JP2014022998A - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影に使用されたレンズの色特性の相違に起因する撮影画像の色味の差異を補正する画像処理装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】 色特性の異なる複数の種類の交換レンズのうち、画像の撮影に用いられた交換レンズの種類を判定する(S100)。そして、画像のホワイトバランス調整に用いるホワイトバランス係数および画像に適用する色空間変換処理の変換特性の少なくとも一方を、画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応する(S101,S102)ものとすることにより、交換レンズの色特性の差が前記画像の色味に与える影響を軽減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置およびその制御方法に関し、特にレンズユニットの光学特性に起因する撮影画像の色味の差を低減させる技術に関する。
デジタルカメラにおいては、CCDなどのイメージセンサで取得したRAW画像に対し、ホワイトバランス調整や色処理などの画像処理を施すことで、記録や表示に用いられる画像が生成される。
ホワイトバランス調整は、イメージセンサから取得された赤(R)、緑(G)、青(B)それぞれの信号値のゲインを調整する処理であり、色処理は色の濃さおよび色合いの調整処理や、3次元ルックアップテーブル(3D−LUT)を用いた色変換処理などである。
ホワイトバランス調整や色処理は、撮影画像の色かぶりや色再現性の低下を補正し、被写体の色味を適切に表現するために行われる。
撮影画像の色味が変化する要因としては、主に光源の色温度やイメージセンサの分光特性であるが、それ以外にも要因がある。特許文献1には、瞳位置や絞り値のような撮影条件によってCCDのマイクロレンズへの光線入射角が変化することによる撮影画像の色かぶりを、撮影条件に基づくホワイトバランスを設定することで低減することが提案されている。
特許第4337161号公報
さらに、撮影画像の色味は、撮像レンズの分光透過率にも影響を受ける。特にレンズ交換が可能なカメラの場合、分光透過率は装着している交換レンズの機種によって異なる場合がある。
例えばフィルムカメラとデジタルカメラの両方に装着可能な交換レンズのように、複数種のカメラに装着可能な交換レンズがある。フィルムカメラはデジタルカメラと異なりホワイトバランス調整や色処理を任意に行なうことはできない。装着される交換レンズの種類によって撮影画像の色味が大きく変化することを防ぐため、フィルムカメラに装着可能な交換レンズは、分光透過率による色特性がある一定の範囲に収まるように光学部材の設計がされてきた。
一方で、デジタルカメラはホワイトバランス調整や色再現処理を任意に行なうことが可能であるため、デジタルカメラのみに装着可能な交換レンズは、分光透過率による色特性をフィルムカメラに装着可能な交換レンズと同等とする必要がない。分光透過率をある程度自由に設計可能にすることで、収差低減や小型化といった効果が得られる場合がある。
交換レンズの色特性の例を図2に示す。図2はある光源下における光源の分光分布とレンズの分光透過率から算出したレンズの色特性を示している。ここで、レンズタイプ1はフィルムカメラとデジタルカメラの両方に装着可能な交換レンズを、レンズタイプ2はデジタルカメラのみに装着可能な交換レンズを示している。レンズタイプ1に分類される交換レンズには様々な種類のレンズが存在するが、それぞれの色特性は図中の点aを中心とした分布領域内に分布する。またレンズタイプ1と同様に、レンズタイプ2に分類される交換レンズにも様々なレンズの種類が存在し、それぞれの色特性は図中の点bを中心とした分布領域内に分布する。
レンズタイプ1とレンズタイプ2はいずれもデジタルカメラに装着可能であるため、両者を装着可能なデジタルカメラが存在する。実際にはレンズマウントの形状が適合する必要があるが、変換アダプターを用いることで装着可能となる場合もある。
しかし、このように色特性の異なる交換レンズを装着可能なカメラの場合、装着されるレンズによって撮影画像の色味が異なるという問題が生じる。特許文献1に開示された従来技術は、絞り値や瞳位置といった撮影条件の差異に起因する色味の変化を補正することについて開示しているが、撮像レンズの分光透過率に起因した色味の変化やその補正方法は開示および示唆されていない。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みなされたものであり、撮影に使用されたレンズの色特性の相違に起因する撮影画像の色味の差異を補正する画像処理装置およびその制御方法の提供を目的とする。
上述の目的は、色特性の異なる複数の種類の交換レンズのうち、画像の撮影に用いられた交換レンズの種類を判定する判定手段と、画像に対し、ホワイトバランス調整及び色空間変換処理を適用する画像処理手段と、を有し、画像処理手段は、ホワイトバランス調整に用いるホワイトバランス係数および色空間変換処理の変換特性の少なくとも一方を、画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応するものとすることにより、交換レンズの色特性の差が画像の色味に与える影響を軽減することを特徴とする画像処理装置によって達成される。
本発明によれば、撮影に使用されたレンズの色特性の相違に起因する撮影画像の色味の差異を補正する画像処理装置およびその制御方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の一例としてのレンズ交換式デジタルカメラシステムの機能構成例を示すブロック図 交換レンズの色特性の例を示す図 本発明の第1の実施形態における、カメラ制御部とレンズ制御部との通信に係る構成の例を示すブロック図 本発明の第1の実施形態におけるレンズ制御部が有するレンズ種類被判定部の構成例を示す図 本発明の第1の実施形態に係るカメラ制御部が行う交換レンズ種別の判定処理を説明するためのフローチャート 本発明の第1の実施形態において画像処理部で行なわれる現像処理を説明するためのフローチャート 本発明の第1の実施形態において保持するホワイトバランス係数データのデータ構造の例を示す図 本発明の第1の実施形態における3D−LUTを色空間で模式的に示した図 3次元補間演算の一例としての四面体補間法を説明するための図 本発明の第1の実施形態において画像処理部で行なわれる現像処理の別の例を説明するためのフローチャート 本発明の第1の実施形態における、レンズタイプに応じた3D−LUTのデータ構造の例を示す図 本発明の第1の実施形態において画像処理部で行なわれる現像処理のさらに別の例を説明するためのフローチャート 本発明の第1の実施形態における、レンズタイプに応じた白検出範囲の設定例を示す図 本発明の第1の実施形態において画像処理部で行なわれる手動ホワイトバランス係数の登録処理の例を説明するためのフローチャート 本発明の第1の実施形態における、レンズタイプをレンズの分光透過率に応じた色特性から分類する方法の例を示す図 本発明の第2の実施形態におけるRAW画像生成処理の特徴部分を説明するためのフローチャート 本発明の第2の実施形態において、RAW画像ファイルのヘッダーに記録される情報の例を示す図 本発明の第2の実施形態における、手動ホワイトバランス係数の画像間コピー処理を説明するためのフローチャート
(第1の実施形態)
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の一例としてのレンズ交換式デジタルカメラシステムの機能構成例を示すブロック図である。カメラシステムはカメラ10と、カメラ10に着脱可能なレンズユニットである交換レンズ100とから構成される。マウント1は、カメラ10に対して交換レンズ100を着脱可能に装着するための機構であり、カメラ10から交換レンズ100に電源を供給したり、カメラ10と交換レンズ100との間で相互に通信したりするための電気的接点を備える。マウント1は、カメラ10が有する部分と交換レンズ100が有する部分とに分かれるが、図1では便宜上まとめて記載している。
イメージセンサ(撮像素子)11は複数の画素を有する光電変換デバイスである。イメージセンサ11は、交換レンズ100内の撮像レンズ101により形成された被写体像を各画素で光電変換して被写体像に対応したアナログ電気信号を出力する。また、A/D変換部12は、イメージセンサ11から出力されたアナログ電気信号をデジタル信号に変換する。画像処理部13は、A/D変換部12の出力するデジタル信号に対して各種の画像処理を適用し、画像データを生成する。画像処理部13はホワイトバランス処理部130と、色処理部131と、その他画像処理部132から構成される。ホワイトバランス処理部130では画像処理部13への入力画像を構成するR、G、Bの信号に対し、それぞれゲインをかけR、G、Bの色比を調整する処理を行なう。色処理部131は色の濃さや色合いの調整、3D−LUTなどの色変換処理を行なう。また、その他画像処理部132では画素補間処理や明度調整処理、ガンマ処理などの現像処理を行なう。画像処理部13にて生成された画像データは表示部14に表示されたり、メモリカードなどの記録媒体15に記録されたりする。
メモリ16は、画像処理部13の処理バッファや、後述するカメラ制御部18が実行するプログラムの記憶装置として利用される。メモリ16は、ホワイトバランス処理部130や色処理部131が使用するホワイトバランス係数、変換係数、および3D−LUTの記憶装置や、カメラ10が表示部14に表示するメニュー画面などのGUIデータの記憶装置としても用いられる。
操作入力部17は、電源のオン/オフを行うための電源スイッチ、画像の記録を開始させる撮影スイッチおよび、各種メニューの設定を行うための選択/設定スイッチ等、ユーザがカメラ10に指示を入力するための入力デバイス群である。カメラ制御部18は、マイクロコンピュータを有し、メモリ16に記憶されたプログラムを実行し、画像処理部13の制御や交換レンズ100との通信制御など、カメラシステム全体の動作制御を行う。
交換レンズ100が有するレンズ駆動部102は、レンズ制御部103の制御に従い、撮像レンズ101のアクチュエータやモータを駆動する。撮像レンズ101のアクチュエータやモータは、撮像レンズ101が有するフォーカスレンズ、ズームレンズ、絞りおよび防振レンズなどを移動または動作させる。レンズ制御部103はマイクロコンピュータを有し、カメラ制御部18からマウント1を通じて受信した制御信号に応じてレンズ駆動部102を制御する。メモリ104は、レンズ制御部103が用いる各種データの記憶装置として用いられる。なお、本実施形態の撮像装置に対して装着可能な交換レンズには、2種類のタイプがあるものとする。
図3は、図1における、カメラ制御部18とレンズ制御部103との通信に係る構成の例を示すブロック図である。
まず、マウント1が有する端子について説明する。
LCLK端子 1−1は、カメラ10から交換レンズ100に出力される通信クロック信号用の端子である。DCL端子 1−2は、カメラ10から交換レンズ100に出力される通信データ用の端子である。DLC端子 1−3は、交換レンズ100からカメラ10に出力される通信データ用の端子である。
MIF端子 1−4は、カメラ10に交換レンズ100が装着されたことを検出するための端子である。カメラ制御部18内のマイクロコンピュータ(以下、カメラマイコンという)20は、MIF端子 1−4の電圧に基づいて、交換レンズ100がカメラ10に装着されたことを検出する。
DTEF端子 1−5は、カメラ10に装着された交換レンズ100の種類を検出するための端子である。カメラマイコン20は、DTEF端子 1−5の電圧に基づいて、カメラ10に装着された交換レンズ100の種類を検出する。
VBAT端子 1−6は、カメラ10から交換レンズ100に、通信制御を除く各種動作に用いられる駆動用電源(VM)を供給するための端子である。VDD端子 1−7は、カメラ10から交換レンズ100に、通信制御に用いられる通信制御用電源(VDD)を供給する端子である。DGND端子 1−8は、カメラ10と交換レンズ100の通信制御系をグランドに接続する端子である。PGND端子 1−9は、カメラ10と交換レンズ100に設けられたアクチュエータやモータ等を含むメカニカル駆動系をグランドに接続するための端子である。
本実施形態のカメラ10には、カメラ10との通信電圧が異なる複数種類の交換レンズ100が装着されうる。以下の説明では、説明及び理解を容易にするため、カメラ10がDTEF端子 1−5の電圧に基づいて識別する交換レンズ100の種類が、第1の交換レンズ(レンズタイプ1)と、第2の交換レンズ(レンズタイプ2)の2種類であるものとする。第2の交換レンズは、第1の交換レンズと通信電圧が異なる
なお、DTEF端子 1−5の電圧で検出される「種類」は、レンズの分光透過率の差異による色特性によって分類される「種類」であり、いわゆる「機種」とは必ずしも対応しない。
カメラ制御部18内に設けられたカメラ電源部21は、カメラ10に搭載されたバッテリから供給されたバッテリ電圧を各部の動作に必要な電圧に変換する。本実施形態においてカメラ電源部21は、電圧V1,V2,V3,VMを生成するものとする。
第1の電圧V1は、第1および第2の交換レンズの通信制御用電源(VDD)としての電源電圧であるとともに、第1の交換レンズの通信電圧である。第2の電圧V2は、第2の交換レンズの通信電圧である。第3の電圧V3は、カメラマイコン20の動作用電源としての電源電圧である。第4の電圧VMは第1および第2の交換レンズの駆動用電源としての電源電圧である。
操作入力部17の電源スイッチの操作により電源オンが指示されると、カメラマイコン20は、CNT_VDD_OUT端子からスイッチ22をオンする信号を出力し、カメラ10から交換レンズ100へのVDDとVMの供給を開始する。電源オフが指示されるとカメラマイコン20は、CNT_VDD_OUT端子からの信号出力を停止してスイッチ22をオフとし、カメラ10から交換レンズ100へのVDDとVMの供給を停止する。
カメラマイコン20は、電圧変換部23を介して交換レンズ100との通信を行う。カメラマイコン20は、通信用クロック信号を出力するLCLK_OUT端子と、交換レンズへの通信データを出力するDCL_OUT端子と、交換レンズからの通信データの入力を受けるDLC_IN端子とを有する。通信用クロック信号および通信データは、通信用信号である。
また、カメラマイコン20は、交換レンズ100の装着を検出するためのMIF_IN端子と、交換レンズ100の種類を識別するためのDTEF_IN端子と、電圧変換部23への通信電圧切り替え信号を出力するCNT_V_OUT端子とを有する。
さらに、カメラマイコン20は、スイッチ22をオン・オフさせる信号を出力するCNT_VDD_OUT端子と、画像処理部13との接続端子と、操作入力部17との接続端子とを有する。
レンズ制御部103内のマイクロコンピュータ(以下、レンズマイコンという)211は、カメラ制御部18の電圧変換部23を介してカメラマイコン20と通信を行う。レンズマイコン211は、通信用クロック信号の入力を受けるLCLK_IN端子と、カメラ10への通信データを出力するDLC_OUT端子と、カメラ10からの通信データの入力を受けるDCL_IN端子と、レンズ駆動部102との接続端子とを有する。また、レンズ制御部103はVDDからレンズマイコン211の動作電圧を生成するレンズ電源部214を有する。
交換レンズ100のカメラ10への装着検出について説明する。カメラマイコン20のMIF_IN端子は、抵抗R2(100KΩ)によって電源にプルアップされているので、レンズ未装着時にはその電圧値はH(High)となる。しかし、MIF_IN端子は、交換レンズ(第1および第2の交換レンズ)100が装着されると交換レンズ100においてGNDに接続されるため、交換レンズ100の種類にかかわらず交換レンズ100が装着された時点でその電圧値はL(Low)となる。
図4は、レンズ制御部103が有するレンズ種類被判定部213の構成例を示す図である。レンズ種類被判定部213は、マウント1に設けられたDTEF端子とGNDとの間に設けられたアクセサリ側抵抗RLにより構成される。抵抗RLの抵抗値は、交換レンズの種類に応じた値を予め設定しておく。例えば、図4(A)に示す第1の交換レンズに設けられた抵抗RLでは0Ωとし、図4(B)に示す第2の交換レンズに設けられた抵抗RLでは300KΩとする。
カメラ10では、マウント1のDTEF端子とカメラマイコン20の動作用電源の電圧(V3)との間にカメラ側抵抗R1(例えば100KΩとする)が接続され、さらにDTEF端子がカメラマイコン20のDTEF_IN端子に接続される。カメラマイコン20のDTEF_IN端子は、AD変換機能(ここでは、0〜1.0Vを入力レンジとする10BitのAD変換機能とする)を備えている。
カメラマイコン20による交換レンズの種類判定の動作について説明する。カメラマイコン20は、DTEF_IN端子に入力される電圧値に応じて、装着された交換レンズの種類判定を行う。具体的には、カメラマイコン20は、入力された電圧値をAD変換し、そのAD変換値とカメラマイコン20が予め有するレンズ種類判定基準とを比較することでレンズ種類判定を行う。
例えば、第1の交換レンズが装着された場合は、DTEF_IN端子に入力される電圧のAD変換値は、R1の100KΩとRLの0Ωとの抵抗比RL/(R1+RL)で、およそ「0x0000」と決まる。このため、カメラマイコン20は、DTEF_IN端子のAD変換値が第1のレンズ種類判定基準である「0x0000〜0x007F」の範囲内にあることを検出して、装着された交換レンズが第1の交換レンズであると判定する。
一方、第2の交換レンズが装着された場合は、DTEF_IN端子に入力される電圧のAD変換値はR1の100KΩとRLの300KΩとの抵抗比RL/(R1+RL)で、およそ「0x02FF」と決まる。このため、カメラマイコン20は、DTEF_IN端子のAD変換値が第2のレンズ種類判定基準である「0x0280〜0x037F」の範囲内にあることを検出して、装着された交換レンズが第2の交換レンズであると判定する。
前述したように、カメラマイコン20は、装着された交換レンズ100の種類を、DTEF_IN端子に入力される電圧値に基づいて判定する。そして、交換レンズ100の種類の判定結果に応じて、CNT_V_OUT端子から出力する信号の論理レベルを制御する。具体的には、DTEF_IN端子の電圧値から、装着された交換レンズ100が第1の交換レンズであると判定した場合、カメラマイコン20は、CNT_V_OUT端子からHレベルの信号を出力して通信電圧をV1に制御する。また、装着された交換レンズ100が第2の交換レンズであると判定した場合、カメラマイコン20は、CNT_V_OUT端子からLレベルの信号を出力して通信電圧をV2に制御する。
DTEF_IN端子の電圧値(AD変換値)として上述した第1および第2のレンズ種類判定基準外の範囲の電圧値を検出した場合、カメラマイコン20は、カメラ10が対応していない交換レンズである「非対応レンズ」が装着されたものと判定する。または、レンズ種類判定が正常に行えないとして判定を留保(Reserved)する。これらの場合は、カメラマイコン20は、交換レンズ100との通信を行わない。
図5は、本実施形態においてカメラマイコン20が行う交換レンズ種別の判定処理を説明するためのフローチャートである。図5に示す処理は、カメラマイコン20が、メモリ16内に格納されたプログラムを実行することにより実施される。
カメラマイコン20は、S60でMIF_IN端子から電圧値H又はLを、S61でDTEF_IN端子から電圧値を読み込む。なお、S60とS61とを同時に実行してもよい。
MIF_IN端子の電圧値がLであり、交換レンズ100の装着が検出された場合、S62でカメラマイコン20は、DTEF_IN端子の電圧値(のAD変換結果)に基づいて、装着された交換レンズ100の種類を判定する。カメラマイコン20は、装着された交換レンズ100が第1の交換レンズ(図にはレンズタイプ1と記す)であると判定した場合は、S63にてCNT_V_OUT端子からHを出力して通信電圧をV1に設定し、処理をS63Aに進める。また、装着された交換レンズ100が第2の交換レンズ(図にはレンズタイプ2と記す)であると判定した場合、カメラマイコン20は、S64にてCNT_V_OUT端子からLを出力して通信電圧をV2に設定し、処理をS64Aに進める。さらに、装着された交換レンズ100が第1および第2の交換レンズのいずれでもなく、「非対応レンズ」又は留保(Reserved)と判定した場合、カメラマイコン20は処理をS65Aに進める。
S63AおよびS64Aでカメラマイコン20は、設定した通信電圧での交換レンズ100との通信を開始する。S65Aでカメラマイコン20は、装着された交換レンズ100との通信を開始せず、ユーザに対する警告等の処理を行う。
S66でカメラマイコン20は、操作入力部17の電源スイッチのOFF操作による電源OFFの割り込みが生じたか否かを判定し、電源OFFの割り込みが生じた場合はS67にて電源OFFの処理を行う。一方、電源OFFの割り込みが生じていない場合、カメラマイコン20はS68で、MIF_IN端子の電圧がHレベルか否か、すなわち交換レンズ100がカメラ10から取り外されたか否かを判定する。MIF_IN端子からHレベルの電圧が入力された場合、カメラマイコン20はS69で交換レンズ100との通信を停止し、処理をS60に戻す。一方、MIF_IN端子からHレベルの電圧が入力されていない場合、カメラマイコン20は処理をS66に戻す。
このような通信処理を行なうことで、カメラ制御部18は装着された交換レンズ100の種別を判定することが可能である。
なお、図5の例では装着された交換レンズ100の種類をDTEF_IN端子に入力される電圧値に応じて判定する方法を説明したが、他の判定方法を用いてもよい。例えば、S61およびS62のレンズ種別判定と、S63AおよびS64Aにおけるレンズタイプに応じた出力電圧の設定とを行わずに、S63Aの直後にレンズ種別に関する情報を交換レンズ100から受信してレンズ種別を判定してもよい。
次に、画像処理部13で行なわれる現像処理における、レンズの特性の差による撮影画像の色味の差を低減させるための処理を説明する。
図6は、画像処理部13で行なわれる現像処理の概要を示すフローチャートである。
まずS100で画像処理部13のホワイトバランス処理部130は、装着されている交換レンズ100のレンズタイプを判定する。レンズタイプの判定は、カメラ制御部18における判定結果に基づいて行う。具体的には交換レンズ100がレンズタイプ2であるか判定し、レンズタイプ1の場合、もしくはレンズタイプ1でもレンズタイプ2でもない非対応レンズの場合はS101に、レンズタイプ2の場合はS102に、それぞれ処理を進める。
ホワイトバランス処理部130は、S101ではレンズタイプ1用のホワイトバランス調整を、S102ではレンズタイプ2用のホワイトバランス調整を撮影画像に適用する。ホワイトバランス調整は、光源の種類に応じたホワイトバランス係数を、撮影画像の各画素のR,G,B値へ適用する処理である。光源の種類に応じたホワイトバランス係数は、予め、例えばメモリ16に保持しておくことができ、光源の種類はユーザーにより選択されてもよいし、カメラが自動判定してもよい。本実施形態では、光源の種類に加え、レンズタイプごとにホワイトバランス係数を用意しておき、ホワイトバランス処理部130は、判定されたレンズタイプと光源の種類とに応じたホワイトバランス係数を選択する。
なお、ホワイトバランス係数とは画像を構成するR、G、Bの信号へ適用するゲイン値である。R、G、Bのホワイトバランス係数をそれぞれWbGainR、WbGainG、WbGainBとし、ホワイトバランス調整前のR、G、B値をR0、G0、B0、ホワイトバランス調整後のR、G、B値をそれぞれR1、G1、B1とする。この場合、ホワイトバランス調整処理は下記のように表すことができる。以下の式による演算を画像内の全画素に対して行うことでホワイトバランス調整を行う。
R1 =WbGainR × R0 ・・・(式1)
G1 =WbGainG × G0 ・・・(式2)
B1 =WbGainB × B0 ・・・(式3)
図7はメモリ16に保持するホワイトバランス係数データのデータ構造の例を示す図である。図7に示すように、レンズタイプごとに、複数の光源(太陽光、日陰、くもりなど)に対応したホワイトバランス係数を保持している。つまり、レンズタイプ1の交換レンズ用のホワイトバランス調整を行なう場合は、図7においてレンズタイプ1用領域に格納されたホワイトバランス係数を光源に応じて使用する。また、レンズタイプ2用のホワイトバランス調整を行なう場合は、図7においてレンズタイプ2用領域に格納されたホワイトバランス係数を光源に応じて使用する。レンズタイプ1用のホワイトバランス係数と、レンズタイプ2用のホワイトバランス係数は、それぞれのレンズの色特性を考慮して最適な値を予め実験的にもとめておけば良い。
このように使用するホワイトバランス係数をレンズタイプによって切り替えることで、レンズタイプごとに異なる色特性の影響による画像の色かぶりを低減させることができる。
S103で色処理部131は、画像の色の濃さと色合いを調整する。S104で色処理部131は、3D−LUT(3次元ルックアップテーブル)を用いた色空間変換処理を適用する。3D−LUTとは、3次元入力値(R,G,B)から3次元出力値(R,G,B)への変換特性を定義したテーブルであり、メモリ16に記憶されている。
3D−LUTと、3次元補間演算を併用した色空間変換方法について説明する。入力デジタル画像信号(R,G,B)は、上位ビットと下位ビットとに分離される。上位ビットは、3D−LUTを用いて行なう補間演算に必要な複数の参照値の取得に使用される。また、下位ビットは、重み係数gとして補間演算に使用される。そして、重み係数gと3D−LUTから取得した参照値との積和演算により補間値を計算する。
図8は、3次元入力の色空間(RGB空間)を、各軸方向に限定数(ここでは8)で分割して単位立体に分割した状態を示している。この単位立体の頂点に対応する入力値に対応する色空間変換後の出力値が、参照値として3D−LUTに記憶されている。
入力画素値のRGB各成分の上位ビットを色空間の座標として取扱い、補間演算に使用する単位立体を選択し(例えば、図8に示す単位立体1000)、単位立体の頂点に対応する参照値を補間演算に使用する。
このときに使用される3次元補間演算の方法として四面体補間法がある。この補間法は、図9(b)〜(g)に示すように、単位立体(例えば、図8に示す単位立体1000)を6つの四面体に分割して、入力座標がどの四面体に属するかによって、以下の式を用いて補間演算する。以下では、分割した6つの四面体をそれぞれType0〜Type5と称する。
なお、以下の式では、図9(a)に示す単位立体の頂点に対応する参照値を、それぞれP0〜P7とし、重み係数gのうち、Rの下位ビットをΔR、Gの下位ビットをΔG、Bの下位ビットをΔBと表す。また、Type0からType5の四面体のうち、どの四面体を選択するかは、これら重み係数ΔR、ΔG、ΔBの大小関係により決定される。
Type0のとき(ΔR>ΔG>ΔB)
X=P0+(P1−P0)×ΔR+(P3−P0)×ΔG+(P7−P0)×ΔB
・・・(式4)
Type1のとき(ΔR>ΔB>ΔG)
X=P0+(P1−P0)×ΔR+(P7−P0)×ΔG+(P5−P0)×ΔB
・・・(式5)
Type2のとき(ΔG>ΔR>ΔB)
X=P0+(P3−P0)×ΔR+(P2−P0)×ΔG+(P7−P0)×ΔB
・・・(式6)
Type3のとき(ΔG>ΔB>ΔR)
X=P0+(P7−P0)×ΔR+(P2−P0)×ΔG+(P6−P0)×ΔB
・・・(式7)
Type4のとき(ΔB>ΔR>ΔG)
X=P0+(P5−P0)×ΔR+(P7−P0)×ΔG+(P4−P0)×ΔB
・・・(式8)
Type5のとき(ΔB>ΔG>ΔR)
X=P0+(P7−P0)×ΔR+(P6−P0)×ΔG+(P4−P0)×ΔB
・・・(式9)
S104で色処理部131が、このような、3D−LUTを用いた色空間変換処理を行ない、画像処理部13における現像処理を終了する。
また、画像処理部13における現像処理の別の方法について、図10を参照して説明する。図10(a)は、3D−LUTをレンズタイプごとに保持し、撮影に使用された交換レンズのレンズタイプによって3D−LUTを切り替えるようにした現像処理を示すフローチャートである。
S100からS103は図6の処理と同じである。色処理部131はS114で交換レンズ100のレンズタイプを判定し、レンズタイプに応じた3D−LUTを用いた色空間変換処理をS115、S116で行なう。ここで使用する3D−LUTはレンズタイプによる色特性の違いを考慮して予め用意したものである。レンズタイプに応じて使用する3D−LUTを切り替えることで、色特性の異なる交換レンズを用いて撮影された画像の色味をより詳細に合わせることが可能になる。これは、3D−LUTを用いることで、色に応じて入出力特性を変更できるからである。
図11は、レンズタイプに応じた3D−LUTのデータ構造の例を示す。このように、メモリ16には、レンズタイプ1用の3D−LUTとレンズタイプ2用の3D−LUTを予め用意しておく。3D−LUTは、単位立体の各頂点または3D−LUTの各格子点(R0,G0,B0)〜(R7,G7,B7)のそれぞれに対応する変更後の値の集合として表すことができる。撮影に使用される交換レンズのレンズタイプに対応した3D−LUTを用いる。なお、図11で示したデータ構造の1ブロックが、図8で示した単位立体の1つの頂点における色空間変換後の色データを示している。
さらに、図6および図10(a)においては、レンズタイプによる色かぶりの差異を、S101およびS102においてレンズタイプに応じたホワイトバランス処理を実行することによって低減していた。しかし、この色かぶりの差異の補正を含めた色空間変換処理を行う3D−LUTを用意することで、レンズの色特性の違いを3D−LUTによる色空間変換処理だけで吸収することも可能である。
この場合の現像処理は、図10(b)に示すフローチャートのようになる。S120ではホワイトバランス処理部130により、レンズタイプに依存しないホワイトバランス調整を適用し、S114からS116で色処理部131により、レンズタイプに応じた3D−LUTを使用した色空間変換処理を行う。図10(a)のS114〜S116と処理は同じであるが、用いる3D−LUTが異なる。
このように、ホワイトバランス処理や、3D−LUTをレンズタイプによって切り替えることで、レンズの色特性の違いによる画像の色味の差異を低減することができる。
ここでは、レンズタイプに応じたホワイトバランス処理として、レンズタイプに応じてホワイトバランス係数を切り替える構成について説明した。しかし、レンズの分光透過率から予め算出した換算係数を基に、共通のホワイトバランス係数を換算することによってレンズタイプに応じたホワイトバランス係数を求めることもできる。この場合のホワイトバランス処理について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
ホワイトバランス調整を適用する前に、ホワイトバランス処理部130は、S130でレンズタイプに応じたホワイトバランス係数の換算処理を行う。例えば、メモリ16に用意するホワイトバランス係数はレンズタイプ1に対応したものだけとし、レンズタイプ1のホワイトバランス係数からレンズタイプ2のホワイトバランス係数に換算するための調整値AdjR、AdjG、AdjBをメモリ16に保持する。換算は以下の式に従って行う。
ここで、WbGainR1、WbGainG1、WbGainB1はカメラが保持するレンズタイプ1に対応するホワイトバランス係数であり、WbGainR2、WbGainG2、WbGainB2は換算後のホワイトバランス係数である。
WbGainR2= AdjR × WbGainR1 ・・・(式10)
WbGainG2= AdjG × WbGainG1 ・・・(式11)
WbGainB2= AdjB × WbGainB1 ・・・(式12)
この換算係数は、レンズの分光透過率による色特性を基に、ホワイトバランス適用後の画像の色味が一致するように、予め求めておくことができる。
このように、1つのレンズタイプに対するホワイトバランス係数から他のレンズタイプに対するホワイトバランス係数を求めるための換算係数を用いることにより、レンズタイプごとにホワイトバランス係数を保持する必要がなくなる。対象にするレンズタイプがいくつもある場合は、レンズタイプごとに換算係数を保持するだけでよい。
また、ここでは、撮影時の光源に応じたホワイトバランス調整について説明した。一方、撮影画像に基づいてホワイトバランス係数を決定するオートホワイトバランス処理(以下、AWB)においても、同様にレンズタイプに応じたホワイトバランス調整を行うことが可能である。
AWBは画像中の白い被写体が白となる(RGBを一致させる)ようなホワイトバランス調整である。AWBには様々な手法が提案されているが、画像中から白色領域を検出し、その領域を白にするようにホワイトバランス係数を決定する方法が知られている。画像から白色領域を検出する場合、白として判定する色の範囲を色空間で規定する白検出領域を設け、白検出領域に含まれる色を有する画素からなる領域を白色領域として検出するのが一般的である。レンズの分光透過率が異なる場合、白い被写体を撮影した際の色空間上の分布範囲が異なるため、白検出領域をレンズタイプに応じて切り替えることで、分光透過率の異なりによる色味の差異を軽減するようなAWBが実現できる。
図13に、レンズタイプに応じた白検出範囲の設定例を示す。図13(a)は、レンズタイプ1に対する白検出領域の例を示す。ホワイトバランス調整前の入力画像を構成する各画素の値(RGB)をYUV色空間の値に変換し、色成分であるUV値が図に示した領域Aもしくは領域Bに含まれる画素を白画素として扱う。画像内からこの白検出領域に含まれる画素を全て検出し、検出された画素のRGB値それぞれの平均値からホワイトバランス係数を算出する。その際、領域Aに含まれる画素と領域Bに含まれる画素とで、異なる重みを与えた重み付き平均値を用いる。
具体的には以下の式により算出する。以下の式で、WbGainR、WbGainG、WbGainBは算出したRGBそれぞれのホワイトバランス係数、Ra、Ga、Baは白検出領域の領域Aに属する画素のRGB値それぞれの平均値である。また、Rb、Gb、Bbは白検出領域の領域Bに属する画素のRGB値をそれぞれの平均値、wA、wBは領域Aと領域Bに対する重みを示している。
WbGainR =(Ga×wA+Gb×wB)/(Ra×wA+Rb×wB)・・・(式13)
WbGainG = 1 ・・・(式14)
WbGainB =(Ga×wA+Gb×wB)/(Ba×wA+Bb×wB)・・・(式15)
このようなAWB処理で用いる白検出領域として、レンズタイプ1の場合は例えば図13(a)に示したものを、レンズタイプ2の場合は図13(b)に示したものを使用する。レンズの色特性に適した白検出領域は予めそのレンズを使用して撮影した画像から実験的に求めることができる。具体的には、レンズタイプ1の交換レンズで撮影した場合に白検出領域に含まれる被写体色の範囲と、レンズタイプ2の交換レンズで撮影した場合に白検出領域に含まれる被写体色の範囲とが一致するように白検出範囲を設定する。
このように白検出範囲を設定することで、白い被写体として扱われる被写体領域がレンズタイプ1とレンズタイプ2で同じになるため、AWBの算出結果が一致する。仮に白検出領域が上述の関係を満たさないと、AWBにおいて白画素と見なされる被写体領域が異なるため、AWBの算出結果は一致しない。そのため、色特性の異なるレンズで撮影された画像に対して白検出領域を用いてAWBしても結果が一致しない。また、このような不一致のホワイトバランス係数に対して分光透過率に応じた換算をしても結果が一致しないことはAWBの原理から明らかである。
レンズタイプに応じた白検出領域に関する情報は、レンズタイプごとにパラメータとして保持してもよいが、1つのレンズタイプに対する白検出領域だけをパラメータとして保持し、他のレンズタイプの白検出領域は前述の換算係数を用いて算出してもよい。
次に本実施形態における手動ホワイトバランス機能の実現方法について説明する。手動ホワイトバランス機能とは、ユーザーが白として再現させたい被写体を撮影した画像のデータから決定したホワイトバランス係数をカメラに登録し、ホワイトバランス調整に使用する機能である。
カメラに登録されたホワイトバランス係数はレンズを交換しても使用可能である。そのため、手動ホワイトバランス係数登録時の画像撮影に使用されたレンズと、その後手動ホワイトバランス係数を適用する画像の撮影に使用されたレンズが異なる場合、適切な白を再現できない場合がある。このような状況を回避するため、本実施形態の撮像装置では図14に示すような処理を行って手動ホワイトバランス係数を登録する。
S140でホワイトバランス処理部130は、ホワイトバランス係数登録用に撮影された白色被写体の画像の中心付近の所定領域内の画素について、RGB値のそれぞれの平均値R,G,Bを求める。そして、この平均値から、以下の式に従って手動ホワイトバランス係数WbGainR、WbGainG、WbGainBをもとめる。
WbGainR = G/R ・・・(式16)
WbGainG = 1 ・・・(式17)
WbGainB = G/B ・・・(式18)
このように、ホワイトバランス処理部130は、画像の中心付近の領域に含まれる画素のRGB値を用いて、ユーザーが白く再現したい被写体領域を白く再現するためのホワイトバランス係数を求める。
S141でホワイトバランス処理部130は、ホワイトバランス係数の登録に用いた画像の撮影に使用されたレンズタイプを判定し、レンズタイプ2の場合はS142に処理を進める。
S142でホワイトバランス処理部130は、算出した手動ホワイトバランス係数に対し、換算係数AdjR、AdjG、AdjBを用いて以下の換算処理を行なう。ここで、WbGainR'、 WbGainG'、 WbGainB'は換算後のホワイトバランス係数である。
WbGainR' = WbGainR/AdjR ・・・(式19)
WbGainG' = WbGainG/AdjG ・・・(式20)
WbGainB' = WbGainB/AdjB ・・・(式21)
この換算係数は、レンズの分光透過率による色特性を基に、手動ホワイトバランス調整後の画像の色味が一致するような値として予め求めておくことができる。
そしてS143でホワイトバランス処理部130は、換算処理後のホワイトバランス係数をメモリ16に格納することでカメラ10に登録する。
つまり、手動ホワイトバランス係数には、レンズタイプ1に対応したホワイトバランス係数が常に登録されるようにする。
図14(b)は登録された手動ホワイトバランス係数使用したホワイトバランス調整処理動作を説明するためのフローチャートである。まずS150でホワイトバランス処理部130はメモリ16に格納されている手動ホワイトバランス係数を読み出す。次にS151でホワイトバランス処理部130は、ホワイトバランス調整する画像の撮影に使用された交換レンズ100のレンズタイプを判定し、レンズタイプ2の場合はS152でホワイトバランス係数の換算を行なう。ここで使用する換算係数AdjR、AdjG、AdjBは、手動ホワイトバランス係数の登録時に、レンズタイプ2に対応するホワイトバランス係数をレンズタイプ1に対応するホワイトバランス係数に換算するために使用した換算係数と同じ値にする。すなわち、以下の式でレンズタイプ2に対応するホワイトバランス係数を求める。
WbGainR = AdjR × WbGainR' ・・・(式22)
WbGainG = AdjG × WbGainG' ・・・(式23)
WbGainB = AdjB × WbGainB' ・・・(式24)
つまり、レンズタイプ1に対応した手動ホワイトバランス係数が登録されているため、レンズタイプ2の交換レンズ100で撮影された画像にホワイトバランス調整を適用するで場合は、ホワイトバランス係数をレンズタイプ2に対応する値に換算して用いる。S153でホワイトバランス処理部130は、レンズタイプに対応した手動ホワイトバランス係数を用いてホワイトバランス調整する。
このように手動ホワイトバランスの登録時と使用時にレンズタイプに応じたホワイトバランス係数の換算を行なうことで、レンズタイプによらず適切に白を再現させるための手動ホワイトバランス機能が実現できる。
なお、本実施形態では発明の理解及び説明を容易にするため、交換レンズ100がレンズタイプ1またはレンズタイプ2の2種類である場合を説明したが、レンズタイプが3種類以上である場合にも同様に適用できる。本実施形態は使用するパラメータをレンズタイプに応じて切り替えたり換算する方法であるため、対象とするレンズタイプが増えても、そのレンズタイプに対応したパラメータそのものまたは他のパラメータから求めるための換算係数を保持すればよい。
レンズタイプをレンズの分光透過率に応じた色特性から分類する際に、例えば図15に示したように、レンズの色特性(白色被写体を撮影した結果の色成分が、色平面のどの領域に含まれるか)に応じてレンズタイプ1から5に分類することも可能である。このようにすることで、様々な色特性を示すレンズによる画像の色味の差異を低減することが可能となる。また、レンズのマウント形状などによってさらに分類しても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、色味の異なる交換レンズの種類に応じたホワイトバランス調整や色空間変換処理を行うようにした。そのため、撮影に用いた交換レンズの色特性の差異が撮影画像の色味に与える影響を抑制できる。これにより、安定した色味の画像を得ることが可能なほか、交換レンズの色味の差異を意識することなく様々な交換レンズを用いることができるため、レンズ資産を有効に活用することも可能となる。
なお、本実施形態においては撮像装置でレンズ種別の判定や現像処理を行う場合について説明したが、レンズ種別の判定は例えば撮像画像ファイルのヘッダーに記録された情報から行ってもよい。また、現像処理も撮像装置内で行う必要はなく、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で稼動する現像アプリケーションで実行してもよい。従って、本実施形態は撮像機能を有さない装置においても実施可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、撮像装置と、撮像装置によって撮影されたRAW画像を現像処理するための現像アプリケーションの処理に関するものである。撮像装置は複数のレンズタイプの交換レンズの装着が可能であり、現像アプリケーションにおける現像処理ではホワイトバランス調整が行なわれる。現像アプリケーションはカメラ10内部で実施されてもよいし、パーソナルコンピュータ等の、カメラ10とは異なる外部機器で実施されてもよい。従って、現像アプリケーションの処理主体はカメラ制御部18(カメラマイコン20)または外部機器の制御部(CPUなど)である。また、現像アプリケーションの実行に必要なハードウェア(メモリなど)は公知の構成を利用可能であるため、説明を省略する。
本実施形態における撮像装置の基本構成は第1の実施形態で説明した撮像装置と同一であるため、説明を省略する。図16は本実施形態の撮像装置におけるRAW画像生成処理のうち、本実施形態の特徴となる処理を説明するためのフローチャートである。RAW画像生成処理であるため、ホワイトバランス調整は行なわないが、S160でカメラ制御部18がレンズタイプの判定をし、S161とS162でホワイトバランス処理部130がレンズタイプに応じたホワイトバランス係数を取得する。
このレンズタイプの判定とレンズタイプに応じたホワイトバランス係数の取得は、第1の実施形態で説明した現像処理の場合と同じ仕組みを利用できる。すなわち、カメラ制御部18におけるレンズ種別の判定方法や、メモリ16におけるホワイトバランス係数データのデータ構造などは、現像時のものがそのまま適用可能である。そして、S163で画像処理部13は、ホワイトバランス処理部130が取得したホワイトバランス係数をヘッダー部分に付加したRAW画像ファイルを記録媒体15に保存する。
図17はRAW画像ファイルのヘッダーに記録される情報の例を示し、図17(a)はレンズタイプ1の交換レンズで撮影された場合の例を、図17(b)はレンズタイプ2の交換レンズで撮影された場合の例をそれぞれ示している。ヘッダーのホワイトバランス係数記録領域には、S161とS162でホワイトバランス処理部130が取得した、レンズタイプに応じたホワイトバランス係数がそのまま記録される。図に示すように、ホワイトバランス係数は、予め定められた複数種の光源について記録される。
本実施形態における現像アプリケーションは、現像処理時にホワイトバランス調整を行なう。この時、RAW画像ファイルのヘッダー部には撮影に使用されたレンズのレンズタイプに応じたホワイトバランス係数が記録されているため、現像アプリケーションは記録されたホワイトバランス係数を用いたホワイトバランス調整を行えばよい。つまり、現像アプリケーションは画像の撮影に用いられたレンズタイプを意識する必要がない。なお、ヘッダー部には複数の光源に対するホワイトバランス係数が記録されているため、ユーザーから光源の変更が指示された場合、現像アプリケーションはヘッダーに記録されたホワイトバランス係数を用いることができる。
このように、RAW画像ファイルにレンズタイプに応じたホワイトバランス係数を記録することで、撮像装置で特定したホワイトバランス係数を、現像処理にも利用することができる。また、現像アプリケーションは画像を撮影した交換レンズのレンズタイプを意識することなく、適切なホワイトバランス調整結果を得ることができる。
一般的な現像アプリケーションでは、画像内でユーザが指定した、白として再現すべき領域(画素)に基づいてホワイトバランス調整を行う色かぶり補正機能(手動ホワイトバランス調整機能)を有している。また、このような手動ホワイトバランス調整機能で算出したホワイトバランス係数を他の画像に対しても適用(コピー)する機能も有する。
しかし、手動ホワイトバランス係数の算出に用いた画像(画像Aとする)と、この手動ホワイトバランス係数を適用しようとする他の画像(画像Bとする)とが、異なるレンズタイプのレンズで撮影されている場合、画像Bで適切な白再現ができない可能性がある。
そのために、本実施形態における撮像装置は、図17(a)及び(b)に示すように、RAW画像ファイルのヘッダー部に、
・撮影に用いられたレンズのレンズタイプを示す情報、および
・ヘッダー部に記録したホワイトバランス係数から、撮影に用いられたレンズのレンズタイプに対応するホワイトバランス係数を求めるための換算係数
をさらに記録する。
図18は、本実施形態の現像アプリケーションにおける、手動ホワイトバランス係数の画像間コピー処理を説明するためのフローチャートである。ここでは便宜上、カメラ10で現像アプリケーションを実行しているものとする。
S170でカメラ制御部18は、コピー元になる画像Aを、画像Aで白として再現すべき領域(画素)をユーザーが指定可能なユーザーインターフェースとともに表示する。そして、ホワイトバランス処理部130を用いて、上述の手動ホワイトバランス調整処理のと同様の処理により、指定された領域のRGB値のそれぞれの平均が一致するようなホワイトバランス係数を取得する。
次のS171でカメラ制御部18はコピー元の画像Aの撮影に使用されたレンズタイプとコピー先の画像Bの撮影に使用されたレンズタイプが一致するかの判定を行なう。この判定にはRAW画像ファイルのヘッダー部に記録された、撮影時レンズタイプ情報を用いる。一致する場合はS173で、画像Aのヘッダー部に記録されているホワイトバランス係数を、ホワイトバランス処理部130によってそのまま画像Bに適用する。レンズタイプが一致しない場合、カメラ制御部18はS172で、RAW画像のヘッダー部に記録された換算係数を用いて以下の式のように行なう。
ここでコピー元の画像Aの換算係数をAdjR0、AdjG0、AdjB0、コピー先の画像Bの換算係数をAdjR1、AdjG1、AdjB1とする。また、画像Aで設定された手動ホワイトバランス係数をWbGainR、WbGainG、WbGainB、換算後のホワイトバランス係数をWbGainR'、WbGainG'、WbGainB'とする。
WbGainR' = (AdjR1/AdjR0)× WbGainR ・・・(式25)
WbGainG' = (AdjG1/AdjG0)× WbGainG ・・・(式26)
WbGainB' = (AdjB1/AdjB0)× WbGainB ・・・(式27)
そして、S173でカメラ制御部18は、ホワイトバランス処理部130により、換算後のホワイトバランス係数を画像Bに適用してホワイトバランス調整する。
このように、本実施形態によれば、撮像装置が、RAW画像ファイルを生成する際に、撮影に用いられた交換レンズのレンズタイプに応じたホワイトバランス係数を取得し、RAW画像ファイルに記録する。そのため、現像時にレンズタイプを意識することなく、レンズタイプに依存しない色味の画像を得ることができる。
また、本実施形態の撮像装置は、RAW画像ファイルに記録したホワイトバランス係数から、他のレンズタイプに対応するホワイトバランス係数を得るための変換係数を、併せてRAW画像ファイルに記録する。そのため、現像アプリケーションにおいて算出した手動ホワイトバランス係数を他の画像に適用する際に、両者の撮影に使用されたレンズタイプが一致しなくても、同様のホワイトバランス調整結果を得ることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明を特定の例示的な実施形態に関して説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されず、発明の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (12)

  1. 色特性の異なる複数の種類の交換レンズのうち、画像の撮影に用いられた交換レンズの種類を判定する判定手段と、
    前記画像に対し、ホワイトバランス調整及び色空間変換処理を適用する画像処理手段と、を有し、
    前記画像処理手段は、前記ホワイトバランス調整に用いるホワイトバランス係数および前記色空間変換処理の変換特性の少なくとも一方を、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応するものとすることにより、交換レンズの色特性の差が前記画像の色味に与える影響を軽減することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応するホワイトバランス係数を用いて前記ホワイトバランス調整を行い、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類によらない変換特性で前記色空間変換処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理手段は、予め記憶された、前記複数の種類のそれぞれに対応するホワイトバランス係数のうち、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応するホワイトバランス係数を用いて前記ホワイトバランス調整を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記ホワイトバランス調整に用いるホワイトバランス係数を、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応した白検出範囲を用いて前記画像から検出した白色領域に基づいて算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置には、白色被写体の画像もしくは画像中で指定された白色領域に基づいて算出したホワイトバランス係数が登録されており、
    前記画像処理手段は、
    前記ホワイトバランス係数の登録に用いられた画像の撮影に用いられた交換レンズの種類と前記ホワイトバランス調整を行う画像の撮影に用いられた交換レンズとの種類とが同じ場合には、前記登録されたホワイトバランス係数を用いて前記ホワイトバランス調整を行い、
    前記ホワイトバランス係数の登録に用いられた画像の撮影に用いられた交換レンズの種類と前記ホワイトバランス調整を行う画像の撮影に用いられた交換レンズとの種類とが異なる場合には、前記登録されたホワイトバランス係数に、交換レンズの種類による色特性の差異に基づく変換係数を適用したホワイトバランス係数を用いて前記ホワイトバランス調整を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理手段は、予め記憶された、前記複数の種類の1つに対応するホワイトバランス係数と、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応する変換係数とから、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応するホワイトバランス係数を取得して、前記ホワイトバランス調整を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理手段は、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類によらないホワイトバランス係数を用いて前記ホワイトバランス調整を行い、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応する変換特性で前記色空間変換処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 前記画像処理手段は、前記画像を、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に応じたホワイトバランス係数とともに記録することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像処理手段は、さらに、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類を示す情報を前記画像とともに記録することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 前記画像処理装置は、色特性の異なる複数の種類の交換レンズを装着可能な撮像装置であって、
    前記判定手段は、装着された交換レンズの種類を判定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 画像処理装置の制御方法であって、
    判定手段が、色特性の異なる複数の種類の交換レンズのうち、画像の撮影に用いられた交換レンズの種類を判定する判定工程と、
    画像処理手段が、前記画像に対し、ホワイトバランス調整及び色空間変換処理を適用する画像処理工程と、を有し、
    前記画像処理工程において前記画像処理手段は、前記ホワイトバランス調整に用いるホワイトバランス係数および前記色空間変換処理の変換特性の少なくとも一方を、前記画像の撮影に用いられた交換レンズの種類に対応するものとすることにより、交換レンズの色特性の差が前記画像の色味に与える影響を軽減することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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