JP2001096831A - プリント装置 - Google Patents

プリント装置

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JP2001096831A
JP2001096831A JP27650499A JP27650499A JP2001096831A JP 2001096831 A JP2001096831 A JP 2001096831A JP 27650499 A JP27650499 A JP 27650499A JP 27650499 A JP27650499 A JP 27650499A JP 2001096831 A JP2001096831 A JP 2001096831A
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JP
Japan
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carriage
guide shaft
eccentric guide
printing
eccentric
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JP27650499A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshino
浩史 吉野
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏心ガイドシャフト専用のモータ等の駆動手段
を設けることなく、偏心移動可能とするプリント装置を
提供する。 【解決手段】印字ヘッド1を搭載したキャリッジ2の紙
送り方向と直交する方向への主走査と、記録紙28を所
定間隔で前記紙送り方向に断続的に搬送する紙送りロー
ラとの組合せで記録紙に印字するもので、上記キャリッ
ジ2を紙送り方向と直交する方向にガイドし、かつ両端
に設けられた偏心軸部によって回転可能に支持される偏
心ガイドシャフト4を有し、該偏心ガイドシャフトの回
転によってキャリッジを紙送り方向に移動可能としたプ
リント装置において、前記キャリッジの主走査方向の運
動を、偏心ガイドシャフトの回転運動に変換する運動変
換機構100を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドを紙送
り方向と直交する方向へ移動して用紙に印字するシリア
ルプリンタ方式のプリント装置に関し、特にキャリッジ
をその偏心量だけ紙送り方向に移動可能とする偏心ガイ
ドシャフトを備えたプリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の偏心ガイドシャフトを備
えたプリント装置としては、たとえば特開平07−13
7396号公報に記載されるようなものがある。
【0003】図7乃至図9は、従来のプリント装置の構
成を示す。図7は装置全体の概略上面図、図8は印字領
域を中心とした断面図、図9はガイドシャフト支持部付
近の拡大斜視図である。
【0004】次に、図7乃至図9を参照して、従来のプ
リント装置の機能を説明する。
【0005】記録紙28は、図示されない給紙手段によ
り、B方向からプリント装置内に給送され、搬送補助ロ
ーラ22と排出補助ローラ24との間の印字領域を経て
A方向に排出される。記録紙28への印字は、キャリッ
ジ2の偏心ガイドシャフト4に沿った往復移動とそれに
リンクした印字ヘッド1の駆動、及び、搬送ローラ21
の断続的な運転との組合せによる印字ヘッドと記録紙2
8との相対位置移動により行われる。
【0006】また、前記装置には、紙送り方向の倍密度
印字に対応するために、キャリッジ2を支持する偏心ガ
イドシャフトと、この偏心ガイドシャフトの回転機構が
設けられている。キャリッジ2の位置を、紙送り方向に
微小移動させるために、偏心ガイドシャフト4の両端に
は突出部4aが設けられている。突出部4aは偏心ガイ
ドシャフト4の両端ともシャーシ41に回転可態に支持
されており、ガイドシャフト駆動モータ10により偏心
ガイドシャフト4が回転駆動されると、両端の偏心部4
a以外のキャリッジ支持範囲が紙送りの前後方向に移動
し、キャリッジ2と記録紙28の紙送り方向の相対位置
が変化する。
【0007】以下に、印字ヘッド1周り、紙送り周り、
その他の構成について部品毎に詳細に説明する。
【0008】(印字ヘッド1周りの構成)印字ヘッド1
は、インクジェットプリント装置の場合にはタンク部と
印字ヘッド部とから構成されるユニットで、キャリッジ
2に位置決めされて搭載される。
【0009】キャリッジ2は、偏心ガイドシャフト4と
サポートシャフト5により支持され、キャリッジモータ
8により駆動され、ガイドシャフト4に沿って往復移動
する。キャリッジモータ8はCPUの指令によってキャ
リッジ2を往復駆動する。
【0010】キャリッジモータ8の回転駆動力はキャリ
ッジベルト7によってキャリッジ2の往復運動に変換さ
れる。キャリッジベルト7はアイドルプーリ8に掛け回
され、その中途部がキャリッジ2に一体成形されたベル
ト止め2aによってキャリッジ2に固定されている。ア
イドルプーリ9は、図示されない付勢手段によりキャリ
ッジベルト7にテンションがかかる方向に付勢されてい
る。
【0011】偏心ガイドシャフト4は、その両端の偏心
部4aが回転自在に支持されると共に、ガイドシャフト
駆動モータにより回転駆動される。4bはガイドシャフ
トギアで、偏心ガイドシャフト4両端の偏心部4aのう
ちの一方に一体成形または圧入されており、ガイドシャ
フト駆動モータ10の回転をガイドシャフト4の回転に
変換する。また、5はサポートシャフトで、キャリッジ
2の上下方向の位置決めを偏心ガイドシャフト4と共に
行う。
【0012】(紙送り周りの構成)21は搬送ローラ
で、シャーシ41に回転自在に軸支され、減速ギア26
を介してLFモータ25により駆動される。印字領域の
上流側で、搬送補助ローラ22と協働して、記録紙28
を挟持搬送する。
【0013】21aは搬送ローラギアで、搬送ローラ2
1に一体成形されているか、または別部材として搬送ロ
ーラに圧入され、減速ギア26からの回転駆動力を搬送
ローラ21に伝達する。
【0014】22は搬送補助ローラで、図示されない付
勢手段により、搬送ローラ21の中心方向に付勢され、
搬送ローラ21の回転や記録紙28の移動にならって自
在に回転する。
【0015】23は排出ローラで、シャーシ41に軸支
されており、印字領域の下流側で、排出補助ローラ24
と協働して、記録紙28を挟持搬送する。
【0016】23aは排出ローラギアで、排出ローラ2
3に一体成形されているか、または別部材として排出ロ
ーラ23に圧入されている。伝達ギア27からの回転駆
動力を排出ローラ23に伝達する。
【0017】24は排出補助ローラで、図示されない付
勢手投により、排出補助ローラ24の中心方向に付勢さ
れ、排出補助ローラ24の回転や記録紙28の移動にな
らって、自在に回転する。
【0018】25はLFモータで、CPUの指令により
搬送ローラ21と排出ローラ23を回転駆動する。
【0019】25aはLFモータギアで、LFモータの
駆動力を出力し、減速ギア26に噛合する。減速ギア2
6は、搬送ローラ21上での軸トルクを大きくするた
め、また、搬送ローラ21上での紙送り単位を小さくす
るために配置されている。
【0020】27は伝達ギアで、排出補助ローラ24を
搬送ローラ21と同一方向に回転させるために設けられ
ている。
【0021】(その他の構成)上記したシャーシ41は
本プリント装置の骨格を成すもので、上述した各部品が
取り付けられている。また、図示しないが、コントロー
ルボードユニットが配置され、印字ホストからの指令に
より、CPUが印字ヘッド1や各モータ類を駆動し、プ
リント装置全体の制御がなされる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、偏
心ガイドシャフト4を回転させるためのガイドシャフト
駆動モータ10等の駆動手段を設ける必要があり、装置
のコストが高くなるという問題があった。
【0023】本発明は上記した従来技術の問題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、偏
心ガイドシャフト専用のモータ等の駆動手段を設けるこ
となく、偏心移動可能とするプリント装置を提供するこ
とにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1に係る発明は、印字ヘッドを搭載したキ
ャリッジの紙送り方向と直交する方向への主走査と、記
録紙を所定間隔で前記紙送り方向に断続的に搬送する紙
送りローラとの組合せで記録紙に印字するもので、上記
キャリッジを紙送り方向と直交する方向にガイドし、か
つ両端に設けられた偏心軸部によって回転可能に支持さ
れる偏心ガイドシャフトを有し、該偏心ガイドシャフト
の回転によってキャリッジを紙送り方向に移動可能とし
たプリント装置において、前記キャリッジの主走査方向
の運動を、偏心ガイドシャフトの回転運動に変換する運
動変換手段を備えていることを特徴とする。
【0025】このようにすれば、キャリッジの特定範囲
での移動により、運動変換手段を介して偏心ガイドシャ
フトが所定量回転し、キャリッジが紙送り方向に移動す
る。したがって、偏心ガイドシャフトを回転させるため
の駆動手段を追加することなく、低コストで最小紙送り
単位より高精細の印字を行うことができる。
【0026】請求項2に係る発明は、前記運動変換手段
が、前記偏心ガイドシャフトの一端に固定されたレバー
部材と、前記キャリッジに設けられた突出部と、前記レ
バー部材を介して偏心ガイドシャフトを回転させる方向
に往復移動可能に設けられ、前記キャリッジの突出部が
係合する溝部と前記レバー部材に係合する突出部とを有
し、前記キャリッジの突出部が溝部に係合した状態でキ
ャリッジが移動すると偏心ガイドシャフトが回転するよ
うに構成されているスライダと、を備えて構成されるこ
とを特徴とする。
【0027】このようにすれば、運動変換手段を簡単な
構成で実現できる。
【0028】請求項3に係る発明は、前記偏心ガイドシ
ャフトの回転によるキャリッジの紙送り方向の移動量
が、前記紙送りローラによる最小単位の紙送り量の半分
であることを特徴とする。
【0029】このようにすれば、最小紙送り単位の倍密
度で印字できる。
【0030】請求項4に係る発明は、前記運動変換手段
が、印字領域外かつキャリッジの加減速領域外にキャリ
ッジが位置するときに機能し、ガイドシャフトを回転さ
せる印字モードと回転させない印字モードとを任意に選
択可能なことを特徴とする。
【0031】このようにすれば、偏心ガイドシャフトを
回転させない印字モードでも動作可能になり、高精細印
字だけでなく、高速印字も可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0033】図1乃至図3は本発明の実施の形態に係る
プリント装置を示している。なお、以下の説明で、従来
例と同等の構成部分については同一の番号を付し、説明
は省略するものとする。
【0034】図1は本実施例装置の概略を示す上面図
で、従来の装置と異なる部分を中心に図示してある。図
2は本実施例のガイドシャフト回転機構を模式的に示し
たものである。図中のスライダ11の詳細な構成及び機
能については図4で説明する。図3は本実施例の紙送り
動作中の印字ヘッドと記録紙の紙送り方向の位置関係を
示す模式図で、(a)〜(d)は印字ヘッドと記録紙の
4種類の位置関係を示す。
【0035】まず、本実施例の構成について説明する。
【0036】本発明は、印字ヘッド1を搭載したキャリ
ッジ2の紙送り方向Yと直交する方向(主走査方向)X
への主走査と、記録紙28を所定間隔で前記紙送り方向
Yに断続的に搬送する紙送りローラ21との組合せで記
録紙28に印字するもので、上記キャリッジ2を紙送り
方向Yと直交する方向Xにガイドし、かつ両端に設けら
れた偏心軸部4aによって回転可能に支持される偏心ガ
イドシャフト4を有し、この偏心ガイドシャフト4の回
転によってキャリッジ2を紙送り方向に移動可能として
いる。
【0037】そして、前記キャリッジ2の主走査方向X
の運動を、偏心ガイドシャフト4の回転運動に変換する
運動変換手段としての運動変換機構100を備えてい
る。
【0038】運動変換機構100は、前記偏心ガイドシ
ャフト4の一端に固定されたレバー部材としてのシャフ
トレバー4cと、キャリッジ2に設けられた突出部とし
てのキャリッジピン2bと、前記シャフトレバー4cを
介して偏心ガイドシャフト4を回転させる方向に往復移
動可能に設けられ、前記キャリッジ2のキャリッジピン
2bが係合する溝部11aと前記シャフトレバー4cに
係合する突出部としての突起部11bを有し、前記キャ
リッジ2のキャリッジピン2bが溝部11aに係合した
状態でキャリッジ2が移動すると偏心ガイドシャフト4
が回転するように構成されているスライダ11と、を備
えて構成されている。
【0039】キャリッジピン2bは、キャリッジ2の背
面(スライダ11に対向する側)に設けられており、ス
ライダ11の溝部11aに追従可能な形状を備えてい
る。
【0040】シャフトレバー4cは、偏心ガイドシャフ
ト4の一端の偏心軸部4aに固定して設けられている。
【0041】スライダ11は、シャフトレバー4c近傍
のシャーシ41に上下方向に摺動自在に設けられ、キャ
リッジピン2bが追従可能な形状の溝部11aを備えて
いる。また、突起部11bはシャフトレバー4cに設け
られた長穴に係合している。キャリッジピン2bが溝部
11aに追従した状態でキャリッジ2が移動すると上下
方向に移動し、シャフトレバー4cを介してガイドシャ
フト4を回転させる機能を持っている。溝部11aは、
キャリッジピン2bを係合するための溝で、中をキャリ
ッジピン2bがトレースすることによりスライダ11が
上下するように構成されている。突起部11bはシャフ
トレバー4cの長穴部に係合し、スライダ11の上下動
をシャフトレバー4cに伝達する。
【0042】また、11cは弾性体で、溝部11aの一
部を補助的に形成する。詳しくは後述する。
【0043】次に、本実施例における印字動作につい
て、図3を参照して説明する。はガイドシャフト4の回
転によるキャリッジの移動量、βは搬送ローラ21の回
転による最小単位の紙送り量を示す。なお、βは紙送り
モータ25の性能と減速ギア26などの減速比により決
定され、αはβの1/2倍になるように構成されてい
る。
【0044】図示されていない給紙手段により、矢印B
方向(図7参照)より、用紙が給紙される。給紙が終了
して記録紙が印字領域に到達すると、以下に示すように
印字が行われる。
【0045】図3(a)は、印字開始時のキャリッジ2
と記録紙28の位置関係を示すものであり、この状態か
らキャリッジ2が図1に示す右方向から左方向に移動し
て印字が行われる。印字が終了すると、キャリッジ2が
減速すると共にキャリッジ2背面のキャリッジピン2b
がスライダ11の溝部11aに進入し、スライダ11が
上方に押し上げられ、(a)の状態から(b)の状態に
移行する。このとき、ガイドシャフト4が回転すること
により、キャリッジ2と記録紙28の紙送り方向の位置
関係がαだけ変化するが、搬送ローラ21は回転せず、
印字ヘッド1と記録紙28の位置関係はαだけ変化する
ことになる。
【0046】次に、(b)の状態のままキャリッジ2が
図1の右方向にバックスキャンした後、再度キャリッジ
2が左方向に移動しつつ印字が行われ、(c)の状態に
移行する。このときは、偏心ガイドシャフト4が(a)
と同じ位置に戻るが、それと共に搬送ローラ21も所定
量βだけ回転し、印字ヘッドと記録紙28の位置関係は
β−αであり、結果的にαだけ変化する。
【0047】次に、(a)→(b)の時と同様な動作
で、印字ヘッド1と記録紙28の位置関係がαだけ変化
して(d)の状態に移行し、さらに(b)→(c)と同
様な動作で、(a)の状態に再び移行する。
【0048】印字中は(a)→(b)→(c)→(d)
→(a)の動作が繰り返され、最小紙送り量βのさらに
半分の量αで、紙送り方向の印字位置を制御できる。
【0049】次に、スライダの機能について図4乃至図
6を参照して説明する。
【0050】図4はスライダの詳細図である。
【0051】11はスライダ、11aはキャリッジピン
2bが通る溝部、11bはシャフトレバー4cを回転さ
せる突起部、11cはキャリッジピン2bをガイドする
弾性部材をそれぞれ示す。キャリッジ2が右方向からス
ライダ11に近づいてくると、キャリッジピン2bは進
入位置Pl又はP2から溝部11aに進入する。キャリ
ッジピン2bがp1の位置から進入した場合には、溝部
11aに進入したキャリッジピン2bは弾性部材11c
にガイドされ、矢印alの様に溝部11aの中を移動し
ていく。このときにスライダ本体11が上方向に移動
し、突起部11bがシャフトレバー4cを回転させる。
溝部11aの中を左端まで移動したキャリッジピン2b
は、キャリッジ2の反転に伴い、矢印a2に沿って溝部
11aの中を移動し、進入位置P2の方向に待避する。
また、キャリッジピン2bがp2の位置から進入した場
合には、Plの方向に待避する。なお、弾性部材11c
の機能については以下に述べる。
【0052】図5は弾性部材11cの変形を示す部分拡
大図で、(a)はキャリッジピン2bが右から左に進入
するときの様子、(b)はキャリッジピン2bが左から
右に待避する時の様子をそれぞれ示す。弾性部材11c
は左上の部分がスライダ11に固定されていて、キャリ
ッジピン2bが左方向に移動するときには(a)のよう
に溝部11aのガイド壁の一部として機能してキャリッ
ジピン2bを上方向にガイドし、キャリッジピン2bが
右方向に移動するときには(b)のように上方向に弾性
変形してキャリッジピン2bの移動経路から待避する。
【0053】図6(a)〜(d)はスライダ11の動作
を説明する模式図で、(a)〜(d)は図3の(a)〜
(d)に相当する。キャリッジピン2bがスライダ11
に進入する度毎に、スライダ11が上又は下に移動し、
突起部11bを介してガイドシャフト4を回転させる。
【0054】なお、スライダ11の上下方向の移動は、
キャリッジ2のスキャン中での記録紙28への印字が終
了した直後の減速領域内で行われるように構成されてい
る。そのため最短のキャリッジ移動幅で偏心ガイドシャ
フト4の回転が可能で、かつ印字に影響を与えることは
ない。
【0055】また、スライダ機構は本実施例の構成でな
くても、キャリッジ2の移動が偏心ガイドシャフト4の
回転に変換されるものであればよい。
【0056】以上述べた構成により、偏心ガイドシャフ
ト4を回転させるための駆動手段を追加することなく、
低コストで従来の装置と同様の機能を実現できた。
【0057】[他の実施の形態]上記実施の形態では、
スライダ11の上下方向の移動がキャリッジ2の減速領
域内で行われるように構成しているが、スライダ11の
上下方向の移動がキャリッジ2の減速領域外で行われる
ように構成してもよい。
【0058】これにより、上記実施の形態で述べた偏心
ガイドシャフト4を回転させる印字モードに加えて、高
詳細印字が不要な際には、偏心ガイドシャフト4の回転
を行わない印字モードでも動作可能になる。
【0059】このモードでは、偏心ガイドシャフト4の
切り替え動作がないので、キャリッジ2が印字領域外に
出る必要がなく、キャリッジ2の移動範囲が短くなる。
また、上記実施の形態においては、キャリッジ2の片方
向へのスキャン時のみ印字を行っていたが、本実施の形
態においては実施の形態1におけるキャリッジバックス
キャンの直前で搬送ローラを所定量回転させることによ
り、バックスキャン時にも印字を行えるようになった。
【0060】これらの構成により、高詳細な印字が必要
ないときにはより高速で印字を行うことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本請求項1に係る
発明によれば、印字ヘッドを搭載したキャリッジの紙送
り方向と直交する方向への主走査と、記録紙を所定間隔
で前記紙送り方向に断続的に搬送する紙送りローラとの
組合せで記録紙に印字するもので、上記キャリッジを紙
送り方向と直交する方向にガイドし、かつ両端に設けら
れた偏心軸部によって回転可能に支持される偏心ガイド
シャフトを有し、該偏心ガイドシャフトの回転によって
キャリッジを紙送り方向に移動可能としたプリント装置
において、前記キャリッジの主走査方向の運動を、偏心
ガイドシャフトの回転運動に変換する運動変換手段を備
えていることにより、キャリッジの特定範囲での移動に
より、運動変換手段を介して偏心ガイドシャフトを所定
量回転させることができ、偏心ガイドシャフトを回転さ
せるための駆動手段を追加することなく、低コストで最
小紙送り単位より高精細の印字を行うことができる。
【0062】請求項2に係る発明によれば、運動変換手
段が、前記偏心ガイドシャフトの一端に固定されたレバ
ー部材と、前記キャリッジに設けられた突出部と、前記
レバー部材を介して偏心ガイドシャフトを回転させる方
向に往復移動可能に設けられ、前記キャリッジの突出部
が係合する溝部と前記レバー部材に係合する突出部とを
有し、前記キャリッジの突出部が溝部に係合した状態で
キャリッジが移動すると偏心ガイドシャフトが回転する
ように構成されているスライダと、を備えて構成される
ことにより、運動変換手段を簡単な構成で実現できる。
【0063】請求項3に係る発明によれば、偏心ガイド
シャフトの回転によるキャリッジの紙送り方向の移動量
が、前記紙送りローラによる最小単位の紙送り量の半分
の印字位置制御を行うことにより、最小紙送り単位の倍
密度で高精細の印字が可能となる。
【0064】請求項4に係る発明によれば、前記運動変
換手段が、印字領域外かつキャリッジの加減速領域外に
キャリッジが位置するときに機能し、ガイドシャフトを
回転させる印字モードと回転させない印字モードとを任
意に選択可能なことにより、偏心ガイドシャフトを回転
させない印字モードでも動作可能になり、高精細印字だ
けでなく、高速印字も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係るプリント装置
の概略要部上面図である。
【図2】図2は図1のシャフト回転機構部の概略拡大斜
視図である。
【図3】図3は図1の装置の紙送り動作説明図である。
【図4】図4は図1の装置のスライダの詳細図である。
【図5】図5は図1のスライダの弾性体の機能説明図で
ある。
【図6】図6は図1の装置のスライダの動作説明図であ
る。
【図7】図7は従来のプリント装置の概略上面図であ
る。
【図8】図8は図7の従来の装置の印字領域付近の概略
断面図である。
【図9】図9は図7の従来の装置のシャフト駆動部付近
の拡大図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 キャリッジ 2b キャリッジピン 4 偏心ガイドシャフト 4a 偏心軸部 4c シャフトレバー(レバー部材) 5 サポートシャフト 11 スライダ 11a 溝部 11b 突起部 11c 弾性部材 21 搬送ローラ 21a 搬送ローラギア 22 搬送補助ローラ 23 排出ローラ 23a 排出ローラギア 24 排出補助ローラ 25 紙送りモータ 25a モータギア 26 減速ギア 27 伝達ギア 28 記録紙 41 シャーシ α 偏心ガイドシャフトの回転によるキャリッジの移動
量 β LFローラの回転による最小紙送り量 Pl、P2 キャリッジピンがスライダに進入する位
置、 al キャリッジピンがスライダに進入する経路 a2 キャリッジピンがスライダから退出する経路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドを搭載したキャリッジの紙送り
    方向と直交する方向への主走査と、記録紙を所定間隔で
    前記紙送り方向に断続的に搬送する紙送りローラとの組
    合せで記録紙に印字するもので、 上記キャリッジを紙送り方向と直交する方向にガイド
    し、かつ両端に設けられた偏心軸部によって回転可能に
    支持される偏心ガイドシャフトを有し、該偏心ガイドシ
    ャフトの回転によってキャリッジを紙送り方向に移動可
    能としたプリント装置において、 前記キャリッジの主走査方向の運動を、偏心ガイドシャ
    フトの回転運動に変換する運動変換手段を備えているこ
    とを特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】前記運動変換手段が、 前記偏心ガイドシャフトの一端に固定されたレバー部材
    と、 前記キャリッジに設けられた突出部と、 前記レバー部材を介して偏心ガイドシャフトを回転させ
    る方向に往復移動可能に設けられ、前記キャリッジの突
    出部が係合する溝部と前記レバー部材に係合する突出部
    とを有し、前記キャリッジの突出部が溝部に係合した状
    態でキャリッジが移動すると偏心ガイドシャフトが回転
    するように構成されているスライダと、を備えて構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 【請求項3】前記偏心ガイドシャフトの回転によるキャ
    リッジの紙送り方向の移動量が、前記紙送りローラによ
    る最小単位の紙送り量の半分であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のプリント装置。
  4. 【請求項4】前記運動変換手段が、印字領域外かつキャ
    リッジの加減速領域外にキャリッジが位置するときに機
    能し、ガイドシャフトを回転させる印字モードと回転さ
    せない印字モードとを任意に選択可能なことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のプリント装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007017692A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置
JP2011011345A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Canon Inc キャリッジ案内装置、並びに記録装置および画像読取装置

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