JP2003068075A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003068075A
JP2003068075A JP2001257987A JP2001257987A JP2003068075A JP 2003068075 A JP2003068075 A JP 2003068075A JP 2001257987 A JP2001257987 A JP 2001257987A JP 2001257987 A JP2001257987 A JP 2001257987A JP 2003068075 A JP2003068075 A JP 2003068075A
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JP
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refresh
address
power supply
self
memory cell
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Application number
JP2001257987A
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English (en)
Inventor
Shuichi Horibatake
修一 堀畑
Masato Suwa
真人 諏訪
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部のメモリ領域のみをリフレッシュ対象と
するセルフリフレッシュモードを備えるとともに、リフ
レッシュ対象となる一部のメモリ領域を高い自由度で指
定できる半導体記憶装置の構成を提供する。 【解決手段】 クロック信号(CLK)の活性化タイミ
ングにおけるコマンド制御信号(/RAS,/CAS,
/WE,CLK)の所定の組合せに応答して、セルフリ
フレッシュモードに移行するためのセルフリフレッシュ
エントリサイクルが実行される。リフレッシュ動作の対
象となる一部のメモリ領域は、セルフリフレッシュエン
トリサイクルにおける一部のアドレスビット(Am〜A
n)に応じて選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、より特定的には、リフレッシュ動作が必要な半
導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化および低消費電力化に
伴い、このような電子機器に搭載される半導体記憶装置
に対しても、低消費電力化の要求が厳しくなっている。
特に、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(D
RAM)は、常にデータ保持のためのリフレッシュ動作
が必要であるため、外部との間でデータ入出力を実行し
ないスタンバイモードにおいても、記憶情報を保持する
ために、リフレッシュ動作を実行する必要がある。この
結果、DRAMの消費電力は、他の半導体記憶装置と比
較して大きくなってしまうため、バッテリ駆動を前提と
する携帯型の電子機器に搭載することは困難であった。
【0003】従来のDRAMにおいては、電池バックア
ップ期間等に対応するスタンバイモードとして、記憶情
報を保持するためのいわゆるセルフリフレッシュモード
が備えられている。
【0004】図6は、従来の同期型DRAMにおけるセ
ルフリフレッシュモードへのエントリを説明するタイミ
ングチャートである。
【0005】図6を参照して、従来の同期型半導体記憶
装置(SDRAM)に対しては、クロック信号CLKに
同期したタイミングで、ロウアドレスストローブ信号/
RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライ
トイネーブル信号/WEおよびクロックイネーブル信号
CKE等のコマンド制御信号が入力される。
【0006】半導体記憶装置に対するコマンドは、クロ
ック信号CLKの活性化タイミングにおける、これらの
コマンド制御信号の組合せによって与えられる。たとえ
ば、セルフリフレッシュエントリサイクルにおいて、/
RAS=/CAS=CKE=“L”レベルであり、かつ
/WE=“H”レベルに設定されて、セルフリフレッシ
ュモードへのエントリコマンドが与えられる。セルフリ
フレッシュモードへのエントリサイクルにおいては、ア
ドレス信号ADDの各ビットは、“Don't Care”とさ
れ、半導体記憶装置の動作に影響を及ぼさない。
【0007】セルフリフレッシュモード中において、ク
ロックイネーブル信号CKEは、モードの状態を保持す
るために、“L”レベルに位置される。セルフリフレッ
シュモード中においては、クロックイネーブル信号CK
E以外の信号群は、“Don'tCare”となって、半導体記
憶装置の内部動作に影響を及ぼさない。
【0008】セルフリフレッシュエクジットエントリサ
イクルにおいては、クロックイネーブル信号CKEの
“L”レベルから“H”レベルへの変化に応答して、半
導体記憶装置は、セルフリフレッシュモードから通常モ
ードへ復帰する。
【0009】リフレッシュ動作時には、リフレッシュ対
象となるメモリセルの各々において、データの読出、増
幅および再書込が周期的に実行されて、記憶データが保
持される。一般的に、リフレッシュ動作は、各ワード線
ごとに実行される。セルフリフレッシュモードでは、ワ
ード線の選択をDRAM内部で自動的に切換えて、リフ
レッシュ動作を所定のリフレッシュ周期ごとに順次実行
する。以下においては、リフレッシュ動作時においてワ
ード線を選択するための行アドレスを「リフレッシュロ
ウアドレス」とも称する。
【0010】図7は、従来のセルフリフレッシュモード
におけるリフレッシュロウアドレスの生成を説明するブ
ロック図である。
【0011】図7を参照して、リフレッシュ回路500
は、リフレッシュアドレスを構成するリフレッシュロウ
アドレスビットRFA0〜RFA10を生成する。メモ
リセルアレイMAは、行列状に配置された複数のメモリ
セルを有する。行アドレスデコーダRDは、入力された
行アドレスに応じて、メモリセル行の選択を実行する。
【0012】通常動作時においては、行アドレスデコー
ダRDは、外部からの入力アドレスを構成するロウアド
レスビットRA0〜RA10に応答して、メモリセルア
レイMAにおける行選択を実行する。一方、セルフリフ
レッシュモードを含むリフレッシュ動作時においては、
行アドレスデコーダRDは、リフレッシュ回路500か
らのリフレッシュロウアドレスビットRFA0〜RFA
10に応じて、メモリセルアレイMAにおける行選択を
実行する。
【0013】リフレッシュ回路500は、セルフリフレ
ッシュ周期制御回路510と、セルフリフレッシュコン
トロール回路520と、リフレッシュアドレス発生回路
530とを含む。セルフリフレッシュ周期制御回路51
0は、パルス信号SFPDを生成する。パルス信号SF
PDは、メモリセルアレイMA内の各メモリセルにおい
てデータ保持を保証可能なリフレッシュ間隔と、メモリ
セルアレイMA内のメモリセル行数とを考慮して定めれ
られる所定のリフレッシュ周期ごとに活性化される。
【0014】セルフリフレッシュコントロール回路52
0は、パルス信号SFPDに応答して活性化されるリフ
レッシュ信号REFを生成する。リフレッシュアドレス
発生回路530は、リフレッシュ信号REFの活性化に
応答して、リフレッシュアドレスを更新して、リフレッ
シュ対象となるメモリセル行を順に切換える。具体的に
は、リフレッシュロウアドレスビットRFA0〜RFA
10が、リフレッシュ信号REFに応答してカウントア
ップされていく。
【0015】図8は、リフレッシュアドレス発生回路5
30の構成を示すブロック図である。
【0016】図8を参照して、リフレッシュアドレス発
生回路530は、リフレッシュロウアドレスビットRF
A0〜RFA10にそれぞれ対応して設けられるリフレ
ッシュアドレスカウンタ540〜550を有する。
【0017】最下位ビットに対応するリフレッシュアド
レスカウンタ540は、リフレッシュ信号REFの活性
化に応答してカウントアップを実行して、カウントデー
タをリフレッシュロウアドレスビットRFA0として出
力する。キャリーが生じた場合は、上位ビット側のリフ
レッシュアドレスカウンタ541に対して伝達されるキ
ャリー信号を活性化する。
【0018】リフレッシュアドレスカウンタ541〜5
50は、各々が、リフレッシュ信号REFおよび、下位
ビット側のフレッシュアドレスカウンタからのキャリー
信号の活性化に応答したカウントアップを実行して、リ
フレッシュロウアドレスビットRFA1〜RFA10を
それぞれ出力する。最上位ビットに対応するリフレッシ
ュアドレスカウンタ550を除いた、リフレッシュアド
レスカウンタ541〜549の各々も、キャリーが生じ
た場合は、上位ビット側のリフレッシュアドレスカウン
タに対して伝達されるキャリー信号を活性化する。
【0019】これにより、セルフリフレッシュモードに
おいては、所定のリフレッシュ周期ごとに、各メモリセ
ル行を順番に選択することによって、DRAM内の全メ
モリ領域を対象としたリフレッシュ動作を自動的に実行
できる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のセ
ルフリフレッシュモードは、DRAM内の全メモリ領
域、すなわち全ての行アドレスをリフレッシュ動作の対
象としていたため、リフレッシュ周期は、(最大リフレ
ッシュ時間)/(行アドレス数)で決定される。ここ
で、最大リフレッシュ時間は、各メモリセルにおいてデ
ータ保持が可能な最大のリフレッシュ間隔で定義され
る。
【0021】スタンバイモードにおける消費電流に占め
るリフレッシュ動作電流の割合は大きく、スタンバイモ
ードにおける平均消費電流Icaは、概略的には、下式
で示される。
【0022】 Ica=Irfu/trf+Io ・・・(1) ここで、Irfuは、1回のリフレッシュ動作ごとの消
費電流を示し、trfは、リフレッシュ周期を示し、I
oは、スタンバイモードにおけるリフレッシュ動作以外
での消費電流を示す。
【0023】したがって、スタンバイモード時における
低消費電力化には、リフレッシュ周期を長くすれば効果
がある。しかしながら、リフレッシュ周期を長くして低
消費電力化を図るには、記憶データ保持を保証する観点
から限界がある。
【0024】このような問題を解決するため、セルフリ
フレッシュモードにおいて、全メモリ領域を対象として
リフレッシュ動作を実行するのではなく、一部のメモリ
領域をに対象としてリフレッシュ動作を実行する構成
が、たとえば特開2000−298982に開示されて
いる。特に、低消費電力タイプの同期型DRAM(SD
RAM)において、このような機能が採用されている。
【0025】以下、本明細書においては、一部のメモリ
領域を対象としたセルフリフレッシュを「パーシャルセ
ルフリフレッシュ」と称する。これに対して、全部のメ
モリ領域を対象としたセルフリフレッシュ動作を「通常
セルフリフレッシュ」と称する。
【0026】たとえば、行アドレス数が4096であ
り、64(ms)ごとに4096回のリフレッシュが必
要であるDRAMを考えれば、全体の半分のメモリ領域
に対してのみ記憶データ保持を保証するパーシャルセル
フリフレッシュを行なえば、リフレッシュ周期は、通常
セルフリフレッシュの場合の1/2でよいことになる。
このため、セルフリフレッシュ時における平均消費電流
も、約半分に低減することができる。
【0027】しかしながら、既に提案されているパーシ
ャルセルフリフレッシュモードにおいては、DRAMの
電源オン時に行なうモードレジスタセットコマンドにお
いて、リフレッシュ動作の対象となる一部のメモリ領域
を指定する構成が採用されている。したがって、パーシ
ャルセルフリフレッシュにおけるリフレッシュ対象を変
更するためには、モードレジスタセットコマンドを独立
して実行する必要があった。すなわち、リフレッシュ対
象の選択を高い自由度の下で実行できないという問題が
あった。
【0028】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、この発明の目的は、一部
のメモリ領域のみをリフレッシュ対象とするセルフリフ
レッシュモードを備えるとともに、リフレッシュ対象と
なる一部のメモリ領域を高い自由度で指定できる半導体
記憶装置の構成を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に従う半導体記
憶装置は、記憶データを保持するために定期的にリフレ
ッシュ動作を必要とする半導体記憶装置であって、記憶
データを保持するための、行列状に配置される複数のメ
モリセルを含むメモリセルアレイを備える。メモリセル
アレイは、複数のメモリ領域に分割される。半導体記憶
装置は、リフレッシュ起動指示に応答して、メモリセル
アレイ全体を対象としてリフレッシュ動作を実行する第
1のリフレッシュモードおよび、メモリセルアレイのう
ちの一部のメモリ領域を対象としてリフレッシュ動作を
実行する第2のリフレッシュモードのいずれかを実行す
るためのリフレッシュ制御部をさらに備える。リフレッ
シュ制御部は、リフレッシュ起動指示とともに入力され
る選択信号に応じて、第2のリフレッシュモードにおけ
る一部のメモリ領域を選択する。
【0030】好ましくは、リフレッシュ起動指示は、半
導体記憶装置に指示される複数のコマンドの一つとして
与えられ、選択信号は、メモリセル選択のためのアドレ
ス信号の一部ビットとして与えられる。
【0031】好ましくは、複数のメモリ領域は、行アド
レスに応じて分割され、選択信号は、行アドレスを示す
ための複数のビットのうちの一部ビットに相当する。
【0032】さらに好ましくは、リフレッシュ制御部
は、リフレッシュ周期を決定するためのリフレッシュ周
期制御回路と、リフレッシュ動作の対象となるメモリセ
ル行を指定するためのリフレッシュ行アドレスを発生す
るリフレッシュアドレス発生回路と、リフレッシュ起動
指示とともに入力される一部ビットを保持するためのア
ドレス保持回路とを含む。リフレッシュ行アドレスは、
複数のリフレッシュロウアドレスビットを含み、リフレ
ッシュアドレス発生回路は、第1のリフレッシュモード
においては、複数のリフレッシュロウアドレスビットに
よって選択可能なメモリセル行のうちの1つをリフレッ
シュ周期に応答して順番に指定するように、リフレッシ
ュアドレスを生成する。リフレッシュアドレス発生回路
は、第2のリフレッシュモードにおいては、一部のメモ
リ領域を選択するための一部のリフレッシュロウアドレ
スビットをアドレス保持回路に保持された一部ビットに
基づいて固定するとともに、残りのリフレッシュロウア
ドレスビットによって選択可能なメモリセル行のうちの
1つをリフレッシュ周期に応答して順番に指定するよう
に、リフレッシュアドレスを生成する。
【0033】また、さらに好ましくは、リフレッシュ制
御部は、リフレッシュ動作の実行周期を決定するための
リフレッシュ周期制御回路と、リフレッシュ動作の対象
となるメモリセル行を指定するリフレッシュ行アドレス
を、実行周期に応答して順次発生するためのリフレッシ
ュアドレス発生回路とを含む。リフレッシュ周期制御回
路は、第1のリフレッシュモードに対応したリフレッシ
ュ周期を有する第1のパルス信号を発生するパルス発生
回路と、第2のリフレッシュモード時に動作する分周回
路とを含む。分周回路は、動作時において、第1のパル
ス信号を分周して第2のリフレッシュモードに対応した
リフレッシュ周期を有する第2のパルス信号を生成す
る。
【0034】あるいは、さらに好ましくは、半導体記憶
装置は、メモリセル列にそれぞれ対応して配置される複
数のセンスアンプと、複数のセンスアンプに対する動作
電源電圧の供給を制御するためのセンスアンプ給電制御
回路と、各々が動作電源電圧を伝達するための複数の電
源供給配線とをさらに備える。複数のセンスアンプは、
複数の電源供給配線のそれぞれから動作電源電圧を受け
る複数のセンスアンプグループに分割され、センスアン
プ給電制御回路は、第2のリフレッシュモードにおい
て、複数の電源供給配線の一部に対して動作電源電圧の
供給を停止する。
【0035】また、好ましくは、複数のメモリ領域は、
列アドレスに応じて分割され、半導体記憶装置は、メモ
リセル列にそれぞれ対応して配置される複数のセンスア
ンプと、複数のセンスアンプに対する動作電源電圧の供
給を制御するためのセンスアンプ給電制御回路と、複数
のメモリ領域にそれぞれ対応して設けられ、各々が、対
応するメモリ領域に属するセンスアンプの各々に対して
動作電源電圧を伝達するための複数の電源供給配線とを
さらに備える。センスアンプ給電制御回路は、第2のリ
フレッシュモードにおいて、複数の電源供給配線のうち
の、一部のメモリ領域に対応する少なくとも1本に対し
て動作電源電圧を供給する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中
における同一符号は、同一または相当部分を示すものと
する。
【0037】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に従う半導体記憶装置1の全体構成を示す概略ブ
ロック図である。
【0038】図1を参照して、実施の形態1に従う半導
体記憶装置1は、アドレス端子2と、コマンド制御信号
端子4と、データ端子6と、アドレスバッファ7と、コ
ントロール回路8とを有する。
【0039】アドレス端子2は、(n+1)ビットのア
ドレスビットA0〜An(n:自然数)で構成される、
メモリセル選択のためのアドレス信号ADDの入力を受
ける。なお、アドレスビットA0〜Anについて、アド
レスビットA0を最下位ビットとし、アドレスビットA
nを最上位ビットとする。
【0040】コマンド制御信号端子4は、クロック信号
CLK、およびコマンド制御信号CSGの入力を受け
る。コマンド制御信号CSGには、ロウアドレスストロ
ーブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/C
AS、ライトイネーブル信号/WE、クロックイネーブ
ル信号CKE等が含まれる。
【0041】なお、本発明の実施の形態においてはは、
本発明に従う半導体記憶装置の代表例として、同期型の
DRAMを示しているが、本願発明は、非同期型のメモ
リに対しても適用することが可能である。
【0042】データ端子6は、読出データおよび書込デ
ータを外部との間で授受する。アドレスバッファ7は、
アドレス端子2に入力されたアドレス信号ADDを受け
て、半導体記憶装置1の他の内部回路に対して伝達す
る。
【0043】コントロール回路8は、クロック信号CL
Kの活性化タイミングにおけるコマンド制御信号CSG
の信号レベルによって与えられるコマンドを実行するた
めに、半導体記憶装置1の全体動作を制御する。
【0044】半導体記憶装置1は、さらに、メモリセル
アレイ10と、行デコーダ20と、列デコーダ25と、
センスアンプ帯30と、データ入出力回路40と、セル
フリフレッシュ回路50と、アドレスセレクタ55とを
備える。
【0045】メモリセルアレイ10は、行列状に配置さ
れた複数のメモリセルを有する。メモリセルアレイ10
においては、メモリセルの各行に対応してワード線WL
が配置され、メモリセルの各列に対応して、ビット線対
BLPが配置される。
【0046】また、メモリセルアレイ10は、センスア
ンプ帯30によって、たとえば2つの領域10aおよび
10bに分割されている。センスアンプ帯30は、各メ
モリセル列に対応して設けられるセンスアンプ(図示せ
ず)を含む。各メモリセル列において、1個のセンスア
ンプが、センスアンプ帯30を挟んだ2つの領域10
a,10bにそれぞれ配置されるビット線対BLPaお
よびBLPbによって共有される。図1においては、代
表的に、領域10aおよび10bのそれぞれにおいて、
1個ずつのメモリセルMCおよび対応するワード線およ
びビット線対の配置が示される。また、メモリセルアレ
イ10が3個以上の領域に分割されるように、センスア
ンプ帯30を配置してもよい。
【0047】行デコーダ20は、ロウアドレスビットR
A0〜RAnで構成されるロウアドレスRAに応答し
て、メモリセルアレイ10内における行選択を実行す
る。メモリセルアレイ10全体では、2(n+1)個のメモ
リセル行が配置されている。列デコーダ25は、アドレ
スバッファ7から伝達されるコラムアドレスCAに応答
して、メモリセルアレイ10内における列選択を実行す
る。
【0048】データ入出力回路40は、アドレス信号A
DDによって選択されたメモリセルからの読出データを
データ端子6から外部に出力するとともに、データ端子
6に入力された書込データを選択されたメモリセルに書
込む。データ入出力回路40は、選択されたメモリセル
列に対応する、センスアンプおよびビット線対を介し
て、選択されたメモリセルとの間で、データ読出動作お
よびデータ書込動作を実行する。
【0049】セルフリフレッシュ回路50は、セルフリ
フレッシュモードにおいて、セルフリフレッシュの対象
となるメモリセル行を示すためのリフレッシュロウアド
レスを構成するリフレッシュロウアドレスビットRFA
0〜RFAnを生成する。アドレスセレクタ55は、ア
ドレスバッファ7から入力されたアドレスビットA0〜
Anと、セルフリフレッシュ回路から伝達されたリフレ
ッシュロウアドレスビットRFA0〜RFAnを受け
て、モードに応じた一方をロウアドレスビットRA0〜
RAnとして行デコーダ20に対して出力する。
【0050】これにより、通常動作モード時には、アド
レス端子2に入力されたアドレス信号ADDに基づい
て、メモリセルアレイ10内でワード線が選択的に活性
化される。一方、セルフリフレッシュモード時には、セ
ルフリフレッシュ回路50によって生成されたリフレッ
シュロウアドレスに基づいて、メモリセルアレイ10内
でワード線が選択的に活性化される。
【0051】図2は、実施の形態1に従うセルフリフレ
ッシュモードへのエントリを説明するタイミングチャー
トである。
【0052】図2を参照して、図6に示したセルフリフ
レッシュモードへのエントリと同様に、クロック信号C
LKの活性化タイミングにおけるコマンド制御信号の所
定の組合せ(/RAS=/CAS=CKE=“L”レベ
ル、かつ/WE=“H”レベル)に応答して、セルフリ
フレッシュモードへのエントリコマンドが与えられる。
【0053】実施の形態1に従うセルフリフレッシュモ
ードへのエントリサイクルにおいては、アドレスビット
A0〜Anのうちの上位側のLビット(L:L=n−m
+1で示される自然数)を構成する一部ビットAm〜A
n(m:nより小さい自然数)は“Valid(有効)”と
されて、セルフリフレッシュ対象となるメモリ領域を選
択する。一方、残りのアドレスビットA0〜Am−1
は、“Don't Care”とされて、半導体記憶装置の内部動
作に影響を及ぼさない。
【0054】すなわち、実施の形態1に従うセルフリフ
レッシュモードにおいては、メモリセルアレイ10は、
行アドレスに応じて、2L個の行アドレス領域(メモリ
領域)に分割される。セルフリフレッシュモードへのエ
ントリコマンドとともに入力されるL個のアドレスビッ
トAm〜Anによって、これらの行アドレス領域の1つ
を選択できる。
【0055】以下、本実施の形態においては、n=1
0、m=8であり、L=3である場合について説明す
る。すなわち、パーシャルセルフリフレッシュを実行す
る場合には、8(=2L)個の行アドレス領域のうち
の、セルフリフレッシュモードエントリサイクルに入力
されたアドレスビットAm〜Anに応じて選択された1
つがリフレッシュ対象となる。その他の7個、すなわち
(2L−1)個の行アドレス領域は、セルフリフレッシ
ュモード中、リフレッシュ対象とならず、これらの行ア
ドレス領域における記憶データ保持は保証されない。
【0056】セルフリフレッシュモード中においては、
従来のセルフリフレッシュモードと同様に、クロックイ
ネーブル信号CKEは、モードの状態を保持するために
“L”レベルに維持され、その他の信号群は、“Don't
Care”となって、半導体記憶装置の内部動作に影響を及
ぼさない。また、セルフリフレッシュエクジットエント
リサイクルについても、従来のセルフリフレッシュモー
ドと同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
【0057】なお、セルフリフレッシュモードへのエン
トリコマンドがクロック信号CLKとは無関係に与えら
れる非同期型メモリにおいても同様に、セルフリフレッ
シュモードへのエントリコマンドを表わす制御信号とと
もに、アドレスビットAm〜An等の他の信号を用い
て、パーシャルセルフリフレッシュの対象となるメモリ
領域の指定を入力できる。
【0058】再び図1を参照して、セルフリフレッシュ
回路50は、セルフリフレッシュ周期制御回路60と、
セルフリフレッシュコントロール回路70と、リフレッ
シュアドレス発生回路80とを備える。コントロール回
路8は、図2に示したエントリコマンドに応答して、セ
ルフリフレッシュコントロール回路70に対して、セル
フリフレッシュの実行を指示する。
【0059】セルフリフレッシュコントロール回路70
は、セルフリフレッシュモード中において、内部に保持
された情報に応じて、パーシャルセルフリフレッシュ信
号PSELFを生成する。パーシャルセルフリフレッシ
ュ信号PSELFは、パーシャルセルフリフレッシュを
実行する場合に“H”レベルに設定され、通常セルフリ
フレッシュを実行する場合に“L”レベルに設定され
る。
【0060】セルフリフレッシュモードにおいて、パー
シャルセルフリフレッシュおよび通常セルフリフレッシ
ュを選択するための情報は、たとえばモードレジスタセ
ットコマンド時に入力して、半導体記憶装置内部で保持
する構成とすることができる。あるいは、ヒューズ素子
等のリンク素子を用いて、この情報をセルフリフレッシ
ュコントロール回路70内に不揮発的に記憶してもよ
い。
【0061】セルフリフレッシュコントロール回路70
は、リフレッシュ対象選択指示記憶部75を含む。アド
レスバッファ7は、セルフリフレッシュエントリサイク
ルにおいて、アドレスビットAm〜Anをリフレッシュ
対象選択指示記憶部75に伝達する。リフレッシュ対象
選択指示記憶部75は、アドレスバッファ7から伝達さ
れたアドレスビットAm〜Anを、リフレッシュ対象選
択ビットSAm〜SAnとして記憶するとともに、リフ
レッシュアドレス発生回路80に対して出力する。
【0062】セルフリフレッシュ周期制御回路60は、
パーシャルセルフリフレッシュ信号PSELFに応じ
て、所定のリフレッシュ周期で活性化されるパルス信号
PSFPDを出力する。
【0063】図3は、セルフリフレッシュ周期制御回路
60の構成を示すブロック図である。
【0064】図3を参照して、セルフリフレッシュ周期
制御回路60は、周期発生回路65と、分周回路68と
を含む。
【0065】周期発生回路65は、図7に示されるセル
フリフレッシュ周期制御回路510と同様の機能を有
し、全メモリセル行をリフレッシュ対象とした場合に必
要な周期、すなわち通常セルフリフレッシュに対応した
リフレッシュ周期で活性化されるパルス信号SFPDを
生成する。
【0066】パーシャルセルフリフレッシュ信号PSE
LFが“L”レベルに設定される通常フリフレッシュ時
には、分周回路68は動作を停止して、パルス信号PS
FPDは、パルス信号SFPDと同様の周期で活性化さ
れる。
【0067】分周回路68は、パーシャルセルフリフレ
ッシュ信号PSELFが“H”レベルに設定されるパー
シャルセルフリフレッシュ時に動作して、パルス信号S
FPDを2L倍に分周して、パルス信号PSFPDを生
成する。すなわち、2L個に分割された行アドレス領域
のうちの1個をリフレッシュ対象とすることによって、
リフレッシュ周期は、通常セルフリフレッシュ時の2L
倍に延ばすことができる。これにより、セルフリフレッ
シュモード時、すなわちスタンバイモードにおける平均
消費電力を、1/2Lに削減することができる。
【0068】再び図1を参照して、セルフリフレッシュ
コントロール回路70は、セルフリフレッシュ周期制御
回路60からのパルス信号PSFPDに応答して、リフ
レッシュ信号REFを周期的に活性化する。リフレッシ
ュアドレス発生回路80は、セルフリフレッシュコント
ロール回路70からの、パーシャルセルフリフレッシュ
信号PSELF、リフレッシュ信号REFおよびリフレ
ッシュ対象選択ビットSAm〜SAnを受けて、セルフ
リフレッシュモードにおける行選択を実行するためのリ
フレッシュロウアドレスビットRFA0〜RFAnを生
成する。
【0069】図4は、リフレッシュアドレス発生回路8
0の構成を示すブロック図である。図4を参照して、リ
フレッシュアドレス発生回路80は、リフレッシュアド
レスカウンタ90〜100と、キャリー伝達停止部10
8〜110と、論理演算部118〜120とを含む。リ
フレッシュアドレスカウンタ90〜100は、リフレッ
シュロウアドレスビットRFA0〜RFA10に対応し
てそれぞれ設けられる。
【0070】最下位ビットに対応するリフレッシュアド
レスカウンタ90は、リフレッシュ信号REFの活性化
に応答してカウントアップを実行して、カウントデータ
をリフレッシュロウアドレスビットRFA0として出力
する。キャリーが生じた場合は、上位ビット側のリフレ
ッシュアドレスカウンタ91に対して伝達されるキャリ
ー信号を活性化する。
【0071】リフレッシュアドレスカウンタ91〜10
0は、各々が、リフレッシュ信号REFおよび、下位ビ
ット側のリフレッシュアドレスカウンタからのキャリー
信号の活性化に応答したカウントアップを実行する。最
上位ビットに対応するリフレッシュアドレスカウンタ1
00を除いた、リフレッシュアドレスカウンタ91〜9
9の各々も、キャリーが生じた場合は、上位ビット側の
リフレッシュアドレスカウンタに対して伝達されるキャ
リー信号を活性化する。
【0072】したがって、リフレッシュアドレスカウン
タ90〜97は、図8に示したリフレッシュアドレスカ
ウンタ540〜547と同様に動作して、それぞれのカ
ウントデータをリフレッシュロウアドレスビットRFA
0〜RFA7としてそれぞれ出力する。したがって、セ
ルフリフレッシュエントリサイクルにおいて“Don'tCar
e”とされるアドレスビットA0〜A7に対応するロウ
アドレスビットは、図8に示したリフレッシュアドレス
発生回路と同様に、リフレッシュ周期ごとにカウントア
ップに応じて更新される。
【0073】次に、リフレッシュロウアドレスビットR
FA8〜RFA10の生成について説明する。リフレッ
シュロウアドレスビットRFA8〜RFA10の各々は
同様にして生成されるため、以下においては、リフレッ
シュロウアドレスビットRFA8を生成するためのリフ
レッシュアドレスカウンタ98、キャリー伝達停止部1
08および論理演算部118の動作について説明する。
【0074】キャリー伝達停止部108は、リフレッシ
ュアドレスカウンタ97からのキャリー信号とパーシャ
ルセルフリフレッシュ信号PSELFの反転信号とのA
ND論理演算結果を、リフレッシュアドレスカウンタ9
8に伝達する。
【0075】リフレッシュアドレスカウンタ98は、キ
ャリー伝達停止部108を介して伝達されるリフレッシ
ュアドレスカウンタ97からのキャリー信号と、リフレ
ッシュ信号REFに応答したカウントアップを実行し
て、カウントデータCT8を生成する。
【0076】論理演算部118は、リフレッシュアドレ
スカウンタ98のカウントデータCT8とパーシャルセ
ルフリフレッシュ信号PSELFのNOR演算結果を出
力する論理ゲート130と、パーシャルセルフリフレッ
シュ信号PSELFの反転信号とリフレッシュ対象選択
ビットSA8とのNOR演算結果を出力する論理ゲート
131と、論理ゲート130および131の出力間にお
けるNOR演算結果をリフレッシュロウアドレスビット
RFA8として出力する論理ゲート132とを含む。
【0077】パーシャルセルフリフレッシュ信号PSE
LFが“H”レベルに設定されるパーシャルセルフリフ
レッシュ時においては、キャリー伝達停止部108の出
力は“L”レベルに固定される。したがって、セルフリ
フレッシュモードにおいて、リフレッシュアドレスカウ
ンタ98に対する、下位ビット側からのキャリー信号の
伝達は停止される。
【0078】また、論理演算部118において、パーシ
ャルセルフリフレッシュ時には、論理ゲート130の出
力は“L”レベルに固定される。また、論理ゲート13
1および132の各々は、インバータとして動作する。
したがって、リフレッシュロウアドレスビットRFA8
は、リフレッシュ対象選択ビットSA8に基づいて固定
される。
【0079】リフレッシュロウアドレスビットRFA9
およびRFA10も、リフレッシュロウアドレスビット
RFA8と同様に生成されて、リフレッシュ対象選択ビ
ットSA9およびSA10にそれぞれ基づいて固定され
る。
【0080】一方、パーシャルセルフリフレッシュ信号
PSELFが“L”レベルに設定される通常セルフリフ
レッシュ時においては、キャリー伝達停止部108は、
下位側のリフレッシュアドレスカウンタ97からのキャ
リー信号を停止することなくそのまま伝達する。したが
って、リフレッシュアドレスカウンタ98のカウントデ
ータCT8は、図8に示した従来のリフレッシュアドレ
スカウンタ548と同様に生成される。
【0081】論理演算部118においては、論理ゲート
131の出力が“H”レベルに固定される一方で、論理
ゲート130および132は、それぞれインバータとし
て動作する。したがって、リフレッシュロウアドレスビ
ットRFA8は、リフレッシュアドレスカウンタ98の
カウントデータCT8を反映したものとなる。
【0082】リフレッシュロウアドレスビットRFA9
およびRFA10も、リフレッシュロウアドレスビット
RFA8と同様に生成されて、図8に示したリフレッシ
ュアドレスカウンタと同様に動作するリフレッシュアド
レスカウンタ99および100によってそれぞれ生成さ
れるカウントデータCT9およびCT10を反映して設
定される。
【0083】したがって、パーシャルセルフリフレッシ
ュ時においては、リフレッシュロウアドレスビットRF
A0〜RFA7(“Don't Care”に対応)が一定周期で
順次カウントアップされるのに対し、リフレッシュロウ
アドレスビットRFA8〜RFA10(“Valid”に対
応)は、セルフリフレッシュエントリサイクルにおいて
入力されたアドレスビットに基づいて固定される。
【0084】この結果、リフレッシュロウアドレスビッ
トRFA8〜RFA10によって選択された行アドレス
領域を対象として、選択された行アドレス領域内におい
て、リフレッシュロウアドレスビットRFA0〜RFA
7によって選択可能な各ワード線を順次活性化して、リ
フレッシュ動作を実行できる。
【0085】一方、通常セルフリフレッシュ時において
は、リフレッシュロウアドレスビットRFA8〜RFA
10についても、図7に示されたリフレッシュアドレス
発生回路530と同様に生成することができる。この結
果、従来の技術と同様に、全メモリセル行を対象とした
リフレッシュ動作を実行することができる。
【0086】このように、実施の形態1に従う構成によ
れば、セルフリフレッシュモードにおいて、メモリセル
アレイ全体を対象とする通常セルフリフレッシュと、メ
モリセルアレイの一部のみを対象とするパーシャルセル
フリフレッシュとを、パーシャルセルフリフレッシュ信
号PSELFに応じて選択的に実行できる。
【0087】さらに、セルフリフレッシュエントリサイ
クルにおいて、パーシャルセルフリフレッシュの対象と
なるメモリ領域(行アドレス領域)を都度指定できるの
で、低消費電力のセルフリフレッシュモードを実現する
とともに、メモリセルアレイ全体を高い自由度で使用す
ることができる。
【0088】あるいは、セルフリフレッシュモードにお
いて通常セルフリフレッシュおよびパーシャルセルフリ
フレッシュのいずれを実行するかを指定する情報を、セ
ルフリフレッシュエントリサイクルにおいて、他のアド
レスビット等を用いてアドレスビットAm〜Anと同様
に入力する構成とすることもできる。この場合には、セ
ルフリフレッシュモードへのエントリ時に、パーシャル
セルフリフレッシュを実行するか否かの選択と、パーシ
ャルセルフリフレッシュの対象となる一部のメモリ領域
の選択との両方を都度実行することができる。
【0089】[実施の形態2]実施の形態2において
は、メモリセルアレイ10のメモリセル列を、列アドレ
スに応じてK個(K:自然数)の列アドレス領域に分割
し、これらの列アドレス領域を選択的にリフレッシュ動
作の対象とする構成について説明する。
【0090】図5は、本発明の実施の形態2に従うメモ
リセルアレイの構成を示す概念図である。
【0091】図5を参照して、実施の形態2に従う構成
においては、メモリセルアレイ10は、列アドレスに応
じて複数の列アドレス領域に分割される。図5において
は、一例として、K=2であり、メモリセルアレイ10
が、列アドレス領域CAR1およびCAR2に分割され
る場合を示している。
【0092】既に説明したように、各メモリセル列に対
応して、センスアンプ帯30にセンスアンプSAが配置
される。これらのセンスアンプSAに対する動作電源電
圧の供給は、列アドレス領域ごとに実行される。
【0093】センスアンプ給電制御回路150は、電源
供給配線PS1およびPS2に対する動作電源電圧の供
給を制御する。電源供給配線PS1は、列アドレス領域
CAR1に属するセンスアンプに対して動作電源電圧を
伝達する。電源供給配線PS2は、列アドレス領域CA
R2に属するセンスアンプに対して動作電源電圧を伝達
する。
【0094】パーシャルリフレッシュ時以外には、セン
スアンプ給電制御回路150は、電源供給配線PS1お
よびPS2の両方に動作電源電圧を供給する。すなわ
ち、通常動作時および通常セルフリフレッシュ時には、
センスアンプ帯30の各センスアンプSAに対して、動
作電源電圧が供給される。
【0095】パーシャルリフレッシュ時には、センスア
ンプ給電制御回路150は、電源供給配線PS1に対し
てのみ動作電源電圧を供給し、電源供給配線PS2に対
する動作電源電圧の供給を中止する。これにより、列ア
ドレス領域CAR2を、パーシャルセルフリフレッシュ
時において、リフレッシュ対象から外すことができる。
この結果、セルフリフレッシュモードにおける、すなわ
ちスタンバイモードにおけるピーク消費電流を抑制する
ことが可能となる。
【0096】なお、図5においては、パーシャルセルフ
リフレッシュ時にリフレッシュ対象とされる列アドレス
領域(CAR1)が固定されている構成について示した
が、たとえば、実施の形態1で説明した行アドレス領域
の選択と同様に、セルフリフレッシュエントリサイクル
において、アドレスビットの一部を用いてリフレッシュ
対象となる列アドレス領域の選択指示を入力することも
可能である。
【0097】また、実施の形態1および2を組合せて、
一部の行アドレス領域を選択するとともに、選択された
行アドレス領域のうちの一部の列アドレス領域のみをリ
フレッシュ対象として、パーシャルリフレッシュを実行
してもよい。このような構成とすれば、セルフリフレッ
シュモード時における、すなわちスタンバイモード時に
おける平均消費電流およびピーク消費電流の両方を抑制
することが可能である。
【0098】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0099】
【発明の効果】請求項1に記載の半導体記憶装置は、一
部のメモリ領域のみを対象とするリフレッシュ動作(パ
ーシャルセルフリフレッシュ)によってセルフリフレッ
シュモード、すなわちスタンバイモードにおける消費電
流を低減できる。さらに、パーシャルリフレッシュにお
いてリフレッシュ対象となる一部のメモリ領域を、セル
フリフレッシュへのエントリ時に合わせて選択できるの
で、高い自由度でメモリセルアレイ全体を使用できる。
【0100】請求項2に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置が奏する効果に加えて、リ
フレッシュ動作の起動指示および、パーシャルリフレッ
シュにおいて対象となる一部のメモリ領域に関する選択
信号とを、専用の信号を新たに設けることなく外部から
入力できる。
【0101】請求項3に記載の半導体記憶装置は、セル
フリフレッシュモードにおいて一部のメモリセル行に対
応するメモリ領域のみをリフレッシュ対象とするので、
請求項1に記載の半導体記憶装置が奏する効果に加え
て、スタンバイモードにおける平均消費電流を低減でき
る。
【0102】請求項4に記載の半導体記憶装置は、請求
項3に記載の半導体記憶装置が奏する効果に加えて、共
通のリフレッシュアドレス発生回路を用いて、メモリセ
ル全体を対象とするリフレッシュ動作(通常セルフリフ
レッシュ)と、パーシャルセルフリフレッシュとの両方
に対応して、リフレッシュロウアドレスを生成すること
ができる。
【0103】請求項5に記載の半導体記憶装置は、請求
項3に記載の半導体記憶装置が奏する効果に加えて、共
通のリフレッシュ周期制御回路を用いて、通常セルフリ
フレッシュおよびパーシャルセルフリフレッシュの両方
に対応して、リフレッシュ周期を決定できる。
【0104】請求項6に記載の半導体記憶装置は、セル
フリフレッシュモードにおいて、選択されたメモリ領域
の一部のメモリセル列のみをリフレッシュ対象とするの
で、請求項3に記載の半導体記憶装置が奏する効果に加
えて、スタンバイモードにおけるピーク消費電流を低減
できる。
【0105】請求項7に記載の半導体記憶装置は、セル
フリフレッシュモードにおいて一部のメモリセル列のみ
をリフレッシュ対象とするので、請求項1に記載の半導
体記憶装置が奏する効果に加えて、スタンバイモードに
おけるピーク消費電流を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置
1の全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 実施の形態1に従うセルフリフレッシュモー
ドへのエントリを説明するタイミングチャートである。
【図3】 図1に示されるセルフリフレッシュ周期制御
回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示されるリフレッシュアドレス発生回
路の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に従うメモリセルアレ
イの構成を示す概念図である。
【図6】 従来のDRAMにおけるセルフリフレッシュ
モードへのエントリを説明するタイミングチャートであ
る。
【図7】 従来のセルフリフレッシュモードにおけるリ
フレッシュロウアドレスの生成を説明するブロック図で
ある。
【図8】 図7に示されるリフレッシュアドレス発生回
路530の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 メモリセルアレイ、20 行デコーダ、25 列
デコーダ、30 センスアンプ帯、50 セルフリフレ
ッシュ回路、60 セルフリフレッシュ周期制御回路、
65 周期発生回路、68 分周回路、70 セルフリ
フレッシュコントロール回路、80 リフレッシュアド
レス発生回路、55 アドレスセレクタ、90〜100
リフレッシュアドレスカウンタ、108,109,1
10 キャリー伝達停止部、118,119,120
論理演算部、150 センスアンプ給電制御回路、A0
〜An アドレスビット、RA0〜RAn ロウアドレ
スビット、RFA0〜RFAn リフレッシュロウアド
レスビット、PS1,PS2 電源供給配線、SA セ
ンスアンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5M024 AA79 BB22 BB39 EE05 EE09 EE13 EE17 EE22 EE24 EE29 FF25 PP01 PP02 PP07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶データを保持するために定期的にリ
    フレッシュ動作を必要とする半導体記憶装置であって、 前記記憶データを保持するための、行列状に配置される
    複数のメモリセルを含むメモリセルアレイを備え、 前記メモリセルアレイは、複数のメモリ領域に分割さ
    れ、 リフレッシュ起動指示に応答して、前記メモリセルアレ
    イ全体を対象として前記リフレッシュ動作を実行する第
    1のリフレッシュモードおよび、前記メモリセルアレイ
    のうちの一部のメモリ領域を対象として前記リフレッシ
    ュ動作を実行する第2のリフレッシュモードのいずれか
    を実行するためのリフレッシュ制御部をさらに備え、 前記リフレッシュ制御部は、前記リフレッシュ起動指示
    とともに入力される選択信号に応じて、前記第2のリフ
    レッシュモードにおける前記一部のメモリ領域を選択す
    る、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記リフレッシュ起動指示は、前記半導
    体記憶装置に指示される複数のコマンドの一つとして与
    えられ、 前記選択信号は、メモリセル選択のためのアドレス信号
    の一部ビットとして与えられる、請求項1に記載の半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のメモリ領域は、行アドレスに
    応じて分割され、 前記選択信号は、前記行アドレスを示すための複数のビ
    ットのうちの一部ビットに相当する、請求項1に記載の
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記リフレッシュ制御部は、 リフレッシュ周期を決定するためのリフレッシュ周期制
    御回路と、 前記リフレッシュ動作の対象となるメモリセル行を指定
    するためのリフレッシュ行アドレスを発生するリフレッ
    シュアドレス発生回路と、 前記リフレッシュ起動指示とともに入力される前記一部
    ビットを保持するためのアドレス保持回路とを含み、 前記リフレッシュ行アドレスは、複数のリフレッシュロ
    ウアドレスビットを含み、 前記リフレッシュアドレス発生回路は、前記第1のリフ
    レッシュモードにおいては、前記複数のリフレッシュロ
    ウアドレスビットによって選択可能なメモリセル行のう
    ちの1つを前記リフレッシュ周期に応答して順番に指定
    するように、前記リフレッシュアドレスを生成し、 前記リフレッシュアドレス発生回路は、前記第2のリフ
    レッシュモードにおいては、前記一部のメモリ領域を選
    択するための一部のリフレッシュロウアドレスビットを
    前記アドレス保持回路に保持された前記一部ビットに基
    づいて固定するとともに、残りのリフレッシュロウアド
    レスビットによって選択可能なメモリセル行のうちの1
    つを前記リフレッシュ周期に応答して順番に指定するよ
    うに、前記リフレッシュアドレスを生成する、請求項3
    に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記リフレッシュ制御部は、 前記リフレッシュ動作の実行周期を決定するためのリフ
    レッシュ周期制御回路と、 前記リフレッシュ動作の対象となるメモリセル行を指定
    するリフレッシュ行アドレスを、前記実行周期に応答し
    て順次発生するためのリフレッシュアドレス発生回路と
    を含み、 前記リフレッシュ周期制御回路は、 前記第1のリフレッシュモードに対応したリフレッシュ
    周期を有する第1のパルス信号を発生するパルス発生回
    路と、 前記第2のリフレッシュモード時に動作する分周回路と
    を含み、 前記分周回路は、動作時において、前記第1のパルス信
    号を分周して前記第2のリフレッシュモードに対応した
    リフレッシュ周期を有する第2のパルス信号を生成す
    る、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 メモリセル列にそれぞれ対応して配置さ
    れる複数のセンスアンプと、 前記複数のセンスアンプに対する動作電源電圧の供給を
    制御するためのセンスアンプ給電制御回路と、 各々が前記動作電源電圧を伝達するための複数の電源供
    給配線とをさらに備え、 前記複数のセンスアンプは、前記複数の電源供給配線の
    それぞれから前記動作電源電圧を受ける複数のセンスア
    ンプグループに分割され、 前記センスアンプ給電制御回路は、前記第2のリフレッ
    シュモードにおいて、前記複数の電源供給配線の一部に
    対して前記動作電源電圧の供給を停止する、請求項3に
    記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のメモリ領域は、列アドレスに
    応じて分割され、 前記半導体記憶装置は、 メモリセル列にそれぞれ対応して配置される複数のセン
    スアンプと、 前記複数のセンスアンプに対する動作電源電圧の供給を
    制御するためのセンスアンプ給電制御回路と、 前記複数のメモリ領域にそれぞれ対応して設けられ、各
    々が、対応するメモリ領域に属するセンスアンプの各々
    に対して前記動作電源電圧を伝達するための複数の電源
    供給配線とをさらに備え、 前記センスアンプ給電制御回路は、前記第2のリフレッ
    シュモードにおいて、前記複数の電源供給配線のうち
    の、前記一部のメモリ領域に対応する少なくとも1本に
    対して前記動作電源電圧を供給する、請求項1に記載の
    半導体記憶装置。
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