1の排紙ローラ対としての第1排紙ローラ64および排紙コロである拍車65(以下、「第1排紙ローラ対64,65」ともいう)と、その下流側に配置され第2の排出手段・第2の排紙ローラ対としての第2排紙ローラ80および排紙コロである拍車81(以下、「第2排紙ローラ対80,81」ともいう)とが備えられている。第1排紙ローラ64および第2排紙ローラ80は、共に時計回り、反時計回りの両方向に回転可能に構成されている。
シート排出方向Xaの最下流には、第2排紙ローラ80および拍車81により排出された用紙Pをスタックする排紙トレイ12を備えている。
次に両面印刷に係る構成について説明する。
排紙反転部4の湾曲搬送路7と反転搬送路8との分岐部には、図示しない分岐爪等の揺動可能な分岐部材が配設されている。反転搬送路8には、反転ローラ66,68と反転コロである拍車67,69とを備えており、この反転ローラ対66,67および68,69により、片面印刷済みの用紙Pが反転搬送路8内を搬送され、反転ローラ対68,69により再度搬送ベルト51と押圧コロ49との間へと送り込まれる。
図2を参照して、第1排紙ローラ対64,65の構成について説明する。第1排紙ローラ64は、排紙ローラ軸64aに一体的に取り付けられ、複数個に分割されたローラ状の回転部材からなる。第1排紙ローラ64の材質は、EPDMゴムで形成されている。第1排紙ローラ64に対してステンレス等の金属製で薄板状の拍車65が当接されることで、挟持部としてのニップ部を形成し、用紙Pを搬送する用紙搬送力(以下、単に「搬送力」ともいう)を得ている。
第2排紙ローラ対80,81についても、第1排紙ローラ対64,65と同様の構成であるため、その説明を省略する。
図3は、横軸に排紙ローラの拍車当接圧を取り、縦軸に搬送力を取って、排紙ローラの拍車当接圧と搬送力との関係を示すグラフである。この図において下側直線は、排紙ローラ対が1対構成、上側直線は図1に示す構成と同じ2対構成の場合である。排紙ローラ対が1対では搬送排出に十分な搬送力は得られないが、2対構成とすることで1対と同じ拍車圧であったとしても搬送に必要な搬送力が得られるようになる。
同図中、上側に示す破線は、ターン・反転路があるような湾曲搬送路7に1対の排紙ローラ(図において外径が大きい方が排紙ローラを、小さいほうが拍車を示す)が配置されている場合、下側に示す破線は、略ストレート状の搬送路17に1対の排紙ローラが配置されている場合の送り精度の限界線を表わしている。
同図から分かるように、排紙ローラに対する拍車圧が高過ぎる(拍車跡発生領域)と、拍車の外周の多数の微小突起により最悪穴明きが発生してしまう。また、搬送力が大き過ぎると(送り精度悪化領域)、排紙ローラ対により用紙を引っ張りすぎてしまうため、搬送ベルト51による送り精度に影響を及ぼし、記録ヘッド34によるインク着弾位置がずれてしまう。さらに、排出不可領域では、コシがある用紙の場合、用紙後端を排紙ローラと拍車とで排出しきれず残る(用紙後端残り)ことを表わしている。
したがって、図3において、搬送力および拍車圧の好ましい領域は、拍車圧の範囲をaとし、搬送力の範囲をbとすることである。これにより、湾曲搬送路7を通過した用紙が第1排紙ローラ対64,65により引っ張られることによる、搬送ベルト51の送り精度に影響を及ぼすことがない。そして、第2排紙ローラ対80,81に用紙後端が残ることがなく、用紙全体を排紙トレイ12へ排出することができる。さらに、用紙に穴明きを発生させることがないという3つの条件を全て満たすことができる。
図4を参照して、本実施形態の要部構成を説明する。記録ヘッド34には、上述したようにインクを吐出するノズル列がある、このノズル列長さが、副走査方向Xの印字領域10となる。印字領域10の副走査方向Xの下流端から第2排紙ローラ対80,81のニップ部中心までのシート搬送パス長11(図中破線で示す)は、この画像形成装置で用いられる最長用紙長さよりも長く設定されている。
厳密に言えば、印字領域10におけるシート搬送方向Xの下流端から第2排紙ローラ対80,81のニップ部中心までのシート搬送パス長11は、記録ヘッド34による用紙Pへの印字のための最終走査時に、該用紙Pの先端が第2排紙ローラ対80,81のニップ部に挟持されないように、この画像形成装置で使用可能なシート搬送方向Xにおける最長の用紙(シート)長さよりも長くなるように設定している。
シート搬送パス長11を上記のように設定することで、記録ヘッド34による用紙印字中に排紙反転部4で2対の排紙ローラ、すなわち第1排紙ローラ対64,65と第2排紙ローラ対80,81とによって用紙Pが搬送されることはなくなる。印字領域10を用紙Pの後端が通過した後に、第2排紙ローラ対80,81による用紙Pの搬送が始まるので、副走査送り精度に影響を与えることなく、排紙反転部4の搬送力を上げることができる。
排紙反転部4での用紙送り負荷は、湾曲搬送路7の形状・曲率によって異なる。曲率半径・反転径が小さくなると負荷は増加する。このときの排紙反転部4での用紙搬送排出を確実なものにするためには、排紙反転部4の搬送力を上げる必要が生じるが、既述しているように用紙送り精度への影響という問題が生じる。この場合も、印字領域10の副走査方向X下流端から第2排紙ローラ対80,81ニップ部中心までのシート搬送パス長11は、この画像形成装置で用いられる最長用紙長さよりも長く設定されているので、第2排紙ローラ対80,81の搬送力のみ上げることで対応が可能である。排紙反転部4での用紙送り負荷に関係なく搬送力を上げることができることとなる。
第2排紙ローラ対80,81の用紙搬送力は、排紙ローラ数、排紙ローラ摩擦係数、排紙ローラへの当接拍車数で決まる他、当然のことながら第2排紙ローラ80を回転駆動するモータ等の駆動力(トルク)の大きさによっても変動する。
搬送力を上げるには、排紙ローラ数を増やす、排紙ローラ摩擦係数を上げる、排紙ローラへの当接拍車数を増やすことで対応する。
図3等で説明した内容から、第2の排出手段としての第2排紙ローラ対80,81が、主として、排出・搬送される用紙Pの用紙(シート)搬送力を担っているのに対し、第1の排出手段としての第1排紙ローラ対64,65は、画像形成された用紙Pを第2排紙ローラ対80,81に向けて案内しつつ搬送するとともに、第2排紙ローラ対80,81の用紙(シート)搬送力を補助する機能を有していると言える。
図1に基づいて、本実施形態の画像形成装置の動作を説明する。先ず、片面(例えば用紙Pの第1の面である用紙表面)印刷時の動作を説明する。図示しない電源スイッチがオン・投入され、使用者による操作部(図示せず)の各種キー操作(印刷枚数や拡大・縮小等のキー操作)が終了すると、画像形成装置の動作を制御する図示しない制御手段からの制御指令により、給紙部3が画像形成部1および搬送部3と同期して起動可能状態になる。すなわち、給紙コロ43および分離パッド44の協働作用により、給紙トレイ42上の用紙Pが1枚に分離され給送され、上記図示しないガイド部材により案内されつつ搬送部2の押圧コロ49と搬送ベルト51との間に送り込まれる。
この時、図示しない副走査モータにより搬送ローラ52が回転駆動されることによって、搬送ベルト51は副走査方向(ベルト搬送方向)Xに周回移動している。この際、帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転しており、図示しない電圧印加手段による帯電ローラ56への交番する電圧印加を介して、帯電ローラ56がプラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電される。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙Pが給送され、用紙Pが搬送ベルト51に静電的に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙Pが副走査方向Xに搬送される。この際、用紙Pの搬送は印字位置で一旦停止する。
次いで、キャリッジ33が主走査方向(図1中紙面に直交する紙面手前および奥側)に移動するように駆動されるとともに、画像信号に応じて記録ヘッド34が駆動されることにより、停止している用紙Pにインク滴を吐出して1行分を印字記録し、搬送ベルト51上に保持された用紙Pの所定量搬送後、次の行の印字記録が行われる。
そして、再びの搬送ローラ62の回転駆動を介して搬送ベルト51によって用紙Pが搬送され、この際、テンションローラ53と搬送ローラ62との間に揺動可能に配設されている図示しない分離爪を介して、搬送ベルト51から分離された片面印刷済みの用紙P(以下、単に「用紙P」ともいう)は搬送ローラ62に従動する拍車63により排紙反転部4の湾曲搬送路7に送り込まれ、湾曲搬送路7を形成する図示しないガイド部材によって案内されつつ、さらにシート搬送方向Xの下流側に搬送される。
搬送される用紙Pは、第1排紙ローラ対64,65とその下流側に配置された第2排紙ローラ対80,81の回転駆動によってシート排出方向Xaの下流側に搬送される。
この際、用紙Pへの印字のための最終走査時に、該用紙Pの先端が第2排紙ローラ対80,81のニップ部に挟持されないように、この画像形成装置で使用可能なシート搬送方向Xにおける最長の用紙(シート)長さよりも長く、記録ヘッド34の印字領域10におけるシート搬送方向Xの下流端から第2排紙ローラ対80,81のニップ部中心までのシート搬送パス長を設定してあることにより、記録ヘッド34による最終走査の印字終了後に、用紙Pの先端が第2排紙ローラ対80,81のニップ部に到達し、第1排紙ローラ対64,65と第2排紙ローラ対80,81とによって用紙Pを搬送することになるので、第1排紙ローラ対64,65および第2排紙ローラ対80,81の2対構成とした場合においても、用紙送り精度に影響を与えることなく、用紙搬送力を上げることができる。
記録終了信号または用紙Pの後端が記録ヘッド34の記録領域である印字領域10を抜け出た信号を、上記図示しない制御手段が受けることにより、記録動作を終了して、用紙Pは排紙トレイ12に排紙される。
次に両面印刷時の動作について説明する。
片面印刷が上述した通りの動作で行われた後、片面印刷済みの用紙Pの先端が第1排紙ローラ64および拍車65のニップ部へ導かれて、片面印刷済みの用紙Pの後端が排紙反転部4の分岐を通過すると、これが図示しないセンサにより検知されることで、第1排紙ローラ64と第2排紙ローラ80とが反転開始し、片面印刷済みの用紙Pの先端と後端とが逆になるスイッチバック動作が行われる。
この際、排紙反転部4の湾曲搬送路7と反転搬送路8との分岐部に配設されている上記図示しない分岐部材により、片面印刷済みの用紙Pの搬送経路は反転搬送路8側に切り換えられている。
次いで、スイッチバック動作を検知する図示しないセンサにより、スイッチバックされた片面印刷済みの用紙Pの先端(スイッチバック前は用紙Pの後端)が検知されると、片面印刷済みの用紙Pの先端(スイッチバック前は用紙Pの後端)が反転搬送路8の図において下方に搬送される。
片面印刷済みの用紙Pは反転ローラ対66,67の回転駆動により、反転搬送路8の下方へ搬送され、再度搬送ベルト51に吸着されて印字領域10(図4参照)に吸着搬送される。以降の動作は片面印刷時の動作より当業者であれば容易に理解し実施できるため、これ以上の詳細な動作説明を省略する。
(変形例1)
図5を参照して、第1の実施形態の変形例1を説明する。図5は、第1および第2排紙ローラ64,80の外周表面を拡大して示したものである。第1および第2排紙ローラ64,80の外周表面は、通常、外周径を揃え、用紙に対する摩擦係数を一定にする目的等で研磨されている。通紙方向(用紙・シート搬送方向)は、通常、研磨方向と逆方向に設定する。研磨方向と同方向に通紙方向を設定する(順目)と、研磨目を逆立てる方向となり摩擦抵抗が安定しないためである。しかしながら、研磨目を逆立てる方向は、摩擦抵抗は安定しないものの、摩擦抵抗自体は高くなり用紙搬送力も上がる。
排紙ローラ数や摩擦抵抗の異なる排紙ローラを用いたり、拍車数を増やしたりすることは、コストアップにつながる。そこで、この変形例1では、2対の第1および第2排紙ローラ64,80を共通使用とし、第1排紙ローラ64は逆目使用、第2排紙ローラ80は順目使用とすることで、2対の排紙ローラ64,80を共通使用しつつ、第2排紙ローラ対80,81の用紙搬送力を上げることができる。
(変形例2)
図6を参照して、第1の実施形態の変形例2を説明する。図6(a1)、(a2)は、比較例における第1、第2排紙ローラ64,80の配置および用紙Pの搬送状態を示している。図6(b1)は平面図、図6(b2)は、シート搬送方向Xにおける第2排紙ローラ80の下流側近傍から見た側面図である。
画像形成部2において記録ヘッド34により吐出されたインク中の水分により用紙Pには波打ち(いわゆるコックリング現象)が発生してしまう。この波打ちが発生した状態は、用紙排出姿勢を不安定にさせ排紙トレイ12などでの用紙スタック性能の悪化を招く。またソータなどの後処理装置を設ける場合、その受け渡し部でのジャム発生の要因にもなる。
そこで、図6(b1)、(b2)に示す変形例2を創作した。図6(b1)、(b2)は、第1、第2排紙ローラ64,80のシート幅方向Yでの配置および用紙Pの搬送状態を示している。図6(b1)は平面図、図6(b2)は、シート搬送方向Xにおける第2排紙ローラ80の下流側近傍から見た側面図である。
第1排紙ローラ64および第2排紙ローラ80は、シート搬送方向Xと直交するシート幅方向Y(キャリッジ33の移動方向である主走査方向でもある)に複数配置しているが、第1排紙ローラ64と第2排紙ローラ80とは、シート幅方向Yにそれぞれ互い違いに配置している。互い違いに配置することで搬送・排出される用紙Pの姿勢を制御し波打ちを抑制することができる。波打ちが抑制されるのでスタック性を確保でき、後処理装置を設けた場合も受け渡し部での問題を未然に回避できる。
(変形例3)
図7を参照して、第1の実施形態の変形例3を説明する。図7(a1)、(a2)は、変形例3と比較するための比較例における第1、第2排紙ローラ64,80による用紙Pの搬送状態を表す正断面図である。
第1排紙ローラ対64,65のシート搬送速度としての用紙送り速度v1に対して、第2排紙ローラ対80,81の用紙送り速度v2が遅い場合(v2<v1)、図7(a1)、(a2)に示すように、第1および第2排紙ローラ64,80の間で用紙Pが撓む。この場合、第1排紙ローラ対64,65と第2排紙ローラ対80,81との間に設けられた1対の排紙ガイド板77に用紙Pの表面が擦れてしまい、印字面側が擦れた場合は擦れ跡などの画像劣化となってしまう。また、撓みの方向によってはシート排出方向Xaが変わり安定した用紙Pの排出ができなくなってしまう。
そこで、図7(b)に示す変形例3を創作した。この変形例3では、第1排紙ローラ対64,65の用紙送り速度v1に対し、第2排紙ローラ対80,81の用紙送り速度v2を速くする(v2>v1)ことで、第1排紙ローラ対64,65と第2排紙ローラ対80,81との間の用紙Pの撓みを無くし、シート排出方向Xaも安定させることができる。
変形例3では、変形例2における第1排紙ローラ64と第2排紙ローラ80とをシート幅方向Yにそれぞれ互い違いに配置することと組み合わせれば、より一層排出される用紙Pの挙動を安定させることができる。
以上述べたとおり、本発明を特定の実施形態や変形例等について説明したが、本発明が開示する技術は、上述した実施例を含む実施形態や変形例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
請求項1における、「シートの搬送方向を変える構成を備えた湾曲搬送経路」とは、ガイド部材の形状により画定されることによって湾曲してシートの搬送方向を変える湾曲搬送経路そのものの形状を含む他、略真っ直ぐな搬送経路であってもその搬送路途中において、搬送されるシートに搬送抵抗等の負荷を与える部材や機構等が配設されることによりシートの搬送方向を変え搬送負荷となるような場合も含むことを意味する。
本発明に係る画像形成装置は、上記実施形態におけるインクジェット方式の画像形成装置に限らず、例えば、プリンタ、プロッタ、ワープロ、ファクシミリ、複写機等またはこれら2つ以上の機能を備えた複合機等においてインクジェット記録装置を含む画像形成装置にも適用可能である。
また、シートとしては、用紙Pに限らず、使用可能な薄紙から厚紙等まで、インクジェット方式で画像形成可能な全てのシートを含むものである。
さらに、図1の搬送部2は、上下方向に延びる搬送路を形成しているが、左右方向に延びる搬送路を形成し、湾曲搬送路7を経由し画像形成部1の上または下に排紙トレイ12を配置する構成でもよい。
1 画像形成部
2 搬送部
3 給紙部
4 排紙反転部
7 湾曲搬送路(湾曲搬送経路)
10 印字領域
11 シート搬送パス
12 排紙トレイ
33 キャリッジ
34 記録ヘッド
51 搬送ベルト(搬送手段)
56 帯電ローラ
64 第1排紙ローラ(第1の排出手段、回転部材)
65 拍車
66 反転ローラ
67 拍車
80 第2排紙ローラ(第2の排出手段、回転部材)
81 拍車
P 用紙(記録媒体、シート・シート状記録媒体)
X 副走査方向(シート搬送方向)
Y シート幅方向(主走査方向)
特許第3530675号公報 特許第3629870号公報

Claims (10)

  1. シートをシート搬送方向に間欠的に搬送する搬送手段と、
    インクを吐出する記録ヘッドを搭載し、前記シート搬送方向と直交する主走査方向に走査・移動するキャリッジと、
    前記記録ヘッドにおける前記シート搬送方向の印字領域よりも前記シート搬送方向の下流側に配置され、画像形成されたシートの搬送方向を変える構成を備えた湾曲搬送経路と、
    前記湾曲搬送経路よりも前記シート搬送方向の下流側に配置され、画像形成されたシートを排出する拍車を含む第1の排出手段と、
    第1の排出手段よりも前記シート搬送方向の下流側に配置され、画像形成されたシートを挟持搬送する挟持部を形成して第1の排出手段と同一方向にシートを排出する拍車を含む第2の排出手段と、
    を有する画像形成装置であって、
    シートへの印字のための最終走査時に、該シートの先端が第2の排出手段の前記挟持部に挟持されないように、前記画像形成装置で使用可能な前記シート搬送方向における最長のシート長さよりも長く、前記印字領域における前記シート搬送方向の下流端から前記挟持部までのシート搬送パス長を設定し、かつ、第1の排出手段と第2の排出手段との間の搬送経路を略ストレート状の搬送経路にしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記湾曲搬送経路は、片面に画像形成されたシートの表裏を反転させる反転部に接続していることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 第2の排出手段のシート搬送力は、第1の排出手段のそれよりも大きくしたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 第1の排出手段および第2の排出手段は、それぞれ、複数に分割されたローラ状の回転部材を備え、
    第2の排出手段の前記回転部材の数は、第1の排出手段のそれよりも多くしたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置。
  5. 第2の排出手段のシートに対する摩擦係数は、第1の排出手段のそれよりも大きくしたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置。
  6. 第1および第2の排出手段は、それぞれ、複数に分割されたローラ状の回転部材とこれに対向して圧接回転する前記拍車との組み合わせからなり、
    第2の排出手段の前記拍車の数、第1の排出手段のそれよりも多くしたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置。
  7. 第1および第2の排出手段は、それぞれ、複数に分割されたローラ状の回転部材を備えており、
    第1の排出手段の前記回転部材は、その外周表面の研磨方向が前記シート搬送方向と異なり、
    第2の排出手段の前記回転部材は、その外周表面の研磨方向が前記シート搬送方向と同じであることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置。
  8. 第1および第2の排出手段は、それぞれ、シート搬送方向と直交するシート幅方向に配置された複数個のローラ状の回転部材を備えており、
    第1および第2の排出手段の前記各回転部材は、前記シート幅方向に互い違いに配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 第2の排出手段のシート送り速度は、第1の排出手段のそれよりも速いことを特徴とする請求項1または8記載の画像形成装置。
  10. 第1の排出手段は、画像形成されたシートを第2の排出手段に向けて案内しつつ搬送するとともに、第2の排出手段のシート搬送力を補助することを特徴とする請求項1ないし9の何れか一つに記載の画像形成装置。
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