JP2003078794A - デジタルカメラ、交換レンズ、カメラボディ、および画像処理方法 - Google Patents
デジタルカメラ、交換レンズ、カメラボディ、および画像処理方法Info
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- H04N23/60—Control of cameras or camera modules
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- H04N23/663—Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices for controlling interchangeable camera parts based on electronic image sensor signals
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像データに対して交換レンズの特性を反映
した色補正を適切に行えるデジタルカメラの技術を提供
する。 【解決手段】 デジタルカメラ１は、カメラボディ２に
対して交換レンズ３が装着可能となっており、この交換
レンズ３にはレンズＲＯＭ３０が内蔵されている。この
レンズＲＯＭ３０には、交換レンズ３に固有な色補正情
報であるＩＣＣプロファイルが記録されている。そし
て、交換レンズ３を装着して撮影する際には、取得した
画像データに、このＩＣＣプロファイルを関連付ける。
これにより、交換レンズの種類ごとにその色補正情報を
設定できるため、画像データに対して交換レンズの特性
を反映した色補正を適切に行えることとなる。
した色補正を適切に行えるデジタルカメラの技術を提供
する。 【解決手段】 デジタルカメラ１は、カメラボディ２に
対して交換レンズ３が装着可能となっており、この交換
レンズ３にはレンズＲＯＭ３０が内蔵されている。この
レンズＲＯＭ３０には、交換レンズ３に固有な色補正情
報であるＩＣＣプロファイルが記録されている。そし
て、交換レンズ３を装着して撮影する際には、取得した
画像データに、このＩＣＣプロファイルを関連付ける。
これにより、交換レンズの種類ごとにその色補正情報を
設定できるため、画像データに対して交換レンズの特性
を反映した色補正を適切に行えることとなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換レンズと交換
レンズが装着可能なカメラボディとを有するデジタルカ
メラの技術に関する。
レンズが装着可能なカメラボディとを有するデジタルカ
メラの技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】デジタルカメラで撮影された画像データ
に関して、モニタやプリンタなどでの色再現性を向上さ
せるため、色補正情報を利用する方法がある。
に関して、モニタやプリンタなどでの色再現性を向上さ
せるため、色補正情報を利用する方法がある。
【０００３】特開平２０００−２４４９３０には、この
方法をレンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメ
ラに適用したものが開示されている。すなわち、交換レ
ンズの種類ごとに定められた色補正情報をカメラボディ
内に格納し、カメラボディに装着している交換レンズの
種類に対応した色補正情報を選択することにより、交換
レンズごとに異なる色再現特性を補正することとしてい
る。
方法をレンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメ
ラに適用したものが開示されている。すなわち、交換レ
ンズの種類ごとに定められた色補正情報をカメラボディ
内に格納し、カメラボディに装着している交換レンズの
種類に対応した色補正情報を選択することにより、交換
レンズごとに異なる色再現特性を補正することとしてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
レンズ交換可能なデジタルカメラでは、カメラボディ内
に格納される色補正情報を利用するため、カメラボディ
が提供された後に交換レンズが提供される場合、この新
規な交換レンズの色補正情報がカメラボディから取得で
きず、交換レンズの特性を反映した色補正が行えないと
いう問題がある。
レンズ交換可能なデジタルカメラでは、カメラボディ内
に格納される色補正情報を利用するため、カメラボディ
が提供された後に交換レンズが提供される場合、この新
規な交換レンズの色補正情報がカメラボディから取得で
きず、交換レンズの特性を反映した色補正が行えないと
いう問題がある。
【０００５】また、交換レンズの種類は多岐にのぼり、
例えば、超望遠レンズや超広角レンズなどフィルタを内
蔵するタイプのものがある。この場合にも、画像データ
の色補正でフィルタ特性を考慮する必要があるが、上記
のデジタルカメラではフィルタ特性に関する色補正情報
が設定されていないため、色再現を配慮すると撮影者は
フィルタ内蔵タイプの交換レンズを選択できず、撮影範
囲に制限が生じてしまう。
例えば、超望遠レンズや超広角レンズなどフィルタを内
蔵するタイプのものがある。この場合にも、画像データ
の色補正でフィルタ特性を考慮する必要があるが、上記
のデジタルカメラではフィルタ特性に関する色補正情報
が設定されていないため、色再現を配慮すると撮影者は
フィルタ内蔵タイプの交換レンズを選択できず、撮影範
囲に制限が生じてしまう。
【０００６】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、画像データに対して交換レンズの特性を反映し
た色補正を適切に行えるデジタルカメラの技術を提供す
ることを目的とする。
であり、画像データに対して交換レンズの特性を反映し
た色補正を適切に行えるデジタルカメラの技術を提供す
ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項１の発明は、交換レンズと、前記交換レンズ
が装着可能なカメラボディとを有するデジタルカメラで
あって、前記交換レンズは、(a-1)前記交換レンズに係
る色補正情報を格納する格納手段を備え、前記カメラボ
ディは、(b-1)被写体に係る画像データを生成する撮像
手段と、(b-2)前記画像データに前記色補正情報を関連
付けする関連付け手段とを備える。
め、請求項１の発明は、交換レンズと、前記交換レンズ
が装着可能なカメラボディとを有するデジタルカメラで
あって、前記交換レンズは、(a-1)前記交換レンズに係
る色補正情報を格納する格納手段を備え、前記カメラボ
ディは、(b-1)被写体に係る画像データを生成する撮像
手段と、(b-2)前記画像データに前記色補正情報を関連
付けする関連付け手段とを備える。
【０００８】また、請求項２の発明は、請求項１の発明
に係るデジタルカメラにおいて、前記カメラボディは、
(b-3)交換レンズの種類ごとに前記色補正情報を記憶す
る記憶手段と、(b-4)前記カメラボディに装着されてい
る交換レンズが前記色補正情報を格納するか否かを判定
する判定手段とを備え、前記関連付け手段は、前記カメ
ラボディに装着されている交換レンズが前記色補正情報
を格納している場合には、前記格納手段で格納される色
補正情報を前記画像データに関連付けする手段と、前記
カメラボディに装着されている交換レンズが前記色補正
情報を格納していない場合には、前記記憶手段で記憶さ
れる色補正情報で、装着されている交換レンズの種類に
応じた色補正情報を前記画像データに関連付けする手段
とを有する。
に係るデジタルカメラにおいて、前記カメラボディは、
(b-3)交換レンズの種類ごとに前記色補正情報を記憶す
る記憶手段と、(b-4)前記カメラボディに装着されてい
る交換レンズが前記色補正情報を格納するか否かを判定
する判定手段とを備え、前記関連付け手段は、前記カメ
ラボディに装着されている交換レンズが前記色補正情報
を格納している場合には、前記格納手段で格納される色
補正情報を前記画像データに関連付けする手段と、前記
カメラボディに装着されている交換レンズが前記色補正
情報を格納していない場合には、前記記憶手段で記憶さ
れる色補正情報で、装着されている交換レンズの種類に
応じた色補正情報を前記画像データに関連付けする手段
とを有する。
【０００９】また、請求項３の発明は、被写体に係る画
像データを生成する撮像手段と、前記画像データに色補
正情報を関連付けする関連付け手段とを備えたデジタル
カメラのカメラボディに装着可能な交換レンズであっ
て、前記交換レンズに係る色補正情報を交換レンズ自身
に格納する。
像データを生成する撮像手段と、前記画像データに色補
正情報を関連付けする関連付け手段とを備えたデジタル
カメラのカメラボディに装着可能な交換レンズであっ
て、前記交換レンズに係る色補正情報を交換レンズ自身
に格納する。
【００１０】また、請求項４の発明は、請求項３の発明
に係る交換レンズにおいて、前記交換レンズで選択可能
な複数種類のフィルタに係る複数の色補正情報を格納す
る手段を備える。
に係る交換レンズにおいて、前記交換レンズで選択可能
な複数種類のフィルタに係る複数の色補正情報を格納す
る手段を備える。
【００１１】また、請求項５の発明は、当該交換レンズ
に係る色補正情報を格納する交換レンズを装着可能なカ
メラボディであって、(a)被写体に係る画像データを生
成する撮像手段と、(b)交換レンズの種類ごとに前記色
補正情報を記憶する記憶手段と、(c)前記画像データに
前記色補正情報を関連付けする関連付け手段と、(d)前
記カメラボディに装着されている交換レンズが前記色補
正情報を格納するか否かを判定する判定手段とを備え、
前記関連付け手段は、前記カメラボディに装着されてい
るレンズが前記色補正情報を格納していない場合で、か
つ前記記憶手段において当該レンズの種類に対応する色
補正情報が記憶されていない場合には、前記画像データ
に対する前記色補正情報の関連付けを禁止する禁止手段
を有する。
に係る色補正情報を格納する交換レンズを装着可能なカ
メラボディであって、(a)被写体に係る画像データを生
成する撮像手段と、(b)交換レンズの種類ごとに前記色
補正情報を記憶する記憶手段と、(c)前記画像データに
前記色補正情報を関連付けする関連付け手段と、(d)前
記カメラボディに装着されている交換レンズが前記色補
正情報を格納するか否かを判定する判定手段とを備え、
前記関連付け手段は、前記カメラボディに装着されてい
るレンズが前記色補正情報を格納していない場合で、か
つ前記記憶手段において当該レンズの種類に対応する色
補正情報が記憶されていない場合には、前記画像データ
に対する前記色補正情報の関連付けを禁止する禁止手段
を有する。
【００１２】また、請求項６の発明は、交換レンズと、
前記交換レンズが装着可能なカメラボディとを有するデ
ジタルカメラであって、フィルタの種類に応じた色補正
情報を記憶する記憶手段、を備えるとともに、前記交換
レンズは、(a-1)前記交換レンズにセットされるフィル
タの種類を検出する検出手段、を備え、前記カメラボデ
ィは、(b-1)被写体に係る画像データを生成する撮像手
段と、(b-2)前記検出手段により検出されたフィルタの
種類に応じて、前記色補正情報を前記画像データに関連
付けする関連付け手段とを備える。
前記交換レンズが装着可能なカメラボディとを有するデ
ジタルカメラであって、フィルタの種類に応じた色補正
情報を記憶する記憶手段、を備えるとともに、前記交換
レンズは、(a-1)前記交換レンズにセットされるフィル
タの種類を検出する検出手段、を備え、前記カメラボデ
ィは、(b-1)被写体に係る画像データを生成する撮像手
段と、(b-2)前記検出手段により検出されたフィルタの
種類に応じて、前記色補正情報を前記画像データに関連
付けする関連付け手段とを備える。
【００１３】また、請求項７の発明は、請求項６の発明
に係るデジタルカメラにおいて、前記関連付け手段は、
前記交換レンズにセットされるフィルタが色の偏りがな
い分光透過特性を有するか否かで、異なる色補正情報を
前記画像データに関連付けするか否かを判別する手段を
有する。
に係るデジタルカメラにおいて、前記関連付け手段は、
前記交換レンズにセットされるフィルタが色の偏りがな
い分光透過特性を有するか否かで、異なる色補正情報を
前記画像データに関連付けするか否かを判別する手段を
有する。
【００１４】また、請求項８の発明は、請求項６の発明
に係るデジタルカメラにおいて、前記関連付け手段は、
前記交換レンズにセットされるフィルタが色フィルタで
ある場合には、前記画像データに対する前記色補正情報
の関連付けを禁止する手段を有する。
に係るデジタルカメラにおいて、前記関連付け手段は、
前記交換レンズにセットされるフィルタが色フィルタで
ある場合には、前記画像データに対する前記色補正情報
の関連付けを禁止する手段を有する。
【００１５】また、請求項９の発明は、請求項６の発明
に係るデジタルカメラにおいて、前記関連付け手段は、
前記交換レンズにセットされるフィルタが色温度補正フ
ィルタである場合には、セットされるフィルタの種類に
応じた色補正情報を前記画像データに関連付けする手段
を有する。
に係るデジタルカメラにおいて、前記関連付け手段は、
前記交換レンズにセットされるフィルタが色温度補正フ
ィルタである場合には、セットされるフィルタの種類に
応じた色補正情報を前記画像データに関連付けする手段
を有する。
【００１６】また、請求項１０の発明は、交換レンズ
と、前記交換レンズが装着可能なカメラボディとを有す
るデジタルカメラを利用する画像処理方法であって、
(a)前記交換レンズにセットされるフィルタの種類を検
出する検出工程と、(b)被写体に係る画像データを生成
する撮像工程と、(c)前記検出工程において検出された
フィルタの種類に応じた色補正情報を前記画像データに
関連付けする関連付け工程と、(d)関連付けられた色補
正情報に基づき、前記画像データに対する画像処理を行
う工程とを備える。
と、前記交換レンズが装着可能なカメラボディとを有す
るデジタルカメラを利用する画像処理方法であって、
(a)前記交換レンズにセットされるフィルタの種類を検
出する検出工程と、(b)被写体に係る画像データを生成
する撮像工程と、(c)前記検出工程において検出された
フィルタの種類に応じた色補正情報を前記画像データに
関連付けする関連付け工程と、(d)関連付けられた色補
正情報に基づき、前記画像データに対する画像処理を行
う工程とを備える。
【００１７】
【発明の実施の形態】＜第１実施形態＞
＜デジタルカメラの要部構成＞図１〜図３は、本発明の
第１実施形態に係るデジタルカメラ１の要部構成を示す
図であり、図１は平面図、図２は図１のII−II位置から
見た断面図、図３は背面図に相当する。これらの図は必
ずしも三角図法に則っているものではなく、デジタルカ
メラ１の要部構成を概念的に例示することを主眼として
いる。
第１実施形態に係るデジタルカメラ１の要部構成を示す
図であり、図１は平面図、図２は図１のII−II位置から
見た断面図、図３は背面図に相当する。これらの図は必
ずしも三角図法に則っているものではなく、デジタルカ
メラ１の要部構成を概念的に例示することを主眼として
いる。
【００１８】デジタルカメラ１は、銀塩一眼レフカメラ
を利用して構成されたカメラボディ２と、このカメラボ
ディ２のレンズマウント部Ｍｔに着脱可能な交換レンズ
３とを有している。
を利用して構成されたカメラボディ２と、このカメラボ
ディ２のレンズマウント部Ｍｔに着脱可能な交換レンズ
３とを有している。
【００１９】交換レンズ３の光軸方向Ｌの後方には、カ
メラボディ２内の後部上方の枢支部２１に回動可能に枢
支されたクイックリターンミラーＭ１が配設され、さら
にこのクイックリターンミラーＭ１の光軸方向Ｌの後方
には、フォーカルプレーンシャッター２２と、さらにそ
の後方にカラーエリアセンサのＣＣＤ２３とが配置され
ている。
メラボディ２内の後部上方の枢支部２１に回動可能に枢
支されたクイックリターンミラーＭ１が配設され、さら
にこのクイックリターンミラーＭ１の光軸方向Ｌの後方
には、フォーカルプレーンシャッター２２と、さらにそ
の後方にカラーエリアセンサのＣＣＤ２３とが配置され
ている。
【００２０】このＣＣＤ２３の前面には、ＣＣＤ２３か
らのアナログ画像信号のサンプリング時の折り返しノイ
ズの影響を抑える空間ローパスフィルタ２４が配設され
ている。
らのアナログ画像信号のサンプリング時の折り返しノイ
ズの影響を抑える空間ローパスフィルタ２４が配設され
ている。
【００２１】カメラボディ２では、クイックリターンミ
ラーＭ１の上方位置において、銀塩カメラのファインダ
ーに相当する光学部位２５が形成されており、この光学
部位２５には、フォーカシングスクリーン２５１を介し
てペンタ形プリズム２５２が設けられている。さらに、
このプリズム２５２とファインダー窓２５４との間に
は、接眼レンズ２５３が配置されている。このクイック
リターンミラーＭ１、プリズム２５２および接眼レンズ
２５３により、光学ファインダーを形成することとな
る。
ラーＭ１の上方位置において、銀塩カメラのファインダ
ーに相当する光学部位２５が形成されており、この光学
部位２５には、フォーカシングスクリーン２５１を介し
てペンタ形プリズム２５２が設けられている。さらに、
このプリズム２５２とファインダー窓２５４との間に
は、接眼レンズ２５３が配置されている。このクイック
リターンミラーＭ１、プリズム２５２および接眼レンズ
２５３により、光学ファインダーを形成することとな
る。
【００２２】デジタルカメラ１においてオートフォーカ
スを行う場合には、クイックリターンミラーＭ１は、シ
ャッターボタン２９が撮影者によって全押されるまで、
図２に示すように光軸に対して４５度の角度で傾斜した
定常位置にあり、交換レンズ３からの光軸Ｌをフォーカ
シングスクリーン２５１へと向かわせる。シャッターボ
タン２９が全押しされると、枢支部２１を中心として、
ほぼ水平位置まで上方に回動して交換レンズ３からの光
路を開放する。
スを行う場合には、クイックリターンミラーＭ１は、シ
ャッターボタン２９が撮影者によって全押されるまで、
図２に示すように光軸に対して４５度の角度で傾斜した
定常位置にあり、交換レンズ３からの光軸Ｌをフォーカ
シングスクリーン２５１へと向かわせる。シャッターボ
タン２９が全押しされると、枢支部２１を中心として、
ほぼ水平位置まで上方に回動して交換レンズ３からの光
路を開放する。
【００２３】サブミラーＭ２は、クイックリターンミラ
ーＭ１に一体化されたミラーであり、クイックリターン
ミラーＭ１に部分的に設けられたハーフミラー部を透過
した光学像を、このサブミラーＭ２で測距センサ２６に
向かわせる。測距センサ２６は、被写体までの距離を検
出して交換レンズ３に内蔵されるレンズ群を自動合焦さ
れるものである。
ーＭ１に一体化されたミラーであり、クイックリターン
ミラーＭ１に部分的に設けられたハーフミラー部を透過
した光学像を、このサブミラーＭ２で測距センサ２６に
向かわせる。測距センサ２６は、被写体までの距離を検
出して交換レンズ３に内蔵されるレンズ群を自動合焦さ
れるものである。
【００２４】また、カメラボディ２の内部には、交換レ
ンズ３に含まれるフォーカスレンズを光軸方向Ｌに駆動
するためのフォーカスモータ２７が設けられるととも
に、デジタルカメラ１に電力を供給する４本の電池Ｅ
と、撮影された画像データなどを記録するメモリカード
９とが装着可能となっている。
ンズ３に含まれるフォーカスレンズを光軸方向Ｌに駆動
するためのフォーカスモータ２７が設けられるととも
に、デジタルカメラ１に電力を供給する４本の電池Ｅ
と、撮影された画像データなどを記録するメモリカード
９とが装着可能となっている。
【００２５】カメラボディ２の背面には、ＣＣＤ２３の
出力に基づいて得られた画像を表示する液晶ディスプレ
イ(ＬＣＤ)３１が設けられるとともに、「撮影モード」
と「再生モード」などを切換設定する切替スイッチ３２
が設けられている。撮影モードは、写真撮影を行なうモ
ードであり、再生モードは、メモリカード９に記録され
た撮影画像をＬＣＤ３１に再生表示するモードである。
出力に基づいて得られた画像を表示する液晶ディスプレ
イ(ＬＣＤ)３１が設けられるとともに、「撮影モード」
と「再生モード」などを切換設定する切替スイッチ３２
が設けられている。撮影モードは、写真撮影を行なうモ
ードであり、再生モードは、メモリカード９に記録され
た撮影画像をＬＣＤ３１に再生表示するモードである。
【００２６】デジタルカメラ１の背面右方には、十字キ
ー３３が設けられており、ボタンＵ、Ｄ、Ｌ、Ｒで各種
操作が行える。また、カメラ本体部２の背面には、デジ
タルカメラ１の電源を入り切りする電源スイッチ３４が
設けられている。
ー３３が設けられており、ボタンＵ、Ｄ、Ｌ、Ｒで各種
操作が行える。また、カメラ本体部２の背面には、デジ
タルカメラ１の電源を入り切りする電源スイッチ３４が
設けられている。
【００２７】交換レンズ３は、内部にレンズＲＯＭ３０
を備えており、このレンズＲＯＭ３０には、交換レンズ
３の色補正情報(パラメータ)でカラーマッチング用のＩ
ＣＣ(International Color Consotium)プロファイルを
格納している。
を備えており、このレンズＲＯＭ３０には、交換レンズ
３の色補正情報(パラメータ)でカラーマッチング用のＩ
ＣＣ(International Color Consotium)プロファイルを
格納している。
【００２８】交換レンズでは、交換レンズの種類が異な
りそのレンズ材が相違すれば、図４に示すようにそれぞ
れ分光透過特性Ｌａ、Ｌｂが異なるようになる。なお、
図４において、横軸は波長を示し、縦軸は透過率を示し
ている。そこで、デジタルカメラ１では、交換レンズに
固有のＩＣＣプロファイルをレンズＲＯＭ３０に格納す
ることにより、画像データに関する色再現性の向上を図
ることとする。
りそのレンズ材が相違すれば、図４に示すようにそれぞ
れ分光透過特性Ｌａ、Ｌｂが異なるようになる。なお、
図４において、横軸は波長を示し、縦軸は透過率を示し
ている。そこで、デジタルカメラ１では、交換レンズに
固有のＩＣＣプロファイルをレンズＲＯＭ３０に格納す
ることにより、画像データに関する色再現性の向上を図
ることとする。
【００２９】図５は、レンズマウント部Ｍｔの要部構成
を示す図である。
を示す図である。
【００３０】レンズマウント部Ｍｔには、交換レンズ３
が装着可能となっており、レンズ駆動軸Ｃａとコネクタ
Ｃｂとが設けられている。
が装着可能となっており、レンズ駆動軸Ｃａとコネクタ
Ｃｂとが設けられている。
【００３１】レンズ駆動軸Ｃａは、フォーカスモータ２
７に接続し、交換レンズ３内のレンズを移動させる駆動
力を伝達する。
７に接続し、交換レンズ３内のレンズを移動させる駆動
力を伝達する。
【００３２】コネクタＣｂは、カメラボディ２と交換レ
ンズ３とを電気的に接続するための部位であり、これに
よりレンズＲＯＭ３０に記録されるレンズのＩＣＣプロ
ファイルを伝送できることとなる。
ンズ３とを電気的に接続するための部位であり、これに
よりレンズＲＯＭ３０に記録されるレンズのＩＣＣプロ
ファイルを伝送できることとなる。
【００３３】＜デジタルカメラ１の機能ブロック＞図６
は、デジタルカメラ１の機能ブロック図である。
は、デジタルカメラ１の機能ブロック図である。
【００３４】ＣＣＤ２３は、交換レンズ３によって結像
された被写体の光像を、Ｒ（赤），Ｇ（緑），Ｂ（青）
の色成分の画像信号（各画素で受光された画素信号の信
号列からなる信号）に光電変換して出力する。すなわ
ち、ＣＣＤ２３は、被写体に係る画像データを生成す
る。タイミングジェネレータ４１は、ＣＣＤ２３の駆動
を制御するための各種のタイミングパルスを生成するも
のである。
された被写体の光像を、Ｒ（赤），Ｇ（緑），Ｂ（青）
の色成分の画像信号（各画素で受光された画素信号の信
号列からなる信号）に光電変換して出力する。すなわ
ち、ＣＣＤ２３は、被写体に係る画像データを生成す
る。タイミングジェネレータ４１は、ＣＣＤ２３の駆動
を制御するための各種のタイミングパルスを生成するも
のである。
【００３５】デジタルカメラ１における露出制御は、絞
り制御ドライバ４２による交換レンズ３内のレンズ群の
絞りと、ＣＣＤ２３の露光量、すなわち、シャッタスピ
ードに相当するＣＣＤ２３の電荷蓄積時間を調節して行
なわれる。
り制御ドライバ４２による交換レンズ３内のレンズ群の
絞りと、ＣＣＤ２３の露光量、すなわち、シャッタスピ
ードに相当するＣＣＤ２３の電荷蓄積時間を調節して行
なわれる。
【００３６】タイミングジェネレータ４１は、タイミン
グ制御回路４３から送信される基準クロック基づきＣＣ
Ｄ２３の駆動制御信号を生成するものである。タイミン
グジェネレータ４１は、例えば積分開始／終了（露出開
始／終了）のタイミング信号、各画素の受光信号の読出
制御信号（水平同期信号，垂直同期信号，転送信号等）
等のクロック信号を生成し、ＣＣＤ２３に出力する。
グ制御回路４３から送信される基準クロック基づきＣＣ
Ｄ２３の駆動制御信号を生成するものである。タイミン
グジェネレータ４１は、例えば積分開始／終了（露出開
始／終了）のタイミング信号、各画素の受光信号の読出
制御信号（水平同期信号，垂直同期信号，転送信号等）
等のクロック信号を生成し、ＣＣＤ２３に出力する。
【００３７】信号処理部４４は、ＣＣＤ２３から出力さ
れる画像信号（アナログ信号）に所定のアナログ信号処
理を施すものである。信号処理部４４は、ＣＤＳ（相関
二重サンプリング）回路とＡＧＣ（オートゲインコント
ロール）回路とを有し、ＣＤＳ回路により画像信号のノ
イズの低減を行ない、ＡＧＣ回路のゲインを調整するこ
とにより画像信号のレベル調整を行なう。
れる画像信号（アナログ信号）に所定のアナログ信号処
理を施すものである。信号処理部４４は、ＣＤＳ（相関
二重サンプリング）回路とＡＧＣ（オートゲインコント
ロール）回路とを有し、ＣＤＳ回路により画像信号のノ
イズの低減を行ない、ＡＧＣ回路のゲインを調整するこ
とにより画像信号のレベル調整を行なう。
【００３８】Ａ／Ｄ変換部４５は、画像信号の各画素信
号を１２ビットのデジタル信号に変換するものである。
Ａ／Ｄ変換部４５は、タイミング制御回路４３から入力
されるＡ／Ｄ変換用のクロックに基づいて各画素信号
（アナログ信号）を１２ビットのデジタル信号に変換す
る。
号を１２ビットのデジタル信号に変換するものである。
Ａ／Ｄ変換部４５は、タイミング制御回路４３から入力
されるＡ／Ｄ変換用のクロックに基づいて各画素信号
（アナログ信号）を１２ビットのデジタル信号に変換す
る。
【００３９】タイミングジェネレータ４１、Ａ／Ｄ変換
部４５に対するクロックを生成するタイミング制御回路
４３が設けられている。タイミング制御回路４３は、全
体制御部４０内の基準クロックにより制御される。
部４５に対するクロックを生成するタイミング制御回路
４３が設けられている。タイミング制御回路４３は、全
体制御部４０内の基準クロックにより制御される。
【００４０】黒レベル補正回路４６は、Ａ／Ｄ変換され
た画素信号の黒レベルを基準の黒レベルに補正するもの
である。また、ＷＢ（ホワイトバランス）回路４７は、
Ｒ，Ｇ，Ｂの各色成分の画素データのレベル変換を行な
うものである。ＷＢ回路４７は、全体制御部４０から入
力されるレベル変換テーブルを用いてＲ，Ｇ，Ｂの各色
成分の画素データのレベルを変換する。なお、レベル変
換テーブルの各色成分のパラメータ（特性の傾き）は全
体制御部４０により、オートまたはマニュアルで、撮影
画像毎に設定される。
た画素信号の黒レベルを基準の黒レベルに補正するもの
である。また、ＷＢ（ホワイトバランス）回路４７は、
Ｒ，Ｇ，Ｂの各色成分の画素データのレベル変換を行な
うものである。ＷＢ回路４７は、全体制御部４０から入
力されるレベル変換テーブルを用いてＲ，Ｇ，Ｂの各色
成分の画素データのレベルを変換する。なお、レベル変
換テーブルの各色成分のパラメータ（特性の傾き）は全
体制御部４０により、オートまたはマニュアルで、撮影
画像毎に設定される。
【００４１】色補正回路４８は、装着された交換レンズ
３に対するＩＣＣプロファイルや、カメラボディ２に固
有な色再現特性を補正するためのＩＣＣプロファイル
を、ＣＣＤ２３で取得された画像データに関連付けを行
う部位であり、関連付けられたＩＣＣプロファイルに基
づき、色補正が可能である。画像メモリ４９は、色補正
回路４８から出力される画素データを記憶するメモリで
ある。ＶＲＡＭ５０は、ＬＣＤ３１に表示される画像デ
ータのバッファメモリである。また、バックライト５１
はＬＣＤ３１の背面に光を供給する。
３に対するＩＣＣプロファイルや、カメラボディ２に固
有な色再現特性を補正するためのＩＣＣプロファイル
を、ＣＣＤ２３で取得された画像データに関連付けを行
う部位であり、関連付けられたＩＣＣプロファイルに基
づき、色補正が可能である。画像メモリ４９は、色補正
回路４８から出力される画素データを記憶するメモリで
ある。ＶＲＡＭ５０は、ＬＣＤ３１に表示される画像デ
ータのバッファメモリである。また、バックライト５１
はＬＣＤ３１の背面に光を供給する。
【００４２】デジタルカメラ１の再生モードにおいて
は、メモリカード９から読み出された画像データが全体
制御部４０で所定の信号処理が施された後、ＶＲＡＭ５
０に転送され、ＬＣＤ３１に再生表示されることとな
る。
は、メモリカード９から読み出された画像データが全体
制御部４０で所定の信号処理が施された後、ＶＲＡＭ５
０に転送され、ＬＣＤ３１に再生表示されることとな
る。
【００４３】カードＩ／Ｆ５２は、メモリカード９への
画像データの書込み及び画像データの読出しを行なうた
めのインターフィースである。また、通信用Ｉ／Ｆ５３
は、パーソナルコンピュータ８と通信可能に外部接続す
るための、例えばＵＳＢ規格に準拠したインターフェー
スである。このカードＩ／Ｆ５２、通信用Ｉ／Ｆ５３を
介して、メモリカード９やＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体
に記録している制御プログラムを、全体制御部４０のメ
モリに取り込むことができる。
画像データの書込み及び画像データの読出しを行なうた
めのインターフィースである。また、通信用Ｉ／Ｆ５３
は、パーソナルコンピュータ８と通信可能に外部接続す
るための、例えばＵＳＢ規格に準拠したインターフェー
スである。このカードＩ／Ｆ５２、通信用Ｉ／Ｆ５３を
介して、メモリカード９やＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体
に記録している制御プログラムを、全体制御部４０のメ
モリに取り込むことができる。
【００４４】操作部５４は、切替スイッチ３２、十字キ
ー３３などで構成されている。
ー３３などで構成されている。
【００４５】ＲＴＣ５５は、撮影日時を管理するするた
めの時計回路である。図示しない別の電源で駆動され
る。
めの時計回路である。図示しない別の電源で駆動され
る。
【００４６】カメラ操作部５６は、主にデジタルカメラ
１の撮影操作に関連するシャッターボタン２９、電源ス
イッチ３４などで構成されている。
１の撮影操作に関連するシャッターボタン２９、電源ス
イッチ３４などで構成されている。
【００４７】シャッタボタン２９は、銀塩カメラで採用
されているような半押し状態（Ｓ１）と押し込んだ状態
（Ｓ２）とが検出可能な２段階スイッチになっている。
待機状態でシャッターボタン２９をＳ１状態にすると、
ＡＦモータ２７によってＡＦのためのレンズ駆動が行わ
れる。
されているような半押し状態（Ｓ１）と押し込んだ状態
（Ｓ２）とが検出可能な２段階スイッチになっている。
待機状態でシャッターボタン２９をＳ１状態にすると、
ＡＦモータ２７によってＡＦのためのレンズ駆動が行わ
れる。
【００４８】全体制御部４０は、ＣＰＵおよびメモリ
(ＲＡＭ４０ａ)を有しており、上述したデジタルカメラ
１の各部と有機的に接続してデジタルカメラ１の動作を
統括制御するものである。また、全体制御部４０は、Ｒ
ＯＭ４０ｂを有しており、このＲＯＭ４０ｂでは、カメ
ラボディ２に対応するＩＣＣプロファイルと、このカメ
ラボディ２に装着して撮影可能なｎ種類の交換レンズに
対するＩＣＣプロファイルＰ1、Ｐ2、・・、Ｐnが記憶
される。
(ＲＡＭ４０ａ)を有しており、上述したデジタルカメラ
１の各部と有機的に接続してデジタルカメラ１の動作を
統括制御するものである。また、全体制御部４０は、Ｒ
ＯＭ４０ｂを有しており、このＲＯＭ４０ｂでは、カメ
ラボディ２に対応するＩＣＣプロファイルと、このカメ
ラボディ２に装着して撮影可能なｎ種類の交換レンズに
対するＩＣＣプロファイルＰ1、Ｐ2、・・、Ｐnが記憶
される。
【００４９】カメラ制御ＣＰＵ５７は、全体制御部４０
と伝送可能に接続しており、主に撮影者からのデジタル
カメラ１への操作を処理するためのものである。
と伝送可能に接続しており、主に撮影者からのデジタル
カメラ１への操作を処理するためのものである。
【００５０】全体制御部４０は、撮影モードにおいて、
シャッタボタン２９により撮影が指示されると、撮影指
示後に画像メモリ４９に取り込まれた画像のサムネイル
画像と設定された圧縮率によりＪＰＥＧ方式で圧縮され
た圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報（コ
マ番号、露出値、シャッタスピード、圧縮率、撮影日、
撮影時のフラッシュのオンオフのデータ、シーン情報、
画像の判定結果等）等の情報とともに両画像をメモリカ
ード９に記憶する。
シャッタボタン２９により撮影が指示されると、撮影指
示後に画像メモリ４９に取り込まれた画像のサムネイル
画像と設定された圧縮率によりＪＰＥＧ方式で圧縮され
た圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報（コ
マ番号、露出値、シャッタスピード、圧縮率、撮影日、
撮影時のフラッシュのオンオフのデータ、シーン情報、
画像の判定結果等）等の情報とともに両画像をメモリカ
ード９に記憶する。
【００５１】メモリカード９では、図７に示すように、
デジタルカメラ１によって記録された画像を圧縮して記
憶可能であり、各コマには、タグ情報の部分と、ＪＰＥ
Ｇ形式で圧縮された高解像度の画像信号（１６００×１
２００画素）とサムネイル表示用の画像信号（８０×６
０画素）が記録されている。このタグ情報の部分には、
交換レンズ３に関連するレンズプロファイル９１と、カ
メラボディ２に関連するカメラプロファイル９２とが、
画像データに関連付けて記録される。
デジタルカメラ１によって記録された画像を圧縮して記
憶可能であり、各コマには、タグ情報の部分と、ＪＰＥ
Ｇ形式で圧縮された高解像度の画像信号（１６００×１
２００画素）とサムネイル表示用の画像信号（８０×６
０画素）が記録されている。このタグ情報の部分には、
交換レンズ３に関連するレンズプロファイル９１と、カ
メラボディ２に関連するカメラプロファイル９２とが、
画像データに関連付けて記録される。
【００５２】図８は、プロファイルの利用の一例を説明
する図である。
する図である。
【００５３】デジタルカメラ１で撮影された画像データ
Ｄｔと、画像データＤｔに関連付けられた交換レンズ３
のＩＣＣプロファイルＰＦａ、およびカメラボディ２の
ＩＣＣプロファイルＰＦｂとは、例えばメモリカード９
を介して、パーソナルコンピュータ(パソコン)８に入力
される。次に、パソコン本体８ａで起動された画像表示
アプリケーションＡｐにおいて、ＩＣＣプロファイルＰ
Ｆａ、ＰＦｂの色補正情報を反映する色補正が画像デー
タＤｔに施された後、ガマット調整処理Ｇｍに移行す
る。このガマット調整処理Ｇｍにおいては、ディスプレ
イ８ｂのＩＣＣプロファイルＰＦｃを反映する画像処理
が行われ、ディスプレイ８ｂに、適切な色再現性を有す
る画像が表示されることとなる。
Ｄｔと、画像データＤｔに関連付けられた交換レンズ３
のＩＣＣプロファイルＰＦａ、およびカメラボディ２の
ＩＣＣプロファイルＰＦｂとは、例えばメモリカード９
を介して、パーソナルコンピュータ(パソコン)８に入力
される。次に、パソコン本体８ａで起動された画像表示
アプリケーションＡｐにおいて、ＩＣＣプロファイルＰ
Ｆａ、ＰＦｂの色補正情報を反映する色補正が画像デー
タＤｔに施された後、ガマット調整処理Ｇｍに移行す
る。このガマット調整処理Ｇｍにおいては、ディスプレ
イ８ｂのＩＣＣプロファイルＰＦｃを反映する画像処理
が行われ、ディスプレイ８ｂに、適切な色再現性を有す
る画像が表示されることとなる。
【００５４】なお、交換レンズ３のプロファイルについ
ては、ディスプレイ８ｂに表示する場合だけでなく、プ
リントアウトの際に使用してもかまわないし、さらにパ
ソコン８で利用するのに限らず、デジタルカメラ１のＬ
ＣＤ３１における画像表示に利用しても良い。
ては、ディスプレイ８ｂに表示する場合だけでなく、プ
リントアウトの際に使用してもかまわないし、さらにパ
ソコン８で利用するのに限らず、デジタルカメラ１のＬ
ＣＤ３１における画像表示に利用しても良い。
【００５５】＜デジタルカメラ１の動作＞図９は、デジ
タルカメラ１のレンズ交換に関する動作を説明するフロ
ーチャートである。なお、本動作は、レンズ交換が検出
された際に制御部４０によって自動的に実行される。
タルカメラ１のレンズ交換に関する動作を説明するフロ
ーチャートである。なお、本動作は、レンズ交換が検出
された際に制御部４０によって自動的に実行される。
【００５６】ステップＳＴ１では、カメラボディ２に装
着された交換レンズ３の種類を確認する。ここでは、コ
ネクタＣｂを介して、交換レンズ３のレンズＲＯＭ３０
に格納される交換レンズの情報をカメラボディ２で取得
することにより、交換レンズ３の種類が確認できること
となる。
着された交換レンズ３の種類を確認する。ここでは、コ
ネクタＣｂを介して、交換レンズ３のレンズＲＯＭ３０
に格納される交換レンズの情報をカメラボディ２で取得
することにより、交換レンズ３の種類が確認できること
となる。
【００５７】ステップＳＴ２では、ステップＳＴ１の動
作に基づき、交換レンズ３の種類が不明であるかを判定
する。ここでは、交換レンズ３にレンズＲＯＭ３０が存
在しないか、あるいはレンズＲＯＭ３０が存在してもカ
メラボディ２が種類を判別できない場合には、交換レン
ズ３の種類が不明と判断される。ここで、交換レンズ３
の種類が不明である場合には、ステップＳＴ３に進み、
不明でない場合には、ステップＳＴ４に進む。
作に基づき、交換レンズ３の種類が不明であるかを判定
する。ここでは、交換レンズ３にレンズＲＯＭ３０が存
在しないか、あるいはレンズＲＯＭ３０が存在してもカ
メラボディ２が種類を判別できない場合には、交換レン
ズ３の種類が不明と判断される。ここで、交換レンズ３
の種類が不明である場合には、ステップＳＴ３に進み、
不明でない場合には、ステップＳＴ４に進む。
【００５８】ステップＳＴ３では、デジタルカメラ１で
撮影される画像データに対して、レンズに関するＩＣＣ
プロファイルの関連付けを禁止する。すなわち、現在装
着されている交換レンズを使用して撮影する場合には、
画像データにレンズの色補正情報を設定しないようにす
る。これは、交換レンズ３の種類が不明のため、画像デ
ータに対して有効なＩＣＣプロファイルの関連付けがで
きないためである。
撮影される画像データに対して、レンズに関するＩＣＣ
プロファイルの関連付けを禁止する。すなわち、現在装
着されている交換レンズを使用して撮影する場合には、
画像データにレンズの色補正情報を設定しないようにす
る。これは、交換レンズ３の種類が不明のため、画像デ
ータに対して有効なＩＣＣプロファイルの関連付けがで
きないためである。
【００５９】ステップＳＴ４では、交換レンズ３のレン
ズＲＯＭ３０内にレンズのＩＣＣプロファイルがあるか
を確認する。
ズＲＯＭ３０内にレンズのＩＣＣプロファイルがあるか
を確認する。
【００６０】ステップＳＴ５では、レンズＲＯＭ３０に
交換レンズ３のＩＣＣプロファイルが格納されているか
を判断することとなる。ここで、プロファイルがある場
合には、ステップＳＴ６に進み、プロファイルがない場
合には、ステップＳＴ７に進む。
交換レンズ３のＩＣＣプロファイルが格納されているか
を判断することとなる。ここで、プロファイルがある場
合には、ステップＳＴ６に進み、プロファイルがない場
合には、ステップＳＴ７に進む。
【００６１】ステップＳＴ６では、デジタルカメラ１で
撮影される画像データに対して、装着されている交換レ
ンズの種類に応じた、レンズに関するＩＣＣプロファイ
ルの関連付けを実施する設定を行う。具体的には、レン
ズＲＯＭ３０内のＩＣＣプロファイルまたはカメラボデ
ィ２のＲＯＭ４０ｂ内のＩＣＣプロファイルを、カメラ
ボディ２内のＲＡＭ４０ａにロードする。そして、撮影
された画像データを記録する際には、その画像データに
関連付けたレンズプロファイル９１(図７)が記録される
こととなる。
撮影される画像データに対して、装着されている交換レ
ンズの種類に応じた、レンズに関するＩＣＣプロファイ
ルの関連付けを実施する設定を行う。具体的には、レン
ズＲＯＭ３０内のＩＣＣプロファイルまたはカメラボデ
ィ２のＲＯＭ４０ｂ内のＩＣＣプロファイルを、カメラ
ボディ２内のＲＡＭ４０ａにロードする。そして、撮影
された画像データを記録する際には、その画像データに
関連付けたレンズプロファイル９１(図７)が記録される
こととなる。
【００６２】ステップＳＴ７では、カメラボディ２内に
おける全体制御部４０のＲＯＭ４０ｂを確認する。
おける全体制御部４０のＲＯＭ４０ｂを確認する。
【００６３】ステップＳＴ８では、カメラボディ内のＲ
ＯＭ４０ｂに、現在装着されている交換レンズに対応す
るＩＣＣプロファイルが格納されているかを判定する。
ここで、ＩＣＣプロファイルが格納されている場合に
は、ステップＳＴ６に進み、格納されていない場合に
は、ステップＳＴ９に進む。
ＯＭ４０ｂに、現在装着されている交換レンズに対応す
るＩＣＣプロファイルが格納されているかを判定する。
ここで、ＩＣＣプロファイルが格納されている場合に
は、ステップＳＴ６に進み、格納されていない場合に
は、ステップＳＴ９に進む。
【００６４】ステップＳＴ９では、ステップＳＴ３と同
様に、デジタルカメラ１で撮影される画像データに対し
て、レンズに関するＩＣＣプロファイルの関連付けを禁
止する。すなわち、カメラボディ２に装着されている交
換レンズ３がＩＣＣプロファイルを格納しない場合で、
かつカメラボディ２のＲＯＭ４０ａにおいて当該交換レ
ンズの種類に対応するＩＣＣプロファイルが記憶されて
いない場合には、画像データに対する色補正情報の関連
付けを禁止することとなる。
様に、デジタルカメラ１で撮影される画像データに対し
て、レンズに関するＩＣＣプロファイルの関連付けを禁
止する。すなわち、カメラボディ２に装着されている交
換レンズ３がＩＣＣプロファイルを格納しない場合で、
かつカメラボディ２のＲＯＭ４０ａにおいて当該交換レ
ンズの種類に対応するＩＣＣプロファイルが記憶されて
いない場合には、画像データに対する色補正情報の関連
付けを禁止することとなる。
【００６５】以上のデジタルカメラ１の動作により、カ
メラボディ２の出荷時に、存在する既存の交換レンズ
(これらには交換レンズ内にＩＣＣプロファイルが格納
されていない)に対しては、カメラボディ２内のＩＣＣ
プロファイルによって、交換レンズの特性に応じた適切
な色補正が行えるとともに、カメラボディ２の出荷以降
に新規に提供される交換レンズに対しては、交換レンズ
内のＩＣＣプロファイルによって適切な色補正が行え
る。つまり、あらゆる交換レンズに対して、交換レンズ
の特性を反映した色補正を適切に行えることとなる。
メラボディ２の出荷時に、存在する既存の交換レンズ
(これらには交換レンズ内にＩＣＣプロファイルが格納
されていない)に対しては、カメラボディ２内のＩＣＣ
プロファイルによって、交換レンズの特性に応じた適切
な色補正が行えるとともに、カメラボディ２の出荷以降
に新規に提供される交換レンズに対しては、交換レンズ
内のＩＣＣプロファイルによって適切な色補正が行え
る。つまり、あらゆる交換レンズに対して、交換レンズ
の特性を反映した色補正を適切に行えることとなる。
【００６６】なお、デジタルカメラなどにおける画像処
理では、画像データに対するホワイトバランス補正を行
った後、カラーマッチング用のＩＣＣプロファイルを用
いた画像補正を行うのが好ましい。これにより、画像処
理において被写体に忠実な色再現が行えることとなる。
理では、画像データに対するホワイトバランス補正を行
った後、カラーマッチング用のＩＣＣプロファイルを用
いた画像補正を行うのが好ましい。これにより、画像処
理において被写体に忠実な色再現が行えることとなる。
【００６７】＜第２実施形態＞
＜デジタルカメラの要部構成＞本発明の第２実施形態に
係るデジタルカメラ１Ａは、第１実施形態のデジタルカ
メラ１の構成に類似するが、交換レンズ３Ａの構成が異
なっている。このデジタルカメラ１Ａでは、交換レンズ
３Ａにおいてフィルタをセットできる構成となってい
る。
係るデジタルカメラ１Ａは、第１実施形態のデジタルカ
メラ１の構成に類似するが、交換レンズ３Ａの構成が異
なっている。このデジタルカメラ１Ａでは、交換レンズ
３Ａにおいてフィルタをセットできる構成となってい
る。
【００６８】図１０は、光軸Ｌ方向に関する交換レンズ
３Ａの断面を示す図である。また、図１１は、図１０の
Ａ−Ａ位置から見た断面図である。
３Ａの断面を示す図である。また、図１１は、図１０の
Ａ−Ａ位置から見た断面図である。
【００６９】フィルタ部６は、交換レンズ３Ａ内におけ
るレンズ群の間に配置され、回転軸６１を中心に回動自
在となっている。
るレンズ群の間に配置され、回転軸６１を中心に回動自
在となっている。
【００７０】フィルタ部６には、３つの円形状のフィル
タ６２〜６４が配設されており、フィルタ部６を回転さ
せることにより、３つのフイルタ６２〜６４のうちの１
つを光軸Ｌに配置できる。この光軸Ｌに配置されたフィ
ルタによって、撮影者が意図した撮影が可能となる。
タ６２〜６４が配設されており、フィルタ部６を回転さ
せることにより、３つのフイルタ６２〜６４のうちの１
つを光軸Ｌに配置できる。この光軸Ｌに配置されたフィ
ルタによって、撮影者が意図した撮影が可能となる。
【００７１】また、交換レンズ３Ａ内に設けられ、フィ
ルタ部６の回転状況を検出する検知部６５によって光路
にセットされているフィルタの種類を識別する識別情報
が提供される。そして、このフィルタ識別情報がカメラ
ボディ２に伝送されることでカメラボディは、選択され
ているフィルタの種類を検出できることとなる。
ルタ部６の回転状況を検出する検知部６５によって光路
にセットされているフィルタの種類を識別する識別情報
が提供される。そして、このフィルタ識別情報がカメラ
ボディ２に伝送されることでカメラボディは、選択され
ているフィルタの種類を検出できることとなる。
【００７２】フィルタ６２は、紫外領域をカットするＵ
Ｖフィルタであり、図４に示すように分光透過特性がフ
ラット、すなわち色の偏りがない分光透過特性を有して
いる。なお、色の偏りのない分光透過特性を有するフィ
ルタとしては、ＮＤフィルタなどがある。
Ｖフィルタであり、図４に示すように分光透過特性がフ
ラット、すなわち色の偏りがない分光透過特性を有して
いる。なお、色の偏りのない分光透過特性を有するフィ
ルタとしては、ＮＤフィルタなどがある。
【００７３】フィルタ６３は、補正フィルタとして機能
する４デカミレッドの色温度変換フィルタ(ＬＢＢ４)と
なっており、被写体に対する光源温度を考慮して撮影者
により選択されることとなる。
する４デカミレッドの色温度変換フィルタ(ＬＢＢ４)と
なっており、被写体に対する光源温度を考慮して撮影者
により選択されることとなる。
【００７４】フィルタ６４は、Ｙ２号の黄色フィルタで
あり、図１２に示すように480nm程度以下の波長の光を
吸収する、すなわち色の偏りのある分光透過特性を有し
ている。
あり、図１２に示すように480nm程度以下の波長の光を
吸収する、すなわち色の偏りのある分光透過特性を有し
ている。
【００７５】また、交換レンズ３ＡのレンズＲＯＭ４０
ａには、交換レンズ３Ａで選択(セット)可能な複数種類
のフィルタに関する複数のＩＣＣプロファイルが格納さ
れている。
ａには、交換レンズ３Ａで選択(セット)可能な複数種類
のフィルタに関する複数のＩＣＣプロファイルが格納さ
れている。
【００７６】＜デジタルカメラ１Ａの動作＞第２実施形
態のデジタルカメラ１Ａの動作については、第１実施形
態のデジタルカメラ１の動作と類似するが、図９のフロ
ーチャートに示すステップＳＴ６の動作が異なる。すな
わち、以下で説明するフィルタ交換の動作で、上記のス
テップＳＴ６の動作を置換すれば、デジタルカメラ１Ａ
の動作となる。なお、本動作は、検出部６５によってフ
ィルタの選択状態の変化が検出されたときに制御部４０
によって実行される。
態のデジタルカメラ１Ａの動作については、第１実施形
態のデジタルカメラ１の動作と類似するが、図９のフロ
ーチャートに示すステップＳＴ６の動作が異なる。すな
わち、以下で説明するフィルタ交換の動作で、上記のス
テップＳＴ６の動作を置換すれば、デジタルカメラ１Ａ
の動作となる。なお、本動作は、検出部６５によってフ
ィルタの選択状態の変化が検出されたときに制御部４０
によって実行される。
【００７７】図１３は、デジタルカメラ１Ａでのフィル
タ交換に関する動作を示すフローチャートである。
タ交換に関する動作を示すフローチャートである。
【００７８】ステップＳＴ１１では、交換レンズがフィ
ルタ内蔵タイプであるかを判定する。ここでは、例えば
交換レンズ３ＡのレンズＲＯＭ３０に格納される情報に
よって判断することとなる。ここで、フィルタ内蔵タイ
プである場合には、ステップＳＴ１２に進み、フィルタ
内蔵タイプでない場合には、ステップＳＴ１３に進む。
ルタ内蔵タイプであるかを判定する。ここでは、例えば
交換レンズ３ＡのレンズＲＯＭ３０に格納される情報に
よって判断することとなる。ここで、フィルタ内蔵タイ
プである場合には、ステップＳＴ１２に進み、フィルタ
内蔵タイプでない場合には、ステップＳＴ１３に進む。
【００７９】ステップＳＴ１２では、デジタルカメラ１
Ａで撮影される画像データに対して、レンズに関するＩ
ＣＣプロファイルの関連付けを実施する設定を行う。具
体的には、交換レンズ３ＡのＩＣＣプロファイルを、カ
メラボディ２内のＲＡＭ４０ａにロードした後、撮影さ
れた画像データを記録する際に、その画像データに関連
付けたレンズプロファイル９１(図７)を記録することと
なる。
Ａで撮影される画像データに対して、レンズに関するＩ
ＣＣプロファイルの関連付けを実施する設定を行う。具
体的には、交換レンズ３ＡのＩＣＣプロファイルを、カ
メラボディ２内のＲＡＭ４０ａにロードした後、撮影さ
れた画像データを記録する際に、その画像データに関連
付けたレンズプロファイル９１(図７)を記録することと
なる。
【００８０】ステップＳＴ１３では、検知部６５から提
供されるフィルタ識別情報により、撮影者がＵＶフィル
タ６２を選択したかを判定する。すなわち、交換レンズ
３Ａにセットされるフィルタが色の偏りがない分光透過
特性を有するフィルタか否かで、異なる色補正情報が画
像データに関連付けされることとなる。ここで、ＵＶフ
ィルタ６２が選択されている場合には、ステップＳＴ１
２に進み、選択されていない場合には、ステップＳＴ１
４に進む。
供されるフィルタ識別情報により、撮影者がＵＶフィル
タ６２を選択したかを判定する。すなわち、交換レンズ
３Ａにセットされるフィルタが色の偏りがない分光透過
特性を有するフィルタか否かで、異なる色補正情報が画
像データに関連付けされることとなる。ここで、ＵＶフ
ィルタ６２が選択されている場合には、ステップＳＴ１
２に進み、選択されていない場合には、ステップＳＴ１
４に進む。
【００８１】ステップＳＴ１４では、検知部６５から提
供されるフィルタ識別情報により、撮影者がＬＢＢ４フ
ィルタ６３を選択したかを判定する。ここで、ＬＢＢ４
フィルタ６３が選択されている場合には、ステップＳＴ
１５に進み、選択されていない場合には、ステップＳＴ
１６に進む。
供されるフィルタ識別情報により、撮影者がＬＢＢ４フ
ィルタ６３を選択したかを判定する。ここで、ＬＢＢ４
フィルタ６３が選択されている場合には、ステップＳＴ
１５に進み、選択されていない場合には、ステップＳＴ
１６に進む。
【００８２】ステップＳＴ１５では、デジタルカメラ１
Ａで撮影される画像データに対して、ＬＢＢフィルタ用
プロファイルの関連付け、すなわちフィルタの種類に応
じた色補正情報の関連付けを実施する設定を行う。具体
的には、レンズ特性にＬＢＢ４フィルタの特性が付加さ
れたＩＣＣプロファイルを、レンズＲＯＭ３０からカメ
ラボディ２内のＲＡＭ４０ａにロードする。そして、撮
影された画像データを記録する際に、その画像データに
関連付けたレンズプロファイル９１(図７)を記録するこ
ととなる。
Ａで撮影される画像データに対して、ＬＢＢフィルタ用
プロファイルの関連付け、すなわちフィルタの種類に応
じた色補正情報の関連付けを実施する設定を行う。具体
的には、レンズ特性にＬＢＢ４フィルタの特性が付加さ
れたＩＣＣプロファイルを、レンズＲＯＭ３０からカメ
ラボディ２内のＲＡＭ４０ａにロードする。そして、撮
影された画像データを記録する際に、その画像データに
関連付けたレンズプロファイル９１(図７)を記録するこ
ととなる。
【００８３】ステップＳＴ１６では、デジタルカメラ１
Ａで撮影される画像データに対して、ＩＣＣプロファイ
ルの関連付けを禁止する。これは、色フィルタである黄
色フィルタ６４が選択されているため、黄色味を帯びた
撮影を行いたい撮影者の意図を尊重し、ＩＣＣプロファ
イルの関連付けを行わないこととする。
Ａで撮影される画像データに対して、ＩＣＣプロファイ
ルの関連付けを禁止する。これは、色フィルタである黄
色フィルタ６４が選択されているため、黄色味を帯びた
撮影を行いたい撮影者の意図を尊重し、ＩＣＣプロファ
イルの関連付けを行わないこととする。
【００８４】以上のデジタルカメラ１Ａの動作により、
フィルタごとに適切にＩＣＣプロファイルを設定できる
ため、画像データに対して交換レンズのフィルタ特性を
反映した色補正を適切に行えることとなる。
フィルタごとに適切にＩＣＣプロファイルを設定できる
ため、画像データに対して交換レンズのフィルタ特性を
反映した色補正を適切に行えることとなる。
【００８５】＜変形例＞
◎上記の第２実施形態の交換レンズ３Ａについては、３
つのフィルタが選択可能な構成であるのは必須でなく、
１つのフィルタが交換レンズに内蔵(セット)されている
ものでも良く、またフィルタが着脱可能な交換レンズで
も良い。
つのフィルタが選択可能な構成であるのは必須でなく、
１つのフィルタが交換レンズに内蔵(セット)されている
ものでも良く、またフィルタが着脱可能な交換レンズで
も良い。
【００８６】さらに、上記の第１、第２実施形態におい
ては、交換レンズ３のＩＣＣプロファイルと撮影画像デ
ータを関連付けて記録するようにしたが、色補正回路４
８で交換レンズ３のＩＣＣプロファイルに関連付けた色
補正処理を行った撮影画像データを記録するようにし、
交換レンズ３のＩＣＣプロファイルを記録しないように
しても良い。
ては、交換レンズ３のＩＣＣプロファイルと撮影画像デ
ータを関連付けて記録するようにしたが、色補正回路４
８で交換レンズ３のＩＣＣプロファイルに関連付けた色
補正処理を行った撮影画像データを記録するようにし、
交換レンズ３のＩＣＣプロファイルを記録しないように
しても良い。
【００８７】なお、色補正に関しては、ＩＣＣプロファ
イルを用いるのは必須でなく、他のデータフォーマット
を用いても良い。
イルを用いるのは必須でなく、他のデータフォーマット
を用いても良い。
【００８８】◎上述した具体的実施形態には、以下の構
成を有する発明が含まれている。
成を有する発明が含まれている。
【００８９】(１)色補正情報は、カラーマッチング用の
プロファイルであることを特徴とするデジタルカメラ。
プロファイルであることを特徴とするデジタルカメラ。
【００９０】これにより、被写体に忠実な色再現が適切
に行える。
に行える。
【００９１】(２)画像処理では、画像データに対するホ
ワイトバランス補正を行った後、上記カラーマッチング
用のプロファイルを用いた画像補正を行うことを特徴と
する上記(１)に記載のデジタルカメラ。
ワイトバランス補正を行った後、上記カラーマッチング
用のプロファイルを用いた画像補正を行うことを特徴と
する上記(１)に記載のデジタルカメラ。
【００９２】これにより、被写体に忠実な色再現がより
適切に行える。
適切に行える。
【００９３】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１および請
求項２の発明によれば、交換レンズが交換レンズに係る
色補正情報を格納しており、この色補正情報を被写体に
係る画像データに関連付けする。その結果、いかなる交
換レンズであっても画像データに対して交換レンズの特
性を反映した色補正を適切に行うことが可能となる。す
なわち、交換レンズによって異なる色再現特性を意識す
る必要がなくなり、カラーマッチングが容易になる。
求項２の発明によれば、交換レンズが交換レンズに係る
色補正情報を格納しており、この色補正情報を被写体に
係る画像データに関連付けする。その結果、いかなる交
換レンズであっても画像データに対して交換レンズの特
性を反映した色補正を適切に行うことが可能となる。す
なわち、交換レンズによって異なる色再現特性を意識す
る必要がなくなり、カラーマッチングが容易になる。
【００９４】特に、請求項２の発明においては、カメラ
ボディに装着されている交換レンズが色補正情報を格納
している場合には、その色補正情報を画像データに関連
付けするとともに、カメラボディに装着されている交換
レンズが色補正情報を格納していない場合には、記憶手
段で記憶される色補正情報で、装着されている交換レン
ズの種類に応じた色補正情報を画像データに関連付けす
る。その結果、カメラボディの出荷時に既存の交換レン
ズに対しては、カメラボディ内の色補正情報によって、
交換レンズの特性に応じた適切な色補正が行えるととも
に、カメラボディの出荷以降に新規に提供される交換レ
ンズに対しては、交換レンズ内の色補正情報によって適
切な色補正が行えることとなる。
ボディに装着されている交換レンズが色補正情報を格納
している場合には、その色補正情報を画像データに関連
付けするとともに、カメラボディに装着されている交換
レンズが色補正情報を格納していない場合には、記憶手
段で記憶される色補正情報で、装着されている交換レン
ズの種類に応じた色補正情報を画像データに関連付けす
る。その結果、カメラボディの出荷時に既存の交換レン
ズに対しては、カメラボディ内の色補正情報によって、
交換レンズの特性に応じた適切な色補正が行えるととも
に、カメラボディの出荷以降に新規に提供される交換レ
ンズに対しては、交換レンズ内の色補正情報によって適
切な色補正が行えることとなる。
【００９５】また、請求項３の発明によれば、交換レン
ズに係る色補正情報を交換レンズ自身に格納する格納手
段を備え、デジタルカメラのカメラボディでは画像デー
タにその色補正情報を関連付けするため、交換レンズに
よって異なる色再現特性を意識する必要がなくなり、画
像データに対して交換レンズの特性を反映した色補正を
適切に行える。
ズに係る色補正情報を交換レンズ自身に格納する格納手
段を備え、デジタルカメラのカメラボディでは画像デー
タにその色補正情報を関連付けするため、交換レンズに
よって異なる色再現特性を意識する必要がなくなり、画
像データに対して交換レンズの特性を反映した色補正を
適切に行える。
【００９６】また、請求項４の発明によれば、交換レン
ズで選択可能な複数種類のフィルタに係る複数の色補正
情報を格納するため、複数種類のフィルタの特性を反映
した色補正を適切に行える。
ズで選択可能な複数種類のフィルタに係る複数の色補正
情報を格納するため、複数種類のフィルタの特性を反映
した色補正を適切に行える。
【００９７】また、請求項５の発明においては、カメラ
ボディに装着されているレンズが色補正情報を格納して
いない場合で、かつ記憶手段において当該レンズの種類
に対応する色補正情報が記憶されていない場合には、画
像データに対する色補正情報の関連付けを禁止する。そ
の結果、指定外のレンズ等を用いた特殊撮影時におい
て、誤った色補正を行うことがない。
ボディに装着されているレンズが色補正情報を格納して
いない場合で、かつ記憶手段において当該レンズの種類
に対応する色補正情報が記憶されていない場合には、画
像データに対する色補正情報の関連付けを禁止する。そ
の結果、指定外のレンズ等を用いた特殊撮影時におい
て、誤った色補正を行うことがない。
【００９８】以上説明したように、請求項６ないし請求
項１０の発明によれば、交換レンズが交換レンズにセッ
トされるフィルタの種類を検出する検出手段を備え、カ
メラボディが検出手段により検出されたフィルタの種類
に応じて色補正情報を画像データに関連付けする。その
結果、画像データに対して交換レンズにセットされるフ
ィルタの特性を反映した色補正を適切に行える。
項１０の発明によれば、交換レンズが交換レンズにセッ
トされるフィルタの種類を検出する検出手段を備え、カ
メラボディが検出手段により検出されたフィルタの種類
に応じて色補正情報を画像データに関連付けする。その
結果、画像データに対して交換レンズにセットされるフ
ィルタの特性を反映した色補正を適切に行える。
【００９９】特に、請求項７の発明においては、関連付
け手段は交換レンズにセットされるフィルタが色の偏り
がない分光透過特性を有するか否かで、異なる色補正情
報を画像データに関連付けするか否かを判別するため、
撮影者の意図を反映した画像処理が行える。
け手段は交換レンズにセットされるフィルタが色の偏り
がない分光透過特性を有するか否かで、異なる色補正情
報を画像データに関連付けするか否かを判別するため、
撮影者の意図を反映した画像処理が行える。
【０１００】また、請求項８の発明においては、関連付
け手段は交換レンズにセットされるフィルタが色フィル
タである場合には、画像データに対する色補正情報の関
連付けを禁止するため、撮影者の意図を反映した画像処
理が行える。
け手段は交換レンズにセットされるフィルタが色フィル
タである場合には、画像データに対する色補正情報の関
連付けを禁止するため、撮影者の意図を反映した画像処
理が行える。
【０１０１】また、請求項９の発明においては、関連付
け手段は交換レンズにセットされるフィルタが色温度補
正フィルタである場合には、設定されているフィルタの
種類に応じた色補正情報を画像データに関連付けするた
め、撮影者の意図を反映した画像処理が行える。
け手段は交換レンズにセットされるフィルタが色温度補
正フィルタである場合には、設定されているフィルタの
種類に応じた色補正情報を画像データに関連付けするた
め、撮影者の意図を反映した画像処理が行える。
【図１】本発明の第１実施形態に係るデジタルカメラ１
の要部構成を示す図である。
の要部構成を示す図である。
【図２】第１実施形態に係るデジタルカメラ１の要部構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図３】第１実施形態に係るデジタルカメラ１の要部構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図４】異なる種類の交換レンズ３に関する分光透過特
性を説明するための図である。
性を説明するための図である。
【図５】レンズマウント部Ｍｔの要部構成を示す図であ
る。
る。
【図６】デジタルカメラ１の機能ブロック図である。
【図７】メモリカード９のデータ記憶を説明するための
図である。
図である。
【図８】プロファイルの利用の一例を説明する図であ
る。
る。
【図９】デジタルカメラ１のレンズ交換に関する動作を
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
【図１０】本発明の第２実施形態に係る交換レンズ３Ａ
の断面を示す図である。
の断面を示す図である。
【図１１】図１０のＡ−Ａ位置から見た断面図である。
【図１２】黄色フィルタの分光透過特性を説明するため
の図である。
の図である。
【図１３】デジタルカメラ１Ａでのフィルタ交換に関す
る動作を示すフローチャートである。
る動作を示すフローチャートである。
１、１Ａ デジタルカメラ
２ カメラボディ
３、３Ａ 交換レンズ
３０ レンズＲＯＭ
ＰＦａ 交換レンズのプロファイル
６２ ＵＶフィルタ
６３ 色温度変換フィルタ(ＬＢＢ４)
６４ 黄色フィルタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｇ０３Ｂ 17/14 Ｇ０３Ｂ 17/14 ５Ｃ０２２
19/02 19/02 ５Ｃ０６５
Ｈ０４Ｎ 9/04 Ｈ０４Ｎ 9/04 Ｂ
// Ｈ０４Ｎ 101:00 101:00
(72)発明者 山口 基志
大阪府大阪市中央区安土町二丁目３番13号
大阪国際ビル ミノルタ株式会社内
(72)発明者 新川 勝仁
大阪府大阪市中央区安土町二丁目３番13号
大阪国際ビル ミノルタ株式会社内
Ｆターム(参考） 2H002 FB36 FB39 GA32 GA33 GA59
GA74 HA28 JA07
2H044 AE07 AE10
2H054 AA01
2H083 AA03 AA04 AA05 AA21 AA26
AA41 AA53 AA54 AA56
2H101 EE02 EE08 EE13 EE21 EE26
5C022 AA13 AC42 AC54 AC69
5C065 AA03 BB01 CC01 DD02 EE13
GG27
Claims (10)
- 【請求項１】 交換レンズと、前記交換レンズが装着可
能なカメラボディとを有するデジタルカメラであって、 前記交換レンズは、 (a-1)前記交換レンズに係る色補正情報を格納する格納
手段、を備え、 前記カメラボディは、 (b-1)被写体に係る画像データを生成する撮像手段と、 (b-2)前記画像データに前記色補正情報を関連付けする
関連付け手段と、を備えることを特徴とするデジタルカ
メラ。 - 【請求項２】 請求項１に記載のデジタルカメラにおい
て、 前記カメラボディは、 (b-3)交換レンズの種類ごとに前記色補正情報を記憶す
る記憶手段と、 (b-4)前記カメラボディに装着されている交換レンズが
前記色補正情報を格納するか否かを判定する判定手段
と、を備え、 前記関連付け手段は、 前記カメラボディに装着されている交換レンズが前記色
補正情報を格納している場合には、前記格納手段で格納
される色補正情報を前記画像データに関連付けする手段
と、 前記カメラボディに装着されている交換レンズが前記色
補正情報を格納していない場合には、前記記憶手段で記
憶される色補正情報で、装着されている交換レンズの種
類に応じた色補正情報を前記画像データに関連付けする
手段と、を有することを特徴とするデジタルカメラ。 - 【請求項３】 被写体に係る画像データを生成する撮像
手段と、前記画像データに色補正情報を関連付けする関
連付け手段とを備えたデジタルカメラのカメラボディに
装着可能な交換レンズであって、 前記交換レンズに係る色補正情報を交換レンズ自身に格
納することを特徴とする交換レンズ。 - 【請求項４】 請求項３に記載の交換レンズにおいて、 前記交換レンズで選択可能な複数種類のフィルタに係る
複数の色補正情報を格納する手段、を備えることを特徴
とする交換レンズ。 - 【請求項５】 当該交換レンズに係る色補正情報を格納
する交換レンズを装着可能なカメラボディであって、 (a)被写体に係る画像データを生成する撮像手段と、 (b)交換レンズの種類ごとに前記色補正情報を記憶する
記憶手段と、 (c)前記画像データに前記色補正情報を関連付けする関
連付け手段と、 (d)前記カメラボディに装着されている交換レンズが前
記色補正情報を格納するか否かを判定する判定手段と、
を備え、 前記関連付け手段は、 前記カメラボディに装着されているレンズが前記色補正
情報を格納していない場合で、かつ前記記憶手段におい
て当該レンズの種類に対応する色補正情報が記憶されて
いない場合には、前記画像データに対する前記色補正情
報の関連付けを禁止する禁止手段、を有することを特徴
とするカメラボディ。 - 【請求項６】 交換レンズと、前記交換レンズが装着可
能なカメラボディとを有するデジタルカメラであって、 フィルタの種類に応じた色補正情報を記憶する記憶手
段、を備えるとともに、 前記交換レンズは、 (a-1)前記交換レンズにセットされるフィルタの種類を
検出する検出手段、を備え、 前記カメラボディは、 (b-1)被写体に係る画像データを生成する撮像手段と、 (b-2)前記検出手段により検出されたフィルタの種類に
応じて、前記色補正情報を前記画像データに関連付けす
る関連付け手段と、を備えることを特徴とするデジタル
カメラ。 - 【請求項７】 請求項６に記載のデジタルカメラにおい
て、 前記関連付け手段は、 前記交換レンズにセットされるフィルタが色の偏りがな
い分光透過特性を有するか否かで、異なる色補正情報を
前記画像データに関連付けするか否かを判別する手段、
を有することを特徴とするデジタルカメラ。 - 【請求項８】 請求項６に記載のデジタルカメラにおい
て、 前記関連付け手段は、 前記交換レンズにセットされるフィルタが色フィルタで
ある場合には、前記画像データに対する前記色補正情報
の関連付けを禁止する手段、を有することを特徴とする
デジタルカメラ。 - 【請求項９】 請求項６に記載のデジタルカメラにおい
て、 前記関連付け手段は、 前記交換レンズにセットされるフィルタが色温度補正フ
ィルタである場合には、セットされるフィルタの種類に
応じた色補正情報を前記画像データに関連付けする手
段、を有することを特徴とするデジタルカメラ。 - 【請求項１０】 交換レンズと、前記交換レンズが装着
可能なカメラボディとを有するデジタルカメラを利用す
る画像処理方法であって、 (a)前記交換レンズにセットされるフィルタの種類を検
出する検出工程と、 (b)被写体に係る画像データを生成する撮像工程と、 (c)前記検出工程において検出されたフィルタの種類に
応じた色補正情報を前記画像データに関連付けする関連
付け工程と、 (d)関連付けられた色補正情報に基づき、前記画像デー
タに対する画像処理を行う工程と、を備えることを特徴
とする画像処理方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001268565A JP3841152B2 (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 交換レンズ、デジタルカメラカメラ、および画像処理方法 |
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ID=19094527
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