JP2003165660A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2003165660A
JP2003165660A JP2001367564A JP2001367564A JP2003165660A JP 2003165660 A JP2003165660 A JP 2003165660A JP 2001367564 A JP2001367564 A JP 2001367564A JP 2001367564 A JP2001367564 A JP 2001367564A JP 2003165660 A JP2003165660 A JP 2003165660A
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Noboru Endo
登 遠藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化等の影響を受けることなく、記録シ
ートを高精度で搬送することで高画質の画像を記録可能
で、且つ低コストで構成できる画像記録装置を得る。 【解決手段】 トランスローラ40及び排出ローラ44
を、剛体の外周面に、記録用紙に対して所定の摩擦力を
発揮可能となるように表面加工を施した表面加工剛性ロ
ーラで構成する。トランス対向ローラ42及び排出対向
ローラ46は、フッソ含有エラストマーで形成する。特
に、搬送方向下流側の排出ローラを表面加工剛性ローラ
とし、記録用紙の両端を排出対向ローラ46でニップす
ることで、記録用紙の後端近傍部分を高精度で搬送でき
る。拍車を使用しないので、排出ローラに溝を形成する
必要もなく、低コストで構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に関
し、さらに詳しくは、記録シートを搬送すると共にその
表面に画像記録を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばインクジェット記録装
置では、記録用紙(記録シート)を一定方向に搬送しつ
つ、画像情報に応じたインク滴を記録用紙上に吐出し、
画像記録が行われる。すなわち、インクジェット記録ヘ
ッドを、記録用紙の搬送方向と直交する方向に移動させ
ながらインク滴を吐出する動作(主走査)と、記録用紙
の搬送(副走査)とを交互に繰り返し、記録用紙上に画
像が記録される。従って、高画質の画像を記録するため
には、記録用紙の搬送精度を向上させる必要がある。
【0003】記録用紙の搬送精度を向上させる方法とし
ては、例えば、特許第2962948号公報に記載され
たものがある。この方法では、所望する記録用紙の搬送
量を得るために、初期状態のライン毎の駆動パルスに対
してパルスの増減を行い、ライン毎の駆動パルス数とし
てメモリに格納し、その情報に基づいて記録用紙の搬送
を制御するようにしている。
【0004】しかし、この方法では、画像記録装置の製
造工程において、画像パターンの出力等を行い、搬送量
の調整をする必要がある。また、温度変化や磨耗等によ
ってローラーの径が変化すると、これによって搬送量も
変化してしまうが、このような搬送量変化に対応して、
搬送量を一定にすることはできない。
【0005】これに対し、記録用紙の後端部分の搬送精
度向上や、温度変化等に起因する搬送量変化を回避する
ための構成として、特開平10−167505号公報に
記載されたものがある。この構成では、排紙ローラを金
属等の剛性の高い材料で形成すると共に、この排紙ロー
ラの拍車(スターホイール)に対向する位置には、周方
向に沿って排紙ローラ溝部を設けている。
【0006】ところで、一般的に排紙ローラは、ゴム等
の弾性を有する材料によって構成されることが多い。こ
のようなゴム製の排紙ローラと比較して、特開平10−
167505号公報に記載の構成では、排紙ローラが弾
性を有さないため、所定の搬送力を得ることが難しい。
【0007】搬送力を増大させるためには、例えば、拍
車の数を多くしたり、拍車の記録用紙に対する圧力を高
く設定したりすることが考えられる。
【0008】しかし、拍車の数を多くすると、部品点数
が増加し、さらに、排紙ローラの加工工程もより多く必
要となるため、コストの上昇を招く。
【0009】また、拍車の圧力を高くすると、いわゆる
拍車マーク(記録用紙上の乾き切らないインクが拍車に
転写し、さらに記録用紙に再転写することで発生する汚
れ)が顕在化する可能性が高くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、温度変化等の影響を受けることなく、記録シー
トを高精度で搬送することで高画質の画像を記録可能
で、且つ低コストで構成できる画像記録装置を得ること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、画像記録領域において記録シートに画像を記録可能
な画像記録手段と、前記画像記録領域に前記記録シート
を供給する記録シート供給手段と、前記画像記録領域か
ら前記記録シートを排出する記録シート排出手段と、を
有し、前記記録シート排出手段が、前記画像記録手段に
よる画像記録面と反対面で且つ前記記録シートの少なく
とも幅方向両端部において記録シートに接触するように
配置され、剛体によって構成されると共に記録シートと
の間で所定の摩擦力が生じるように表面が加工された排
出ローラと、前記記録シートの幅方向両端部において前
記排出ローラと対向するように設けられ、排出ローラと
の間で記録シートをニップする排出対向ローラと、を有
することを特徴とする。
【0012】すなわち、この画像記録装置では、記録シ
ート供給手段によって画像記録領域に供給された記録シ
ートに対し、画像記録手段が画像を記録する。その後、
記録シート排出手段が画像記録領域から記録シートを排
出する。
【0013】記録シート排出手段は、排出ローラと排出
対向ローラとを有しており、記録シートはこれらにニッ
プされて搬送される。
【0014】排出ローラは、剛体によって構成されてい
るので、形状の変化が少なく、特に温度変化等によって
もその形状(特に外径)の変化量は小さい。従って、記
録シートの搬送量の変動も小さくなる。
【0015】また、排出ローラの表面は、記録シートと
の間で所定の摩擦力が生じるように加工されている。従
って、排出対向ローラとの間で記録シートをニップした
状態で、所定の搬送力を得ることができ、記録シートを
高精度で搬送できる。
【0016】しかも、このように所定の搬送力を発揮す
るように構成された排出ローラ及び排出対向ローラ(記
録シート排出手段)は、画像記録手段から見て、記録シ
ートの排出側、すなわち搬送方向下流側で記録シートに
配置されている。従って、記録シートの後端近傍部分が
記録シート供給手段から離れた状態でも、確実に高精度
で搬送することができる。このため、記録シートに高画
質の画像を記録することが可能になる。
【0017】また、排出ローラは画像記録手段による画
像記録面と反対面で記録シートに接触している。従っ
て、記録シート上の記録材料(例えばインク)が排出ロ
ーラに転写することはない。しかも、排出対向ローラも
記録シートの幅方向両端部において記録シートをニップ
する。一般に、記録シート上では、幅方向両端近傍部分
には画像が記録されないので、記録された画像の記録材
料が排出対向ローラに転写することもない。これらによ
り、記録シートへの記録材料の再転写を防止できる。
【0018】しかも、従来の拍車に相当する部材を使用
する必要がなく、これに対応して排出ローラに溝等を形
成する必要もないので、コスト高を招くこともない。い
わゆる拍車マークが生じることもない。
【0019】請求項1に記載の発明において、排出ロー
ラの構成としては、上記したように、変形量が少なく、
且つ記録シートに対し所定の摩擦力を発揮できるもので
あれば特に限定されないが、例えば、請求項2に記載の
ように、金属基材と、この金属基材の表面にコーティン
グされたセラミック材又はウレタンと、を含んで構成さ
れているものすることができる。
【0020】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記記録シート供給手
段及び前記記録シート排出手段が、前記画像記録領域に
隣接して配置されていることを特徴とする。
【0021】従って、画像記録装置全体を小型化するこ
とが可能になる。
【0022】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記記録シー
トの幅方向両端に配置され、記録シートの少なくとも厚
み方向への変位を一定範囲に制限する制限部材、を有す
ることを特徴とする。
【0023】すなわち、制限部材によって記録シートの
厚み方向への変位(例えば記録シートの浮き上がり等)
を一定範囲に制限することで、記録シートと画像記録手
段との距離も一定範囲に制限することができる。これに
より、高画質の画像を記録することが可能になる。
【0024】なお、請求項1〜請求項4に記載の発明に
おいて、画像記録装置の大きさ、及び、この画像記録装
置による画像記録の対象となる記録シートの大きさは特
に限定されないが、例えば、いわゆるA6サイズやはが
きサイズの記録シートに対応した、比較的小型の画像記
録装置とすることができる。また、記録シートの種類と
しても、画像を記録可能なものであれば特に限定され
ず、例えば、いわゆる上質紙などの紙や、いわゆるOH
Pシートなどの樹脂製のフィルム等を記録シートとして
適用できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1〜図4には、本発明の第1実
施形態の画像記録装置である、インクジェット記録装置
12が示されている。
【0026】このインクジェット記録装置12は、記録
用紙20(図3、図5及び図6参照)に対して、所定の
記録領域22(図4に示す)において画像を記録可能な
記録装置本体14と、記録領域22に記録用紙20を供
給する記録用紙供給装置16、及び記録領域22から記
録用紙を排出する記録用紙排出装置18と、を有してい
る。
【0027】また、インクジェット記録装置12は、記
録用紙20を厚み方向に積載可能な給紙トレイ24を有
している。給紙トレイ24に積載された記録用紙20の
うち最上の1枚が、ピックアップローラ26によって、
矢印A方向に搬送され、記録領域22に向かって移動す
る。以下、単に「搬送方向」というときは、記録用紙2
0の搬送方向をいい、図面において矢印Aで示す。ま
た、単に「幅方向」というときは、この搬送方向に直交
する記録用紙20の幅方向をいい、図面において矢印W
で示す。
【0028】記録装置本体14は、略枠状に形成された
フレーム部材28を有している。フレーム部材28に、
キャリッジ30が、幅方向へ移動可能に取り付けられて
いる。さらに、キャリッジ30には、インクジェット記
録ヘッド32が搭載され、所定の取り付け位置に固定さ
れており、そのインク吐出口が、記録領域22において
記録用紙20の上面と対向している。インクジェット記
録ヘッド32は、画像情報に応じたインク滴を吐出しつ
つ、キャリッジ30と一体で記録用紙20の幅方向(矢
印W方向)へ移動し、いわゆる主走査を行う。
【0029】記録領域22に対応する位置(インクジェ
ット記録ヘッド32の主走査範囲によってインク吐出面
が移動する領域)には、プラテン34が固定されてい
る。このプラテン34上に記録用紙20が位置すること
で、記録用紙20はその下面(背面)側から支持され
る。
【0030】図7に詳細に示すように、フレーム部材2
8には、取り付け部材38を介して、浮き防止ガイド3
6が取り付けられている。浮き防止ガイド36は、プラ
テン34の幅方向両側を取り囲むように形成されてお
り、記録用紙20に上側及び幅方向端縁側から対向して
いる。従って、プラテン34と浮き防止ガイド36とに
より、記録用紙20の厚み方向(上下方向)への移動が
制限され、画像記録時の記録用紙20の平面性が確保さ
れる。また、浮き防止ガイド36により、記録用紙20
の幅方向への移動も制限される。これらにより、記録領
域22での記録用紙20の姿勢の安定化が図られてい
る。
【0031】特に、本実施形態のように、インク滴を記
録用紙20に付着させて画像記録を行うインクジェット
方式の画像記録装置では、記録用紙20の種類や画像記
録時の環境、付着したインク量によっては、記録用紙2
0のプラテン34部での浮き上がりが顕著になると、画
質が劣化するおそれがある。従って、少なくとも記録領
域22においては、本実施形態のように、記録用紙20
の姿勢を安定化させることが好ましい。
【0032】プラテン34の上流側には、記録領域22
に隣接して、且つフレーム部材28に掛け渡すようにし
て、トランスローラ40が配置されている。さらに、ト
ランスローラ40の上方には、図示しないシャフトが配
置されており、このシャフトにトランス対向ローラ42
が取り付けられている。
【0033】トランスローラ40は、記録用紙20の幅
よりも長く形成されており、記録用紙20に下面側から
接触する。これに対し、トランス対向ローラ42は、ト
ランスローラ40の幅方向に沿って複数(本実施形態で
は4つ)配置されており、記録用紙20に上面側から接
触する。これらトランスローラ40及びトランス対向ロ
ーラ42によって記録用紙20をニップする、そして、
このニップ状態でトランスローラ40が回転して記録用
紙20を搬送し、記録領域22に供給する。
【0034】プラテン34の下流側には、記録領域22
に隣接して、且つフレーム部材28に掛け渡すようにし
て、排出ローラ44が配置されている。さらに、排出ロ
ーラ44の上方には、図示しないシャフトが配置されて
おり、このシャフトに排出対向ローラ46が取り付けら
れている。
【0035】排出ローラ44もトランスローラ40と同
様、記録用紙20の幅よりも長く形成されており、記録
用紙20に下面側から接触する。これに対し、排出対向
ローラ46は、記録用紙20の幅方向端部近傍にそれぞ
れ配置されており、記録用紙20に上面側から接触す
る。これら排出ローラ44及び排出対向ローラ46によ
って記録用紙20をニップする。そして、ニップ状態で
排出ローラ44が回転して記録用紙20を搬送し、記録
領域22から排出する。なお、排出対向ローラ46は、
記録用紙20の幅方向両端近傍部分、すなわち、インク
ジェット記録ヘッド32によって画像記録がなされても
インクが付着しないようにあらかじめ設定された部分に
接触するようになっている。従って、乾ききっていない
インクが排出対向ローラ46に転写してしまうことはな
く、このインクが記録用紙20に再転写されることに起
因する画質の低下もない。
【0036】トランスローラ40と排出ローラ44の間
には、駆動用モータ48が配置されている。駆動用モー
タ48の駆動力は、駆動用モータ48の出力ギヤ50か
ら2つのアイドラギヤ52、54に伝達され、さらに、
トランスローラ40及び排出ローラ44のそれぞれと同
軸固定された入力ギヤ56、58に伝達される。これに
より、トランスローラ40及び排出ローラ44が回転す
る。
【0037】ここで、本実施形態のインクジェット記録
装置12では、トランスローラ40及び排出ローラ44
が、円柱状又は円筒状に形成された剛体の外周面に、記
録用紙20に対して所定の摩擦力を発揮可能となるよう
に表面加工を施した表面加工剛性ローラとされている。
このように、ローラの基材として剛体を採用すること
で、一般的に記録シートの搬送に用いられるEPDM素
材等のゴムローラに比べ、外径精度、振れ公差寸法共に
優れ、かつ、外径の環境変動も極めて少なくなり、形状
安定性に優れることとなる。
【0038】また、表面加工によって記録用紙20に対
し所定の摩擦力を発揮するようになるので、記録用紙2
0の搬送時に、トランスローラ40及び排出ローラ44
が記録用紙20に対しスリップすることがなく、高精度
で搬送することが可能になっている。
【0039】なお、このような条件を満たせば、トラン
スローラ40及び排出ローラ44の具体的構成は特に限
定されないが、例えば、剛体として金属を採用し、この
金属基材の表面にセラミック若しくはウレタンをコート
したローラが、ローラ寸法の精度、及び環境変動に対す
る外径の安定性や、摩擦係数の変動の安定性の点で好ま
しい。
【0040】これに対し、トランス対向ローラ42及び
排出対向ローラ46としては、それぞれ、トランスロー
ラ40及び排出ローラ44との間で適切なニップ力を発
揮して記録用紙20をニップすることで、記録用紙20
が確実に搬送されるようにすると共に、トランスローラ
40及び排出ローラ44の表面に局所的な荷重によって
損傷等を与えることがないようにすべく、適度な弾性を
有していることが好ましい。このような条件を満たせ
ば、トランス対向ローラ42及び排出対向ローラ46の
材質は特に限定されないが、本実施形態では、高い信頼
性を確保する観点からフッソ含有エラストマーで形成し
ている。
【0041】記録装置本体14の搬送方向下流側には排
出トレイ60が取り付けられており、画像が記録された
記録用紙20がこの排出トレイ60上に排出される。
【0042】なお、記録用紙20を搬送するための上記
各部材のパラメータは、インクジェット記録装置12の
仕様で決定されている記録用紙20のスタック枚数や、
記録用紙20の種類、想定される環境(温度・湿度)等
のノイズ成分を満足するように決められている。
【0043】次に、本実施形態のインクジェット記録装
置12の作用を説明する。
【0044】給紙トレイ24上に積載された記録用紙2
0のうち、最上の記録用紙20がピックアップローラ2
6によって、矢印A方向に搬送される。次に記録用紙2
0は、その先端側から、トランスローラ40とトランス
対向ローラ42とにニップされ、トランスローラ40の
回転によって、さらに搬送される。
【0045】記録用紙20が記録領域22に至ると、記
録用紙20の搬送は一端停止される。そして、キャリッ
ジ30が幅方向(矢印W方向)に移動し、これと同期し
て、インクジェット記録ヘッド32が図示しないインク
吐出口から画像情報に対応したインク滴を記録用紙20
の上面に吐出し、いわゆる主走査が行われる。1ライン
の主走査が終了すると、トランスローラ40が、1ライ
ンのライン幅(搬送方向の長さ)と同量だけ記録用紙2
0が搬送されるように回転する。これにより、記録用紙
20が搬送され、いわゆる副走査が行われる。
【0046】このように、主走査と副走査とを交互に繰
り返し、記録用紙20の上面に所望の画像が記録され
る。
【0047】画像記録の途中で(画像のサイズと記録用
紙20のサイズとの関係によっては、は画像記録が終了
したのち)、記録用紙20は先端側から、排出ローラ4
4と排出対向ローラ46とにニップされ、排出ローラ4
4の回転によって、さらに搬送される。すなわち、図5
に示すように、記録用紙20の後端がトランスローラ4
0とトランス対向ローラ42とのニップ部分を抜け出る
までは、先端側と後端側の双方でニップされて搬送され
る。
【0048】そして、図6に示すように、記録用紙20
の後端がトランスローラ40とトランス対向ローラ42
とのニップ部分を抜け出ると、記録用紙20は、排出ロ
ーラ44と排出対向ローラ46とによってのみニップさ
れ、搬送される。排出ローラ44もトランスローラ40
と同様、記録用紙20に画像を記録している状態では、
1ラインのライン幅(搬送方向の長さ)に対応した回転
と、停止とを繰り返す。画像記録が終了すると、連続的
に回転し、記録用紙20を短時間で排出する。
【0049】一般に、記録用紙の後端近傍部分での画質
(印字性能)を決める主要因は、実験やシミュレーショ
ンを通して、記録領域から記録用紙を排出するためのロ
ーラの(本実施形態における排出ローラ44)の外径精
度や振れ公差寸法であることがわかっている。すなわ
ち、記録用紙の後端近傍部分は、上記したように排出側
のローラ(排出ローラ44)の搬送力のみによって搬送
されるため、このローラの外径精度や振れ公差寸法が、
直接的に記録用紙の搬送精度に影響する。特に、トラン
スローラ40と排出ローラ44の間隔が長い場合(例え
ばこの間隔が50mm程度あるいはそれ以上とされるこ
とがある)には、記録用紙の後端近傍部分の比較的広い
領域において、排出側のローラの搬送精度が、記録用紙
20の後端近傍部分での画像記録精度に影響する。さら
に、通常のゴム素材のローラでは製造上、記録用紙の高
精度搬送を実現することが不可能であることが分かって
いる。加えて、ゴム素材のローラでは低温環境下におい
てゴムの収縮が起こって径が小さくなるので、記録用紙
の搬送量が設定値よりも短くなってしまい、画質劣化
(いわゆる黒スジ)が起こってしまう。
【0050】本実施形態のインクジェット記録装置12
では、記録領域22に記録用紙20を供給するトランス
ローラ40に加えて、記録領域22から記録用紙20を
排出する排出ローラ44を、上記した表面加工剛性ロー
ラで構成している。従って、低温環境下に限らず、これ
以外の要因(例えば温度以外の環境変動や外力)が作用
しても、外径精度や振れ公差に優れ、かつ、外径の環境
変動も極めて少ない。しかも、表面加工によって記録用
紙20に対し所定の摩擦力を発揮し、スリップが防止さ
れている。このため、高精度で記録用紙20を搬送する
ことができる。
【0051】なお、本実施形態の構成において、排出対
向ローラ46として、インクジェット記録装置で一般的
に採用されている拍車(スターホイール)を採用するこ
とも考えられるが、後述する搬送力の点で問題が生じる
場合があり、実際に使用することは難しい。図8には、
排出対向ローラ46として拍車を採用し、排出ローラ4
4としてセラミックコートローラ(セラミックがコート
された金属ローラ)を採用した場合と、同じく排出対向
ローラ46として拍車を採用し、排出ローラ44として
EPDMローラを採用した場合での、搬送力と拍車圧力
との関係がグラフで示されている。
【0052】このグラフから分かるように、同一の搬送
力を得るために、セラミックコートローラを使用した構
成では、EPDMローラを使用した構成よりも、大きな
拍車圧力が必要になっている。例えば、搬送力として
0.15Nを得るために、セラミックコートローラを使
用した構成は、EPDMローラを使用した構成の約1.
5倍の拍車圧力に設定する必要が生じている。
【0053】従って、トランスローラ40及び排出ロー
ラ44として表面加工金属ローラを使用し、排出対向ロ
ーラ46として拍車を使用した構成では、十分な搬送力
を得るために、例えば、拍車の数を増加させたり、表面
加工剛性ローラの外周面に溝を形成したりする必要があ
り、コスト高を招くことになる。これに対し、本実施形
態のように、トランスローラ40及び排出ローラ44
を、適度な弾性を有する材料で構成することで低コスト
とし、さらにトランスローラ40及び排出ローラ44と
の間で適切なニップ力を発揮して記録用紙20が確実に
搬送されるようにしている。特に、排出対向ローラ46
は、記録用紙20の幅方向両端部分にのみ配置されてい
るが、このように数が少なくても、記録用紙20を高精
度で確実に搬送できる。しかも、トランスローラ40及
び排出ローラ44の表面に局所的な荷重を作用させない
ので、これらに損傷等を与えることもない。
【0054】なお、本実施形態のインクジェット記録装
置12では、トランスローラ40及び排出ローラ44の
双方を表面加工剛性ローラで構成しているが、記録用紙
20の後端近傍部分の搬送精度を向上させるためであれ
ば、排出ローラ44のみを表面加工剛性ローラとしても
よい。
【0055】また、トランスローラ40及び排出ローラ
44の位置も、記録用紙20を確実に搬送できれば特に
限定されないが、記録領域22に隣接して配置すること
で、インクジェット記録装置12全体として小型化を図
ることが可能になる。
【0056】本実施形態のインクジェット記録装置12
において、画像記録の対象となる記録用紙20のサイズ
等は特に限定されないが、排出対向ローラ46が記録用
紙20の幅方向両端近傍部分でのみ記録用紙20をニッ
プすることを考慮すると、例えば、A6サイズやはがき
サイズを対象とし、これらの短手方向が幅方向になるよ
うに搬送すれば、幅方向中央部分での記録用紙の浮き上
がりをより確実に防止できるので、好ましい。
【0057】もちろん、これらよりも幅の広い記録用紙
を対象としてもよい。この場合には例えば、図9及び図
10に示す、第2実施形態のインクジェット記録装置7
2の構成とすることができる。
【0058】このインクジェット記録装置72では、第
1実施形態のインクジェット記録装置12と略同様の構
成とされているが、これに加えて、浮き防止部材74が
設けられている点のみが異なっている。
【0059】浮き防止部材74は、一端がフレーム部材
28に固定され、他端が記録領域22において記録用紙
20の上面の近傍に位置するアーム76と、アーム76
の他端に形成された接触片78と、で構成されている。
接触片78の下端は、記録用紙20の幅方向中央に位置
しており、記録用紙20の上面に接触している。これに
より、記録用紙20は幅方向中央において、浮き防止部
材74により上方への移動が制限されるので、例えば、
A6サイズやはがきサイズよりも大きなサイズの記録用
紙20であっても、インクジェット記録ヘッド32との
距離を一定に維持して、高画質の画像を記録可能とな
る。
【0060】なお、接触片78の下端部の厚み、すなわ
ち接触片78が記録用紙20に接触する部分を幅方向に
見たときの長さは、記録用紙20上で乾ききっていない
インクが接触片78に転写し、さらに記録用紙20に再
転写してしまった場合でも、実質的に画質に影響を与え
ない程度(例えば0.2mm以下、好ましくは0.1m
m以下)とすれば、インク再転写による画質の低下を防
止でき、より高画質の画像を記録することができる。
【0061】また、接触片78に代えて、一般的に使用
されている拍車を採用してもよい。この場合、拍車は記
録用紙20の搬送を行うのではなく、記録用紙20の浮
きを防止するために作用する。従って、記録用紙20の
搬送に要求される比較的大きな拍車圧力は必要とされ
ず、記録用紙20に軽く接触する程度でよい。このた
め、記録用紙20の下面側に、拍車からの圧力を支持す
る部材を設ける必要もなく、構造を簡略化できる。
【0062】上記各実施形態では、本発明の画像記録装
置の一例として、インクジェット方式により記録シート
(記録用紙)上に画像を記録するインクジェット記録装
置を例に挙げて説明したが、本発明の画像記録装置はこ
のようなインクジェット方式のものに限られない。例え
ば、電子写真方式のものであってもよく、この場合に
は、記録装置本体として、電子写真方式に対応した構成
のものを採用すればよい。
【0063】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0064】本実施例では、第1実施形態のインクジェ
ット記録装置12を使用して、以下の条件で記録用紙2
0に画像を記録すると共に、記録用紙20の後端近傍部
分(排出ローラ44のみによって搬送された状態で画像
が記録された部分)で得られた画像の画質を官能評価し
て、記録用紙20の後端での搬送精度を評価した。
【0065】記録用紙20の種類:官製はがき 記録用紙20サイズ:長さ148mm×幅100mm×
厚さ0.2mm インクジェット記録装置12の副走査1回当たりの記録
用紙20の搬送量(理論値):5.08ミリ トランスローラ40の材質:セラミックコートロール
(金属シャフト) トランスローラ40の径:φ9.7 トランス対向ローラ42の材質:フッ素樹脂エラストマ
ー トランス対向ローラ42の径:φ1.5 排出ローラ44の材質及び径:トランスローラ40と同
じ 排出対向ローラ46の材質及び径:トランス対向ローラ
42と同じ また、比較例として、本実施例の排出ローラ44に代え
て、従来のEPDMゴムローラが採用されたインクジェ
ット記録装置においても、同様の評価を行った。
【0066】上記の条件で記録用紙20の搬送を連続的
に数十回繰り返し、搬送量のばらつきを評価した。評価
にあたっては、一般的に、画質の官能評価でこのばらつ
き幅が0.05mm以下であれば十分高画質な画像が得
られることが分かっているので、ばらつき幅の目標値を
0.05mmに設定した。
【0067】結果を、図12に示す。このグラフから分
かるように、従来のEPDMゴムローラが採用されたイ
ンクジェット記録装置では、搬送量のばらつき幅が約
0.1mmとなっている。これに対し、本実施例のイン
クジェット記録装置12では、搬送量のばらつき幅が約
0.04mmで目標値を達成している。もちろん、本実
施例のインクジェット記録装置12によって記録された
画像の画質も、比較例のものよりも優れていた。
【0068】なお、記録用紙20の後端近傍部分以外の
部分、すなわち、トランスローラ40と排出ローラ44
の双方によって搬送された状態で画像が記録された部分
についても、同様の評価を行った。その結果、記録用紙
20の搬送精度のばらつき幅は約0.025mmとな
り、排出ローラ44のみによって搬送した場合よりもさ
らに優れた結果が得られた。
【0069】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、温度変
化等の影響を受けることなく、記録シートを高精度で搬
送することで高画質の画像を記録可能で、且つ低コスト
で構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の画像記録装置を示す
斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の画像記録装置を示す
斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の画像記録装置を示す
断面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態の画像記録装置を示す
平面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態の画像記録装置の記録
シート供給装置及び記録シート排出装置において、記録
シートがこれら双方に搬送されている状態を示す説明図
である。
【図6】 本発明の第1実施形態の画像記録装置の記録
シート供給装置及び記録シート排出装置において、記録
シートが記録シート排出装置にみによって搬送されてい
る状態を示す説明図である。
【図7】 本発明の第1実施形態の画像記録装置の記録
領域を幅方向に破断して示す概略断面図である。
【図8】 ローラ構成の違いによる搬送力と拍車圧力と
の関係を示すグラフである。
【図9】 本発明の第2実施形態の画像記録装置を示す
斜視図である。
【図10】 本発明の第2実施形態の画像記録装置を示
す斜視図である。
【図11】 本発明の第2実施形態の画像記録の浮き防
止部材を拡大して示す斜視図である。
【図12】 記録用紙後端搬送精度を実施例と比較例と
で比較して示すグラフである。
【符号の説明】
12 インクジェット記録装置(画像記録装置) 14 記録装置本体 16 記録用紙供給装置(記録シート供給手段) 18 記録用紙排出装置(記録シート排出手段) 20 記録用紙(記録シート) 22 記録領域 36 浮き防止ガイド(制限部材) 40 トランスローラ(記録シート供給手段) 42 トランス対向ローラ(記録シート供給手段) 44 排出ローラ(記録シート排出手段) 46 排出対向ローラ(記録シート排出手段) 72 インクジェット記録装置(画像記録装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録領域において記録シートに画像
    を記録可能な画像記録手段と、 前記画像記録領域に前記記録シートを供給する記録シー
    ト供給手段と、 前記画像記録領域から前記記録シートを排出する記録シ
    ート排出手段と、 を有し、 前記記録シート排出手段が、 前記画像記録手段による画像記録面と反対面で且つ前記
    記録シートの少なくとも幅方向両端部において記録シー
    トに接触するように配置され、剛体によって構成される
    と共に記録シートとの間で所定の摩擦力が生じるように
    表面が加工された排出ローラと、 前記記録シートの幅方向両端部において前記排出ローラ
    と対向するように設けられ、排出ローラとの間で記録シ
    ートをニップする排出対向ローラと、 を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記排出ローラが、金属基材と、この金
    属基材の表面にコーティングされたセラミック材又はウ
    レタンと、を含んで構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録シート供給手段及び前記記録シ
    ート排出手段が、前記画像記録領域に隣接して配置され
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録シートの幅方向両端に配置さ
    れ、記録シートの少なくとも厚み方向への変位を一定範
    囲に制限する制限部材、 を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の画像記録装置。
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