JP2003312459A - パーキングブレーキ装置 - Google Patents
パーキングブレーキ装置Info
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- JP2003312459A JP2003312459A JP2002115580A JP2002115580A JP2003312459A JP 2003312459 A JP2003312459 A JP 2003312459A JP 2002115580 A JP2002115580 A JP 2002115580A JP 2002115580 A JP2002115580 A JP 2002115580A JP 2003312459 A JP2003312459 A JP 2003312459A
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Abstract
とができるとともに、ブレーキレバーの引き起こし操作
時にリリースレバーが反復運動しないようにして、異音
の発生を防止し、静粛性を向上し、高級感を高めること
ができるパーキングブレーキ装置を提供する。 【解決手段】1つの付勢手段60によりリリースレバー
52および爪部材41を各所定の方向に付勢して、個別
に付勢手段を設ける必要をなくし、また、ブレーキレバ
ー30の引き起こし操作中において、ロック機構40の
爪部材41の動きによって、付勢手段60の付勢力は変
化するが、その付勢手段60はリリース機構50のリリ
ースレバー52を非解除操作状態にする方向へ付勢して
おり、爪部材41にリリースレバー52が連動すること
なく反復運動しないようにした。
Description
ーキレバーを起倒可能に枢支し、該ブレーキレバーを引
き起こすことにより、ケーブルを介して制動部に力を伝
達して制動力を発生させるようにしたパーキングブレー
キ装置に関する。
としては、例えば、車両の運転席近傍にベース部材が固
設されており、このベース部材にブレーキレバーが起倒
可能に枢支され、該ブレーキレバーを引き起こすことに
より、ケーブルを介して制動部に力が伝達されて制動力
が発生するマニュアル式のパーキングブレーキ装置が知
られている。
ブレーキレバーを引き起こした状態に拘束するロック機
構が設けられている。ロック機構は、ベース部材側に設
けられた被係合部に対して、爪部材の揺動端が係脱する
ように構成されている。ここで爪部材は、第1付勢手段
によって被係合部に係合する方向に付勢されている。ブ
レーキレバーには、ブレーキレバーの拘束を解除操作す
るためのリリースレバーが設けられている。リリースレ
バーは、第2付勢手段の付勢力に抗して解除操作(爪部
材を被係合部から外す操作)するものである。
には、リリースレバー1とロック機構2とが連動するよ
うに構成し、1つの付勢手段3によって被係合部4に係
合する方向に爪部材5を付勢し、かつ、解除操作する方
向と反対の方向へリリースレバー1を付勢するものが考
えられている。その付勢力に抗して、リリースレバー1
を解除操作すると、ブレーキレバー6側の爪部材5がベ
ース部材7側の被係合部4から外れ、ブレーキレバー6
が起倒可能になるものである。
パーキングブレーキ装置では、爪部材を付勢するための
第1付勢手段と、リリースレバーを付勢するための第2
付勢手段とが別個に設けられているから、部品点数が多
くなり、部品コストや組立工数が増えて、製作コストを
低減する際に支障があるという問題があった。
は、1つの付勢手段3によってリリースレバー1および
爪部材5を各所定方向に付勢するので、製作コストを低
減することができるが、ブレーキレバー6の引き起こし
操作をすると、爪部材5が被係合部4である歯4aを次
々に乗り越えるようになるが、その爪部材5が歯4aを
乗り越えるたびに、爪部材5にリリースレバー1が連動
して反復運動する。このリリースレバー1の反復運動に
よって、リリースレバー1およびその先端部に取り付け
られたリリースボタン(図示省略)がブレーキレバー6
の本体等と擦れて異音が発生し、静粛性が低下し、高級
感が損なわれるという問題がある。
連動するように相互に連結した構成では、爪部材5にか
かる荷重をリリースレバー1が受け止める必要性がある
ため、リリースレバー1に所定以上の強度が必要にな
り、コストを低減する上で支障になるという問題もあ
る。
問題点に着目してなされたもので、部品点数を減らし
て、製作コストを低減することができるとともに、ブレ
ーキレバーの引き起こし操作時にリリースレバーが反復
運動しないようにして、異音の発生を防止し、静粛性を
向上し、高級感を高めることができるパーキングブレー
キ装置を提供することを目的としている。
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]ベース部材(20)にブレーキレバー(30)を
起倒可能に枢支し、該ブレーキレバー(30)を引き起
こすことにより、ケーブル(C)を介して制動部に力を
伝達して制動力を発生させるようにしたパーキングブレ
ーキ装置(10)において、前記ブレーキレバー(3
0)を引き起こした状態に拘束するロック機構(40)
と、付勢手段(60)と、前記ブレーキレバー(30)
の拘束をしない非拘束状態に前記ロック機構(40)を
すべく、前記付勢手段(60)の付勢力に抗して解除操
作するリリース機構(50)とを備え、前記付勢手段
(60)は、前記ロック機構(40)または前記リリー
ス機構(50)の一方から前記ロック機構(40)また
は前記リリース機構(50)の他方に延設されていて、
前記付勢手段(60)が前記ロック機構(40)および
前記リリース機構(50)にそれぞれ弾撥的に当接する
ことで、前記ブレーキレバー(30)の拘束をする第1
方向へ前記ロック機構(40)を付勢するとともに、前
記ブレーキレバー(30)の拘束を解除操作する解除操
作状態から前記解除操作しない非解除操作状態にする第
2方向へ前記リリース機構(50)を付勢していること
を特徴とするパーキングブレーキ装置(10)。
ー(30)を起倒可能に枢支し、該ブレーキレバー(3
0)を引き起こすことにより、ケーブル(C)を介して
制動部に力を伝達して制動力を発生させるようにしたパ
ーキングブレーキ装置(10)において、前記ブレーキ
レバー(30)を引き起こした状態に拘束するロック機
構(40)と、付勢手段(60)と、前記ブレーキレバ
ー(30)の拘束をしない非拘束状態に前記ロック機構
(40)をすべく、前記付勢手段(60)の付勢力に抗
して解除操作するリリース機構(50)とを備え、前記
ロック機構(40)は、前記ベース部材(20)に設け
られた被係合部(26)と、前記ブレーキレバー(3
0)に揺動可能に枢支され、前記被係合部(26)に係
合する爪部材(41)とを有して成り、前記リリース機
構(50)は、前記爪部材(41)を前記被係合部(2
6)から外すべく前記付勢手段(60)の付勢力に抗し
て前記爪部材(41)を押し込むためのリリースレバー
(52)を有し、前記付勢手段(60)は、前記爪部材
(41)または前記リリースレバー(52)の一方から
前記爪部材(41)または前記リリースレバー(52)
の他方に延設されていて、前記付勢手段(60)が前記
爪部材(41)および前記リリースレバー(52)にそ
れぞれ弾撥的に当接することで、前記爪部材(41)を
前記被係合部(26)に弾撥的に係合する第1方向へ付
勢するとともに、前記リリースレバー(52)を前記ブ
レーキレバー(30)の拘束を解除操作する解除操作状
態から前記解除操作しない非解除操作状態にする第2方
向へ付勢するものであることを特徴とするパーキングブ
レーキ装置(10)。
あり、前記巻きばね(60)は、前記爪部材(41)、
前記リリースレバー(52)または前記ブレーキレバー
(30)に形成した軸部(55)に巻着されていること
を特徴とする[1]または[2]に記載のパーキングブ
レーキ装置(10)。
前記軸部(55)に巻着する前記巻きばね(60)のコ
イル部を収容可能な収容凹部(56)が形成され、前記
収容凹部(56)は、前記軸部(55)に巻着する際に
前記巻きばね(60)をその付勢力に抗して撓ませるこ
とで通過可能になる幅狭な入口(57)と、前記巻きば
ね(60)をその付勢力により復元可能にする前記入口
(57)より幅広な奥部(58)とを有することを特徴
とする[2]または[3]に記載のパーキングブレーキ
装置(10)。
前記爪部材(41)の揺動する軌跡を含む平面に対して
直交する方向への前記爪部材(41)の動きを制限する
ための規制部(59)が形成されていることを特徴とす
る[2]、[3]または[4]に記載のパーキングブレ
ーキ装置(10)。
する。本発明に係るパーキングブレーキ装置(10)に
よれば、ベース部材(20)に枢支されているブレーキ
レバー(30)を引き起こすことにより、ケーブル
(C)を介して制動部に力が伝達されて制動力が発生す
る。このときロック機構(40)によって、前記ブレー
キレバー(30)を引き起こした状態に拘束することが
できる。
(50)の一方からロック機構(40)またはリリース
機構(50)の他方に延設されていて、ロック機構(4
0)およびリリース機構(50)にそれぞれ弾撥的に当
接する1つの付勢手段(60)が設けられ、この1つの
付勢手段(60)によって、ロック機構(40)がブレ
ーキレバー(30)の拘束をする第1方向へ付勢され、
リリース機構(50)がブレーキレバー(30)の拘束
を解除操作しない非解除状態にする第2方向へ付勢され
ている。
ブレーキレバー(30)が所定の拘束状態にあるとき
に、前記第1方向の付勢力によって、ロック機構(4
0)がその作動を規制される、ブレーキレバー(30)
の拘束をした状態にロック機構(40)が保持されてい
る。また、前記第1方向の付勢力によって、ブレーキレ
バー(30)の引き起こし操作中にも、ロック機構(4
0)が、ブレーキレバー(30)の拘束をする方向に付
勢されている。
ース機構(50)を解除操作するとき、リリース機構
(50)が前記第1方向の付勢力に抗してロック機構
(40)を作動して、ブレーキレバー(30)の拘束を
解除した状態にするようになっている。それにより、ブ
レーキレバー(30)を引き起こし状態から倒伏するこ
とができる。
機構(40)およびリリース機構(50)をそれぞれ所
定方向に付勢するようにしたので、ロック機構(40)
およびリリース機構(50)をそれぞれ付勢するための
付勢手段(60)を別個に設ける必要がなく、部品点数
を減らすことができる。
ース機構(50)とを別個に組み立てておき、その後、
付勢手段(60)をリリース機構(50)からロック機
構(40)へ延設して、付勢手段(60)を前記ロック
機構(40)および前記リリース機構(50)にそれぞ
れ弾撥的に当接すればよく、ロック機構(40)、リリ
ース機構(50)および付勢手段(60)を一体的に取
り扱わないで済み、組立性が容易になる。
レバー(52)および爪部材(41)との関係は次のよ
うになっている。ロック機構(40)では、ブレーキレ
バー(30)の起倒に伴って、その枢支点を中心に爪部
材(41)が揺動し、巻きばね(60)である付勢手段
(60)の第1方向の付勢力により、爪部材(41)が
ベース部材(20)側の被係合部(26)に弾撥的に次
々に係合していく。ブレーキレバー(30)が所定位置
に引き起こされ、ブレーキレバー(30)から手を離す
と、爪部材(41)が被係合部(26)の1つに係合す
る。それにより、爪部材(41)とブレーキレバー(3
0)とが当該位置に拘束される。
態に拘束しているとき、付勢手段(60)の第1方向の
付勢力により、爪部材(41)が被係合部(26)に係
合した状態に保持され、被係合部(26)から外れるの
を阻止している。それにより、ブレーキレバー(30)
は拘束状態に拘束される、制動部へ伝達する力を維持す
ることができる。
ー(30)の拘束を解除操作しない非解除操作状態にす
る第2方向へリリース機構(50)のリリースレバー
(52)を付勢するものであるが、第2方向の付勢力に
抗して、リリースレバー(52)を解除操作することに
より、リリースレバー(52)が爪部材(41)に当接
し、爪部材(41)が揺動可能となり、その結果、第1
方向の付勢力に抗して、爪部材(41)が被係合部(2
6)から外れた状態になる。爪部材(41)が被係合部
(26)から外れた状態になることで、ブレーキレバー
(30)を引き上げた状態から倒伏することができる。
リリースレバー(52)を解除操作していた力を抜く
と、第2方向の付勢力によりリリースレバー(52)が
非解除操作状態になるとともに、リリースレバー(5
2)が爪部材(41)から離れることで、第1方向の付
勢力により爪部材(41)が被係合部(26)の方へ揺
動し、かつ、被係合部(26)に係合した状態に保持さ
れる。それにより、ブレーキレバー(30)は倒伏した
状態に拘束される。
ばねは、リリースレバー(52)、爪部材(41)また
はブレーキレバー(30)のいずれかに装着されるが、
リリースレバー(52)、爪部材(41)あるいはブレ
ーキレバー(30)のいずれかに形成した軸部(55)
に巻着される。それにより、巻ばねである付勢手段(6
0)を軸部(55)に嵌め込むだけで、巻ばねを容易に
装着することができる。
6)が形成され、その収納凹部に巻きばね(60)のコ
イル部が収容される。収納凹部(56)は幅狭な入口
(57)とその入口(57)より幅広な奥部(58)と
を有している。巻きばね(60)を軸部(55)に巻着
する際に巻きばね(60)をその付勢力に抗して撓ませ
ることで幅狭な入口(57)に通過可能になる。入口
(57)を通過した巻きばね(60)は、その付勢力に
より復元して幅広な奥部(58)に収まるようになる。
再度、巻きばね(60)を撓ませなければ、入口(5
7)を通過させて、巻きばね(60)のコイル部を軸部
(55)から抜くことができないので、巻きばね(6
0)の脱落を防止することができる。
9)が形成されている。その規制部(59)は、爪部材
(41)の揺動する軌跡を含む平面に対して直交する方
向への爪部材(41)の動きを制限するためのものであ
り、リリースレバー(52)と爪部材(41)との相対
的な位置関係を維持し、リリースレバー(52)の解除
操作を確実ならしめている。
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の一実施の形
態を示している。図1は本発明の一実施の形態に係るパ
ーキングブレーキ装置の全体側面図、図2は同じくパー
キングブレーキ装置の部分側面図、図3は同じくパーキ
ングブレーキ装置の作用説明図である。
ーキ装置10は、車両の運転席近傍に据え付けられるベ
ース部材20に、枢軸32を介してブレーキレバー30
を起倒可能に枢支して基本構造が構成されている。
に握持し易いようにグリップ33が設けられている。ブ
レーキレバー30の基端側には、ケーブルCの基端側が
連結され、ケーブルCの先端側は制動部(図示せず)に
連結されている。
ス部材20は、その固定部21、21がボルト等によっ
て所定の据付場所に固定される。ベース部材20には、
ブレーキが非制動時にブレーキレバー30の一部に当接
して支持するためのストッパ24が設けられている。ス
トッパ24は、ねじ部24aが形成されていて、位置調
節が可能である。
キレバー30を引き起こすことにより、ケーブルCを介
して制動部(図示せず)に力を伝達して制動力を発生さ
せるものである。ブレーキレバー30を引き起こした状
態に拘束するロック機構40と、ブレーキレバー30の
拘束を解除操作するリリース機構50と、付勢手段60
とを備えている。
枢軸28を介して揺動可能に枢支された爪部材41と、
ベース部材20に設けられた被係合部26とを有して成
る。爪部材41の一端は、係合部43を成している。ま
た、爪部材41の他端は被当接部44を成している。被
係合部26は、枢軸32を中心とする円弧方向に多数の
歯を連結して成り、爪部材41の係合部43が次々に噛
合可能なセクタギアである。
に形成され、筒状のグリップ33内には、ブレーキ制動
時におけるブレーキレバー30の拘束を解除操作するた
めのリリースレバー52が筒軸方向に移動可能に嵌装さ
れている。リリースレバー52には長孔52aが形成さ
れ、ブレーキレバー30には、リリースレバー52の移
動を制限するための移動制限部27が一体的に形成さ
れ、移動制限部27がリリースレバー52の長孔52a
に移動可能に嵌合している。
3から前方へ突出していて、リリースボタン53が取り
付けられている。リリースレバー52の他端部は爪部材
41側に延ばされている。爪部材41は、リリースレバ
ー52の押し操作により、揺動して被係合部26から外
れるように設定されている。
ック機構40へ延設されていて、ブレーキレバー30の
拘束をする第1方向へロック機構40を付勢し、かつ、
ブレーキレバー30の拘束を解除操作しない非解除操作
状態にする第2方向へリリース機構50を付勢するもの
である。
爪部材41に延設されていて、爪部材41を被係合部2
6に係合する第1方向(図3に示すb方向)へ付勢し、
かつ、リリースレバー52を解除操作する解除操作状態
から解除操作しない非解除操作状態にする第2方向(図
3に示すa方向)へ付勢するものである。
2、爪部材41またはブレーキレバー30のいずれかに
装着された巻ばねである。巻ばねである付勢手段60
は、リリースレバー52または爪部材41の一方に装着
され、付勢手段60の一端部61がリリースレバー52
または爪部材41の一方に係止され、付勢手段60の他
端部62がリリースレバー52または爪部材41の他方
に係止されている。
方には軸部55が形成され、軸部55には巻ばねである
付勢手段60が巻着されている。本実施の形態では、リ
リースレバー52の他端部に、軸部55が形成され、軸
部55に付勢手段60のコイル部63が巻着されてい
る。
付勢手段60のコイル部63を収容する収容凹部56が
形成され、収容凹部56の底面に軸部55が立設されて
いる。付勢手段60の一端部61は収容凹部56の立壁
に係止され、付勢手段60の他端部62は、爪部材41
の被当接部44に係止されている。
は、当接部54が形成されている。当接部54は、リリ
ースレバー52の解除操作時に爪部材41の被当接部4
4に当接して付勢手段60の第1方向の付勢力に抗して
爪部材41を被係合部26から外すものである。
3を収容可能な収容凹部56は入口57および奥部58
とを有している。入口57は、付勢手段60を軸部55
に巻着する際に付勢手段60をその付勢力に抗して撓ま
せることで通過可能なように幅狭に成形されている。奥
部58は、付勢手段60をその付勢力により復元可能な
ように入口57より幅広に成形されている。
動する軌跡を含む平面に対して直交する方向への爪部材
41の動きを制限するための規制部59が形成されてい
る。規制部59は、リリースレバー52の後端部から後
方に突設するもので、ブレーキレバー30に沿って舌片
状に形成されている。舌片状の規制部59とブレーキレ
バー30との間には、爪部材41の被当接部44の揺動
を許容し、かつ、被当接部44の前記直交する方向への
移動を制限するための隙間が形成されている。
ス部材20に枢支されているブレーキレバー30が倒伏
しているとき、付勢手段60は、ブレーキレバー30の
拘束をする第1方向にロック機構40を付勢し、かつ、
ブレーキレバー30の拘束を解除操作する解除操作状態
から解除操作しない非解除操作状態にする第2方向へリ
リース機構50を付勢している。
き起こすことにより、ケーブルCを介して制動部に力が
伝達されて制動力が発生する。このときロック機構40
によって、ブレーキレバー30を引き起こした状態に拘
束することができる。
き、付勢手段60の第1方向の付勢力により、ブレーキ
レバー30を拘束する方向へロック機構40を付勢す
る。それにより、ブレーキレバー30は引き起こされた
状態に維持される。また、第2方向の付勢力により、リ
リース機構50をブレーキレバー30の拘束を解除操作
しない非解除操作状態にする。
ス機構50を1つの付勢手段60によってそれぞれ所定
方向に付勢することで、別個の付勢手段60が不要にな
る。また、ロック機構40とリリース機構50とをそれ
ぞれ組み立てた後に、付勢手段60をロック機構40か
らリリース機構50へ延設するように装着すればよく、
装置組立の際に、ロック機構40、リリース機構50お
よび付勢手段60を一体的に取り扱わないで済み、組立
性が向上する。
にあるとき、付勢手段60の第1方向の付勢力によっ
て、ロック機構40はブレーキレバー30の拘束した状
態に保持されている。
倒伏するには、付勢手段60の第2方向の付勢力に抗し
て、リリース機構50を解除操作すればよい。それによ
り、リリース機構50がロック機構40に当接して、第
1方向の付勢力に抗してロック機構40がブレーキレバ
ー30の拘束を解除する方向に揺動する。それにより、
ブレーキレバー30が倒伏可能になる。
キレバー30が倒伏しているとき、被係合部26の各歯
に連なる下端縁に爪部材41の係合部43は当接し、か
つ、付勢手段60の第1方向の付勢力によって、爪部材
41は図3において時計あるいは反時計(b方向)のい
ずれの方向へも揺動しない。このとき、付勢手段60の
第2方向の付勢力によって、リリースレバー52が非解
除操作状態にする方向(図3においてa方向)に付勢さ
れている。
28を中心に爪部材41が揺動し、付勢手段60の第1
方向の付勢力によって、爪部材41の係合部43が被係
合部26の各歯に弾撥的に係合し、ベース部材20側の
被係合部26の各歯を次々に乗り越えていく。
規制部59がブレーキレバー30との間に形成する隙間
内を爪部材41の被当接部44が揺動するので、該揺動
する軌跡を含む平面に対して直交する方向への被当接部
44の移動が制限され、それにより、爪部材41の被当
接部44は枢軸28を中心に揺動する一方、枢軸28の
軸方向あるいは枢軸の軸方向と平行な方向へ振れるのを
抑えられる。
され、ブレーキレバー30から手を離すと、爪部材41
の係合部43が被係合部26の1つの歯に係合する。ブ
レーキレバー30が引き起こされた状態では、付勢手段
60の第1方向の付勢力により、爪部材41の係合部4
3は被係合部26の1つの歯に係合した状態に保持さ
れ、それにより、ブレーキレバー30が引き上げられた
状態に拘束される。
30の基端側に連結されたケーブルCが引かれて、制動
部(図示せず)が作動して制動力が発生し、ブレーキの
かかった状態となり、ケーブルCは引かれた状態に維持
される。
抗して、リリースボタン53を押し込み、リリースレバ
ー52を解除操作すると、リリースレバー52の当接部
54が爪部材41の被当接部44に押し込む。このと
き、リリースレバー50の舌片状の規制部59がブレー
キレバー30との間に形成する隙間によって、枢軸28
の軸方向あるいは枢軸の軸方向と平行な方向へ爪部材4
1の被当接部44が振れるのを抑えているため、被当接
部44は逃げることなく、リリースレバー52の当接部
54に押し込まれる。
41の被当接部44を押し込んだ分だけ、爪部材41が
図3において時計方向(b方向とは反対の方向)に揺動
可能になる。そして、爪部材41の係合部43が被係合
部26の歯から外れ、ブレーキレバー30が倒伏可能に
なる。
接する位置まで倒すことができる。ブレーキレバー30
をストッパ24に当接する位置まで戻すと、ケーブルC
の張力は戻り、制動部は作動せず、ブレーキが解除され
た状態になる。
に、リリースレバー52を解除操作していた力を抜く
と、付勢手段60の第2方向の付勢力によって、爪部材
41の被当接部44はリリースレバー52の当接部54
から離間して、それにより、爪部材41の係合部43は
被係合部26の各歯に連なる下端縁に爪部材41の係合
部43は当接した状態を保持され、爪部材41は時計お
よび反時計方向のいずれへも揺動しない状態に戻る。
装置10においては、例えば、ブレーキレバー30に爪
部材41およびリリースレバー52をそれぞれ組み付け
ておき、その後に巻ばねである付勢手段60を組み付け
る際に、付勢手段60をリリースレバー52の収容凹部
56に嵌め込み、かつ、付勢手段60のコイル部63を
リリースレバー52の軸部55に巻着するようにしたの
で、付勢手段60の装着が容易になる。
6に嵌め込む場合に、付勢手段60をその付勢力に抗し
て撓ませて幅狭な入口57を通過させる。付勢手段60
が入口57を通過した後に、付勢手段60がその付勢力
により復元することで、幅広な奥部58に嵌め込まれる
ようになる。このとき、付勢手段60のコイル部63が
軸部55に巻着される。付勢手段60が収容凹部56に
嵌め込まれた後に、再び撓ませなければ、入口57を通
過して外れることはない。
れた付勢手段60の一端部61は収容凹部56の立壁に
そのまま係止された状態になり、付勢手段60の他端部
62は、収容凹部56の近傍に位置する爪部材41の被
当接部44に係止すればよく、付勢手段60の組立がし
易くなる。
ある付勢手段60を、リリースレバー52に装着したも
のを示したが、巻ばねである付勢手段60は、爪部材4
1またはブレーキレバー30のいずれかに装着されても
よい。また、このとき、付勢手段60の組付性を考慮し
て、付勢手段60を爪部材41等に嵌着するようにして
もよい。
材41に装着するとき、付勢手段60のコイル部63は
爪部材41に形成された軸部に巻着され、付勢手段60
の他端部がリリースレバー52側に係止されることにな
る。また、付勢手段60が爪部材41の軸部に巻着され
るに伴い、リリースレバー52の当接部54の形状を見
直す必要があることはいうまでもない。
をブレーキレバー30に装着するとき、付勢手段60の
コイル部63はブレーキレバー30に形成された軸部に
巻着され、例えば付勢手段60の一端部61がリリース
レバー52に係止され、付勢手段60の他端部62が爪
部材41に係止されることになる。
置は、前述した実施の形態のロック機構40やリリース
機構50に限定されるものではなく、例えば、爪部材4
1、被係合部26およびリリースレバー52の具体的な
形状は図示したものに限定されるわけではない。また、
付勢手段60が巻ばねに限定されるわけでもない。
よれば、1つの付勢手段により、ロック機構をブレーキ
レバーの拘束をする第1方向に付勢し、かつ、リリース
機構が解除操作状態から非解除操作状態になる第2方向
へ付勢するようにしたので、ロック機構およびリリース
機構を各所定方向にそれぞれ付勢する付勢手段を別個に
設ける必要がなく、部品点数を減らすことができる。
において、リリース機構50がロック機構に連動するこ
となく反復運動しないようにして、異音の発生を防止
し、静粛性を向上し、高級感を高めることができる。
キ装置の部分側面図である。
キ装置の全体側面図である。
キ装置の作用説明図である。
キ装置に対する技術を示す参考図である。
Claims (5)
- 【請求項1】ベース部材にブレーキレバーを起倒可能に
枢支し、該ブレーキレバーを引き起こすことにより、ケ
ーブルを介して制動部に力を伝達して制動力を発生させ
るようにしたパーキングブレーキ装置において、 前記ブレーキレバーを引き起こした状態に拘束するロッ
ク機構と、付勢手段と、前記ブレーキレバーの拘束をし
ない非拘束状態に前記ロック機構をすべく、前記付勢手
段の付勢力に抗して解除操作するリリース機構とを備
え、 前記付勢手段は、前記ロック機構または前記リリース機
構の一方から前記ロック機構または前記リリース機構の
他方に延設されていて、前記付勢手段が前記ロック機構
および前記リリース機構にそれぞれ弾撥的に当接するこ
とで、前記ブレーキレバーの拘束をする第1方向へ前記
ロック機構を付勢するとともに、前記ブレーキレバーの
拘束を解除操作する解除操作状態から前記解除操作しな
い非解除操作状態にする第2方向へ前記リリース機構を
付勢していることを特徴とするパーキングブレーキ装
置。 - 【請求項2】ベース部材にブレーキレバーを起倒可能に
枢支し、該ブレーキレバーを引き起こすことにより、ケ
ーブルを介して制動部に力を伝達して制動力を発生させ
るようにしたパーキングブレーキ装置において、 前記ブレーキレバーを引き起こした状態に拘束するロッ
ク機構と、付勢手段と、前記ブレーキレバーの拘束をし
ない非拘束状態に前記ロック機構をすべく、前記付勢手
段の付勢力に抗して解除操作するリリース機構とを備
え、 前記ロック機構は、前記ベース部材に設けられた被係合
部と、前記ブレーキレバーに揺動可能に枢支され、前記
被係合部に係合する爪部材とを有して成り、 前記リリース機構は、前記爪部材を前記被係合部から外
すべく前記付勢手段の付勢力に抗して前記爪部材を押し
込むためのリリースレバーを有し、 前記付勢手段は、前記爪部材または前記リリースレバー
の一方から前記爪部材または前記リリースレバーの他方
に延設されていて、前記付勢手段が前記爪部材および前
記リリースレバーにそれぞれ弾撥的に当接することで、
前記爪部材を前記被係合部に弾撥的に係合する第1方向
へ付勢するとともに、前記リリースレバーを前記ブレー
キレバーの拘束を解除操作する解除操作状態から前記解
除操作しない非解除操作状態にする第2方向へ付勢する
ものであることを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 【請求項3】前記付勢手段は巻きばねであり、 前記巻きばねは、前記爪部材、前記リリースレバーまた
は前記ブレーキレバーに形成した軸部に巻着されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のパーキング
ブレーキ装置。 - 【請求項4】前記リリースレバーには、前記軸部に巻着
する前記巻きばねのコイル部を収容可能な収容凹部が形
成され、 前記収容凹部は、前記軸部に巻着する際に前記巻きばね
をその付勢力に抗して撓ませることで通過可能になる幅
狭な入口と、前記巻きばねをその付勢力により復元可能
にする前記入口より幅広な奥部とを有することを特徴と
する請求項2または3に記載のパーキングブレーキ装
置。 - 【請求項5】前記リリースレバーには、前記爪部材の揺
動する軌跡を含む平面に対して直交する方向への前記爪
部材の動きを制限するための規制部が形成されているこ
とを特徴とする請求項2、3または4に記載のパーキン
グブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002115580A JP4067329B2 (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | パーキングブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002115580A JP4067329B2 (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | パーキングブレーキ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP4067329B2 JP4067329B2 (ja) | 2008-03-26 |
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ID=29533737
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002115580A Expired - Fee Related JP4067329B2 (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | パーキングブレーキ装置 |
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JP (1) | JP4067329B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013079A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Berusonika:Kk | パーキングブレーキ装置 |
US7552663B2 (en) | 2004-11-30 | 2009-06-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Parking brake apparatus |
JP2010058750A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Otsuka Koki Co Ltd | パーキングブレーキ装置 |
EP1889764B1 (en) * | 2006-08-17 | 2017-12-27 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Parking brake operating apparatus |
-
2002
- 2002-04-18 JP JP2002115580A patent/JP4067329B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4067329B2 (ja) | 2008-03-26 |
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