JP2003073991A - 紙の抄造方法およびそれにより得られた紙 - Google Patents

紙の抄造方法およびそれにより得られた紙

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JP2003073991A
JP2003073991A JP2001259250A JP2001259250A JP2003073991A JP 2003073991 A JP2003073991 A JP 2003073991A JP 2001259250 A JP2001259250 A JP 2001259250A JP 2001259250 A JP2001259250 A JP 2001259250A JP 2003073991 A JP2003073991 A JP 2003073991A
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meth
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Kenichi Nakamura
健一 中村
Kenzo Kiyota
謙三 清田
Hirotoshi Toki
宏俊 土岐
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の製紙用添加剤の組み合わせることによ
り機械的強度に優れた紙、およびその抄造方法を提供す
る。 【解決手段】0.01〜5モル%のα,β―不飽和スル
ホン酸(塩)および0.001〜5モル%の架橋性モノマ
ーを重合体構成成分として有する両性ポリアクリルアミ
ド(A)と、特定のアニオン性ポリアクリルアミド
(B)と、特定の水溶性アルミニウム化合物(C)を、
電気伝導度0.8mS/cm以上のパルプスラリーに用
いて紙を抄造する。 【効果】 機械的強度等に優れる紙が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の製紙用添加剤を
3種類以上組合わせて用いる紙および板紙の製造方法お
よびその製造方法により得られる紙および板紙に関す
る。さらに、特定の条件下で使用されるおよび特定の紙
力増強剤および特定の歩留り向上剤あるいは特定の定着
剤を組合わせて用いる紙の製造方法およびその製造方法
により得られる紙に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境への配慮から古紙のリサイク
ル率が向上してきている。これに伴ない古紙のリサイク
ル回数が著しく増加し古紙中のパルプ繊維自身の短繊維
化が顕著になってきた。また、生産性向上のための抄紙
機改造、高速抄紙機の導入により抄紙スピードが高速化
し、これにより抄紙機の流れ方向へ紙中の繊維が配向し
やすくなってきている。さらに、製紙メーカー各社は排
水負荷の軽減のための製紙用水のクローズド化、排水の
抑制を進めてきている。これらのことを主原因として、
従来の紙力剤、あるいはその紙力剤添加量では、紙力強
度の向上率を維持できなくなってきている。
【0003】従来より、硫酸バンドなどのアルミニウム
化合物、ポリアクリルアミド系紙力増強剤、デンプン系
紙力増強剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤が製紙用添加
剤として用いられており、またこれらを組合わせて用い
ることも知られている。例えば、硫酸バンドとポリアク
リルアミド系紙力増強剤の組み合わせや、硫酸バンド、
ポリアクリルアミド系紙力増強剤と歩留り向上剤の組み
合わせなどが挙げられる。具体的には、カチオン性の高
い両性ポリアクリルアミドとアルミニウム化合物を組合
わせて用いた例(特許第1894960号公報)、パル
プスラリー中の微細繊維や填料の歩留まりを向上させる
ため、特定の両性ポリアクリルアミド系ポリマーと特定
のカチオン性のポリアクリルアミド系ポリマーと特定の
アルミニウム化合物を用いた例(特開平5−93393
号公報)が知られている。
【0004】一方、薬品の組み合わせだけでなく、ポリ
アクリルアミド系紙力剤の改良も進められてきている。
具体的には、特定のモノマーを構成単位に含むことで製
紙用水のクローズド化に対応させたポリアクリルアミド
(特許第2907476号公報)、ゲル化することなく
高分子量化したポリアクリルアミド(特開平8−677
15号公報)、特定モノマーを利用することで分子構造
を制御したポリアクリルアミド(特開平11−2286
41号公報)などが知られている。しかしながら、これ
らの薬品あるいは薬品の組み合わせにおいては、繊維の
配向による紙力の低下の問題に関しては十分な考慮がな
されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の薬品
では十分な対応ができていなかったパルプ繊維配向の改
善による紙質改善方法、およびそれにより得られる紙お
よび板紙を提供することにある。また、本発明は、特定
条件下で用いる特定の製紙用添加剤を組合わせることに
より、従来より優れた紙および板紙の抄造方法およびこ
れにより製造された紙および板紙を提供することにあ
る。さらには、パルプスラリーの電気伝導度が高い抄紙
系で特定の3種類以上の製紙用添加剤を組合わせること
により、従来より優れた紙および板紙の抄造方法および
これにより製造された紙および板紙を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らは上記の事
情に鑑み、特定条件下で特定の3種類以上の製紙用添加
剤を組合わせることにより得られた紙が機械的強度等に
優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、以下の(1)〜
(7)に関する。 (1)0.01〜5モル%のα,β―不飽和スルホン酸
(塩)および0.001〜5モル%の架橋性モノマーを重
合体構成成分として有する両性ポリアクリルアミド
(A)と、アニオン性ポリアクリルアミド(B)と、水
溶性アルミニウム化合物(C)を、電気伝導度0.8m
S/cm以上のパルプスラリーに用いることを特徴とす
る紙の抄造方法。 (2)電気伝導度0.3mS/cmの水で1.0重量%
に希釈した水溶液の濁度が400ppm以下である両性
ポリアクリルアミド(A)であることを特徴とする
(1)記載の紙の抄造方法。 (3)両性ポリアクリルアミド(A)が、グラフト構造
を有するポリアクリルアミドを含有することを特徴とす
る(1)または(2)の記載の紙の抄造方法。 (4)両性ポリアクリルアミド(A)の重量平均分子量
(a)が1,500,000〜10,000,000で
あり、重量平均慣性半径(b)が30〜150[nm]
であって、重量平均慣性半径(b)と重量平均分子量
(a)の比(b)/(a)[nm]の値が0.0000
4〜0.000004であることを特徴とする(1)〜
(3)のいずれかに記載の紙の抄造方法。 (5)アニオン性ポリアクリルアミド(B)が、0.9
meq/g〜3.9meq/gのアニオン化度を有する
ことを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の紙
の抄造方法。 (6)水溶性アルミニウム化合物(C)が、硫酸バンド
であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記
載の紙の抄造方法。 (7)両性ポリアクリルアミド(A)を構成するアニオ
ン性官能基がカチオン性官能基より実質的に多いことを
特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の紙の抄造
方法。 (8)(1)〜(7)のいずれかに記載の紙の抄造方法
によって得られた紙。
【0008】
【発明実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明す
る。本発明における紙とは、紙および板紙を総称してい
る。本発明における両性ポリアクリルアミド(A)を
0.8mS/cm以上の電気伝導度のパルプスラリーに
添加して用いる場合、0.01〜5モル%のα,β―不
飽和スルホン酸(塩)および0.001〜5モル%の架橋
性モノマーを重合体構成成分として有することが好まし
い。さらにα,β―不飽和スルホン酸(塩)は0.01〜
3モル%がより好ましく、0.05〜1モル%がさらに
より好ましい。また、架橋性モノマーは、0.01〜3
モル%が好ましく、0.02〜1モル%がさらにより好
ましい。なお、本発明の重合体構成成分とは、重合する
際に用いるモノマーのことを意味している。
【0009】本発明における両性ポリアクリルアミド
(A)を構成するα,β―不飽和スルホン酸(塩)として
は、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、ビニルス
ルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸などが挙げられ、またそ
れらのナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属
塩、アンモニウム塩などが挙げられる。
【0010】本発明における両性ポリアクリルアミド
(A)を構成する架橋性モノマーとしては、具体的に
は、例えば、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビ
スメタクリルアミド、エチレンビス(メタ)アクリルア
ミド、ヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミド、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ジ
アリル(メタ)アクリルアミドなどの2官能型架橋性モ
ノマー、あるいは、1,3,5−トリアクリロイルヘキ
サヒドロ−S−トリアジン、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリアクリル酸ペンタエリスリトール、トリメチロ
ールプロパンアクリレート、トリアクリルホルマール、
ジアクリロイルイミド等の多官能型架橋性モノマー等が
挙げられる。
【0011】本発明における両性ポリアクリルアミド
(A)を構成するカチオン性モノマーとしては、具体的
には、例えば、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミド等のアミンおよびそれらの
ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、アン
モニウム塩等、およびそれらのメチルクロライド、ベン
ジルクロライド等の4級化物等が挙げられる。
【0012】本発明の両性ポリアクリルアミド(A)を
構成するアニオン性モノマーとしては、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸
などの不飽和カルボン酸及びそれらのナトリウム塩、カ
リウム塩などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩などが
挙げられる。
【0013】本発明における両性ポリアクリルアミド
(A)を構成するモノマーとして、親水性モノマー、疎
水性モノマーも好ましく挙げられ,疎水性モノマーとし
ては、具体的には、例えば、N,N−ジ−n−プロピル
(メタ)アクリルアミド、N−n−ブチル(メタ)アク
リルアミド、N−n−ヘキシル(メタ)アクリルアミ
ド、N−n−オクチル(メタ)アクリルアミド、N−t
ert−オクチル(メタ)アクリルアミド、N−ドデシ
ルアクリルアミド、N−n−ドデシルメタクリルアミド
等のN−アルキル(メタ)アクリルアミド誘導体、N,
N−ジグリシジル(メタ)アクリルアミド、N−(4−
グリシドキシブチル)(メタ)アクリルアミド、N−
(5−グリシドキシペンチル)アクリルアミド、N−
(6−グリシドキシヘキシル)アクリルアミド等のN−
(ω−グリシドキシアルキル)(メタ)アクリルアミド
誘導体、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリレート誘導体、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、酢酸ビニル、プロピレン、ブテン等のオレ
フィン類、スチレン、α−メチルスチレン、イソプレン
等を挙げることができる。
【0014】親水性モノマーとしては、具体的には、例
えばダイアセトンアクリルアミド、N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N
−プロピルアクリルアミド、N−アクリロイルピロリジ
ン、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルモ
ルホリン、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、各種のポリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレート、各種のメ
トキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N
−ビニル−2−ピロリドン等をあげることができる。
【0015】本発明における両性ポリアクリルアミド
(A)は、重量平均分子量(a)が1,500,000
〜10,000,000であり、重量平均慣性半径
(b)が30〜150[nm]であって、重量平均慣性
半径(b)と重量平均分子量(a)の比(b)/(a)
[nm]の値が0.00004〜0.000004であ
ることが好ましい。
【0016】本発明における両性ポリアクリルアミド
(A)は、構成するアニオン性官能基がカチオン性官能
基より実質的に多いことが好ましい。
【0017】本発明において、両性ポリアクリルアミド
(A)は、電気伝導度0.3mS/cmの水で1.0重
量%に希釈した水溶液の濁度が400ppm以下である
ことが好ましく、1〜250ppmであることがより好
ましく、さらに好ましくは10〜100ppmである。
【0018】本発明の両性ポリアクリルアミド(A)
は、分岐あるいはグラフト構造を有する両性ポリアクリ
ルアミドが好ましく用いられる。このグラフト構造を有
する両性ポリアクリルアミドの重合方法としては、セリ
ウム(IV)塩のような公知の水素引き抜き能を有する金
属塩を用いても良いし、メチレンビスアクリルアミドの
ような架橋性モノマー、N,N−ジメチルアクリルアミ
ドのような置換基がラジカル架橋能を有するモノマー
(1965、JOUNAL OF SCIENCE:PA
RT A,VOL.3,PP.3543−3548)の
架橋反応をコントロールしてグラフト重合してもよい。
ただし、ポリアクリルアミド水溶液の濃度が実質的に1
0%以上でグラフト化反応を行なう場合には、(メタ)
アリルスルホン酸(塩)のような分子量を制御できかつ
末端ラジカル反応性を有するモノマーを用いることが好
ましい。この(メタ)アリルスルホン酸(塩)共重合体
をマクロモノマーとして用い、かつその重合体を製紙用
添加剤として用いる場合には、数平均分子量は少なくと
も30,000であることが好ましく、少なくとも5
0,000であることがより好ましい。また、重量平均
分子量は、30,000〜5,000,000であるこ
とが好ましく、50,000〜3,000,000であ
ることがより好ましい。
【0019】さらに、グラフト構造を有する両性ポリア
クリルアミド(A)のグラフト鎖中におけるカチオンモ
ノマーモル比は少なくとも10モル%であることが好ま
しく、少なくとも21モル%であることがより好まし
い、さらに少なくとも25モル%であることがより好ま
しい。この際、カチオン性のモノマーと共重合させるだ
けでなく、マンニッヒ変性、ホフマン変性、加水分解す
ることによりカチオン性をもたせてもよい。
【0020】また、主鎖とグラフト鎖のイオン性が異な
る重合方法の場合、グラフト化が不十分だとポリイオン
コンプレックスを形成するため、希釈液が沈殿し易く、
十分なグラフト反応をさせる必要がある。本発明におい
て、両性ポリアクリルアミド(A)は、電気伝導度0.
3mS/cmの水で1.0重量%に希釈した水溶液の濁
度の変化は、一時間で50ppm以下が好ましく、さら
に好ましくは一時間で30ppm以下である。なお、電
気伝導度0.3mS/cmの水とは、水道水を用いた場
合の一例であり、本発明における製紙用添加剤を希釈す
る水を限定するものではない。
【0021】本発明における両性ポリアクリルアミド
(A)のグラフト鎖中における炭化水素基を有するビニ
ルモノマーのモル比は5〜95モル%であることが好ま
しく、10〜90モル%であることがより好ましく、さ
らに21〜79モル%であることがより好ましい。ここ
でいう炭化水素基とは、具体的にはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基などを挙げることがで
きる。
【0022】本発明の両性ポリアクリルアミド(A)の
抄紙工程中のパルプスラリーへの添加量は、パルプ乾燥
重量当たり、0.001〜4%、好ましくは0.05〜
2.5%である。
【0023】本発明におけるアニオン性ポリアクリルア
ミド(B)からなる製紙用添加剤は、油中水型ポリアク
リルアミドエマルションであることが好ましい。
【0024】本発明のアニオン性ポリアクリルアミド
(B)のアニオン化度は、0.9meq/g〜3.9m
eq/gであることが好ましい。ポリマー中のイオン性
官能基量は、例えばコロイド滴定法(「コロイド滴定
法」千手諒一著南江堂出版)により測定することができ
る。
【0025】本発明のアニオン性ポリアクリルアミド
(B)の抄紙工程中のパルプスラリーへの添加量は、パ
ルプ乾燥重量当たり、0.001〜2%、好ましくは
0.0025〜1.5%である。
【0026】本発明における水溶性アルミニウム化合物
(C)とは、硫酸アルミニウムを成分とするものであ
る。パルプスラリーへの添加濃度に特に限定はないが、
硫酸アルミニウム水和物換算で20%以下の水溶液濃度
で添加することが好ましい。また、パルプ濃度が1.5
%以上かつ6%以下のパルプスラリー中へ添加すること
が好ましい。また、本発明における水溶性アルミニウム
化合物(C)の抄紙工程中のパルプスラリーへの添加量
は、パルプ乾燥重量当たり、0.01〜6%、好ましく
は0.02〜4%、更に好ましくは0.05〜2%であ
る。
【0027】本発明で用いる両性ポリアクリルアミド
(A)、水溶性アルミニウム化合物(C)の添加場所と
しては、ミキシングチェスト、マシンチェスト、ヘッド
ボックス、ファンポンプ付近、スクリーン前、白水ピッ
トが挙げられる。本発明で用いるアニオン性ポリアクリ
ルアミド(B)は、ファンポンプ付近、スクリーン前、
白水ピットが好ましく挙げられる。
【0028】本発明で用いる両性ポリアクリルアミド
(A)、アニオン性ポリアクリルアミド(B)、水溶性
アルミニウム化合物の添加順序としては特に制限はない
が、アニオン性ポリアクリルアミド(B)は、両性ポリ
アクリルアミド(A)および水溶性アルミニウム化合物
(C)の添加後に添加することが好ましい。
【0029】本発明の紙の抄造に用いる製紙用添加剤
は、両性ポリアクリルアミド(A)、アニオン性ポリア
クリルアミド(B)、水溶性アルミニウム化合物(C)
に限定されず、他の製紙用添加剤とあわせて用いること
ができる。用いることができる製紙用添加剤としては、
ロジンエマルションサイズ、アルキルケテンダイマー、
アルケニル無水コハク酸などのサイズ剤、カチオン澱粉
等の澱粉系紙力剤、クレー、タルク、カオリン、酸化チ
タン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム等の填
料、消泡剤、染料、消サイズ剤、などが挙げられる。
【0030】本発明における抄紙pHに特に制限はない
が、4.0〜9.0が好ましく挙げられる。
【0031】本発明における抄紙温度に特に制限はない
が、10℃〜60℃が好ましく挙げられる。
【0032】また、本発明における紙としては、具体的
には、PPC用紙、印刷筆記用紙、コート原紙、感熱紙
原紙等の情報用紙、両更クラフト紙、純白ロール等の包
装用紙、中芯原紙、紙管原紙、白板原紙、石膏ボード原
紙、ライナー、缶詰ライナー等の板紙が挙げられる。
【0033】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。なお、本発明は、これらの実施例
に限定されるものではない。また、%で示したものは、
断りの無い限り重量%を意味するものである。
【0034】合成例におけるGPC−MALLS(GP
Cに多角度光散乱検出器を接続したGPC−MALLS
法による測定)の測定条件は以下の通りである。 GPC本体:昭和電工(株)製、システム11 カラム:SHODEX SB 80M 溶離液:N/10硝酸ナトリウムを含むN/15リン酸
緩衝液(pH7) 流速:1.0ml/分 検出器:ワイアットテクノロジー社の多角度光散乱検出
器DAWN
【0035】[合成例1]撹拌機、還流冷却管、温度
計、窒素ガス導入管、滴下口を備えた5つ口フラスコ
(以下、反応容器と呼ぶ)に純水300.0gを仕込、
60%メタクリロイルオキシエチルジメチルベンジルア
ンモニウムクロライド82.2g、イタコン酸2.7
g、50%アクリルアミド70.4g、メタリルスルホ
ン酸ナトリウム0.92gを投入し、20%苛性ソーダ
でpHを5.0に調整した。窒素ガスを十分に吹き込み
脱酸素をおこなった後、窒素雰囲気下で内温を70℃に
調整した。過硫酸アンモニウム0.4gを投入し、70
℃に保ちながら3時間保持した。一方、イタコン酸8.
6g、50%アクリルアミド301.8g、メチレンビ
スアクリルアミド0.22g、メタリルスルホン酸ナト
リウム1.8gを混合溶解した溶液、および過硫酸アン
モニウム0.2gを50gの純水に混合溶解した溶液
を、内温を80℃に保った前記反応容器にそれぞれ30
0分かけて滴下した。滴下終了後、80℃で、3時間保
持し、冷却するとともに、水を加え、不揮発分を調整す
ることにより、不揮発分25.0%、25℃におけるブ
ルックフィールド粘度8000mPa・sの両性アクリ
ルアミド水溶液を得た。この重合体をA−1とする。A
−1の重量平均分子量(a)、重量平均慣性半径(b)
をGPC−MALLS法で測定したところ、それぞれ、
4050000、73.8[nm]であり、(b)/
(a)=0.0000182[nm]であった。また、
電気伝導度0.3mS/cmの水で1.0重量%に希釈
した水溶液の濁度は30ppmであった。
【0036】[比較合成例1]撹拌機、還流冷却管、温
度計、窒素ガス導入管、滴下口を備えた5つ口フラスコ
(以下、反応容器と呼ぶ)に純水300.0gを仕込、
60%メタクリロイルオキシエチルジメチルベンジルア
ンモニウムクロライド82.2g、イタコン酸11.3
g、50%アクリルアミド372.2gを投入し、さら
に粘度調整のため次亜リン酸ナトリウムを0.25g加
えた後、20%苛性ソーダでpHを4.5に調整した。
窒素ガスを十分に吹き込み脱酸素をおこなった後、窒素
雰囲気下で内温を70℃に調整した。過硫酸アンモニウ
ム0.4gを投入し、70℃に保ちながら5時間保持し
た。その後、冷却するとともに、水を加え、不揮発分を
調整することにより、不揮発分25.0%、25℃にお
けるブルックフィールド粘度8200mPa・sの両性
アクリルアミド水溶液を得た。この重合体をL−1とす
る。L−1の重量平均分子量(a)、重量平均慣性半径
(b)をGPC−MALLS法で測定したところ、それ
ぞれ、2250000、93.8[nm]であり、
(b)/(a)=0.0000416[nm]であっ
た。また、電気伝導度0.3mS/cmの水で1.0重
量%に希釈した水溶液の濁度は480ppmであった。
【0037】[実施例1]上記で合成した両性ポリアク
リルアミド(A−1)、アニオン性ポリアクリルアミド
(アキュラック304E:三井サイテック(株)製)
(B−1)、硫酸バンド(和光純薬(株)製)(C−
1)を用いた抄造例を示す。30℃の水中に3日間浸し
た段ボール古紙から得られた4%パルプスラリーに硫酸
ナトリウム水溶液を加えて電気伝導度0.8mS/c
m、叩解度CSF(カタディアン・スタンダード・フリ
ーネス)310の1.5%パルプスラリーを得た。この
パルプスラリーに、10%に希釈した硫酸バンドC−1
を対パルプ1.0%添加し、2分間撹拌した。その後、
撹拌しながら、両性ポリアクリルアミド(A−1)の1
%水溶液を不揮発分基準で対パルプ0.6%添加し、2
分間撹拌した。さらに、1%に希釈したカチオン性澱粉
(ナショナルコーンスターチ社製 CATO F)を対パルプ
0.5%添加し、2分間撹拌した。その後、さらに硫酸
ナトリウム水溶液を加えて電気伝導度を0.8mS/c
mとしたpH7の水溶液にて0.5%スラリーとし、ア
ニオン性ポリアクリルアミド(B−1)を水溶液を不揮
発分基準で対パルプ0.03%添加し、さらに撹拌を1
分間続けた。この時のパルプスラリーのpHは6.4で
あった。しかる後、得られたパルプスラリーを用いて、
配向性抄紙機(熊谷理機工業製)を使ってを抄紙を行っ
た。配向性抄紙機のドラム回転数は1000rpmとし
た。抄紙したウエットシートは、0.4MPaで10分
間プレスすることにより脱水した。さらに、ドラムドラ
イヤーにて、110℃、3分間乾燥し、坪量130g/
2の紙を得た。得られた乾紙を23℃、RH50%の
恒温恒湿室にて、48時間調湿した後、比圧縮強さ(J
IS−P8126に準じた)、比平面圧縮強さ(Jap
an Tappi 紙パルプ試験方法No.29−78に
準じた)、透気度(JIS−P8117)を測定した。
また、ソニックシートテスターSST−250(野村商
事社製)を用いて紙の配向性を測定した。表2おけるS
ST(ソニックシートテスター)配向性比とは、このソ
ニックシートテスターSST−250(野村商事社製)
を用いて測定した値であって、音波の伝達速度差を利用
した装置で得られる紙中繊維の配向性比の値である。な
お、配向性比は、抄紙マシンの流れ方向(MD)と、抄
紙マシンの流れ方向と垂直な方向(CD)の比(MD/
CD)で表している。これらの結果を表2[表2]に示
した。
【0038】[比較例1〜6]主な添加物およびその添
加量を表1[表1]のように変えた以外は、上記実施例
1と同様にして抄紙した。実施例1とあわせて、比較例
1〜6の測定結果を表2[表2]に示した。
【0039】[実施例2]30℃の水中に3日間浸した
L−BKPから得られた4%パルプスラリーに硫酸ナト
リウム水溶液を加えて電気伝導度0.8mS/cm、叩
解度CSF(カタディアン・スタンダード・フリーネ
ス)410の1.0%パルプスラリーを得た。このパル
プスラリーに、10%に希釈した硫酸バンドC−1を対
パルプ1.0%添加し、3分間撹拌した。その後、撹拌
しながら、両性ポリアクリルアミド(A−1)の1%水
溶液を不揮発分基準で対パルプ0.5%添加し、3分間
撹拌した。さらに、アニオン性ポリアクリルアミド(B
−1)を水溶液を不揮発分基準で対パルプ0.05%添
加し、さらに撹拌を1分間続けた。この時のパルプスラ
リーのpHは6.8であった。しかる後、得られたパル
プスラリーを用いて、配向性抄紙機(熊谷理機工業製)
を使ってを抄紙を行った。配向性抄紙機のドラム回転数
は1200rpmとした。抄紙したウエットシートは、
0.4MPaで10分間プレスすることにより脱水し
た。さらに、ドラムドライヤーにて、110℃、3分間
乾燥し、坪量100g/m2 の紙を得た。得られた乾紙
を23℃、RH50%の恒温恒湿室にて、48時間調湿
した後、ミューレン高圧型試験機による比破裂強さ(J
IS−P8131)、内部結合強度(Japan Ta
ppi紙パルプ試験方法No.54−93)、透気度
(JIS−P8117)を測定した。その結果を表4
[表4]に示した。
【0040】[比較例7〜9]上記実施例2において、
添加物およびその添加量を表3[表3]のように変えた
以外は同様にして配向性抄紙機で抄紙した。実施例2と
あわせて、比較例7および8の測定結果を表4[表4]
に示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】本発明による特定の製紙用添加剤を組合
わせることにより、またさらに、特定の製紙用添加剤を
組合わせることにより、機械的強度に優れた紙および板
紙、およびそれらを抄造する方法を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21H 17/43 D21H 17/43 17/66 17/66 // D21H 21/10 21/10 21/18 21/18 Fターム(参考) 4J002 BG13W BG13X BN11W DG046 FD206 GK00 HA06 HA07 4J026 AA50 AC26 AC36 BA32 BB02 BB10 DA02 DA14 DB02 DB14 GA10 4J100 AB07Q AB16R AJ01T AJ02T AJ09T AK18T AL08S AL62R AL66R AL67R AM15P AM21Q AM21S AM24R AN13R AP01Q AQ21R BA02R BA31S BA56Q BC75R CA03 CA05 CA06 CA23 DA19 DA28 FA03 FA19 FA34 FA37 JA13 4L055 AA03 AA11 AC06 AG08 AG36 AG48 AG72 AH09 AH16 AH18 AH50 BD13 EA16 EA29 EA30 EA32 EA34 FA08 FA10 FA13 FA14 GA05 GA06 GA11 GA12 GA15 GA19 GA22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.01〜5モル%のα,β―不飽和ス
    ルホン酸(塩)および0.001〜5モル%の架橋性モノ
    マーを重合体構成成分として有する両性ポリアクリルア
    ミド(A)と、アニオン性ポリアクリルアミド(B)
    と、水溶性アルミニウム化合物(C)を、電気伝導度
    0.8mS/cm以上のパルプスラリーに用いることを
    特徴とする紙の抄造方法。
  2. 【請求項2】 電気伝導度0.3mS/cmの水で1.
    0重量%に希釈した水溶液の濁度が400ppm以下で
    ある両性ポリアクリルアミド(A)であることを特徴と
    する請求項1記載の紙の抄造方法。
  3. 【請求項3】 両性ポリアクリルアミド(A)が、グラ
    フト構造を有するポリアクリルアミドを含有することを
    特徴とする請求項1または2に記載の紙の抄造方法。
  4. 【請求項4】 両性ポリアクリルアミド(A)の重量平
    均分子量(a)が1,500,000〜10,000,
    000であり、重量平均慣性半径(b)が30〜150
    [nm]であって、重量平均慣性半径(b)と重量平均
    分子量(a)の比(b)/(a)[nm]の値が0.0
    0004〜0.000004であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の紙の抄造方法。
  5. 【請求項5】 アニオン性ポリアクリルアミド(B)
    が、0.9meq/g〜3.9meq/gのアニオン化
    度を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の紙の抄造方法。
  6. 【請求項6】 水溶性アルミニウム化合物(C)が、硫
    酸バンドであることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の紙の抄造方法。
  7. 【請求項7】 両性ポリアクリルアミド(A)を構成す
    るアニオン性官能基がカチオン性官能基より多いことを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の紙の抄造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれから記載の紙の抄
    造方法によって得られた紙。
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