JP2003074786A - 真空断熱材および真空断熱材の製造方法、ならびに真空断熱材を用いた冷蔵庫および冷凍機器,ノート型コンピュータ,電気湯沸かし器 - Google Patents
真空断熱材および真空断熱材の製造方法、ならびに真空断熱材を用いた冷蔵庫および冷凍機器,ノート型コンピュータ,電気湯沸かし器Info
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Abstract
する断熱性改善要因を明確化し、その理論に準じて適切
な母材と添加材を選択することにより、粉体未添加の場
合と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非
常に高性能な真空断熱材、および、真空断熱材の製造方
法を提供するものである。また、高性能な真空断熱材を
具備することにより、省エネルギーに貢献できる機器を
提供するものである。また、高性能な真空断熱材を具備
することにより、装置内部の熱が表面に伝達することに
より利用者に不快感を与えることのない機器を提供する
ものである。 【解決手段】 金属箔層と熱可塑性ポリマー層とを有す
る被覆材2に、平均一次粒子径7nmであるヒュームド
シリカ5と粉体比抵抗値が0.6cm/Ωのカーボンブ
ラック4が均一分散され、充填されているものである。
Description
び、真空断熱材の適用機器に関するものである。
することの重要性から、省エネルギー化が望まれてお
り、民生用機器に対しても省エネルギーの推進が行われ
ている。特に温冷熱利用の機器や住宅に関しては、熱を
効率的に利用するという観点から、優れた断熱性を有す
る断熱材が求められている。
は、ノート型コンピュータにおいて、装置内部で発生し
た熱が装置ケースの表面に伝達され、装置ケース表面の
温度が上昇したとき、装置利用者の身体と前記装置ケー
ス表面とが長時間接触する部分の熱が、装置利用者に不
快感を与えることが問題となっており、ここでも優れた
断熱性を有する断熱材が求められている。
どの繊維体やウレタンフォームなどの発泡体が用いられ
ている。しかし、これらの断熱材の断熱性を向上するた
めには断熱材の厚さを増す必要があり、断熱材を充填で
きる空間に制限があって省スペースや空間の有効利用が
必要な場合には適用することができない。
空間を保持する芯材と、空間と外気を遮断する外被材に
よって構成される真空断熱材がある。その芯材として、
一般に、粉体材料,繊維材料,連通化した発泡体などが
用いられているが、近年では、真空断熱材への要求が多
岐にわたってきており、従来より一層高性能な真空断熱
材が求められている。
許公報 昭60−33479では、パーライト粉末中に
粉体状カーボンが均一分散していることを特徴とする真
空断熱材を提案している。また、粉体状カーボンが、カ
ーボンブラックであることを特徴とする真空断熱材を提
案しており、パーライト中にカーボンブラックを均一分
散させることにより、最適条件において断熱性能が20
%改善されることを提案している。
では、種々粉体にカーボン粉体が均一分散していること
を特徴とした真空断熱材を提案している。実施例では、
単粒子径100nmのシリカに、カーボンブラックを均
一分散することにより、最適条件において断熱性能が2
0%改善されることを提案している。
は、フェロシリコン生産で発生するヒュームより生成さ
れる微粉体を用いた真空断熱材を提案している。また、
その微粉体には少なくとも炭素が1wt%以上含有され
ていることを特徴とする真空断熱材を提案している。本
提案では、23%の断熱性能の改善が示されている。
ボン粉体などにより輻射熱伝導が低減する効果によるも
のと考えられている。
60−33479号公報におけるパーライトや、特開昭
61−36595号公報における単粒子径100nmの
シリカ、特公平8−20032号公報におけるフェロシ
リコン生産で発生するヒュームを母材として、粉体状カ
ーボンや炭素を添加材として含有した仕様では、断熱性
能改善効果は添加材を含有しない場合よりは改善された
が、その効果は20%程度であり、従来の真空断熱材と
比較すると飛躍的に断熱性能が良好なものではない。
体などの添加材を母材であるシリカに添加しても常温領
域での熱エネルギーの放射、すなわち輻射の熱伝導に大
きな影響を与えないことが明らかとなった。シリカ単
体、および、粉体状カーボンを添加したシリカ、理想黒
体(50℃)の放射エネルギー分布の測定結果を図16
に示す。
領域で使用される真空断熱材において、粉体状カーボン
添加による放射エネルギー量の変化は非常に小さく、輻
射熱伝導の低減が熱伝導率低減要因としては考えられな
いと判断する。粉体状カーボン以外の各種輻射熱伝導低
減に効果があるといわれている添加材、例えば、酸化チ
タンなどにおいての分析結果も同様であった。
は、添加材添加による断熱性能改善効果要因を明らかに
した上で、より適した素材を選定することが重要である
と考える。
加えた場合に発現する断熱性能改善要因を明らかとした
上で、適切な母材と添加材を選択し、粉体未添加の場合
と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非常
に高性能な真空断熱材、および、真空断熱材の製造方法
を提供することにある。また、高性能な真空断熱材を具
備することにより、省エネルギーに貢献できる機器を提
供することにある。また、高性能な真空断熱材を具備す
ることにより、装置内部の熱が表面に伝達することによ
り利用者に不快感を与えることのない機器を提供するこ
とにある。
の真空断熱材は、シリカの凝集粒子を解砕する添加材を
少なくとも1wt%以上含有するシリカを芯材とした被
覆材を有することを特徴とするものである。
し、熱伝導率と粉体特性変化に着目した解析を行った。
その結果、熱伝導率低減効果が得られる場合には必ず、
シリカの凝集粒子が解砕され、2次粒子径が減少するこ
とを見出した。例えば、乾式シリカの一種であるヒュー
ムドシリカと、シリカの凝集粒子を解砕する効果がある
ことを見出したカーボンブラックを用いて検証した一例
では、凝集粒子径の実測平均値が2.4μmであるアエ
ロジル380(日本アエロジル製)に、トーカブラック
#8500Fを5%添加することにより、凝集粒子径は
1.0μmまで減少した。この場合、カーボンブラック
の添加により、断熱性能は約40%改善された。
シリカの凝集粒子径がシリカが分子間相互作用により凝
集を形成する粉体であり、応力を加えることにより、凝
集粒子が解砕される特性を持つものであるからである。
現時点では、このような特性を有するものとして、シリ
カのみを確認している。また、微細な粉体であることか
ら、真空断熱材としても柔軟に折り曲げ、成型が可能で
ある。
る断熱性能改善効果は、輻射熱伝導の低減によるもので
はなく、凝集粒子が解砕されることにより微細化され、
単位体積あたりの固体接触点が増加するため、その結
果、固体熱抵抗が高くなり、固体の熱伝導率が低下する
ものと考える。
熱材の熱伝導率の内圧依存性が改善されることを確認し
た。これは、凝集粒子径が解砕、減少する効果によっ
て、凝集粒子間に形成される空隙径が微細化されるた
め、気体熱伝導率が低減するものと考えられる。そのた
め、真空断熱材の経時的な断熱性能の信頼性は向上す
る。
も確認した。これは、温度上昇による気体分子の運動量
の増大に起因する気体熱伝導率の増加を、空隙径が微細
化される効果により、抑制しているためであると考え
る。
粉体であることを特徴とするものである。
シリカの凝集粒子が解砕され、2次粒子径が減少するこ
とを見出した。例えば、乾式シリカの一種であるヒュー
ムドシリカと導電性粉体であるカーボンブラックを用い
て検証した一例では、凝集粒子径の実測平均値が2.4
μmであるアエロジル380(日本アエロジル製)に、
トーカブラック#8500Fを5%添加することによ
り、凝集粒子径は1.0μmまで減少した。この場合、
カーボンブラックの添加により、断熱性能は約40%改
善された。
リカ粉体の凝集力に電気的反発を与えることにより、凝
集が解砕されるものであると考える。凝集は解砕される
ことにより微細化され、単位体積あたりの固体接触点が
増加するため、その結果、固体熱抵抗が高くなり、固体
の熱伝導率が低下するものと考える。
の組み合わせは、母材としては静電力により凝集を形成
するシリカと、そして添加材としては導電性を有する粉
体であるといえる。この場合においてのみ、断熱性能改
善効果が得られるのである。
に、断熱性能は大きく改善されることを確認した。よっ
て、母材に添加材を加えた場合に発現する断熱性能改善
効果は、導電性粉体添加による凝集粒子径の減少による
ものである。
の粉体比抵抗値が、1×108Ω/cm未満であること
を特徴とするものである。
体比抵抗と断熱性能改善効果にはほぼ1次の関係があ
り、粉体比抵抗値が1×108Ω/cm未満である場合
に特に優れた断熱性能が発現することを確認した。図1
7にヒュームドシリカに各種粉体比抵抗値の粉体を5%
添加した場合の熱伝導率値を示す。
したがい、熱伝導率が低減している傾向がわかる。この
要因は、粉体比抵抗値が低減するほど粉体の導電性が増
大するため、シルカの凝集粒子に与える解砕効果が高く
なることによるものであると考える。
平均一次粒子径50nm以下の乾式シリカであることを
特徴とするものである。
て、湿式シリカより解砕されやすいことを確認した。お
そらくは、湿式シリカと比較した場合に、表面シラノー
ル基が少ないことから、粒子間の水素結合による相互作
用が小さいためであると考える。よって、より断熱性能
の改善効果が大きい。
ると、単位体積あたりの固定接触点が増加し固体接触点
が増加するため、固体熱抵抗が高くなり固体の熱伝導が
低下する効果と、空隙が微細化され気体熱伝導率が低下
する効果により、特に断熱性能に優れている。
よって、凝集粒子間に形成される空隙径が微細化される
ため、気体熱伝導率が低減すしめ、真空断熱材の経時的
な断熱性能の信頼性も飛躍的に向上する。
が、粉体状カーボンであることを特徴とするものであ
る。
粉体比抵抗値が小さいものでは0.1Ω/cmから、大
きいものでも5程度と小さく、断熱性能改善効果に優れ
ている。また、工業的にも安価なものが選択できるた
め、非常に有用である。
属を含む組成であることを特徴とするものである。
合、粉体比抵抗値が小さいものでは0.001Ω/cm
と非常に小さく、断熱性能改善効果に優れている。ま
た、経時的に真空断熱材中で気体を発生することがほと
んどないため、経時信頼性にも優れている。
属酸化物を含む組成であることを特徴とするものであ
る。
る場合、粉体比抵抗値が小さいものでは1.0Ω/cm
程度と小さく、断熱性能改善効果に優れている。また、
経時的に真空断熱材中で気体を発生することがほとんど
ないため、経時信頼性にも優れている。
場合に発現する断熱性能改善効果の要因を明らかにした
上で、適切な母材と添加材とを選択し、粉体未添加の場
合と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非
常に高性能な真空断熱材を提供することができるのであ
る。
とも、攪拌羽根を有する混合容器内に、添加することに
よりシリカの凝集粒子を解砕する効果を有する添加材を
1wt%以上と、シリカとを投入し、攪拌羽根による混
合によって均一分散させる粉体均一分散ステップ、この
粉体を芯材として減圧下で芯材を被覆材に封止する真空
封止ステップとを有することを特徴とするものである。
性粉体とシリカを十分に混合、均一分散させることによ
り、導電性粉体の帯電によるシリカの解砕を効果的に進
行させ、優れた断熱性能を発現する芯材を調整できるの
である。
添加材が、導電性粉体であることを特徴とするものであ
る。
導電性粉体の粉体比抵抗値が、1×108Ω/cm未満
であることを特徴とするものである。
シリカが、平均一次粒子径50nm以下の乾式シリカで
あることを特徴とするものである。
導電性粉体が、粉体状カーボンであることを特徴とする
ものである。
導電性粉体が、金属を含む組成であることを特徴とする
ものである。
導電性粉体が、金属酸化物を含む組成であることを特徴
とするものである。
場合に発現する断熱性能改善効果の要因を明らかにした
上で、適切な母材と添加材とを選択し、さらにこれらを
均一分散させることによって粉体未添加の場合と比較し
て20%以上の断熱性能の改善が得られる非常に高性能
な真空断熱材の製造方法を提供することができるのであ
る。
箱と外箱間に、添加することによりシリカの凝集粒子を
解砕する効果を有する添加材を少なくとも1wt%以上
含有するシリカを芯材とした被覆材を有する真空断熱材
を備えた断熱箱体からなる冷凍冷蔵庫であって、冷凍冷
蔵庫の全表面積に対して真空断熱材を適用する面積の割
合が、3%以上90%以下であることを特徴とするもの
である。
は、添加材が導電性粉体である真空断熱材を具備するこ
とを特徴とするものである。
は、導電性粉体の粉体比抵抗値が、1×108Ω/cm
未満である真空断熱材を具備することを特徴とするもの
である。
は、シリカが、平均一次粒子径50nm以下の乾式シリ
カである真空断熱材を具備することを特徴とするもので
ある。
は、導電性粉体が、粉体状カーボンである真空断熱材を
具備することを特徴とするものである。
電性粉体が、金属を含む組成である真空断熱材を具備す
ることを特徴とするものである。
電性粉体が、金属酸化物を含む組成である真空断熱材を
具備することを特徴とするものである。
場合に発現する断熱性能改善効果の要因を明らかにした
上で、適切な母材と添加材とを選択し、粉体未添加の場
合と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非
常に高性能な真空断熱材を具備することにより、省エネ
ルギーに貢献できる冷凍冷蔵庫および冷凍機器を提供す
ることができるのである。
に、冷凍冷蔵庫の全表面積に対して真空断熱材を適用す
る面積の割合が、3%以上90%以下の際に、効果的な
省エネルギー効果を得ることができる。
と、適用する面積の割合が小さいと効果がほとんど現れ
ないが、本構成では3%以上よりその効果が認められ
る。適用する面積の割合が3%未満であると、省エネル
ギー効果は誤差範囲まで小さくなる。また、従来の真空
断熱材の技術レベルであると断熱性能の内圧依存性が大
きいために、適用する面積の割合が増すと、経時的に悪
化する断熱性能が冷凍冷蔵庫の性能に悪影響を与えてし
まう。しかしながら、本構成の真空断熱材は断熱性能の
圧力依存性が非常に小さい特性を有するため、90%の
適用までが可能となり、非常に高度な省エネルギー効果
を得ることができるのである。また、90%以上の適用
は、冷蔵庫の構造上困難であると考える。
箱と外箱間に、添加することによりシリカの凝集粒子を
解砕する効果を有する添加材を少なくとも1wt%以上
含有するシリカを芯材とした被覆材を有する真空断熱材
を備えた断熱箱体からなる冷凍冷蔵庫であって、この断
熱箱体の下部に圧縮機を備える機械室を構成してなる冷
凍冷蔵庫において、前記断熱材を機械室と内箱間に配設
したことを特徴とするものである。
は、添加材が導電性粉体である真空断熱材を具備するこ
とを特徴とするものである。
は、導電性粉体の粉体比抵抗値が、1×108Ω/cm
未満である真空断熱材を具備することを特徴とするもの
である。
は、シリカが、平均一次粒子径50nm以下の乾式シリ
カである真空断熱材を具備することを特徴とするもので
ある。
は、導電性粉体が、粉体状カーボンである真空断熱材を
具備することを特徴とするものである。
電性粉体が、金属を含む組成である真空断熱材を具備す
ることを特徴とするものである。
電性粉体が、金属酸化物を含む組成である真空断熱材を
具備することを特徴とするものである。
場合に発現する断熱性能改善効果の要因を明らかにした
上で、適切な母材と添加材とを選択し、粉体未添加の場
合と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非
常に高性能な真空断熱材を機械室と内箱との間という最
も温度差の大きい、かつ断熱による効果の高い部位に具
備することにより、省エネルギーに効果的に貢献できる
冷凍冷蔵庫および冷凍機器を提供することができ、か
つ、真空断熱材の適用部位が断熱箱体の外観に影響を与
えない箇所であるため、冷凍冷蔵庫の外観を考慮して真
空断熱材の表面平滑性などを特に考慮する必要がない。
に、冷蔵庫の構成上最も温度差の大きい機械室と内箱間
に配設しても、断熱性能の温度依存性が小さく、かつ、
経時的な断熱性能の劣化が非常に小さいために、長期間
にわたって、省エネルギーに貢献できる冷凍冷蔵庫およ
び冷凍機器を提供することができるのである。
箱と外箱間に、添加することによりシリカの凝集粒子を
解砕する効果を有する添加材を少なくとも1wt%以上
含有するシリカを芯材とした被覆材を有する真空断熱材
を備えた断熱箱体からなる冷凍冷蔵庫であって、真空断
熱材と内箱、および、真空断熱材と外箱のいずれの空間
にもウレタンフォームが充填されていることを特徴とす
るものである。
は、添加材が導電性粉体である真空断熱材を具備するこ
とを特徴とするものである。
は、導電性粉体の粉体比抵抗値が、1×108Ω/cm
未満である真空断熱材を具備することを特徴とするもの
である。
は、シリカが、平均一次粒子径50nm以下の乾式シリ
カである真空断熱材を具備することを特徴とするもので
ある。
は、導電性粉体が、粉体状カーボンである真空断熱材を
具備することを特徴とするものである。
電性粉体が、金属を含む組成である真空断熱材を具備す
ることを特徴とするものである。
電性粉体が、金属酸化物を含む組成である真空断熱材を
具備することを特徴とするものである。
場合に発現する断熱性能改善効果の要因を明らかにした
上で、適切な母材と添加材とを選択し、粉体未添加の場
合と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非
常に高性能な真空断熱材を具備することにより、省エネ
ルギーに効果的に貢献できる冷凍冷蔵庫および冷凍機器
を提供することができ、さらに真空断熱材と、内箱と外
箱との間にいずれもウレタンフォームを充填した構成と
することにより、真空断熱材適用による断熱箱体の強度
および外観の低下がない。
部の発熱部と装置ケースとの間を遮断するために、添加
することによりシリカの凝集粒子を解砕する効果を有す
る添加材を少なくとも1wt%以上含有するシリカを芯
材とした被覆材を有する真空断熱材を備えたノート型コ
ンピュータであって、前記真空断熱材が装置ケース底部
に密着していることを特徴とするものである。
添加材が導電性粉体である真空断熱材を具備することを
特徴とするものである。
導電性粉体の粉体比抵抗値が、1×108Ω/cm未満
である真空断熱材を具備することを特徴とするものであ
る。
シリカが、平均一次粒子径50nm以下の乾式シリカで
ある真空断熱材を具備することを特徴とするものであ
る。
導電性粉体が、粉体状カーボンである真空断熱材を具備
することを特徴とするものである。
粉体が、金属を含む組成である真空断熱材を具備するこ
とを特徴とするものである。
粉体が、金属酸化物を含む組成である真空断熱材を具備
することを特徴とするものである。
場合に発現する断熱性能改善効果の要因を明らかにした
上で、適切な母材と添加材とを選択し、粉体未添加の場
合と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非
常に高性能な真空断熱材を具備することにより、装置内
部の熱が表面に伝達することにより利用者に不快感を与
えることのないノート型コンピュータを提供することが
できるのである。
に、芯材が柔軟性を有していることから、真空断熱材の
装置ケース底部へ隙間を作ることなく良好に密着するた
め、優れた断熱性能を効果的に発揮でき、装置内部の熱
が表面に伝達することにより利用者に不快感を与えるこ
とのないノート型コンピュータを提供することができる
のである。
部の発熱部と装置ケースとの間を遮断するために、添加
することによりシリカの凝集粒子を解砕する効果を有す
る添加材を少なくとも1wt%以上含有するシリカを芯
材とした被覆材を有する真空断熱材を備えたノート型コ
ンピュータであって、前記真空断熱材の被覆面積が、前
記発熱部面積より大きいことを特徴とするものである。
添加材が導電性粉体である真空断熱材を具備することを
特徴とするものである。
導電性粉体の粉体比抵抗値が、1×108Ω/cm未満
である真空断熱材を具備することを特徴とするものであ
る。
シリカが、平均一次粒子径50nm以下の乾式シリカで
ある真空断熱材を具備することを特徴とするものであ
る。
導電性粉体が、粉体状カーボンである真空断熱材を具備
することを特徴とするものである。
粉体が、金属を含む組成である真空断熱材を具備するこ
とを特徴とするものである。
粉体が、金属酸化物を含む組成である真空断熱材を具備
することを特徴とするものである。
合に発現する断熱性能改善効果の要因を明らかにした上
で、適切な母材と添加材とを選択し、粉体未添加の場合
と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非常
に高性能な真空断熱材を、発熱部面積より広い被覆面積
にわたって適用することにより、真空断熱材端部からの
回り込みにより熱を逃すことなく効果的な断熱が図れる
ために、装置内部の熱が表面に伝達することにより利用
者に不快感を与えることのないノート型コンピュータを
提供することができるのである。
と、貯水用容器の水を加熱するヒーターと、外部に水を
出水する出湯経路と、貯水容器外周に設けた真空断熱材
とを備えたものであって、前記真空断熱材が、添加する
ことによりシリカの凝集粒子を解砕する効果を有する添
加材を少なくとも1wt%以上含有するシリカを芯材と
した被覆材を有する真空断熱材であることを特徴とする
ものである。
が導電性粉体である真空断熱材を具備することを特徴と
するものである。
粉体の粉体比抵抗値が、1×108Ω/cm未満である
真空断熱材を具備することを特徴とするものである。
が、平均一次粒子径50nm以下の乾式シリカである真
空断熱材を具備することを特徴とするものである。
粉体が、粉体状カーボンである真空断熱材を具備するこ
とを特徴とするものである。
が、金属を含む組成である真空断熱材を具備することを
特徴とするものである。
が、金属酸化物を含む組成である真空断熱材を具備する
ことを特徴とするものである。
場合に発現する断熱性能改善効果の要因を明らかにした
上で、適切な母材と添加材とを選択し、粉体未添加の場
合と比較して20%以上の断熱性能の改善が得られる非
常に高性能な真空断熱材を具備することにより、省エネ
ルギーに貢献できる電気湯沸かし器を提供することがで
きるのである。
に、通電時に100℃以上となる電気湯沸かし器に連続
的に使用しても、断熱性能の温度依存性が小さく、か
つ、経時的な断熱性能の劣化が非常に小さいために、長
期間にわたって、省エネルギーに貢献できる電気湯沸か
し器を提供することができるのである。
に、芯材が柔軟性を有していることから、真空断熱材を
貯水容器外周に沿って密着装てんが可能であるため、優
れた断熱性能を効果的に発揮でき、省エネルギー効果に
優れた電気湯沸かし器を提供することができるのであ
る。
沸かし器の蓋体部に、真空断熱材を適用したことを特徴
とするものであり、母材に添加材を加えた場合に発現す
る断熱性能改善効果の要因を明らかにした上で、適切な
母材と添加材とを選択し、粉体未添加の場合と比較して
20%以上の断熱性能の改善が得られる非常に高性能な
真空断熱材を具備することにより、省エネルギーに貢献
できる電気湯沸かし器を提供することができるのであ
る。
に、芯材が柔軟性を有していることから、蓋体部のよう
な複雑な形状の箇所にも適用が可能であり、より高度な
省エネルギー効果の得られる電気湯沸かし器を提供する
ことができるのである。
いて、図3から図13を用いて説明する。しかし、本実
施の形態は、これらに限定されるものではない。
例である真空断熱材1の断面図であり、金属箔層と熱可
塑性ポリマー層とを有する被覆材2に、湿式シリカ3
と、粉体比抵抗値が0.8cm/Ωの粉体状カーボン材
料4が均一分散され、充填されているものである。これ
らの粉体は、攪拌羽根を有する混合装置で十分に混合さ
れたものである。粉体状カーボン材料の添加量は5wt
%とした。
被覆材に挿入し、その内部を圧力133Paまで減圧し
た後、開口部をヒートシールにより接着して真空断熱材
を作製した。
(株)製のAuto−λにて、平均温度24℃で測定し
た。また、混合粉体の凝集粒子径をホソカワミクロン製
E−スパートにより測定した。母材、添加剤の特性、お
よび、評価結果について表1に示す。
シリカの凝集粒子を導電性材料である粉体状カーボン材
料が、その帯電力で解砕、微細化する効果により、湿式
シリカ単体の場合より優れた断熱性能を示すのである。
実施の形態1における断熱性能改善効果は約24%であ
る。
例である真空断熱材1の断面図であり、金属箔層と熱可
塑性ポリマー層とを有する被覆材2に、平均一次粒子径
55nmである乾式シリカ5と粉体比抵抗値が0.6c
m/Ωのカーボンブラック6が均一分散され、充填され
ているものである。
た。
し、熱伝導率および凝集粒子径を測定した。母材、添加
剤の特性、および評価結果について表1に示す。
シリカの凝集粒子を導電性材料であるカーボンブラック
が、その帯電力で解砕、微細化する効果により、湿式シ
リカ単体の場合より優れた断熱性能を示すのである。実
施の形態2における断熱性能改善効果は約29%であ
る。
例である真空断熱材1の断面図であり、金属箔層と熱可
塑性ポリマー層とを有する被覆材2に、平均一次粒子径
7nmであるヒュームドシリカ7と粉体比抵抗値が0.
6cm/Ωのカーボンブラック6が均一分散され、充填
されているものである。カーボンブラックの添加量は5
wt%とした。
し、熱伝導率および凝集粒子径を測定した。母材、添加
剤の特性、および評価結果について表1に示す。
ームドシリカの凝集粒子を導電性材料であるカーボンブ
ラックが、その帯電力で解砕、微細化する効果により、
ヒュームドシリカ単体の場合より優れた断熱性能を示す
のである。実施の形態3における断熱性能改善効果は約
43%である。
例である真空断熱材1の断面図であり、金属蒸着フィル
ム層と熱可塑性ポリマー層とを有する被覆材2に、平均
一次粒子径7nmであるヒュームドシリカ7と、粉体比
抵抗値が1.4cm/Ωの酸化錫組成物8が均一分散さ
れ、充填されているものである。酸化錫組成物の添加量
は5wt%とした。
し、熱伝導率および凝集粒子径を測定した。この結果に
ついて表1に示す。
ームドシリカの凝集粒子を導電性材料である酸化錫組成
物が、その帯電力で解砕、微細化する効果により、ヒュ
ームドシリカ単体の場合より優れた断熱性能を示すので
ある。実施の形態4における断熱性能改善効果は約41
%である。
例である真空断熱材1の断面図であり、金属蒸着フィル
ム層と熱可塑性ポリマー層とを有する被覆材2に、平均
一次粒子径7nmであるヒュームドシリカ7と、粉体比
抵抗値が12cm/Ωの酸化チタン組成物9が均一分散
され、充填されているものである。酸化チタン組成物の
添加量は5wt%とした。
し、熱伝導率および凝集粒子径を測定した。この結果に
ついて表1に示す。
ームドシリカの凝集粒子を導電性材料である酸化チタン
組成物が、その帯電力で解砕、微細化する効果により、
ヒュームドシリカ単体の場合より優れた断熱性能を示す
のである。実施の形態5における断熱性能改善効果は約
28%である。
例である真空断熱材1の断面図であり、金属蒸着フィル
ム層と熱可塑性ポリマー層とを有する被覆材2に、平均
一次粒子径7nmであるヒュームドシリカ7と、粉体比
抵抗値が4×107cm/Ωの炭酸カルシウム組成物1
0が均一分散され、充填されているものである。炭酸カ
ルシウム組成物の添加量は5wt%とした。
し、熱伝導率および凝集粒子径を測定した。この結果に
ついて表1に示す。
ームドシリカの凝集粒子を導電性材料である炭酸カルシ
ウム組成物が、その帯電力で解砕、微細化する効果によ
り、ヒュームドシリカ単体の場合より優れた断熱性能を
示すのである。実施の形態6における断熱性能改善効果
は約25%である。
例である真空断熱材1の断面図であり、金属蒸着フィル
ム層と熱可塑性ポリマー層とを有する被覆材2に、平均
一次粒子径7nmであるヒュームドシリカ7と、粉体比
抵抗値が0.01cm/Ωの鉄組成物11が均一分散さ
れ、充填されているものである。鉄組成物の添加量は5
wt%とした。
し、熱伝導率および凝集粒子径を測定した。この結果に
ついて表1に示す。
ームドシリカの凝集粒子を導電性材料である鉄組成物
が、その帯電力で解砕、微細化する効果により、ヒュー
ムドシリカ単体の場合より優れた断熱性能を示すのであ
る。実施の形態7における断熱熱性能改善効果は約46
%である。
材であるシリカの凝集粒子が解砕、微細化されており、
その結果、熱伝導率改善効果が得られていることが明ら
かである。
08Ω/cm未満の場合に高く、母材の熱伝導率に対し
て25%以上もの改善効果が得られるのである。
0nm以下の乾式シリカの場合、特に顕著であり、実施
の形態2と実施の形態3を比較すると、同じ添加剤を使
用していながら、母材が平均1次粒子径が50nm以下
の乾式シリカであるために、その改善効果が29%から
43%に向上した。
ンや、金属を含む組成物、金属酸化物を含む組成物など
で、非常に良好な断熱性能改善効果が得られていること
が分かる。
成の粉体を使用し、攪拌羽根のない混合装置で十分に混
合した芯材を110℃で1時間乾燥後、被覆材に挿入
し、その内部を圧力133Paまで減圧した後、開口部
をヒートシールにより接着して真空断熱材を作製した。
この熱伝導率を測定したところ、実施の形態1と同等の
熱伝導率を得るためには、混合に要する時間を約20%
延長する必要があった。
が低下しているためであると考える。
蔵庫12の断面図であり、内箱13と外箱14とで構成
される箱体内部にあらかじめ実施の形態3における真空
断熱材1を配設し、前記真空断熱材以外の空間部を硬質
ウレタンフォーム15で発泡充填したことを特徴として
いる。この場合の冷凍冷蔵庫の全表面積に対して真空断
熱材を適用する面積の割合は、60%である。このよう
に構成された冷凍冷蔵庫は、ヒュームドシリカとカーボ
ンブラックとを均一に分散することにより、導電性材料
であるカーボンブラックが、その帯電力でヒュームドシ
リカの凝集粒子を解砕、微細化する効果により、単位体
積あたりの固体接触点が増加するため、その結果、固体
熱抵抗が高くなり、固体の熱伝導率が低下するため、ヒ
ュームドシリカ単体の場合より一層優れた断熱性能を有
し、かつ、金属蒸着フィルム層を有する被覆材の使用に
よりヒートリークが抑制されているため、優れた省エネ
ルギー効果を示す。消費電力量を測定したところ、真空
断熱材を適用していない際よりも15%低下しており、
断熱効果を確認した。
冷蔵庫12の断面図であり、内箱13と外箱14とで構
成される箱体内部にあらかじめ実施の形態3における真
空断熱材1を配設し、前記真空断熱材以外の空間部を硬
質ウレタンフォーム15で発泡充填したことを特徴とし
ており、冷蔵庫下部に位置する機械室16にあるコンプ
レッサー17近傍と庫内18との間にも真空断熱材を配
設している。この場合の冷凍冷蔵庫の全表面積に対して
真空断熱材を適用する面積の割合は、90%である。こ
のように構成された冷凍冷蔵庫は、ヒュームドシリカと
カーボンブラックとを均一に分散することにより、導電
性材料であるカーボンブラックが、その帯電力でヒュー
ムドシリカの凝集粒子を解砕、微細化する効果により、
単位体積あたりの固体接触点が増加するため、その結
果、固体熱抵抗が高くなり、固体の熱伝導率が低下する
ため、ヒュームドシリカ単体の場合より一層優れた断熱
性能を有し、かつ、金属蒸着フィルム層を有する被覆材
の使用によりヒートリークが抑制されているため、優れ
た省エネルギー効果を示す。消費電力量を測定したとこ
ろ、真空断熱材を適用していない際よりも25%低下し
ており、断熱効果を確認した。
凍冷蔵庫12の断面図であり、内箱13と外箱14とで
構成される箱体内部にあらかじめ実施の形態3における
真空断熱材1を配設し、前記真空断熱材以外の空間部を
硬質ウレタンフォーム15で発泡充填したことを特徴と
しており、冷蔵庫下部に位置する機械室16にあるコン
プレッサー17近傍と庫内18との間にも真空断熱材を
配設している。この場合の冷凍冷蔵庫の全表面積に対し
て真空断熱材を適用する面積の割合は、90%である。
また、真空断熱材と内箱、および、真空断熱材と外箱の
いずれの空間にもウレタンフォームが充填されているた
めに、冷凍冷蔵庫の外観の平面性が改善された。このよ
うに構成された冷凍冷蔵庫は、ヒュームドシリカとカー
ボンブラックとを均一に分散することにより、導電性材
料であるカーボンブラックが、その帯電力でヒュームド
シリカの凝集粒子を解砕、微細化する効果により、単位
体積あたりの固体接触点が増加するため、その結果、固
体熱抵抗が高くなり、固体の熱伝導率が低下するため、
ヒュームドシリカ単体の場合より一層優れた断熱性能を
有し、かつ、金属蒸着フィルム層を有する被覆材の使用
によりヒートリークが抑制されているため、優れた省エ
ネルギー効果を示す。消費電力量を測定したところ、真
空断熱材を適用していない際よりも25%低下してお
り、断熱効果を確認した。
ート型コンピュータ19の断面図であり、装置内部のメ
インボード20上の発熱部21と装置ケース22底部と
の間を遮断する、実施の形態5における真空断熱材1
と、放熱板23とを具備し、真空断熱材1が装置ケース
22底部に密着していることを特徴とする。このように
構成されたノート型コンピュータは、ヒュームドシリカ
とカーボンブラックとを均一に分散することにより、導
電性材料であるカーボンブラックが、その帯電力でヒュ
ームドシリカの凝集粒子を解砕、微細化する効果によ
り、単位体積あたりの固体接触点が増加するため、その
結果、固体熱抵抗が高くなり、固体の熱伝導率が低下す
るため、ヒュームドシリカ単体の場合より一層優れた断
熱性能を有し、かつ、金属蒸着フィルム層を有する被覆
材の使用によりヒートリークをも抑制された真空断熱材
が、底面への熱伝達を効果的に遮断するために、装置ケ
ース底部と密着されているために、高度に断熱されてお
り、装置表面の温度上昇を抑え利用者に不快感を与える
ことがない。
たところ、真空断熱材を適用していない際よりも6℃低
下しており、断熱効果を確認した。
ート型コンピュータ19の断面図であり、装置内部のメ
インボード20上の発熱部21と装置ケース22底部と
の間を遮断する、実施の形態5における真空断熱材1
と、放熱板23とを具備し、真空断熱材1の被覆面積
が、発熱部21面積より大きいことを特徴とする。この
ように構成されたノート型コンピュータは、ヒュームド
シリカとカーボンブラックとを均一に分散することによ
り、導電性材料であるカーボンブラックが、その帯電力
でヒュームドシリカの凝集粒子を解砕、微細化する効果
により、単位体積あたりの固体接触点が増加するため、
その結果、固体熱抵抗が高くなり、固体の熱伝導率が低
下するため、ヒュームドシリカ単体の場合より一層優れ
た断熱性能を有し、かつ、金属蒸着フィルム層を有する
被覆材の使用によりヒートリークをも抑制された真空断
熱材が、底面への熱伝達を効果的に遮断するために、発
熱部面積より広い面積にて適用されているために、真空
断熱材端部からの熱の回り込みによる熱伝達を防ぎ、底
面への熱伝達を効果的に遮断しているため、装置表面の
温度上昇を抑え利用者に不快感を与えることがない。底
面の温度を測定したところ、真空断熱材を適用していな
い際よりも7℃低下しており、断熱効果を確認した。
気湯沸かし器24の断面図であり、外容器25と、貯水
用容器26と、蓋体27と、貯水用容器の水を加熱する
ヒーター28と、貯水用容器外周の実施の形態5におけ
る真空断熱材1とから構成されることを特徴としてい
る。また、貯水用容器の下部に取り付けられたヒーター
の近傍付近まで、真空断熱材を取り付けている。このよ
うに構成された電気湯沸かし器は、ヒュームドシリカと
カーボンブラックとを均一に分散することにより、導電
性材料であるカーボンブラックが、その帯電力でヒュー
ムドシリカの凝集粒子を解砕、微細化する効果により、
単位体積あたりの固体接触点が増加するため、その結
果、固体熱抵抗が高くなり、固体の熱伝導率が低下する
ため、ヒュームドシリカ単体の場合より一層優れた断熱
性能を有し、かつ、金属蒸着フィルム層を有する被覆材
の使用によりヒートリークが抑制された真空断熱材を適
用しているため、優れた省エネルギー効果を示す。消費
電力量を測定したところ、真空断熱材を適用していない
際よりも10%低下しており、断熱効果を確認した。
気湯沸かし器24の断面図であり、外容器25と、貯水
用容器26と、蓋体27と、貯水用容器の水を加熱する
ヒーター28と、貯水用容器外周、および、蓋体部の実
施の形態5における真空断熱材1とから構成されること
を特徴としている。また、貯水用容器の下部に取り付け
られたヒーターの近傍付近まで、真空断熱材を取り付け
ている。このように構成された電気湯沸かし器は、ヒュ
ームドシリカとカーボンブラックとを均一に分散するこ
とにより、導電性材料であるカーボンブラックが、その
帯電力でヒュームドシリカの凝集粒子を解砕、微細化す
る効果により、単位体積あたりの固体接触点が増加する
ため、その結果、固体熱抵抗が高くなり、固体の熱伝導
率が低下するため、ヒュームドシリカ単体の場合より一
層優れた断熱性能を有し、かつ、金属蒸着フィルム層を
有する被覆材の使用によりヒートリークが抑制された真
空断熱材を適用しているため、優れた省エネルギー効果
を示す。消費電力量を測定したところ、真空断熱材を適
用していない際よりも12%低下しており、断熱効果を
確認した。
空断熱材の製造方法における、攪拌羽根29を有する混
合容器30であり、粉体均一分散ステップにおいて、攪
拌羽根を有する混合容器を使用するために、原料中に存
在するヒュームドシリカの二次、あるいは、三次凝集体
を解砕できる。その結果、ヒュームドシリカと粉体状カ
ーボン材料は、均一に分散可能となるため、部分的な分
散度の低下による断熱性能の悪化を抑制できる。
らなり、減圧下で芯材を被覆材に封入したものである。
また、合成ゼオライト,活性炭,活性アルミナ,シリカ
ゲル,ドーソナイト,ハイドロタルサイトなどの物理吸
着剤、および、アルカリ金属やアルカリ土類金属の酸化
物および水酸化物などの化学吸着剤などの、水分吸着剤
やガス吸着剤を使用してもよい。また、粉体である芯材
を不織布にて封止したあと、さらに被覆材に封止しても
よい。また、真空封止前に、芯材の乾燥工程を加えても
よい。また、粉体をバインダーや加圧により固形化して
使用してもよい。
は、これらの動作温度帯である−30℃から常温、また
自動販売機などの、より高温までの範囲で温冷熱を利用
した機器を指す。また、電気機器に限ったものではな
く、ガス機器なども含むものである。
動作温度帯である常温から80℃付近までの範囲で断熱
を必要とする機器の代表として記したものであり、特に
これに限ったものではない。例えば、液晶パネルを有す
るカーナビゲーションシステムの液晶部分とCPUによ
る発熱部分の断熱にも利用可能である。
帯である常温から100℃付近までの範囲で断熱を必要
とする機器の代表として記したものであり、例えば、炊
飯器,食器乾燥器などにも同様に利用できるものであ
る。また、電気機器に限ったものではなく、ガス機器な
ども含むものである。
体であればいかなる粉体でも利用できる。およその目安
としては、粉体比抵抗値が1×1013cm/Ω以下のも
のである。無機粉体であれば、例えば、金属粉体,金属
酸化物粉体,炭酸化物粉体,塩化物粉体,粉体状カーボ
ンなど、また有機粉体であれば、金属ドープ粉体などで
ある。粉体比抵抗値が、1×108cm/Ω以下であれ
ば、より好ましい。さらに高断熱性能を求める場合は、
10cm/Ω以下が望ましい。また、母材と均一混合す
ることを考慮すると、粉体径は細かい方が好ましいとい
える。
であれば効果が得られる。添加する粉体種により最適添
加量は異なるが、添加量の増加と共に断熱性能向上効果
が大きくなる傾向が見られる。しかしながら、40%以
上添加しても、その効果は飽和に達することが多い。よ
って、最適添加量は、3%から30%程度であるといえ
る。
を指しており、湿式シリカ,乾式シリカ,エアロゲルな
どが利用できる。また、主成分がシリカであって、他の
成分が含まれている粉体をも含むものである。
造されたケイ酸、熱分解により製造されたケイ酸などの
乾式により製造された種々の粒径を有する酸化珪素化合
物が使用可能である。これら乾式シリカは、凝集粒子間
の静電力が比較的弱く、導電性粉体を添加した際の凝集
解砕効果が高い。また、断熱性能が優れていることから
一次粒子径が50nm以下のものが好ましく、特に高断
熱性能を必要とする場合には、一次粒子径が10nm以
下が望ましい。また、種々の粒径の乾式ドシリカの混合
物も利用可能である。例えば、粒径を規定した量産品A
と量産品Bの生産切り替えの際に生成する粒径がAから
Bの間で抑制されていない正規ロット外品であっても利
用することが可能であり、より低コストで真空断熱材を
製造することが可能である。
ブラック,黒鉛化炭素粉末,活性炭,アセチレンブラッ
クなど、粉体状のカーボン材料であれば使用可能であ
る。汎用性があり安価であることから、カーボンブラッ
クの使用が簡便であるが、カーボンブラックを用いる際
には経時的なガス発生を抑制し、長期間にわたって優れ
た断熱性能を維持するため、比表面積100m2/g未
満が好ましい。また、同様の理由により、黒鉛化炭素粉
末の利用も好ましい。
金属を含み、導電性を有する粉体であれば、適用可能で
ある。例えば、鉄,銅,金,白金などが適用可能であ
る。主成分としてこれらを含み、他の物質が存在してい
てもよい。
として金属酸化物を含み、導電性を有する粉体であれ
ば、適用可能である。例えば、酸化チタン,酸化亜鉛,
酸化錫などである。主成分としてこれらを含み、他の物
質が存在していてもよい。
ることが可能なものが利用できる。例えば、ステンレス
スチール,アルミニウム,鉄などの金属薄板や、金属薄
板とプラスチックフィルムとのラミネート材などであ
る。ラミネート材は、表面保護層,ガスバリア層、およ
び熱溶着層によって構成されることが好ましい。表面保
護層としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム,
ポリプロピレンフィルムの延伸加工品などが利用でき、
さらに、外側にナイロンフィルムなどを設けると可とう
性が向上し、耐折り曲げ性などが向上する。ガスバリア
層としては、アルミなどの金属箔フィルムや金属蒸着フ
ィルムが利用可能であるが、よりヒートリークを抑制
し、優れた断熱効果を発揮するには金属蒸着フィルムが
好ましい。ポリエチレンテレフタレートフィルム,エチ
レン・ビニルアルコール共重合体樹脂フィルム,ポリエ
チレンナフタレートフィリムなどへの蒸着が好ましい。
また、熱溶着層としては、低密度ポリエチレンフィル
ム,高密度ポリエチレンフィルム,ポリプロピレンフィ
ルム,ポリアクリロニトリルフィルム,無延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムなどが使用可能である。
拌羽根を有する混合容器は、原料中に存在するシリカの
二次、あるいは、三次凝集体を解砕できる攪拌羽根を有
しているものであれば、使用することができる。混合容
器は、円筒状・球・立方体であっても、特に形状を問わ
ず適用することが可能である。また、混合容器は、攪拌
羽根を用いた混合に加え、さらに、自ら回転、または、
底部ローターにより、粉体を回転混合することが可能な
ものも使用でき、より混合分散に要する時間が短縮され
る。
として平均粒径7.2μmのパーライト粉末95wt%
と、添加剤として粉体比抵抗値が0.6Ω/cmのカー
ボンブラック5wt%とを攪拌羽根を有する混合容器内
で均一混合させたものを用いた。芯材を金属箔層と熱可
塑性ポリマー層とを有する被覆材に充填し、圧力133
Paにて熱融着装置にて封止し、真空断熱材とした。
ろ、0.0072kcal/mh℃であった。パーライ
ト粉末単独で真空断熱材としたときの熱伝導率は、0.
0065kcal/mh℃であり、カーボンブラックを
パーライト粉末に5wt%添加することにより、断熱性
能の悪化を確認した。
て評価した場合の熱伝導率は0.0220kcal/m
h℃であることから、パーライトとカーボンブラックと
がブレンド比どおりの熱伝導率を発現させているものと
考える。
帯電によっても解砕されない粒子構造であるため、導電
性材料を添加しても熱伝導率改善効果が得られていない
ものと考える。このことからも、カーボンブラックの添
加による熱伝導率改善効果は、輻射熱伝導の改善による
ものではないことが裏付けされたと考える。
として平均1次粒子径が7nmであるヒュームドシリカ
95wt%と、添加剤として導電性粉体ではない、粉体
比抵抗値1×10 16Ω/cmである酸化アルミニウム組
成物5wt%とを攪拌羽根を有する混合容器内で均一混
合させたものを用いた。芯材を金属箔層と熱可塑性ポリ
マー層とを有する被覆材に充填し、圧力133Paにて
熱融着装置にて封止し、真空断熱材とした。
ろ、0.0053kcal/mh℃であった。ヒューム
ドシリカ単独で真空断熱材としたときの熱伝送率は、
0.0055kcal/mh℃であり、酸化アルミニウ
ム組成物をヒュームドシリカに5wt%添加することに
より、断熱性能の改善は確認できなかった。
ど導電性を示さないために、ヒュームドシリカの凝集粒
子を解砕、微細化する効果がなく、その結果断熱性能に
影響を及ぼさないものと考える。本比較で用いた酸化ア
ルミニウム組成物単体での熱伝導率は0.0075kc
al/mh℃であった。
加材を加えた場合に発現する断熱性能改善要因を明確化
したために、その理論に準じて適切な母材と添加材を選
択することにより、粉体未添加の場合と比較して20%
以上の断熱性能の改善が得られる非常に高性能な真空断
熱材、および、真空断熱材の製造方法を提供することが
できる。また、高性能な真空断熱材を具備することによ
り、省エネルギーに貢献できる機器を提供することがで
きる。また、高性能な真空断熱材を具備することによ
り、装置内部の熱が表面に伝達することにより利用者に
不快感を与えることのない機器を提供することができ
る。
タの断面図
タの断面図
面図
面図
図
単体、理想黒体(50℃)の放射エネルギー分布を示す
特性図
率の関係を示す特性図
Claims (21)
- 【請求項1】 シリカの凝集粒子を解砕する添加材を少
なくとも1wt%以上含有するシリカを芯材とした真空
断熱材。 - 【請求項2】 添加材が、導電性粉体であることを特徴
とする請求項1記載の真空断熱材。 - 【請求項3】 導電性粉体の粉体比抵抗値が、1×10
8Ω/cm未満であることを特徴とする請求項2記載の
真空断熱材。 - 【請求項4】 シリカが、平均一次粒子径50nm以下
の乾式シリカであることを特徴とする請求項1から請求
項3のいずれか一項記載の真空断熱材。 - 【請求項5】 導電性粉体が、粉体状カーボンであるこ
とを特徴とする請求項2記載の真空断熱材。 - 【請求項6】 導電性粉体が、金属を含む組成であるこ
とを特徴とする請求項3記載の真空断熱材。 - 【請求項7】 導電性粉体が、金属酸化物を含む組成で
あることを特徴とする請求項2記載の真空断熱材。 - 【請求項8】 少なくとも、攪拌羽根を有する混合容器
内に、シリカの凝集粒子を解砕する添加材を1wt%以
上と、シリカとを投入し、攪拌羽根による混合によって
均一分散させる粉体均一分散ステップと、この粉体を芯
材として減圧下で被覆材にて覆ってなる真空封止ステッ
プとを有することを特徴とする真空断熱材の製造方法。 - 【請求項9】 添加材が、導電性粉体であることを特徴
とする請求項8記載の真空断熱材の製造方法。 - 【請求項10】 導電性粉体の粉体比抵抗値が、1×1
08Ω/cm未満であることを特徴とする請求項9記載
の真空断熱材の製造方法。 - 【請求項11】 シリカが、平均一次粒子径50nm以
下の乾式シリカであることを特徴とする請求項8から請
求項10のいずれか一項記載の真空断熱材の製造方法。 - 【請求項12】 導電性粉体が、粉体状カーボンである
ことを特徴とする請求項9記載の真空断熱材の製造方
法。 - 【請求項13】 導電性粉体が、金属を含む組成である
ことを特徴とする請求項9記載の真空断熱材の製造方
法。 - 【請求項14】 導電性粉体が、金属酸化物を含む組成
であることを特徴とする請求項9記載の真空断熱材の製
造方法。 - 【請求項15】 内箱と外箱間に請求項1から請求項7
のいずれか一項記載の真空断熱材を備えた断熱箱体であ
って、冷凍冷蔵庫の全表面積に対して真空断熱材を適用
する面積の割合が、3%以上90%以下であることを特
徴とする真空断熱材を用いた冷蔵庫。 - 【請求項16】 内箱と外箱間に請求項1から請求項7
のいずれか一項記載の真空断熱材を備えた断熱箱体と、
この断熱箱体の下部に圧縮機を備える機械室とからな
り、前記期断熱材を機械室と内箱間に配設したことを特
徴とする真空断熱材を用いた冷蔵庫。 - 【請求項17】 内箱と外箱間に請求項1から請求項7
のいずれか一項記載の真空断熱材を備えた断熱箱体であ
って、真空断熱材と内箱、および、真空断熱材と外箱の
いずれの空間にもウレタンフォームが充填されているこ
とを特徴とする真空断熱材を用いた冷蔵庫。 - 【請求項18】 ノート型コンピュータの装置内部の発
熱部と装置ケースとの間を遮断するために請求項1から
請求項7のいずれか一項記載の真空断熱材を備え、前記
真空断熱材が装置ケース底部に密着していることを特徴
とする真空断熱材を用いたノート型コンピュータ。 - 【請求項19】 ノート型コンピュータの装置内部の発
熱部と装置ケースとの間を遮断するために請求項1から
請求項7のいずれか一項記載の真空断熱材を備え、少な
くとも前記真空断熱材の被覆面積が、前記発熱部面積よ
り大きいことを特徴とする真空断熱材を用いたノート型
コンピュータ。 - 【請求項20】 貯水用容器と、貯水用容器の水を加熱
するヒーターと、外部に水を出水する出湯経路と、貯水
容器外周に設けた真空断熱材とを備えて、前記真空断熱
材が請求項1から請求項7のいずれか一項記載の真空断
熱材であることを特徴とする電気湯沸かし器。 - 【請求項21】 電気湯沸かし器の蓋体部に、請求項1
から請求項7のいずれか一項記載の真空断熱材を適用し
たことを特徴とする電気湯沸かし器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001268480A JP3563716B2 (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 真空断熱材および真空断熱材の製造方法、ならびに真空断熱材を用いた冷蔵庫および冷凍機器,ノート型コンピュータ,電気湯沸かし器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001268480A JP3563716B2 (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 真空断熱材および真空断熱材の製造方法、ならびに真空断熱材を用いた冷蔵庫および冷凍機器,ノート型コンピュータ,電気湯沸かし器 |
Publications (2)
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