JPH09219230A - 異方導電性フィルム及びその製造方法 - Google Patents

異方導電性フィルム及びその製造方法

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JPH09219230A
JPH09219230A JP2630796A JP2630796A JPH09219230A JP H09219230 A JPH09219230 A JP H09219230A JP 2630796 A JP2630796 A JP 2630796A JP 2630796 A JP2630796 A JP 2630796A JP H09219230 A JPH09219230 A JP H09219230A
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insulating film
intermediate layer
hole
bump
film
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JP2630796A
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Tatsuhiro Okano
達広 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絶縁フイルムの貫通孔両側に形成されたバンプ
状の導通電極の形状(大きさ及び高さ)のバラツキが少
なく、いずれか一方の電極の先端形状がフラットな面を
有する異方導電性フィルム及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】金属板上に中間層、絶縁フィルムを貼り合
わせる工程、前記金属板上の絶縁フィルム及び中間層に
レーザ加工にて貫通孔を形成する工程、前記中間層の貫
通孔を前記絶縁フィルムの貫通孔より大きくする工程、
前記絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導通電極を
形成する工程、前記中間層を膨潤・溶解して、バンプ状
の導通電極を形成した絶縁フィルムと金属板とを剥離す
る工程を備えた一連の工程で異方導電性フィルムを製造
する。ここで、中間層には感光性の樹脂を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置ならび
に半導体装置搭載用の配線回路基板の検査に用いられる
異方導電性フィルム及びその製造方法に関するものであ
る。異方導電性フィルムは配線基板の導通検査時に検査
用の治具と被検査体である半導体装置ならびに半導体装
置搭載用の配線回路基板との間に挟み込みこれらの電気
的接触を確保するために用いられている。検査用治具の
電極部と被検査体の電極部のみを接触するため異方性が
必要となる。
【0002】
【従来技術】従来の異方導電性フィルムは図3に示すよ
うな工程で製造されている。アルカリ性エッチング液に
よって腐食可能な金属板21上に絶縁フイルム22を貼
り合わせる(図3(a)参照)。次に、絶縁フィルムに
レーザ加工、あるいはエッチングにて貫通孔23を形成
する(図3(b)参照)。次に、貫通孔23の絶縁フィ
ルムをマスクレジストにして金属板21を化学腐食し
て、金属板21に窪み24を形成する(図3(c)参
照)。次に、電解めっきにより金属板の窪み、絶縁フイ
ルムの貫通孔部にバンプ状の導通電極25を形成する。
ここで、バンプ状の導通電極はアルカリに対して耐性の
ある金属を使用する(図3(d)参照)。最後に、アル
カリ性の腐食液で支持基板である金属板21aを腐食、
除去して、異方導電性フィルムが作製される(図3
(e)参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の異方導電性フィ
ルムの製造方法では、バンプ状の導通下部電極25bは
金属板21をエッチングして窪み24を形成して、電解
めっきにて作製されるので、バンプ状の導通下部電極2
5bの形状は窪み24を形成するエッチングの条件によ
って、大きさや深さにバラツキが発生し、電極形成時の
バンプ状の導通電極形状のバラツキとなるため、検査用
治具の電極部と被検査体の電極部のコンタクト時に接触
不良が発生するという不具合があった。また、バンプ状
の導通電極が形成された絶縁フイルムと金属板を分離す
るために、アルカリ性エッチング液を用いるためバンプ
状の導通電極を形成する電極材としては耐アルカリ性の
ものに限定されてしまうという問題があった。本発明は
上記のような問題点を解決するためになされたもので、
絶縁フイルムの両面に形成されたバンプ状の導通電極の
形状(大きさ及び高さ)のバラツキの少ない異方導電性
フィルム及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、請求項1では、絶縁フィルムの貫通
孔両側にバンプ状の導通電極が形成された異方導電性フ
ィルムにおいて、バンプ状の導通電極のいずれか一方の
電極先端形状がフラットな面になっていることを特徴と
する異方導電性フィルムとしたものである。
【0005】また、請求項2では、絶縁フィルムの貫通
孔両側にバンプ状の導通電極が形成された異方導電性フ
ィルムにおいて、(a)金属板上に中間層、絶縁フィル
ムを貼り合わせる工程、(b)前記金属板上の絶縁フィ
ルム及び中間層にレーザ加工にて貫通孔を形成する工
程、(c)前記中間層の貫通孔を前記絶縁フィルムの貫
通孔より大きくする工程、(d)前記絶縁フィルムの貫
通孔両側にバンプ状の導通電極を形成する工程、(e)
前記中間層を膨潤・溶解して、バンプ状の導通電極を形
成した絶縁フィルムと金属板とを剥離する工程、を備え
た一連の工程で異方導電性フィルムを製造するようにし
たものである。
【0006】また、請求項3では、絶縁フィルムの貫通
孔両側にバンプ状の導通電極が形成された異方導電性フ
ィルムにおいて、(A)絶縁フイルムにレーザ加工にて
貫通孔を形成する工程、(B)金属板上に中間層を形成
し、前記貫通孔を形成した絶縁フィルムを貼り合わせる
工程、(C)前記中間層に絶縁フィルムの貫通孔よりも
大きい貫通孔を形成する工程、(D)前記絶縁フィルム
の貫通孔両側にバンプ状の導通電極を形成する工程、
(E)前記中間層を膨潤・溶解して、バンプ状の導通電
極を形成した絶縁フィルムと金属板とを剥離する工程、
を備えた一連の工程で異方導電性フィルムを製造するよ
うにしたものである。
【0007】さらにまた、請求項4では、絶縁フィルム
と金属板とを貼り合わせている中間層に感光性樹脂を使
用するようにしたものである。
【0008】以上のように、エッチング工程を必要とせ
ず、異方導電性フイルムを作製することができる。また
本発明の異方導電性フイルムのバンプ状の導通下部電極
は中間層の貫通孔にて形成されるので、バンプ状の導通
下部電極の高さは中間層の厚みで制御することができ、
且つ電極先端の形状をフラットな面にすることができ
る。このため電極の高さにバラツキがなく検査用治具の
電極部と被検査体の電極部のコンタクト時に接触不良が
発生するという不具合を解消することができる。また、
めっき電極として用いる金属板の除去にエッチングを用
いていないため、製造効率の向上につながり、また電極
の材料選択の幅が広がり、コスト低減にもつながる。さ
らにまた、電極形成部の貫通孔の形成にレーザ加工を用
いているため微細で狭ピッチの電極形成が可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による異方導電性フイルム
及びその製造方法について、図面を用いて詳細に説明す
る(図1(a)〜(f)、図2(a)〜(g)参照)。
図1(a)〜(f)は請求項1の実施例を示すもので、
まず金属板上に中間層を形成し、絶縁フイルムを貼り合
わせした後レーザ加工にて中間層、絶縁フイルムに貫通
孔を形成するものである。ここで、中間層としては、膜
厚の制御が容易にできること、貫通孔の径を制御するた
めのパターン加工性に優れていること、電極製造プロセ
スでは金属板と絶縁フィルムを接着できて、電極形成後
は金属板と絶縁フィルムを比較的容易に分離できるこ
と、の諸特性を満足する必要がある。具体的にはフォト
リソグラフィープロセスに一般に使用されるフォトレジ
スト、ドライフィルム等が使用できる。さらに、金属板
としては銅、真鍮、ニッケル、鉄、ステンレス等が使用
できるが好ましくはステンレスである。さらにまた、絶
縁フイルムとしてはポリエステル系、ポリイミド系、ウ
レタン系、エポキシ系等のフイルムが使用できるが耐熱
性、機械的強度、絶縁性でポリイミドフイルムが好まし
い。パターン化したポリイミドフィルムをマスクレジス
トとして紫外線を露光して中間層である感光性レジスト
をパターニングする場合には好都合である。
【0010】具体的には、0.5mm厚のステンレス製
の金属板1上に中間層2としてネガ型感光性レジスト
(PMER:東京応化工業(株)製)を塗布し空気中で
30分乾燥した後、絶縁フィルム3として25μm厚の
ポリイミドフィルムを貼り合わした後、70℃、45分
間プリベーキングし、貼り合わせ基板10を作製する
(図1(a)、図1(b)参照)。次に、貼り合わせ基
板10にエキシマレーザ加工機を用いて絶縁フィルム3
及び中間層2に穴径30μm、ピッチ60μmの貫通孔
4及び貫通孔5を形成する。
【0011】次に、中間層2の貫通孔5の孔径を広げる
ため、ネガ型感光性レジストの現像液をスプレー(スプ
レー圧0.3Kg/cm2 、10秒間)によって貫通孔
4を通して貫通孔5に吹き付け、現像処理した後、11
0℃、45分間ポストベーキングして、絶縁フィルムの
貫通孔4よりも大きい貫通孔6を形成した加工基板20
を作製する。ここで、貫通孔6の孔径は現像条件で調整
可能である。
【0012】次に、絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ
状の導通電極を形成するため加工基板20を10容量%
の硫酸溶液に30秒間浸せきし、酸処理を行い金属板1
をめっき電極として電解銅めっき((電解銅めっき浴:
硫酸銅20g/l、硫酸70g/l、塩酸50ppm)
(電流密度:2A/dm2 ))を行い、絶縁フィルムの
貫通孔両側にバンプ状の導通電極7を形成した加工基板
30を作製する。
【0013】バンプ状の導通電極形成後に5wt%の水
酸化ナトリウム溶液に加工基板30を浸せきし、中間層
2bを膨潤、溶解させて、金属板1と絶縁フィルム3a
を剥離し、絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導通
電極が形成された本発明の異方導電性フィルムを作製す
る。
【0014】図2(a)〜(g)は請求項2の実施例を
示すもので、予めレーザ加工で貫通孔4を形成した絶縁
フィルム3aを金属板1上に形成した中間層2の上に貼
り合わせる。ここで、中間層2にはポジ型の感光性レジ
ストを使用する。
【0015】次に、貫通孔4が形成された絶縁フィルム
3aをパターンマスクにして紫外線で全面露光、現像処
理して、中間層2に貫通孔4よりも大きい貫通孔6を形
成した加工基板40を作製する。ここで、貫通孔6の孔
径は露光量と現像条件で調整可能である。
【0016】次に、絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ
状の導通電極を形成するため加工基板40を10容量%
の硫酸溶液に30秒間浸せきし、酸処理を行い金属板1
をめっき電極として電解銅めっき((電解銅めっき浴:
硫酸銅20g/l、硫酸70g/l、塩酸50ppm)
(電流密度:2A/dm2 ))を行い、絶縁フィルムの
貫通孔両側にバンプ状の導通電極7を形成した加工基板
50を作製する。
【0017】次に、加工基板50を5wt%の水酸化ナ
トリウム溶液に浸せきし、中間層2bを膨潤、溶解させ
て、金属板1と絶縁フィルム3aを剥離し、絶縁フイル
ムの貫通孔両側にバンプ状の導通電極を形成した本発明
の異方導電性フィルムを作製する。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例に係わ
る異方導電性フィルムの製造方法を説明する。
【0019】<実施例1>まず、0.5mm厚のステン
レス製の金属板1に中間層2として25μm厚のネガ型
感光性ドライフィルムレジスト(H825:日立化成工
業(株)製)をラミネートする(図1(a)参照)。さ
らに、絶縁フィルム3としてポリイミドフィルム(25
μm厚)をラミネートによって接着し、貼り合わせ基板
10を作製した(図1(b)参照)。ラミネート条件
は、温度100℃、圧力4Kgf/cm2 、ラミネート
速度0. 3m/minで行う。
【0020】貼り合わせ基板10にエキシマレーザ加工
機(EXCIMER WORKSSYSTEM MEX
ー24:三菱電機(株)製)を用いて絶縁フィルム3及
び中間層2に穴径30μm、ピッチ60μmの貫通孔4
及び貫通孔5を形成した(図1(c)参照)。
【0021】中間層2の貫通孔5の孔径を広げるため、
5wt%の炭酸ナトリウム溶液(スプレー圧0.3Kg
/cm2 )を中間層2の貫通孔5に10秒間吹き付け、
貫通孔5の中間層の一部を溶解、除去した後、エアブロ
ーにて乾燥し、絶縁フィルムの貫通孔4より大きい貫通
孔6を形成した加工基板20を作製した(図1(d)参
照)。
【0022】絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導
通電極を形成するため、加工基板20を10容量%の硫
酸溶液に30秒間浸せきすることによって酸処理を行
い、金属板1をめっき電極として電解銅めっき((電解
銅めっき浴:硫酸銅20g/l、硫酸70g/l、塩酸
50ppm)(電流密度:2A/dm2 ))を行い、絶
縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導通電極7を形成
した加工基板30を作製した(図1(d)参照)。
【0023】バンプ状の導通電極形成後に5wt%の水
酸化ナトリウム溶液に加工基板30を浸せきし、中間層
2bを膨潤、溶解させ、金属板1と絶縁フイルム3を剥
離して、絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導通電
極7を形成した異方導電性フィルムを作製することがで
きた(図1(f)参照)。
【0024】<実施例2>まず、0.5mm厚のステン
レス製の金属板1上に、中間層2としてポジ型感光性レ
ジスト(OFPR:東京応化工業(株)製)を塗布す
る。レジスト塗布後50℃で10分間乾燥させる(図1
(a)参照)。乾燥した後、絶縁フイルム3としてポリ
イミドフィルム(25μm厚)を貼り付け、さらにプレ
ベーキング(120℃、45min)を行ない、貼り合
わせ基板10を作成した(図1(b)参照)。
【0025】貼り合わせ基板10にエキシマレーザ加工
機(EXCIMER WORKSSYSTEM MEX
−24:三菱電機(株)製)を用いて絶縁フィルム3及
び中間層3に穴径30μm、ピッチ60μmの貫通孔4
及び貫通孔5を形成した(図1(c)参照)。
【0026】中間層2の貫通孔5の孔径を広げるため、
紫外線露光装置(ORC HMW−6N:オーク製作所
製)を用いて、300mj/cm2 の全面露光を行い、
現像液(NMD−3:東京応化工業(株)製)に90秒
間浸せきし、貫通孔5周辺の中間層を一部溶解、除去
し、130℃、45分間ポストベーキングを行ない、絶
縁フィルムの貫通孔4より大きい貫通孔6を中間層2に
形成した加工基板20を作製した(図1(d)参照)。
【0027】絶縁フイルム3aの貫通孔両側にバンプ状
の導通電極を形成するため、加工基板20を10容量%
の硫酸溶液に30秒間浸せきすることによって酸処理を
行い、金属板1をめっき電極として電解銅めっき((電
解銅めっき浴:硫酸銅20g/l、硫酸70g/l、塩
酸50ppm)(電流密度:2A/dm2 ))を行い、
絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導通電極7を形
成した加工基板30を作製した(図1(e)参照)。
【0028】バンプ状の導通電極形成後にレジスト剥離
液(剥離液ー10:東京応化工業(株)製)に加工基板
30を浸せきし、中間層2bを膨潤、溶解させ、金属板
1と絶縁フィルム3aの剥離を行い、絶縁フィルムの貫
通孔両側にバンプ状の導通電極7を形成した異方導電性
フィルムを作製することができた(図1(f)参照)。
【0029】<実施例3>絶縁フィルム3としてポリイ
ミドフィルム(25μm厚)を用い、エキシマレーザ加
工機(EXCIMER WORKS SYSTEM M
EX−24:三菱電機(株)製)を用いて絶縁フィルム
3に穴径30μm、ピッチ60μmの貫通孔4を形成し
た絶縁フィルム3aを作製した(図2(b)参照)。
【0030】次に0.5mm厚のステンレス製の金属板
1上に、ポジ型感光性レジスト(OFPR:東京応化工
業(株)製)を塗布し、50℃で10分間乾燥して、2
5μm厚の中間層2を形成した後、貫通孔4を設けたポ
リイミドフィルム3aをラミネートによって接着した
(図2(c)参照)。ラミネート条件は、温度100
℃、圧力4Kgf/cm2 、速度0.3m/minで行
った。
【0031】次に、中間層2に貫通孔を形成するため、
紫外線露光装置(ORC HMW−6N:オーク製作所
製)を用いて、ポリイミドフィルム3aの貫通孔4を通
して300mj/cm2 の全面露光を行い(図2(d)
参照)、現像液(NMD−3:東京応化工業(株)製)
に90秒間浸せき、現像処理して、130℃、45分間
ポストベーキングを行ない、絶縁フィルムの貫通孔4よ
りも大きい貫通孔6を形成した加工基板40を作製した
(図2(e)参照)。
【0032】次に、絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ
状の導通電極を形成するため、加工基板40を10容量
%の硫酸溶液に30秒間浸せきすることによって酸処理
を行い、金属板1をめっき電極として電解銅めっき
((電解銅めっき浴:硫酸銅20g/l、硫酸70g/
l、塩酸50ppm)(電流密度:2A/dm2 ))を
行い、絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導通電極
7を形成した加工基板50を作製することができた(図
2(f)参照)。
【0033】バンプ状の導通電極形成後に、5wt%の
水酸化ナトリウム溶液に加工基板50を浸せきし、中間
層2bを膨潤・溶解させて、金属板1と絶縁フィルム3
aの剥離を行い、絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状
の導通電極7を形成した異方導電性フィルムを作製した
(図2(g)参照)。
【0034】
【発明の効果】本発明による異方導電性フィルム及びそ
の製造方法によれば、バンプ状の導通下部電極の大き
さ、形状は中間層の膜厚と貫通孔径により決定されるの
で、従来の金属に窪みを形成して電極を作製する方式に
比べて、電極の形状(特に電極の高さ)のばらつきが減
少し、検査用治具の電極部と被検査体の電極部のコンタ
クト時に接触不良が発生するという不具合を解消するこ
とができる。また、本発明の製造法では金属板とバンプ
状の導通電極を形成した絶縁フィルムの分離を中間層の
膨潤・溶解方式で行っているいるため、バンプ状の導通
電極に使用できる材質の選択幅が広がり、製造効率の向
上、コスト低減につなげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる異方導電性フィルムの
製造工程を示す異方導電性フィルムの断面図である。
【図2】本発明の実施例に係わる異方導電性フィルムの
製造工程を示す異方導電性フィルムの断面図である。
【図3】従来の異方導電性フィルムの製造工程を示す異
方導電性フィルムの断面図である。
【符号の説明】
1、21………金属板 2………中間層 2a、2b………孔開け加工された中間層 3、22………絶縁フィルム 3a,22a………孔開け加工された絶縁フィルム 4………絶縁フィルムの貫通孔 5………中間層の貫通孔 6………後処理された中間層の貫通孔 7、25………バンプ状導通電極 7a、25a………バンプ状導通上部電極 7b、25b………バンプ状導通下部電極 10………貼り合わせ基板 20、30、40、50………加工基板 21a………窪みが形成された金属板 24………窪み

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導
    通電極が形成された異方導電性フィルムにおいて、バン
    プ状の導通電極のいずれか一方の電極先端形状がフラッ
    トな面になっていることを特徴とする異方導電性フィル
    ム。
  2. 【請求項2】絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導
    通電極が形成された異方導電性フィルムにおいて、
    (a)金属板上に中間層を形成し絶縁フィルムを貼り合
    わせる工程、(b)前記金属板上の中間層及び絶縁フィ
    ルムにレーザ加工にて貫通孔を形成する工程、(c)前
    記中間層の貫通孔を前記絶縁フィルムの貫通孔より大き
    くする工程、(d)前記絶縁フィルムの貫通孔両側にバ
    ンプ状の導通電極を形成する工程、(e)前記中間層を
    膨潤・溶解して、バンプ状の導通電極を形成した絶縁フ
    ィルムと金属板とを剥離する工程、を備えたことを特徴
    とする異方導電性フィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】絶縁フィルムの貫通孔両側にバンプ状の導
    通電極が形成された異方導電性フィルムにおいて、
    (A)絶縁フイルムにレーザ加工にて貫通孔を形成する
    工程、(B)金属板上に中間層を形成し、前記貫通孔を
    形成した絶縁フィルムを貼り合わせる工程、(C)前記
    中間層に絶縁フィルムの貫通孔よりも大きい貫通孔を形
    成する工程、(D)前記絶縁フィルムの貫通孔両側にバ
    ンプ状の導通電極を形成する工程、(E)前記中間層を
    膨潤・溶解して、前記バンプ状の導通電極を形成した絶
    縁フィルムと金属板とを剥離する工程、を備えたことを
    特徴とする異方導電性フィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】前記中間層に感光性樹脂を用いたことを特
    徴とする請求項2または3記載の異方導電性フィルムの
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003007430A1 (en) * 2001-07-09 2003-01-23 Tokyo Electron Limited Feed-through manufacturing method and feed-through
TWI623426B (zh) * 2013-03-12 2018-05-11 兆科學公司 用於雷射燒蝕之具有影像加強的微孔載體

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TWI623426B (zh) * 2013-03-12 2018-05-11 兆科學公司 用於雷射燒蝕之具有影像加強的微孔載體

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