JP2003075861A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003075861A
JP2003075861A JP2001271464A JP2001271464A JP2003075861A JP 2003075861 A JP2003075861 A JP 2003075861A JP 2001271464 A JP2001271464 A JP 2001271464A JP 2001271464 A JP2001271464 A JP 2001271464A JP 2003075861 A JP2003075861 A JP 2003075861A
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semiconductor chip
wiring
input
substrate
chip mounting
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Shinji Danjo
信二 檀上
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査線の表面に陽極酸化膜を形成するための
陽極酸化用配線を備えた液晶表示装置において、陽極酸
化用配線と半導体チップ用の入力配線とが交差しないよ
うにする。 【解決手段】 アクティブ基板32の対向基板33から
突出された右辺突出部32a上には2つの半導体チップ
搭載領域37が直列的に設けられている。上側の半導体
チップ搭載領域37内の入力端子43と外部接続端子4
6とは、アクティブ基板32の上面に設けられた入力配
線48、52、対向基板33の下面に設けられた入力配
線50および各配線間を接続する上下導通材49、51
を介して接続されている。この結果、入力配線50等か
らなる入力配線は、下側の半導体チップ搭載領域37内
の出力端子42に接続された陽極酸化用配線53と交差
しないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の液晶表示装置の一例の平面
図を示したものである。この液晶表示装置はアクティブ
マトリクス型の液晶表示パネル1を備えている。液晶表
示パネル1は、アクティブ基板2と該アクティブ基板2
の上方に位置する対向基板3とがほぼ方形枠状のシール
材(図示せず)を介して貼り合わされ、シール材と両基
板2、3との間に形成された空間に液晶(図示せず)が
封入されたものからなっている。この場合、アクティブ
基板2の図7の右辺部および下辺部は対向基板3から突
出されている。以下、これらの突出部を右辺突出部2a
および下辺突出部2bという。
【0003】アクティブ基板2の上面(対向基板3との
対向面)において二点鎖線で囲まれた方形状の表示領域
4には、図7に1本ずつしか図示していないが、複数の
走査線5および複数のデータ線6がそれぞれ行方向およ
び列方向に延びて設けられている。両線5、6の各交点
近傍には、図示していないが、両線5、6に接続された
薄膜トランジスタおよび該薄膜トランジスタによって駆
動される画素電極がマトリクス状に配置されている。
【0004】アクティブ基板2の右辺突出部2aの上面
の所定の2箇所には長方形状の半導体チップ搭載領域7
が直列的に設けられている。半導体チップ搭載領域7上
には液晶駆動用のLSI等からなる長方形状の半導体チ
ップ8が異方性導電接着剤(図示せず)を介して搭載さ
れている。
【0005】アクティブ基板2の下辺突出部2bの上面
の所定の2箇所には長方形状の半導体チップ搭載領域9
が直列的に設けられている。半導体チップ搭載領域9上
には液晶駆動用のLSI等からなる長方形状の半導体チ
ップ10が異方性導電接着剤(図示せず)を介して搭載
されている。
【0006】アクティブ基板2の下辺突出部2bの上面
の図7の右側にはフレキシブル配線基板11の一端部が
異方性導電接着剤(図示せず)を介して接合されてい
る。フレキシブル配線基板11の他端部は図示しない回
路基板に接続されている。
【0007】次に、図8は図7に示す液晶表示装置の右
辺部の拡大平面図を示し、図9は図8に示す液晶表示パ
ネル1の一部の拡大透過平面図を示したものである。こ
の場合、図9では、半導体チップ8およびフレキシブル
配線基板11は省略されている。また、図9において、
アクティブ基板2の右辺突出部2a上の一点鎖線で囲ま
れた領域は半導体チップ搭載領域7である。
【0008】図9において、半導体チップ搭載領域7内
の左辺部には複数の出力端子12が設けられ、下辺部に
は複数の入力端子13が設けられている。表示領域4内
に設けられた走査線5の右端部は、アクティブ基板2の
上面において表示領域4の右側に設けられた出力配線1
4を介して出力端子12に接続されている。
【0009】そして、図8に示すように、半導体チップ
搭載領域7上には半導体チップ8が、図9に示す複数の
出力端子12および複数の入力端子13に接続されて搭
載されている。従って、半導体チップ8は複数の走査線
5に電圧を供給する走査線駆動用のものである。
【0010】図9において、アクティブ基板2の下端部
上面の所定の箇所には、図8に示すフレキシブル配線基
板11と接続される複数の外部接続端子15が設けられ
ている。そして、図9の下側の半導体チップ搭載領域7
内の入力端子13と外部接続端子15とは、その間にお
けるアクティブ基板2の右辺突出部2a上に設けられた
入力配線16を介して接続されている。
【0011】図9の上側の半導体チップ搭載領域7内の
入力端子13と下側の半導体チップ搭載領域7内の入力
端子13とは、その間におけるアクティブ基板2の右辺
突出部2a上に設けられた入力配線17を介して接続さ
れている。この場合、入力配線17の一部は下側の半導
体チップ搭載領域7内に配置されている。
【0012】図9において、アクティブ基板2の右辺突
出部2a上には、出力端子12に接続された陽極酸化用
配線18がアクティブ基板2の右辺突出部2aの端面ま
で延びて設けられている。
【0013】ここで、陽極酸化用配線18について説明
する。液晶表示パネル1を製造する場合、複数個のアク
ティブ基板2に対応する大きさの大型ガラス基板を用意
し、この大型ガラス基板のアクティブ基板2形成領域の
周囲に陽極酸化用共通配線を陽極酸化用配線18に接続
させて設け、陽極酸化処理を行うことにより、特に、出
力端子12に出力配線14を介して接続された走査線5
の表面に陽極酸化膜を形成し、これにより絶縁耐圧の向
上を図ることがある。
【0014】このような場合には、大型ガラス基板を切
断して個々のアクティブ基板2を得ると、出力端子12
とアクティブ基板2の右辺突出部2aの端面との間に陽
極酸化用配線18が残存することになる。
【0015】この場合、図9の下側の半導体チップ搭載
領域7内に配置された陽極酸化用配線18は入力配線1
7と交差するが、入力配線17は層間絶縁膜(図示せ
ず)上に設けられ、陽極酸化用配線18は同層間絶縁膜
下に設けられているので、ショートすることはない。
【0016】次に、図10は図7に示す液晶表示装置の
下辺部の拡大平面図を示し、図11は図10に示す液晶
表示パネル1の一部の拡大透過平面図を示したものであ
る。この場合、図11では、半導体チップ10およびフ
レキシブル配線基板11は省略されている。また、図1
1において、アクティブ基板2の下辺突出部2b上の一
点鎖線で囲まれた領域は半導体チップ搭載領域9であ
る。
【0017】図11において、半導体チップ搭載領域9
内の上辺部には複数の出力端子21が設けられ、右辺部
には複数の入力端子22が設けられている。表示領域4
内に設けられたデータ線6の下端部は、アクティブ基板
2の上面において表示領域4の下側に設けられた出力配
線23を介して出力端子21に接続されている。
【0018】そして、図10に示すように、半導体チッ
プ搭載領域9上には半導体チップ10が、図11に示す
複数の出力端子21および複数の入力端子22に接続さ
れて搭載されている。従って、下側の半導体チップ10
は複数のデータ線6に電圧を供給するデータ線駆動用の
ものである。
【0019】図11において、アクティブ基板2の下端
部上面の所定の箇所には、図10に示すフレキシブル配
線基板11と接続される複数の外部接続端子24が設け
られている。そして、図11の右側の半導体チップ搭載
領域9内の入力端子22と外部接続端子24とは、その
間におけるアクティブ基板2の下辺突出部2b上に設け
られた入力配線25を介して接続されている。
【0020】図11の左側の半導体チップ搭載領域9内
の入力端子22と右側の半導体チップ搭載領域9内の入
力端子22とは、その間におけるアクティブ基板2の下
辺突出部2b上に設けられた入力配線26、27を介し
て接続されている。この場合、入力配線26の一部は右
側の半導体チップ搭載領域9内に配置され、入力配線2
7の一部は右側の半導体チップ搭載領域9の下側に配置
されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
液晶表示装置では、図9の下側の半導体チップ搭載領域
7内の出力端子12に接続された陽極酸化用配線18
に、走査線5に供給される電圧と同一の電圧が印加され
るため、当該陽極酸化用配線18の入力配線17と交差
する部分において腐食が発生し、この腐食が進行して、
当該陽極酸化用配線18に接続された出力端子12や出
力配線14が腐食することがあるという問題があった。
【0022】また、上記従来の液晶表示装置では、図1
0および図11に示すように、複数の入力配線25およ
び複数の入力配線26、27をアクティブ基板2の下辺
突出部2b上に配置しているが、複数の入力配線25お
よび複数の入力配線26、27のうちの電源配線に比較
的大きな電流が流れるため、その幅を比較的広くしてそ
の抵抗値を小さくしており、このため複数の入力配線2
5および複数の入力配線26、27の引き回し領域の幅
が比較的大きくなり、ひいてはアクティブ基板2の下辺
突出部2bの突出長が大きくなり、額縁の幅が大きくな
ってしまうという問題があった。
【0023】この発明の課題は、所定の入力配線と陽極
酸化用配線とが交差しないようにすることである。ま
た、この発明の他の課題は、所定の入力配線の引き回し
領域の幅を比較的小さくすることである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、互いに貼り合わされた2枚の基板のうちの一方の基
板の他方の基板から突出された突出部上に設けられた半
導体チップ搭載領域内に複数の入力端子および複数の出
力端子が設けられ、前記半導体チップ搭載領域上に半導
体チップが前記入力端子および前記出力端子に接続され
て搭載され、前記一方の基板の突出部上の前記半導体チ
ップ搭載領域外に複数の外部接続端子が設けられた液晶
表示装置において、前記他方の基板に前記複数の外部接
続端子の少なくとも一部と前記複数の入力端子の少なく
とも一部とを接続する入力配線の一部が設けられ、前記
一方の基板に前記入力配線の残部が設けられ、前記入力
配線の一部と残部とが上下導通材を介して接続されてい
ることを特徴とするものである。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、前記一方の基板の
突出部上に前記半導体チップ搭載領域が複数直列的に設
けられ、前記複数の半導体チップ搭載領域のうちの前記
外部接続端子に最も近い半導体チップ搭載領域以外の半
導体チップ搭載領域内の入力端子と前記外部接続端子と
を接続する入力配線の一部が前記他方の基板に設けら
れ、前記外部接続端子に最も近い半導体チップ搭載領域
内の入力端子と前記外部接続端子とを接続する入力配線
が前記一方の基板に設けられていることを特徴とするも
のである。請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の
発明において、前記一方の基板の突出部上に、前記出力
端子に接続された配線が前記一方の基板の突出部の端面
まで延びて設けられていることを特徴とするものであ
る。請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明に
おいて、前記配線は陽極酸化用配線であることを特徴と
するものである。請求項5に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、前記一方の基板の突出部上に前記
半導体チップ搭載領域が複数直列的に設けられ、前記複
数の半導体チップ搭載領域内にそれぞれ設けられた1の
入力端子とそれに対応する前記外部接続端子とを接続す
る入力配線の一部が前記他方の基板に設けられ、残りの
入力端子とそれに対応する前記外部接続端子とを接続す
る入力配線が前記一方の基板に設けられていることを特
徴とするものである。請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の発明において、前記複数の半導体チップ搭載
領域内にそれぞれ設けられた1の入力端子とそれに対応
する前記外部接続端子とを接続する別の入力配線が前記
一方の基板に設けられていることを特徴とするものであ
る。請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明に
おいて、前記1の入力端子は電源端子であることを特徴
とするものである。そして、この発明によれば、一方の
基板の突出部上の半導体チップ搭載領域外に設けられた
複数の外部接続端子の少なくとも一部と一方の基板の突
出部上の半導体チップ搭載領域内に設けられた複数の入
力端子の少なくとも一部とを接続する入力配線の一部を
他方の基板に設けているので、所定の入力配線と陽極酸
化用配線とが交差しないようにしたり、所定の入力配線
の引き回し領域の幅を比較的小さくしたりすることがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態とし
ての液晶表示装置の平面図を示したものである。この液
晶表示装置はアクティブマトリクス型の液晶表示パネル
31を備えている。液晶表示パネル31は、アクティブ
基板32と該アクティブ基板32の上方に位置する対向
基板33とがほぼ方形枠状のシール材(図示せず)を介
して貼り合わされ、シール材と両基板32、33との間
に形成された空間に液晶(図示せず)が封入されたもの
からなっている。この場合、アクティブ基板32の図1
の右辺部および下辺部は対向基板33から突出されてい
る。以下、これらの突出部を右辺突出部32aおよび下
辺突出部32bという。
【0026】アクティブ基板32の上面(対向基板33
との対向面)において二点鎖線で囲まれた方形状の表示
領域34には、図1に1本ずつしか図示していないが、
複数の走査線35および複数のデータ線36がそれぞれ
行方向および列方向に延びて設けられている。両線3
5、36の各交点近傍には、図示していないが、両線3
5、36に接続された薄膜トランジスタおよび該薄膜ト
ランジスタによって駆動される画素電極がマトリクス状
に配置されている。
【0027】アクティブ基板32の右辺突出部32aの
上面の所定の2箇所には長方形状の半導体チップ搭載領
域37が直列的に設けられている。半導体チップ搭載領
域37上には液晶駆動用のLSI等からなる長方形状の
半導体チップ38が異方性導電接着剤(図示せず)を介
して搭載されている。
【0028】アクティブ基板32の下辺突出部32bの
上面の所定の2箇所には長方形状の半導体チップ搭載領
域39が直列的に設けられている。半導体チップ搭載領
域39上には液晶駆動用のLSI等からなる長方形状の
半導体チップ40が異方性導電接着剤(図示せず)を介
して搭載されている。
【0029】アクティブ基板32の下辺突出部32bの
上面の図1の右側にはフレキシブル配線基板41の一端
部が異方性導電接着剤(図示せず)を介して接合されて
いる。フレキシブル配線基板41の他端部は図示しない
回路基板に接続されている。
【0030】次に、図2は図1に示す液晶表示装置の右
辺部の拡大平面図を示し、図3は図2に示す液晶表示パ
ネル31の一部の拡大透過平面図を示したものである。
この場合、図3では、半導体チップ38およびフレキシ
ブル配線基板41は省略されている。また、図3におい
て、アクティブ基板32の右辺突出部32a上の一点鎖
線で囲まれた領域は半導体チップ搭載領域37である。
【0031】図3において、半導体チップ搭載領域37
内の左辺部には複数の出力端子42が設けられ、下辺部
には複数の入力端子43が設けられている。表示領域3
4内に設けられた走査線35の右端部は、アクティブ基
板32の上面において表示領域34の右側に設けられた
出力配線44を介して出力端子42に接続されている。
【0032】そして、図2に示すように、半導体チップ
搭載領域37上には半導体チップ38が、図3に示す複
数の出力端子42および複数の入力端子43に接続され
て搭載されている。従って、半導体チップ38は複数の
走査線35に電圧を供給する走査線駆動用のものであ
る。
【0033】図3において、アクティブ基板32の下端
部上面の所定の箇所には、図2に示すフレキシブル配線
基板41と接続されるそれぞれ複数の第1および第2の
外部接続端子45、46が設けられている。そして、図
3の下側の半導体チップ搭載領域37内の入力端子43
と第1の外部接続端子45とは、その間におけるアクテ
ィブ基板32の右辺突出部32a上に設けられた入力配
線47を介して接続されている。
【0034】図3の上側の半導体チップ搭載領域37内
の入力端子43と第1の外部接続端子46とは、第1の
入力配線48、第1の上下導通材49、第2の入力配線
50、第2の上下導通材51および第3の入力配線52
を介して接続されている。この場合、第1の入力配線4
8はアクティブ基板32の下辺突出部32bの上面の所
定の箇所およびその近傍に設けられている。第2の入力
配線50は対向基板33の下面(アクティブ基板32と
の対向面)の所定の箇所に設けられている。第3の入力
配線52はアクティブ基板32の右辺突出部32aの上
面の所定の箇所およびその近傍に設けられている。
【0035】第1の上下導通材49は、両基板32、3
3間において、第1の外部接続端子46の一端部と第2
の入力配線50の一端部との間に配置されている。第2
の上下導通材51は、両基板32、33間において、第
2の入力配線50の他端部と第3の入力配線52の一端
部との間に配置されている。この場合、第1の入力配線
48、第1の上下導通材49、第2の入力配線50、第
2の上下導通材51および第3の入力配線52は、いず
れも、図3の下側の半導体チップ搭載領域37内に配置
されていない。
【0036】図3において、アクティブ基板32の右辺
突出部32a上には、出力端子42に接続された陽極酸
化用配線53がアクティブ基板32の右辺突出部32a
の端面まで延びて設けられている。
【0037】この場合、上述の如く、第1の入力配線4
8、第1の上下導通材49、第2の入力配線50、第2
の上下導通材51および第3の入力配線52は、いずれ
も、図3の下側の半導体チップ搭載領域37内に配置さ
れていないので、当該下側の半導体チップ搭載領域37
内に配置された陽極酸化用配線53と交差することはな
い。
【0038】従って、図3の下側の半導体チップ搭載領
域37内の出力端子42に接続された陽極酸化用配線5
3に、走査線35に供給される電圧と同一の電圧が印加
されても、当該陽極酸化用配線53および当該陽極酸化
用配線53に接続された出力端子42や出力配線44が
腐食しないようにすることができる。
【0039】なお、第2の入力配線50は所定の出力配
線44と交差するが、第2の入力配線50は対向基板3
3の下面に設けられ、当該所定の出力配線44はアクテ
ィブ基板32の上面に設けられているので、当該所定の
出力配線44の第2の入力配線50と交差する部分にお
いても腐食が発生しないようにすることができる。
【0040】次に、図4は図1に示す液晶表示装置の下
辺部の拡大平面図を示し、図5は図4に示す液晶表示パ
ネル31の一部の拡大透過平面図を示したものである。
この場合、図5では、半導体チップ40およびフレキシ
ブル配線基板41は省略されている。また、図5におい
て、アクティブ基板32の下辺突出部32b上の一点鎖
線で囲まれた領域は半導体チップ搭載領域39である。
【0041】図5において、半導体チップ搭載領域39
内の上辺部には複数の出力端子61が設けられ、右辺部
には複数の入力端子62が設けられている。表示領域3
4内に設けられたデータ線36の下端部は、アクティブ
基板32の上面において表示領域34の下側に設けられ
た出力配線63を介して出力端子61に接続されてい
る。
【0042】そして、図4に示すように、半導体チップ
搭載領域39上には半導体チップ40が、図5に示す複
数の出力端子61および複数の入力端子62に接続され
て搭載されている。従って、下側の半導体チップ40は
複数のデータ線36に電圧を供給するデータ線駆動用の
ものである。
【0043】図5において、アクティブ基板32の下端
部上面の所定の箇所には、図4に示すフレキシブル配線
基板41と接続される複数の外部接続端子64が設けら
れている。そして、図5の右側の半導体チップ搭載領域
39内の入力端子62と外部接続端子64とは、その間
におけるアクティブ基板32の下辺突出部32b上に設
けられた入力配線65を介して接続されている。
【0044】図5の左側の半導体チップ搭載領域39内
の入力端子62と右側の半導体チップ搭載領域39内の
入力端子62とは、その間におけるアクティブ基板32
の下辺突出部32b上に設けられた入力配線66、67
を介して接続されている。この場合、入力配線66の一
部は右側の半導体チップ搭載領域39内に配置され、入
力配線67の一部は右側の半導体チップ搭載領域39の
下側に配置されている。
【0045】この場合、複数の外部接続端子64のうち
の図5において最も右側の外部接続端子64に接続され
た所定の1本の入力配線65の所定の箇所には、それか
ら分岐された入力配線68の一端部が接続されている。
また、2つの半導体チップ搭載領域39内の所定の1の
入力端子62には別の入力配線69、70の一端部が接
続されている。これらの入力配線68、69、70はア
クティブ基板32の下辺突出部32b上に設けられ、且
つ、その各他端部は対向基板33と対向する箇所に配置
されている。
【0046】一方、対向基板33の下面の所定の箇所に
は入力配線71が設けられている。そして、入力配線6
8、69、70の各他端部と入力配線71の両端部およ
びその途中の所定の箇所とは、両基板32、33間に配
置された上下導通材72、73、74を介して接続され
ている。
【0047】従って、所定の1本の入力配線65から分
岐された入力配線68は、上下導通材72、入力配線7
1、上下導通材73および入力配線69を介して図5の
右側の半導体チップ搭載領域39内の所定の1の入力端
子62に接続され、また入力配線71、上下導通材74
および入力配線70を介して図5の左側の半導体チップ
搭載領域39内の所定の1の入力端子62に接続されて
いる。
【0048】この場合、2つの半導体チップ搭載領域3
9内の所定の1の入力端子62は電源端子であり、これ
らの電源端子には本来の入力配線65、66のほかに入
力配線71等からなる入力配線が並列して接続されてい
る。従って、本来の入力配線65、66の幅を小さくし
ても、入力配線71等からなる入力配線の幅を比較的広
くすることにより、入力配線全体としての幅を広くして
その抵抗値を小さくすることができる。
【0049】この結果、複数の入力配線65および複数
の入力配線66、67の引き回し領域の幅を比較的小さ
くすることができ、ひいてはアクティブ基板32の下辺
突出部32bの突出長を小さくすることができ、額縁の
幅を小さくすることができる。
【0050】なお、入力配線71等からなる入力配線を
独立した入力配線とし、本来の入力配線65、66のう
ちの1本を省略するようにしてもよい。このようにした
場合も、入力配線71等からなる入力配線の幅を比較的
広くすることができ、且つ、残りの入力配線65、66
の引き回し領域の幅を比較的小さくすることができる。
【0051】また、図3に示す場合には、外部接続端子
45のほかに外部接続端子46を設けているが、これに
限らず、例えば図6に示すこの発明の他の実施形態のよ
うに、外部接続端子45のみとしてもよい。この場合、
アクティブ基板32の上面に入力端子43に接続されて
設けられた第1の入力配線48aの一端部と対向基板3
3の下面に設けられた第2の入力配線50aの一端部と
は、両基板32、33間に配置された第1の上下導通材
49aを介して接続されている。
【0052】さらに、上記実施形態では、アクティブ基
板の両突出部上にそれぞれ2つの半導体チップを搭載し
た場合について説明したが、この発明はこれに限定され
るものではない。例えば、アクティブ基板の両突出部上
にそれぞれ3つ以上の半導体チップを搭載するようにし
てもよい。また、アクティブ基板の一方の突出部上に複
数の半導体チップを搭載し、他方の突出部上に1つの半
導体チップを搭載するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、一方の基板の突出部上の半導体チップ搭載領域外に
設けられた複数の外部接続端子の少なくとも一部と一方
の基板の突出部上の半導体チップ搭載領域内に設けられ
た複数の入力端子の少なくとも一部とを接続する入力配
線の一部を他方の基板に設けることにより、所定の入力
配線と陽極酸化用配線とが交差しないようにした場合に
は、陽極酸化用配線およびそれに接続された配線が腐食
しないようにすることができる。また、一方の基板の突
出部上の半導体チップ搭載領域外に設けられた複数の外
部接続端子の少なくとも一部と一方の基板の突出部上の
半導体チップ搭載領域内に設けられた複数の入力端子の
少なくとも一部とを接続する入力配線の一部を他方の基
板に設けることにより、所定の入力配線の引き回し領域
の幅を比較的小さくした場合には、一方の基板の突出部
の突出長を小さくすることができ、ひいては額縁の幅を
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態としての液晶表示装置の
平面図。
【図2】図1に示す液晶表示装置の右辺部の拡大平面
図。
【図3】図2に示す液晶表示パネルの一部の拡大透過平
面図。
【図4】図1に示す液晶表示装置の下辺部の拡大平面
図。
【図5】図4に示す液晶表示パネルの一部の拡大透過平
面図。
【図6】この発明の他の実施形態における液晶表示パネ
ルの一部の拡大透過平面図。
【図7】従来の液晶表示装置の一例の平面図。
【図8】図7に示す液晶表示装置の右辺部の拡大平面
図。
【図9】図8に示す液晶表示パネルの一部の拡大透過平
面図。
【図10】図7に示す液晶表示装置の下辺部の拡大平面
図。
【図11】図10に示す液晶表示パネルの一部の拡大透
過平面図。
【符号の説明】 31 液晶表示パネル 32 アクティブ基板 32a 右辺突出部 32b 下辺突出部 33 対向基板 34 表示領域 35 走査線 36 データ線 37、39 半導体チップ搭載領域 38、40 半導体チップ 41 フレキシブル配線基板 42 出力端子 43 入力端子 44 出力配線 45、46 外部接続端子 47、48、50、52 入力配線 49、51 上下導通材 61 出力端子 62 入力端子 63 出力配線 64 外部接続端子 65、66、67、68、71 入力配線 72、73、74 上下導通材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA35 GA38 GA41 GA48 GA50 GA55 GA60 JA24 MA24 NA15 NA25 PA01 PA06 5C094 AA15 AA32 BA43 DA09 DB01 DB02 DB03 DB05 EA02 EB02 5G435 AA14 AA18 BB12 EE33 EE37 EE42 EE47 HH12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに貼り合わされた2枚の基板のうち
    の一方の基板の他方の基板から突出された突出部上に設
    けられた半導体チップ搭載領域内に複数の入力端子およ
    び複数の出力端子が設けられ、前記半導体チップ搭載領
    域上に半導体チップが前記入力端子および前記出力端子
    に接続されて搭載され、前記一方の基板の突出部上の前
    記半導体チップ搭載領域外に複数の外部接続端子が設け
    られた液晶表示装置において、前記他方の基板に前記複
    数の外部接続端子の少なくとも一部と前記複数の入力端
    子の少なくとも一部とを接続する入力配線の一部が設け
    られ、前記一方の基板に前記入力配線の残部が設けら
    れ、前記入力配線の一部と残部とが上下導通材を介して
    接続されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記一
    方の基板の突出部上に前記半導体チップ搭載領域が複数
    直列的に設けられ、前記複数の半導体チップ搭載領域の
    うちの前記外部接続端子に最も近い半導体チップ搭載領
    域以外の半導体チップ搭載領域内の入力端子と前記外部
    接続端子とを接続する入力配線の一部が前記他方の基板
    に設けられ、前記外部接続端子に最も近い半導体チップ
    搭載領域内の入力端子と前記外部接続端子とを接続する
    入力配線が前記一方の基板に設けられていることを特徴
    とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、前記一
    方の基板の突出部上に、前記出力端子に接続された配線
    が前記一方の基板の突出部の端面まで延びて設けられて
    いることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の発明において、前記配
    線は陽極酸化用配線であることを特徴とする液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の発明において、前記一
    方の基板の突出部上に前記半導体チップ搭載領域が複数
    直列的に設けられ、前記複数の半導体チップ搭載領域内
    にそれぞれ設けられた1の入力端子とそれに対応する前
    記外部接続端子とを接続する入力配線の一部が前記他方
    の基板に設けられ、残りの入力端子とそれに対応する前
    記外部接続端子とを接続する入力配線が前記一方の基板
    に設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発明において、前記複
    数の半導体チップ搭載領域内にそれぞれ設けられた1の
    入力端子とそれに対応する前記外部接続端子とを接続す
    る別の入力配線が前記一方の基板に設けられていること
    を特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の発明において、前記1
    の入力端子は電源端子であることを特徴とする液晶表示
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013161685A1 (ja) * 2012-04-27 2013-10-31 シャープ株式会社 表示装置

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