JPS6110530Y2 - - Google Patents

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JPS6110530Y2
JPS6110530Y2 JP1980046341U JP4634180U JPS6110530Y2 JP S6110530 Y2 JPS6110530 Y2 JP S6110530Y2 JP 1980046341 U JP1980046341 U JP 1980046341U JP 4634180 U JP4634180 U JP 4634180U JP S6110530 Y2 JPS6110530 Y2 JP S6110530Y2
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JP
Japan
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armrest
pendulum
acceleration
lock
pin
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JP1980046341U
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JPS56148248U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のアームレスト、特に座席の中
央部に設けたセンタアームレストに関する。
従来のこの種のアームレストは不使用時は座席
のシートバツクに形成した収納凹部に収納し、使
用時収納凹部から引き出して水平状態としている
が、シートバツクに対する支持方法においてヒン
ジタイプと実開昭53−164909号にて知られるリン
クタイプに類別される。
ところで、かかるアームレストにあつては収納
に際しては単に収納凹部に押込み、その側面と収
納凹部の内側壁面との摩擦のみによりシートバツ
クに保持しているため、例えば運転手が危険を回
避するため急ブレーキを踏んだ場合や追突された
場合等そのシヨクでアームレストが収納凹部から
飛び出す(特にヒンジタイプのものが顕著であ
る。)ことがあり、この場合乗員は一旦は前屈す
るが、反動で再びシートバツク方向に急激に移動
し、この際既に突出物となつているアームレスト
に身体の一部が激突し負傷する虞れがあつた。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、要約すれば、急ブレーキ時等に働
く加速度を利用してアームレストの回転運動を阻
止することにより、上記問題点を解決することを
目的としている。
以下、この考案を図面に基いて説明する。
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例をヒ
ンジタイプのセンターアームレストに適用した場
合について示す図である。
まず構成を説明すると、図中1はシートクツシ
ヨン2とシートバツク3とによりなる座席、4は
センターアームレスト(以下単にアームレストと
略称する)、5は前記シートバツク3に形成した
前記アームレスト4を収納する収納凹部、6はこ
の収納凹部5の内側両壁面に固設したベースプレ
ート7に基部をボルト8により固定したブラケツ
トで、このブラケツト6の先端にスペーサ9を介
して枢支ボルト10により前記アームレスト4の
基部が回動自在に枢支されている。前記枢支ボル
ト10は前記アームレスト4の基部に固設したベ
ースプレート11に螺結されている。前記ブラケ
ツト6には円弧状のガイド孔12が穿設され、こ
のガイド孔12に前記ベースプレート11に突設
したピン13が係合し、もつてこのピンがガイド
孔12の一方の端部12aに位置したとき前記ア
ームレスト4が水平になつて使用状態となりかつ
他方の端部12bに位置したとき前記アームレス
ト4が前記収納凹部5に収納されて不思用状態と
なる。以上の構造は周知である。
本考案はかかる構造に緊急回動ロツク装置Lが
付加されたものである。すなわち前記ピン13の
ガイド孔12からの突出部にロツク振子14の基
部が回転自在に軸支されている。このロツク振子
14の重心Gは回転センターすなわちピン13か
ら偏倚しており、前記センターアームレスト4に
加速度が作用したとき、該加速度により反時計方
向に回動するようになつている。このロツク振子
14が軸支されているピン13部分には所定巾の
キー15が形成され、ロツク振子14のこのキー
15が対応する部分に扇形キー溝が16が形成さ
れ、もつて前述の加速度が作用したときロツク振
子14はキー15がキー溝16の端部に衝接する
位置まで回動可能でありこの位置で拘束されるよ
うになつている。また前記ロツク振子14は該振
子14とピン13に夫々その端部を係止したバネ
17により前記加速度が作用したとき回動する方
向と逆方向に回動するように常時付勢されてい
る。18はロツク振子14がピン13から抜け出
るのを防止するためのEリングである。19は前
記ブラケツト6に切り起し形成した結合部材たる
係合片で、前記ロツク振子14が一定角度回転し
かつ前記ピン13がガイド孔12に沿つて矢印A
方向に移動したとき係合する位置に設けられてい
る。もつてピン13すなわちアームレスト4は前
記ロツク振子14と係合片19が係合してロツク
されるようになつている。また、上記緊急回動ロ
ツク装置Lはセンターアームレスト4の両側に設
けてもよい。
次に作動を説明する。
第5図aはアームレスト4をシートバツク3に
格納し、加速度が作用していない状態を示したも
のである。この場合加速度が作用していないため
ロツク振子14はバネ17により常に定位置にセ
ツトされている。このためロツク振子14と係合
片19が係合することはない。しかるに急ブレー
キを踏んでアームレスト4に加速度が作用した瞬
間には第5図bに示すように、ロツク振子14の
重心Gがロツク振子14の回転センターからずれ
ているため、加速度によりロツク振子14がキー
溝16の端部に衝接するまで回転する。この時、
ロツク振子14と係合片19は未だ係合しない。
アームレスト4は加速度が作用しても、シートバ
ツク3との摩擦があるため、動きはロツク振子1
4が上記状態になつた時よりも遅れる。しかしそ
の遅れは、ロツク振子14が上記状態から、バネ
17の力によりもどろうとする経過時間より短
い。それ故、ロツク振子14は第5図c、第6図
に示すように、アームレスト4の回転センタCを
中心にやや動き(角度θ)、そして係合片19と
係合する。ところがロツク振子14はすでに前記
キー15によるストツパー機能が働いているの
で、ピン13を介して一体のアームレスト4の回
転運動が拘束されるものである。この拘束を解除
するには、アームレスト4をシートバツク3の方
に軽く押しこんでやれば係合片19とロツク振子
14との間に隙間が生じるため、バネ17の力に
より該ロツク振子14は第5図aの状態にもど
る。なお、上記図中aはピン13の回転軌跡、b
はアームレスト4の引き出し位置、Cはアームレ
ストの回転中心を夫々示す。
第7図、第8図には他の実施例を示す。この例
は前記実施例に比しキー15およびキー溝16を
省いた点に特徴がある。すなわち前記ロツク振子
14は前記ブラケツト6にウエルドナツト20を
介して螺合したスペシヤルボルト21に回動自在
に軸支され、加速度が作用したとき該加速度によ
り時計方向に回動し、常時はその両端がロツク振
子14およびブラケツト6の一部(後記する係合
片19)に係止されたバネ17により、反時計方
向に抑止されている。そして係合片19は加速度
が作用して前記ロツク振子14が一定角度回転し
たとき該ロツク振子14に係合したガイド孔12
に沿つて矢印B方向に移動してくる係合部材であ
るピン13′を点線で示すようにロツクするよう
になつている。(第9図参照)図中dはピン1
3′の回転軌跡である。
第10図ないし第12図は本考案をリンクタイ
プのアームレストに適用した場合について示す。
すなわち図中22は収納凹部5の内側両壁面に固
設したベースプレート、23は一端がこのベース
プレート22に回動自在に軸支24されかつ他端
がアームレスト4に固設したベースプレート25
の略中央部に回動自在に軸支26された第1の可
動アーム、27は一端が前記ベースプレート22
に軸支28されかつ他端が前記ベースプレート2
5の後端に軸支29された第2の可動アームであ
る。そして第11図において実線が前記アームレ
スト4の使用位置であり、かつ点線が不使用位置
である。この構造は周知である。
この例はかかる構造に緊急回動ロツク装置L′が
付加されている。すなわち前記ベースプレート2
2には平座金30を介してリベツト31により鉤
形のロツク振子14が回動自在に鋲着され、加速
度が作用したとき該加速度により反時計方向に回
動し、常時は該ロツク振子14およびベースプレ
ート22にその両端を係止されたバネ32により
時計方向に抑止されている。一方、前記第1可動
アーム23には係合部材たる係合ピン33が植設
され、加速度が作用したとき先に回動したロツク
振子14の先端ロツク部14aに該係合ピン33
が係合するようになつている(第11図参照)。
前記ロツク振子14のロツク部14aの内径は少
なくとも係合ピン33の直径より大きいことが必
要である。また、加速度が作用しない通常状態に
おいてロツク振子14と係合ピン33との間には
隙間δを設けておき、アームレスト4を倒したと
き係合ピン33がロツク振子14に干渉しないよ
うになつている(第11図参照)。
以上説明してきたように、この考案によれば、
その構成を車体に回動自在に支持され、使用およ
び不使用位置で固定されるアームレストにおい
て、前記車体又はアームレストのいずれか一方
に、加速度作用時回動自在に設けられた振子と、
他方に設けられ、加速度作用時回動する前記振子
と係合し、前記アームレストへの動きをロツクす
る係合部材とにより構成される緊急回動ロツク装
置を備えたので、急ブレーキ等により加速度が発
生した場合でもアームレストがシートバツクから
急に飛び出すことがなく、乗員が負傷することを
未然に防止するという効果が得られる。
各実施例は、それぞれ上記共通の効果に加え
て、更に以下の様な効果がある。すなわちバネ1
7,32のバネ定数を変える事により、緊急回動
ロツク装置の作動時点を任意に設定する事ができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をヒンジタイプのセンターアー
ムレストに適用した場合の概略説明図、第2図は
その要部の斜視図、第3図は同じくその分解斜視
図、第4図は第3図の部分詳細説明図、第5図
a,b,cは夫々作動説明図。第6図は同じく緊
急回動ロツク時の作動説明図、第7図は本考案の
他の実施例を示す要部斜視図、第8図はその分解
斜視図、第9図は作動説明図、第10図は本考案
をリンクタイプのセンターアームレストに適用し
た場合の概略説明図、第11図はその要部の詳細
説明図、第12図は第11図の分解斜視図であ
る。 1……座席、4……アームレスト、13……ピ
ン、13′……ピン、(係合部材)、14……ロツ
ク振子(センサ)、19……係合片(係合部材)、
33……係合ピン(係合部材)、L,L′……緊急
回動ロツク装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に回動自在に支持され、使用および不使用
    位置で固定されるアームレストにおいて、前記車
    体又はアームレストのいずれか一方に、加速度作
    用時回動自在に設けられた振子と、他方に設けら
    れ、加速度作用時回動する前記振子と係合し、前
    記アームレストの動きをロツクする係合部材とに
    より構成される緊急回動ロツク装置を有すること
    を特徴とするアームレスト。
JP1980046341U 1980-04-04 1980-04-04 Expired JPS6110530Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980046341U JPS6110530Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04

Applications Claiming Priority (1)

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JP1980046341U JPS6110530Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56148248U JPS56148248U (ja) 1981-11-07
JPS6110530Y2 true JPS6110530Y2 (ja) 1986-04-04

Family

ID=29641376

Family Applications (1)

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JP1980046341U Expired JPS6110530Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434748Y2 (ja) * 1986-01-31 1992-08-18
JPH0510697Y2 (ja) * 1986-12-25 1993-03-16

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JPS56148248U (ja) 1981-11-07

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