JP2003076143A - 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置

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JP2003076143A
JP2003076143A JP2001271407A JP2001271407A JP2003076143A JP 2003076143 A JP2003076143 A JP 2003076143A JP 2001271407 A JP2001271407 A JP 2001271407A JP 2001271407 A JP2001271407 A JP 2001271407A JP 2003076143 A JP2003076143 A JP 2003076143A
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container
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Shigeo Kimura
木村  茂雄
Fumitake Hirobe
文武 廣部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期に亘り確実に現像容器の内圧の上昇を抑
え、現像剤飛散を防止することができる現像装置及びこ
の現像装置を備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像容器8の内圧を開放するため現像容
器8の内部空間と外部空間とを連通させる開口部101
から現像容器8の内部の空気を外部に吸引する送風ファ
ン109を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潜像を担持する潜
像担持体に現像剤担持体からトナー粒子が付与されるこ
とにより上記潜像をトナー像として可視化する現像装置
及びこの現像装置を備える画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子写真或いは静電記録法等の画像形成
装置に用いられる従来の現像装置の一例について図5に
基づき説明する。
【0003】かかる現像装置は、現像容器108と、現
像剤担持体たる現像スリーブ3と、現像剤返し部材1
と、ブレード2とを備えており、潜像担持体たる感光ド
ラム4と対向して配置されている。
【0004】現像容器108の内部は、図5の紙面の垂
直方向に延在する隔壁6によって現像室(第一室)13
と撹拌室(第二室)14とに区画され、隔壁6の上方部
は開放されている。現像室13及び撹拌室14には、非
磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分系の現像剤が収
容されており、現像室13で余分となった現像剤は撹拌
室14側に回収される。
【0005】現像室13及び撹拌室14には、それぞれ
現像剤搬送手段として撹拌スクリュー11及び撹拌スク
リュー12が配置されている。撹拌スクリュー11は、
現像室13内の現像剤を撹拌搬送し、又、撹拌スクリュ
ー12は、現像剤濃度制御装置(図示せず)による制御
のもとでトナー補給槽(図示せず)からこの撹拌スクリ
ュー12の上流側に供給されるトナーと、すでに撹拌室
14内にある現像剤とを撹拌搬送し、トナー濃度を均一
化する。
【0006】隔壁6には、図8における手前側と奥側の
端部において、現像室13と撹拌室14とを相互に連通
させる現像剤通路(図示せず)が設けられており、現像
によってトナーが消費されて濃度が低下した現像室13
内の現像剤が、撹拌スクリュー11及び撹拌スクリュー
12の搬送力により、隔壁6の一方の通路から撹拌室1
4内へ移動するように構成されている。
【0007】現像装置の現像室13は、感光ドラム4に
対面した箇所が開口しており、この開口部に現像スリー
ブ3が一部露出するようにして回転可能に配置されてい
る。現像スリーブ3は非磁性材料で形成され、現像動作
時には図の矢印方向に回転する。現像スリーブ3の内部
には、磁界発生手段である磁石(マグネットローラ)1
0が固定配置されている。
【0008】現像室13内の現像剤は、撹拌スクリュー
11によって現像スリーブ3の表面に供給され、マグネ
ットローラ10の磁力により現像スリーブ3の表面上に
磁気ブラシの状態で担持される。現像スリーブ3上に担
持された現像剤は、現像スリーブ3の回転により感光ド
ラム4と対向した現像領域に搬送される。その搬送途
上、現像スリーブ3上の現像剤は、現像剤返し部材1及
びブレード2により規制されて、現像領域に搬送される
現像剤量が適正に維持される。
【0009】現像領域に搬送された現像剤は、感光ドラ
ム4上に形成された潜像の現像に供される。現像効率、
即ち潜像へのトナーの付与率を向上させるために、現像
スリーブ3には電源15から、例えば直流電圧に交流電
圧を重畳した現像バイアス電圧が印加される。
【0010】更に説明すると、現像スリーブ3内のマグ
ネットローラ10は5極構成とされ、その搬送用磁極
(汲み上げ極)S2の磁力によって、撹拌スクリュー1
1により供給された現像剤を現像スリーブ3の表面に拘
束、保持して担持し、現像スリーブ3の回転により現像
剤溜り部5に搬送する。その現像剤の量を現像剤返し部
材1で規制するとともに、安定拘束に必要な一定以上の
磁束密度を有する搬送用磁極(カット極)N2により、
現像スリーブ3の表面上に現像剤を十分に拘束し、磁気
ブラシを形成させる。
【0011】次いで、ブレード2で磁気ブラシを穂切り
することにより、現像剤量の規制を更に行なって適正量
にし、その現像剤を搬送用磁極Slで現像領域に向けて
搬送する。
【0012】次いで現像領域において、現像極Nlによ
る現像剤の磁気ブラシの形成下に、バイアス電源15か
ら現像スリーブ3に現像バイアスとして、直流電圧、若
しくは直流電圧に交流電圧を重畳した交互電圧を印加し
て、磁気ブラシ中のトナーを感光ドラム4上に転移し、
感光ドラム4上の潜像にトナーを付着して現像し、潜像
をトナー像として可視化する。
【0013】現像に消費されなかった現像剤は、現像ス
リーブ3の回転により取り込み部Aにおいて、現像容器
108内に取り込み、回収される。上記の取り込み部A
において、搬送される現像剤が空気と共に現像スリーブ
3と現像容器108との間隙(取り込み部100)から
現像容器108内に入ろうとするが、このとき、現像容
器108内の内圧が上昇し、これにより、取り込み部1
00で現像剤ともに搬送されようとした空気が現像容器
内に入らず、吹き出る。吹き出る空気と共にキャリアか
ら遊離したトナーが飛散する。現像剤が現像容器外に飛
散すると、複写機内を汚したり、光センサ等にも汚れを
生じ、誤動作を起こす原因にもなる。
【0014】従来では、このような取り込み部における
飛散を低減する方法として、現像スリーブ3の外側を囲
む現像容器108の取り込み部Aに電極部材20を設
け、トナーと同極性の電圧を印加することで、遊離して
いる非磁性トナーを現像スリーブ3側に引き寄せ、そこ
で磁性キャリアに付着させて、現像容器108内に取り
込まれせる方法がとられている。
【0015】しかし、近年画像形成スピードが高速にな
るのに伴い、現像スリーブが回転速度を速くなり、現像
容器108内の内圧がより上昇しやすくなってきたの
で、上述したような従来の方法だけでは、十分に飛散を
抑えることができなくなってきた。又、高精細画像を得
るために、トナーの小粒径化が試みられているが、小粒
径トナーの中にはキャリアヘの拘束力が小さいものが多
く混在し、更に飛散を抑えるのが難しい。
【0016】そこで、更に飛散を低減するために、現像
容器に連通部たる圧抜き穴を設け、空気の通過を許すフ
ィルタでの圧抜き穴を塞ぐことで、飛散を抑える方法
が、例えば特開昭60−39861号公報に開示してあ
る。これは、トナーが通過しないメッシュを介して空気
を通過させることで、現像容器内の内圧の上昇を抑え、
且つトナーは漏らさない構成である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な方法にあっては、フィルタがトナーを通過させないよ
うに孔径が1〜5μmの多孔質膜等を用いるために、十
分に空気を通すことができず、完全な圧抜きが難しかっ
た。
【0018】即ち、従来の手段では飛散を完全に防止す
ることは難しかった。
【0019】そこで、本発明は、長期に亘り確実に現像
容器の内圧の上昇を抑え、現像剤飛散を防止することが
できる現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置
の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、トナー粒子及び磁性粒子からなる二成分系の現像
剤を収容する現像容器と、該現像容器内に収容された現
像剤を撹拌しつつ所定方向に搬送する現像剤搬送手段
と、上記現像容器からの現像剤を担持する回転自在な現
像剤担持体とを備え、潜像を担持する潜像担持体に該現
像剤担持体からトナー粒子が付与されることにより上記
潜像をトナー像として可視化する現像装置であって、現
像容器は、該現像容器の内圧を開放するため該現像容器
の内部空間と外部空間とを連通させる連通部が形成され
ている現像装置において、現像容器の連通部から該現像
容器の内部の空気を外部に吸引する吸引手段を備えると
いう第一の発明によって達成される。
【0021】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、現像容器の連通部と現像装置の外部とを
連通させる通気路を有しているという第二の発明によっ
ても達成される。
【0022】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
の発明において、通気路は、現像容器の内部から現像装
置の外部への空気の通過を許容しつつ現像剤の漏出を防
止するフィルタが内部に設けられているという第三の発
明によっても達成される。
【0023】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、現像容器は、
該現像容器の内部から外部への空気の通過を許容しつつ
現像剤の漏出を防止するフィルタが上記連通部に設けら
れているという第四の発明によっても達成される。
【0024】更に、本出願によれば、上記目的は、第四
の発明において、現像容器のフィルタは、該現像容器の
連通部若しくはその近傍に配設され該連通部を塞ぐよう
に磁気ブラシを形成して上記現像容器の内部から外部へ
の空気の通過を許容しつつ現像剤の漏出を防止する磁石
若しくは磁石及び磁性部材であるという第五の発明によ
っても達成される。
【0025】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、現像容器は、
該現像容器の連通部が現像剤搬送手段の搬送領域近傍に
位置しているという第六の発明によっても達成される。
【0026】更に、本出願によれば、上記目的は一連の
画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に記
録する画像形成装置であって、第一の発明乃至第六の発
明のいずれかの現像装置を備えるという第七の発明によ
っても達成される。
【0027】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明において、現像容器の連通部からの空気を画像形成
装置の外部に排気するための排気ダクトを有していると
いう第八の発明によっても達成される。
【0028】更に、本出願によれば、上記目的は、第八
の発明において、排気ダクトは、現像容器の内部から画
像形成装置の外部への空気の通過を許容しつつ現像剤の
漏出を防止するフィルタが内部に設けられているという
第九の発明によっても達成される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0030】(第一の実施形態)以下、本発明の現像装
置(図2)及びそれを用いた画像形成装置(図1)を、
一実施形態に基づいて添付図面を参照しつつ説明する。
【0031】図1において、Y,M,C,Kの各ステー
ションは、フルカラー画像のそれぞれイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの画像を形成する。以下の説明に
おいて、例えば一次帯電器21とあれば、Y,M,C,
Kの各ステーションにおける一次帯電器21Y,21
M,21C,21Kを指すものとする。それぞれのステ
ーションにおいて、画像形成は次のように行われる。
【0032】先ず、潜像担持体である感光ドラム4が回
転し、感光ドラム4の表面が一次帯電器21によって一
様に帯電され、次いで、例えばレーザのような発光素子
22によって情報信号に応じた露光して感光ドラム4の
表面に静電潜像が形成される。
【0033】感光ドラム4上に形成された静電潜像は、
現像装置9が感光ドラム4にトナー粒子を付与すること
により、トナー像として可視化される。
【0034】次に、感光ドラム上の上記トナー像は、転
写帯電器23によって、転写紙搬送シート27により搬
送された記録材たる転写紙(図示せず)に転写される。
この転写紙は、各ステーションでイエロートナー像、マ
ゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像が
順に重ね転写される。
【0035】この4色の各トナー像が積層された転写紙
は、定着装置25で熱と圧力とにより混色及び定着さ
れ、フルカラー像として装置外に排出される。
【0036】一方、感光ドラム4上の転写残トナーは、
クリーニング装置26により除去される。
【0037】図2に現像装置9の構成を詳細に示す。
【0038】図2に示すように、感光ドラム4と対向し
て配置された現像装置9は、現像容器8と、現像剤担持
体たる現像スリーブ3と、現像剤返し部材1と、ブレー
ド2と、現像剤搬送部材たる搬送スクリュー11,12
とを有している。
【0039】現像装置9の内部は、垂直方向に延在する
隔壁6によって現像室(第一室)13と撹拌室(第二
室)14とに区画され、隔壁6の上方部は開放されてい
る。現像室13及び撹拌室14には、非磁性トナーと磁
性キャリアを含む2成分現像剤が収容されており、現像
室13で余分となった現像剤は撹拌室14側に回収され
る。
【0040】現像装置9には、撹拌室14の側壁面で、
長手方向略中央の、現像剤が撹拌スクリュー12により
搬送されるときに、現像剤の上面が波打つときに現像剤
が接触する位置に、直径15mmの圧抜き用の連通部た
る開口部101を位置している。
【0041】開口部101には、フィルタ104が取り
付けられており、現像容器8内のトナーが開口部101
から外へ漏れないようになっている。このフィルタ10
4は、シート状の多孔質材料からなり、現像容器8に対
して熱溶着、接着、或いは粘着テープ等によって開口部
101を塞ぐように取り付けられている。
【0042】このように、現像剤搬送手段の撹拌領域近
傍の、搬送中に現像剤の上面が波打つときに現像剤が接
触する位置にフィルタを設けることで、長期使用により
フィルタ104に付着するトナーが増えすぎそうになる
と、現像剤搬送手段で搬送されてきた現像剤の流れがフ
ィルタ104に接触したり、擦れたりすることで、フィ
ルタが振動し、付着していたトナーが落下し、取り除か
れる。
【0043】尚、本発明の現像装置9は、開口部101
から現像容器8の外壁に沿って現像装置上部開口106
まで、圧抜きされた空気が通る通気路107が形成され
ている。
【0044】一方で、画像形成装置には現像装置上部開
口106付近の空気を機外へ導くための排気ダクト10
8が設けられて、排気ダクト108の排気口110には
現像装置上部開口106付近の空気を吸引し、機外に排
出するための吸引手段たる送風ファン109が設けられ
ている。
【0045】送風ファン109によって現像装置上部開
口106付近の空気が吸引されるので、現像装置上部開
口106付近の空気圧は低くくなり、現像容器8の開口
部101から現像容器8内の空気が引き出されることに
なる。即ち、現像容器8内の内圧が高くなりにくくな
り、飛散は低減できる。
【0046】更には、圧抜き用の開口部101を大きめ
にして、送風ファン109の吸引力を大きくすると、現
像容器8内の内圧が高くならないだけでなく、現像容器
8内は負圧になり、更に飛散が低減できる。
【0047】これは、現像容器内が負圧になることで、
取り込み部Aにおいて、現像剤とともに現像容器に取り
込まれる空気の流れが強くなるためであり、キャリアか
ら遊離するトナーが多くても、空気とともにトナーが現
像容器内に吸い込まれるためである。
【0048】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0049】本実施形態の現像装置は、図3に示すよう
に、上述の第一の実施形態と同様、圧抜き用の連通部た
る開口部101と、開口部101から現像容器8の外壁
に沿って現像装置上部開口106まで、圧抜きされた空
気が通る通気路107が形成されている。
【0050】一方、本実施形態の画像形成装置にも現像
装置上部開口106付近の空気を機外へ導くための排気
ダクト108が設けられて、排気ダクト108の排気口
110には現像装置上部開口106付近の空気を吸引
し、機外に排出するための吸引手段たる送風ファン10
9が設けられているが、図3に示す現像装置の開口部1
01にはフィルタではなく、開口部101の周りに磁石
103が開口部101を囲包する態様に配置されてい
る。
【0051】現像剤が補給口側(手前側)から奥側に搬
送される過程で磁石103に現像剤の一部が引き寄せら
れ保持されることで、開口部101を塞ぐように現像剤
の穂(磁気ブラシ102)が形成される構成になってい
る。
【0052】図3において、撹拌室14の側壁面で、撹
拌スクリュー12により搬送されるときに、現像剤の上
面が波打つときに現像剤が接触する位置に、直径5mm
の圧抜き用の開口部101を配置しており、開口部を塞
ぐように現像剤の穂(磁気ブラシ102)が形成され、
現像剤やトナーの漏れを防ぐようになっている。
【0053】新しい現像容器を用いる場合には、現像剤
を現像容器に入れた後、現像装置を傾けて、磁石103
に現像剤を付着させ、開口部を磁気ブラシ102が完全
に塞ぐようにした後に、使用するようにした方が好まし
い。
【0054】このように、現像剤で形成した磁気ブラシ
102で開口部101をシールする構成において、送風
ファン109によって現像装置上部開口106付近の空
気が吸引されるので、現像装置上部開口106付近の空
気圧は引くくなり、磁気ブラシの隙間から空気は抜ける
ので、現像容器8の開口部101から現像容器8内の空
気が引き出されることになる。従って、現像容器8の内
圧が高くなることはなく、取り込み部の飛散ははとんど
生じない。
【0055】又、第一の実施形態のようなフィルタを用
いていないので、フィルタの破損や日詰まり等の問題が
ない。
【0056】現像容器8の開口部101を現像剤搬送手
段の搬送領域近傍に設けているので、磁気ブラシ102
は現像剤搬送手段で搬送されてきた現像剤の流れが接触
したり、ぶつかったりすることで、磁気ブラシはときど
き動かされ長期使用時に磁気ブラシに付着するトナーが
増えすぎることはない。
【0057】即ち、磁気ブラシに過剰に付着したトナー
は付着力が弱いので、磁気ブラシが動くと、トナーは落
下し、再び現像剤搬送により搬送されている現像剤に混
じる。又、磁気ブラシを形成しているキャリアも、搬送
されている現像剤と接触したときに、搬送されている現
像剤と一部は入れ替わる。
【0058】従って、更に長期にわたって現像装置内の
内圧が上昇するのを防ぐことが可能となり、飛散防ぐこ
とができる。
【0059】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0060】上述の第二の実施形態にて説明したよう
に、磁気ブラシの密度が高くなるように磁気ブラシを形
成した方が磁気ブラシの隙間を抜けて開口部から漏れる
トナーは少なくなが、本実施形態の現像装置は、図4に
示すように、磁気ブラシ111の密度がある程度、疎に
なるように磁石112を配置した。
【0061】このような構成においては、開口部101
の空気の通りが良いので、開口部101から空気がより
吸引され、現像容器8内は負圧となる。負圧になれば上
述したように、取り込み部の飛散を更に低減することが
できる。
【0062】磁気ブラシ111が疎になるようにする
と、開口部101からトナーが漏れやすくなるが、本構
成の画像形成装置においては、少量であれば開口部10
1からトナーが漏れても、排気ダクト108の吸引口に
引き込まれるので機内を汚すことはない。
【0063】又、排気口110には防塵フィルタ(図示
せず)を配置しており、該防塵フィルタ介して画像形成
装置の機外に排気しているので、機外にもトナーは飛散
しない。
【0064】即ち、現像容器内を負圧にすることで、機
内の飛散を更に低減でき、又、現像容器の開口部からの
トナーの漏れは、排気口のフィルタにより、機外に排出
されないようにしたものである。
【0065】尚、開口部の形状及び、開口部に取付けら
れる磁石は図示される形状に限定されるものではなく、
設計者が所望に応じて種々の形状とすることができる。
【0066】又、磁石と磁性部材を開口部の周面に沿っ
て配置することで、磁気ブラシを形成する方法も良い。
このようにすることで、開口部の形状、大きさに最適な
磁気ブラシを形成することが容易である。磁性部材は、
鉄板、ニッケル板、コバルト板、又はそれらの合金製の
板の如き強磁性材料にて作製されるのが好ましい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、吸引手段が、現像容器の連通部から
該現像容器の内部の空気を外部に吸引するようになって
いるので、現像容器内を負圧とし、長期に亘り確実に現
像容器の内圧の上昇を抑え、現像剤飛散を防止すること
ができる。
【0068】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
吸引手段が、現像容器の連通部から該現像容器の内部の
空気を外部に吸引するようになっているので、現像容器
内を負圧とし、長期に亘り確実に現像容器の内圧の上昇
を抑え、現像剤飛散を防止することができる。
【0069】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、吸引手段が、現像容器の連通部から該現像容器の内
部の空気を外部に吸引するようになっているので、現像
容器内を負圧とし、長期に亘り確実に現像容器の内圧の
上昇を抑え、現像剤飛散を防止することができる。
【0070】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
吸引手段が、現像容器の連通部から該現像容器の内部の
空気を外部に吸引するようになっているので、現像容器
内を負圧とし、長期に亘り確実に現像容器の内圧の上昇
を抑え、現像剤飛散を防止することができる。
【0071】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、吸引手段が、現像容器の連通部から該現像容器の内
部の空気を外部に吸引するようになっているので、現像
容器内を負圧とし、長期に亘り確実に現像容器の内圧の
上昇を抑え、現像剤飛散を防止することができる。
【0072】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
吸引手段が、現像容器の連通部から該現像容器の内部の
空気を外部に吸引するようになっているので、現像容器
内を負圧とし、長期に亘り確実に現像容器の内圧の上昇
を抑え、現像剤飛散を防止することができる。
【0073】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、吸引手段が、現像容器の連通部から該現像容器の内
部の空気を外部に吸引するようになっているので、現像
容器内を負圧とし、長期に亘り確実に現像容器の内圧の
上昇を抑え、現像剤飛散を防止することができる。
【0074】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
吸引手段が、現像容器の連通部から該現像容器の内部の
空気を外部に吸引するようになっているので、現像容器
内を負圧とし、長期に亘り確実に現像容器の内圧の上昇
を抑え、現像剤飛散を防止することができる。
【0075】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、吸引手段が、現像容器の連通部から該現像容器の内
部の空気を外部に吸引するようになっているので、現像
容器内を負圧とし、長期に亘り確実に現像容器の内圧の
上昇を抑え、現像剤飛散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた現像装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態における現像装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の第三の実施形態における現像装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図5】従来における現像装置の概略構成を示す模式的
断面図である。
【符号の説明】
3 現像スリーブ(現像剤担持体) 4 感光ドラム(潜像担持体) 8 現像容器 9 現像装置 11 撹拌スクリュー(現像剤搬送手段) 12 撹拌スクリュー(現像剤搬送手段) 101 開口部(連通部) 102 磁気ブラシ 103 磁石 104 フィルタ 107 通気路 108 排気ダクト 109 送風ファン(吸引手段) 111 磁気ブラシ 112 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 HB13 JA03 JB02 JB03 JB09 JB13 JB17 JC06 2H077 AB02 AB13 AB14 AB15 AB18 AC02 AD06 AD13 AD18 BA08 CA15 CA16 EA03 GA03 GA04 GA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー粒子及び磁性粒子からなる二成分
    系の現像剤を収容する現像容器と、該現像容器内に収容
    された現像剤を撹拌しつつ所定方向に搬送する現像剤搬
    送手段と、上記現像容器からの現像剤を担持する回転自
    在な現像剤担持体とを備え、潜像を担持する潜像担持体
    に該現像剤担持体からトナー粒子が付与されることによ
    り上記潜像をトナー像として可視化する現像装置であっ
    て、現像容器は、該現像容器の内圧を開放するため該現
    像容器の内部空間と外部空間とを連通させる連通部が形
    成されている現像装置において、現像容器の連通部から
    該現像容器の内部の空気を外部に吸引する吸引手段を備
    えることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像容器の連通部と現像装置の外部とを
    連通させる通気路を有していることとする請求項1に記
    載の現像装置。
  3. 【請求項3】 通気路は、現像容器の内部から現像装置
    の外部への空気の通過を許容しつつ現像剤の漏出を防止
    するフィルタが内部に設けられていることとする請求項
    2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 現像容器は、該現像容器の内部から外部
    への空気の通過を許容しつつ現像剤の漏出を防止するフ
    ィルタが上記連通部に設けられていることとする請求項
    1乃至請求項3のいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 現像容器のフィルタは、該現像容器の連
    通部若しくはその近傍に配設され該連通部を塞ぐように
    磁気ブラシを形成して上記現像容器の内部から外部への
    空気の通過を許容しつつ現像剤の漏出を防止する磁石若
    しくは磁石及び磁性部材であることとする請求項4に記
    載の現像装置。
  6. 【請求項6】 現像容器は、該現像容器の連通部が現像
    剤搬送手段の搬送領域近傍に位置していることとする請
    求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録材に記録する画像形成装置であって、請
    求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の現像装置を
    備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 現像容器の連通部からの空気を画像形成
    装置の外部に排気するための排気ダクトを有しているこ
    ととする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 排気ダクトは、現像容器の内部から画像
    形成装置の外部への空気の通過を許容しつつ現像剤の漏
    出を防止するフィルタが内部に設けられていることとす
    る請求項8に記載の画像形成装置。
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