JP2003063818A - ハイドロタルサイト類化合物結晶の製造方法 - Google Patents

ハイドロタルサイト類化合物結晶の製造方法

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JP2003063818A JP2001272383A JP2001272383A JP2003063818A JP 2003063818 A JP2003063818 A JP 2003063818A JP 2001272383 A JP2001272383 A JP 2001272383A JP 2001272383 A JP2001272383 A JP 2001272383A JP 2003063818 A JP2003063818 A JP 2003063818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハイドロタルサイト類化合物結晶の製造を行な
うにあたり、優れた物性のハイドロタルサイト類化合物
結晶を工業的に容易に得る製造法を提供する。 【解決の手段】Mg2+、Al3+、OH-及びCO3 2-から
なるハイドロタルサイト類前駆物質を水媒体下、含窒素
化合物、又は含窒素化合物と炭酸イオン供給物質の存在
下で、水熱処理することを特徴とするハイドロタルサイ
ト類化合物結晶の製造方法を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、各種プラスチック
ス、ゴム、特にハロゲン系プラスチックスやハロゲン系
ゴム中の遊離ハロゲンの捕捉、不活性化、そして熱安定
性向上剤として有用なハイドロタルサイト類化合物の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン含有重合体は、加熱成型工程あ
るいは使用時の熱履歴において熱分解反応によるハロゲ
ン化水素ガスが生成する。これが原因で着色したり、あ
るいは機械的物性低下を招く。この遊離ハロゲン化水素
ガスを吸着・固定化し、性能低下を防止する目的でハイ
ドロタルサイト類化合物が重合体に添加される。
【0003】また、ポリエチレンやポリプロピレン等の
非ハロゲン系重合物も重合時に残存した触媒の影響を防
ぐため、ハイドロタルサイト類化合物が添加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハイドロタルサイト類
化合物は、水溶性アルミニウム塩および水溶性マグネシ
ウム塩を、水酸化ナトリウムおよび炭酸ナトリウムと反
応させる合成法(特公昭50−30039号公報、特開
昭60−231416号公報、化学工業,1999年7
月号26巻,514頁)が一般的である。しかし、合成
されるハイドロタルサイト類化合物は、通常、ゲル状物
質として得られ、その結晶化度は極めて低く、粒子は微
細で凝集し、BET比表面積は50m2/g以上を示
し、樹脂中での分散性が悪く、分散不良により品質低下
を起こすため安定剤としての機能を有していない。結晶
化度を高め、分散性を向上させる手段として、合成時の
温度を高くしたり長時間の熟成を行う方法があるが、こ
れら方法でも満足する結晶化度を持つハイドロタルサイ
ト類は得られていない。
【0005】特に重合物の添加剤に求められる結晶物性
は、結晶化度が高く、結晶粒径が充分に発達した単分散
粒子である。このことに対して、特公昭58−4614
6号公報には、BET比表面積が30m2/g以下、よ
り好ましくは15m2/g以下、面指数(hkl)00
3の結晶子径が600オングストローム以上で結晶歪み
が小さく凝集性が極めて低減されたハイドロタルサイト
類化合物が提案されている。ここには、その結晶成長を
図る方法として、一旦合成したハイドロタルサイト類化
合物を再度、水性媒体下にて水熱処理を行う方法が開示
されている。
【0006】水熱処理方法としては、具体的には、20
〜80℃で反応させて得たハイドロタルサイト類化合物
の懸濁液をそのまま直接オートクレーブ中で100〜3
50℃、約300気圧以下の圧力下、0.5時間〜数日
間処理する方法、或いは、反応生成物(ハイドロタルサ
イト類化合物)を、一旦濾過・洗浄した後、水にリパル
プし、オートクレーブにて150〜250℃の温度で約
5時間〜約30時間、水熱処理する方法(特公昭48−
29477号公報、特開平11−292534号公報、
特公昭58−46146号公報)である。
【0007】これら公知の方法による水熱処理で得られ
るハイドロタルサイト類化合物の結晶形状は、電子顕微
鏡(SEM)写真によれば六角板状〜楕円板状であり、
結晶は、水熱処理温度が高く、処理時間の長いほど結晶
化度、即ち結晶子径は増大し、それに比例して結晶粒径
が大きくなり、逆に、BET比表面積は小さくなる。
【0008】添加(安定)剤として、より好ましいハイ
ドロタルサイト類化合物結晶は、BET比表面積が15
2/g以下,結晶子径が600Å以上で、走査型電子
顕微鏡(SEM)での粒子径は0.2〜0.3μm程度
である。この結晶を得る方法として、合成反応スラリー
を直接水熱処理する方法では、結晶化度が不十分なばか
りか、結晶が凝集状態で得られ、樹脂等への添加剤とし
ては不適である。又、水溶媒での水熱処理では、処理温
度200℃,10時間乃至それ以上の高温と長時間を掛
けても、結晶化度および分散性共にまだ不十分であり、
さらには、水熱処理時、スラリー粘度が異常に上昇しク
リーム状化し、それが原因と考えられるスケーリングが
避けられない等の欠点を有することが判った。何れの方
法も、結晶物性面および工業的製造法として十分なもの
といえなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これら従
来法が持つ欠点を克服すべく鋭意検討した結果、M
2+、Al3+、OH-及びCO3 2-からなるハイドロタル
サイト類前駆物質(以下、「HT類前駆物質」と略称す
る。)を水媒体下、含窒素化合物、又は含窒素化合物と
炭酸イオン供給物質の存在下で水熱処理を行うと、比較
的低温度で且つ短時間で成長した。具体的には、結晶子
径700オングストローム以上、BET比表面積10m
2/g以下の単分散ハイドロタルサイト類化合物結晶
が、全くスケーリングすることなく製造できることを見
い出し、本発明に到達した。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の方法に用いられるHT類
前駆物質の合成方法は、基本的には公知の方法、例え
ば、特公昭46−2280号公報、特公昭47−321
98号公報、特公昭50−30039号公報、特公昭5
3−5633号公報、特開昭60−231416号公報
に示される方法により容易に製造できる。具体的には、
Mg塩とAl塩および苛性アルカリと炭酸アルカリを、
水媒体下で反応させて得られる。このときの、Mg塩、
Al塩には、各々のハロゲン化物、硝酸塩、硫酸塩、水
酸化物、塩基性炭酸塩等が、また、苛性アルカリとして
は、苛性ソーダ、苛性カリが、一方の炭酸アルカリに
は、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、炭酸カリウム等を適宜
使用すれば良い。
【0012】反応方法は、水溶媒中でこれら原料塩を添
加混合すれば良く、実施に当たっては回分式、連続式の
いずれの方式も採用でき、特に限定はされない。回分式
で行う場合、操作順序も特に限定はされない。すなわ
ち、金属塩水溶液にアルカリ水溶液を添加する方法、ま
たは、その逆の方法、あるいは両液を同時添加する方法
でも良い。
【0013】反応温度、時間に関しては、反応温度が高
いほど、時間が長いほど結晶化度は高くなるものの、H
T類前駆物質の結晶化度の高低は、以下で説明する水熱
処理において殆ど影響を与えることがないため、特に限
定はされるものでなく、例えば、室温〜100℃、数分
〜数時間の範囲で任意に決めれば良い。
【0014】反応pHは、実質的にハイドロタルサイト
類組成比の反応生成物、すなわちHT類前駆物質を得る
ために適したpHであればよく、通常pH7〜12の範
囲が好適である。
【0015】得られたHT類前駆物質の組成は、ハイド
ロタルサイト類組成比であれば特に限定はされないが、
好適な組成比は、Mg:Al:OH:CO3モル比で4
〜6:2:12〜18:0〜1である。この内、CO3
についてはハイドロタルサイト類化合物を製造する際に
炭酸ガス等の炭酸イオン供給物質を存在させることで供
給されるためHT類前駆物質中に含まれていなくてもよ
い。また、Mgの一部は2価金属(M)に置換されてい
ても良く、その場合、置換されるM/Mgは50モル%
以下が好ましい。2価金属としては、Ca、Zn、C
u、Ni及びFe等が挙げられ、各々のハロゲン化物、
硝酸塩、硫酸塩、水酸化物、塩基性炭酸塩等が使用され
る。このHT類前駆物質は、ハイドロタルサイト類の結
晶構造をとる必要はなく、非晶質であっても良い。さら
には、一部がMg、Al、2価金属の水酸化物ないし塩
基性炭酸塩の状態であっても何ら支障はない。全体とし
て、ハイドロタルサイト類組成比を満足したHT類前駆
物質であれば本発明の遂行に何ら問題はない。
【0016】次に、本発明の骨子となるHT類前駆物質
の水熱処理について述べる。合成反応終了後のHT類前
駆物質は、反応スラリーを直接か、あるいは一旦、固液
分離した濾過ケーク若しくは濾過・水洗浄した洗浄ケー
クを水熱処理に供することができる。特に、洗浄ケーク
を水にリパルプしたスラリーを水熱処理する方法が、結
晶成長アップ、分散性アップ、装置腐食抑制の面で効果
的であり好ましい。
【0017】水熱処理に際しては、HT類前駆物質スラ
リーに、含窒素化合物、又は含窒素化合物と炭酸イオン
供給物質を添加する。含窒素化合物としては、含窒素無
機化合物及び/又は含窒素有機化合物が挙げられる。含
窒素無機化合物として好適なものは、尿素(NH2CO
NH2)、ヒドラジン(NH2・NH2)、アンモニア水
(NH4OH)、アンモニアガス(NH3)、炭酸水素ア
ンモニウム(NH4HCO3)、炭酸アンモニウム((N
42CO3)が使用でき、これらの中から1種以上の
化合物を選択し添加するのが好ましい。含窒素有機化合
物として好適なものは、水溶性のアミン類および塩基性
アミノ酸が挙げられる。例えば、モノエタノールアミ
ン,ジエタノールアミン,トリエタノールアミンおよび
モノ,ジ,トリプロパノールアミン等のアルカノールア
ミン類、エチルアミン,プロピルアミン,イソプロピル
アミン,ブチルアミン,アミルアミン,ヘキシルアミン
等の脂肪族第一アミン類、ジメチルアミン,ジエチルア
ミン,ジプロピルアミン,ジイソプロピルアミン,ジブ
チルアミン,ジアミルアミン等の脂肪族第二アミン類、
トリメチルアミン,トリエチルアミン,トリプロピルア
ミン,トリブチルアミン,トリアミルアミン等の脂肪族
第三アミン類、アリルアミン,ジアリルアミン,トリア
リルアミン等の脂肪族不飽和アミン類、シクロプロピル
アミン,シクロブチルアミン,シクロペンチルアミン,
シクロヘキシルアミン等の脂環式アミン類、アニリン,
メチルアニリン,ジメチルアニリン,エチルアニリン,
ジエチルアニリン,トルイジン,ベンジルアミン等の芳
香族アミン類、エチレンジアミン,ジエチレントリアミ
ン,トリエチレンテトラミン,テトラエチレンペンタミ
ン,ペンタエチレンヘキサミン,ピペラジン,N−アミ
ノエチルピペラジン等のエチレンアミン類やトリエチレ
ンジアミン,1−3プロパンジアミン,1−4ブタンジ
アミン等のジアミン類およびリシン,アルギニン等の塩
基性アミノ酸(ジアミノモノカルボン酸)が使用でき、
これらの中から1種以上の化合物を選択し添加するのが
好ましい。また、含窒素有機化合物と含窒素無機化合物
との併用であっても良い。
【0018】炭酸イオン供給物質としては、炭酸イオン
を供給できる物質であれば特に制限されないが、炭酸ガ
ス、炭酸水、ドライアイス、尿素、炭酸水素アンモニウ
ム、炭酸アンモニウムおよびアミン炭酸塩からなる群よ
り選ばれる1種以上の化合物が好適に使用できる。
【0019】含窒素化合物および炭酸イオン供給物質の
添加は、これら化合物をHT類前駆物質の反応スラリー
に直接添加・溶解する方法、また、HT類前駆物質を濾
過又は濾過洗浄する場合は、HT類前駆物質のケークを
水にリパルプした後にこれら化合物を添加・溶解する
か、あるいはこれら化合物の水溶液にHT類前駆物質の
ケークをリパルプする等の方法があるが何れの方法でも
よい。
【0020】含窒素化合物の濃度は、0.01mol/
L(モル/リットル)以上になるように添加すればよ
い。含窒素化合物濃度が0.01mol/L以上であれ
ば、結晶化度および分散性がよく、スケーリングも現れ
ない。含窒素化合物濃度に上限はないが、必要以上濃度
を高くしても効果はさほど上がらず、薬品代が増えるの
みである。実質的には、0.05〜1.0mol/Lの
範囲が好ましく、特に0.1〜0.5mol/Lの範囲
がより好ましい。
【0021】炭酸イオン濃度も重要である。それは、水
溶液中の炭酸イオン/含窒素化合物モル比が0.5以上
である時、効果は大きく、すなわち、結晶成長は大き
く、分散性は良く、スケーリングはなく、経済的にハイ
ドロタルサイト類化合物結晶が得られる。この炭酸イオ
ン濃度は炭酸ガス又はドライアイス(CO2)添加量で
操作良く制御できる。例えば、含窒素化合物が尿素、炭
酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムの場合、これら
は炭酸イオンの供給物質でもあり、それぞれの物質の炭
酸イオン/含窒素化合物モル比は、0.5〜1.0であ
り、炭酸イオン/含窒素化合物モル比は好ましい0.5
以上である。この場合、さらにCO2を添加する必要は
ないものの、添加して該モル比を上げてもよい。また、
ヒドラジン、アンモニア水、アンモニアガス、水溶性の
アミン類および塩基性アミノ酸の場合は、これら自体に
炭酸イオン供給能はなく、別に炭酸イオン供給物質を添
加するのが好ましい。添加した炭酸イオン供給物質は、
単に溶解した状態、あるいは炭酸ガスとして一部が気相
に存在した状態であっても良い。又、水溶液中でイオン
化(CO3 2-,HCO3 -)して、その一部がハイドロタ
ルサイト類化合物に移行した状態であっても良い。本明
細書においては、CO3 2-、HCO3 -及びCO2の合計量
を炭酸イオンの量と定義する。この炭酸イオン/含窒素
化合物モル比は0.2以上が好ましいが、ただ必要以上
増大しても効果のアップはそれ程大きくなく、モル比と
しては、0.2〜7.0がより好ましく、さらに0.5
〜5.0が好ましい範囲である。CO2ガスの添加は、
スラリーをオートクレーブに仕込んだ後に行うのが操作
的に簡単である。
【0022】水熱処理に供するスラリー濃度に限定はな
いが、攪拌流動状態から20%以下、特に6〜15%が
好ましい。
【0023】オートクレーブへの仕込が終了したら、充
分なる攪拌のもと水熱処理に入る。水熱処理の温度、時
間は、特に限定されるものではなく、結晶をどこまで成
長させるかで適宜選択すればよい。結晶成長に対しては
温度の効果がより顕著に現れるが、通常、120〜25
0℃、1〜10時間の範囲で任意に選択でき、より好ま
しくは150〜200℃、2〜7時間である。過度に低
温度、短時間の処理では充分な効果が得難く、また、高
温度、長時間の処理は、より一層の向上が期待できるわ
けではなく、装置的制約、生産性に対し不利になるのみ
で好ましくない。水熱処理が終了した後は、固液分離
し、洗浄脱水後乾燥すれば、本発明のハイドロタルサイ
ト類化合物結晶が得られる。
【0024】
【実施例】以下、実施例により、本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により何ら制限を受ける
のもではない。尚、以下に示す%は特に示さない限り重
量に基づく。
【0025】比較例1、実施例1〜4 MgCl2・6H2O(純度98%)103.7g、Al
Cl3・6H2O(純度97%)62.2gを溶解した水
溶液400gと、NaOH(純度98.4%)61.0
gおよびNa2CO3(純度99.5%)13.32gを
溶解したアルカリ水溶液500gを、1Lの反応容器
に、常温で攪拌下30分かけて同時添加した。30分間
攪拌した後のスラリーpHは9.2であった。濾過、洗
浄・脱水してHT類前駆物質ケーク251g(固形分2
3.3%)を得た。得られたHT類前駆物質をX線回折
により測定したところハイドロタルサイト類化合物であ
った。面指数(hkl)003の結晶子径は45オング
ストローム、BET比表面積128m2/g、平均粒子
径D50(マイクロトラック分析計)は5.8μmの凝集
微細粒子であった。
【0026】このHT前駆物質ケーク35.8g(固形
分23.3%)を、以下の表1に示すように、水(比較
例)および1%濃度のヒドラジン、尿素、炭酸アンモニ
ウム、炭酸水素アンモニウムの各水溶液(実施例)にリ
パルプした各スラリー110gを、200mlのオート
クレーブに仕込み、炭酸ガスを無添加(比較例)若しく
は所定量添加(実施例)し、攪拌下、180℃で5時間
水熱処理を行った。冷却し、濾過、洗浄・脱水の後に乾
燥して得た水熱結晶の物性は以下の通りであった。
【0027】
【表1】 表1より、実施例1〜4のように、HT類前駆物質を、
含窒素無機化合物及び炭酸イオン供給物質の所定量の存
在下で水熱処理することで、得られる結晶はBET比表
面積が10m2/g以下となり、また、スケールも発生
することがなかった。これに対し、比較例1のように、
含窒素無機化合物、炭酸イオン供給物質を水熱処理の際
に添加しないとBET比表面積も大きなものとなってし
まったと共にスケールも発生してしまった。
【0028】実施例5 MgCl2・6H2O(純度98%)36.3g、AlC
3・6H2O(純度97%)24.9gおよびZnCl
2(純度99%)3.44gを溶解した水溶液140g
と、NaOH(純度98.4%)24.4gおよびNa
2CO3(純度99.5%)5.33gを溶解したアルカ
リ水溶液175gを、500mLの反応容器に、常温、
攪拌下30分かけて同時添加した。30分間攪拌した後
のスラリーpHは9.35であった。濾過、洗浄・脱水
してHT類前駆物質ケーク97.8g(固形分25.5
%)を得た。得られたHT類前駆物質をX線回折により
測定したところハイドロタルサイト類化合物であった。
hkl003結晶子径は46オングストローム、BET
比表面積146m2/g、平均粒子径D50は5.5μm
の凝集微細粒子であった。
【0029】このHT前駆物質ケーク(固形分25.5
%)35.3gを水にリパルプしたスラリー110gを
200mlオートクレーブに仕込み、次いで、28%N
3水を1.5g、炭酸ガスを2.2g添加し、攪拌
下、180℃で5時間水熱処理を行った。冷却し、濾
過、洗浄・脱水の後に乾燥した。得られた水熱結晶の物
性は、hkl003結晶子径703オングストローム、
平均粒子径D500.90μm、BET比表面積10m2
/gであった。また、スケーリングは起きなかった。
【0030】比較例2、実施例6 1Lの反応容器に、MgCl2水溶液とNaOH水溶液
を反応させて調製したMg(OH)2スラリー(MgO
換算8.74%)300gに、AlCl3水溶液(Al2
CO3換算濃度5.10%)325gを30分かけて添
加(室温)後、次いで混合アルカリ液(24.7%Na
OH+16.4%Na2CO3)361gを30分かけて
添加した。反応終了後のスラリーpHは10.2であっ
た。濾別、洗浄・脱水しHT類前駆物質ケーク316g
(8.16%MgO、5.12%Al23)を得た。
【0031】得られたHT類前駆物質をX線回折により
測定したところ、ハイドロタルサイト類化合物と水酸化
マグネシウムが検出された。尚、BET比表面積は70
2/gであった。
【0032】このHT前駆物質ケーク37.4gを、以
下の表1に示すように、水(比較例2)及び1%NH4
HCO3(実施例6)水溶液に各々リパルプしスラリー
110gを得た。該スラリーを200mlオートクレー
ブに仕込み、1%NH4HCO3水溶液(実施例6)のみ
炭酸ガスを0.013モル添加した後、それぞれ180
℃で5時間水熱処理(攪拌下)を行った。冷却し、濾
過、洗浄・脱水の後に乾燥して得た水熱結晶の物性は以
下の通りであった。X線回折では、比較例2はハイドロ
タルサイト類化合物とγ−AlOOHを検出、また、実
施例6では、ハイドロタルサイト類化合物のみ検出され
た。
【0033】
【表2】 表2より、実施例6のように、HT類前駆物質を含窒素
無機化合物、炭酸イオン供給物質の存在下で水熱処理す
ることで、得られる結晶はBET比表面積が10m2
g以下となり、また、スケールも発生することがなかっ
た。これに対し、比較例2のように、含窒素無機化合
物、炭酸イオン供給物質を水熱処理の際に添加しないと
結晶子径が小さく、平均粒子径及びBET比表面積とも
大きなものとなってしまったとともに、不純物であるγ
−AlOOHも生じてしまった。
【0034】比較例3,実施例7〜10 MgCl2・6H2O(純度98%)103.7g、Al
2(SO43・18H2O(純度99%)84.1gを溶
解した水溶液400gと、NaOH(純度98.4%)
64.0gおよびNa2CO3(純度99.5%)13.
32gを溶解したアルカリ水溶液500gを、1Lの反
応容器に、常温で攪拌下30分かけて同時添加した。3
0分間攪拌した後のスラリーpHは10.3であった。
濾別、水洗浄・脱水しHT類前駆物質256g(固形分
22.8%)を得た。得られたHT類前駆物質をX線回
折により測定したところハイドロタルサイト類化合物で
あった。面指数(hkl)003の結晶子径は47オン
グストローム,BET比表面積120m2/g,平均粒
子径D50(マイクロトラック分析計)は5.7μmの凝
集微細粒子であった。
【0035】このHT類前駆物質36.4g(固形分2
2.8%)を、以下の表3に示すように、水(比較例)
および1%濃度のモノエタノールアミン(MEA),エ
チレンジアミン(EDA),トリエチレンジアミン(T
EDA),L−リシン(Lys)の各水溶液(実施例)
にリパルプしたスラリー110gを、200mlのオー
トクレーブに仕込み、炭酸ガスを無添加(比較例)若し
くは0.013モル添加(実施例)し、攪拌下、180
℃で5時間水熱処理を行った。冷却し、固液分離,水洗
浄・脱水の後、乾燥して得た水熱結晶の物性は以下の通
りであった。
【0036】
【表3】 表3より、実施例7〜10のように、HT前駆物質を、
含窒素有機化合物(アミンおよび塩基性アミノ酸)及び
炭酸ガスの所定量の存在下で水熱処理することで、得ら
れる結晶はBET比表面積が10m2/g以下となり、
また、スケールも発生することがなかった。
【0037】これに対し、比較例3のように、炭酸ガス
無添加で水のみで水熱処理すると、BET比表面積は大
きくなったばかりか、スケールも発生してしまった。
【0038】実施例11 MgCl2・6H2O(純度98%)36.3g、AlC
3・6H2O(純度97%)24.9gおよびZnCl
2(純度99%)3.44gを溶解した水溶液140g
と、NaOH(純度98.4%)24.4gおよびNa
2CO3(純度99.5%)5.33gを溶解したアルカ
リ水溶液175gを、500mLの反応容器に、常温,
攪拌下30分かけて同時添加した。30分間攪拌した後
のスラリーpHは9.90であった。濾別、水洗浄・脱
水しHT類前駆物質97.8g(固形分25.5%)を
得た。得られたHT類前駆物質をX線回折により測定した
ところ、ハイドロタルサイト類化合物であった。hkl
003結晶子径は46オングストローム,BET比表面
積146m2/g,平均粒子径D50は5.5μmの凝集
微細粒子であった。
【0039】このHT類前駆物質ケーク35.3gを、
水にリパルプしたスラリー110gを200mlオート
クレーブに仕込み、次いで、EDAを1.0g,炭酸ガ
スを0.6g添加し、攪拌下、180℃で5時間水熱処
理を行った。冷却し、固液分離,水洗浄・脱水の後、乾
燥して得た水熱結晶の物性は、hkl003結晶子径7
15Å,平均粒子径D500.88μm,BET比表面積
9.8m2/gであった。又、スケーリングは起きなか
った。
【0040】比較例4,実施例12 1Lの反応容器に水酸化マグネシウムスラリー(MgO
換算8.74%,BET37m2/g)300gを張り
込み、攪拌下、AlCl3水溶液(Al23換算濃度
5.10%)325gを30分かけて添加(室温)後、
次いで混合アルカリ液(NaOH24.7%+16.4
%Na2CO3)361gを30分かけて添加した。反応
終了後のスラリーpHは9.3であった。濾別、水洗浄
・脱水しHT類前駆物質316g(MgO8.16%,
Al235.12%)を得た。得られたHT類前駆物質
は、X線回折により測定したところ、ハイドロタルサイ
ト類化合物と水酸化マグネシウムが検出された。尚、B
ET比表面積は70m2/gであった。
【0041】このHT類前駆物質37.4gを水(比較
例4)及び1%TEA(実施例12)水溶液に各々リパ
ルプしスラリー110gを得た。該スラリーを200m
lオートクレーブに仕込み、1%TEA水溶液(実施例
12)のみ炭酸ガスを0.013モル添加した後、それ
ぞれ180℃で5時間水熱処理(攪拌下)を行った。冷
却し、固液分離,水洗浄・脱水の後、乾燥して得た水熱
結晶の物性は以下の通りであった。X線回折では、比較
例4はハイドロタルサイト類化合物とγ−AlOOHを
検出、又、実施例12では、ハイドロタルサイト類化合
物のみ検出された。
【0042】
【表4】 表4より、実施例12のように、HT前駆物質を、含窒
素有機化合物(アミン)及び炭酸ガスの存在下で水熱処
理することで、得られる結晶はBET比表面積が10m
2/g程度となり、また、スケールも発生することがな
かった。これに対し、比較例4のように、炭酸ガス無添
加で水のみで水熱処理すると、粒子が強く凝集した状態
で、かつ、BET比表面積の大きいHT結晶が得られ
た。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば高
分散性の結晶化度の高い成長したハイドロタルサイト類
化合物結晶が、スケーリングすることもなく、容易に、
且つ工業的に製造することができる。そして、各種プラ
スチックス、ゴム中のハロゲンの捕捉、不活性化に、あ
るいはポリ塩化ビニル樹脂の熱安定剤等として有用なハ
イドロタルサイト類化合物を提供することができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Mg2+、Al3+、OH-及びCO3 2-からな
    るハイドロタルサイト類前駆物質を水媒体下、含窒素化
    合物、又は含窒素化合物と炭酸イオン供給物質の存在下
    で、水熱処理することを特徴とするハイドロタルサイト
    類化合物結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】ハイドロタルサイト類前駆物質が、Mg塩
    とAl塩および苛性アルカリと炭酸アルカリを、水媒体
    下で反応させて得られたハイドロタルサイト類化合物で
    ある請求項1に記載のハイドロタルサイト類化合物結晶
    の製造方法。
  3. 【請求項3】ハイドロタルサイト類前駆物質が、請求項
    2記載のハイドロタルサイト類化合物の濾過ケーク又は
    洗浄ケークであるハイドロタルサイト類化合物結晶の製
    造方法。
  4. 【請求項4】Mg塩が、MgCl2、MgSO4、Mg
    (NO32、Mg(OH)2、MgCO3及び塩基性炭酸
    マグネシウムからなる群より選ばれる1種以上の化合物
    であり、かつ、Al塩が、AlCl3、Al2(S
    43、Al(NO33、Al(OH)3及びアルミン
    酸ソーダからなる群より選ばれる1種以上の化合物であ
    る請求項1〜3のいずれかに記載のハイドロタルサイト
    類化合物結晶の製造方法。
  5. 【請求項5】含窒素化合物が含窒素無機化合物及び/又
    は含窒素有機化合物である請求項1〜4のいずれかに記
    載のハイドロタルサイト類化合物結晶の製造方法。
  6. 【請求項6】含窒素無機化合物が、アンモニア水、アン
    モニアガス、ヒドラジン、尿素、炭酸水素アンモニウム
    及び炭酸アンモニウムからなる群より選ばれる1種以上
    の化合物である請求項5に記載のハイドロタルサイト類
    化合物結晶の製造方法。
  7. 【請求項7】含窒素有機化合物が、水溶性のアミン類お
    よび塩基性アミノ酸からなる群より選ばれる1種以上の
    化合物である請求項5に記載のハイドロタルサイト類化
    合物結晶の製造方法。
  8. 【請求項8】炭酸イオン供給物質が、炭酸ガス、炭酸
    水,ドライアイス、尿素、炭酸水素アンモニウム,炭酸
    アンモニウムおよびアミン炭酸塩からなる群より選ばれ
    る1種以上の化合物である請求項1〜7のいずれかに記
    載のハイドロタルサイト類化合物結晶の製造方法。
  9. 【請求項9】含窒素化合物に対する炭酸イオン供給物質
    のモル比が0.5以上である請求項1〜8のいずれかに
    記載のハイドロタルサイト類化合物結晶の製造方法。
  10. 【請求項10】Mgの一部が、Ca、Zn、Cu、Ni
    及びFeの2価金属からなる群より選ばれる1種以上で
    置換されている請求項1〜9のいずれかに記載のハイド
    ロタルサイト類化合物結晶の製造方法。
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