JP2003077871A - 半導体ウエハの平面研削システム及びその加工方法 - Google Patents

半導体ウエハの平面研削システム及びその加工方法

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JP2003077871A
JP2003077871A JP2001267984A JP2001267984A JP2003077871A JP 2003077871 A JP2003077871 A JP 2003077871A JP 2001267984 A JP2001267984 A JP 2001267984A JP 2001267984 A JP2001267984 A JP 2001267984A JP 2003077871 A JP2003077871 A JP 2003077871A
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grinding
cleaning
unit
cassette
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JP2001267984A
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Junichi Yamazaki
山崎順一
Ryoichi Yamada
山田良一
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WAIDA Manufacturing
Komatsu Ltd
Komatsu Machinery Corp
Waida Manufacturing Co Ltd
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WAIDA Manufacturing
Komatsu Ltd
Komatsu Machinery Corp
Waida Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハの低ダメージで高平坦度な研削
加工ができ、ディンプルやシミの無いウエハが得られ、
かつコンパクトでメンテナンス性の良く生産性の高い平
面研削システムの構築を可能とする。 【解決手段】 半導体のウエハ(2)の平面研削システム
(1)において、ウエハ(2)を搬送する一台の搬送ロボット
(20)を略中央にしてその周囲の搬送範囲に、ウエハ(2)
の表面を研削加工する砥石ユニット(11)と、該砥石ユニ
ット(11)に対向して設けられ研削時にウエハ(2)を吸着
保持するチャックユニット(12)とを具備し、かつそれぞ
れの回転軸を互いに平行で略水平に設けた横型とした平
面研削盤(10)と、搬出入時にウエハ(2)を収納するカセ
ットユニット(30)と、研削加工前にウエハ(2)を洗浄す
る前洗浄装置(41)、または/および研削加工後にウエハ
(2)を洗浄する後洗浄装置(42)とを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハの平
面研削に関し、さらに詳しくは半導体ウエハの平面研削
盤、洗浄装置、乾燥装置、自動搬送装置で構成される平
面研削システム及びその加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体デバイスは高集積化・
微細化が進められてきており、これに伴いシリコン単結
晶を薄くスライスして半導体集積回路等に使用するシリ
コンウエハにおいては、高平坦度で、かつ低ダメージ
(表面のホール等)深さが要求されている。そして、こ
の要求を満足させるための製造工程が広く研究され、最
近これを達成するための有効な手段として、仕上げ研磨
工程の前に高精度な平坦度を確保しておくとの思想から
研削工程の導入が有効であることが明白になってきた。
さらに近年は、集積回路の高集積化・生産コスト向上の
ためにシリコンウエハの大径化が求められてきており、
このため高平坦度で、かつ低ダメージ深さを有するシリ
コンウエハのニーズに対する達成がますます困難にな
り、前記仕上げ研磨工程の前段階での研削工程の導入技
術の実用化がさらに重要視されてきている。
【0003】このような背景のもと、仕上げ研磨工程前
の研削装置としては、例えば実開平6−23241号公
報に開示された研削装置が知られており、以下図15に
示す同公報記載の研削装置斜視図に基づき従来技術を説
明する。図15において、基台71の上部にウエハWの
着脱を行うウエハ着脱領域Pと、所望の研削を遂行する
ウエハ研削領域Qとを有する研削加工部72が設けら
れ、この研削加工部72内に1つのチャックテーブル7
3がテーブル保持部74を介して図示のY軸方向に移動
自在に設けられている。すなわち、テーブル保持部74
のY軸方向移動に伴ってチャックテーブル73がウエハ
着脱領域Pとウエハ研削領域Qとの間を行き来できるよ
うにしてある。また、ユニット保持部79を介して図示
のZ軸方向に移動自在に設けられた1つのスピンドルユ
ニット76の下端部に、ホイールマウンター77により
研削ホイール78(研削具)を着脱可能に装着してい
る。
【0004】また、従来の一般的な立型研削装置では、
複数個のチャックテーブルとそのチャックテーブルを取
付ける円形のインデックステーブルおよび複数個の研削
具を必要としていた。また、複数の搬送ロボットを配置
したラインを構成する必要もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開平6−23241号公報に開示されたものは以下のよ
うな問題がある。 (1)前述した仕上げ研磨工程の前に高精度な平坦度を
確保しておくための研削工程の導入として本公報開示の
研削装置を採用するとしても、本機内外へのウエハの搬
出入やウエハ洗浄等を含めた自動化システムの技術思想
は無く、生産効率,生産コストを考慮した場合、研磨前
工程におけるウエハの高精度な平坦度を確保するための
設備には供し得ない。 (2)また、半導体ウエハは恒温機能付クリーンルーム
(以後、単にクリーンルームと記す)内で加工されるの
が常であり、その加工設備機械を設置するに際し、クリ
ーンルームそのものが高価である以上、単位面積あたり
のフロアー設置費用は当然ながら高価となる。従って、
加工設備機械の占有設置面積は小さいほどウエハ生産コ
ストに有利となる。この観点から考慮してみるに、同公
報には平面研削盤、洗浄、乾燥、自動搬送を行う装置、
またはその装置による加工方法に関する所謂半導体ウエ
ハの加工システムとしての技術開示はなく、これらを従
来の設計思想である、各装置を直列に配置するマシンレ
イアウトでシステムアップをした場合、システム全体は
大掛かりなものとなり、当然ながらそのフロアー占有設
置面積は大きくなる。また、システムがコンパクトにで
きない以上、システム自体の設備コストは高価とならざ
るを得ない。
【0006】また、従来よりの半導体ウエハを加工し自
動搬送する研削盤のシステムとしては、ウエハの搬送の
容易さから、ウエハを水平な状態で保持できるチャック
ユニット(例えば図15のチャックテーブル73)、お
よび水平保持したウエハの表面を加工するため立軸回り
に高速回転させる砥石(例えば図15の研削ホイール7
8)を装備した砥石ユニットを備えた立型の研削盤(例
えば図15を参照)と、その周りに配置した複数の搬送
ロボットとを配設し、ウエハを水平状態で研削し搬送す
る平面研削加工システムがある。しかし、このような平
面研削加工システムは、立型の研削盤の周りにそれぞれ
複数の搬送ロボットを配置した構成であるため、この平
面研削加工システムのフロアースペースが大きくなり、
高価とされるクリーンルームの設置費用が嵩み、結果と
してウエハの研削加工コストが高くなる。また、立型の
研削盤を採用している関係上全高が高くなるため、機械
剛性が確保できない。このため研削加工時の機械系の振
動を小さくできず、振動を極力嫌う高い精度の加工は期
待できない。あわせて立型のため、砥石ユニットとチャ
ックユニットとの間の機械系の熱変位が大きくなり、研
削加工精度が悪化する。以上の理由より、従来の立型の
研削盤では低ダメージで高平坦度なウエハの高精度研削
加工は非常に困難である。
【0007】本発明は、上記の問題点に着目してなさ
れ、ウエハの低ダメージで高平坦度な研削加工ができ、
清浄な洗浄、乾燥も含めた自動化システムによりディン
プル(小さい窪み等)やシミの無いウエハが得られ、か
つシンプルな搬送装置との併用により、平面研削装置全
体をコンパクトでメンテナンス性よく構築した半導体ウ
エハの平面研削システム及びその加工方法を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、半導体のウエハの平
面研削システムにおいて、ウエハを搬送する一台の搬送
ロボットの搬送範囲に、ウエハの表面を研削加工する平
面研削盤と、研削加工前にウエハを洗浄する前洗浄装
置、または/および研削加工後にウエハを洗浄する後洗
浄装置とを配置した構成としている。
【0009】第1発明によると、ウエハを搬送する一台
の搬送ロボットの搬送範囲に、ウエハの表面を研削加工
する平面研削盤と、ウエハの研削加工前にウエハを洗浄
する前洗浄装置または/およびウエハの研削加工後にウ
エハを洗浄する後洗浄装置とを配置したことにより、従
来のように各装置の間にそれぞれ搬送ロボットを配置し
た構成に比べてこれら平面研削加工システムのフロアー
スペースが少なくて済み、高価とされるクリーンルーム
の設置費用を軽減でき、結果としてウエハの研削加工コ
スト低減に寄与できる。さらに、ウエハの研削加工前に
ウエハを洗浄する前洗浄装置とウエハの研削加工後にウ
エハを洗浄する後洗浄装置とを配置したことにより、加
工前、加工後においてウエハの徹底した洗浄がなされる
ことによりディンプルやシミの無いウエハが得られる。
またこの平面研削加工システム自体がコンパクトにでき
ることからこの設備費用は少なくて済み、ウエハの研削
加工コスト低減が期待できる。
【0010】第2発明は、半導体のウエハの平面研削シ
ステムにおいて、ウエハを搬送する一台の搬送ロボット
を略中央にしてその周囲の搬送範囲に、ウエハの表面を
研削加工する砥石ユニットと該砥石ユニットに対向して
設けられ研削時にウエハを吸着保持するチャックユニッ
トとを備えた平面研削盤と、搬出入時にウエハを収納す
るカセットユニットと、研削加工前にウエハを洗浄する
前洗浄装置、または/および研削加工後にウエハを洗浄
する後洗浄装置とを配置した構成としている。
【0011】第2発明によると、前述した第1発明の効
果に加えて、ウエハの表面を研削加工する平面研削盤
を、砥石ユニットと、該砥石ユニットに対向して設けら
れ研削時にウエハを吸着保持するチャックユニットとで
構成したので、従来の一般的な研削装置が複数個のチャ
ックテーブルとそのチャックテーブルを取付ける円形の
インデックステーブルおよび複数個の研削具を必要とし
たため装置全体が大型化して設置スペースを多く必要と
してのに対し、本願発明の前記構成によりウエハの表面
の片面加工を行う平面研削盤をコンパクトにでき、設置
フロアースペースが少なくて済み、高価とされるクリー
ンルームの設置費用を軽減でき、結果としてウエハの研
削加工コストが低減できる。また搬出入時にウエハを収
納するカセットユニットをシステム構成に加えたことか
らウエハの搬入から研削加工乃至は搬出に至る一連の加
工工程を集約でき、ウエハ研削加工の生産性向上が可能
となる。
【0012】第3発明は、第1又は第2発明に基づき、
平面研削盤は、ウエハの表面を研削加工する砥石ユニッ
トと、研削時にウエハを吸着保持するチャックユニット
とが、それぞれの回転軸を互いに平行で略水平に設けた
横型であることを特徴としている。
【0013】第3発明によると、砥石ユニットとチャッ
クユニットとを有する平面研削盤はこれを横型にしたこ
とで全高を低く抑えることができるため機械剛性が上が
り、このため研削加工時の機械系の振動を極力少なくで
き、高い精度の加工が可能となる。合わせて、横型にし
たことにより、砥石ユニットとチャックユニットとの間
の機械系の熱変位が少なくなり、研削加工精度が向上す
る。以上の理由による平面研削盤の加工精度の向上によ
り、低ダメージで高平坦度なウエハ研削加工が可能とな
る。
【0014】第4発明は、第2発明に基づき、カセット
ユニット、前洗浄装置および後洗浄装置の少なくとも何
れか1つには、該装置をシステム外部へ移動退避させ
て、システム内部への人の出入りを可能とするスペース
を確保する移動退避手段を有する構成としている。
【0015】第4発明によると、ウエハを搬送する一台
の搬送ロボットを略中央にしてその周囲の搬送範囲に、
ウエハの表面を研削加工する平面研削盤と、搬出入時に
ウエハを収納するカセットユニットと、研削加工前にウ
エハを洗浄する前洗浄装置または/および研削加工後に
ウエハを洗浄する後洗浄装置とを配置した場合、これら
のシステムはコンパクトかつ省スペースとなり前述の本
発明特有の効果が得られるが、コンパクトなるが故に、
真中に位置する搬送ロボットの周りに人が入れるスペー
スを確保できず、このメンテナンスを阻害してしまうの
は否めない。そこで本第4発明においては、搬送ロボッ
トの周りに配置されたカセットユニット、前洗浄装置お
よび後洗浄装置の少なくとも何れか1つに、該装置をシ
ステム外部へ移動退避させて、メンテナンスの際に人が
中に入れるようなスペースを確保する移動退避手段を設
けた。この構成によりメンテナンスを優先させると機械
装置の設置スペースが大きくなってしまうといった従来
の問題点を解決し、平面研削加工システム全体のフロア
スペースを可能な限り小さくでき、高価とされるクリー
ンルームの設置費用を軽減し、結果としてウエハの研削
加工コスト低減に寄与できる。尚、移動退避手段による
移動は、該装置全体であっても、又はその一部であって
も良い。
【0016】第5発明は、第2又は第4発明に基づき、
前記カセットユニットは前記搬送ロボットの搬送範囲に
カセットを多段または/および横置きに複数並べた構成
としている。
【0017】第5発明によると、カセットユニットには
研削加工前のウエハまたは研削加工後のウエハを収納す
るカセットを前記搬送ロボットの搬送範囲に多段または
/および横置きに複数並べたことにより、研削加工前の
ウエハまたは研削加工後のウエハの作業者のシステムへ
の搬入、搬出頻度を削減することができ、作業効率が向
上するばかりでなく、研削加工前のウエハ待ち又は研削
加工後のウエハのフルワークなどによるシステム停止の
懸念が無くなり、システム稼動率が向上する。
【0018】第6発明は、半導体のウエハの平面研削加
工方法において、ウエハを搬送する一台の搬送ロボット
で、その搬送範囲に配置した、ウエハの表面を研削加工
する平面研削盤と、研削加工前にウエハを洗浄する前洗
浄装置または/および研削加工後にウエハを洗浄する後
洗浄装置とへの全てのウエハの搬出入を加工手順に従っ
て行う方法としている。
【0019】第6発明によると、第1発明による効果と
同じく、ウエハを搬送する一台の搬送ロボットの搬送範
囲に、ウエハの表面を研削加工する平面研削盤と、研削
加工前にウエハを洗浄する前洗浄装置または/および研
削加工後にウエハを洗浄する後洗浄装置とを配置したこ
とにより、これら平面研削加工システムのフロアスペー
スが少なくて済み、高価とされるクリーンルームの設置
費用を軽減でき、結果としてウエハの研削加工コスト低
減に寄与できる。さらに、前洗浄装置と後洗浄装置とを
共に配置した場合には、研削加工前及び加工後において
ウエハの徹底した洗浄がなされることによりディンプル
やシミの無い高品質なウエハが得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の半
導体ウエハの平面研削システム及びその加工方法を詳細
に説明する。
【0021】図1は本発明の実施形態に係る半導体ウエ
ハの平面研削システムの平面図であり、図2はその本実
施形態に係る搬送ロボット、洗浄ユニット、カセットユ
ニットの側面図を示し、図1のA−A矢視図である。ま
た図3は、本実施形態に係る平面研削盤の側面図であ
り、図1のB−B矢視一部断面図である。まず、図1、
図2により平面研削システムの概要構成を説明する。平
面研削システム1の主要構成として、システムの略中央
のロボット室Tに1台の搬送ロボット20を配置し、こ
の搬送ロボット20の長手方向一側(図示の右側)に
は、研削加工前のウエハ2を収納し搬入位置に待機させ
て置くカセット31と、研削加工後洗浄を完了したウエ
ハ2を収納し搬出位置に待機させて置くカセット32と
をそれぞれ設置し、また搬送ロボット20を挟んで幅方
向左右(図1で上下位置)に設けた加工室Mには、2基
の平面研削盤10,10を設置し、さらに搬送ロボット
20の長手方向他側(図示の左側)には、研削加工前の
ウエハ2を洗浄する前洗浄装置41と、研削加工後のウ
エハ2を洗浄する後洗浄装置42とを有する洗浄ユニッ
ト40を設置した構成となっている。
【0022】平面研削盤10は図1、図3に示すよう
に、水平に横臥されたベッド13上にそれぞれ長手方向
に並べて載置された、ウエハ2の片側表面を研削加工す
る砥石ユニット11と、該砥石ユニット11に対向して
設けられ研削時にウエハ2を吸着保持するチャックユニ
ット12とを備えている。平面研削盤10は、砥石ユニ
ット11の長手方向中央側の先端部に設けた砥石11a
およびチャックユニット12の長手方向中央側の先端部
に設けたチャック12aをそれぞれ回転自在とし、それ
ぞれの回転軸を水平方向に互いに平行となした横型とし
ている。そして、一方の砥石ユニット11は、砥石11
aと、該砥石11aを回転支持しモータ11cにより回
転駆動する砥石ヘッド11bと、これらを砥石11aの
回転軸方向に送るための駆動モータ11fおよび送りね
じ機構11eを有する砥石送りスライド11dとを備え
ている。また、他方のチャックユニット12は、砥石1
1aに対向し、かつウエハ2を垂直状態に真空吸着保持
するチャック12aと、該チャック12aを回転支持す
るチャックヘッド12bと、チャック12aを回転駆動
するモータ12cとを備えている。
【0023】平面研削システム1の略中央に設けられた
ロボット室Tには図1、図2に示すように、ウエハ2を
搬送する一台の搬送ロボット20がベッド13の上に載
置されて設けられている。そして、搬送ロボット20の
略鉛直方向の旋回軸R周りの搬送範囲には、前述の2基
の平面研削盤10,10を始め、後述のカセットユニッ
ト30及び洗浄ユニット40を配備している。この搬送
ロボット20は多関節型のアーム部22の先端部に、ウ
エハ2を真空吸着保持するロボットハンド21を装備し
ており、このロボットハンド21は垂直姿勢および水平
姿勢でのウエハ搬送を可能とするため多関節構造となっ
ている。
【0024】図4は図1のC−C矢視一部断面図であ
り、平面研削盤10及び搬送ロボット20の部分正面図
を示している。図4に示すように、2基の平面研削盤1
0,10をそれぞれ設置している2つの加工室M,M
と、搬送ロボット20を設置しているロボット室Tとの
間をそれぞれ仕切る内壁の上部には、前後方向にスライ
ド自在にシャッター24,24が設けられている。この
シャッター24は図示しない制御装置にストアされてい
る加工プログラムに基づく制御信号により開閉されるよ
うになっており、搬送ロボット20による加工室Mへの
ウエハ2の搬入出を可能としている。
【0025】ここで図1、図2、図5に基づき、カセッ
トユニット30について説明する。図5は平面研削シス
テムの正面図であり、図1のD矢視図である。カセット
ユニット30は、平面研削システム1のウエハ2の搬入
口または搬出口に位置し、図1,2で示す搬送ロボット
20の右側(平面研削システムの長手方向の一側)に設
けられている。このカセットユニット30は、搬入用の
カセット31と、搬出用のカセット32と、これらカセ
ット31,32を所定台数(本実施例では2台ずつ)載
置し収納するカセット収納部34を有するカセット載置
台33とを備えている。搬入用のカセット31は、研削
加工前のウエハ2を収納し、カセット収納部34の所定
の搬入位置に待機させて置く。また搬出用のカセット3
2は、平面研削盤10で研削加工された後に洗浄ユニッ
ト40で洗浄されたウエハ2を収納し、カセット収納部
34の所定の搬出位置に待機させて置く。また、カセッ
ト載置台33のカセット収納部34は、これらのカセッ
ト31,32を人が搬出入し易い高さ位置に設けられて
おり、それぞれ2台ずつのカセット31,32を載せた
引き出し式となっており、その外側(作業者側)には開
閉する上扉35、下扉36を備えている。さらにカセッ
ト収納部34は、カセット31,32を多数載置させる
ため上下2段構成としており、上段側引出しに搬入用の
カセット31を、下段側引出しに搬出用のカセット32
をそれぞれ載置している。尚、このカセット31,32
の上下関係は本構成と逆となっても当然ながら何ら不都
合はない。また、元のカセットの収納溝に加工済みのウ
エハ2を戻すこともできる。
【0026】また、上扉35及び下扉36の幅方向左右
いずれか一側方の外壁には、加工条件の設定やシステム
起動/停止を行うためのモニタ表示器38及び操作盤3
9が設けられている。モニタ表示器38は、例えば液晶
表示器やプラズマ表示器等のグラフィック表示器、LE
D表示器及びランプ表示器等の組み合せで構成され、ま
た操作盤39は、前記液晶表示器等の画面に装着された
タッチパネルキー、スイッチ及びテンキー等の組み合せ
で構成されている。
【0027】次に、洗浄ユニット40は図1、図2に示
すように、平面研削システム1において、略中央の搬送
ロボット20を挟んでカセットユニット30と反対側
で、かつこの搬送ロボット20の旋回軸R周りの搬送範
囲に、平面研削盤10によるウエハ2の研削加工前にウ
エハ2のコンタミ(目に見えない位の小さなゴミ)を除
去するために洗浄(前洗浄)する前洗浄装置41と、研
削加工後にウエハ2及びロボットハンド21を洗浄(後
洗浄)する後洗浄装置42とを装備している。前洗浄装
置41と後洗浄装置42とは装置のコンパクト化の意味
から上下2段に重ねて配備されており、本実施例では前
洗浄装置41を上段に、後洗浄装置42を下段にそれぞ
れ配した2段置きとしている。また、後洗浄装置42に
は、ウエハ2のディンプルやシミを極力排除するため、
後洗浄後すぐに乾燥を行う乾燥装置(図示せず)も設け
ており、乾燥装置としてエアブロー式などが採用されて
いる。
【0028】ところで、図1に見られるように、本発明
の平面研削システム1においてはこれをコンパクトにま
とめるため、また一台の搬送ロボット20でのハンドリ
ングを可能としてその生産効率を上げるため、搬送ロボ
ット20の周りを平面研削盤10、カセットユニット3
0および洗浄ユニット40で隙間なく取り囲んでいる。
従って通常、外部から平面研削システム1内部に人が入
れるスペースは無く、搬送ロボット20自身またはその
他の上記周辺装置をシステム内部からメンテナンスでき
ない状態にある。そこでこの問題を解決するため、上記
カセットユニット30及び洗浄ユニット40には、以下
に説明するように、メンテナンスのためシステム内部へ
の人の出入りを可能とする移動退避手段50及び移動退
避手段60をそれぞれ具備している。
【0029】図6〜図9により、このカセットユニット
30の移動退避手段50を詳細に説明する。図6は移動
退避手段50の正面図(図1のL−L矢視図)、図7は
移動退避手段50の側面図(図7の右側面図)、図8は
移動退避手段50の平面図(図6のE−E矢視図)、ま
た図9は図8のF−F矢視図(移動退避手段50の位置
決め装置53の詳細図)である。移動退避手段50は、
カセットユニット30を載せ平面研削システム1の内外
へ移動させるための移動台車51と、カセットユニット
30をベッド13の上面に固定するための第1固定装置
54と、カセットユニット30をベッド13の正面に固
定するための第2固定装置55と、カセットユニット3
0をベッド13に位置決めするための位置決め装置53
と、カセットユニット30を移動台車51へ載せる際に
カセットユニット30をジャッキアップするためのジャ
ッキアップ装置52とを備えている。
【0030】移動台車51は、カセットユニット30を
載せる台51aと、台51aの下部に所定個数(本例で
は前後左右に4個)設けられたキャスタ51b、51c
とを備えている。前部に設けたキャスタ51bは、方向
転換可能に旋回自在となっている。台51aの上面の高
さhは、カセットユニット30をベッド13に装着した
時の下方の隙間高さHよりも低くなっている。第1固定
装置54は、カセット載置台33の上部左右にそれぞれ
後方(すなわちベッド13の方)に向けて突設されたL
アングル状の支持部材54a,54aと、この左右の支
持部材54a,54aをそれぞれベッド13とベッド1
3上面に取着されたベッド上面ブロック13aとの上面
に固定するためのボルト(本例では4本)等からなる取
付手段54bとを備えている。また第2固定装置55
は、カセット載置台33の下部後方端部の左右にそれぞ
れ取り付けた支持ブロック55a,55aと、この支持
ブロック55a,55aをベッド13の正面に固定する
ためのボルト(本例では4本)等からなる取付手段55
bとを備えている。
【0031】さらに位置決め装置53は、前記左右の支
持部材54a,54aのいずれか一方(本実施例では右
側)に穿孔された孔54c部に固着され、かつ該孔54
cと略同軸心の貫通孔53cを有するブロック53b
と、このブロック53bの前記貫通孔53cに嵌挿さ
れ、前記ベッド上面ブロック13aに設けたねじ孔13
bと螺合してカセットユニット30をベッド13に位置
決めする位置決めボルト53aとを備えている。ジャッ
キアップ装置52は、カセット載置台33の下部の前後
左右に取り付けられ、かつねじ孔を有する4つのブロッ
ク52aと、それぞれのブロック52aに螺合するジャ
ッキボルト52bとを備えている。
【0032】以下、カセットユニット30を平面研削シ
ステム1外へ移動退避させることにより、その平面研削
システム1の内部をメンテナンスする際に必然的に必要
となるメンテナンススペースを平面研削システム1内に
確保する方法を、図6〜図9を用いて説明する。移動台
車51をカセットユニット30の下方隙間(高さH)に
挿入する。ジャッキアップ装置52のジャッキボルト5
2b(4本)を各々ねじ込み、これらのジャッキボルト
52bの先端が移動台車51の台51aの上面に均等に
付加重されるようにジャッキボルト52bのねじ回し量
を調節する。カセットユニット30の脚端部37が床面
FLから浮いていることを確認する。位置決め装置53
の位置決めボルト53aとベッド上面ブロック13aと
の螺合をはずす。カセットユニット30をベッド13の
上面へ締結している第1固定装置54の取付手段54b
を外す。カセットユニット30をベッド13の正面へ締
結している第2固定装置55の取付手段55bを外す。
移動台車51に載置した状態でカセットユニット30を
平面研削システム1内から移動台車51により抜き出
す。
【0033】以上の作業により、カセットユニット30
を平面研削システム1外へ移動退避させることができ、
カセットユニット30の常設空間が空スペースとなるの
で、前記のように搬送ロボット20自身または平面研削
盤10を平面研削システム1の内側から容易にメンテナ
ンス可能となる。このため、メンテナンス時間を短縮化
できる。なお、脚端部37はカセットユニット30をベ
ッド13に装着する場合の位置決めの微調整に使用する
ものである。
【0034】次に、カセットユニット30を平面研削シ
ステム1内の常設位置(図1におけるカセットユニット
30の位置)へ挿入し、位置決めし、取り付ける方法
は、上記カセットユニット30を平面研削システム1外
へ移動退避させる手順の逆の手順で行えばよい。
【0035】尚、ここで述べたカセットユニット30を
平面研削システム1外へ移動退避させる移動退避手段5
0の構成は本発明の1例であり、例えば上記実施形態の
ような移動台車51を用いることなく上下自在なキャス
ター(図示せず)をカセットユニット30の脚端部37
の代わりに設けた構成としても良く、移動退避手段50
の構成が本実施形態に限定されないのは言うまでもな
い。
【0036】次に図10〜図14により、洗浄ユニット
40の移動退避手段60を詳細に説明する。図10は移
動退避手段60の側面図であり、図11は図10のG矢
視図で、移動退避手段60における移動台車の背面図を
示し、図12は図10のH部詳細図であり、また図13
は図12のK矢視図で、移動退避手段60の後面図の一
部(洗浄ユニット40の基台下部の正面図)を示し、図
14は図13の底面図である。移動退避手段60は、洗
浄ユニット40を載せ平面研削システム1の内外へ移動
させるための移動台車61と、移動台車61に設けら
れ、洗浄ユニット40を移動台車61に載置させるため
のジャッキアップ装置62と、洗浄ユニット40のフレ
ーム43をベッド13側から設けられたブラケット65
に固定している固定装置64と、洗浄ユニット40のフ
レーム43の正面下部の奥行き方向を位置決めする第1
位置決め装置63と、洗浄ユニット40の左右方向を位
置決めする第2位置決め装置66とを備えている。
【0037】移動台車61は、洗浄ユニット40のフレ
ーム43を載せる台61aと、この台61aの下部に所
定個数(本例では前後左右に計4個)設けられた全方向
に転動自在なローラ61bとを備えている。また、図1
0に示すように前記ブラケット65は側面視で略L字形
状をなし、その一方の縦部材65aはベッド13の長手
方向他側の端部に取り付けられ、その他方の横部材は図
13および図14に示すように左右1対の横部材65
b,65bで構成され、かつ洗浄ユニット40のフレー
ム43の下方に位置して洗浄ユニット40を載置するよ
うに設けられている。そして、前記移動台車61の台6
1aは図11に示すように、上記ブラケット65の左右
1対の横部材65b,65bの間に挿入可能な形状をな
している。
【0038】ジャッキアップ装置62は、上記移動台車
61の台61aに所定個数(本例では前後左右に計4
個)固設され、かつそれぞれジャッキアップ用のねじ孔
を有するブロック62bと、それぞれのブロック62b
のねじ孔に螺合するジャッキボルト62aとを備えてい
る。固定装置64は、前記ブラケット65の左右1対の
横部材65b,65bに穿設した所定個数(本例では前
後左右に計4個)の孔にそれぞれ挿入された締結ボルト
64aと、それぞれの締結ボルト64aに螺合され、か
つ前記横部材65b,65bを上下から挟んで設けた各
上下1対のナット64b,64bとを備えている。平面
研削システム1での洗浄ユニット40の常設位置におい
ては、洗浄ユニット40のフレーム43の脚を、上記締
結ボルト64aに螺合させた各上下1対のナット64
b,64bによりブラケット65の横部材65b,65
bを挟んで締結し固定している。
【0039】第1位置決め装置63は、洗浄ユニット4
0のフレーム43の正面下部の奥行き方向(すなわち、
ベッド13へ向かう方向)を位置決めするためのプレー
ト63aと、このプレート63aを前記フレーム43の
正面下部に締結するためのボルト63b(左右1個ず
つ、計2個)と、前記プレート63aを前記ブラケット
65の左右1対の横部材65b,65bの正面側端部に
締結するためのボルト63c(左右2個ずつ、計4個)
とを備えている。また第2位置決め装置66は、前記左
右1対の横部材65b,65bのうちいずれか一方の部
材の左右方向外側端面(本実施例では、左側横部材65
bの左端面)に固設された左右方向位置決め用のプレー
ト66aと、このプレート66aを洗浄ユニット40の
フレーム43の左側の端面に押し当てて締結するための
する引き込みボルト66bとを備えている。
【0040】以下、洗浄ユニット40を平面研削システ
ム1外へ移動退避させることで、前記平面研削システム
1の内部をメンテナンスする際に必然的に必要となるメ
ンテナンススペースを平面研削システム1内に確保する
方法を、図10〜図14を参照して説明する。移動台車
61を洗浄ユニット40の下方で、ブラケット65の左
右1対の横部材65b,65b間に挿入する。移動台車
61に設けたジャッキアップ装置62のジャッキボルト
62a(4本)をそれぞれ上方にねじ込み、これらのジ
ャッキボルト62aの先端が洗浄ユニット40のフレー
ム43の下面に均等に付加重されるように、ジャッキボ
ルト62aのねじ込み量を調節する。第1位置決め装置
63のボルト63b(2本×2箇所)、63c(1本×
2箇所)を外して、奥行き方向位置決め用のプレート6
3aを取り除く。第2位置決め装置66の引き込みボル
ト66bを外して、フレーム43を左右方向位置決め用
のプレート66aから引き離す。固定装置64のそれぞ
れの締結ボルト64a(4箇所)に螺合した各上下1対
のナット64b,64bのうち上側のナットを緩めて上
に上げ、洗浄ユニット40のフレーム43の脚を移動台
車61のジャッキアップ装置62に着地させ、ブラケッ
ト65から離脱させる。移動台車61に載置した状態
で、洗浄ユニット40を平面研削システム1内から移動
台車61により抜き出す。
【0041】以上の作業により、洗浄ユニット40を平
面研削システム1外へ移動退避させることができ、洗浄
ユニット40の常設空間が空スペースとなるので、前記
のように搬送ロボット20自身または平面研削盤10を
平面研削システム1の内側から容易にメンテナンス可能
となる。このため、メンテナンス時間を短縮化できる。
【0042】次に、洗浄ユニット40を平面研削システ
ム1内の常設位置(図1における洗浄ユニット40の位
置)へ挿入し、位置決めし、取り付ける方法は、上記洗
浄ユニット40を平面研削システム1外へ移動退避させ
る手順の逆の手順で行えばよい。
【0043】尚、ここで述べた洗浄ユニット40を平面
研削システム1外へ移動退避させる移動退避手段60の
構成は本発明の1例であり、例えば上記実施形態のよう
な移動台車61を用いずとも、上下自在なキャスター
(図示せず)を洗浄ユニット40のフレーム43の脚端
部に設けても良く、退避手段60の構成が本実施形態に
限定されないのは言うまでもない。
【0044】次に、図1〜図3により作動を説明する。
本発明の平面研削システム1の主な加工工程は、順を追
ってその概要を述べると、加工対象のウエハ2の各工程
間の搬送を1台の搬送ロボット20で行うことによる、 1)カセット31から加工対象のウエハ2を前洗浄装置
41へ搬入する工程と、 2)未加工のウエハ2を前洗浄装置41で前洗浄を行う
工程と、 3)未加工のウエハ2を平面研削盤10で平面研削加工
を行う工程と、 4)加工済のウエハ2を後洗浄装置42で後洗浄、乾燥
を行う工程と、 5)加工、洗浄及び乾燥の完了したウエハ2をカセット
32へ挿入し、搬出する工程 とで構成されている。
【0045】以下、本発明の平面研削システム1におけ
る作動の詳細を説明する。先ず、作業者は、スライスさ
れた研削加工前の複数のウエハ2を上下方向に複数段か
つ略水平姿勢で収納可能枚数分カセット31に挿入し、
プリセットしておく。そしてこのプリセット済みのカセ
ット31を、平面研削システム1の正面の上扉35側の
入口からカセットユニット30のカセット収納部34の
上段へ収納しておく。本実施例の場合、カセット31は
横並びに2個載置することにより、片方をスペアとして
準備しておくことができる。また、カセット収納部34
の下段には、加工、洗浄及び乾燥の完了したウエハ2を
上下方向に複数段かつ略水平姿勢で挿入するためのカセ
ット32を配置しておく。
【0046】本発明では、ウエハ2の加工面の前洗浄に
よる研削加工精度の向上と、ウエハ2の平面研削盤10
のチャック12aへの取付け面の洗浄により塵埃などの
噛み込みによる悪影響を排除することによる、チャック
12aへの取付け精度の向上、ひいては研削加工精度の
向上とを意図して、前洗浄装置41を配備している。そ
こで、次に、搬送ロボット20は、ウエハ2をカセット
31から抜き取り、前洗浄装置41へ搬入する。
【0047】その詳細を説明すると、平面研削システム
1の中央に設けられた搬送ロボット20はそのロボット
ハンド21を前記プリセットされたカセット31の所定
のウエハ2(通常上下の何れかから順を追って)の下面
側に差込み、ロボットハンド21の上面側で吸着保持
し、ウエハ2をカセット31から取り出す。そして搬送
ロボット20は、ウエハ2を洗浄ユニット40の最上段
に設けた前洗浄装置41のチャック(図示せず)上の水
平取付け面へ搬入し、そのウエハ2の加工面および取付
け面の両面を洗浄液のシャワリングで研削加工前に前洗
浄する。
【0048】次に、ウエハ2の前洗浄が完了したら、搬
送ロボット20は前洗浄済みのウエハ2をロボットハン
ド21で吸着保持し、これを前洗浄装置41から取り出
す。そして、加工室Mのシャッター24を開け、このウ
エハ2を平面研削盤10へ搬入し装着するが、搬送ロボ
ット20は、平面研削盤10が横型つまりウエハ2を取
付けるチャック12aの取付け面が垂直であることか
ら、ウエハ2の姿勢を前洗浄装置での略水平姿勢から垂
直姿勢に変換して、平面研削盤10のチャック12aの
吸着面位置へ搬入する。このように搬送途中でウエハ2
の搬送姿勢を適宜変更する必要があるので、本発明では
搬送ロボット20のロボットハンド21は多関節型を採
用している。また、平面研削盤10が2台あるので、搬
送ロボット20はこれらの平面研削盤10の稼動率が低
下しないよう、加工が完了して次の未加工のウエハ2待
ちとなっている平面研削盤10側へ直ちにウエハ2を搬
入する適応制御を行っているのは言うまでもない。尚、
搬送ロボット20はロボット室T内に戻ったら、加工室
Mのシャッター24を閉じる。
【0049】搬送ロボット20からそのチャック12a
の吸着面位置へ未加工のウエハ2の供給を受けた平面研
削盤10は、すぐさまウエハ2をチャック12aで吸着
保持し、加工を開始する。先ず、砥石11aをモータ1
1cで高速回転させ、駆動モータ11fの回転による砥
石送りスライド11dの砥石回転軸方向送りと、モータ
12cによるウエハ2(チャック12a)の回転送りと
により、ウエハ2の片面を砥石11aで研削加工を行
う。この際、前述したように、平面研削盤10は横型を
採用しているので全高が低くて機械剛性が高く機械系の
熱変位が少ないため、低ダメージで、極めて精度の良い
ウエハ平面研削加工ができる。
【0050】平面研削盤10での加工が完了したら、搬
送ロボット20は再び当該加工室Mのシャッター24を
開けてロボットハンド21で研削加工済みのウエハ2の
面を吸着保持し、これを平面研削盤10から取り出し、
該加工室Mのシャッター24を閉じる。次に、この加工
済みウエハ2を後洗浄装置42へ搬入装着するが、搬送
ロボット20は、後洗浄装置42の取付け面が略水平で
あることから、ウエハ2の姿勢を平面研削盤10での垂
直姿勢から水平姿勢に再び変換し、これを洗浄ユニット
40の後洗浄装置42のチャック(図示せず)上の水平
取付け面に搬入装着し、研削加工後のウエハ2の研削加
工時の汚れを洗浄液のシャワリングで充分に洗浄する。
このとき、ロボットハンド21の汚れも同時に洗浄す
る。さらに、ウエハ2のシミを極力排除するため、後洗
浄位置に設けた乾燥装置(図示せず)によりエアを吹き
付けて、上記後洗浄の後すぐに乾燥処理を行っている。
【0051】洗浄、乾燥が完了したら、次に、搬送ロボ
ット20はロボットハンド21で乾燥済みのウエハ2を
吸着保持し、これを後洗浄装置42から取り出す。そし
て、このウエハ2を、予めカセットユニット30のカセ
ット収納部34に準備しておいた搬出用のカセット32
に挿入する。なお、元のカセットの同じ段(収納溝)に
ウエハ2を戻すことも可能である。カセット32は、研
削加工済みウエハ2を多数収納できる。そしてカセット
32が研削加工済みウエハ2で満杯になった時点で、作
業者が平面研削システム1の正面の下扉36側の出口か
らカセット32を搬出する。なお本実施例の場合、搬出
用のカセット32は横並びに2個を載置し、片方をスペ
アとして準備しておくことができる。
【0052】本発明により、以下のような効果を奏す
る。 (1)ウエハを搬送する一台の搬送ロボットの搬送範囲
に、ウエハの表面を研削加工する平面研削盤と、研削加
工前にウエハを洗浄する前洗浄装置または/および研削
加工後にウエハを洗浄する後洗浄装置とを配置したこと
により、従来のように各装置の間にそれぞれ搬送ロボッ
トを配置した構成に比べてこれら平面研削加工システム
のフロアスペースが少なくて済み、高価とされるクリー
ンルームの設置費用を軽減でき、結果としてウエハの研
削加工コスト低減に寄与できる。さらに、研削加工前に
ウエハを洗浄する前洗浄装置と研削加工後にウエハを洗
浄する後洗浄装置とを共に配置することにより、加工前
及び加工後においてウエハの徹底した洗浄がなされるの
で、ディンプルやシミの無いウエハが得られる。また、
この平面研削加工システム自体がコンパクトに構成でき
ることから、この設備費用は少なくて済み、ウエハの研
削加工コスト低減が期待できる。
【0053】(2)ウエハの表面を研削加工する平面研
削盤は、砥石ユニットと、該砥石ユニットに対向して設
けられ、研削時にウエハを吸着保持するチャックユニッ
トとを備えているので、従来の一般的な研削装置が複数
個のチャックテーブルとそのチャックテーブルを取付け
る円形のインデックステーブルと複数個の研削具とを必
要としたため装置全体が大型化して設置スペースを多く
必要としたのに対し、本発明の前記構成によりウエハの
表面の片面加工を行う平面研削盤をコンパクトにでき、
設置フロアスペースが少なくて済み、高価とされるクリ
ーンルームの設置費用を軽減でき、結果としてウエハの
研削加工コストが低減できる。また、搬入出時にウエハ
を収納するカセットユニットをシステム構成に加えたこ
とから、ウエハの搬入から研削加工乃至は搬出に至る一
連の加工工程を集約でき、ウエハ研削加工の生産性を向
上できる。
【0054】(3)平面研削盤はこれを横型にしたこと
で、全高を低く抑えることができるため機械剛性が上が
り、このため研削加工時の機械系の振動を極力少なくで
き、高い精度の加工が可能となる。併せて、横型にした
ことにより砥石ユニットとチャックユニットとの間の機
械系の熱変位が少なくなり、研削加工精度が向上する。
以上の理由による平面研削盤の加工精度の向上により、
低ダメージで高平坦度なウエハ研削加工が可能となる。
【0055】(4)ウエハを搬送する一台の搬送ロボッ
トを略中央にしてその周囲の搬送範囲に、平面研削盤
と、カセットユニットと、前洗浄装置または/および後
洗浄装置とを配置した場合、これらのシステムはコンパ
クトで省スペースとなり、前述の本発明特有の効果が得
られるが、コンパクトなるが故に真中に位置する搬送ロ
ボットの周りに人が入れるスペースが確保できず、この
メンテナンスを阻害してしまうのは否めない。そこで本
発明においては、搬送ロボットの周りに配置されたカセ
ットユニットおよび洗浄ユニットの少なくとも何れか1
つに、メンテナンスの際に人が中に入れるようなメンテ
ナンススペースを確保できる移動退避手段を設けた。こ
の構成により、メンテナンスを優先させると各機械装置
の設置スペースが大きくなってしまうといった従来の問
題点を解決して、メンテナンススペースを確保でき、し
かも平面研削加工システム全体のフロアスペースを可能
な限り小さくでき、高価とされるクリーンルームの設置
費用を軽減し、結果としてウエハの研削加工コスト低減
に寄与できる。また、カセットユニットおよび洗浄ユニ
ットの少なくとも何れか1つに設けた移動退避手段によ
り、メンテナンス終了後にカセットユニットおよび洗浄
ユニットを平面研削加工システム内の常設位置に挿入し
設置する際に、その位置決め装置で精度良く位置決めで
きるので、その後のシステム自動運転も問題なくでき
る。
【0056】(5)カセットユニットには研削加工前の
ウエハまたは研削加工後のウエハを収納するカセットを
前記搬送ロボットの搬送範囲に多段または/および横置
きに複数並べたことにより、設置スペースを小さくでき
ると共に、研削加工前のウエハまたは研削加工後のウエ
ハの作業者によるシステムへの搬入、搬出頻度を削減す
ることができ、作業効率を向上できるばかりでなく、研
削加工前のウエハ待ち又は研削加工後のウエハのフルワ
ークなどによるシステム停止の懸念が無くなり、システ
ム稼動率を向上できる。 (6)搬送ロボットを設置したロボット室と平面研削盤
を設置した加工室との仕切り壁にシャッターを設け、研
削加工の際に発生する研削塵埃が平面研削加工システム
内の他の装置に侵入したり、カセット、ウエハ等に付着
するのを防止できる。これにより、本平面研削加工シス
テムでのウエハの研削加工精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体ウエハの平面研
削システムの平面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視一部断面図である。
【図4】図1のC−C矢視一部断面図である。
【図5】図1のD矢視図である。
【図6】図1のL−L矢視図である。
【図7】実施形態に係るカセットユニットの移動退避手
段の右側面図である。
【図8】図6のE−E矢視図である。
【図9】図8のF−F矢視図である。
【図10】実施形態に係る洗浄ユニットの移動退避手段
の側面図である。
【図11】図10のG矢視図である。
【図12】図10のH部詳細図である。
【図13】図12のK矢視図である。
【図14】図13の底面図である。
【図15】従来の平面研削盤の外観図である。
【符号の説明】
1…平面研削システム、2…ウエハ、10…平面研削
盤、11…砥石ユニット、11a…砥石、11b…砥石
ヘッド、11c…モータ、11d…砥石送りスライド、
11e…送りねじ機構、11f…駆動モータ、12…チ
ャックユニット、12a…チャック、12b…チャック
ヘッド、12c…モータ、13…ベッド、20…搬送ロ
ボット、21…ロボットハンド、24…シャッター、3
0…カセットユニット、31,32…カセット、33…
カセット載置台、34…カセット収納部、35…上扉、
36…下扉、37…脚端部、40…洗浄ユニット、41
…前洗浄装置、42…後洗浄装置、43…フレーム、5
0…移動退避手段、51…移動台車、52…ジャッキア
ップ装置、53…位置決め装置、54…第1固定装置、
55…第2固定装置、60…移動退避手段、61…移動
台車、62…ジャッキアップ装置、63…第1位置決め
装置、64…固定装置、65…ブラケット、66…第2
位置決め装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 7/04 B24B 7/04 A (72)発明者 山崎順一 石川県小松市符津町ツ23 コマツ工機株式 会社粟津工場内 (72)発明者 山田良一 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所中央研究所内 Fターム(参考) 3C043 BA03 BA09 CC04 DD06 DD11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体のウエハ(2)の平面研削システム
    (1)において、ウエハ(2)を搬送する一台の搬送ロボット
    (20)の搬送範囲に、ウエハ(2)の表面を研削加工する平
    面研削盤(10)と、研削加工前にウエハ(2)を洗浄する前
    洗浄装置(41)、または/および研削加工後にウエハ(2)
    を洗浄する後洗浄装置(42)とを配置したことを特徴とす
    る半導体ウエハの平面研削システム。
  2. 【請求項2】 半導体のウエハ(2)の平面研削システム
    (1)において、ウエハ(2)を搬送する一台の搬送ロボット
    (20)を略中央にしてその周囲の搬送範囲に、ウエハ(2)
    の表面を研削加工する砥石ユニット(11)と該砥石ユニッ
    ト(11)に対向して設けられ研削時にウエハ(2)を吸着保
    持するチャックユニット(12)とを備えた平面研削盤(10)
    と、搬出入時にウエハ(2)を収納するカセットユニット
    (30)と、研削加工前にウエハ(2)を洗浄する前洗浄装置
    (41)、または/および研削加工後にウエハ(2)を洗浄す
    る後洗浄装置(42)とを配置したことを特徴とする半導体
    ウエハの平面研削システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体ウエハの平
    面研削システムにおいて、平面研削盤(10)は、ウエハ
    (2)の表面を研削加工する砥石ユニット(11)と、研削時
    にウエハ(2)を吸着保持するチャックユニット(12)と
    が、それぞれの回転軸を互いに平行で略水平に設けた横
    型であることを特徴とする半導体ウエハの平面研削シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体ウエハの平面研削
    システムにおいて、カセットユニット(30)、前洗浄装置
    (41)および後洗浄装置(42)の少なくとも何れか1つに
    は、該装置をシステム外部へ移動退避させて、システム
    内部への人の出入りを可能とするスペースを確保する移
    動退避手段(50,60)を有することを特徴とする半導体ウ
    エハの平面研削システム。
  5. 【請求項5】 請求項2又は4記載の半導体ウエハの平
    面研削システムにおいて、前記カセットユニット(30)は
    前記搬送ロボット(20)の搬送範囲にカセット(31,32)を
    多段または/および横置きに複数並べたことを特徴とす
    る半導体ウエハの平面研削システム。
  6. 【請求項6】 半導体のウエハ(2)の平面研削加工方法
    において、ウエハ(2)を搬送する一台の搬送ロボット(2
    0)で、その搬送範囲に配置した、ウエハ(2)の表面を研
    削加工する平面研削盤(10)と、研削加工前にウエハ(2)
    を洗浄する前洗浄装置(41)または/および研削加工後に
    ウエハ(2)を洗浄する後洗浄装置(42)とへの全てのウエ
    ハ(2)の搬出入を加工手順に従って行うことを特徴とす
    る半導体ウエハの平面研削加工方法。
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