JP2003078170A - 回路素子の検査方法及びその検査構造、回路素子内蔵基板及びその製造方法、並びに電気回路装置及びその製造方法 - Google Patents

回路素子の検査方法及びその検査構造、回路素子内蔵基板及びその製造方法、並びに電気回路装置及びその製造方法

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JP2003078170A
JP2003078170A JP2001268950A JP2001268950A JP2003078170A JP 2003078170 A JP2003078170 A JP 2003078170A JP 2001268950 A JP2001268950 A JP 2001268950A JP 2001268950 A JP2001268950 A JP 2001268950A JP 2003078170 A JP2003078170 A JP 2003078170A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子を多大な製造コストを要すること
なくモジュール化することが可能で、しかもその搬送や
基体への実装も容易であるという特長を保持しながら、
この発光素子の製造段階において回路素子を検査する方
法及びその検査構造、回路素子内蔵基板及びその製造方
法、並びに電気回路装置及びその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 絶縁材45に発光素子22を埋設した
状態で、この発光素子22に接続した配線3a、3bを
検査用端子1、2まで延設し、この検査用端子1、2に
プロービング端子5a、5aを接触して、この発光素子
22の製造段階でそれぞれの発光素子22の点灯検査を
行う。これにより発光素子22の製造段階で各発光素子
22の特性の情報が得られ、特性を均一化できると共
に、不良品については製造を中止して無駄を省くことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像表示装
置等に用いられる発光素子等の検査に好適な回路素子の
検査方法及び検査構造、回路素子内蔵基板及びその製造
方法、並びに電気回路装置及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体発光素子として、これまでサファ
イア基板上に全面に低温バッファ層、Siをドープした
GaNからなるn側コンタクト層を形成し、その上にS
iをドープしたGaNからなるn側クラッド層、Siを
ドープしたInGaNからなる活性層、Mgをドープし
たAlGaNからなるp側クラッド層と、Mgをドープ
したGaNよりなるp側コンタクト層などを積層した素
子が知られている。このような構造を有し市販されてい
る製品として、450nmから530nmを含む青色、
緑色LED(Light Emitting Diode)が量産されてい
る。
【0003】また、窒化ガリウムを成長させようとする
場合、サファイア基板が使用されることが多く、通常は
C面を主面とするサファイア基板が使用され、主面上に
形成される窒化ガリウム層の表面もC面を有し、必然的
に基板主面と平行な面に形成される活性層やそれを挟む
クラッド層もC面に平行な面に延在される。このように
基板主面を基準に各結晶層を積層した構造の半導体発光
素子では、基板主面の平滑性を生かして電極形成などに
必要な平滑性が得られている。
【0004】ところが、サファイア基板と成長させる窒
化ガリウムの間の格子不整合による結晶欠陥の発生、微
細なチップの切り出しが難しい、製造コストが大きく、
生産性が悪い等の問題があった。
【0005】
【発明に至る経過】本出願人は、このような問題を解決
すべく、結晶性も良好で素子の微細化が可能であり、製
造コストを抑制しつつモジュール化が可能であり、搬送
や基体への実装も容易な表示素子及びその製造方法を特
願2001−144592等において既に提起した。
【0006】この表示素子(以下、先願発明と称す
る。)は、例えば図30に示す構造からなっている。即
ち、例えば中央部の発光ダイオード22を例にとれば、
その電極パッド16、49や第二基板60上の電極層5
7に対応して、これらを電気的に接続するために、チッ
プを被覆していた絶縁層59に開口部(ビアホール)6
5、66、67、68、69、70を形成し、さらに配
線63、64、71が形成されている。
【0007】その製造方法は、図15に示すように、基
板主面をC+面とするサファイア基板30上に、まず5
00℃の低温でAlNまたはGaNのいずれかのバッフ
ァ層を形成する。その後1000℃に昇温してシリコン
ドープのGaN層31を形成する。次に、SiO2又は
SiNを用いたマスク層を全面に厚さ100〜500n
mの範囲で形成し、フォトリソグラフィーとフッ酸系エ
ッチャントを用いて10μm程度の円形状のマスク32
を形成する。
【0008】次いで、図16に示すようにGaN層31
を約半分の厚さにエッチングする。その結果、マスク3
2の形状部分とその他の部分とで段差39のあるシリコ
ンドープのGaN層31が形成される。
【0009】次いで図17に示すように、マスク32を
除去してもう一度結晶成長を行うが、このときは100
0℃程度に成長温度を上昇し、シリコンドープのGaN
層33を成長する。シリコンドープのGaN層33はマ
スク跡の凸状部のGaN層31上に成長し、やがて基板
主面に対して傾斜したS面によって周囲が囲まれた六角
錐形状となる。この場合、時間をかけるだけ、六角錐形
状のGaN層33が大きく成長するが、成長してもGa
N層33同士が干渉せず、かつ素子間の分離のためのマ
ージンを確保するために、GaN層31のピッチは十分
に離しておく。
【0010】六角錐の大きさが例えば幅15〜20μm
程度(一辺が7.5〜15μm程度)になった時、高さ
は六画錐としてその一辺の1.6倍程度(即ち10〜1
6μm程度)になる。六角錐の大きさを幅10μm程度
とすることも可能である。
【0011】次いで、成長温度を低減し、図18に示す
ように、InGaN層34を成長する。その後、成長温
度を上昇し、InGaN層34上にマグネシウムドープ
のGaN層35を成長する。その際のInGaN層34
の厚さは0.5nmから3nm程度である。更に活性層
を(Al)GaN/InGaNの量子井戸層や多重量子
井戸層などにすることもあり、ガイド層として機能する
GaN又はInGaNを用いて多重構造とすることもあ
る。その場合はInGaN上の層にはAlGaN層を成
長することが望ましい。
【0012】次いで図19に示すように、六角錐状に成
長した最表層にNi/Pt/Au又はNi(Pd)/P
t/Auを蒸着することによりp電極37が形成され
る。また、活性層であるInGaN層34及びp型クラ
ッド層であるGaN層35の一部を基板に近い側で除去
してGaN層33の一部を露出させ、除去した基板に近
い部分にTi/Al/Pt/Au電極を蒸着してn電極
を形成することもある。
【0013】図20は、上記の製造工程で製造された一
つの発光素子(以下、発光ダイオードと称することがあ
る。)22の拡大図を示す。図示の如く、その構成はC
+面を基板主面とするサファイア基板30上に結晶層と
してのシリコンドープのGaN層33を有している。こ
のシリコンドープのGaN層33は基板主面とは傾斜し
てなるS面を有しており、このS面に平行に延在してな
る形状で活性層であるInGaN層34が形成され、更
にそのInGaN層34上にクラッド層としてマグネシ
ウムドープのGaN層35が形成されている。p電極3
7はマグネシウムドープのGaN層35の上面に形成さ
れている。
【0014】この発光ダイオード22のみの断面図であ
る図21(a)及びその平面図である(b)に示すよう
に、下地成長層としてのGaN層31上に選択成長さ
れ、ピラミッド型の六角錐形状にGaN層33が形成さ
れている。そしてこのGaN層33の傾斜したS面の部
分はダブルへテロ構造のクラッドとして機能する。更に
GaN層33の傾斜したS面を覆うように活性層である
InGaN層34が形成されており、その外側にマグネ
シウムドープのGaN層35が形成される。このマグネ
シウムドープのGaN層34もクラッドとして機能す
る。
【0015】この発光素子22はGaN系の発光ダイオ
ードであり、このようなGaN系の発光ダイオードで
は、基板を透過するレーザ照射によってレーザアブレー
ションが生じ、GaNの窒素が気化する現象にともなっ
てサファイア基板とGaN系の成長層との間の界面で膜
剥がれが生じ、素子分離を容易なものにできる特徴を有
している。
【0016】これらの発光素子22はサファイア基板3
0上に密に形成され、図示省略した転写工程により樹脂
23上に離間して転写され、これらにアノード側のp電
極を形成後に、模式的に示す図22、23のようにチッ
プ化される。
【0017】即ち、図23に示すように、樹脂チップ2
4は略平板上でその主たる面が略正方形状とされる。こ
の樹脂チップ24の形状は樹脂23を固めて形成された
形状であり、具体的には未硬化の樹脂を各素子22を含
むように全面に塗布し、これを硬化した後、図1に示し
たダイシングライン6をダイシング等で切断することで
得られる形状である。
【0018】略平板状の樹脂23の表面側と裏面側には
それぞれ電極パッド26、27(後述する発光ダイオー
ドの電極パッド16、49に相当する。)が形成され
る。これら電極パッド26、27の形成は全面に電極パ
ッド26、27の材料となる金属層や多結晶シリコン層
などの導電層を形成し、フォトリソグラフィー技術によ
り所要の電極形状にパターニングすることで形成され
る。これら電極パッド26、27は発光素子である素子
22のp電極とn電極にそれぞれ接続するように形成さ
れており、必要な場合には樹脂23にビアホールなどが
形成される。
【0019】ここで電極パッド26、27は樹脂チップ
24の表面側と裏面側にそれぞれ形成されているが、一
方の面に両方の電極パッドを形成することも可能であ
る。電極パッド26、27の位置がずれているのは、最
終的な配線形成時に上側からコンタクトをとっても重な
らないようにするためである。電極パッド26、27の
形状も正方形に限定されず他の形状としてもよい。
【0020】このような樹脂形成チップ24を構成する
ことで、素子22の周りが樹脂23で被覆され、平坦化
によって精度良く電極パッド26、27を形成できると
共に、素子22に比べて広い領域に電極パッド26、2
7を延在でき、次の第二転写工程での転写を吸着治具で
進める場合には取り扱いが容易になる。即ち、後述する
ように、最終的な配線が第二転写工程の後に行われるた
め、比較的大き目のサイズの電極パッド26、27を利
用した配線を行うことで、配線不良が未然に防止され
る。
【0021】次に、図24から図30までを参照しなが
ら、前記工程を経て作製された図19の状態の発光素子
22の配列方法を説明する。図24に示すように、第一
基板30の主面上には複数の発光ダイオード22がマト
リクス状に形成されている。発光ダイオード22の大き
さは約20μm程度とすることができる。第一基板30
の構成材料としてはサファイア基板などのように発光ダ
イオード22に照射するレーザの波長の透過率の高い材
料が用いられる。
【0022】発光ダイオード22にはp電極までは形成
されているが最終的な配線は未だなされておらず、素子
間分離の溝42gが形成されていて、個々の発光ダイオ
ード22は分離できる状態にある。この溝42gの形成
は例えば反応性イオンエッチングで行う。このような第
一基板30を一時保持用部材43に対峙させて図24に
示すように選択的な転写を行う。
【0023】一時保持用部材43の第一基板30に対峙
する面には剥離層44と接着剤層45が2層になって形
成されている。一時保持用部材43としては、ガラス基
板、石英ガラス基板、プラスチック基板などを用いるこ
とができ、一時保持用部材43上の剥離層44として
は、フッ素コート、シリコーン樹脂、水溶性接着剤(例
えばポリビニルアルコール:PVA)、ポリイミドなど
を用いることができる。
【0024】また一時保持用部材43の接着剤層45と
しては紫外線(UV)硬化型接着剤、熱硬化性接着剤、
熱可塑性接着剤のいずれかを用いることができる。一例
としては、一時保持用部材43として石英ガラス基板を
用い、剥離層44としてポリイミド膜5μmを形成後、
接着剤層45としてのUV硬化型接着剤を約20μm厚
で塗布する。
【0025】一時保持用部材43の接着剤層45は、硬
化した領域45sと未硬化領域45yが混在するように
調整され、未硬化領域45yに選択転写すべき発光ダイ
オード22が位置するように位置合わせされる。硬化し
た領域45sと未硬化領域45yが混在するような調整
は、図示してはいないが、例えばUV硬化型接着剤を露
光機にて選択的に200μmピッチでUV露光し、発光
ダイオード22を転写するところは未硬化でそれ以外は
硬化させてある状態にすればよい。
【0026】このようなアライメントの後、転写対象位
置の発光ダイオード22に対し、図24に示すようにレ
ーザ光46を第一基板30の裏面から照射し、その発光
ダイオード22を第一基板30からレーザアブレーショ
ンを利用して剥離する。GaN系の発光ダイオード22
はサファイアとの界面で金属のGaと窒素に分解するこ
とから、比較的簡単に剥離できる。照射するレーザ光4
6としてはエキシマレーザ、高調波YAGレーザなどが
用いられる。
【0027】このレーザアブレーションを利用した剥離
によって、選択照射にかかる発光ダイオード22はGa
N層と第一基板30の界面で分離し、図25に示すよう
に、反対側の接着剤層45にp電極部分を突き刺すよう
にして転写される。他のレーザが照射されない領域の発
光ダイオード22については、対応する接着剤層45の
部分が硬化した領域45sであり、レーザも照射されて
いないために、一時保持用部材43側に転写されること
はない。
【0028】なお、図24では1つの発光ダイオード2
2だけが選択的にレーザ照射されているが、nピッチ分
だけ離間した領域においても同様に発光ダイオード22
はレーザ照射されているものとする。このような選択的
な転写によって、図25に示すように、発光ダイオード
22が第一基板30上に配列されている時よりも更に離
間して一時保持用部材43上に配列される。
【0029】発光ダイオード22は一時保持用部材43
の接着剤層45に保持された状態で、発光ダイオード2
2の裏面がn電極側(カソード電極側)になっていて、
発光ダイオード22の裏面には樹脂(接着剤)がないよ
うに除去、洗浄されているため、図25に示すように電
極パッド27を形成すれば、電極パッド27は発光ダイ
オード22の裏面と電気的に接続される。
【0030】接着剤層45は例えば酸素プラズマで接着
剤用樹脂をエッチング、UVオゾン照射にて洗浄する。
かつ、レーザにてGaN系発光ダイオードをサファイア
基板からなる第一基板30から剥離したときには、その
剥離面にGaが析出しているため、そのGaをエッチン
グすることが必要であり、NaOH水溶液もしくは希硝
酸で行うことになる。その後、電極パッド27をパター
ニングする。
【0031】このときのカソード側の電極パッドは約6
0μm角とすることができる。電極パッド27としては
透明電極(ITO、ZnO系など)若しくはTi/Al
/Pt/Auなどの材料を用いる。透明電極の場合は発
光ダイオードの裏面を大きく覆っても発光をさえぎるこ
とがないので、パターニング精度が粗く、図22、23
に示したように大きな電極形成ができ、パターニングプ
ロセスが容易になる。
【0032】上記電極パッド16の形成の後、ダイシン
グプロセスにより発光ダイオード22毎に硬化した接着
剤層45を分断し、図22及び図23のように各発光ダ
イオード22に対応した樹脂形成チップとする。そのダ
イシングプロセスは、機械的手段を用いたダイシング、
或いはレーザビームを用いたレーザダイシングにより行
う。ダイシングによる切り込み幅は画像表示装置の画素
内の接着剤層45で覆われた発光ダイオード22の大き
さに依存するが、例えば20μm以下の幅の狭い切り込
みが必要なときには、上記レーザビームを用いたレーザ
による加工を行うことが必要である。レーザビームとし
ては、エキシマレーザ、高調波YAGレーザ、炭酸ガス
レーザ等を用いることができる。
【0033】図26は一時保持用部材44から発光ダイ
オード22を第二の一時保持用部材47に転写して、ア
ノード電極(p電極)側のビアホール50を形成した
後、アノード側電極パッド26を形成し、樹脂からなる
接着剤層45を樹脂チップ24にダイシングした状態を
示している。
【0034】このダイシングの結果、素子分離溝51が
形成され、発光ダイオード22は素子ごとに区分けされ
たものになる。素子分離溝51はマトリクス状の各発光
ダイオード22を分離するため、平面パターンとしては
縦横に延長された複数の平行線からなる。素子分離溝5
1の底部では第二の一時保持用部材47の表面が臨む。
第二の一時保持用部材47は、例えばプラスチック基板
にUV粘着材が塗布してある、いわゆるダイシングシー
トであり、UVが照射されると粘着力が低下するものを
利用できる。
【0035】このプロセスの例として、接着剤層45の
表面を酸素プラズマで発光ダイオード22の表面が露出
してくるまでエッチングする。ビアホール50の形成
は、やはりエキシマレーザ、高調波YAGレーザ、炭酸
ガスレーザなどを用いて行う。このとき、ビアホールは
約3〜7μmの径を開けることになる。アノード側電極
パッドはNi/Pt/Auなどで形成する。ダイシング
プロセスは上記の通り、レーザビームを用いたダイシン
グにより行う。その切り込み幅は画像表示装置の画素内
の樹脂からなる接着剤層35で覆われた発光ダイオード
22の大きさに依存する。一例として、エキシマレーザ
にて幅約40μmの溝加工を行いチップの形状を形成す
る。
【0036】次に、図27に示すように機械的手段を用
いて発光ダイオード22(樹脂チップ24)が第二の一
時保持用部材37から剥離される。このとき、第二の一
時保持用部材47上には剥離層48が形成されている。
この剥離層48は例えばフッ素コート、シリコーン樹
脂、水溶性接着剤(例えばPVA)、ポリイミドなどを
用いて形成することができる。このような剥離層48を
形成した一時保持部材47の裏面から例えばYAG第3
高調波レーザを照射する。これにより、例えば剥離層4
8としてポリイミドを用いた場合は、ポリイミドと石英
基板の界面でポリイミドのアブレーションにより剥離が
発生して、各発光ダイオード22は第二の一時保持部材
47から上記機械的手段により容易に剥離可能となる。
【0037】図27は、第二の一時保持用部材47上に
配列している発光ダイオード22を吸着装置53でピッ
クアップする状態を示した図である。このときの吸着孔
55は画像表示装置の画素ピッチにマトリクス状に開口
していて、発光ダイオード22を多数個、一括で吸着で
きるようになっている。このときの開口径は、例えば約
φ100μmで600μmピッチのマトリクス状に開口
されて、一括で約300個を吸着できる。
【0038】この吸着孔55の部材は例えば、Ni電鋳
により作製したもの、もしくはステンレス(SUS)な
どの金属板52をエッチングで穴加工したものが使用さ
れ、金属板52の吸着孔55の奥には、吸着チャンバ5
4が形成されており、この吸着チャンバ54を負圧に制
御することで発光ダイオード22の吸着が可能になる。
発光ダイオード22はこの段階では接着剤層45で覆わ
れており、その上面は略平坦化されており、このために
吸着装置53による選択的な吸着を容易に進めることが
できる。
【0039】図28は発光ダイオード22を第二基板6
0に転写するところを示した図である。第二基板60に
装着する際に第二基板60に予め接着剤層56が塗布さ
れており、その発光ダイオード22下面の接着剤層56
を硬化させ、発光ダイオード22を第二基板60に固着
して配列させることができる。この装着時には、吸着装
置53の吸着チャンバ54が圧力の高い状態となり、吸
着装置53と発光ダイオード22との吸着による結合が
解除され、発光ダイオード22は第二基板60側に転写
される。接着剤層56はUV硬化型接着剤、熱硬化性接
着剤、熱可塑性接着剤などによって構成することができ
る。
【0040】発光ダイオード22が配置される位置は、
一時保持用部材43、47上での配列よりも離間したも
のとなる。そのとき接着剤層56の樹脂を硬化させるエ
ネルギーは第二基板60の裏面から矢印で示すように供
給される。UV硬化型接着剤の場合はUV照射装置に
て、熱硬化性接着剤の場合はレーザにて発光ダイオード
22の下面のみ硬化させ、熱可塑性接着剤場合は、同様
にレーザ照射にて接着剤を溶融させて接着を行う。
【0041】また、第二基板60上にシャドウマスクと
しても機能する電極層57を配設し、特に電極層57の
画面側の表面、即ちこの表示装置を見る人がいる側の面
に黒クロム層58を形成する。このようにすることで画
像のコントラストを向上させることができると共に、黒
クロム層58でのエネルギー吸収率を高くして、選択的
に照射されるビーム73によって接着剤層56が早く硬
化するようにすることができる。この転写時のUV照射
としては、UV硬化型接着剤の場合は約1000mJ/
cm2を照射する。
【0042】図29はR、G、Bの3色の発光ダイオー
ド22、61、62を第二基板60に配列させ絶縁層5
9を塗布した状態を示す図である。図28で用いた吸着
装置53をそのまま使用して、第二基板60にマウント
する位置をその色の位置にずらすだけでマウントする
と、画素としてのピッチは一定のまま3色からなる画素
を形成できる。絶縁層59としては透明エポキシ接着
剤、UV硬化型接着剤、ポリイミドなどを用いることが
できる。3色の発光ダイオード22、61、62は必ず
しも同じ形状でなくともよい。
【0043】図29では赤色の発光ダイオード61が六
角錐のGaN層を有しない構造とされ、他の発光ダイオ
ード22、62とその形状が異なっているが、この段階
では各発光ダイオード22、61、62は既に樹脂チッ
プとして樹脂43で覆われており、素子構造の違いにも
かかわらず同一の取り扱いが実現される。
【0044】次に、図30に示すように、発光ダイオー
ド22の電極パッド26、27や第二基板60上の電極
層57に対応して、これらを電気的に接続するために開
口部(ビアホール)65、66、67、68、69、7
0を形成し、さらに配線を形成する。この開口部の形成
も例えばレーザビームを用いて行う。
【0045】このときに形成する開口部即ちビアホール
は、発光ダイオード22、61、62の電極パッド2
6、27の面積を大きくしているので、ビアホール形状
は大きく、ビアホールの位置精度も各発光ダイオードに
直接形成するビアホールに比べて粗い精度で形成でき
る。例えば、このビアホールは約60μm角の電極パッ
ド16、49に対し、約φ20μmのものを形成でき
る。また、ビアホールの深さは配線基板と接続するも
の、アノード電極と接続するもの、カソード電極と接続
するものの3種類の深さがあるので、形成に当たっては
例えばレーザのパルス数でこれを制御し、最適な深さを
開口する。
【0046】絶縁層59に開口部65、66、67、6
8、69、70を形成した後、発光ダイオード22、6
1、62のアノード、カソードの電極パッドと第二基板
60の配線用の電極層57を接続する配線63、64、
71を形成する。その後、保護層を配線上に形成し、画
像表示装置のパネルは完成する。このときの保護層は図
29の絶縁層59と同様、透明エポキシ接着剤などの材
料が使用できる。この保護層は加熱硬化し配線を完全に
覆う。この後、パネル端部の配線からドライバーICを
接続して駆動パネルを製作することになる。
【0047】上述のような発光素子の配列方法において
は、図25に示したように、一時保持用部材43に発光
ダイオード22を保持させた時点で既に、素子間の距離
が大きくされ、その広がった間隔を利用して比較的サイ
ズの大きい電極パッド26、27などを設けることが可
能となる。それら比較的サイズの大きな電極パッド2
6、27を利用した配線が行われるために、素子サイズ
に比較して最終的な装置のサイズが著しく大きな場合で
あっても容易に配線を形成できる。
【0048】また、本例の発光素子の配列方法では、発
光ダイオード22の周囲が硬化した接着剤層45で被覆
され、平坦化によって精度良く電極パッド26、27を
形成できるとともに素子に比べて広い領域に電極パッド
26、27を延在でき、次の第二転写工程での転写を吸
着治具で進める場合には取り扱いが容易になる。
【0049】上記したように、先願発明は、発光素子を
絶縁性材料に埋め込むことにより、取り扱い易い大きさ
に再形成しモジュール化しているので、製造コストを抑
えながら、ハンドリング性を確保することができる。例
えば、表示素子の搬送なども容易であり、このモジュー
ル化された表示素子の表面に発光素子の駆動電極が引き
出し形成されているので、基体上に形成された電源線や
信号線などを簡単にこれら駆動電極と接続することがで
き、基体への実装も極めて容易である。
【0050】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先願発
明は、上記した如き特長を有しているが、なお改善すべ
き問題点が存在することが判明した。
【0051】即ち、先願発明による発光素子が絶縁層に
埋設された状態では特性の検査はできない設計、構造で
あるため、その状態での点灯検査が行えず、LEDの輝
度バラツキや絶縁材に埋設状態においてはパッド電極の
不良の有無等の情報が得られなかった。そのため製品化
後に点灯しない又は輝度が不均一な場合は製品を廃棄せ
ざるを得ず、歩留りを低下させる結果を招いていた。
【0052】そこで、本発明の目的は、先願発明の特長
を保持しながら、回路素子の製品化以前の状態での回路
素子の検査方法及びその検査構造、回路素子内蔵基板及
びその製造方法、並びに電気回路装置及びその製造方法
を提供することにある。
【0053】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、絶縁材
に回路素子を埋設した状態でこの回路素子の電極に接続
した配線を検査用端子まで延設し、前記検査用端子を介
して前記回路素子の特性を検査する、回路素子の検査方
法(以下、本発明の検査方法と称する。)に係るもので
ある。
【0054】本発明の検査方法によれば、絶縁材に回路
素子を埋設した状態で、この回路素子の電極に接続した
配線を検査用端子まで延設し、この検査用端子を介して
検査するので、半製品の如き状態で検査することによ
り、製品化以前の段階で回路素子の特性の情報が得ら
れ、特性の均一化された回路素子を選択することができ
る。
【0055】また、本発明は、絶縁材に回路素子が埋設
された状態でこの回路素子の電極に接続した配線が前記
回路素子特性検査用端子まで延設されている、回路素子
の検査構造(以下、本発明の検査構造と称する。)に係
るものである。
【0056】本発明の検査構造によれば、上記した本発
明の検査方法に基づく構造であるので、本発明の検査方
法と同様の効果が奏せられる検査構造を提供することが
できる。
【0057】また、本発明は、上記した検査構造が基板
上に設けられている、回路素子内蔵基板(以下、本発明
の回路素子内蔵基板と称する。)に係るものである。
【0058】本発明の回路素子の内蔵基板によれば、上
記した本発明の検査構造が基板上に設けられているの
で、本発明の検査方法によって十分に特性検査された回
路素子が内蔵され、本発明の検査方法と同様な効果が奏
せられる回路素子内蔵基板を提供することができる。
【0059】また、本発明は、上記した回路素子内蔵基
板を製造するに際し、回路素子を絶縁材に埋設させる工
程と、前記回路素子の埋設面とは反対側の前記絶縁材面
を第1保持用部材に接着する工程と、前記第1保持用部
材から、前記回路素子を埋設した前記絶縁材を分離した
後に、前記回路素子の一方の電極の取り出し用配線を設
け、かつこの配線を一方の検査用端子まで延設する工程
と、前記回路素子の他方の電極に取り出し用配線を設
け、かつこの配線を他方の検査用端子まで延設する工程
とを有する、回路素子内蔵基板の製造方法(以下、本発
明の回路素子内蔵基板の製造方法と称する。)に係るも
のである。
【0060】本発明の回路素子内蔵基板の製造方法によ
れば、上記した本発明の検査構造を有する回路素子内蔵
基板が得られるので、それと同様の効果が奏せられる再
現性の良い回路素子内蔵基板の製造方法を提供すること
ができる。
【0061】また、本発明は、回路素子が絶縁材に埋設
され、前記回路素子の電極に接続した配線が前記絶縁材
の側端にまで延設されてここに露呈しており、前記配線
が更に配線回路基板に接続されている電気回路装置(以
下、本発明の電気回路装置と称する。)に係るものであ
る。
【0062】本発明の電気回路装置によれば、回路素子
が上記した本発明の検査構造に基づいて形成されるの
で、上記した本発明の検査方法によって十分に特性を検
査することができ、同様の効果が奏せられる回路素子を
有する電気回路装置を提供することができる。
【0063】また、本発明は、上記した本発明の検査構
造の回路素子を有する電気回路装置を製造するに際し、
上記した検査構造の製造方法によって回路素子内蔵基板
を得る工程と、前記検査用端子を介して前記回路素子の
特性を検査する工程と、前記検査後に、前記電極と前記
検査用端子との間を切断して、前記回路素子を埋設した
前記絶縁材をチップ化する工程と、前記チップを配線回
路基板に固定する工程と、前記配線を前記配線回路基板
に接続する工程とを有する、電気回路装置の製造方法
(以下、本発明の電気回路装置の製造方法と称する。)
に係るものである。
【0064】本発明の電気回路装置の製造方法によれ
ば、上記した検査構造の回路素子が上記した検査方法に
より特性の検査後に、チップ化されて配線回路基板に接
続されるので、上記検査方法と同様の効果が奏せられる
再現性の良い電気回路装置の製造方法を提供することが
できる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。
【0066】上記した本発明の検査方法、検査構造、回
路素子内蔵基板、回路素子内蔵基板の製造方法、電気回
路装置及び電気回路装置の製造方法においては、前記絶
縁材上に、前記回路素子を埋設した側の面に前記回路素
子の一方の電極の取り出し用配線を設け、他方側の面に
前記回路素子の他方の電極の取り出し用配線を設け、更
にこれらの取り出し用配線を前記絶縁材の端部の前記検
査用端子まで延設し、前記検査用端子にプロービング端
子を接触して検査することが望ましい。
【0067】そして、前記検査後に、前記電極と前記検
査用端子との間を切断して、前記回路素子を埋設した前
記絶縁材をチップ化することが望ましい。
【0068】この場合、前記検査用端子の正極及び負極
を前記絶縁材の同一側縁に設けてもよく、前記検査用端
子の正極及び負極を前記絶縁材の異なる側縁にそれぞれ
設けてもよい。
【0069】そして、前記検査用端子の正極及び負極を
同一側縁に設ける場合は、前記一方の電極に接続した配
線と、前記他方の電極に接続した配線とを同一の絶縁材
に設けることが望ましい。
【0070】また、前記検査用端子の正極と負極とを異
なる側縁に設ける場合は、前記一方の電極に接続した配
線と、前記他方の電極に接続した配線上に絶縁層を形成
し、この絶縁層上に前記検査用端子を設けることが望ま
しい。
【0071】そして、回路素子を基体から転写し、前記
絶縁材に埋設した前記回路素子の特性を検査することが
望ましい。
【0072】この場合、前記転写前に、前記回路素子を
埋設した前記絶縁材を前記基体に保持させることが望ま
しい。
【0073】そして、前記回路素子の特性をライン毎又
は/及び個別に検査し、発光素子である回路素子の点灯
検査を行うことができる。
【0074】これにより、前記絶縁材上に設けた絶縁層
を介して、前記配線が前記回路配線基板に導かれている
画像表示装置又は光源装置に用いられる前記発光素子の
点灯検査を良好に行うことができる。
【0075】上記した本発明の好ましい実施の形態を具
体的に説明する。
【0076】図1(a)は実施の形態1、図1(b)は
実施の形態2を示し、いずれも延設配線及び検査用端子
の模式図を示す。これらの図においてチップ領域24A
は、既述した図22及び図23の樹脂チップ24として
切り出す前の状態を示している。なお、これらの図にお
いて電極パッド16(既述の27に対応)、電極パッド
49(既述の26に対応)の形状は図22及び図23と
同一形状に図示している。また、実施の形態2とことわ
り書きがない限り、実施の形態1の例として説明する。
【0077】実施の形態1は図1(a)に示すように、
検査用端子(+)1及び検査用端子(−)2を絶縁材の
同一側縁に設けた例であり、各チップ領域24Aに形成
した電極パッド49から配線3bを、電極パッド16か
ら配線3aをそれぞれ延設し、延設配線が検査用端子1
又は2まで導かれている。チップ領域には電極パッド1
6、49が接続される発光素子(以下、発光ダイオード
と称することがある。)が存在しているが、図示省略し
ている。図1(b)も同様。
【0078】また、実施の形態2は図1(b)に示すよ
うに、検査用端子(+)1及び検査用端子(−)2を絶
縁材の異なる側縁に設けた例であり、図1(a)と同様
に各チップ領域24Aに形成した電極パッド49から配
線3bを、電極パッド16から配線3aを夫々延設し、
延設配線が検査用端子1又は2まで導かれている。
【0079】これらの製造工程を以下に説明するが、既
述した先願発明の製造工程と同一の工程(図2以前の工
程)は省略した。即ち、図26以降の工程に対応する製
造工程で本実施の形態を説明する。
【0080】即ち、先願発明における図16〜20の工
程を経て作製された発光ダイオード22が、図25に示
すように選択的なレーザ照射によって一時保持用部材4
3の接着材層45に保持された状態を図2は示してい
る。
【0081】図2に示すように、発光ダイオード22が
第1の一時保持用部材43の接着剤層45に保持され、
発光ダイオード22の裏面はn電極側(カソード電極
側)であるため、その裏面には樹脂(接着剤)がないよ
うに除去、洗浄されており、この面にカソード側のn電
極パッド16を形成し、更にこの電極パッド16から配
線3aを延設して不図示の検査用端子へ導く。
【0082】接着剤層45の洗浄は先願発明と同様(図
25参照)に、例えば酸素プラズマで接着剤用樹脂をエ
ッチング、UVオゾン照射にて洗浄する。かつ、レーザ
にてGaN系発光ダイオードをサファイア基板からなる
第一基板30から剥離したときには、その剥離面にGa
が析出しているため、そのGaをエッチングすることが
必要であり、NaOH水溶液若しくは希硝酸で行う。
【0083】カソード側の電極パッドは約60μm角と
することができる。電極パッド16としては透明電極
(ITO、ZnO系など)若しくはTi/Al/Pt/
Auなどの材料を用いる。透明電極は発光ダイオードの
発光をさえぎることがないので、パターニング精度が粗
く、大きな電極形成ができ、パターニングプロセスが容
易になる
【0084】延設配線3aを形成後、この面を図3に示
すように、接着剤層48を介して第2の一時保持用部材
47に接着する。続いて図4に示すように、この反対側
面の第1の一時保持用部材43を分離する。
【0085】図5は、一時保持用部材43の剥離層44
から発光ダイオード22を剥離して第二の一時保持用部
材47に転写し、アノード電極(p電極)側のビアホー
ル50を形成すると共に、カソード側の延設配線3aを
第2の一時保持用部材47の端部に露出させ、検査用端
子(−)2を形成した状態を示している。
【0086】次に、図6に示すように、ビアホール50
上にアノード側のp電極パッド49を形成し、更にこの
電極パッド49の延設配線3bを設け、これを第2の一
時保持用部材47の端部へ導き、この端部に検査用端子
(+)1を形成する。
【0087】本実施の形態の発光ダイオード22は、製
造過程のこの段階でそれぞれの点灯検査を行うものであ
り、図7はこの検査状態を示している。即ち、一方の検
査用端子1にプロービングパッドの端子5aが、他方の
検査用端子2にプロービング端子5bを接触して検査が
行われる。これにより発光ダイオード22をライン毎に
検査することができる。
【0088】上記のように図7(図1(a)のVII−VII
線断面相当)は実施の形態1を示すが、実施の形態2は
図8(図1(b)のVIII−VIII線断面相当)のようにな
る。
【0089】即ち、実施の形態2は、前記例のように図
2の工程ではカソード側のn電極パッド16は形成され
ず、図6の工程においてアノード側のp電極パッド49
及びその延設配線3bを形成後、図8(a)に示すよう
に、絶縁材層45の端部の検査用端子1の領域以外を絶
縁材層10で被覆し、更に発光ダイオード22に接続す
るスルーホール8を設けて、これにNi、Pt又はAu
等を埋め込んでカソード側のn電極パッド16Aを形成
し、これに延設配線3aを施し、その端部に検査用端子
2を形成する。
【0090】このように実施の形態2は、それぞれの電
極パッドからの延設配線を異なる層に設けることによ
り、図1(b)における配線の交差部7において、正極
と負極の配線が図8(b)に示すように隔設されるた
め、発光ダイオード22を個別に検査することができ
る。しかし、層を異ならせなくても、上記した図7のよ
うな構成でも絶縁材層45を挟んで配線することでも可
能である。
【0091】これらの検査により、3色LED(発光ダ
イオード)パネルの製造段階で輝度のばらつきの情報を
収集でき、輝度を均一化するための選択データを得るこ
とができると共に、検査時に点灯しなかった場合は、製
造を中止することにより、その発光ダイオード22のそ
の後のボンディング等の無駄な製造工程が省ける。
【0092】図9は、発光ダイオード22を素子ごとに
区分けするために、第2の一時保持用部材47を残し、
ダイシングによって素子分離溝51を設けた状態を示
し、図1(a)、(b)に示したダイシングライン6に
沿ってダイシングされる。従って、延設配線3a、3b
もこのダイシングによって同時に切断され、延設配線3
a、3bを切断する特別のプロセスも必要ではない。第
二の一時保持用部材47は、例えばプラスチック基板に
UV粘着材が塗布された、いわゆるダイシングシートで
あり、UVが照射されると粘着力が低下するものを利用
できる。
【0093】このダイシングプロセスにより発光ダイオ
ード22毎に硬化した接着剤層45を分断し、図22、
23に示したような各発光ダイオード22に対応した樹
脂チップ24Aが形成され、上記した延設配線3a、3
bも同時に切断され、延設配線の切断面が端部に露出す
る。ダイシングプロセスは、機械的手段を用いたダイシ
ング、或いはレーザビームを用いたレーザダイシングに
より行い、ダイシングによる切り込み幅を、例えば20
μm以下の狭い幅に切り込みが必要なときには、先願発
明と同様に、上記レーザビームを用いたレーザによる加
工を行うことが必要でありレーザビームとしては、エキ
シマレーザ、光調波YAGレーザ、炭酸ガスレーザ等を
用いることができる。
【0094】上記したプロセスは、接着剤層45の表面
を酸素プラズマで発光ダイオード22の表面が露出して
くるまでエッチングし、ビアホール50の形成は、やは
りエキシマレーザ、高調波YAGレーザ、炭酸ガスレー
ザなどを用いて行うのがよい。このとき、ビアホールは
約3〜7μmの径を開けることになる。アノード側電極
パッドはNi、Pt又はAuなどで形成する。また、ダ
イシングは、例えばエキシマレーザにて幅約40μmの
溝加工を行いチップ24Aを形成する。
【0095】次に、図10に示すように、機械的手段を
用いて、発光ダイオード22を埋設した樹脂チップ24
Aを第二の一時保持用部材47から剥離する。第二の一
時保持用部材47上の剥離層48は例えばフッ素コー
ト、シリコーン樹脂、水溶性接着剤(例えばPVA)、
ポリイミドなどを用いて形成することができる。そし
て、剥離層48を形成した一時保持部材47の裏面から
例えばYAG第3高調波レーザを照射する。これによ
り、例えば剥離層48としてポリイミドを形成した場合
では、ポリイミドと石英基板の界面でポリイミドのアブ
レーションにより剥離が発生して、各発光ダイオード2
2は第二の一時保持部材47から上記機械的手段により
容易に剥離可能となる。
【0096】図10は、第二の一時保持用部材47上に
配列した発光ダイオード22を吸着装置53でピックア
ップする状態を示す図である。このときの吸着孔55が
画像表示装置の画素ピッチにマトリクス状に開口してい
るため、発光ダイオード22を多数個、一括で吸着でき
る。この開口径は、例えば約φ100μmで600μm
ピッチのマトリクス状に開口され、一度に約300個を
吸着できる。
【0097】この吸着孔55の部材は例えば、Ni電鋳
により作製したもの、若しくはステンレス(SUS)な
どの金属板52をエッチングで穴加工したものを使用す
る。金属板52の吸着孔45の奥には、吸着チャンバ5
4が形成されており、この吸着チャンバ54を負圧に制
御することで発光ダイオード22の吸着が可能である。
発光ダイオード22はこの段階では接着剤層45で覆わ
れており、その上面は略平坦化されているため、吸着装
置53による選択的な吸着を容易に進めることができ
る。
【0098】図11は発光ダイオード22を第二基板6
0に転写する状態を示す図である。第二基板60に装着
する際には第二基板60に予め接着剤層56を塗布して
おき、その発光ダイオード22下面の接着剤層56を硬
化させ、発光ダイオード22を第二基板60に固着す
る。この装着時には、吸着装置53の吸着チャンバ54
が圧力の高い状態となり、吸着装置53と発光ダイオー
ド22との吸着による結合が解除され、発光ダイオード
22は第二基板60側に転写される。接着剤層56はU
V硬化型接着剤、熱硬化性接着剤、熱可塑性接着剤等を
用いることができる。
【0099】発光ダイオード22を配置する位置は、一
時保持用部材43、47上での配列よりも離間した位置
にする。そのとき接着剤層56の樹脂を硬化させるエネ
ルギーは第二基板60の裏面から供給する。UV硬化型
接着剤の場合はUV照射装置にて、熱硬化性接着剤の場
合はレーザにて発光ダイオード22の下面のみ硬化さ
せ、熱可塑性接着剤の場合は、同様にレーザ照射にて接
着剤を溶融させて接着を行う。
【0100】また、第二基板60上にシャドウマスクと
しても機能する電極層57を配設し、特に電極層57の
画面側の表面、即ちこの表示装置を見る人がいる側の面
に黒クロム層58を形成する。これにより画像のコント
ラストを向上させることができると共に、黒クロム層5
8でのエネルギー吸収率を高くして、選択的に照射する
ビーム73によって接着剤層56を早く硬化することが
できる。この転写時のUV照射としては、UV硬化型接
着剤の場合は約1000mJ/cm2を照射するのがよ
い。
【0101】図12はR、G、Bの3色の発光ダイオー
ド22、61、62を第二基板60に配列し、絶縁層5
9を塗布した状態を示す図である。この場合、上記した
吸着装置53を使用して、第二基板60にマウントする
位置をその色の位置にずらすだけでマウントすると、画
素としてのピッチは一定のまま3色からなる画素を形成
できる。絶縁層59としては透明エポキシ接着剤、UV
硬化型接着剤、ポリイミドなどを用いることができる。
3色の発光ダイオード22、61、62は必ずしも同じ
形状でなくともよい。
【0102】図12では赤色の発光ダイオード61が六
角錐のGaN層を有しない構造であり、他の発光ダイオ
ード22、62とその形状が異なっているが、この段階
では各発光ダイオード22、61、62を既に樹脂形成
チップとして樹脂43で覆われているものの、素子構造
の違いにもかかわらず同一の取り扱いが実現できる。
【0103】次に、図13に示すように、発光ダイオー
ド22の電極パッド16、49や第二基板60上の電極
層57に対応して、これらを電気的に接続するために開
口部(ビアホール)65、66、67、68、69、7
0を形成し、さらに配線を形成する。この開口部の形成
も例えばレーザビームを用いて行う。
【0104】この開口部(即ちビアホール)は、発光ダ
イオード22、61、62の電極パッド16、49の面
積を大きくしているので、ビアホール形状は大きく、ビ
アホールの位置精度も各発光ダイオードに直接形成する
ビアホールに比べて粗い精度で形成できる。例えば、こ
のビアホールは約60μm角の電極パッド16、49に
対し、約φ20μmのものを形成できる。また、ビアホ
ールの深さは配線基板と接続するもの、アノード電極と
接続するもの、カソード電極と接続するものの3種類の
深さがあるので、形成に当たっては例えばレーザのパル
ス数でこれを制御し、最適な深さを開口する。
【0105】絶縁層59に開口部65、66、67、6
8、69、70を形成した後、発光ダイオード16、6
1、62のアノード、カソードの電極パッドと第二基板
60の配線用の電極層57を接続する配線63、64、
71を形成する。その後、保護層を配線上に形成し、画
像表示装置のパネルが完成する。この保護層は図29の
絶縁層59と同様、透明エポキシ接着剤などの材料が使
用できる。この保護層を加熱硬化し配線を完全に覆う
が、これにより、各発光ダイオード22が製品化前に点
灯検査されているため、良好な発光ダイオード22を内
蔵したパネル端部の配線からドライバーICを接続して
良好な駆動パネルを製作することができる。
【0106】図14は実施の形態2の例であり、検査用
端子の正極及び負極を絶縁材の異なる側縁に設けて点灯
検査(図8参照)を行った発光ダイオード22の場合で
あり、上記した図13とは一部分が異なる。即ち、図8
のような構成を基に上記と同様の製造工程において、実
施の形態2に対応する工程で製造されるため、図13に
おける絶縁層10の上に、更に絶縁層59が設けられて
電極パッド16Aが被覆され、この電極16Aをスルー
ホール11を介して外部へ引き出し、配線71に接続さ
れることが異なるが、図13と同様に機能する。
【0107】上述したような発光素子の配列方法によ
り、先願発明と同様に一時保持用部材43に発光ダイオ
ード22を保持させた時点で既に、素子間の距離が大き
くされ、その広がった間隔を利用して比較的サイズの大
きい電極パッド16、49などを設けることが可能とな
る。それら比較的サイズの大きな電極パッド16、49
を利用した配線が行われるために、素子サイズに比較し
て最終的な装置のサイズが著しく大きな場合であっても
容易に配線を形成できる。
【0108】また、本実施の形態の発光素子の配列方法
では、発光ダイオード22の周囲が硬化した接着剤層4
5で被覆され、平坦化によって精度良く電極パッド1
6、49を形成できると共に、素子に比べて広い領域に
電極パッド16、49を延在でき、次の第二転写工程で
の転写を吸着治具で進める場合には取り扱いが容易にな
る。
【0109】本実施の形態によれば、発光ダイオード2
2の製造段階でアノード側及びカソード側の配線16、
49に延設配線3a、3bを設け、これを検査用端子
1、2へ導き、製品化前に点灯検査ができるので、3色
LEDパネルを作製する前に各LEDの輝度ばらつきの
情報を収集でき、均一な輝度の画面にするためのLED
選択のデータにできると共に、点灯しなかった場合は製
造を中止して、不良品はボンディング等のその後の無駄
な工程を省くことができる。また、延設した配線は、そ
の後の必須なダイシング工程で同時に切断するので特別
なプロセスも必要でない。
【0110】上記した本発明の実施の形態は、本発明の
技術的思想に基づいて変形することができる。
【0111】例えば、実施の形態の回路素子は発光ダイ
オードの例としたが、それ以外に、液晶制御素子、光電
変換素子、圧電素子、薄膜トランジスタ素子、薄膜ダイ
オード素子、半導体レーザ、抵抗素子、スイッチング素
子、微小磁気素子、微小光学素子等にも適用することが
できる。また、素子22の大きさとしては、実施の形態
以外の大きさにすることもできる。
【0112】また、検査用端子1及び2の形状や設置場
所、配線の延設方法、積層構造、製造プロセス等も実施
の形態以外の適宜に実施することも可能である。
【0113】
【発明の作用効果】上述した如く、本発明の回路素子の
検査方法及びその検査構造、回路素子内蔵基板及びその
製造方法、並びに電気回路装置及びその製造方法は、絶
縁材に回路素子を埋設した状態で、この回路素子の電極
に接続した配線を検査用端子まで延設し、この検査用端
子を介して検査するので、半製品の如き状態でこの検査
をすることにより、製品化以前の段階で回路素子の特性
の情報が得られ、特性の均一化された回路素子を選択す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による検査用端子形成の一
例を示す模式図であり、(a)は実施の形態1、(b)
は実施の形態2である。
【図2】同、実施の形態1による回路素子内蔵基板の製
造工程の一工程を示す概略図である。
【図3】同、実施の形態1による回路素子内蔵基板の製
造工程の他の一工程を示す概略図である。
【図4】同、実施の形態1による回路素子内蔵基板の製
造工程の他の一工程を示す概略図である。
【図5】同、実施の形態1による回路素子内蔵基板の製
造工程の他の一工程を示す概略図である。
【図6】同、実施の形態1による回路素子内蔵基板の製
造工程の他の一工程を示す概略図である。
【図7】同、実施の形態1による回路素子内蔵基板の製
造工程の他の一工程を示す概略図である。
【図8】同、実施の形態2による回路素子内蔵基板の製
造工程の一工程を示す概略図である。
【図9】同、実施の形態1による回路素子内蔵基板の製
造工程の一工程を示す概略図である。
【図10】同、実施の形態1による回路素子内蔵基板の
製造工程の一工程を示す概略図である。
【図11】同、実施の形態1による電気回路装置の製造
工程の一工程を示す概略図である。
【図12】同、実施の形態1による電気回路装置の製造
工程の他の一工程を示す概略図である。
【図13】同、実施の形態1による電気回路装置の製造
工程の更に他の一工程を示す概略図である。
【図14】同、実施の形態2による電気回路装置の製造
工程の一工程を示す概略図である。
【図15】先願発明による回路素子内蔵基板の製造工程
の一工程を示す概略図である。
【図16】同、回路素子内蔵基板の製造工程の他の一工
程を示す概略図である。
【図17】同、回路素子内蔵基板の製造工程の他の一工
程を示す概略図である。
【図18】同、回路素子内蔵基板の製造工程の他の一工
程を示す概略図である。
【図19】同、回路素子内蔵基板の製造工程の他の一工
程を示す概略図である。
【図20】図19の一部分の拡大図である。
【図21】図20の詳細図であり、(a)は一部分の断
面図、(b)は平面図である。
【図22】先願発明による回路素子内蔵基板の製造段階
における状態を模式的に示した斜視図である。
【図23】図22の平面図である。
【図24】先願発明による回路素子の内蔵基板の製造工
程の一工程を示す概略図である。
【図25】先願発明による回路素子の内蔵基板の製造工
程の一工程を示す概略図である。
【図26】先願発明による回路素子の内蔵基板の製造工
程の一工程を示す概略図である。
【図27】先願発明による回路素子の内蔵基板の製造工
程の一工程を示す概略図である。
【図28】先願発明による回路素子の内蔵基板の製造工
程の一工程を示す概略図である。
【図29】先願発明による回路素子の内蔵基板の製造工
程の一工程を示す概略図である。
【図30】先願発明による回路素子の内蔵基板の製造工
程の更に他の一工程を示す概略図である。
【符号の説明】 1…検査用端子(+)、2…検査用端子(−)、3a、
3b…延設配線、5a、5b…プロービング端子、6…
ダイシングライン、7…交差部、8、11…スルーホー
ル、9…配線、10、45、48…接着剤層(絶縁材
層)、16、16A、26、27、49…電極パッド、
22、61、62…素子(発光ダイオード)、23…樹
脂、24、24A…樹脂チップ、30…サファイア基板
(第1基板)、31、33…GaN層、32…マスク、
34…InGaN層、35…MaGaN層、37p電
極、42g…溝、43…第1保持用部材、44…剥離
層、45s…硬化領域、45y…未硬化領域、46、7
3…レーザ光、47…第2保持用部材、53…吸着装
置、59…絶縁層、60…第2基板

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材に回路素子を埋設した状態でこの
    回路素子の電極に接続した配線を検査用端子まで延設
    し、前記検査用端子を介して前記回路素子の特性を検査
    する、回路素子の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁材上に、前記回路素子を埋設し
    た側の面に前記回路素子の一方の電極の取り出し用配線
    を設け、他方側の面に前記回路素子の他方の電極の取り
    出し用配線を設け、更にこれらの取り出し用配線を前記
    絶縁材の端部の前記検査用端子まで延設する、請求項1
    に記載した回路素子の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記検査用端子にプロービング端子を接
    触して検査する、請求項1に記載した回路素子の検査方
    法。
  4. 【請求項4】 前記検査後に、前記電極と前記検査用端
    子との間を切断して、前記回路素子を埋設した前記絶縁
    材をチップ化する、請求項1に記載した回路素子の検査
    方法。
  5. 【請求項5】 前記検査用端子の正極及び負極を前記絶
    縁材の同一側縁に設ける、請求項1に記載した回路素子
    の検査方法。
  6. 【請求項6】 前記検査用端子の正極及び負極を前記絶
    縁材の異なる側縁にそれぞれ設ける、請求項1に記載し
    た回路素子の検査方法。
  7. 【請求項7】 前記一方の電極に接続した配線と、前記
    他方の電極に接続した配線とを同一の絶縁材に設ける、
    請求項5に記載した回路素子の検査方法。
  8. 【請求項8】 前記一方の電極に接続した配線と、前記
    他方の電極に接続した配線上に絶縁層を形成し、この絶
    縁層上に前記検査用端子を設ける、請求項6に記載した
    回路素子の検査方法。
  9. 【請求項9】 基体から転写し、前記絶縁材に埋設した
    前記回路素子の特性を検査する、請求項1に記載した回
    路素子の検査方法。
  10. 【請求項10】 前記転写前に、前記回路素子を埋設し
    た前記絶縁材を前記基体に保持させる、請求項9に記載
    した回路素子の検査方法。
  11. 【請求項11】 前記回路素子の特性をライン毎又は/
    及び個別に検査する、請求項7又は8のいずれか1項に
    記載した回路素子の検査方法。
  12. 【請求項12】 前記回路素子を発光素子とし、この発
    光素子の点灯検査を行う、請求項1に記載した回路素子
    の検査方法。
  13. 【請求項13】 画像表示装置又は光源装置に用いられ
    る前記発光素子の点灯検査を行う、請求項1に記載した
    回路素子の検査方法。
  14. 【請求項14】 絶縁材に回路素子が埋設された状態
    で、この回路素子の電極に接続した配線が前記回路素子
    特性検査用端子まで延設されている、回路素子の検査構
    造。
  15. 【請求項15】 前記絶縁材上に、前記回路素子を埋設
    した側の面に前記回路素子の一方の電極の取り出し用配
    線が設けられ、他方側の面に前記回路素子の他方の電極
    の取り出し用配線が設けられ、更にこれらの取り出し用
    配線が前記絶縁材の端部の前記検査用端子まで延設され
    る、請求項14に記載した回路素子の検査構造。
  16. 【請求項16】 前記検査用端子にプロービング端子が
    接触して検査される、請求項14に記載した回路素子の
    検査構造。
  17. 【請求項17】 前記検査後に、前記電極と前記検査用
    端子との間が切断されて、前記回路素子を埋設した前記
    絶縁材がチップ化される、請求項14に記載した回路素
    子の検査構造。
  18. 【請求項18】 前記検査用端子の正極及び負極が前記
    絶縁材の同一側縁に設けられる、請求項14に記載した
    回路素子の検査構造。
  19. 【請求項19】 前記検査用端子の正極及び負極が前記
    絶縁材の異なる側縁にそれぞれ設けられる、請求項14
    に記載した回路素子の検査構造。
  20. 【請求項20】 前記一方の電極に接続した配線と、前
    記他方の電極に接続した配線とが同一の絶縁材に設けら
    れる、請求項18に記載した回路素子の検査構造。
  21. 【請求項21】 前記一方の電極に接続した配線と、前
    記他方の電極に接続した配線上に絶縁層が形成され、こ
    の絶縁層上に前記検査用端子が設けられる、請求項19
    に記載した回路素子の検査構造。
  22. 【請求項22】 基体から転写され、前記絶縁材に埋設
    した前記回路素子の特性が検査される、請求項14に記
    載した回路素子の検査構造。
  23. 【請求項23】 前記転写前に、前記回路素子を埋設し
    た前記絶縁材が前記基体に保持される、請求項22に記
    載した回路素子の検査構造。
  24. 【請求項24】 前記回路素子の特性がライン毎又は/
    及び個別に検査される、請求項20又は21のいずれか
    1項に記載した回路素子の検査構造。
  25. 【請求項25】 前記回路素子が発光素子であり、この
    発光素子の点灯検査が行われる、請求項14に記載した
    回路素子の検査構造。
  26. 【請求項26】 画像表示装置又は光源装置に用いられ
    る前記発光素子の点灯検査が行われる、請求項14に記
    載した回路素子の検査構造。
  27. 【請求項27】 請求項14〜26のいずれか1項に記
    載した検査構造が基板上に設けられている、回路素子内
    蔵基板。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載した回路素子内蔵基
    板を製造するに際し、 回路素子を絶縁材に埋設させる工程と、 前記回路素子の埋設面とは反対側の前記絶縁材面を第1
    保持用部材に接着する工程と、 前記第1保持用部材から、前記回路素子を埋設した前記
    絶縁材を分離した後に、前記回路素子の一方の電極の取
    り出し用配線を設け、かつこの配線を一方の検査用端子
    まで延設する工程と、 前記回路素子の他方の電極に取り出し用配線を設け、か
    つこの配線を他方の検査用端子まで延設する工程とを有
    する、回路素子内蔵基板の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記絶縁材上に、前記回路素子を埋設
    した側の面に前記回路素子の一方の電極の取り出し用配
    線を設け、他方側の面に前記回路素子の他方の電極の取
    り出し用配線を設け、更にこれらの取り出し用配線を前
    記絶縁材の端部の前記検査用端子まで延設する、請求項
    27に記載した回路素子内蔵基板の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記検査用端子の正極及び負極を前記
    絶縁材の同一側縁に設ける、請求項27に記載した回路
    素子内蔵基板の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記検査用端子の正極及び負極を前記
    絶縁材の異なる側縁にそれぞれ設ける、請求項27に記
    載した回路素子内蔵基板の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記一方の電極に接続した配線と、前
    記他方の電極に接続した配線とを同一の絶縁材に設け
    る、請求項30に記載した回路素子内蔵基板の製造方
    法。
  33. 【請求項33】 前記一方の電極に接続した配線と、前
    記他方の電極に接続した配線上に絶縁層を形成し、この
    絶縁層上に前記検査用端子を設ける、請求項31に記載
    した回路素子内蔵基板の製造方法。
  34. 【請求項34】 基体から転写し、前記絶縁材に埋設し
    た前記回路素子を得る、請求項27に記載した回路素子
    内蔵基板の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記転写前に、前記回路素子を埋設し
    た前記絶縁材を前記基体に保持させる、請求項34に記
    載した回路素子内蔵基板の製造方法。
  36. 【請求項36】 回路素子が絶縁材に埋設され、前記回
    路素子の電極に接続した配線が前記絶縁材の側端にまで
    延設されてここに露呈しており、前記配線が更に配線回
    路基板に接続されている、電気回路装置。
  37. 【請求項37】 前記絶縁材上に、前記回路素子を埋設
    した側の面に前記回路素子の一方の電極の取り出し用配
    線が設けられ、他方側の面に前記回路素子の他方の電極
    の取り出し用配線が設けられている、請求項36に記載
    した電気回路装置。
  38. 【請求項38】 前記一方の電極に接続した配線と、前
    記他方の電極に接続した配線とが同一の絶縁材に設けら
    れる、請求項37に記載した電気回路装置。
  39. 【請求項39】 前記一方の電極に接続した配線と、前
    記他方の電極に接続した配線上に絶縁層が形成され、こ
    の絶縁層上に前記検査用端子が設けられる、請求項37
    に記載した電気回路装置。
  40. 【請求項40】 前記回路素子が発光素子である、請求
    項36に記載した電気回路装置。
  41. 【請求項41】 画像表示装置又は光源装置に用いられ
    る、請求項40に記載した電気回路装置。
  42. 【請求項42】 前記絶縁材上に設けた絶縁層を介して
    前記配線が前記配線回路基板に導かれている、請求項3
    6に記載した電気回路装置。
  43. 【請求項43】 請求項36〜42のいずれか1項に記
    載した電気回路装置を製造するに際し、 請求項27〜35のいずれか1項に記載した製造方法に
    よって回路素子内蔵基板を得る工程と、 前記検査用端子を介して前記回路素子の特性を検査する
    工程と、 前記検査後に、前記電極と前記検査用端子との間を切断
    して、前記回路素子を埋設した前記絶縁材をチップ化す
    る工程と、 前記チップを前記配線回路基板に固定する工程と、 前記配線を前記配線回路基板に接続する工程とを有す
    る、電気回路装置の製造方法。
  44. 【請求項44】 前記検査用端子にプロービング端子を
    接触して検査する、請求項43に記載した電気回路装置
    の製造方法。
  45. 【請求項45】 前記検査後に、前記電極と前記検査用
    端子との間を切断して、前記回路素子を埋設した前記絶
    縁材をチップ化する、請求項43に記載した電気回路装
    置の製造方法。
  46. 【請求項46】 前記検査用端子の正極及び負極を前記
    絶縁材の同一側縁に設ける、請求項43に記載した電気
    回路装置の製造方法。
  47. 【請求項47】 前記検査用端子の正極及び負極を前記
    絶縁材の異なる側縁にそれぞれ設ける、請求項43に記
    載した電気回路装置の製造方法。
  48. 【請求項48】 基体から転写し、前記絶縁材に埋設し
    た前記回路素子の特性を検査する、請求項43に記載し
    た電気回路装置の製造方法。
  49. 【請求項49】 前記転写前に、前記回路素子を埋設し
    た前記絶縁材を前記基体に保持させる、請求項48に記
    載した電気回路装置の製造方法。
  50. 【請求項50】 前記回路素子の特性をライン毎又は/
    及び個別に検査する、請求項43に記載した電気回路装
    置の製造方法。
  51. 【請求項51】 前記回路素子を発光素子とし、この発
    光素子の点灯検査を行う、請求項43に記載した電気回
    路装置の製造方法。
  52. 【請求項52】 画像表示装置又は光源装置を製造す
    る、請求項43に記載した電気回路装置の製造方法。
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