JP2003072531A - パーキングブレーキ装置 - Google Patents

パーキングブレーキ装置

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JP2003072531A
JP2003072531A JP2001263207A JP2001263207A JP2003072531A JP 2003072531 A JP2003072531 A JP 2003072531A JP 2001263207 A JP2001263207 A JP 2001263207A JP 2001263207 A JP2001263207 A JP 2001263207A JP 2003072531 A JP2003072531 A JP 2003072531A
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Hiroki Ishikawa
裕樹 石川
Masahiro Imamachi
真浩 今町
Satoru Masuda
覚 増田
Shingo Hori
真吾 堀
Yoji Tsukamoto
洋史 塚本
Tomoya Sugiyama
智哉 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレーキレバーを操作するときの操作性および
静粛性をそれぞれ向上することができるパーキングブレ
ーキ装置を提供する。 【解決手段】ブレーキレバー30が解除位置から作動位
置に回動する回動操作中の任意の位置にあるとき、第2
付勢部材66はラチェットポール52から離間してい
て、ラチェットポール52は第2付勢部材66の第2方
向の付勢力を受けず、第1付勢部材56はラチェットポ
ール52を第1方向に常に付勢し、ラチェットポール5
2をラチェットギア23に係合することによるブレーキ
レバーの拘束が確実になるようにした。また、ブレーキ
レバーを解除位置から作動位置に回動する回動操作中に
は、第2付勢部材がラチェットポール52から離間して
いて、ラチェットポール52にリリースロッド61が連
動せず、リリースロッド61に起因する干渉音の発生を
防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、据付部材にブレー
キレバーを解除位置と作動位置との間を回動可能なよう
に枢支し、該ブレーキレバーを前記解除位置から前記作
動位置に回動することにより、ブレーキワイヤを介して
制動部に力を伝達して制動力を発生させるようにしたパ
ーキングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパーキングブレーキ装置
としては、例えば、車両の運転席近傍にベース部材が固
設されており、このベース部材にブレーキレバーが起倒
可能に枢支され、該ブレーキレバーを解除位置から作動
位置に引き起こすことにより、ブレーキワイヤを介して
制動部に力が伝達されて制動力が発生するマニュアル式
のパーキングブレーキ装置が知られている。
【0003】かかるパーキングブレーキ装置には、前記
ブレーキレバーを作動位置に拘束するロック機構が設け
られている。ロック機構は、ベース部材側に設けられた
被係合部に対して、爪部材の揺動端が係脱するように構
成されている。ここで爪部材は、第1付勢部材によって
被係合部に係合する方向に付勢されている。パーキング
ブレーキ装置には、ブレーキレバーの拘束を解除操作す
るためのリリースロッドが設けられ、このリリースロッ
ドと爪部材とが連結され、第1付勢部材によって、リリ
ースロッドは解除操作しない非リリース位置の方向へ付
勢されている。
【0004】このようなパーキングブレーキ装置は、い
わゆる二操作開放機構のものであり、ブレーキレバーが
作動位置にあるとき、ブレーキレバーをさらに所定量回
動する第1操作をし、爪部材と被係合部との噛み合い抵
抗を減少させ、かつ、第1付勢部材の付勢力に抗して、
リリースロッドを非リリース位置からリリース位置に解
除操作する第2操作をすることで、爪部材が被係合部か
ら外れ、ロック機構によるブレーキレバーの拘束が解除
されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のパーキングブレーキ装置では、爪部材と
リリースロッドとが連結されているため、ブレーキレバ
ーのグリップが特に軟質の材料である場合に、グリップ
を握った時の変形で、リリースボタンやリリースロッド
の操作が不十分になると、爪部材が被係合部に完全に噛
み合わないで、ブレーキレバーの余計な操作や、やり直
し操作を余儀なくされ、操作性が低下するという問題が
あった。
【0006】また、ブレーキレバーを解除位置から作動
位置に回動するときに、爪部材が被係合部を次々に乗り
越えるべく揺動する度に、リリースロッドやリリースボ
タンが往復運動を繰り返すので、リリースロッドなどが
ブレーキレバーに干渉して、異音が発生し、静粛性を損
なうという問題点があった。
【0007】本発明は、以上のような従来技術の有する
問題点に着目してなされたもので、ブレーキレバーを操
作するときの操作性および静粛性をそれぞれ向上するこ
とができるパーキングブレーキ装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]据付部材にブレーキレバー(30)を解除位置と
作動位置との間を回動可能なように支持し、該ブレーキ
レバー(30)を前記解除位置から前記作動位置に回動
することにより、ブレーキワイヤ(BW)を介して制動
部に力を伝達して制動力を発生させるようにしたパーキ
ングブレーキ装置において、前記ブレーキレバー(3
0)を前記作動位置に拘束する拘束状態と前記ブレーキ
レバー(30)の拘束を解除する拘束解除状態とに可変
するロック機構と、リリースロッド(61)を解除操作
することで前記ロック機構による前記ブレーキレバー
(30)の拘束を解除するリリース機構(60)と、前
記ブレーキレバー(30)を拘束する方向である第1方
向に前記ロック機構を付勢する第1付勢部材(56)と
を備え、前記リリース機構(60)は、前記リリースロ
ッド(61)を解除操作するリリース位置から解除操作
しない非リリース位置に付勢する第2付勢部材(66)
を有し、前記第2付勢部材(66)は、前記リリースロ
ッド(61)が前記非リリース位置にあり、かつ、前記
ブレーキレバー(30)が前記解除位置、前記作動位置
あるいは前記解除位置から前記作動位置に回動操作中の
任意の位置にあるとき、前記ロック機構から離間した位
置にあって、前記第1付勢部材(56)の前記第1方向
の付勢力で前記ロック機構によるブレーキレバー(3
0)の拘束を可能にし、前記ブレーキレバー(30)が
前記作動位置にあるときに、前記ブレーキレバー(3
0)を前記作動位置からさらに所定量回動操作する第1
操作をして、前記ロック機構側の抵抗力を減少させ、か
つ、前記リリースロッド(61)を前記非リリース位置
から前記リリース位置に解除操作する第2操作をして、
前記ロック機構に弾撥的に当接することで、前記ロック
機構を前記第1方向とは反対方向である第2方向に付勢
する付勢力が、前記第1方向の付勢力を含む前記ロック
機構側の抵抗力より大きくなって、前記ロック機構によ
るブレーキレバー(30)の拘束を解除可能にすること
を特徴とするパーキングブレーキ装置。
【0009】[2]前記第2付勢部材(66)は、前記
リリースロッド(61)の端部(62)を前記ブレーキ
レバー(30)の本体から浮かせた状態で支持している
ことを特徴とする[1]に記載のパーキングブレーキ装
置。
【0010】[3]前記第2付勢部材(66)は、前記
リリースロッド(61)の端部(62)に巻き付けられ
た巻ばねであり、前記巻ばねの一端部(67)は、前記
ロック機構の近傍に延ばされていて、前記リリースロッ
ド(61)を解除操作するときに前記ロック機構に弾撥
的に当接可能なものである一方、前記巻ばねの他端部
(68)は前記ブレーキレバー(30)の本体に連結さ
れていることを特徴とする[1]または[2]に記載の
パーキングブレーキ装置。
【0011】次に前記各項に記載された発明の作用を説
明する。第1付勢部材(56)は、ブレーキレバー(3
0)を拘束する方向である第1方向にロック機構を常に
付勢している。ブレーキレバー(30)が解除位置にあ
り、リリースロッド(61)が非リリース位置にあると
き、また、第2付勢部材(66)は、ロック機構から離
間した位置にある。
【0012】据付部材に支持されているブレーキレバー
(30)を解除位置から作動位置に回動する回動操作中
の任意の位置にあるとき、第2付勢部材(66)はロッ
ク機構から離間していて、ロック機構は第2付勢部材
(66)の第2方向の付勢力を受けない。第1付勢部材
(56)はロック機構を第1方向に常に付勢しているの
で、ロック機構によるブレーキレバー(30)の拘束が
可能になる。それにより、例えば、ブレーキレバー(3
0)のグリップに変形が生じて、リリースロッド(6
1)などの操作が不十分であっても、ロック機構側に影
響を及ぼさず、ロック機構によるブレーキレバー(3
0)の拘束が確実になり、パーキングブレーキの余分な
操作をしたり、やり直し操作をしたりする場合が生じな
いので、パーキングブレーキの操作性が向上する。
【0013】また、ブレーキレバー(30)を解除位置
から作動位置に回動する回動操作中には、第2付勢部材
(66)がロック機構から離間していて、ロック機構に
リリースロッド(61)が連動せず、第2付勢部材(6
6)はリリースロッド(61)を非リリース位置に保持
しているので、リリースロッド(61)が何れの部品に
も干渉せず、干渉音を発生することがなく、静粛性を高
めることができる。
【0014】ブレーキレバー(30)を作動位置に回動
することにより、ブレーキワイヤ(BW)を介して制動
部に力が伝達されて制動力が発生する。また、ロック機
構によって、ブレーキレバー(30)を作動位置に拘束
することができる。
【0015】ブレーキレバー(30)が作動位置にある
とき、ブレーキレバー(30)を作動位置から解除位置
に戻すには、2つの操作を行う必要がある。
【0016】すなわち、ブレーキレバー(30)を作動
位置からさらに所定量回動操作する第1操作をして、ロ
ック機構側の抵抗力を減少させ、かつ、リリースロッド
(61)を非リリース位置からリリース位置に解除操作
する第2操作をして、ロック機構に弾撥的に当接すれば
よい。それにより、ロック機構を第1方向とは反対方向
である第2方向に付勢する付勢力が、第1方向の付勢力
を含むロック機構側の抵抗力より大きくなって、ロック
機構によるブレーキレバー(30)の拘束が解除され、
ブレーキレバー(30)を作動位置から解除位置に戻す
ことができる。
【0017】この第2付勢部材(66)は、リリースロ
ッド(61)の端部(62)をブレーキレバー(30)
の本体から浮かせた状態で支持しているので、リリース
ロッド(61)がブレーキレバー(30)の本体に干渉
しないようになり、リリースロッド(61)に起因する
干渉音が生じないので、静粛性がさらに高まる。また、
リリースロッド(61)と第2付勢部材(66)との連
結する部分が可能な限り小さくできる構成であるから、
解除操作時のリーリスロッド(61)の受ける第2付勢
部材(66)からの摩擦抵抗を小さく抑えることがで
き、摩擦抵抗が小さいから、リリースロッド(61)の
動きが円滑かつ確実になって、解除操作の確実性を高め
ることができる。
【0018】また、第2付勢部材(66)は、リリース
ロッド(61)の端部(62)に巻き付けられた巻ばね
である。この巻ばねの一端部(67)は、ロック機構の
近傍に延ばされている一方、巻ばねの他端部(68)は
ブレーキレバー(30)の本体に連結されている。この
巻ばねの一端部(67)は、リリースロッド(61)を
解除操作するときに、ロック機構に弾撥的に当接する。
【0019】このように、第2付勢部材(66)を巻ば
ねにしたことにより、巻ばねをリリースロッド(61)
の端部(62)に巻き付けるだけで組付けが終了し、組
付性がよくなる。また、1つの巻ばねが、リリースロッ
ド(61)を非リリース位置の方へ付勢する機能と、ロ
ック機構に弾撥的に当接することでロック機構を第2方
向に付勢する機能との二つの機能を有しており、部品点
数を減らすことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1〜図9は本発明の一の実施の
形態を示している。図1はブレーキレバーの正面図であ
る図5のI−I線断面図、図2は解除位置に戻した状態
で示すブレーキレバーの取り付け状態斜視図、図3は作
動位置に回動した状態で示すブレーキレバーの取り付け
状態斜視図、図4は図2の正面図、図5はブレーキレバ
ーの正面図、図6は図1のVI−VI線断面図、図7は
図1のVII−VII線断面図である。
【0021】図1〜図4に示すように、自動車のインス
トルメントパネル10の中央部に形成されたコンソール
ボックス12に、カーナビゲーション13、空調用空気
吹き出しグリル14、オーディオ機器15、小物入れ1
6等が装備される。また、コンソールボックス12の、
運転席側の側縁部(図示例では左側縁部)には、パーキ
ングブレーキ装置のブレーキレバー30が配設される。
このブレーキレバー30は、コンソールボックス12
の、運転席側の側縁部に形成された切欠き状の凹部11
に収容される解除位置A(図1の状態)と、その凹部1
1から脱出した作動位置B(図2の状態)との間を回動
し得るようになっている。
【0022】図1〜図6に示すように、ブレーキレバー
30の本体は鋼板製で、相互に組み合わせることで中空
のグリップ部32を持つ一対のレバー本体31と、その
グリップ部32の外周面を被覆する合成樹脂製のグリッ
プ40とから構成される。レバー本体31の基端部33
は、コンソールボックス12の前面壁を貫通してその内
部に達していて、インストルメントパネル10の支持用
フレーム17に固着されたブラケット20に枢軸21を
介して取り付けられる。枢軸21に巻着された巻ばね2
5により、ブレーキレバー30が解除位置Aに戻る方向
に付勢されている。レバー本体31の基端部33には、
図示しない作動レバーに連なるブレーキワイヤBWが接
続される。
【0023】前記ブラケット20には、枢軸21を中心
とした扇形のラチェットギア23と、このラチェットギ
ア23の一端に連なる平坦面24とが形成され、それら
に順次係合し得る爪部53を一端に持ったラチェットポ
ール52が枢軸51を介してレバー本体31に回動可能
に取り付けられる。爪部53は、ブレーキレバー30の
解除位置Aでは平坦面24に係合し、作動位置Bではラ
チェットギア23の何処かに係合するようになってい
る。ラチェットポール52がブレーキレバー30を作動
位置Bに拘束するロック機構を構成している。
【0024】また、ラチェットポール52は、第1付勢
部材56によりその爪部53がラチェットギア23に係
合する係合方向(第1方向)に常時付勢されている。第
1付勢部材56の一端部57は、ラチェットポール52
の他端部54に形成されたフック部55に係止してお
り、第1付勢部材56の他端部58は、レバー本体31
に形成されたフック部39に係止している。
【0025】ラチェットポール52の他端部54の方向
に、レバー本体31のグリップ部32に収容されるリリ
ース機構60のリリースロッド61の後端部62が延ば
され、そのリリースロッド61の後端部62に形成した
軸部65に巻きばねである第2付勢部材66が巻着され
ている。リリースロッド61の中間部には長孔64が形
成されている。長孔64にはピン部材37が相対移動可
能に嵌合し、ピン部材37により、爪部53をラチェッ
トギア23から外すリリース位置と爪部53をラチェッ
トギア23に係合させる非リリース位置との間をリリー
スロッド61が案内移動可能に支持されている。
【0026】第2付勢部材66の一端部67はラチェッ
トポール52の他端部54の近傍位置まで延ばされてい
る。第2付勢部材66の一端部67は、リリースロッド
61が非リリース位置にあり、かつ、ブレーキレバー3
0が解除位置A、作動位置Bあるいは解除位置Aから作
動位置Bに回動操作中の任意の位置にあるとき、ラチェ
ットポール52から離間した位置にあり、ラチェットポ
ール52は、第1付勢部材56によりその爪部53がラ
チェットギア23に係合する係合方向(第1方向)に常
時付勢されているから、ブレーキレバー30を任意の作
動位置Bに拘束可能である。
【0027】ラチェットポール52は、解除操作時に他
端部54に弾撥的に当接可能な第2付勢部材66の一端
部67によりその爪部53がラチェットギア23から外
れた非係合方向(第2方向)に付勢されている。
【0028】第2付勢部材66の非係合方向(第2方
向)の付勢力は、第1付勢部材56の係合方向(第1方
向)の付勢力より大きく設定されている。また、非係合
方向(第2方向)の付勢力は、ラチェットポール52の
爪部53とラチェットギア23との噛み合い力と前記係
合方向(第1方向)の付勢力とを合わせた力より小さく
設定されている。
【0029】すなわち、ブレーキレバー30を作動位置
Bからさらに所定量回動操作する第1操作をして、前記
噛み合い力を減少させ、かつ、リリースロッド61を非
リリース位置からリリース位置に解除操作する第2操作
をして、ロック機構に弾撥的に当接することで、非係合
方向(第2方向)の付勢力が、前記減少させた噛み合い
力と係合方向(第1方向)の付勢力とを合わせた力より
大きくなって、始めてラチェットポール52の爪部53
がラチェットギア23から外れ、ブレーキレバー30の
拘束を解除可能なように設定されている。
【0030】また、第2付勢部材66の巻着部から一端
部67まで延びる部位は、リリースロッド61に形成し
たフック部69に係止している。さらに、第2付勢部材
66の他端部68は、レバー本体31に形成されたフッ
ク部38に係止している。それにより、第2付勢部材6
6は、リリースロッド61を図1において斜め上方向
(第2付勢部材66の一端部67がラチェットポール5
2の他端部54から離れる方向)に付勢するとともに、
リリースロッド61の後端部62をレバー本体31から
浮かした状態に支持している。
【0031】図1、図6および図7に示すように、グリ
ップ部32の運転席側側面には、グリップ40に埋設さ
れるガイド部材80が固設されており、このガイド部材
80に解除ノブ70がリリースロッド61の軸方向に摺
動自在に装着される。この解除ノブ70は、グリップ4
0の周面41に穿設された下孔42および、グリップ部
32の側壁に設けられた下孔26を貫通して、リリース
ロッド61の前端部63に当接する押圧子71を備えて
いる。
【0032】ブレーキレバー30をその解除位置Aで収
容するコンソールボックス12の前記凹部11は、運転
席側の側面と、車体後方側の後面とが開放されており、
したがって、解除ノブ70は、その凹部11の開放側面
に対応したグリップ40の側面に配設されることにな
る。これに伴い、グリップ40の頭部と、それが対応す
る凹部の上端壁との間の隙間は、解除ノブ70に何等干
渉されることなく、ブレーキレバー30の回動を許容す
るだけの小間隙とされる。凹部11の側壁および底壁と
グリップ40との間には、グリップ40を把持するドラ
イバの手の挿入を可能にするスペース18が設けられて
いる。
【0033】また、図1に示すように、ブレーキレバー
30には衝撃吸収部35、36が設けられている。具体
的には、衝撃吸収部35、36は、一対のグリップ部3
2の各所定位置にそれぞれ設けられている。衝撃吸収部
35、36は切り込み溝の形状に形成され、ブレーキレ
バー30を車室内側に引くとき、切り込み溝の溝口35
a、36aが閉じていることで、溝口35a、36aの
口縁同士が突き当たって、ブレーキレバー30を車室内
側に引くときの操作力に抗し、ブレーキレバー30を引
く方向(図1においてD1方向)とは略反対方向(図1
においてD2方向)の衝撃力を受けると、切り込み溝の
溝口35a、36aが開くように変形することで、衝撃
力を吸収するものである。
【0034】次に本実施の形態の作用を説明する。図1
および図2に示すように、ブレーキレバー30が解除位
置Aにあるとき、コンソールボックス12の切欠き状の
凹部11に収容されている。また、ラチェットポール5
2の爪部53は、平坦面24に係合している。リリース
ロッド61は非リリース位置にあって、図9に示すよう
に、リリースロッド61の後端部62に設けられた第2
付勢部材66の一端部67はラチェットポール52の他
端部54から離れており、ラチェットポール52は第1
付勢部材56により図9において半時計方向に付勢され
ている。
【0035】図9に実線で示すラチェットポール52の
爪部53は、平坦面24に係合している状態であり、リ
リースロッド61を非リリース位置からリリース位置に
操作すると、図8に示すように、第2付勢部材66の一
端部67はラチェットポール52の他端部54に弾撥的
に当接し、ラチェットポール52の爪部53と平坦面2
4との噛み合い力は小さいから、第2付勢部材66の非
係合方向(第2方向)の付勢力によって、図8で実線で
示すように、ラチェットポール52の爪部53は、平坦
面24から離れ、ストッパ34に当接した非係合位置に
ある。
【0036】解除位置Aにあるブレーキレバー30を、
ブレーキワイヤBWからの反力および巻ばね25の付勢
力に抗して、車室内側に引くことで、解除位置Aから作
動位置Bに回動すると、ラチェットポール52の爪部5
3が平坦面24からラチェットギア23に移動して、第
1付勢部材56の付勢力により、ラチェットギア23に
順次係合していき、作動位置Bではラチェットギア23
の何処かに係合する。それにより、ブレーキレバー30
は作動位置に拘束される。
【0037】ブレーキレバー30を解除位置から作動位
置に回動する回動操作中の任意の位置にあるとき、第2
付勢部材66はラチェットポール52の他端部54から
離間していて、ラチェットポール52は第2付勢部材6
6の非係合方向(第2方向)の付勢力を受けない。第1
付勢部材56はラチェットポール52を係合方向(第1
方向)に常時付勢しているので、ラチェットポール52
の爪部53がラチェットギア23に係合することで、ブ
レーキレバー30の拘束が可能になる。
【0038】それにより、例えば、ブレーキレバー30
のグリップ40に変形が生じて、解除ノブ70やリリー
スロッド61などの操作が不十分であっても、ラチェッ
トポール52の動作に影響を及ぼさず、ラチェットポー
ル52の爪部53がラチェットギア23に確実に係合
し、それにより、ブレーキレバー30の拘束が確実にな
り、ブレーキレバー30の余分な操作をしたり、ブレー
キレバー30のやり直し操作をしたりする場合が生じな
いので、ブレーキレバー30の操作性が向上する。
【0039】また、ブレーキレバー30を解除位置Aか
ら作動位置Bに回動する回動操作中には、第2付勢部材
66がラチェットポール52の他端部54から離間して
いて、ラチェットポール52にリリースロッド61が連
動せず、第2付勢部材66はリリースロッド61を非リ
リース位置に保持しているので、リリースロッド61が
例えばレバー本体31に干渉せず、干渉音を発生するこ
とがなく、静粛性を高めることができる。
【0040】ブレーキレバー30が作動位置に拘束され
ているとき、ブレーキワイヤBWは引き込まれているこ
とから、図外の制動部に制動力が生じている。
【0041】ブレーキレバー30が作動位置に拘束され
ているとき、単に、解除ノブ70によって、リリースロ
ッド61の前端部63を押して、リリースロッド61を
非リリース位置からリリース位置に移動することで、第
2付勢部材66の一端部67をラチェットポール52の
他端部54に弾撥的に当接させても、それ以上に、ラチ
ェットポール52の爪部53とラチェットギア23との
噛み合い力が大きいために、ラチェットポール52の爪
部53は、ラチェットギア23から外れない。
【0042】ブレーキレバー30が作動位置に拘束され
ているとき、ブレーキレバー30をさらに車室内側に引
く第1操作により、ラチェットポール52の爪部53と
ラチェットギア23との噛み合い力を減少させる。次
に、解除ノブ70によって、第2付勢部材66の付勢力
に抗して、リリースロッド61の前端部63を押して、
リリースロッド61を非リリース位置からリリース位置
に移動する第2操作をすると、第2付勢部材66の一端
部67がラチェットポール52の他端部54に弾撥的に
当接することで、ラチェットポール52の他端部54が
受ける弾撥力が前記減少した噛み合い力および第1付勢
部材56の付勢力より大きくなることから、ラチェット
ポール52が図1において時計方向に回動し、ラチェッ
トポール52の爪部53がラチェットギア23から外れ
る。それにより、ブレーキレバー30の拘束が解除され
る。
【0043】次に、巻ばね25の付勢力および、ブレー
キワイヤBWの戻り力により、ブレーキレバー30を車
室内側に引く方向D1とは反対方向D2に操作すれば、
ブレーキレバー30が作動位置Bから解除位置Aに回動
し、ブレーキワイヤBWは引き戻されることから、制動
力が消滅するようになる。ブレーキレバー30を解除位
置Aに戻した後に、解除ノブ70の操作を止めれば、リ
リースロッド61が第2付勢部材66の付勢力により、
リリース位置から非リリース位置に戻り、第2付勢部材
66の一端部67がラチェットポール52の他端部54
から離れ、ラチェットポール52の爪部53が平坦面2
4に係合した元の状態に戻る。
【0044】本実施の形態では、第2付勢部材66の他
端部68がレバー本体31側のフック部38に係止して
いることで、リリースロッド61の端部62をレバー本
体31から浮かせた状態で支持しているので、ブレーキ
レバー30の操作時に、リリースロッド61がレバー本
体31に干渉しないようになり、リリースロッド61に
起因する干渉音が生じないので、静粛性がさらに高ま
る。また、リリースロッド61と第2付勢部材66との
連結する部分(リリースロッド61の軸部65に、巻き
ばねである第2付勢部材66が巻着している部分におい
て相互に接触する部分)が可能な限り小さくできる構成
であるから、また、解除操作時の連結する部分の相対的
な移動も小さく、解除操作時のリリースロッド61の受
ける第2付勢部材66からの摩擦抵抗を小さく抑えるこ
とができ、摩擦抵抗が小さくなることから、リリースロ
ッド61の動きが円滑かつ確実になって、解除操作の確
実性を高めることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るパーキングブレーキ装置に
よれば、ブレーキレバーが解除位置から作動位置に回動
する回動操作中の任意の位置にあるとき、第2付勢部材
はロック機構から離間していて、ロック機構は第2付勢
部材の第2方向の付勢力を受けず、第1付勢部材はロッ
ク機構を第1方向に常に付勢し、ロック機構によるブレ
ーキレバーの拘束が可能になるので、例えば、ブレーキ
レバーのグリップに変形が生じて、リリースロッドなど
の操作が不十分であっても、ロック機構側に影響を及ぼ
さず、ロック機構によるブレーキレバーの拘束が確実に
なり、ブレーキレバーの余分な操作をしたり、やり直し
操作をしたりする場合が生じ難いので、ブレーキレバー
の操作性を向上することができる。
【0046】また、ブレーキレバーを解除位置から作動
位置に回動する回動操作中には、第2付勢部材がロック
機構から離間していて、ロック機構にリリースロッドが
連動せず、第2付勢部材はリリースロッドを非リリース
位置に保持しているので、リリースロッドが何れの部品
にも干渉せず、干渉音を発生することがなく、静粛性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5のI−I線断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るブレーキレバーの
取り付け状態を示す斜視図であり、ブレーキレバーを解
除位置に戻した状態で示すものである。
【図3】本発明の一実施の形態に係るブレーキレバーの
取り付け状態を示す斜視図であり、ブレーキレバーを作
動位置に回動した状態で示すものである。
【図4】図2の正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るブレーキレバーの
正面図である。
【図6】図1のVI−VI線断面図である。
【図7】図1のVII−VII線断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る第2付勢部材がラ
チェットポールに弾撥的に当接した状態を示すブレーキ
レバーの部分側面図である。
【図9】同じく第2付勢部材がラチェットポールから離
間した状態を示すブレーキレバーの部分側面図である。
【符号の説明】
BW…ブレーキワイヤ 10…インストルメントパネル 12…コンソールボックス 13…カーナビゲーション 14…空調用空気吹き出しグリル 18…スペース 20…ブラケット 21…枢軸 23…ラチェットギア 24…平坦面 25…巻ばね 26…下孔 30…ブレーキレバー 31…レバー本体 32…グリップ部 35、36…衝撃吸収部(切り込み溝) 35a、36a…溝口 37…ピン部材 40…グリップ 41…周面 42…下孔 51…枢軸 52…ラチェットポール 53…爪部 54…他端部 56…第1付勢部材 60…リリース機構 61…リリースロッド 62…後端部 63…前端部 64…長孔 66…第2付勢部材 67…一端部 70…解除ノブ 71…押圧子 80…ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 裕樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 今町 真浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 増田 覚 神奈川県横浜市港北区樽町3丁目7番77号 大塚工機株式会社内 (72)発明者 堀 真吾 神奈川県横浜市港北区樽町3丁目7番77号 大塚工機株式会社内 (72)発明者 塚本 洋史 神奈川県横浜市港北区樽町3丁目7番77号 大塚工機株式会社内 (72)発明者 杉山 智哉 神奈川県横浜市港北区樽町3丁目7番77号 大塚工機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】据付部材にブレーキレバーを解除位置と作
    動位置との間を回動可能なように支持し、該ブレーキレ
    バーを前記解除位置から前記作動位置に回動することに
    より、ブレーキワイヤを介して制動部に力を伝達して制
    動力を発生させるようにしたパーキングブレーキ装置に
    おいて、 前記ブレーキレバーを前記作動位置に拘束する拘束状態
    と前記ブレーキレバーの拘束を解除する拘束解除状態と
    に可変するロック機構と、リリースロッドを解除操作す
    ることで前記ロック機構による前記ブレーキレバーの拘
    束を解除するリリース機構と、前記ブレーキレバーを拘
    束する方向である第1方向に前記ロック機構を付勢する
    第1付勢部材とを備え、 前記リリース機構は、前記リリースロッドを解除操作す
    るリリース位置から解除操作しない非リリース位置に付
    勢する第2付勢部材を有し、 前記第2付勢部材は、前記リリースロッドが前記非リリ
    ース位置にあり、かつ、前記ブレーキレバーが前記解除
    位置、前記作動位置あるいは前記解除位置から前記作動
    位置に回動操作中の任意の位置にあるとき、前記ロック
    機構から離間した位置にあって、前記第1付勢部材の前
    記第1方向の付勢力で前記ロック機構によるブレーキレ
    バーの拘束を可能にし、前記ブレーキレバーが前記作動
    位置にあるときに、前記ブレーキレバーを前記作動位置
    からさらに所定量回動操作する第1操作をして、前記ロ
    ック機構側の抵抗力を減少させ、かつ、前記リリースロ
    ッドを前記非リリース位置から前記リリース位置に解除
    操作する第2操作をして、前記ロック機構に弾撥的に当
    接することで、前記ロック機構を前記第1方向とは反対
    方向である第2方向に付勢する付勢力が、前記第1方向
    の付勢力を含む前記ロック機構側の抵抗力より大きくな
    って、前記ロック機構によるブレーキレバーの拘束を解
    除可能にすることを特徴とするパーキングブレーキ装
    置。
  2. 【請求項2】前記第2付勢部材は、前記リリースロッド
    の端部を前記ブレーキレバーの本体から浮かせた状態で
    支持していることを特徴とする請求項1に記載のパーキ
    ングブレーキ装置。
  3. 【請求項3】前記第2付勢部材は、前記リリースロッド
    の端部に巻き付けられた巻ばねであり、 前記巻ばねの一端部は、前記ロック機構の近傍に延ばさ
    れていて、前記リリースロッドを解除操作するときに前
    記ロック機構に弾撥的に当接可能なものである一方、前
    記巻ばねの他端部は前記ブレーキレバーの本体に連結さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載のパ
    ーキングブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115045993A (zh) * 2022-07-04 2022-09-13 吉利长兴自动变速器有限公司 驻车装置及机动车

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