JP2003066068A - 半導体回路検査治具及びその製造方法 - Google Patents

半導体回路検査治具及びその製造方法

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JP2003066068A JP2001257684A JP2001257684A JP2003066068A JP 2003066068 A JP2003066068 A JP 2003066068A JP 2001257684 A JP2001257684 A JP 2001257684A JP 2001257684 A JP2001257684 A JP 2001257684A JP 2003066068 A JP2003066068 A JP 2003066068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】形状及び先端径が精度良く形成された検査電極
を備えた半導体回路検査治具及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】絶縁基材1の導体層11上に第1レジスト
層21を形成し、一連のパターニング処理を行って第1
開口部31を形成する。順次、第2レジスト層22、第
2開口部及び第3レジスト層、第3開口部を形成する。
導体層11をカソードにして電解めっきを行い、複数の
開口部31、32及び33に導体電極41を形成し、第
3レジスト層23表面より突出した導体電極41の先端
部分を研磨して、導体電極41aを形成する。複数のレ
ジスト層21、22及び23を専用の剥離液で剥離して
階段状型の検査電極を形成し、導体層11をパターニン
グ処理して配線層11aを形成して、絶縁基材1上に配
線層11a及び検査電極41aが形成された半導体回路
検査治具100を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体回路検査装
置や半導体パッケージの一括電気的検査を行うための半
導体回路検査治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体回路の検査は、検査用ソケ
ットと半導体回路素子の検査治具を用いて検査を行って
いた。検査方法は、配線回路基板上に電極を配置した検
査治具の検査用の電極を被検査対である半導体回路装置
に押し当てることによって導通検査を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の検査治具は検査
電極の形成にレーザーを使用しており、運用コストが高
く、加工に時間がかかるため、大量生産に向かないとい
う問題があった。また、検査電極の形成はレーザー加工
にて形成した開口部を型として電解めっきで行うため、
めっき液の入り口となる検査電極の先端径をあまり小さ
くできず、また先端径のばらつきも±3μm程度という
制約があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み考案されたもの
で、形状及び先端径が精度良く形成された検査電極を備
えた半導体回路検査治具及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を解決するために、まず請求項1においては、絶縁基材
上に配線層が形成され、前記配線層上に金属柱状の導体
が下から径の大きな順に複数段重なった階段型形状の検
査電極を備えていることを特徴とする半導体回路検査治
具としたものである。
【0006】また、請求項2においては、少なくとも以
下の工程を備えていることを特徴とする請求項1記載の
半導体回路検査治具の製造方法としたものである。 (a)絶縁基材の導体層上に第1レジスト層を形成し、
第1開口部を形成する工程。 (b)前記第1レジスト層上に第2レジスト層を形成
し、前記第1開口部上に前記第1開口部よりも小さな径
の第2開口部を形成する工程。 (c)前記第2レジスト層上に第3レジスト層を形成
し、前記第1開口部及び第2開口部上に前記第2開口部
よりも小さな径の第3開口部を形成する工程。 (d)上記レジスト層及び開口部形成工程を必要回数繰
り返す工程。 (e)上記複数の開口部に電解めっきにて導体電極を形
成する工程。 (f)最上層のレジスト層表面より突出した導体電極の
先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (g)上記複数のレジスト層を剥離し、前記導体層上に
金属柱状の導体電極が複数段重なった階段型形状の検査
電極を形成する工程。 (h)前記検査電極を覆うようにレジスト層を形成し、
露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジ
ストパターンを形成する工程。 (i)前記レジストパターンをマスクにして導体層をエ
ッチングし、前記レジストパターンを剥離して、配線層
を形成する工程。
【0007】また、請求項3においては、少なくとも以
下の工程を備えていることを特徴とする請求項1記載の
半導体回路検査治具の製造方法としたものである。 (a)絶縁基材の導体層上に第1レジスト層を形成し、
第1開口部を形成する工程。 (b)前記第1開口部に電解めっきにて第1導体電極を
形成する工程。 (c)前記第1レジスト層表面より突出した前記第1導
体電極の先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (d)前記第1レジスト層及び前記第1導体電極上に第
2レジスト層を形成し、前記第1導体電極上に前記第1
導体電極よりも小さな径の第2開口部を形成する工程。 (e)前記第2開口部に電解めっきにて第2導体電極を
形成する工程。 (f)前記第2レジスト層表面より突出した前記第2導
体電極の先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (g)上記レジスト層形成、開口部形成、導体電極形成
及び導体電極先端部の研磨工程を必要回数繰り返す工
程。 (h)上記複数のレジスト層を剥離し、前記導体層上に
金属柱状の導体電極が複数段重なった階段型形状の検査
電極を形成する工程。 (i)前記検査電極を覆うようにレジスト層を形成し、
露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジ
ストパターンを形成する工程。 (j)前記レジストパターンをマスクにして導体層をエ
ッチングし、前記レジストパターンを剥離して、配線層
を形成する工程。
【0008】また、請求項4においては、少なくとも以
下の工程を備えていることを特徴とする請求項1記載の
半導体回路検査治具の製造方法としたものである。 (a)絶縁基材の導体層上にレジスト層を形成し、露
光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジス
トパターンを形成する工程。 (b)前記ジストパターンをマスクにして導体層をエッ
チングし、前記レジストパターンを剥離して、前記絶縁
基材上に配線層を形成する工程。 (c)前記絶縁基材及び配線層上に第1レジスト層を形
成し、前記配線層の所定位置に第1開口部を形成する工
程。 (b)前記第1レジスト層上に第2レジスト層を形成
し、前記第1開口部上に前記第1開口部よりも小さな径
の第2開口部を形成する工程。 (c)前記第2レジスト層上に第3レジスト層を形成
し、前記第1開口部及び第2開口部上に前記第2開口部
よりも小さな径の第3開口部を形成する工程。 (d)上記レジスト層及び開口部形成工程を必要回数繰
り返す工程。 (e)上記多段の開口部に電解めっきにて導体電極を形
成する工程。 (f)最上層のレジスト層表面より突出した導体電極の
先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (g)上記複数のレジスト層を剥離し、前記配線層上に
金属柱状の導体電極が複数段重なった階段型形状の検査
電極を形成する工程。
【0009】さらにまた、請求項5においては、少なく
とも以下の工程を備えていることを特徴とする請求項1
記載の半導体回路検査治具の製造方法としたものであ
る。 (a)絶縁基材の導体層上にレジスト層を形成し、露
光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジス
トパターンを形成する工程。 (b)前記レジストパターンをマスクにして前記導体層
をエッチングし、前記レジストパターンを剥離して、前
記絶縁基材上に配線層を形成する工程。 (c)前記絶縁基材及び前記配線層上に第1レジスト層
を形成し、第1開口部を形成する工程。 (d)前記第1開口部に電解めっきにて第1導体電極を
形成する工程。 (e)前記第1レジスト層表面より突出した前記第1導
体電極の先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (f)前記第1レジスト層及び前記第1導体電極上に第
2レジスト層を形成し、前記第1導体電極上に前記第1
導体電極よりも小さな径の第2開口部を形成する工程。 (g)前記第2開口部に電解めっきにて第2導体電極を
形成する工程。 (h)前記第2レジスト層表面より突出した前記第2導
体電極の先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (i)上記レジスト層形成、開口部形成、導体電極形成
及び導体電極先端部の研磨工程を必要回数繰り返す工
程。 (j)上記複数のレジスト層を剥離し、前記配線層上に
金属柱状の導体電極が複数段重なった階段型形状の検査
電極を形成する工程。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に係わる本発明の半導体
回路検査治具100、200、300及び400は図1
(a)〜(d)に示すように、絶縁基材1上の配線層1
1a上にフォトリソグラフィーによって金属柱状の導体
を先端にいくほど細くなるようにして複数段重ねて階段
型形状の検査電極41a、54、61a、74を形成し
たもので、検査電極の先端径、位置はフォトリソグラフ
ィーの精度で決定されるため、レーザー加工よりも精度
よく形成が可能である。
【0011】以下、本発明の半導体回路検査治具の製造
方法について説明する。請求項2に係わる半導体回路検
査治具の製造方法の一実施例の製造工程を図2(a)〜
(h)に示す。まず、ポリイミドフィルム等からなる絶
縁基材1にあらかじめ銅箔からなる導体層11を貼り付
けた片面銅貼りフィルムを用い、導体層11をあらかじ
め前処理した後導体層11上にドライフィルムレジスト
をラミネートして第1レジスト層21を形成し、所定の
パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行
い、第1レジスト層21の所定位置に第1開口部31を
形成する(図2(a)参照)。ここでは、片面銅貼りフ
ィルムを使用したが、両面銅貼りフィルムを用いること
によって配線層を多層化した検査治具が作製可能であ
る。
【0012】次に、第1開口部31が形成された第1レ
ジスト層21上にドライフィルムレジストをラミネート
して第2レジスト層22を形成し、所定のパターン露
光、現像等の一連のパターニング処理を行い、第1開口
部31上に第1開口部31よりも小さな径の第2開口部
32を形成する(図2(b)参照)。第2開口部32の
中心位置は第1開口部31の中心位置と一致するように
する。
【0013】次に、第2開口部32が形成された第2レ
ジスト層22上にドライフィルムレジストをラミネート
して第3レジスト層23を形成し、所定のパターン露
光、現像等の一連のパターニング処理を行い、第1開口
部31及び第2開口部32上に第2開口部32よりも小
さな径の第3開口部33を形成する(図2(c)参
照)。第3開口部33の中心位置は第2開口部32の中
心位置と一致するようにする。ここでは、レジスト層、
開口部形成の繰り返し工程について3層の事例について
説明したが、これに限定されるものではなく、任意に設
定できる。
【0014】次に、導体層11をカソードにして電解め
っきを行い、複数の開口部31、32及び33に導体電
極41を形成する(図2(d)参照)。ここで、導体電
極41は通常銅やニッケルなどが用いられるが、金や白
金等の導電性に優れた金属であれば使用可能である。
【0015】次に、第3レジスト層23表面より突出し
た導体電極41の先端部分を研磨して、導体電極41a
を形成する(図2(e)参照)。
【0016】次に、複数のレジスト層21、22及び2
3を専用の剥離液で剥離して、導体層11上に金属柱状
の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極41aを
形成する(図2(f)参照)。
【0017】次に、レジストをスピンナー等により塗布
し、検査電極41aを覆うようにレジスト層24を形成
し、パターン露光、現像等の一連のパターンニング処理
を行って、レジストパターン24aを形成し(図2
(g)参照)、レジストパターン24aをマスクにして
導体層11をエッチングし、レジストパターン24aを
専用の剥離液で剥離して、配線層11aを形成し、絶縁
基材1上に配線層11a及び検査電極41aが形成され
た半導体回路検査治具100を得る(図2(h)参
照)。
【0018】請求項3に係わる半導体回路検査治具の製
造方法の一実施例の製造工程を図3(a)〜(h)に示
す。まず、ポリイミドフィルム等からなる絶縁基材1に
あらかじめ銅箔からなる導体層11を貼り付けた片面銅
貼りフィルムを用い、導体層11をあらかじめ前処理し
た後導体層11上にドライフィルムレジストをラミネー
トして第1レジスト層21を形成し、所定のパターン露
光、現像等の一連のパターニング処理を行い、第1レジ
スト層21の所定位置に第1開口部31を形成する(図
3(a)参照)。ここでは、片面銅貼りフィルムを使用
したが、両面銅貼りフィルムを用いることによって配線
層を多層化した検査治具が作製可能である。
【0019】次に、導体層11をカソードにして電解め
っきを行い、第1開口部31に第1導体電極51を形成
する(図3(b)参照)。ここで、第1導体電極51は
通常銅やニッケルなどが用いられるが、金や白金等の導
電性に優れた金属あれば使用可能である。次に、第1レ
ジスト層21表面より突出した第1導体電極51の先端
部分を研磨して、第1導体電極51aを形成する(図3
(c)参照)。
【0020】次に、第1導体電極51aが形成された第
1レジスト層21上にドライフィルムレジストをラミネ
ートして第2レジスト層22を形成し、所定のパターン
露光、現像等の一連のパターニング処理を行い、第1導
体電極51a上に第1導体電極51aよりも小さな径の
第2開口部32を形成する(特に図示せず)。第2開口
部32の中心位置は第1導体電極51aの中心位置と一
致するようにする。次に、導体層11をカソードにして
電解めっきを行い、第2開口部32の第1導体電極51
a上に第2導体電極52を形成する(特に図示せず)。
さらに、第2レジスト層22表面より突出した第2導体
電極52の先端部分を研磨して、第2導体電極52aを
形成する(特に図示せず)。次に、第2導体電極52a
が形成された第2レジスト層22上にドライフィルムレ
ジストをラミネートして第3レジスト層23を形成し、
所定のパターン露光、現像等の一連のパターニング処理
を行い、第2導体電極52a上に第2導体電極52aよ
りも小さな径の第3開口部33を形成する(特に図示せ
ず)。第3開口部33の中心位置は第2導体電極52a
の中心位置と一致するようにする。
【0021】次に、導体層11をカソードにして電解め
っきを行い、第3開口部33の第2導体電極52a上に
第3導体電極53を形成する(図3(d)参照)。次
に、第3レジスト層23表面より突出した第3導体電極
53の先端部分を研磨して、第3導体電極53aを形成
する(図3(e)参照)。ここでは、レジスト層、開口
部、導体電極形成について3回の繰り返し事例について
説明したが、これに限定されるものではなく、繰り返し
工程回数は任意に設定できる。
【0022】次に、複数のレジスト層21、22及び2
3を専用の剥離液で剥離して、導体層11上に金属柱状
の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極54を形
成する(図3(f)参照)。
【0023】次に、レジストをスピンナー等により塗布
し、検査電極54を覆うようにレジスト層24を形成
し、パターン露光、現像等の一連のパターンニング処理
を行って、レジストパターン24aを形成し(図3
(g)参照)、レジストパターン24aをマスクにして
導体層11をエッチングし、レジストパターン24aを
専用の剥離液で剥離して、配線層11aを形成し、絶縁
基材1上に配線層11a及び検査電極54が形成された
半導体回路検査治具200を得る(図3(h)参照)。
【0024】請求項4に係わる半導体回路検査治具の製
造方法の一実施例の製造工程を図4(a)〜(h)に示
す。まず、ポリイミドフィルム等からなる絶縁基材1に
あらかじめ銅箔からなる導体層11を貼り付けた片面銅
貼りフィルムを用い、導体層11をあらかじめ前処理し
た後導体層11上にドライフィルムレジストをラミネー
トしてレジスト層25を形成し、所定のパターン露光、
現像等の一連のパターニング処理を行い、レジストパタ
ーン25aを形成する(図4(a)参照)。ここでは、
片面銅貼りフィルムを使用したが、両面銅貼りフィルム
を用いることによって配線層を多層化した検査治具が作
製可能である。
【0025】次に、レジストパターン25aをマスクに
して導体層11をエッチングして、レジストパターン2
5aを専用の剥離液で剥離して、配線層11aを形成す
る(図4(b)参照)。
【0026】次に、配線層11a上にドライフィルムレ
ジストをラミネートして第1レジスト層21を形成し、
所定のパターン露光、現像等の一連のパターニング処理
を行い、第1レジスト層21の所定位置に第1開口部3
1を形成する(図4(c)参照)。
【0027】次に、第1開口部31が形成された第1レ
ジスト層21上にドライフィルムレジストをラミネート
して第2レジスト層22を形成し、所定のパターン露
光、現像等の一連のパターニング処理を行い、第1開口
部31上に第1開口部31よりも小さな径の第2開口部
32を形成する(図4(d)参照)。第2開口部32の
中心位置は第1開口部31の中心位置と一致するように
する。
【0028】次に、第2開口部32が形成された第2レ
ジスト層22上にドライフィルムレジストをラミネート
して第3レジスト層23を形成し、所定のパターン露
光、現像等の一連のパターニング処理を行い、第1開口
部31及び第2開口部32上に第2開口部32よりも小
さな径の第3開口部33を形成する(図4(e)参
照)。第3開口部33の中心位置は第2開口部32の中
心位置と一致するようにする。ここでは、レジスト層、
開口部形成の繰り返し工程について3層の事例について
説明したが、これに限定されるものではなく、繰り返し
工程回数は任意に設定できる。
【0029】次に、導体層11をカソードにして電解め
っきを行い、複数の開口部31、32及び33に導体電
極61を形成する(図4(f)参照)。ここで、導体電
極61は通常銅やニッケルなどが用いられるが、金や白
金等の導電性に優れた金属あれば使用可能である。
【0030】次に、第3レジスト層23表面より突出し
た導体電極61の先端部分を研磨して、導体電極61a
を形成する(図4(g)参照)。
【0031】次に、複数のレジスト層21、22及び2
3を専用の剥離液で剥離して、導体層11上に金属柱状
の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極61aを
形成し、絶縁基材1上に配線層11a及び検査電極61
aが形成された半導体回路検査治具300を得る(図4
(h)参照)。
【0032】請求項5に係わる半導体回路検査治具の製
造方法の一実施例の製造工程を図5(a)〜(h)に示
す。まず、ポリイミドフィルム等からなる絶縁基材1に
あらかじめ銅箔からなる導体層11を貼り付けた片面銅
貼りフィルムを用い、導体層11をあらかじめ前処理し
た後導体層11上にドライフィルムレジストをラミネー
トしてレジスト層25を形成し、所定のパターン露光、
現像等の一連のパターニング処理を行い、レジストパタ
ーン25aを形成する(図5(a)参照)。ここでは、
片面銅貼りフィルムを使用したが、両面銅貼りフィルム
を用いることによって配線層を多層化した検査治具が作
製可能である。
【0033】次に、レジストパターン25aをマスクに
して導体層11をエッチングして、レジストパターン2
5aを専用の剥離液で剥離して、配線層11aを形成す
る(図5(b)参照)。
【0034】次に、配線層11a上にドライフィルムレ
ジストをラミネートして第1レジスト層21を形成し、
所定のパターン露光、現像等の一連のパターニング処理
を行い、第1レジスト層21の所定位置に第1開口部3
1を形成する(図5(c)参照)。
【0035】次に、配線層11aをカソードにして電解
めっきを行い、第1開口部31の導体層11上に第1導
体電極71を形成する(図5(d)参照)。ここで、第
1導体電極71は通常銅やニッケルなどが用いられる
が、金や白金等の導電性に優れた金属であれば使用可能
である。次に、第1レジスト層21表面より突出した第
1導体電極71の先端部分を研磨して、第1導体電極7
1aを形成する(図5(e)参照)。
【0036】次に、第1導体電極71aが形成された第
1レジスト層21上にドライフィルムレジストをラミネ
ートして第2レジスト層22を形成し、所定のパターン
露光、現像等の一連のパターニング処理を行い、第1導
体電極71a上に第1導体電極71aよりも小さな径の
第2開口部32を形成する(特に図示せず)。第2開口
部32の中心位置は第1導体電極71aの中心位置と一
致するようにする。次に、配線層11aをカソードにし
て電解めっきを行い、第2開口部32の第1導体電極1
1上に第2導体電極72を形成する(特に図示せず)。
さらに、第2レジスト層22表面より突出した第2導体
電極72の先端部分を研磨して、第2導体電極72aを
形成する(特に図示せず)。次に、第2導体電極72a
が形成された第2レジスト層22上にドライフィルムレ
ジストをラミネートして第3レジスト層23を形成し、
所定のパターン露光、現像等の一連のパターニング処理
を行い、第1導体電極71a及び第2導体電極72a上
に第2導体電極72aよりも小さな径の第3開口部33
を形成する(特に図示せず)。第3開口部33の中心位
置は第2導体電極72aの中心位置と一致するようにす
る。
【0037】次に、配線層11aをカソードにして電解
めっきを行い、第3開口部33の第2導体電極72a上
に第3導体電極73を形成する(図5(f)参照)。次
に、第3レジスト層23表面より突出した第3導体電極
73の先端部分を研磨して、第3導体電極73aを形成
する(図5(g)参照)。ここでは、レジスト層、開口
部、導体電極形成について3回の繰り返し事例について
説明したが、これに限定されるものではなく、任意に設
定できる。
【0038】次に、複数のレジスト層21、22及び2
3を専用の剥離液で剥離して、導体層11上に金属柱状
の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極74を形
成し、絶縁基材1上に配線層11a及び検査電極74が
形成された半導体回路検査治具400を得る(図5
(h)参照)。
【0039】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。 <実施例1>まず、50μm厚のポリイミドフィルムか
らなる絶縁基材1に9μm厚の銅箔からなる導体層11
を積層した片面銅貼りポリイミドフィルムを使用し、1
2.5cm角に断裁し、前処理した。さらに、導体層1
1上にドライフィルムレジストRY−3210(日立化
成製)を3kg/cmのラミネート条件にてラミネート
して、10μm厚の第1レジスト層21を形成した。さ
らに、露光装置HMW−6N(オーク製作所製)を用い
て30mJの露光条件でパターン露光、炭酸ナトリウム
1%水溶液を用いて30℃、10秒の現像条件で現像処
理して、40μmφの第1開口部31を形成した(図2
(a)参照)。
【0040】次に、第1開口部31が形成された第1レ
ジスト層21上にドライフィルムレジストRY−321
0(日立化成製)を100℃、3kg/cmのラミネー
ト条件にてラミネートして、10μm厚の第2レジスト
層22を形成した。さらに、露光装置HMW−6N(オ
ーク製作所製)を用いて30mJの露光条件でパターン
露光、炭酸ナトリウム1%水溶液を用いて30℃、10
秒の現像条件で現像処理して、第1開口部31の中心と
重なるように、30μmφの第2開口部32を形成した
(図2(b)参照)。
【0041】次に、第2開口部32が形成された第2レ
ジスト層22上にドライフィルムレジストRY−321
0(日立化成製)を100℃、3kg/cmのラミネー
ト条件にてラミネートして、10μm厚の第3レジスト
層23を形成した。さらに、露光装置HMW−6N(オ
ーク製作所製)を用いて30mJの露光条件でパターン
露光、炭酸ナトリウム1%水溶液を用いて30℃、10
秒の現像条件で現像処理して、第2開口部32の中心と
重なるように、20μmφの第3開口部33を形成した
(図2(c)参照)。
【0042】次に、硫酸銅水溶液にスーパースロー20
00(日本LPW製)を添加した銅めっき液を用いて、
導体層11をカソードにして2A/dm2、1.5時間
のめっき条件にて電解銅めっきを行い、複数の開口部3
1、32及び33に導体電極41を形成した(図2
(d)参照)。次に、第3レジスト層23表面より突出
した導体電極41の先端部分を研磨して、導体電極41
aを形成した(図2(e)参照)。
【0043】次に、複数のレジスト層21、22及び2
3をNaOH5%水溶液にて剥離して、導体層11上に
金属柱状の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極
41aを形成した。(図2(f)参照)。
【0044】次に、厚膜用レジストJHB−611P
(JSR製)を1000rpm−10秒、200rpm
−1秒の塗布条件にてスピンナー塗布し、90℃、30
分のプリベークを行って、45μm厚のレジスト層を形
成した。さらに、露光装置HMW−6N(オーク製作所
製)を用いて1500mJ/cm2の露光条件にてパタ
ーン露光、専用現像液PD523AD(JSR製)を用
いて30℃、7分の浸漬揺動法で現像処理して、レジス
トパターン24aを形成した(図2(g)参照)。さら
に、レジストパターン24aをマスクにして、温度65
℃、比重1.5の塩化第2鉄水溶液を用いてスプレー圧
0.3MPa、25秒のエッチング条件にて導体層11
をエッチングし、さらに、レジストパターン24aを7
5℃に加熱したNaOH5%水溶液にて剥離して、配線
層11aを形成し、絶縁基材1上に配線層11a及び検
査電極41aが形成された半導体回路検査治具100を
得た(図2(h)参照)。
【0045】<実施例2>まず、50μm厚のポリイミ
ドフィルムからなる絶縁基材1に9μm厚の銅箔からな
る導体層11を積層した片面銅貼りポリイミドフィルム
を使用し、12.5cm角に断裁し、前処理した。さら
に、導体層11上にドライフィルムレジストRY−32
10(日立化成製)を100℃、3kg/cmのラミネ
ート条件にてラミネートして、10μm厚の第1レジス
ト層21を形成した。さらに、露光装置HMW−6N
(オーク製作所製)を用いて30mJの露光条件でパタ
ーン露光、炭酸ナトリウム1%水溶液を用いて30℃、
10秒の現像条件で現像処理して、40μmφの第1開
口部31を形成した(図3(a)参照)。
【0046】次に、硫酸銅水溶液にスーパースロー20
00(日本LPW製)を添加した銅めっき液を用いて、
導体層11をカソードにして3A/dm2、15min
のめっき条件にて電解銅めっきを行い、第1開口部31
の導体層11上に第1導体電極51を形成した(図3
(b)参照)。さらに、第1レジスト層21表面より突
出した第1導体電極51の先端部分を研磨して、第1導
体電極51aを形成した(図3(c)参照)。
【0047】次に、第1導体電極51aが形成された第
1レジスト層21上にドライフィルムレジストRY−3
210(日立化成製)をラミネートして、10μm厚の
第2レジスト層22を形成した。さらに、露光装置HM
W−6N(オーク製作所製)を用いて30mJの露光条
件でパターン露光、炭酸ナトリウム1%水溶液を用いて
30℃、10秒の現像条件で現像処理して、第1開口部
31の中心と重なるように、30μmφの第2開口部3
2を形成した。次に、硫酸銅水溶液にスーパースロー2
000(日本LPW製)を添加した銅めっき液を用い
て、導体層11をカソードにして3A/dm2、15m
inのめっき条件にて電解銅めっきを行い、第2開口部
32の第1導体電極51a上に第2導体電極52を形成
した。さらに、第2レジスト層22表面より突出した第
2導体電極52の先端部分を研磨して、第2導体電極5
2aを形成した。
【0048】次に、第2導体電極52aが形成された第
2レジスト層22上にドライフィルムレジストRY−3
210(日立化成製)をラミネートして、10μm厚の
第3レジスト層23を形成した。さらに、露光装置HM
W−6N(オーク製作所製)を用いて30mJの露光条
件でパターン露光、炭酸ナトリウム1%水溶液を用いて
30℃、10秒の現像条件で現像処理して、第2開口部
32の中心と重なるように、20μmφの第3開口部3
3を形成した。次に、硫酸銅水溶液にスーパースロー2
000(日本LPW製)を添加した銅めっき液を用い
て、導体層11をカソードにして3A/dm2、15m
inのめっき条件にて電解銅めっきを行い、第3開口部
33の第2導体電極52a上に第3導体電極53を形成
した(図3(d)参照)。さらに、第3レジスト層23
表面より突出した第3導体電極53の先端部分を研磨し
て、第3導体電極53aを形成した(図3(e)参
照)。
【0049】次に、複数のレジスト層21、22及び2
3をNaOH5%水溶液にて剥離して、導体層11上に
金属柱状の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極
54を形成した。(図3(f)参照)。
【0050】次に、厚膜用レジストJHB−611P
(JSR製)を1000rpm−10秒、200rpm
−1秒の塗布条件にてスピンナー塗布し、90℃、30
分のプリベークを行って、45μm厚のレジスト層を形
成した。さらに、露光装置HMW−6N(オーク製作所
製)を用いて1500mJ/cm2の露光条件にてパタ
ーン露光、30℃、専用現像液PD523AD(JSR
製)を用いて7分の浸漬揺動法で現像処理して、レジス
トパターン24aを形成した(図3(g)参照)。さら
に、レジストパターン24aをマスクにして、温度65
℃、比重1.5の塩化第2鉄水溶液を用いて、スプレー
圧0.3MPa、25秒のエッチング条件にて導体層1
1をエッチングし、さらに、レジストパターン24aを
75℃に加熱したNaOH5%水溶液にて剥離して、配
線層11aを形成し、絶縁基材1上に配線層11a及び
検査電極54が形成された半導体回路検査治具200を
得た(図3(h)参照)。
【0051】<実施例3>まず、50μm厚のポリイミ
ドフィルムからなる絶縁基材1に9μm厚の銅箔からな
る導体層11を積層した片面銅貼りポリイミドフィルム
を使用し、12.5cm角に断裁し、前処理した。さら
に、導体層11上にレジストをスピンナーにて500r
pm−2秒、1600rpm−30秒なる塗布条件にて
塗布し、90℃、30分のプリベークを行って、6μm
厚のレジスト層25を形成した。さらに、露光装置HM
W−6N(オーク製作所製)を用いて300mJ/cm
2の露光条件でパターン露光、浸漬揺動法で30℃、2
分の現像処理を行って、レジストパターン25aを形成
した(図4(a)参照)。
【0052】次に、レジストパターン25aをマスクに
して温度65℃、比重1.5の塩化第2鉄水溶液を用い
て、スプレー圧0.3MPa、エッチング時間12秒に
て導体層11をエッチングし、レジストパターン25a
をNaOH5%水溶液にて剥離して、絶縁基材1上に配
線層11aを形成した(図4(b)参照)。
【0053】配線層11a上にドライフィルムレジスト
RY−3210(日立化成製)を100℃、3kg/c
mのラミネート条件にてラミネートして、10μm厚の
第1レジスト層21を形成した。さらに、30mJの露
光条件でパターン露光、30℃、10秒の現像条件で現
像を行って、40μmφの第1開口部31を形成した
(図4(c)参照)。
【0054】次に、第1開口部31が形成された第1レ
ジスト層21上にドライフィルムレジストRY−321
0(日立化成製)を100℃、3kg/cmのラミネー
ト条件にてラミネートして、10μm厚の第2レジスト
層22を形成した。さらに、露光装置HMW−6N(オ
ーク製作所製)を用いて30mJの露光条件でパターン
露光、炭酸ナトリウム1%水溶液を用いて30℃、10
秒の現像条件で現像を行って、第1開口部31の中心と
重なるように、30μmφの第2開口部32を形成した
(図4(d)参照)。
【0055】次に、第2開口部32が形成された第2レ
ジスト層22上にドライフィルムレジストRY−321
0(日立化成製)を100℃、3kg/cmのラミネー
ト条件にてラミネートして、10μm厚の第3レジスト
層23を形成した。さらに、露光装置HMW−6N(オ
ーク製作所製)を用いて30mJの露光条件でパターン
露光、炭酸ナトリウム1%水溶液を用いて30℃、10
秒の現像条件で現像を行って、第2開口部32の中心と
重なるように、20μmφの第3開口部33を形成した
(図4(e)参照)。
【0056】次に、硫酸銅水溶液にスーパースロー20
00(日本LPW製)を添加した銅めっき液を用いて、
配線層11aをカソードにして2A/dm2、1.5時
間のめっき条件にて電解銅めっきを行い、複数の開口部
31、32及び33に導体電極61を形成した(図4
(f)参照)。次に、第3レジスト層23表面より突出
した導体電極61の先端部分を研磨して、導体電極61
aを形成した(図4(g)参照)。
【0057】次に、複数のレジスト層21、22及び2
3をNaOH5%水溶液にて剥離して、導体層11上に
金属柱状の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極
61aを形成し、絶縁基材1上に配線層11a及び検査
電極61aが形成された半導体回路検査治具300を得
た(図4(h)参照)。
【0058】<実施例4>まず、50μm厚のポリイミ
ドフィルムからなる絶縁基材1に9μm厚の銅箔からな
る導体層11を積層した片面銅貼りポリイミドフィルム
を使用し、12.5cm角に断裁し、前処理した。さら
に、導体層11上にレジストをスピンナーにて500r
pm−2秒、1600rpm−30秒なる塗布条件にて
塗布し、90℃、30分のプリベークを行って、6μm
厚のレジスト層25をを形成した。さらに、300mJ
/cm2の露光条件でパターン露光、浸漬揺動法で30
℃、2分の現像処理を行って、レジストパターン25a
を形成した(図5(a)参照)。
【0059】次に、レジストパターン25aをマスクに
して温度65℃、比重1.5、スプレー圧0.3MP
a、エッチング時間12秒にて導体層11をエッチング
し、レジストパターン25aをNaOH5%水溶液にて
剥離して、絶縁基材1上に配線層11aを形成した(図
5(b)参照)。
【0060】次に、配線層11a上にドライフィルムレ
ジストRY−3210(日立化成製)を100℃、3k
g/cmのラミネート条件にてラミネートして、10μ
m厚の第1レジスト層21を形成した。さらに、露光装
置HMW−6N(オーク製作所製)を用いて30mJの
露光条件でパターン露光、炭酸ナトリウム1%水溶液を
用いて30℃、10秒の現像条件で現像を行って、40
μmφの第1開口部31を形成した(図5(c)参
照)。
【0061】次に、硫酸銅水溶液にスーパースロー20
00(日本LPW製)を添加した銅めっき液を用いて、
配線層11aをカソードにして3A/dm2、15mi
nのめっき条件にて電解銅めっきを行い、第1開口部3
1の配線層11a上に第1導体電極71を形成した(図
5(d)参照)。さらに、第1レジスト層21表面より
突出した第1導体電極71の先端部分を研磨して、第1
導体電極71aを形成した(図5(e)参照)。
【0062】次に、第1導体電極71aが形成された第
1レジスト層21上に10μm厚のドライフィルムレジ
ストをラミネートして第2レジスト層22を形成した。
さらに、露光装置HMW−6N(オーク製作所製)を用
いて30mJの露光条件でパターン露光、炭酸ナトリウ
ム1%水溶液を用いて30℃、10秒の現像条件で現像
を行って、第1開口部31の中心と重なるように、30
μmφの第2開口部32を形成した。次に、硫酸銅水溶
液にスーパースロー2000(日本LPW製)を添加し
た銅めっき液を用いて、配線層11aをカソードにして
3A/dm2、15minのめっき条件にて電解銅めっ
きを行い、第2開口部32の第1導体電極71a上に第
2導体電極72を形成した。さらに、第2レジスト層2
2表面より突出した第2導体電極72の先端部分を研磨
して、第2導体電極72aを形成した。
【0063】次に、第2導体電極72aが形成された第
2レジスト層22上に10μm厚のドライフィルムレジ
ストをラミネートして第3レジスト層23を形成し、露
光装置HMW−6N(オーク製作所製)を用いて30m
Jの露光条件でパターン露光、炭酸ナトリウム1%水溶
液を用いて30℃、10秒の現像条件で現像を行って、
第2開口部32の中心と重なるように、20μmφの第
3開口部33を形成した。次に、硫酸銅水溶液にスーパ
ースロー2000(日本LPW製)を添加した銅めっき
液を用いて、配線層11aをカソードにして3A/dm
2、15minのめっき条件にて電解銅めっきを行い、
第3開口部33の第2導体電極72a上に第3導体電極
73を形成した(図5(f)参照)。さらに、第3レジ
スト層23表面より突出した第3導体電極73の先端部
分を研磨して、第3導体電極73aを形成した(図5
(g)参照)。
【0064】次に、複数のレジスト層21、22及び2
3をNaOH5%水溶液にて剥離して、導体層11上に
金属柱状の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極
74を形成し、絶縁基材1上に配線層11a及び検査電
極74が形成された半導体回路検査治具400を得た
(図5(h)参照)。
【0065】
【発明の効果】本発明の半導体回路検査治具は、フォト
リソグラフィーのみで検査電極を形成しているため、位
置精度及び先端部の形状再現性に優れた検査電極を備え
た半導体回路検査治具を得ることができ、接触信頼性も
向上する。また、レーザー加工を使用しないのでコスト
の面でも有利である。従って、半導体回路の検査分野に
おいて、優れた実用上の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、請求項2に係わる半導体回路検査治
具の製造法で作成した本発明の半導体回路検査治具の一
実施例を示す模式構成断面図である。(b)は、請求項
3に係わる半導体回路検査治具の製造法で作成した本発
明の半導体回路検査治具の一実施例を示す模式構成断面
図である。(c)は、請求項4に係わる半導体回路検査
治具の製造法で作成した本発明の半導体回路検査治具の
一実施例を示す模式構成断面図である。(d)は、請求
項5に係わる半導体回路検査治具の製造法で作成した本
発明の半導体回路検査治具の一実施例を示す模式構成断
面図である。
【図2】(a)〜(h)は、請求項2に係わる半導体回
路検査治具の製造方法の一実施例を工程順に示す模式構
成断面図である。
【図3】(a)〜(h)は、請求項3に係わる半導体回
路検査治具の製造方法の一実施例を工程順に示す模式構
成断面図である。
【図4】(a)〜(h)は、請求項4に係わる半導体回
路検査治具の製造方法の一実施例を工程順に示す模式構
成断面図である。
【図5】(a)〜(h)は、請求項5に係わる半導体回
路検査治具の製造方法の一実施例を工程順に示す模式構
成断面図である。
【符号の説明】
1……絶縁基材 11……導体層 11a……配線層 21……第1レジスト層 22……第2レジスト層 23……第3レジスト層 24、25……レジスト層 24a、25a……レジストパターン 31……第1開口部 32……第2開口部 33……第3開口部 41、61……導体電極 41a、61a……検査電極 51、71……第1導体電極 51a、71a……先端部が研磨された第1導体電極 52、72……第2導体電極 52a、72a……先端部が研磨された第2導体電極 53、73……第3導体電極 53a、73a……先端部が研磨された第3導体電極 54、74……検査電極 100、200、300、400……半導体回路検査治
フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AG03 AH05 2G011 AA09 AA12 AA21 AB06 AC00 AC14 AE03 2G132 AA00 AF02 AL03 AL11 4M106 AA01 AA04 BA01 CA15 DD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基材上に配線層が形成され、前記配線
    層上に金属柱状の導体が下から径の大きな順に複数段重
    なった階段型形状の検査電極を備えていることを特徴と
    する半導体回路検査治具。
  2. 【請求項2】少なくとも以下の工程を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の半導体回路検査治具の製造方
    法。 (a)絶縁基材の導体層上に第1レジスト層を形成し、
    第1開口部を形成する工程。 (b)前記第1レジスト層上に第2レジスト層を形成
    し、前記第1開口部上に前記第1開口部よりも小さな径
    の第2開口部を形成する工程。 (c)前記第2レジスト層上に第3レジスト層を形成
    し、前記第1開口部及び第2開口部上に前記第2開口部
    よりも小さな径の第3開口部を形成する工程。 (d)上記レジスト層及び開口部形成工程を必要回数繰
    り返す工程。 (e)上記複数の開口部に電解めっきにて導体電極を形
    成する工程。 (f)最上層のレジスト層表面より突出した導体電極の
    先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (g)上記複数のレジスト層を剥離し、前記導体層上に
    金属柱状の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極
    を形成する工程。 (h)前記検査電極を覆うようにレジスト層を形成し、
    パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行っ
    て、レジストパターンを形成する工程。 (i)前記レジストパターンをマスクにして導体層をエ
    ッチングし、前記レジストパターンを剥離して、配線層
    を形成する工程。
  3. 【請求項3】少なくとも以下の工程を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の半導体回路検査治具の製造方
    法。 (a)絶縁基材の導体層上に第1レジスト層を形成し、
    第1開口部を形成する工程。 (b)前記第1開口部に電解めっきにて第1導体電極を
    形成する工程。 (c)前記第1レジスト層表面より突出した前記第1導
    体電極の先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (d)前記第1レジスト層及び前記第1導体電極上に第
    2レジスト層を形成し、前記第1導体電極上に前記第1
    導体電極よりも小さな径の第2開口部を形成する工程。 (e)前記第2開口部に電解めっきにて第2導体電極を
    形成する工程。 (f)前記第2レジスト層表面より突出した前記第2導
    体電極の先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (g)上記レジスト層形成、開口部形成、導体電極形成
    及び導体電極先端部の研磨工程を必要回数繰り返す工
    程。 (h)上記複数のレジスト層を剥離し、前記導体層上に
    金属柱状の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極
    を形成する工程。 (i)前記検査電極を覆うようにレジスト層を形成し、
    パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行っ
    て、レジストパターンを形成する工程。 (j)前記レジストパターンをマスクにして導体層をエ
    ッチングし、前記レジストパターンを剥離して、配線層
    をする工程。
  4. 【請求項4】少なくとも以下の工程を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の半導体回路検査治具の製造方
    法。 (a)絶縁基材の導体層上にレジスト層を形成し、露
    光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジス
    トパターンを形成する工程。 (b)前記ジストパターンをマスクにして導体層をエッ
    チングし、前記レジストパターンを剥離して、前記絶縁
    基材上に配線層を形成する工程。 (c)前記絶縁基材及び配線層上に第1レジスト層を形
    成し、前記配線層の所定位置に第1開口部を形成する工
    程。 (b)前記第1レジスト層上に第2レジスト層を形成
    し、前記第1開口部上に前記第1開口部よりも小さな径
    の第2開口部を形成する工程。 (c)前記第2レジスト層上に第3レジスト層を形成
    し、前記第1開口部及び第2開口部上に前記第2開口部
    よりも小さな径の第3開口部を形成する工程。 (d)上記レジスト層及び開口部形成工程を必要回数繰
    り返す工程。 (e)上記複数の開口部に電解めっきにて導体電極を形
    成する工程。 (f)最上層のレジスト層表面より突出した導体電極の
    先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (g)上記複数のレジスト層を剥離し、前記配線層上に
    金属柱状の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極
    を形成する工程。
  5. 【請求項5】すくなくとも以下の工程を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体回路検査治具の製造
    方法。 (a)絶縁基材の導体層上にレジスト層を形成し、パタ
    ーン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、
    レジストパターンを形成する工程。 (b)前記レジストパターンをマスクにして前記導体層
    をエッチングし、前記レジストパターンを剥離して、前
    記絶縁基材上に配線層を形成する工程。 (c)前記絶縁基材及び前記配線層上に第1レジスト層
    を形成し、第1開口部を形成する工程。 (d)前記第1開口部に電解めっきにて第1導体電極を
    形成する工程。 (e)前記第1レジスト層表面より突出した前記第1導
    体電極の先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (f)前記第1レジスト層及び前記第1導体電極上に第
    2レジスト層を形成し、前記第1導体電極上に前記第1
    導体電極よりも小さな径の第2開口部を形成する工程。 (g)前記第2開口部に電解めっきにて第2導体電極を
    形成する工程。 (h)前記第2レジスト層表面より突出した前記第2導
    体電極の先端部分を研磨し、平滑にする工程。 (i)上記レジスト層形成、開口部形成、導体電極形成
    及び導体電極先端部の研磨工程を必要回数繰り返す工
    程。 (j)上記複数のレジスト層を剥離し、前記配線層上に
    金属柱状の導体が複数段重なった階段型形状の検査電極
    を形成する工程。
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